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JP2001210026A - 再生装置及び再生方法 - Google Patents

再生装置及び再生方法

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Publication number
JP2001210026A
JP2001210026A JP2000015676A JP2000015676A JP2001210026A JP 2001210026 A JP2001210026 A JP 2001210026A JP 2000015676 A JP2000015676 A JP 2000015676A JP 2000015676 A JP2000015676 A JP 2000015676A JP 2001210026 A JP2001210026 A JP 2001210026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
synchronization
detection
detected
mask signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000015676A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Tanaka
康之 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000015676A priority Critical patent/JP2001210026A/ja
Publication of JP2001210026A publication Critical patent/JP2001210026A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確に同期データを検出する。 【解決手段】 再生装置は、それぞれ同期データとID
データとを有する複数の同期ブロックからなるデータ列
を再生する再生手段と、前記再生データ列から前記同期
データを検出する同期検出手段と、前記再生データ列か
ら前記IDデータを検出するID検出手段と、前記ID
検出手段の検出結果を用いて前記同期検出手段の検出動
作を制御する制御手段とを備える構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生装置及び再生
方法に関し、特には再生データ列中の同期データの検出
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、従来より、画像信
号や音声信号をデジタル信号として磁気テープに記録再
生するデジタルVTRが知られている。
【0003】デジタルVTRにおいては、通常、所定量
のデータからなるシンクブロックを生成し、このシンク
ブロックを単位に記録再生を行う。即ち、記録時におい
て、所定量の画像データ、音声データに対して、固定パ
ターンを有するシンクデータ、IDデータを付加し、更
に、再生時のエラー訂正のためのパリティを付加してシ
ンクブロックを形成し、磁気テープ上に形成した多数の
トラックに記録する。
【0004】再生時においては、再生データ中からシン
クデータを検出し、検出されたシンクデータに基づいて
IDデータを検出すると共に、画像データ、音声データ
を再生する。
【0005】このように、デジタルVTRにおいては、
画像データ、音声データを正確に再生するためには正確
にシンクデータを検出することが重要である。
【0006】しかしながら、デジタルVTR等の伝送路
において、ノイズ等の混入により、本来のシンクデータ
以外のデータにおいてシンクデータと同様のデータパタ
ーンが発生することがある。これを擬似シンクと呼ぶ。
この擬似シンクを本当のシンクデータと誤って検出して
しまうと、その後の画像データ、音声データを正しく再
生できなくなってしまう。
【0007】この対策として、シンクデータが得られる
であろうと予測される期間以外はシンクデータの検出結
果をマスクするという方法が考えられている。
【0008】一方、IDデータは再生データをメモリに
書き込む際のアドレスとして用いられることが多いた
め、IDデータについても正確に検出することが重要で
ある。
【0009】従来より、IDデータを正確に検出するた
め、例えば、以前に検出されたIDデータから予測され
たIDと新たに検出されたIDデータとを比較し、比較
結果が正しい場合に再生データのメモリへの書き込みを
行うことも考えられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の如くシンクデー
タの検出結果をマスクする方法では、一般に、シンクデ
ータが検出されなくなった場合にマスクを解除し、オー
