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JP2001266924A - 固体電解質型燃料電池システム - Google Patents

固体電解質型燃料電池システム

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Publication number
JP2001266924A
JP2001266924A JP2000085233A JP2000085233A JP2001266924A JP 2001266924 A JP2001266924 A JP 2001266924A JP 2000085233 A JP2000085233 A JP 2000085233A JP 2000085233 A JP2000085233 A JP 2000085233A JP 2001266924 A JP2001266924 A JP 2001266924A
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JP
Japan
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fuel cell
solid oxide
steam reformer
oxide fuel
reformer
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JP2000085233A
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Kentaro Ito
健太郎 伊東
Isamu Yasuda
勇 安田
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • H01M8/2495Grouping of fuel cells, e.g. stacking of fuel cells comprising two or more groupings of fuel cells, e.g. modular assemblies of fuel cells of different types
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体電解質型燃料電池システムにおいて固体電
解質型燃料電池で発生する余熱を可及的に利用する。 【解決手段】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器を配置し、固体電解質型
燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改質器の加熱に利用
するようにしてなることを特徴とする固体電解質型燃料
電池システム、断熱容器内に配置された固体電解質型燃
料電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主成分とする改
質ガスを生成させる水蒸気改質器を配置し、固体電解質
型燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改質器の加熱に利
用し、且つ、該水蒸気改質器の下流側で断熱容器外に固
体高分子質型燃料電池を配置することにより、固体電解
質型燃料電池による発電とともに固体高分子型燃料電池
による発電を行うようにしてなることを特徴とするハイ
ブリッド型燃料電池システム、等。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質型燃料
電池と炭化水素ガスの水蒸気改質器を組み合せてなる燃
料電池システム、固体電解質型燃料電池と水蒸気改質器
と固体高分子型燃料電池を組み合わせてなるハイブリッ
ド型燃料電池システム、固体電解質型燃料電池と水蒸気
改質器と固体高分子型燃料電池を組み合わせてなるハイ
ブリッド型燃料電池システムの運転方法および固体電解
質型燃料電池システムを利用した水素製造装置に関す
る。なお、本明細書中「システム」とは「装置」を意味
するものとして用いている。
【0002】
【従来の技術】燃料電池はイオン伝導体すなわち電解質
に利用される物質の違いにより固体電解質型(SOF
C)、溶融炭酸塩型、リン酸型、固体高分子型(PEF
C)などに分類されるが、これら燃料電池はそれぞれ独
自の電池システムとして構成される。このうちSOFC
は電解質に酸化物イオン(O2-)導電体を用いる点に特
徴を有するもので、電解質を挟んで負極(アノード=燃
料極、以下燃料極という)及び正極(カソード=空気極
又は酸素極、以下空気極という)の両電極を配置し、負
極側に燃料ガスを供給し、正極側に空気(酸素富化空気
を含む)又は酸素を供給して電気化学反応を起こさせる
ことにより電力が取り出される。
【0003】SOFCには平板方式、円筒方式、あるい
は一体積層方式などがあるが、図1は平板方式の構造を
模式的に示した図である(「燃料電池発電システム」平
成5年3月15日、オーム社発行、159頁)。電解質
を挟んで燃料極及び空気極が配置され、これらを挟んで
セパレータが配置される。電解質が1個の場合(単電
池)の電圧は低いため、通常、単電池を複数層積層して
構成される。これらの点は、電解質の種類が違う点を除
けば、原理的にはPEFCの場合も同様である。なお、
単電池を複数層積層した構造体を本明細書及び図面中ス
タックと指称している。
【0004】図2はSOFCにおける作動原理を説明す
る図である(同上156頁)。空気導管から供給される
空気は空気極で酸化物イオン(O2-)となり、電解質を
通って燃料極に至る。ここで燃料ガス導管から供給され
る燃料ガスと反応して電子を放出し、電気と反応生成物
である水等を生成する。燃料ガスとしてはメタン、水
素、一酸化炭素(CO)、あるいはこれらの二種以上の
混合ガスが用いられる。
【0005】ところが、燃料ガスにメタン以外のエタ
ン、エチレン、プロパン、ブタン等の炭化水素、すなわ
ち炭素数C2 以上の炭化水素が含まれていると、燃料極
で炭素を生成し、これが電気化学反応を阻害して電池性
能を劣化させてしまう。都市ガス、LPガス、あるいは
天然ガスなどの燃料ガスにはC2 以上の炭化水素が含ま
れている。例えば都市ガス13Aの場合、メタン88.
