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JP2001267604A - 太陽電池付き電子機器及び太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池付き電子機器及び太陽電池モジュール

Info

Publication number
JP2001267604A
JP2001267604A JP2000079151A JP2000079151A JP2001267604A JP 2001267604 A JP2001267604 A JP 2001267604A JP 2000079151 A JP2000079151 A JP 2000079151A JP 2000079151 A JP2000079151 A JP 2000079151A JP 2001267604 A JP2001267604 A JP 2001267604A
Authority
JP
Japan
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solar cell
transparent substrate
narrow
electronic device
cell module
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000079151A
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English (en)
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JP2001267604A5 (ja
Inventor
Kozo Miyoshi
三好  幸三
Takanori Shoji
隆徳 庄子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2000079151A priority Critical patent/JP2001267604A/ja
Publication of JP2001267604A publication Critical patent/JP2001267604A/ja
Publication of JP2001267604A5 publication Critical patent/JP2001267604A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽電池を形成した基板に光の透過性を持た
せ、太陽電池が認識出来ない形態に形成した太陽電池に
於ける赤味発生の問題を解決する太陽電池を提供する。 【解決手段】 情報表示手段1の情報表示面の大部分が
太陽電池6を有する透明性基板4によって被覆されてい
る電子機器10であって、当該太陽電池6は、当該透明
性基板4の透明性の大部分を阻害しないように細幅の線
条体90形状で、当該透明性基板4上に形成されている
ものであり、且つ当該太陽電池6は、当該透明性基板4
の少なくとも一方の主面上に突出する様に形成されてい
る電子機器10に於て、太陽光線が、当該太陽電池6に
入射する際に、当該太陽電池6のかなりの部分に発生す
る特定の色調を調整する色調調整手段300が設けられ
ている電子機器10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に関する
ものであり、特に詳しくは、太陽電池と情報表示手段と
が組み合わされた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】太陽電池を電子腕時計を含む情報表示手
段の1次電池として用いる場合には、電気エネルギーに
変換するための光を受けるために、太陽電池モジュール
を文字盤の位置に配置する方法が多く用いられる。
【0003】つまり、図4(A)に示すように、太陽電
池を基板上に形成した太陽電池モジュール3を時計の文
字盤4の位置に配置し、これをそのまま文字盤として用
いる。そして、光を電気エネルギーに変換してニッケル
カドミウム電池などの2次電池に充電し、この2次電池
から電気エネルギーをとりだして時計を駆動させること
となる。また、もう一つの手段として図4(B)に示す
ように太陽電池モジュール3を時計の文字盤4の下に配
置する方法もとられる。どちらの場合でも、4個の太陽
電池素子にて合成起電力を得る太陽電池モジュールで
は、通常、図9に示す形状のものが用いられる。図9に
示される様な太陽電池の配置形態に於いては、図10に
示す様に、当該4個の太陽電池6の電極部同士を、一部
の電極部を延長した延長電極5を用いて接続し、その両
端に設けた出力電極7、7’から、起電力を取り出す様
に構成されている。
【0004】また、従来に於ける太陽電池6は、図14
(A)に示す様に、当該太陽電池6を透明性基板11上
に電極12及び14と例えばP−I−N接合型の非晶質
シリコン膜13とを積層して形成したものであり、動作
時の起電力が0.5V程度にとどまるため、電子腕時計
の電源として用いる場合、1個の素子6ではニッケルカ
ドミウム電池等の2次電池に充電させることが出来な
い。
【0005】そこで、基板11上に複数個の太陽電池素
子6を配置して、これらの素子6を直列接続した構成と
することにより加算された起電圧を得て、2次電池への
充電を行う構造がとられる。
【0006】図14(B)に太陽電池6の接続構造の断
面を模式的に示す。この太陽電池6は、ガラス基板11
上に透明導電膜12を形成し、その上にP−I−N接合
型の非晶質シリコン膜(a−Si膜と略記)13を形成
し、さらにその上に金属電極膜14を形成したものであ
る。
【0007】基板11の下方からの入射光によりa−S
i膜13に発生する光起電力は、a−Si膜13をはさ
んでいる透明導電膜12と金属電極膜14からなる電極
部から取り出すことができる。
【0008】当該基板11上の積層構造は図14(B)
のほぼ中央部で、左右に分割されていて、その両側は別
の太陽電池素子領域をなしているので、便宜上、左側を
素子A、右側を素子Bと呼ぶことにする。
【0009】素子Aの金属電極膜14と素子Bの透明電
極膜12が連結されており、これによって二つの太陽電
池素子6、6’は直列接続している。
【0010】図14(B)以外の箇所でも、隣接する素
子6、6’の金属電極膜14と透明導電膜12を同様に
接続してあり、これにより基板11上に形成した複数の
素子の太陽電池6、6’を直列接続して、所望の起電圧
の太陽電池を構成しているのである。
【0011】つぎに、このような太陽電池の製造方法を
図14(A)乃至図14(B)を参照しながら説明す
る。
【0012】まず、図14(A)に示す様に、基板11
上に透明導電膜12を形成する。例えば熱CVD法によ
ってSnO2 膜を形成する。
【0013】そして、このSnO2 膜をレーザー加工法
にて所望の電極形状にパターニングする。つぎに、透明
導電膜12上にCVD法によってa−Si膜13を積層
し、これをレーザー加工法により所望の形状にパターニ
ングする。
【0014】さらに、透明導電膜12とa−Si膜13
の上に金属電極膜14となる金属膜をスパッタリングで
成膜し、再度この金属電極膜14をレーザー加工法にて
所望の電極形状にパターニングする。
【0015】こうして、図14(B)に示すような接続
断面構造をもった、図9又は図10のような太陽電池セ
ルが完成する。接続部以外の断面構造は図14(A)に
示すようになる。係る従来の情報表示手段4と太陽電池
6を含む太陽電池モジュール3との関係は、当該太陽電
池6が不透明で、特殊な色をしている事等から、当該時
計の文字盤や液晶表示装置を含む電子機器の情報表示手
段の表面に使用する事は困難であり、例えば当該文字盤
と一体に形成するとか、当該文字盤の下側に配置する事
が一般的であり、その為に、例えば当該時計用の文字盤
であれば、当該文字盤に適当に孔部を形成して、太陽光
が当該太陽電池6に入射しえる様に構成するとか、当該
文字盤を黒っぽい色或いは当該太陽電池6の存在が目立
たない色にするか、当該太陽電池6そのものを外部に見
せる様にする方法が採用されて来ている。
