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JP2001203644A - 光増幅器および光増幅方法 - Google Patents

光増幅器および光増幅方法

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Publication number
JP2001203644A
JP2001203644A JP2000009385A JP2000009385A JP2001203644A JP 2001203644 A JP2001203644 A JP 2001203644A JP 2000009385 A JP2000009385 A JP 2000009385A JP 2000009385 A JP2000009385 A JP 2000009385A JP 2001203644 A JP2001203644 A JP 2001203644A
Authority
JP
Japan
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optical
band
wavelength band
port
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000009385A
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English (en)
Inventor
Naomasa Shimojo
直政 下條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000009385A priority Critical patent/JP2001203644A/ja
Priority to US09/727,448 priority patent/US6480328B2/en
Priority to EP00126444A priority patent/EP1130820A3/en
Publication of JP2001203644A publication Critical patent/JP2001203644A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/293Signal power control
    • H04B10/294Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation
    • H04B10/2942Signal power control in a multiwavelength system, e.g. gain equalisation using automatic gain control [AGC]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/29Repeaters
    • H04B10/291Repeaters in which processing or amplification is carried out without conversion of the main signal from optical form
    • H04B10/297Bidirectional amplification
    • H04B10/2971A single amplifier for both directions
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2210/00Indexing scheme relating to optical transmission systems
    • H04B2210/25Distortion or dispersion compensation
    • H04B2210/258Distortion or dispersion compensation treating each wavelength or wavelength band separately

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  • Signal Processing (AREA)
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  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2つの波長帯域の光信号の増幅を行う光増幅器
について、実装スペースや消費電力等の制約にも対応で