5%に加え、エタン4.6%、プロパン5.4%、ブタ
ン1.5%(vol%、以下同じ)程度であり、主成分
であるメタンに加え、炭素数C2〜C4の炭化水素が約1
1.5%も含まれている。このため、これらをSOFC
用の燃料とするには、それらからC2 以上の炭化水素を
除去した燃料ガスに改質しておく必要がある。
【0006】炭化水素の水蒸気改質法は、水蒸気改質器
により最終的に水素を主成分とする改質ガスを生成する
技術である。ところが、SOFCにおいては水素のほ
か、メタンおよびCOも燃料となるため、SOFC用の
燃料としてはC2 以上の炭化水素が除去されていればよ
く、水素を主成分とする改質ガスにまで改質する必要は
ない。このため、SOFC用燃料の製造装置としては予
備水蒸気改質器が用いられる。予備水蒸気改質器ではC
2 以上の炭化水素がメタン、水素、CO等に換えられる
ので、SOFCには、通常、予備水蒸気改質器のみが用
いられる。なお、本明細書中、予備水蒸気改質器でC2
以上の炭化水素が除去された改質ガスを適宜粗改質ガス
と指称し、上記予備水蒸気改質器および上記水蒸気改質
器を、それぞれ、適宜略して予備改質器および改質器と
指称している。
【0007】図3は、SOFCに予備改質器を配置し、
炭化水素ガスとして常温の都市ガス、LPガス、あるい
は天然ガス等を用いる場合における態様を示した図であ
る。都市ガスやLPガスには付臭剤としてメルカプタン
その他の形の硫黄化合物が含まれているため、脱硫器で
脱硫した後、水蒸気とともに予備改質器に供給され、こ
こで粗改質ガスに換えられる。なお、原料炭化水素ガス
が硫黄分を含まないか、既に除去されている場合には脱
硫器は必要としない。
【0008】水蒸気改質器での改質反応は吸熱反応であ
るため、予備改質器では350〜500℃という温度が
必要であり、加熱媒体(加熱源)により間接的に加熱さ
れる。一方、SOFCは電池としての作動時に熱を発生
する。その作動温度は700〜1000℃という高温で
あるため、上記加熱源としてはSOFCにおける熱を利
用することができる。これには、予備改質器をSOF
Cスタックの近傍に配置して伝熱により保温する、カ
ソードオフガス、アノードオフガスにより間接的に加熱
するなど適宜の方法が適用できる。
【0009】また、SOFCの動作温度は約700〜1
000℃であるので、そのような一定作動温度に保持す
る必要があるが、その温度に保持するために、SOFC
に供給する空気をSOFCから排出される利用済み燃料
(アノードオフガス)および空気(カソードオフガス)
と熱交換することが考えられる。
【0010】この場合、熱交換して温度が下がった燃料
(アノードオフガス)および空気(カソードオフガス)
は、SOFCを例えばコージェネレーションシステムに
組み込んだ場合、そのための熱として利用することがで
きるが、一般にこれらの熱は温度が高いほどその利用形
態上の選択性が高くなる。ところが、燃料電池のうち特
にSOFCの場合、運転温度が高いにも拘らず、利用可
能な熱が熱交換によって低温になっており、利用形態上
の選択性を狭めているのが現状である。
【0011】〈例1〉図4は、SOFCに予備改質器を
組み込んだ例を示す図である。SOFCスタック、予備
改質器、燃焼器、熱交換器1、2(図4中「熱交1、
2」)を含めて断熱壁で囲った容器に収容されている。
原料燃料ガスとして都市ガス(13A)を用い、SOF
CのDC出力121.1kW、運転温度750℃、燃料
利用率80%、電圧0.7V、電流密度0.3A/cm2
の運転例である。常温(25℃)の空気は、熱交換器1
で熱交換し、SOFCの運転温度750℃まで昇温させ
てSOFCの空気極へ供給する。加熱源としてはSOF
Cのアノードオフガスをカソードオフガスで燃焼させて
得られた燃焼ガスを用いる。この燃焼は燃焼器中で燃焼
触媒を用いた接触反応で行う。
【0012】接触反応で生成した燃焼ガスは1050℃
程度となるが、熱交換器1で空気を加熱し、自らは降温
して熱交換器1から533℃程度で出る。そして熱交換
器2で常温(25℃)の水と熱交換し、熱交換器2から
374℃程度の温度で排ガスとして排出される。水は1
20℃程度に加熱され、水蒸気として予備改質器へ供給
され、常温(25℃)で供給される都市ガスの改質用に
使用される。予備改質器での改質反応は吸熱反応である
ため加熱が必要であるが、加熱源としてはSOFCから
の余熱が用いられる。
【0013】SOFCスタックの温度と予備改質器で必
要な温度との温度差が大きいため、SOFCスタックの
近傍に予備改質器を配置することで、伝熱により予備改
質器を加熱して所定温度に保持することができる。この
加熱には12.6kW(エンタルピー換算)程度が必要
である。図4中ではこの意味で「予備改質器保温」とし
て示しているが、カソードオフガス、アノードオフガ
ス、あるいはその双方により間接的に加熱するようにし