【0016】その他の従来例としては、図11に示す様
に、文字盤の周囲に環状に太陽電池6を配置する構成の
時計も見られる。
【0017】然しながら、係る構成を持つ時計では、汎
用性に乏しく、設計が特殊であり、従ってコストが高く
なり、又特殊な用途に限定されるか、そうでなくとも限
られた数量の製品しか流通しない性格のものでしかなか
った。
【0018】同様に、時計以外の情報表示手段として、
例えば液晶を使用した表示手段と太陽電池6で駆動する
様な電子機器に於いても、当該不透明な太陽電池を当該
液晶表示手段の表面に配置する事は不可能であり、また
当該液晶表示手段に太陽光を透過させる孔部を設ける事
は困難である。
【0019】更に、上記の技術上に欠点を解消する方法
として、透明性基板上に細幅の線状体で構成された太陽
電池を形成し、人の目では知覚しえない様に構成した太
陽電池を使用して情報表示手段の上面を被覆する様にし
た時計或いは液晶表示装置が提案されてはいるが、従来
の技術に於いては、単にその構成の可能性を漠然と示し
ているに過ぎず、具体的に如何なるディメンジョンであ
れば好ましい効果を得られるかに付いての技術的な根拠
や開示データがなく、アイディアの段階に留まっている
のが現状である。
【0020】上記のような従来の太陽電池付き時計で
は、太陽電池モジュールを時計の文字盤として配置した
場合は文字盤のデザインが太陽電池モジュールで制限さ
れる。また、太陽電池モジュールを文字盤の下に配置し
た場合でも、文字盤には必ず透光性が必要となり、材料
やデザインなどに制約を受ける。つまり、様々な材料や
デザインの文字盤を自由に用いることができない。
【0021】もし、太陽電池6を形成した基板からなる
太陽電池モジュール3に光の透過性を持たせ、且つ当該
太陽電池6が人間の目で認識出来ない形態に出来れば、
この太陽電池6を形成した基板からなる太陽電池モジュ
ール3を液晶表示装置、文字盤等の情報表示手段上に、
或いは風防ガラス等に用いることで文字盤や液晶表示装
置のデザインに制約のない太陽電池時計を含む電子機器
を作成することが可能となる。
【0022】更に、より細い幅を持つ細幅の線状体から
なる太陽電池で、光起電力を効率的に得られる様に構成
する事によって、発電量を増大せしめることが可能とな
ると同時に、当該太陽電池の微細化も可能となる。
【0023】その為、上記従来の欠点を改良し、透明性
基板上に人の目に知覚しえない様な細幅の突起線条体部
の少なくとも一部に太陽電池を形成させる事によって、
透明な太陽電池モジュールを構成し、それによって、所
定の情報表示手段の表示面の少なくとも一部を被覆する
様にした、図2乃至図8に示す様な太陽電池で駆動され
る情報表示手段付きの電子機器或いは太陽電池モジュー
ルを本願出願人は既に提案している。
【0024】即ち、第2図乃至第3図は、本発明に係る
当該電子機器の一具体例の構成を示す図であって、第2
図中、情報表示手段1の情報表示面2の大部分が太陽電
池素子6を有する透明性基板4からなる太陽電池モジュ
ール3によって被覆されている電子機器10であって、
当該太陽電池6は、当該透明性基板4の透明性の大部分
を阻害しないように細幅の線条体形状で、当該透明性基
板4上に形成されているものであり、且つ当該太陽電池
素子6は、当該透明性基板4の少なくとも一方の主面上
に突出する様に形成されていると共に、当該太陽電池素
子6を含む当該透明性基板からなる当該太陽電池モジュ
ール3は、当該情報表示手段1に対して、太陽、蛍光灯
その他光エネルギーからなる光源からの光の入射方向側
に配置されて且つ、当該透明性基板4から突出して形成
された当該太陽電池6は、当該透明性基板4に於ける当
該情報表示手段1に対向する面5に形成されている電子
機器10が示されている。
【0025】又、第3図(A)は、当該電子機器10が
時計であって、当該情報表示手段1が文字盤である例を
示したものであって、当該時計の風防ガラス7内部に設
けた時分針8、9の下部に設けられた文字盤1の上に当
該太陽電池モジュール3が当該文字盤1の少なくとも一
部、好ましくは全面を覆う様に配置されたものである。
【0026】第3図(A)に於いては、明記されてはい
ないが、当該情報表示手段1と当該太陽電池6を含む透
明性基板4からなる太陽電池モジュール3とは、ある程
度の間隔が開いている事が好ましい。
【0027】又、第3図(B)は、当該風防ガラスの内
面に第3図に示す様な当該太陽電池モジュール3が、太
陽電池6が突出する面を当該文字盤の方向となる様に張
りつけた構成を有するものである。
【0028】尚、第3図(A)及び第3図(B)中、2
1は当該文字盤1の支持体であり、又22は、当該時分
針の駆動モーター有するムーブメントを示す。
【0029】然しながら、係る構成を有する太陽電池に
於いては、特に、太陽光が当該太陽電池3に入射して所
定の発電を行うと共に、当該細幅の線条体からなる太陽
電池素子の間を通過して、文字版等の情報表示手段に到
達して文字版を認識しえる様にする構成の太陽電池3に
於いては、特に当該太陽電池素子6に於ける発電層にア
モルファスシリコンが使用されていると、当該アモルフ
ァスシリコンは、図22に示す様に、一般的に、光波長
帯域で500〜600nmの波長の光、つまり青味がか
った光に吸収のピークが存在しているので、当該外部か
ら入射された太陽光が、当該太陽電池6のアモルファス
シリコン層を通過する際に、当該500〜600nmの
波長の光が主として吸収される結果、当該太陽電池6を
通過した光は、赤味がかった光となり、従って、当該太
陽電池に於ける基板そのものが透明基板を使用すること
から、当該太陽電池のセルそのものが赤味掛かった色と
なって見えてしまうと言う欠陥が有った。
【0030】本発明に於て対称とする商品の一つとして
時計があるが、時計は、高級装飾品に分類されているの
で、その外観が赤味を帯びていることは、その製品の外
観的な価値を低下する事になる。
【0031】本発明者等は、上記の現象に付いて鋭意検
討した結果、上記構成に於ける太陽電池に於て、当該細
幅の線条体からなる太陽電池素子の当該基板4に対する
占有面積が10%を越えると、当該太陽電池モジュール
6の赤味かかった色調が目立って来る事が判明した。
【0032】つまり、上記した構成に於いては、透明基
板を使用して当該基板に太陽電池を複数本の細幅の線条
体を並列させた透明ソーラーセルに於いては、当該面積
比率(素子占有率)を低下させる事によって、係る赤味
色調の発生を消失させる事は可能である。
【0033】例えば、図21(A)に示す様に、従来の
太陽電池の様に、個々の電極部100の面積を大きくし
てあるものであっては、上記の素子占有面積率は大きい
ので、赤味色調の発生は避けられないが、図21(A)
に示す様に、上記本願出願人の提案による構成に於いて
は、個々の太陽電池の電極部200は細幅の線条体90
で構成されているので、当該素子占有率は大幅に低下さ
せる事が出来るが、発電量を犠牲する事になると言う問
題と、例えば文字板1が白い色を有している場合には、
当該占有率を更に低下させる必要があり、発電量の減少
に基づく素子特性の低下を来す事になる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記従来及び先行例の欠点を改良し、透明性基板上
に人の目に知覚しえない様な細幅の突起線条体部の少な
くとも一部に太陽電池を形成させる事によって、透明な
太陽電池モジュールを構成し、それによって、所定の情
報表示手段の表示面の少なくとも一部を被覆する様にし
た、太陽電池で駆動される情報表示手段付きの電子機器
或いは太陽電池モジュールに於て、当該太陽電池素子の
素子占有率を低下させることなく、当該太陽電池の赤味
色調の発生を防止する事が可能な電子機器及び太陽電池
モジュール或いは当該太陽電池モジュールを使用した電
子時計等を提供するものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、情報表示手段の情報表示面の大
部分が太陽電池を有する透明性基板によって被覆されて
いる電子機器であって、当該太陽電池は、当該透明性基
板の透明性の大部分を阻害しないように細幅の線条体形