プンの状態でシンクデータを検出する。従って、マスク
オープンの状態で擬似シンクを検出してしまうと、その
時点でマスクをかけてしまい、再び本当のシンクデータ
を検出するまでに時間がかかってしまうという問題があ
る。
【0011】また、このようにシンクデータの検出結果
だけに基づいてマスクの開閉を制御した場合には、前述
の如くIDデータの比較結果では正しい結果が得られて
おり、良好な再生データをメモリに書き込んでいる場合
であっても、シンクデータが検出できない場合にマスク
オープンとなって擬似シンクを検出してしまい、良好な
再生データをメモリに書き込むことができなくなってし
まうことがある。
【0012】本発明は前述の如き問題点を解決すること
を目的とする。
【0013】また、本発明の他の目的は、同期信号を正
確に検出可能とする処にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の如き問題を解決
し、前記目的を達成するため、本発明は、それぞれ同期
データとIDデータとを有する複数の同期ブロックから
なるデータ列を再生する再生手段と、前記再生データ列
から前記同期データを検出する同期検出手段と、前記再
生データ列から前記IDデータを検出するID検出手段
と、前記ID検出手段の検出結果を用いて前記同期検出
手段の検出動作を制御する制御手段とを備える構成とし
た。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。以下に説明する実施
形態では、本発明を周知のデジタルVTRに適用した場
合について説明する。
【0016】図1は本発明が適用されるVTR100の
再生系の構成を示す図である。
【0017】図1において、回転ヘッド103は2つの
ヘッド素子により交互にテープ101の多数のトラック
をトレースし、テープ101に記録されている情報を再
生して再生回路105に出力する。再生回路105はア
ンプ、イコライザによりヘッド103の出力を処理し、
更に、再生信号からデジタルデータを検出して同期検出
回路107、ID検出回路113及びメモリ127に出
力する。
【0018】また、135はPGヘッドであり、回転ヘ
ッド103の回転の応じて回転位相を示すPG信号を発
生してSWP生成回路135に出力する。SWP生成回
路137はPG信号に応じてヘッド103の2つのヘッ
ド素子を切り換えるためのヘッドスイッチパルスを生成
し、再生回路105、エッジ検出回路139に出力す
る。
【0019】再生回路105はこのヘッドスイッチパル
スに基づいて2つのヘッド素子を交互に切り換えて出力
を受ける。また、エッジ検出回路139は、ヘッドスイ
ッチパルスの立ち上がりエッジと立ち下がりエッジをそ
れぞれ検出し、検出パルスをマスク制御回路109及び
カウンタ111に出力する。
【0020】ここで、本形態における再生データのシン
クブロックの構成について説明する。
【0021】図2は1シンクブロックの構成を示す図で
ある。1シンクブロックは、シンクデータ201(2バ
イト)、ID203(2バイト)、IDのエラーを検出
するためのIDパリティ205(1バイト)、音声、画
像等のデータ207(77バイト)、及びデータパリテ
ィ209(8バイト)の85バイトのデータで構成され
る。
【0022】同期検出回路107は再生回路から出力さ
れた再生データ列中から図2に示したシンクデータ20
1を検出し、マスク制御回路109及びカウンタ111
に検出パルスを出力する。
【0023】図3は同期検出回路107の構成を示す図
である。
【0024】再生回路105からの再生データ列が入力
端子301から比較回路303に入力される。メモリ3
05は2バイトのシンクパターンを記憶しており、比較
回路303は入力された再生データ列とメモリ305か
らのシンクパターンを比較し、一致したら検出パルスを
マスク回路307に出力する。
【0025】マスク回路307は後述の如くマスク制御
回路109からのマスク制御信号に従って比較回路30
3からの検出パルスをマスクし、マスクオープンの状態
で出力された検出パルスのみを出力端子309より出力
する。
【0026】カウンタ111は各トラックのブロック数
をカウントするブロックカウンタ及び各ブロック内のデ
ータ数をカウントするシンボルカウンタ及び、これら各
カウンタのカウント値に基づいて各種のタイミング信号
を発生するタイミング信号発生回路からなる。ブロック
カウンタはエッジ検出回路139からのエッジパルスで
リセットされ、同期検出回路107からの検出パルスを
カウントする。また、シンボルカウンタは同期検出回路
107からの出力パルスでリセットされ、再生データに
応じた周波数のクロックをカウントする。
【0027】ID検出回路113はカウンタ111のシ
ンボルカウンタのカウント値に基づいて再生データ列中
からIDデータとIDPデータを抽出し、IDデータを
スイッチ117、比較回路123に出力すると共に、I
DデータとIDPデータとをIDP演算回路115に出
力する。
【0028】IDP演算回路115はID検出回路より
出力されたIDデータとIDPデータとを用いて所定の
演算処理を施し、IDデータ及びIDPデータ中にエラ
ーがあるかを検査して、検査結果を示す2値信号をマス
ク制御回路109、スイッチ117、ステートマシーン
125及びスイッチ133に出力する。
【0029】スイッチ117はIDP演算回路115か
らの検査結果に応じて、検査の結果エラーがない場合に
は接続状態となってID検出回路113からのIDデー
タをレジスタに出力し、エラーがある場合には開放状態
となる。一方、スイッチ133はIDP演算回路115
によりエラーありの出力が得られた場合には接続状態と
なって演算回路121からの予測IDデータをレジスタ
119に出力し、エラーなしの場合には開放状態とな
る。
【0030】レジスタ119はスイッチ117あるいは
スイッチ133から出力されたIDデータを記憶する。
演算回路121はレジスタ119に記憶されたIDデー
タの値に1を加算し、次に検出されると予測されるシン
クブロックのIDデータの値を持つ予測IDデータを生
成し、比較回路123とスイッチ133に出力する。
【0031】このように、スイッチ117とスイッチ1
33を制御することにより、IDP演算回路115によ
りエラー無しの検査結果が得られた場合にはID検出回
路113により新たに検出されたIDデータがレジスタ
119に出力され、エラーありの検査結果が得られた場
合には演算回路121により得られた予測IDデータが
レジスタ119に出力される。
【0032】比較回路123はID検出回路113によ
り新たに得られたIDデータと予測IDデータとを比較
し、この比較結果を示す2値データをステートマシーン
125に出力する。このように、本形態では、比較回路
123によりIDデータの連続性を確認している。
【0033】ステートマシーン125はマイクロプロセ
ッサ、レジスタ等から構成され、IDP演算回路115
の検査結果と比較回路123の比較結果とに基づいてマ
スク制御回路109によるマスク処理とメモリ127に
対する再生データの書き込み動作を制御する。
【0034】信号処理回路129はメモリ127から読
み出された画像データ、音声データに対してパリティデ
ータを用いたエラー訂正復号処理、記録時に対応した復
号処理等の処理を施し、出力端子131を介して出力す
る。
【0035】マスク制御回路109は同期検出回路10
7からの検出パルス、IDP演算回路115からのエラ
ー検査結果及び、ステートマシン125からの制御信号
に基づいて同期検出回路107によるマスク処理を制御
する。
【0036】次に、ステートマシーン125の動作につ
いて説明する。
【0037】図4はステートマシン125の動作を説明
するための状態遷移図である。
【0038】図4においては、IDP演算回路115の
検査結果がエラー無しであったときidG、エラーあり
であったときにidNGとしている。また、比較回路1
23による比較結果が一致していたときcmpG、不一
致であったときcmpNGとしている。
【0039】idNGの場合には再生されたIDデータ
にエラーがあり、比較回路123による比較動作ができ
ないので、ステートマシン125に入力される情報は、
idNG、idG且つcmpG、idG且つcmpNG
の3つとなる。また、ステートマシン125にはカウン
タ111のブロックカウンタよりタイミング信号が出力
されており、1シンクブロックに1回、状態遷移が許可
される。
【0040】図4において、ステートマシン125はエ
ッジ検出回路139からのエッジパルスによりリセット
され、idle状態401となる。
【0041】ここで、状態遷移が許可されたタイミング
でidGが検出されると、wait1状態403に状態
遷移する。wait1状態403においては直前にid
GであったIDデータがレジスタ119に記憶されてい
る。
【0042】wait1状態403において次に状態遷
移が許可されたときに、idGかつcmpGであれば、
IDデータの連続性が確認されたので、lock1状態
409に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たに
IDデータが得られないので比較動作は行われず、スイ
ッチ117が開放状態となり、スイッチ133により演
算回路121からの予測IDデータがレジスタ119に
出力される。そして、wait2状態405に遷移す
る。
【0043】wait2状態405において状態遷移が
許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれば
IDデータの連続性が確認されたため、lock1状態
409に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たに
IDデータが得られないので比較動作は行われず、スイ
ッチ117は開放状態となり、スイッチ133により演
算回路121からの予測IDデータがレジスタ119に
出力される。そして、wait3状態407に遷移す
る。
【0044】wait3状態407において状態遷移が
許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれば
IDデータの連続性が確認されたため、lock1状態
409に状態遷移する。一方、idNGの場合は、3回
連続してidGが得られず、先に正しく検出されたID
データと新たに検出されるIDデータとのデータ間隔が
長くなってしまい、たとえ予測IDデータと新たに検出
されたIDデータとの比較結果が一致した場合でも信頼
性が低くなってしまうので、再びidle状態401に
遷移し、新たにidGを待つ。
【0045】lock1状態409において状態遷移が
許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれ
ば、IDデータの連続性が確認されているのでそのまま
lock1状態409を保持する。一方、idNGであ
った場合、新たにIDデータが得られないので比較動作
は行われず、スイッチ117は演算回路121からの予
測IDデータを選択してレジスタ119に出力する。そ
して、lock2状態411に遷移する。
【0046】lock2状態411において状態遷移が
許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれば
IDデータの連続性が確認されたため、lock1状態
409に状態遷移する。一方、idNGの場合は新たに
IDデータが得られないので比較動作は行われず、スイ
ッチ117は演算回路121からの予測IDデータを選
択してレジスタ119に出力する。そして、lock3
状態413に遷移する。
【0047】lock3状態413において状態遷移が
許可されたタイミングで、idG且つcmpGであれば
IDデータの連続性が確認されたため、lock1状態
409に状態遷移する。一方、idNGの場合には、w
ait3状態407と同様、3回連続してidGが得ら
れず、先に正しく検出されたIDデータと新たに検出さ
れるIDデータとのデータ間隔が長くなってしまい、た
とえ予測IDデータと新たに検出されたIDデータとの
比較結果が一致した場合でも信頼性が低くなってしまう
ので、再びidle状態401に遷移し、新たにidG
を待つ。
【0048】また、wait1、wait2、wait
3、lock1、lock2、lock3の各状態にお
いて状態遷移が許可されたタイミングで、idG且つc
mpNGであった場合には、IDPの検査結果はIDデ
ータのエラー無しとなっているが、IDデータが不連続
になっており、wait1状態403に遷移して新たに
検出されるIDデータとの連続性を確認するように制御
している。
【0049】以上の各状態のうち、lock1状態40
9、lock2状態411及びlock3状態413の
各状態がIDデータの連続性が確認されている捕捉状態
であり、ステートマシン125はlock1状態40
9、lock2状態411及びlock3状態413の
いずれかの状態である場合にハイレベルとなる2値信号
を発生し、マスク制御回路109及びメモリ127に出
力する。
【0050】メモリ127にはステートマシン125か
らの制御信号と共にID検出回路113からのIDデー
タも出力されており、ステートマシン125からの制御
信号が捕捉状態を示している時に供給されるIDデータ
応じたアドレスに再生データを記憶する。また、捕捉状
態以外の時には再生データの記憶を禁止する。
【0051】次に、マスク制御回路109の動作につい
て説明する。
【0052】図5はマスク制御回路109の構成を示す
ブロック図である。
【0053】入力端子501には同期検出回路107か
らの検出パルスが入力され、遅延回路503により遅延
されてアンド回路505に出力される。また、入力端子
507にはIDP演算回路115からの検査結果が入力
され、アンド回路505に入力される。
【0054】遅延回路503は入力端子501からの同
期検出パルスをIDP演算回路115によるIDPの演
算が終了するまでの期間(3バイト)遅延させ、アンド
回路505に出力する。従って、アンド回路505から
は、同期検出回路107によりシンクデータが検出さ
れ、かつそのシンクデータに引き続くIDP演算回路1
15による検査結果がエラーなしであった場合にハイレ
ベルとなる2値信号が出力される。
【0055】カウンタ509には1シンクブロックに1
回カウンタ111からのタイミングパルスが出力され
る。カウンタ509はこのタイミングパルスが入力され
たときに、アンド回路505からの出力信号がハイレベ
ルであったときには所定値n(nは1以上の整数)をロ
ードする。また、タイミングパルスが入力されたときに
アンド回路505の出力がローレベルであった場合には
1つダウンカウントする。したがって、nシンクブロッ
ク連続してシンクデータが検出できないか、あるいは、
IDP演算結果がエラーありとなった場合にカウンタ5
09のカウント値が0となる。
【0056】カウンタ509は自身のカウント値が0の
ときにローレベルとなり、それ以外の値のときにはハイ
レベルとなる2値信号を発生し、オア回路511に出力
する。
【0057】また、入力端子513にはステートマシン
125からの捕捉状態を示す2値信号(以下lock信
号)が入力され、オア回路511はカウンタ509の出
力と入力端子513からのlock信号との論理和をと
り、アンド回路515に出力する。
【0058】このように、カウンタ509の値が0とな
ったとき、即ちnシンクブロック連続してシンクデータ
が検出されなかったかあるいはIDPの検査結果がエラ
ーありとなった場合で、且つ、lock信号がローレベ
ルであるとき、即ち、ステートマシン125においてI
Dデータの連続性が確認できないときにオア回路511
の出力がローレベルとなる。
【0059】また、入力端子517にはカウンタ111
のシンボルカウンタのカウント値が入力される。演算回
路519はこのカウント値を用いて演算を行い、シンク
データが入力される近傍の数バイト期間だけローレベル
となり、それ以外の期間はハイレベルとなる2値信号を
生成してアンド回路515に出力する。アンド回路51
5はオア回路511の出力と演算回路519の出力との
論理積をとって出力端子521を介して同期検出回路1
07に出力する。
【0060】従って、オア回路511からの出力がハイ
レベルである期間は、演算回路519からの出力信号に
応じた2値信号がアンド回路515から出力されること
になる。
【0061】次に、図6のタイミングチャートをもちい
て図5の回路の動作を説明する。
【0062】図において(a)はSWP生成回路137
から得られるヘッドスイッチパルスであり、この各エッ
ジでカウンタ111、マスク制御回路109、ステート
マシン125がリセットされる。
【0063】図6(b)は図3の同期検出回路107に
おける比較回路303から出力される検出パルスであ
り、601、609が擬似シンクの検出パルスである。
図6(c)はIDP演算回路115から出力される検査
結果であり、エラーなしのときにパルス611、613
が出力される。図の603、607のシンクデータにつ
いてはIDPの検査結果がエラー無しとなり、605の
シンクデータについてはIDPの検査結果がエラーあり
となっている。
【0064】図6(d)はレジスタ119に記憶される
IDデータの値であり、615の0x1413、619
の0x1415は実際に検出された値、617の0x1
414、621の0x1416、619の0x1417
はそれぞれ演算回路121により得られた予測IDデー
タである。
【0065】図6(e)は比較回路123の比較結果を
示す信号であり、625では、以前に検出された値0x
1413から予測される値0x1415と新たに検出さ
れたIDデータの値0x1415とが一致したことを示
している。
【0066】図6(f)はステートマシン125の遷移
状態を示している。図6(f)では、SWPのエッジで
idleとなった後、603のIDでwait1状態に
遷移し、次のブロックではidNGであるためwait
2状態に遷移し、更に次のブロックではidGで、先の
IDデータからの予測値と検出されたIDデータの値と
が一致して連続性が確認されたためlock1状態に遷
移している。その後、IDデータが検出されないので、
lock2、lock3状態を経て再びidle状態に
移行している。
【0067】図6(g)はステートマシン125のロッ
ク状態を示すlock信号であり、(f)に示したよう
に、ステートマシン125がlock1、lock2、
lock3状態のときハイレベルとなる。
【0068】図6(h)はマスク制御回路109から出
力されるマスク制御信号を示している。前述のように、
ハイレベルの期間シンク検出パルスがマスクされてい
る。
【0069】図6に示したように、本形態では、601
で擬似シンクが検出された場合でも、それに続くIDP
の検査結果がエラー無しとならない限りシンク検出パル
スがマスクされないので、擬似シンクによりシンクマス
ク状態に移行してしまうことにより正しいシンクが検出
できなくなることを防止することができる。
【0070】また、lock信号により捕捉状態にある
ことが確認されている間は、シンクパルス607移行シ
ンクデータが検出できない場合であってもシンクマスク
がオープンとならず、擬似シンク609をマスクするこ
とができ、カウンタ111がリセットされるのを防ぐこ
とができる。また、623で示したID番号0x141
7の再生データのメモリ127への書き込みを引き続き