てもよい。予備改質器からは温度354℃程度の粗改質
ガスが生成される。この粗改質ガスは、C2 以上の炭化
水素が除去され、その組成はメタン=28%、水素=1
1%、CO=1%、水蒸気=56%、CO 2=4%程度
であり、SOFCの燃料極へ供給される。
【0014】このとき、SOFCでの発電に伴い発生す
る余剰熱(余熱)は35kW程度である。そのうち1
2.6kW程度が予備改質器での都市ガスの改質に使わ
れ、残りの22.3kW程度が外部に熱損失(壁損失)
として放出される。供給都市ガスの総熱量は225.7
kW程度であるので、この22.3kWという熱損失は
システム全体の熱効率の観点からすると大きな損失とな
ってしまう。なお、このとき、熱交換器2から排出され
る排ガス温度は374℃程度であるが、これを120℃
程度まで熱回収すると、41.8kW程度が熱利用さ
れ、本SOFCを例えばコージェネレーションシステム
に組み込む場合には、システムで必要な熱源として利用
される。
【0015】〈例2〉例1のような外部への熱損失はで
き得る限り抑え必要があるが、図5は外部への該熱損失
を最小限に抑えてなる例を示す図である。本例2におい
ては、SOFCスタックに供給される空気の温度を58
3℃程度まで落とす。常温(25℃)の空気を熱交換器
1(図5中「熱交1」)で熱交換して583℃程度まで
昇温させてSOFCの空気極へ供給する。加熱源として
はSOFCのアノードオフガスをカソードオフガスで燃
焼させて得られた燃焼ガスを用いる。この燃焼は燃焼器
で燃焼触媒を用いた接触反応で行われる。
【0016】例2の場合、SOFCによる発電に伴い発
生する余剰熱(余熱)は11.6kW程度であり、その
うち10.6kW程度は供給される都市ガスの改質に使
われる。残りの1.0kW程度が外部への熱損失(壁損
失)となる。このときの排ガス温度は498℃程度であ
り、120℃程度まで熱回収すると、63.1kW程度
が熱として利用される。こうして外部への熱損失を最小
限に抑えることができる。
【0017】ところで、例1のケースにおいては、SO
FCスタック内において発生した熱のうち22.3kW
程度が損失となっている。これに対して、例2のケース
では、SOFCスタックへ供給される空気温度を低くす
ることによって、SOFCスタック内において発生する
余剰熱(余熱)と熱損失(壁損失)を抑え、排ガス温度
を高くし、熱をより多く取り出すことができる。しかし
それでも、排ガス温度は約500℃であり、SOFCの
運転温度750℃に比べて250℃も低い。のみなら
ず、SOFCスタックにその運転温度より170℃も低
い空気を供給することによって生じる温度分布がSOF
Cスタックに悪影響を与えてしまう。
【0018】また、SOFCを例えばコージェネレーシ
ョンシステムに組み込む場合には、熱としての利用より
も電力としての需要が多い。この場合には、発電による
電力量を可及的に大きくすることが望まれる。そしてこ
の点は、SOFCをコージェネレーションシステム以外
の利用分野で用いる場合についても同様である。さら
に、電力に加え、余剰熱(余熱)の有効利用として例え
ば水素を製造できれば、水素はPEFC等の燃料電池の
燃料として用いられるほか、各種利用に供し得る基礎原
料であるため非常に有用である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な観点を含めて、固体電解質型燃料電池システムにおけ
る上記諸問題を解決するためになされたものであり、固
体電解質型燃料電池で発電するとともに、そこで発生す
る余熱を可及的に利用して水素を製造するようにしてな
る固体電解質型燃料電池システムを提供することを目的
とする。また、本発明は、固体電解質型燃料電池で発生
する余熱を可及的に利用して水素を製造し、この水素を
固体高分子型燃料電池の燃料として利用するようにして
なるハイブリッド型燃料電池システムおよびその運転方
法を提供することを目的とし、さらに本発明は、固体電
解質型燃料電池システムの余熱を利用した水素製造装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)断熱容器
内に配置された固体電解質型燃料電池の近傍に炭化水素
ガスから水素を主成分とする改質ガスを生成させる水蒸
気改質器を配置し、固体電解質型燃料電池で発生する余
熱を該水蒸気改質器の加熱に利用するようにしてなるこ
とを特徴とする固体電解質型燃料電池システムを提供す
る。
【0021】本発明は(2)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化
水素を除去した粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質