状で、当該透明性基板上に形成されているものであり、
且つ当該太陽電池は、当該透明性基板の少なくとも一方
の主面上に突出する様に形成されている電子機器に於
て、太陽光線が、当該太陽電池に入射する際に、当該太
陽電池のかなりの部分に発生する特定の色調を調整する
色調調整手段が設けられている電子機器である。
【0036】更に、本発明に係る当該電子機器に於いて
は、当該太陽電池を含む当該透明性基板は、当該情報表
示手段に対して、光の入射方向側に配置されて且つ、当
該透明性基板から突出して形成された当該太陽電池は、
当該透明性基板に於ける当該情報表示手段に対向する面
に形成されているか又はその反対の面に形成されている
電子機器である。
【0037】つまり、本発明に係る当該電子機器に於い
ては、上記の構成に加えて、特に当該太陽電池の長手方
向に形成された側壁面を利用して入射光をより多く集光
し、それによってより効率的な発電を行う様に構成した
ものであり、その為に、当該太陽電池は、当該透明性基
板上面から突出する様に構成したものである。
【0038】更に、本発明に係る別の態様としては、上
記の構成に加えて、透明性基板表面に太陽電池が形成さ
れており、当該太陽電池は、当該透明性基板の透明性の
大部分を阻害しないように細幅の線条体形状を有し、且
つ当該太陽電池は、当該透明性基板の少なくとも一方の
主面上に突出する様に形成されている太陽電池モジュー
ルである。
【0039】又、本発明に係る更に別の態様としては、
上記の構成に加えて、文字盤の上方に、上記した太陽電
池モジュールを配置したことを特徴とする太陽電池付き
時計である。
【発明の実施の形態】本発明に係る太陽電池モジュール
或いは当該太陽電池モジュールを使用した電子機器は上
記した様な技術構成を採用しているので、透明な太陽電
池モジュールによって、所定の情報表示手段の表示面の
少なくとも一部を被覆する様にした、太陽電池で駆動さ
れる情報表示手段付きの電子機器或いは太陽電池モジュ
ールに於て、当該太陽電池素子の素子占有率を低下させ
ることなく、当該太陽電池の赤味色調の発生を防止する
事が可能な電子機器及び太陽電池モジュール或いは当該
太陽電池モジュールを使用した電子時計等が容易に製造
出来ると共に、様々な透明色の太陽電池を当該太陽電池
の発電量を低下させることなく製造する事が可能にな
る。
【実施例】以下に、本発明に係る太陽電池付きの電子機
器の一具体例の構成を図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0040】即ち、図1及び図5〜図8は、本発明に係
る当該電子機器の一具体例の構成を示す図であって、図
1中、情報表示手段1の情報表示面の大部分が太陽電池
6を有する透明性基板4によって被覆されている電子機
器10であって、当該太陽電池6は、当該透明性基板4
の透明性の大部分を阻害しないように細幅の線条体90
形状で、当該透明性基板4上に形成されているものであ
り、且つ当該太陽電池6は、当該透明性基板4の少なく
とも一方の主面上に突出する様に形成されている電子機
器10に於て、太陽光線が、当該太陽電池6に入射する
際に、当該太陽電池6のかなりの部分に発生する特定の
色調を調整する色調調整手段300が設けられている電
子機器10が示されている。
【0041】本発明に係る当該電子機器10の構成は、
基本的には、前記したように図2に示される先行出願に
於ける電子機器10と略同一であり、特にその違いは、
当該本発明に係る電子機器に於いては、太陽光線が、当
該太陽電池6に入射する際に、当該太陽電池6のかなり
の部分に発生する特定の色調を調整する色調調整手段3
00が太陽電池6に対応して設けられている点である。
【0042】此処で、本発明に係る太陽電池及び太陽電
池モジュールの構成の好ましい具体例に付いて言及す
る。
【0043】つまり、本発明に係る当該太陽電池6は、
上記先行例と同様に、当該透明性基板4の少なくとも一
方の主面上に突出する様に形成されていると共に、当該
太陽電池6を含む当該透明性基板4は、当該情報表示手
段1に対して、光源の入射方向側に配置されて且つ、当
該透明性基板4から突出して形成された当該太陽電池6
は、当該透明性基板4に於ける当該情報表示手段1に対
向する面に形成されていても良く又、当該太陽電池6を
含む当該透明性基板4は、当該情報表示手段に対して、
光源の入射方向側に配置されて且つ、当該透明性基板4
から突出して形成された当該太陽電池6は、当該透明性
基板4に於ける当該情報表示手段1に対向する面とは反
対の面に形成されているもので有っても良い。
【0044】本発明に係る当該太陽電池6は、且つ当該
太陽電池6は、当該透明性基板4の少なくとも一方の主
面上に突出する様に形成されていると共に、当該太陽電
池6を含む当該透明性基板からなる当該太陽電池モジュ
ール3は、当該情報表示手段1に対して、太陽、蛍光灯
その他の光エネルギーからなる光源からの光の入射方向
側に配置されて且つ、当該透明性基板4から突出して形
成された当該太陽電池6は、当該透明性基板4に於ける
当該情報表示手段1に対向する面に形成されている電子
機器10が示されている。
【0045】又、図3(A)は、当該電子機器10が時
計であって、当該情報表示手段1が文字盤である例を示
したものであって、当該時計の風防ガラス7内部に設け
た時分針8、9の下部に設けられた文字盤1の上に当該
太陽電池モジュール3が当該文字盤1の少なくとも一
部、好ましくは全面を覆う様に配置されたものである。
図3(A)に於いては、明記されてはいないが、当該情
報表示手段1と当該太陽電池6を含む透明性基板4から
なる太陽電池モジュール3とは、ある程度の間隔が開い
ている事が好ましい。
【0046】又、図3(B)は、当該風防ガラス70の
内面に図示の様な当該太陽電池モジュール3が、太陽電
池6が突出する面を当該文字盤の方向となる様に張りつ
けた構成を有するものである。
【0047】尚、図3(A)及び図3(B)中、21は
当該文字盤1の支持体であり、又22は、当該時分針の
駆動モーターを有するムーブメントを示す。
【0048】本発明に於ける当該太陽電池付き電子機器
10に於いては、上記した様に、情報表示手段1の情報
表示面の大部分が太陽電池6を有する透明性基板4によ
って被覆されている事が望ましく、当該太陽電池6は、
当該透明性基板4の透明性の大部分を阻害しないように
当該透明性基板4上に形成されているものである。
【0049】本発明に於ける当該情報表示手段1は、特
に特定されるものではないが、例えば液晶表示手段、数
字、画像からなるディスプレイ盤、或いは時計の文字盤
等から選択された一つである事が望ましい。
【0050】従って、本発明に於ける当該電子機器10
の一例としては、デジタル若しくはアナログ式の時計で
ある。
【0051】又、本発明に於ける当該太陽電池6のそれ
ぞれは、当該透明性基板4から突出して形成されている
事が必要であり、その結果当該太陽電池6の側壁部30
は、光入射部として機能する様に構成されている。
【0052】つまり、本発明に於ける当該太陽電池6の
側壁部30は、当該透明性基板4を透過した太陽光の一
部若しくは、当該情報表示手段1からの反射光が入射す
る様に構成されているのであって、係る構成を採用する
事によって、当該太陽電池6に於ける当該透明性基板4
及び当該透明性基板4に当接している第1の透明電極1
2を介して当該発電層13である例えば、アモルファス
シリコン(非晶質シリコン)層に入射する太陽光、或い
はその他の光源からの光に加えて、当該太陽電池6の側
壁部30からも同様の光エネルギーを当該発電層13に
取り込む事によって、当該太陽電池6に於ける光起電力
を増大する事が可能となるのである。
【0053】尚、本発明に於ける当該太陽電池6に於け
る突起部側の端部に設けられる当該第2の電極14は、
金属性の電極であっても良く、又第1の透明電極12と
同様の透明電極部材であっても良い。
【0054】本発明に於ける当該太陽電池6の当該透明
性基板4からの突出高さ(H)は、当該太陽電池6の両
側で、その長手方向に形成された両側壁部に於ける高さ
(H1)と(H2)との和(H1+H2)が、当該太陽
電池6の長手方向と直交する断面に於ける、当該透明性
基板4から突出した部分で当該透明性基板4と略平行す
