JP2001258965A - マッサージ装置 - Google Patents
マッサージ装置Info
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- JP2001258965A JP2001258965A JP2000073803A JP2000073803A JP2001258965A JP 2001258965 A JP2001258965 A JP 2001258965A JP 2000073803 A JP2000073803 A JP 2000073803A JP 2000073803 A JP2000073803 A JP 2000073803A JP 2001258965 A JP2001258965 A JP 2001258965A
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- Japan
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- human body
- treatment element
- temperature
- massage
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 指圧と同等の効果を得るマッサージ装置を提
供すること。 【解決手段】 施療子15を駆動する駆動手段18と、
施療子15の身体当接面に設けられ人体の生理情報を検
知する人体情報検知手段14と、人体情報検知手段14
に基づいて駆動手段を制御する駆動制御手段27を備
え、人体情報検知手段14により各種マッサージ手技に
よる、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出し、この生理状態の変
化に合わせ駆動手段18を動作させることで、人体生理
状態に最適なマッサージを行うことができる。
供すること。 【解決手段】 施療子15を駆動する駆動手段18と、
施療子15の身体当接面に設けられ人体の生理情報を検
知する人体情報検知手段14と、人体情報検知手段14
に基づいて駆動手段を制御する駆動制御手段27を備
え、人体情報検知手段14により各種マッサージ手技に
よる、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出し、この生理状態の変
化に合わせ駆動手段18を動作させることで、人体生理
状態に最適なマッサージを行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体のマッサージ
を行う装置に関するものである。
を行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のマッサージ装置には、特
開平6−134012号に記載されているようなものが
あった。この装置は図8に示されているように、ベッド
1と、ベッド1の内部に組み込まれ、ベッド1の長手方
向に走行自在となるローラーで構成された施療子2と、
この施療子2の上部に設けられたエアクッション3と、
エアクッション3内に設けられた多数個の気室4と、ベ
ッド1に寝ている人の荷重分布を計測するために施療子
2にかかる荷重を検知する圧力センサー5と、この圧力
センサー5の信号に基づいて、施療子2から所定距離に
あるエアクッション3の気室4を選択的に膨張させる制
御手段6で構成されている。
開平6−134012号に記載されているようなものが
あった。この装置は図8に示されているように、ベッド
1と、ベッド1の内部に組み込まれ、ベッド1の長手方
向に走行自在となるローラーで構成された施療子2と、
この施療子2の上部に設けられたエアクッション3と、
エアクッション3内に設けられた多数個の気室4と、ベ
ッド1に寝ている人の荷重分布を計測するために施療子
2にかかる荷重を検知する圧力センサー5と、この圧力
センサー5の信号に基づいて、施療子2から所定距離に
あるエアクッション3の気室4を選択的に膨張させる制
御手段6で構成されている。
【0003】以上の構成によるマッサージ装置は、施療
子2と加圧された気室4によりマッサージ効果を得るも
のであるが、圧力センサー5の信号に基づき、施療子2
と加圧された気室4の間隔を任意に設定可能とし、身長
の異なる様々な使用者に適合させるものであった。
子2と加圧された気室4によりマッサージ効果を得るも
のであるが、圧力センサー5の信号に基づき、施療子2
と加圧された気室4の間隔を任意に設定可能とし、身長
の異なる様々な使用者に適合させるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のマッサージ装置では、以下の課題を有していた。即
ち、人体は、擦る、揉む、圧迫するなどの各種のマッサ
ージ手技により、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心
拍の上昇等、生理状態の変化が生じるが、上記マッサー