器Aを配置するとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、
固体電解質型燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解
質型燃料電池で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよ
び水蒸気改質器Bの加熱に利用するようにしてなること
を特徴とする固体電解質型燃料電池システムを提供す
る。
【0022】本発明は(3)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主
成分とする改質ガスを生成させる水蒸気改質器を配置
し、固体電解質型燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改
質器の加熱に利用し、且つ、該水蒸気改質器の下流側で
断熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配置することに
より、固体電解質型燃料電池による発電とともに固体高
分子型燃料電池による発電を行うようにしてなることを
特徴とするハイブリッド型燃料電池システムを提供す
る。
【0023】本発明は(4)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化
水素を除去した粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質
器Aを配置するとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、
固体電解質型燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解
質型燃料電池で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよ
び水蒸気改質器Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器
Bの下流側で断熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配
置することにより、固体電解質型燃料電池による発電と
ともに固体高分子型燃料電池による発電を行うようにし
てなることを特徴とするハイブリッド型燃料電池システ
ムを提供する。
【0024】本発明は(5)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化
水素を除去した粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質
器Aを配置するとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、
固体電解質型燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解
質型燃料電池で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよ
び水蒸気改質器Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器
Bの下流側で断熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配
置して両燃料電池で発電することにより、固体電解質型
燃料電池の燃料利用率が変化しても、全体の発電効率の
変化を補うようにすることを特徴とするハイブリッド型
燃料電池システムの運転方法を提供する。
【0025】本発明は(6)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化
水素を除去した粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質
器Aを配置するとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、
固体電解質型燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解
質型燃料電池で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよ
び水蒸気改質器Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器
Bの下流側で断熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配
置して両燃料電池で発電することにより、固体電解質型
燃料電池の電流密度が変化しても、全体の発電効率の変
化を補うようにすることを特徴とするハイブリッド型燃
料電池システムの運転方法を提供する。