る部分31の長さ(L)と、その両側に於ける側壁に相
当する高さの和(H1+H2)との合計値、つまり
(L)+(H1+H2)、に対して1%以上となる様に
構成されている事が望ましい。
【0055】より詳細には、本発明に於ける当該太陽電
池の当該透明性基板からの突出高さは、当該太陽電池の
両側でその長手方向に形成された両側壁部に於ける高さ
の和が、当該太陽電池の長手方向と直交する断面に於け
る、当該透明性基板から突出した部分で当該透明性基板
と略平行する部分の長さと、その両側に於ける側壁に相
当する高さの和との合計値に対して1%〜30%となる
様に構成されている事が望ましい。
【0056】更に、本発明に於いては、当該太陽電池6
は、図5乃至図8に示す様に、それぞれが目に見えない
程度の細い幅を持つ細幅の線条体35で構成されてお
り、当該複数の当該細幅の線条体35は、互いに平行に
若しくは所定の間隔を介して互いに隣接して配置されて
いるものである。
【0057】本発明に於ける当該細幅の線条体35の幅
L及び当該各細幅の線条体35の配列間隔Pは、当該太
陽電池を含む太陽電池モジュール3に於ける当該細幅の
線条体35が人間の目で知覚されない様な条件に設定さ
れている事が望ましい。
【0058】尚、本発明に於て使用される当該細幅の線
条体35は、直線もしくは曲線で構成されている事も好
ましい。
【0059】一方、本発明に於て使用される当該太陽電
池6を複数個配列して形成された当該太陽電池モジュー
ル3に於ける光透過率は70%以上である事が望まし
い。
【0060】つまり、本発明に於いては、当該太陽電池
6である細幅の線条体35の幅Lは出来るだけ細くし、
当該細幅の線条体35間の間隔を出来るだけ広くする様
に構成される事が望ましい。
【0061】但し、当該細幅の線状体35の幅を極端に
細くすると逆に抵抗が増大して発電効果を阻害する事に
なるので、その幅は、細い方の限界を8μm程度と考え
る事が望ましい。
【0062】第12図は、本発明に於ける当該太陽電池
6を構成する細幅の線条体35の幅を変化させた場合
(素子サイズ(μm)を変化させた場合)に於ける電圧
と電流との関係を示すグラフであり、当該細幅の線条体
35の高さ(H)は、0.5μmに固定して比較実験を
行った結果を示すものである。
【0063】第12図から理解される様に、当該素子の
サイズを小さくする程面積当たりの電流効率が良くなっ
ている事が判る。
【0064】これは、当該太陽電池6に於ける側壁から
多くの光が入射する事によるものと考えられる。
【0065】然しながら、当該太陽電池6の素子サイズ
が6μm以下になると、プロセスダメージによる当該素
子特性の劣化が見られることから、8μm程度が下限値
と考えられる。
【0066】上記の実験結果を勘案すると、本発明に於
ける当該太陽電池6を構成する当該細幅の線条体35の
幅Lは200μm以下である事が望ましく、更に好まし
くは20μm以下である。
【0067】一方、第13図は、透明性基板4に於て、
太陽電池6の占める面積割合と光透過率との関係を示し
たグラフであり、当該複数の細幅の線条体35の総面積
が、当該透明性基板4の全面積に占める割合が20%で
あっても、未だ光透過率は70%を上回っている事が理
解される。
【0068】尚、当該複数の細幅の線条体35の総面積
が、当該透明性基板4の全面積に占める割合が20%以
上になると、当該透明性基板4の光透過率は70%を下
回る事になるので、望ましくない。
【0069】又、本発明に於ける当該太陽電池6を構成
する当該複数の細幅の線条体35相互の間隔Pは、少な
くとも100μmである事が望ましい。
【0070】そして、本発明に於ける更なる構成として
は、当該太陽電池3に於ける当該透明性基板4から突出
した部分は、透明な第1の保護膜301で被覆されてい
る事が望ましい。
【0071】又、本発明に於ける当該太陽電池6は、当
該透明性基板4に当接する部分に配置されている透明な
第1の電極層12(例えばITO膜)と、当該透明な第
1の電極層12に当接して設けられたアモルファスシリ
コン等で構成された発電層13と当該発電層13に当接
して設けられた金属層からなる電極層若しくは透明電極
層とで構成された第2の電極層14とで構成されている
事も望ましい。
【0072】更に、本発明に於いては、当該太陽電池6
の当該透明性基板4であって、当該太陽電池6が設けら
れていない面95に第2の保護膜302が設けられてい
る事も好ましい。
【0073】そして、本発明に係る当該色調調整手段3
00は、当該第1の保護膜301、当該第2の保護膜3
02或いは当該太陽電池を構成する当該第1の電極層1
2の少なくとも一つに設けられている事が望ましい。
【0074】即ち、本発明に於ける当該電子機器10或
いは太陽電池モジュールに於いては、当該色調調整手段
300は、上記した3箇所の何れか一つに設けられてい
る事が必要であって、場合によっては、上記した2箇所
乃至3箇所に重複して設ける事も可能である。
【0075】つまり、図20(A)では、本発明に於け
る当該色調調整手段300を、当該透明基板4に設けた
太陽電池素子6の第1の導電性膜である透明ITO膜1
2のみに、所定の顔料若しくは色素を混入した構成を示
しており、又、図20(B)では、当該透明基板4上に
形成された突起状の細幅の線条体90を全面的に被覆す
る第1の保護膜301を設け、当該第1の保護膜301
に所定の顔料若しくは色素を混入した構成を示してい
る。
【0076】又、図20(C)に於いては、図20
(B)の構成に加えて、当該基板4の当該太陽電池6が
形成されていない面95に第2の保護膜302を形成
し、当該第2の保護膜302に所定の顔料若しくは色素
を混入した構成を示している。
【0077】ここで、本発明等は、当該保護膜或いはI
TO膜に混入される当該所定の顔料或いは色素の混入量
に付いて検討した。
【0078】先ず、当該第1と第2の保護膜301、3
02に付いて、当該透明性基板4に透過率の高いアクリ
ル系の透明樹脂を使用して、又顔料、染料等の色素とし
てシアン系の色素、特には耐光性の高いフタロシアニン
を使用し、適宜の攪拌機を使用して当該樹脂中に分散さ
せた。
【0079】その後、当該樹脂を回転塗布法等を使用し
て太陽電池が形成された当該透明性基板4表面に塗布し
て第1の保護膜301を形成した。
【0080】尚、第2の保護膜を形成する場合も同様と
した。
【0081】図23は、当該太陽電池の当該透明性基板
4の全体の面積に示す比率を20%と特定し、シアン色
素を含まない当該第1の保護膜と、シアン色素の混入量
を5%、10%、15%と変化させた場合に於ける当該
保護膜での光の波長と分光透過率との関係を示したグラ
フである。
【0082】尚、図中グラフ400は、シアンそのもの
の波長に対する感度を示すものである。
【0083】係る実験結果から理解される様に、シアン
そのものは、光の波長に於ける波長が400から600
nmの波長帯域では、透過率が高いが、長波長側、つま
り波長が600nm以上では、完全に吸収されてしまう
事を示している。
【0084】従って、図23中、当該第1の保護膜30
1に於て、シアン系の色素が混入されていない場合に
は、波長帯域400から600nmの青色が主体の光の
透過率に比べて、赤色が主体の波長帯域600〜700
nmの光の透過率が高くなるので、全体として当該太陽
電池モジュールが赤味を帯びて見える事になる。
【0085】これに対し、本発明に於ける様に、当該第
1の保護膜にシアン等の色素を混入する事によって、波
長帯域600〜700nmの光の透過率を低下させる事
が判明した。
【0086】つまり、当該第1の保護膜にシアン等の色
素を10%以上混入する事によって波長帯域600〜7
00nmの光の透過率を低下させる事が出来、その結
果、波長帯域400から800nmの間の光の透過率を
略均一化する事が出来るので、当該赤味の発生は回避さ
れ、当該太陽電池モジュールに於ける透明基板の色は白
に近い状態になる。
【0087】つまり、色素としてシアン系の色素を使用
する事によって、長波長側の光を吸収して赤味かかった
色調を消去する事が可能となる。
【0088】又、シアン系色素に限らず、種々の色の色