ジ装置では、このような生理状態の変化を目視あるいは
手の感覚から読み取ることができず、圧力センサー5に
よって、使用者に対する施療子2の位置を検出し、施療
子2と加圧される気室4の間隔を調節するにとどまるも
のであった。
来のマッサージ装置では、以下の課題を有していた。即
ち、人体は、擦る、揉む、圧迫するなどの各種のマッサ
ージ手技により、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心
拍の上昇等、生理状態の変化が生じるが、上記マッサー
ジ装置では、このような生理状態の変化を目視あるいは
手の感覚から読み取ることができず、圧力センサー5に
よって、使用者に対する施療子2の位置を検出し、施療
子2と加圧される気室4の間隔を調節するにとどまるも
のであった。
【0005】ここで、前記特開平6−134012号に
示されているようにエアクッション3の一ヶ所の気室4
のみの人体当接面に生理状態の変化を読みとる人体情報
用のセンサーを設ける方法もあるが、マッサージによる
人体生理反応の変化が現れるのは体全体というよりも、
移動する施療子2でマッサージされている個所だけに現
れる場合が多いため、施療子2に接している以外の人体
生理情報を検知しても、人体の生理変化に対応したマッ
サージを行う事が出来ないものであった。
示されているようにエアクッション3の一ヶ所の気室4
のみの人体当接面に生理状態の変化を読みとる人体情報
用のセンサーを設ける方法もあるが、マッサージによる
人体生理反応の変化が現れるのは体全体というよりも、
移動する施療子2でマッサージされている個所だけに現
れる場合が多いため、施療子2に接している以外の人体
生理情報を検知しても、人体の生理変化に対応したマッ
サージを行う事が出来ないものであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、施療子と、施療子を駆動する駆動手段と、
施療子の身体当接面に設けられ人体の生理情報を検知す
る人体情報検知手段と、人体情報検知手段に基づいて駆
動手段を制御する駆動制御手段を備えたものである。
するために、施療子と、施療子を駆動する駆動手段と、
施療子の身体当接面に設けられ人体の生理情報を検知す
る人体情報検知手段と、人体情報検知手段に基づいて駆
動手段を制御する駆動制御手段を備えたものである。
【0007】上記発明によれば、人体の生理状態を検知
する人体情報検知手段を、施療子の身体当接面に設けた
ことにより、各種マッサージ手技により、皮膚温の上
昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇等、生理状態の変化
を的確に検出することが可能となり、この生理状態の変
化に合わせ駆動制御手段によって、駆動手段を動作させ
ることで人体生理状態に最適なマッサージを行うことが
できる。
する人体情報検知手段を、施療子の身体当接面に設けた
ことにより、各種マッサージ手技により、皮膚温の上
昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇等、生理状態の変化
を的確に検出することが可能となり、この生理状態の変
化に合わせ駆動制御手段によって、駆動手段を動作させ
ることで人体生理状態に最適なマッサージを行うことが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、施療子
と、施療子を駆動する駆動手段と、施療子の身体当接面
に設けられ人体の生理情報を検知する人体情報検知手段
と、人体情報検知手段に基づいて駆動手段を制御する駆
動制御手段を備えたことにより、各種マッサージ手技に
より、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出することが可能とな
り、この生理状態の変化に合わせ駆動手段を動作させる
ことで、人体生理状態に最適なマッサージを行うことが
できる。
と、施療子を駆動する駆動手段と、施療子の身体当接面
に設けられ人体の生理情報を検知する人体情報検知手段
と、人体情報検知手段に基づいて駆動手段を制御する駆
動制御手段を備えたことにより、各種マッサージ手技に
より、皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出することが可能とな
り、この生理状態の変化に合わせ駆動手段を動作させる
ことで、人体生理状態に最適なマッサージを行うことが
できる。
【0009】請求項2記載の発明は、駆動手段を、空気
圧によって膨張収縮し施療子を駆動させるエアーセル
と、前記エアーセル内への空気の加圧、減圧を行う加減
圧手段で構成したものである。
圧によって膨張収縮し施療子を駆動させるエアーセル
と、前記エアーセル内への空気の加圧、減圧を行う加減
圧手段で構成したものである。
【0010】請求項3記載の発明は、人体情報検知手段
に、施療子に接する物体の温度を検出する温度センサー
