JP2001228768A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2001228768A JP2001228768A JP2000041240A JP2000041240A JP2001228768A JP 2001228768 A JP2001228768 A JP 2001228768A JP 2000041240 A JP2000041240 A JP 2000041240A JP 2000041240 A JP2000041240 A JP 2000041240A JP 2001228768 A JP2001228768 A JP 2001228768A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- pipe
- shaped passage
- toner
- image carrier
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シール効果を良好に得ると同時にシャッタの
円滑な開閉動作を得る。 【解決手段】 像担持体上から除去された廃トナーが搬
送されるパイプ状通路178に設けられた廃トナーの排
出口178aと、パイプ状通路に対してスライド可能に
設けられ、排出口を開閉するシャッタ172cとを備
え、パイプ状通路には、その排出口の、シャッタのスラ
イド方向両側にシール部材179が設けられているとと
もに、このシール部材のシャッタのスライド方向におけ
る長さが、開方向へのスライド方向側179aの長さl
aの方が閉方向へのスライド方向側の長さLbよりも長
く構成されている。
円滑な開閉動作を得る。 【解決手段】 像担持体上から除去された廃トナーが搬
送されるパイプ状通路178に設けられた廃トナーの排
出口178aと、パイプ状通路に対してスライド可能に
設けられ、排出口を開閉するシャッタ172cとを備
え、パイプ状通路には、その排出口の、シャッタのスラ
イド方向両側にシール部材179が設けられているとと
もに、このシール部材のシャッタのスライド方向におけ
る長さが、開方向へのスライド方向側179aの長さl
aの方が閉方向へのスライド方向側の長さLbよりも長
く構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、その像担持体上から
除去された廃トナーが搬送されるパイプ状通路に設けら
れた廃トナーの排出口と、シャッタとの間のシール構造
に関するものである。
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、その像担持体上から
除去された廃トナーが搬送されるパイプ状通路に設けら
れた廃トナーの排出口と、シャッタとの間のシール構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体上から除去された廃トナ
ーが搬送されるパイプ状通路と、このパイプ状通路に設
けられた廃トナーの排出口とシャッタとを備えた画像形
成装置としては、例えば、特開平11−219068号
公報に記載のものが知られている。図13は、その廃ト
ナーの排出構造を示す平面図である。同図において、1
01は像担持体ユニットであり、回転駆動される像担持
体(例えば感光体)140を有している。像担持体14
0は、その表面にトナー像が形成されるようになってお
り、このトナー像が用紙や中間転写体に転写された後に
像担持体140の表面に残留しているトナーが図示しな
いクリーニング装置で除去され、廃トナーとして、その
受け部172に落下する。受け部172には、トナー搬
送スクリュー173が設けられており、このトナー搬送
スクリュー173によって廃トナーが矢印T方向へ搬送
される。受け部172の矢印T方向側には、廃トナーが
搬送されるパイプ状通路172bが設けられており、こ
のパイプ状通路172bの終端部近くの下方に、廃トナ
ーの排出口172b1が設けられている。排出口172
b1の下方には、廃トナーボトルTBのトナー回収口T
B1が配置されているとともに、パイプ状通路172b
の端部には、トナー搬送スクリュー173の軸線方向に
スライド可能なシャッタ172cが設けられている。こ
のシャッタ172cは、図示しない画像形成装置の外装
カバーを閉めると図13において左方にスライドしてト
ナー排出口172b1を開き、外装カバーを開けると図
13において右方にスライドして排出口172b1を閉
じるようになっている。なお、廃トナーボトルTBは図
示しない画像形成装置本体に対して着脱可能に取り付け
られているので、この廃トナーボトルTBの着脱操作に
よってシャッタ172cが開閉されるように構成するこ
ともできる。以上のような構造によれば、外装カバーを
開けた際、またはトナーボトルを取り外した際に、排出
口172b1から廃トナーが排出されるということがな
くなる。
ーが搬送されるパイプ状通路と、このパイプ状通路に設
けられた廃トナーの排出口とシャッタとを備えた画像形
成装置としては、例えば、特開平11−219068号
公報に記載のものが知られている。図13は、その廃ト
ナーの排出構造を示す平面図である。同図において、1
01は像担持体ユニットであり、回転駆動される像担持
体(例えば感光体)140を有している。像担持体14
0は、その表面にトナー像が形成されるようになってお
り、このトナー像が用紙や中間転写体に転写された後に
像担持体140の表面に残留しているトナーが図示しな
いクリーニング装置で除去され、廃トナーとして、その
受け部172に落下する。受け部172には、トナー搬
送スクリュー173が設けられており、このトナー搬送
スクリュー173によって廃トナーが矢印T方向へ搬送
される。受け部172の矢印T方向側には、廃トナーが
搬送されるパイプ状通路172bが設けられており、こ
のパイプ状通路172bの終端部近くの下方に、廃トナ
ーの排出口172b1が設けられている。排出口172
b1の下方には、廃トナーボトルTBのトナー回収口T
B1が配置されているとともに、パイプ状通路172b
の端部には、トナー搬送スクリュー173の軸線方向に
スライド可能なシャッタ172cが設けられている。こ
のシャッタ172cは、図示しない画像形成装置の外装
カバーを閉めると図13において左方にスライドしてト
ナー排出口172b1を開き、外装カバーを開けると図
13において右方にスライドして排出口172b1を閉
じるようになっている。なお、廃トナーボトルTBは図
示しない画像形成装置本体に対して着脱可能に取り付け
られているので、この廃トナーボトルTBの着脱操作に
よってシャッタ172cが開閉されるように構成するこ
ともできる。以上のような構造によれば、外装カバーを
開けた際、またはトナーボトルを取り外した際に、排出
口172b1から廃トナーが排出されるということがな
くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
画像形成装置においては、パイプ状通路172bにシャ
ッタ172cがスライド可能に設けられており、このシ
ャッタ172cで廃トナーの排出口172b1が開閉さ
れる構造となっているので、何の方策も講じないとした
ならば、シャッター172cの開閉動作時にパイプ状通
路172bの外周面とシャッター172cの内周面との
間からトナーが漏れてしまうおそれがある。したがっ
て、このようなトナー漏れが生じないようにするために
は、パイプ状通路172bにおける排出口172b1の
シャッタ172cのスライド方向両側(図13において
排出口172b1の左右両側)にシール部材を設けるこ
とが望ましい。このようなシール部材は、シャッタ17
2cのスライド方向における長さを長くすればするほど
そのシール効果は向上するが、そうするとシャッター1
72cに対する摺動抵抗が増大してシャッター172c
の開閉動作が悪くなるという問題が生じる。逆に、シー
ル部材の長さを短くすれば、シャッター172cの開閉
動作は円滑になるが、そうすると良好なシール効果が期
待できなくなるという問題が生じる。
画像形成装置においては、パイプ状通路172bにシャ
ッタ172cがスライド可能に設けられており、このシ
ャッタ172cで廃トナーの排出口172b1が開閉さ
れる構造となっているので、何の方策も講じないとした
ならば、シャッター172cの開閉動作時にパイプ状通
路172bの外周面とシャッター172cの内周面との
間からトナーが漏れてしまうおそれがある。したがっ
て、このようなトナー漏れが生じないようにするために
は、パイプ状通路172bにおける排出口172b1の
シャッタ172cのスライド方向両側(図13において
排出口172b1の左右両側)にシール部材を設けるこ
とが望ましい。このようなシール部材は、シャッタ17
2cのスライド方向における長さを長くすればするほど
そのシール効果は向上するが、そうするとシャッター1
72cに対する摺動抵抗が増大してシャッター172c
の開閉動作が悪くなるという問題が生じる。逆に、シー
ル部材の長さを短くすれば、シャッター172cの開閉
動作は円滑になるが、そうすると良好なシール効果が期
待できなくなるという問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、上記シール効果が良好に得られると同時にシャッタ
の円滑な開閉動作が得られる画像形成装置を提供するこ
とにある。
し、上記シール効果が良好に得られると同時にシャッタ
の円滑な開閉動作が得られる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、像担持体上から除去
された廃トナーが搬送されるパイプ状通路と、このパイ
プ状通路に設けられた廃トナーの排出口と、前記パイプ
状通路に対してスライド可能に設けられ、前記排出口を
開閉するシャッタとを備えた画像形成装置であって、前
記パイプ状通路には、その排出口の、前記シャッタのス
ライド方向両側にシール部材が設けられているととも
に、このシール部材の前記シャッタのスライド方向にお
ける長さが、開方向へのスライド方向側の長さの方が閉
方向へのスライド方向側の長さよりも長く構成されてい
ることを特徴とする。
に請求項1記載の画像形成装置は、像担持体上から除去
された廃トナーが搬送されるパイプ状通路と、このパイ
プ状通路に設けられた廃トナーの排出口と、前記パイプ
状通路に対してスライド可能に設けられ、前記排出口を
開閉するシャッタとを備えた画像形成装置であって、前
記パイプ状通路には、その排出口の、前記シャッタのス
ライド方向両側にシール部材が設けられているととも
に、このシール部材の前記シャッタのスライド方向にお
ける長さが、開方向へのスライド方向側の長さの方が閉
方向へのスライド方向側の長さよりも長く構成されてい
ることを特徴とする。
【0006】
【作用効果】請求項1記載の画像形成装置は、像担持体
上から除去された廃トナーが搬送されるパイプ状通路
と、このパイプ状通路に設けられた廃トナーの排出口
と、前記パイプ状通路に対してスライド可能に設けら
れ、前記排出口を開閉するシャッタとを備え、前記パイ
プ状通路には、その排出口の、前記シャッタのスライド
方向両側にシール部材が設けられているとともに、この
シール部材の前記シャッタのスライド方向における長さ
が、開方向へのスライド方向側の長さの方が閉方向への
スライド方向側の長さよりも長く構成されているので、
この画像形成装置によれば、以下に説明するように、上
記シール効果が良好に得られると同時にシャッタの円滑
な開閉動作が得られることとなる。すなわち、シャッタ
が開閉することでトナーが漏れることとなる大きな理由
は、シャッタが閉じている間にパイプ状通路の排出口か
らシャッタ上に僅かに堆積したトナーが、シャッタが開
く際にシャッタと共に移動することでシャッタ内面とパ
イプ状通路の外面との間に徐々に侵入し、これが最終的
にシャッタの端部から漏れるということにある。これに
対し、この請求項1記載の発明によれば、排出口の両側
に設けられたシール部材のシャッタのスライド方向にお
ける長さが、開方向へのスライド方向側の方が長く構成
されているので、シャッタが閉じている間にパイプ状通
路の排出口からシャッタ上に僅かに堆積したトナーは、
シャッタが開く際にシャッタと共に移動することが上記
シール部材の、上記開方向へのスライド方向側の部位に
よって良好に阻止されることとなり、結果として、トナ
ーがシャッタ端部から漏れ出すということが極めて生じ
にくくなる。一方、シール部材の前記シャッタの閉方向
へのスライド方向側の長さは、比較的短く構成されてい
るので、これによってシャッタのスライド動作が悪化す
るということはなくなる。以上のように、この請求項1
記載の画像形成装置によれば、シール効果が良好に得ら
れると同時にシャッタの円滑な開閉動作が得られること
となる。
上から除去された廃トナーが搬送されるパイプ状通路
と、このパイプ状通路に設けられた廃トナーの排出口
と、前記パイプ状通路に対してスライド可能に設けら
れ、前記排出口を開閉するシャッタとを備え、前記パイ
プ状通路には、その排出口の、前記シャッタのスライド
方向両側にシール部材が設けられているとともに、この
シール部材の前記シャッタのスライド方向における長さ
が、開方向へのスライド方向側の長さの方が閉方向への
スライド方向側の長さよりも長く構成されているので、
この画像形成装置によれば、以下に説明するように、上
記シール効果が良好に得られると同時にシャッタの円滑
な開閉動作が得られることとなる。すなわち、シャッタ
が開閉することでトナーが漏れることとなる大きな理由
は、シャッタが閉じている間にパイプ状通路の排出口か
らシャッタ上に僅かに堆積したトナーが、シャッタが開
く際にシャッタと共に移動することでシャッタ内面とパ
イプ状通路の外面との間に徐々に侵入し、これが最終的
にシャッタの端部から漏れるということにある。これに
対し、この請求項1記載の発明によれば、排出口の両側
に設けられたシール部材のシャッタのスライド方向にお
ける長さが、開方向へのスライド方向側の方が長く構成
されているので、シャッタが閉じている間にパイプ状通
路の排出口からシャッタ上に僅かに堆積したトナーは、
シャッタが開く際にシャッタと共に移動することが上記
シール部材の、上記開方向へのスライド方向側の部位に
よって良好に阻止されることとなり、結果として、トナ
ーがシャッタ端部から漏れ出すということが極めて生じ
にくくなる。一方、シール部材の前記シャッタの閉方向
へのスライド方向側の長さは、比較的短く構成されてい
るので、これによってシャッタのスライド動作が悪化す
るということはなくなる。以上のように、この請求項1
記載の画像形成装置によれば、シール効果が良好に得ら
れると同時にシャッタの円滑な開閉動作が得られること
となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、図において、前述し
た従来のものと同一部分ないし相当する部分には同一の
符号を付してある。図1は本発明に係る画像形成装置の
一実施の形態を示す概略正面図、図2はその部分拡大図
である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナ
ーによる現像器を用いてフルカラー画像を記録材Sの両
面に形成することのできる装置である。
て図面を参照して説明する。なお、図において、前述し
た従来のものと同一部分ないし相当する部分には同一の
符号を付してある。図1は本発明に係る画像形成装置の
一実施の形態を示す概略正面図、図2はその部分拡大図
である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色のトナ
ーによる現像器を用いてフルカラー画像を記録材Sの両
面に形成することのできる装置である。
【0008】100は像担持体カートリッジであり、こ
の実施の形態では感光体カートリッジとして構成されて
いて、像担持体の一例である感光体140が、後述する
駆動構造によって図示矢印方向(反時計方向)に回転駆
動される。感光体140の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段と
しての現像器10(Y,C,M,K)、中間転写装置3
0、およびクリーニング手段170が配置されている。
の実施の形態では感光体カートリッジとして構成されて
いて、像担持体の一例である感光体140が、後述する
駆動構造によって図示矢印方向(反時計方向)に回転駆
動される。感光体140の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ160、現像手段と
しての現像器10(Y,C,M,K)、中間転写装置3
0、およびクリーニング手段170が配置されている。
【0009】帯電ローラ160は、感光体140の外周
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体140の外周面には、露光ユニット40によっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、
この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像器10でトナーが付与さ
れて現像される。現像器として、イエロー用の現像器1
0Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器1
0M、およびブラック用の現像器10Kが設けられてい
る。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得る
ようになっている。したがって、これらの現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体
140上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像
は、中間転写装置30の中間転写ベルト36上に転写さ
れる。クリーニング手段170は、後に詳しく説明する
が、上記転写後に、感光体140の外周面に残留し付着
しているトナーを掻き落とすクリーニングブレード17
1と、このクリーニングブレード171によって掻き落
とされたトナーを受ける受け部172とを備えている。
面に当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電し
た感光体140の外周面には、露光ユニット40によっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光L1がなされ、
この露光L1によって感光体140上に静電潜像が形成
される。この静電潜像は、現像器10でトナーが付与さ
れて現像される。現像器として、イエロー用の現像器1
0Y、シアン用の現像器10C、マゼンタ用の現像器1
0M、およびブラック用の現像器10Kが設けられてい
る。これら現像器10Y,10C,10M,10Kは、
それぞれ揺動可能に構成されており、選択的に1つの現
像器の現像ローラ11のみが感光体140に当接し得る
ようになっている。したがって、これらの現像器10
は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのうちのい
ずれかのトナーを感光体140の表面に付与して感光体
140上の静電潜像を現像する。現像されたトナー像
は、中間転写装置30の中間転写ベルト36上に転写さ
れる。クリーニング手段170は、後に詳しく説明する
が、上記転写後に、感光体140の外周面に残留し付着
しているトナーを掻き落とすクリーニングブレード17
1と、このクリーニングブレード171によって掻き落
とされたトナーを受ける受け部172とを備えている。
【0010】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。駆動ローラ31は、その端部に固定さ
れた図示しない歯車が、感光体140の口述するカップ
リング190(図3参照)と同軸の歯車192と噛み合
っていることによって、感光体140と略同一の周速で
回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感光体
140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動される
ようになっている。従動ローラ35は、駆動ローラ31
との間で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって
感光体140に圧接される位置に配置されており、感光
体140と中間転写ベルト36との圧接部において一次
転写部T1が形成されている。駆動ローラ31には、中
間転写ベルト36を介して図示しない電極ローラが配置
されており、この電極ローラを介して、中間転写ベルト
36の導電層に一次転写電圧が印加される。従動ローラ
32はテンションローラであり、図示しない付勢手段に
よって中間転写ベルト36をその張り方向に付勢してい
る。従動ローラ33は、二次転写部T2を形成するバッ
クアップローラである。このバックアップローラ33に
は、中間転写ベルト36を介して二次転写ローラ38が
対向配置されている。二次転写ローラ38は、図示しな
い接離機構により中間転写ベルト36に対して接離可能
である。二次転写ローラ38には、二次転写電圧が印加
される。従動ローラ34は、ベルトクリーナ39のため
のバックアップローラである。
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。駆動ローラ31は、その端部に固定さ
れた図示しない歯車が、感光体140の口述するカップ
リング190(図3参照)と同軸の歯車192と噛み合
っていることによって、感光体140と略同一の周速で
回転駆動され、したがって中間転写ベルト36が感光体
140と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆動される
ようになっている。従動ローラ35は、駆動ローラ31
との間で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって
感光体140に圧接される位置に配置されており、感光
体140と中間転写ベルト36との圧接部において一次
転写部T1が形成されている。駆動ローラ31には、中
間転写ベルト36を介して図示しない電極ローラが配置
されており、この電極ローラを介して、中間転写ベルト
36の導電層に一次転写電圧が印加される。従動ローラ
32はテンションローラであり、図示しない付勢手段に
よって中間転写ベルト36をその張り方向に付勢してい
る。従動ローラ33は、二次転写部T2を形成するバッ
クアップローラである。このバックアップローラ33に
は、中間転写ベルト36を介して二次転写ローラ38が
対向配置されている。二次転写ローラ38は、図示しな
い接離機構により中間転写ベルト36に対して接離可能
である。二次転写ローラ38には、二次転写電圧が印加
される。従動ローラ34は、ベルトクリーナ39のため
のバックアップローラである。
【0011】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。シートSは、給紙装置
50から給送され、ゲートローラ対Gによって所定のタ
イミングで二次転写部T2に供給される。二次転写部T
2でトナー像が転写されたシートSは、定着装置60を
通ることによってそのトナー像が定着され、排紙経路7
0を通って、装置本体80のケース上に形成されたシー
ト受け部81上に排出される。排紙経路70は、片面に
画像が形成されたシートSを再び二次転写部T2に返送
する返送路71のためのスイッチバック経路を形成して
いる。
で、一次転写部T1において、感光体140上のトナー
像が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト
36上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ート(記録材)Sに転写される。シートSは、給紙装置
50から給送され、ゲートローラ対Gによって所定のタ
イミングで二次転写部T2に供給される。二次転写部T
2でトナー像が転写されたシートSは、定着装置60を
通ることによってそのトナー像が定着され、排紙経路7
0を通って、装置本体80のケース上に形成されたシー
ト受け部81上に排出される。排紙経路70は、片面に
画像が形成されたシートSを再び二次転写部T2に返送
する返送路71のためのスイッチバック経路を形成して
いる。
【0012】図3は、上記像担持体カートリッジ100
が画像形成装置本体のフレーム82に対して装着されて
いる状態を示す部分切断平面図である。この図に示すよ
うに、装置本体には駆動側カップリング330が設けら
れているとともに、像担持体カートリッジ100には、
駆動側カップリング330と連結される従動側カップリ
ング190が設けられており、像担持体カートリッジ1
00が図示のように装置本体に対して装着されると、両
カップリングの噛み合いによって、像担持体140が回
転駆動されることとなる。なお、前記両カップリング3
30,190は、その軸線方向に延びかつ円周方向にお
いて互いに隣接する複数の凹部330a,190aと凸
部330b,190bとを有している。
が画像形成装置本体のフレーム82に対して装着されて
いる状態を示す部分切断平面図である。この図に示すよ
うに、装置本体には駆動側カップリング330が設けら
れているとともに、像担持体カートリッジ100には、
駆動側カップリング330と連結される従動側カップリ
ング190が設けられており、像担持体カートリッジ1
00が図示のように装置本体に対して装着されると、両
カップリングの噛み合いによって、像担持体140が回
転駆動されることとなる。なお、前記両カップリング3
30,190は、その軸線方向に延びかつ円周方向にお
いて互いに隣接する複数の凹部330a,190aと凸
部330b,190bとを有している。
【0013】像担持体カートリッジ100は、感光体1
40をユニットとして構成した像担持体ユニット101
と、この像担持体ユニット101等を保持するカートリ
ッジケース200とを有している。
40をユニットとして構成した像担持体ユニット101
と、この像担持体ユニット101等を保持するカートリ
ッジケース200とを有している。
【0014】図4は像担持体ユニット101が組み込ま
れたカートリッジケース200のサイドカバー215,
225(図3参照)を省略した状態を示す部分切断平面
図、図5は部分省略左側断面図(カートリッジケース2
00が組み込まれる画像形成装置の背面側から見た)で
ある。これらの図に示すように、カートリッジケース2
00は、一対の側部210,220と、これら側部21
0,220の一側部側を連結している主連結部230
と、側部210,220の他側部下方を連結している副
連結部240とを有している。ケース200には、先ず
クリーニング手段170(図2参照)が組み込まれ、次
いで帯電ローラ160(図2参照)が組み込まれ、その
後、像担持体ユニット101が組み込まれる。
れたカートリッジケース200のサイドカバー215,
225(図3参照)を省略した状態を示す部分切断平面
図、図5は部分省略左側断面図(カートリッジケース2
00が組み込まれる画像形成装置の背面側から見た)で
ある。これらの図に示すように、カートリッジケース2
00は、一対の側部210,220と、これら側部21
0,220の一側部側を連結している主連結部230
と、側部210,220の他側部下方を連結している副
連結部240とを有している。ケース200には、先ず
クリーニング手段170(図2参照)が組み込まれ、次
いで帯電ローラ160(図2参照)が組み込まれ、その
後、像担持体ユニット101が組み込まれる。
【0015】図2に示すように、クリーニング手段17
0は、感光体140の外周面に残留し付着しているトナ
ーを掻き落とすクリーニングブレード171と、このク
リーニングブレード171によって掻き落とされたトナ
ーを一時的に貯留する貯留部1721と、この貯留部1
721から溢れたトナーを受ける受け部172と、この
受け部172の底部に配置され、トナーを搬送する搬送
手段としてのトナー搬送スクリュー173とを備えてい
る。
0は、感光体140の外周面に残留し付着しているトナ
ーを掻き落とすクリーニングブレード171と、このク
リーニングブレード171によって掻き落とされたトナ
ーを一時的に貯留する貯留部1721と、この貯留部1
721から溢れたトナーを受ける受け部172と、この
受け部172の底部に配置され、トナーを搬送する搬送
手段としてのトナー搬送スクリュー173とを備えてい
る。
【0016】クリーニングブレード171は、その上部
がブレードホルダ174に固定されている。ブレードホ
ルダ174は板金製であり、その両端に設けられたアー
ム174a,174a(一方のみ図示)が軸211,2
11(一方のみ図示)によって側部210,220に対
して揺動可能に取り付けられている。主連結部230と
ブレードホルダ174との間には、ブレード付勢バネ
(圧縮コイルバネ)175が設けられており、図2に示
すように像担持体ユニット101がカートリッジケース
200に組み込まれると、ブレード付勢バネ175の付
勢力およびクリーニングブレード171自身の弾性によ
ってクリーニングブレード171の先端部(縁部)17
1aが感光体140の表面に当接されるようになってい
る。このような構造によれば、ブレード171の形状精
度やゴム硬度に左右されず、ブレード171を感光体1
40へ一定圧力で圧接させることができる。また、圧力
変動を小さくして感光体140のフィルミングを防止す
ることができる。
がブレードホルダ174に固定されている。ブレードホ
ルダ174は板金製であり、その両端に設けられたアー
ム174a,174a(一方のみ図示)が軸211,2
11(一方のみ図示)によって側部210,220に対
して揺動可能に取り付けられている。主連結部230と
ブレードホルダ174との間には、ブレード付勢バネ
(圧縮コイルバネ)175が設けられており、図2に示
すように像担持体ユニット101がカートリッジケース
200に組み込まれると、ブレード付勢バネ175の付
勢力およびクリーニングブレード171自身の弾性によ
ってクリーニングブレード171の先端部(縁部)17
1aが感光体140の表面に当接されるようになってい
る。このような構造によれば、ブレード171の形状精
度やゴム硬度に左右されず、ブレード171を感光体1
40へ一定圧力で圧接させることができる。また、圧力
変動を小さくして感光体140のフィルミングを防止す
ることができる。
【0017】受け部172は、主連結部230の下部に
よって主連結部230と一体に形成されている。ブレー
ドホルダ174の上面と主連結部230の内面に形成さ
れた溝部231との間には、フォーム材からなる背面シ
ール部材176が設けられている。また、クリーニング
ブレード171先端の下方には、すくいシート177が
設けられている。すくいシート177は、その基部が主
連結部230に固定されており、その先端縁部が感光体
140の表面と摺接して、トナーの漏れを防止する。
よって主連結部230と一体に形成されている。ブレー
ドホルダ174の上面と主連結部230の内面に形成さ
れた溝部231との間には、フォーム材からなる背面シ
ール部材176が設けられている。また、クリーニング
ブレード171先端の下方には、すくいシート177が
設けられている。すくいシート177は、その基部が主
連結部230に固定されており、その先端縁部が感光体
140の表面と摺接して、トナーの漏れを防止する。
【0018】トナー搬送スクリュー173は、図4に示
すように、スクリューの軸173aの一端部173a1
が受け部172の側壁172aに回転可能に支持されて
いる。軸173aの他端部173a2は、受け部172
に連結されたトナー搬送用のパイプ状通路178の端部
近くにおいて自由状態(不支持状態)となっている。軸
173aの一端には、ギア173bが固定されており、
このギア173bが、図5に示すように減速ギア173
cを介して、前述した像担持体ユニット101のギア1
92と噛み合っている。したがって、像担持体ユニット
101の像担持体140が回転駆動されると、トナー搬
送スクリュー173も回転駆動され、受け部172中の
トナーが図4において右方(矢印X2方向)に搬送され
る。搬送されたトナーは、トナー搬送用のパイプ状通路
178の端部近くに形成された排出口178aから落下
し、図示しない廃トナーボトルに回収される。
すように、スクリューの軸173aの一端部173a1
が受け部172の側壁172aに回転可能に支持されて
いる。軸173aの他端部173a2は、受け部172
に連結されたトナー搬送用のパイプ状通路178の端部
近くにおいて自由状態(不支持状態)となっている。軸
173aの一端には、ギア173bが固定されており、
このギア173bが、図5に示すように減速ギア173
cを介して、前述した像担持体ユニット101のギア1
92と噛み合っている。したがって、像担持体ユニット
101の像担持体140が回転駆動されると、トナー搬
送スクリュー173も回転駆動され、受け部172中の
トナーが図4において右方(矢印X2方向)に搬送され
る。搬送されたトナーは、トナー搬送用のパイプ状通路
178の端部近くに形成された排出口178aから落下
し、図示しない廃トナーボトルに回収される。
【0019】パイプ状通路178には、その軸線方向に
スライド可能なシャッター172cが設けられている。
このシャッター172cは、画像形成装置の図示してい
ない外装カバーを閉めると図4において仮想線で示すよ
うに左方(矢印X1方向)にスライドしてトナー排出口
178aを開き、外装カバーを開けると図4において実
線で示すように右方(矢印X2方向)にスライドしてト
ナー排出口178aを閉じるようになっている。
スライド可能なシャッター172cが設けられている。
このシャッター172cは、画像形成装置の図示してい
ない外装カバーを閉めると図4において仮想線で示すよ
うに左方(矢印X1方向)にスライドしてトナー排出口
178aを開き、外装カバーを開けると図4において実
線で示すように右方(矢印X2方向)にスライドしてト
ナー排出口178aを閉じるようになっている。
【0020】図6は図4の部分拡大図(図10における
VI−VI断面図)、図7は図6の部分拡大図、図8は
図7におけるVIII−VIII断面図、図9(a)は
図8に示すシャッター172cが開いた状態の断面図、
図9(b)は図(a)の部分底面図、図10は図9
(a)におけるX−X断面図である。これらの図(主と
して図6)に示すように、シャッター172cは、筒状
部C1と、この筒状部C1の一端に形成されたバネ受け
部C2と、他端に形成された、図示しない装置前面カバ
ーとの当接部C3とを備えており、パイプ状通路178
に嵌装されることでパイプ状通路178に沿って矢印X
1,X2方向へスライド可能に取り付けられている。図
6に示すように、シャッター172cのバネ受け部C2
と、パイプ状通路178のバネ受け部178bとの間に
は付勢部材であるシャッタバネ(コイルスプリング)C
4が設けられており、このバネC4の作用でシャッター
172cはパイプ状通路178のトナー排出口178a
を閉じる方向に(図6においてX2方向に)常時付勢さ
れているが、筒状部C1のバネ受け部C2側には、図7
にも示すように爪C5が形成されており、この爪C5
が、パイプ状通路178の外周面に形成された爪ガイド
溝178cの端壁178c1に当接することで前記X2
方向へのスライドが規制されている。すなわち、爪ガイ
ド溝178cの端壁178c1は、爪C5と係合するこ
とでシャッタ172cのスライド範囲を規制するストッ
パを構成している。
VI−VI断面図)、図7は図6の部分拡大図、図8は
図7におけるVIII−VIII断面図、図9(a)は
図8に示すシャッター172cが開いた状態の断面図、
図9(b)は図(a)の部分底面図、図10は図9
(a)におけるX−X断面図である。これらの図(主と
して図6)に示すように、シャッター172cは、筒状
部C1と、この筒状部C1の一端に形成されたバネ受け
部C2と、他端に形成された、図示しない装置前面カバ
ーとの当接部C3とを備えており、パイプ状通路178
に嵌装されることでパイプ状通路178に沿って矢印X
1,X2方向へスライド可能に取り付けられている。図
6に示すように、シャッター172cのバネ受け部C2
と、パイプ状通路178のバネ受け部178bとの間に
は付勢部材であるシャッタバネ(コイルスプリング)C
4が設けられており、このバネC4の作用でシャッター
172cはパイプ状通路178のトナー排出口178a
を閉じる方向に(図6においてX2方向に)常時付勢さ
れているが、筒状部C1のバネ受け部C2側には、図7
にも示すように爪C5が形成されており、この爪C5
が、パイプ状通路178の外周面に形成された爪ガイド
溝178cの端壁178c1に当接することで前記X2
方向へのスライドが規制されている。すなわち、爪ガイ
ド溝178cの端壁178c1は、爪C5と係合するこ
とでシャッタ172cのスライド範囲を規制するストッ
パを構成している。
【0021】図10に示すように、パイプ状通路178
の外周面178dには、上部に1本の凸条178eが形
成されていると共に、この凸条178eの両側において
平行に2本のガイド溝178f、178fが形成され、
さらに、高さ方向における中間線O1よりも下方であっ
てパイプ状通路178の直下部178j以外の部位にお
いて一対の凸条178g、178gが形成されている。
これら凸条178e、178g、およびガイド溝178
fは、パイプ状通路178の軸線方向において、シャッ
ター172cのスライド範囲に亘って形成されている。
一方、シャッター172cの内周面C6の上部には、前
記パイプ状通路178のガイド溝178f、178fに
対してそれぞれスライド可能に嵌まり合う凸部C7,C
7が形成されており、これら凸部C7がガイド溝178
fに嵌まり合った状態では、シャッター172cの内周
面C6が、上記パイプ状通路178の外周面に形成され
た3本の凸条178e,178g,178gによって、
いわば3点で支持され、パイプ状通路178の外周面1
78dとシャッタ172cの内周面C6との間に間隔
(この場合、3の間隔S1,S2,S3)が形成される
ようになっている。シャッター172cは、その凸部C
7がパイプ状通路178のガイド溝178fに嵌まり合
っていることで、パイプ状通路178の軸線周りの回動
が規制されている。
の外周面178dには、上部に1本の凸条178eが形
成されていると共に、この凸条178eの両側において
平行に2本のガイド溝178f、178fが形成され、
さらに、高さ方向における中間線O1よりも下方であっ
てパイプ状通路178の直下部178j以外の部位にお
いて一対の凸条178g、178gが形成されている。
これら凸条178e、178g、およびガイド溝178
fは、パイプ状通路178の軸線方向において、シャッ
ター172cのスライド範囲に亘って形成されている。
一方、シャッター172cの内周面C6の上部には、前
記パイプ状通路178のガイド溝178f、178fに
対してそれぞれスライド可能に嵌まり合う凸部C7,C
7が形成されており、これら凸部C7がガイド溝178
fに嵌まり合った状態では、シャッター172cの内周
面C6が、上記パイプ状通路178の外周面に形成され
た3本の凸条178e,178g,178gによって、
いわば3点で支持され、パイプ状通路178の外周面1
78dとシャッタ172cの内周面C6との間に間隔
(この場合、3の間隔S1,S2,S3)が形成される
ようになっている。シャッター172cは、その凸部C
7がパイプ状通路178のガイド溝178fに嵌まり合
っていることで、パイプ状通路178の軸線周りの回動
が規制されている。
【0022】図11に示すように、シャッター172c
の筒状部C1には、前述した爪C5の周方向における両
側に、軸線方向(図11において左右方向)に伸びるス
リットC8(片側のスリットのみ図示)が形成されてお
り、これによって、爪C5は可撓性を有している。シャ
ッター172cをパイプ状通路178に装着するには、
先ずコイルスプリングC4をパイプ状通路178に装着
し、次いで、図11に示すように、コイルスプリングC
4のリング状の端部C41にバネ受け部C2を係合させ
るようにして筒状部C1をパイプ状通路178に嵌め込
んで行く(パイプ状通路178を筒状部C1に挿入して
行く)。この際、爪C5は、図11に示すように、その
先端C51がパイプ状通路178の外周面178dに沿
うようにして撓むとともにその前面C52がコイルスプ
リングC4のリング状の端部C41と当接してコイルス
プリングC4を収縮させて行く。そして、先端C51が
パイプ状通路178の爪ガイド溝178cに達してこれ
に落ち込むと、図7に示すように、爪C5が元位置に復
帰し、この爪C5の元位置への復帰と同時にその前面C
52によるコイルスプリングC4の端部C41への押圧
が解除され、コイルスプリングC4の端部C41が爪前
面C52から弾けるようにして伸びてバネ受け部C2と
完全に係合することとなる。これと同時に、コイルスプ
リングC4のリング状の端部C41は、爪C5の外周側
に位置することとなり、いわば止めリングの役割をなし
て爪C5の外方への撓みを規制し、爪C5がパイプ状通
路178の爪ガイド溝178cから外れることが防止さ
れることとなる。このようにして、シャッター172c
は、上述したようにパイプ状通路178に対してスライ
ド可能に装着された状態となる。
の筒状部C1には、前述した爪C5の周方向における両
側に、軸線方向(図11において左右方向)に伸びるス
リットC8(片側のスリットのみ図示)が形成されてお
り、これによって、爪C5は可撓性を有している。シャ
ッター172cをパイプ状通路178に装着するには、
先ずコイルスプリングC4をパイプ状通路178に装着
し、次いで、図11に示すように、コイルスプリングC
4のリング状の端部C41にバネ受け部C2を係合させ
るようにして筒状部C1をパイプ状通路178に嵌め込
んで行く(パイプ状通路178を筒状部C1に挿入して
行く)。この際、爪C5は、図11に示すように、その
先端C51がパイプ状通路178の外周面178dに沿
うようにして撓むとともにその前面C52がコイルスプ
リングC4のリング状の端部C41と当接してコイルス
プリングC4を収縮させて行く。そして、先端C51が
パイプ状通路178の爪ガイド溝178cに達してこれ
に落ち込むと、図7に示すように、爪C5が元位置に復
帰し、この爪C5の元位置への復帰と同時にその前面C
52によるコイルスプリングC4の端部C41への押圧
が解除され、コイルスプリングC4の端部C41が爪前
面C52から弾けるようにして伸びてバネ受け部C2と
完全に係合することとなる。これと同時に、コイルスプ
リングC4のリング状の端部C41は、爪C5の外周側
に位置することとなり、いわば止めリングの役割をなし
て爪C5の外方への撓みを規制し、爪C5がパイプ状通
路178の爪ガイド溝178cから外れることが防止さ
れることとなる。このようにして、シャッター172c
は、上述したようにパイプ状通路178に対してスライ
ド可能に装着された状態となる。
【0023】図10に示すように、パイプ状通路178
には、取付部178hが一体的に形成されており、シャ
ッター172cが装着されたパイプ状通路178は、取
付部178hを、図4に示すように、ネジ178iで、
カートリッジケース200の側部220に固着すること
でカートリッジケース200に取り付けられる。
には、取付部178hが一体的に形成されており、シャ
ッター172cが装着されたパイプ状通路178は、取
付部178hを、図4に示すように、ネジ178iで、
カートリッジケース200の側部220に固着すること
でカートリッジケース200に取り付けられる。
【0024】図8および図9に明示されるように、パイ
プ状通路178には、そのトナー排出口178aの、シ
ャッタ172cのスライド方向(図8矢印X1,X2方
向)両側にシール部材179が設けられている。このシ
ール部材179のシャッタ172cのスライド方向にお
ける長さは、図9(a)に示すように、開方向(矢印X
1方向)へのスライド方向側179aの長さLaが閉方
向へのスライド方向側179bの長さLbよりも長く構
成されている。シール部材179は、適宜の材料で構成
することができ、例えば、起毛材やフェルト等で構成す
ることができる。なお、この実施の形態では、図9
(b)に示すように、シート状のシール材を略「ロ」型
に切断(打ち抜き)してシール部材179を構成し、こ
れをトナー排出口178aの周囲に接着剤で貼着してあ
る。これによって、トナー排出口178aの円周方向に
おける両側(179c、179c)もシール部材179
のサイドシール部179c、179cでシールされてい
る。
プ状通路178には、そのトナー排出口178aの、シ
ャッタ172cのスライド方向(図8矢印X1,X2方
向)両側にシール部材179が設けられている。このシ
ール部材179のシャッタ172cのスライド方向にお
ける長さは、図9(a)に示すように、開方向(矢印X
1方向)へのスライド方向側179aの長さLaが閉方
向へのスライド方向側179bの長さLbよりも長く構
成されている。シール部材179は、適宜の材料で構成
することができ、例えば、起毛材やフェルト等で構成す
ることができる。なお、この実施の形態では、図9
(b)に示すように、シート状のシール材を略「ロ」型
に切断(打ち抜き)してシール部材179を構成し、こ
れをトナー排出口178aの周囲に接着剤で貼着してあ
る。これによって、トナー排出口178aの円周方向に
おける両側(179c、179c)もシール部材179
のサイドシール部179c、179cでシールされてい
る。
【0025】図3に示したように、像担持体カートリッ
ジ100は、画像形成装置のフレーム82に着脱可能に
装着される。フレーム82は、相平行して設けられた一
対の板状フレーム82a、82bを有している。一方の
板状フレーム82aには、駆動ユニット300が設けら
れており、他方の板状フレーム82bには、像担持体カ
ートリッジ100を図2において矢印X1、X2方向に
出し入れする(抜き差しする)ための穴83が設けられ
ている。
ジ100は、画像形成装置のフレーム82に着脱可能に
装着される。フレーム82は、相平行して設けられた一
対の板状フレーム82a、82bを有している。一方の
板状フレーム82aには、駆動ユニット300が設けら
れており、他方の板状フレーム82bには、像担持体カ
ートリッジ100を図2において矢印X1、X2方向に
出し入れする(抜き差しする)ための穴83が設けられ
ている。
【0026】駆動ユニット300は、駆動源であるモー
タ310と、歯車伝達機構が収納されたミッションケー
ス320と、その出力軸321に固定された前記駆動側
カップリング330とを有している。カップリング33
0は、その取り付け部である出力軸321に対してスラ
イド不能に設けられている。駆動ユニット300は、そ
のミッションケース320のフランジ部322が付勢手
段である圧縮バネ323を介して板状フレーム82aに
取り付けられることで板状フレーム82aに取り付けら
れている。フランジ部322にはピン324が設けられ
ており、このピン324が板状フレーム82aに対して
矢印X1,X2方向へスライド可能に取り付けられてい
て、ピン324の回りに前記圧縮バネ323が設けられ
ていることから、駆動ユニット300は圧縮バネ323
によって常時矢印X1方向へ付勢されているが、図示の
ように像担持体カートリッジ100が装着されると矢印
X2方向に移動しつつ圧縮バネ323の付勢力によって
駆動側のカップリング330と従動側のカップリング1
90とが確実に結合されることとなる。すなわち、前記
圧縮バネ323は、駆動ユニット300全体を付勢する
ことで、駆動側カップリング330をその取り付け部で
ある出力軸321を介して従動側カップリング190へ
向けて付勢するようになっている。
タ310と、歯車伝達機構が収納されたミッションケー
ス320と、その出力軸321に固定された前記駆動側
カップリング330とを有している。カップリング33
0は、その取り付け部である出力軸321に対してスラ
イド不能に設けられている。駆動ユニット300は、そ
のミッションケース320のフランジ部322が付勢手
段である圧縮バネ323を介して板状フレーム82aに
取り付けられることで板状フレーム82aに取り付けら
れている。フランジ部322にはピン324が設けられ
ており、このピン324が板状フレーム82aに対して
矢印X1,X2方向へスライド可能に取り付けられてい
て、ピン324の回りに前記圧縮バネ323が設けられ
ていることから、駆動ユニット300は圧縮バネ323
によって常時矢印X1方向へ付勢されているが、図示の
ように像担持体カートリッジ100が装着されると矢印
X2方向に移動しつつ圧縮バネ323の付勢力によって
駆動側のカップリング330と従動側のカップリング1
90とが確実に結合されることとなる。すなわち、前記
圧縮バネ323は、駆動ユニット300全体を付勢する
ことで、駆動側カップリング330をその取り付け部で
ある出力軸321を介して従動側カップリング190へ
向けて付勢するようになっている。
【0027】他方の板状フレーム82bには、像担持体
カートリッジ100に設けられた位置決めピン226が
挿入される位置決め穴84が設けられているとともに、
像担持体カートリッジ100の着脱操作用のレバー85
が設けられている。レバー85は、図12にも示すよう
に、フレーム82bに設けられた軸86でフレーム82
bに対して回動可能に取り付けられており、摘み部85
aと、これと一体の押さえ部85b、85bとを備えて
いる。また、板状フレーム82bには、フランジ部87
aを有する係合部87が設けられているとともに、前記
レバー85には、その押さえ部85b、85bの間にお
いて、上記フレームの係合部87と係脱可能な係合部8
5cが形成されている。したがって、像担持体カートリ
ッジ100を図3に示すように挿入してレバー85を図
3および図12の実線で示す位置へ回動させると、レバ
ー85の係合部85cがフレームの係合部87(そのフ
ランジ部87a)と係合して押さえ部85b、85bが
像担持体カートリッジ100の前面100aを押圧し、
像担持体カートリッジ100が固定されて、前述したよ
うに、圧縮バネ323の付勢力で、駆動側カップリング
330と従動側カップリング190とが確実に噛み合う
こととなる。また、上の状態からレバー85を図12に
仮想線で示すように回動させ、レバー85の係合部85
cとフレームの係合部87(そのフランジ部87a)と
の係合を解除して、押さえ部85bによる像担持体カー
トリッジ100の前面100aに対する押圧を解除する
ことで、像担持体カートリッジ100を矢印X1方向へ
抜き出すことが可能となる。
カートリッジ100に設けられた位置決めピン226が
挿入される位置決め穴84が設けられているとともに、
像担持体カートリッジ100の着脱操作用のレバー85
が設けられている。レバー85は、図12にも示すよう
に、フレーム82bに設けられた軸86でフレーム82
bに対して回動可能に取り付けられており、摘み部85
aと、これと一体の押さえ部85b、85bとを備えて
いる。また、板状フレーム82bには、フランジ部87
aを有する係合部87が設けられているとともに、前記
レバー85には、その押さえ部85b、85bの間にお
いて、上記フレームの係合部87と係脱可能な係合部8
5cが形成されている。したがって、像担持体カートリ
ッジ100を図3に示すように挿入してレバー85を図
3および図12の実線で示す位置へ回動させると、レバ
ー85の係合部85cがフレームの係合部87(そのフ
ランジ部87a)と係合して押さえ部85b、85bが
像担持体カートリッジ100の前面100aを押圧し、
像担持体カートリッジ100が固定されて、前述したよ
うに、圧縮バネ323の付勢力で、駆動側カップリング
330と従動側カップリング190とが確実に噛み合う
こととなる。また、上の状態からレバー85を図12に
仮想線で示すように回動させ、レバー85の係合部85
cとフレームの係合部87(そのフランジ部87a)と
の係合を解除して、押さえ部85bによる像担持体カー
トリッジ100の前面100aに対する押圧を解除する
ことで、像担持体カートリッジ100を矢印X1方向へ
抜き出すことが可能となる。
【0028】像担持体カートリッジ100は、図3に示
すように画像形成装置に組み込まれると、カップリング
190に駆動ユニット300の駆動側カップリング33
0が噛み合うことによって、その像担持体140が回転
駆動され、トナー搬送スクリュー173も回転駆動され
る。上述したような像担持体カートリッジ100の着脱
操作や、図示しない廃トナーボトルの着脱操作等は、画
像形成装置の前面カバーを開けることで行われるが、前
面カバーを開けた際には、上記シャッター172cが閉
じるので、トナー排出口178aからのトナー漏れが生
じることはない。また、前面カバーを閉じると、その図
示しない当接部がシャッター172cの当接部C3と当
接してシャッター172cを開き、トナー搬送スクリュ
ー173で搬送されてきたトナーの廃トナーボトルへの
回収が可能となる。
すように画像形成装置に組み込まれると、カップリング
190に駆動ユニット300の駆動側カップリング33
0が噛み合うことによって、その像担持体140が回転
駆動され、トナー搬送スクリュー173も回転駆動され
る。上述したような像担持体カートリッジ100の着脱
操作や、図示しない廃トナーボトルの着脱操作等は、画
像形成装置の前面カバーを開けることで行われるが、前
面カバーを開けた際には、上記シャッター172cが閉
じるので、トナー排出口178aからのトナー漏れが生
じることはない。また、前面カバーを閉じると、その図
示しない当接部がシャッター172cの当接部C3と当
接してシャッター172cを開き、トナー搬送スクリュ
ー173で搬送されてきたトナーの廃トナーボトルへの
回収が可能となる。
【0029】以上のような画像形成装置によれば、次の
ような作用効果が得られる。 (a)像担持体140上から除去された廃トナーが搬送
されるパイプ状通路178と、このパイプ状通路178
に設けられた廃トナーの排出口178aと、パイプ状通
路178に対してスライド可能に設けられ、前記排出口
178aを開閉するシャッタ172cとを備え、パイプ
状通路178には、その排出口178aの、シャッタ1
72cのスライド方向両側にシール部材179が設けら
れているとともに、このシール部材179のシャッタ1
72cのスライド方向における長さが、開方向へのスラ
イド方向側179aの長さLaの方が閉方向へのスライ
ド方向側179bの長さLbよりも長く構成されている
ので、この画像形成装置によれば、以下に説明するよう
に、シール部材179によるシール効果が良好に得られ
ると同時にシャッタ172cの円滑な開閉動作が得られ
ることとなる。すなわち、この実施の形態の画像形成装
置によれば、排出口178aの両側に設けられたシール
部材のシャッタのスライド方向における長さが、開方向
へのスライド方向側179aの長さLaが長く構成され
ているので、図8に示すようにシャッタ172cが閉じ
ている間にパイプ状通路178の排出口178aからシ
ャッタ172c上に僅かに堆積したトナーT’は、シャ
ッタ172cが開く際にシャッタ172cと共に移動す
ることがシール部材179の、上記開方向へのスライド
方向側179aによって良好に阻止されることとなり、
結果として、シャッタ端部C9から漏れ出すということ
が極めて生じにくくなる。なお、シール部材179の上
記部位179aによって移動が阻止されたトナーT’
は、下方に落下することとなるが、下方には、図示しな
い廃トナーボトルのトナー回収口が配置されているの
で、廃トナーボトルに回収されることとなる。一方、シ
ール部材179のシャッタの閉方向へのスライド方向側
179bの長さLbは、比較的短く構成されているの
で、これによってシャッタ172cのスライド動作が悪
化するということはなくなる。以上のように、この画像
形成装置によれば、シール効果が良好に得られると同時
にシャッタの円滑な開閉動作が得られることとなる。 (b)シャッタ172cには、可撓性を有する爪C5が
形成されているとともに、パイプ状通路178には爪C
5と係合することでシャッタ172cのスライド範囲を
規制するストッパ178c1が設けられているので、パ
イプ状通路178へのシャッタ172cの装着が簡単に
なる。そして、この画像形成装置によれば、付勢部材C
4がコイルスプリングで構成されているとともに、この
コイルスプリングC4のリング状の一端部C41が爪C
5の外周側に位置して爪の外周側への撓みを規制してい
る構成となっているので、付勢部材C4の付勢力を強く
し、したがって、シャッター172cが閉じる際に爪C
5がストッパ178c1と強く当接することとなって
も、爪C5が外周側に撓んでストッパ178c1から外
れてしまうということがなくなる。したがって、この画
像形成装置によれば、シャッタ172cをパイプ状通路
178に対して簡単に装着することが可能となるととも
に、付勢部材C4の付勢力を強くすることができて、シ
ャッタ172cの、より円滑かつ確実な開閉動作を得る
ことが可能となる。 (c)爪C5は、シャッタ172cをパイプ状通路17
8に装着する際にパイプ状通路178の外周面178d
と当接して外周側に撓んだ状態でコイルスプリングC4
を収縮させ、ストッパ178c1と係合可能な位置に達
したときに元位置に復帰し、この復帰によりコイルスプ
リングC4の一端部C41が爪C5の外周側に位置して
爪C5の外周側への撓みを規制する構成となっているの
で、シャッタ172cをより一層簡単に装着することが
できるようになる。 (d)パイプ状通路178の外周面178dとこの外周
面178dと対向するシャッタ172cの内周面C6と
の間に、これら外周面178dと内周面C6との間に間
隔S(S1,S2,S3)を形成する凸状(突起状のス
ペーサ)178e、178g、178gが形成され、こ
の突起状のスペーサ178e、178g、178gを介
してシャッタ172cがパイプ状通路178に支持され
ているので、パイプ状通路178の外周面178dとシ
ャッタ172cの内周面C6との間に侵入するトナー
(この実施の形態ではシール部材179が設けられてい
るので、パイプ状通路178の外周面178dとシャッ
タ172cの内周面C6との間にトナーが侵入するとい
う事態は極めて生じ難いが僅かずつ徐々に侵入すること
もないとはいえない)は、スペーサ178e、178
g、178g部以外の間隔S(この実施の形態の場合、
特に、下方の間隔S1)に侵入しやすくなってスペーサ
178e、178g、178gとその接触面との間(こ
の実施の形態ではパイプ状通路178の外周面178d
にスペーサが形成されているので、スペーサとシャッタ
172cの内周面C6との間)には侵入しにくくなると
同時に、パイプ状通路178の外周面178dとシャッ
タ172cの内周面C6との間の接触面積が小さくな
る。したがって、パイプ状通路178の外周面178d
とシャッタ172cの内周面C6との間に侵入したトナ
ーがシャッター172cの摺動性を低下させるという事
態が生じにくくなると同時に、シャッタ172cのスラ
イドに対する摩擦抵抗も小さくなるため、シャッタ17
2cのより一層円滑なスライド動作が得られることとな
る。したがってまた、付勢部材C4の付勢力を比較的小
さくすることも可能となる。しかも、突起状のスペーサ
を介してシャッタ172cがパイプ状通路178に支持
される構成であるので、部品精度(シャッター172c
およびパイプ状通路178の精度)を出しやすくなって
成形が容易となり、精度不良によるシャッター172c
の摺動性の低下も生じ難くなる。 (e)凸状178e、178g、178gは、パイプ状
通路178の周方向に関して3個(3個以上とすること
も可能である)形成されているので、パイプ状通路17
8によるシャッタ172cの支持状態が安定し、シャッ
タ172cの一層円滑なスライド動作が得られることと
なる。 (f)凸状178e、178g、178gは、パイプ状
通路178の直下部178j以外の部位に形成されてい
るので、凸状とその接触面C6との間にトナーが一層侵
入しにくくなり、結果として、シャッタ172cのより
一層円滑なスライド動作が得られることとなる。
ような作用効果が得られる。 (a)像担持体140上から除去された廃トナーが搬送
されるパイプ状通路178と、このパイプ状通路178
に設けられた廃トナーの排出口178aと、パイプ状通
路178に対してスライド可能に設けられ、前記排出口
178aを開閉するシャッタ172cとを備え、パイプ
状通路178には、その排出口178aの、シャッタ1
72cのスライド方向両側にシール部材179が設けら
れているとともに、このシール部材179のシャッタ1
72cのスライド方向における長さが、開方向へのスラ
イド方向側179aの長さLaの方が閉方向へのスライ
ド方向側179bの長さLbよりも長く構成されている
ので、この画像形成装置によれば、以下に説明するよう
に、シール部材179によるシール効果が良好に得られ
ると同時にシャッタ172cの円滑な開閉動作が得られ
ることとなる。すなわち、この実施の形態の画像形成装
置によれば、排出口178aの両側に設けられたシール
部材のシャッタのスライド方向における長さが、開方向
へのスライド方向側179aの長さLaが長く構成され
ているので、図8に示すようにシャッタ172cが閉じ
ている間にパイプ状通路178の排出口178aからシ
ャッタ172c上に僅かに堆積したトナーT’は、シャ
ッタ172cが開く際にシャッタ172cと共に移動す
ることがシール部材179の、上記開方向へのスライド
方向側179aによって良好に阻止されることとなり、
結果として、シャッタ端部C9から漏れ出すということ
が極めて生じにくくなる。なお、シール部材179の上
記部位179aによって移動が阻止されたトナーT’
は、下方に落下することとなるが、下方には、図示しな
い廃トナーボトルのトナー回収口が配置されているの
で、廃トナーボトルに回収されることとなる。一方、シ
ール部材179のシャッタの閉方向へのスライド方向側
179bの長さLbは、比較的短く構成されているの
で、これによってシャッタ172cのスライド動作が悪
化するということはなくなる。以上のように、この画像
形成装置によれば、シール効果が良好に得られると同時
にシャッタの円滑な開閉動作が得られることとなる。 (b)シャッタ172cには、可撓性を有する爪C5が
形成されているとともに、パイプ状通路178には爪C
5と係合することでシャッタ172cのスライド範囲を
規制するストッパ178c1が設けられているので、パ
イプ状通路178へのシャッタ172cの装着が簡単に
なる。そして、この画像形成装置によれば、付勢部材C
4がコイルスプリングで構成されているとともに、この
コイルスプリングC4のリング状の一端部C41が爪C
5の外周側に位置して爪の外周側への撓みを規制してい
る構成となっているので、付勢部材C4の付勢力を強く
し、したがって、シャッター172cが閉じる際に爪C
5がストッパ178c1と強く当接することとなって
も、爪C5が外周側に撓んでストッパ178c1から外
れてしまうということがなくなる。したがって、この画
像形成装置によれば、シャッタ172cをパイプ状通路
178に対して簡単に装着することが可能となるととも
に、付勢部材C4の付勢力を強くすることができて、シ
ャッタ172cの、より円滑かつ確実な開閉動作を得る
ことが可能となる。 (c)爪C5は、シャッタ172cをパイプ状通路17
8に装着する際にパイプ状通路178の外周面178d
と当接して外周側に撓んだ状態でコイルスプリングC4
を収縮させ、ストッパ178c1と係合可能な位置に達
したときに元位置に復帰し、この復帰によりコイルスプ
リングC4の一端部C41が爪C5の外周側に位置して
爪C5の外周側への撓みを規制する構成となっているの
で、シャッタ172cをより一層簡単に装着することが
できるようになる。 (d)パイプ状通路178の外周面178dとこの外周
面178dと対向するシャッタ172cの内周面C6と
の間に、これら外周面178dと内周面C6との間に間
隔S(S1,S2,S3)を形成する凸状(突起状のス
ペーサ)178e、178g、178gが形成され、こ
の突起状のスペーサ178e、178g、178gを介
してシャッタ172cがパイプ状通路178に支持され
ているので、パイプ状通路178の外周面178dとシ
ャッタ172cの内周面C6との間に侵入するトナー
(この実施の形態ではシール部材179が設けられてい
るので、パイプ状通路178の外周面178dとシャッ
タ172cの内周面C6との間にトナーが侵入するとい
う事態は極めて生じ難いが僅かずつ徐々に侵入すること
もないとはいえない)は、スペーサ178e、178
g、178g部以外の間隔S(この実施の形態の場合、
特に、下方の間隔S1)に侵入しやすくなってスペーサ
178e、178g、178gとその接触面との間(こ
の実施の形態ではパイプ状通路178の外周面178d
にスペーサが形成されているので、スペーサとシャッタ
172cの内周面C6との間)には侵入しにくくなると
同時に、パイプ状通路178の外周面178dとシャッ
タ172cの内周面C6との間の接触面積が小さくな
る。したがって、パイプ状通路178の外周面178d
とシャッタ172cの内周面C6との間に侵入したトナ
ーがシャッター172cの摺動性を低下させるという事
態が生じにくくなると同時に、シャッタ172cのスラ
イドに対する摩擦抵抗も小さくなるため、シャッタ17
2cのより一層円滑なスライド動作が得られることとな
る。したがってまた、付勢部材C4の付勢力を比較的小
さくすることも可能となる。しかも、突起状のスペーサ
を介してシャッタ172cがパイプ状通路178に支持
される構成であるので、部品精度(シャッター172c
およびパイプ状通路178の精度)を出しやすくなって
成形が容易となり、精度不良によるシャッター172c
の摺動性の低下も生じ難くなる。 (e)凸状178e、178g、178gは、パイプ状
通路178の周方向に関して3個(3個以上とすること
も可能である)形成されているので、パイプ状通路17
8によるシャッタ172cの支持状態が安定し、シャッ
タ172cの一層円滑なスライド動作が得られることと
なる。 (f)凸状178e、178g、178gは、パイプ状
通路178の直下部178j以外の部位に形成されてい
るので、凸状とその接触面C6との間にトナーが一層侵
入しにくくなり、結果として、シャッタ172cのより
一層円滑なスライド動作が得られることとなる。
【0030】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。例えば、上記実施の形態では、画像形成装置の
カバーの開閉動作でシャッター172cが開閉するよう
に構成されているが、画像形成装置本体に対して着脱可
能に取り付けられている廃トナーボトルの着脱操作によ
ってシャッタ172cが開閉されるように構成すること
もできる。また、上記の実施の形態では、像担持体の一
例として感光体をあげて説明したが、像担持体はこれに
限るものではなく、例えば、中間転写体であってもかま
わない。したがって、この発明の構造は、例えば、中間
転写体36のためのクリーナ39に対しても適用するこ
とができる。
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。例えば、上記実施の形態では、画像形成装置の
カバーの開閉動作でシャッター172cが開閉するよう
に構成されているが、画像形成装置本体に対して着脱可
能に取り付けられている廃トナーボトルの着脱操作によ
ってシャッタ172cが開閉されるように構成すること
もできる。また、上記の実施の形態では、像担持体の一
例として感光体をあげて説明したが、像担持体はこれに
限るものではなく、例えば、中間転写体であってもかま
わない。したがって、この発明の構造は、例えば、中間
転写体36のためのクリーナ39に対しても適用するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
シール効果が良好に得られると同時にシャッタの円滑な
開閉動作が得られることとなる。
シール効果が良好に得られると同時にシャッタの円滑な
開閉動作が得られることとなる。
【0032】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示
す概略正面図。
す概略正面図。
【図2】図1の部分拡大図。
【図3】像担持体カートリッジ100の画像形成装置の
フレーム82に対する装着状態を示す部分切断平面図。
フレーム82に対する装着状態を示す部分切断平面図。
【図4】像担持体ユニット101が組み込まれたカート
リッジケース200の一部を示す部分切断平面図で、主
として、トナー搬送スクリュー173,パイプ状通路1
78、およびシャッター172cを示す図。
リッジケース200の一部を示す部分切断平面図で、主
として、トナー搬送スクリュー173,パイプ状通路1
78、およびシャッター172cを示す図。
【図5】カートリッジケース200の一部を示す左側面
図(カートリッジケース200が組み込まれる画像形成
装置の背面側から見た図)。
図(カートリッジケース200が組み込まれる画像形成
装置の背面側から見た図)。
【図6】図4の部分拡大図。
【図7】図6の部分拡大図。
【図8】図7におけるVIII−VIII断面図。
【図9】(a)は図8に示すシャッター172cが開い
た状態の断面図、(b)は図(a)の部分底面図。
た状態の断面図、(b)は図(a)の部分底面図。
【図10】図9(a)におけるX−X断面図。
【図11】シャッター172cの装着時の説明図。
【図12】像担持体カートリッジ100および着脱操作
用のレバー85を画像形成装置の前面側から見た図。
用のレバー85を画像形成装置の前面側から見た図。
【図13】従来技術の説明図。
140 感光体(像担持体) 172c シャッタ 178 パイプ状通路 178a 廃トナーの排出口 179 シール部材 La シャッタの開方向へのスライド方向側の長さ Lb シャッタの閉方向へのスライド方向側の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北澤 淳憲 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H034 CA02 CB01
Claims (1)
- 【請求項1】 像担持体上から除去された廃トナーが搬
送されるパイプ状通路と、このパイプ状通路に設けられ
た廃トナーの排出口と、前記パイプ状通路に対してスラ
イド可能に設けられ、前記排出口を開閉するシャッタと
を備えた画像形成装置であって、 前記パイプ状通路には、その排出口の、前記シャッタの
スライド方向両側にシール部材が設けられているととも
に、このシール部材の前記シャッタのスライド方向にお
ける長さが、開方向へのスライド方向側の長さの方が閉
方向へのスライド方向側の長さよりも長く構成されてい
ることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041240A JP2001228768A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041240A JP2001228768A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001228768A true JP2001228768A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18564503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041240A Pending JP2001228768A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001228768A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013171105A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kyocera Document Solutions Inc | 現像剤搬送機構及びそれを備えた現像装置並びに画像形成装置 |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041240A patent/JP2001228768A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013171105A (ja) * | 2012-02-20 | 2013-09-02 | Kyocera Document Solutions Inc | 現像剤搬送機構及びそれを備えた現像装置並びに画像形成装置 |
US8855528B2 (en) | 2012-02-20 | 2014-10-07 | Kyocera Document Solutions Inc. | Developer transporting mechanism, developing device with the same, and image forming apparatus |
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