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JP2001235622A - 位相差板 - Google Patents

位相差板

Info

Publication number
JP2001235622A
JP2001235622A JP2000044508A JP2000044508A JP2001235622A JP 2001235622 A JP2001235622 A JP 2001235622A JP 2000044508 A JP2000044508 A JP 2000044508A JP 2000044508 A JP2000044508 A JP 2000044508A JP 2001235622 A JP2001235622 A JP 2001235622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
styrene
copolymer
wavelength
retardation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000044508A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Arakawa
公平 荒川
Junichi Yamanouchi
淳一 山之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000044508A priority Critical patent/JP2001235622A/ja
Publication of JP2001235622A publication Critical patent/JP2001235622A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層形成の必要がなく、単一素材で低コスト
で形成可能であり、広帯域において高性能な位相差板を
提供する。 【解決手段】 一軸性の配向規則を与えた場合に、正の
一軸性を示す鎖と負の一軸性を示す鎖とを有してなり、
波長450nm、波長550nm、650nmのときの
固有複屈折値(Δn)をそれぞれΔn(450)、Δn
(550)、Δn(650)としたとき、Δn(45
0)<Δn(550)<Δn(650)を満たす共重合
体を含む組成物を用いて形成されたことを特徴とする位
相差板である。前記正の一軸性を示す鎖がノルボルネン
鎖である態様、前記負の一軸性を示す鎖が、スチレン
鎖、スチレン・無水マレイン酸共重合体鎖、スチレン・
アクリロニトリル共重合体鎖、及びスチレン・メチルメ
タクリレート共重合体鎖から選択される少なくとも1種
である態様、などが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン、AV機
器、携帯型情報通信機器、ゲームやシュミレーション機
器、車載用のナビゲーションシステム等、種々の分野の
表示装置として利用され得る反射型液晶表示装置等に好
適な位相差板に関する。
【0002】
【従来の技術】レターデーション(Re)が波長の長さ
の1/4であるλ/4板は、反射型LCD、光ディスク
用ピックアップ、防眩フィルムなど多くの用途を有して
いる。一方、レターデーション(Re)が波長の長さの
1/2であるλ/2板は、液晶プロジェクターなどに利
用されている。前記λ/4板や前記λ/2板としては、
各用途において、人間の目が視認し得る可視光領域の全
ての入射光に対してその機能が十分に発揮されることが
望まれる。可視光領域全域の入射光に対してλ/4板や
λ/2板として機能する広帯域位相差板としては、例え
ば、特開平5−27118号公報、特開平5−1001
14号公報、特開平10−68816号公報、特開平1
0−90521号公報等に、相互に異なる光学異方性を
有する2枚のポリマーフィルムを積層して形成したもの
が提案されている。
【0003】しかしながら、これらの場合、その製造に
は、一方向に延伸した延伸フィルムを、延伸方向に対し
て相互に異なる角度をなす方向にカットした2種のチッ
プを得、これらを貼り合わせて積層する必要がある。こ
のλ/4板では、各ポリマーフィルムの光学異方性(光
軸や遅相軸の傾き)は、延伸フイルムの延伸方向に対し
て、どれだけの角度でチップを切り取るかによって決定
されるので、精密な裁断技術が必要となる。また、2枚
のチップを貼り合わせる際には、接着剤を塗布したり、
精密な位置合わせが必要になり、製造工程が煩雑であ
る。即ち、粘着加工、チップ化、貼合等のコストアップ
要因のプロセスが必要であり、チップ化に伴う加工屑な
