JP2001234738A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents
エンジンの排気浄化装置Info
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Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 始動直後におけるエンジン排気系の燃焼器で
の着火を安定に確保して未燃焼ガスの排出を防止する。 【解決手段】 エンジンの排気マニホルド10にフロン
ト排気管11、燃焼器12、触媒コンバータ13が順次
に接続され、フロント排気管11にはエアポンプ20か
らの2次空気が制御バルブ22を介して2次空気導入パ
イプ21により導入される。燃焼器12にはグロープラ
グ24が設置されている。2次空気導入パイプからグロ
ープラグまでの距離X(m)は、エンジンの排気ガスの
流速をVE(m/秒)、2次空気の流速をV2(m/
秒)として、VE2/(V2・X)≦0.20を満たす
ように設定されている。排気ガスと2次空気はグロープ
ラグに至るまでの間に均一な混合状態となり、エンジン
始動直後でも確実に着火する。
の着火を安定に確保して未燃焼ガスの排出を防止する。 【解決手段】 エンジンの排気マニホルド10にフロン
ト排気管11、燃焼器12、触媒コンバータ13が順次
に接続され、フロント排気管11にはエアポンプ20か
らの2次空気が制御バルブ22を介して2次空気導入パ
イプ21により導入される。燃焼器12にはグロープラ
グ24が設置されている。2次空気導入パイプからグロ
ープラグまでの距離X(m)は、エンジンの排気ガスの
流速をVE(m/秒)、2次空気の流速をV2(m/
秒)として、VE2/(V2・X)≦0.20を満たす
ように設定されている。排気ガスと2次空気はグロープ
ラグに至るまでの間に均一な混合状態となり、エンジン
始動直後でも確実に着火する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンから排出
される未燃焼ガスを再燃焼させる排気浄化装置、とくに
触媒上流に燃焼器を設置したエンジンの排気浄化装置に
関する。
される未燃焼ガスを再燃焼させる排気浄化装置、とくに
触媒上流に燃焼器を設置したエンジンの排気浄化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気ガスを浄化するため、従
来、例えば特表平6−508409号公報に開示される
ような排気浄化装置がある。これは、一酸化炭素や炭化
水素などの未燃焼ガスを反応させるための触媒を排気管
途中に設けるとともに、そのエンジン側上流に燃焼器
(アフターバーナ)を設置したものである。 燃焼器の
上流には排気管に2次空気(追加空気)を導入するバル
ブが設けられる。
来、例えば特表平6−508409号公報に開示される
ような排気浄化装置がある。これは、一酸化炭素や炭化
水素などの未燃焼ガスを反応させるための触媒を排気管
途中に設けるとともに、そのエンジン側上流に燃焼器
(アフターバーナ)を設置したものである。 燃焼器の
上流には排気管に2次空気(追加空気)を導入するバル
ブが設けられる。
【0003】すなわち、エンジンの始動時は、確実な着
火を得るため空燃比を濃くしているので未燃焼成分が多
量に生じるとともに、触媒は低温度の間はその機能を発
揮しない。そこで、上記の排気浄化装置は、未燃焼ガス
がそのまま排出されてしまうのを防止するため、始動直
後の触媒冷間時には燃焼器内での点火により未燃焼ガス
を燃焼させようとするものであり、またこれにより、触
媒の温度上昇をも促進して、早期に触媒機能を発揮させ
ようとするものである。
火を得るため空燃比を濃くしているので未燃焼成分が多
量に生じるとともに、触媒は低温度の間はその機能を発
揮しない。そこで、上記の排気浄化装置は、未燃焼ガス
がそのまま排出されてしまうのを防止するため、始動直
後の触媒冷間時には燃焼器内での点火により未燃焼ガス
を燃焼させようとするものであり、またこれにより、触
媒の温度上昇をも促進して、早期に触媒機能を発揮させ
ようとするものである。
【0004】特表平6−508409号公報では、燃焼
器作動のため、水素、一酸化炭素および炭化水素の可燃
ガスの全てと完全に反応する余剰空気を燃焼器内に存在
させるべきことが記載されている。燃焼器と触媒を備え
た同様の構成が、特開平11−200842号公報、特
開平11−200843号公報、特開平11−2008
47号公報等にも開示されている。
器作動のため、水素、一酸化炭素および炭化水素の可燃