素を使用する事によって、様々な透明色の太陽電池を製
作する事も可能となるので、デザインの自由度も向上す
る。又、本発明に於ける係る構成からなる太陽電池で
は、太陽電池への太陽光の入射面には色素が存在しない
ので、太陽電池の効率を落とす事が回避される。
【0089】一方、本発明に於て、当該太陽電池6に於
ける第1の透明電極12であるITO膜を当該色調調整
手段300として使用する場合の例を説明する。
【0090】本発明者等は、図24に示す様に、ITO
膜の光透過率と光波長との関係を検討した結果、従来の
様な色素が混入されていないITO膜(膜厚900Åと
した)の光透過率と光波長との関係は図中のグラフaで
示す様に、可視光領域では平坦な透過スペクトルを有し
ている事から、当該太陽電池に太陽光が入射した場合に
は、上記した様に、当該太陽電池素子6を構成するアモ
ルファスシリコン層13に於て、波長帯域400から6
00nmの青色が主体の光が吸収されるので当該太陽電
池素子6の近傍は、赤味を帯びた色調に変化し、その結
果、当該太陽電池の透明基板全体が赤く見える事にな
る。当該太陽電池を構成する当該複数の細幅の線条体相
互の間隔は、少なくとも50μmである事を特徴とする
電子機器である事が望ましい。
【0091】一方、当該透明性基板に於ける当該太陽電
池の占める面積比率は20%以下である事が好ましい。
【0092】次に、本発明に係る当該太陽電池モジュー
ルの構成に付いて以下に説明するが、基本的な構成は上
記した太陽電池の構成をそのまま使用するものである。
【0093】即ち、本発明に係る当該太陽電池モジュー
ル3に配置形成される当該複数個の当該細幅の線条体群
は、互いに並列的に接続されている事が望ましく、直線
状の細幅の線状体35が互いに平行に配列されているも
ので有っても良く、又、湾曲状の細幅の線状体35が同
心的、或いは並列的に所定の間隔を以て配列されている
もので有っても良い。
【0094】例えば、第5図は、本発明に係る当該太陽
電池モジュール3に形成された細幅の線状体35からな
る太陽電池6の配置構成例であり、同心状に複数の円弧
状の細幅の線状体35が図示の様に配置されると共に、
当該湾曲状の個々の細幅の線状体35間を接続するブリ
ッジ部36が適宜の場所に配置されている構成を示して
いる。
【0095】つまり、第5図の当該細幅の線条体35の
配置パターンはクモの巣状であると言える。
【0096】又、第6図は、本発明に於ける当該太陽電
池モジュール3の他の具体例の構成を示すものであり、
当該透明性基板4上に形成された当該複数個の当該細幅
の線条体35群は、互いに異なる複数の組、本具体例で
は4組に分割され、当該それぞれの組を構成する複数の
細幅の線条体35同志は、互いに並列的に配置されその
基部に於て電極部37で接続されており、且つ当該複数
の組同志は、互いに適宜の接続電極38によって直列的
に接続されているものである。
【0097】又、第7図は、本発明に係る当該太陽電池
モジュール3の他の構成例を示すものであって、本具体
例に於いては、第6図の具体例と同様に当該透明性基板
4上に形成された当該複数個の当該細幅の線条体35群
は、4組に分割され、当該一の組を構成する互いに並列
的に配置されている複数の細幅の線条体35aは、他の
組を構成する互いに並列的に配置されている複数の細幅
の線条体35bと互いインタリーブ状に嵌入しあう様に
配置せしめられているものである。
【0098】一方、第8図は、本発明に係る当該太陽電
池モジュール3の別の構成例を示すものであって、本具
体例に於いては、第6図の具体例と同様に当該透明性基
板4上に形成された当該複数個の当該細幅の線条体35
群は、4組に分割され、当該一の組を構成する互いに並
列的に配置されている複数の細幅の線条体35cは、他
の組を構成する互いに並列的に配置されている複数の細
幅の線条体35dとその配列方向が互いに異なる様に配
置せしめられているものであり、本具体例に於いては、
互いに90度その配列方向が異なっているものである。
【0099】同様に、全ての隣接する組に於ける配列方
向も、互いに90度その配列方向が異なっているもので
ある。
【0100】本発明に於ける当該太陽電池6に於ける当
該2つの電極12、14に挟まれた当該発電層13は、
単結晶シリコンで有っても良く又非晶質シリコン膜であ
っても良いが、他の光起電力を有する材料であれば如何
なるものでも使用可能である。
【0101】本発明に於ける当該電子機器10に於ける
当該情報表示手段1の表面は、入射された太陽光を効率
的に反射しうる様に構成されている事が望ましい。
【0102】具体的には、当該液晶表示手段或いは文字
盤等の表面に光を容易に反射させる様に構成しておく事
が望ましい。
【0103】本発明に於いては、当該太陽電池モジュー
ル3を時計等の風防ガラスの下側、つまり太陽光が入射
する面とは反対側の面、即ち情報表示手段1に面した面
に配置することが好ましい。本発明に於いては、上記し
た様な構成を採る事によって、太陽電池素子を肉眼で認
識することができなくなり、太陽電池素子の形成されて
いない部分を透過する光によって、太陽電池を形成した
太陽電池モジュールの裏面にある部材を、当該太陽電池
モジュールの外側から目視によって確認する事ができ
る。従って、時計の風防ガラス等にこの太陽電池を用い
た場合、デザインに制約のない太陽電池時計を作成する
ことが可能となる。
【0104】然も、本発明に於いては、当該太陽電池6
そのものの起電力を従来の太陽電池よりも増大させる事
が可能であり、それによって、駆動時間の延長が可能と
なると共に、太陽電池そのものの微細化も可能となる。
【0105】以下に、第1図に示された様な本発明に係
る当該太陽電池6と透明性基板4を含む太陽電池モジュ
ール3を構成する方法の一具体例に付いて詳細に説明す
る。本発明においては、太陽電池素子を形成するための
基板として、ガラスやプラスチック等の透明基板を用い
る。
【0106】太陽電池素子を作成する手順としては、ま
ず第14図(A)に示す様に、基板4上に透明導電膜1
2を成膜し、その上にフォトリソグラフィー法(以下フ
ォトリソ)によりレジストパターン40を形成する。
【0107】ここでは、透明導電膜12としては酸化イ
ンジウムスズ(ITO)を用いる場合を説明する。
【0108】まず、ITO12の成膜はスパッタリング
法により行う。このときのスパッタリングの条件は、ス
パッタリング装置内に100sccmのアルゴンガスと
2sccmの酸素ガスを導入し、装置内の圧力を5mT
orr〜30mTorrとして、これに1KW〜3KW
の高周波電力(13.56MHz)を印加して生成した
プラズマによって行う。
【0109】つぎに、第14図(B)に示す様に、上記
のレジスト膜40をマスクパターンとして透明導電膜1
2をエッチングする。
【0110】係るITO膜12のエッチングには、酸化
鉄と塩酸と水の比が3:5:2となるように混合した処
理剤を用いてドライエッチングを行う。
【0111】その後、第14図(C)に示す様に、レジ
ストをいったん剥離し、当該透明性基板4と当該透明電
極12の表面にa−Si膜13と上部電極膜14である
ITOを成膜する。上部電極膜14は、チタンやアルミ
などの金属膜でも良いが、文字盤からの反射光も発電に
利用するするために透明導電膜であることが望ましい。
【0112】ここで、a−Siの成膜はプラズマCVD
法により行う。このときP型のa−Si膜13を成膜す
るには、プラズマCVD装置内にシランガス500sc
cmと0.1sccm〜1sccmのジボランガスを導
入し、装置内の圧力を0.5Torr〜2Torrと
し、50W〜300Wの高周波電力(13.56MH
z)を印加して生成したプラズマを用いてガスを分解
し、温度を250℃とした電極上に基板をおいて行う。
【0113】I型のa−Si膜13を成膜するには、プ
ラズマCVD装置内にシランガス500sccmを導入
し、装置内の圧力を0.5Torr〜2Torrとし、
50W〜300Wの高周波電力(13.56MHz)を
印加して生成したプラズマを用いてガスを分解し、温度
を250℃とした電極上に基板1をおいて行う。
【0114】N型のa−Si膜13を成膜するには、プ
ラズマCVD装置内にシランガス500sccmと0.