【0026】本発明は(7)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主
成分とする改質ガスを生成させる水蒸気改質器を配置し
て、固体電解質型燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改
質器の加熱に利用するようにしてなることを特徴とする
固体電解質型燃料電池の余熱を利用した水素製造装置を
提供する。
【0027】本発明は(8)断熱容器内に配置された固
体電解質型燃料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化
水素を除去した粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質
器Aを配置するとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、
固体電解質型燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質
ガスを生成させる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解
質型燃料電池で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよ
び水蒸気改質器Bの加熱に利用するようにしてなること
を特徴とする固体電解質型燃料電池の余熱を利用した水
素製造装置を提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明においては、断熱容器内に
配置された固体電解質型燃料電池(SOFC)の近傍に
炭化水素ガスから水素を主成分とする改質ガスを生成さ
せる水蒸気改質器を併置する。SOFCの近傍に同じく
断熱容器内に配置された水蒸気改質器を併置すること
で、SOFCの余熱が伝熱により該水蒸気改質器へ伝え
られる。これにより、SOFCによる発電を行うととも
に、SOFCの余熱を水蒸気改質器により効率的に利用
して水素を製造する。
【0029】また、本発明においては、上記構成に加え
て、水蒸気改質器の下流側で且つ断熱容器外に固体高分
子型燃料電池(PEFC)を設置する。これによりSO
FCによる発電を行うとともに、PEFCでも発電す
る。これによれば、炭化水素ガスのエネルギーを可及的
に電力に変換できるため、発電システム全体としての発
電効率を格段に向上させることができる。水蒸気改質器
には改質触媒、例えばアルミナ等の担体にNi、Ru等
の金属を担持した触媒が充填される。
【0030】炭化水素ガスとしては各種炭化水素ガスを
用いることができるが、好ましくは都市ガス、LPガス
あるいは天然ガスなどが用いられる。前述のとおり、S
OFC用の燃料は、C2 以上の炭化水素を除去しておく
必要があるため、都市ガス、LPガスあるいは天然ガス
などを燃料とする場合には予備水蒸気改質器により粗改
質ガスに改質して用いる。この熱源としてSOFCの余
熱を用いることができる。炭化水素ガスが、例えばC2
以上の炭化水素を含まないメタンガスの場合には、予備
改質器に代えて熱交換器を用いる。この場合にも、その
熱源としてSOFCの余熱を利用することができる。
【0031】以下、本発明の具体的態様を実施例ととも
にさらに説明する。なお、関連する図において、各流体
の配管には適宜弁等が配置されるが、図中での記載は省
略している。
【0032】《実施例1》図6は、SOFC(電解質に
は安定化ジルコニアを使用した)に対して、炭化水素ガ
ス(都市ガス、脱硫済み)の予備改質器Aに加えて、水
蒸気改質器B(図6中「改質器B」)を併置した例を示
す図である。SOFCスタックの仕様は図6中に記載の
とおりである。図6のとおり、断熱容器W内にSOFC
のスタック、触媒燃焼器(図6中「燃焼器」)、熱交換
器1〜3(図6中「熱交1〜3」)、シフト反応器等
(図6中「シフト反応等」。なお、シフト反応だけでは
水素中のCOを除去できない場合には、選択酸化器等を
つけ加える)、予備改質器Aおよび改質器Bを配置す
る。断熱容器Wの器壁は断熱材を充填した2重層として
構成した。触媒燃焼器にはPt等の貴金属触媒(本実施
例1ではアルミナにPdを担持した触媒を用いた。実施
例2も同じ)が充填され、予備改質器Aおよび改質器B
にはアルミナ等の担体にNi、Ru等の金属を担持した
触媒が充填されている(本実施例1ではアルミナにNi
を担持した触媒を用いた。実施例2も同じ)。
【0033】図6中、XはSOFCスタックを配置した
部分と触媒燃焼器、熱交換器1〜3およびシフト反応器
等を収容した部分とを隔てる隔壁、YはSOFCスタッ
クを配置した部分と予備改質器Aを収容した部分とを隔
てる隔壁、ZはSOFCスタックを配置した部分と改質
器Bを収容した部分とを隔てる隔壁である。隔壁Yおよ
びZは、それぞれ、SOFCスタックの熱を予備改質器
Aおよび改質器Bへ伝える必要があるため、熱伝導率の
良好な材料、例えば銅(合金を含む)製、アルミニウム
(合金を含む)製、あるいは鉄(ステンレス鋼等その合
金を含む)製等の材料で構成される(本実施例1ではス
テンレス鋼を用いた。実施例2も同じ)。
【0034】前記例1〜2の場合と同様、SOFCをD
C出力121.1kW(この値から本システムで必要な
エアーブロワーその他の補機動力等に要する電力量を差
し引いた電力量がSOFCの発電量に相当する)、運転
温度750℃、発電効率44.3%とし、操作上の設定
条件として、燃料利用率80%、電圧0.7V、電流密
度0.3A/cm2、供給する都市ガスのうち(予備改質
器Aを経由して)80%をSOFCスタックに供給し、
20%を改質器Bに供給した。発電に伴い発生する余剰
熱は32.3kW、そのうち13.5kWが予備改質器
Aの温度保持に使われ、17.7kWがスタックに隣接
する改質器Bの温度保持に使われる。
【0035】そして、残りの1.1kWが外部への熱損
失となる(32.3−13.5−17.7=1.1k
W)。この熱損失は例2の場合とほぼ同等であるが、本
実施例1ではスタックからの熱を17.7kWだけ利用
することで、66.1kWの水素を得ることができる。
こうして得られた水素は、不飽和結合への水素添加用、
酸水素炎用その他各種用途に使用されるが、PEFC用
の燃料としても使用することができる。
【0036】《実施例2》図7は、実施例1のようにし
て得られた水素をPEFC用の燃料として使用した例で
ある。改質器Bに続きPEFCを連結する。実施例1
(前記例1〜2も同じ)の場合と同様、SOFCをDC
出力121.1kW、運転温度750℃、発電効率4
4.3%とし、操作上の設定条件として、燃料利用率8
0%、電圧0.7V、電流密度0.3A/cm2、供給
する都市ガスのうち(予備改質器Aを経由して)80%
をSOFCスタックに供給し、20%を改質器Bに供給
した。
【0037】図7のとおり、改質器Bから熱交換器1
(図7中「熱交1」)、シフト反応器等を経て180℃
の水素が得られるが、これをPEFCでの発電に利用す
る。PEFCの作動温度は70〜100℃程度であるた
め、熱交換器4(図7中「熱交4」)によりその作動温
度に冷却し、PEFCの燃料極に供給する。空気極へ供
給する空気としては順次シフト反応器等、熱交換器1お
よび熱交換器2(図7中「熱交2」)により加熱された
732℃程度の空気を用いる。例えばコージェネレーシ
ョンシステムなどでは、熱としての利用よりも電力とし
ての需要が多いが、本実施例2によれば発電による電力
量を可及的に大きくすることができる。
【0038】本実施例2でのSOFCの都市ガスベース
の発電効率は44.3%である。改質器Bにより得られ
る水素は燃焼熱に換算して66.1kWである。したが
って、PEFCでの水素ベースの発電効率が55%の場
合、36.3kWの発電ができる。すなわち、例2(図
5)のようにSOFCのみの運転と比べると、SOFC
の発電効率を変えずに、その余剰熱(余熱)を利用して
36.3kWの発電ができる。このときSOFCとPE
FCを合わせた発電能力は135.3kWであり、都市
ガスベースの発電効率は48.3%にも及んでいる。
【0039】以上は、全都市ガスのうち20%を改質器
Bに通した場合であるが、表1は、改質比率、燃料利用
率、空気利用率、電流密度等の各種運転条件を変動させ
た場合の効果を示したものである。表1には実施例1に
おける諸条件も併せて記載している。表1のとおり、全
都市ガスのうち改質器Bに回す比率、すなわち改質比率
を10%から20%、30%、40%へと増やすと、S
OFCとPEFCの個別の発電効率はそれぞれ44.3
%、55.0%と変わらないが、PEFCでの発電量が
16.2kW、36.3kW、62.3kW、96.9
kWと増えるため、全体としての発電効率を高くするこ
とができる。
【0040】
【表 1】
【0041】一方、SOFCの燃料利用率を、例えば9
0%から80%へ、80%から70%へと低くすると、
SOFCでの発電効率は49.8%から44.3%へ、
44.3%から38.8%へと低くなり、ともに5.5
%低くなるが、SOFCとPEFCを合わせた全体の発
電効率(総発電量)は全都市ガスベースで52.8%か
ら48.3%へ、48.3%から43.9%へと、それ
ぞれ4.5%、4.4%しか下がらない。このようにS
OFCに合わせて改質器B、その下流側にPEFCを設
置することにより、SOFCの運転条件による発電効率
の変化を補い、緩和させることができる。
【0042】また、取り出す電流密度を0.2A/cm
2から0.3A/cm2へ、0.3A/cm2から0.4
A/cm2へと上げると、SOFCの発電効率が50.