どの汚染、貼合角の誤差による位相差のバラツキなどの
実際の性能にも悪影響を及ぼす問題がある。可視光全域
で1/4波長又は1/2波長のレターデーションを有
し、かつ使用に耐え得る耐久性を有する広帯域λ/4
板、広帯域λ/2板を、積層形成ではなく、単一素材で
形成する技術は未だ提供されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の課題を解決することを目
的とする。本発明は、積層形成の必要がなく、単一素材
で低コストで形成可能であり、広帯域において高性能な
位相差板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> 一軸性の配向規則を与えた場合に、正の一軸性
を示す鎖と負の一軸性を示す鎖とを有してなり、波長4
50nm、波長550nm、650nmのときの固有複
屈折値(Δn)をそれぞれΔn(450)、Δn(55
0)、Δn(650)としたとき、Δn(450)<Δ
n(550)<Δn(650)を満たす共重合体を含む
組成物を用いて形成されたことを特徴とする位相差板で
ある。 <2> 正の一軸性を示す鎖が、ノルボルネン鎖である
前記<1>に記載の位相差板である。 <3> 負の一軸性を示す鎖が、スチレン鎖、スチレン
・無水マレイン酸共重合体鎖、スチレン・アクリロニト
リル共重合体鎖、及びスチレン・メチルメタクリレート
共重合体鎖から選択される少なくとも1種である前記<
1>又は<2>に記載の位相差板である。 <4> 共重合体が、主鎖と該主鎖にグラフト結合する
グラフト鎖をとを有するグラフト共重合体であり、該主
鎖がノルボルネン鎖であり、該グラフト鎖がスチレン系
化合物鎖である前記<1>から<3>のいずれかに記載
の位相差板である。 <5> 波長450nm、550nm、650nmにお
ける(レターデーション(Re)/波長)の値が0.2
〜0.3であり、広帯域1/4波長板である前記<1>
から<4>のいずれかに記載の位相差板である。 <6> 波長450nm、550nm、650nmにお
ける(レターデーション(Re)/波長)の値が0.4
5〜0.55であり、広帯域1/2波長板である前記<
1>から<4>のいずれかに記載の位相差板である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の位相差板は、一軸性の配
向規則を与えた場合に、正の一軸性を示す鎖と負の一軸
性を示す鎖とを有してなり、波長450nm、波長55
0nm、650nmのときの固有複屈折値(Δn)をそ
れぞれΔn(450)、Δn(550)、Δn(65
0)としたとき、Δn(450)<Δn(550)<Δ
n(650)を満たす共重合体を含む組成物を用いて形
成される。ここで、固有複屈折とは、その素材に完全な
一軸性を付与した時に発現する複屈折を示すものであ
る。通常の配向では、完全な一軸性を示すケースは稀で
あり、不完全なある配向での複屈折と固有複屈折との間
には、下記の関係がある。 (複屈折)=(配向度)×(固有複屈折) ここで、(配向度)=<(3cos2θ−1)/2>
であり、θは、延伸方向(平均配向方向)と任意の鎖の
配向方向とのなす角度であり、上記式は、各鎖のケース
の平均値を意味する。配向度は、分子の配列で決定する
ため、波長には依存しない。したがって、固有複屈折基
準での、Δn(450)<Δn(550)<Δn(65
0)、という式は、配向が不完全な一般的な場合の複屈
折においても、成立することを意味する。前記組成物
は、前記共重合体を含み、本発明の効果を害しない範囲
内において更に適宜選択したその他の成分を必要に応じ
て含んでいてもよい。
【0007】前記共重合体は、一軸性の配向規則を与え
た場合に、正の一軸性を示す鎖と負の一軸性を示す鎖と
を有する。本発明においては、前記共重合体は、主鎖と
該主鎖にグラフト結合するグラフト鎖をとを有するグラ
フト共重合体であるのが好ましく、該主鎖が前記正の一
軸性を示す鎖であり、該グラフト鎖が前記負の一軸性を
示す鎖であるグラフト共重合体であるのが特に好まし
い。
【0008】前記正の一軸性を示す鎖としては、ノルボ
ルネン鎖が好ましく、具体的には、下記構造式(I)〜
(IV)のいずれかで表されるノルボルナン骨格を含む鎖
が好ましい。
【0009】
【化1】
【0010】
【化2】
【0011】
【化3】
【0012】
【化4】
【0013】前記構造式において、A、B、D及びEは、
水素原子、ハロゲン原子、又は炭化水素基を表す。前記
炭化水素基は、炭素数1〜12であり、置換基で置換さ
れていてもよく、その具体例としては、−(CH2n
OOR1、−(CH2nOCOR1、−(CH2n
1、−(CH2nCN、−(CH2nCONR23
