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JP2001231895A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

Info

Publication number
JP2001231895A
JP2001231895A JP2000048736A JP2000048736A JP2001231895A JP 2001231895 A JP2001231895 A JP 2001231895A JP 2000048736 A JP2000048736 A JP 2000048736A JP 2000048736 A JP2000048736 A JP 2000048736A JP 2001231895 A JP2001231895 A JP 2001231895A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
golf club
hardness
club head
metal
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000048736A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuzo Matsumoto
周三 松本
Toshio Mizuno
俊雄 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2000048736A priority Critical patent/JP2001231895A/ja
Publication of JP2001231895A publication Critical patent/JP2001231895A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れると共に衝撃吸収性にも優れる
ゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 このゴルフクラブヘッド2の打球面には
金属製のフェース材25が一部埋め込まれるようにして
固定されている。フェース材25は薄板金属材であり、
例えば、スチール,ステンレス,チタン,アルミニウム
等の金属またはこれらの合金からなる。このフェース材
25の中央付近領域25aはその硬度がHRC35〜80に設
定され、フェース材25の周辺付近領域25bはその硬
度がHRC20〜30に設定される。各領域内の硬度は領域内
において一定とするものではなく、フェース材25の中
央を最硬度として周辺部分にかけて連続的にその硬度が
小さくなるように設定される。また、フェース材25の
表面には複数のライン溝も形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブのヘ
ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブのヘッドとしては、柿木,
桜木等の天然木材からなるウッドヘッド、金属からなる
メタルヘッド、炭素繊維などの繊維強化プラスチックか
らなるカーボンヘッド等が知られている。このウッドヘ
ッドやカーボンヘッドにおいては打球面保護のために金
属製フェイス材が配置され固定されている。また、メタ
ルヘッドではフェイス材を用いないのが一般的である
が、打球面保護等のためフェイス材を配置したものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のウッドヘッドや
カーボンヘッドのフェース材は、ステンレス,チタン,
アルミニウム等の金属またはこれらの合金等から薄板状
に形成されている。そして、フェース材を構成する金属
全体の硬度を向上させることで、フェ−ス材の耐久性及
び打球への反発力の向上を図っていた。
【0004】確かに、打球が直接当接するフェース面の
中央付近はその硬度を高めて、打球から直接受ける力に
対する耐変形性を十分に向上させる必要がある。しか
し、フェース材全体の硬度を均一に高くしても、フェー
ス材全体の耐変形性の向上には限界があり、逆に打球イ
ンパクト時のプレーヤーへの衝撃が大きくなり、打球の
コントロールが難しくなる。
【0005】本発明の課題は、耐久性に優れると共に衝
撃吸収性にも優れるゴルフクラブヘッドを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明1にかかるゴルフク
ラブヘッドは、打球面を有するヘッド本体と、打球面に
装着され、中央付近に高硬度部分を有し周縁付近に低硬
度部分を有する金属製フェース材とを備えている。ショ
ット時においてはフェース材の中央付近にゴルフボール
が直接当接し、フェース材の中央付近がゴルフボールか
らの衝撃を受け止めゴルフボールを弾発する。このフェ
ース材の中央付近の金属硬度は高硬度に設定されてお
り、耐変形性が十分に向上する。一方、直接ゴルフボー
ルが当接することが少ないフェース材の周辺付近は、中
央付近に比べて金属硬度が低硬度に設定されており、ゴ
ルフボールインパクト時のプレーヤーへの衝撃を和らげ
ると共に、ボールコントロール性も向上する。
【0007】発明2にかかるゴルフクラブヘッドは、発
明1のゴルフクラブヘッドであって、フェース材は中央
付近の高硬度部分から周縁の低硬度部分にかけてその硬
度が連続的に変化している。このゴルフクラブでは、フ
ェース材を構成する金属自体の硬度が中央付近から周辺
部分にかけて連続的に変化しており、ゴルフボールがフ
ェース面に当接した際の部分的な金属硬度変化に伴う違
和感が少ない。
【0008】発明3にかかるゴルフクラブヘッドは、発
明1または2のゴルフクラブであって、高硬度部分はHR
C35〜80であり、低硬度部分はHRC20〜30である。発明4
にかかるゴルフクラブヘッドは、発明1〜3のいずれか
にかかるゴルフクラブヘッドであって、フェース材は部
分的に処理熱を変化させて製造される。この場合にはフ
ェース材を製造する際にフェース材を構成する金属に部
分的熱処理を加えることで容易に金属の部分的硬度変化
を作り出すことが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。図1に示すように、ウッド型ゴルフクラブ
は、シャフト1と、シャフト1の下端部に連結されたゴ
ルフクラブヘッド2と、シャフト1の上端側周面に配置
されるグリップ3とを有している。
【0010】図2及び図3に詳しく示すように、ゴルフ
クラブヘッド2は、パーシモン等の木材や合成樹脂から
なるヘッド本体21と、後部表面を覆う様に配置された
金属製のバックメタル22と、下面を覆うように配置さ
れた金属製のソールメタル23とを有する。また、ヘッ
ド本体1の前方側内部は中空となっており内部にエポキ
シ樹脂やウレタン樹脂等からなる緩衝材24が充填され
ており、ソールメタル23と緩衝材24との間には鉛等
からなるシンカ100が埋設されている。そして、前部
の打球面には金属製のフェース材25が一部埋め込まれ
るようにして固定されている。
【0011】フェース材25は薄板金属材であり、例え
ば、スチール,ステンレス,チタン,アルミニウム等の
金属またはこれらの合金からなる。マルエージ鋼を用い
るのも好ましい。このマルエージ鋼とは、マルテンサイ
ト(焼き入れ組織)にエージング(時効硬化)処理をお
こなうことで得られる鋼材一般を意味する。必要に応じ
て、チタン等の添加処理を施してもよい。
【0012】このフェース材25の中央付近領域25a
はその硬度がHRC35〜80に設定され、フェース材25の
周辺付近領域25bはその硬度がHRC20〜30に設定され
る。各領域内の硬度は領域内において一定とするもので
はなく、フェース材25の中央を最硬度として周辺部分
にかけて連続的にその硬度が小さくなるように設定され
る。また、フェース材25の表面には複数のライン溝も
形成されている。
【0013】このフェース材25は、フェース材25を
構成する金属材料自体は同一の金属材料からなるが、所
定の形状の成型する際に中央付近から周辺付近にかけて
連続的に加熱条件を変化させながら熱処理を加えること
で部分的硬度変化を作り出している。このように構成さ
れるゴルフクラブでは、フェース材25の中央付近領域
25aにショット時のゴルフボールが直接当接し、この
中央付近領域25aがゴルフボールからの衝撃を受け止
めゴルフボールを弾発する。中央付近領域25aの硬度
はHRC35〜80であり、ゴルフボールに対する十分な耐変
形性を演出している。一方、直接ゴルフボールが当接す
ることが少ないフェース材25の周辺付近領域25bの
硬度はHRC20〜30であり、中央付近領域25aより周辺
領域25bにかけて連続的に金属の硬度が低くなってい
る。この硬度が比較的低い周辺領域25bがゴルフボー
ルインパクト時のプレーヤーへの衝撃を和らげると共
に、ボールコントロール性も向上させる。なお、フェー
ス材25の硬度が中央付近領域25aから周辺領域25
bにかけて連続的に変化しており、ゴルフボールがフェ
ース面25に当接した際の部分的な金属硬度変化に伴う
違和感も少ない。
【0014】[他の実施形態] (a)図4に示すように、ステンレス等の金属から形成
されるヘッド本体31を有するゴルフクラブヘッド2に
本発明を適応することも可能である。このゴルフクラブ
ヘッド2のヘッド本体31の打球面にはフェース材35
の形状に一致する凹状の窪み部が形成されており、この
凹状の窪み部内にフェース材35が一部埋没した状態で
固定されていいる。このフェース材35も上記実施形態
と同様に、中央付近領域35aの硬度がHRC35〜80に設
定され、周辺付近領域35bはその硬度がHRC20〜30に
設定されている。 (b)フェース材を構成する金属は金属内に炭素繊維や
金属繊維等を埋め込んだ強化金属を用いることも可能で
ある。 (c)フェース材の硬度変化は連続的に変化させること
なく、部分的に中央付近領域の硬度を高めてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかるゴルフクラブヘッドは、
耐久性に優れると共に衝撃吸収性にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したゴルフクラブの
全体図。
【図2】図1のゴルフクラブのゴルフクラブヘッドを示
した図。
【図3】図1のゴルフクラブのゴルフクラブヘッドの断
面図。
【図4】本発明の他の実施形態を採用したゴルフクラブ
ヘッドを示した図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ゴルフクラブヘッド 21,31 ヘッド本体 25,35 フェース材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】打球面を有するヘッド本体と、 前記打球面に装着され、中央付近に高硬度部分を有し周
    縁付近に低硬度部分を有する金属製フェース材とを備え
    たゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】前記フェース材は中央付近の高硬度部分か
    ら周縁の低硬度部分にかけてその硬度が連続的に変化し
    ている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】前記高硬度部分はHRC35〜80であり、前記
    低硬度部分はHRC20〜30である、請求項1または2に記
    載のゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】前記フェース材は部分的に処理熱を変化さ
    せて製造される、請求項1〜3のいずれかに記載のゴル
    フクラブヘッド。
JP2000048736A 2000-02-25 2000-02-25 ゴルフクラブヘッド Pending JP2001231895A (ja)

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JP2000048736A JP2001231895A (ja) 2000-02-25 2000-02-25 ゴルフクラブヘッド

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Publications (1)

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ID=18570781

Family Applications (1)

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JP (1) JP2001231895A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132021B2 (en) 2003-06-05 2006-11-07 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Process for making a work piece from a β-type titanium alloy material
US20120186060A1 (en) * 2011-01-21 2012-07-26 Chi-Hung Su Manufacturing method of an iron-type golf club head
JP2012152232A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 ji-hong Su ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP2018521785A (ja) * 2015-07-27 2018-08-09 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション 可変のフェース形状および材料特性を有するゴルフクラブヘッド

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7132021B2 (en) 2003-06-05 2006-11-07 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Process for making a work piece from a β-type titanium alloy material
US20120186060A1 (en) * 2011-01-21 2012-07-26 Chi-Hung Su Manufacturing method of an iron-type golf club head
JP2012152232A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 ji-hong Su ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP2018521785A (ja) * 2015-07-27 2018-08-09 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション 可変のフェース形状および材料特性を有するゴルフクラブヘッド
JP2023011934A (ja) * 2015-07-27 2023-01-24 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション 可変のフェース形状および材料特性を有するゴルフクラブヘッド
JP7487274B2 (ja) 2015-07-27 2024-05-20 カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション 可変のフェース形状および材料特性を有するゴルフクラブヘッド

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