JP2001204001A - 動画像配信システム,再生端末装置,及び配信装置 - Google Patents
動画像配信システム,再生端末装置,及び配信装置Info
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- JP2001204001A JP2001204001A JP2000329463A JP2000329463A JP2001204001A JP 2001204001 A JP2001204001 A JP 2001204001A JP 2000329463 A JP2000329463 A JP 2000329463A JP 2000329463 A JP2000329463 A JP 2000329463A JP 2001204001 A JP2001204001 A JP 2001204001A
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配信装置と再生装置とを有する動画像配信シ
ステムにおいて、再生装置の動画像処理能力に応じた動
画コンテンツを自動的に配信することが可能な動画像配
信システムを提供する。 【解決手段】 動画番組を配信するサーバ101と、サ
ーバ101にアクセスし動画番組を再生するクライアン
ト102とを有する動画像配信システムにおいて、クラ
イアント102がサーバ101に対し動画の処理能力に
関する能力情報を送り、サーバ101はクライアント1
02の処理能力を超えない動画番組を決定し、クライア
ント102に配信する。
ステムにおいて、再生装置の動画像処理能力に応じた動
画コンテンツを自動的に配信することが可能な動画像配
信システムを提供する。 【解決手段】 動画番組を配信するサーバ101と、サ
ーバ101にアクセスし動画番組を再生するクライアン
ト102とを有する動画像配信システムにおいて、クラ
イアント102がサーバ101に対し動画の処理能力に
関する能力情報を送り、サーバ101はクライアント1
02の処理能力を超えない動画番組を決定し、クライア
ント102に配信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像配信システ
ム,配信装置,及び再生端末装置に関し、特に動画番組
を配信する配信装置と、上記配信装置にアクセスして動
画番組(以下、動画像ともいう。)を再生する再生装置
とを有する動画像配信システムにおいて、再生端末装置
の動画像処理能力に応じて配信装置が再生装置に動画番
組を配信する動画像配信の仕組みに関するものである。
ム,配信装置,及び再生端末装置に関し、特に動画番組
を配信する配信装置と、上記配信装置にアクセスして動
画番組(以下、動画像ともいう。)を再生する再生装置
とを有する動画像配信システムにおいて、再生端末装置
の動画像処理能力に応じて配信装置が再生装置に動画番
組を配信する動画像配信の仕組みに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットは、文字や静止画像から
なるコンテンツを提供するサーバと呼ばれる端末(配信
装置)と、上記サーバに対して要求を出し所定のコンテ
ンツを送ってもらうクライアントと呼ばれる端末(再生
端末装置)とから構成される。上記コンテンツはウェブ
ページと呼ばれ、HTTP(Hyper Text Transfer Proto
col)というサーバとクライアント間の伝送プロトコルに
基づいて、コンテンツの要求,要求に対する応答,コン
テンツの送信が行なわれている。また、上記文字や静止
画像からなるコンテンツはHTML(Hyper Text Markup
Language)という言語で記述されている。
なるコンテンツを提供するサーバと呼ばれる端末(配信
装置)と、上記サーバに対して要求を出し所定のコンテ
ンツを送ってもらうクライアントと呼ばれる端末(再生
端末装置)とから構成される。上記コンテンツはウェブ
ページと呼ばれ、HTTP(Hyper Text Transfer Proto
col)というサーバとクライアント間の伝送プロトコルに
基づいて、コンテンツの要求,要求に対する応答,コン
テンツの送信が行なわれている。また、上記文字や静止
画像からなるコンテンツはHTML(Hyper Text Markup
Language)という言語で記述されている。
【0003】また文字を含むコンテンツには、テキスト
というメディアが含まれている。サーバには、複数の言
語に対応したコンテンツが予め用意されており、クライ
アントが上記のHTTPを用いて、該クライアント側に
てコンテンツに対して設定されている言語を示す情報を
上記サーバに送信すると、上記サーバは、上記クライア
ント側での設定言語に応じたコンテンツを、上記クライ
アントに送信する。
というメディアが含まれている。サーバには、複数の言
語に対応したコンテンツが予め用意されており、クライ
アントが上記のHTTPを用いて、該クライアント側に
てコンテンツに対して設定されている言語を示す情報を
上記サーバに送信すると、上記サーバは、上記クライア
ント側での設定言語に応じたコンテンツを、上記クライ
アントに送信する。
【0004】図17は、HTTPを用いてクライアント
がサーバに対しテキストコンテンツを要求する手順、及
びサーバがコンテンツを選択して送信する手順を説明す
るための模式図である。
がサーバに対しテキストコンテンツを要求する手順、及
びサーバがコンテンツを選択して送信する手順を説明す
るための模式図である。
【0005】まずクライアント1702は、ネットワー
ク1709を通して、テキストのコンテンツをサーバ1
701に要求する。この要求は、HTTPのGETコマ
ンド1706を用いて行なわれる。このコマンド170
6は、abc.orgというサーバにあるpaperというコンテ
ンツを取得するときの送信コマンドである。
ク1709を通して、テキストのコンテンツをサーバ1
701に要求する。この要求は、HTTPのGETコマ
ンド1706を用いて行なわれる。このコマンド170
6は、abc.orgというサーバにあるpaperというコンテ
ンツを取得するときの送信コマンドである。
【0006】またクライアント1702は、上記要求と
同時に、HTTP要求ヘッダのAccept−headers情報1
707をサーバに送る。このAccept−headers情報17
07は、サーバ1701にクライアント1702が受理
できるファイルのタイプを教えるためのものであり、ク
ライアント1702側で、コンテンツに対して設定され
ている言語の情報も含まれている。
同時に、HTTP要求ヘッダのAccept−headers情報1
707をサーバに送る。このAccept−headers情報17
07は、サーバ1701にクライアント1702が受理
できるファイルのタイプを教えるためのものであり、ク
ライアント1702側で、コンテンツに対して設定され
ている言語の情報も含まれている。
【0007】サーバ1701は、上記Accept−headers
情報1707を受け取って分析し、クライアント170
2側で設定されている表示サイズと言語に対応する、ク
ライアントの表示能力に応じたテキストコンテンツ17
08を選択して、クライアント1702に送る。
情報1707を受け取って分析し、クライアント170
2側で設定されている表示サイズと言語に対応する、ク
ライアントの表示能力に応じたテキストコンテンツ17
08を選択して、クライアント1702に送る。
【0008】また図18は、HTTPを用いてクライア
ントがサーバに対しテキストコンテンツを要求する手
順、及びクライアントがコンテンツを選択して受け取る
手順を説明するための模式図である。
ントがサーバに対しテキストコンテンツを要求する手
順、及びクライアントがコンテンツを選択して受け取る
手順を説明するための模式図である。
【0009】まず、クライアント1802は、ネットワ
ーク1812を通してテキストのコンテンツを要求す
る。この要求は、HTTPのGETコマンド1804を
用いて行なわれる。このコマンド1804は、abc.org
というサーバにあるpaperというコンテンツを取得する
ときの送信コマンドである。
ーク1812を通してテキストのコンテンツを要求す
る。この要求は、HTTPのGETコマンド1804を
用いて行なわれる。このコマンド1804は、abc.org
というサーバにあるpaperというコンテンツを取得する
ときの送信コマンドである。
【0010】これに対し、サーバ1801は予め用意さ
れた複数の言語に対応するテキストコンテンツに関する
バージョン一覧表1806をクライアント1802に送
る。このバージョンの一覧表1806には、各バージョ
ンのテキストのファイル名およびそれを記述した言語の
情報が書かれている。
れた複数の言語に対応するテキストコンテンツに関する
バージョン一覧表1806をクライアント1802に送
る。このバージョンの一覧表1806には、各バージョ
ンのテキストのファイル名およびそれを記述した言語の
情報が書かれている。
【0011】クライアント1802は、上記サーバ18
01より受け取ったバージョン一覧表1806から、該
クライアント1802側にてコンテンツに対して設定さ
れている言語と同じ言語のバージョンを選択し、選択し
たバージョンのファイルのファイル名を上記サーバ18
01に対して要求する。ここで、送信コマンド1809
は、paperという複数のバージョンのテキストコンテン
ツからpaper_1というバージョンのものを選択したこと
を示している。
01より受け取ったバージョン一覧表1806から、該
クライアント1802側にてコンテンツに対して設定さ
れている言語と同じ言語のバージョンを選択し、選択し
たバージョンのファイルのファイル名を上記サーバ18
01に対して要求する。ここで、送信コマンド1809
は、paperという複数のバージョンのテキストコンテン
ツからpaper_1というバージョンのものを選択したこと
を示している。
【0012】そしてサーバ1801は、上記クライアン
ト1802からの上記要求に応じてpaper_1を上記クラ
イアント1802に送る。
ト1802からの上記要求に応じてpaper_1を上記クラ
イアント1802に送る。
【0013】このようにクライアントでは、テキストと
いうメディアについて、その記述に用いた形式(HTM
Lかそのほかの形式か)、言語、文字種類、圧縮方式な
どの属性に基づいて、サーバとクライアント間のやりと
りによって所望のコンテンツを取得することができる。
また、テキスト以外のメディアとして、静止画像、ビデ
オ、オーディオなどがある。
いうメディアについて、その記述に用いた形式(HTM
Lかそのほかの形式か)、言語、文字種類、圧縮方式な
どの属性に基づいて、サーバとクライアント間のやりと
りによって所望のコンテンツを取得することができる。
また、テキスト以外のメディアとして、静止画像、ビデ
オ、オーディオなどがある。
【0014】最近では、動画像を含めたコンテンツが多
くなったが、動画像はウェブページの一部を構成するこ
とがない。静止画像は、ウェブページを表示すると同時
に表示される。しかし、動画像は静止画像と異なり、ウ
ェブページを表示してもこれと同時に表示されることは
ほとんどなく、ウェブページに書かれている動画像への
ハイパーリンクを、ユーザが手動で選択して動画像を表
示する場合がほとんどである。また複数の動画像符号化
方式に対する対応方法としては、サーバ側にてそれぞれ
の符号化方式に応じたフォーマットで動画データを用意
し、符号化方式ごとに複数のハイパーリンクをウェブペ
ージ上に明記して、クライアント側でユーザの操作によ
り、所要の符号化方式に対応したフォーマットの動画デ
ータを選択して見てもらうという方法が一般的である。
くなったが、動画像はウェブページの一部を構成するこ
とがない。静止画像は、ウェブページを表示すると同時
に表示される。しかし、動画像は静止画像と異なり、ウ
ェブページを表示してもこれと同時に表示されることは
ほとんどなく、ウェブページに書かれている動画像への
ハイパーリンクを、ユーザが手動で選択して動画像を表
示する場合がほとんどである。また複数の動画像符号化
方式に対する対応方法としては、サーバ側にてそれぞれ
の符号化方式に応じたフォーマットで動画データを用意
し、符号化方式ごとに複数のハイパーリンクをウェブペ
ージ上に明記して、クライアント側でユーザの操作によ
り、所要の符号化方式に対応したフォーマットの動画デ
ータを選択して見てもらうという方法が一般的である。
【0015】しかし、動画像はテキストや静止画像より
データ量がずっと大きいものであるため、動画像のファ
イル全体を、一度クライアント側にダウンロードしてか
ら見るまでにはかなり時間がかかる。そこで、サーバが
クライアントに対し動画像のデータを送りながらクライ
アント側で再生する仕組みが用いられている。
データ量がずっと大きいものであるため、動画像のファ
イル全体を、一度クライアント側にダウンロードしてか
ら見るまでにはかなり時間がかかる。そこで、サーバが
クライアントに対し動画像のデータを送りながらクライ
アント側で再生する仕組みが用いられている。
【0016】このように動画像配信する仕組みをストリ
ミングという。ストリミングは、実時間で動画像を配信
するものであるため、動画像の符号化レートは伝送路の
伝送帯域幅に合わせなければならない。この伝送帯域幅
は、ユーザが使用する伝送路によって一意的に定まる。
例えば、公衆電話回線を使用する場合は伝送帯域幅は5
6kbps以下であり、ISDN(Integrated Services Di
gital Network)の場合は伝送帯域幅は64kbpsである
ことが一般的である。
ミングという。ストリミングは、実時間で動画像を配信
するものであるため、動画像の符号化レートは伝送路の
伝送帯域幅に合わせなければならない。この伝送帯域幅
は、ユーザが使用する伝送路によって一意的に定まる。
例えば、公衆電話回線を使用する場合は伝送帯域幅は5
6kbps以下であり、ISDN(Integrated Services Di
gital Network)の場合は伝送帯域幅は64kbpsである
ことが一般的である。
【0017】そこで、この状況に対応するために、サー
バに、各伝送レートに応じた動画像のデータ(動画デー
タ)を複数用意し、用意した動画データのファイル名の
一覧をサーバからクライアントに送り、クライアントが
サーバより受け取ったファイル名の一覧から、クライア
ントに合った伝送レートの動画データを自動的に選択し
てそのファイル名をサーバに対して要求する、というシ
ステムが採用されている。
バに、各伝送レートに応じた動画像のデータ(動画デー
タ)を複数用意し、用意した動画データのファイル名の
一覧をサーバからクライアントに送り、クライアントが
サーバより受け取ったファイル名の一覧から、クライア
ントに合った伝送レートの動画データを自動的に選択し
てそのファイル名をサーバに対して要求する、というシ
ステムが採用されている。
【0018】図19は、伝送レートに応じて用意された
複数の動画データ(つまり動画像コンテンツ)の構成を
示したもので、シーン記述の一部を示す図である。この
シーン記述1901には、3つの動画データ1903、
1904、1905が用意されており、各動画データに
対応付けて、ファイル名(video src)と伝送レート(s
ystem−bitrate)が記述されている。
複数の動画データ(つまり動画像コンテンツ)の構成を
示したもので、シーン記述の一部を示す図である。この
シーン記述1901には、3つの動画データ1903、
1904、1905が用意されており、各動画データに
対応付けて、ファイル名(video src)と伝送レート(s
ystem−bitrate)が記述されている。
【0019】また、テレビ電話やテレビ会議では、実時
間で端末間にて動画データを送受信する前にH.245
の規格に基づいた処理能力の情報交換が行われ、このた
め互いに対応可能なデータ処理機能により送受信を行う
ことができる。
間で端末間にて動画データを送受信する前にH.245
の規格に基づいた処理能力の情報交換が行われ、このた
め互いに対応可能なデータ処理機能により送受信を行う
ことができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】このように、テキスト
のコンテンツの配信システムには、サーバとクライアン
ト間の交渉によって、サーバはクライアント側の設定や
処理機能に応じたテキストコンテンツを自動的に送信す
る手法、またはクライアントが自分の設定や処理機能に
応じたテキストコンテンツを自動的にサーバに要求する
手法が用いられている。
のコンテンツの配信システムには、サーバとクライアン
ト間の交渉によって、サーバはクライアント側の設定や
処理機能に応じたテキストコンテンツを自動的に送信す
る手法、またはクライアントが自分の設定や処理機能に
応じたテキストコンテンツを自動的にサーバに要求する
手法が用いられている。
【0021】しかし、従来の動画像のコンテンツの配信
システムは、上述のテキストコンテンツの配信システム
のように、クライアントとサーバとの間でHTTPを用
いて動画像の処理能力の情報交換をすることができな
い。このため、クライアントは、伝送レートに応じた動
画像を自動的にサーバに要求することはできても、クラ
イアントはその動画像の処理能力(プロファイルとレベ
ル)に応じて自動的に動画像のコンテンツをサーバに要
求することはできない。この結果、クライアント側で
は、ユーザの操作により動画像のコンテンツを選択しな
ければならないという問題点があった。
システムは、上述のテキストコンテンツの配信システム
のように、クライアントとサーバとの間でHTTPを用
いて動画像の処理能力の情報交換をすることができな
い。このため、クライアントは、伝送レートに応じた動
画像を自動的にサーバに要求することはできても、クラ
イアントはその動画像の処理能力(プロファイルとレベ
ル)に応じて自動的に動画像のコンテンツをサーバに要
求することはできない。この結果、クライアント側で
は、ユーザの操作により動画像のコンテンツを選択しな
ければならないという問題点があった。
【0022】また、従来の動画像のコンテンツの配信シ
ステムでは、サーバ側で用意した動画像コンテンツを処
理するのに必要なクライアントの処理能力、及びクライ
アントにて同時に処理可能な動画像の個数に関する情報
を交換することができない。さらに、従来の動画像の配
信システムでは、動画像のコンテンツをそのプロファイ
ル,及びレベルに応じて要求することができない。
ステムでは、サーバ側で用意した動画像コンテンツを処
理するのに必要なクライアントの処理能力、及びクライ
アントにて同時に処理可能な動画像の個数に関する情報
を交換することができない。さらに、従来の動画像の配
信システムでは、動画像のコンテンツをそのプロファイ
ル,及びレベルに応じて要求することができない。
【0023】また、携帯端末に動画像のコンテンツを送
る場合も、コンピュータ等の再生端末装置に動画像のコ
ンテンツを送る場合と同様、クライアント(携帯端末)
の処理能力に応じて動画像のコンテンツを配信すること
ができない。特に、汎用プロセッサではなく専用のハー
ドウェアで動画像の処理を行う携帯端末では、その処理
能力を超える動画像のコンテンツの配信を受けた場合、
専用のハードウェアを正常に動作させることができな
い。
る場合も、コンピュータ等の再生端末装置に動画像のコ
ンテンツを送る場合と同様、クライアント(携帯端末)
の処理能力に応じて動画像のコンテンツを配信すること
ができない。特に、汎用プロセッサではなく専用のハー
ドウェアで動画像の処理を行う携帯端末では、その処理
能力を超える動画像のコンテンツの配信を受けた場合、
専用のハードウェアを正常に動作させることができな
い。
【0024】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、動画番組を配信するサーバか
ら、該サーバからの動画番組を再生するクライアント
に、クライアントの動画像処理能力に応じた動画像コン
テンツを動画番組として自動的に配信することが可能な
動画像配信システム,配信装置,及び再生端末装置を提
供することを目的とする。
ためになされたもので、動画番組を配信するサーバか
ら、該サーバからの動画番組を再生するクライアント
に、クライアントの動画像処理能力に応じた動画像コン
テンツを動画番組として自動的に配信することが可能な
動画像配信システム,配信装置,及び再生端末装置を提
供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る動画像配信システムは、動画番組を配信する配信装
置と、上記配信装置にアクセスして動画番組を再生する
再生端末装置とを有する動画像配信システムであって、
上記再生端末装置を、上記配信装置に動画番組の配信を
要求するとともに該再生端末装置における動画像の処理
能力に関する能力情報を送るものとし、上記配信装置
を、上記再生端末装置からの上記能力情報を分析し、上
記再生端末装置の処理能力を超えない動画番組を上記再
生端末装置に配信するものとしたものである。
係る動画像配信システムは、動画番組を配信する配信装
置と、上記配信装置にアクセスして動画番組を再生する
再生端末装置とを有する動画像配信システムであって、
上記再生端末装置を、上記配信装置に動画番組の配信を
要求するとともに該再生端末装置における動画像の処理
能力に関する能力情報を送るものとし、上記配信装置
を、上記再生端末装置からの上記能力情報を分析し、上
記再生端末装置の処理能力を超えない動画番組を上記再
生端末装置に配信するものとしたものである。
【0026】この発明(請求項2)に係る再生端末装置
は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画番