を用いたことにより、特に皮膚表面温度を温度センサー
で検出可能となり、より人体生理状態に最適なマッサー
ジを行うことができる。
に、施療子に接する物体の温度を検出する温度センサー
を用いたことにより、特に皮膚表面温度を温度センサー
で検出可能となり、より人体生理状態に最適なマッサー
ジを行うことができる。
【0011】請求項4記載の発明は、人体情報検知手段
に、施療子に接する物体の温度を検出する温度センサー
と、温度センサーに接する施療子接触物体以外の温度影
響を略除去する温度除去手段とを有する構成としたこと
により、正確な施療子接触物体の温度を検出するができ
る。
に、施療子に接する物体の温度を検出する温度センサー
と、温度センサーに接する施療子接触物体以外の温度影
響を略除去する温度除去手段とを有する構成としたこと
により、正確な施療子接触物体の温度を検出するができ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、温度除去手段に、
非金属体を用いたことで、非金属体は金属に比べ熱伝達
率が低く温度除去手段自身による温度影響を低く押さえ
ることが出来、より正確な施療子接触物体の温度を検出
するができる。
非金属体を用いたことで、非金属体は金属に比べ熱伝達
率が低く温度除去手段自身による温度影響を低く押さえ
ることが出来、より正確な施療子接触物体の温度を検出
するができる。
【0013】請求項6記載の発明は、人体情報検知手段
に、施療子に接する物体の動きを検出する体動センサー
を有する構成としたことにより、人体が施療子に近づ
く、離れるなどの人体の動きを体動センサーで検知し、
その検知信号に基づき駆動制御手の起動、停止等をおこ
なえるので、マッサージ装置の簡易運転が可能となる。
に、施療子に接する物体の動きを検出する体動センサー
を有する構成としたことにより、人体が施療子に近づ
く、離れるなどの人体の動きを体動センサーで検知し、
その検知信号に基づき駆動制御手の起動、停止等をおこ
なえるので、マッサージ装置の簡易運転が可能となる。
【0014】請求項7記載の発明は、人体情報検知手段
に、施療子に接する物体の音を検出する音センサーを有
する構成としたことにより、心臓の拍動音から心拍数等
を検出することが可能となり、その心拍数の変化に基づ
きマッサージの強弱をコントロールすること等で、より
詳細な人体生理状態の変化に基づいたマッサージを行う
ことが可能となる。
に、施療子に接する物体の音を検出する音センサーを有
する構成としたことにより、心臓の拍動音から心拍数等
を検出することが可能となり、その心拍数の変化に基づ
きマッサージの強弱をコントロールすること等で、より
詳細な人体生理状態の変化に基づいたマッサージを行う
ことが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明実施例1のマッ
サージ装置の使用例図、図2は同マッサージ装置の正面
図、図3、5は同マッサージ装置の部分拡大断面図、図
4は同マッサージ装置の全体システム図である。
サージ装置の使用例図、図2は同マッサージ装置の正面
図、図3、5は同マッサージ装置の部分拡大断面図、図
4は同マッサージ装置の全体システム図である。
【0017】図1において、7は人体であり、人体背面
部8を、マッサージ装置の外装であるハウジング9に当
てた状態で床10に寝る。
部8を、マッサージ装置の外装であるハウジング9に当
てた状態で床10に寝る。
【0018】図2は、マッサージ装置の正面図、すなわ
ちハウジング9の人体背面部8との当接面を示す。ハウ
ジング9は抗菌材料を有するアクリロニトリルブタジエ
ンスチレン樹脂(通称ABS樹脂)やポリプロピレン
(通称PP)等の樹脂で成型されている。ハウジング9
には、ハウジング9の中心線11を対象にして、略三角
形を有する孔12が左右対称に配置されている。
ちハウジング9の人体背面部8との当接面を示す。ハウ
ジング9は抗菌材料を有するアクリロニトリルブタジエ
ンスチレン樹脂(通称ABS樹脂)やポリプロピレン
(通称PP)等の樹脂で成型されている。ハウジング9
には、ハウジング9の中心線11を対象にして、略三角
形を有する孔12が左右対称に配置されている。
【0019】ここで、孔12には先端部に弾性材13で
覆った人体情報検知手段14を装着させた施療子15が
出没運動可能に配置されている。弾性材13は、たとえ
ば抗菌材料を有する塩化ビニル樹脂の皮膜を有するウレ
タン樹脂で構成されている。施療子15は抗菌材料を有
するアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(通称A
BS樹脂)やポリアセタール(通称POM)、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の樹脂材料で構成されている。
また、ハウジング9の人体当接面は人の背中あるいは腰
の身体表面の形状に略添うように形成してある。
覆った人体情報検知手段14を装着させた施療子15が
