JP2001226034A - テイクアップワインダ - Google Patents
テイクアップワインダInfo
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- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Abstract
テイクアップワインダを提供すること。 【解決手段】 一定速度で供給される多数本の糸条Yを
それぞれ巻取る多数の巻取りユニット4を備え、巻取り
ユニット4は、綾振ドラム11と、これによって糸条Y
を綾振させつつ外周にパッケージとして巻き取るボビン
10と、ボビン10と綾振ドラム11とのいずれか一方
を駆動するトルクモータ13と、巻取り時の初期巻取り
張力を設定するためトルクモータ13の電源電圧を制御
する電圧設定手段15とを備えることにより、綾振機構
の簡略化を図ると共に、トルクモータ13の「トルク−
回転数特性」を利用し、糸条Yの巻取り張力の調整を、
特に高価な巻取り速度制御手段を使用することなく容易
に達成できる。
Description
ンダの改良に係り、更に詳しくは、フィードローラによ
って一定速度で供給される多数本の糸条を各々を所要幅
でトラバースさせつつ、前記フィードローラ等の給糸速
度に合わせて多数のボビン外周にパッケージとして巻き
取る多数の巻取りユニットを有するテイクアップワイン
ダの改良に関する。
外周にパッケージとして巻き取るテイクアップワインダ
として、給糸経路に設けたダンサーローラで糸条の張力
を検出しつつ、該ダンサーローラの変位に応じた速度制
御回路からの信号で、各ボビンを駆動するモータの回転
速度を制御している。
うな従来のテイクアップワインダでは、例えば、1本の
ビームに平行巻きされた約100〜300本もの多数本
の糸条をフィードローラによって一定速度で解舒し、各
糸条を所要幅でトラバースさせつつ、前記フィードロー
ラの給糸速度に合わせて多数のボビン外周に個々にパッ
ケージとして分繊しつつ巻き取るには、各巻取りユニッ
トにダンサーローラ及び速度制御回路を設ける必要があ
り、コストの高騰を招くという不具合がある。
巻取り軸をトルクモータで積極回転させると共に、ヤー
ンガイドを該トルクモータの出力軸に連動させたスクロ
ールカムで所定幅だけ積極的に往復動させ、糸条をトラ
バースさせながら巻き取るテイクアップワインダを用い
ることも考えられるが、このワインダにおいても、上述
のごとく1本のビームに平行巻かれた約100〜300
本の糸条を分繊して巻き取るような場合は、巻取りユニ
ットの数がこれに比例して多くなり、前記トラバース機
構のコストが嵩み、ワインダ全体の価格高騰を招くとい
う不具合がある。本発明は、かかる不具合を解消したテ
イクアップワインダを提供することを課題とする。
明は、一定速度で供給される多数本の糸条を、各々トラ
バースさせつつ、給糸速度に合わせて多数のボビンにそ
れぞれパッケージとして巻き取る多数の巻取りユニット
を有するテイクアップワインダであって、各巻取りユニ
ットには、前記ボビンと、外周に所定深さの無端螺旋溝
を有する綾振ドラムと、綾振ドラムを駆動するトルクモ
ータとを設け、かつ、各巻取りユニットへの電源回路に
は、巻取り時の初期巻取り張力を設定するため、トルク
モータの電源電圧を制御する共通1個の電圧設定手段を
設けたことで、綾振り機構を簡略化し、テイクアップワ
インダのコストを抑えることができるともに、巻取り時
の糸条の巻取り張力の調整を、高価な巻取り速度制御機
構を用いることなく容易に達成できる。
載の発明において、綾振ドラムを直接トルクモータの出
力軸に取り付けて積極回転させ、かつ、ボビンホルダー
に回転自在に軸支されるボビン上に形成されるパッケー
ジを該綾振ドラムに接触させて回転させると共に、前記
多数の巻取りユニットのうちの代表錘に設けたパッケー
ジの巻径の変化を検出する巻径検出手段と、該巻径検出
手段の検出信号に基づいて、パッケージの巻径増加に従
って前記多数の巻取りユニットの各トルクモータの電源
周波数を漸次変更させて、巻取り過程における巻き取り
張力を調整する共通1個の巻取り張力調整手段とを設け
たことで、巻径検出手段の設置を必要最小限に抑えるこ
とができ、かつ、各巻取りユニットでの糸条の巻取り張
力を一括して制御できるので張力の制御が容易となる。
供給される多数本の糸条を、各々トラバースさせつつ、
給糸速度に合わせて多数のボビンにそれぞれパッケージ
として巻き取る多数の巻取りユニットを有するテイクア
ップワインダであって、各巻取りユニットには、前記ボ
ビンと、外周に所定深さの無端螺旋溝を有する綾振ドラ
ムと、ボビンを駆動するトルクモータとを設け、かつ、
各巻取りユニットへの電源回路には、巻取り時の初期巻
取り張力を設定するため、トルクモータの電源電圧を制
御する共通1個の電圧設定手段と、前記多数の巻取りユ
ニットの各トルクモータの電源周波数を任意に設定し
て、巻取り過程における巻取り張力を調整する共通1個
の巻取り張力調整手段と、前記多数の巻取りユニットの
各トルクモータの電源周波数を任意に設定して、巻取り
過程における巻取り張力を調整する共通1個の巻取り張
力調整手段と、前記多数の巻取りユニットの各トルクモ
ータの電源周波数を任意に設定して、巻取り過程におけ
る巻取り張力の変化を調整する共通1個の巻取り張力調
整手段とを設けると共に、前記綾振ドラムを、前記綾振
ドラムに接触して回転させ、かつ、パッケージの巻径増
加に伴ってパッケージの半径方向外方へ移動するように
したことで、トルクモータの「トルク−回転数特性」を
効果的に利用し、パッケージの巻き径が増加するに従っ
てテイクアップワインダのメカニカルロスによる負荷が
増え、相対的に糸条の巻取り張力を自動的に漸減させる
ことができる。
供給される多数本の糸条を、各々トラバースさせつつ、
給糸速度に合わせて多数のボビンにそれぞれパッケージ
として巻き取る多数の巻取りユニットを有するテイクア
ップワインダであって、各巻取りユニットには、前記ボ
ビンと、外周に所定深さの無端螺旋溝を有する綾振ドラ
ムと、該ボビンを駆動するトルクモータとを設け、か
つ、各巻取りユニットへの電源回路には、巻取り時の初
期巻取り張力を設定するため、トルクモータの電源電圧
を制御する共通1個の電圧設定手段と、前記多数の巻取
りユニットの各トルクモータの電源周波数を任意に設定
して、巻取り過程における巻取り張力の変化を調整する
共通1個の巻取り張力調整手段とを設け、かつ、前記綾
振ドラムを定位置に回転自在に軸支し、ボビンをクレー
ドルの揺動端に回転自在に軸支させ且つ伝導機構を介し
てトルクモータの出力軸に連結されて積極駆動回転させ
ると共に、前記綾振ドラム上に前記ボビンに形成される
パッケージに接触させて、綾振ドラムを回転させるよう
にしたことで、トルクモータの「トルク−回転数特性」
を効果的に利用し、パッケージの巻き径が増加するに従
ってテイクアップワインダのメカニカルロスによる負荷
が増え、相対的に糸条の巻取り張力を自動的に漸減させ
ることができ、しかも、トルクモータとパッケージとの
間に介在させた伝導機構の増速比を適宜変更すること
で、巻取り張力の漸減割合を必要に応じて変更すること
ができる。
する。綿紡績糸等の糸条に糊付け処理を施して強化した
糊付け糸の多数本を供給源たるビーム1に巻き付けて準
備する。該ビーム1からフィードローラ2によってシー
ト状に引き出された糸条群は、図2に示すごとく、櫛歯
状のセパレータ3によって1本づつに分繊され、分繊さ
れた各糸条Yは、それぞれ各巻取ユニット4に1本づつ
巻き取られる。
図1に示すごとく、機枠5上に多段多列に、分繊された
糸条Yの数に対応する数だけ(図1は巻取ユニット4の
一部のみを示す)設けられ、前記セパレータ3は該機枠
5の上部に設け、該セパレータ3を経て分繊された糸条
Yは、セパレータ3の後方に設けた第1ローラ6並びに
各列の巻取ユニット4上部に設けた各ガイドローラ7を
経てそれぞれの巻取ユニット4に供給される。
ごとく、機枠5に設けた各板状フレーム8の一側に、糸
条Yをパッケージ9として巻き取るボビン10と、該ボ
ビン10に巻き取られる糸条Yをボビン10の母線方向
に綾振する綾振ドラム11と、該綾振ドラム11に糸条
Yを誘導する各ガイドローラ7の鉛直下方に設けた綾振
支点ローラ12とを備え、綾振ドラム11としては、円
筒体の外周に所定深さの無端螺旋溝11aを備える公知
の金属ドラムを用い、該綾振ドラム11を板状フレーム
8の他側に設けたトルクモータ13の出力軸13aに直
接取り付けて駆動回転させることで、糸条Yに上記無端
螺旋溝11aに応じた所定幅の綾振をさせる。
可能に基部を軸支したクレードル14の先端部に回転自
在に軸支し、該ボビン10は綾振ドラム11の外周面に
接触させて回転させるようにし、各巻取ユニット4の電
源回路には、巻取り初期の巻取り張力を設定するため、
各トルクモータ13の電源電圧を制御する共通1個の電
圧設定手段15たる手動式のスライダックを設けた。
各巻取ユニット4での巻取り張力のばらつきを修正する
可変抵抗器を示す。かくて、トルクモータ13の出力軸
トルクを電圧設定手段13で、パッケージ9を駆動する
ため必要最小限の値に設定すれば、各ボビン10に巻き
始めから巻き終りまで略一定の張力で糸条Yを巻き取る
ことができる。
して、糸条Yをボビン10に巻取る巻取り張力による負
荷の他に、ワインダーの回転部分のメカニカルロス(ト
ルクモータ13自身のメカニカルロスを含む)による負
荷がかかる。このメカニカルロスによる負荷は、糸条Y
の巻き始めから巻き終りまで一定ではなく、パッケージ
9の巻き径が増しボビンに働く回転モーメントが増える
と漸次減る傾向にある。このことから、パッケージ9が
巻き進むに従って相対的に糸条Yの巻取り張力は増す傾
向にある。しかし、テイクアップワインダでは、巻き進
む従って巻取り張力を漸減することが必要な場合があ
る。そこで、本実施の形態では、図3に示すごとく、パ
ッケージ9の巻径の変化を検出する巻径検出手段23を
多数の巻取りユニット4のうちの代表錘に設け、該巻径
検出手段23の検出信号に基づいて、パッケージ9の巻
径が増すに従い前記多数の巻取りユニット4の各トルク
モータ13の電源周波数を漸次減少させ、これに伴って
巻取りが進むに連れてトルクモータ13の出力軸13a
の出力トルクを漸減させて糸条張力を調整する共通1個
の調整手段17を設けた。これを詳述すると、巻径検出
手段23は、前記クレードル14の基部から突出する該
クレードル14と一体に回動する腕18と、該腕18に
設けたピン18aが係合する溝19aを備えるレバ19
と、該レバ19の回転軸19bと歯車列を介して連動す
るポテンショメータ(可変抵抗器)20とからなり、巻
取り張力調整手段17は、該ポテンショメータ20の抵
抗値の変化に応じてトルクモータ13の電源周波数を変
調するインバータを含む回路からなる。かくするとき
は、パッケージ9の巻径の増加によってクレードル14
が図3に示すごとく、矢印P方向に回動するとき、腕1
8並びに回転軸19bをQ方向に回転させる。これに伴
ってポテンショメータ20の抵抗値が増加し、該抵抗値
の増加に応じて巻取り張力調整手段(インバータを含む
回路)17の周波数を変更し、他の全ての巻取りユニッ
ト4に設けたトルクモータ13の電源周波数を変更する
ことで、全てのトルクモータ13の出力軸トルクを、パ
ッケージ9の巻径の増加するに連れて漸次減少させ、上
記する巻取りが進むに連れて糸条張力が増加するという
不具合も解消し、パッケージ9の不整巻き、例えば菊巻
きやバルジの発生を防止できる。しかも、共通一個の巻
取り張力調整手段(インバータを含む回路)17で全錘
の糸条張力を制御できるため、価格面で有利であり、操
作も簡単となる。なお、21は、各巻取ユニット4に設
けた巻取り張力修正手段たる手動式の可変抵抗器16を
備える制御ボックス、22は、糸条Yが切れたことを検
出する光電式糸切センサを示し、糸条Yが切れたとき信
号を発して前記フィードローラ2の運転を停止させる。
ライダックを、遠隔操作可能型に変更し、かつ、前記巻
径検出手段23の一部を構成するポテンショメータ(可
変抵抗器)20を、各可変抵抗器を遠隔操作するコント
ローラに変更して、該コントローラからの信号(パッケ
ージ巻径の増加に従って変化する)で、各遠隔操作可能
型スライダックの電圧を直接調整することも可能であ
り、この場合、図3に示す上記実施の形態のインバータ
は不要となる。
の形態も、ビーム1から供給される多数の糸条Yを、そ
れぞれ巻き取る多数の巻取りユニット4を備える点で、
前述の実施の形態と変わらないが、この実施の形態で
は、各ユニット4に設けたボビン10をトルクモータ1
3の出力軸13aに直接軸支し、該ボビン10上に形成
されるパッケージ9の外周面に綾振ドラム11を接触さ
せ、パッケージ9の回転に従って綾振ドラム11を回転
させるようにした。なお、綾振ドラム11はクレードル
14の先端に設けた軸14aに回転自在に軸支し、その
自重でパッケージ9と圧接させパッケージ9の巻径の増
大に伴ってボビン10の中心位置から漸次後退させるよ
うにした。各トルクモータ13は、それぞれ電圧設定手
段15として共通1個の手動式のスライダックと、巻き
取り張力調整手段17としてのインバータを電源に直列
に接続し、手動式のスライダックで各トルクモータ13
の電源電圧を設定することで、巻き取り初期の張力を設
定すると共に、インバータで各トルクモータ13の電源
周波数を人為的に設定することで、糸条Yの巻取り張力
の変化を任意に設定できるようにした。なお、各巻取ユ
ニット4には、各巻取ユニット4での巻取り張力のばら
つきを修正する可変抵抗器16を備えること先の実施の
形態と変わらない。
モータ13で駆動する方式であるため、パッケージ9の
巻き径が増えるに従って前記したメカニカルロスによる
負荷は増える傾向にあり、相対的に糸条Yの巻取り張力
は巻き進むに連れて自動的に減る傾向がある。また、ト
ルクモータ13は、電源周波数に応じて「トルク−回転
数特性曲線」の傾きが変化することを利用し、前記イン
バータによって、トルクモータ13の電源周波数を好ま
しい値に選択することで、意図的に糸条Yの巻取り張力
漸減比率を変更できるようにした。また、この実施の形
態では、前記実施の形態と異なり、パッケージ9の巻径
検出手段を省略できる。
実施の形態も、ビーム1から供給される多数の糸条Y
を、それぞれ、巻き取る多数の巻取りユニット4を備え
る点で、前述の実施の形態と変わらないが、この実施の
形態では、各巻取りユニット4に設けたボビン10を、
クレードル14の揺動端に回転自在に軸支させ且つ伝導
機構24を介してトルクモータ13の出力軸13aに連
結して積極駆動回転すると共に、綾振ドラム11に、ボ
ビン10上に形成されるパッケージ9を接触させて、該
綾振ドラム11を矢示S方向に回転させるようにした。
伝導機構24は、トルクモータ13の出力軸13aに取
り付けたプーリ25とクレードル14の支点位置に設け
たプーリ26と、両プーリ25、26間に掛け渡したタ
イミングベルト27と、クレードル14の支点位置に設
けたプーリ28と、ボビン10を支持する軸上に固設し
たプーリ29と、両プーリ28、29間に掛け渡したタ
イミングベルト30とで構成し、糸条Yの巻取り張力の
漸減率の調整は、前記インバータによる周波数設定によ
るほか、適宜プーリ25、26並びにプーリ28、29
の回転比を変え該伝導機構24の増速比を変更すること
により行う。トルクモータ13の電源回路には、図4に
示すと同様、それぞれのトルクモータ13に対応させて
設けた可変抵抗器16と、これらに対して電圧設定手段
15として共通1個の手動式のスライダックと、同じく
共通一個の巻取り張力調整手段17たるインバータを直
列に介入させた。かくするときは、パッケージの巻径増
加により糸条Yを巻取るための負荷及びメカニカルロス
による負荷が増加し、糸条Yの巻取り張力が自動的に漸
減することは図4に示す実施の形態と同じであるが、糸
条Yの巻取り張力漸減率の調整は、インバータの周波数
設定によるほか、伝導機構24による増速比を変更する
ことで、トルクモータ13の「トルク−回転数特性」を
より有利に利用できる。即ち、トルクモータ13の糸条
Yの巻き始めから巻き終りに至る回転数使用領域を、図
6に示す「トルク−回転数特性曲線」のどの領域に設定
するかによって、トルクの漸減曲線の傾きが異なるの
で、これを利用して糸条Yの巻取り張力漸減率を決定で
きる。
ワインダの糸条Yの供給源としてビーム1を示し、これ
に分繊して巻取る形態を例示したが、本発明のテイクア
ップワインダはこれに限らず、化学繊維の紡糸工程での
巻取りや、デッピング処理工程での巻取り等で、多数本
の糸条を各1本づつパッケージとして巻取る場合に広く
利用できる。
クモータと綾振ドラムとを組み合わせることで、従来よ
り安価で、しかも、巻取り張力の制御を容易にしたテイ
クアップワインダが得られる。
更に、多数の巻取りユニットの内、代表錘に巻径検出手
段を設け、巻径検出手段の検出信号に基づいて、パッケ
ージの巻径増加に伴って、他の全ての巻取りユニットの
各トルクモータの電源周波数を漸次変更させることがで
きるため、多数本の糸条を巻き取る分繊用ワインダとし
て使用する場合にも、ワインダの価格の高騰を抑制する
ことができると共に、糸条Yの巻取り張力を正確に調整
することができる。
トルクモータの「トルク−回転数特性曲線」を有効に利
用し、巻取り過程でのパッケージの巻径増加によるトル
クモータの巻取り負荷の増大に伴って、巻取り張力を自
動的に漸減させ得るので、ワインダを簡略化できると共
に価格の高騰をより抑制できる。
更に、伝導機構の増速比を変更することで、巻き取り始
めから巻き終りに至るトルクモータの回転領域を変更
し、糸条の巻取り張力の漸減割合を容易に変更できる。
の1例を示すグラフ
ラ 3 セパレータ 4 巻き取りユニ
ット 5 機枠 9 パッケージ 10 ボビン 11 綾振ドラム 13 トルクモータ 14 クレードル 15 電圧設定手段 17 巻取り張力
調整手段 23 巻径検出手段 24 伝導機構
Claims (4)
- 【請求項1】一定速度で供給される多数本の糸条を、各
々トラバースさせつつ、給糸速度に合わせて多数のボビ
ンにそれぞれパッケージとして巻き取る多数の巻取りユ
ニットを有するテイクアップワインダであって、 各巻取りユニットには、 前記ボビンと、 外周に所定深さの無端螺旋溝を有する綾振ドラムと、 綾振ドラムを駆動するトルクモータとを設け、 かつ、各巻取りユニットへの電源回路には、巻取り時の
初期巻取り張力を設定するため、トルクモータの電源電
圧を制御する共通1個の電圧設定手段を設けたことを特
徴とするテイクアップワインダ。 - 【請求項2】綾振ドラムを直接トルクモータの出力軸に
取り付けて積極回転させ、かつ、ボビンホルダーに回転
自在に軸支されるボビン上に形成されるパッケージを該
綾振ドラムに接触させて回転させると共に、 前記多数の巻取りユニットのうちの代表錘に設けたパッ
ケージの巻径の変化を検出する巻径検出手段と、 該巻径検出手段の検出信号に基づいて、パッケージの巻
径増加に従って前記多数の巻取りユニットの各トルクモ
ータの電源周波数を漸次変更させて、巻取り過程におけ
る巻き取り張力を調整する共通1個の巻取り張力調整手
段とを設けたことを特徴とするテイクアップワインダ。 - 【請求項3】一定速度で供給される多数本の糸条を、各
々トラバースさせつつ、給糸速度に合わせて多数のボビ
ンにそれぞれパッケージとして巻き取る多数の巻取りユ
ニットを有するテイクアップワインダであって、 各巻取りユニットには、 前記ボビンと、 外周に所定深さの無端螺旋溝を有する綾振ドラムと、 ボビンを駆動するトルクモータとを設け、 かつ、各巻取りユニットへの電源回路には、巻取り時の
初期巻取り張力を設定するため、トルクモータの電源電
圧を制御する共通1個の電圧設定手段と、 前記多数の巻取りユニットの各トルクモータの電源周波
数を任意に設定して、巻取り過程における巻取り張力の
変化を調整する共通1個の巻取り張力調整手段とを設け
ると共に、 前記綾振ドラムを、前記綾振ドラムに接触して回転さ
せ、かつ、パッケージの巻径増加に伴ってパッケージの
半径方向外方へ移動するようにしたことを特徴とするテ
イクアップワインダ。 - 【請求項4】一定速度で供給される多数本の糸条を、各
々トラバースさせつつ、給糸速度に合わせて多数のボビ
ンにそれぞれパッケージとして巻き取る多数の巻取りユ
ニットを有するテイクアップワインダであって、 各巻取りユニットには、 前記ボビンと、 外周に所定深さの無端螺旋溝を有する綾振ドラムと、 該ボビンを駆動するトルクモータとを設け、 かつ、各巻取りユニットへの電源回路には、 巻取り時の初期巻取り張力を設定するため、トルクモー
タの電源電圧を制御する共通1個の電圧設定手段と、 前記多数の巻取りユニットの各トルクモータの電源周波
数を任意に設定して、巻取り過程における巻取り張力の
変化を調整する共通1個の巻取り張力調整手段とを設
け、 かつ、前記綾振ドラムを定位置に回転自在に軸支し、 ボビンをクレードルの揺動端に回転自在に軸支させ且つ
伝導機構を介してトルクモータの出力軸に連結されて積
極駆動回転させると共に、 前記綾振ドラム上に前記ボビンに形成されるパッケージ
に接触させて、綾振ドラムを回転させるようにしたこと
を特徴とするテイクアップワインダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040025A JP4384324B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | テイクアップワインダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000040025A JP4384324B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | テイクアップワインダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001226034A true JP2001226034A (ja) | 2001-08-21 |
JP4384324B2 JP4384324B2 (ja) | 2009-12-16 |
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ID=18563490
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000040025A Expired - Fee Related JP4384324B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-02-17 | テイクアップワインダ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4384324B2 (ja) |
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2000
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