[go: up one dir, main page]

JP2001262436A - ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法 - Google Patents

ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法

Info

Publication number
JP2001262436A
JP2001262436A JP2000069515A JP2000069515A JP2001262436A JP 2001262436 A JP2001262436 A JP 2001262436A JP 2000069515 A JP2000069515 A JP 2000069515A JP 2000069515 A JP2000069515 A JP 2000069515A JP 2001262436 A JP2001262436 A JP 2001262436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyphenylene sulfide
stretching
fibers
yarn
sulfide fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000069515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001262436A5 (ja
JP4359999B2 (ja
Inventor
Tomotaka Koketsu
智隆 纐纈
Isoo Saito
磯雄 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP2000069515A priority Critical patent/JP4359999B2/ja
Publication of JP2001262436A publication Critical patent/JP2001262436A/ja
Publication of JP2001262436A5 publication Critical patent/JP2001262436A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4359999B2 publication Critical patent/JP4359999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性や耐薬品性を維持すると共に、高強度・
高タフネスの特性を備、毛羽が少なく、品位の優れた基
布を与えるPPS繊維を高い生産効率、かつ高収率で製
造する方法の提供。 【解決手段】PPS繊維を直接紡糸延伸法にて製造する
に際し、メルトフローレート100〜600のPPSか
らなるポリマペレットを、ポリマ温度が295〜320
℃となるように溶融し、孔径D0.1〜0.6mmで、孔
長Lと孔径Dの比L/D2.5以上の口金孔を通して紡
糸し、紡糸糸条が通過する口金面から10cm下におけ
る雰囲気温度を250℃以下とし、冷却された紡糸糸条
に水系油剤を付与して、この未延伸糸条を引き取り、直
ちに延伸工程に移行させて、特定倍率で1次延伸を行な
い、引き続き特定倍率で2次延伸を行なうか、またはさ
らに特定倍率で3次延伸を行ない、続いて延伸糸条を巻
き取ることを特徴とするPPS繊維の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリフェニレンサル
ファイドの製造方法に関するものである。さらに詳しく
は、ポリフェニレンサルファイド繊維本来の特徴である
耐熱性や耐薬品性を維持すると共に、高強度・高タフネ
スの特性を備えたポリフェニレンサルファイド繊維であ
って、これを織物などとして用いた時に、毛羽が少な
く、品位の優れた基布を与えることが可能なポリフェニ
レンサルファイド繊維を高い生産効率、かつ優れた収率
で製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリフェニレンサルファイドは、その優
れた耐熱性や耐薬品性などの特徴を活かして、当初はエ
ンジニヤリングプラスチックや耐熱性フィルムなどで実
用化がなされてきたが、近年では、繊維分野においても
その利用が広がりつつあり、例えば、バグフィルター、
モーター結束紐、モーターバインダーテープおよび抄紙