−(CH2nX、を表す。B及びDは、互いに結合して
環を形成していてもよく、その場合の該環としては、環
状アルキレン基、−OC−O−CO−、−OC−NR4
−CO−、などが挙げられる。R1、R2、R3及びR
4は、置換基で置換されていてもよい炭素数1〜20の
炭化水素基を表す。Xは、SiR5 p3pを表す。R
5は、炭素数1〜10の炭化水素基を表し、該炭化水素
基は、ハロゲン原子で置換されていてもよい。Zは、ハ
ロゲン原子、−OCOR6又はOR6を表す。R6は、炭
素数1〜10の炭化水素基を表す。pは、0〜3の整数
を表す。nは、0〜10の整数を表す。
【0014】前記共重合体における前記正の一軸性を示
す鎖の割合としては、該共重合体に含まれる単量体の種
類によって異なり一概に規定することはできないが、2
0〜90%が好ましく、30〜80%がより好ましい。
【0015】前記負の一軸性を示す鎖としては、スチレ
ン系化合物鎖が好ましく、具体的には、スチレン鎖、ス
チレン・無水マレイン酸共重合体鎖、スチレン・アクリ
ロニトリル共重合体鎖、及びスチレン・メチルメタクリ
レート共重合体鎖から選択される少なくとも1種が好ま
しい。
【0016】前記共重合体は、前記正の一軸性を示す鎖
に、前記負の一軸性を示す鎖をグラフト重合させること
により好適に得られる。該共重合体は、前記正の一軸性
を示す鎖を主鎖とし、前記負の一軸性を示す鎖がグラフ
ト鎖として前記主鎖にグラフト結合してなる構造を有す
る。
【0017】前記正の一軸性を示す鎖を構成する単量体
としては、ノルボルネン系化合物が好適に挙げられる。
前記正の一軸性を示す鎖としては、ノルボルネン骨格を
有する環状オレフィン系樹脂などが挙げられる。該環状
オレフィン系樹脂としては、例えば、特開昭60−16
8708号公報、同62−133413号公報、同63
−264626号公報、特開平1−240517号公
報、同5−93079号公報、同5−112474号公
報、同7−62028号公報、同7−196736号公
報、同7−196779号公報、特公昭57−8815
号公報、などに記載されたものが好適に挙げられる。
【0018】前記負の一軸性を示す鎖を構成する単量体
としては、スチレン系化合物が好適に挙げられる。該ス
チレン系化合物としては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、p−ニトロスチレン、p−アミノスチレン、p−カ
ルボキシスチレン、p−フェニルスチレン、2,5−ジ
クロロスチレン、p−t−ブチルスチレン、などが好適
に挙げられる。
【0019】前記負の一軸性を示す鎖を構成する単量体
としては、前記スチレン系化合物の外に他の化合物が含
まれていてもよく、該化合物としては、例えば、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロ
ニトリル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸、ブタジエン、イソプレン、無水マレイン酸、酢酸ビ
ニル、エチレン、プロピレンなどが挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。
【0020】前記グラフト重合の方法としては、特に制
限はなく、塊状重合、沈殿重合、乳化重合、溶液重合、
懸濁重合、などの公知の重合方法が好適に挙げられる。
これらの中でも、懸濁重合又は溶液重合が好ましい。
【0021】前記懸濁重合の手法としては、例えば「高
分子合成の実験法」(大津隆行、木下雅悦共著、化学同
人社)130頁及び146頁〜147頁に記載された方
法を参考にすることができる。
【0022】前記懸濁重合によると、前記共重合体は、
無機塩類及び/又は水溶性ポリマー分散剤の存在下、水
系の分散媒を用いて油溶性開始剤により開始された付加
重合反応により、50μm以上の粒子として得られる。
【0023】前記無機塩類は、分散安定化、単量体(モ
ノマー)の水溶化防止等の目的で用いられ、例えば、塩
化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム、塩化アンモニウム、硫酸カリウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニウム、硫酸
アルミニウムカリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、リン酸水素カルシウム、などが挙げられる。
【0024】前記水溶性ポリマー分散剤としては、例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ加水分解物
(例えばクラレ社製の「イソバン」)、アルギン酸ナト
リウム及び水溶性セルロース誘導体(三晶株式会社製の
「メイプロガット」、「ケルコSCS」、「クアーガ
ム」、ヘキストジャパン(株)製の「MH−K」)など
が挙げられる。
【0025】本発明においては、リン酸水素カルシウ
ム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、ス
チレン・無水マレイン酸共重合体のアルカリ加水分解物
等を単独で使用する、あるいは、これらと、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸マグネシウ
ム等とを併用するのが好ましい。
【0026】前記懸濁重合に用いる重合開始剤として
は、水不溶性でかつ油溶性の重合開始剤が好ましく、例
えば、アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−ア
ゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ラウロイウル、過酸化−t−ブチル,
過酸化−t−アミル、過酸化クミル、t−ブチル過酸化
ベンゾエート、t−ブチル過酸化フェニルアセテート、
等が挙げられる。これらの中でも、過酸化物系の重合開
始剤が好ましい。
【0027】前記グラフト重合の際の重合温度として
は、グラフト重合を行う単量体(モノマー)の種類、沸
点、天井温度(重合と解重合とが平衡に達する温度)等
により異なり一概に規定することはできないが、通常、
0〜100℃であり、40〜90℃が好ましい。
【0028】前記懸濁重合の場合、まず、前記負の一軸
性を示す鎖を構成する単量体、又は、前記負の一軸性を
示す鎖を構成する単量体と前記正の一軸性を示す鎖(ポ
リマー)との混合物を、溶媒に溶解して溶液を調製す
る。該溶媒としては、クロロホルム、四塩化炭素等のハ
ロゲン化有機溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化
水素系溶媒、酢酸エチル、アセトン、などが挙げられ
る。次に、該溶液に、前記正の一軸性を示す鎖(ポリマ
ー)を、溶解させて混合溶液を調製する。そして、該混
合溶液に、前記無機塩類及び/又は前記水溶性ポリマー
分散剤を混合し分散し、更に前記重合開始剤の存在下、
良好な攪拌条件下で行うことができる。
【0029】前記溶液重合の場合、まず、前記正の一軸
性を示す鎖(ポリマー)を溶媒に溶解させて溶液を調製
する。該溶媒としては、クロロホルム、四塩化炭素等の
ハロゲン化有機溶媒、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素系溶媒、酢酸エチル、アセトン、などが挙げられ
る。これに、前記負の一軸性を示す鎖を」構成する単量
体を混合して混合溶液を調製する。そして、該混合溶液
に前記重合開始剤を添加し、良好な攪拌条件下で行うこ
とができる。該溶液重合の温度としては、用いた前記溶
媒の種類によって異なり一概に規定することはできない
が、40℃以上が好ましい。
【0030】なお、前記懸濁重合又は前記溶液重合にお
いて、前記負の一軸性を示す差を構成する単量体は、前
記正の一軸性を示す鎖(ポリマー)と、予め、全量混合
しておいてもよいし、一部を混合しておいてもよいし、
混合せず別々にしておいてもよい。また、前記正の一軸
性を示す鎖(ポリマー)を全量反応容器に仕込んでお
き、そこに前記負の一軸性を示す鎖を構成する単量体を
滴下してもよい。また、前記重合開始剤は、全量予め反
応容器に添加しておいてもよいし、分割して添加しても
よく、溶液に溶解してからそれを反応容器に滴下しても
よい。
【0031】以下に前記共重合体の合成例について説明
する。なお、前記共重合体の合成の方法は、該合成例に
何ら限定されるものではない。
【0032】(合成例1)特開平7−62028号公報
に記載の参考例1に従い、8−メチル−8−カルボキシ
ルテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−
ドデセン、及び1−へキセンを用いたトルエン溶液中で
の溶液重合を、1−ヘキセンと、ドデセンモノマーとの
量比を変えて行い、分子量の異なる3種のポリマー、ポ
リノルボルネン(I)(Mw=133,000)、ポリ
ノルボルネン(II)(Mw=95,000)、ポリノル
ボルネン(III)(Mw=46,000)を得た。な
お、これら3種のポリマーは、前記正の一軸性を示す鎖
(ポリマー)である。
【0033】次に、攪拌装置及び還流冷却管を装備した
2リットル三口フラスコに、ポリアクリル酸ソーダ(数
平均重合度15,000)1.5g、亜硫酸水素ナトリ
ウム2gを入れ、蒸留水800mlを加えて溶解した。
一方、前記ポリノルボルネン(I)140gと、前記負
の一軸性を示す鎖を構成する単量体としてスチレン48
g及びアクリロニトリル12gとを、1,2−ジクロロ
エタン200mlに溶解した混合溶液を調製した。この
調製した混合溶液の内の10容量%を、前記2リットル
三口フラスコに更に添加し、これを窒素気流下、65℃
に加熱し、激しく攪拌した。
【0034】更にそこに、重合開始剤として過酸化ベン
ゾイル0.9gをイソプロピルアルコール30mlに溶
かしたものを添加し、1時間加熱攪拌した後、残りの前
記混合溶液を2時間かけて等速滴下した。滴下終了後、
1時間経たところで、過酸化ベンゾイル0.9gを溶解
したイソプロピルアルコール10mlを添加した。この
後、内温を75℃に昇温し、4時間加熱を続けた後、減
圧下、有機溶媒の留去を行った。冷却後、得られた分散
物を遠心ろ過により分離して、水及びメタノールで十分
に洗浄し、乾燥した。以上により、前記共重合体である
グラフト共重合体P−1を195g得た。得られたグラ
フト共重合体P−1の平均分子量は180,000であ
った。
【0035】同様にして、下記グラフト共重合体P−2
〜15を合成した。なお、以下において、「(A)」
は、前記正の一軸性を示す鎖(主鎖)を表し、
「(B)」は、前記負の一軸性を示す鎖(グラフト鎖)
を表す。得られたグラフト共重合体P−2〜15は、主
鎖である(A)にグラフト鎖である(B)がグラフト結
合してなる構造を有する。括弧内の数値は、各単量体の
共重合比(質量)を表し、「(A)/(B)」の数値
は、質量百分率比を表す。
【0036】(グラフト共重合体P−2) (A)ポリノルボルネン(I) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=70/30 (グラフト共重合体P−3) (A)ポリノルボルネン(I) (B)スチレン/アクリロニトリル/α−メチルスチレ
ン(60/20/20) (A):(B)=70/30
【0037】(グラフト共重合体P−4) (A)ポリノルボルネン(I) (B)スチレン (A):(B)=75/25 (グラフト共重合体P−5) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=70/30
【0038】(グラフト共重合体P−6) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=50/50 (グラフト共重合体P−7) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=30/70 (グラフト共重合体P−8) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=20/80
【0039】(グラフト共重合体P−9) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/無水マレイン酸(50/50) (A):(B)=50/50 (グラフト共重合体P−10) (A)ポリノルボルネン(II) (B)スチレン/p−メチルスチレン(75/25) (A):(B)=80/20
【0040】(グラフト共重合体P−11) (A)ポリノルボルネン(III) (B)スチレン/アクリロニトリル(75/25) (A):(B)=70/30 (グラフト共重合体P−12) (A)ポリノルボルネン(III) (B)スチレン/メチルメタクリレート(60/40) (A):(B)=65/35
【0041】(グラフト共重合体P−13) (A)ポリノルボルネン(III) (B)スチレン/メタクリロニトリル(75/25) (A):(B)=70/30 (グラフト共重合体P−14) (A)ポリノルボルネン(III) (B)スチレン/t−ブチルメタクリレート(80/2
0) (A):(B)=70/30 (グラフト共重合体P−15) (A)ポリノルボルネン(III) (B)スチレン/アクリロニトリル/α−メチルスチレ
ン(70/15・15) (A):(B)=75/25
【0042】本発明の位相差板は、前記共重合体を1種
単独で含む組成物を使用して形成してもよいし、前記共
重合体を2種以上を含む組成物を使用して形成してもよ
く、また、前記共重合体と、前記主鎖であるノルボルネ
ン鎖(ノルボルネン系化合物を単量体として含むポリマ
ー)、及び、前記グラフト鎖であるスチレン系化合物鎖
(スチレン系化合物を単量体として含むポリマー)の少
なくとも一方とを含む組成物を使用して形成してもよ
い。
【0043】前記共重合体の前記組成物における含有量
としては、1〜100質量%が好ましく、5〜100質
量%がより好ましい。
【0044】前記共重合体の分子量としては、特に制限
はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前
記組成物を溶液化して位相差板を形成する場合には、重
量平均分子量が5,000〜1,000,000が好ま
しく、10,000〜500,000がより好ましい。
【0045】前記共重合体は、波長450nm、550
nm、650nmにおけるレターデーション(Re)の
値を、それぞれRe(450)、Re(550)、Re
(650)としたとき、これらが次式、Re(450)
<Re(550)<Re(650)、を満たすことが必
要である。
【0046】本発明の位相差板の製造方法としては、特
に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ
る。例えば、以下のようにして製造することができる。
即ち、前記共重合体を含む組成物を、溶液化して塗布し
乾燥することにより成膜化する溶液製膜法、あるいはペ
レット化して溶融押出して成膜化する押出成形法、等に
従って位相差板に製造することができる。
【0047】以上により得られた位相差板は、波長45
0nm、550nm、650nmにおけるレターデーシ
ョン(Re)の値を、それぞれRe(450)、Re
(550)、Re(650)としたとき、これらが次
式、Re(450)<Re(550)<Re(65
0)、を通常満たしておりそのまま使用することができ
るが、前記式を満たしていない場合には、組成比や延伸
温度などの条件を変更することにより、前記式を満たす
ように前記レターデーション(Re)の値を制御するこ
とができる。
【0048】前記延伸としては、機械的流れ方向に延伸
する縦一軸延伸、機械的流れ方向に直交する方向に延伸
する横一軸延伸(例えば、テンター延伸など)などが好
適に挙げられるが、延伸に異方性が存在すれば二軸延伸
であってもよい。
【0049】本発明の位相差板は、波長450nm、5
50nm、650nmにおける(レターデーション(R
e)/波長)の値が、0.2〜0.3であるものは広帯
域1/4波長板として使用することができ、0.45〜
0.55であるものは広帯域1/2波長板として使用す
ることができる。
【0050】−用途− 本発明の位相差板は、単一成形体で所望の特性を発揮す
るため、2枚以上を積層形成する必要がなく、低コスト
で製造可能であり、広帯域λ/4板、広帯域λ/2板等
として使用することができ、広帯域において高性能を示
すことから、パソコン、AV機器、携帯型情報通信機
器、ゲームやシュミレーション機器、車載用のナビゲー
ションシステム等、種々の分野の表示装置として利用可
能な反射型液晶表示装置等に好適に使用することができ
る。
【0051】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0052】(実施例1)前記共重合体として、前記グ
ラフト共重合体P−1を塩化メチレン溶液に溶解して塗
布溶液(25重量%)を調製した。前記塗布溶液をガラ
ス板上にドクターブレードを用いて流延し、乾燥して、
厚みが104μmである透明フィルムを形成した。この
透明フィルムを150℃で23%一軸延伸して位相差板
を得た。この位相差板について、レターデーション測定
器(王子計測社製、KOBRA21DH)を用いて、そ
のRe値の波長分散を計測した。その結果を図1に示し
た。図1に示すように、該位相差板は、波長450n
m、550nm、650nmにおけるレターデーション
(Re)の値を、それぞれRe(450)、Re(55
0)、Re(650)としたとき、これらが次式、Re
(450)<Re(550)<Re(650)、を満た
しており、広帯域で1/4波長板特性を示していた。
【0053】(比較例1)実施例1において、前記共重
合体を前記ポリノルボルネン(I)に代え、透明フィル
ムの厚みを105μmとし、該透明フィルムを155℃
で36%一軸延伸した以外は、実施例1と同様にして位
相差板を作製し、実施例1と同様にRe値の波長分散を
計測した。その結果を図1に示した。図1に示すよう
に、該位相差板は、広帯域1/4波長板特性を示さなか
った。
【0054】(比較例2)実施例1において、前記共重
合体をスチレン/アクリロニトリル(80/20)に代
え、透明フィルムの厚みを97μmとし、該透明フィル
ムを110℃で17%一軸延伸した以外は、実施例1と
同様にして位相差板を作製し、実施例1と同様にRe値
の波長分散を計測した。その結果を図1に示した。図1
に示すように、該位相差板は、広帯域1/4波長板特性
を示さなかった。
【0055】(実施例2)前記共重合体として、前記グ
ラフト共重合体P−1を塩化メチレン溶液に溶解して塗
布溶液(25重量%)を調製した。前記塗布溶液をガラ
ス板上にドクターブレードを用いて流延し、乾燥して、
厚みが210μmである透明フィルムを形成した。この
透明フィルムを150℃で23%一軸延伸して位相差板
を得た。この位相差板について、レターデーション測定
器(王子計測社製、KOBRA21DH)を用いて、そ
のRe値の波長分散を計測した。その結果を図2に示し
た。図2に示すように、該位相差板は、波長450n
m、550nm、650nmにおけるレターデーション
(Re)の値を、それぞれRe(450)、Re(55
0)、Re(650)としたとき、これらが次式、Re
(450)<Re(550)<Re(650)、を満た
しており、広帯域で1/2波長板特性を示していた。
【0056】(比較例3)実施例2において、前記共重
合体をポリノルボルネン(I)に代え、透明フィルムの
厚みを219μmとし、該透明フィルムを155℃で3
5%一軸延伸した以外は、実施例1と同様にして位相差
板を作製し、実施例2と同様にRe値の波長分散を計測
した。その結果を図2に示した。図2に示すように、該
位相差板は、広帯域1/2波長板特性を示さなかった。
【0057】(比較例4)実施例2において、前記共重
合体をスチレン/アクリロニトリル(75/25)に代
え、透明フィルムの厚みを127μmとし、該透明フィ
ルムを110℃で24%一軸延伸した以外は、実施例1
と同様にして位相差板を作製し、実施例2と同様にRe
値の波長分散を計測した。その結果を図2に示した。図
2に示すように、該位相差板は、広帯域1/2波長板特
性を示さなかった。
【0058】
【発明の効果】本発明によると、前記従来における諸問
題を解決することができ、積層形成の必要がなく、単一
素材で低コストで形成可能であり、広帯域において高性
能な位相差板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1及び比較例1〜2において製
造した位相差板の可視光域におけるRe値の波長分散特
性の測定結果を示す図である。
【図2】図2は、実施例2及び比較例3〜4において製
造した位相差板の可視光域におけるRe値の波長分散特
性の測定結果を示す図である。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA06 BA07 BB46 BB47 BB48 BB50 BC22 2H091 FA11X FA11Z FB02 FC08 LA12 LA16 4F071 AA21 AA21X AA22X AA33X AA34X AA36X AA77 AF29 AF31Y AH12 AH19 BA01 BB06 BB07 BB08 BC01 BC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸性の配向規則を与えた場合に、正の
    一軸性を示す鎖と負の一軸性を示す鎖とを有してなり、
    波長450nm、波長550nm、650nmのときの
    固有複屈折値(Δn)をそれぞれΔn(450)、Δn
    (550)、Δn(650)としたとき、Δn(45
    0)<Δn(550)<Δn(650)を満たす共重合
    体を含む組成物を用いて形成されたことを特徴とする位
    相差板。
  2. 【請求項2】 正の一軸性を示す鎖が、ノルボルネン鎖
    である請求項1に記載の位相差板。
  3. 【請求項3】 負の一軸性を示す鎖が、スチレン鎖、ス
    チレン・無水マレイン酸共重合体鎖、スチレン・アクリ
    ロニトリル共重合体鎖、及びスチレン・メチルメタクリ
    レート共重合体鎖から選択される少なくとも1種である
    請求項1又は2に記載の位相差板。
  4. 【請求項4】 共重合体が、主鎖と該主鎖にグラフト結
    合するグラフト鎖をとを有するグラフト共重合体であ
    り、該主鎖がノルボルネン鎖であり、該グラフト鎖がス
    チレン系化合物鎖である請求項1から3のいずれかに記
    載の位相差板。
  5. 【請求項5】 波長450nm、550nm、650n
    mにおける(レターデーション(Re)/波長)の値が
    0.2〜0.3であり、広帯域1/4波長板である請求
    項1から4のいずれかに記載の位相差板。
  6. 【請求項6】 波長450nm、550nm、650n
    mにおける(レターデーション(Re)/波長)の値が
    0.45〜0.55であり、広帯域1/2波長板である
    請求項1から4のいずれかに記載の位相差板。
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