きる簡略な構成の光増幅器および光増幅方法を提供す
る。 【解決手段】本発明の光増幅器は、光増幅手段1の両端
に光サーキュレータ2A,2Bをそれぞれ接続し、第1
波長帯域および第2波長帯域の各光信号の伝搬方向が希
土類元素ドープファイバ内で互いに逆方向になるよう
に、各波長帯域の光信号を各々の光サーキュレータ2
A,2Bを介して光増幅手段1に入出力する。これによ
り、1つの希土類元素ドープファイバを用いた簡略な構
成により各波長帯域の光信号を一括して増幅することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重信号光を
増幅する光増幅器および光増幅方法に関し、特に、2つ
の波長帯域の光信号を含んだ波長多重信号光を一括して
増幅する光増幅器および光増幅方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長距離の光伝送システムでは、光
信号を電気信号に変換し、タイミング再生(retiming)、
波形等化(reshaping)および識別再生(regenerating)を
行う光再生中継器を用いて伝送を行ってきた。しかし、
現在では光増幅器の実用化が進み、光増幅器を線形中継
器として用いる光増幅中継伝送方式が検討されている。
光再生中継器を光増幅中継器に置き換えることにより、
中継器内の部品点数が大幅に削減され、信頼性が確保さ
れるとともに大幅なコストダウンが見込まれる。
【0003】また、光伝送システムの大容量化を実現す
る方法のひとつとして、1本の光伝送路に2以上の異な
る波長を持つ光信号を多重して伝送する波長多重(WD
M)光伝送方式が注目されている。上記の光増幅中継伝
送方式とWDM光伝送方式とを組み合わせたWDM光増
幅中継伝送方式においては、光増幅器を用いてWDM信
号光を一括して増幅することが可能であり、簡素な構成
(経済的)で、大容量かつ長距離伝送が実現可能であ
る。
【0004】上記のような従来の光伝送システムに用い
られるWDM信号光の波長帯域としては、1550nm
帯のいわゆるCバンドに加えて、最近は1580nm帯
のいわゆるLバンドが検討されており、両者を1つの伝
送路で伝送させるWDM光増幅中継伝送システム(C/
LバンドWDM光増幅中継伝送システム)が検討されて
いる。
【0005】CバンドとLバンドの両方に光増幅帯域を
有する光増幅器としては、例えば、山田他による、「光
ファイバ増幅器・広帯域化に関する最近の研究動向」、
信学技報:TECHNICAL REPORT OF IEICE. OCS97-42,ED97
-132 OPE97-87 LQE97-87(1997-11)等が知られている。
この光増幅器は、図49のブロック図に示すように、入
力されるWDM信号光を分波器でCバンドおよびLバン
ドに分波し、Cバンド光増幅部およびLバンド光増幅部
でそれぞれ増幅した後に合波器で合波して出力する簡略
な並列構成のものである。
【0006】しかし、CバンドおよびLバンドの各光増
幅部の入力側に合波器が設けられるため、その挿入損失
分だけ雑音指数が劣化するという問題もあった。これに
対処した技術としては、例えば、Lucent社がOptical Am
plifier and their Apprication '97のPostDeadline 2
で発表した光増幅器等が知られており、その概略構成は
図50のブロック図に示すようなものである。図50の
構成は、上記図49の構成について、分波器の前段に、
CバンドおよびLバンドの両方に増幅帯域を有するC/
Lバンド光増幅部を配置したものであって、少なくとも
分波器の挿入損失分以上の利得がC/Lバンド光増幅部
により確保され、雑音指数の改善が図られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のC/Lバンド光増幅器では、図50に示し
たような構成の場合、光ファイバ増幅部を3つ以上有し
ているため、励起光源数も増大し、その結果、光増幅器
全体の消費電力が増大してしまう。特に、例えば海底中
継器等として用いられる光増幅器のように、実装スペー
スや消費電力などの観点から制約を受けるときには、図
50に示したような構成の実現は困難である。
【0008】また、C/Lバンドの各信号光が上り回線
および下り回線の双方向に伝送されるシステムも検討さ
れており、そのようなシステムにも対応した簡略な構成
のC/Lバンド光増幅器に対する要求も強い。
【0009】本発明は上記の点に着目してなされたもの
で、2つの波長帯域の光信号の増幅を行う光増幅器およ
び光増幅方法について、実装スペースや消費電力等の制
約にも対応できる簡略な構成の光増幅器および光増幅方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明による光増幅器は、図1に示すように、第1波