出没運動可能に配置されている。弾性材13は、たとえ
ば抗菌材料を有する塩化ビニル樹脂の皮膜を有するウレ
タン樹脂で構成されている。施療子15は抗菌材料を有
するアクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(通称A
BS樹脂)やポリアセタール(通称POM)、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の樹脂材料で構成されている。
また、ハウジング9の人体当接面は人の背中あるいは腰
の身体表面の形状に略添うように形成してある。
【0020】さらに、図3に示すようにハウジング9に
は、エアーセル16の膨張、収縮による施療子15の出
没運動をガイドするケース17が装着してある。エアー
セル16は、ポリエチレン(通称PE)やポリプロピレ
ン(通称PP)等の樹脂あるいはゴム系の樹脂(通称E
VAまたはエラストマー)等で成型されている。
は、エアーセル16の膨張、収縮による施療子15の出
没運動をガイドするケース17が装着してある。エアー
セル16は、ポリエチレン(通称PE)やポリプロピレ
ン(通称PP)等の樹脂あるいはゴム系の樹脂(通称E
VAまたはエラストマー)等で成型されている。
【0021】また駆動手段18はエアーセル16と、空
気ポンプ19と切替え弁20とからなる加減圧手段21
で構成され、エアーセル16内に空気ポンプ19からの
加圧空気を切替え弁20および細いチューブ22を介し
て、供給および放出をすることによってエアーセル16
は伸縮作動し、施療子15を駆動する。
気ポンプ19と切替え弁20とからなる加減圧手段21
で構成され、エアーセル16内に空気ポンプ19からの
加圧空気を切替え弁20および細いチューブ22を介し
て、供給および放出をすることによってエアーセル16
は伸縮作動し、施療子15を駆動する。
【0022】切替え弁20は、加圧空気を流入する流入
口23と、流入した加圧空気をエアーセル16に送る送
風口24と、エアーセル16に残った空気を排出する排
出口25を持った電磁弁であり、切替え弁20には空気
ポンプ19からのエアーセル16内への空気加圧時間す
なわち送風口24の開放時間を制御するタイマーである
時間調節手段26が備えられている。さらに、駆動制御
手段27によって、人体情報検知手段14からの信号を
基に駆動手段18を制御する。ところで、本実施例で
は、駆動手段18をエアーセル16を用いた空気圧によ
る機械構成としているが、モーター等の動力を歯車等の
動力伝達要素で伝える機械構成とした場合でも可能であ
る。
口23と、流入した加圧空気をエアーセル16に送る送
風口24と、エアーセル16に残った空気を排出する排
出口25を持った電磁弁であり、切替え弁20には空気
ポンプ19からのエアーセル16内への空気加圧時間す
なわち送風口24の開放時間を制御するタイマーである
時間調節手段26が備えられている。さらに、駆動制御
手段27によって、人体情報検知手段14からの信号を
基に駆動手段18を制御する。ところで、本実施例で
は、駆動手段18をエアーセル16を用いた空気圧によ
る機械構成としているが、モーター等の動力を歯車等の
動力伝達要素で伝える機械構成とした場合でも可能であ
る。
【0023】また、駆動部材であるエアーセル16の先
端は施療子15に螺子装着されエアーセル16の固定端
28もケース17に螺子装着されている。
端は施療子15に螺子装着されエアーセル16の固定端
28もケース17に螺子装着されている。
【0024】また、空気ポンプ19や切替え弁20を運
転作動しエアーセル16および施療子15が伸縮作動し
た際、エアーセル16と施療子15とは摩擦摺動しない
ように施療子15の内径とエアーセル16の外径との間
は十分な隙間が設けてある。
転作動しエアーセル16および施療子15が伸縮作動し
た際、エアーセル16と施療子15とは摩擦摺動しない
ように施療子15の内径とエアーセル16の外径との間
は十分な隙間が設けてある。
【0025】また、図4に示すように、施療子15の2
つに対して、一つの切替え弁20が設けられており、さ
らに切替え弁20を順次起動させるタイマーである弁起
動装置29が各切替え弁20に設けられている。
つに対して、一つの切替え弁20が設けられており、さ
らに切替え弁20を順次起動させるタイマーである弁起
動装置29が各切替え弁20に設けられている。
【0026】また、図5に示すように施療子15の先端
部に設けられた人体情報検知手段14は、温度センサー
30と温度センサー30を覆い人体7以外の温度を除去
する非金属体31で構成された温度除去手段32で構成
されている。温度センサー30には例えば、サーミスタ
ー、熱電対等が用いられ、非金属体31には例えば、発
砲ポリスチレン等の発砲性樹脂やセラミックス等が用い
られている。
部に設けられた人体情報検知手段14は、温度センサー
30と温度センサー30を覆い人体7以外の温度を除去
する非金属体31で構成された温度除去手段32で構成
