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JP2001245292A - データ受信装置、データ送受信システム及び記録媒体 - Google Patents

データ受信装置、データ送受信システム及び記録媒体

Info

Publication number
JP2001245292A
JP2001245292A JP2000052963A JP2000052963A JP2001245292A JP 2001245292 A JP2001245292 A JP 2001245292A JP 2000052963 A JP2000052963 A JP 2000052963A JP 2000052963 A JP2000052963 A JP 2000052963A JP 2001245292 A JP2001245292 A JP 2001245292A
Authority
JP
Japan
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data
reproduction
time information
clock
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000052963A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kurata
康生 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2000052963A priority Critical patent/JP2001245292A/ja
Publication of JP2001245292A publication Critical patent/JP2001245292A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデータ受信装置では、送信側装置との
整合性がとれないと、バッファがオーバーフローし、正
常な再生ができないという問題点があったが、本発明で
は、バッファがオーバーフローを起こすことなく、正常
にデータを再生できるデータ受信装置、データ送受信シ
ステム及びデータ受信プログラムを格納した記録媒体を
提供する。 【解決手段】 受信側装置20の同期制御部40で再生
タイミングを提供する適応時計部42が画像用バッファ
22又は音声用バッファ23に格納されたデータに関連
する再生時刻情報に基づいてその計時時刻を補正設定さ
れ、PTS/aSTC比較部43が補正設定された再生
タイミング情報に基づいて、画像用バッファ22及び音
声用バッファ23に格納されたデータの再生を制御する
データ受信装置、データ送受信システム及び記録媒体で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時系列に変化する
情報の送受信に用いるデータ受信装置、データ送受信シ
ステム及びデータ受信プログラムを格納した記録媒体に
係り、特に再生タイミング制御の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の通信網が発展し、動画像の
情報や遠隔監視用の情報等複数の情報がこの通信網を介
して送受信されている。例えば動画像の送受信において
は、撮影された動画像は、一連の静止画像データとして
取り込まれて符号化され、各静止画像データが通信網を
介して送受信され、受信側で復号化され、一連の静止画
像を連続表示して動画像の再生を行う。
【0003】具体的に、従来のMPEG2(Motion Pic
ture Experts Group 2)システムデータの送受信システ
ムについて図面を参照しつつ説明する。従来のデータ送
受信システムは、図3に示すように、ATM網や高速デ
ジタル専用回線等の通信網を介して相互に接続された送
信側装置10と、受信側装置20とから基本的に構成さ
れている。送信側装置10は、駆動クロック11と、時
計部(STC)12と、時刻情報取得部13と、画像符
号化部14と、音声符号化部15と、PTS(Presenta
tion Time Stamp)生成部16と、多重化部17とから
構成されている。また、受信側装置20は、分離部21
と、画像用バッファ22と、音声用バッファ23と、第
1の時刻情報抽出部24aと、第2の時刻情報抽出部2
4bと、時刻情報取得部25と、駆動クロック26と、
再生用時計部27と、同期制御部28と、画像復号化部
29と、音声復号化部30とから構成されている。