1sccm〜1sccmのホスフィンガスを導入し、装
置内の圧力を0.5Torr〜2Torrとし、50W
〜300Wの高周波電力(13.56MHz)を印加し
て生成したプラズマを用いてガスを分解し、温度を25
0℃とした電極上に基板をおいて行う。
【0115】さらにこの上にフォトリソによりレジスト
パターン41を形成する。そして、このレジストパター
ン41をエッチングマスクとしてITO膜とa−Si膜
のエッチングを行う事によって第15図に示す様な構成
が得られる。
【0116】更に、本発明に於いては、第16図(A)
及び第16図(B)に示す様に、当該太陽電池モジュー
ル3の表面を適宜の保護膜45或いは基体よりも屈折率
の低い反射防止膜46で被覆する様にしたもので有って
も良い。
【0117】このレジストパターン41は、第1に下部
電極を取り出すことを目的とし、第2に発電部と表示部
を形成することを目的としている。このレジストパター
ンを第5図、第6図、第7図、及び第8図のような形状
にすることにより発電部6を持った太陽電池モジュール
3を形成することができる。また、下部電極膜14であ
るITOのパターン形成の際に、取り出し電極以外の部
分を同様なレジストパターンにしておけば、表示部での
透光性がより高くなる。
【0118】ITOのエッチングは、前述と同様にし
て、ドライエッチング装置にて行い、このドライエッチ
ング装置内にて連続してa−Si膜13のエッチングを
行う。a−Si膜13のエッチングは、ドライエッチン
グ装置内に100sccm〜300sccmのSF6ガ
スと0sccm〜100sccmのCl2ガスを導入
し、全体の圧力を50mTorr〜200mTorrと
して、これに100W〜1000Wの高周波電力(1
3.56MHz)を印加して生成したプラズマによって
行う。
【0119】さらに、レジストパターンを剥離した後、
各素子を導電性ペーストで直列接続し、合成された起電
力を生じるものにする。この後、上面に保護膜として、
透明樹脂を塗布するなどして第19図(B)に示す様な
接続構造を有する太陽電池が完成する。
【0120】一方、第17図(A)及び第17図(B)
は、本発明に係る当該太陽電池モジュール3の他の製造
方法の例を示すものであって、第17図(A)に示す様
に、先ず、透明性基板1上に透明電極12、a−Si膜
13及び下部電極として透明電極14を図示の様に形成
し、その上に適宜のレジスト48を形成し、当該レジス
ト48を適宜のパターンでパターン化したレジストパタ
ーン48を第17図(B)に示す様にマスクとして当該
透明電極12、a−Si膜13及び透明電極14を同時
にエッチングして太陽電池6を構成する細幅の線状体3
5を形成する方法で有っても良い。
【0121】尚、第18図(A)乃至第18図(F)
は、隣接する太陽電池6間の接続電極の形成方法の一例
を示す図であり、先ず図18(B)に示す様に、ガラス
基板1上に下部電極膜であるITO12を成膜し、この
上に所望の形のレジストパターン40を形成する。
【0122】そして、このレジストパターン40をエッ
チングマスクとしてITO12のエッチングを行い図1
8(C)とする。
【0123】この時、太陽電池素子を図15の形状にし
たい場合には、発電エリアは図14(A)に示すレジス
トパターンを形成し、図17(B)の形状にしたい場合
には、発電エリアは図18(B)に示す様に全面レジス
トで覆う。
【0124】次に、レジストを剥離した後、図18
(D)に示す様にa−Si膜13と上部電極膜であるI
TO12を連続成膜し、この上に所望のレジストパター
ン41を形成する。
【0125】更に、このレジストパターン41をエッチ
ングマスクとして上部電極膜14であるITOとa−S
i膜13のエッチングを行う。
【0126】ここで、図18(B)に示す様に下部電極
膜であるITOも同様の形状でエッチングしたい場合に
は、エッチングの後、剥離をせずに図18(G)に示す
ようにつなぎ部分のみ新しいレジストパターン42にて
覆って、この状態でさらにITOのエッチングを行う。
【0127】図15の形状を得たい場合には、この工程
は必要ない。
【0128】この後、レジストを剥離し、導電ペースト
80にて下部電極12と上部電極14をつなぎ、保護膜
81を塗って図18(F)の構造を得る。
【0129】尚、本発明の具体例に於ける当該ITOの
ドライエッチングは、例えば、トライエッチング装置内
に100sccm〜200sccmのHBrガスとOs
ccm〜50sccmのArガスを導入し、装置内の圧
力を20mTorr〜50mTorrとして、これに1
000W〜2000Wの高周波電力(13.56MH
z)を印加して生成したプラズマによって行われる。
【0130】本発明に係る上記した太陽電池モジュール
の基本的な構成としては、透明性基板表面に太陽電池が
形成されており、当該太陽電池は、当該透明性基板の透
明性の大部分を阻害しないように細幅の線条体形状を有
し、且つ当該太陽電池は、当該透明性基板の少なくとも
一方の主面上に突出する様に形成されているものであ
る。
【0131】従って、本発明に係る当該太陽電池モジュ
ールは、透明の保護膜によって被覆されている事が望ま
しく、更には、当該太陽電池の側壁部は、光入射部を構
成されている事が好ましい。
【0132】更に、本発明に係る当該太陽電池モジュー
ルに於いては、複数の当該細幅の線条体は、互いに平行
に若しくは所定の間隔を介して互いに隣接して配置され
ている事が好ましく、且つ当該細幅の線条体の幅及び当
該各細幅の線条体の配列間隔は、当該太陽電池に於ける
当該細幅の線条体が人間の目で知覚されない様な条件に
設定されている事が必要である。
【0133】本発明に於ける当該太陽電池モジュールに
於ける当該細幅の線条体は、直線もしくは曲線で構成さ
れていても良く、更には、当該太陽電池の光透過率が7
0%以上となる様に設計する事が望ましい。
【0134】又、当該太陽電池モジュールを構成する当
該細幅の線条体の幅は200μm以下で、好ましくは2
0μm以下である。
【0135】一方、本発明に係る当該太陽電池モジュー
ルを構成する当該複数の細幅の線条体相互の間隔は、少
なくとも50μmである事が好ましい。
【0136】更に、本発明に係る当該太陽電池モジュー
ルに使用される透明性基板に於ける当該太陽電池の占め
る面積比率は20%以下である様に設計される事が好ま
しい。
【0137】このようにして作成した太陽電池モジュー
ル3は、例えば素子の占有面積が20%で表示部の面積
が80%で作成すれば、80%の光を透過して、文字盤
を見せるために使えることとなる。そして、素子のサイ
ズが100ミクロン以下になると人間の目には認識しづ
らくなり、実質的には透明部材となる。 つまり、文字
盤にはいっさいの制約がなく自由なデザインが可能とな
る。
【0138】また、太陽電池にデザインを施せば、文字
盤の上に新たなデザインを付け加えた新しい時計も実現
できる。
【0139】以上、述べたごとく、本発明は、基板上に
非晶質シリコン膜を成膜してなる太陽電池において、非
晶質シリコンの最小幅を200ミクロン以下とし、肉眼
で認識できない大きさとすることで、太陽電池を形成し
た基板に光透過性を持たせることができ、デザイン性の
必要なあらゆる工業製品に応用できる太陽電池を製造す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(B)は、本発明による太陽
電池付き電子機器の構成の一例を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の先行例による太陽電池付き時
計の構成例を示す断面図である。
【図3】図3(A)〜図3(B)は、本発明による太陽
電池付き電子機器の構成の一例を示す断面図である。
【図4】図4(A)〜図4(B)は、従来の太陽電池付
き時計の一例の構成を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明による太陽電池モジュールの一
構成例を示す平面図である。
【図6】図6は、本発明による太陽電池モジュールの他
の構成例を示す平面図である。
【図7】図7は、本発明による太陽電池モジュールの別
の構成例を示す平面図である。
【図8】図8は、本発明による太陽電池モジュールの更
に他の構成例を示す平面図である。
【図9】図9は、従来の太陽電池モジュールの例を示す
平面図である。
【図10】図10は、従来の太陽電池モジュールの他の
例を示す平面図である。
【図11】図11は、従来の太陽電池モジュールの別の
例を示す平面図である。
【図12】図12は、本発明に於ける太陽電池の素子サ
イズと電気特性との関係を示すフラフである。
【図13】図13は、本発明に於ける太陽電池の占有面
積と光透過率との関係を示すフラフである。
【図14】図14(A)乃至図14(C)は、本発明に
係る太陽電池モジュールを製造する方法を説明する図で
ある。
【図15】図15は、本発明により得られた太陽電池モ
ジュールの例を示す図である。
【図16】図16(A)及び図16(B)は、本発明に
於ける太陽電池モジュールの他の例を示す図である。
【図17】図17(A)及び図17(B)は、本発明に
於ける太陽電池モジュールの別の構成例を示す図であ
る。
【図18】図18(A)乃至図18(D)は、本発明に
係る太陽電池モジュールに於ける電極の接続部を構成す
る方法の一例を示す図である。
【図19】図19(E)乃至図19(G)は、本発明に
係る太陽電池モジュールに於ける電極の接続部を構成す
る方法の一例を示す図である。
【図20】図20(A)及び図20(B)は、従来に於
ける太陽電池モジュールに於ける電極の接続部を構成す
る方法の一例を示す図である。
【図21】図21(A)及び図21(B)は、本発明に
於ける太陽電池モジュールの構成例を示す断面図であ
る。
【図22】図22(A)は、従来に於ける太陽電池の構