行うことができる。
【0071】このように、本形態では、シンクデータが
検出され、且つ、IDPの検査結果がエラーなしのと
き、または、lock信号が捕捉状態を示しているとき
には、演算回路519からの出力信号がそのままシンク
マスク信号として同期検出回路107に出力される。
【0072】言い換えれば、本形態では、シンクデータ
が3回連続して検出されないか、あるいは、IDPの検
査結果が3回連続してエラーありであった場合であって
も、lock信号が捕捉状態、即ち、IDデータの連続
性が確認されている状態ではシンクマスクがオープンと
ならず、そのままシンクマスク状態が維持される。
【0073】従って、連続性が確認されたシンクブロッ
クのデータを確実にメモリに書き込むことができる。
【0074】また、連続性が確認されている状態ではマ
スクオープンにならないので、擬似シンクを検出してし
まうことを防ぐことができ、安定してシンクデータの検
出を行うことができる。
【0075】なお、本形態では、図4において、loc
k1状態となった後、3回連続してidNGであった場
合にidle状態に遷移しているが、これ以外にも、例
えば、m回(mは2以上の整数)連続してidNGであ
った場合に遷移するようにすることも可能である。
【0076】また、前述の実施形態では、本発明をデジ
タルVTRに対して適用した場合について説明したが、
これ以外にも、シンクデータ、IDデータと共にデジタ
ルデータ列を他の記録媒体や伝送路を介して情報信号を
再生する装置、構成に対して本発明を適用可能であり、
同様の効果を有する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
正確且つ安定して同期データを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるVTRの構成例を示す図で
ある。
【図2】図1の装置により再生されるデータのシンクブ
ロックの構成を示す図である。
【図3】図1の装置の同期検出回路の構成を示す図であ
る。
【図4】図1のステートマシンの動作を説明するための
図である。
【図5】図1の装置の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図6】図1の装置のマスク制御回路の構成を示す図で
ある。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ同期データとIDデータとを有
    する複数の同期ブロックからなるデータ列を再生する再
    生手段と、 前記再生データ列から前記同期データを検出する同期検
    出手段と、 前記再生データ列から前記IDデータを検出するID検
    出手段と、 前記ID検出手段の検出結果を用いて前記同期検出手段
    の検出動作を制御する制御手段とを備える再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は前記ID検出手段の検出
    結果を用いてマスク信号を発生し、前記同期検出手段は
    前記マスク信号に基づいて前記再生データ列から前記同
    期データを検出することを特徴とする請求項1記載の再
    生装置。
  3. 【請求項3】 前記同期検出手段は前記マスク信号が開
    状態のときに前記同期データを検出した場合にのみ同期
    検出パルスを出力することを特徴とする請求項2記載の
    再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記ID検出手段により
    検出された複数のIDデータの間の連続性を判別し、こ
    の判別結果に応じて前記マスク信号を発生することを特
    徴とする請求項3記載の再生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記複数のIDデータ間
    の連続性ありを示す判別結果が得られている間は所定時
    間毎に所定期間のみ開状態となる第1のマスク信号を発
    生し、n(nは2以上の整数)回連続して連続性なしを
    示す判別結果が得られたことに応じて連続して開状態と
    なる第2のマスク信号を発生することを特徴とする請求
    項4記載の再生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は更に、前記同期検出手段
    の出力を用いて前記マスク信号を発生することを特徴と
    する請求項5記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は前記同期検出手段により
    前記同期データが検出されたことに応じて前記第1のマ
    スク信号を発生することを特徴とする請求項6記載の再
    生装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は前記ID検出手段により