用ドライヤーカンバスなどの用途に有用視されているば
かりか、さらには新用途開発が進むにつれて、需要量も
拡大している。
【0003】ポリフェニレンサルファイドの繊維の製造
方法については、例えば特開昭57−143518号公
報により基本的な繊維化技術が開示されて以来、製糸技
術の進歩に伴う物性の改良および製造プロセスの改良な
どについて、例えば特開平1−229809号公報およ
び特開平4−100915号公報などにより多くの提案
がなされている。
【0004】そして、紡糸工程と延伸工程を直結した直
接紡糸延伸法は、未延伸糸をボビンなどに一旦巻き取っ
た後で逐次延伸する2工程法と比較して、生産性が大幅
に高いことが知られており、ポリフェニレンサルファイ
ド繊維についても、この直接紡糸延伸法により製造され
ることが従来より公知である。
【0005】すなわち、特開昭57−143518号公
報には、溶融紡糸されたポリフェニレンサルファイド未
延伸糸を延伸工程に供し、供給ロールと引張ロールとの
間において自然延伸比以上の延伸を行う際に、熱板や熱
ロールなどによって、未延伸糸条をガラス転移点付近の
温度(80〜120℃)の範囲に加熱して2段延伸する
方法が開示されている。
【0006】また、特開平1−229809号公報に
は、ポリフェニレンサルファイド繊維を延伸・熱処理す
るときの毛羽・断糸の発生を抑えるために、溶融紡糸し
た糸条に0.5〜1%の予備延伸を付与した後、延伸後
の繊維の破断伸度が45%以下となるように85〜11
0℃の温度で1段延伸を行った後、この1段延伸糸条を
100〜140℃の温度で定長乃至弛緩熱セットし、さ
らに150℃〜融点以下の温度で定長乃至弛緩熱セット
する方法が開示されている。
【0007】しかるに、これら従来の紡糸延伸法を適用
した場合には、高強度かつ高タフネスのポリフェニレン
サルファイド繊維が必ずしも得られないばかりか、延伸
中の毛羽が必ずしも少ないとはいえず、また紡糸速度が
高速とならざるを得ない直接紡糸延伸法であることか
ら、紡糸中の糸切れが頻繁に発生して、長時間の安定し
た生産を行うことができないという問題があった。しか
も、これらの従来法においては、紡糸速度を低くくすれ
ば生産性が悪くなり、なおかつ延伸中に毛羽が発生する
という問題もあった。
【0008】したがって、例えばポリアミド繊維やポリ
エチレンテレフタレート繊維などで用いられている直接
紡糸延伸法を、単純にポリフェニレンサルファイドに適
応したとしても、高強度かつ高タフネスで、延伸中にお
ける毛羽や糸切れの発生が少ない繊維を得ることは困難
であった。
【0009】また、特開平4−100915号公報に
は、特定の分子量をもったポリマを使用し、口金温度を
270〜310℃とした口金から紡出させて延伸熱処理
する方法が開示されているが、融点が285℃である通
常のポリフェニレンサルファイドポリマを用いて高々2
90℃程度の口金温度で紡糸する場合には、吐出が不安
定となって、毛羽や紡糸中の糸切れが多発するという問
題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0011】したがって、本発明の目的は、ポリフェニ
レンサルファイド繊維本来の特徴である耐熱性や耐薬品
性を維持すると共に、高強度・高タフネスの特性を備え
たポリフェニレンサルファイド繊維であって、これを織
物などとして用いた時に、毛羽が少なく、品位の優れた
基布を与えることが可能なポリフェニレンサルファイド
繊維を高い生産効率、かつ優れた収率で製造する方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のポリフェニレンサルファイド繊維の製造
方法は、主として次の構成を有する。すなわち、ポリフ
ェニレンサルファイド繊維を直接紡糸延伸法にて製造す
るに際し、(イ)メルトフローレート(MFR)が10
0〜600のポリフェニレンサルファイドからなるポリ
マペレットを、ポリマ温度が295〜320℃となるよ
うに溶融し、(ロ)孔径(D)が0.1〜0.6mmで、
孔長(L)と孔径(D)の比(L/D)が2.5以上の
口金孔を通して紡糸し、(ハ)紡糸糸条が通過する口金
面から10cm下における雰囲気温度を250℃以下と
し、(ニ)次いで、冷却された紡糸糸条に水系油剤を付
与して、この未延伸糸条を引き取りロールで引き取り、
(ホ)引き取った糸条を直ちに延伸工程に移行させて、
1.1〜1.5倍の1次延伸を行ない、引き続き2.0
〜4.0倍の2次延伸を行なうか、または1.1〜1.