されている。温度センサー30には例えば、サーミスタ
ー、熱電対等が用いられ、非金属体31には例えば、発
砲ポリスチレン等の発砲性樹脂やセラミックス等が用い
られている。
【0027】次にその動作、作用について説明する。図
1のようにハウジング9に背中を預けて寝る。そして、
空気ポンプ19と弁起動装置29を起動させると、空気
ポンプ19と切替え弁20が作動し、各エアーセル16
の内圧がマッサージメニューに応じて加減変化されて、
各施療子15が人体背面部8を指圧するように作動す
る。具体的には、弁起動装置29が一つの切替え弁20
を起動させると、切替え弁20が起動している間、送風
口24が開放され二つのエアーセル16内に任意時間t
1だけチューブ22を介して空気が送られる。そして、
弁起動装置29が次の切替え弁20を起動させると、同
様に次の二つのエアーセル16内に任意時間t1だけ空
気を送る。但し、切替え弁20は弁起動装置29による
起動が停止されると、送風口24が閉止され、排出口2
5が開放し、エアーセル17内の空気が排出される。ま
た、人体が施療子15によって揉みほぐされ、血流が増
すと共に皮膚温が上昇する。その温度変化を人体情報検
知手段14である温度センサー30が検知し、検知信号
に基づき駆動制御手段27が駆動手段18を制御し、施
療子15の押し圧をコントロールする。
1のようにハウジング9に背中を預けて寝る。そして、
空気ポンプ19と弁起動装置29を起動させると、空気
ポンプ19と切替え弁20が作動し、各エアーセル16
の内圧がマッサージメニューに応じて加減変化されて、
各施療子15が人体背面部8を指圧するように作動す
る。具体的には、弁起動装置29が一つの切替え弁20
を起動させると、切替え弁20が起動している間、送風
口24が開放され二つのエアーセル16内に任意時間t
1だけチューブ22を介して空気が送られる。そして、
弁起動装置29が次の切替え弁20を起動させると、同
様に次の二つのエアーセル16内に任意時間t1だけ空
気を送る。但し、切替え弁20は弁起動装置29による
起動が停止されると、送風口24が閉止され、排出口2
5が開放し、エアーセル17内の空気が排出される。ま
た、人体が施療子15によって揉みほぐされ、血流が増
すと共に皮膚温が上昇する。その温度変化を人体情報検
知手段14である温度センサー30が検知し、検知信号
に基づき駆動制御手段27が駆動手段18を制御し、施
療子15の押し圧をコントロールする。
【0028】本実施例によれば、人体情報検知手段14
の出力に基づき、皮膚温の上昇、人体の動き、心拍の上
昇等、生理状態の変化、人体の動きを的確に検出するこ
とが可能となり、この生理状態の変化、人体の動きに合
わせ駆動手段を動作及び発停させることで、人体生理状
態に最適でかつ簡便なマッサージを行うことができる。
の出力に基づき、皮膚温の上昇、人体の動き、心拍の上
昇等、生理状態の変化、人体の動きを的確に検出するこ
とが可能となり、この生理状態の変化、人体の動きに合
わせ駆動手段を動作及び発停させることで、人体生理状
態に最適でかつ簡便なマッサージを行うことができる。
【0029】また、人体生理状態の変化が検出容易な人
体体温、特に皮膚表面温度を温度センサー30で検出す
ることで、より人体生理状態に最適なマッサージを行う
ことが出来ると共に、施療子接触物体以外の温度影響を
略除去する温度除去手段32を用いたことで、正確な施
療子接触物体の温度を検出することが出来る。さらに、
非金属体31は金属に比べ熱伝達率が低く温度除去手段
自身による温度影響を低く押さえることが出来るので、
より正確な施療子接触物体の温度を検出することが出来
る。
体体温、特に皮膚表面温度を温度センサー30で検出す
ることで、より人体生理状態に最適なマッサージを行う
ことが出来ると共に、施療子接触物体以外の温度影響を
略除去する温度除去手段32を用いたことで、正確な施
療子接触物体の温度を検出することが出来る。さらに、
非金属体31は金属に比べ熱伝達率が低く温度除去手段
自身による温度影響を低く押さえることが出来るので、
より正確な施療子接触物体の温度を検出することが出来
る。
【0030】(実施例2)次に、本発明の実施例2につ
いて、図1、図3、図6を用いて説明する。
いて、図1、図3、図6を用いて説明する。
【0031】図6は、図3のマッサージ装置の部分拡大
断面図において、施療子15の先端部に設けられた人体
情報検知手段14を体動センサー33で構成したものを
表したものである。体動センサー33は、赤外線センサ
ー、超音波センサー等から構成されている。
断面図において、施療子15の先端部に設けられた人体
情報検知手段14を体動センサー33で構成したものを
表したものである。体動センサー33は、赤外線センサ
ー、超音波センサー等から構成されている。
【0032】次に、その動作、作用について説明する。
人体7が施療子15に近づいてくると、体動センサー3
3が人体7を検知し、その検知信号により、駆動制御手