成例を示す平面図であり図22(B)は、本発明に於け
る太陽電池の構成例を示す平面図である。
【図23】図23は、アモルファスシリコンに於ける波
長と相対感度との関係を示すグラフである。
【図24】図24は、本発明に於けるシアン系色素を使
用した保護膜で太陽電池を被覆した場合に於ける光透過
率と波長との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…情報表示手段 2…情報表示面 3…太陽電池モジュール 4…透明性基板 6…太陽電池 7、7’…取り出し電極 8、9…時分針 10…電子機器 12…第1の透明電極 13…発電層 14…第2の電極 35…太陽電池ユニット 40…レジスト 50…突起線条体部 51…壁部 52…斜面部 53…保護膜 70…時計の風防ガラス 90…細幅の線条体 95…透明性基板の表面 100…従来の太陽電池 200…本発明に於ける太陽電池 300…色調調整手段 301…第1の保護膜 302…第2の保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/04 S

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報表示手段の情報表示面の大部分が太
    陽電池を有する透明性基板によって被覆されている電子
    機器であって、当該太陽電池は、当該透明性基板の透明
    性の大部分を阻害しないように細幅の線条体形状で、当
    該透明性基板上に形成されているものであり、且つ当該
    太陽電池は、当該透明性基板の少なくとも一方の主面上
    に突出する様に形成されている電子機器に於て、太陽光
    線が、当該太陽電池に入射する際に、当該太陽電池のか
    なりの部分に発生する特定の色調を調整する色調調整手
    段が設けられている事を特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 当該太陽電池は、当該透明性基板の少な
    くとも一方の主面上に突出する様に形成されていると共
    に、当該太陽電池を含む当該透明性基板は、当該情報表
    示手段に対して、光源の入射方向側に配置されて且つ、
    当該透明性基板から突出して形成された当該太陽電池
    は、当該透明性基板に於ける当該情報表示手段に対向す
    る面に形成されている事を特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  3. 【請求項3】 当該太陽電池は、当該透明性基板の少な
    くとも一方の主面上に突出する様に形成されていると共
    に、当該太陽電池を含む当該透明性基板は、当該情報表
    示手段に対して、光源の入射方向側に配置されて且つ、
    当該透明性基板から突出して形成された当該太陽電池
    は、当該透明性基板に於ける当該情報表示手段に対向す
    る面とは反対の面に形成されている事を特徴とする請求
    項1に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 当該太陽電池の当該透明性基板からの突
    出高さは、当該太陽電池の両側でその長手方向に形成さ
    れた両側壁部に於ける高さの和が、当該太陽電池の長手
    方向と直交する断面に於ける、当該透明性基板から突出
    した部分で当該透明性基板と略平行する部分の長さと、
    その両側に於ける側壁に相当する高さの和との合計値に
    対して1%〜30%となる様に構成されている事を特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 当該太陽電池に於ける当該透明性基板か
    ら突出した部分は、透明な第1の保護膜で被覆されてい
    る事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の電子
    機器。
  6. 【請求項6】 当該太陽電池は、当該透明性基板に当接
    する部分に配置されている透明な第1の電極層と、当該
    透明な第1の電極層に当接して設けられた発電層と当該
    発電層に当接して設けられた金属層からなる電極層若し
    くは透明電極層とで構成された第2の電極層とで構成さ
    れている事を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載
    の電子機器。
  7. 【請求項7】 当該太陽電池の当該透明性基板であっ
    て、当該太陽電池が設けられていない面に第2の保護膜
    が設けられている事を特徴とする請求項1乃至6の何れ
    かに記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 当該色調調整手段は、当該第1の保護
    膜、当該第2の保護膜或いは当該太陽電池を構成する当
    該第1の電極層の少なくとも一つに設けられている事を
    特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 当該色調調整手段は、当該太陽電池を構
    成する発電層が主に吸収する光波長帯域で、高い光透過
    率を示す機能を有する材料で構成されている事を特徴と
    する請求項1乃至8の何れかに記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 当該色調調整手段は、当該太陽電池を
    構成する発電層で主に透過率の高い光波長帯域で、高い
    光吸収率を示す機能を有する材料で構成されている事を
    特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 当該情報表示手段は、液晶表示手段、
    数字、画像盤、或いは時計の文字盤等から選択された一
    つである事を特徴とする請求項1乃至10項の何れかに
    記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 当該電子機器は時計である事を特徴と
    する請求項1乃至11の何れかに記載の電子機器。
  13. 【請求項13】 複数の当該細幅の線条体は、互いに平
    行に若しくは所定の間隔を介して互いに隣接して配置さ
    れている事を特徴とする請求項1乃至12の何れかに記
    載の電子機器。
  14. 【請求項14】 当該細幅の線条体の幅及び当該各細幅
    の線条体の配列間隔は、当該太陽電池に於ける当該細幅
    の線条体が人間の目で知覚されない様な条件に設定され
    ている事を特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載
    の電子機器。
  15. 【請求項15】 当該細幅の線条体は、直線もしくは曲
    線で構成されている事を特徴とする請求項1乃至16の
    何れかに記載の電子機器。
  16. 【請求項16】 当該太陽電池の光透過率が70%以上
    である事を特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載
    の電子機器。
  17. 【請求項17】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は200μm以下である事を特徴とする請求項
    1乃至16の何れかに記載の電子機器。
  18. 【請求項18】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は20μm以下である事を特徴とする請求項1
    7に記載の電子機器。
  19. 【請求項19】 当該太陽電池を構成する当該複数の細
    幅の線条体相互の間隔は、少なくとも50μmである事
    を特徴とする請求項1乃至18の何れかに記載の電子機
    器。
  20. 【請求項20】 当該透明性基板に於ける当該太陽電池
    の占める面積比率は20%以下である事を特徴とする請
    求項1乃至19の何れかに記載の電子機器。
  21. 【請求項21】 当該透明性基板上に形成された当該複
    数個の当該細幅の線条体群は、互いに並列的に接続され
    ている事を特徴とする請求項1乃至20の何れかに記載
    の電子機器。
  22. 【請求項22】 当該透明性基板上に形成された当該複
    数個の当該細幅の線条体群は、互いに異なる複数の組に
    分割され、当該それぞれの組を構成する複数の細幅の線
    条体同志は、互いに並列的に接続されており、且つ当該
    複数の組同志は、互いに直列的に接続されている事を特
    徴とする請求項1乃至21の何れかに記載の電子機器。
  23. 【請求項23】 当該一の組を構成する互いに並列的に
    配置されている複数の細幅の線条体は、他の組を構成す
    る互いに並列的に配置されている複数の細幅の線条体と
    互いインタリーブ状に嵌入しあう様に配置せしめられて
    いる事を特徴とする請求項22に記載の電子機器。
  24. 【請求項24】 当該一の組を構成する互いに並列的に
    配置されている複数の細幅の線条体は、他の組を構成す
    る互いに並列的に配置されている複数の細幅の線条体と
    その配列方向が互いに異なる様に配置せしめられている
    事を特徴とする請求項21乃至23の何れかに記載の電
    子機器。
  25. 【請求項25】 当該太陽電池は、当該透明性基板に当
    接する部分に配置されている透明電極層と、当該透明電
    極層に当接して設けられた発電層と当該発電層に当接し
    て設けられた金属層からなる電極層若しくは透明電極層
    とで構成されている事を特徴とする請求項1乃至24の
