JP2001268922A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 三相PWMインバータ出力に発生するコモン
モード電圧および漏れ電流を抑制する。 【解決手段】 パルス幅変調によって可変電圧可変周波
数の電圧を出力する三相PWMインバータと電動機との
間に直列に接続したコモンモードリアクトル2とを備え
た電力変換装置において、コモンモードリアクトル2と
同一鉄心上に巻かれた第4巻線9と、一端が前記三相P
WMインバータ出力に接続され、中性点である他端N1
が、前記第4巻線9の一端に接続され星形結線されたイ
ンダクタ3と前記第4巻線9の他端を前記コンバータ出
力電圧を二等分した前記中性点N2またコンバータ出力
の正側また負側のいずれかに接続したものである。
モード電圧および漏れ電流を抑制する。 【解決手段】 パルス幅変調によって可変電圧可変周波
数の電圧を出力する三相PWMインバータと電動機との
間に直列に接続したコモンモードリアクトル2とを備え
た電力変換装置において、コモンモードリアクトル2と
同一鉄心上に巻かれた第4巻線9と、一端が前記三相P
WMインバータ出力に接続され、中性点である他端N1
が、前記第4巻線9の一端に接続され星形結線されたイ
ンダクタ3と前記第4巻線9の他端を前記コンバータ出
力電圧を二等分した前記中性点N2またコンバータ出力
の正側また負側のいずれかに接続したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電圧を可変電
圧可変周波数の電圧に変換する電力変換装置に関する。
圧可変周波数の電圧に変換する電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電圧形PWMインバータにおいては、イ
ンバータの出力側にはコモンモード電圧が発生する。こ
のコモンモード電圧は、高周波漏れ電流やインバータで
電動機を駆動する際に発生する電動機の軸電圧、軸電流
の原因となる。また、前記高周波漏れ電流は、伝導ノイ
ズとなり、雑音端子電圧の主要因となる。これらインバ
ータ出力に発生するコモンモード電圧による問題を解決
するため、次のような方法が提案されている。特開平1
1−196565に示されている例では、インバータの
出力に挿入するコモンモードリアクトルと、インバータ
の直流母線に挿入したコンデンサからなるフィルタ回路
を構成し、前記コモンモードリアクトルとコンデンサの
接続は、インバータ出力の中性点電圧検出用トランスを
介して行っている。この例の場合、コモンモードリアク
トルとインバータの直流母線に挿入したコンデンサでL
Cローパスフィルタを構成している。仮にこのローパス
フィルタで、インバータのキャリア周波数成分に対して
の利得を低くするような場合、インバータの出力周波数
と、キャリア周波数の中間にフィルタカットオフ周波数
を設定する必要がある。しかし、大容量インバータなど
の、キャリア周波数が低い(高くとれない)インバータ
の場合、インバータ出力周波数と、キャリア周波数が十
分離れていないために、これらの中間にカットオフ周波
数を持ってきても、キャリア周波数成分の利得が低くな
らず、フィルタ効果が薄れる。また、仮にこのローパス
フィルタで、インバータの出力電圧パルスまたは中性点
電圧パルスのdv/dtを抑制するような場合は、LC
による振動抑制のためのダンピング抵抗がなければ、逆
にコモンモード電圧が高くなるような場合もある。ま
た、特開平9−233854に示されている例では、イ
ンバータの出力にコンデンサでインバータ出力電圧の中
性点電圧検出回路を構成し、このコンデンサの中性点に
発生する電圧を、補償変圧器の一次巻線と二次巻線とで
分圧する構成とし、負荷側の高周波漏れ電流を低減させ
る構成となっている。この場合、インバータの直流中性
点から見たインバータ出力の中性点電圧は補償変圧器の
一次巻線と二次巻線の直列接続したものに架かり、一次
