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JP2001230776A - 交換装置、差分情報収集装置、および通信ネットワークシステム、ならびに通信方法 - Google Patents

交換装置、差分情報収集装置、および通信ネットワークシステム、ならびに通信方法

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Publication number
JP2001230776A
JP2001230776A JP2000040155A JP2000040155A JP2001230776A JP 2001230776 A JP2001230776 A JP 2001230776A JP 2000040155 A JP2000040155 A JP 2000040155A JP 2000040155 A JP2000040155 A JP 2000040155A JP 2001230776 A JP2001230776 A JP 2001230776A
Authority
JP
Japan
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information
topology
difference
difference data
difference information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000040155A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Nishikawa
雅英 西川
Tetsuji Iwayama
哲治 岩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000040155A priority Critical patent/JP2001230776A/ja
Publication of JP2001230776A publication Critical patent/JP2001230776A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーティングプロトコルが交換するルーティ
ングメッセージの量を削減することによりネットワーク
全体のトラヒック量を軽減可能な通信ネットワークシス
テムを得ること。 【解決手段】 通信ネットワークシステムを構成する複
数の交換装置が、それぞれ、コネクション設定経路を計
算するタイミングおよび直接測定可能なトポロジー情報
を定期的に出力する装置固有のトポロジー状態定期通知
タイミングを生成する定期通知タイマと、トポロジー情
報および経路計算タイミングにしたがってコネクション
設定経路を他の交換装置といっせいに計算する経路生成
部と、トポロジー情報を管理するトポロジー情報管理部
と、装置固有のトポロジー状態定期通知タイミングにし
たがってトポロジー情報を内包するルーティングメッセ
ージを他の交換装置と交換するルーティング機能部と、
を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、複数の
通信ノード(交換装置)とリンク(通信回線)で構成さ
れる通信ネットワークシステムに関するものであり、特
に、ATM交換機を一例とする通信ノード(交換装
置)、通信ノード間で自律的に交換されるネットワーク
の状態(トポロジー情報)を収集する差分情報収集装
置、および収集したトポロジー情報から計算される経路
に基づいて呼設定を試行する(ルーティングプロトコ
ル)通信ネットワーク、ならびにルーティングプロトコ
ルが交換する情報量を削減可能な通信方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の通信ネットワークシステム
について説明する。たとえば、トポロジー情報から計算
される経路に基づいて呼設定を試行するようなルーティ
ングプロトコルを実現する従来技術としては、たとえ
ば、「The ATM Forum」における「PNNI 1.0(Private Ne
twork-Network Interface Specification Version1.
0)」や、特開平10−135980号公報に記載のシス
テムがある。
【0003】図11は、従来の通知ネットワークシステ
ムの構成を示す図であり、PNNIにおいて「リンクステー
ト型」と呼ばれるルーティングプロトコルの、「フラッ
ディング」と呼ばれる状態変化通知の一例である。図1
1において、111,112,113,114,11
5,116,117は通信ノードであり、121は障害
であり、131は通信ネットワークである。通信ネット
ワーク131内において、通信ノード112と116と
の間で障害121が発生した場合、たとえば、障害を検
出した通信ノード116では、隣接する通信ノード11
7に対して障害121の発生を通知し、その障害発生通
知を受け取った通信ノード117では、さらに隣接する
通信ノード114および115に対して障害121の発
生を通知する。
【0004】そして、通信ノード114および115
が、さらに通信ノード113に対して障害121の発生
を通知し、その後、同様の手順で、通信ノード111お
よび112に対しても障害121の発生が通知される
(このような通信方法をフラッディングと呼ぶ)。この
ようにして、通信ネットワーク131内におけるすべて
の通信ノードが障害121の発生を認識する。なお、反
対側の通信ノード112の方からも同様の手順でフラッ
ディングが行われる。
【0005】また、このような「フラッディング」と呼
ばれる状態通知は、障害発生に限らず、たとえば、通信
ノードおよび通信リンクの状態変化(通信リンクにおけ
る利用可能帯域の減少、通信リンクを経由するコスト値
の上昇等)でも実行される。これにより、通信ネットワ
ーク131内の各通信ノードは、状態変化発生通知の内
容を、内部に保持するトポロジー情報に反映することが
できる。
【0006】図12は、従来の通信ネットワークシステ
ムにおけるルーティングメッセージ(トポロジー情報)
の通知タイミング、および計算タイミング、のシーケン
スの一例を示す図である。ルーティングメッセージに
は、トポロジー状態定期通知211,212,213、
およびトポロジー状態の状態変化発生通知221,22
2,223,224,225の二種類が存在し、それら
は、図示のタイミングでフラッディングにより通知され
る。また、通信ノード(1)における定期経路計算間隔
は、経路計算時刻231,234のタイミングを基準に
計算され、一方、通信ノード(2)および通信ノード
(3)については、それぞれ異なるタイミング(経路計
算時刻232、233)を基準に計算される。
【0007】なお、上記PNNIにおけるルーティング
メッセージの情報要素には、たとえば、通信ノードの状
態を示すノードIG(Information Group)、リンク状
態を示す水平リンクIG、およびアップリンクIG等が
ある。そして、これらのIGは、PTSEと呼ばれ、ま
た、複数のPTSEを含むPTSP中に内包され、たと
えば、状態変化が発生したとき、あるいは定期的に通知
を行うときに、図11に示すようなフラッディングを行
う。
【0008】図13は、従来の通信ノードの構成を示す
図である。図13において、311はフラッディングに
より受け取ったトポロジー情報(上記IGに相当)を収
集するルーティング機能部であり、312は収集したト
ポロジー情報を管理するトポロジー情報管理部であり、
313はトポロジー情報に基づいて経路計算を行う経路
生成部であり、314は経路計算タイミングを通知する
定期通知タイマである。
【0009】一方、特開平10−135980号公報に
記載されたシステムにおいては、たとえば、回線品質劣
化情報、回線断情報、またはクランクバック(呼設定失
敗)メッセージを受信したときに、トポロジーテーブル
に付属するタイマを起動し、さらに、呼設定要求時に、
上記メッセージの受信時刻から一定時間以内か否か判断
する。そして、一定時間以内であれば、経路計算に基づ
いて呼設定を行い、一方、一定時間経過後であれば、予
め計算した経路候補テーブル内の経路に基づいて呼設定
を行う。すなわち、このシステムにおいては、障害発生
からの時間に基づいて、障害発生時の迂回経路選択を行
っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記、
従来の通信ネットワークシステム(PNNI)において
は、詳細なリンク状態に基づいて経路計算を行う場合
に、多大な計算時間が必要となり、また、呼設定要求時
に、各呼にて要求する属性パラメータ(最大転送遅延
(MaxCTD),遅延変動(CTDV),平均帯域(SCR),ピ
ーク帯域(PCR),最大バーストサイズ(MBS)等)が異
なるので、発呼前に、定期的に経路計算を実行するのが
一般的である。
【0011】また、従来の通信ネットワークシステム
(PNNI)においては、リンク状態の属性パラメータ
が変化した場合に、ルーティングメッセージを発行し、
状態変化を通知すると規定されている。
【0012】そのため、ネットワークを詳細なリンク状
態パラメータにより表現した場合には、その状態変化が
微小な差異であっても、変化する毎にネットワーク内の
隣接する通信ノードに対して状態変化を通知しなければ
ない、という問題があった。さらに、変化情報が頻繁に
通知されるような場合、たとえば、コストの削減を理由
に、詳細なリンク状態に基づいて経路計算を行うだけの
能力を持たない通信ノードは、受け取った状態変化通知
を経路計算に使用できない、という問題があった。
【0013】また、従来の通信ネットワークシステム
(特開平10−135980号公報)においては、回線
劣化、回線断、および中継リンクにおけるクランクバッ
クメッセージ受信によりタイマを起動し、呼設定要求受
信時に、上記方法で経路を取得するため、たとえば、回
線品質が向上した場合の変化については対応していな
い、という問題があった。また、通常時(障害発生時以
外)に、経路計算に使用できない不要なトポロジー情報
がフラッディングにより通知されてしまう、という問題
があった。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、ルーティングプロトコルが交換するルーティング
メッセージの量を削減することによりネットワーク全体
のトラヒック量を軽減可能な、すなわち、フラッディン
グにより通知される経路計算に使用できない不要なトポ
ロジー情報の通知量を削減可能な通信ネットワークシス
テム、交換装置および差分情報収集装置を得ることを目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明にかかる交換装置にあっ
ては、通信ネットワークシステム内で、同期が確立され
た状態で動作し、さらに、コネクション設定経路を計算
するタイミング、および直接測定可能なトポロジー情報
を定期的に出力する装置固有のトポロジー状態定期通知
タイミング、を生成するタイマ手段(後述する実施の形
態の定期通知タイマ11に相当)と、前記トポロジー情
報および前記経路計算タイミングにしたがって、コネク
ション設定経路を他の交換装置といっせいに計算する経
路計算手段(経路生成部12に相当)と、前記トポロジ
ー情報を管理するトポロジー情報管理手段(トポロジー
情報管理部13に相当)と、前記装置固有のトポロジー
状態定期通知タイミングにしたがって、前記トポロジー
情報を内包するルーティングメッセージを、他の交換装
置と交換するルーティング手段(ルーティング機能部1
4に相当)と、を備えることを特徴とする。
【0016】つぎの発明にかかる交換装置において、前
記タイマ手段にあっては、各通信装置がある一定の間隔
単位に相互にずれるように、固有のトポロジー状態定期
通知タイミングを生成することを特徴とする。
【0017】つぎの発明にかかる交換装置において、前
記コネクション設定経路を妨害する障害によりトポロジ
ー状態が変化した場合、前記ルーティング手段は、前記
トポロジー状態定期通知を待たずに、その障害情報を含
むルーティングメッセージを、他の交換装置と交換する
ことを特徴とする。
【0018】つぎの発明にかかる交換装置にあっては、
トポロジー状態が変化した場合に、トポロジー情報の変
化分に相当する差分データを生成し、該差分データを、
ネットワーク全体のトポロジー情報を管理する差分情報
収集装置に対して送信する差分データ生成/送信手段
(トポロジー情報差分データ生成部15、トポロジー情
報差分データp−p送信部16に相当)と、コネクショ
ン設定経路を妨害する障害以外の理由でクライアントの
要求するコネクション設定経路が発見できない場合に、
最新の差分データを要求するための差分情報要求メッセ
ージを生成し、該メッセージを前記差分情報収集装置に
対して送信し、その後、前記差分情報収集装置からの差
分情報応答メッセージに含まれる差分データを収集する
差分データ要求/収集手段(トポロジー情報差分データ
収集部25、トポロジー情報差分データp−p受信部2
6に相当)と、を備え、前記経路計算手段は、前記差分
データを反映したトポロジー情報にしたがって、コネク
ション設定経路を再計算することを特徴とする。
【0019】つぎの発明にかかる差分情報収集装置にあ
っては、同期が確立された状態で動作する複数の交換装
置とともに、通信ネットワークシステムを構成し、さら
に、前記各交換装置のトポロジー状態定期通知により通
知されるトポロジー情報、およびトポロジー状態が変化
した場合に通知される差分データ、を蓄積しておき、最
新の差分データを要求するための差分情報要求メッセー
ジに対して、所望の差分データを含ませた差分情報応答
メッセージを返信するトポロジー情報/差分データ管理
手段(トポロジー情報差分データ蓄積部31、トポロジ
ー情報差分データ送受信部32に相当)、を備えること
を特徴とする。
【0020】つぎの発明にかかる差分情報収集装置にあ
っては、さらに、前記交換装置からのトポロジー状態定
期通知により最新のトポロジー情報が通知された場合
に、その交換装置が以前に通知したトポロジー情報およ
び差分データを、前記トポロジー情報/差分データ管理
手段から消去する差分情報消去手段(差分情報消去処理
部84に相当)、を備えることを特徴とする。
【0021】つぎの発明にかかる差分情報収集装置にあ
っては、さらに、トポロジー状態が変化した場合に通知
されるトポロジー変化情報通知により差分データが通知
された場合に、該差分データを前記トポロジー情報/差
分データ管理手段に登録する差分情報登録手段(差分情
報登録処理部83に相当)、を備えることを特徴とす
る。
【0022】つぎの発明にかかる差分情報収集装置にあ
っては、最新の差分データを要求するための差分情報要
求メッセージを受け取った場合に、所望の差分データを
前記トポロジー情報/差分データ管理手段から読み出
し、該差分データを含ませた差分情報応答メッセージを
要求元の交換装置に対して通知する差分情報通知手段
(差分情報通知処理部85に相当)、を備えることを特
徴とする。
【0023】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにあっては、同期が確立された状態で動作する複数
の交換装置と、ネットワーク全体のトポロジー情報およ
び差分情報を管理する差分情報収集装置と、から構成さ
れ、前記各交換装置が、コネクション設定経路を計算す
るタイミング、および直接測定可能なトポロジー情報を
定期的に出力する装置固有のトポロジー状態定期通知タ
イミング、を生成するタイマ手段と、前記トポロジー情
報および前記経路計算タイミングにしたがって、コネク
ション設定経路を他の交換装置といっせいに計算する経
路計算手段と、前記トポロジー情報を管理するトポロジ
ー情報管理手段と、前記装置固有のトポロジー状態定期
通知タイミングにしたがって、前記トポロジー情報を内
包するルーティングメッセージを、他の交換装置と交換
するルーティング手段と、トポロジー状態が変化した場
合に、トポロジー情報の変化分に相当する差分データを
生成し、該差分データを差分情報収集装置に対して送信
する差分データ生成/送信手段と、コネクション設定経
路を妨害する障害以外の理由でクライアントの要求する
コネクション設定経路が発見できない場合に、最新の差
分データを要求するための差分情報要求メッセージを生
成し、該メッセージを前記差分情報収集装置に対して送
信し、その後、前記差分情報収集装置からの差分情報応
答メッセージに含まれる差分データを収集する差分デー
タ要求/収集手段と、を備え、前記差分情報収集装置
が、前記トポロジー状態定期通知により通知されるトポ
ロジー情報、および前記トポロジー状態が変化した場合
に通知される差分データ、を蓄積しておき、前記差分情
報要求メッセージに対応して、前記差分情報応答メッセ
ージを返信するトポロジー情報/差分データ管理手段、
を備えることを特徴とする。
【0024】つぎの発明にかかる通信ネットワークシス
テムにおいて、前記差分情報収集装置は、さらに、前記
交換装置からのトポロジー状態定期通知により最新のト
ポロジー情報が通知された場合に、その交換装置が以前
に通知したトポロジー情報および差分データを、前記ト
ポロジー情報/差分データ管理手段から消去する差分情
報消去手段と、トポロジー状態が変化した場合に通知さ
れるトポロジー変化情報通知により差分データが通知さ
れた場合に、該差分データを前記トポロジー情報/差分
データ管理手段に登録する差分情報登録手段と、前記差
分情報要求メッセージを受け取った場合に、所望の差分
データを前記トポロジー情報/差分データ管理手段から
読み出し、該差分データを含ませた差分情報応答メッセ
ージを要求元の交換装置に対して通知する差分情報通知
手段と、を備えることを特徴とする。
【0025】つぎの発明にかかる通信方法にあっては、
各交換装置よる処理が、コネクション設定経路を計算す
るタイミング、および直接測定可能なトポロジー情報を
定期的に出力する装置固有のトポロジー状態定期通知タ
イミング、を生成するタイミング生成ステップと、前記
トポロジー情報および前記経路計算タイミングにしたが
って、コネクション設定経路を他の交換装置といっせい
に計算する経路計算ステップと、前記トポロジー情報を
管理するトポロジー情報管理ステップと、前記装置固有
のトポロジー状態定期通知タイミングにしたがって、前
記トポロジー情報を内包するルーティングメッセージ
を、他の交換装置と交換するルーティングステップと、
トポロジー状態が変化した場合に、トポロジー情報の変
化分に相当する差分データを生成し、該差分データを差
分情報収集装置に対して送信する差分データ生成/送信
ステップと、コネクション設定経路を妨害する障害以外
の理由でクライアントの要求するコネクション設定経路
が発見できない場合に、最新の差分データを要求するた
めの差分情報要求メッセージを生成し、該メッセージを
前記差分情報収集装置に対して送信し、その後、前記差
分情報収集装置からの差分情報応答メッセージに含まれ
る差分データを収集する差分データ要求/収集ステップ
と、を含み、差分情報収集装置よる処理が、前記トポロ
ジー状態定期通知により通知されるトポロジー情報、お
よび前記トポロジー状態が変化した場合に通知される差
分データ、を蓄積しておき、前記差分情報要求メッセー
ジに対応して、前記差分情報応答メッセージを返信する
トポロジー情報/差分データ管理ステップ、を含むこと
を特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかる通信方法にあっては、
前記差分情報収集装置による処理が、さらに、前記交換
装置からのトポロジー状態定期通知により最新のトポロ
ジー情報が通知された場合に、その交換装置が以前に通
知したトポロジー情報および差分データを、前記トポロ
ジー情報/差分データ管理手段から消去する差分情報消
去ステップと、トポロジー状態が変化した場合に通知さ
れるトポロジー変化情報通知により差分データが通知さ
れた場合に、該差分データを前記トポロジー情報/差分
データ管理手段に登録する差分情報登録ステップと、前
記差分情報要求メッセージを受け取った場合に、所望の
差分データを前記トポロジー情報/差分データ管理手段
から読み出し、該差分データを含ませた差分情報応答メ
ッセージを要求元の交換装置に対して通知する差分情報
通知ステップと、を含むことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる交換装
置、差分情報収集装置、および通信ネットワークシステ
ムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。な
お、この実施の形態によりこの発明が限定されるもので
はない。
【0028】実施の形態1.図1は、本発明にかかる通
信ネットワークシステムの構成を示す図である。図1に
おいて、1,2,3,4,5,6,7は本発明にかかる
通信ノード(交換装置)であり、8は差分情報収集装置
であり、9は時刻通知タイミング信号10を発生する時
刻同期装置である。通信ノード1〜7は、通信リンクに
よって接続され、通信ネットワークを構成する。また、
差分情報収集装置8および時刻同期装置9は、いずれか
の通信ノードに接続されるか、あるいはいずれかの通信
ノードに内包される。なお、差分情報収集装置8および
時刻同期装置9は、同一の通信ノードに存在することと
してもよい。
【0029】また、これらの通信ノードは、定期的なタ
イミングを生成するタイマからのタイミング通知によ
り、自ノードが直接測定できるトポロジー状態(たとえ
ば、自ノードの状態、自ノードに接続されたリンクの状
態等に相当)を、ルーティングメッセージにより他の通
信ノードへ通知する機能を備え、特に各通信ノード間に
おいて同期が確立された状態で経路計算を実行する。
【0030】図2は、本発明にかかる通信ノードおよび
差分情報収集装置の構成を示す図である。ここでは、ト
ポロジー情報の変化分(差分情報)の送受信の一例とし
て、たとえば、差分情報通知側の通信ノード1と、差分
情報収集装置8と、差分情報要求側の通信ノード2と、
から構成される通信ネットワークを想定する。なお、こ
こでいう通信ノードは、図1中における通信ノード1〜
7のいずれか一つであり、さらに、各通信ノードは、差
分情報通知側の機能と差分情報要求側の機能との両方を
併せ持つ。
【0031】図2の通信ノード1において、11は経路
計算タイミングおよびトポロジー状態定期通知のタイミ
ングを通知する定期通知タイマであり、12はトポロジ
ー情報に基づいてコネクション設定経路を計算する経路
生成部であり、13は経路計算に必要とされるトポロジ
ー情報(通信ノードと通信リンクの接続関係,障害状
態,通信リンクの使用可能帯域,回線品質等)を管理す
るトポロジー情報管理部であり、14は通信ノード間で
トポロジー情報を内包するルーティングメッセージを交
換するルーティング機能部である。また、通信ノード2
において、21は定期通知タイマであり、22は経路生
成部であり、23はトポロジー情報管理部であり、24
はルーティング機能部であり、各通信ノードは、これら
の部分を差分情報通知側と差分情報要求側の共通機能部
分として備える。
【0032】また、通信ノード1において、15はトポ
ロジー状態変化差分情報を生成するトポロジー情報差分
データ生成部であり、16はトポロジー状態変化差分情
報を差分情報収集装置8に通知するトポロジー情報差分
データp−p送信部であり、通信ノード1では、これら
の部分を差分情報通知機能として備える。一方、通信ノ
ード2において、25はトポロジー状態変化差分情報を
収集するトポロジー情報差分データ収集部であり、26
は差分情報収集装置8からのトポロジー状態変化差分情
報を受け取るトポロジー情報差分データp−p受信部で
あり、通信ノード2では、これらの部分を差分情報要求
機能として備える。
【0033】また、図2の差分情報収集装置8におい
て、31はトポロジー状態変化差分情報を記憶するトポ
ロジー情報差分データ蓄積部であり、32はトポロジー
状態変化差分情報を送受信するトポロジー情報差分デー
タ送受信部である。
【0034】ここで、上記のように構成される通信ネッ
トワークシステムの動作を図面にしたがって説明する。
なお、ここでは、経路計算時刻の同期を確立するための
方法、およびトポロジー情報の定期通知方法について、
詳細に説明する。
【0035】まず、各通信ノード間の時刻同期を確立す
るために、時刻同期装置9では、適切な時刻通知タイミ
ング信号を通信ノード7に対して通知する。そして、そ
のタイミング信号を受け取った通信ノード7は、さら
に、通信ネットワークシステム内の各通信ノード1〜6
に対して、フラッディング(以降、このフラッディング
を時刻同期フラッディングと呼ぶ)により現在の時刻お
よび定期経路計算間隔が含まれるルーティングメッセー
ジ(以降、時刻同期メッセージと呼ぶ)を通知する。こ
れにより、通信ノード間における経路計算時刻の同期を
確立する。
【0036】フラッディングにより上記時刻同期メッセ
ージを受け取った通信ノード、たとえば、図2の通信ノ
ード1および2では、その時刻同期メッセージをルーテ
ィング機能部14および24がそれぞれ受信する。ルー
ティング機能部14および24では、受け取った時刻同
期メッセージに含まれた定期経路計算間隔を、それぞれ
定期通知タイマ11および21に設定し、さらに、定期
通知タイマ11および21では、定期経路計算間隔後
に、それぞれ経路生成部12および22に対して経路計
算指示を行う。
【0037】図3は、上記各通信ノードにおける経路計
算のタイミングを示す図である。たとえば、時刻同期フ
ラッディングで、現在時刻1:00を受け取り、かつ定
期経路計算間隔10[min]を受け取った場合、各通
信ノードの経路生成部では、時刻1:10にいっせいに
経路計算を実行する。そして、各通信ノードにおいて
は、いっせいに経路計算を行う一定時刻前に、トポロジ
ー状態定期通知を行う。すなわち、自ノードが直接測定
できるトポロジー状態(たとえば、自ノードの状態、自
ノードに接続されたリンクの状態等に相当)を、ルーテ
ィングメッセージにより他の通信ノードへ通知する。こ
れにより、各通信ノードでは、トポロジー情報を常に最
新の状態に保持する。
【0038】このように、経路計算の同期を確立し、さ
らに、トポロジー状態定期通知を経路計算の一定時刻前
に規定することにより、ルーティングメッセージの送信
回数を削減することができるようになるため、すなわ
ち、経路計算に使用できない不要なトポロジー情報の通
知回数を削減することができるようになるため、通信ネ
ットワーク全体のトラヒック量を大幅に軽減することが
できる。
【0039】また、図4は、トポロジー状態定期通知の
タイミングを示す図である。たとえば、図3に示すよう
な各通信ノードは、上記のように同期を確立すること
で、同時期(経路計算時刻41および42に相当)に定
期経路計算間隔47で経路計算を実行するとともに、さ
らに、同期を確立した経路計算時刻41から、つぎの経
路計算時刻42までの間に、経路計算前の所定のタイミ
ングで、トポロジー状態定期通知(図示のトポロジー状
態定期通知43,44,45に相当)を行う。この場
合、所定のタイミングとは、経路計算時刻前、かつ各通
信ノードが状態定期通知フラッディング間隔46単位に
相互にずれるような、タイミングを表す。
【0040】上記のように、経路計算時刻42の前で実
施され、かつトポロジー状態定期通知の時刻が重ならな
いように、フラッディング間隔を設けるには、たとえ
ば、通信ノード単位に異なる適当な時間を計算し、経路
計算時刻42から、計算した時間を引いたタイミング
を、その通信ノードのトポロジー状態定期通知時刻とし
て、前述した定期通知タイマ11,21に設定する。
【0041】このように、各通信ノード間におけるトポ
ロジー状態定期通知のタイミングを一定間隔単位にずら
すことにより、フラッディングによるルーティングメッ
セージの送信が集中し、通信ネットワークの負荷が一時
的に上昇することを、防止することができるようにな
る。
【0042】つぎに、通信リンクに障害が発生した場合
に、その経路を迂回して呼設定を行う処理について説明
する。図5は、障害発生時の迂回経路を示す図である。
図5において、51は通信ノード3から通信ノード6へ
の通常の経路であり、52は障害発生時の迂回経路を示
す図である。
【0043】たとえば、通常の経路51が選択されてい
るときに、通信ノード2と通信ノード6との間に障害が
発生した場合、各通信ノード2および通信ノード6で
は、従来技術で説明したように、隣接した通信ノードに
対して障害の発生を通知する。すなわち、この障害に関
する情報は、フラッディングにより、ルーティングメッ
セージとして通信ネットワーク内の通信ノードに対して
非同期に通知される。
【0044】具体的にいうと、たとえば、通信ノード2
と通信ノード6との間に障害が発生した場合、図5に示
す通信ノード2は、つぎのように、ルーティングメッセ
ージを通知する。図6は、図2に示す通信ノードの構成
から、障害発生時の動作に関係する構成を抽出した図で
ある。なお、図6において、先に説明した構成と同様の
構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0045】通信ノード2のルーティング機能部24で
は、通信ノード1に障害発生を認識させるために、トポ
ロジー状態定期通知を待たずに、障害情報を含むルーテ
ィングメッセージ53を送信し、通信ノード1では、ル
ーティング機能部14がルーティングメッセージ53を
受信する。
【0046】ルーティングメッセージ53を受け取った
通信ノード1のルーティング機能部14では、障害発生
を認識した段階で、上位のトポロジー情報管理部13に
障害発生を通知し、この通知を受け取ったトポロジー情
報管理部13では、ただちにルーティング機能部13に
対して障害情報のフラッディングを指示する。
【0047】なお、本実施の形態においては、ルーティ
ング機能部間で生存確認メッセージの交換を行うことに
より、常時、障害状態の確認処理を実施することとして
もよい。すなわち、ルーティング機能部14,24が、
お互いに生存確認メッセージ53,54を一定期間毎に
送受信することで、障害の発生/未発生を確認できる。
また、本実施の形態においては、上記に限らず、たとえ
ば、何らかの理由で隣接通信ノードからの生存確認メッ
セージを受信できない場合の、一定時間後のタイムアウ
ト発生タイミングで、障害の発生を認識することとして
もよい。
【0048】フラッディングにより障害情報が図5に示
す通信ノード3に到達すると、通信ノード3では、障害
個所を経由する通常の経路51から、障害個所を経由し
ない迂回経路52に、経路の切り替えを行う。このと
き、経路の切り替えは、改めて経路を計算することとし
てもよいし、また、予め第2の経路を計算しておき、そ
の経路に切り換えることとしてもよい。
【0049】このように、本実施の形態においては、通
信リンクに障害が発生した場合、トポロジー状態定期通
知を待たずに、さらに、非同期に、障害情報をフラッデ
ィングにより通信ネットワーク内のすべての通信ノード
に通知することで、障害個所を経由する呼設定を行わな
いようにすることができる。すなわち、障害個所を迂回
した経路を選択することで、確実に差分情報収集装置8
に対してトポロジー情報を通知することができる。
【0050】つぎに、前述した同期を確立した経路計算
時刻41からつぎの経路計算時刻42までの間に、各通
信ノードにて管理するトポロジー情報が変化した場合の
取り扱いについて説明する。図7は、変化したトポロジ
ー情報の通知/蓄積処理および差分情報の要求/通知処
理を示す図である。ここでは、説明の便宜上、通信ノー
ド1にて管理するトポロジー情報が変化した場合、かつ
通信ノード3にてトポロジー情報の差分を要求する場
合、を例として説明する。なお、通信ネットワークの詳
細な構成としては、図2に示す構成を用い、図示の通信
ノード2を通信ノード3に置き換えて説明する。
【0051】たとえば、前述した同期を確立した経路計
算時刻41(1:00)からつぎの経路計算時刻42
(1:10)までの間に、具体的にいうと、時刻1:0
2に、通信ノード1にて管理するトポロジー情報が変化
した場合、通信ノード1では、トポロジー変化情報55
を差分情報収集装置8に対して通知し、これを受け取っ
た差分情報収集装置8では、その変化の内容を記憶する
(図7参照)。
【0052】一方、たとえば、時刻1:07に、通信ノ
ード3にて呼設定要求が発生し、詳細なトポロジー状態
に基づいて経路計算を行う場合、通信ノード3では、差
分情報要求メッセージ56を差分情報収集装置8に対し
て発行することにより差分情報の有無を問い合わせる。
そして、差分情報収集装置8では、差分情報がある場合
に、差分情報応答メッセージ57を通信ノード3に対し
て発行し、その差分情報を通知する(図7参照)。
【0053】ここで、上記、トポロジー変化情報55、
差分情報要求メッセージ56、および差分情報応答メッ
セージ57の送信処理を、図2および図8を用いて詳細
に説明する。なお、図7は、トポロジー変化情報55、
差分要求メッセージ56、および差分情報応答メッセー
ジ57の発生タイミングを示す図である。
【0054】まず、時刻1:02に、通信ノード1内部
のトポロジー情報管理部13で管理するトポロジー情報
が変化した場合、トポロジー情報管理部13では、トポ
ロジー情報差分データ生成部15に対してトポロジー変
化情報の作成を依頼する。
【0055】トポロジー情報差分データ生成部15で
は、トポロジー情報の変化分をトポロジー変化情報(差
分情報)55として生成した後、トポロジー情報差分デ
ータp−p送信部16に対してこれを通知する。そし
て、トポロジー情報差分データp−p送信部16では、
受け取ったトポロジー変化情報55を、差分情報収集装
置8に対して転送する。
【0056】その後、差分情報収集装置8では、そのト
ポロジー変化情報55をトポロジー情報差分データ送受
信部32で受け取り、そして、トポロジー情報差分デー
タ蓄積部31に蓄積する。
【0057】一方、図示しないクライアントの要求する
経路が使用可能帯域を満たしていない場合、または、要
求するEnd-Endの転送遅延を満たす経路が存在しない場
合等、経路障害以外の理由でクライアントの要求する経
路が発見できない場合に、経路生成部22では、トポロ
ジー情報管理部23に対してトポロジー情報の更新を要
求する。
【0058】トポロジー情報管理部23では、トポロジ
ー情報差分データ収集部25に対してトポロジー情報差
分データの収集を依頼し、ここで、トポロジー情報差分
データ収集部25では、トポロジー情報差分データp−
p受信部26を介して、差分情報収集装置8に対して差
分情報要求メッセージ56を通知し、差分情報の送信を
要求する。
【0059】たとえば、時刻1:07に、差分情報要求
メッセージ56を通知した場合、差分情報収集装置8で
は、トポロジー情報差分データ送受信部32で差分情報
要求メッセージ56を受け取り、トポロジー情報差分デ
ータ蓄積部31に対して差分情報の要求があったことを
通知する。このとき、トポロジー情報差分データ蓄積部
31では、前記記憶しておいた差分情報を、差分情報応
答メッセージ57として、トポロジー情報差分データ送
受信部32を介して、トポロジー情報差分データp−p
受信部26に通知する。
【0060】トポロジー情報差分データp−p受信部2
6では、受け取った差分情報応答メッセージ57を、ト
ポロジー情報差分データ収集部25に対して通知し、さ
らに、トポロジー情報差分データ収集部25では、受け
取った差分情報をトポロジー情報管理部23にマージす
る。
【0061】差分情報のマージ後、トポロジー情報管理
部23では、経路生成部22に対してマージ終了を通知
し、最後に、経路生成部22では、再度、経路計算を実
行する。
【0062】このように、本実施の形態においては、自
分の管理するトポロジー情報に変化のあった通信ノード
が、随時、差分情報収集装置8に対してトポロジー変化
情報55を通知し、差分情報収集装置8がそれを記憶し
ておく。そして、最新のトポロジー情報に基づく経路の
再計算を希望する通信ノードが、差分情報収集装置8に
対して差分要求メッセージ56を通知し、差分情報収集
装置8からの差分情報応答メッセージ57の応答を待っ
て、その後、経路計算を実行する。これにより、必要に
応じて、最新のトポロジー情報に基づく経路の再計算を
実行することが可能となる。
【0063】実施の形態2.図9は、本発明にかかる差
分情報収集装置の実施の形態2の構成を示す図である。
図9において、8aは本実施の形態の差分情報収集装置
であり、81はメッセージ受信部であり、82はメッセ
ージ解析部であり、83は差分情報登録処理部であり、
84は差分情報消去処理部であり、85は差分情報通知
処理部であり、86はトポロジー差分情報管理部であ
り、87は差分情報カウンタであり、88は通知済差分
情報管理部であり、89はメッセージ送信部であり、9
1は受信リンクであり、92は送信リンクである。
【0064】また、図10は、上記トポロジー差分情報
管理部86、差分情報カウンタ87、および通知済差分
情報管理部88の詳細構成を示す図である。トポロジー
差分情報管理部86において、93はトポロジー情報差
分テーブルであり、差分情報カウンタ87において、9
4はカウンタテーブルであり、通知済差分情報管理部8
8において、95は通知済差分情報テーブルである。
【0065】なお、本実施の形態における通信ネットワ
ークシステムの全体構成は、前述した実施の形態1にお
ける図1を用いることとし、この場合、前述の差分情報
収集装置8を差分情報収集装置8aに置き換えることと
する。
【0066】以下、差分情報収集装置8aの処理を図9
および図10を用いて説明する。まず、受信リンク91
を介して入力される各種メッセージは、メッセージ受信
部81で受け取られ、その後、メッセージ解析部82に
通知される。そして、メッセージ解析部82では、受け
取ったメッセージの内容種別に応じて、その内容を、差
分情報登録処理部83、差分情報消去処理部84、また
は差分情報通知処理部85のいずれかに通知する。
【0067】たとえば、受け取ったメッセージの種別が
前述のトポロジー変化情報通知55の場合、そのメッセ
ージは、差分情報登録処理部83に通知される。そし
て、差分情報登録処理部83では、受け取った差分情報
をトポロジー差分情報管理部86内部のトポロジー情報
差分テーブル93に追加登録する。この場合、差分情報
登録処理部83では、情報番号と差分情報内容とをペア
にして、トポロジー情報差分テーブル93に登録する。
また、カウンタテーブル94では、現在、差分として登
録されている情報の数をカウントする。
【0068】また、受け取ったメッセージの種別が前述
のトポロジー状態定期通知43,44,45の場合、そ
のメッセージは、差分情報消去処理部84に通知され
る。そして、差分情報消去処理部84では、現在、トポ
ロジー差分情報管理部86内部のトポロジー情報差分テ
ーブル93に記憶された、対応する通信ノードからのト
ポロジー情報および差分データを、すべて消去する。
【0069】さらに、受け取ったメッセージの種別が前
述の差分情報要求メッセージ56の場合、そのメッセー
ジは、差分情報通知処理部85に通知される。そして、
差分情報通知処理部85では、所定の方法で、トポロジ
ー差分情報管理部86内部のトポロジー情報差分テーブ
ル93に記憶された差分情報を取得し、メッセージ送信
部89を介して要求もとの通信ノードに対してその差分
情報を通知する。この場合、トポロジー差分情報管理部
86では、メッセージに含まれる通信ノード固有のノー
ド識別子に基づいて、通知済差分情報テーブル95から
要求元の通信ノードに対応する通知済み情報番号を、カ
ウンタテーブル94から現在の情報番号を、それぞれ取
得し、さらに、通知済み情報番号と現在の情報番号との
差分を未通知分の差分情報として生成し、要求元の通信
ノードに対して未通知分の差分情報だけを通知する。
【0070】具体的にいうと、たとえば、差分情報要求
元の通信ノードの識別子がAである場合、Aに対応する
前回までの通知済み情報番号が2であり、このとき、現
在の情報番号カウンタが5であるので、トポロジー差分
情報管理部86では、情報番号3,4,5に相当する差
分情報を通知することになる。
【0071】このように、本実施の形態においては、差
分情報消去処理部84の指示でトポロジー差分情報管理
部86にて管理する差分情報を削除する機能を持つこと
で、ネットワーク運用開始後からのすべての状態変化を
記憶する必要がなくなるため、記憶容量を大幅に削減す
ることが可能となる。さらに、何らかの理由で、トポロ
ジー状態定期通知にて差分情報を追加した状態と、実際
のトポロジー状態と、の間で差異が発生した場合(差分
情報の一部を紛失した場合も含む)においても、トポロ
ジー状態定期通知毎に誤った情報をクリアできるため、
状態の不一致を解消することができる。
【0072】また、本実施の形態においては、差分情報
登録処理部83の指示でトポロジー差分情報管理部86
に差分情報を登録する機能を持つことで、差分情報通知
元の通信ノードでは、前回までに通知済みのトポロジー
情報を送信する必要がなくなるため、その後、新たに蓄
積した差分情報だけを通知することが可能となる。これ
により、情報量を大幅に削減することができるため、ネ
ットワーク全体のトラヒック量を大幅に軽減することが
可能となる。
【0073】また、本実施の形態においては、差分情報
通知処理部85の指示でトポロジー差分情報管理部86
から取得した差分情報を、差分情報要求元の通信ノード
に対して通知する機能を持つことで、差分情報要求元の
通信ノードでは、前回までに受け取った複数情報におけ
る重複部分の検出処理を省くことが可能となる。これに
より、情報量を大幅に削減することができるため、ネッ
トワーク全体のトラヒック量を大幅に軽減することが可
能となる。
【0074】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、経路計算の同期を確立し、さらに、トポロジー状態
定期通知を経路計算の一定時刻前に規定することによ
り、ルーティングメッセージの送信回数を削減すること
ができるようになるため、すなわち、経路計算に使用で
きない不要なトポロジー情報の通知回数を削減すること
ができるようになるため、通信ネットワーク全体のトラ
ヒック量を大幅に軽減することが可能な交換装置を得る
ことができる、という効果を奏する。
【0075】つぎの発明によれば、各交換装置間におけ
るトポロジー状態定期通知のタイミングを一定間隔単位
にずらすことにより、フラッディングによるルーティン
グメッセージの送信が集中し、通信ネットワークの負荷
が一時的に上昇することを防止することが可能な交換装
置を得ることができる、という効果を奏する。
【0076】つぎの発明によれば、通信リンクに障害が
発生した場合、トポロジー状態定期通知を待たずに、さ
らに、障害情報をフラッディングにより通信ネットワー
ク内のすべての交換装置に通知することで、障害個所を
迂回した経路を選択して確実に差分情報収集装置に対し
てトポロジー情報を通知することが可能な交換装置を得
ることができる、という効果を奏する。
【0077】つぎの発明によれば、トポロジー情報に変
化のあった交換装置が、随時、差分情報収集装置に対し
てトポロジー変化情報を通知し、差分情報収集装置がそ
れを記憶する。そして、最新のトポロジー情報に基づく
経路の再計算を希望する交換装置が、差分情報収集装置
に対して差分要求メッセージを通知し、差分情報収集装
置からの差分情報応答メッセージの応答を待つ。これに
より、必要に応じて、最新のトポロジー情報に基づく経
路の再計算を実行することが可能な交換装置を得ること
ができる、という効果を奏する。
【0078】つぎの発明によれば、差分情報収集装置
が、トポロジー情報に変化のあった交換装置からのトポ
ロジー変化情報を、随時記憶する。そして、差分情報収
集装置が、経路の再計算を希望する交換装置からの差分
要求メッセージを受け取り、差分情報応答メッセージを
返答する。これにより、交換装置に、最新のトポロジー
情報に基づく経路の再計算を実行させることが可能な差
分情報収集装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0079】つぎの発明によれば、差分情報消去手段の
指示で差分データを削除する機能を持つことにより、ネ
ットワーク運用開始後からのすべての状態変化を記憶す
る必要がなくなるため、記憶容量を大幅に削減すること
が可能な差分情報収集装置を得ることができる、という
効果を奏する。また、何らかの理由で、トポロジー状態
定期通知にて差分データを追加した状態と、実際のトポ
ロジー状態と、の間で差異が発生した場合においても、
トポロジー状態定期通知毎に誤った情報をクリアできる
ため、状態の不一致を解消することが可能な差分情報収
集装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0080】つぎの発明によれば、差分情報登録手段の
指示で差分データを登録する機能を持つことにより、差
分情報通知元の交換装置が、前回までに通知済みのトポ
ロジー情報を送信する必要がなくなるため、その後、新
たに蓄積した差分データだけを通知する。これにより、
情報量を大幅に削減することができるため、ネットワー
ク全体のトラヒック量を大幅に軽減することが可能な差
分情報収集装置を得ることができる、という効果を奏す
る。
【0081】つぎの発明によれば、差分情報通知手段の
指示でトポロジー情報/差分データ管理手段から取得し
た差分データを、差分情報要求元の交換装置に対して通
知する機能を持つことで、差分情報要求元の交換装置
が、前回までに受け取った複数情報における重複部分の
検出処理を省くことが可能となる。これにより、情報量
を大幅に削減することができるため、ネットワーク全体
のトラヒック量を大幅に軽減することが可能な差分情報
収集装置を得ることができる、という効果を奏する。
【0082】つぎの発明によれば、ルーティングプロト
コルが交換するルーティングメッセージの量を削減する
ことにより、ネットワーク全体のトラヒック量を軽減で
きる。すなわち、フラッディングにより通知される経路
計算に使用できない不要なトポロジー情報の通知量を大
幅に削減可能な通信ネットワークシステムを得ることが
できる、という効果を奏する。
【0083】つぎの発明によれば、ネットワーク運用開
始後からのすべての状態変化を記憶する必要がなくなる
ため、記憶容量を大幅に削減することが可能な通信ネッ
トワークシステムを得ることができる、という効果を奏
する。また、何らかの理由で、トポロジー状態定期通知
にて差分データを追加した状態と、実際のトポロジー状
態と、の間で差異が発生した場合においても、トポロジ
ー状態定期通知毎に誤った情報をクリアできるため、状
態の不一致を解消することが可能な通信ネットワークシ
ステムを得ることができる、という効果を奏する。さら
に、情報量を大幅に削減することができるため、ネット
ワーク全体のトラヒック量を大幅に軽減することが可能
な通信ネットワークシステムを得ることができる、とい
う効果を奏する。
【0084】つぎの発明によれば、ルーティングプロト
コルが交換するルーティングメッセージの量を削減する
ことにより、ネットワーク全体のトラヒック量を軽減で
きる。すなわち、フラッディングにより通知される経路
計算に使用できない不要なトポロジー情報の通知量を大
幅に削減可能な通信方法を得ることができる、という効
果を奏する。
【0085】つぎの発明によれば、ネットワーク運用開
始後からのすべての状態変化を記憶する必要がなくなる
ため、記憶容量を大幅に削減することが可能な通信方法
を得ることができる、という効果を奏する。また、何ら
かの理由で、トポロジー状態定期通知にて差分データを
追加した状態と、実際のトポロジー状態と、の間で差異
が発生した場合においても、トポロジー状態定期通知毎
に誤った情報をクリアできるため、状態の不一致を解消
することが可能な通信方法を得ることができる、という
効果を奏する。さらに、情報量を大幅に削減することが
できるため、ネットワーク全体のトラヒック量を大幅に
軽減することが可能な通信方法を得ることができる、と
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる通信ネットワークシステムの
構成を示す図である。
【図2】 本発明にかかる通信ノードおよび差分情報収
集装置の構成を示す図である。
【図3】 各通信ノードにおける経路計算のタイミング
を示す図である。
【図4】 トポロジー状態定期通知のタイミングを示す
図である。
【図5】 障害発生時の迂回経路を示す図である。
【図6】 図2に示す通信ノードの構成から障害発生時
の動作に関係する構成を抽出した図である。
【図7】 変化したトポロジー情報の通知/蓄積処理お
よび差分情報の要求/通知処理を示す図である。
【図8】 トポロジー変化情報、差分要求メッセージ、
および差分情報応答メッセージの発生タイミングを示す
図である。
【図9】 本発明にかかる差分情報収集装置の実施の形
態2の構成を示す図である。
【図10】 トポロジー差分情報管理部、差分情報カウ
ンタ、および通知済差分情報管理部の詳細構成を示す図
である。
【図11】 従来の通知ネットワークシステムの構成を
示す図である。
【図12】 従来の通信ネットワークシステムにおける
ルーティングメッセージの通知タイミングおよび計算タ
イミングの一例を示す図である。
【図13】 従来の通信ノードの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7 通信ノード、8,8a
差分情報収集装置、9時刻同期装置、10 時刻通知タ
イミング信号、11,21 定期通知タイマ、12,2
2 経路生成部、13,23 トポロジー情報管理部、
14,24ルーティング機能部、15 トポロジー情報
差分データ生成部、16 トポロジー情報差分データp
−p送信部、25 トポロジー情報差分データ収集部、
26トポロジー情報差分データp−p受信部、31 ト
ポロジー情報差分データ蓄積部、32 トポロジー情報
差分データ送受信部、81 メッセージ受信部、82
メッセージ解析部、83 差分情報登録処理部、84
差分情報消去処理部、85 差分情報通知処理部、86
トポロジー差分情報管理部、87 差分情報カウン
タ、88 通知済差分情報管理部、89 メッセージ送
信部、91 受信リンク、92 送信リンク、93 ト
ポロジー情報差分テーブル、94 カウンタテーブル、
95 通知済差分情報テーブル。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークシステム内で、同期が
    確立された状態で動作する複数の交換装置において、 コネクション設定経路を計算するタイミング、および直
    接測定可能なトポロジー情報を定期的に出力する装置固
    有のトポロジー状態定期通知タイミング、を生成するタ
    イマ手段と、 前記トポロジー情報および前記経路計算タイミングにし
    たがって、コネクション設定経路を他の交換装置といっ
    せいに計算する経路計算手段と、 前記トポロジー情報を管理するトポロジー情報管理手段
    と、 前記装置固有のトポロジー状態定期通知タイミングにし
    たがって、前記トポロジー情報を内包するルーティング
    メッセージを、他の交換装置と交換するルーティング手
    段と、 を備えることを特徴とする交換装置。
  2. 【請求項2】 前記タイマ手段にあっては、各通信装置
    がある一定の間隔単位に相互にずれるように、固有のト
    ポロジー状態定期通知タイミングを生成することを特徴
    とする請求項1に記載の交換装置。
  3. 【請求項3】 前記コネクション設定経路を妨害する障
    害によりトポロジー状態が変化した場合、 前記ルーティング手段は、前記トポロジー状態定期通知
    を待たずに、その障害情報を含むルーティングメッセー
    ジを、他の交換装置と交換することを特徴とする請求項
    1または2に記載の交換装置。
  4. 【請求項4】 トポロジー状態が変化した場合に、トポ
    ロジー情報の変化分に相当する差分データを生成し、該
    差分データを、ネットワーク全体のトポロジー情報を管
    理する差分情報収集装置に対して送信する差分データ生
    成/送信手段と、 コネクション設定経路を妨害する障害以外の理由でクラ
    イアントの要求するコネクション設定経路が発見できな
    い場合に、最新の差分データを要求するための差分情報
    要求メッセージを生成し、該メッセージを前記差分情報
    収集装置に対して送信し、その後、前記差分情報収集装
    置からの差分情報応答メッセージに含まれる差分データ
    を収集する差分データ要求/収集手段と、 を備え、 前記経路計算手段は、前記差分データを反映したトポロ
    ジー情報にしたがって、コネクション設定経路を再計算
    することを特徴とする請求項1、2または3に記載の交
    換装置。
  5. 【請求項5】 同期が確立された状態で動作する複数の
    交換装置とともに、通信ネットワークシステムを構成す
    る差分情報収集装置において、 前記各交換装置のトポロジー状態定期通知により通知さ
    れるトポロジー情報、およびトポロジー状態が変化した
    場合に通知される差分データ、を蓄積しておき、最新の
    差分データを要求するための差分情報要求メッセージに
    対して、所望の差分データを含ませた差分情報応答メッ
    セージを返信するトポロジー情報/差分データ管理手
    段、 を備えることを特徴とする差分情報収集装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記交換装置からのトポロジー
    状態定期通知により最新のトポロジー情報が通知された
    場合に、その交換装置が以前に通知したトポロジー情報
    および差分データを、前記トポロジー情報/差分データ
    管理手段から消去する差分情報消去手段、 を備えることを特徴とする請求項5に記載の差分情報収
    集装置。
  7. 【請求項7】 さらに、トポロジー状態が変化した場合
    に通知されるトポロジー変化情報通知により差分データ
    が通知された場合に、該差分データを前記トポロジー情
    報/差分データ管理手段に登録する差分情報登録手段、 を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の差
    分情報収集装置。
  8. 【請求項8】 最新の差分データを要求するための差分
    情報要求メッセージを受け取った場合に、所望の差分デ
    ータを前記トポロジー情報/差分データ管理手段から読
    み出し、該差分データを含ませた差分情報応答メッセー
    ジを要求元の交換装置に対して通知する差分情報通知手
    段、 を備えることを特徴とする請求項5、6または7に記載
    の差分情報収集装置。
  9. 【請求項9】 同期が確立された状態で動作する複数の
    交換装置と、ネットワーク全体のトポロジー情報および
    差分情報を管理する差分情報収集装置と、から構成され
    る通信ネットワークシステムにおいて、 前記各交換装置が、 コネクション設定経路を計算するタイミング、および直
    接測定可能なトポロジー情報を定期的に出力する装置固
    有のトポロジー状態定期通知タイミング、を生成するタ
    イマ手段と、 前記トポロジー情報および前記経路計算タイミングにし
    たがって、コネクション設定経路を他の交換装置といっ
    せいに計算する経路計算手段と、 前記トポロジー情報を管理するトポロジー情報管理手段
    と、 前記装置固有のトポロジー状態定期通知タイミングにし
    たがって、前記トポロジー情報を内包するルーティング
    メッセージを、他の交換装置と交換するルーティング手
    段と、 トポロジー状態が変化した場合に、トポロジー情報の変
    化分に相当する差分データを生成し、該差分データを差
    分情報収集装置に対して送信する差分データ生成/送信
    手段と、 コネクション設定経路を妨害する障害以外の理由でクラ
    イアントの要求するコネクション設定経路が発見できな
    い場合に、最新の差分データを要求するための差分情報
    要求メッセージを生成し、該メッセージを前記差分情報
    収集装置に対して送信し、その後、前記差分情報収集装
    置からの差分情報応答メッセージに含まれる差分データ
    を収集する差分データ要求/収集手段と、 を備え、 前記差分情報収集装置が、 前記トポロジー状態定期通知により通知されるトポロジ
    ー情報、および前記トポロジー状態が変化した場合に通
    知される差分データ、を蓄積しておき、前記差分情報要
    求メッセージに対応して、前記差分情報応答メッセージ
    を返信するトポロジー情報/差分データ管理手段、 を備えることを特徴とする通信ネットワークシステム。
  10. 【請求項10】 前記差分情報収集装置は、さらに、 前記交換装置からのトポロジー状態定期通知により最新
    のトポロジー情報が通知された場合に、その交換装置が
    以前に通知したトポロジー情報および差分データを、前
    記トポロジー情報/差分データ管理手段から消去する差
    分情報消去手段と、 トポロジー状態が変化した場合に通知されるトポロジー
    変化情報通知により差分データが通知された場合に、該
    差分データを前記トポロジー情報/差分データ管理手段
    に登録する差分情報登録手段と、 前記差分情報要求メッセージを受け取った場合に、所望
    の差分データを前記トポロジー情報/差分データ管理手
    段から読み出し、該差分データを含ませた差分情報応答
    メッセージを要求元の交換装置に対して通知する差分情
    報通知手段と、 を備えることを特徴とする請求項9に記載の通信ネット
    ワークシステム。
  11. 【請求項11】 同期が確立された状態で動作する複数
    の交換装置、およびネットワーク全体のトポロジー情報
    および差分情報を管理する差分情報収集装置間の通信方
    法において、 各交換装置よる処理が、 コネクション設定経路を計算するタイミング、および直
    接測定可能なトポロジー情報を定期的に出力する装置固
    有のトポロジー状態定期通知タイミング、を生成するタ
    イミング生成ステップと、 前記トポロジー情報および前記経路計算タイミングにし
    たがって、コネクション設定経路を他の交換装置といっ
    せいに計算する経路計算ステップと、 前記トポロジー情報を管理するトポロジー情報管理ステ
    ップと、 前記装置固有のトポロジー状態定期通知タイミングにし
    たがって、前記トポロジー情報を内包するルーティング
    メッセージを、他の交換装置と交換するルーティングス
    テップと、 トポロジー状態が変化した場合に、トポロジー情報の変
    化分に相当する差分データを生成し、該差分データを差
    分情報収集装置に対して送信する差分データ生成/送信
    ステップと、 コネクション設定経路を妨害する障害以外の理由でクラ
    イアントの要求するコネクション設定経路が発見できな
    い場合に、最新の差分データを要求するための差分情報
    要求メッセージを生成し、該メッセージを前記差分情報
    収集装置に対して送信し、その後、前記差分情報収集装
    置からの差分情報応答メッセージに含まれる差分データ
    を収集する差分データ要求/収集ステップと、 を含み、 前記差分情報収集装置よる処理が、 前記トポロジー状態定期通知により通知されるトポロジ
    ー情報、および前記トポロジー状態が変化した場合に通
    知される差分データ、を蓄積しておき、前記差分情報要
    求メッセージに対応して、前記差分情報応答メッセージ
    を返信するトポロジー情報/差分データ管理ステップ、 を含むことを特徴とする通信方法。
  12. 【請求項12】 前記差分情報収集装置による処理が、
    さらに、 前記交換装置からのトポロジー状態定期通知により最新
    のトポロジー情報が通知された場合に、その交換装置が
    以前に通知したトポロジー情報および差分データを、前
    記トポロジー情報/差分データ管理手段から消去する差
    分情報消去ステップと、 トポロジー状態が変化した場合に通知されるトポロジー
    変化情報通知により差分データが通知された場合に、該
    差分データを前記トポロジー情報/差分データ管理手段
    に登録する差分情報登録ステップと、 前記差分情報要求メッセージを受け取った場合に、所望
    の差分データを前記トポロジー情報/差分データ管理手
    段から読み出し、該差分データを含ませた差分情報応答
    メッセージを要求元の交換装置に対して通知する差分情
    報通知ステップと、 を含むことを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
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