組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置に動
画番組の配信を要求する配信要求部と、本再生端末装置
における動画像の処理能力に関する能力情報を上記配信
装置に送る能力情報送信部とを備えたものである。
は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画番
組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置に動
画番組の配信を要求する配信要求部と、本再生端末装置
における動画像の処理能力に関する能力情報を上記配信
装置に送る能力情報送信部とを備えたものである。
【0027】この発明(請求項3)は、請求項2記載の
再生端末装置において、上記能力情報を、上記再生端末
装置が復号処理に使用可能な動画符号化方式の名称、上
記再生端末装置が復号処理に使用可能な動画符号化方式
のクラスを示す名称、および上記再生端末装置が復号で
きる動画データの個数のうち、少なくともひとつを含む
情報としたものである。
再生端末装置において、上記能力情報を、上記再生端末
装置が復号処理に使用可能な動画符号化方式の名称、上
記再生端末装置が復号処理に使用可能な動画符号化方式
のクラスを示す名称、および上記再生端末装置が復号で
きる動画データの個数のうち、少なくともひとつを含む
情報としたものである。
【0028】この発明(請求項4)は、請求項2記載の
再生端末装置において、上記能力情報を、上記再生端末
装置が復号処理に使用可能なオーディオ符号化方式の名
称、上記再生端末装置が復号処理に使用可能なオーディ
オ符号化方式のクラスを示す名称、および上記再生端末
装置が復号できるオーディオデータの個数のうち、少な
くともひとつを含む情報としたものである。
再生端末装置において、上記能力情報を、上記再生端末
装置が復号処理に使用可能なオーディオ符号化方式の名
称、上記再生端末装置が復号処理に使用可能なオーディ
オ符号化方式のクラスを示す名称、および上記再生端末
装置が復号できるオーディオデータの個数のうち、少な
くともひとつを含む情報としたものである。
【0029】この発明(請求項5)に係る配信装置は、
動画番組を配信する配信装置であって、複数の再生端末
装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対
して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符
号化した複数バージョンのビデオデータを格納したデー
タ格納部を備え、上記動画番組を再生する再生端末装置
からの、該再生端末装置における動画像の処理能力を示
す能力情報を分析し、上記複数バージョンのビデオデー
タの中から、上記再生端末装置の処理能力を超えないバ
ージョンのビデオデータを有する動画番組を選択し、選
択した動画番組を上記再生端末装置へ配信するものであ
る。
動画番組を配信する配信装置であって、複数の再生端末
装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対
して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符
号化した複数バージョンのビデオデータを格納したデー
タ格納部を備え、上記動画番組を再生する再生端末装置
からの、該再生端末装置における動画像の処理能力を示
す能力情報を分析し、上記複数バージョンのビデオデー
タの中から、上記再生端末装置の処理能力を超えないバ
ージョンのビデオデータを有する動画番組を選択し、選
択した動画番組を上記再生端末装置へ配信するものであ
る。
【0030】この発明(請求項6)は、請求項5記載の
配信装置において、上記データ格納部を、上記動画番組
に対する複数バージョンのビデオデータとして、上記動
画番組をそのまま符号化して得られるビデオデータ、上
記動画番組をN個(Nは1より大きい整数)の動画像に
わけて別々に符号化して得られるN個のビデオデータ、
および上記動画番組を異なる符号化方式により符号化し
て得られるビデオデータ、のうち少なくともひとつを格
納しているものとしたものである。
配信装置において、上記データ格納部を、上記動画番組
に対する複数バージョンのビデオデータとして、上記動
画番組をそのまま符号化して得られるビデオデータ、上
記動画番組をN個(Nは1より大きい整数)の動画像に
わけて別々に符号化して得られるN個のビデオデータ、
および上記動画番組を異なる符号化方式により符号化し
て得られるビデオデータ、のうち少なくともひとつを格
納しているものとしたものである。
【0031】この発明(請求項7)に係る配信装置は、
動画番組を配信する配信装置であって、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報に基づいて、上記再生
端末装置の再生可能なビデオデータの個数M(M<Nの
整数)と、上記動画番組を構成するビデオデータの個数
N(Nは1より大きい整数)とを比較する比較部を備
え、M<Nのとき、上記N個のビデオデータをM個以下
の複数のビデオデータに変換してから上記再生端末装置
に配信するものである。
動画番組を配信する配信装置であって、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報に基づいて、上記再生
端末装置の再生可能なビデオデータの個数M(M<Nの
整数)と、上記動画番組を構成するビデオデータの個数
N(Nは1より大きい整数)とを比較する比較部を備
え、M<Nのとき、上記N個のビデオデータをM個以下
の複数のビデオデータに変換してから上記再生端末装置
に配信するものである。
【0032】この発明(請求項8)は、請求項7記載の
配信装置において、上記再生端末装置の再生可能なビデ
オデータの個数Mを、M=1としたものである。
配信装置において、上記再生端末装置の再生可能なビデ
オデータの個数Mを、M=1としたものである。
【0033】この発明(請求項9)に係る配信装置は、
動画番組を配信する配信装置であって、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報に基づいて、上記再生
端末装置の再生可能なビデオデータの個数M(M<Nの
整数)と、上記動画番組を構成するビデオデータの個数
N(Nは1より大きい整数)とを比較する比較部を備
え、M<Nのとき、上記N個のビデオデータの中からM
個以下のビデオデータを選択して上記再生端末装置に配
信するものである。
動画番組を配信する配信装置であって、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報に基づいて、上記再生
端末装置の再生可能なビデオデータの個数M(M<Nの
整数)と、上記動画番組を構成するビデオデータの個数
N(Nは1より大きい整数)とを比較する比較部を備
え、M<Nのとき、上記N個のビデオデータの中からM
個以下のビデオデータを選択して上記再生端末装置に配
信するものである。
【0034】この発明(請求項10)は、請求項9記載
の配信装置において、上記再生端末装置の再生可能なビ
デオデータの個数Mを、M=1としたものである。
の配信装置において、上記再生端末装置の再生可能なビ
デオデータの個数Mを、M=1としたものである。
【0035】この発明(請求項11)に係る動画像配信
システムは、動画番組を配信する配信装置と、上記配信
装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装置と
を有する動画像配信システムであって、上記配信装置
を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひ
とつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョンの
符号化方式により符号化して得られる複数バージョンの
ビデオデータを格納するとともに、各バージョンの上記
動画番組を構成するビデオデータを処理するための処理
能力に関する情報のバージョン一覧表を格納したデータ
格納部を有し、上記再生端末装置による上記動画番組に
対するアクセスに応答して、上記バージョン一覧表を上
記再生端末装置に送るものとし、上記再生端末装置を、
上記配信装置からの上記バージョン一覧表を解析して該
再生端末装置における処理能力を超えないバージョンの
動画番組を選択して配信を要求するものとしたものであ
る。
システムは、動画番組を配信する配信装置と、上記配信
装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装置と
を有する動画像配信システムであって、上記配信装置
を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひ
とつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョンの
符号化方式により符号化して得られる複数バージョンの
ビデオデータを格納するとともに、各バージョンの上記
動画番組を構成するビデオデータを処理するための処理
能力に関する情報のバージョン一覧表を格納したデータ
格納部を有し、上記再生端末装置による上記動画番組に
対するアクセスに応答して、上記バージョン一覧表を上
記再生端末装置に送るものとし、上記再生端末装置を、
上記配信装置からの上記バージョン一覧表を解析して該
再生端末装置における処理能力を超えないバージョンの
動画番組を選択して配信を要求するものとしたものであ
る。
【0036】この発明(請求項12)に係る再生端末装
置は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画
番組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置か
らのバージョン一覧表を解析して、本再生端末装置にお
ける処理能力を超えないバージョンの動画番組を選択
し、選択された動画番組の配信を要求する配信要求部を
備え、上記配信装置からのバージョン一覧表を、複数の
再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画
番組に対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式
により符号化処理を施して得られる各バージョンのビデ
オデータを処理するための処理能力に関する情報の一覧
表としたものである。
置は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画
番組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置か
らのバージョン一覧表を解析して、本再生端末装置にお
ける処理能力を超えないバージョンの動画番組を選択
し、選択された動画番組の配信を要求する配信要求部を
備え、上記配信装置からのバージョン一覧表を、複数の
再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画
番組に対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式
により符号化処理を施して得られる各バージョンのビデ
オデータを処理するための処理能力に関する情報の一覧
表としたものである。
【0037】この発明(請求項13)は、請求項12記
載の再生端末装置において、上記処理能力に関する情報
を、上記動画番組を復号化するための動画符号化方式の
名称、上記動画番組を復号化するための動画符号化方式
のクラスを示す名称、および上記動画番組を構成する動
画データの個数のうちの、少なくともひとつとしたもの
である。
載の再生端末装置において、上記処理能力に関する情報
を、上記動画番組を復号化するための動画符号化方式の
名称、上記動画番組を復号化するための動画符号化方式
のクラスを示す名称、および上記動画番組を構成する動
画データの個数のうちの、少なくともひとつとしたもの
である。
【0038】この発明(請求項14)は、請求項12記
載の再生端末装置において、上記処理能力に関する情報
を、上記動画番組を復号化するためのオーディオ符号化
方式の名称、上記動画番組を復号化するためのオーディ
オ符号化方式のクラスを示す名称、および上記動画番組
を構成するオーディオデータの個数のうちの、少なくと
もひとつとしたものである。
載の再生端末装置において、上記処理能力に関する情報
を、上記動画番組を復号化するためのオーディオ符号化
方式の名称、上記動画番組を復号化するためのオーディ
オ符号化方式のクラスを示す名称、および上記動画番組
を構成するオーディオデータの個数のうちの、少なくと
もひとつとしたものである。
【0039】この発明(請求項15)に係る再生端末装
置は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画
番組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置か
らのシーン記述データを解析して本再生端末装置におけ
る処理能力を超えないバージョンの動画番組を選択し、
該選択されたバージョンの動画番組の配信を要求する配
信要求部を備え、上記配信装置からのシーン記述データ
を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひ
とつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョンの
符号化方式により符号化処理を施して得られる各バージ
ョンのビデオデータを処理するための処理能力に関する
情報と、各バージョンの上記動画番組を構成するビデオ
データの所在情報が少なくとも記載された、上記動画番
組の構成を記述するデータとしたものである。
置は、動画番組を配信する配信装置にアクセスして動画
番組を再生する再生端末装置であって、上記配信装置か
らのシーン記述データを解析して本再生端末装置におけ
る処理能力を超えないバージョンの動画番組を選択し、
該選択されたバージョンの動画番組の配信を要求する配
信要求部を備え、上記配信装置からのシーン記述データ
を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひ
とつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョンの
符号化方式により符号化処理を施して得られる各バージ
ョンのビデオデータを処理するための処理能力に関する
情報と、各バージョンの上記動画番組を構成するビデオ
データの所在情報が少なくとも記載された、上記動画番
組の構成を記述するデータとしたものである。
【0040】この発明(請求項16)は、請求項15記
載の再生端末装置において、上記シーン記述データを、
動画像処理能力を評価するための属性として、上記各バ
ージョンの上記動画番組を構成する動画像の個数を示す
記述要素を含むデータとしたものである。
載の再生端末装置において、上記シーン記述データを、
動画像処理能力を評価するための属性として、上記各バ
ージョンの上記動画番組を構成する動画像の個数を示す
記述要素を含むデータとしたものである。
【0041】この発明(請求項17)に係る情報交換用
データ構造は、動画番組を配信する配信装置と、上記配
信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装置
とを有する動画像配信システムにおける再生端末装置の
能力情報を交換する際に用いる情報交換用データ構造で
あって、上記再生端末装置が復号可能な動画データの個
数を示す情報、および上記再生端末装置が復号可能なオ
ーディオデータの個数を示す情報、のうち、少なくとも
ひとつを含むものである。
データ構造は、動画番組を配信する配信装置と、上記配
信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装置
とを有する動画像配信システムにおける再生端末装置の
能力情報を交換する際に用いる情報交換用データ構造で
あって、上記再生端末装置が復号可能な動画データの個
数を示す情報、および上記再生端末装置が復号可能なオ
ーディオデータの個数を示す情報、のうち、少なくとも
ひとつを含むものである。
【0042】この発明(請求項18)に係るデータ記憶
媒体は、コンピュータにより、配信装置から配信された
動画番組を再生する再生端末側処理を行うためのプログ
ラムを格納したデータ記憶媒体であって、上記プログラ
ムを、コンピュータが、上記配信装置に動画番組の配信
を要求するための配信要求プログラムと、コンピュータ
が、再生端末側処理の能力に関する能力情報を上記配信
装置に送る情報送信プログラムとを含むものとしたもの
である。
媒体は、コンピュータにより、配信装置から配信された
動画番組を再生する再生端末側処理を行うためのプログ
ラムを格納したデータ記憶媒体であって、上記プログラ
ムを、コンピュータが、上記配信装置に動画番組の配信
を要求するための配信要求プログラムと、コンピュータ
が、再生端末側処理の能力に関する能力情報を上記配信
装置に送る情報送信プログラムとを含むものとしたもの
である。
【0043】この発明(請求項19)に係るデータ記憶
媒体は、コンピュータにより、動画像番組を再生端末装
置へ配信する配信処理を行うためのプログラムを格納し
たデータ記憶媒体であって、上記プログラムを、コンピ
ュータが、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じ
て、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージ
ョンの符号化方式により符号化して得られる複数バージ
ョンのビデオデータをデータ格納部に格納するためのデ
ータ格納プログラムと、コンピュータが、上記動画番組
を再生する再生端末装置からの、該再生端末装置におけ
る動画像の処理能力を示す能力情報を分析するための分
析プログラムと、コンピュータが、上記複数バージョン
のビデオデータの中から、上記再生端末装置の処理能力
を超えないバージョンのビデオデータを有する動画番組
を選択するデータ選択プログラムと、コンピュータが、
上記選択した動画番組を上記再生端末装置へ配信するた
めの配信プログラムとを含むものとしたものである。
媒体は、コンピュータにより、動画像番組を再生端末装
置へ配信する配信処理を行うためのプログラムを格納し
たデータ記憶媒体であって、上記プログラムを、コンピ
ュータが、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じ
て、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージ
ョンの符号化方式により符号化して得られる複数バージ
ョンのビデオデータをデータ格納部に格納するためのデ
ータ格納プログラムと、コンピュータが、上記動画番組
を再生する再生端末装置からの、該再生端末装置におけ
る動画像の処理能力を示す能力情報を分析するための分
析プログラムと、コンピュータが、上記複数バージョン
のビデオデータの中から、上記再生端末装置の処理能力
を超えないバージョンのビデオデータを有する動画番組
を選択するデータ選択プログラムと、コンピュータが、
上記選択した動画番組を上記再生端末装置へ配信するた
めの配信プログラムとを含むものとしたものである。
【0044】この発明(請求項20)に係るデータ記憶
媒体は、コンピュータにより、配信装置から配信された
動画番組を再生する再生端末側処理を行うためのプログ
ラムを格納したデータ記憶媒体であって、上記プログラ
ムを、コンピュータが、上記配信装置からのバージョン
一覧表を解析するための解析プログラムと、コンピュー
タが、上記再生端末側処理の能力を超えないバージョン
の動画番組を選択するための選択プログラムと、コンピ
ュータが、該選択された動画番組の配信を要求する配信
要求プログラムとを含むものとし、上記配信装置からの
バージョン一覧表を、複数の再生端末装置の動画像処理
能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異
なるバージョンの符号化方式により符号化処理を施して
得られる各バージョンのビデオデータを処理するための
処理能力に関する情報の一覧表としたものである。
媒体は、コンピュータにより、配信装置から配信された
動画番組を再生する再生端末側処理を行うためのプログ
ラムを格納したデータ記憶媒体であって、上記プログラ
ムを、コンピュータが、上記配信装置からのバージョン
一覧表を解析するための解析プログラムと、コンピュー
タが、上記再生端末側処理の能力を超えないバージョン
の動画番組を選択するための選択プログラムと、コンピ
ュータが、該選択された動画番組の配信を要求する配信
要求プログラムとを含むものとし、上記配信装置からの
バージョン一覧表を、複数の再生端末装置の動画像処理
能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異
なるバージョンの符号化方式により符号化処理を施して
得られる各バージョンのビデオデータを処理するための
処理能力に関する情報の一覧表としたものである。
【0045】
【発明の実態の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図16を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1による動画像配
信システムを説明するための図である。図1(a)は、動