5倍の1次延伸を行ない、引き続き2.0〜3.5倍の
2次延伸を行った後、さらに1.01〜1.2倍の3次
延伸を行ない、(ヘ)続いて延伸糸条を巻き取ることを
特徴とするポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法
である。
【0013】なお、本発明のポリフェニレンサルファイ
ド繊維の製造方法においては、以下の(1)〜(5)が
好ましい条件であり、これらの条件の適用によりさらに
すぐれた効果を期待することができる。 (1)前記(ハ)の口金面から10cm下における雰囲
気温度が150〜230℃であること、(2)前記
(ニ)の紡糸糸条に対する水系油剤の固形分付着量が
1.0〜3.0重量%であること、(3)前記(ニ)の
未延伸糸条の引き取り速度が300〜1000m/分で
あること、(4)前記(ホ)の延伸工程に引き続き、延
伸糸条に0.9〜0.99倍の弛緩熱処理を施すこと、
(5)製糸速度が2000m/分以上であること。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明のポリフェニレンサ
ルファイド繊維の製造方法について、詳細に説明する。
本発明に係るポリフェニレンサルファイド繊維は、従来
にない高強度かつ高タフネスの特性を有するものであ
り、かかる特性を活かして毛羽品位を有する織物用途、
特にバグフィルター、モーター結束紐、モーターバイン
ダーテープおよび抄紙用ドライヤーカンバスなどの分野
に有用である。
【0015】図1は、本発明のポリフェニレンサルファ
イド繊維の製造方法に用いる直接紡糸延伸装置の一例を
示す概略図である。図1において、ポリフェニレンサル
ファイドポリマは、好ましくはエクストルーダー型紡糸
機1に供給されて溶融状態とされ、口金パック2の紡糸
口金の細孔を通して紡出される。
【0016】次に、紡出糸条は断熱筒3を経て口金直下
10cm間の特定雰囲気温度に調整されたチムニー4を
通り、続いてダクト5内で冷却を受けた後、油剤オイリ
ングローラ6により水系油剤が付与され、引き取りロー
ラ8により引き取られる。
【0017】そして、この未延伸糸条7は、ただちに引
き取りローラ8/セパレートローラ8’とフィードロー
ラ9/セパレートローラ9’との間で1次延伸され、次
いでフィードローラ9/セパレートローラ9’と第1延
伸ローラ10/10’との間で2次延伸、第1延伸ロー
ラ10/10’と第2延伸ローラ11/11’との間で
3次延伸、さらには第2延伸ローラ11/11’とリラ
ックスローラ12/12’との間でによりリラックス処
理を受けた後、ワインダー14に巻き取られる。なお、
図中の符号13は、後述する実施例において単繊維切れ
を評価するために設けられた毛羽検知装置である。
【0018】次に、本発明のポリフェニレンサルファイ
ド繊維の製造方法について、さらに詳しく説明する。ま
ず、上記(イ)において、本発明で用いるポリフェニレ
ンサルファイドからなるポリマペレットは、そのメルト
フローレート(MFR)を100〜600とするもので
ある。メルトフローレートが100未満では、目的とす
る繊維物性が得られず、一方、600を越えると、溶融
粘度が高過ぎて安定な紡糸が困難となる。
【0019】なお、ここでいうメルトフローレート(M
FR)とは、測定温度316℃、荷重5Kgfとし、A
STM D1238−82法によって測定されたポリマ
の溶融流れ性を示すパラメーターである。
【0020】また、本発明で用いるポリフェニレンサル
ファイドは実質的に線状のポリマとであることが好まし
い。また、トリクロロベンゼン(TCB)を0.1重量
%以下含有したポリマであってもよい。
【0021】ポリフェニレンサルファイドのポリマペレ
ットは、通常140〜180℃で8〜24時間程度乾燥
して用いることが好ましい。その理由は、主に低沸点異
物を除去し、また適度に結晶化させることによって、紡
糸機中でのスムーズな溶融が可能となるからである。
【0022】ポリフェニレンサルファイドのポリマペレ
ットは、好ましくはエクストルーダー型紡糸機1で溶融
し、ポリマ温度(紡糸温度)を295℃〜320℃とし
て紡糸されるものである。紡糸温度とは紡糸パック中の
ポリマ温度であり、好ましくは300〜315℃であ
る。
【0023】次に、上記(イ)において、紡糸パック2
中では、溶融ポリマを20μ以下、好ましくは10μ以
下の開孔を有するフィルターを用いて濾過した後、紡糸
口金の細孔を通して紡出する。本発明の製造方法におい
て、紡糸口金は、孔径(D)0.1〜0.6mmで、孔
長(L)と孔径(D)の比(L/D)が2.5以上の口
金孔を有するものを用いるものである。特に孔長(L)
と孔径(D)の比(L/D)は、紡糸安定性および延伸
性、ひいては繊維の毛羽品位に大きな影響を及ぼすた
め、最適な条件を選ぶことが重要である。特に好ましい
範囲は3.0〜8.0である。比(L/D)が2.5未
満であると、安定した製糸が困難となり、糸切れや毛羽
が頻発することが多い。
【0024】次いで、紡出糸条は断熱筒3を経て口金直
下10cm間に配置された雰囲気温度を250℃以下、
好ましくは150〜230℃としてチムニー4を通過さ
せるものである。このチムニー4は、口金直下10cm
下における雰囲気温度を上記の温度となるように保持さ
れた保温筒または加熱筒で囲まれた雰囲気である。この
口金直下の温度を上記の250℃よりも低く過ぎる状態
で保持しようとすると、口金面が冷却されてしまうため
吐出不能になる。
【0025】続いて、上記(ハ)において、糸条をダク
ト5を通過させ、このダクト5内で冷風で冷却する。冷
風の温度は通常10〜30℃の範囲を用いるが、100
℃以下の温風を用いてもよい。
【0026】冷却固化した糸条には、油剤オイリングロ
ーラ6により、水系油剤が付与されるものであり、油剤
を付与された未延伸糸条7は、引き続いて回転する引き
取りローラ8で引き取る。ここで使用する油剤は、平滑
剤、活性剤、乳化剤などを主成分とする水系エマルジョ
ン油剤であることが必須である。ポリフェニレンサルフ
ァイド繊維の延伸熱処理において、ポリアミド繊維など
に用いられる非含水油剤を用いると、単繊維間の摩擦が
大きくなるため、毛羽や糸切れの要因となる。
【0027】また、未延伸糸に対する水系油剤の固形分
付着量は、1.0〜3.0重量%となるように調整され
るのが好ましい。水系油剤の固形分付着量をかかる好ま
しい範囲とすると未延伸糸条7と延伸ローラとの摩擦力
が高くなりすぎず、延伸熱処理時に毛羽や糸切れを有効
に抑制でき、また、ポリフェニレンサルファイド繊維と
しての性能が劣ってしまうこともない。
【0028】引き取りローラ8は、通常、300〜10
00m/分の速度とする。300m/分以下では生産効
率が劣り、一方1000m/分以上では目的とする物性
が得られないことがある。
【0029】次いで、未延伸糸条7は、本発明の製造方
法において最も特徴的である上記(ホ)の延伸工程へ送
られる。すなわち、未延伸糸条7は、ただちに引き取り
ローラ8/セパレートローラ8’とフィードローラ9/
セパレートローラ9’との間で1次延伸され、フィード
ローラ9/セパレートローラ9’と第1延伸ローラ10
/10’との間で2次延伸、第1延伸ローラ10/1
0’と第2延伸ローラ11/11’との間で3次延伸、
さらには第2延伸ローラ11/11’とリラックスロー
ラ12/12’との間でによりリラックス処理を受けた
後、ワインダー14に巻き取られる。この延伸ゾーンで
は、先ず1.1〜1.5倍の1次延伸を行った後、引き
続き2.0〜4.0倍の2次延伸を行なうか、または、
先ず1.1〜1.5倍の1次延伸を行った後、引き続き
2.0〜3.5倍の2次延伸を行い、さらに1.01〜
1.5で3次延伸を行うことが特徴である。
【0030】ここで、1次延伸は一般にプレストレッチ
と称し、1.1倍未満、通常は1.05程度が多く採用
されているが、本発明の製造方法においては1.1〜
1.5倍、好ましくは1.2〜1.4倍とするものであ
り、これは極めて特異な範囲であるといえる。1次延伸
倍率が1.1倍未満では、目的とする物性が得にくいば
かりか、特に織物用途で重要な毛羽品位における改良効
果が得られない。一方、1次延伸倍率が1.5以上で
は、不均一な延伸が生じるため、特に織物用途で重要な
毛羽品位における改良効果を得ることができない。
【0031】1次延伸は、引き取りローラ8とフィード
ローラ9との間で行ない、引き取りローラ8の温度は、
ポリフェニレンサルファイドのガラス転移温度(Tg)
以下、すなわち90℃以下、好ましくは30〜60℃
に、フイードローラ9の温度はTg±20℃、すなわち
70〜110℃で、引き取りローラ8よりも高い温度に
設定する。
【0032】次に、フィードローラ9と第1延伸ローラ
10間での2次延伸は、2段延伸で完了させる場合は
2.0〜4.0倍で、また3段延伸を施す場合の2段延
伸は2.0〜3.5倍で行うものである。第1延伸ロー
ラ10の温度は90〜130℃で、フィードローラ9の
温度より高い温度に設定することが好ましい。2次延伸
倍率が上記の範囲を外れる場合には、目的とする繊維物
性を得にくいばかりか、織物用原糸とした場合の優れた
毛羽品位を得ることができない。
【0033】また、3段延伸の場合には、第1延伸ロー
ラ10と第2延伸ローラ11との間で第3次延伸を行
う。第2延伸ローラ11の温度は、150〜265℃と
することが好ましい。第2延伸ローラ11の温度と、こ
の第2延伸ローラ11上への糸条捲回数が、得られるポ
リフェニレンサルファイド繊維の乾熱収縮率に大きく影
響する。この第2延伸ローラ11には糸条を少なくとも
1秒間接触させることが好ましい。第3次延伸の延伸倍
率は、1.01〜1.2倍、好ましくは1.03〜1.