    検出された複数のIDデータの値を用いて比較動作を行
    い、前記比較結果に基づいて前記同期検出手段の検出動
    作を制御することを特徴とする請求項1記載の再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は前記ID検出手段により
    検出されたIDデータの値に所定値を加算した値と前記
    ID検出手段により新たに検出されたIDデータの値と
    を比較することを特徴とする請求項8記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の同期ブロックは更に、それ
    ぞれ前記IDデータ中のエラーを検出するためのIDエ
    ラーチェックデータを有し、前記制御手段は更に、前記
    IDエラーチェックデータを用いたIDエラー検出結果
    を用いて前記同期検出手段の検出動作を制御することを
    特徴とする請求項1記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 前記再生データを記憶するメモリを備
    え、前記制御手段は更に、前記IDデータの検出結果に
    基づいて前記メモリに対する前記再生データ列の書き込
    み動作を制御することを特徴とする請求項1記載の再生
    装置。
  12. 【請求項12】 それぞれ同期データとIDデータとを
    有する複数の同期ブロックからなるデータ列を再生する
    再生装置において、 前記再生データ列中のIDデータの連続性に応じて前記
    再生データ列から前記同期データを検出することを特徴
    とする再生装置。
  13. 【請求項13】 それぞれ同期データとIDデータとを
    有する複数の同期ブロックからなるデータ列を再生し、
    前記再生データ列から前記同期データと前記IDデータ
    とを検出する方法であって、 前記IDデータの検出結果を用いて前記同期データの検
    出動作を制御することを特徴とする再生方法。
  14. 【請求項14】 前記IDデータの検出結果を用いてマ
    スク信号を発生し、このマスク信号に基づいて前記再生
    データ列から前記同期データを検出することを特徴とす
    る請求項13記載の再生方法。
  15. 【請求項15】 前記マスク信号が開状態のときに前記
    同期データを検出した場合にのみ同期検出パルスを出力
    することを特徴とする請求項14記載の再生方法。
  16. 【請求項16】 検出された複数の前記IDデータの間
    の連続性を判別し、この判別結果に応じて前記マスク信
    号を発生することを特徴とする請求項15記載の再生方
    法。
  17. 【請求項17】 前記複数のIDデータ間の連続性あり
    を示す判別結果が得られている間は所定時間毎に所定期
    間のみ開状態となる第1のマスク信号を発生し、n(n
    は2以上の整数)回連続して連続性なしを示す判別結果
    が得られたことに応じて連続して開状態となる第2のマ
    スク信号を発生することを特徴とする請求項16記載の
    再生方法。
  18. 【請求項18】 前記同期検出手段の出力を用いて前記
    マスク信号を発生することを特徴とする請求項17記載
    の再生方法。
  19. 【請求項19】 前記同期検出手段により前記同期デー
    タが検出されたことに応じて前記第1のマスク信号を発
    生することを特徴とする請求項18記載の再生方法。
  20. 【請求項20】 検出された複数のIDデータの値を用
    いて比較動作を行い、前記比較結果に基づいて前記同期
    データの検出動作を制御することを特徴とする請求項1
    3記載の再生方法。
  21. 【請求項21】 前記比較動作においては、前記検出さ
    れたIDデータの値に所定値を加算した値と新たに検出
    されたIDデータの値とを比較することを特徴とする請
    求項20記載の再生方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の同期ブロックは更に、それ
    ぞれ前記ID信号中のエラーを検出するためのIDエラ
    ーチェックデータを有し、前記IDエラーチェックデー
    タを用いたIDエラー検出結果を用いて前記同期データ
    の検出動作を制御することを特徴とする請求項13記載
    の再生方法。
  23. 【請求項23】 前記IDデータの検出結果に基づいて
    前記再生データ列を記憶するメモリに対する前記再生デ
    ータ列の書き込み動作を制御することを特徴とする請求
    項13記載の再生方法。
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