巻線と二次巻線で分圧され、負荷側にこのうち一次巻線
に発生するのと同等のコモンモード電圧がかかるので、
その分のコモンモード電圧による漏れ電流は流れるし、
インバータ出力がコンデンサと補償変圧器の巻線を介し
て接地されているため、その経路を介して流れる漏れ電
流も回避できない。
ンバータの出力側にはコモンモード電圧が発生する。こ
のコモンモード電圧は、高周波漏れ電流やインバータで
電動機を駆動する際に発生する電動機の軸電圧、軸電流
の原因となる。また、前記高周波漏れ電流は、伝導ノイ
ズとなり、雑音端子電圧の主要因となる。これらインバ
ータ出力に発生するコモンモード電圧による問題を解決
するため、次のような方法が提案されている。特開平1
1−196565に示されている例では、インバータの
出力に挿入するコモンモードリアクトルと、インバータ
の直流母線に挿入したコンデンサからなるフィルタ回路
を構成し、前記コモンモードリアクトルとコンデンサの
接続は、インバータ出力の中性点電圧検出用トランスを
介して行っている。この例の場合、コモンモードリアク
トルとインバータの直流母線に挿入したコンデンサでL
Cローパスフィルタを構成している。仮にこのローパス
フィルタで、インバータのキャリア周波数成分に対して
の利得を低くするような場合、インバータの出力周波数
と、キャリア周波数の中間にフィルタカットオフ周波数
を設定する必要がある。しかし、大容量インバータなど
の、キャリア周波数が低い(高くとれない)インバータ
の場合、インバータ出力周波数と、キャリア周波数が十
分離れていないために、これらの中間にカットオフ周波
数を持ってきても、キャリア周波数成分の利得が低くな
らず、フィルタ効果が薄れる。また、仮にこのローパス
フィルタで、インバータの出力電圧パルスまたは中性点
電圧パルスのdv/dtを抑制するような場合は、LC
による振動抑制のためのダンピング抵抗がなければ、逆
にコモンモード電圧が高くなるような場合もある。ま
た、特開平9−233854に示されている例では、イ
ンバータの出力にコンデンサでインバータ出力電圧の中
性点電圧検出回路を構成し、このコンデンサの中性点に
発生する電圧を、補償変圧器の一次巻線と二次巻線とで
分圧する構成とし、負荷側の高周波漏れ電流を低減させ
る構成となっている。この場合、インバータの直流中性
点から見たインバータ出力の中性点電圧は補償変圧器の
一次巻線と二次巻線の直列接続したものに架かり、一次
巻線と二次巻線で分圧され、負荷側にこのうち一次巻線
に発生するのと同等のコモンモード電圧がかかるので、
その分のコモンモード電圧による漏れ電流は流れるし、
インバータ出力がコンデンサと補償変圧器の巻線を介し
て接地されているため、その経路を介して流れる漏れ電
流も回避できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、三相P
WMインバータ出力に発生するコモンモード電圧および
漏れ電流を抑制する従来方法では、インバータのキャリ
ア周波数による制限や、漏れ電流低減効果が充分でない
などの問題があった。本発明の目的は、上記問題を解決
する電力変換装置を提供することである。
WMインバータ出力に発生するコモンモード電圧および
漏れ電流を抑制する従来方法では、インバータのキャリ
ア周波数による制限や、漏れ電流低減効果が充分でない
などの問題があった。本発明の目的は、上記問題を解決
する電力変換装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、交流を直流に変換するコンバー
タ部とコンバータ部出力電圧を二等分した中性点とパル
ス幅変調によって可変電圧可変周波数の電圧を出力する
三相PWMインバータと電動機との間に直列に接続した
コモンモードリアクトルとを備えた電力変換装置におい
て、前記コモンモードリアクトルと同一鉄心上に巻かれ
た第4巻線と、一端が前記三相PWMインバータ出力に