2倍と比較的低倍率に設定するものである。この範囲外
では、目的とする繊維物性が得られないばかりか、織物
用原糸とした場合の優れた毛羽品位を得ることができな
い。
【0034】次いで、延伸熱処理後の糸条は、第2延伸
ローラ11とリラックスローラ11との間で、通常0.
90〜0.99の延伸倍率、すなわちち弛緩条件下に加
熱しながら延伸歪みを緩和された後、巻き取り直前にワ
インダー14に巻取られる。
【0035】かくして得られる本発明のポリフェニレン
サルファイド繊維は、強度が4.3cN/dtex以
上、伸度が22%以上と、高強度・高タフネスの特性を
備え、しかも特に織物用途などに適した毛羽品位を有す
るものであり、このような特性がが要求されるバグフィ
ルター、モーター結束紐、モーターバインダーテープお
よび抄紙用ドライヤーカンバスなどの用途にきわめて有
用である。
【0036】また、本発明のポリフェニレンサルファイ
ド繊維の製造方法によれば、上記の優れた特性を有する
繊維を、高い生産効率でかつ優れた収率で得ることがで
きる。すなわち、直接紡糸延伸法により、製糸速度20
00m/分以上、通常は3000m/分以上で、かつ2
糸条以上の多糸条同時延伸法で効率良く生産することが
できる。また、製造時、特に延伸時の毛羽の発生が著し
く少なく、整径工程での毛羽発生は十数ケ/千万m以
下、通常は数ケ/千万mであり、産業資材用途に用いら
れているポリアミド繊維やポリエステル繊維の場合に比
べて遜色ないレベルであるといえる。
【0037】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明するが、
本発明の明細書および実施例中に記載した繊維特性の定
義および測定方法は次の通りである。 (a)強度(cN/dtex)、伸度(%) JIS L 1013の方法に依った。詳しくは、試長
25cm、引張り速度30cm/分の条件で測定した。 (b)糸切れ(回/t) 1トンあたりの糸切れ回数を算出した。 (c)単繊維切れ(個/千万m) 巻き取り直前で、毛羽検知装置((株)キーエンス製の
センサーGH513とアンプGA245から成る)と切
断した単繊維とが接触した回数を、1千万mあたりの個
数として算出した。 (d)整経毛羽(個/千万m) 整経工程での毛羽個数を単繊維切れと同様に算出した。
【0038】[実施例1]MFRが240のポリフェニ
レンサルファイドポリマを、10トール真空下の状態で
エクストルダー型紡糸機によりポリマ温度が315℃に
なるように溶融し、紡糸パック中で溶融ポリマを5μの
細孔を有する金属フィルターで濾過した後、孔径0.3
0mm、孔深度/孔径の比が4の吐出孔を50ホール有
する紡糸口金を通して紡出し、吐出量は巻取り糸条が2
20dtexとなるように製糸条件に合わせた。口金の
直下に断熱筒を設置し、口金面下10cmの雰囲気温度
が220℃である雰囲気を通過させ、この糸条をただち
に25℃の冷風で冷却し、冷却固化した未延伸糸条に、
未延伸糸に対する油剤固形分付着量が1.5重量%にな
るよう水系エマルジョン油剤を付与した。次いで、60
0m/分の速度で回転する50℃に加熱した引取りロー
ルで引取り、この未延伸糸条を一旦巻き取ることなく連
続して90℃に加熱したフィードロールとの間で1.3
0倍の1次延伸を行った。引き続いてフィードロールと
105℃の第1延伸ロールとの間で3.0倍の2次延伸
を行った。さらに、糸条に第2延伸ロールとリラックス
ロールとの間で0.98倍の弛緩処理を施し、ワインダ
ーで巻き取ることにより、単繊維繊度4.5dtexの
ポリフェニレンサルファイド繊維を得た。上記製造条件