画像配信システムの構成を示し、図1(b)は動画像配信
システムにおけるデータの流れを示している。
て、図1から図16を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1による動画像配
信システムを説明するための図である。図1(a)は、動
画像配信システムの構成を示し、図1(b)は動画像配信
システムにおけるデータの流れを示している。
【0046】本実施の形態1による動画像配信システム
1000は、動画像コンテンツ(または動画番組)の配
信を要求するとともに自己の動画像の処理能力に関する
情報を送信し、上記処理能力に基づいて配信された動画
像のコンテンツを再生するクライアント(再生端末装
置)102と、クライアント102の動画像処理能力を
分析し、クライアント102の動画像処理能力に応じた
動画像のコンテンツを配信するサーバ(配信装置)10
1と、サーバ101とクライアント102とを結ぶネッ
トワーク109と、により構成されている。図の矢印に
従ってサーバ101とクライアント102とのやり取り
が行なわれる。ここで上記サーバ101はコンピュータ
により構成されており、上記複数バージョンのビデオデ
ータを格納したデータ格納部を有している。また、上記
クライアント102はコンピュータや携帯端末などをそ
れぞれ含む。また上記ネットワーク109として公衆電
話回線,ISDN,LAN,W−CDMA,PHSなど
の無線網がある。
1000は、動画像コンテンツ(または動画番組)の配
信を要求するとともに自己の動画像の処理能力に関する
情報を送信し、上記処理能力に基づいて配信された動画
像のコンテンツを再生するクライアント(再生端末装
置)102と、クライアント102の動画像処理能力を
分析し、クライアント102の動画像処理能力に応じた
動画像のコンテンツを配信するサーバ(配信装置)10
1と、サーバ101とクライアント102とを結ぶネッ
トワーク109と、により構成されている。図の矢印に
従ってサーバ101とクライアント102とのやり取り
が行なわれる。ここで上記サーバ101はコンピュータ
により構成されており、上記複数バージョンのビデオデ
ータを格納したデータ格納部を有している。また、上記
クライアント102はコンピュータや携帯端末などをそ
れぞれ含む。また上記ネットワーク109として公衆電
話回線,ISDN,LAN,W−CDMA,PHSなど
の無線網がある。
【0047】ここで、上記サーバ(配信装置)101に
は、複数のクライアント(再生端末装置)の動画像処理
能力に応じた、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異
なるバージョンの符号化方式で符号化処理を施して得ら
れた複数のバージョンのビデオデータが予め用意されて
いるものとする。つまり、サーバは、上記複数バージョ
ンのビデオデータを格納したデータ格納部を有してい
る。
は、複数のクライアント(再生端末装置)の動画像処理
能力に応じた、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異
なるバージョンの符号化方式で符号化処理を施して得ら
れた複数のバージョンのビデオデータが予め用意されて
いるものとする。つまり、サーバは、上記複数バージョ
ンのビデオデータを格納したデータ格納部を有してい
る。
【0048】また、クライアント102は、上記サーバ
に動画番組の配信を要求する配信要求部と、本クライア
ントにおける動画像の処理能力に関する能力情報を上記
サーバに送る能力情報送信部とを備えている。
に動画番組の配信を要求する配信要求部と、本クライア
ントにおける動画像の処理能力に関する能力情報を上記
サーバに送る能力情報送信部とを備えている。
【0049】そして、動画像配信システム1000で
は、クライアント102から自己の動画像処理能力に関
する情報がサーバ101に伝達され、サーバからクライ
アントの動画像処理能力に応じた動画像コンテンツ,動
画番組等の動画データがクライアントに配信される。
は、クライアント102から自己の動画像処理能力に関
する情報がサーバ101に伝達され、サーバからクライ
アントの動画像処理能力に応じた動画像コンテンツ,動
画番組等の動画データがクライアントに配信される。
【0050】図2は、クライアントの動画像処理能力に
関する情報を含んだAccept−headers情報の第1形式を
示す図であり、Accept−headers情報の一部を示してい
る。Accept−headers情報201には、Accept情報20
2、Accept−profile_level情報205、およびAccept
−media_number情報207のフィールドがある。
関する情報を含んだAccept−headers情報の第1形式を
示す図であり、Accept−headers情報の一部を示してい
る。Accept−headers情報201には、Accept情報20
2、Accept−profile_level情報205、およびAccept
−media_number情報207のフィールドがある。
【0051】Accept情報202のフィールドには、情報
の表現手段を示すメディアタイプとそのメディアの符号
化方式を示すサブタイプが指定されている。本例では、
メディアタイプにはvideoが、またサブタイプにはmpeg
4が、それぞれ指定されている。ここで、メディアタイ
プの識別子(video)は、メディア(情報の表現手段)
が動画像であることを示し、サブタイプの識別子(mpeg
4)は、メディアに対応する符号化方式がMPEG(Mo
ving Picture Experts Group)−4に対応するものであ
ることを示している。
の表現手段を示すメディアタイプとそのメディアの符号
化方式を示すサブタイプが指定されている。本例では、
メディアタイプにはvideoが、またサブタイプにはmpeg
4が、それぞれ指定されている。ここで、メディアタイ
プの識別子(video)は、メディア(情報の表現手段)
が動画像であることを示し、サブタイプの識別子(mpeg
4)は、メディアに対応する符号化方式がMPEG(Mo
ving Picture Experts Group)−4に対応するものであ
ることを示している。
【0052】またAccept−profile_level情報205に
は、上記Accept情報201のフィールドのサブタイプで
指定された符号化方式(本例ではmpeg4)の機能とその
機能のランクを示すクラスが指定されている。本例で
は、SIMPLE_L3である。つまり、profileはシンプルプロ
ファイルであり、レベルは3である。またAccept−medi
a_number情報207には、同時に処理可能な動画像の個
数が示されている。本例では、同時に処理可能な動画像
の個数は4である。すなわち、図2のAccept−headers
情報201は、mpeg4のSIMPLE_L3で符号化された動画
データであれば、同時に4つの動画データの処理が可能
であるということを示している。
は、上記Accept情報201のフィールドのサブタイプで
指定された符号化方式(本例ではmpeg4)の機能とその
機能のランクを示すクラスが指定されている。本例で
は、SIMPLE_L3である。つまり、profileはシンプルプロ
ファイルであり、レベルは3である。またAccept−medi
a_number情報207には、同時に処理可能な動画像の個
数が示されている。本例では、同時に処理可能な動画像
の個数は4である。すなわち、図2のAccept−headers
情報201は、mpeg4のSIMPLE_L3で符号化された動画
データであれば、同時に4つの動画データの処理が可能
であるということを示している。
【0053】図3(a)はAccept−headers情報に含まれる
情報を説明するための図である。Accept−headers情報
には、MediaType情報301、Sub−type情報302、及
びプロファイルレベルとメディアナンバを含む paramet
er情報303のフィールドがある。
情報を説明するための図である。Accept−headers情報
には、MediaType情報301、Sub−type情報302、及
びプロファイルレベルとメディアナンバを含む paramet
er情報303のフィールドがある。
【0054】まず、MediaType情報301には識別子(v
ideo)304と識別子(audio)305があり、ここで
メディアのタイプを区別する。Sub−type情報302
は、MPEGの符号化方式を示すものである。HTTP
では、従来識別子(video)や識別子(audio)のSub−t
ype情報として、それぞれ識別子(mpeg)が登録されて
いたのみで、メディアタイプであるビデオやオーディオ
に対するMPEG対応の符号化方式がmpeg1、またはmp
eg2、またはmpeg4のいずれに対応するものであるかに
ついては区別されていなかった。そこで、本例ではSub
−type情報302に、上記MediaType情報301により
指定されたメディアが、mpeg1、またはmpeg2、または
mpeg4のいずれの符号化方式で符号化されたものあるの
か記載している。
ideo)304と識別子(audio)305があり、ここで
メディアのタイプを区別する。Sub−type情報302
は、MPEGの符号化方式を示すものである。HTTP
では、従来識別子(video)や識別子(audio)のSub−t
ype情報として、それぞれ識別子(mpeg)が登録されて
いたのみで、メディアタイプであるビデオやオーディオ
に対するMPEG対応の符号化方式がmpeg1、またはmp
eg2、またはmpeg4のいずれに対応するものであるかに
ついては区別されていなかった。そこで、本例ではSub
−type情報302に、上記MediaType情報301により
指定されたメディアが、mpeg1、またはmpeg2、または
mpeg4のいずれの符号化方式で符号化されたものあるの
か記載している。
【0055】また、parameter情報303にはprofile_l
evel情報と media_number情報が記載されている。mpeg
4方式では、同じ符号化方式で符号化されたメディアで
あっても、デコーダの性能によっては処理できない動画
像コンテンツ(メディア)がある。これはmpeg規格の中
に定義されている、機能の分類を規定するプロファイル
と量の違いを規定するレベルとの関係に基づく符号化方
式のクラスが、メディアの符号化方式のクラスと、デコ
ーダで対応できる符号化方式のクラスとで異なるためで
ある。また、動画像コンテンツ(メディア)の数が、デ
コーダで同時に再生できる数を超えている場合にもデコ
ーダでは処理できない。そこで、本例ではparameter情
報303に、符号化方式のクラスを示すprofile_level
情報と、クライアントがmpeg4の符号化方式を採用する
場合に同時再生できる動画像コンテンツ(メディア)の
個数を示すmedia_number情報とを記載する。
evel情報と media_number情報が記載されている。mpeg
4方式では、同じ符号化方式で符号化されたメディアで
あっても、デコーダの性能によっては処理できない動画
像コンテンツ(メディア)がある。これはmpeg規格の中
に定義されている、機能の分類を規定するプロファイル
と量の違いを規定するレベルとの関係に基づく符号化方
式のクラスが、メディアの符号化方式のクラスと、デコ
ーダで対応できる符号化方式のクラスとで異なるためで
ある。また、動画像コンテンツ(メディア)の数が、デ
コーダで同時に再生できる数を超えている場合にもデコ
ーダでは処理できない。そこで、本例ではparameter情
報303に、符号化方式のクラスを示すprofile_level
情報と、クライアントがmpeg4の符号化方式を採用する
場合に同時再生できる動画像コンテンツ(メディア)の
個数を示すmedia_number情報とを記載する。
【0056】このようにAccept−headers情報にはクラ
イアントの処理能力である、クライアントが復号処理に
利用可能な動画符号化方式の名称と、クライアントが復
号処理に利用可能な動画符号化方式のクラスを示す名
称、およびクライアントが復号できる動画データ(メデ
ィア)の個数、が記載されている。
イアントの処理能力である、クライアントが復号処理に
利用可能な動画符号化方式の名称と、クライアントが復
号処理に利用可能な動画符号化方式のクラスを示す名
称、およびクライアントが復号できる動画データ(メデ
ィア)の個数、が記載されている。
【0057】図3(b)は、Accept−headers情報の第2形
式を示す図である。このAccept−headers情報(第2形
式)では、Accept情報のフィールドに、メディアタイプ
情報、サブタイプ情報、profile_level情報、および me
dia_number情報が1行で記述されている。
式を示す図である。このAccept−headers情報(第2形
式)では、Accept情報のフィールドに、メディアタイプ
情報、サブタイプ情報、profile_level情報、および me
dia_number情報が1行で記述されている。
【0058】次に動作について説明する。予め、サーバ
101には、複数のクライアントの動画像処理能力に応
じて、ひとつの動画像コンテンツ(または動画番組)に
対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式で符号
化した複数バージョンの動画データを用意しておく。つ
まりサーバ101のデータ格納部には、複数バージョン
の動画データを格納しておく。
101には、複数のクライアントの動画像処理能力に応
じて、ひとつの動画像コンテンツ(または動画番組)に
対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式で符号
化した複数バージョンの動画データを用意しておく。つ
まりサーバ101のデータ格納部には、複数バージョン
の動画データを格納しておく。
【0059】まず、クライアント102は、ネットワー
ク109を通してサーバ101に動画像のコンテンツを
要求すると同時にAccept−headers情報107もサーバ
101に送る。この要求はHTTPのGETコマンド1
06を用いて行なわれる。このコマンド106は、ab
c.orgというサーバにあるvideoというコンテンツを取
得するときの送信コマンドである。
ク109を通してサーバ101に動画像のコンテンツを
要求すると同時にAccept−headers情報107もサーバ
101に送る。この要求はHTTPのGETコマンド1
06を用いて行なわれる。このコマンド106は、ab
c.orgというサーバにあるvideoというコンテンツを取
得するときの送信コマンドである。
【0060】サーバ101は、クライアント102から
のAccept−headers情報107を受信してクライアント
102の動画像の処理能力を分析し、上記複数バージョ
ンの動画データの中から、クライアント102の動画像
の処理能力を超えないバージョンの動画データを動画像
コンテンツとして選択し、選択した動画像コンテンツ1
08をクライアント102に配信する。
のAccept−headers情報107を受信してクライアント
102の動画像の処理能力を分析し、上記複数バージョ
ンの動画データの中から、クライアント102の動画像
の処理能力を超えないバージョンの動画データを動画像
コンテンツとして選択し、選択した動画像コンテンツ1
08をクライアント102に配信する。
【0061】図4は、サーバ101が、1つの動画像コ
ンテンツに対して用意した複数バージョンの動画データ
の中から、クライアント102の動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画データを動画像コンテンツとして選
択するアルゴリズムを示す図(第1フローチャート)で
ある。
ンテンツに対して用意した複数バージョンの動画データ
の中から、クライアント102の動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画データを動画像コンテンツとして選
択するアルゴリズムを示す図(第1フローチャート)で
ある。
【0062】まずサーバは、クライアントより図2また
は図3(b)に示すAccept−headers情報を受信する(ステ
ップ401)。ステップ402では、サーバは、ステッ
プ401で受信したクライアントのAccept−headers情
報 におけるAccept情報のフィールドに記述されているm
edia−type情報が、サーバの提供するメディアのタイプ
と同じであるか、すなわちクライアントが再生できるメ
ディアのタイプを示すかを確認する。再生できない動画
像のメディアである場合は、クライアントに「再生可能
な動画番組がない」と通知して(ステップ409)、送
信を終了する(ステップ410)。
は図3(b)に示すAccept−headers情報を受信する(ステ
ップ401)。ステップ402では、サーバは、ステッ
プ401で受信したクライアントのAccept−headers情
報 におけるAccept情報のフィールドに記述されているm
edia−type情報が、サーバの提供するメディアのタイプ
と同じであるか、すなわちクライアントが再生できるメ
ディアのタイプを示すかを確認する。再生できない動画
像のメディアである場合は、クライアントに「再生可能
な動画番組がない」と通知して(ステップ409)、送
信を終了する(ステップ410)。
【0063】また、クライアントが再生できるメディア
である場合は、サーバは、メディアのsubtypeが、サー
バ側で1つの動画像コンテンツにつき用意された複数バ
ージョンの動画データの中に、上記subtype情報で指定
された符号化方式と同じ方式で符号化された動画データ
があるかどうかを確認する(ステップ403)。同じ方
式で符号化した動画データがない場合は、サーバは、ク
ライアントに「再生可能な動画番組がない」と通知して
(ステップ409)、送信を終了する(ステップ41
0)。
である場合は、サーバは、メディアのsubtypeが、サー
バ側で1つの動画像コンテンツにつき用意された複数バ
ージョンの動画データの中に、上記subtype情報で指定
された符号化方式と同じ方式で符号化された動画データ
があるかどうかを確認する(ステップ403)。同じ方
式で符号化した動画データがない場合は、サーバは、ク
ライアントに「再生可能な動画番組がない」と通知して
(ステップ409)、送信を終了する(ステップ41
0)。
【0064】一方、同じ方式で符号化した動画データが
ある場合は、サーバは、パラメータのprofile_levelとm
edia_numberからクライアントの動画像処理能力の評価
値yを計算する(ステップ404)。このとき、同様
に、サーバに用意された複数バージョンの動画像コンテ
ンツについても上記評価値yに相当する評価値zを各バ
ージョン毎に計算する。
ある場合は、サーバは、パラメータのprofile_levelとm
edia_numberからクライアントの動画像処理能力の評価
値yを計算する(ステップ404)。このとき、同様
に、サーバに用意された複数バージョンの動画像コンテ
ンツについても上記評価値yに相当する評価値zを各バ
ージョン毎に計算する。
【0065】ここで計算式(I)は、評価値yを求める
ための計算式であり、最大32の動画像(メディア)を
同時に再生可能であるものとして作成したものである。
またprofile_level情報は、Aのクラスに属する機能が
Bのクラスに属する機能に包含される場合、Aのprofil
e_levelの値(value)の方が、Bのprofile_levelの値
(value)より小さい値となるものである。
ための計算式であり、最大32の動画像(メディア)を
同時に再生可能であるものとして作成したものである。
またprofile_level情報は、Aのクラスに属する機能が
Bのクラスに属する機能に包含される場合、Aのprofil
e_levelの値(value)の方が、Bのprofile_levelの値
(value)より小さい値となるものである。
【0066】例えば、MPEG−4では、profile_leve
lの値(value)は、図14に示すように、シンプルプロ
ファイルでは、レベル1,2,3の値(value)はそれ
ぞれ1、2、3となっており、コアーシンプルプロファ
イルでは、レベル1,2の値(value)はそれぞれ3
3,34となっている。
lの値(value)は、図14に示すように、シンプルプロ
ファイルでは、レベル1,2,3の値(value)はそれ
ぞれ1、2、3となっており、コアーシンプルプロファ
イルでは、レベル1,2の値(value)はそれぞれ3
3,34となっている。
【0067】ステップ406では、サーバは、ステップ
404で求めた評価値yと各バージョン毎に求められた
複数の評価値zとを比較し、複数の評価値zの中にy≧
zとなる評価値zがあるか、すなわちサーバが用意した
複数バージョンの動画像コンテンツの中に、クライアン
トの動画像処理能力の範囲内で再生できるバージョンの
動画像コンテンツがあるかを確認する。
404で求めた評価値yと各バージョン毎に求められた
複数の評価値zとを比較し、複数の評価値zの中にy≧
zとなる評価値zがあるか、すなわちサーバが用意した
複数バージョンの動画像コンテンツの中に、クライアン
トの動画像処理能力の範囲内で再生できるバージョンの
動画像コンテンツがあるかを確認する。
【0068】y≧zとなる評価値zがなければ、クライ
アントが再生できるバージョンの動画像コンテンツがな
いということなので、サーバは、クライアントに「再生
可能な動画番組がない」と通知して(ステップ40
9)、送信を終了する(ステップ410)。またy≧z