ガスの全てと完全に反応する余剰空気を燃焼器内に存在
させるべきことが記載されている。燃焼器と触媒を備え
た同様の構成が、特開平11−200842号公報、特
開平11−200843号公報、特開平11−2008
47号公報等にも開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
表平6−508409号公報に記載された燃焼条件を具
体的に決定することは困難で、始動直後の燃焼器での着
火が確実に得られ、かつ未燃焼ガスが有効に燃焼される
実際の空燃比や2次空気の供給量は機種ごとの排気系に
よって異なり、試行錯誤を繰り返しながら開発を進めざ
るをえないというのが現状であった。
表平6−508409号公報に記載された燃焼条件を具
体的に決定することは困難で、始動直後の燃焼器での着
火が確実に得られ、かつ未燃焼ガスが有効に燃焼される
実際の空燃比や2次空気の供給量は機種ごとの排気系に
よって異なり、試行錯誤を繰り返しながら開発を進めざ
るをえないというのが現状であった。
【0006】したがって本発明は、この問題点に鑑み、
燃焼器における着火が確保され、始動直後における未燃
焼ガスの排出が確実に防止されるエンジンの排気浄化装
置を提供することを目的とする。
燃焼器における着火が確保され、始動直後における未燃
焼ガスの排出が確実に防止されるエンジンの排気浄化装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、出願人は幾多
の実験・研究を行い、まず理論的に適量と計算された流
量で2次空気を供給しても、2次空気の導入口と点火点
の間の距離によって燃焼器における着火の状態が異なる
との知見を得た。そこで検討の結果、エンジンからの排
気ガスと2次空気の混合状態が導入口からの距離によっ
て変化することがその原因となっているのではないか、
逆に言えば着火を保証する均一な混合状態を得るのに所
定の距離が必要なのではないかと推定し、研究を行っ
た。そして、2次空気の導入口と点火点との間の距離、
2次空気の流速および排気ガスの流速を所定の関係とす
ることにより、燃焼器における安定着火が得られること
を見出したものである。
の実験・研究を行い、まず理論的に適量と計算された流
量で2次空気を供給しても、2次空気の導入口と点火点
の間の距離によって燃焼器における着火の状態が異なる
との知見を得た。そこで検討の結果、エンジンからの排
気ガスと2次空気の混合状態が導入口からの距離によっ
て変化することがその原因となっているのではないか、
逆に言えば着火を保証する均一な混合状態を得るのに所
定の距離が必要なのではないかと推定し、研究を行っ
た。そして、2次空気の導入口と点火点との間の距離、
2次空気の流速および排気ガスの流速を所定の関係とす
ることにより、燃焼器における安定着火が得られること
を見出したものである。
【0008】以下、この制御の基本原理について説明す
る。図1は排気系を模した実験用の測定装置を示す。管
1の一端にコンプレッサ2が接続され、その下流に順次
にパルセータ3、煙導入プローブ4、2次空気導入プロ
ーブ5、そして管1を挟んで対向させたレーザ発光器6
aとレーザ受光器6bからなるレーザ測定器6が設けら
れている。
る。図1は排気系を模した実験用の測定装置を示す。管
1の一端にコンプレッサ2が接続され、その下流に順次
にパルセータ3、煙導入プローブ4、2次空気導入プロ
ーブ5、そして管1を挟んで対向させたレーザ発光器6
aとレーザ受光器6bからなるレーザ測定器6が設けら
れている。
【0009】パルセータ3はコンプレッサ2からの空気
流に対して間欠開閉を行ってエンジンの設定回転数に対
応した脈動を与え、排気ガス相当の流れ(以下の測定上
で排気ガスと呼ぶ)を生成する。レーザ発光器6aとレ
ーザ受光器6bはグロープラグ等の点火点に対応する位
置に設置される。煙導入プローブ4は2次空気と排気ガ
スの混合状態を視覚化するための煙を管内に導入する。
流に対して間欠開閉を行ってエンジンの設定回転数に対
応した脈動を与え、排気ガス相当の流れ(以下の測定上
で排気ガスと呼ぶ)を生成する。レーザ発光器6aとレ
ーザ受光器6bはグロープラグ等の点火点に対応する位
置に設置される。煙導入プローブ4は2次空気と排気ガ
スの混合状態を視覚化するための煙を管内に導入する。
【0010】パルセータ3からの排気ガスに煙導入プロ
ーブ4から煙を混入すると、排気脈動により煙の濃度に
時間変動が生じる。この濃度変動はレーザ光の吸光率の
変動として計測される。そして2次空気を2次空気導入
プローブ5から導入すると、排気ガスの流量、2次空気