長帯域および第2波長帯域の各光信号を含んだ波長多重
信号光を増幅する光増幅器において、励起光が供給され
た希土類元素ドープファイバを用いて波長多重信号光を
増幅する光増幅手段1と、少なくとも3つのポートを有
し、希土類元素ドープファイバの一端に接続される第1
光サーキュレータ2Aと、少なくとも3つのポートを有
し、希土類元素ドープファイバの他端に接続される第2
光サーキュレータ2Bと、を備え、第1波長帯域の光信
号が、第1光サーキュレータ2Aを介して希土類元素ド
ープファイバに入力され、第2光サーキュレータ2Bを
介して希土類元素ドープファイバから出力されると共
に、第2波長帯域の光信号が、第2光サーキュレータ2
Bを介して希土類元素ドープファイバに入力され、第1
光サーキュレータ2Aを介して希土類元素ドープファイ
バから出力されることにより、各波長帯域の光信号が希
土類元素ドープファイバ内を互いに逆方向に伝搬する構
成としたものである。
【0011】かかる構成によれば、第1波長帯域および
第2波長帯域の各光信号が、互いに逆向きの伝搬方向と
なるように、各光サーキュレータ2A,2Bを介して希
土類元素ドープファイバに入出力されることで、1つの
希土類元素ドープファイバを用いた光増幅手段でも、各
波長帯域の光信号が一括して増幅されるようになる。ま
た、各光サーキュレータ2A,2Bは、従来、反射光の
影響を防ぐために用いられてきた光アイソレータ等に相
当する機能も果たすことになる。これにより、光増幅器
の構成の簡略化および低消費電力化を図ることが可能に
なる。
【0012】上記の光増幅器の具体的な構成として、第
1光サーキュレータ2Aは、第1ポートP1に入力され
る第1波長帯域の光信号を希土類元素ドープファイバの
一端に接続される第2ポートP2から出力すると共に、
希土類元素ドープファイバを伝搬して第2ポートP2に
入力される第2波長帯域の光信号を第3ポートP3から
出力し、第2光サーキュレータ2Bは、第1ポートP1
に入力される第2波長帯域の光信号を希土類元素ドープ
ファイバの他端に接続される第2ポートP2から出力す
ると共に、希土類元素ドープファイバを伝搬して第2ポ
ートP2に入力される第1波長帯域の光信号を第3ポー
トP3から出力するようにしてもよい。
【0013】また、波長多重信号光の具体的な設定とし
ては、第1波長帯域が1580nm帯であり、前記第2
波長帯域が1550nm帯であるようにしてもよい。上
記のような波長帯域に設定した場合の光増幅器として
は、図2に示すように、第1波長帯域に光増幅帯域を有
し、第2光サーキュレータ2Bから出力される第1波長
帯域の光信号のみを増幅して出力する補助光増幅手段
1’を備えて構成されるようにしてもよい。
【0014】かかる構成によれば、光増幅手段1におけ
る第1波長帯域に対する光増幅が、第2波長帯域に比べ
て不足するような場合であっても、その不足分が補助光
増幅手段1’によって増幅されるようになり、各波長帯
域について略均一なレベルの光信号を得ることが可能に
なる。
【0015】上述した光増幅器の具体的な構成として
は、同一方向に伝送される第1波長帯域および第2波長
帯域の各光信号を含んだ波長多重信号光を増幅すると
き、波長多重信号光を第1波長帯域および第2波長帯域
の各光信号に分波し、該分波した第1波長帯域の光信号
を第1光サーキュレータ2Aの第1ポートP1に出力す
ると共に、第2波長帯域の光信号を第2光サーキュレー
タ2Bの第1ポートP1に出力する分波手段と、第1光
サーキュレータ2Aの第3ポートP3から出力される第
2波長帯域の光信号と、第2光サーキュレータ2Bの第
3ポートP3から出力される第1波長帯域の光信号とを
合波して出力する合波手段と、を備えて構成されるよう
にしてもよい。
【0016】また、逆方向に伝送される第1波長帯域お
よび第2波長帯域の各光信号を含んだ波長多重信号光を
増幅するときには、波長多重信号光を第1波長帯域およ
び第2波長帯域の各光信号に分波すると共に、第1波長
帯域および第2波長帯域の各光信号を合波する機能をそ
れぞれ備えた第1および第2光合分波手段を備え、第1
光合分波手段が、第1波長帯域の光信号を分波して第1
光サーキュレータ2Aの第1ポートP1に送ると共に、
第1光サーキュレータ2Aの第3ポートP3から送られ
る第2波長帯域の光信号を合波して出力し、第2光合分
波手段が、第2波長帯域の光信号を分波して第2光サー
キュレータ2Bの第1ポートP1に送ると共に、第2光
サーキュレータ2Bの第3ポートP3から送られる第1
波長帯域の光信号を合波して出力する構成としてもよ
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図3は、第1実施形態にかかる光増
幅器の構成を示すブロック図である。
【0018】図3において、本光増幅器は、例えば、光
増幅手段1としての光ファイバ増幅部10と、第1光サ
ーキュレータ2Aおよび第2光サーキュレータ2Bとし
ての光サーキュレータ20Aおよび20Bと、分波手段
としての分波器30Aと、合波手段としての合波器30
Bと、を有する。ここでは、Lバンドが第1波長帯域に
相当し、具体的には、例えば1565〜1610nmの
波長帯域(1580nm帯)を示すものとする。また、
Cバンドが第2波長帯域に相当し、具体的には、例えば
1525〜1565nmの波長帯域(1550nm帯)
を示すものとする。なお、本発明が適用可能な第1、2
波長帯域は上記の範囲に限定されるものではない。
【0019】光ファイバ増幅部10は、例えば、エルビ
ウムドープ光ファイバ(EDF)11、2つの励起光源
(LD)12A,12BおよびWDMカプラ13A,1
3Bを含んで構成される。
【0020】EDF11は、エルビウム(Er)を光フ
ァイバにドープした公知の希土類元素ドープファイバで
あって、ここでは、LバンドおよびCバンドに増幅帯域
を持つものとする。各励起光源12A,12Bは、ED
F11内のエルビウムを励起することが可能な波長帯
(例えば、980nm帯や1480nm帯等)の励起光
を発生する一般的な光源である。WDMカプラ13A
は、励起光源12Aで発生した励起光をEDF11に光
サーキュレータ20A側から供給する光カプラである。
また、WDMカプラ13Bは、励起光源12Bで発生し
た励起光をEDF11に光サーキュレータ20B側から
供給する光カプラである。
【0021】光サーキュレータ20Aは、例えば、第1
ポートP1、第2ポートP2および第3ポートP3を有
し、ポートP1からポートP2、ポートP2からポート
P3およびポートP3からポートP1にそれぞれ進む順
方向の光に対して低損失であり、上記各方向とは逆方向
に戻る光に対しては高損失であって、図で矢印に示す決
められた方向にのみ光を通過させる光受動部品である。
ここでは、ポートP1が分波器30AのLバンド用出力
ポートに接続され、ポートP2が光ファイバ増幅部10
のWDMカプラ20Aに接続され、ポートP3が合波器
30BのCバンド用入力ポートに接続される。また、光
サーキュレータ20Bも、光サーキュレータ20Aと同
様な3つのポートP1〜P3を有し、ここでは、ポート
P1が分波器30AのCバンド用出力ポートに接続さ
れ、ポートP2が光ファイバ増幅部10のWDMカプラ
20Bに接続され、ポートP3が合波器30BのLバン
ド用入力ポートに接続される。
【0022】分波器30Aは、本光増幅器の入力端子I
Nに入力されるWDM信号光をLバンドおよびCバンド
の各光信号に分波して、各々の波長帯域に対応したポー
トから出力するものである。合波器30Bは、光ファイ
バ増幅部10で増幅され、各光サーキュレータ20A,
20Bを介してそれぞれ出力されるCバンドおよびLバ
ンドの各光信号を入力して合波し、本光増幅器の出力端
子OUTに送って外部に出力するものである。
【0023】上記のような構成の光増幅器では、同じ方
向に波長多重されて伝送されるWDM信号光が入力端子
INに入力され、該WDM信号光が分波器3においてL
バンドとCバンドに分波される。そして、分波されたL
バンドの光信号は、光サーキュレータ20AのポートP
1に入力されポートP2に伝達されて光ファイバ増幅部
10に送られる。また、分波されたCバンドの光信号
は、光サーキュレータ20BのポートP1に入力されポ
ートP2に伝達されて光ファイバ増幅部10に送られ
る。
【0024】光ファイバ増幅部10には、Lバンドの光
信号がWDMカプラ13Aを介してEDF11に図3で
左側から入力されると共に、Cバンドの光信号がWDM
カプラ13Bを介してEDF11に図3で右側から入力
される。このEDF11には、励起光源12A,12B
で発生した各励起光がWDMカプラ13A,13Bをそ
れぞれ介して両端から双方向に供給され、EDF11内
のエルビウムが励起される。励起状態とされたEDF1
1は、LバンドおよびCバンドの各光信号が互いに逆方
向に伝搬されることにより、それぞれの波長帯域に対し
て光増幅作用を持つようになる。
【0025】EDF11内を図3で右方向に伝搬して増
幅されたLバンドの光信号は、WDMカプラ13Bを介
して光サーキュレータ20BのポートP2に入力されポ
ートP3に伝達されて、合波器30BのLバンド用入力
ポートに送られる。また、EDF11内を図3で左方向
に伝搬して増幅されたCバンドの光信号は、WDMカプ
ラ13Aを介して光サーキュレータ20AのポートP2
に入力されポートP3に伝達されて、合波器30BのC
バンド用入力ポートに送られる。そして、合波器30B
では、各入力ポートに入力されたLバンドおよびCバン
ドの各光信号が合波され、所要のレベルまで増幅された
WDM信号光が出力端子OUTを介して外部に出力され
る。
【0026】このように第1実施形態の光増幅器によれ
ば、光ファイバ増幅部10の両端に光サーキュレータ2
0A,20Bをそれぞれ接続し、LバンドおよびCバン
ドの各光信号の伝搬方向がEDF11内で互いに逆方向
になるように各バンドの光信号をEDF11に供給した
ことで、1本のEDF11を用いた簡略な構成によりL
バンドおよびCバンドの各光信号を一括して増幅するこ
とができる。これにより、励起光源の数や消費電力に制
約のある場合であっても、C/Lバンド光増幅器を容易
に実現することが可能であり、このことは、特に海底中
継器等に用いられる光増幅器として有用である。また、
EDF11の両端部分に光サーキュレータ20A,20
Bをそれぞれ配置したことによって、従来、信号光の反
射による影響を防ぐために挿入していた光アイソレータ
等に相当する機能が、各光サーキュレータ20A,20
Bによって実現されるようになるため、より簡略な構成
で損失の小さい光増幅器を提供することが可能になる。
【0027】なお、上記の第1実施形態では、同一の方
向に伝送されるLバンドおよびCバンドの各光信号が、
本光増幅器に対して波長多重された状態で入出力される
場合を説明したが、例えば、各バンドの光信号が光増幅
器に対して個別に入出力される場合には、分波器30A
および合波器30Bを省略して、LバンドおよびCバン
ドの各光信号を光サーキュレータ20Aおよび20Bの
各ポートP1に入力し、増幅されたLバンドおよびCバ
ンドの各光信号を光サーキュレータ20Bおよび20A
の各ポートP3から取り出すようにすることも可能であ
る。
【0028】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図4は、第2実施形態にかかる光増幅器の構成を
示すブロック図である。ただし、第1実施形態の構成と
同様の部分には同一の符号が付してあり、以降の実施形
態についても同様とする。
【0029】図4において、本光増幅器は、前述した第
1実施形態の構成について、光サーキュレータ20Aの
ポートP3および合波器30BのCバンド用入力ポート
との間にCバンド補償用光デバイス101を設ける共
に、光サーキュレータ20BのポートP3および合波器
30BのLバンド用入力ポートとの間にLバンド補償用
光デバイス102を設けた構成である。
【0030】Cバンド補償用光デバイス101およびL
バンド補償用光デバイス102としては、例えば、本光
増幅器に接続される図示しない伝送路で発生し累積する
波長分散(分散スロープを含んでもよい)を補償するた
めに用いられる、分散補償ファイバ(DCF)やファイ
バグレーティングなどの一般的な光パッシブ部品とする
ことができる。あるいは、光ファイバ増幅部10におけ
る各バンドの利得波長特性にそれぞれ対応した損失波長
特性を有する公知の利得等化器とすること可能である。
なお、分散補償および利得波長特性の補償を同時に行う
場合には、各バンドごとにDCF等と利得等化器を縦続
接続すればよい。ここでは、各補償用光デバイス10
1,102が、波長分散補償手段あるいは利得等化手段
に相当することになる。
【0031】上記のような構成とすることによって、第
1実施形態の場合の作用効果に加えて、波長分散および
分散スロープや各バンド間の利得偏差が本光増幅器内で
補償されるようになり、WDM信号光の伝送特性を向上
させることが可能になる。
【0032】なお、上記の第2実施形態では、各バンド
ごとに補償用光デバイスを設ける構成としたが、Cバン
ドおよびLバンドについての補償をまとめて行うことが
可能なC/Lバンド補償用光デバイスがあれば、図示し
ないが、合波器30Bと出力端子OUTの間にC/Lバ
ンド補償用光デバイスを設けるようにしても構わない。
【0033】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。第3実施形態では、光増幅器の出力を一定に制御
する自動レベル制御(ALC)を、LバンドおよびCバ
ンドに対して一括して行う場合を考える。
【0034】図5は、第3実施形態にかかる光増幅器の
構成を示すブロック図である。図5において、本光増幅
器は、例えば上述した第1実施形態の構成について、光
カプラ110、受光器111およびALC回路112を
付加した構成である。
【0035】光カプラ110は、合波器30Bと出力端
子OUTの間に設けられ、合波器30Bから出力される
WDM信号光の一部を分岐して、該分岐光を受光器11
1に出力する。受光器111は、光カプラ110で分岐
された光を電気信号に変換してALC回路112に出力
する。ALC回路112は、受光器111で光電変換さ
れた信号と、予め設定した基準信号REFとを比較し
て、本光増幅器から出力されるWDM信号光レベルが一
定となるように増幅動作を制御する制御信号を光ファイ
バ増幅部10に出力する。ALC回路112からの制御
信号を受けた光ファイバ増幅部10では、例えば励起光
源12Aの注入電流等が制御信号に従って調整される。
【0036】上記のように第3実施形態によれば、第1
実施形態の場合の作用効果に加えて、出力光レベルをモ
ニタして光ファイバ光増幅部10をALC動作させるこ
とで、本光増幅器への入力光レベルが変化した場合で
も、一定のレベルのWDM信号光を出力することができ
る。これにより、WDM信号光の安定した増幅中継伝送
が可能になる。
【0037】なお、上記の第3実施形態では、ALC回
路112からの制御信号に従って励起光源12Aの駆動
状態を制御するようにしたが、図6に示すように、励起
光源12Bの駆動状態を制御して光ファイバ増幅部10
のALCを実現するようにしてもよい。また、図示しな
いが、ALC回路112の制御信号に従って励起光源1
2A,12Bの各駆動状態をそれぞれ制御するようにし
ても構わない。
【0038】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。第4実施形態では、光増幅器の出力を一定に制御
する自動レベル制御(ALC)を、LバンドおよびCバ
ンドに対して個別に行う場合を考える。
【0039】図7は、第4実施形態にかかる光増幅器の
構成を示すブロック図である。図7において、本光増幅
器は、例えば上述した第1実施形態の構成について、C
バンドの光信号に対応させて、光カプラ120、受光器
121およびALC回路122を設けると共に、Lバン
ドの光信号に対応させて、光カプラ123、受光器12
4およびALC回路125を設けた構成である。
【0040】Cバンド用の光カプラ120は、光サーキ
ュレータ20AのポートP3と合波器30BのCバンド
用入力ポートとの間に設けられ、光サーキュレータ20
AのポートP3から出力されるWDM信号光の一部を分
岐して、該分岐光を受光器121に出力する。受光器1
21は、光カプラ120で分岐された光を電気信号に変
換してALC回路122に出力する。ALC回路122
は、受光器121で光電変換された信号と、予め設定し
た基準信号REFとを比較して、本光増幅器から出力さ
れるCバンドの光信号レベルが一定となるように増幅動
作を制御する制御信号を光ファイバ増幅部10に出力す
る。ALC回路122からの制御信号を受けた光ファイ
バ増幅部10では、例えば励起光源12Aの注入電流等
が制御信号に従って調整される。
【0041】Lバンド用の光カプラ123は、光サーキ
ュレータ20BのポートP3と合波器30BのLバンド
用入力ポートとの間に設けられ、光サーキュレータ20
BのポートP3から出力されるWDM信号光の一部を分
岐して、該分岐光を受光器124に出力する。受光器1
24は、光カプラ123で分岐された光を電気信号に変
換してALC回路125に出力する。ALC回路125
は、受光器123で光電変換された信号と、予め設定し
た基準信号REFとを比較して、本光増幅器から出力さ
れるLバンドの光信号レベルが一定となるように増幅動
作を制御する制御信号を光ファイバ増幅部10に出力す
る。ALC回路124からの制御信号を受けた光ファイ
バ増幅部10では、例えば励起光源12Bの注入電流等
が制御信号に従って調整される。
【0042】ここで、Cバンドについて励起光源12A
の駆動状態を制御し、Lバンドについて励起光源12B
の駆動状態を制御するようにしたのは、EDF11内に
おける各バンド光の伝搬方向に対して後方側(出力側)
に位置する励起光源を制御したほうが、各々のバンドの
光信号レベルを効率的に変化させることができるためで
ある。なお、各バンドについて上記の場合とは異なる側
の励起光源をそれぞれ制御するようにしてもALCは可
能である。
【0043】上記のように第4実施形態によれば、第1
実施形態の場合の作用効果に加えて、LバンドおよびC
バンドの出力光レベルを個別にモニタして光ファイバ光
増幅部10をALC動作させることで、本光増幅器への
入力光レベルが各バンドごとに変化した場合でも、一定
のレベルのWDM信号光を出力することができる。これ
により、WDM信号光のより安定した増幅中継伝送が可
能になる。
【0044】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。第5実施形態では、Lバンドの光信号レベルとC
バンドの光信号レベルとの比率を制御可能にした場合を
考える。
【0045】図8は、第5実施形態にかかる光増幅器の
構成を示すブロック図である。図8において、本光増幅
器は、例えば上述した第1実施形態の構成について、C
/Lバンドにそれぞれ対応させて光カプラ130,13
2および受光器131,133を設けると共に、各受光
器131,133の出力信号に基づいて光ファイバ増幅
部10の動作を制御するC/L比制御部134を設けた
構成である。
【0046】Cバンドに対応した光カプラ130は、光
サーキュレータ20AのポートP3と合波器30BのC
バンド用入力ポートとの間に設けられ、光サーキュレー
タ20AのポートP3から出力されるWDM信号光の一
部を分岐して、該分岐光を受光器131に出力する。受
光器131は、光カプラ120で分岐された光を電気信
号に変換してC/L比制御部134に出力する。
【0047】Lバンドに対応した光カプラ132は、光
サーキュレータ20BのポートP3と合波器30BのL
バンド用入力ポートとの間に設けられ、光サーキュレー
タ20BのポートP3から出力されるWDM信号光の一
部を分岐して、該分岐光を受光器133に出力する。受
光器133は、光カプラ132で分岐された光を電気信
号に変換してC/L比制御部134に出力する。
【0048】C/L比制御部134は、受光器131で
光電変換された信号と受光器133で光電変換された信
号とを比較して、Cバンドの光信号パワーとLバンドの
光信号パワーとが予め設定された比率となるように、光
ファイバ増幅部10の増幅動作を制御する制御信号を出
力する。具体的には、例えば、Cバンドについて32チ
ャネルの光信号が使用され、Lバンドについては16チ
ャネルの光信号が使用されるような状況の場合(各チャ
ネルの光パワーは等しいものとする)には、Cバンドの
光信号パワーとLバンドの光信号パワーとの比が2:1
で一定となるように、光ファイバ増幅部10の増幅動作
を制御する制御信号を生成する。C/L比制御部134
からの制御信号を受けた光ファイバ増幅部10では、例
えば励起光源12Aの注入電流等が制御信号に従って調
整される。
【0049】上記のように第5実施形態によれば、第1
実施形態の場合の作用効果に加えて、CバンドおよびL
バンドの光パワーのバランスを制御可能としたことで、
各バンドの光増幅をより安定に行うことができると共
に、例えば各バンドにおける使用チャネルの変更等にも
柔軟に対応することが可能である。
【0050】なお、上記の第5実施形態では、C/L比
制御部134からの制御信号に従って励起光源12Aの
駆動状態を制御するようにしたが、図9に示すように、
励起光源12Bの駆動状態を制御してC/Lバンドのバ
ランス制御を実現するようにしてもよい。また、図示し
ないが、C/L比制御部134の制御信号に従って励起
光源12A,12Bの各駆動状態をそれぞれ制御するよ
うにしても構わない。
【0051】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。第6実施形態では、光増幅器の利得を一定に制御
する自動利得制御(AGC)を行うようにした場合を考
える。
【0052】図10は、第6実施形態にかかる光増幅器
の構成を示すブロック図である。図10において、本光
増幅器は、例えば上述した第1実施形態の構成につい
て、光カプラ140,142、受光器141およびAG
C回路144を付加した構成である。
【0053】光カプラ140は、入力端子INと分波器
5Aの間に設けられ、入力端子INを介して入力される
WDM信号光の一部を分岐して、該分岐光を受光器14
1に出力する。受光器141は、光カプラ140で分岐
された光を電気信号に変換してAGC回路144に出力
する。また、光カプラ142は、合波器5Bと出力端子
OUTの間に設けられ、合波器5Bから出力されるWD
M信号光の一部を分岐して、該分岐光を受光器143に
出力する。受光器143は、光カプラ142で分岐され
た光を電気信号に変換してAGC回路144に出力す
る。
【0054】AGC回路144は、受光器141,14
3で光電変換された各信号を用いて、光ファイバ増幅部
10における利得を演算し、該利得が一定となるように
増幅動作を制御する制御信号を光ファイバ増幅部10に
出力する。AGC回路144からの制御信号を受けた光
ファイバ増幅部10では、例えば励起光源12Aの注入
電流等が制御信号に従って調整される。
【0055】ここでは、AGC回路144からの制御信
号に従って励起光源12Aの駆動状態を制御するように
したが、図11に示すように、励起光源12Bの駆動状
態を制御して光ファイバ増幅部10のAGCを実現する
ようにしてもよい。また、図示しないが、ALC回路1
44の制御信号に従って励起光源12A,12Bの各駆
動状態をそれぞれ制御するようにしても構わない。