となる評価値zがあれば、サーバは、y≧zとなった評
価値zをもつバージョンの動画像コンテンツの中で、評
価値yに最も近い評価値zをもつバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してクライアントに配信し(ステップ4
08)、送信を終了する(ステップ410)。
アントが再生できるバージョンの動画像コンテンツがな
いということなので、サーバは、クライアントに「再生
可能な動画番組がない」と通知して(ステップ40
9)、送信を終了する(ステップ410)。またy≧z
となる評価値zがあれば、サーバは、y≧zとなった評
価値zをもつバージョンの動画像コンテンツの中で、評
価値yに最も近い評価値zをもつバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してクライアントに配信し(ステップ4
08)、送信を終了する(ステップ410)。
【0069】図5は、サーバが、1つの動画像コンテン
ツ(メディア)のデータから複数のバージョンの動画デ
ータを生成する方法を説明するためのブロック図であ
る。まず図5(a)は、1つの動画像コンテンツのデータ
を1つの符号化方式により符号化して1つの動画データ
を作成する方法を説明するための図である。符号化器5
02では、2匹の魚と背景からなる動画像501のデー
タが符号化され、1つの動画データ503が生成され
る。
ツ(メディア)のデータから複数のバージョンの動画デ
ータを生成する方法を説明するためのブロック図であ
る。まず図5(a)は、1つの動画像コンテンツのデータ
を1つの符号化方式により符号化して1つの動画データ
を作成する方法を説明するための図である。符号化器5
02では、2匹の魚と背景からなる動画像501のデー
タが符号化され、1つの動画データ503が生成され
る。
【0070】図5(b)は、1つの動画像コンテンツを3
つの動画像に分割し、それぞれの動画像のデータを別々
に符号化して3つの動画データを作成する方法を説明す
るための図である。1つの動画像コンテンツを分割して
得られる魚504、510と背景507は、それぞれ符
号化器505,511,508にて符号化され、3つの
動画データ506,512,509が生成される。ここ
で符号化器505,511,508は、同じ符号化方式
の符号化処理を行うものであっても、異なる符号化方式
の符号化処理を行うものであってもよい。
つの動画像に分割し、それぞれの動画像のデータを別々
に符号化して3つの動画データを作成する方法を説明す
るための図である。1つの動画像コンテンツを分割して
得られる魚504、510と背景507は、それぞれ符
号化器505,511,508にて符号化され、3つの
動画データ506,512,509が生成される。ここ
で符号化器505,511,508は、同じ符号化方式
の符号化処理を行うものであっても、異なる符号化方式
の符号化処理を行うものであってもよい。
【0071】また図5(c)は、1つの動画像コンテンツ
を3つの形式の異なる符号化方式でそれぞれ符号化して
3つの動画データを作成する方法を説明するための図で
ある。動画像513のデータは符号化方式の異なる符号
化器514,516,518にてそれぞれ符号化され、
3つの動画データ515,517,519が生成され
る。
を3つの形式の異なる符号化方式でそれぞれ符号化して
3つの動画データを作成する方法を説明するための図で
ある。動画像513のデータは符号化方式の異なる符号
化器514,516,518にてそれぞれ符号化され、
3つの動画データ515,517,519が生成され
る。
【0072】こうして生成された各メディアのデータの
メディアタイプは全てvideoで共通であるが、各動画デ
ータのサブタイプは、その符号化処理に用いた符号化方
式によって異なり、またその符号化方式のクラスによっ
てprofile_levelも異なってくる。また、動画像コンテ
ンツのmedia_numberは、1つの動画像コンテンツをいく
つの動画像にわけて符号化したかによって異なってく
る。図5(b)の動画データ506,509,512は、
1つの動画像コンテンツを3つの動画像にわけて符号化
して得られるものであるので、図5(b)に示す場合の動
画像コンテンツのmedia_numberは3である。図5(a)お
よび図5(c)の動画データ503、515,517,5
19は、1つの動画像コンテンツをそのまま符号化して
得られるものであるので、図5(a)および図5(c)に示す
場合の動画像コンテンツのmedia_numberはそれぞれ1で
ある。このようにサーバでは、1つの動画像コンテンツ
のデータから符号化方式や、profile_levelや、media_n
umberのそれぞれ異なる複数のバージョンの動画データ
が生成される。
メディアタイプは全てvideoで共通であるが、各動画デ
ータのサブタイプは、その符号化処理に用いた符号化方
式によって異なり、またその符号化方式のクラスによっ
てprofile_levelも異なってくる。また、動画像コンテ
ンツのmedia_numberは、1つの動画像コンテンツをいく
つの動画像にわけて符号化したかによって異なってく
る。図5(b)の動画データ506,509,512は、
1つの動画像コンテンツを3つの動画像にわけて符号化
して得られるものであるので、図5(b)に示す場合の動
画像コンテンツのmedia_numberは3である。図5(a)お
よび図5(c)の動画データ503、515,517,5
19は、1つの動画像コンテンツをそのまま符号化して
得られるものであるので、図5(a)および図5(c)に示す
場合の動画像コンテンツのmedia_numberはそれぞれ1で
ある。このようにサーバでは、1つの動画像コンテンツ
のデータから符号化方式や、profile_levelや、media_n
umberのそれぞれ異なる複数のバージョンの動画データ
が生成される。
【0073】以上のように、クライアントは、HTTP
を用いてAccept−headers情報に自分の動画像(メディ
ア)の符号化方式や、同時に処理可能な動画像の個数に
関する情報等を記載してサーバに送信するので、サーバ
にクライアントの動画像処理能力に関する情報を伝達す
ることができる。またサーバ側では、1つの動画像コン
テンツに対して用意された複数バージョンの動画データ
の中から、クライアントの動画像処理能力に応じたバー
ジョンの動画データを選択してクライアントに配信する
ので、クライアントの処理能力に一番近い処理能力が要
求される動画データを動画像コンテンツとして送信で
き、クライアント側にて処理可能な最高品質の動画像を
提供することができる。また、サーバの提供する動画デ
ータが、クライアントの動画像処理能力を超えるもので
ある場合は、サーバは動画データをクライアントに送信
しなくてもよいシステムとしたので、クライアントに過
度な負担をかけない。
を用いてAccept−headers情報に自分の動画像(メディ
ア)の符号化方式や、同時に処理可能な動画像の個数に
関する情報等を記載してサーバに送信するので、サーバ
にクライアントの動画像処理能力に関する情報を伝達す
ることができる。またサーバ側では、1つの動画像コン
テンツに対して用意された複数バージョンの動画データ
の中から、クライアントの動画像処理能力に応じたバー
ジョンの動画データを選択してクライアントに配信する
ので、クライアントの処理能力に一番近い処理能力が要
求される動画データを動画像コンテンツとして送信で
き、クライアント側にて処理可能な最高品質の動画像を
提供することができる。また、サーバの提供する動画デ
ータが、クライアントの動画像処理能力を超えるもので
ある場合は、サーバは動画データをクライアントに送信
しなくてもよいシステムとしたので、クライアントに過
度な負担をかけない。
【0074】また図6は、サーバが提供する動画像コン
テンツを構成するビデオデータを、必要があればクライ
アントの動画像処理能力に応じたビデオデータに変換し
て配信するアルゴリズムを示す図(第2のフローチャー
ト)である。なお、ここでは、サーバ側で用意した動画
像コンテンツは、全てK個のビデオデータで構成されて
いるものとする。このサーバの配信処理では、ステップ
601〜ステップ603における処理は、図4に示す第
1のフローチャートのステップ401〜ステップ403
の処理と同様に行われる。
テンツを構成するビデオデータを、必要があればクライ
アントの動画像処理能力に応じたビデオデータに変換し
て配信するアルゴリズムを示す図(第2のフローチャー
ト)である。なお、ここでは、サーバ側で用意した動画
像コンテンツは、全てK個のビデオデータで構成されて
いるものとする。このサーバの配信処理では、ステップ
601〜ステップ603における処理は、図4に示す第
1のフローチャートのステップ401〜ステップ403
の処理と同様に行われる。
【0075】そして、サーバは、該サーバにある動画像
コンテンツの中にクライアントが対応できるプロファイ
ルレベルを有する動画像コンテンツがあるかどうかを確
認する(ステップ604)。具体的には、サーバは、ク
ライアントが対応可能なプロファイルレベルの値以下と
なるバージョンの動画像コンテンツがあるかを調べる。
このとき該当する動画像コンテンツがない場合は、サー
バは「該当番組がない」とクライアントに通知し(ステ
ップ609)、送信を終了する(ステップ610)。一
方、該当する動画像コンテンツがある場合は、サーバ
は、クライアントが同時に再生できる動画像の個数M
と、動画像コンテンツを構成するビデオの個数Kとを比
較する(ステップ605)。
コンテンツの中にクライアントが対応できるプロファイ
ルレベルを有する動画像コンテンツがあるかどうかを確
認する(ステップ604)。具体的には、サーバは、ク
ライアントが対応可能なプロファイルレベルの値以下と
なるバージョンの動画像コンテンツがあるかを調べる。
このとき該当する動画像コンテンツがない場合は、サー
バは「該当番組がない」とクライアントに通知し(ステ
ップ609)、送信を終了する(ステップ610)。一
方、該当する動画像コンテンツがある場合は、サーバ
は、クライアントが同時に再生できる動画像の個数M
と、動画像コンテンツを構成するビデオの個数Kとを比
較する(ステップ605)。
【0076】M≧Kの場合、すなわちクライアントの動
画像の処理能力が、サーバ側で用意された動画像コンテ
ンツのうちのいずれのバージョンの動画データの処理に
必要とされる処理能力よりも高い場合は、最高品質のバ
ージョンの動画像コンテンツをクライアントに配信し
(ステップ606)、送信を終了する(ステップ61
0)。
画像の処理能力が、サーバ側で用意された動画像コンテ
ンツのうちのいずれのバージョンの動画データの処理に
必要とされる処理能力よりも高い場合は、最高品質のバ
ージョンの動画像コンテンツをクライアントに配信し
(ステップ606)、送信を終了する(ステップ61
0)。
【0077】一方、M<Kの場合は、サーバは、送信す
るビデオデータの数がクライアントの処理可能なビデオ
データ数になるように、K個のビデオデータからM個以
下のビデオデータに変換する(ステップ607)。そし
て、サーバは、上記M個以下のビデオデータをクライア
ントに配信し(ステップ608)、送信を終了する(ス
テップ610)。
るビデオデータの数がクライアントの処理可能なビデオ
データ数になるように、K個のビデオデータからM個以
下のビデオデータに変換する(ステップ607)。そし
て、サーバは、上記M個以下のビデオデータをクライア
ントに配信し(ステップ608)、送信を終了する(ス
テップ610)。
【0078】図7は、サーバが図6のステップ607で
行う変換処理,つまり動画像コンテンツを構成するビデ
オデータの個数をクライアントが処理可能なビデオデー
タの個数となるようにする変換処理を具体的に説明する
ための図である。ここでは、サーバに用意されている動
画像コンテンツは、図5(b)に示す動画像504,50
7,510の3つから構成されるものとし、クライアン
トが同時に処理可能な動画像は2つであるものとして説
明する。つまりこの場合、3つの動画データ506,5
09,512を2つの動画データに変換する処理を行わ
なければ、クライアントは動画番組を再生できない。こ
のため本例では、動画データ506,509,512の
うち、動画データ506はそのままクライアントに送信
し、動画データ509,512を1つの動画データに合
成してから送信するものとする。
行う変換処理,つまり動画像コンテンツを構成するビデ
オデータの個数をクライアントが処理可能なビデオデー
タの個数となるようにする変換処理を具体的に説明する
ための図である。ここでは、サーバに用意されている動
画像コンテンツは、図5(b)に示す動画像504,50
7,510の3つから構成されるものとし、クライアン
トが同時に処理可能な動画像は2つであるものとして説
明する。つまりこの場合、3つの動画データ506,5
09,512を2つの動画データに変換する処理を行わ
なければ、クライアントは動画番組を再生できない。こ
のため本例では、動画データ506,509,512の
うち、動画データ506はそのままクライアントに送信
し、動画データ509,512を1つの動画データに合
成してから送信するものとする。
【0079】次に動画データ509,512を1つの動
画データに合成する方法について説明する。復号化器7
01,702はそれぞれ、動画データ509,512を
復号化して背景703と魚70を再生し、合成器704
は、該背景703と魚70を合成して1つの動画像70
5を生成する。そして、符号化器706は、合成器70
4により合成された動画像705を符号化し、生成され
た動画データ707をクライアントに送信する。
画データに合成する方法について説明する。復号化器7
01,702はそれぞれ、動画データ509,512を
復号化して背景703と魚70を再生し、合成器704
は、該背景703と魚70を合成して1つの動画像70
5を生成する。そして、符号化器706は、合成器70
4により合成された動画像705を符号化し、生成され
た動画データ707をクライアントに送信する。
【0080】このように、クライアントの処理能力が低
い場合、サーバは、複数の動画データを、クライアント
の処理能力に応じた数の動画データに変換して送信する
ので、クライアントに過度な負担をかけることなく、ク
ライアントの動画像処理能力により処理可能な最大数の
動画データからなる動画像コンテンツを配信することが
できる。
い場合、サーバは、複数の動画データを、クライアント
の処理能力に応じた数の動画データに変換して送信する
ので、クライアントに過度な負担をかけることなく、ク
ライアントの動画像処理能力により処理可能な最大数の
動画データからなる動画像コンテンツを配信することが
できる。
【0081】図8は、サーバが提供する動画像コンテン
ツの中に、クライアントの処理能力を超えた個数のビデ
オデータから構成されるものが含まれている場合、動画
像コンテンツを構成する複数のビデオデータからクライ
アントが処理可能な個数分のビデオデータを選択して配
信するアルゴリズムを示す図(第3のフローチャート)
である。
ツの中に、クライアントの処理能力を超えた個数のビデ
オデータから構成されるものが含まれている場合、動画
像コンテンツを構成する複数のビデオデータからクライ
アントが処理可能な個数分のビデオデータを選択して配
信するアルゴリズムを示す図(第3のフローチャート)
である。
【0082】このサーバの配信処理では、ステップ80
1〜ステップ806における処理は、図6に示す第2の
フローチャートのステップ601〜ステップ606の処
理と同様に行われる。
1〜ステップ806における処理は、図6に示す第2の
フローチャートのステップ601〜ステップ606の処
理と同様に行われる。
【0083】そして、サーバは、クライアントが一度に
処理できるビデオデータの個数(M)が、動画像コンテ
ンツを構成するビデオデータの個数(K)よりも少ない
場合は、クライアントに送信するビデオデータの個数が
クライアントの処理可能なビデオデータ個数となるよう
に、K個のビデオデータから、M個以下のビデオデータ
を選択する(ステップ807)。そして、サーバは、選
択したビデオデータをクライアントに配信する(ステッ
プ808)。なお、図示されてないが、各ビデオデータ
には、それぞれの重要度を示す優先度情報があり、優先
度の高いビデオデータから送り出される。
処理できるビデオデータの個数(M)が、動画像コンテ
ンツを構成するビデオデータの個数(K)よりも少ない
場合は、クライアントに送信するビデオデータの個数が
クライアントの処理可能なビデオデータ個数となるよう
に、K個のビデオデータから、M個以下のビデオデータ
を選択する(ステップ807)。そして、サーバは、選
択したビデオデータをクライアントに配信する(ステッ
プ808)。なお、図示されてないが、各ビデオデータ
には、それぞれの重要度を示す優先度情報があり、優先
度の高いビデオデータから送り出される。
【0084】このように、クライアントの動画像処理能
力が低い場合は、サーバは、動画像コンテンツを構成す
る複数個分のビデオデータからクライアントの処理可能
な個数分のビデオデータを選択してクライアントに送信
することにより、クライアントに過度な負担をかけるこ
となく、クライアントの動画像処理能力により処理可能
な最大数のビデオデータからなる動画像コンテンツを配
信することができる。
力が低い場合は、サーバは、動画像コンテンツを構成す
る複数個分のビデオデータからクライアントの処理可能
な個数分のビデオデータを選択してクライアントに送信
することにより、クライアントに過度な負担をかけるこ
となく、クライアントの動画像処理能力により処理可能
な最大数のビデオデータからなる動画像コンテンツを配
信することができる。
【0085】以上のように本実施の形態1による動画像
配信システムでは、クライアントが、HTTPを用いて
Accept−headers情報にクライアントの動画像の符号化
方式や、同時に処理可能な動画像の個数に関する情報等
を記載してサーバに送信するので、サーバにクライアン
トの動画像処理能力に関する情報を伝達することができ
る。これによりサーバは、受信したAccept−headers情
報よりクライアントの動画像処理能力を分析し、クライ
アントの動画像処理能力に応じたバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してクライアントに配信することができ
る。この結果、クライアントの処理能力に一番近い処理
能力が要求される動画像コンテンツを送信でき、クライ
アントの処理能力に応じた最高品質の動画像を提供する
ことができる。また携帯端末のように専用ハードウエア
で動画像を処理する端末装置においても専用ハードウエ
アを誤作動なく正常に動作させることができる。また、
サーバが提供する動画像を処理する能力をクライアント
が持たない場合は、サーバは動画データをクライアント
に送信しなくてもよいシステムとしたので、クライアン
トに過度な負担をかけることをなくすことができる。
配信システムでは、クライアントが、HTTPを用いて
Accept−headers情報にクライアントの動画像の符号化
方式や、同時に処理可能な動画像の個数に関する情報等
を記載してサーバに送信するので、サーバにクライアン
トの動画像処理能力に関する情報を伝達することができ
る。これによりサーバは、受信したAccept−headers情
報よりクライアントの動画像処理能力を分析し、クライ
アントの動画像処理能力に応じたバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してクライアントに配信することができ
る。この結果、クライアントの処理能力に一番近い処理
能力が要求される動画像コンテンツを送信でき、クライ
アントの処理能力に応じた最高品質の動画像を提供する
ことができる。また携帯端末のように専用ハードウエア
で動画像を処理する端末装置においても専用ハードウエ
アを誤作動なく正常に動作させることができる。また、
サーバが提供する動画像を処理する能力をクライアント
が持たない場合は、サーバは動画データをクライアント
に送信しなくてもよいシステムとしたので、クライアン
トに過度な負担をかけることをなくすことができる。
【0086】また、クライアントの動画像処理能力が低
い場合は、サーバはクライアントに送信する動画データ
を、クライアントの動画像処理能力に合わせた動画デー
タに変換して送信するので、クライアントに過度な負担
をかけることなくクライアントの処理能力により処理可
能な最高品質の動画像コンテンツを配信することができ
る。
い場合は、サーバはクライアントに送信する動画データ
を、クライアントの動画像処理能力に合わせた動画デー
タに変換して送信するので、クライアントに過度な負担
をかけることなくクライアントの処理能力により処理可
能な最高品質の動画像コンテンツを配信することができ
る。
【0087】また、クライアントの動画像処理能力が低
い場合は、サーバは動画像コンテンツを構成する複数個
分のビデオデータからクライアントの処理可能な個数分
のビデオデータを選択してクライアントに送信するシス
テムとしたので、クライアントに過度な負担をかけるこ
となくクライアントの処理能力により処理可能な最大数
のビデオデータからなる動画像コンテンツを配信するこ
とができる。なお、本実施の形態1では、表現メディア
が動画像である場合について説明したが、表現メディア
は動画像に限らず、オーディオやその他のメディアであ
ってもよい。
い場合は、サーバは動画像コンテンツを構成する複数個
分のビデオデータからクライアントの処理可能な個数分
のビデオデータを選択してクライアントに送信するシス
テムとしたので、クライアントに過度な負担をかけるこ
となくクライアントの処理能力により処理可能な最大数
のビデオデータからなる動画像コンテンツを配信するこ
とができる。なお、本実施の形態1では、表現メディア
が動画像である場合について説明したが、表現メディア
は動画像に限らず、オーディオやその他のメディアであ
ってもよい。
【0088】(実施の形態2)図9は、本発明の実施の
形態2による動画像配信システムを説明するための図で
ある。図9(a)は動画像配信システムの構成を示し、図
9(b)は動画像配信システムにおけるデータの流れを示
している。
形態2による動画像配信システムを説明するための図で
ある。図9(a)は動画像配信システムの構成を示し、図
9(b)は動画像配信システムにおけるデータの流れを示
している。
【0089】本実施の形態2による動画像配信システム
2000は、動画像コンテンツ(または動画番組)のバ
ージョン一覧表(またはシーン記述)を送り、送ったバ
ージョン一覧表に基づいて指定されたバージョンのビデ
オデータを動画像コンテンツとして配信するサーバ(配
信装置)901と、サーバ901に動画像コンテンツの
配信を要求し、サーバ901から送られてきたバージョ
ン一覧表に基づいて自分の動画像処理能力に合ったバー
ジョンの動画像コンテンツを指定し、この指定に応じて
サーバから送信されるバージョンのビデオデータを受
け、動画像コンテンツを再生するクライアント(再生装
置)902と、サーバ901とクライアント902とを
結ぶネットワーク912と、により構成されている。こ
のシステム2000では、図の矢印で示す流れに従って
サーバ901とクライアント902との間でデータのや
り取りが行なわれる。
2000は、動画像コンテンツ(または動画番組)のバ
ージョン一覧表(またはシーン記述)を送り、送ったバ
ージョン一覧表に基づいて指定されたバージョンのビデ
オデータを動画像コンテンツとして配信するサーバ(配
信装置)901と、サーバ901に動画像コンテンツの
配信を要求し、サーバ901から送られてきたバージョ
ン一覧表に基づいて自分の動画像処理能力に合ったバー
ジョンの動画像コンテンツを指定し、この指定に応じて
サーバから送信されるバージョンのビデオデータを受
け、動画像コンテンツを再生するクライアント(再生装
置)902と、サーバ901とクライアント902とを
結ぶネットワーク912と、により構成されている。こ
のシステム2000では、図の矢印で示す流れに従って
サーバ901とクライアント902との間でデータのや
り取りが行なわれる。
【0090】ここで、サーバ(配信装置)には、複数の
クライアント(再生端末装置)の動画像処理能力に応じ
て、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージ
ョンの符号化方式で符号化した複数バージョンのビデオ
データが予め用意されており、また、各バージョンのビ
デオデータを処理するのに必要となる処理能力に関する
情報を示すバージョン一覧表(またはシーン記述)が予
め用意されているものとする。つまりサーバは、上記複
数バージョンのビデオデータ、および上記処理能力に関
する情報のバージョン一覧表(またはシーン記述)を格
納したデータ格納部を有している。そして、動画像配信
システム2000では、サーバからは、サーバ側で用意
された各バージョンのビデオデータを処理するのに必要
な処理能力の情報がバージョン一覧表としてクライアン
トに伝達され、クライアントでは、バージョン一覧表に
基づいて自分の処理能力に合った動画像コンテンツ(ま
たは動画番組)が選択され、選択されたバージョンのビ
デオデータ(動画像コンテンツ)の配信要求がサーバに
対して行われる。
クライアント(再生端末装置)の動画像処理能力に応じ
て、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージ
ョンの符号化方式で符号化した複数バージョンのビデオ
データが予め用意されており、また、各バージョンのビ
デオデータを処理するのに必要となる処理能力に関する
情報を示すバージョン一覧表(またはシーン記述)が予
め用意されているものとする。つまりサーバは、上記複
数バージョンのビデオデータ、および上記処理能力に関
する情報のバージョン一覧表(またはシーン記述)を格
納したデータ格納部を有している。そして、動画像配信
システム2000では、サーバからは、サーバ側で用意
された各バージョンのビデオデータを処理するのに必要
な処理能力の情報がバージョン一覧表としてクライアン
トに伝達され、クライアントでは、バージョン一覧表に
基づいて自分の処理能力に合った動画像コンテンツ(ま
たは動画番組)が選択され、選択されたバージョンのビ
デオデータ(動画像コンテンツ)の配信要求がサーバに
対して行われる。
【0091】図10は、サーバ901からクライアント
902に送られる動画像コンテンツのバージョン一覧表
を示す図である。このバージョン一覧表では、各バージ
ョンの動画像コンテンツ毎にファイル名1003,10
06,1009が付されており、各ファイル別にメディ
アタイプ・サブタイプ1004,1007,1010
と、メディアナンバ1005,1008が、一列に記述
されている。
902に送られる動画像コンテンツのバージョン一覧表
を示す図である。このバージョン一覧表では、各バージ
ョンの動画像コンテンツ毎にファイル名1003,10
06,1009が付されており、各ファイル別にメディ
アタイプ・サブタイプ1004,1007,1010
と、メディアナンバ1005,1008が、一列に記述
されている。
【0092】次に動作について説明する。クライアント
902は、ネットワーク912を通してサーバ901に
動画像のコンテンツを要求する。この要求はHTTPの
GETコマンド904を用いて行なわれる。このコマン
ド904は、abc.orgというサーバにあるvideoという
コンテンツを取得するときの送信コマンドである。サー
バ901は、クライアント902からの要求904を受
けると、予め1つの動画像コンテンツにつき用意した複
数バージョンの動画像コンテンツの一覧表(図10に示
す動画像コンテンツのバージョン一覧表)1001をク
ライアント902に送る。
902は、ネットワーク912を通してサーバ901に
動画像のコンテンツを要求する。この要求はHTTPの
GETコマンド904を用いて行なわれる。このコマン
ド904は、abc.orgというサーバにあるvideoという
コンテンツを取得するときの送信コマンドである。サー
バ901は、クライアント902からの要求904を受
けると、予め1つの動画像コンテンツにつき用意した複
数バージョンの動画像コンテンツの一覧表(図10に示
す動画像コンテンツのバージョン一覧表)1001をク
ライアント902に送る。
【0093】クライアント902は、サーバ901から
受け取ったバージョン一覧表に基づいて自分の動画像処
理能力に応じたバージョンのファイル名を選択し、選択
したファイル名をサーバ901に要求する。本例では、
図10のバージョン一覧表において、videoという動画
像コンテンツからvideo_1というバージョンが選択され
ている。サーバ901は、クライアント902からの要
求に応じてファイル名video_1の動画像コンテンツをク
ライアント902に配信する。
受け取ったバージョン一覧表に基づいて自分の動画像処
理能力に応じたバージョンのファイル名を選択し、選択
したファイル名をサーバ901に要求する。本例では、
図10のバージョン一覧表において、videoという動画
像コンテンツからvideo_1というバージョンが選択され
ている。サーバ901は、クライアント902からの要
求に応じてファイル名video_1の動画像コンテンツをク
ライアント902に配信する。
【0094】図11は、サーバから受信したバージョン
一覧表よりクライアントが自分の動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画像コンテンツを選択して、その配信
を要求するアルゴリズムを示す図(第4のフローチャー
ト)である。
一覧表よりクライアントが自分の動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画像コンテンツを選択して、その配信
を要求するアルゴリズムを示す図(第4のフローチャー
ト)である。
【0095】クライアントは、サーバより図10に示す
バージョン一覧表を受信する(ステップ1101)。ク
ライアントは、ステップ1101で受信したバージョン
一覧表からクライアントが対応している符号化方式で処
理したバージョンの動画像コンテンツがあるかどうかを
確認する(ステップ1102)。この確認は各バージョ
ンのメディアタイプとサブタイプを用いて行われる。こ
のとき、対応している符号化方式で処理したバージョン
の動画像コンテンツがない場合は、クライアントは、ア
クセスを終了する(ステップ1109)。また、対応し
ている符号化方式で処理したバージョンの動画像コンテ
ンツがあれば、クライアントは、先のステップ1102
で該当した全てのバージョンの動画像コンテンツについ
て、各profile_levelとmedia_numberから動画像処理能
力に関する評価値yをそれぞれ計算する。また、同様
に、クライアントはその動画像処理能力に関する評価値
zも計算する(ステップ1103)。
バージョン一覧表を受信する(ステップ1101)。ク
ライアントは、ステップ1101で受信したバージョン
一覧表からクライアントが対応している符号化方式で処
理したバージョンの動画像コンテンツがあるかどうかを
確認する(ステップ1102)。この確認は各バージョ
ンのメディアタイプとサブタイプを用いて行われる。こ
のとき、対応している符号化方式で処理したバージョン
の動画像コンテンツがない場合は、クライアントは、ア
クセスを終了する(ステップ1109)。また、対応し
ている符号化方式で処理したバージョンの動画像コンテ
ンツがあれば、クライアントは、先のステップ1102
で該当した全てのバージョンの動画像コンテンツについ
て、各profile_levelとmedia_numberから動画像処理能
力に関する評価値yをそれぞれ計算する。また、同様
に、クライアントはその動画像処理能力に関する評価値
zも計算する(ステップ1103)。
【0096】ここで、計算式(I)は、評価値yを計算
する式である。この計算式は、最大32個の動画像を同
時に再生可能であるものとして作成したものである。ま
たprofile_levelは、Aのクラスに属する機能がBのク
ラスに属する機能に包含される場合、Aのprofile_leve
lの値がBのprofile_levelの値より小さい値となるもの
である。図10のようにprofile_levelが指定されてい
ない場合は、最も基本のモードを用いて計算する。
する式である。この計算式は、最大32個の動画像を同
時に再生可能であるものとして作成したものである。ま
たprofile_levelは、Aのクラスに属する機能がBのク
ラスに属する機能に包含される場合、Aのprofile_leve
lの値がBのprofile_levelの値より小さい値となるもの
である。図10のようにprofile_levelが指定されてい
ない場合は、最も基本のモードを用いて計算する。
【0097】次に、クライアントはyとzの値を比較し
(ステップ1105)、y≦zとなるバージョンの動画
像コンテンツがなければ、アクセスを終了する(ステッ
プ1109)。また、y≦zとなるバージョンの動画像
コンテンツがあれば、y≦zとなるバージョンの動画像
コンテンツのうちの、z値に最も近いy値をもつバージ
ョンの動画像コンテンツをサーバに対し要求する(ステ
ップ1107)。
(ステップ1105)、y≦zとなるバージョンの動画
像コンテンツがなければ、アクセスを終了する(ステッ
プ1109)。また、y≦zとなるバージョンの動画像
コンテンツがあれば、y≦zとなるバージョンの動画像
コンテンツのうちの、z値に最も近いy値をもつバージ
ョンの動画像コンテンツをサーバに対し要求する(ステ
ップ1107)。
【0098】その後、サーバから配信された動画像コン
テンツを受信再生し(ステップ1108)、アクセスを
終了する(ステップ1109)。
テンツを受信再生し(ステップ1108)、アクセスを
終了する(ステップ1109)。
【0099】このように、サーバは、各バージョン毎に
動画像の符号化方式や同時に処理可能な動画像の個数に
関する情報等を記載したバージョン一覧表をクライアン
トに送信するので、サーバで用意した複数のバージョン
の動画像コンテンツを処理するために必要な処理能力を
クライアントに教えることができる。またクライアント
は、サーバより動画像コンテンツのバージョン一覧表を
受信し、受信したバージョン一覧表に基づいて、クライ
アントの動画像処理能力に応じたバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してサーバに要求するので、サーバは、
クライアントの処理能力により処理可能なバージョンの
動画像コンテンツのうちで最高品質のものを提供するこ
とができる。また、サーバの提供する動画像コンテンツ
が、クライアントの動画像処理能力を超えるものである
場合は、サーバは動画データをクライアントに送信しな
くてもよいシステムとしたので、クライアント側の動画
像処理に障害を与えることもない。
動画像の符号化方式や同時に処理可能な動画像の個数に
関する情報等を記載したバージョン一覧表をクライアン
トに送信するので、サーバで用意した複数のバージョン
の動画像コンテンツを処理するために必要な処理能力を
クライアントに教えることができる。またクライアント
は、サーバより動画像コンテンツのバージョン一覧表を
受信し、受信したバージョン一覧表に基づいて、クライ
アントの動画像処理能力に応じたバージョンの動画像コ
ンテンツを選択してサーバに要求するので、サーバは、
クライアントの処理能力により処理可能なバージョンの
動画像コンテンツのうちで最高品質のものを提供するこ
とができる。また、サーバの提供する動画像コンテンツ
が、クライアントの動画像処理能力を超えるものである
場合は、サーバは動画データをクライアントに送信しな
くてもよいシステムとしたので、クライアント側の動画
像処理に障害を与えることもない。
【0100】図13は、サーバからクライアントに送ら
れるシーン記述を示す図である。シーン記述とは、複数
のメディアを空間上および時間軸の上でどう配置するか
を示すもので、シーン記述の中には、あるシーンまたは
コンテンツを構成するメディア(テキスト,オーディ
オ,静止画像,ビデオなど)の所在情報が書かれてい
る。クライアントは、所定のメディアを表示する時間が
くると、該所在情報に基づいて、サーバに自動的にその
メディアのデータをアクセスする。代表的なシーン記述
にはSMIL(Synchronized Multimedia Integration L
anguage)がある。SMILはHTMLと同じマークアッ
プ言語で、動画像に対応したものである。
れるシーン記述を示す図である。シーン記述とは、複数
のメディアを空間上および時間軸の上でどう配置するか
を示すもので、シーン記述の中には、あるシーンまたは
コンテンツを構成するメディア(テキスト,オーディ
オ,静止画像,ビデオなど)の所在情報が書かれてい
る。クライアントは、所定のメディアを表示する時間が
くると、該所在情報に基づいて、サーバに自動的にその
メディアのデータをアクセスする。代表的なシーン記述
にはSMIL(Synchronized Multimedia Integration L
anguage)がある。SMILはHTMLと同じマークアッ
プ言語で、動画像に対応したものである。
【0101】図13(a)に示すシーン記述1301で
は、タグ<switch>1303とタグ</switch>131
3の間には、1つの動画像コンテンツに対して作成され
た複数バージョンの動画像コンテンツ(動画データ)の
情報が記載されており、タグ<par>1304とタグ</
par>1309、またはタグ<par>1310とタグ</p
ar>1311の間には、各バージョンの動画像コンテン
ツの情報が記載されている。特に、各タグ<par>13
04,1310に属性として、各バージョンの動画像コ
ンテンツのsystem−profile_level情報やsystem−media
_number情報がが、記載されている。また、タグ<par>
1304とタグ</par>1309、またはタグ<par>
1310とタグ</par>1311の間に記述されている
タグ<video>1305〜タグ<video>1308、また
はタグ<video>1312は、各バージョンの動画像コ
ンテンツを構成するビデオデータの情報であり、各タグ
<par>とタグ</par>の間に記述されている個数分の
ビデオデータが、そのバージョンの動画像コンテンツを
再生するときに同時に復号化される。
は、タグ<switch>1303とタグ</switch>131
3の間には、1つの動画像コンテンツに対して作成され
た複数バージョンの動画像コンテンツ(動画データ)の
情報が記載されており、タグ<par>1304とタグ</
par>1309、またはタグ<par>1310とタグ</p
ar>1311の間には、各バージョンの動画像コンテン
ツの情報が記載されている。特に、各タグ<par>13
04,1310に属性として、各バージョンの動画像コ
ンテンツのsystem−profile_level情報やsystem−media
_number情報がが、記載されている。また、タグ<par>
1304とタグ</par>1309、またはタグ<par>
1310とタグ</par>1311の間に記述されている
タグ<video>1305〜タグ<video>1308、また
はタグ<video>1312は、各バージョンの動画像コ
ンテンツを構成するビデオデータの情報であり、各タグ
<par>とタグ</par>の間に記述されている個数分の
ビデオデータが、そのバージョンの動画像コンテンツを
再生するときに同時に復号化される。
【0102】つまりクライアントは、タグ<switch>1
303とタグ</switch>1313の間に記述されてい
る複数バージョンの動画像コンテンツの中から、各タグ
<par>1304,1310に、属性として書かれてい
るsystem−profile_level情報やsystem−media_number
情報を判断基準として、最適なバージョンの動画像コン
テンツを選択することができる。
303とタグ</switch>1313の間に記述されてい
る複数バージョンの動画像コンテンツの中から、各タグ
<par>1304,1310に、属性として書かれてい
るsystem−profile_level情報やsystem−media_number
情報を判断基準として、最適なバージョンの動画像コン
テンツを選択することができる。
【0103】また図13(b)に示すシーン記述1302
は、タグ<par>を用いるかわりに、各タグ<video>1
315〜<video>1317に、各バージョンの動画像
コンテンツの情報を属性として記述したものである。
は、タグ<par>を用いるかわりに、各タグ<video>1
315〜<video>1317に、各バージョンの動画像
コンテンツの情報を属性として記述したものである。
【0104】クライアントは、タグ<switch>1314
とタグ</switch>1318の間に記述されている複数
バージョンの動画像コンテンツの中から、各タグ<vide
o>1315,1316,1317に、属性として記述
されているsystem−profile_level情報やsystem−media
_number情報を判断基準として、最適なバージョンの動
画像コンテンツを選択する。
とタグ</switch>1318の間に記述されている複数
バージョンの動画像コンテンツの中から、各タグ<vide
o>1315,1316,1317に、属性として記述
されているsystem−profile_level情報やsystem−media
_number情報を判断基準として、最適なバージョンの動
画像コンテンツを選択する。
【0105】図12は、サーバから受信したシーン記述
に基づいて、クライアントがその動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画像コンテンツを選択してその配信を
要求するアルゴリズムを示す図(第5のフローチャー
ト)である。クライアントの配信要求の基本的な処理の
流れは図11に示す第4フローチャートと同じである
が、ここでは図10に示すバージョン一覧表の代わり
に、図13に示すシーン記述に基づいてクライアントの
配信要求が行われる。また、クライアントには、シーン
記述として、profile_level情報やmedia_number情報を
含むものが送信される。これにより、クライアントは最
適な動画像コンテンツを選択して受信し、支障なく動画
像コンテンツを再生できる。
に基づいて、クライアントがその動画像処理能力に応じ
たバージョンの動画像コンテンツを選択してその配信を
要求するアルゴリズムを示す図(第5のフローチャー
ト)である。クライアントの配信要求の基本的な処理の
流れは図11に示す第4フローチャートと同じである
が、ここでは図10に示すバージョン一覧表の代わり
に、図13に示すシーン記述に基づいてクライアントの
配信要求が行われる。また、クライアントには、シーン
記述として、profile_level情報やmedia_number情報を
含むものが送信される。これにより、クライアントは最
適な動画像コンテンツを選択して受信し、支障なく動画
像コンテンツを再生できる。
【0106】まず、クライアントは、図13(a)または
(b)に示すシーン記述を受信する(ステップ120
1)。クライアントは、ステップ1201で受信した図
13(a)(または図13(b))に示すシーン記述1301
(または1302)の各タグ<par>(または各メディ
アのバージョンの属性)を調べる(ステップ120
2)。以降のステップ1203から1210における処
理は、図11に示すフローチャート図のステップ110
2からステップ1109における処理と同一である。
(b)に示すシーン記述を受信する(ステップ120
1)。クライアントは、ステップ1201で受信した図
13(a)(または図13(b))に示すシーン記述1301
(または1302)の各タグ<par>(または各メディ
アのバージョンの属性)を調べる(ステップ120
2)。以降のステップ1203から1210における処
理は、図11に示すフローチャート図のステップ110
2からステップ1109における処理と同一である。
【0107】すなわち、クライアントは、ステップ12
02で調べたシーン記述に記載の複数のバージョンのう
ちから、クライアントの対応できる符号化方式に対応し
たバージョンであって、クライアントの動画像処理能力
により処理可能なバージョンを選択し(ステップ120
3,1204,1206)、該バージョンの中から選択
した最適なバージョンの動画像コンテンツの送信をサー
バに対して要求する(ステップ1208)。その後、ク
ライアントは、サーバから配信された動画像コンテンツ
を受信再生し(ステップ1209)、アクセスを終了す
る(ステップ1210)。
02で調べたシーン記述に記載の複数のバージョンのう
ちから、クライアントの対応できる符号化方式に対応し
たバージョンであって、クライアントの動画像処理能力
により処理可能なバージョンを選択し(ステップ120
3,1204,1206)、該バージョンの中から選択
した最適なバージョンの動画像コンテンツの送信をサー
バに対して要求する(ステップ1208)。その後、ク
ライアントは、サーバから配信された動画像コンテンツ
を受信再生し(ステップ1209)、アクセスを終了す
る(ステップ1210)。
【0108】このように、サーバは各バージョン毎にpr
ofile_level情報やmedia_number情報を記載したシーン
記述をクライアントに送信するので、サーバ側で用意し
た動画像コンテンツを処理するために必要な能力をクラ
イアントに教えることができる。またクライアントは、
サーバよりprofile_level情報やmedia_number情報が記
載されたシーン記述を受信し、受信したシーン記述の中
から、クライアントの動画像処理能力に応じたバージョ
ンの動画像コンテンツを選択し、選択したバージョンの
動画像コンテンツをサーバに要求するので、サーバは、
クライアントの処理能力に一番近い処理能力が要求され
る、最高品質の動画像コンテンツをクライアントに提供
することができる。また、サーバの提供する動画像コン
テンツが、クライアントの動画像処理能力を超えるもの
である場合は、サーバは動画像コンテンツをクライアン
トに送信しなくてもよいので、クライアントの画像処理
に過度な負担をかけることがない。
ofile_level情報やmedia_number情報を記載したシーン
記述をクライアントに送信するので、サーバ側で用意し
た動画像コンテンツを処理するために必要な能力をクラ
イアントに教えることができる。またクライアントは、
サーバよりprofile_level情報やmedia_number情報が記
載されたシーン記述を受信し、受信したシーン記述の中
から、クライアントの動画像処理能力に応じたバージョ
ンの動画像コンテンツを選択し、選択したバージョンの
動画像コンテンツをサーバに要求するので、サーバは、
クライアントの処理能力に一番近い処理能力が要求され
る、最高品質の動画像コンテンツをクライアントに提供
することができる。また、サーバの提供する動画像コン
テンツが、クライアントの動画像処理能力を超えるもの
である場合は、サーバは動画像コンテンツをクライアン
トに送信しなくてもよいので、クライアントの画像処理
に過度な負担をかけることがない。
【0109】以上のように、本実施の形態2における動
画像配信システムでは、サーバは、各バージョン毎に動
画像の符号化方式や同時に処理可能な動画像の個数に関
する情報等を記載したバージョン一覧表、またはシーン
記述をクライアントに送信することにより、サーバ側で
用意した複数のバージョンの動画像コンテンツ各々に対
応する、その処理のために必要な処理能力を、クライア
ントに教えることができる。これによりクライアント
は、受信したバージョン一覧表、またはシーン記述の中
からクライアントの動画像処理能力に合った動画像コン
テンツを選択して、サーバに要求することができる。こ
のため、サーバは、クライアントの処理能力に一番近い
処理能力が要求される最高品質の動画像コンテンツをク
ライアントに提供することができる。また、携帯端末の
ように専用ハードウエアで動画像の処理を行う場合でも
専用ハードウエアを誤作動なく正常に動作させることが
できる。
画像配信システムでは、サーバは、各バージョン毎に動
画像の符号化方式や同時に処理可能な動画像の個数に関
する情報等を記載したバージョン一覧表、またはシーン
記述をクライアントに送信することにより、サーバ側で
用意した複数のバージョンの動画像コンテンツ各々に対
応する、その処理のために必要な処理能力を、クライア
ントに教えることができる。これによりクライアント
は、受信したバージョン一覧表、またはシーン記述の中
からクライアントの動画像処理能力に合った動画像コン
テンツを選択して、サーバに要求することができる。こ
のため、サーバは、クライアントの処理能力に一番近い
処理能力が要求される最高品質の動画像コンテンツをク
ライアントに提供することができる。また、携帯端末の
ように専用ハードウエアで動画像の処理を行う場合でも
専用ハードウエアを誤作動なく正常に動作させることが
できる。
【0110】また、サーバの提供する動画像コンテンツ
が、クライアントの動画像処理能力を超えるものである
場合は、サーバは動画データをクライアントに送信しな
いので、クライアントの動画処理に過度な負荷を与える
ことをなくすことができる。
が、クライアントの動画像処理能力を超えるものである
場合は、サーバは動画データをクライアントに送信しな
いので、クライアントの動画処理に過度な負荷を与える
ことをなくすことができる。
【0111】なお、本実施の形態2では、表現メディア
が動画像である場合について説明したが、表現メディア
はオーディオやそのほかのメディアであってもよい。
が動画像である場合について説明したが、表現メディア
はオーディオやそのほかのメディアであってもよい。
【0112】また、上記各実施の形態では、HTTPプ
ロトコルを用いる場合について説明したが、通信プロト
コルはこれに限らずH.245のプロトコルを用いても
よい。この場合も、H.245のプロトコルを用いてク
ライアントの処理能力やサーバ側で用意したコンテンツ
を処理するのに必要な能力を、サーバとクライアントと
の間で情報交換することができる。また、この情報交換
の際に、クライアントの同時に処理可能な動画像の個数
や、サーバ側で用意した複数のバージョンの動画像コン
テンツの個数を、サーバとクライアントとの間で情報交
換することができる。
ロトコルを用いる場合について説明したが、通信プロト
コルはこれに限らずH.245のプロトコルを用いても
よい。この場合も、H.245のプロトコルを用いてク
ライアントの処理能力やサーバ側で用意したコンテンツ
を処理するのに必要な能力を、サーバとクライアントと
の間で情報交換することができる。また、この情報交換
の際に、クライアントの同時に処理可能な動画像の個数
や、サーバ側で用意した複数のバージョンの動画像コン
テンツの個数を、サーバとクライアントとの間で情報交
換することができる。
【0113】また、実施の形態1あるいは2における、
クライアント側で処理可能なバージョンの動画像コンテ
ンツがサーバ側に用意されているか否かを判定する処理
(図4のステップ404,406,図11のステップ1
103,1105,図12のステップ1204,120
6)は、計算式(I)に基づいて算出される評価値y,z
を用いる方法に限らず、サーバに用意されているバージ
ョンのうちに、クライアント側で処理可能なバージョン
があるか否かを、profile情報,level情報,及びmedea_nu
mber情報毎の個別判定処理により判定するようにしても
よい。
クライアント側で処理可能なバージョンの動画像コンテ
ンツがサーバ側に用意されているか否かを判定する処理
(図4のステップ404,406,図11のステップ1
103,1105,図12のステップ1204,120
6)は、計算式(I)に基づいて算出される評価値y,z
を用いる方法に限らず、サーバに用意されているバージ
ョンのうちに、クライアント側で処理可能なバージョン
があるか否かを、profile情報,level情報,及びmedea_nu
mber情報毎の個別判定処理により判定するようにしても
よい。
【0114】例えば、図15に示すサーバの配信処理の
フローチャートは、図4におけるサーバの配信処理のフ
ローチャートにおけるステップ404,ステップ406
及びステップ408の処理を、profile情報の判定処理
(ステップ404a),level情報の比較判定(ステッ
プ404b),medea_number情報の判定処理(ステップ
404c),番組送信処理(ステップ404d)に置き
換えたものである。
フローチャートは、図4におけるサーバの配信処理のフ
ローチャートにおけるステップ404,ステップ406
及びステップ408の処理を、profile情報の判定処理
(ステップ404a),level情報の比較判定(ステッ
プ404b),medea_number情報の判定処理(ステップ
404c),番組送信処理(ステップ404d)に置き
換えたものである。
【0115】profile情報の判定処理(ステップ404
a)では、profile情報に基づいて、サーバに用意され
ているバージョンのうちに、クライアントの処理可能な
バージョンがあるか否かが判定され、クライアントの処
理可能なバージョンがなければサーバの配信処理が終了
する。
a)では、profile情報に基づいて、サーバに用意され
ているバージョンのうちに、クライアントの処理可能な
バージョンがあるか否かが判定され、クライアントの処
理可能なバージョンがなければサーバの配信処理が終了
する。
【0116】ステップ404aにてクライアントの処理
可能なバージョンがあると判定された場合は、level情
報に基づいて、サーバに用意されているバージョンのう
ちに、クライアントの処理可能なバージョンがあるか否
かが判定され(ステップ404b)、クライアントの処
理可能なバージョンがなければサーバの配信処理が終了
する。
可能なバージョンがあると判定された場合は、level情
報に基づいて、サーバに用意されているバージョンのう
ちに、クライアントの処理可能なバージョンがあるか否
かが判定され(ステップ404b)、クライアントの処
理可能なバージョンがなければサーバの配信処理が終了
する。
【0117】ステップ404bにてクライアントの処理
可能なバージョンがあると判定された場合は、medea_nu
mber情報に基づいて、サーバに用意されているバージョ
ンのうちに、クライアントの処理可能なバージョンがあ
るか否かが判定され、クライアントの処理可能なバージ
ョンがなければサーバの配信処理が終了する。
可能なバージョンがあると判定された場合は、medea_nu
mber情報に基づいて、サーバに用意されているバージョ
ンのうちに、クライアントの処理可能なバージョンがあ
るか否かが判定され、クライアントの処理可能なバージ
ョンがなければサーバの配信処理が終了する。
【0118】ステップ404cにてクライアントの処理
可能なバージョンがあると判定された場合には、クライ
アントが処理可能な際高品質のバージョンの動画番組を
クライアントに送る(ステップ404d)。
可能なバージョンがあると判定された場合には、クライ
アントが処理可能な際高品質のバージョンの動画番組を
クライアントに送る(ステップ404d)。
【0119】さらに、上記各実施の形態で示した動画像
配信システムを構成するサーバ(配信装置)やクライア
ント(再生端末装置)における動画像の処理をコンピュ
ータにより行うための処理プログラムを、フロッピー
(登録商標)ディスク等のデータ記憶媒体に記録するこ
とにより、上記各実施の形態で示したサーバ(配信装
置)やクライアント(再生端末装置)における動画像の
処理を、独立したコンピュータシステムにおいてソフト
ウエアにより簡単に実施することが可能となる。
配信システムを構成するサーバ(配信装置)やクライア
ント(再生端末装置)における動画像の処理をコンピュ
ータにより行うための処理プログラムを、フロッピー
(登録商標)ディスク等のデータ記憶媒体に記録するこ
とにより、上記各実施の形態で示したサーバ(配信装
置)やクライアント(再生端末装置)における動画像の
処理を、独立したコンピュータシステムにおいてソフト
ウエアにより簡単に実施することが可能となる。
【0120】図16は、上記実施の形態1及び2の動画
像配信システムにおけるサーバ(配信装置)あるいはク
ライアント(再生端末装置)を、配信処理または再生処
理を行うためのプログラムを格納したフロッピーディス
クを用いて、ソフトウエアにより実現する場合を説明す
るための図である。
像配信システムにおけるサーバ(配信装置)あるいはク
ライアント(再生端末装置)を、配信処理または再生処
理を行うためのプログラムを格納したフロッピーディス
クを用いて、ソフトウエアにより実現する場合を説明す
るための図である。
【0121】図16(b) は、フロッピーディスクの正面
からみた外観、断面構造、及びフロッピーディスクを示
し、図16(a) は、記録媒体本体であるフロッピーディ
スクの物理フォーマットの例を示している。フロッピー
ディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表
面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のト
ラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16の
セクタSeに分割されている。従って、上記プログラム
を格納したフロッピーディスクでは、上記フロッピーデ
ィスクFD上に割り当てられた領域に、上記プログラム
としてのデータが記録されている。
からみた外観、断面構造、及びフロッピーディスクを示
し、図16(a) は、記録媒体本体であるフロッピーディ
スクの物理フォーマットの例を示している。フロッピー
ディスクFDはケースF内に内蔵され、該ディスクの表
面には、同心円状に外周からは内周に向かって複数のト
ラックTrが形成され、各トラックは角度方向に16の
セクタSeに分割されている。従って、上記プログラム
を格納したフロッピーディスクでは、上記フロッピーデ
ィスクFD上に割り当てられた領域に、上記プログラム
としてのデータが記録されている。
【0122】また、図16(c) は、フロッピーディスク
FDに上記プログラムの記録再生を行うための構成を示
す。上記プログラムをフロッピーディスクFDに記録す
る場合は、コンピュータシステムCsから上記プログラ
ムとしてのデータをフロッピーディスクドライブを介し
て書き込む。また、フロッピーディスク内のプログラム
により上記配信装置あるいは再生端末装置をコンピュー
タシステム中に構築する場合は、フロッピーディスクド
ライブによりプログラムをフロッピーディスクから読み
出し、コンピュータシステムに転送する。
FDに上記プログラムの記録再生を行うための構成を示
す。上記プログラムをフロッピーディスクFDに記録す
る場合は、コンピュータシステムCsから上記プログラ
ムとしてのデータをフロッピーディスクドライブを介し
て書き込む。また、フロッピーディスク内のプログラム
により上記配信装置あるいは再生端末装置をコンピュー
タシステム中に構築する場合は、フロッピーディスクド
ライブによりプログラムをフロッピーディスクから読み
出し、コンピュータシステムに転送する。
【0123】なお、上記データ記録媒体はフロッピーデ
ィスクに限らず、データ記録媒体は、光ディスク、IC
カード、ROMカセット等、プログラムを記録できるも
のであればよい。
ィスクに限らず、データ記録媒体は、光ディスク、IC
カード、ROMカセット等、プログラムを記録できるも
のであればよい。
【0124】
【発明の効果】以上のように、この発明(請求項1)に
係る動画像配信システムによれば、動画番組を配信する
配信装置と、上記配信装置にアクセスして動画番組を再
生する再生端末装置とを有する動画像配信システムにお
いて、上記再生端末装置を、上記配信装置に動画番組の
配信を要求するとともに該再生端末装置における動画像
の処理能力に関する能力情報を送るものとし、上記配信
装置を、上記再生端末装置からの上記能力情報を分析
し、上記再生端末装置の処理能力を超えない動画番組を
上記再生端末装置に配信するものとしたので、配信装置
(サーバ)は、再生端末装置(クライアント)に過度な
負担をかけることなく、クライアントの処理能力に応じ
た動画番組を自動的に配信することができる。
係る動画像配信システムによれば、動画番組を配信する
配信装置と、上記配信装置にアクセスして動画番組を再
生する再生端末装置とを有する動画像配信システムにお
いて、上記再生端末装置を、上記配信装置に動画番組の
配信を要求するとともに該再生端末装置における動画像
の処理能力に関する能力情報を送るものとし、上記配信
装置を、上記再生端末装置からの上記能力情報を分析
し、上記再生端末装置の処理能力を超えない動画番組を
上記再生端末装置に配信するものとしたので、配信装置
(サーバ)は、再生端末装置(クライアント)に過度な
負担をかけることなく、クライアントの処理能力に応じ
た動画番組を自動的に配信することができる。
【0125】この発明(請求項2)に係る再生端末装置
によれば、動画番組を配信する配信装置に動画番組の配
信を要求する配信要求部と、本再生端末装置における動
画像の処理能力に関する能力情報を上記配信装置に送る
能力情報送信部とを備えたので、配信装置(サーバ)
に、再生端末装置(クライアント)の処理能力に応じた
動画番組を自動的に配信させることが可能となる。
によれば、動画番組を配信する配信装置に動画番組の配
信を要求する配信要求部と、本再生端末装置における動
画像の処理能力に関する能力情報を上記配信装置に送る
能力情報送信部とを備えたので、配信装置(サーバ)
に、再生端末装置(クライアント)の処理能力に応じた
動画番組を自動的に配信させることが可能となる。
【0126】この発明(請求項3)によれば、請求項2
記載の再生端末装置において、上記能力情報を、上記再
生端末装置が復号できる動画符号化方式の名称、上記再
生端末装置が復号できる動画符号化方式のクラスを示す
名称、および上記再生端末装置が復号できる動画データ
の個数のうち、少なくともひとつを含む情報としたの
で、クライアントの動画像処理能力に関する情報をサー
バに伝達することができる。
記載の再生端末装置において、上記能力情報を、上記再
生端末装置が復号できる動画符号化方式の名称、上記再
生端末装置が復号できる動画符号化方式のクラスを示す
名称、および上記再生端末装置が復号できる動画データ
の個数のうち、少なくともひとつを含む情報としたの
で、クライアントの動画像処理能力に関する情報をサー
バに伝達することができる。
【0127】この発明(請求項4)によれば、請求項2
記載の再生端末装置において、上記能力情報を、上記再
生端末装置が復号できるオーディオ符号化方式の名称、
上記再生端末装置が復号できるオーディオ符号化方式の
クラスを示す名称、および上記再生端末装置が復号でき
るオーディオデータの個数のうち、少なくともひとつを
含む情報としたので、クライアントの音声の処理能力に
関する情報をサーバに伝達することができる。
記載の再生端末装置において、上記能力情報を、上記再
生端末装置が復号できるオーディオ符号化方式の名称、
上記再生端末装置が復号できるオーディオ符号化方式の
クラスを示す名称、および上記再生端末装置が復号でき
るオーディオデータの個数のうち、少なくともひとつを
含む情報としたので、クライアントの音声の処理能力に
関する情報をサーバに伝達することができる。
【0128】この発明(請求項5)に係る配信装置によ
れば、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、
ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョン
の符号化方式により符号化した複数バージョンのビデオ
データを格納したデータ格納部を備え、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報を分析し、上記複数バ
ージョンのビデオデータの中から、上記再生端末装置の
処理能力を超えないバージョンのビデオデータを有する
動画番組を選択し、選択した動画番組を上記再生端末装
置へ配信するので、配信装置(サーバ)は、再生装置
(クライアント)に過度な負担をかけることなく、クラ
イアントの動画像処理能力に一番近い処理能力が要求さ
れる動画番組を自動的に配信することができる。
れば、複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、
ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバージョン
の符号化方式により符号化した複数バージョンのビデオ
データを格納したデータ格納部を備え、上記動画番組を