段27によって駆動手段18を起動させる。また、人体
7が施療子15から離れると、体動センサー33によっ
て人体7が施療子15から離れるのを検知され、その検
知信号により、駆動制御手段27によって駆動手段18
を停止するものである。
人体7が施療子15に近づいてくると、体動センサー3
3が人体7を検知し、その検知信号により、駆動制御手
段27によって駆動手段18を起動させる。また、人体
7が施療子15から離れると、体動センサー33によっ
て人体7が施療子15から離れるのを検知され、その検
知信号により、駆動制御手段27によって駆動手段18
を停止するものである。
【0033】(実施例3)次に、本発明の実施例3につ
いて、図1、図3、図7を用いて説明する。
いて、図1、図3、図7を用いて説明する。
【0034】図7は、図3のマッサージ装置の部分拡大
断面図において、施療子15の先端部に設けられた人体
情報検知手段14を音センサー34で構成したものを表
したものである。音センサー34は、マイクロホン等か
ら構成されている。
断面図において、施療子15の先端部に設けられた人体
情報検知手段14を音センサー34で構成したものを表
したものである。音センサー34は、マイクロホン等か
ら構成されている。
【0035】次に、その動作、作用について説明する。
人体7が施療子15に接していると、音センサー34が
人体7の拍動音を検知する。その拍動音から駆動制御手
段27が心拍数を算出し、心拍数が高くなってきたら、
駆動手段18を制御し施療子15の押し圧を弱めるもの
である。
人体7が施療子15に接していると、音センサー34が
人体7の拍動音を検知する。その拍動音から駆動制御手
段27が心拍数を算出し、心拍数が高くなってきたら、
駆動手段18を制御し施療子15の押し圧を弱めるもの
である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2記載の発明
によれば、人体情報検知手段により、各種マッサージ手
技による皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出することが可能とな
り、この生理状態の変化に合わせ駆動制御手段によっ
て、駆動手段を動作させることで人体生理状態に最適な
マッサージを行うことができる。
によれば、人体情報検知手段により、各種マッサージ手
技による皮膚温の上昇、血流の上昇、血圧・心拍の上昇
等、生理状態の変化を的確に検出することが可能とな
り、この生理状態の変化に合わせ駆動制御手段によっ
て、駆動手段を動作させることで人体生理状態に最適な
マッサージを行うことができる。
【0037】また、請求項3記載の発明によれば、人体
生理状態の変化が検出容易な人体体温、特に皮膚表面温
度を温度センサーで検出することで、より人体生理状態
に最適なマッサージを行うことができる。
生理状態の変化が検出容易な人体体温、特に皮膚表面温
度を温度センサーで検出することで、より人体生理状態
に最適なマッサージを行うことができる。
【0038】また、請求項4記載の発明によれば、施療
子接触物体以外の温度影響を略除去する温度除去手段を
用いたことで、正確な施療子接触物体の温度を検出する
ことができる。
子接触物体以外の温度影響を略除去する温度除去手段を
用いたことで、正確な施療子接触物体の温度を検出する
ことができる。
【0039】また、請求項5記載の発明によれば、非金
属体は金属に比べ熱伝達率が低く温度除去手段自身によ
る温度影響を低く押さえることが出来るので、より正確
な施療子接触物体の温度を検出することができる。
属体は金属に比べ熱伝達率が低く温度除去手段自身によ
る温度影響を低く押さえることが出来るので、より正確
な施療子接触物体の温度を検出することができる。
【0040】また、請求項6記載の発明によれば、マッ
サージを行う、あるいは止める際、人体が施療子に近づ
く、離れるなどの人体の動きを体動センサーで検知し、
その検知信号に基づき駆動制御手の起動、停止等をおこ
なえるので、マッサージ装置の簡易運転を実現できる。
サージを行う、あるいは止める際、人体が施療子に近づ
く、離れるなどの人体の動きを体動センサーで検知し、
その検知信号に基づき駆動制御手の起動、停止等をおこ
なえるので、マッサージ装置の簡易運転を実現できる。
【0041】また、請求項7記載の発明によれば、音セ
ンサーを用いて心臓の拍動音から心拍数等を検出するこ
とが可能となり、その心拍数の変化に基づきマッサージ
の強弱をコントロールすること等により、より詳細な人
体生理状態の変化に基づいたマッサージを行うことがで
きる。
ンサーを用いて心臓の拍動音から心拍数等を検出するこ
とが可能となり、その心拍数の変化に基づきマッサージ
の強弱をコントロールすること等により、より詳細な人
体生理状態の変化に基づいたマッサージを行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施例1のマッサージ装置の使用例を
示した図
示した図