と得られたポリフェニレンサルファイド繊維の特性は表
1に示す通りであった。表1の結果から明らかなよう
に、本発明の条件を満たす製造方法により得られたポリ
フェニレンサルファイド繊維(実施例1〜4)は、強度
が4.3cN/dtex以上、伸度が22%以上と、高
強度・高タフネスの特性を備え、しかも特に織物用途な
どに適した毛羽品位を有するものである。
【0039】
【表1】
【0040】[実施例2〜4、比較例1〜6]実施例1
の製造条件のうち1部を表1に示したように変更した以
外は同様の条件で紡糸、延伸することにより、10種類
のポリフェニレンサルファイド繊維を得た。得られた各
ポリフェニレンサルファイド繊維の評価結果及び特性を
表1に併記した。本発明の条件を一つでも欠く製造方法
により得られたポリフェニレンサルファイド繊維(比較
例1〜6)は、高強度・高タフネスの一方または両方を
満たさず、しかも毛羽品位の劣るものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリフェ
ニレンサルファイド繊維は、強度が4.3cN/dte
x以上、伸度が22%以上と、高強度・高タフネスの特
性を備え、しかも特に織物用途などに適した毛羽品位を
有るものであり、このような特性がが要求されるバグフ
ィルター、モーター結束紐、モーターバインダーテープ
および抄紙用ドライヤーカンバスなどの用途にきわめて
有用である。
【0042】また、本発明のポリフェニレンサルファイ
ド繊維の製造方法によれば、上記の優れた特性を有する
繊維を、高い生産効率でかつ優れた収率で得ることがで
きる。すなわち、直接紡糸延伸法により、製糸速度20
00m/分以上、通常は3000m/分以上で、かつ2
糸条以上の多糸条同時延伸法で効率良く生産することが
できる。また、製造時、特に延伸時の毛羽の発生が著し
く少なく、整径工程での毛羽発生は十数ケ/千万m以
下、通常は数ケ/千万mであり、産業資材用途に用いら
れているポリアミド繊維やポリエステル繊維の場合に比
べて遜色ないレベルであるといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリフェニレンサルファイド繊維の製
造方法に用いる直接紡糸延伸装置の一例を示す概略図。
【符号の説明】
1 紡糸機 2 口金パック 3 断熱筒 4 チムニー 5 ダクト 6 油剤オイリングロール 7 未延伸糸条 8 引取りローラ 9 フィードローラ 8’,9’ セパレートローラ 10,10’ 第1延伸ローラ 11,11’ 第2延伸ローラ 12,12’ リラックスローラ 13 毛羽検知装置 14 ワインダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンサルファイド繊維を直接
    紡糸延伸法にて製造するに際し、 (イ)メルトフローレート(MFR)が100〜600
    のポリフェニレンサルファイドからなるポリマペレット
    を、ポリマ温度が295〜320℃となるように溶融
    し、 (ロ)孔径(D)が0.1〜0.6mmで、孔長(L)と
    孔径(D)の比(L/D)が2.5以上の口金孔を通し
    て紡糸し、 (ハ)紡糸糸条が通過する口金面から10cm下におけ
    る雰囲気温度を250℃以下とし、 (ニ)次いで、冷却された紡糸糸条に水系油剤を付与し
    て、この未延伸糸条を引き取りロールで引き取り、 (ホ)引き取った糸条を直ちに延伸工程に移行させて、
    1.1〜1.5倍の1次延伸を行ない、引き続き2.0
    〜4.0倍の2次延伸を行なうか、または1.1〜1.