6%から44.3%へ、44.3%から38.0%へ
と、それぞれ6.3%、6.3%下がるのに対し、全体
の発電効率は51.2%から48.3%へ、48.3%
から46.4%へと、それぞれ2.9%、1.9%しか
下がらない。このように、取り出す電流密度を変動させ
ることにより、燃料利用率の場合と同じように、SOF
Cの運転条件による発電効率の変化を補い、緩和させる
ことができる。このときには、改質器Bへ回す燃料を4
%から20%へ、20%から32%へと増加させ、SO
FCスタックへ導入する空気温度を一定に保っている。
このように、SOFCと改質器Bとの燃料供給量の比率
を調節することにより、スタックへ導入する空気温度を
制御し、システム全体としての発電効率および熱効率を
最適化することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、固体電解質型燃料電池
に対して炭化水素ガスの水蒸気改質器を併置することに
より、固体電解質型燃料電池で発生する余熱を可及的に
利用して水素を製造することができる。また、該水素を
製造する改質器の下流側に該水素を利用する固体高分子
型燃料電池を併置することにより発電量を可及的に増加
させることができ、また固体電解質型燃料電池の運転条
件による総合発電効率の変化を補い、緩和させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SOFCの構造を模式的に示した図(平板方
式)。
【図2】SOFCの作動原理を説明する図。
【図3】SOFCに予備改質器を配置し、炭化水素ガス
として常温の都市ガス、LPガス等を用いる場合におけ
る態様を示した図。
【図4】SOFCに予備改質器を組み込んでなる例を示
す図。
【図5】図4において外部への損失熱を最小限に抑えて
なる例を示す図。
【図6】SOFCに対して炭化水素ガスの予備改質器A
に加えて水蒸気改質器Bを併置した例を示す図(本発明
の例)。
【図7】図6のようにして得られた水素をPEFCの燃
料として使用する例を示す図(本発明の例)。
【符号の説明】 W:断熱容器 X:SOFCスタックを配置した部分と燃焼器、熱交換
器1〜3およびシフト反応器を収容した部分とを隔てる
隔壁 Y:SOFCスタックを配置した部分と予備改質器Aを
収容した部分とを隔てる隔壁 Z:SOFCスタックを配置した部分と改質器Bを収容
した部分とを隔てる隔壁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主成分とする改質
    ガスを生成させる水蒸気改質器を配置し、固体電解質型
    燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改質器の加熱に利用
    するようにしてなることを特徴とする固体電解質型燃料
    電池システム。
  2. 【請求項2】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化水素を除去した
    粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質器Aを配置する
    とともに、予備水蒸気改質器Aに続き、固体電解質型燃
    料電池の近傍に水素を主成分とする改質ガスを生成させ
    る水蒸気改質器Bを併置して、固体電解質型燃料電池で
    発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよび水蒸気改質器
    Bの加熱に利用するようにしてなることを特徴とする固
    体電解質型燃料電池システム。
  3. 【請求項3】上記炭化水素ガスが都市ガス、LPガス又
    は天然ガスである請求項1〜2のいずれかに記載の固体
    電解質型燃料電池システム。
  4. 【請求項4】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主成分とする改質
    ガスを生成させる水蒸気改質器を配置し、固体電解質型
    燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改質器の加熱に利用
    し、且つ、該水蒸気改質器の下流側で断熱容器外に固体
    高分子質型燃料電池を配置することにより、固体電解質
    型燃料電池による発電とともに固体高分子型燃料電池に
    よる発電を行うようにしてなることを特徴とするハイブ
    リッド型燃料電池システム。
  5. 【請求項5】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化水素を除去した
    粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質器Aを配置する
    とともに、予備水蒸気改質器Aに続き、固体電解質型燃
    料電池の近傍に水素を主成分とする改質ガスを生成させ
    る水蒸気改質器Bを併置して、固体電解質型燃料電池で
    発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよび水蒸気改質器
    Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器Bの下流側で断
    熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配置することによ
    り、固体電解質型燃料電池による発電とともに固体高分
    子型燃料電池による発電を行うようにしてなることを特
    徴とするハイブリッド型燃料電池システム。
  6. 【請求項6】上記炭化水素ガスが都市ガス、LPガス又
    は天然ガスである請求項4〜5のいずれかに記載のハイ
    ブリッド型燃料電池システム。
  7. 【請求項7】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化水素を除去した
    粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質器Aを配置する
    とともに、予備水蒸気改質器Aに続き、固体電解質型燃
    料電池の近傍に水素を主成分とする改質ガスを生成させ
    る水蒸気改質器Bを併置して、固体電解質型燃料電池で
    発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよび水蒸気改質器
    Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器Bの下流側で断
    熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配置して両燃料電
    池で発電することにより、固体電解質型燃料電池の燃料
    利用率が変化しても、全体の発電効率の変化を補うよう
    にすることを特徴とするハイブリッド型燃料電池システ
    ムの運転方法。
  8. 【請求項8】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化水素を除去した
    粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質器Aを配置する
    とともに、予備水蒸気改質器Aに続き、固体電解質型燃
    料電池の近傍に水素を主成分とする改質ガスを生成させ
    る水蒸気改質器Bを併置して、固体電解質型燃料電池で
    発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよび水蒸気改質器
    Bの加熱に利用し、且つ、水蒸気改質器Bの下流側で断
    熱容器外に固体高分子質型燃料電池を配置して両燃料電
    池で発電することにより、固体電解質型燃料電池の電流
    密度が変化しても、全体の発電効率の変化を補うように
    することを特徴とするハイブリッド型燃料電池システム
    の運転方法。
  9. 【請求項9】断熱容器内に配置された固体電解質型燃料
    電池の近傍に炭化水素ガスから水素を主成分とする改質
    ガスを生成させる水蒸気改質器を配置して、固体電解質
    型燃料電池で発生する余熱を該水蒸気改質器の加熱に利
    用するようにしてなることを特徴とする固体電解質型燃
    料電池の余熱を利用した水素製造装置。
  10. 【請求項10】断熱容器内に配置された固体電解質型燃
    料電池に炭化水素ガスからC2 以上の炭化水素を除去し
    た粗改質ガスを生成させる予備水蒸気改質器Aを配置す
    るとともに、予備水蒸気改質器Aに続き、固体電解質型
    燃料電池の近傍に水素を主成分とする改質ガスを生成さ
    せる水蒸気改質器Bを併置して、固体電解質型燃料電池
    で発生する余熱を予備水蒸気改質器Aおよび水蒸気改質
    器Bの加熱に利用するようにしてなることを特徴とする
    固体電解質型燃料電池の余熱を利用した水素製造装置。
  11. 【請求項11】上記炭化水素ガスが都市ガス、LPガス
    又は天然ガスである請求項9〜10のいずれかに記載の
    固体電解質型燃料電池の余熱を利用した水素製造装置。
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