【図2】同マッサージ装置の正面図
【図3】同マッサージ装置の全体システム図
【図4】同マッサージ装置の切替え弁付近のシステム図
【図5】同マッサージ装置の施療子付近の拡大断面図
【図6】本発明の実施例2のマッサージ装置の施療子付
近の拡大断面図
近の拡大断面図
【図7】本発明の実施例3のマッサージ装置の施療子付
近の拡大断面図
近の拡大断面図
【図8】従来のマッサージ装置の構成図
14 人体情報検知手段 15 施療子 16 エアーセル 18 駆動手段 21 加減圧手段 27 駆動制御手段 30 温度センサー 31 非金属体 32 温度除去手段 33 体動センサー 34 音センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 滋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 垰 統雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4C100 AD13 AD14 AD21 AE06 AE15 BA07 BB05 BC12 BC14 CA13 CA15 DA05
Claims (7)
- 【請求項1】 施療子と、前記施療子を駆動する駆動手
段と、前記施療子の身体当接面に設けられ人体の生理情
報を検知する人体情報検知手段と、前記人体情報検知手
段に基づいて駆動手段を制御する駆動制御手段とを備え
たマッサージ装置。 - 【請求項2】 駆動手段は、空気圧によって膨張収縮し
施療子を駆動させるエアーセルと、前記エアーセル内へ
の空気の加圧、減圧を行う加減圧手段を備えてなる請求
項1記載のマッサージ装置。 - 【請求項3】 人体情報検知手段は、施療子に接する物
体の温度を検出する温度センサーを備えてなる請求項1
または2記載のマッサージ装置。 - 【請求項4】 人体情報検知手段は、施療子に接する物
体の温度を検出する温度センサーと、前記温度センサー
に接する物体以外の温度影響を略除去する温度除去手段
とを備えてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載のマ
ッサージ装置。 - 【請求項5】 温度除去手段は、非金属体で構成されて
なる請求項4記載のマッサージ装置。 - 【請求項6】 人体情報検知手段は、施療子に接する物
体の動きを検出する体動センサーを備えてなる請求項1
または2記載のマッサージ装置。 - 【請求項7】 人体情報検知手段は、施療子に接する物
体の音を検出する音センサーを備えてなる請求項1また
は2記載のマッサージ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000073803A JP2001258965A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | マッサージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000073803A JP2001258965A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | マッサージ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001258965A true JP2001258965A (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=18591987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000073803A Pending JP2001258965A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | マッサージ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001258965A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9138370B2 (en) | 2005-10-31 | 2015-09-22 | Hld Healthy Life Devices Ltd. | Massage apparatus |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000073803A patent/JP2001258965A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9138370B2 (en) | 2005-10-31 | 2015-09-22 | Hld Healthy Life Devices Ltd. | Massage apparatus |
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