接続され、中性点である他端が、前記第4巻線の一端に
接続された星形結線されたインダクタと、前記第4巻線
の他端を前記コンバータ出力電圧を二等分した前記中性
点またはコンバータ出力の正側または負側のいずれかに
接続したものである。また請求項2記載の発明は、前記
インダクタに直列接続した低周波カットオフコンデンサ
を備えたものである。また請求項3記載の発明は、前記
低周波カットオフコンデンサが低周波成分電圧を分担
し、前記インダクタが前記三相PWMインバータのキャ
リア周波数成分の電圧を分担するように各々の定数を選
定したものであるまた請求項4記載の発明は、前記第4
巻線の他端と前記コンバータ出力電圧側である直流母線
との間に挿入されたフィルタコンデンサと、前記第4巻
線の両端に接続されるダンピング抵抗とを備えたもので
ある。また請求項5記載の発明は、前記インダクタが3
相リアクトルまたは3相変圧器としたものである。
請求項1記載の発明は、交流を直流に変換するコンバー
タ部とコンバータ部出力電圧を二等分した中性点とパル
ス幅変調によって可変電圧可変周波数の電圧を出力する
三相PWMインバータと電動機との間に直列に接続した
コモンモードリアクトルとを備えた電力変換装置におい
て、前記コモンモードリアクトルと同一鉄心上に巻かれ
た第4巻線と、一端が前記三相PWMインバータ出力に
接続され、中性点である他端が、前記第4巻線の一端に
接続された星形結線されたインダクタと、前記第4巻線
の他端を前記コンバータ出力電圧を二等分した前記中性
点またはコンバータ出力の正側または負側のいずれかに
接続したものである。また請求項2記載の発明は、前記
インダクタに直列接続した低周波カットオフコンデンサ
を備えたものである。また請求項3記載の発明は、前記
低周波カットオフコンデンサが低周波成分電圧を分担
し、前記インダクタが前記三相PWMインバータのキャ
リア周波数成分の電圧を分担するように各々の定数を選
定したものであるまた請求項4記載の発明は、前記第4
巻線の他端と前記コンバータ出力電圧側である直流母線
との間に挿入されたフィルタコンデンサと、前記第4巻
線の両端に接続されるダンピング抵抗とを備えたもので
ある。また請求項5記載の発明は、前記インダクタが3
相リアクトルまたは3相変圧器としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。なお、同一名称には同一符号を付し、重
複説明を省略する。図1は、本発明の第1実施例の構成
図である。図において、1は三相PWMインバータ、2
は第4巻線を持つコモンモードリアクトル、この第4巻
線は他の3巻線と同一鉄心で同じ巻数からなる巻線であ
る。3はインバータ出力の中性点電圧検出用の3つのイ
ンダクタ、4はインバータの直流母線電圧を模式的に表
したもの、5はインバータの負荷である電動機である。
N2は三相PWMインバータ1内の直流母線電圧を2分
する中性点である。まず、三相PWMインバータ1の出
力に、コモンモードリアクトル2を設ける。コモンモー
ドリアクトル2のメインの3巻線の一端は、インバータ
出力端子に接続される。コモンモードリアクトル2のメ
インの3巻線の他端は、モータケーブル等を介して電動
機5に接続される。また、三相PWMインバータ1の出
力とコモンモードリアクトル2の間で、インバータ出力
の中性点電圧検出用の3つのインダクタを各相に接続
し、3つのインダクタの反対側は星形結線の中性点N1
とする。この中性点を、コモンモードリアクトル2の第
4巻線の一端に接続し、第4巻線の他端を、前記コンバ
ータ出力電圧を二等分した中性点N2またはコンバーア
出力側である直流母線電圧の正側または負側のいずれか
に接続する。コモンモードリアクトル2の第4巻線に発
生するコモンモード電圧と3つのインダクタ3を星形結
線した中性点に発生するコモンモード電圧を逆相で足し
合わせることによって、コモンモード電圧を相殺させ
る。
いて説明する。なお、同一名称には同一符号を付し、重
複説明を省略する。図1は、本発明の第1実施例の構成
図である。図において、1は三相PWMインバータ、2
は第4巻線を持つコモンモードリアクトル、この第4巻
線は他の3巻線と同一鉄心で同じ巻数からなる巻線であ
る。3はインバータ出力の中性点電圧検出用の3つのイ
ンダクタ、4はインバータの直流母線電圧を模式的に表
したもの、5はインバータの負荷である電動機である。
N2は三相PWMインバータ1内の直流母線電圧を2分
する中性点である。まず、三相PWMインバータ1の出
力に、コモンモードリアクトル2を設ける。コモンモー
ドリアクトル2のメインの3巻線の一端は、インバータ
出力端子に接続される。コモンモードリアクトル2のメ
インの3巻線の他端は、モータケーブル等を介して電動
機5に接続される。また、三相PWMインバータ1の出
力とコモンモードリアクトル2の間で、インバータ出力
の中性点電圧検出用の3つのインダクタを各相に接続
し、3つのインダクタの反対側は星形結線の中性点N1
とする。この中性点を、コモンモードリアクトル2の第
4巻線の一端に接続し、第4巻線の他端を、前記コンバ
ータ出力電圧を二等分した中性点N2またはコンバーア
出力側である直流母線電圧の正側または負側のいずれか
に接続する。コモンモードリアクトル2の第4巻線に発
生するコモンモード電圧と3つのインダクタ3を星形結
線した中性点に発生するコモンモード電圧を逆相で足し
合わせることによって、コモンモード電圧を相殺させ
る。
【0006】図2に、図1で示した本発明の実機による
実験結果を示す。図2(a)はコモンモード電圧、図2
(b)はコモンモード電流である。これらの結果によ
り、コモンモード電圧は打ち消され、コモンモード電流
が効果的に低減できていることがわかる。
実験結果を示す。図2(a)はコモンモード電圧、図2
(b)はコモンモード電流である。これらの結果によ
り、コモンモード電圧は打ち消され、コモンモード電流
が効果的に低減できていることがわかる。
【0007】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第2の実施形態であり、図1
に6、7、8を追加している。6はコモンモードリアク
トル2の第4巻線に直列に挿入したコンデンサ、7はダ
ンピング抵抗、8はインバータ出力の中性点電圧検出用
の3つのインダクタ3に直列に挿入した低周波カットオ
フコンデンサである。コモンモードリアクトル2の第4
巻線と、それに直列に挿入するコンデンサ6によって、
コモンモード電圧のエッジに対してフィルタをかける。
これによって、コモンモード電圧のエッジだけを緩やか
にすることができる。コモンモードリアクトル2の第4
巻線のインダクタンスと、直列に挿入したコンデンサ6
のキャパシタンスによる振動をダンピングするためにコ
モンモードリアクトルの第4巻線に並列にダンピング抵
抗7を追加している。また、中性点検出用の3つのイン
ダクタ3の小型化と、直流電流の防止を図るため、低周
波カットオフコンデンサ8を3つのインダクタそれぞれ
に直列に接続する。上記2つの発明において、インバー
タ出力の中性点電圧検出用の3つのインダクタ3は、3
相リアクトルや3相変圧器で代用できる。図4に、図3
で示した本発明の実記による実験結果を示す。図4
(a)はコモンモード電圧、図4(b)はコモンモード
電流である。これらの結果により、コモンモード電圧の
エッジは緩やかになり、コモンモード電流が効果的に低
減できていることがわかる。
明する。図3は、本発明の第2の実施形態であり、図1
に6、7、8を追加している。6はコモンモードリアク
トル2の第4巻線に直列に挿入したコンデンサ、7はダ
ンピング抵抗、8はインバータ出力の中性点電圧検出用
の3つのインダクタ3に直列に挿入した低周波カットオ
フコンデンサである。コモンモードリアクトル2の第4
巻線と、それに直列に挿入するコンデンサ6によって、
コモンモード電圧のエッジに対してフィルタをかける。
これによって、コモンモード電圧のエッジだけを緩やか
にすることができる。コモンモードリアクトル2の第4
巻線のインダクタンスと、直列に挿入したコンデンサ6
のキャパシタンスによる振動をダンピングするためにコ
モンモードリアクトルの第4巻線に並列にダンピング抵
抗7を追加している。また、中性点検出用の3つのイン
ダクタ3の小型化と、直流電流の防止を図るため、低周
波カットオフコンデンサ8を3つのインダクタそれぞれ
に直列に接続する。上記2つの発明において、インバー
タ出力の中性点電圧検出用の3つのインダクタ3は、3
相リアクトルや3相変圧器で代用できる。図4に、図3
で示した本発明の実記による実験結果を示す。図4
(a)はコモンモード電圧、図4(b)はコモンモード
電流である。これらの結果により、コモンモード電圧の
エッジは緩やかになり、コモンモード電流が効果的に低
減できていることがわかる。
【0008】本発明の作用を次に説明する。3相インバ
ータの出力に、第4巻線を持つコモンモードリアクトル
を設けたので、この第4巻線にはメインの3相電圧を足
し合わせた電圧、つまりコモンモード電圧が発生する。
またインバータ出力には、インバータ出力の中性点電圧
を検出するための3つのインダクタを設け、この3つの
インダクタを星形結線した中性点には、インバータ出力
の中性点電圧が発生する。3つのインダクタの中性点
を、コモンモードリアクトルの第4巻線を介してインバ
ータ直流母線の中性点に接続することで、コモンモード
リアクトルの第4巻線に発生するコモンモード電圧と、
3つの中性点電圧検出のインダクタの星形結線の中性点
に発生する中性点電圧を逆印加して相殺させる。ここ
で、コモンモード電圧と中性点電圧は、逆相で同じ振
幅、同じパターンのものとなる。本発明の特徴は、この
ようにインバータ出力に発生するコモンモード電圧を、
打ち消す方法であるため、従来技術のフィルタ回路のよ
うに、インバータのキャリア周波数によってフィルタ効
果を左右されるようなことは無い。
ータの出力に、第4巻線を持つコモンモードリアクトル
を設けたので、この第4巻線にはメインの3相電圧を足
し合わせた電圧、つまりコモンモード電圧が発生する。
またインバータ出力には、インバータ出力の中性点電圧
を検出するための3つのインダクタを設け、この3つの
インダクタを星形結線した中性点には、インバータ出力
の中性点電圧が発生する。3つのインダクタの中性点
を、コモンモードリアクトルの第4巻線を介してインバ
ータ直流母線の中性点に接続することで、コモンモード
リアクトルの第4巻線に発生するコモンモード電圧と、
3つの中性点電圧検出のインダクタの星形結線の中性点
に発生する中性点電圧を逆印加して相殺させる。ここ
で、コモンモード電圧と中性点電圧は、逆相で同じ振
幅、同じパターンのものとなる。本発明の特徴は、この
ようにインバータ出力に発生するコモンモード電圧を、
打ち消す方法であるため、従来技術のフィルタ回路のよ
うに、インバータのキャリア周波数によってフィルタ効
果を左右されるようなことは無い。
【0009】次に、第2実施例の作用を説明する。コモ
ンモード電流は、インバータ出力に発生するコモンモー
ド電圧の急峻なエッジで流れるので、このエッジをなま
らせることによって、コモンモード電流を低減する方法
である。まず、インバータ出力に設ける第4巻線を持つ
コモンモードリアクトルの第4巻線に直列にコンデンサ
を挿入して、コモンモード電圧のエッジに対してフィル
タをかける。これによって、コモンモード電圧のエッジ
だけを緩やかにすることができる。第4巻線のインダク
タンスと、直列に挿入したコンデンサのキャパシタンス
による振動をダンピングするためにコモンモードリアク
トルの第4巻線に並列に抵抗を追加する。また、中性点
検出用の3つのインダクタの小型化と、直流電流の防止
を図るため、低周波カットオフコンデンサを3つのイン
ダクタそれぞれに直列に接続する。ここでは、前記低周
波カットオフコンデンサが低周波成分の電圧を、インダ
クタがインバータのキャリア周波数成分の電圧を分担す
るようにインダクタンスとキャパシタンスの定数をを選
定する。つまり、LC共振周波数をインバータのキャリ
ア周波数と出力周波数の中間に来るように設定する。こ
のことで、インダクタはキャリア周波数成分だけを受け
持てば良く、小型化が可能である。この共振周波数の設
定そのものが、従来技術のようにフィルタ効果を左右す
るものではなく、あくまで、インバータ出力の中性点電
圧検出に関わるものである。上記2つの発明において、
インバータ出力の中性点電圧検出用の3つのインダクタ
は、3相リアクトルや3相変圧器で代用できる。
ンモード電流は、インバータ出力に発生するコモンモー
ド電圧の急峻なエッジで流れるので、このエッジをなま
らせることによって、コモンモード電流を低減する方法
である。まず、インバータ出力に設ける第4巻線を持つ
コモンモードリアクトルの第4巻線に直列にコンデンサ
を挿入して、コモンモード電圧のエッジに対してフィル
タをかける。これによって、コモンモード電圧のエッジ
だけを緩やかにすることができる。第4巻線のインダク
タンスと、直列に挿入したコンデンサのキャパシタンス
による振動をダンピングするためにコモンモードリアク
トルの第4巻線に並列に抵抗を追加する。また、中性点
検出用の3つのインダクタの小型化と、直流電流の防止
を図るため、低周波カットオフコンデンサを3つのイン
ダクタそれぞれに直列に接続する。ここでは、前記低周
波カットオフコンデンサが低周波成分の電圧を、インダ
クタがインバータのキャリア周波数成分の電圧を分担す
るようにインダクタンスとキャパシタンスの定数をを選
定する。つまり、LC共振周波数をインバータのキャリ
ア周波数と出力周波数の中間に来るように設定する。こ
のことで、インダクタはキャリア周波数成分だけを受け
持てば良く、小型化が可能である。この共振周波数の設
定そのものが、従来技術のようにフィルタ効果を左右す
るものではなく、あくまで、インバータ出力の中性点電
圧検出に関わるものである。上記2つの発明において、
インバータ出力の中性点電圧検出用の3つのインダクタ
は、3相リアクトルや3相変圧器で代用できる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、電圧形PWMイン
バータにおいては、インバータの出力側にはコモンモー
ド電圧が発生し、このコモンモード電圧は、高周波漏れ
電流やインバータで電動機を駆動する際に発生する電動
機の軸電圧、軸電流の原因となる。また、前記高周波漏
れ電流は、伝導ノイズとなり、雑音端子電圧の主要因と
なる。これらの問題を解決するため、本発明の第1の実
施例では、コモンモードリアクトルの第4巻線に発生す
るコモンモード電圧と、インバータ出力に設けた中性点
電圧検出用のインダクタの中性点に発生するコモンモー
ド電圧を逆相で足し合わせることによって、コモンモー
ド電圧を相殺させ、コモンモード電流を低減させる。ま
た、本発明の第2の実施例では、コモンモードリアクト
ルの第4巻線に直列にコンデンサを挿入して、コモンモ
ード電圧のエッジに対してフィルタをかけ、コモンモー
ド電圧のエッジだけを緩やかにすることによってコモン
モード電流を低減させる。また、コモンモードリアクト
ルの第4巻線のインダクタンスと直列に挿入したコンデ
ンサのキャパシタンスによる振動をダンピングするため
にコモンモードリアクトルの第4巻線に並列に抵抗を追
加している。さらに、インバータ出力の中性点電圧検出
用の3つのインダクタに直列に低周波カットオフコンデ
ンサを挿入することで、小型化も実現している。
バータにおいては、インバータの出力側にはコモンモー
ド電圧が発生し、このコモンモード電圧は、高周波漏れ
電流やインバータで電動機を駆動する際に発生する電動
機の軸電圧、軸電流の原因となる。また、前記高周波漏
れ電流は、伝導ノイズとなり、雑音端子電圧の主要因と
なる。これらの問題を解決するため、本発明の第1の実
施例では、コモンモードリアクトルの第4巻線に発生す
るコモンモード電圧と、インバータ出力に設けた中性点
電圧検出用のインダクタの中性点に発生するコモンモー
ド電圧を逆相で足し合わせることによって、コモンモー
ド電圧を相殺させ、コモンモード電流を低減させる。ま
た、本発明の第2の実施例では、コモンモードリアクト
ルの第4巻線に直列にコンデンサを挿入して、コモンモ
ード電圧のエッジに対してフィルタをかけ、コモンモー
ド電圧のエッジだけを緩やかにすることによってコモン
モード電流を低減させる。また、コモンモードリアクト
ルの第4巻線のインダクタンスと直列に挿入したコンデ
ンサのキャパシタンスによる振動をダンピングするため
にコモンモードリアクトルの第4巻線に並列に抵抗を追
加している。さらに、インバータ出力の中性点電圧検出
用の3つのインダクタに直列に低周波カットオフコンデ
ンサを挿入することで、小型化も実現している。
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を用いた場合の実験結果
であり、(a)はコモン モード電圧、(b)はコ
モンモード電流である。
であり、(a)はコモン モード電圧、(b)はコ
モンモード電流である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例を用いた場合の実験結果
であり、(a)はコモンモード電圧、(b)はコモンモ
ード電流である。
であり、(a)はコモンモード電圧、(b)はコモンモ
ード電流である。
1 三相PWMインバータ 2 コモンモードリアクトル(第4巻線を持つ) 3 インバータ出力中性点電圧検出用インダクタ 4 インバータの直流母線電圧 5 電動機 6 コモンモードリアクトル2の第4巻線に直列に接続
するフィルタコンデンサ 7 ダンピング抵抗 8 低周波カットオフコンデンサ 9 第4巻線
するフィルタコンデンサ 7 ダンピング抵抗 8 低周波カットオフコンデンサ 9 第4巻線
Claims (5)
- 【請求項1】 交流を直流に変換するコンバータ部とコ
ンバータ部出力電圧を二等分した中性点とパルス幅変調
によって可変電圧可変周波数の電圧を出力する三相PW
Mインバータと電動機との間に直列に接続したコモンモ
ードリアクトルとを備えた電力変換装置において、前記
コモンモードリアクトルと同一鉄心上に巻かれた第4巻
線と、一端が前記三相PWMインバータ出力に接続さ
れ、中性点である他端が、前記第4巻線の一端に接続さ
れた星形結線されたインダクタと、前記第4巻線の他端
を前記コンバータ出力電圧を二等分した前記中性点また
はコンバータ出力の正側または負側のいずれかに接続し
たことを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 前記インダクタに直列接続した低周波カ
ットオフコンデンサを備えたことを特徴とする請求項1
記載の電力変換装置。 - 【請求項3】 前記低周波カットオフコンデンサが低周
波成分電圧を分担し、前記インダクタが前記三相PWM
インバータのキャリア周波数成分の電圧を分担するよう
に各々の定数を選定したものである請求項2記載の電力
変換装置。 - 【請求項4】 前記第4巻線の他端と前記コンバータ出
力電圧側である直流母線との間に挿入されたフィルタコ
ンデンサと、 前記第4巻線の両端に接続されるダンピング抵抗とを備
えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
の電力変換装置。 - 【請求項5】 前記インダクタが3相リアクトルまたは
3相変圧器である請求項1から4のいずれかに記載の電
力変換装置。
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