再生する再生端末装置からの、該再生端末装置における
動画像の処理能力を示す能力情報を分析し、上記複数バ
ージョンのビデオデータの中から、上記再生端末装置の
処理能力を超えないバージョンのビデオデータを有する
動画番組を選択し、選択した動画番組を上記再生端末装
置へ配信するので、配信装置(サーバ)は、再生装置
(クライアント)に過度な負担をかけることなく、クラ
イアントの動画像処理能力に一番近い処理能力が要求さ
れる動画番組を自動的に配信することができる。
【0129】この発明(請求項6)によれば、請求項5
記載の配信装置において、上記データ格納部を、上記動
画番組に対する複数バージョンのビデオデータとして、
上記動画番組をそのまま符号化して得られるビデオデー
タ、上記動画番組をN個(Nは1より大きい整数)の動
画像にわけて別々に符号化して得られるN個のビデオデ
ータ、および上記動画番組を異なる符号化方式により符
号化して得られるビデオデータ、のうち少なくともひと
つを格納しているものとしたので、種々の符号化処理が
施された動画番組のうち、クライアントの動画像処理能
力に応じた動画番組に対応するビデオデータを配信する
ことができる。
記載の配信装置において、上記データ格納部を、上記動
画番組に対する複数バージョンのビデオデータとして、
上記動画番組をそのまま符号化して得られるビデオデー
タ、上記動画番組をN個(Nは1より大きい整数)の動
画像にわけて別々に符号化して得られるN個のビデオデ
ータ、および上記動画番組を異なる符号化方式により符
号化して得られるビデオデータ、のうち少なくともひと
つを格納しているものとしたので、種々の符号化処理が
施された動画番組のうち、クライアントの動画像処理能
力に応じた動画番組に対応するビデオデータを配信する
ことができる。
【0130】この発明(請求項7)に係る配信装置によ
れば、動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生
端末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基
づいて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの
個数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビ
デオデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較
する比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデ
ータをM個以下の複数のビデオデータに変換してから上
記再生端末装置に配信するので、配信装置(サーバ)か
ら再生端末装置(クライアント)に再生可能な個数以上
のビデオデータが配信されるのを回避できる。
れば、動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生
端末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基
づいて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの
個数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビ
デオデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較
する比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデ
ータをM個以下の複数のビデオデータに変換してから上
記再生端末装置に配信するので、配信装置(サーバ)か
ら再生端末装置(クライアント)に再生可能な個数以上
のビデオデータが配信されるのを回避できる。
【0131】この発明(請求項8)によれば、請求項7
記載の配信装置において、上記再生端末装置の再生可能
なビデオデータの個数Mを、M=1としたので、配信装
置(サーバ)から再生端末装置に2以上のビデオデータ
が配信されるのを回避できる。
記載の配信装置において、上記再生端末装置の再生可能
なビデオデータの個数Mを、M=1としたので、配信装
置(サーバ)から再生端末装置に2以上のビデオデータ
が配信されるのを回避できる。
【0132】この発明(請求項9)に係る配信装置によ
れば、動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生
端末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基
づいて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの
個数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビ
デオデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較
する比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデ
ータの中からM個以下のビデオデータを選択して上記再
生端末装置に配信するので、配信装置(サーバ)から再
生端末装置(クライアント)に、再生可能な個数以上の
ビデオデータが配信されるのを回避できる。
れば、動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生
端末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基
づいて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの
個数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビ
デオデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較
する比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデ
ータの中からM個以下のビデオデータを選択して上記再
生端末装置に配信するので、配信装置(サーバ)から再
生端末装置(クライアント)に、再生可能な個数以上の
ビデオデータが配信されるのを回避できる。
【0133】この発明(請求項10)によれば、請求項
9記載の配信装置において、上記再生端末装置の再生可
能なビデオデータの個数Mを、M=1としたので、配信
装置(サーバ)から再生端末装置に2以上のビデオデー
タが配信されるのを回避できる。
9記載の配信装置において、上記再生端末装置の再生可
能なビデオデータの個数Mを、M=1としたので、配信
装置(サーバ)から再生端末装置に2以上のビデオデー
タが配信されるのを回避できる。
【0134】この発明(請求項11)に係る動画像配信
システムによれば、配信装置を、複数の再生端末装置の
動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、
それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化し
て得られる複数バージョンのビデオデータを格納すると
ともに、各バージョンの上記動画番組を構成するビデオ
データを処理するための処理能力に関する情報のバージ
ョン一覧表を格納したデータ格納部を有し、上記再生端
末装置による上記動画番組に対するアクセスに応答し
て、上記バージョン一覧表を上記再生端末装置に送るも
のとし、再生端末装置を、上記配信装置からの上記バー
ジョン一覧表を解析して該再生端末装置における処理能
力を超えないバージョンの動画番組を選択して配信を要
求するものとしたので、再生端末装置(クライアント)
では、クライアント側にて選択したバージョンの動画番
組を配信装置に配信させることができる。
システムによれば、配信装置を、複数の再生端末装置の
動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、
それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化し
て得られる複数バージョンのビデオデータを格納すると
ともに、各バージョンの上記動画番組を構成するビデオ
データを処理するための処理能力に関する情報のバージ
ョン一覧表を格納したデータ格納部を有し、上記再生端
末装置による上記動画番組に対するアクセスに応答し
て、上記バージョン一覧表を上記再生端末装置に送るも
のとし、再生端末装置を、上記配信装置からの上記バー
ジョン一覧表を解析して該再生端末装置における処理能
力を超えないバージョンの動画番組を選択して配信を要
求するものとしたので、再生端末装置(クライアント)
では、クライアント側にて選択したバージョンの動画番
組を配信装置に配信させることができる。
【0135】この発明(請求項12)に係る再生端末装
置によれば、配信装置からのバージョン一覧表を解析し
て、本再生端末装置における処理能力を超えないバージ
ョンの動画番組を選択し、選択された動画番組の配信を
要求する配信要求部を備え、上記配信装置からのバージ
ョン一覧表を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に
応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバ
ージョンの符号化方式により符号化処理を施して得られ
る各バージョンのビデオデータを処理するための処理能
力に関する情報の一覧表としたので、再生端末装置(ク
ライアント)では、クライアント側にて選択したバージ
ョンの動画番組を配信装置に配信させることができる。
置によれば、配信装置からのバージョン一覧表を解析し
て、本再生端末装置における処理能力を超えないバージ
ョンの動画番組を選択し、選択された動画番組の配信を
要求する配信要求部を備え、上記配信装置からのバージ
ョン一覧表を、複数の再生端末装置の動画像処理能力に
応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なるバ
ージョンの符号化方式により符号化処理を施して得られ
る各バージョンのビデオデータを処理するための処理能
力に関する情報の一覧表としたので、再生端末装置(ク
ライアント)では、クライアント側にて選択したバージ
ョンの動画番組を配信装置に配信させることができる。
【0136】この発明(請求項13)によれば、請求項
12記載の再生端末装置において、上記処理能力に関す
る情報を、上記動画番組を復号化するための動画符号化
方式の名称、上記動画番組を復号化するための動画符号
化方式のクラスを示す名称、および上記動画番組を構成
する動画データの個数のうちの、少なくともひとつとし
たので、サーバ側で用意した動画像を処理するために必
要な能力情報をクライアントに教えることができる。
12記載の再生端末装置において、上記処理能力に関す
る情報を、上記動画番組を復号化するための動画符号化
方式の名称、上記動画番組を復号化するための動画符号
化方式のクラスを示す名称、および上記動画番組を構成
する動画データの個数のうちの、少なくともひとつとし
たので、サーバ側で用意した動画像を処理するために必
要な能力情報をクライアントに教えることができる。
【0137】この発明(請求項14)によれば、請求項
12記載の再生端末装置において、上記処理能力に関す
る情報を、上記動画番組を復号化するためのオーディオ
符号化方式の名称、上記動画番組を復号化するためのオ
ーディオ符号化方式のクラスを示す名称、および上記動
画番組を構成するオーディオデータの個数のうちの、少
なくともひとつとしたので、サーバ側で用意した音声を
処理するために必要な能力情報をクライアントに教える
ことができる。
12記載の再生端末装置において、上記処理能力に関す
る情報を、上記動画番組を復号化するためのオーディオ
符号化方式の名称、上記動画番組を復号化するためのオ
ーディオ符号化方式のクラスを示す名称、および上記動
画番組を構成するオーディオデータの個数のうちの、少
なくともひとつとしたので、サーバ側で用意した音声を
処理するために必要な能力情報をクライアントに教える
ことができる。
【0138】この発明(請求項15)に係る再生端末装
置によれば、配信装置からのシーン記述データを解析し
て本再生端末装置における処理能力を超えないバージョ
ンの動画番組を選択し、該選択されたバージョンの動画
番組の配信を要求する配信要求部を備え、上記配信装置
からのシーン記述データを、複数の再生端末装置の動画
像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、それ
ぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化処理を
施して得られる各バージョンのビデオデータを処理する
ための処理能力に関する情報と、各バージョンの上記動
画番組を構成するビデオデータの所在情報が少なくとも
記載された、上記動画番組の構成を記述するデータとし
たので、再生端末装置(クライアント)では、クライア
ント側にて選択したバージョンの動画番組を配信装置に
配信させることができる。
置によれば、配信装置からのシーン記述データを解析し
て本再生端末装置における処理能力を超えないバージョ
ンの動画番組を選択し、該選択されたバージョンの動画
番組の配信を要求する配信要求部を備え、上記配信装置
からのシーン記述データを、複数の再生端末装置の動画
像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、それ
ぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化処理を
施して得られる各バージョンのビデオデータを処理する
ための処理能力に関する情報と、各バージョンの上記動
画番組を構成するビデオデータの所在情報が少なくとも
記載された、上記動画番組の構成を記述するデータとし
たので、再生端末装置(クライアント)では、クライア
ント側にて選択したバージョンの動画番組を配信装置に
配信させることができる。
【0139】この発明(請求項16)によれば、請求項
15記載の再生端末装置において、上記シーン記述デー
タを、動画像処理能力を評価するための属性として、上
記各バージョンの上記動画番組を構成する動画像の個数
を示す記述要素を含むデータとしたので、サーバ側で用
意した動画像を処理するために必要な能力情報をクライ
アントに教えることができる。
15記載の再生端末装置において、上記シーン記述デー
タを、動画像処理能力を評価するための属性として、上
記各バージョンの上記動画番組を構成する動画像の個数
を示す記述要素を含むデータとしたので、サーバ側で用
意した動画像を処理するために必要な能力情報をクライ
アントに教えることができる。
【0140】この発明(請求項17)に係る情報交換用
データ構造によれば、動画番組を配信する配信装置と、
上記配信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端
末装置とを有する動画像配信システムにおける再生端末
装置の能力情報を交換する際に用いる情報交換用データ
構造であって、上記再生端末装置が復号可能な動画デー
タの個数を示す情報、および上記再生端末装置が復号可
能なオーディオデータの個数を示す情報、のうち、少な
くともひとつを含むので、配信装置(サーバ)側で用意
した動画像、および音声を処理するために必要な能力情
報を再生装置(クライアント)に教えることができる。
データ構造によれば、動画番組を配信する配信装置と、
上記配信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端
末装置とを有する動画像配信システムにおける再生端末
装置の能力情報を交換する際に用いる情報交換用データ
構造であって、上記再生端末装置が復号可能な動画デー
タの個数を示す情報、および上記再生端末装置が復号可
能なオーディオデータの個数を示す情報、のうち、少な
くともひとつを含むので、配信装置(サーバ)側で用意
した動画像、および音声を処理するために必要な能力情
報を再生装置(クライアント)に教えることができる。
【0141】この発明(請求項18)に係るデータ記憶
媒体によれば、コンピュータにより、配信装置から配信
された動画番組を再生する再生端末側処理を行うための
プログラムを、コンピュータが、上記配信装置に動画番
組の配信を要求するための配信要求プログラムと、コン
ピュータが、再生端末側処理の能力に関する能力情報を
上記配信装置に送る情報送信プログラムとを含むプログ
ラムとしたので、配信装置(サーバ)に、再生端末装置
(クライアント)の処理能力に応じた動画番組を自動的
に配信させることが可能な再生端末装置(クライアン
ト)を、ソフトウエアにより実現可能となる。
媒体によれば、コンピュータにより、配信装置から配信
された動画番組を再生する再生端末側処理を行うための
プログラムを、コンピュータが、上記配信装置に動画番
組の配信を要求するための配信要求プログラムと、コン
ピュータが、再生端末側処理の能力に関する能力情報を
上記配信装置に送る情報送信プログラムとを含むプログ
ラムとしたので、配信装置(サーバ)に、再生端末装置
(クライアント)の処理能力に応じた動画番組を自動的
に配信させることが可能な再生端末装置(クライアン
ト)を、ソフトウエアにより実現可能となる。
【0142】この発明(請求項19)に係るデータ記憶
媒体によれば、コンピュータにより、動画番組を再生端
末装置へ配信する配信処理を行うためのプログラムを、
コンピュータが、複数の再生端末装置の動画像処理能力
に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なる
バージョンの符号化方式により符号化して得られる複数
バージョンのビデオデータをデータ格納部に格納するた
めのデータ格納プログラムと、コンピュータが、上記動
画番組を再生する再生端末装置からの、該再生端末装置
における動画像の処理能力を示す能力情報を分析するた
めの分析プログラムと、コンピュータが、上記複数バー
ジョンのビデオデータの中から、上記再生端末装置の処
理能力を超えないバージョンのビデオデータを有する動
画番組を選択するデータ選択プログラムと、コンピュー
タが、上記選択した動画番組を上記再生端末装置へ配信
するための配信プログラムとを含むプログラムとしたの
で、再生装置(クライアント)に過度な負担をかけるこ
となく、クライアントの動画像処理能力に一番近い処理
能力が要求される動画番組を自動的に配信することがで
きる配信装置(サーバ)をソフトウエアにより実現する
ことができる。
媒体によれば、コンピュータにより、動画番組を再生端
末装置へ配信する配信処理を行うためのプログラムを、
コンピュータが、複数の再生端末装置の動画像処理能力
に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なる
バージョンの符号化方式により符号化して得られる複数
バージョンのビデオデータをデータ格納部に格納するた
めのデータ格納プログラムと、コンピュータが、上記動
画番組を再生する再生端末装置からの、該再生端末装置
における動画像の処理能力を示す能力情報を分析するた
めの分析プログラムと、コンピュータが、上記複数バー
ジョンのビデオデータの中から、上記再生端末装置の処
理能力を超えないバージョンのビデオデータを有する動
画番組を選択するデータ選択プログラムと、コンピュー
タが、上記選択した動画番組を上記再生端末装置へ配信
するための配信プログラムとを含むプログラムとしたの
で、再生装置(クライアント)に過度な負担をかけるこ
となく、クライアントの動画像処理能力に一番近い処理
能力が要求される動画番組を自動的に配信することがで
きる配信装置(サーバ)をソフトウエアにより実現する
ことができる。
【0143】この発明(請求項20)に係るデータ記憶
媒体によれば、コンピュータにより、配信装置から配信
された動画番組を再生する再生端末側処理を行うための
プログラムを、コンピュータが、上記配信装置からのバ
ージョン一覧表を解析するための解析プログラムと、コ
ンピュータが、上記再生端末側処理の能力を超えないバ
ージョンの動画番組を選択するための選択プログラム
と、コンピュータが、該選択された動画番組の配信を要
求する配信要求プログラムとを含むものとし、上記配信
装置からのバージョン一覧表を、複数の再生端末装置の
動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、
それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化処
理を施して得られる各バージョンのビデオデータを処理
するための処理能力に関する情報の一覧表としたので、
クライアント側にて選択したバージョンの動画番組を配
信装置に配信させることができる再生端末装置(クライ
アント)をソフトウエアにより実現可能となる。
媒体によれば、コンピュータにより、配信装置から配信
された動画番組を再生する再生端末側処理を行うための
プログラムを、コンピュータが、上記配信装置からのバ
ージョン一覧表を解析するための解析プログラムと、コ
ンピュータが、上記再生端末側処理の能力を超えないバ
ージョンの動画番組を選択するための選択プログラム
と、コンピュータが、該選択された動画番組の配信を要
求する配信要求プログラムとを含むものとし、上記配信
装置からのバージョン一覧表を、複数の再生端末装置の
動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に対して、
それぞれ異なるバージョンの符号化方式により符号化処
理を施して得られる各バージョンのビデオデータを処理
するための処理能力に関する情報の一覧表としたので、
クライアント側にて選択したバージョンの動画番組を配
信装置に配信させることができる再生端末装置(クライ
アント)をソフトウエアにより実現可能となる。
【図1】本実施の形態1による動画像配信システムを説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図2】クライアントの動画像処理能力に関する情報を
含んだAccept−headersの第1形式を示す図である。
含んだAccept−headersの第1形式を示す図である。
【図3】図3(a)は、Accept−headersに含まれる情報を
説明するための図であり、図3(b)は、Accept−headers
の第2形式を示す図である。
説明するための図であり、図3(b)は、Accept−headers
の第2形式を示す図である。
【図4】本実施の形態1による動画像配信システムにお
いて、サーバが1つの動画像コンテンツにつき用意した
複数バージョンの動画データの中から、クライアントの
動画像処理能力に応じたバージョンの動画データを有す
る動画像コンテンツを選択するアルゴリズムの第1フロ
ーチャート図である。
いて、サーバが1つの動画像コンテンツにつき用意した
複数バージョンの動画データの中から、クライアントの
動画像処理能力に応じたバージョンの動画データを有す
る動画像コンテンツを選択するアルゴリズムの第1フロ
ーチャート図である。
【図5】図5は、1つの動画像コンテンツから複数バー
ジョンの動画データを作成する方法を説明するための図
である。
ジョンの動画データを作成する方法を説明するための図
である。
【図6】本実施の形態1による動画像配信システムにお
いて、サーバが提供する動画像コンテンツを構成する動
画データを、必要があればクライアントの動画像処理能
力に応じた動画データに変換して配信するアルゴリズム
の第2フローチャート図である。
いて、サーバが提供する動画像コンテンツを構成する動
画データを、必要があればクライアントの動画像処理能
力に応じた動画データに変換して配信するアルゴリズム
の第2フローチャート図である。
【図7】動画像コンテンツを構成する動画像の個数をク
ライアントが処理可能な動画像の個数となるように変換
する方法を説明するための図である。
ライアントが処理可能な動画像の個数となるように変換
する方法を説明するための図である。
【図8】本実施の形態1による動画像配信システムにお
いて、サーバが提供する動画像コンテンツの中に、クラ
イアントの処理能力を超えた個数のビデオデータ数が含
まれている場合、動画像コンテンツを構成するビデオデ
ータからクライアントの処理可能な個数分のビデオデー
タを選択して配信するアルゴリズムの第3フローチャー
ト図である。
いて、サーバが提供する動画像コンテンツの中に、クラ
イアントの処理能力を超えた個数のビデオデータ数が含
まれている場合、動画像コンテンツを構成するビデオデ
ータからクライアントの処理可能な個数分のビデオデー
タを選択して配信するアルゴリズムの第3フローチャー
ト図である。
【図9】本実施の形態2による動画像配信システムを説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【図10】本実施の形態2による動画像配信システムに
おいて、サーバからクライアントに送られる動画像コン
テンツバージョンの一覧表を示す図である。
おいて、サーバからクライアントに送られる動画像コン
テンツバージョンの一覧表を示す図である。
【図11】本実施の形態2による動画像配信システムに
おいて、サーバから受信したバージョン一覧表よりクラ
イアントが自分の動画像処理能力に応じたバージョンの
動画像を選択して配信を要求するアルゴリズムの第4フ
ローチャート図である。
おいて、サーバから受信したバージョン一覧表よりクラ
イアントが自分の動画像処理能力に応じたバージョンの
動画像を選択して配信を要求するアルゴリズムの第4フ
ローチャート図である。
【図12】本発明の第2実施の形態による動画像配信シ
ステムにおいて、サーバから受信したシーン記述よりク
ライアントが自分の動画像処理能力に応じたバージョン
の動画像を選択して配信を要求するアルゴリズムの第5
フローチャート図である。
ステムにおいて、サーバから受信したシーン記述よりク
ライアントが自分の動画像処理能力に応じたバージョン
の動画像を選択して配信を要求するアルゴリズムの第5
フローチャート図である。
【図13】図13は、サーバからクライアントに送られ
るシーン記述を示す図である。特に図13(a)は、各バ
ージョンの動画像の情報を<par>の属性として記述し
た例を示す図であり、図13(b)は、各バージョンの動
画像の情報を各メディアの属性として記述した例を示す
図である。
るシーン記述を示す図である。特に図13(a)は、各バ
ージョンの動画像の情報を<par>の属性として記述し
た例を示す図であり、図13(b)は、各バージョンの動
画像の情報を各メディアの属性として記述した例を示す
図である。
【図14】MPEG−4規格にて規定されているprofil
e_levelの値を示す図である。
e_levelの値を示す図である。
【図15】上記実施の形態1における、計算式(I)を
用いた評価結果に基づいて動画像コンテンツを選択する
ステップ404,406,408に代えて、profile情
報,level情報,及びmedea_number情報に対する個別の判
定結果に基づいて動画像コンテンツを選択するステップ
404a〜404dを含むサーバの配信処理を示すフロ
ーチャート図である。
用いた評価結果に基づいて動画像コンテンツを選択する
ステップ404,406,408に代えて、profile情
報,level情報,及びmedea_number情報に対する個別の判
定結果に基づいて動画像コンテンツを選択するステップ
404a〜404dを含むサーバの配信処理を示すフロ
ーチャート図である。
【図16】図16(a) ,(b) ,(c) は、上記各実施の形
態における動画像配信システムの処理をコンピュータシ
ステムにより実現するためのプログラムを格納するため
のデータ記憶媒体について説明するための図である。
態における動画像配信システムの処理をコンピュータシ
ステムにより実現するためのプログラムを格納するため
のデータ記憶媒体について説明するための図である。
【図17】従来の、クライアントがサーバに対しテキス
トコンテンツを要求するときに、サーバがコンテンツを
選択し送信するシステムを説明するための図である。
トコンテンツを要求するときに、サーバがコンテンツを
選択し送信するシステムを説明するための図である。
【図18】従来の、クライアントがサーバに対しテキス
トコンテンツを要求するときに、クライアントがコンテ
ンツを選択するシステムを説明するための図である。
トコンテンツを要求するときに、クライアントがコンテ
ンツを選択するシステムを説明するための図である。
【図19】従来の、伝送レートに応じて用意された複数
の動画データの各動画像コンテンツの構成を示したシー
ン記述の一部を示す図である。
の動画データの各動画像コンテンツの構成を示したシー
ン記述の一部を示す図である。
101,901,1701 サーバ 102,902,1702 クライアント 104,907 動画番組選択処理 109,912,1709 ネットワーク 1000,2000 動画像配信システム
Claims (20)
- 【請求項1】 動画番組を配信する配信装置と、上記配
信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装置
とを有する動画像配信システムであって、 上記再生端末装置は、上記配信装置に動画番組の配信を
要求するとともに該再生端末装置における動画像の処理
能力に関する能力情報を送るものであり、 上記配信装置は、上記再生端末装置からの上記能力情報
を分析し、上記再生端末装置の処理能力を超えない動画
番組を上記再生端末装置に配信するものである、ことを
特徴とする動画像配信システム。 - 【請求項2】 動画番組を配信する配信装置にアクセス
して動画番組を再生する再生端末装置であって、 上記配信装置に動画番組の配信を要求する配信要求部
と、 本再生端末装置における動画像の処理能力に関する能力
情報を上記配信装置に送る能力情報送信部とを備えた、
ことを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の再生端末装置において、 上記能力情報は、上記再生端末装置が復号処理に使用可
能な動画符号化方式の名称、上記再生端末装置が復号処
理に使用可能な動画符号化方式のクラスを示す名称、お
よび上記再生端末装置が復号できる動画データの個数の
うち、少なくともひとつを含むものであることを特徴と
する再生端末装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の再生端末装置において、 上記能力情報は、上記再生端末装置が復号処理に使用可
能なオーディオ符号化方式の名称、上記再生端末装置が
復号処理に使用可能なオーディオ符号化方式のクラスを
示す名称、および上記再生端末装置が復号できるオーデ
ィオデータの個数のうち、少なくともひとつを含むもの
であることを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項5】 動画番組を配信する配信装置であって、 複数の再生端末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつ
の動画番組に対して、それぞれ異なるバージョンの符号
化方式により符号化した複数バージョンのビデオデータ
を格納したデータ格納部を備え、 上記動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生端
末装置における動画像の処理能力を示す能力情報を分析
し、上記複数バージョンのビデオデータの中から、上記
再生端末装置の処理能力を超えないバージョンのビデオ
データを有する動画番組を選択し、選択した動画番組を
上記再生端末装置へ配信するものである、ことを特徴と
する配信装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の配信装置において、 上記データ格納部は、上記動画番組に対する複数バージ
ョンのビデオデータとして、上記動画番組をそのまま符
号化して得られるビデオデータ、上記動画番組をN個
(Nは1より大きい整数)の動画像にわけて別々に符号
化して得られるN個のビデオデータ、および上記動画番
組を異なる符号化方式により符号化して得られるビデオ
データ、のうち少なくともひとつを格納しているもので
あることを特徴とする配信装置。 - 【請求項7】 動画番組を配信する配信装置であって、 上記動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生端
末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基づ
いて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの個
数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビデ
オデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較す
る比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデー
タをM個以下の複数のビデオデータに変換してから上記
再生端末装置に配信するものである、ことを特徴とする
配信装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の配信装置において、 上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの個数M
は、M=1であることを特徴とする配信装置。 - 【請求項9】 動画番組を配信する配信装置であって、 上記動画番組を再生する再生端末装置からの、該再生端
末装置における動画像の処理能力を示す能力情報に基づ
いて、上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの個
数M(M<Nの整数)と、上記動画番組を構成するビデ
オデータの個数N(Nは1より大きい整数)とを比較す
る比較部を備え、M<Nのとき、上記N個のビデオデー
タの中からM個以下のビデオデータを選択して上記再生
端末装置に配信するものである、ことを特徴とする配信
装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の配信装置において、 上記再生端末装置の再生可能なビデオデータの個数M
は、M=1であることを特徴とする配信装置。 - 【請求項11】 動画番組を配信する配信装置と、上記
配信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装
置とを有する動画像配信システムであって、 上記配信装置は、複数の再生端末装置の動画像処理能力
に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なる
バージョンの符号化方式により符号化して得られる複数
バージョンのビデオデータを格納するとともに、各バー
ジョンの上記動画番組を構成するビデオデータを処理す
るための処理能力に関する情報のバージョン一覧表を格
納したデータ格納部を有し、上記再生端末装置による上
記動画番組に対するアクセスに応答して、上記バージョ
ン一覧表を上記再生端末装置に送るものであり、 上記再生端末装置は、上記配信装置からの上記バージョ
ン一覧表を解析して該再生端末装置における処理能力を
超えないバージョンの動画番組を選択して配信を要求す
るものである、ことを特徴とする動画像配信システム。 - 【請求項12】 動画番組を配信する配信装置にアクセ
スして動画番組を再生する再生端末装置であって、 上記配信装置からのバージョン一覧表を解析して、本再
生端末装置における処理能力を超えないバージョンの動
画番組を選択し、選択された動画番組の配信を要求する
配信要求部を備え、 上記配信装置からのバージョン一覧表は、複数の再生端
末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に
対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式により
符号化処理を施して得られる各バージョンのビデオデー
タを処理するための処理能力に関する情報の一覧表であ
る、ことを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の再生端末装置におい
て、 上記処理能力に関する情報は、上記動画番組を復号化す
るための動画符号化方式の名称、上記動画番組を復号化
するための動画符号化方式のクラスを示す名称、および
上記動画番組を構成する動画データの個数のうちの、少
なくともひとつであることを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項14】 請求項12記載の再生端末装置におい
て、 上記処理能力に関する情報は、上記動画番組を復号化す
るためのオーディオ符号化方式の名称、上記動画番組を
復号化するためのオーディオ符号化方式のクラスを示す
名称、および上記動画番組を構成するオーディオデータ
の個数のうちの、少なくともひとつであることを特徴と
する再生端末装置。 - 【請求項15】 動画番組を配信する配信装置にアクセ
スして動画番組を再生する再生端末装置であって、 上記配信装置からのシーン記述データを解析して本再生
端末装置における処理能力を超えないバージョンの動画
番組を選択し、該選択されたバージョンの動画番組の配
信を要求する配信要求部を備え、 上記配信装置からのシーン記述データは、複数の再生端
末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に
対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式により
符号化処理を施して得られる各バージョンのビデオデー
タを処理するための処理能力に関する情報と、各バージ
ョンの上記動画番組を構成するビデオデータの所在情報
が少なくとも記載された、上記動画番組の構成を記述す
るデータである、ことを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項16】 請求項15記載の再生端末装置におい
て、 上記シーン記述データは、動画像処理能力を評価するた
めの属性として、上記各バージョンの上記動画番組を構
成する動画像の個数を示す記述要素を含むものであるこ
とを特徴とする再生端末装置。 - 【請求項17】 動画番組を配信する配信装置と、上記
配信装置にアクセスして動画番組を再生する再生端末装
置とを有する動画像配信システムにおける再生端末装置
の能力情報を交換する際に用いる情報交換用データ構造
であって、 上記再生端末装置が復号可能な動画データの個数を示す
情報、および上記再生端末装置が復号可能なオーディオ
データの個数を示す情報、のうち、少なくともひとつを
含むことを特徴とする情報交換用データ構造。 - 【請求項18】 コンピュータにより、配信装置から配
信された動画番組を再生する再生端末側処理を行うため
のプログラムを格納したデータ記憶媒体であって、 上記プログラムは、 コンピュータが、上記配信装置に動画番組の配信を要求
するための配信要求プログラムと、 コンピュータが、再生端末側処理の能力に関する能力情
報を上記配信装置に送る情報送信プログラムとを含むこ
とを特徴とするデータ記憶媒体。 - 【請求項19】 コンピュータにより、動画番組を再生
端末装置へ配信する配信処理を行うためのプログラムを
格納したデータ記憶媒体であって、 上記プログラムは、 コンピュータが、複数の再生端末装置の動画像処理能力
に応じて、ひとつの動画番組に対して、それぞれ異なる
バージョンの符号化方式により符号化して得られる複数
バージョンのビデオデータをデータ格納部に格納するた
めのデータ格納プログラムと、 コンピュータが、上記動画番組を再生する再生端末装置
からの、該再生端末装置における動画像の処理能力を示
す能力情報を分析するための分析プログラムと、 コンピュータが、上記複数バージョンのビデオデータの
中から、上記再生端末装置の処理能力を超えないバージ
ョンのビデオデータを有する動画番組を選択するデータ
選択プログラムと、 コンピュータが、上記選択した動画番組を上記再生端末
装置へ配信するための配信プログラムとを含むものであ
ることを特徴とするデータ記憶媒体。 - 【請求項20】 コンピュータにより、配信装置から配
信された動画番組を再生する再生端末側処理を行うため
のプログラムを格納したデータ記憶媒体であって、 上記プログラムは、 コンピュータが、上記配信装置からのバージョン一覧表
を解析するための解析プログラムと、 コンピュータが、上記再生端末側処理の能力を超えない
バージョンの動画番組を選択するための選択プログラム
と、 コンピュータが、該選択された動画番組の配信を要求す
る配信要求プログラムとを含むものであり、 上記配信装置からのバージョン一覧表は、複数の再生端
末装置の動画像処理能力に応じて、ひとつの動画番組に
対して、それぞれ異なるバージョンの符号化方式により
符号化処理を施して得られる各バージョンのビデオデー
タを処理するための処理能力に関する情報の一覧表であ
ることを特徴とするデータ記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000329463A JP2001204001A (ja) | 1999-10-29 | 2000-10-27 | 動画像配信システム,再生端末装置,及び配信装置 |
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---|---|---|---|
JP30984199 | 1999-10-29 | ||
JP11-309841 | 1999-10-29 | ||
JP2000329463A JP2001204001A (ja) | 1999-10-29 | 2000-10-27 | 動画像配信システム,再生端末装置,及び配信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001204001A true JP2001204001A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=26566096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000329463A Pending JP2001204001A (ja) | 1999-10-29 | 2000-10-27 | 動画像配信システム,再生端末装置,及び配信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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2000
- 2000-10-27 JP JP2000329463A patent/JP2001204001A/ja active Pending
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