    5倍の1次延伸を行ない、引き続き2.0〜3.5倍の
    2次延伸を行った後、さらに1.01〜1.2倍の3次
    延伸を行ない、 (ヘ)続いて延伸糸条を巻き取ることを特徴とするポリ
    フェニレンサルファイド繊維の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記(ハ)の口金面から10cm下にお
    ける雰囲気温度が150〜230℃であることを特徴と
    する請求項1に記載のポリフェニレンサルファイド繊維
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記(ニ)の紡糸糸条に対する水系油剤
    の固形分付着量が1.0〜3.0重量%であることを特
    徴とする請求項1または2に記載のポリフェニレンサル
    ファイド繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記(ニ)の未延伸糸条の引き取り速度
    が300〜1000m/分であることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項に記載のポリフェニレンサルフ
    ァイド繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記(ホ)の延伸工程に引き続き、延伸
    糸条に0.9〜0.99倍の弛緩熱処理を施すことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリフェ
    ニレンサルファイド繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】 製糸速度が2000m/分以上であるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のポ
    リフェニレンサルファイド繊維の製造方法。
JP2000069515A 2000-03-13 2000-03-13 ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法 Expired - Fee Related JP4359999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069515A JP4359999B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000069515A JP4359999B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001262436A true JP2001262436A (ja) 2001-09-26
JP2001262436A5 JP2001262436A5 (ja) 2007-05-10
JP4359999B2 JP4359999B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=18588375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000069515A Expired - Fee Related JP4359999B2 (ja) 2000-03-13 2000-03-13 ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4359999B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059509A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Toray Industries, Inc. ポリフェニレンスルフィド樹脂、その製造方法およびそれからなる繊維
JP2008540850A (ja) * 2005-03-18 2008-11-20 ディオレン インドゥストリアル ファイバース ベスローテン フェノートシャップ ポリフェニレンスルフィドフィラメントヤーンの製造方法
JP2009068149A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toray Ind Inc 細繊度ポリフェニレンスルフィドモノフィラメントおよびその製造方法
WO2009087901A1 (ja) 2008-01-09 2009-07-16 Toray Industries, Inc. ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法
JP2009215680A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Toray Ind Inc ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法およびポリフェニレンサルファイド繊維
WO2010110293A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法
CN101342468B (zh) * 2008-08-22 2011-09-14 清华大学 一种β晶相聚偏氟乙烯中空纤维多孔膜的制备方法
CN102560717A (zh) * 2011-12-19 2012-07-11 东华大学 一种高强低缩聚苯硫醚长丝及其制备方法
CN102851956A (zh) * 2012-08-30 2013-01-02 四川得阳特种新材料有限公司 一种提高聚苯硫醚短纤维生产稳定性的方法
CN104032427A (zh) * 2014-03-31 2014-09-10 绍兴文理学院 多异混纤维的制造方法
WO2014157543A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 Kbセーレン株式会社 ポリフェニレンスルフィドモノフィラメントおよびその製造方法
CN104195669A (zh) * 2014-09-15 2014-12-10 马海燕 大直径聚苯硫醚单丝及其生产方法
CN104532436A (zh) * 2014-12-29 2015-04-22 太原理工大学 一种聚苯硫醚长丝的多级拉伸热定型方法
CN105297498A (zh) * 2015-10-29 2016-02-03 安徽省腾越铝塑有限公司 一种具有较高韧性的轮船用缆绳
CN111433395A (zh) * 2017-12-21 2020-07-17 东丽株式会社 聚苯硫醚短纤维、纤维结构体、过滤器用毡及袋式过滤器
CN117051493A (zh) * 2023-08-23 2023-11-14 浙江新和成特种材料有限公司 一种高韧性聚苯硫醚单丝及其制备方法和应用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102877139A (zh) * 2012-08-17 2013-01-16 苏州市兴吴工程塑胶有限公司 一种适用于化学纤维的切片纺丝方法

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7847055B2 (en) 2004-11-30 2010-12-07 Toray Industries, Inc. Polyphenylene sulfide resin, process for producing the same, and fiber comprising the same