の流量および2次空気導入プローブ5とレーザ測定器6
間の距離(混合距離)によってさらに煙の濃度が変動す
る。
ーブ4から煙を混入すると、排気脈動により煙の濃度に
時間変動が生じる。この濃度変動はレーザ光の吸光率の
変動として計測される。そして2次空気を2次空気導入
プローブ5から導入すると、排気ガスの流量、2次空気
の流量および2次空気導入プローブ5とレーザ測定器6
間の距離(混合距離)によってさらに煙の濃度が変動す
る。
【0011】すなわち、レーザ発光器6aから送出され
た強度I0のレーザ光は管1内の煙で散乱吸収され、レ
ーザ受光器6bに強度Iとして受光される。その吸光率
rは r=1−(I/I0) (1) で示される。また、ランベルトベールの法則により、 log(I0/I)=εcD (2) が成立する。 ただし、 ε:吸光係数 c:濃度 D:光路長 である。
た強度I0のレーザ光は管1内の煙で散乱吸収され、レ
ーザ受光器6bに強度Iとして受光される。その吸光率
rは r=1−(I/I0) (1) で示される。また、ランベルトベールの法則により、 log(I0/I)=εcD (2) が成立する。 ただし、 ε:吸光係数 c:濃度 D:光路長 である。
【0012】煙の吸光係数εは定数であり、光路長Dを
一定とすると、 k=εD として、 log(I0/I)=kc (3) となり、式(1)と(3)から c=log(1/(1−r))/k (4) r=1−exp(−kc) (5) となる。
一定とすると、 k=εD として、 log(I0/I)=kc (3) となり、式(1)と(3)から c=log(1/(1−r))/k (4) r=1−exp(−kc) (5) となる。
【0013】式(5)を微分すると、 dr=k・exp(−kc)dc すなわち、 Δr=k・exp(−kc)Δc (6) したがって、煙の濃度変動は式(5)と(6)から次の
式で表わされる。 kΔc=Δr/(1−r) (7)
式で表わされる。 kΔc=Δr/(1−r) (7)
【0014】この濃度変動kΔcは上述のように混合距
離によって変化する。そこで、上記のkΔcと混合距離
の関係について実験を行った。実験条件は、排気ガス流
量=250L(リットル)/分、2次空気の流量=10
0L/分、管内径50mmで、2次空気導入プローブ5
の内径を8mm、10mmおよび11.5mmに変化さ
せた。図2に示すとおり、kΔcは混合距離X(m)に
反比例し、 kΔc=α・X−1 (8) で表わされる。
離によって変化する。そこで、上記のkΔcと混合距離
の関係について実験を行った。実験条件は、排気ガス流
量=250L(リットル)/分、2次空気の流量=10
0L/分、管内径50mmで、2次空気導入プローブ5
の内径を8mm、10mmおよび11.5mmに変化さ
せた。図2に示すとおり、kΔcは混合距離X(m)に
反比例し、 kΔc=α・X−1 (8) で表わされる。
【0015】なお、2次空気導入プローブ5の形状とし
て、図3に示すように、管中心まで突出させてさらに流
れ方向にL字形に曲げて開口を下流へ向けた(A)のほ
か、管壁面に単純開口したもの(B)、管中心まで突出
させて単純開口したもの(C)、管壁面近傍に開口し先
端を下流側に斜めに切り落としたもの(D)、管中心ま
で突出させて先端を下流側に斜めに切り落としたもの
(E)、管壁面近傍に開口し先端を上流側に斜めに切り
落としたもの(F)について実験を行った。図4はその
結果を示し、管壁面に単純開口した(B)および管壁面
で上流または下流側に斜めに切り落として開口した
(D)、(F)が最も低いkΔcを与えた。図4は排気
ガス流量=250L(リットル)/分、2次空気の流量
=110〜180L/分、管内径50および60mm
で、2次空気導入プローブ5の内径を8mm、10mm
としたときのものである。
て、図3に示すように、管中心まで突出させてさらに流
れ方向にL字形に曲げて開口を下流へ向けた(A)のほ
か、管壁面に単純開口したもの(B)、管中心まで突出
させて単純開口したもの(C)、管壁面近傍に開口し先
端を下流側に斜めに切り落としたもの(D)、管中心ま
で突出させて先端を下流側に斜めに切り落としたもの
(E)、管壁面近傍に開口し先端を上流側に斜めに切り
落としたもの(F)について実験を行った。図4はその
結果を示し、管壁面に単純開口した(B)および管壁面
で上流または下流側に斜めに切り落として開口した
(D)、(F)が最も低いkΔcを与えた。図4は排気
ガス流量=250L(リットル)/分、2次空気の流量
=110〜180L/分、管内径50および60mm