    何れかに記載の電子機器。
  26. 【請求項26】 当該太陽電池の電極層は何れも透明電
    極層である事を特徴とする請求項25に記載の電子機
    器。
  27. 【請求項27】 当該発電層は、非晶質シリコン膜であ
    る事を特徴とする請求項25又は26に記載の電子機
    器。
  28. 【請求項28】 当該情報表示手段の表面は、入射され
    た光を反射しうる様に構成されている事を特徴とする請
    求項1乃至27項の何れかに記載の電子機器
  29. 【請求項29】 透明性基板表面に太陽電池が形成され
    ており、当該太陽電池は、当該透明性基板の透明性の大
    部分を阻害しないように細幅の線条体形状を有し、且つ
    当該太陽電池は、当該透明性基板の少なくとも一方の主
    面上に突出する様に形成されている太陽電池モジュール
    で有って、更に、太陽光線が、当該太陽電池に入射する
    際に、当該太陽電池のかなりの部分に発生する特定の色
    調を調整する色調調整手段が設けられている事を特徴と
    する太陽電池モジュール。
  30. 【請求項30】 当該太陽電池の当該透明性基板からの
    突出高さは、当該太陽電池の両側でその長手方向に形成
    された両側壁部に於ける高さの和が、当該太陽電池の長
    手方向と直交する断面に於ける、当該透明性基板から突
    出した部分で当該透明性基板と略平行する部分の長さ
    と、その両側に於ける側壁に相当する高さの和との合計
    値に対して1%〜30%となる様に構成されている事を
    特徴とする請求項29に記載の太陽電池モジュール。
  31. 【請求項31】 当該太陽電池に於ける当該透明性基板
    から突出した部分は、透明な第1の保護膜で被覆されて
    いる事を特徴とする請求項29又は30に記載の太陽電
    池モジュール。
  32. 【請求項32】 当該太陽電池は、当該透明性基板に当
    接する部分に配置されている透明な第1の電極層と、当
    該透明な第1の電極層に当接して設けられた発電層と当
    該発電層に当接して設けられた金属層からなる電極層若
    しくは透明電極層とで構成された第2の電極層とで構成
    されている事を特徴とする請求項29乃至31の何れか
    に記載の太陽電池モジュール。
  33. 【請求項33】 当該太陽電池の当該透明性基板であっ
    て、当該太陽電池が設けられていない面に第2の保護膜
    が設けられている事を特徴とする請求項29乃至33の
    何れかに記載の太陽電池モジュール。
  34. 【請求項34】 当該色調調整手段は、当該第1の保護
    膜、当該第2の保護膜或いは当該太陽電池を構成する当
    該第1の電極層の少なくとも一つに設けられている事を
    特徴とする請求項29乃至33の何れかに記載太陽電池
    モジュール。
  35. 【請求項35】 当該太陽電池の側壁部は、光入射部を
    構成する事を特徴とする請求項29乃至34の何れかに
    記載の太陽電池モジュール。
  36. 【請求項36】 当該色調調整手段は、当該太陽電池を
    構成する発電層が主に吸収する光波長帯域で、高い光透
    過率を示す機能を有する材料で構成されている事を特徴
    とする請求項29乃至35の何れかに記載の太陽電池モ
    ジュール。
  37. 【請求項37】 当該色調調整手段は、当該太陽電池を
    構成する発電層で主に透過率の高い光波長帯域で、高い
    光吸収率を示す機能を有する材料で構成されている事を
    特徴とする請求項29乃至35の何れかに記載の太陽電
    池モジュール。
  38. 【請求項38】 当該色調調整手段は、第1若しくは第
    2の透明樹脂或いは当該太陽電池を構成する当該第1の
    電極層を構成する透明ITO導電性膜にシアン系の顔料
    或いは色素を混入させたもので構成されている事を特徴
    とする請求項29乃至37の何れかに記載の太陽電池モ
    ジュール。
  39. 【請求項39】 複数の当該細幅の線条体は、互いに平
    行に若しくは所定の間隔を介して互いに隣接して配置さ
    れている事を特徴とする請求項29乃至38の何れかに
    記載の太陽電池モジュール。
  40. 【請求項40】 当該細幅の線条体の幅及び当該各細幅
    の線条体の配列間隔は、当該太陽電池に於ける当該細幅
    の線条体が人間の目で知覚されない様な条件に設定され
    ている事を特徴とする請求項29乃至39の何れかに記
    載の太陽電池モジュール。
  41. 【請求項41】 当該細幅の線条体は、直線もしくは曲
    線で構成されている事を特徴とする請求項29乃至40
    の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  42. 【請求項42】 当該太陽電池の光透過率が70%以上
    である事を特徴とする請求項29乃至41の何れかに記
    載の太陽電池モジュール。
  43. 【請求項43】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は200μm以下である事を特徴とする請求項
    39乃至42の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  44. 【請求項44】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は20μm以下である事を特徴とする請求項4
    3に記載の太陽電池モジュール。
  45. 【請求項45】 当該太陽電池を構成する当該複数の細
    幅の線条体相互の間隔は、少なくとも50μmである事
    を特徴とする請求項29乃至44の何れかに記載の太陽
    電池モジュール。
  46. 【請求項46】 当該透明性基板に於ける当該太陽電池
    の占める面積比率は20%以下である事を特徴とする請
    求項29乃至45の何れかに記載の太陽電池モジュー
    ル。
  47. 【請求項47】 当該透明性基板上に形成された当該複
    数個の当該細幅の線条体群は、互いに並列的に接続され
    ている事を特徴とする請求項29乃至46の何れかに記
    載の太陽電池モジュール。
  48. 【請求項48】 複数の当該細幅の線条体は、互いに平
    行に若しくは所定の間隔を介して互いに隣接して配置さ
    れている事を特徴とする請求項44乃至47項の何れか
    に記載の太陽電池モジュール。
  49. 【請求項49】 当該細幅の線条体の幅及び当該各細幅
    の線条体の配列間隔は、当該太陽電池に於ける当該細幅
    の線条体が人間の目で知覚されない様な条件に設定され
    ている事を特徴とする請求項29乃至48項の何れかに
    記載の太陽電池モジュール。
  50. 【請求項50】 当該細幅の線条体は、直線もしくは曲
    線で構成されている事を特徴とする請求項29乃至49
    項の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  51. 【請求項51】 当該太陽電池の光透過率が70%以上
    である事を特徴とする請求項29乃至50項の何れかに
    記載の太陽電池モジュール。
  52. 【請求項52】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は200μm以下である事を特徴とする請求項
    29乃至51項の何れかに記載の太陽電池モジュール。
  53. 【請求項53】 当該太陽電池を構成する当該細幅の線
    条体の幅は20μm以下である事を特徴とする請求項3
    3項に記載の太陽電池モジュール。
  54. 【請求項54】 当該太陽電池を構成する当該複数の細
    幅の線条体相互の間隔は、少なくとも50μmである事
    を特徴とする請求項29乃至53項の何れかに記載の太
    陽電池モジュール。
  55. 【請求項55】 当該透明性基板に於ける当該太陽電池
    の占める面積比率は20%以下である事を特徴とする請
    求項29乃至54項の何れかに記載の太陽電池モジュー
    ル。
  56. 【請求項56】 当該透明性基板上に形成された当該複
    数個の当該細幅の線条体群は、互いに並列的に接続され
    ている事を特徴とする請求項29乃至55項の何れかに
    記載の太陽電池モジュール。
  57. 【請求項57】 当該透明性基板上に形成された当該複
    数個の当該細幅の線条体群は、互いに異なる複数の組に
    分割され、当該それぞれの組を構成する複数の細幅の線
    条体同志は、互いに並列的に接続されており、且つ当該
    複数の組同志は、互いに直列的に接続されている事を特
    徴とする請求項29乃至56の何れかに記載の太陽電池
    モジュール。
  58. 【請求項58】 当該一の組を構成する互いに並列的に
    配置されている複数の細幅の線条体は、他の組を構成す
    る互いに並列的に配置されている複数の細幅の線条体と
    互いインタリーブ状に嵌入しあう様に配置せしめられて
    いる事を特徴とする請求項57項に記載の太陽電池モジ
    ュール。
  59. 【請求項59】 当該一の組を構成する互いに並列的に
    配置されている複数の細幅の線条体は、他の組を構成す
    る互いに並列的に配置されている複数の細幅の線条体と
    その配列方向が互いに異なる様に配置せしめられている
    事を特徴とする請求項57又は58項に記載の太陽電池
    モジュール。
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