WO2006059509A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Toray Industries, Inc. ポリフェニレンスルフィド樹脂、その製造方法およびそれからなる繊維
JP2008540850A (ja) * 2005-03-18 2008-11-20 ディオレン インドゥストリアル ファイバース ベスローテン フェノートシャップ ポリフェニレンスルフィドフィラメントヤーンの製造方法
JP2009068149A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Toray Ind Inc 細繊度ポリフェニレンスルフィドモノフィラメントおよびその製造方法
WO2009087901A1 (ja) 2008-01-09 2009-07-16 Toray Industries, Inc. ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法
JP2009185438A (ja) * 2008-01-09 2009-08-20 Toray Ind Inc ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法
JP2012246599A (ja) * 2008-01-09 2012-12-13 Toray Ind Inc ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法
JP2009215680A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Toray Ind Inc ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法およびポリフェニレンサルファイド繊維
CN101342468B (zh) * 2008-08-22 2011-09-14 清华大学 一种β晶相聚偏氟乙烯中空纤维多孔膜的制备方法
WO2010110293A1 (ja) * 2009-03-25 2010-09-30 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法
JP5263294B2 (ja) * 2009-03-25 2013-08-14 東レ株式会社 長繊維不織布の製造方法
US8623268B2 (en) 2009-03-25 2014-01-07 Toray Industries, Inc. Production method for filament non-woven fabric
CN102560717A (zh) * 2011-12-19 2012-07-11 东华大学 一种高强低缩聚苯硫醚长丝及其制备方法
CN102851956B (zh) * 2012-08-30 2024-02-13 四川得阳特种新材料有限公司 一种提高聚苯硫醚短纤维生产稳定性的方法
CN102851956A (zh) * 2012-08-30 2013-01-02 四川得阳特种新材料有限公司 一种提高聚苯硫醚短纤维生产稳定性的方法
WO2014157543A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 Kbセーレン株式会社 ポリフェニレンスルフィドモノフィラメントおよびその製造方法
WO2014155891A1 (ja) * 2013-03-27 2014-10-02 Kbセーレン株式会社 ポリフェニレンスルフィドモノフィラメントおよびその製造方法
CN104032427A (zh) * 2014-03-31 2014-09-10 绍兴文理学院 多异混纤维的制造方法
CN104195669A (zh) * 2014-09-15 2014-12-10 马海燕 大直径聚苯硫醚单丝及其生产方法
CN104532436A (zh) * 2014-12-29 2015-04-22 太原理工大学 一种聚苯硫醚长丝的多级拉伸热定型方法
CN105297498A (zh) * 2015-10-29 2016-02-03 安徽省腾越铝塑有限公司 一种具有较高韧性的轮船用缆绳
CN111433395A (zh) * 2017-12-21 2020-07-17 东丽株式会社 聚苯硫醚短纤维、纤维结构体、过滤器用毡及袋式过滤器
CN117051493A (zh) * 2023-08-23 2023-11-14 浙江新和成特种材料有限公司 一种高韧性聚苯硫醚单丝及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP4359999B2 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001262436A (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法
JP2008540850A5 (ja)
JPH02251610A (ja) ポリエステル繊維の製造方法
JP2007284857A (ja) ポリエステルの溶融紡糸方法および溶融紡糸装置
JP3229084B2 (ja) ポリエステル繊維の製造方法
JP4962361B2 (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法およびポリフェニレンサルファイド繊維
JP2000178829A (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維及びその製造方法
JPS584089B2 (ja) ポリエステルセンイノ セイゾウホウホウ
JP2012136797A (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維の製造方法
JP2004124338A (ja) 細デニールポリエステル中空予備延伸糸の製造方法及びその方法から製造された細デニールポリエステル中空予備延伸糸
JP2020158906A (ja) 高強度ポリアミドモノフィラメント
JP2776017B2 (ja) ポリフェニレンサルファイド繊維およびその製造方法
JPH08134717A (ja) エアバッグ用ポリエステル繊維の製造方法
JP2000073230A (ja) ポリエステル繊維の製造法
JP2000239921A (ja) ポリエステル繊維の製造法
JP2004052173A (ja) 高強度ポリエステルモノフィラメント及びその製造方法
JPS584091B2 (ja) ポリエステル繊維の製造法
JP2000027029A (ja) 高タフネス低収縮ポリエステル繊維の製造方法
JPH09316725A (ja) ポリエステル繊維の紡糸直接延伸装置
JPH11350250A (ja) 細繊度ポリエステル繊維の製造法
KR100315150B1 (ko) 폴리에스테르섬유의제조방법및장치
JP2005133249A (ja) 分繊用ポリ乳酸マルチフィラメントとその製造方法
JP2004285497A (ja) 低収縮ポリエステル繊維の製造方法
JP2000345428A (ja) ポリオレフィン系繊維の製造方法
JP2000178828A (ja) ポリエステル繊維の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120821

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130821

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees