JP2001211428A - 可変速信号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体 - Google Patents
可変速信号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体Info
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- JP2001211428A JP2001211428A JP2000017232A JP2000017232A JP2001211428A JP 2001211428 A JP2001211428 A JP 2001211428A JP 2000017232 A JP2000017232 A JP 2000017232A JP 2000017232 A JP2000017232 A JP 2000017232A JP 2001211428 A JP2001211428 A JP 2001211428A
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内容的に相関関係を有する複数ストリームの
信号を可変速再生しても、該相関関係を保ちながら可変
速再生可能な可変速信号再生装置、可変速信号再生方法
および記録媒体を提供すること。 【解決手段】 複数のストリームの各イベントが互いに
相関関係を有する場合、相関関係があるイベントのリン
ク情報を生成するリンク情報生成部を有する。また、異
なるストリームを記録した記録媒体1と、記録媒体から
読み出した入力データからリンク情報を含んだ情報ラベ
ルを抽出する情報ラベル抽出部201と、各ストリーム
のイベント間のリンク状態を保ちながら再生情報入力系
203から指示された再生速度で信号が再生されるよう
イベントの伸縮方法を決定する同期制御部202と、決
定された伸縮方法で各イベントに対して伸縮処理を行
い、出力信号を生成する伸縮処理部204と、伸縮/生
成された一ストリームの出力信号を出力する信号出力処
理部205とを有する。
信号を可変速再生しても、該相関関係を保ちながら可変
速再生可能な可変速信号再生装置、可変速信号再生方法
および記録媒体を提供すること。 【解決手段】 複数のストリームの各イベントが互いに
相関関係を有する場合、相関関係があるイベントのリン
ク情報を生成するリンク情報生成部を有する。また、異
なるストリームを記録した記録媒体1と、記録媒体から
読み出した入力データからリンク情報を含んだ情報ラベ
ルを抽出する情報ラベル抽出部201と、各ストリーム
のイベント間のリンク状態を保ちながら再生情報入力系
203から指示された再生速度で信号が再生されるよう
イベントの伸縮方法を決定する同期制御部202と、決
定された伸縮方法で各イベントに対して伸縮処理を行
い、出力信号を生成する伸縮処理部204と、伸縮/生
成された一ストリームの出力信号を出力する信号出力処
理部205とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変速信号再生装
置、可変速信号再生方法および該方法を実行させるため
のプログラムを記録した記録媒体に係り、特に、映像信
号や音声信号等の信号の再生速度が可変な可変速信号再
生装置、可変速信号再生方法および記録媒体に関する。
置、可変速信号再生方法および該方法を実行させるため
のプログラムを記録した記録媒体に係り、特に、映像信
号や音声信号等の信号の再生速度が可変な可変速信号再
生装置、可変速信号再生方法および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号や音声信号等の信号を記
録媒体に蓄積して再生する信号再生装置に対して、時間
短縮のために短時間で再生したい、また、再生内容が分
かりにくいのでゆっくりと再生したいなどの再生速度に
関する要求があったため、信号の高速/低速再生機能を
備えた信号再生装置が開発されてきた。
録媒体に蓄積して再生する信号再生装置に対して、時間
短縮のために短時間で再生したい、また、再生内容が分
かりにくいのでゆっくりと再生したいなどの再生速度に
関する要求があったため、信号の高速/低速再生機能を
備えた信号再生装置が開発されてきた。
【0003】しかしながら、例えば音声信号を単純に高
速再生すると、再生された音声のピッチが高くなりかつ
早口になるため、内容が把握しにくくなってしまうとい
った問題があった。そこで、該問題点を解決するため
に、音声信号を時間軸方向に一定間隔で分割して、全体
に対して所定割合の音声信号を標準速度で再生すると、
連続性の欠落した内容または会話となってしまい、か
つ、音声信号の波形の不連続性に伴うノイズの発生が起
きて聞き取りにくくなってしまうといった不具合が生じ
てしまう。
速再生すると、再生された音声のピッチが高くなりかつ
早口になるため、内容が把握しにくくなってしまうとい
った問題があった。そこで、該問題点を解決するため
に、音声信号を時間軸方向に一定間隔で分割して、全体
に対して所定割合の音声信号を標準速度で再生すると、
連続性の欠落した内容または会話となってしまい、か
つ、音声信号の波形の不連続性に伴うノイズの発生が起
きて聞き取りにくくなってしまうといった不具合が生じ
てしまう。
【0004】このため、可変速再生しても再生内容を理
解しやすく、かつ聞き取りやすい可変速再生方法とし
て、無音信号の削除や基本波形(母音)の間引きなど、
非線形的な信号の伸縮によって可変速再生を行う方法が
開発されている。このような可変速再生を実現する再生
装置および方法が、特開平10−172245号公報に
開示されている。該公報には、音声信号を記録媒体に記
録するときに音声信号の特徴を示す付加情報(サブコー
ド)を音声信号と共に記録することによって、再生時に
種々の特殊再生が可能な技術が開示されている。
解しやすく、かつ聞き取りやすい可変速再生方法とし
て、無音信号の削除や基本波形(母音)の間引きなど、
非線形的な信号の伸縮によって可変速再生を行う方法が
開発されている。このような可変速再生を実現する再生
装置および方法が、特開平10−172245号公報に
開示されている。該公報には、音声信号を記録媒体に記
録するときに音声信号の特徴を示す付加情報(サブコー
ド)を音声信号と共に記録することによって、再生時に
種々の特殊再生が可能な技術が開示されている。
【0005】また、従来の可変速信号再生装置10とし
ては、例えば図31に示すようなものがある。該可変速
信号再生装置10は、記録媒体2、再生データ処理系3
01、サブコード検出系302、システムコントローラ
303および音声信号処理系304を備え、指示された
再生モードに応じて再生速度を可変としている。
ては、例えば図31に示すようなものがある。該可変速
信号再生装置10は、記録媒体2、再生データ処理系3
01、サブコード検出系302、システムコントローラ
303および音声信号処理系304を備え、指示された
再生モードに応じて再生速度を可変としている。
【0006】まず、記録媒体2には、音声信号の種類や
音声信号が無音か有音かなどといった特徴を示すサブコ
ードと共に音声信号が記録されている。再生データ処理
系301は、記録媒体2から読み出されたデータをサブ
コードと音声信号に分離する。また、システムコントロ
ーラ303は、スキップ再生等の再生モードをサブコー
ド検出系302に指示する。
音声信号が無音か有音かなどといった特徴を示すサブコ
ードと共に音声信号が記録されている。再生データ処理
系301は、記録媒体2から読み出されたデータをサブ
コードと音声信号に分離する。また、システムコントロ
ーラ303は、スキップ再生等の再生モードをサブコー
ド検出系302に指示する。
【0007】また、サブコード検出系302は、システ
ムコントローラ303からの再生モードに関する指示に
従って、再生データ処理系301から入力されたサブコ
ードを所定のパラメータと比較し、音声信号処理系30
4に入力された音声信号を信号出力系に送出するか否か
を判定する。音声信号の送出が不要である場合、サブコ
ード検出系302は、音声信号を信号出力系に送出しな
いよう指示する制御信号を音声信号処理系304に供給
する。また、音声信号の送出が指示された場合、音声信
号処理系304は該音声信号を信号出力系に送出する。
ムコントローラ303からの再生モードに関する指示に
従って、再生データ処理系301から入力されたサブコ
ードを所定のパラメータと比較し、音声信号処理系30
4に入力された音声信号を信号出力系に送出するか否か
を判定する。音声信号の送出が不要である場合、サブコ
ード検出系302は、音声信号を信号出力系に送出しな
いよう指示する制御信号を音声信号処理系304に供給
する。また、音声信号の送出が指示された場合、音声信
号処理系304は該音声信号を信号出力系に送出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の可変速信号再生装置10にあっては、複数の音声信
号(以下、一種類の連続した信号をストリームという)
が存在し、サブコードに記述された各音声信号に関する
特徴が異なる場合、ある時刻の音声信号に対して該音声
信号を信号出力系に送出するか否かの判定は各ストリー
ムで異なるため、信号出力系においてストリームごとに
音声信号の再生時刻がずれてしまい、再生時刻の同期が
取れなくなってしまうという問題点があった。
来の可変速信号再生装置10にあっては、複数の音声信
号(以下、一種類の連続した信号をストリームという)
が存在し、サブコードに記述された各音声信号に関する
特徴が異なる場合、ある時刻の音声信号に対して該音声
信号を信号出力系に送出するか否かの判定は各ストリー
ムで異なるため、信号出力系においてストリームごとに
音声信号の再生時刻がずれてしまい、再生時刻の同期が
取れなくなってしまうという問題点があった。
【0009】例えば、図32に示すように、2人の発言
者の音声信号が別々のストリームとして入力されている
ような場合、発言者の会話を高速再生すると、可変速信
号再生装置10では、各ストリームの無音部分を削除し
て再生するため、各発言者の発言時間の違いにより、内
容が前後して再生されてしまうといった事態が生じ得
る。このように、高速再生して時間の短縮を図っても内
容が前後してしまうと、再生内容の意味的な理解が困難
になってしまうといった問題点があった。
者の音声信号が別々のストリームとして入力されている
ような場合、発言者の会話を高速再生すると、可変速信
号再生装置10では、各ストリームの無音部分を削除し
て再生するため、各発言者の発言時間の違いにより、内
容が前後して再生されてしまうといった事態が生じ得
る。このように、高速再生して時間の短縮を図っても内
容が前後してしまうと、再生内容の意味的な理解が困難
になってしまうといった問題点があった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、内容的に相関関係を有する複数スト
リームの信号を可変速再生しても、該相関関係を保ちな
がら可変速再生可能な可変速信号再生装置、可変速信号
再生方法および記録媒体を提供することを目的としてい
る。
れたものであって、内容的に相関関係を有する複数スト
リームの信号を可変速再生しても、該相関関係を保ちな
がら可変速再生可能な可変速信号再生装置、可変速信号
再生方法および記録媒体を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る可変速信号再生装置は、連
続したストリーム信号を所定の規則で時間軸方向に分割
して生成されたデータ信号、および該データ信号の特徴
を示す情報ラベルを一組としたイベントから、前記情報
ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出手段と、前記情報
ラベル抽出手段によって抽出された情報ラベルと、前記
情報ラベルを用いて作成された、異なるストリーム信号
の各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブ
ルとを用いて、イベント間の相関関係を保ちながら所望
の再生速度で前記ストリーム信号を再生するよう各イベ
ントのデータ信号の再生時刻を決定するイベント制御手
段と、前記イベント制御手段によって決定された再生時
刻にデータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処
理して出力する伸縮/出力処理手段と、を備え、前記デ
ータ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記データ信号の
再生時刻を示す再生時間情報と、前記情報ラベルを有す
るイベントのイベント番号と、前記情報ラベルを有する
イベントと他のストリーム信号のイベントとの相関関係
を示すリンク情報と、を有するものである。
に、本発明の請求項1に係る可変速信号再生装置は、連
続したストリーム信号を所定の規則で時間軸方向に分割
して生成されたデータ信号、および該データ信号の特徴
を示す情報ラベルを一組としたイベントから、前記情報
ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出手段と、前記情報
ラベル抽出手段によって抽出された情報ラベルと、前記
情報ラベルを用いて作成された、異なるストリーム信号
の各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブ
ルとを用いて、イベント間の相関関係を保ちながら所望
の再生速度で前記ストリーム信号を再生するよう各イベ
ントのデータ信号の再生時刻を決定するイベント制御手
段と、前記イベント制御手段によって決定された再生時
刻にデータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処
理して出力する伸縮/出力処理手段と、を備え、前記デ
ータ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記データ信号の
再生時刻を示す再生時間情報と、前記情報ラベルを有す
るイベントのイベント番号と、前記情報ラベルを有する
イベントと他のストリーム信号のイベントとの相関関係
を示すリンク情報と、を有するものである。
【0012】また、請求項2に係る可変速信号再生装置
は、請求項1に記載の可変速信号再生装置において、前
記リンク情報は、前記情報ラベル抽出手段によって抽出
された情報ラベルの再生時間情報と、一イベントと他の
イベントとの相関関係の有無を決定するための規定値と
を用いて、異なるストリーム信号のイベントとの相関関
係を示すリンク情報を全ストリーム信号の各イベントに
対して生成するリンク情報生成手段によって生成され、
前記リンク情報生成手段は、生成したリンク情報を用い
て各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブ
ルを作成するものである。
は、請求項1に記載の可変速信号再生装置において、前
記リンク情報は、前記情報ラベル抽出手段によって抽出
された情報ラベルの再生時間情報と、一イベントと他の
イベントとの相関関係の有無を決定するための規定値と
を用いて、異なるストリーム信号のイベントとの相関関
係を示すリンク情報を全ストリーム信号の各イベントに
対して生成するリンク情報生成手段によって生成され、
前記リンク情報生成手段は、生成したリンク情報を用い
て各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブ
ルを作成するものである。
【0013】また、請求項3に係る可変速信号再生装置
は、請求項1または2に記載の可変速信号再生装置にお
いて、前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記
情報ラベルを有するイベントの重要度を示すイベント重
要度をさらに有し、前記イベント重要度に応じてイベン
トの伸縮率を決定する伸縮制御手段をさらに備えたもの
である。
は、請求項1または2に記載の可変速信号再生装置にお
いて、前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記
情報ラベルを有するイベントの重要度を示すイベント重
要度をさらに有し、前記イベント重要度に応じてイベン
トの伸縮率を決定する伸縮制御手段をさらに備えたもの
である。
【0014】また、請求項4に係る可変速信号再生装置
は、請求項3に記載の可変速信号再生装置において、前
記伸縮制御手段は、イベントの重要度を示すイベント重
要度に対する閾値を算出して、前記イベント重要度およ
び前記閾値から各イベントの伸縮率を決定するものであ
る。
は、請求項3に記載の可変速信号再生装置において、前
記伸縮制御手段は、イベントの重要度を示すイベント重
要度に対する閾値を算出して、前記イベント重要度およ
び前記閾値から各イベントの伸縮率を決定するものであ
る。
【0015】また、請求項5に係る可変速信号再生装置
は、請求項3に記載の可変速信号再生装置において、前
記伸縮制御手段は、イベントの重要度を示すイベント重
要度に応じた伸縮率を算出して、前記イベント重要度お
よび前記伸縮率から各イベントの伸縮率を決定するもの
である。
は、請求項3に記載の可変速信号再生装置において、前
記伸縮制御手段は、イベントの重要度を示すイベント重
要度に応じた伸縮率を算出して、前記イベント重要度お
よび前記伸縮率から各イベントの伸縮率を決定するもの
である。
【0016】また、請求項6に係る可変速信号再生装置
は、請求項1または2に記載の可変速信号再生装置にお
いて、各イベントにおけるデータ信号の再生時刻のどの
点に基準点を設けるかを決定する基準点決定手段を備
え、前記イベント制御手段は、前記基準点に基づいて、
イベント間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前
記ストリーム信号を再生するよう各イベントのデータ信
号の再生時刻を決定するものである。
は、請求項1または2に記載の可変速信号再生装置にお
いて、各イベントにおけるデータ信号の再生時刻のどの
点に基準点を設けるかを決定する基準点決定手段を備
え、前記イベント制御手段は、前記基準点に基づいて、
イベント間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前
記ストリーム信号を再生するよう各イベントのデータ信
号の再生時刻を決定するものである。
【0017】また、請求項7に係る可変速信号再生装置
は、請求項6に記載の可変速信号再生装置において、前
記基準点決定手段は、データ信号の再生開始時刻、再生
終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時刻の両方の
いずれかに基準点を設けるものである。
は、請求項6に記載の可変速信号再生装置において、前
記基準点決定手段は、データ信号の再生開始時刻、再生
終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時刻の両方の
いずれかに基準点を設けるものである。
【0018】また、請求項8に係る可変速信号再生方法
は、連続したストリーム信号を所定の規則で時間軸方向
に分割して生成されたデータ信号、および該データ信号
の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベントから、前
記情報ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出ステップ
と、前記情報ラベル抽出ステップによって抽出された情
報ラベルと、前記情報ラベルを用いて作成された、異な
るストリーム信号の各イベント間の相関関係を示すイベ
ントリンクテーブルとを用いて、イベント間の相関関係
を保ちながら所望の再生速度で前記ストリーム信号を再
生するよう各イベントのデータ信号の再生時刻を決定す
るイベント制御ステップと、前記イベント制御ステップ
によって決定された再生時刻にデータ信号を再生するよ
う、該データ信号を伸縮処理して出力する伸縮/出力処
理ステップと、を有し、前記データ信号の特徴を示す情
報ラベルは、前記データ信号の再生時刻を示す再生時間
情報と、前記情報ラベルを有するイベントのイベント番
号と、前記情報ラベルを有するイベントと他のストリー
ム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報と、を
有するものである。
は、連続したストリーム信号を所定の規則で時間軸方向
に分割して生成されたデータ信号、および該データ信号
の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベントから、前
記情報ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出ステップ
と、前記情報ラベル抽出ステップによって抽出された情
報ラベルと、前記情報ラベルを用いて作成された、異な
るストリーム信号の各イベント間の相関関係を示すイベ
ントリンクテーブルとを用いて、イベント間の相関関係
を保ちながら所望の再生速度で前記ストリーム信号を再
生するよう各イベントのデータ信号の再生時刻を決定す
るイベント制御ステップと、前記イベント制御ステップ
によって決定された再生時刻にデータ信号を再生するよ
う、該データ信号を伸縮処理して出力する伸縮/出力処
理ステップと、を有し、前記データ信号の特徴を示す情
報ラベルは、前記データ信号の再生時刻を示す再生時間
情報と、前記情報ラベルを有するイベントのイベント番
号と、前記情報ラベルを有するイベントと他のストリー
ム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報と、を
有するものである。
【0019】また、請求項9に係る可変速信号再生方法
は、請求項8に記載の可変速信号再生方法において、前
記リンク情報は、前記情報ラベル抽出ステップによって
抽出された情報ラベルの再生時間情報と、一イベントと
他のイベントとの相関関係の有無を決定するための規定
値とを用いて、異なるストリーム信号のイベントとの相
関関係を示すリンク情報を全ストリーム信号の各イベン
トに対して生成するリンク情報生成ステップによって生
成され、前記リンク情報生成ステップは、生成したリン
ク情報を用いて各イベント間の相関関係を示すイベント
リンクテーブルを作成するイベントリンクテーブル作成
ステップを含むものである。
は、請求項8に記載の可変速信号再生方法において、前
記リンク情報は、前記情報ラベル抽出ステップによって
抽出された情報ラベルの再生時間情報と、一イベントと
他のイベントとの相関関係の有無を決定するための規定
値とを用いて、異なるストリーム信号のイベントとの相
関関係を示すリンク情報を全ストリーム信号の各イベン
トに対して生成するリンク情報生成ステップによって生
成され、前記リンク情報生成ステップは、生成したリン
ク情報を用いて各イベント間の相関関係を示すイベント
リンクテーブルを作成するイベントリンクテーブル作成
ステップを含むものである。
【0020】また、請求項10に係る可変速信号再生方
法は、請求項8または9に記載の可変速信号再生方法に
おいて、前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前
記情報ラベルを有するイベントの重要度を示すイベント
重要度をさらに有し、前記イベント重要度に応じてイベ
ントの伸縮率を決定する伸縮制御ステップをさらに有す
るものである。
法は、請求項8または9に記載の可変速信号再生方法に
おいて、前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前
記情報ラベルを有するイベントの重要度を示すイベント
重要度をさらに有し、前記イベント重要度に応じてイベ
ントの伸縮率を決定する伸縮制御ステップをさらに有す
るものである。
【0021】また、請求項11に係る可変速信号再生方
法は、請求項10に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記伸縮制御ステップは、イベントの重要度を示す
イベント重要度に対する閾値を算出して、前記イベント
重要度および前記閾値から各イベントの伸縮率を決定す
るものである。
法は、請求項10に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記伸縮制御ステップは、イベントの重要度を示す
イベント重要度に対する閾値を算出して、前記イベント
重要度および前記閾値から各イベントの伸縮率を決定す
るものである。
【0022】また、請求項12に係る可変速信号再生方
法は、請求項10に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記伸縮制御ステップは、イベントの重要度を示す
イベント重要度に応じた伸縮率を算出して、前記イベン
ト重要度および前記伸縮率から各イベントの伸縮率を決
定するものである。
法は、請求項10に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記伸縮制御ステップは、イベントの重要度を示す
イベント重要度に応じた伸縮率を算出して、前記イベン
ト重要度および前記伸縮率から各イベントの伸縮率を決
定するものである。
【0023】また、請求項13に係る可変速信号再生方
法は、請求項8または9に記載の可変速信号再生方法に
おいて、各イベントにおけるデータ信号の再生時刻のど
の点に基準点を設けるかを決定する基準点決定ステップ
を有し、前記イベント制御ステップは、前記基準点に基
づいて、イベント間の相関関係を保ちながら所望の再生
速度で前記ストリーム信号を再生するよう各イベントの
データ信号の再生時刻を決定するものである。
法は、請求項8または9に記載の可変速信号再生方法に
おいて、各イベントにおけるデータ信号の再生時刻のど
の点に基準点を設けるかを決定する基準点決定ステップ
を有し、前記イベント制御ステップは、前記基準点に基
づいて、イベント間の相関関係を保ちながら所望の再生
速度で前記ストリーム信号を再生するよう各イベントの
データ信号の再生時刻を決定するものである。
【0024】また、請求項14に係る可変速信号再生方
法は、請求項13に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記基準点決定ステップは、データ信号の再生開始
時刻、再生終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時
刻の両方のいずれかに基準点を設けるものである。
法は、請求項13に記載の可変速信号再生方法におい
て、前記基準点決定ステップは、データ信号の再生開始
時刻、再生終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時
刻の両方のいずれかに基準点を設けるものである。
【0025】さらに、請求項15に係るコンピュータに
より読み取り可能な記録媒体は、請求項8、9、10、
11、12、13または14に記載の可変速信号再生方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして
記録したものである。
より読み取り可能な記録媒体は、請求項8、9、10、
11、12、13または14に記載の可変速信号再生方
法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして
記録したものである。
【0026】本発明に係る可変速信号再生装置、可変速
信号再生方法および記録媒体では、情報ラベル抽出手段
(情報ラベル抽出ステップ)において、連続したストリ
ーム信号を所定の規則で時間軸方向に分割して生成され
たデータ信号、および該データ信号の特徴を示す情報ラ
ベルを一組としたイベントから情報ラベルのみを抽出
し、イベント制御手段(イベント制御ステップ)におい
て、情報ラベル抽出手段(情報ラベル抽出ステップ)に
よって抽出された情報ラベルと、情報ラベルを用いて作
成された異なるストリーム信号の各イベント間の相関関
係を示すイベントリンクテーブルとを用いて、イベント
間の相関関係を保ちながら所望の再生速度でストリーム
信号を再生するよう各イベントのデータ信号の再生時刻
を決定し、伸縮/出力処理手段(伸縮/出力処理ステッ
プ)において、イベント制御手段(イベント制御ステッ
プ)によって決定された再生時刻にデータ信号を再生す
るよう、該データ信号を伸縮処理し出力している。な
お、情報ラベルは、データ信号の再生時刻を示す再生時
間情報と、該情報ラベルを有するイベントのイベント番
号と、該情報ラベルを有するイベントと他のストリーム
信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報とを有す
るものである。
信号再生方法および記録媒体では、情報ラベル抽出手段
(情報ラベル抽出ステップ)において、連続したストリ
ーム信号を所定の規則で時間軸方向に分割して生成され
たデータ信号、および該データ信号の特徴を示す情報ラ
ベルを一組としたイベントから情報ラベルのみを抽出
し、イベント制御手段(イベント制御ステップ)におい
て、情報ラベル抽出手段(情報ラベル抽出ステップ)に
よって抽出された情報ラベルと、情報ラベルを用いて作
成された異なるストリーム信号の各イベント間の相関関
係を示すイベントリンクテーブルとを用いて、イベント
間の相関関係を保ちながら所望の再生速度でストリーム
信号を再生するよう各イベントのデータ信号の再生時刻
を決定し、伸縮/出力処理手段(伸縮/出力処理ステッ
プ)において、イベント制御手段(イベント制御ステッ
プ)によって決定された再生時刻にデータ信号を再生す
るよう、該データ信号を伸縮処理し出力している。な
お、情報ラベルは、データ信号の再生時刻を示す再生時
間情報と、該情報ラベルを有するイベントのイベント番
号と、該情報ラベルを有するイベントと他のストリーム
信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報とを有す
るものである。
【0027】また、請求項2に係る可変速信号再生装
置、請求項9に係る可変速信号再生方法および請求項1
5に係る記録媒体では、情報ラベル抽出手段(情報ラベ
ル抽出ステップ)によって抽出された情報ラベルの再生
時間情報と、一イベントと他のイベントとの相関関係の
有無を決定するための規定値とを用いて、リンク情報生
成手段(リンク情報生成ステップ)において、異なるス
トリーム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報
を全ストリーム信号の各イベントに対して生成し、ま
た、イベントリンクテーブル作成ステップにおいて、生
成したリンク情報を用いて各イベント間の相関関係を示
すイベントリンクテーブルを作成している。
置、請求項9に係る可変速信号再生方法および請求項1
5に係る記録媒体では、情報ラベル抽出手段(情報ラベ
ル抽出ステップ)によって抽出された情報ラベルの再生
時間情報と、一イベントと他のイベントとの相関関係の
有無を決定するための規定値とを用いて、リンク情報生
成手段(リンク情報生成ステップ)において、異なるス
トリーム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報
を全ストリーム信号の各イベントに対して生成し、ま
た、イベントリンクテーブル作成ステップにおいて、生
成したリンク情報を用いて各イベント間の相関関係を示
すイベントリンクテーブルを作成している。
【0028】したがって、可変速再生のためにデータ信
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、イ
ベントの相関関係が崩れて再生内容が前後することなく
データ信号を可変速再生することができる。特に高速再
生した場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知るこ
とができる。このため、例えば、会議に遅れて到着した
場合においても、利用者は会議の流れを短時間で正確に
理解することができる。
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、イ
ベントの相関関係が崩れて再生内容が前後することなく
データ信号を可変速再生することができる。特に高速再
生した場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知るこ
とができる。このため、例えば、会議に遅れて到着した
場合においても、利用者は会議の流れを短時間で正確に
理解することができる。
【0029】また、請求項3に係る可変速信号再生装
置、請求項10に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、情報ラベルが、該情報ラベル
を有するイベントの重要度を示すイベント重要度をさら
に有し、伸縮制御手段(伸縮制御ステップ)において、
イベント重要度に応じてイベントの伸縮率を決定してい
る。
置、請求項10に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、情報ラベルが、該情報ラベル
を有するイベントの重要度を示すイベント重要度をさら
に有し、伸縮制御手段(伸縮制御ステップ)において、
イベント重要度に応じてイベントの伸縮率を決定してい
る。
【0030】特に、請求項4に係る可変速信号再生装
置、請求項11に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、伸縮制御手段(伸縮制御ステ
ップ)において、イベントの重要度を示すイベント重要
度に対する閾値を算出して、イベント重要度および閾値
から各イベントの伸縮率を決定している。また、請求項
5に係る可変速信号再生装置、請求項12に係る可変速
信号再生方法および請求項15に係る記録媒体では、伸
縮制御手段(伸縮制御ステップ)において、イベントの
重要度を示すイベント重要度に応じた伸縮率を算出し
て、イベント重要度および伸縮率から各イベントの伸縮
率を決定している。
置、請求項11に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、伸縮制御手段(伸縮制御ステ
ップ)において、イベントの重要度を示すイベント重要
度に対する閾値を算出して、イベント重要度および閾値
から各イベントの伸縮率を決定している。また、請求項
5に係る可変速信号再生装置、請求項12に係る可変速
信号再生方法および請求項15に係る記録媒体では、伸
縮制御手段(伸縮制御ステップ)において、イベントの
重要度を示すイベント重要度に応じた伸縮率を算出し
て、イベント重要度および伸縮率から各イベントの伸縮
率を決定している。
【0031】したがって、意味的に重要な内容のイベン
トを優先的に再生して、意味的に重要な内容を持たない
イベントは再生しないまたは短縮して再生することによ
り、意味的に重要な内容のイベントの欠落を回避しなが
ら可変速再生することができる。特に、高速再生した場
合、利用者は要点をおさえつつ短時間で再生内容を知る
ことができる。
トを優先的に再生して、意味的に重要な内容を持たない
イベントは再生しないまたは短縮して再生することによ
り、意味的に重要な内容のイベントの欠落を回避しなが
ら可変速再生することができる。特に、高速再生した場
合、利用者は要点をおさえつつ短時間で再生内容を知る
ことができる。
【0032】さらに、請求項6に係る可変速信号再生装
置、請求項13に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、基準点決定手段(基準点決定
ステップ)において、各イベントにおけるデータ信号の
再生時刻のどの点に基準点を設けるかを決定し、イベン
ト制御手段(イベント制御ステップ)において、イベン
ト間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前記スト
リーム信号を再生するよう各イベントのデータ信号の再
生時刻を、基準点に基づき決定している。
置、請求項13に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、基準点決定手段(基準点決定
ステップ)において、各イベントにおけるデータ信号の
再生時刻のどの点に基準点を設けるかを決定し、イベン
ト制御手段(イベント制御ステップ)において、イベン
ト間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前記スト
リーム信号を再生するよう各イベントのデータ信号の再
生時刻を、基準点に基づき決定している。
【0033】特に、請求項7に係る可変速信号再生装
置、請求項14に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、基準点決定手段(基準点決定
ステップ)において、データ信号の再生開始時刻、再生
終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時刻の両方の
いずれかに基準点を設けることが望ましい。
置、請求項14に係る可変速信号再生方法および請求項
15に係る記録媒体では、基準点決定手段(基準点決定
ステップ)において、データ信号の再生開始時刻、再生
終了時刻、および再生開始時刻と再生終了時刻の両方の
いずれかに基準点を設けることが望ましい。
【0034】したがって、可変速再生のためにデータ信
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、各
基準点の時間軸上における前後関係を崩さずに再生時刻
を制御することができるため、再生内容が前後すること
なくデータ信号を可変速再生することができる。特に高
速再生した場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知
ることができ、低速再生した場合、利用者は内容を理解
しながら再生を進めることができる。
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、各
基準点の時間軸上における前後関係を崩さずに再生時刻
を制御することができるため、再生内容が前後すること
なくデータ信号を可変速再生することができる。特に高
速再生した場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知
ることができ、低速再生した場合、利用者は内容を理解
しながら再生を進めることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の可変速信号再生装
置、可変速信号再生方法および記録媒体の実施の形態に
ついて、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、
〔第3の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明す
る。なお、各実施形態の説明では、本発明に係る可変速
信号再生装置および可変速信号再生方法について詳述す
るが、本発明に係る記録媒体については、可変速信号再
生方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒
体であることから、その説明は以下の可変速信号再生方
法の説明に含まれるものである。
置、可変速信号再生方法および記録媒体の実施の形態に
ついて、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形態〕、
〔第3の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明す
る。なお、各実施形態の説明では、本発明に係る可変速
信号再生装置および可変速信号再生方法について詳述す
るが、本発明に係る記録媒体については、可変速信号再
生方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒
体であることから、その説明は以下の可変速信号再生方
法の説明に含まれるものである。
【0036】まず、本発明に係る実施形態においては、
映像や音声等を再生することができる情報の集まりであ
る信号(以下、一種類の連続した信号をストリームとい
う)が入力され、各信号はイベントというある意味を持
った区間の単位に時間軸方向で区切られる。イベントと
は、音声信号の場合は会話の一発言、また、映像信号の
場合は一シーンなどを一単位とするものである。
映像や音声等を再生することができる情報の集まりであ
る信号(以下、一種類の連続した信号をストリームとい
う)が入力され、各信号はイベントというある意味を持
った区間の単位に時間軸方向で区切られる。イベントと
は、音声信号の場合は会話の一発言、また、映像信号の
場合は一シーンなどを一単位とするものである。
【0037】より詳しくは、信号が音声信号である場
合、図1に示すように、音声信号は有音か無音かによっ
て区切られ、各有音部分または各無音部分が一イベント
とされる。例えば、音声信号の内容が会議などで会話し
ている話者一人の発言である場合、音声信号を会話の発
言の開始点と終了点で区切り、その開始点から終了点ま
での区間を一イベントとし、また、終了点から次の発言
の開始点までの区間を一イベントとする。
合、図1に示すように、音声信号は有音か無音かによっ
て区切られ、各有音部分または各無音部分が一イベント
とされる。例えば、音声信号の内容が会議などで会話し
ている話者一人の発言である場合、音声信号を会話の発
言の開始点と終了点で区切り、その開始点から終了点ま
での区間を一イベントとし、また、終了点から次の発言
の開始点までの区間を一イベントとする。
【0038】このようにしてイベント単位に区切られた
信号は、イベントごとに信号の特徴が抽出され、再生時
間情報やイベント番号を含む情報ラベルがサブコードと
して各イベントの実際の音声信号であるデータ信号にそ
れぞれ付加される。すなわち、図2に示すように、一イ
ベントの信号と一イベントの信号に付加された情報ラベ
ルとの組が入力データとして記録媒体に記録される。以
下、入力データのデータ信号部分をデータ信号部と称
し、情報ラベル部分を情報ラベル部と称す。なお、再生
時間情報は、データ信号の再生を開始する時間軸上の時
刻を示す再生開始時刻と、データ信号の再生を終了する
時間軸上の時刻を示す再生終了時刻とを含む情報であ
り、イベント番号は、ストリームが開始されてからの連
続するイベントの通し番号であり、ストリームの中で一
意に決定されている。
信号は、イベントごとに信号の特徴が抽出され、再生時
間情報やイベント番号を含む情報ラベルがサブコードと
して各イベントの実際の音声信号であるデータ信号にそ
れぞれ付加される。すなわち、図2に示すように、一イ
ベントの信号と一イベントの信号に付加された情報ラベ
ルとの組が入力データとして記録媒体に記録される。以
下、入力データのデータ信号部分をデータ信号部と称
し、情報ラベル部分を情報ラベル部と称す。なお、再生
時間情報は、データ信号の再生を開始する時間軸上の時
刻を示す再生開始時刻と、データ信号の再生を終了する
時間軸上の時刻を示す再生終了時刻とを含む情報であ
り、イベント番号は、ストリームが開始されてからの連
続するイベントの通し番号であり、ストリームの中で一
意に決定されている。
【0039】なお、図2に示した例では、情報ラベル部
がデータ信号部のヘッダ情報として付加されているが、
データ信号部のヘッダ情報としてではなく、別の記録媒
体に記録されていても良い。また、データ信号部は入力
信号として与えられる信号であり、その単位はイベント
単位でも、記録媒体に記録される最小の単位でも構わな
いが、一データ信号部の中に複数のイベントは存在しな
い。
がデータ信号部のヘッダ情報として付加されているが、
データ信号部のヘッダ情報としてではなく、別の記録媒
体に記録されていても良い。また、データ信号部は入力
信号として与えられる信号であり、その単位はイベント
単位でも、記録媒体に記録される最小の単位でも構わな
いが、一データ信号部の中に複数のイベントは存在しな
い。
【0040】次に、複数のストリームが存在して、例え
ば質問に対する回答などのように、各ストリームのイベ
ント単位に区切られた信号(以下、単にイベントと称
す)が互いに相関関係を有する場合、あるストリームの
イベントが他のストリームのイベントと意味的な相関関
係があるか判定され、相関関係があるイベントのリンク
情報が生成される。以下、リンク判定およびリンク情報
の生成処理について、図3を参照して説明する。図3
は、本発明に係る可変速信号再生装置におけるリンク判
定およびリンク情報の生成に関する部分を示すブロック
構成図である。
ば質問に対する回答などのように、各ストリームのイベ
ント単位に区切られた信号(以下、単にイベントと称
す)が互いに相関関係を有する場合、あるストリームの
イベントが他のストリームのイベントと意味的な相関関
係があるか判定され、相関関係があるイベントのリンク
情報が生成される。以下、リンク判定およびリンク情報
の生成処理について、図3を参照して説明する。図3
は、本発明に係る可変速信号再生装置におけるリンク判
定およびリンク情報の生成に関する部分を示すブロック
構成図である。
【0041】まず、可変速信号再生装置10は、それぞ
れ異なるストリームを記録した記録媒体1と、記録媒体
から読み出した入力データから情報ラベル部を抽出する
情報ラベル抽出部201とを備え、さらにリンク情報入
力系206と、特許請求の範囲のリンク情報生成手段に
該当するリンク情報生成部207とを備えている。な
お、一記録媒体と一情報ラベル抽出部との組を一入力系
101とする。
れ異なるストリームを記録した記録媒体1と、記録媒体
から読み出した入力データから情報ラベル部を抽出する
情報ラベル抽出部201とを備え、さらにリンク情報入
力系206と、特許請求の範囲のリンク情報生成手段に
該当するリンク情報生成部207とを備えている。な
お、一記録媒体と一情報ラベル抽出部との組を一入力系
101とする。
【0042】リンク情報入力系206は、所定の時間情
報である規定値Tlkをリンク情報生成部207に供給す
るものである。また、リンク情報生成部207は、例え
ば、記録媒体1に記録されているデータ信号が音声信号
である場合、あるイベントの再生開始時刻から規定値T
lk以内に他の入力系において発生したイベントがあると
き、これら2つのイベントは意味的に対応関係がある、
すなわちリンクするとみなしてリンク情報を生成するも
のである。
報である規定値Tlkをリンク情報生成部207に供給す
るものである。また、リンク情報生成部207は、例え
ば、記録媒体1に記録されているデータ信号が音声信号
である場合、あるイベントの再生開始時刻から規定値T
lk以内に他の入力系において発生したイベントがあると
き、これら2つのイベントは意味的に対応関係がある、
すなわちリンクするとみなしてリンク情報を生成するも
のである。
【0043】次に、ある入力系101−Kの記録媒体1
に記録されているストリームSKが有するイベントのリ
ンク情報を生成する処理について、図4および図5を参
照して説明する。なお、図4はリンク情報生成処理のメ
インルーチンを説明するフローチャートであり、図5は
図4に示すメインルーチンのサブルーチンを説明するフ
ローチャートである。
に記録されているストリームSKが有するイベントのリ
ンク情報を生成する処理について、図4および図5を参
照して説明する。なお、図4はリンク情報生成処理のメ
インルーチンを説明するフローチャートであり、図5は
図4に示すメインルーチンのサブルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【0044】該リンク情報生成処理を行うためには、入
力系101−Kの記録媒体1に記録されているストリー
ムSKが有する全イベントに対して、他のストリームに
リンクするイベントがあるかどうかを、再生開始時刻を
用いて順に検索する。以下、入力系101−Kのストリ
ームSKにおいて検索するイベント番号を"L"とする。
力系101−Kの記録媒体1に記録されているストリー
ムSKが有する全イベントに対して、他のストリームに
リンクするイベントがあるかどうかを、再生開始時刻を
用いて順に検索する。以下、入力系101−Kのストリ
ームSKにおいて検索するイベント番号を"L"とする。
【0045】まず、ステップS101では、イベント番
号"L"を初期値として"0"に設定する。次に、ステップ
S103では、記録媒体1から現在のイベント番号"L"
のイベントILを読み込み、該イベントILの情報ラベル
から再生開始時刻を調べる。次に、ステップS105で
は、入力系101−Kの以外の全入力系に対してリンク
するイベントが存在するかを順に判定して、リンクする
イベントがあればリンク情報を生成する。
号"L"を初期値として"0"に設定する。次に、ステップ
S103では、記録媒体1から現在のイベント番号"L"
のイベントILを読み込み、該イベントILの情報ラベル
から再生開始時刻を調べる。次に、ステップS105で
は、入力系101−Kの以外の全入力系に対してリンク
するイベントが存在するかを順に判定して、リンクする
イベントがあればリンク情報を生成する。
【0046】該ステップS105は、サブルーチンとし
て、図5のフローチャートに示す処理を行う。まずステ
ップS151において、規定値Tlkをリンク情報入力系
206から得る。次に、ステップS153では、他の入
力系101−Mの記録媒体1に記録されているストリー
ムSMのストリーム番号"M"を、初期値として"0"に設
定する。次に、ステップS155では、入力系101−
MのストリームSMの各イベントとストリームSKのイベ
ントILとがリンクするかを、規定値Tlkを用いて判定
する。次に、ステップS157では、リンクするイベン
トの情報ラベル部から該イベントの再生時間情報および
イベント番号を得て、リンク情報を生成する。このと
き、リンクするイベントが存在しない場合は、何も生成
しない。
て、図5のフローチャートに示す処理を行う。まずステ
ップS151において、規定値Tlkをリンク情報入力系
206から得る。次に、ステップS153では、他の入
力系101−Mの記録媒体1に記録されているストリー
ムSMのストリーム番号"M"を、初期値として"0"に設
定する。次に、ステップS155では、入力系101−
MのストリームSMの各イベントとストリームSKのイベ
ントILとがリンクするかを、規定値Tlkを用いて判定
する。次に、ステップS157では、リンクするイベン
トの情報ラベル部から該イベントの再生時間情報および
イベント番号を得て、リンク情報を生成する。このと
き、リンクするイベントが存在しない場合は、何も生成
しない。
【0047】次に、ステップS159では、全入力系の
ストリームに対して、ステップS155およびS157
の処理が終了してかを判定し、終了していなければ(N
o)、ステップS161に進んでストリーム番号"M"を
1つインクリメント(M=M+1)した後にステップS
155に戻り、終了していれば(Yes)図4に示すメ
インルーチンに戻る。
ストリームに対して、ステップS155およびS157
の処理が終了してかを判定し、終了していなければ(N
o)、ステップS161に進んでストリーム番号"M"を
1つインクリメント(M=M+1)した後にステップS
155に戻り、終了していれば(Yes)図4に示すメ
インルーチンに戻る。
【0048】次に、ステップS107では、入力系10
1−Kの全イベントに対してリンクの判定およびリンク
情報の生成が終了したかを判定し、終了していなければ
(No)ステップS109に進んでイベント番号"L"を
1つインクリメント(L=L+1)した後にステップS
103に戻り、終了していれば(Yes)リンク判定お
よびリンク情報の生成処理を終了する。
1−Kの全イベントに対してリンクの判定およびリンク
情報の生成が終了したかを判定し、終了していなければ
(No)ステップS109に進んでイベント番号"L"を
1つインクリメント(L=L+1)した後にステップS
103に戻り、終了していれば(Yes)リンク判定お
よびリンク情報の生成処理を終了する。
【0049】次に、ステップS157において生成され
るリンク情報の構成と、情報ラベル部への該リンク情報
の付加について説明する。例えば、図6に示すように、
ストリームAおよびストリームBの2つのストリームが
存在し、ストリームBの話者による「今日の天気はどう
?」との質問に対して、ストリームAの話者が「曇って
いるみたい」と答えたとする。この会話において、スト
リームBの質問「今日の天気はどう?」をイベントB−
1とし、ストリームAの応答「曇っているみたい」をイ
ベントA−2とする。また、イベントA−2に対して、
ストリームBの話者が「夕方に雨は降るかしら?」と質
問して、ストリームAの話者が「たぶん」と答えたとす
る。この会話において、ストリームBの質問「夕方に雨
は降るかしら?」をイベントB−3とし、ストリームA
の応答「たぶん」をイベントA―4とする。
るリンク情報の構成と、情報ラベル部への該リンク情報
の付加について説明する。例えば、図6に示すように、
ストリームAおよびストリームBの2つのストリームが
存在し、ストリームBの話者による「今日の天気はどう
?」との質問に対して、ストリームAの話者が「曇って
いるみたい」と答えたとする。この会話において、スト
リームBの質問「今日の天気はどう?」をイベントB−
1とし、ストリームAの応答「曇っているみたい」をイ
ベントA−2とする。また、イベントA−2に対して、
ストリームBの話者が「夕方に雨は降るかしら?」と質
問して、ストリームAの話者が「たぶん」と答えたとす
る。この会話において、ストリームBの質問「夕方に雨
は降るかしら?」をイベントB−3とし、ストリームA
の応答「たぶん」をイベントA―4とする。
【0050】このように各ストリームをイベントとして
区切った場合、図7に示すように、イベントB−1に対
してイベントA―2がリンクし(B−1→A−2)、イ
ベントA−2に対してイベントB−3がリンクし(A−
2→B−3)、イベントB−3に対してイベントA−4
がリンクしている(B−3→A−4)と判定され、各イ
ベントに対して、上述したリンク情報の生成処理が行わ
れる。
区切った場合、図7に示すように、イベントB−1に対
してイベントA―2がリンクし(B−1→A−2)、イ
ベントA−2に対してイベントB−3がリンクし(A−
2→B−3)、イベントB−3に対してイベントA−4
がリンクしている(B−3→A−4)と判定され、各イ
ベントに対して、上述したリンク情報の生成処理が行わ
れる。
【0051】リンク情報は、当該イベントに対して前に
リンクしている(時間軸上で前に再生される)イベント
(以下、前リンクイベントと称す)のイベント番号と、
前リンクイベントの再生開始時刻と当該イベントの再生
開始時刻との差を示す前リンク時間関係と、当該イベン
トに対して後にリンクしている(時間軸上で後に再生さ
れる)イベント(以下、後リンクイベントと称す)のイ
ベント番号と、後リンクイベントの再生開始時刻と当該
イベントの再生開始時刻との差を示す後リンク時間関係
とから構成されている。
リンクしている(時間軸上で前に再生される)イベント
(以下、前リンクイベントと称す)のイベント番号と、
前リンクイベントの再生開始時刻と当該イベントの再生
開始時刻との差を示す前リンク時間関係と、当該イベン
トに対して後にリンクしている(時間軸上で後に再生さ
れる)イベント(以下、後リンクイベントと称す)のイ
ベント番号と、後リンクイベントの再生開始時刻と当該
イベントの再生開始時刻との差を示す後リンク時間関係
とから構成されている。
【0052】このようにして生成されたリンク情報は、
該当するイベントの情報ラベル部に付加される。例えば
イベントA−2の情報ラベルには、図8に示すように、
イベントA−2の再生開始時刻TSA2および再生終了時
刻TEA2を含む再生時間情報と、イベント番号A−2
と、前リンクイベントのイベント番号B−1、前リンク
時間関係380(ミリ秒)、後リンクイベントのイベン
ト番号B−3および後リンク時間関係450(ミリ秒)
を含むリンク情報とが含まれる。
該当するイベントの情報ラベル部に付加される。例えば
イベントA−2の情報ラベルには、図8に示すように、
イベントA−2の再生開始時刻TSA2および再生終了時
刻TEA2を含む再生時間情報と、イベント番号A−2
と、前リンクイベントのイベント番号B−1、前リンク
時間関係380(ミリ秒)、後リンクイベントのイベン
ト番号B−3および後リンク時間関係450(ミリ秒)
を含むリンク情報とが含まれる。
【0053】同様に、他のイベントの情報ラベル部にも
リンク情報が付加されるが、このとき同時に、図9に示
すような、全入力系のストリームが有するイベントのリ
ンク状況を示すイベントリンクテーブルが、各イベント
の情報ラベル部から生成される。該イベントリンクテー
ブルには、各イベントに対して、イベント番号、前リン
クイベントのイベント番号、前リンク時間関係、後リン
クイベントのイベント番号および後リンク時間関係がそ
れぞれ対応したテーブルであり、下記に説明するが、異
なるストリームのイベント間のリンク状態を保ちながら
イベントを伸縮してイベントの再生時刻を制御するとき
に利用される。なお、イベントリンクテーブル2は、信
号再生実行前にリンク情報から新たに作成しても良い。
リンク情報が付加されるが、このとき同時に、図9に示
すような、全入力系のストリームが有するイベントのリ
ンク状況を示すイベントリンクテーブルが、各イベント
の情報ラベル部から生成される。該イベントリンクテー
ブルには、各イベントに対して、イベント番号、前リン
クイベントのイベント番号、前リンク時間関係、後リン
クイベントのイベント番号および後リンク時間関係がそ
れぞれ対応したテーブルであり、下記に説明するが、異
なるストリームのイベント間のリンク状態を保ちながら
イベントを伸縮してイベントの再生時刻を制御するとき
に利用される。なお、イベントリンクテーブル2は、信
号再生実行前にリンク情報から新たに作成しても良い。
【0054】次に、内容的に相関関係を有する複数スト
リームの信号に対して、異なるストリームのイベント間
のリンク状態を保ちながら信号を伸縮処理して可変速再
生する可変速信号再生装置および可変速信号再生方法の
実施形態について説明する。
リームの信号に対して、異なるストリームのイベント間
のリンク状態を保ちながら信号を伸縮処理して可変速再
生する可変速信号再生装置および可変速信号再生方法の
実施形態について説明する。
【0055】〔第1の実施形態〕図10は、本発明の第
1の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、本実施形態の可変速信号
再生装置は、記録媒体1と、特許請求の範囲の情報ラベ
ル抽出手段に該当する情報ラベル抽出部201と、イベ
ント制御手段に該当する同期制御部202と、再生情報
入力系203と、伸縮/出力処理手段に該当する伸縮処
理部204および信号出力処理部205とを備えて構成
されている。
1の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、本実施形態の可変速信号
再生装置は、記録媒体1と、特許請求の範囲の情報ラベ
ル抽出手段に該当する情報ラベル抽出部201と、イベ
ント制御手段に該当する同期制御部202と、再生情報
入力系203と、伸縮/出力処理手段に該当する伸縮処
理部204および信号出力処理部205とを備えて構成
されている。
【0056】まず、記録媒体1は、実際の映像や音声等
の信号であるデータ信号部と該信号の特徴が記述された
情報ラベル部とを含むイベントの集合体である一ストリ
ームの入力データを記憶している。また、情報ラベル抽
出部201は、記憶媒体1から読み出した入力データか
ら各イベントの情報ラベルを抽出して同期制御部202
に入力し、データ信号を伸縮処理部204に入力する。
の信号であるデータ信号部と該信号の特徴が記述された
情報ラベル部とを含むイベントの集合体である一ストリ
ームの入力データを記憶している。また、情報ラベル抽
出部201は、記憶媒体1から読み出した入力データか
ら各イベントの情報ラベルを抽出して同期制御部202
に入力し、データ信号を伸縮処理部204に入力する。
【0057】また、再生情報入力系203は、信号の再
生速度を決定する情報(以下、再生速度情報と称す)を
同期制御部202に供給している。また、同期制御部2
03は、情報ラベル抽出部201によって抽出された各
イベントの情報ラベルと、再生情報入力系203から供
給された再生速度情報とから、各ストリームのイベント
間のリンク状態を保ちながら再生速度情報によって示さ
れた再生速度で信号が再生されるよう再生時刻を制御し
て、イベントの伸縮方法を決定する。
生速度を決定する情報(以下、再生速度情報と称す)を
同期制御部202に供給している。また、同期制御部2
03は、情報ラベル抽出部201によって抽出された各
イベントの情報ラベルと、再生情報入力系203から供
給された再生速度情報とから、各ストリームのイベント
間のリンク状態を保ちながら再生速度情報によって示さ
れた再生速度で信号が再生されるよう再生時刻を制御し
て、イベントの伸縮方法を決定する。
【0058】例えば、図6に示すように、ストリームA
およびストリームBの2つのストリームが存在し、イベ
ントB−1に対してイベントA−2が時間関係t1(ミ
リ秒)でリンクしている(B−1→A−2)とき、図1
1に示すように、再生結果がイベントA−2→イベント
B−1とならないように設定された規定値T(ミリ秒)
が再生時のイベントB−1とイベントA−2との新たな
時間関係となるよう、イベントA−2の一つ前に存在す
るイベントA−1の再生時間を決定する。すなわち、イ
ベントB−1の再生開始から規定値T(ミリ秒)後にイ
ベントA−2の再生が開始されるようイベントA−2の
再生開始時刻を決定すると、イベントA−1の再生終了
時刻が自動的に決定されるため、イベントA−1の伸縮
方法が決定される。
およびストリームBの2つのストリームが存在し、イベ
ントB−1に対してイベントA−2が時間関係t1(ミ
リ秒)でリンクしている(B−1→A−2)とき、図1
1に示すように、再生結果がイベントA−2→イベント
B−1とならないように設定された規定値T(ミリ秒)
が再生時のイベントB−1とイベントA−2との新たな
時間関係となるよう、イベントA−2の一つ前に存在す
るイベントA−1の再生時間を決定する。すなわち、イ
ベントB−1の再生開始から規定値T(ミリ秒)後にイ
ベントA−2の再生が開始されるようイベントA−2の
再生開始時刻を決定すると、イベントA−1の再生終了
時刻が自動的に決定されるため、イベントA−1の伸縮
方法が決定される。
【0059】なお、規定値Tは0以上の値を取り、例え
ば、再生情報入力系203から供給される再生速度情報
によって決定され、再生速度や伸縮状況等に応じて動的
に変化するものであっても良い。
ば、再生情報入力系203から供給される再生速度情報
によって決定され、再生速度や伸縮状況等に応じて動的
に変化するものであっても良い。
【0060】例えば、図12に示すように、イベントB
−1に対してイベントA−2がリンクし、イベントA−
2に対してイベントB−2がリンクしている(B−1→
A−2→B−2)とき、規定値Tを0とすると、イベン
トB−2の再生開始時刻がイベントA−2の再生開始時
刻、すなわちイベントB−1の再生開始時刻と同じにな
ってしまうため、このような場合、同期制御部202
は、イベントA−2とイベントB−2の時間関係を規定
値Tとはせずに、イベントB−1の再生終了後にイベン
トB−2の再生が開始されるよう規定値TをT′とす
る。
−1に対してイベントA−2がリンクし、イベントA−
2に対してイベントB−2がリンクしている(B−1→
A−2→B−2)とき、規定値Tを0とすると、イベン
トB−2の再生開始時刻がイベントA−2の再生開始時
刻、すなわちイベントB−1の再生開始時刻と同じにな
ってしまうため、このような場合、同期制御部202
は、イベントA−2とイベントB−2の時間関係を規定
値Tとはせずに、イベントB−1の再生終了後にイベン
トB−2の再生が開始されるよう規定値TをT′とす
る。
【0061】このように、同期制御部202は、あるイ
ベントILに対して他のストリームのイベントIXが時間
関係tでリンクしているとき、イベントILとイベント
IXとの順序関係を保ちながら、かつイベントILとイベ
ントIXとの新たな時間関係が規定値Tとなるよう、イ
ベントIXの一つ前に存在するイベントIX-1の再生時間
を伸縮して再生するという伸縮方法を決定して、該伸縮
方法を示す信号を伸縮処理部204に供給する。また、
リンクするイベントが存在しない場合、同期制御部20
2はイベントの伸縮を行わない方法を決定する。
ベントILに対して他のストリームのイベントIXが時間
関係tでリンクしているとき、イベントILとイベント
IXとの順序関係を保ちながら、かつイベントILとイベ
ントIXとの新たな時間関係が規定値Tとなるよう、イ
ベントIXの一つ前に存在するイベントIX-1の再生時間
を伸縮して再生するという伸縮方法を決定して、該伸縮
方法を示す信号を伸縮処理部204に供給する。また、
リンクするイベントが存在しない場合、同期制御部20
2はイベントの伸縮を行わない方法を決定する。
【0062】また、伸縮処理部204は、同期制御部2
02から供給された伸縮方法を示す信号に基づいて、情
報ラベル抽出部201から入力されたデータ信号に対す
る伸縮処理を各イベントに対して行い、出力信号を生成
する。このとき、同期制御部202から供給された信号
が伸縮を行わないという信号であれば、伸縮処理を行わ
ない。さらに、信号出力処理部205は、伸縮処理部2
04によって伸縮/生成された一ストリームの出力信号
を出力する。
02から供給された伸縮方法を示す信号に基づいて、情
報ラベル抽出部201から入力されたデータ信号に対す
る伸縮処理を各イベントに対して行い、出力信号を生成
する。このとき、同期制御部202から供給された信号
が伸縮を行わないという信号であれば、伸縮処理を行わ
ない。さらに、信号出力処理部205は、伸縮処理部2
04によって伸縮/生成された一ストリームの出力信号
を出力する。
【0063】図13に、イベントB−1→イベントA−
2→イベントB−3→イベントA−4→…とリンクした
図6に示した信号に対して、同期制御部202が各スト
リームのイベント間の再生時刻に関する相関関係を保ち
ながら各イベントの再生時刻を制御して高速再生した結
果を示す。
2→イベントB−3→イベントA−4→…とリンクした
図6に示した信号に対して、同期制御部202が各スト
リームのイベント間の再生時刻に関する相関関係を保ち
ながら各イベントの再生時刻を制御して高速再生した結
果を示す。
【0064】本実施形態においては、一ストリームの入
力データを記録する記録媒体と情報ラベル抽出部との組
を入力系101とし、伸縮処理部204と信号出力処理
部205との組を出力系102とする。図10に示す本
実施形態の可変速信号再生装置100では、入力系10
1および出力系102をそれぞれN(N≧1)個備えて
いる。但し、各入力系および各出力系の構成は同一であ
る。
力データを記録する記録媒体と情報ラベル抽出部との組
を入力系101とし、伸縮処理部204と信号出力処理
部205との組を出力系102とする。図10に示す本
実施形態の可変速信号再生装置100では、入力系10
1および出力系102をそれぞれN(N≧1)個備えて
いる。但し、各入力系および各出力系の構成は同一であ
る。
【0065】なお、記録媒体1は各入力系にそれぞれ具
備されている必要はなく、複数の入力系が一つの記録媒
体を共有したり、可変速信号再生装置全体で一つだけを
具備していても良い。また、各出力系の伸縮処理部20
4で伸縮/生成された出力信号を合成して、一つの信号
として信号出力処理部205から出力しても良い。
備されている必要はなく、複数の入力系が一つの記録媒
体を共有したり、可変速信号再生装置全体で一つだけを
具備していても良い。また、各出力系の伸縮処理部20
4で伸縮/生成された出力信号を合成して、一つの信号
として信号出力処理部205から出力しても良い。
【0066】次に、本実施形態に係る可変速信号再生装
置100が行う可変速信号再生方法について、図14〜
図16を参照して説明する。なお、図14は本実施形態
に係る可変速信号再生方法のメインルーチンを説明する
フローチャートであり、図15は図14に示すメインル
ーチンのサブルーチンを説明するフローチャートであ
り、図16は図15に示すサブルーチンのサブルーチン
を説明するフローチャートである。
置100が行う可変速信号再生方法について、図14〜
図16を参照して説明する。なお、図14は本実施形態
に係る可変速信号再生方法のメインルーチンを説明する
フローチャートであり、図15は図14に示すメインル
ーチンのサブルーチンを説明するフローチャートであ
り、図16は図15に示すサブルーチンのサブルーチン
を説明するフローチャートである。
【0067】以下、可変速信号再生装置100は、N個
(N≧1)の入力系101および出力系102を有し、
かつN種類のストリームが各入力系に入力されているも
のとし、K番目(1≦K≦N)の入力系101−Kに記
録されているストリームに対して処理を行うものとす
る。
(N≧1)の入力系101および出力系102を有し、
かつN種類のストリームが各入力系に入力されているも
のとし、K番目(1≦K≦N)の入力系101−Kに記
録されているストリームに対して処理を行うものとす
る。
【0068】まず、図14において、ステップS201
では、初期設定としてK=1に設定する。次に、ステッ
プS203では、入力系101−Kが有する記録媒体1
に記録されたストリームからイベントを順に読み出し
て、情報ラベル抽出部201においてイベントをデータ
信号部と情報ラベル部とに分割する。次に、ステップS
205では、異なるストリームのイベント間のリンク状
態を保ちながら伸縮方法を決定するために、図15に示
すサブルーチンに移行する。同図では、入力系101−
Kのイベント番号"L"のイベントILに対する同期制御
部202による伸縮方法決定処理について説明する。
では、初期設定としてK=1に設定する。次に、ステッ
プS203では、入力系101−Kが有する記録媒体1
に記録されたストリームからイベントを順に読み出し
て、情報ラベル抽出部201においてイベントをデータ
信号部と情報ラベル部とに分割する。次に、ステップS
205では、異なるストリームのイベント間のリンク状
態を保ちながら伸縮方法を決定するために、図15に示
すサブルーチンに移行する。同図では、入力系101−
Kのイベント番号"L"のイベントILに対する同期制御
部202による伸縮方法決定処理について説明する。
【0069】図15におけるステップS231では、入
力系101−Kの情報ラベル抽出部201からイベント
ILの情報ラベルを読み込む。次に、ステップS233
では、図9に示すようなイベントリンクテーブルが生成
されているかを判別し、生成されていなければステップ
S235に進んで読み込んだ情報ラベルからイベントリ
ンクテーブルを生成し、ステップS237に進む。ま
た、イベントリンクテーブルが生成済みであれば、ステ
ップS237に進む。ステップS237では、イベント
ILの再生開始時刻を決定して、イベントILの一つ前に
存在するイベントIL-1の伸縮方法を決定するために、
図16に示すサブルーチンに移行する。
力系101−Kの情報ラベル抽出部201からイベント
ILの情報ラベルを読み込む。次に、ステップS233
では、図9に示すようなイベントリンクテーブルが生成
されているかを判別し、生成されていなければステップ
S235に進んで読み込んだ情報ラベルからイベントリ
ンクテーブルを生成し、ステップS237に進む。ま
た、イベントリンクテーブルが生成済みであれば、ステ
ップS237に進む。ステップS237では、イベント
ILの再生開始時刻を決定して、イベントILの一つ前に
存在するイベントIL-1の伸縮方法を決定するために、
図16に示すサブルーチンに移行する。
【0070】図16におけるステップS251では、イ
ベントリンクテーブルを参照して、イベントILが他の
ストリームのイベントとリンクしているか判定する。該
ステップS251において、イベントILがリンクする
イベントを持つと判定されればステップS253に進
み、リンクするイベントを持たないと判定されればステ
ップS255に進む。
ベントリンクテーブルを参照して、イベントILが他の
ストリームのイベントとリンクしているか判定する。該
ステップS251において、イベントILがリンクする
イベントを持つと判定されればステップS253に進
み、リンクするイベントを持たないと判定されればステ
ップS255に進む。
【0071】ステップS253では、イベントILと該
イベントILの一つ前に存在するイベントIL-1との時間
関係が規定値TとなるようイベントILの再生開始時刻
を決定する。また、ステップS255では、同期制御部
202によるイベントの再生時刻の制御は行われず、イ
ベントILの再生開始時刻がイベントIL-1の再生終了時
刻後となるよう、イベントILの再生開始時刻を決定す
る。
イベントILの一つ前に存在するイベントIL-1との時間
関係が規定値TとなるようイベントILの再生開始時刻
を決定する。また、ステップS255では、同期制御部
202によるイベントの再生時刻の制御は行われず、イ
ベントILの再生開始時刻がイベントIL-1の再生終了時
刻後となるよう、イベントILの再生開始時刻を決定す
る。
【0072】ステップS253またはステップS255
が終了するとステップS257に進み、決定された時刻
にイベントILのデータ信号が再生されるようイベント
IL-1の伸縮方法を決定する。ステップS257が終了
すると図15に示したサブルーチンに戻る。ステップS
239では、決定されたイベントIL-1の伸縮方法を出
力して、図14に示したメインルーチンに戻る。
が終了するとステップS257に進み、決定された時刻
にイベントILのデータ信号が再生されるようイベント
IL-1の伸縮方法を決定する。ステップS257が終了
すると図15に示したサブルーチンに戻る。ステップS
239では、決定されたイベントIL-1の伸縮方法を出
力して、図14に示したメインルーチンに戻る。
【0073】ステップS207では、図15および図1
6のサブルーチンにおいて決定された伸縮方法を示す信
号を出力系102−Kの伸縮処理部204に供給し、イ
ベントの伸縮処理を行う。次に、ステップS209で
は、入力系101−Kの入力データが全て処理されたか
を判定し、全て処理されていれば(Yes)ステップS
211に進んで、入力系の数"N"を1つデクリメント
(N=N−1)した後にステップS213に進み、入力
データが全て処理されていなければ(No)ステップS
213に進む。
6のサブルーチンにおいて決定された伸縮方法を示す信
号を出力系102−Kの伸縮処理部204に供給し、イ
ベントの伸縮処理を行う。次に、ステップS209で
は、入力系101−Kの入力データが全て処理されたか
を判定し、全て処理されていれば(Yes)ステップS
211に進んで、入力系の数"N"を1つデクリメント
(N=N−1)した後にステップS213に進み、入力
データが全て処理されていなければ(No)ステップS
213に進む。
【0074】ステップS213では、入力系の数"N"を
判定し、N=1であればステップS203に戻って入力
系101−Kの処理を続け、N>1であればステップS
215に進んで入力系の番号"K"をインクリメント(K
=K+1)した後にステップS203に戻って、次の入
力系101−K+1(但し、K=NのときはK+1=
1)の処理を行い、N=0であれば本実施形態に係る可
変速信号再生方法のメインルーチンを終了する。
判定し、N=1であればステップS203に戻って入力
系101−Kの処理を続け、N>1であればステップS
215に進んで入力系の番号"K"をインクリメント(K
=K+1)した後にステップS203に戻って、次の入
力系101−K+1(但し、K=NのときはK+1=
1)の処理を行い、N=0であれば本実施形態に係る可
変速信号再生方法のメインルーチンを終了する。
【0075】以上説明したように、本実施形態の可変速
信号再生装置および可変速信号再生方法では、異なるス
トリームのイベント間の相関関係を保ちながらイベント
を伸縮処理しているため、内容が前後することなく信号
を可変速再生することができる。また、特に高速再生の
場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知ることがで
きる。
信号再生装置および可変速信号再生方法では、異なるス
トリームのイベント間の相関関係を保ちながらイベント
を伸縮処理しているため、内容が前後することなく信号
を可変速再生することができる。また、特に高速再生の
場合、利用者は短時間で正確に再生内容を知ることがで
きる。
【0076】〔第2の実施形態〕図17は、本発明の第
2の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、図10(第1の実施形
態)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略
する。本実施形態の可変速信号再生装置200は、第1
の実施形態の可変速信号再生装置100が有する構成要
素に加えて、特許請求の範囲の伸縮制御手段に該当する
伸縮制御部211をさらに備えて構成されている。
2の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、図10(第1の実施形
態)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略
する。本実施形態の可変速信号再生装置200は、第1
の実施形態の可変速信号再生装置100が有する構成要
素に加えて、特許請求の範囲の伸縮制御手段に該当する
伸縮制御部211をさらに備えて構成されている。
【0077】該伸縮制御部211は、再生情報入力系2
03から供給された再生速度情報と、同期制御部202
から供給される伸縮情報とから、イベント重要度に応じ
たイベントの伸縮率を決定するものである。また、本実
施形態の同期制御部202は、その時点での実際の伸縮
結果を示す伸縮情報を算出する図示しない伸縮情報算出
部を含んでいる。
03から供給された再生速度情報と、同期制御部202
から供給される伸縮情報とから、イベント重要度に応じ
たイベントの伸縮率を決定するものである。また、本実
施形態の同期制御部202は、その時点での実際の伸縮
結果を示す伸縮情報を算出する図示しない伸縮情報算出
部を含んでいる。
【0078】なお、イベント重要度とは、そのイベント
のデータ信号の内容が意味的にどのくらい重要であるか
を定量的に示す情報であり、図18に示すように、各イ
ベントの情報ラベル部に付加されている。該イベント重
要度は、音声信号の場合においては、例えば、有音/無
音、会話の内容、発言の時間、音声のレベル変化等から
決定される。
のデータ信号の内容が意味的にどのくらい重要であるか
を定量的に示す情報であり、図18に示すように、各イ
ベントの情報ラベル部に付加されている。該イベント重
要度は、音声信号の場合においては、例えば、有音/無
音、会話の内容、発言の時間、音声のレベル変化等から
決定される。
【0079】図19に示す例では、イベント重要度を1
0段階で評価して、重要度が最も高い場合を10とし、
最も低い場合を1とし、無音と判定されたイベントのイ
ベント重要度には1を割り当て、発言時間が長く音声の
レベルが高いイベント程、より高いイベント重要度を割
り当てている。
0段階で評価して、重要度が最も高い場合を10とし、
最も低い場合を1とし、無音と判定されたイベントのイ
ベント重要度には1を割り当て、発言時間が長く音声の
レベルが高いイベント程、より高いイベント重要度を割
り当てている。
【0080】また、伸縮率とは、イベント単位に区切ら
れた信号を標準速度で再生したときの再生時間に対する
伸縮後の再生時間の比である。例えば、信号の再生時間
が半分になったときの圧縮率は50%、倍になったとき
の圧縮率は200%であるという。
れた信号を標準速度で再生したときの再生時間に対する
伸縮後の再生時間の比である。例えば、信号の再生時間
が半分になったときの圧縮率は50%、倍になったとき
の圧縮率は200%であるという。
【0081】本実施形態によれば、伸縮率が100%に
近いほどそのイベントの伸縮率が低いとされ、100%
から離れるに従って伸縮率が高いとされる。また、意味
的に重要な内容のイベント重要度の高いイベントに対し
ては低い伸縮率で伸縮され、意味的に重要な内容を持た
ないイベント重要度の低いイベントに対しては高い伸縮
率で伸縮される。
近いほどそのイベントの伸縮率が低いとされ、100%
から離れるに従って伸縮率が高いとされる。また、意味
的に重要な内容のイベント重要度の高いイベントに対し
ては低い伸縮率で伸縮され、意味的に重要な内容を持た
ないイベント重要度の低いイベントに対しては高い伸縮
率で伸縮される。
【0082】以下に、本実施形態に係る可変速信号再生
について説明する。本実施形態に係る可変速信号再生
は、(1)イベント重要度に対する閾値を設定してイベ
ントを間引き伸縮する第1の方法と、(2)イベント重
要度に応じて伸縮率を変えてイベントを伸縮する第2の
方法とがある。
について説明する。本実施形態に係る可変速信号再生
は、(1)イベント重要度に対する閾値を設定してイベ
ントを間引き伸縮する第1の方法と、(2)イベント重
要度に応じて伸縮率を変えてイベントを伸縮する第2の
方法とがある。
【0083】まず、第1の方法では、再生情報入力系2
03から供給された再生速度情報から信号全体の伸縮率
を算出して、イベント重要度の閾値を設定する。なお、
標準速度での再生時間やイベント重要度の分布はストリ
ームごとに異なるので、閾値は動的に変化するものとす
る。
03から供給された再生速度情報から信号全体の伸縮率
を算出して、イベント重要度の閾値を設定する。なお、
標準速度での再生時間やイベント重要度の分布はストリ
ームごとに異なるので、閾値は動的に変化するものとす
る。
【0084】該第1の方法の一実施例として、図20に
は、ストリームAおよびストリームBの2つのストリー
ムが存在し、イベント重要度が10段階に設定され、ス
トリームAのイベントA−1のイベント重要度が10、
イベントA−2のイベント重要度が9、イベントA−3
〜イベントA−6のイベント重要度が2であり、ストリ
ームBのイベントB−1のイベント重要度が2、イベン
トB−2のイベント重要度が1、イベントB−3のイベ
ント重要度が4、イベントB−4のイベント重要度が
2、イベントB−5のイベント重要度が8、イベントB
−6のイベント重要度が9であり、閾値が5である例が
示されている。本実施例では、イベント重要度が5以上
のイベントを伸縮率100%とし、5未満のイベントは
伸縮率0%として該イベントを間引き、出力信号を生成
している。
は、ストリームAおよびストリームBの2つのストリー
ムが存在し、イベント重要度が10段階に設定され、ス
トリームAのイベントA−1のイベント重要度が10、
イベントA−2のイベント重要度が9、イベントA−3
〜イベントA−6のイベント重要度が2であり、ストリ
ームBのイベントB−1のイベント重要度が2、イベン
トB−2のイベント重要度が1、イベントB−3のイベ
ント重要度が4、イベントB−4のイベント重要度が
2、イベントB−5のイベント重要度が8、イベントB
−6のイベント重要度が9であり、閾値が5である例が
示されている。本実施例では、イベント重要度が5以上
のイベントを伸縮率100%とし、5未満のイベントは
伸縮率0%として該イベントを間引き、出力信号を生成
している。
【0085】また、第2の方法では、再生情報入力系2
03から供給された再生速度情報から信号全体の伸縮率
を算出して、イベントごとの伸縮率を設定する。なお、
標準速度での再生時間やイベント重要度の分布はストリ
ームごとに異なるので、イベント重要度ごとの伸縮率は
動的に変化するものとする。
03から供給された再生速度情報から信号全体の伸縮率
を算出して、イベントごとの伸縮率を設定する。なお、
標準速度での再生時間やイベント重要度の分布はストリ
ームごとに異なるので、イベント重要度ごとの伸縮率は
動的に変化するものとする。
【0086】該第2の方法の一実施例として、図21に
は、図6(161)に示した実施例と全く同じストリー
ム、イベントおよびイベント重要度が示されているが、
第1の方法とは異なり、イベント重要度が10のイベン
トの伸縮率を100%、イベント重要度が9のイベント
の伸縮率を90%、またイベント重要度が1のイベント
の伸縮率を10%というように、イベント重要度の数値
によって段階的に伸縮率を設定して、該伸縮率に応じて
イベントを伸縮している。
は、図6(161)に示した実施例と全く同じストリー
ム、イベントおよびイベント重要度が示されているが、
第1の方法とは異なり、イベント重要度が10のイベン
トの伸縮率を100%、イベント重要度が9のイベント
の伸縮率を90%、またイベント重要度が1のイベント
の伸縮率を10%というように、イベント重要度の数値
によって段階的に伸縮率を設定して、該伸縮率に応じて
イベントを伸縮している。
【0087】このように、伸縮制御部211は、各入力
系の情報ラベル部201において抽出されたイベント重
要度を含む情報ラベルと、再生情報入力系203から供
給された再生速度情報と、同期制御部202が有する伸
縮情報算出部が算出した伸縮情報とから、前記第1の方
法であれば閾値を計算してイベント重要度に対する伸縮
率を算出し、前記第2の方法であればイベント重要度ご
との伸縮率を算出して、これら算出された伸縮率を同期
制御部202に供給する。
系の情報ラベル部201において抽出されたイベント重
要度を含む情報ラベルと、再生情報入力系203から供
給された再生速度情報と、同期制御部202が有する伸
縮情報算出部が算出した伸縮情報とから、前記第1の方
法であれば閾値を計算してイベント重要度に対する伸縮
率を算出し、前記第2の方法であればイベント重要度ご
との伸縮率を算出して、これら算出された伸縮率を同期
制御部202に供給する。
【0088】次に、本実施形態に係る可変速信号再生装
置200が行う可変速信号再生方法について説明する。
なお、本実施形態に係る可変速信号再生方法のメインル
ーチンは、第1の実施形態に係る可変速信号再生方法の
メインルーチン(図14)と略同様であるが、ステップ
S205のサブルーチンが第1の実施形態とは異なるた
め、以下、該サブルーチンについて図22を参照して説
明する。なお、該サブルーチンは伸縮処理部211にお
ける処理である。
置200が行う可変速信号再生方法について説明する。
なお、本実施形態に係る可変速信号再生方法のメインル
ーチンは、第1の実施形態に係る可変速信号再生方法の
メインルーチン(図14)と略同様であるが、ステップ
S205のサブルーチンが第1の実施形態とは異なるた
め、以下、該サブルーチンについて図22を参照して説
明する。なお、該サブルーチンは伸縮処理部211にお
ける処理である。
【0089】同図において、まず、ステップS301で
は、情報ラベルを受け取り、情報ラベルに含まれている
再生時間情報から信号を標準速度で再生した時の再生時
間の総和Sを算出する。次に、ステップS303では、
再生情報入力系203から供給された再生速度情報が示
す再生速度wと再生時間の総和Sとから、w倍速で信号
を再生したときの再生時間の総和Sw=S/wを理論値
として算出する。
は、情報ラベルを受け取り、情報ラベルに含まれている
再生時間情報から信号を標準速度で再生した時の再生時
間の総和Sを算出する。次に、ステップS303では、
再生情報入力系203から供給された再生速度情報が示
す再生速度wと再生時間の総和Sとから、w倍速で信号
を再生したときの再生時間の総和Sw=S/wを理論値
として算出する。
【0090】次に、ステップS305では、同期制御部
202によって実際に伸縮処理が行われた後の再生時間
の総和Sw′を実測値として得る。次に、ステップS3
07では、再生時間の総和Sw′(実測値)が再生時間
の総和Sw(理論値)に近づくよう伸縮率を決定して、
該サブルーチンを終了する。
202によって実際に伸縮処理が行われた後の再生時間
の総和Sw′を実測値として得る。次に、ステップS3
07では、再生時間の総和Sw′(実測値)が再生時間
の総和Sw(理論値)に近づくよう伸縮率を決定して、
該サブルーチンを終了する。
【0091】図23に、再生速度wを2倍速(w=2)
としたときの、伸縮処理部211における処理の実施例
を説明する。本実施例では、それぞれ1〜10のイベン
ト重要度が割り当てられた10個のイベントを有する信
号を、標準速度で再生したときの再生時間の総和をSと
する。w=2であるため、2倍速で信号を再生したとき
の理論値としての再生時間の総和S2はS/2となる。
としたときの、伸縮処理部211における処理の実施例
を説明する。本実施例では、それぞれ1〜10のイベン
ト重要度が割り当てられた10個のイベントを有する信
号を、標準速度で再生したときの再生時間の総和をSと
する。w=2であるため、2倍速で信号を再生したとき
の理論値としての再生時間の総和S2はS/2となる。
【0092】次に、前記第1の方法で伸縮するとき、伸
縮処理部211が閾値を5と設定されたとすると、イベ
ント重要度が4以下のイベントに対しては伸縮率を0%
と決定され、イベント重要度が5以上のイベントに対し
ては伸縮率を100%と決定される。したがって、イベ
ント重要度が4以下のイベントは間引きされ、出力信号
が生成される。また、前記第2の方法で伸縮するとき、
設定されたイベント重要度ごとの伸縮率に応じてイベン
トを伸縮して、出力信号が生成される。
縮処理部211が閾値を5と設定されたとすると、イベ
ント重要度が4以下のイベントに対しては伸縮率を0%
と決定され、イベント重要度が5以上のイベントに対し
ては伸縮率を100%と決定される。したがって、イベ
ント重要度が4以下のイベントは間引きされ、出力信号
が生成される。また、前記第2の方法で伸縮するとき、
設定されたイベント重要度ごとの伸縮率に応じてイベン
トを伸縮して、出力信号が生成される。
【0093】以上説明したように、本実施形態の可変速
信号再生装置および可変速信号再生方法では、イベント
重要度に応じて伸縮率を変えることによって、意味的に
重要な内容のイベントを優先的に再生して、意味的に重
要な内容を持たないイベントは再生しないまたは短縮し
て再生している。したがって、特に高速再生の場合、意
味的に重要な内容のイベントの欠落を回避しながら再生
することができるめ、利用者は要点をおさえつつ短時間
で正確に再生内容を知ることができる。
信号再生装置および可変速信号再生方法では、イベント
重要度に応じて伸縮率を変えることによって、意味的に
重要な内容のイベントを優先的に再生して、意味的に重
要な内容を持たないイベントは再生しないまたは短縮し
て再生している。したがって、特に高速再生の場合、意
味的に重要な内容のイベントの欠落を回避しながら再生
することができるめ、利用者は要点をおさえつつ短時間
で正確に再生内容を知ることができる。
【0094】〔第3の実施形態〕図24は、本発明の第
3の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、図10(第1の実施形
態)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略
する。本実施形態の可変速信号再生装置300は、第1
の実施形態の可変速信号再生装置100が有する構成要
素に加えて、特許請求の範囲の基準点決定手段に該当す
る基準点情報入力系221をさらに備えて構成されてい
る。
3の実施形態に係る可変速信号再生装置を示すブロック
構成図である。同図において、図10(第1の実施形
態)と重複する部分には同一の符号を附して説明を省略
する。本実施形態の可変速信号再生装置300は、第1
の実施形態の可変速信号再生装置100が有する構成要
素に加えて、特許請求の範囲の基準点決定手段に該当す
る基準点情報入力系221をさらに備えて構成されてい
る。
【0095】該基準点情報入力系221は、イベントを
一連の信号として再生したときの時間軸上のどの時刻を
基準点とするかを示す基準点情報を、同期制御部202
に供給するものである。本実施形態では、該基準点を利
用してイベントの再生時刻を制御することによって、異
なるストリームのイベント間のリンク状態を保ちながら
信号を伸縮処理して可変速再生する。
一連の信号として再生したときの時間軸上のどの時刻を
基準点とするかを示す基準点情報を、同期制御部202
に供給するものである。本実施形態では、該基準点を利
用してイベントの再生時刻を制御することによって、異
なるストリームのイベント間のリンク状態を保ちながら
信号を伸縮処理して可変速再生する。
【0096】基準点とは、イベントを一連の信号として
再生したときの時間軸上における、各イベントの所定の
時刻であり、図25にその一例を示す。該例では、図2
5の符号201に示すように、ストリームAおよびスト
リームBの2つのストリームが存在し、ストリームAの
イベントA−1に対してストリームBのイベントB−2
がリンクして(A−1→B−1)おり、各イベントに基
準点が設けられている。
再生したときの時間軸上における、各イベントの所定の
時刻であり、図25にその一例を示す。該例では、図2
5の符号201に示すように、ストリームAおよびスト
リームBの2つのストリームが存在し、ストリームAの
イベントA−1に対してストリームBのイベントB−2
がリンクして(A−1→B−1)おり、各イベントに基
準点が設けられている。
【0097】このように、ストリームAのイベントA−
1に対してストリームBのイベントB−2がリンクして
いる(A−1→B−1)ため、イベントA−1の基準点
はイベントB−1の基準点よりも時間軸上先でなければ
ならないが、この相関関係は、伸縮処理が行われても保
たれていなければならない。例えば、イベントA−1が
質問であり、イベントB−1がイベントA−1の質問に
対する回答である場合、図25の符号203に示すよう
に、伸縮処理の結果、イベントB−1の再生開始時刻が
イベントA−1の再生開始時刻よりも時間軸上先になっ
てしまうと、質問(イベントA−1)よりも回答(イベ
ントB−1)が先に再生されてしまうこととなり、質疑
の順序が逆になってしまう。このようなとき、再生内容
の意味的な理解が困難になってしまう。
1に対してストリームBのイベントB−2がリンクして
いる(A−1→B−1)ため、イベントA−1の基準点
はイベントB−1の基準点よりも時間軸上先でなければ
ならないが、この相関関係は、伸縮処理が行われても保
たれていなければならない。例えば、イベントA−1が
質問であり、イベントB−1がイベントA−1の質問に
対する回答である場合、図25の符号203に示すよう
に、伸縮処理の結果、イベントB−1の再生開始時刻が
イベントA−1の再生開始時刻よりも時間軸上先になっ
てしまうと、質問(イベントA−1)よりも回答(イベ
ントB−1)が先に再生されてしまうこととなり、質疑
の順序が逆になってしまう。このようなとき、再生内容
の意味的な理解が困難になってしまう。
【0098】このような状況を回避するため、図25の
符号202に示すように、本実施形態では各イベントに
基準点を付加して、伸縮処理後も各基準点の時間軸上に
おける前後関係が崩れないように再生時刻を制御するこ
とによって、イベント間のリンク状態を保持している。
符号202に示すように、本実施形態では各イベントに
基準点を付加して、伸縮処理後も各基準点の時間軸上に
おける前後関係が崩れないように再生時刻を制御するこ
とによって、イベント間のリンク状態を保持している。
【0099】本実施形態においては、イベントを一連の
信号として再生したとき、基準点を各イベントの(1)
再生開始時刻、(2)再生終了時刻、(3)再生開始時
刻および再生終了時刻に設ける3つの手法がある。以
下、図25と同様に、2つのリンクされたイベントA−
1およびイベントB−1(A−1→B−1)を例に、各
手法を各実施例として説明する。
信号として再生したとき、基準点を各イベントの(1)
再生開始時刻、(2)再生終了時刻、(3)再生開始時
刻および再生終了時刻に設ける3つの手法がある。以
下、図25と同様に、2つのリンクされたイベントA−
1およびイベントB−1(A−1→B−1)を例に、各
手法を各実施例として説明する。
【0100】(実施例1)まず、基準点を各イベントの
再生開始時刻に設けた例について、図26を参照して説
明する。イベントA−1における伸縮前の基準点を
TA1、伸縮後の基準点をT′A1とし、イベントB−1に
おける伸縮前の基準点をTB1、伸縮後の基準点をT′B1
とする。本実施例では、イベントA−1に対してイベン
トB−1がリンクしている(A−1→B−1)ため、図
26の符号211に示すように、イベントA−1の伸縮
前基準点TA1はイベントB−1の伸縮前基準点TB1より
も時間軸上先(TA1<TB1)である。
再生開始時刻に設けた例について、図26を参照して説
明する。イベントA−1における伸縮前の基準点を
TA1、伸縮後の基準点をT′A1とし、イベントB−1に
おける伸縮前の基準点をTB1、伸縮後の基準点をT′B1
とする。本実施例では、イベントA−1に対してイベン
トB−1がリンクしている(A−1→B−1)ため、図
26の符号211に示すように、イベントA−1の伸縮
前基準点TA1はイベントB−1の伸縮前基準点TB1より
も時間軸上先(TA1<TB1)である。
【0101】本実施例では、このような相関関係を有し
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図26の符
号212に示すように、伸縮後の基準点T′A1および
T′B1の時間的な前後関係がT′A1≦T′B1となるよう
イベントB−1の再生時刻を制御している。すなわち、
イベントB−1に対しては、T′A1≦T′B1の関係を保
つ範囲で再生開始時刻をずらすことができる。このよう
に、イベントB−1の再生開始時刻を時間軸上でイベン
トA−1の再生開始時刻まで早めているため、再生時間
を短縮することができる。
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図26の符
号212に示すように、伸縮後の基準点T′A1および
T′B1の時間的な前後関係がT′A1≦T′B1となるよう
イベントB−1の再生時刻を制御している。すなわち、
イベントB−1に対しては、T′A1≦T′B1の関係を保
つ範囲で再生開始時刻をずらすことができる。このよう
に、イベントB−1の再生開始時刻を時間軸上でイベン
トA−1の再生開始時刻まで早めているため、再生時間
を短縮することができる。
【0102】(実施例2)次に、基準点を各イベントの
再生終了時刻に設けた例について、図27を参照して説
明する。イベントA−1における伸縮前の基準点を
TA2、伸縮後の基準点をT′A2とし、イベントB−1に
おける伸縮前の基準点をTB2、伸縮後の基準点をT′B2
とする。本実施例でも、実施例1と同様にイベントA−
1に対してイベントB−1がリンクしている(A−1→
B−1)ため、図27の符号221に示すように、イベ
ントA−1の伸縮前基準点TA2はイベントB−1の伸縮
前基準点TB2よりも時間軸上先(TA2<TB2)である。
再生終了時刻に設けた例について、図27を参照して説
明する。イベントA−1における伸縮前の基準点を
TA2、伸縮後の基準点をT′A2とし、イベントB−1に
おける伸縮前の基準点をTB2、伸縮後の基準点をT′B2
とする。本実施例でも、実施例1と同様にイベントA−
1に対してイベントB−1がリンクしている(A−1→
B−1)ため、図27の符号221に示すように、イベ
ントA−1の伸縮前基準点TA2はイベントB−1の伸縮
前基準点TB2よりも時間軸上先(TA2<TB2)である。
【0103】本実施例では、このような相関関係を有し
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図27の符
号222に示すように、伸縮後の基準点T′A2および
T′B2の時間的な前後関係がT′A2≦T′B2となるよう
イベントB−1の再生時刻を制御している。すなわち、
イベントB−1に対しては、T′A2≦T′B2の関係を保
つ範囲で再生終了時刻をずらすことができる。
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図27の符
号222に示すように、伸縮後の基準点T′A2および
T′B2の時間的な前後関係がT′A2≦T′B2となるよう
イベントB−1の再生時刻を制御している。すなわち、
イベントB−1に対しては、T′A2≦T′B2の関係を保
つ範囲で再生終了時刻をずらすことができる。
【0104】イベントB−1の再生時間がイベントA−
1の再生時間よりも短いとき、イベントA−1の再生開
始時刻とイベントB−1の再生開始時刻とを同時にして
しまうと、イベントA−1の再生が終了する前にイベン
トB−1の再生が終了してしまい、例えば、イベントA
−1が質問、イベントB−1がイベントA−1の質問に
対する回答である場合などにおいては、質問の内容が分
からないままに回答が終了してしまうなどの不具合が生
じる可能性があるが、本実施例のように、基準点を再生
終了時刻に設けて再生終了時刻を同時にすることによっ
て、イベントA−1をある程度再生した後にイベントB
−1を再生することができるため、利用者にとって再生
内容を理解しやすい可変速信号再生を実現することがで
きる。
1の再生時間よりも短いとき、イベントA−1の再生開
始時刻とイベントB−1の再生開始時刻とを同時にして
しまうと、イベントA−1の再生が終了する前にイベン
トB−1の再生が終了してしまい、例えば、イベントA
−1が質問、イベントB−1がイベントA−1の質問に
対する回答である場合などにおいては、質問の内容が分
からないままに回答が終了してしまうなどの不具合が生
じる可能性があるが、本実施例のように、基準点を再生
終了時刻に設けて再生終了時刻を同時にすることによっ
て、イベントA−1をある程度再生した後にイベントB
−1を再生することができるため、利用者にとって再生
内容を理解しやすい可変速信号再生を実現することがで
きる。
【0105】(実施例3)最後に、基準点を各イベント
の再生開始時刻および再生終了時刻の2ヶ所に設けた例
について、図28を参照して説明する。イベントA−1
における伸縮前の再生開始時刻および再生終了時刻の基
準点をそれぞれTA31およびTA32、伸縮後の再生開始時
刻および再生終了時刻の基準点をT′A31およびT′A32
とし、イベントB−1における伸縮前の再生開始時刻お
よび再生終了時刻の基準点をそれぞれTB31および
TB32、伸縮後の再生開始時刻および再生終了時刻の基
準点をT′ B31およびT′B32とする。
の再生開始時刻および再生終了時刻の2ヶ所に設けた例
について、図28を参照して説明する。イベントA−1
における伸縮前の再生開始時刻および再生終了時刻の基
準点をそれぞれTA31およびTA32、伸縮後の再生開始時
刻および再生終了時刻の基準点をT′A31およびT′A32
とし、イベントB−1における伸縮前の再生開始時刻お
よび再生終了時刻の基準点をそれぞれTB31および
TB32、伸縮後の再生開始時刻および再生終了時刻の基
準点をT′ B31およびT′B32とする。
【0106】本実施例でも、実施例1と同様にイベント
A−1に対してイベントB−1がリンクしている(A−
1→B−1)ため、図28の符号231に示すように、
イベントA−1の伸縮前再生時基準点TA31はイベント
B−1の伸縮前再生時基準点TB31よりも時間軸上先
(TA31<TB31)であり、イベントA−1の伸縮前終了
時基準点TA32はイベントB−1の伸縮前終了時基準点
TB32よりも時間軸上先(TA32<TB32)、であり、か
つ、イベントA−1の伸縮前終了時基準点TA32はイベ
ントB−1の伸縮前再生時基準点TB31よりも時間軸上
先(TA32<TB31)である。
A−1に対してイベントB−1がリンクしている(A−
1→B−1)ため、図28の符号231に示すように、
イベントA−1の伸縮前再生時基準点TA31はイベント
B−1の伸縮前再生時基準点TB31よりも時間軸上先
(TA31<TB31)であり、イベントA−1の伸縮前終了
時基準点TA32はイベントB−1の伸縮前終了時基準点
TB32よりも時間軸上先(TA32<TB32)、であり、か
つ、イベントA−1の伸縮前終了時基準点TA32はイベ
ントB−1の伸縮前再生時基準点TB31よりも時間軸上
先(TA32<TB31)である。
【0107】本実施例では、このような相関関係を有し
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図28の符
号232に示すように、伸縮後の基準点の時間的な前後
関係がT′A31<T′B31、T′A32<T′B32かつT′
A32≦T′B31となるようイベントB−1の再生時刻を制
御している。すなわち、イベントB−1に対しては、
T′A32≦T′B31の関係を保つ範囲で再生開始時刻をず
らすことができる。
たイベントを含む信号を可変速再生する際、伸縮処理後
もA−1→B−1のリンク状態を保つため、図28の符
号232に示すように、伸縮後の基準点の時間的な前後
関係がT′A31<T′B31、T′A32<T′B32かつT′
A32≦T′B31となるようイベントB−1の再生時刻を制
御している。すなわち、イベントB−1に対しては、
T′A32≦T′B31の関係を保つ範囲で再生開始時刻をず
らすことができる。
【0108】イベントA−1の再生終了時刻とイベント
B−1の再生開始時刻との間に時間的なブランクがある
場合、イベントB−1の再生開始時刻を早めることによ
って、再生時間を短縮することができる。また、イベン
トA−1およびイベントB−1の再生が重ならないた
め、利用者にとって再生内容を理解しやすい可変速再生
を実現することができる。
B−1の再生開始時刻との間に時間的なブランクがある
場合、イベントB−1の再生開始時刻を早めることによ
って、再生時間を短縮することができる。また、イベン
トA−1およびイベントB−1の再生が重ならないた
め、利用者にとって再生内容を理解しやすい可変速再生
を実現することができる。
【0109】また、別の実施例として、実施例3のよう
に基準点を各イベントの再生開始時刻および再生終了時
刻の2ヶ所に設け、図29の符号241に示すように、
伸縮前の時間軸上における基準点の前後関係がTA31<
TB31、TA32<TB32かつTA3 2>TB31である場合、す
なわち、イベントA−1が終了する前にイベントB−1
が開始されてしまうような場合、図29の符号242に
示すように、イベントB−1の再生開始時刻がイベント
A−1の再生終了時刻よりも時間軸上後になる(T′
A32≦T′B31)よう再生時刻を制御することもできる。
したがって、例えば発言などのイベントが重なっている
場合などにおいて、同時に発言されたイベントが重なら
ないよう伸張することによって、利用者にとって各イベ
ントの再生内容を理解しやすい可変速再生を実現するこ
とができる。
に基準点を各イベントの再生開始時刻および再生終了時
刻の2ヶ所に設け、図29の符号241に示すように、
伸縮前の時間軸上における基準点の前後関係がTA31<
TB31、TA32<TB32かつTA3 2>TB31である場合、す
なわち、イベントA−1が終了する前にイベントB−1
が開始されてしまうような場合、図29の符号242に
示すように、イベントB−1の再生開始時刻がイベント
A−1の再生終了時刻よりも時間軸上後になる(T′
A32≦T′B31)よう再生時刻を制御することもできる。
したがって、例えば発言などのイベントが重なっている
場合などにおいて、同時に発言されたイベントが重なら
ないよう伸張することによって、利用者にとって各イベ
ントの再生内容を理解しやすい可変速再生を実現するこ
とができる。
【0110】なお、上記実施例の基準点付加方法は、イ
ベントの再生時間や状況に応じて、組み合わせて利用し
ても良い。
ベントの再生時間や状況に応じて、組み合わせて利用し
ても良い。
【0111】上記実施例を実施するために、同期制御部
202は、各入力系の情報ラベル抽出部201から情報
ラベルを受け取り、再生情報入力系203から供給され
た再生速度情報と、基準点情報入力系221から供給さ
れた時間軸上のどの時刻を基準点とするかを示す基準点
情報基準点情報と、情報ラベルに記述された各イベント
のリンク情報とから、異なるストリームのイベント間の
リンク状態を保ちながら再生速度情報が示す再生速度で
再生されるよう、再生時刻を制御制御している。
202は、各入力系の情報ラベル抽出部201から情報
ラベルを受け取り、再生情報入力系203から供給され
た再生速度情報と、基準点情報入力系221から供給さ
れた時間軸上のどの時刻を基準点とするかを示す基準点
情報基準点情報と、情報ラベルに記述された各イベント
のリンク情報とから、異なるストリームのイベント間の
リンク状態を保ちながら再生速度情報が示す再生速度で
再生されるよう、再生時刻を制御制御している。
【0112】次に、本実施形態に係る可変速信号再生装
置300が行う可変速信号再生方法について説明する。
なお、本実施形態に係る可変速信号再生方法のメインル
ーチンは第1の実施形態に係る可変速信号再生方法のメ
インルーチン(図14)と略同様であり、図15に示し
たステップS205のサブルーチンも略同様であるが、
図16に示したステップS237のサブルーチンが第1
の実施形態とは異なるため、以下、該サブルーチンにつ
いて図30を参照して説明する。なお、該サブルーチン
は、イベントの再生開始時刻に基準点を設けた実施例1
に関する同期制御部202における処理である。
置300が行う可変速信号再生方法について説明する。
なお、本実施形態に係る可変速信号再生方法のメインル
ーチンは第1の実施形態に係る可変速信号再生方法のメ
インルーチン(図14)と略同様であり、図15に示し
たステップS205のサブルーチンも略同様であるが、
図16に示したステップS237のサブルーチンが第1
の実施形態とは異なるため、以下、該サブルーチンにつ
いて図30を参照して説明する。なお、該サブルーチン
は、イベントの再生開始時刻に基準点を設けた実施例1
に関する同期制御部202における処理である。
【0113】図30において、まず、ステップS401
では、イベントリンクテーブルを参照して、イベント番
号"L"のイベントILが他のストリームのイベントとリ
ンクしているか判定する。該ステップS401におい
て、イベントILがリンクするイベントを持つと判定さ
れればステップS403に進み、リンクするイベントを
持たないと判定されればステップS405に進む。
では、イベントリンクテーブルを参照して、イベント番
号"L"のイベントILが他のストリームのイベントとリ
ンクしているか判定する。該ステップS401におい
て、イベントILがリンクするイベントを持つと判定さ
れればステップS403に進み、リンクするイベントを
持たないと判定されればステップS405に進む。
【0114】ステップS403では、イベントA−1に
おける伸縮後の基準点T′A1とイベントB−1における
伸縮後の基準点T′B1との時間的な前後関係がT′A1≦
T′ B1となるよう、イベントB−1の再生開始時刻を決
定する。また、ステップS405では、イベントILの
再生開始時刻がイベントILの一つ前に存在するイベン
トIL-1の再生終了時刻後となるようイベントILの再生
開始時刻を決定する。
おける伸縮後の基準点T′A1とイベントB−1における
伸縮後の基準点T′B1との時間的な前後関係がT′A1≦
T′ B1となるよう、イベントB−1の再生開始時刻を決
定する。また、ステップS405では、イベントILの
再生開始時刻がイベントILの一つ前に存在するイベン
トIL-1の再生終了時刻後となるようイベントILの再生
開始時刻を決定する。
【0115】ステップS403またはステップS405
が終了するとステップS407に進み、決定された時刻
にイベントILのデータ信号が再生されるようイベント
IL-1の伸縮方法を決定して、該サブルーチンを終了す
る。なお、他の実施例を実施するときには、ステップS
403の条件判定が変わる。
が終了するとステップS407に進み、決定された時刻
にイベントILのデータ信号が再生されるようイベント
IL-1の伸縮方法を決定して、該サブルーチンを終了す
る。なお、他の実施例を実施するときには、ステップS
403の条件判定が変わる。
【0116】以上説明したように、本実施形態の可変速
信号再生装置および可変速信号再生方法では、各イベン
トに基準点を設け、該基準点を参照することによって異
なるストリームのイベント間の相関関係を保ちながらイ
ベントを伸縮処理しているため、内容が前後することな
く信号を可変速再生することができる。特に高速再生の
場合は短時間で正確に再生内容を知ることができ、低速
再生の場合は内容を理解しながら再生を進めることがで
きる。
信号再生装置および可変速信号再生方法では、各イベン
トに基準点を設け、該基準点を参照することによって異
なるストリームのイベント間の相関関係を保ちながらイ
ベントを伸縮処理しているため、内容が前後することな
く信号を可変速再生することができる。特に高速再生の
場合は短時間で正確に再生内容を知ることができ、低速
再生の場合は内容を理解しながら再生を進めることがで
きる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の可変速信
号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体によれ
ば、情報ラベル抽出手段(情報ラベル抽出ステップ)に
おいて、連続したストリーム信号を所定の規則で時間軸
方向に分割して生成されたデータ信号、および該データ
信号の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベントから
情報ラベルのみを抽出し、イベント制御手段(イベント
制御ステップ)において、情報ラベル抽出手段(情報ラ
ベル抽出ステップ)によって抽出された情報ラベルと、
情報ラベルを用いて作成された異なるストリーム信号の
各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブル
とを用いて、イベント間の相関関係を保ちながら所望の
再生速度でストリーム信号を再生するよう各イベントの
データ信号の再生時刻を決定し、伸縮/出力処理手段
(伸縮/出力処理ステップ)において、イベント制御手
段(イベント制御ステップ)によって決定された再生時
刻にデータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処
理し出力している。なお、情報ラベルは、データ信号の
再生時刻を示す再生時間情報と、該情報ラベルを有する
イベントのイベント番号と、該情報ラベルを有するイベ
ントと他のストリーム信号のイベントとの相関関係を示
すリンク情報とを有するものである。
号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体によれ
ば、情報ラベル抽出手段(情報ラベル抽出ステップ)に
おいて、連続したストリーム信号を所定の規則で時間軸
方向に分割して生成されたデータ信号、および該データ
信号の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベントから
情報ラベルのみを抽出し、イベント制御手段(イベント
制御ステップ)において、情報ラベル抽出手段(情報ラ
ベル抽出ステップ)によって抽出された情報ラベルと、
情報ラベルを用いて作成された異なるストリーム信号の
各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブル
とを用いて、イベント間の相関関係を保ちながら所望の
再生速度でストリーム信号を再生するよう各イベントの
データ信号の再生時刻を決定し、伸縮/出力処理手段
(伸縮/出力処理ステップ)において、イベント制御手
段(イベント制御ステップ)によって決定された再生時
刻にデータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処
理し出力している。なお、情報ラベルは、データ信号の
再生時刻を示す再生時間情報と、該情報ラベルを有する
イベントのイベント番号と、該情報ラベルを有するイベ
ントと他のストリーム信号のイベントとの相関関係を示
すリンク情報とを有するものである。
【0118】また、情報ラベル抽出手段(情報ラベル抽
出ステップ)によって抽出された情報ラベルの再生時間
情報と、一イベントと他のイベントとの相関関係の有無
を決定するための規定値とを用いて、リンク情報生成手
段(リンク情報生成ステップ)において、異なるストリ
ーム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報を全
ストリーム信号の各イベントに対して生成し、また、イ
ベントリンクテーブル作成ステップにおいて、生成した
リンク情報を用いて各イベント間の相関関係を示すイベ
ントリンクテーブルを作成している。
出ステップ)によって抽出された情報ラベルの再生時間
情報と、一イベントと他のイベントとの相関関係の有無
を決定するための規定値とを用いて、リンク情報生成手
段(リンク情報生成ステップ)において、異なるストリ
ーム信号のイベントとの相関関係を示すリンク情報を全
ストリーム信号の各イベントに対して生成し、また、イ
ベントリンクテーブル作成ステップにおいて、生成した
リンク情報を用いて各イベント間の相関関係を示すイベ
ントリンクテーブルを作成している。
【0119】したがって、可変速再生のためにデータ信
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、イ
ベントの相関関係が崩れて再生内容が前後することなく
データ信号を可変速再生し得る可変速信号再生装置、可
変速信号再生方法および記録媒体を提供することができ
る。また、特に高速再生した場合、利用者は短時間で正
確に再生内容を知ることができため、例えば、会議に遅
れて到着した場合においても、利用者は会議の流れを短
時間で正確に理解することができる。
号を伸縮処理して再生時刻を変えた場合においても、イ
ベントの相関関係が崩れて再生内容が前後することなく
データ信号を可変速再生し得る可変速信号再生装置、可
変速信号再生方法および記録媒体を提供することができ
る。また、特に高速再生した場合、利用者は短時間で正
確に再生内容を知ることができため、例えば、会議に遅
れて到着した場合においても、利用者は会議の流れを短
時間で正確に理解することができる。
【図1】ストリームとイベントとの関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図2】イベントのデータ構造を説明する説明図であ
る。
る。
【図3】本発明に係る可変速信号再生装置におけるリン
ク判定およびリンク情報の生成に関する部分を示すブロ
ック構成図である。
ク判定およびリンク情報の生成に関する部分を示すブロ
ック構成図である。
【図4】リンク情報生成処理のメインルーチンを説明す
るフローチャートである。
るフローチャートである。
【図5】図4に示すメインルーチンのサブルーチンを説
明するフローチャートである。
明するフローチャートである。
【図6】2つのストリームおよび各イベント間の相関関
係を示す説明図である。
係を示す説明図である。
【図7】図6に示すイベント間の相関関係を示す説明図
である。
である。
【図8】リンク情報を含む一イベントのデータ構造を説
明する説明図である。
明する説明図である。
【図9】イベントリンクテーブルを示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る可変速信号再
生装置を示すブロック構成図である。
生装置を示すブロック構成図である。
【図11】伸縮前後の2つのストリームの一部を示す説
明図である。
明図である。
【図12】伸縮前後の2つのストリームの一部を示す説
明図である。
明図である。
【図13】伸縮後の2つのストリームを示す説明図であ
る。
る。
【図14】第1の実施形態に係る可変速信号再生方法の
メインルーチンを説明するフローチャートである。
メインルーチンを説明するフローチャートである。
【図15】図14に示すメインルーチンのサブルーチン
を説明するフローチャートである。
を説明するフローチャートである。
【図16】図15に示すサブルーチンのサブルーチンを
説明するフローチャートである。
説明するフローチャートである。
【図17】本発明の第2の実施形態に係る可変速信号再
生装置を示すブロック構成図である。
生装置を示すブロック構成図である。
【図18】イベント重要度を含む一イベントのデータ構
造を説明する説明図である。
造を説明する説明図である。
【図19】複数のイベントを有する一ストリームおよび
各イベントのイベント重要度を説明する説明図である。
各イベントのイベント重要度を説明する説明図である。
【図20】第2の実施形態の可変速信号再生方法に係る
第1の方法の実施例を示す説明図である。
第1の方法の実施例を示す説明図である。
【図21】第2の実施形態の可変速信号再生方法に係る
第2の方法の実施例を示す説明図である。
第2の方法の実施例を示す説明図である。
【図22】図14に示すメインルーチンの第2の実施形
態に係るサブルーチンを説明するフローチャートであ
る。
態に係るサブルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図23】伸縮処理部における処理の実施例を説明する
説明図である。
説明図である。
【図24】本発明の第3の実施形態に係る可変速信号再
生装置を示すブロック構成図である。
生装置を示すブロック構成図である。
【図25】伸縮前後の2つのイベントと基準点との関係
を説明する説明図である。
を説明する説明図である。
【図26】第3の実施形態の可変速信号再生方法に係る
実施例1を説明する説明図である。
実施例1を説明する説明図である。
【図27】第3の実施形態の可変速信号再生方法に係る
実施例2を説明する説明図である。
実施例2を説明する説明図である。
【図28】第3の実施形態の可変速信号再生方法に係る
実施例3を説明する説明図である。
実施例3を説明する説明図である。
【図29】第3の実施形態の可変速信号再生方法に係る
別の実施例を説明する説明図である。
別の実施例を説明する説明図である。
【図30】図14に示すメインルーチンの第3の実施形
態に係るサブルーチンを説明するフローチャートであ
る。
態に係るサブルーチンを説明するフローチャートであ
る。
【図31】従来の可変速信号再生装置を示すブロック構
成図である。
成図である。
【図32】従来の可変速信号再生装置を用いて可変速再
生したときのイベントの状態を示す説明図である。
生したときのイベントの状態を示す説明図である。
1 記録媒体 101 入力系 102 出力系 201 情報ラベル抽出部 202 同期制御部 203 再生情報入力系 204 伸縮処理部 205 信号出力処理部 211 伸縮制御部 221 基準点情報入力系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 GA08 GA09 GB06 GB09 GB11 HA21 HA40 JA12 JA22 5D045 BA02 9A001 BB03 BB04 EE04 FF03 GG05 HH15 HH16 HH18 HH23 HH34 KK31 KK37 KK43 LL02
Claims (15)
- 【請求項1】 連続したストリーム信号を所定の規則で
時間軸方向に分割して生成されたデータ信号、および該
データ信号の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベン
トから、前記情報ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出
手段と、 前記情報ラベル抽出手段によって抽出された情報ラベル
と、前記情報ラベルを用いて作成された、異なるストリ
ーム信号の各イベント間の相関関係を示すイベントリン
クテーブルとを用いて、イベント間の相関関係を保ちな
がら所望の再生速度で前記ストリーム信号を再生するよ
う各イベントのデータ信号の再生時刻を決定するイベン
ト制御手段と、 前記イベント制御手段によって決定された再生時刻にデ
ータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処理して
出力する伸縮/出力処理手段と、を備え、 前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記データ
信号の再生時刻を示す再生時間情報と、前記情報ラベル
を有するイベントのイベント番号と、前記情報ラベルを
有するイベントと他のストリーム信号のイベントとの相
関関係を示すリンク情報と、を有することを特徴とする
可変速信号再生装置。 - 【請求項2】 前記リンク情報は、前記情報ラベル抽出
手段によって抽出された情報ラベルの再生時間情報と、
一イベントと他のイベントとの相関関係の有無を決定す
るための規定値とを用いて、異なるストリーム信号のイ
ベントとの相関関係を示すリンク情報を全ストリーム信
号の各イベントに対して生成するリンク情報生成手段に
よって生成され、 前記リンク情報生成手段は、生成したリンク情報を用い
て各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテーブ
ルを作成することを特徴とする請求項1記載の可変速信
号再生装置。 - 【請求項3】 前記データ信号の特徴を示す情報ラベル
は、前記情報ラベルを有するイベントの重要度を示すイ
ベント重要度をさらに有し、 当該可変速信号再生装置は、前記イベント重要度に応じ
てイベントの伸縮率を決定する伸縮制御手段をさらに備
えたことを特徴とする請求項1または2記載の可変速信
号再生装置。 - 【請求項4】 前記伸縮制御手段は、イベントの重要度
を示すイベント重要度に対する閾値を算出して、前記イ
ベント重要度および前記閾値から各イベントの伸縮率を
決定することを特徴とする請求項3記載の可変速信号再
生装置。 - 【請求項5】 前記伸縮制御手段は、イベントの重要度
を示すイベント重要度に応じた伸縮率を算出して、前記
イベント重要度および前記伸縮率から各イベントの伸縮
率を決定することを特徴とする請求項3記載の可変速信
号再生装置。 - 【請求項6】 当該可変速信号再生装置は、各イベント
におけるデータ信号の再生時刻のどの点に基準点を設け
るかを決定する基準点決定手段を備え、 前記イベント制御手段は、前記基準点に基づいて、イベ
ント間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前記ス
トリーム信号を再生するよう各イベントのデータ信号の
再生時刻を決定することを特徴とする請求項1または2
記載の可変速信号再生装置。 - 【請求項7】 前記基準点決定手段は、データ信号の再
生開始時刻、再生終了時刻、および再生開始時刻と再生
終了時刻の両方のいずれかに基準点を設けることを特徴
とする請求項6記載の可変速信号再生装置。 - 【請求項8】 連続したストリーム信号を所定の規則で
時間軸方向に分割して生成されたデータ信号、および該
データ信号の特徴を示す情報ラベルを一組としたイベン
トから、前記情報ラベルのみを抽出する情報ラベル抽出
ステップと、 前記情報ラベル抽出ステップによって抽出された情報ラ
ベルと、前記情報ラベルを用いて作成された、異なるス
トリーム信号の各イベント間の相関関係を示すイベント
リンクテーブルとを用いて、イベント間の相関関係を保
ちながら所望の再生速度で前記ストリーム信号を再生す
るよう各イベントのデータ信号の再生時刻を決定するイ
ベント制御ステップと、 前記イベント制御ステップによって決定された再生時刻
にデータ信号を再生するよう、該データ信号を伸縮処理
して出力する伸縮/出力処理ステップと、を有し、 前記データ信号の特徴を示す情報ラベルは、前記データ
信号の再生時刻を示す再生時間情報と、前記情報ラベル
を有するイベントのイベント番号と、前記情報ラベルを
有するイベントと他のストリーム信号のイベントとの相
関関係を示すリンク情報と、を有することを特徴とする
可変速信号再生方法。 - 【請求項9】 前記リンク情報は、前記情報ラベル抽出
ステップによって抽出された情報ラベルの再生時間情報
と、一イベントと他のイベントとの相関関係の有無を決
定するための規定値とを用いて、異なるストリーム信号
のイベントとの相関関係を示すリンク情報を全ストリー
ム信号の各イベントに対して生成するリンク情報生成ス
テップによって生成され、 前記リンク情報生成ステップは、生成したリンク情報を
用いて各イベント間の相関関係を示すイベントリンクテ
ーブルを作成するイベントリンクテーブル作成ステップ
を含むことを特徴とする請求項8記載の可変速信号再生
方法。 - 【請求項10】 前記データ信号の特徴を示す情報ラベ
ルは、前記情報ラベルを有するイベントの重要度を示す
イベント重要度をさらに有し、 当該可変速信号再生方法は、前記イベント重要度に応じ
てイベントの伸縮率を決定する伸縮制御ステップをさら
に有することを特徴とする請求項8または9記載の可変
速信号再生方法。 - 【請求項11】 前記伸縮制御ステップは、イベントの
重要度を示すイベント重要度に対する閾値を算出して、
前記イベント重要度および前記閾値から各イベントの伸
縮率を決定することを特徴とする請求項10記載の可変
速信号再生方法。 - 【請求項12】 前記伸縮制御ステップは、イベントの
重要度を示すイベント重要度に応じた伸縮率を算出し
て、前記イベント重要度および前記伸縮率から各イベン
トの伸縮率を決定することを特徴とする請求項10記載
の可変速信号再生方法。 - 【請求項13】 当該可変速信号再生方法は、各イベン
トにおけるデータ信号の再生時刻のどの点に基準点を設
けるかを決定する基準点決定ステップを有し、 前記イベント制御ステップは、前記基準点に基づいて、
イベント間の相関関係を保ちながら所望の再生速度で前
記ストリーム信号を再生するよう各イベントのデータ信
号の再生時刻を決定することを特徴とする請求項8また
は9記載の可変速信号再生方法。 - 【請求項14】 前記基準点決定ステップは、データ信
号の再生開始時刻、再生終了時刻、および再生開始時刻
と再生終了時刻の両方のいずれかに基準点を設けること
を特徴とする請求項13記載の可変速信号再生方法。 - 【請求項15】 請求項8、9、10、11、12、1
3または14に記載の可変速信号再生方法をコンピュー
タに実行させるためのプログラムとして記録したコンピ
ュータにより読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017232A JP2001211428A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 可変速信号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000017232A JP2001211428A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 可変速信号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001211428A true JP2001211428A (ja) | 2001-08-03 |
Family
ID=18544257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000017232A Pending JP2001211428A (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 可変速信号再生装置、可変速信号再生方法および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001211428A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7286749B2 (en) | 2002-04-16 | 2007-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving image playback apparatus, moving image playback method, and computer program thereof with determining of first voice period which represents a human utterance period and second voice period other than the first voice period |
JP2008154258A (ja) * | 2008-01-16 | 2008-07-03 | Canon Inc | 動画再生装置、動画再生方法及びそのコンピュータ・プログラム |
-
2000
- 2000-01-26 JP JP2000017232A patent/JP2001211428A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7286749B2 (en) | 2002-04-16 | 2007-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving image playback apparatus, moving image playback method, and computer program thereof with determining of first voice period which represents a human utterance period and second voice period other than the first voice period |
US7450821B2 (en) | 2002-04-16 | 2008-11-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Moving image playback apparatus, moving image playback method, and computer program thereof with determining of first voice period which represents a human utterance period and second voice period other than the first voice period |
JP2008154258A (ja) * | 2008-01-16 | 2008-07-03 | Canon Inc | 動画再生装置、動画再生方法及びそのコンピュータ・プログラム |
JP4509188B2 (ja) * | 2008-01-16 | 2010-07-21 | キヤノン株式会社 | 動画再生装置、動画再生方法及びそのコンピュータ・プログラム |
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