【0004】以下、各部を具体的に説明する。駆動クロ
ック11は、27MHzの動作クロック信号を出力す
る。時計部12は、動作クロックに基づいて現在時刻の
情報を出力する。時刻情報取得部13は、時計部12が
出力する情報に基づいて時刻情報PCR(Program Cloc
k Reference)を生成して出力する。画像符号化部14
は、ビデオ信号と時刻情報PTSとの入力を受けて、ビ
デオ信号をMPEG2ビデオに符号化し、再生時刻情報
PTSを付加して画像データとして多重化部17に出力
する。音声符号化部15は、音声信号と時刻情報PTS
との入力を受けて、音声信号をMPEG1あるいはMP
EG2オーディオに符号化し、再生時刻情報PTSを付
加して音声データとして多重化部17に出力する。PT
S生成部16は、時刻情報PCRに基づいて再生時刻情
報PTSを生成して出力する。多重化部17は、時刻情
報PCRと、符号化された画像データと、音声データと
の入力を受けて、時分割多重化することでMPEG2シ
ステム符号として通信網を介して送信する。
【0005】分離部21は、MPEG2システム符号デ
ータを受信して、データの種別ごとに画像用バッファ2
2と、音声用バッファ23と、時刻情報取得部25との
いずれかに出力する。画像用バッファ22は、分離部2
1で分離出力された画像データを蓄積する先入れ先出し
方式(FIFO)のバッファである。また、この画像用
バッファ22は、バッファ制御信号の入力を受けて、次
に再生すべき画像データをバッファから取り出して出力
する。同様に音声用バッファ23は音声データを蓄積す
るFIFOバッファであり、バッファ制御信号の入力を
受けて次に再生する音声データを出力する。第1の時刻
情報抽出部24aは、画像用バッファ22に蓄積された
画像データのうち、次に再生される画像データに付加さ
れている再生時刻情報PTSを抽出して出力する。第2
の時刻情報抽出部24bは、音声用バッファ23に蓄積
された音声データのうち、次に再生される音声データに
付加されている再生時刻情報PTSを抽出して出力す
る。時刻情報取得部25は、分離部21で分離出力され
た時刻情報PCRを取得して、駆動クロック26と再生
用時計部(STC)27とに出力する。
【0006】駆動クロック26は基本的には27MHz
の動作クロック信号を出力しているが、この駆動クロッ
ク26は、時刻情報PCRの入力を受けて、再生用時計
部27が現在計時している時刻と比較し、この比較に基
づいて動作クロック信号の周波数を調整している。再生
用時計部27は、当初は時刻情報取得部25から時刻情
報PCRの入力を受けて、現在時刻をこの時刻情報PC
Rに一致させて初期設定する。また、この再生用時計部
27は、初期設定後は、駆動クロック26が出力する動
作クロックに従って現在時刻を計時する。
【0007】同期制御部28は、第1の時刻情報抽出部
24a及び第2の時刻情報抽出部24bが出力する時刻
の情報と、再生用時計部27が出力する時刻の情報とが
一致するときには、画像用バッファ22と音声用バッフ
ァ23とにバッファ制御信号を出力し、次に再生する画
像データと音声データとをそれぞれ画像復号化部29
と、音声復号化部30とに出力させる。
【0008】画像復号化部29は、入力された画像デー
タを復号化して再生画像信号として出力する。音声復号
化部30は、入力された音声データを復号化して再生音
声信号として出力する。
【0009】次に、従来のデータ送受信システムの動作
について説明する。送信側装置10が時刻情報PCRを
通信網を介して送信し、受信側装置20の再生用時計部
27がこの時刻情報PCRに基づいて計時時刻を初期化
する。また、送信側装置10が入力されるビデオ信号を
符号化するとともに、入力時点での再生時刻情報PTS
を付加して多重化部17に出力し、同様に、音声信号を
符号化して再生時刻情報PTSを付加して出力する。そ
して多重化部17がこれらの符号化された一連の画像デ
ータと音声データとを多重化し、通信網を介して順次送
信する。
【0010】受信側装置20では、多重化されたデータ
を分離して、画像データを画像用バッファ22に蓄積
し、音声データを音声用バッファ23に蓄積する。こう
して、画像用バッファ22と音声用バッファ23には、
順次画像データと音声データとが蓄積され、順次再生時
刻を待って再生される。
【0011】すなわち、第1の時刻情報抽出部24aが
次に再生すべき画像データに付加されている画像用の再
生時刻情報PTSvを画像用バッファ22から読み出
し、第2の時刻情報抽出部24bが次に再生すべき音声
データに付加されている音声用の再生時刻情報PTSa
を音声用バッファ23から読み出して、それぞれ同期制
御部28に出力する。そして、同期制御部28が再生用
時計部27が出力する時刻の情報(以下、「再生タイミ
ング情報」と呼ぶ)を参照し、第1の時刻情報抽出部2
4aが出力する画像用の再生時刻情報PTSvと比較し
て、PTSvと再生タイミング情報とが一致していると
きには、画像用バッファ22にバッファ制御信号を出力
して、画像データを画像復号化部29に出力させる。ま
た、この同期制御部28は、音声用バッファ23に対し
ても同様の制御を行う。そして、対応する再生時刻情報
が含まれた画像データと音声データとが同期して再生さ
れるようになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のデータ送受信装置では、受信側装置での処理に必要
な時間により、例えば受信側でバッファにデータを格納
し、格納したデータから再生時刻情報を抽出している間
に、再生用時計が出力している再生タイミング信号が、
最初に再生されるべきデータに付加された再生時刻情報
より後の時刻を指すようになって、受信側装置20が画
像データや音声データの再生を開始できずにフリーズし
てしまい正常な再生ができないという問題点があった。
また、逆に再生タイミング信号が再生されるべきデータ
に付加された再生時刻情報より著しく前の時刻を指すよ
うになってしまったときには、バッファから画像データ
や音声データを読み出すべき時刻までの時間が長くなっ
て、その結果としてバッファのオーバーフローが生じ、
同様に正常な再生ができないという問題点があった。
【0013】そこで、受信側装置の処理遅れ等を考慮し
て、受信側にて初期設定のための時刻情報PCRの値か
ら一定の時刻差を減算することにより時刻を進ませる制
御(より将来に再生させる制御)をすることが考えられ
るが、この場合には、送信側装置10と受信側装置20
とで機種間の整合がとれていればよいが、例えば送信側
装置と受信側装置とでメーカーが異なったり、機種が異
なる場合にはこの整合性がとれなくなって、時刻を進ま
せすぎて、再生待ちのデータがバッファに蓄積し、結局
フリーズやバッファのオーバーフローが生じる原因とな
る。また、再生待ちのデータがバッファに蓄積するた
め、本来再生されるべきタイミングから遅れて再生され
ることになり、リアルタイム性が失われ、テレビ会議等
に適用するときに困難である。一方、バッファのオーバ
ーフローを防ぐために受信側で再生タイミング情報に事
前設定された時刻差を加算する制御(時計を遅らせる制
御)をする場合、この事前設定された時刻差があまり大
きいと、再生タイミングを待機するデータについて、こ
のデータを再生すべき時刻までに長時間かかり、そのた
め、このデータがバッファに残存するため、再生が停止
し、送信側から受信されるデータが蓄積され続ける結
果、オーバーフローを起こすことになる。
【0014】さらに、バッファに蓄積されている画像デ
ータや音声データのうち、現在時刻を経過したものを破
棄してゆく方法も考えられるが、この場合には、いわゆ
るコマ落ちが発生して画像や音声がとぎれたり、時系列
に変化するデータの一部が欠損してそれ以降のデータ構
造が受信側にとって読み取り不能になる等の不具合が発
生しかねない。特に、MPEG2圧縮では、ある主要フ
レームに対する差分フレームを受信することになり、こ
の差分フレームがコマ落ちする分には問題ないが、主要
フレームがコマ落ちすると、再生した画像に著しいノイ
ズが発生し、正常な再生ができないという問題点があ
る。
【0015】さらに、このような時刻制御をせずに受信
した順序に次々に復号化して再生を行うこととすると、
画像データと音声データというように複数のデータがあ
る場合の同期がとりにくくなるという問題点があった。
【0016】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、バッファをオーバーフローさせることなくリアルタ
イム性を維持しつつ、データを同期をとりつつ正常に再
生できるデータ受信装置及びデータ送受信システムを提
供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、データ受信装置に
おいて、再生タイミング情報を出力する時計手段と、再
生時刻情報を共に含む一連の画像データ及び音声データ
を受信する手段と、受信した画像データ又は音声データ
のいずれかに付加されている再生時刻情報を抽出する手
段と、抽出された前記時刻情報に基づいて、前記再生タ
イミング情報を補正する手段と、補正した前記再生タイ
ミング情報と前記再生時刻情報とに基づいて一連の画像
データと音声データとを同期させて再生する手段と、を
含むことを特徴としている。このように、実際に再生す
るデータに付加された再生時刻情報に基づいて再生タイ
ミングを補正することで、バッファへの蓄積から短時間
でデータの再生を開始させることができ、バッファをオ
ーバーフローさせることなく、データが確実に再生され
るように制御し、リアルタイム性を維持しつつ正常にデ
ータを再生できる。
【0018】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、データ受信装置において、再生タイ
ミング情報を出力する時計手段と、再生時刻情報を共に
含む一連の画像データ及び音声データを受信する手段
と、前記再生タイミング情報に基づいて、前記受信した
画像データ及び音声データに含まれる再生時刻情報を補
正する手段と、前記再生タイミングと、補正した前記再
生時刻情報とに基づいて一連の画像データと音声データ
とを同期させて再生する手段と、を含むことを特徴とし
ている。このように、再生タイミングに基づいて受信し
たデータに付加されている再生時刻情報を補正すること
で、バッファへの蓄積から短時間でデータの再生を開始
させることができ、バッファをオーバーフローさせるこ
となく、データが確実に再生されるように制御し、リア
ルタイム性を維持しつつ、データ再生を正常にできる。
【0019】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、データ受信装置において、再生タイ
ミング情報を出力する時計手段と、再生時刻情報ととも
に、当該再生時刻情報に関連する一連のデータを受信す
る手段と、前記再生タイミング情報と再生時刻情報との
比較に基づいて、少なくとも前記再生タイミング情報と
再生時刻情報のいずれか一方を補正する手段と、前記補
正後に、再生タイミング情報と再生時刻情報とに基づい
て一連のデータの再生を行う手段と、を有することを特
徴としている。このように、受信したデータに付加され
ている再生時刻情報と再生タイミングとの関係を少なく
とも一方に基づいて補正することで、バッファに蓄積し
てから短時間でデータの再生を開始させることができ、
バッファをオーバーフローさせることなく各データが確
実に再生されるようにして、リアルタイム性を維持しつ
つ、データ再生を正常にできる。
【0020】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、一連のデータの実時間中継を行うデ
ータ送受信システムであって、時計を含み、前記時計で
計時する時刻情報を送信するとともに、前記データの入
力を順次受けて、当該データに前記時計で計時する入力
時点の時刻情報を付加して順次送信する送信側装置と、
再生タイミング情報を出力する再生用時計を含み、前記
送信側装置から受信する時刻情報に基づいて前記再生用
時計を初期設定する手段と、前記一連のデータを順次受
信して、各データに付加されている時刻情報を参照し
て、前記再生タイミング情報を補正する手段と、を備え
た受信側装置と、を有することを特徴としている。
【0021】また、上記従来例の問題点を解決するため
の請求項5記載の発明は、一連のデータの実時間中継を
行うデータ送受信システムであって、時計を含み、前記
時計で計時する時刻情報を送信するとともに、前記デー
タの入力を順次受けて、当該データに前記時計で計時す
る入力時点の時刻情報を付加して順次送信する送信側装
置と、再生タイミング情報を出力する再生用時計を含
み、前記送信側装置から受信する時刻情報に基づいて前
記再生用時計を初期設定する手段と、前記一連のデータ
を順次受信し、前記再生タイミング情報に基づいて各デ
ータに付加されている時刻情報を補正する手段と、を備
えた受信側装置と、を有することを特徴としている。
【0022】また、上記従来例の問題点を解決するため
の請求項6記載の発明は、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体が、再生タイミング情報を出力する工程と、再
生時刻情報とともに、当該再生時刻情報に関連する一連
のデータを受信する工程と、前記再生タイミング情報と
再生時刻情報との比較に基づいて、少なくとも前記再生
タイミング情報と再生時刻情報のいずれか一方を補正す
る工程と、前記補正後に、再生タイミング情報と再生時
刻情報とに基づいて一連のデータの再生の制御を行う工
程と、を含むことを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。本実施の形態のデータ
受信装置は、従来の受信側装置20に置き換えられるも
ので、送信側装置10から受信した一連のデータを基準
となる再生タイミング情報を用いて再生する際に、受信
したデータに関連する再生時刻情報で再生タイミング情
報を補正する。具体的に本実施の形態のデータ受信装置
は、図1に示すように、分離部21と、画像用バッファ
22と、音声用バッファ23と、再生時刻情報を抽出す
る手段としての第1の時刻情報抽出部24a及び第2の
時刻情報抽出部24bと、時刻情報取得部25と、駆動
クロック26と、再生用時計部27と、同期制御部40
と、画像復号化部29と、音声復号化部30とから構成
されている。尚、従来のものと同様の構成をとるものに
ついては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図
1は、本発明の第1の実施の形態に係るデータ受信装置
を含むデータ送受信装置を表す構成ブロック図である。
【0024】また、同期制御部40は、適応時計(aS
TC)設定部41と、適応時計部(aSTC)42と、
第1のPTS/aSTC比較部43aと、第2のPTS
/aSTC比較部43bとから構成されている。
【0025】適応時計設定部41は、第1の時刻情報抽
出部24aと、第2の時刻情報抽出部24bとからそれ
ぞれ最初に再生すべき画像データ及び音声データに付加
された再生時刻情報の入力を受けて、当該再生時刻情報
を再生タイミングの初期値として適応時計部42に設定
する。この適応時計設定部41が本発明の再生タイミン
グ情報を補正する手段に相当する。適応時計部42は、
適応時計設定部41から入力される再生タイミングの初
期値で計時時刻を初期設定する。また、この適応時計部
42は、駆動クロック26から入力される動作クロック
信号に基づいて時刻を計時し、再生タイミング情報とし
て出力する。この適応時計部42が本発明の時計手段に
相当する。尚、駆動クロック26は、順次入力される時
刻情報PCRと、適応時計部42が出力する再生タイミ
ング情報aSTCとの比較により動作クロック信号の周
波数を制御している。このような駆動クロック26は、
VCXO(電圧制御水晶発振子)をフィードバック制御
する公知の方法により実現できる。
【0026】第1のPTS/aSTC比較部43aは、
画像用バッファ22に蓄積された画像データのうち、次
に再生すべき画像データに付加された再生時刻情報PT
Sの入力を第1の時刻情報抽出部24aから受けて、適
応時計部42から入力される再生タイミング情報aST
Cとを比較して、一致していれば、画像用バッファ22
にバッファ制御信号を出力し、当該次に再生すべき画像
データを画像復号化部29に出力させる。また、第2の
PTS/aSTC比較部43bも同様にして、第2の時
刻情報抽出部24bから入力される次に再生するべき音
声データに付加された再生時刻情報PTSとaSTCと
を比較して一致していれば、音声用バッファ23にバッ
ファ制御信号を出力し、当該音声データを音声復号化部
30に出力させる。これら第1,第2のPTS/aST
C比較部43が本発明の再生を制御する手段に相当す
る。
【0027】このように、本実施の形態のデータ受信装
置によれば、再生タイミング情報が現実に再生するデー
タに付加されている再生時刻情報により補正されるの
で、データがバッファに格納され、時刻情報の抽出が完
了した時点で復号処理が開始されるので、バッファがオ
ーバーフローを起こすことがなく、かつリアルタイム性
を維持しつつ、データを正常に再生できる。
【0028】尚、ここでは、適応時計部42の計時時刻
を補正することとしているが、再生開始前に再生用時計
部27が計時している再生タイミング情報STCと、最
初に再生すべき画像データ又は音声データに付加されて
いる再生時刻情報PTSとの差Δtを算出して保持して
おき、第1,第2のPTS/STC比較部43が再生用
時計部27が出力する再生タイミング信号STCにこの
Δtを加算してPTSと比較することとしても構わな
い。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態に係るデ
ータ受信装置について、図2を参照しつつ説明する。本
実施の形態に係るデータ受信装置は、第1の実施の形態
のデータ受信装置と同様のものであるが、同期制御部4
0の構成及び動作が少々異なっている。
【0030】本実施の形態の同期制御部40は、図2に
示すように、適応ΔPTS設定部51と、時刻情報を補
正する手段としての第1のΔPTS加減算器52a及び
第2のΔPTS加減算器52bと、再生を制御する手段
としての第1のPTS/STC比較部53a及び第2の
PTS/STC比較部53bとから構成されている。
【0031】適応ΔPTS設定部51は、再生開始前
に、時計手段としての再生用時計部27が出力する再生
タイミング信号STCと、第1,第2の時刻情報抽出部
24が出力する、最初に再生すべき画像データと音声デ
ータの少なくとも一方に付加されている再生時刻情報と
の差を算出し、適応ΔPTS信号として、第1,第2の
ΔPTS加減算器52に設定する。第1のΔPTS加減
算器52aは、適応ΔPTS信号の入力を受けて記憶
し、次に再生すべき画像データの再生時刻情報PTSv
の入力を第1の時刻情報抽出部24aから受けて、この
再生時刻情報PTSvに記憶している適応ΔPTSを加
算(適応ΔPTSの値の符号によっては減算)補正し
て、第1のPTS/STC比較部53aに出力する。ま
た、第2のΔPTS加減算器52bは、適応ΔPTS信
号の入力を受けて記憶し、次に再生すべき音声データの
再生時刻情報PTSaの入力を第2の時刻情報抽出部2
4bから受けて、この再生時刻情報PTSaに適応ΔP
TSを加算(又は減算)補正して、第2のPTS/ST
C比較部53bに出力する。
【0032】第1のPTS/STC比較部53aは、P
TSv+ΔPTSの値と、再生タイミング信号STCの
値とを比較して、一致しているときには、画像用バッフ
ァ22にバッファ制御信号を出力し、次に再生すべき画
像データを出力させる。また、第2のPTS/STC比
較部53bは、PTSa+ΔPTSの値と、再生タイミ
ング信号STCとの値とを比較して、一致している時に
は、音声用バッファ23にバッファ制御信号を出力し、
次に再生すべき音声データを出力させる。
【0033】このように、本実施の形態のデータ受信装
置によれば、再生するデータに付加されている再生時刻
情報を再生タイミング情報に基づいて補正するので、デ
ータがバッファに格納され、時刻情報の抽出が完了した
時点で復号処理が開始されるので、バッファがオーバー
フローすることがなく、かつリアルタイム性を維持しつ
つ、データを正常に再生できる。
【0034】尚、本発明の第1,第2の実施の形態に係
るデータ受信装置及びデータ送受信システムは、ソフト
ウエア的な処理により実現することもできる。すなわ
ち、各部をCPUの動作によって実現することも好適で
ある。この場合には、EEPROMやハードディスク、
フロッピーディスク、光磁気ディスク等の記録媒体に格
納された、本発明を具現化したデータ受信プログラムに
従って処理が行われる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、バッファに蓄積された
データに関連する再生時刻情報を抽出して、当該再生時
刻情報に基づいて再生タイミング情報を補正してデータ
再生を行うデータ受信装置としているので、バッファの
オーバーフローを起こすことなく、かつリアルタイム性
を維持しつつ、データを正常に再生できる。
【0036】また、本発明によれば、再生タイミング情
報に基づいて、バッファに蓄積されたデータに関連する
再生時刻情報を補正してデータ再生を行うデータ受信装
置としているので、バッファのオーバーフローを起こす
ことなく、かつリアルタイム性を維持しつつ、データを
正常に再生できる。
【0037】さらに、本発明によれば、再生側装置が、
バッファに蓄積されたデータに関連する再生時刻情報を
抽出して、当該再生時刻情報に基づいて再生タイミング
情報を補正してデータ再生を行うデータ送受信システム
としているので、バッファのオーバーフローを起こすこ
となく、かつリアルタイム性を維持しつつ、データを正
常に中継再生できる。
【0038】さらに、本発明によれば、再生側装置が、
再生タイミング情報に基づいて、バッファに蓄積された
データに関連する再生時刻情報を補正してデータ再生を
行うデータ送受信システムとしているので、バッファの
オーバーフローを起こすことなく、かつリアルタイム性
を維持しつつ、データを正常に中継再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るデータ受信
装置を含むデータ送受信システムの構成ブロック図であ
る。
【図2】 本発明の第2の実施の形態に係るデータ受信
装置の同期制御部を表す構成ブロック図である。
【図3】 従来のデータ送受信システムの構成ブロック
図である。
【符号の説明】
10 送信側装置、11 駆動クロック、12 時計
部、13 時刻情報取得部、14 画像符号化部、15
音声符号化部、16 PTS生成部、17 多重化
部、20 受信側装置、21 分離部、22 画像用バ
ッファ、23 音声用バッファ、24 時刻情報抽出
部、25 時刻情報取得部、26 駆動クロック、27
再生用時計部、28,40 同期制御部、29 画像
復号化部、30音声復号化部、41 適応時計設定部、
42 適応時計部、43 PTS/aSTC比較部、5
2 加減算器、53 PTS/STC比較部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生タイミング情報を出力する時計手段
    と、 再生時刻情報を共に含む一連の画像データ及び音声デー
    タを受信する手段と、 受信した画像データ又は音声データのいずれかに付加さ
    れている再生時刻情報を抽出する手段と、 抽出された前記時刻情報に基づいて、前記再生タイミン
    グ情報を補正する手段と、 補正した前記再生タイミング情報と前記再生時刻情報と
    に基づいて一連の画像データと音声データとを同期させ
    て再生を制御する手段と、 を含むことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 再生タイミング情報を出力する時計手段
    と、 再生時刻情報を共に含む一連の画像データ及び音声デー
    タを受信する手段と、 前記再生タイミング情報に基づいて、前記受信した画像
    データ及び音声データに含まれる再生時刻情報を補正す
    る手段と、 前記再生タイミング情報と、補正した前記再生時刻情報
    とに基づいて一連の画像データと音声データとを同期さ
    せて再生を制御する手段と、 を含むことを特徴とするデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 再生タイミング情報を出力する時計手段
    と、 再生時刻情報とともに、当該再生時刻情報に関連する一
    連のデータを受信する手段と、 前記再生タイミング情報と再生時刻情報との比較に基づ
    いて、少なくとも前記再生タイミング情報と再生時刻情
    報のいずれか一方を補正する手段と、 前記補正後に、再生タイミング情報と再生時刻情報とに
    基づいて一連のデータの再生の制御を行う手段と、 を有することを特徴とするデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 一連のデータの実時間中継を行うデータ
    送受信システムであって、 時計を含み、前記時計で計時する時刻情報を送信すると
    ともに、前記データの入力を順次受けて、当該データに
    前記時計で計時する入力時点の時刻情報を付加して順次
    送信する送信側装置と、 再生タイミング情報を出力する再生用時計を含み、 前記送信側装置から受信する時刻情報に基づいて前記再
    生用時計を初期設定する手段と、 前記一連のデータを順次受信して、各データに付加され
    ている時刻情報を参照して、前記再生タイミング情報を
    補正する手段と、 を備えた受信側装置と、 を有することを特徴とするデータ送受信システム。
  5. 【請求項5】 一連のデータの実時間中継を行うデータ
    送受信システムであって、 時計を含み、前記時計で計時する時刻情報を送信すると
    ともに、前記データの入力を順次受けて、当該データに
    前記時計で計時する入力時点の時刻情報を付加して順次
    送信する送信側装置と、 再生タイミング情報を出力する再生用時計を含み、 前記送信側装置から受信する時刻情報に基づいて前記再
    生用時計を初期設定する手段と、 前記一連のデータを順次受信し、前記再生タイミング情
    報に基づいて各データに付加されている時刻情報を補正
    する手段と、 を備えた受信側装置と、 を有することを特徴とするデータ送受信システム。
  6. 【請求項6】 再生タイミング情報を出力する工程と、 再生時刻情報とともに、当該再生時刻情報に関連する一
    連のデータを受信する工程と、 前記再生タイミング情報と再生時刻情報との比較に基づ
    いて、少なくとも前記再生タイミング情報と再生時刻情
    報のいずれか一方を補正する工程と、 前記補正後に、再生タイミング情報と再生時刻情報とに
    基づいて一連のデータの再生の制御を行う工程と、 を含むデータ受信プログラムを格納したことを特徴とす
    るコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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