で、2次空気導入プローブ5の内径を8mm、10mm
としたときのものである。
【0016】前述のように、2次空気導入プローブ5の
内径によってkΔcの値には変化があることが認められ
る。2次空気導入プローブ5の内径が異なれば同じ流量
でも流速が異なることになるから、結局kΔcには2次
空気の流速が関係することがわかる。同様に、管1の内
径によって変化する排気ガスの流速もkΔcに影響を与
えることになる。
内径によってkΔcの値には変化があることが認められ
る。2次空気導入プローブ5の内径が異なれば同じ流量
でも流速が異なることになるから、結局kΔcには2次
空気の流速が関係することがわかる。同様に、管1の内
径によって変化する排気ガスの流速もkΔcに影響を与
えることになる。
【0017】そこで、上記のαの値を排気ガスの流速V
E(m/秒)と2次空気の流速V2(m/秒)とをパラ
メータとして分析することとした。ここでは、排気ガス
流量250L/分のほか167L/分および500L/
分、2次空気の流量200L/分および100L/分と
し、管1の内径を40〜60mmの間、また2次空気導
入プローブ5の内径を6〜15mmの範囲で変化させた
種々の組み合わせについて測定した。なお、一般の乗用
車における排気量2.4Lエンジンの始動時の排気ガス
の流量の実測値は240〜270L/分、2次空気の必
要流量は110〜180L/分であり、上記の排気ガス
流量と2次空気流量は実測値をカバーするものである。
排気ガスの流量は排気量に比例する。
E(m/秒)と2次空気の流速V2(m/秒)とをパラ
メータとして分析することとした。ここでは、排気ガス
流量250L/分のほか167L/分および500L/
分、2次空気の流量200L/分および100L/分と
し、管1の内径を40〜60mmの間、また2次空気導
入プローブ5の内径を6〜15mmの範囲で変化させた
種々の組み合わせについて測定した。なお、一般の乗用
車における排気量2.4Lエンジンの始動時の排気ガス
の流量の実測値は240〜270L/分、2次空気の必
要流量は110〜180L/分であり、上記の排気ガス
流量と2次空気流量は実測値をカバーするものである。
排気ガスの流量は排気量に比例する。
【0018】その結果は、図5に示すように、αはV0
=V2/VE2に反比例しており、 log(kΔc)=−2.63−log(V0)−log(X) (9) となっている。すなわち、kΔcは排気ガス流速、2次
空気流速および混合距離の関数として表わされ、上記式
(9)を真数式に直すと、 kΔc=0.00234VE2/(V2・X) (10) となる。
=V2/VE2に反比例しており、 log(kΔc)=−2.63−log(V0)−log(X) (9) となっている。すなわち、kΔcは排気ガス流速、2次
空気流速および混合距離の関数として表わされ、上記式
(9)を真数式に直すと、 kΔc=0.00234VE2/(V2・X) (10) となる。
【0019】上記の知見に基づいて、請求項1の本発明
は、排気管の途中に触媒コンバータを備えるエンジンの
排気系において、触媒コンバータの上流に点火点を有す
る点火手段と、点火点の上流に導入口を有する2次空気
導入手段とを備え、エンジンからの排気ガスの流速をV
E(m/秒)、導入口からの2次空気の流速をV2(m
/秒)、導入口から点火点までの距離をX(m)とする
とき、VE2/(V2・X)を所定値以下にしたもので
ある。
は、排気管の途中に触媒コンバータを備えるエンジンの
排気系において、触媒コンバータの上流に点火点を有す
る点火手段と、点火点の上流に導入口を有する2次空気
導入手段とを備え、エンジンからの排気ガスの流速をV
E(m/秒)、導入口からの2次空気の流速をV2(m
/秒)、導入口から点火点までの距離をX(m)とする
とき、VE2/(V2・X)を所定値以下にしたもので
ある。
【0020】とくに、請求項2のように、 VE2/
(V2・X)≦0.20 を満足するように、排気管の
径、2次空気の流量、導入口の径および導入口から点火
点までの距離を設定するのが好ましい。これにより、排
気ガスと2次空気は点火点に至るまでの間に十分に均一
な混合状態を得ることができ、確実に着火してエンジン
始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガスが確実
に燃焼する。請求項3の発明は、2次空気導入手段の導
入口を排気管の管壁面に開口させたものとし、これによ
り、排気ガスと2次空気の混合気の濃度変動が低くする
ことができる。
(V2・X)≦0.20 を満足するように、排気管の
径、2次空気の流量、導入口の径および導入口から点火
点までの距離を設定するのが好ましい。これにより、排
気ガスと2次空気は点火点に至るまでの間に十分に均一
な混合状態を得ることができ、確実に着火してエンジン
始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガスが確実
に燃焼する。請求項3の発明は、2次空気導入手段の導
入口を排気管の管壁面に開口させたものとし、これによ
り、排気ガスと2次空気の混合気の濃度変動が低くする
ことができる。
【0021】請求項4の発明は、点火手段と2次空気導
入手段を制御する制御手段が設けられ、点火点の下流に
は温度センサが設けられ、該制御手段は、エンジン始動
時にエンジンの空燃比に対応させた流量の2次空気を導
入し、混合ガスを点火手段により着火させ、温度センサ
で着火による温度上昇が検出された後、点火手段の作動
を停止させるものとした。確実に着火して温度が所定温
度まで上昇すれば、触媒コンバータも早期に機能発揮し
て温度維持するようになるので、点火手段による燃焼は
不要となる。
入手段を制御する制御手段が設けられ、点火点の下流に
は温度センサが設けられ、該制御手段は、エンジン始動
時にエンジンの空燃比に対応させた流量の2次空気を導
入し、混合ガスを点火手段により着火させ、温度センサ
で着火による温度上昇が検出された後、点火手段の作動
を停止させるものとした。確実に着火して温度が所定温
度まで上昇すれば、触媒コンバータも早期に機能発揮し
て温度維持するようになるので、点火手段による燃焼は
不要となる。
【0022】請求項5の発明は、触媒コンバータの前に
断面積を増大させた燃焼器を設け、該燃焼器に上記の点
火点を設けることにより、排気ガスと2次空気の混合が
通路断面積の変化で一層促進される結果、これらの濃度
変動は著しく低下する。このため、着火がより容易とな
るとともに、燃焼が安定的に継続する。また、請求項6
の発明は、上記の温度センサを、触媒コンバータに設け
られ触媒の温度を検出する温度センサと兼用するものと
した。これにより、構成が簡単となる。
断面積を増大させた燃焼器を設け、該燃焼器に上記の点
火点を設けることにより、排気ガスと2次空気の混合が
通路断面積の変化で一層促進される結果、これらの濃度
変動は著しく低下する。このため、着火がより容易とな
るとともに、燃焼が安定的に継続する。また、請求項6
の発明は、上記の温度センサを、触媒コンバータに設け
られ触媒の温度を検出する温度センサと兼用するものと
した。これにより、構成が簡単となる。
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図6は実施例におけるエンジンの排
気系を示す図である。エンジンの排気マニホルド10に
順次にフロント排気管11、燃焼器12、触媒コンバー
タ13およびマフラ14が接続され、これらを通過した
エンジンの排気ガスがマフラのテールパイプ15から排
出されるようになっている。
例により説明する。図6は実施例におけるエンジンの排
気系を示す図である。エンジンの排気マニホルド10に
順次にフロント排気管11、燃焼器12、触媒コンバー
タ13およびマフラ14が接続され、これらを通過した
エンジンの排気ガスがマフラのテールパイプ15から排
出されるようになっている。
【0024】フロント排気管11にはエアポンプ20か
らの2次空気を導入する2次空気導入パイプ21に流量
を制御する制御バルブ22が設けられている。このエア
ポンプ20、2次空気導入パイプ21ならびに制御バル
ブ22とで2次空気導入手段を構成している。燃焼器1
2にはその内壁に点火手段としてのグロープラグ24が
設置されている。触媒コンバータ13にはその作動状態
を検出するための温度センサ26が設けられている。温
度センサ26はエンジン制御装置30に接続され、また
エアポンプ20、制御バルブ22およびグロープラグ2
4はエンジン制御装置30によって制御される。なお、
2次空気の制御例としては、例えば特開平11−311
120号公報に開示されたものがあり、本実施例でもこ
の制御例を適用することにより、始動時に空燃比に応じ
て2次空気を供給する。具体的には、空燃比が小(リッ
チ)になるほど2次空気流量を増大するようにしてい
る。また、エンジン制御装置30は温度センサ26その
他図示しない種々のセンサからの信号を入力し、エンジ
ンの吸入空気量、燃料噴射量、点火時期等を制御して、
要求される回転数やトルク出力を実現するよう構成され
ている。
らの2次空気を導入する2次空気導入パイプ21に流量
を制御する制御バルブ22が設けられている。このエア
ポンプ20、2次空気導入パイプ21ならびに制御バル
ブ22とで2次空気導入手段を構成している。燃焼器1
2にはその内壁に点火手段としてのグロープラグ24が
設置されている。触媒コンバータ13にはその作動状態
を検出するための温度センサ26が設けられている。温
度センサ26はエンジン制御装置30に接続され、また
エアポンプ20、制御バルブ22およびグロープラグ2
4はエンジン制御装置30によって制御される。なお、
2次空気の制御例としては、例えば特開平11−311
120号公報に開示されたものがあり、本実施例でもこ
の制御例を適用することにより、始動時に空燃比に応じ
て2次空気を供給する。具体的には、空燃比が小(リッ
チ)になるほど2次空気流量を増大するようにしてい
る。また、エンジン制御装置30は温度センサ26その
他図示しない種々のセンサからの信号を入力し、エンジ
ンの吸入空気量、燃料噴射量、点火時期等を制御して、
要求される回転数やトルク出力を実現するよう構成され
ている。
【0025】図7に示すように、フロント排気管11は
内径60.5mm、燃焼器12は長さ350mm、横断
面が150mm×95mmで、グロープラグ24が入口
の傾斜面12Aに設けられている。傾斜面12Aの開き
角度は90°である。なお、図7において(b)は
(a)におけるA−A断面を示している。2次空気導入
パイプ21はフロント排気管11の管壁に開口してい
る。この2次空気導入パイプ21からグロープラグ24
までの距離X(m)は、エンジンの排気マニホルド10
からフロント排気管11に流入する排気ガスの流速をV
E(m/秒)、2次空気導入パイプ21からフロント排
気管11に導入される2次空気の流速をV2(m/秒)
として、 VE2/(V2・X)≦0.20 (11) を満足するように設定されている。ただし、排気ガスの
流速VEは距離X間の平均流速、2次空気の流速V2は
2次空気導入部での流速である。なお、フロント排気管
11の内径、2次空気導入パイプ21の内径や2次空気
流量によって流速VEやV2の値が変われば、距離Xの
設定も変わることになる。
内径60.5mm、燃焼器12は長さ350mm、横断
面が150mm×95mmで、グロープラグ24が入口
の傾斜面12Aに設けられている。傾斜面12Aの開き
角度は90°である。なお、図7において(b)は
(a)におけるA−A断面を示している。2次空気導入
パイプ21はフロント排気管11の管壁に開口してい
る。この2次空気導入パイプ21からグロープラグ24
までの距離X(m)は、エンジンの排気マニホルド10
からフロント排気管11に流入する排気ガスの流速をV
E(m/秒)、2次空気導入パイプ21からフロント排
気管11に導入される2次空気の流速をV2(m/秒)
として、 VE2/(V2・X)≦0.20 (11) を満足するように設定されている。ただし、排気ガスの
流速VEは距離X間の平均流速、2次空気の流速V2は
2次空気導入部での流速である。なお、フロント排気管
11の内径、2次空気導入パイプ21の内径や2次空気
流量によって流速VEやV2の値が変われば、距離Xの
設定も変わることになる。
【0026】グロープラグ24はエンジン始動時のみ給
電され、排気ガスと2次空気の混合ガスが燃焼器12で
着火されて、触媒コンバータ13の温度センサ26が所
定温度への温度上昇を検出すると停止される。その後
は、高温になった触媒コンバータ13が機能するように
なり、温度を維持した触媒コンバータが未燃焼ガスを反
応させて除去する。
電され、排気ガスと2次空気の混合ガスが燃焼器12で
着火されて、触媒コンバータ13の温度センサ26が所
定温度への温度上昇を検出すると停止される。その後
は、高温になった触媒コンバータ13が機能するように
なり、温度を維持した触媒コンバータが未燃焼ガスを反
応させて除去する。
【0027】つぎに本実施例の効果を比較データによっ
て説明する。まず、次の条件で2次空気流量を110〜
180L/分の範囲で調整、混合距離を0.1m、0.
2mおよび0.3mに変化させて燃焼器12での着火状
況を調べた。 〔条件〕 エンジン回転数: 1200回転/分 エンジン吸気系における空燃比:10.5 排気ガス流量: 250L/分 排気ガスのCO濃度: 平均10% 2次空気流量: 110〜180L/分 なお、排気ガス温度は始動時のため2次空気と同じく室
温となっている。着火の有無は温度センサ26で検出す
る触媒コンバータ13における温度上昇によって確認す
る。
て説明する。まず、次の条件で2次空気流量を110〜
180L/分の範囲で調整、混合距離を0.1m、0.
2mおよび0.3mに変化させて燃焼器12での着火状
況を調べた。 〔条件〕 エンジン回転数: 1200回転/分 エンジン吸気系における空燃比:10.5 排気ガス流量: 250L/分 排気ガスのCO濃度: 平均10% 2次空気流量: 110〜180L/分 なお、排気ガス温度は始動時のため2次空気と同じく室
温となっている。着火の有無は温度センサ26で検出す
る触媒コンバータ13における温度上昇によって確認す
る。
【0028】図8はその結果を示す。着火状態の観察の
結果、着火後燃焼が継続した状態を安定着火として○で
表わし、着火後すぐに消火したり不着火であったりした
状態を不安定着火として×で表わした。その結果、kΔ
c≦0.00046 において確実に安定着火し、燃焼
が継続した。kΔcが0.00046より大のときは不
安定であった。これにより、式(10)から kΔc=0.00234VE2/(V2・X)≦0.0
0046 すなわち、 VE2/(V2・X)≦0.20 を得る。
結果、着火後燃焼が継続した状態を安定着火として○で
表わし、着火後すぐに消火したり不着火であったりした
状態を不安定着火として×で表わした。その結果、kΔ
c≦0.00046 において確実に安定着火し、燃焼
が継続した。kΔcが0.00046より大のときは不
安定であった。これにより、式(10)から kΔc=0.00234VE2/(V2・X)≦0.0
0046 すなわち、 VE2/(V2・X)≦0.20 を得る。
【0029】すなわち、本実施例においては、この式を
満足するように、フロント排気管11の内径、2次空気
の流量、2次空気導入パイプ21の内径および2次空気
導入パイプの位置とグロープラグ24すなわち点火点と
の間の混合距離を設定しているので、排気ガスと2次空
気は点火点に至るまでの間に十分に均一な混合状態を得
ることができ、燃焼器13での安定着火が確保されて、
エンジン始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガ
スが確実に燃焼する。
満足するように、フロント排気管11の内径、2次空気
の流量、2次空気導入パイプ21の内径および2次空気
導入パイプの位置とグロープラグ24すなわち点火点と
の間の混合距離を設定しているので、排気ガスと2次空
気は点火点に至るまでの間に十分に均一な混合状態を得
ることができ、燃焼器13での安定着火が確保されて、
エンジン始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガ
スが確実に燃焼する。
【0030】また、燃焼器12はフロント排気管11よ
り大きな断面積を有し、前後両端は傾斜面12Aを形成
しており、グロープラグ24がその入口の傾斜面12A
に設けられているから、排気ガスと2次空気の混合が通
路断面積の変化で一層促進され、着火がより容易とな
る。なお、実施例では点火手段としてグロープラグ24
を用いているが、これに限定されず、例えばスパークプ
ラグを用いることもできる。
り大きな断面積を有し、前後両端は傾斜面12Aを形成
しており、グロープラグ24がその入口の傾斜面12A
に設けられているから、排気ガスと2次空気の混合が通
路断面積の変化で一層促進され、着火がより容易とな
る。なお、実施例では点火手段としてグロープラグ24
を用いているが、これに限定されず、例えばスパークプ
ラグを用いることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、排気管の途中
に触媒コンバータを備えるエンジンの排気系において、
触媒コンバータの上流に2次空気導入手段と点火手段を
備え、エンジンからの排気ガスの流速をVE(m/
秒)、導入口からの2次空気の流速をV2(m/秒)、
2次空気の導入口から点火点までの距離をX(m)とす
るとき、VE2/(V2・X)を所定値以下に設定した
ので、排気ガスと2次空気は点火点に至るまでの間に十
分に均一な混合状態を得ることができ、確実に着火して
エンジン始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガ
スが確実に燃焼する。より具体的には、 VE2/(V
2・X)≦0.20 を満足するように、排気管の径、
2次空気の流量、導入口の径および導入口から点火点ま
での距離を設定するのが望ましい。
に触媒コンバータを備えるエンジンの排気系において、
触媒コンバータの上流に2次空気導入手段と点火手段を
備え、エンジンからの排気ガスの流速をVE(m/
秒)、導入口からの2次空気の流速をV2(m/秒)、
2次空気の導入口から点火点までの距離をX(m)とす
るとき、VE2/(V2・X)を所定値以下に設定した
ので、排気ガスと2次空気は点火点に至るまでの間に十
分に均一な混合状態を得ることができ、確実に着火して
エンジン始動直後における排気ガスに含まれる未燃焼ガ
スが確実に燃焼する。より具体的には、 VE2/(V
2・X)≦0.20 を満足するように、排気管の径、
2次空気の流量、導入口の径および導入口から点火点ま
での距離を設定するのが望ましい。
【0032】さらに、2次空気導入手段の導入口を排気
管の管壁面に開口させることにより、排気ガスと2次空
気の混合気の濃度変動をとくに低くすることができる。
また、点火点の下流に温度センサを設け、該制御手段が
エンジン始動時にエンジンの空燃比に対応させた流量の
2次空気を導入させる一方、温度センサで着火による温
度上昇が検出された後は、触媒コンバータが機能開始す
るので、点火手段の作動を停止させることができる。
管の管壁面に開口させることにより、排気ガスと2次空
気の混合気の濃度変動をとくに低くすることができる。
また、点火点の下流に温度センサを設け、該制御手段が
エンジン始動時にエンジンの空燃比に対応させた流量の
2次空気を導入させる一方、温度センサで着火による温
度上昇が検出された後は、触媒コンバータが機能開始す
るので、点火手段の作動を停止させることができる。
【0033】このように、エンジンの空燃比が変動し未
燃焼分の量が変化した場合でも、過不足なく2次空気が
供給され、安定した着火燃焼を得ることができる。さら
に、触媒コンバータの前に断面積を増大させた燃焼器を
設け、上記の点火点はこの燃焼器に設けることが好まし
く、これにより、排気ガスと2次空気の混合が通路断面
積の変化で一層促進され、着火がより容易となる。ま
た、温度センサは触媒の温度を検出するための触媒コン
バータの温度センサと兼用することにより、全体の構成
を簡単とすることができる。
燃焼分の量が変化した場合でも、過不足なく2次空気が
供給され、安定した着火燃焼を得ることができる。さら
に、触媒コンバータの前に断面積を増大させた燃焼器を
設け、上記の点火点はこの燃焼器に設けることが好まし
く、これにより、排気ガスと2次空気の混合が通路断面
積の変化で一層促進され、着火がより容易となる。ま
た、温度センサは触媒の温度を検出するための触媒コン
バータの温度センサと兼用することにより、全体の構成
を簡単とすることができる。
【図1】排気系を模した実験用の測定装置を示す図であ
る。
る。
【図2】混合気の混合距離と濃度変動の関係を示す図で
ある。
ある。
【図3】実験に供した2次空気導入プローブの形状例を
示す図である。
示す図である。
【図4】2次空気導入プローブの形状と濃度変動の関係
を示す図である。
を示す図である。
【図5】濃度変動と排気ガス流速、2次空気流速および
混合距離の関係を示す図である。
混合距離の関係を示す図である。
【図6】実施例におけるエンジンの排気系を示す図であ
る。
る。
【図7】燃焼器周りの諸元を示す図である。
【図8】燃焼器における濃度変動と着火状況の関係を示
す図である。
す図である。
1 管 2 コンプレッサ 3 パルセータ 4 煙導入プローブ 5 2次空気導入プローブ 6 レーザ測定器 6a レーザ発光器 6b レーザ受光器 10 排気マニホルド 11 フロント排気管 12 燃焼器 12A 傾斜面 13 触媒コンバータ 14 マフラ 15 テールパイプ 20 エアポンプ 21 2次空気導入パイプ 22 制御バルブ 24 グロープラグ 26 温度センサ 30 エンジン制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/20 B01D 53/36 103Z (72)発明者 兼松 修 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 松沢 英昭 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 土田 博文 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 椎野 俊一 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G091 AA17 AA28 AB01 BA03 BA04 BA15 BA16 BA17 BA19 CA02 CA22 CA23 CB02 CB05 CB07 CB08 DA01 DA02 DB10 EA18 FA02 FA04 FA12 FB02 FB07 FB12 FC07 HA38 HB07 4D048 AA13 AA18 AB01 AC06 CC52 DA01 DA03 DA05 DA06 DA10 DA13
Claims (6)
- 【請求項1】 排気管の途中に触媒コンバータを備える
エンジンの排気系において、前記触媒コンバータの上流
に点火点を有する点火手段と、前記点火点の上流に導入
口を有する2次空気導入手段とを備え、エンジンからの
排気ガスの流速をVE(m/秒)、導入口からの2次空
気の流速をV2(m/秒)、導入口から点火点までの距
離をX(m)とするとき、VE2/(V2・X)を所定
値以下にしたことを特徴とするエンジンの排気浄化装
置。 - 【請求項2】 前記所定値が0.20であることを特徴
とする請求項1記載のエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項3】 前記2次空気導入手段の導入口を排気管
の管壁面に開口させたことをことを特徴とする請求項1
または2記載のエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項4】 前記点火手段と2次空気導入手段を制御
する制御手段が設けられ、前記点火点の下流には温度セ
ンサが設けられ、前記制御手段は、エンジン始動時にエ
ンジンの空燃比に対応させた流量の2次空気を導入し、
混合ガスを点火手段により着火させ、前記温度センサで
着火による温度上昇が検出された後、点火手段の作動を
停止させることを特徴とする請求項1、2または3記載
のエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項5】 前記触媒コンバータの上流に断面積を増
大させた燃焼器が設けられ、該燃焼器に前記点火点が設
けられていることを特徴とする請求項1、23または4
記載のエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項6】 前記温度センサは、触媒コンバータに設
けられ、触媒の温度を検出する温度センサと兼用されて
いることを特徴とする請求項4または5記載のエンジン
の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000246150A JP2001234738A (ja) | 1999-12-13 | 2000-08-15 | エンジンの排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-353110 | 1999-12-13 | ||
JP35311099 | 1999-12-13 | ||
JP2000246150A JP2001234738A (ja) | 1999-12-13 | 2000-08-15 | エンジンの排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001234738A true JP2001234738A (ja) | 2001-08-31 |
Family
ID=26579766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000246150A Withdrawn JP2001234738A (ja) | 1999-12-13 | 2000-08-15 | エンジンの排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001234738A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163964A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置および車両の制御装置 |
-
2000
- 2000-08-15 JP JP2000246150A patent/JP2001234738A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010163964A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の制御装置および車両の制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |