JP2001220061A - 糸条張力付与装置および張力付与方法並びに糸条束形成装置および形成方法 - Google Patents
糸条張力付与装置および張力付与方法並びに糸条束形成装置および形成方法Info
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Abstract
を起こすことなく安定した形状の糸条束形成が可能で、
かつ特に膜圧の薄い中空糸などに対しても、損傷を与え
ない低張力巻取りで糸条束を集束・形成し、生産性が高
く、しかも信頼性・安定性の高い糸条張力付与装置およ
び張力付与方法並びに糸条束形成装置および形成方法を
提供する。 【解決手段】間隔を置いて併設された糸条保持バーの外
周に、糸条を旋回させながら巻き付ける集束装置並びに
方法において、糸道に設置された一対の張力付与ローラ
と、該ローラのトルクを制御するための可変式ブレーキ
装置と、該ローラの一方もしくは双方にローラ間距離を
任意に変化させるローラ移動手段と、設定値以上の張力
がかかった場合、ローラ間距離が自動的に変化するダン
パー装置と、集束中の糸条の張力を測定する張力計が設
けられていることを特徴とする糸条張力付与装置。
Description
束する糸条束集束装置において、集束に最適な糸条張力
付与装置および張力付与方法ならびに糸条束形成装置お
よび形成方法に関する。
術としては、特開平5−68858号公報に記載されて
いるように、糸道にウエイトローラを設置し糸道方向と
垂直方向に糸条を引っ張ることにより張力を発生させる
重力式ダンサーローラがある。この糸条張力付与装置に
よると、一定張力を付与しながら、糸余り(不足)量を
アキュームすることができる。
糸条張力調整装置によると、ブレーキ機構を備えたロー
ラに糸条を巻きかけることにより、張力を発生させるた
め、張力設定が容易であり、一定張力を安定して供給す
るのに適している。
ような構成を有する糸条張力付与装置において、糸条を
長尺の糸条束に低張力で安定して集束するには多くの不
具合な点がある。例えば、前者の重力式ダンサーローラ
においては、張力は予め設定したウエイトによってのみ
決定されるため、集束中に張力を任意に変化させること
ができず、更に一定の幅をもって常に張力が変動する。
このため、糸条保持バーに巻き付け毎に張力のバラツキ
が生じ、糸条保持バー間の糸弛み量が一定せず、糸条束
品位が著しく低下するという問題点があった。
のトルクを制御する張力付与方式においては、集束張力
が集束速度変化に依存するため、急激な速度変化による
張力変動と糸挙動を安定させることが困難である。特
に、集束速度が一定しない長尺巻きにおいては、安定し
た張力付与が望めず、糸条束品位の良い集束が得られな
いという問題点があった。
束形成装置を既に提案している(特願平10−1064
56号)。この糸条束形成装置は、糸条保持バー2a、2
bの外周を直動アクチュエーター18a〜18cを用い
張力付与部200を旋回運動させることにより、該糸条
保持バー2a、2bに糸条1a〜1dを巻き付け、更に張
力保持手段110により、前記糸条1a〜1dの集束張
力を保持する装置となっている。
張力付与板21が糸条1a〜1dを挟み込むように向か
い合わせに配置されており、更に該張力付与板21の互
いの内側にはフィルム22が弾性体23を介して取り付
けられており、該張力付与板21に取り付けられた直動
気20により、張力付与板21の間隔を自在に変化させ
ることが可能となっており、これにより、フィルム22
と糸条1a〜1dの接触圧を変化させて、張力を変化さ
せる機構となっている。
る張力付与手段は、糸条1a〜1dへの張力付与をフィ
ルム22との接触によって行うため、該フィルム22が
摩耗することによる張力の長期安定化が困難であるとい
った課題があった。
め、該糸条1a〜1dが特に膜厚の薄い中空糸の場合、
表層部の損傷や糸つぶれを誘発する恐れがあった。
鑑み、長尺糸条束形成にあたり、斜行糸・蛇行糸などを
生じさせない整った糸条束品位の糸条束を採取するため
に、最適な張力を長期にわたり安定して糸条に付与する
ことが可能であり、かつ対象糸条が特に膜厚の薄い中空
糸などであっても品質を損なわせない張力付与装置およ
び張力付与方法ならびに糸条束形成装置および形成方法
を提供することである。
の本発明の糸条張力付与装置および張力付与方法轤ムに
糸条束形成装置および形成方法は、以下の構成を採用す
る。すなわち、 (1)間隔をおいて配設された糸条束を形成する糸条を
保持する糸条保持バーに糸条を巻き付ける張力を付与す
る糸条張力付与装置において、該糸条張力付与装置は、
糸道に設けた一対の張力付与ローラにより構成され、該
ローラの一方もしくは双方に可変式トルク制御機構を備
えることを特徴とする糸条張力付与装置。
双方に、張力付与ローラ間距離を任意に変化させる張力
付与ローラ移動手段を備えたことを特徴とする前記
(1)記載の糸条張力付与装置。
定値以上の張力がかかったときにローラ間距離が自動的
に小さくなる機構を備えたことを特徴とする前記(2)
に記載の糸条張力付与装置。
て、該給糸される各糸条間の糸道を個別に案内する仕切
ガイドを張力付与ローラ前後に設けたことを特徴とする
前記(1)〜(3)のいずれかの糸条張力付与装置。
付けガイドが旋回し該糸条保持バーに前記糸条を巻き付
ける糸条束形成装置において、前記巻き付けガイド部に
前記(1)〜(4)のいずれかに記載の張力付与装置を
備えることを特徴とする糸条束形成装置。
れた糸条保持バーに巻き上げ時、前記糸条保持バーに前
記糸条を押さえ込み、該糸条の巻き付け張力を保持する
巻き付け張力保持手段を更に有することを特徴とする前
記(5)に記載の糸条束形成装置。
ーに糸条を巻き付け、糸条を長尺に集束形成する際の張
力付与方法において、該糸条を該糸条保持バーに巻き付
ける張力が集束時における最大張力になることを特徴と
する張力付与方法。
持バーに巻き付け直後に、張力を一旦0.5〜1.5g
/単糸まで低下させ、もう一方の端部に巻き付ける直前
まで張力を徐々に上昇させ、2.0〜10g/単糸で前
記糸条保持バーに巻き付けることを特徴とする前記
(7)に記載の張力付与方法である。
ては、糸道に設置された一対の張力付与ローラと、該ロ
ーラのトルクを制御するための可変式ブレーキ装置と、
該ローラの一方もしくは双方にローラ間距離を任意に変
化させる張力付与ローラ移動手段を設けている。さらに
好ましくは、設定値以上の張力がかかった場合、張力付
与ローラ間距離が自動的に変化するダンパー装置と、張
力付与ローラ上での他糸条同士の乗り上げを防止するた
めの糸条分割ガイドと、集束中の糸条の張力を測定する
張力計を設けている。
には糸外れを防止するためのつばを設けることが好まし
い。さらに、該ローラの前後には、複数糸条を同時に集
束する際の糸条同士の絡みを防止する仕切ガイドを設け
ることがより好ましい。
並設された一対の糸条保持バーと、該糸条保持バー対の
外周方向に対し糸条を連続的に巻き付ける様に旋回運動
させる搬送機構を有し、該搬送機構には巻き付けガイド
が設けられており、更に、該巻き付けガイドには前記糸
条張力付与装置が取り付けられている。
は糸条束の幅を規制するためのガイドが設けられている
ことが好ましい。
き上げ時、前記糸条を前記一対の糸条保持バーに押さえ
込み、前記糸条の巻き付け張力を保持する巻き付け張力
保持手段を設けることが好ましく、更に該巻き付け張力
保持手段は、各糸条を個別に押さえ込むことが好まし
い。
尺に糸条束を集束する際に張力並びに糸挙動を安定させ
る方法であって、一方の糸条保持バーに糸条を巻き付
け、もう一方の糸条保持バーに巻き付けるまで常に張力
を上昇させ続けるものである。ここで、糸条を糸条保持
バーに巻き付けた直後に該糸条を該糸条保持バーに押さ
え込み、巻き付け張力を維持することが好ましい。ま
た、糸条束の集束時の張力は糸条保持バーに糸条を押さ
え込んだ直後、張力を0.5〜1.5g/単糸に降下さ
せ、もう一方の端部に巻き付ける直前まで張力を徐々に
上昇させ、2.0〜10g/単糸で前記糸条保持バーに
巻き付けることがより好ましい。
方法によれば、医療用の中空糸等であっても糸条を損傷
する恐れがなく、長尺状に集束する上で最も適した張力
を長期に渡り安定して付与することができ、更に長尺状
の糸条束形成装置に該張力付与手段を用いることによ
り、安定した品位の糸条束を採取することができるので
糸条束の品位、品質及び生産性向上を図ることができ
る。
示す実施例を参照して説明する。図1は、本発明の1実
施態様に係る糸条張力付与装置及び糸条を長尺状態に集
束する手段の概略図であり、図2は、本発明の1実施態
様に係る糸条張力付与装置の構造を示す概略図であり、
図3は図2のX−X矢視図である。
る。
0は、糸条1a〜1dを保持する一定の間隔で平行に配
置された一対の糸条保持バー2a、2bと、糸条1a〜
1dを束ねた糸条束3の集束幅を規制する糸条束幅規制
ガイド4と、糸条1a〜1dを集束する際、糸条保持バ
ー2a、2bに巻き付けられる糸条1a〜1dを随時押
さえ込む糸条押さえ部110からなる。
状は円、その他の多角形などどのような形状でもよい。
また、糸条束幅規制ガイド4の断面形状はいかなるもの
でもよいが、板状でかつ糸条束3の巻太り最大寸法より
5〜10mm大きな方が良く、任意の位置で固定できる
機構を有するものが好ましい。
2aの下側、2bの上側にそれぞれ設置され、糸条1a
〜1dを集束する際、糸条保持バー2a、2bに巻き付
けられる糸条1a〜1dを随時押さえ込み整った糸条束
3を形成するための糸条押さえブロック5と、これに直
結して上下方向に自在に昇降させる直動機6より構成さ
れる。
をベルト、ボールネジ等を利用して直線往復運動に変換
する直動アクチュエーター等を用いれば良いが、糸条束
3が巻き太っても押圧が一定で且つ巻太りによる押さえ
位置変化にも容易に対応できるエアシリンダーが最も好
ましい。
移動可能な複数のピン7からなり、このピン7は図示し
ない内蔵されたバネにより一定の力以上で軸方向にスラ
イドする機構となっている。更に、ピン7は糸条束3の
糸条1a〜1dの軸方向から見た際、隙間無く配置され
ていることが好ましく、その断面形状は円、矩形等どの
ような形状でも良いが、幅は糸太さと同等〜1/2程度
が望ましい。
置120は、入り口部に糸条案内ローラ8、出口部に糸
条巻き付けガイド9を備え、この間に糸条1a〜1dの
張力をコントロールするためのブレーキ装置10を備え
たローラ11a、11bをそれぞれ糸条1a〜1dの最
低巻き付け角120度以上で配置し、更にローラ11
a、11bのどちらか一方もしくは双方を軸間距離が変
化する方向に駆動させることにより、糸条保持部100
をターンする時に生じた糸条1a〜1dのたるみを吸収
させる張力付与ローラ移動用直動機12並びにスライド
式案内ガイド13と、糸条保持バー2a、2bに巻き付
け時に集束速度に関係無く一定の張力を発生させるた
め、ローラ11a、11bに設定値以上の張力発生時、
張力付与ローラ11bを張力付与ローラ11bの軸方向
と垂直方向に駆動させるダンパー機構14からなる。
ト15を介しダンパー機構14に取り付けられ、さらに
このダンパー機構14を張力付与ローラ移動用直動機1
2に取り付けることにより、ダンパー機構14ごと張力
付与ローラ11bを強制駆動させる機構とする。
ーラ11a、11bは糸外れを防止するため、ツバを設
けることが好ましい。また、糸条1a〜1dを糸条保持
部100に規則的に並べるため、糸条巻き付けガイド9
は張力付与部旋回起動と垂直方向の角度αを2〜10°
程度傾けることが好ましい。
段階にコントロールできることが好ましく、この駆動源
は応答性が良く精密な制御の可能な電磁式がより好まし
い。
ーラ11bと糸条巻き付けガイド9の間には張力計16
を設けることが好ましく、更に、張力付与装置120の
入り口並びに出口付近には、張力付与部内の各ローラ上
での糸条間の重なりによる張力バラツキや、糸損傷等を
防止するため、糸条分割ガイド17a、17b(仕切り
ガイド)が配置されていることが好ましい。なお、糸条
分割ガイド17a、17bの形状は、板状、円柱状、丸
穴などガイド効果があるものであればいかなるものでも
良いが、円柱状でかつ糸条との接触によって回転自在と
なるものが最も好ましい。
自在に運動させるように組み合わせられた複数の直動ア
クチュエーター18a、18b、18cに取り付けられ
ており、糸条保持バー2a、2bの外周方向を任意の起
動での旋回運動並びに糸条保持バー2a、2bの軸方向
へのトラバースが可能となっている。
8b、18cは、エアシリンダーや、モーターの回転を
ボールネジ、ワイヤ、ベルトで直線運動に変換するもの
等どのような形式のものでもよいが、位置決め精度が高
く、繰り返し走行時の速度が安定しているモーターの回
転をボールネジもしくはベルトで直線運動に変換する方
式が特に好ましい。この時の駆動源には、ACサーボモ
ーターを用い、エンコーダやリニアスケールを併用する
ことにより、繰り返し位置精度が向上し再現性を高める
ことが可能であるとともに、巻き付け速度も任意に制御
できる。ただし、上記に挙げた駆動方式以外のものでも
所定の動作ができるならどのようなものを用いてもよ
い。
ての糸条束集束方法について説明する。
複数の糸条1a〜1dが糸条分割ガイド17aにより単
糸条毎に糸条案内ローラ8、ローラ11a、11bの順
に案内され、張力計16により検出した張力値を基にロ
ーラ11a、11bに設けられたブレーキ力を適度に調
整することにより、糸条1a〜1dの張力をコントロー
ルする。更に、糸条1a〜1dを糸条保持バー2a、2
bに巻き付ける直前にローラ11aのブレーキ力を最大
に働かせローラ11aの回転を停止させることにより、
ダンパー機構14を強制的に駆動させ、糸条保持バー2
a、2b巻き付け時の糸条張力を常に一定化させる。
a、2bに巻き付けた後、もう一方の糸条保持バー2
a、2bに巻き付ける直前まで1.0〜7.0g/単糸
の範囲で任意に設定した張力まで糸条張力を徐々に上昇
させ、そして、糸条1a〜1dを糸条保持バー2a、2
bに巻き付ける直前に、2g〜10g/単糸の範囲で任
意に設定した張力まで糸条張力を上昇・維持し、糸条保
持バー2a、2bに巻き付ける。ここまで、張力はほと
んど降下することがないため、糸条1a〜1dは緊張す
る方向に作用し続け、糸条1a〜1dが振動しづらくな
り、整った糸条束集束が可能となる。この後、糸条張力
が維持されている状態で糸条保持部100により糸条1
a〜1dを糸条保持バー2a、2bに押さえ込み、押さ
え込んだ後に糸条張力を0.5〜1.5g/単糸の範囲
で任意に設定した張力まで糸条張力を降下させる。以上
の動作を任意の回数繰り返すことにより、整った長尺状
の糸条束3が形成できる。
種を4糸条用い、図1に示す装置を用い、糸条保持バー
2a、2bの間隔2816mm、糸条集束幅40mm、
集束時幅方向送りピッチ5mm、糸条保持バー2a、2
bの巻き付け回数25回、集束速度0〜2500mm/
secの条件で糸条束を集束した。ここで、集束時の巻
取り張力は3.0±0.3g/単糸とした。巻取り張力
を実現するためのダンパー機構14のエア圧力0.2M
pa、張力付与ローラ11a、11bの材質はポリアセ
タール、糸条巻き付けガイド9の材質はテフロンとし
た。また、糸条保持バー2a、2bに巻き付けた糸条は
押さえ板5で500gの力で押しつけた。
m、中央部幅55mm、高さ85mm、糸条束全長28
50mmの整った糸条束を形成することができた。更
に、集束した中空糸を検査したが、単糸の扁平によるつ
ぶれや表層キズはなく、糸質は良好であった。
並びに糸条巻きつけ軌道を確実に制御でき、再現性・長
期安定性が高いので、糸条の蛇行や斜行のない整った高
品質の糸条束を集束することができる。更に、低張力で
且つ張力発生部はローラ構成のため、中空糸の中でも特
に膜厚の薄い品種であっても、損傷することなく集束が
可能であり、その生産性を向上できる。
略図である。
概略図である。
Claims (8)
- 【請求項1】間隔をおいて配設された糸条束を形成する
糸条を保持する糸条保持バーに糸条を巻き付ける張力を
付与する糸条張力付与装置において、該糸条張力付与装
置は、糸道に設けた一対の張力付与ローラにより構成さ
れ、該ローラの一方もしくは双方に可変式トルク制御機
構を備えることを特徴とする糸条張力付与装置。 - 【請求項2】前記張力付与ローラの一方もしくは双方
に、張力付与ローラ間距離を任意に変化させる張力付与
ローラ移動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
の糸条張力付与装置。 - 【請求項3】前記張力付与ローラ移動手段は、設定値以
上の張力がかかったときにローラ間距離が自動的に小さ
くなる機構を備えたことを特徴とする請求項2に記載の
糸条張力付与装置。 - 【請求項4】前記糸条が複数給糸されるに際して、該給
糸される各糸条間の糸道を個別に案内する仕切ガイドを
張力付与ローラ前後に設けたことを特徴とする請求項1
〜3のいずれかの糸条張力付与装置。 - 【請求項5】前記糸条保持バーの外周を糸条巻き付けガ
イドが旋回し該糸条保持バーに前記糸条を巻き付ける糸
条束形成装置において、前記巻き付けガイド部に請求項
1〜4のいずれかに記載の張力付与装置を備えることを
特徴とする糸条束形成装置。 - 【請求項6】前記糸条を前記間隔をおいて配設された糸
条保持バーに巻き上げ時、前記糸条保持バーに前記糸条
を押さえ込み、該糸条の巻き付け張力を保持する巻き付
け張力保持手段を更に有することを特徴とする請求項5
に記載の糸条束形成装置。 - 【請求項7】間隔をおいて配設された糸条保持バーに糸
条を巻き付け、糸条を長尺に集束形成する際の張力付与
方法において、該糸条を該糸条保持バーに巻き付ける張
力が集束時における最大張力になることを特徴とする張
力付与方法。 - 【請求項8】前記張力は、前記糸条を前記糸条保持バー
に巻き付け直後に、張力を一旦0.5〜1.5g/単糸
まで低下させ、もう一方の端部に巻き付ける直前まで張
力を徐々に上昇させ、2.0〜10g/単糸で前記糸条
保持バーに巻き付けることを特徴とする請求項7に記載
の張力付与方法。
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JP2000030371A JP4419248B2 (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 糸条張力付与装置および糸条束形成装置 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001220061A true JP2001220061A (ja) | 2001-08-14 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4419248B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014104124A1 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-01-12 | 三菱レイヨン株式会社 | 中空糸条物搬送用ロール、中空糸条物の製造方法、中空糸膜シート状物の製造方法及び製造装置 |
CN108547075A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-09-18 | 贵州成春非物质文化遗产传播开发有限公司 | 一种刺绣用针线防缠绕装置 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000030371A patent/JP4419248B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4419248B2 (ja) | 2010-02-24 |
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