【0056】上記のように第6実施形態によれば、第1
実施形態の場合の作用効果に加えて、光ファイバ増幅部
10をAGC動作させることで、本光増幅器への入力光
レベルが変化した場合でも利得波長特性の変動を抑える
ことができ、安定した光増幅を行うことが可能になる。
【0057】なお、上記の第6実施形態では、Lバンド
およびCバンドについて一括して入出力レベルをモニタ
しAGCを行うようにしたが、各バンドについて個別に
入出力レベルをモニタしてAGCを行うようにしてもよ
い。具体的には、例えば図12に示すように、Lバンド
について、分波器30Aと光サーキュレータ20Aのポ
ートP1の間に、入力光信号をモニタするための光カプ
ラ150および受光器151を設け、光サーキュレータ
20BのポートP3と合波器30BのLバンド用入力ポ
ートの間に、出力光信号をモニタするための光カプラ1
52および受光器153を設け、各受光器151,15
3の出力信号を用いて、例えば励起光源12Bの駆動状
態を制御しLバンドについてのAGCを実現するAGC
回路154を設ける。また、Cバンドについては、分波
器30Aと光サーキュレータ20BのポートP1の間
に、入力光信号をモニタするための光カプラ155およ
び受光器156を設け、光サーキュレータ20Aのポー
トP3と合波器30BのCバンド用入力ポートの間に、
出力光信号をモニタするための光カプラ157および受
光器158を設け、各受光器156,158の出力信号
を用いて、例えば励起光源12Aの駆動状態を制御しC
バンドについてのAGCを実現するAGC回路159を
設けるようにする。
【0058】次に、本発明の第7実施形態について説明
する。第7実施形態では、光送信端局などから中継局に
監視制御信号が伝達されるようなWDM光中継伝送シス
テムに対応して、光増幅器が監視制御信号の処理機能を
備えるようにした場合を考える。
【0059】図13は、監視制御信号の受信機能を具備
した光増幅器の構成例を示すブロック図である。図13
に示す光増幅器は、送信端局から中継局に送られる監視
信号(SVコマンド信号)を内部で受信処理するように
したものである。具体的には、例えば上述した第1実施
形態の構成について、光カプラ160、受光器(PD)
161およびSVコマンド制御部162を付加した構成
とする。
【0060】光カプラ160は、例えば、光サーキュレ
ータ20AのポートP3と合波器30BのCバンド用入
力ポートとの間に設けられ、光ファイバ増幅部10で増
幅されたCバンドの光信号の一部を分岐して受光器16
1に送る。受光器161は、光カプラ160で分岐れた
信号光を電気信号に変換して、SVコマンド制御部16
2に出力する。SVコマンド制御部162は、受光器1
61からの信号より監視信号を検波し、該監視信号を基
にWDM信号光の伝送状況に関する情報(例えば使用チ
ャネルの番号やチャネル数等)を識別して光増幅器内の
各部に伝達する。
【0061】ここでは、Cバンドの光信号に重畳された
SVコマンド信号を受信処理する場合を示したが、例え
ば図14に示すように、光サーキュレータ20Bのポー
トP3と合波器30BのLバンド用入力ポートとの間に
光カプラ160を設けて、Lバンドの光信号に重畳され
て伝達されるSVコマンド信号を受信処理するようにし
てもよい。
【0062】図15は、監視制御信号の送信機能を具備
した光増幅器の構成例を示すブロック図である。図15
に示す光増幅器は、中継局から光受信端局側に送られる
応答信号(SVレスポンス信号)を内部で送信処理する
ようにしたものである。具体的には、例えば上述した第
1実施形態の構成について、SVレスポンス制御部16
3を付加した構成とする。
【0063】SVレスポンス制御部163は、自局の動
作状況などを示す応答信号に応じた変調信号を生成し、
この変調信号に従って、例えば励起光源12Aが変調さ
れることで、応答信号がWDM信号光に重畳されるよう
になる。
【0064】なお、ここでは励起光源12Aを変調動作
させる場合を示したが、例えば図16に示すように、S
Vレスポンス制御部163で生成した変調信号に従って
励起光源12Bを変調するようにしてもよい。また、図
示しないが両方の励起光源12A,12Bをそれぞれ変
調動作させても構わない。さらに、ここでは、光増幅器
が監視制御信号の受信機能または送信機能を個別に有す
るような構成を示したが、1つの光増幅器内に監視制御
信号の送受信機能を備えるようにしても構わない。
【0065】このように第7実施形態によれば、光増幅
器が監視制御信号を処理する機能を備えることで、WD
M信号光の伝送状況に応じた光増幅を行うことが可能に
なる。
【0066】次に、本発明の第8実施形態について説明
する。第8実施形態では、上り回線および下り回線に対
応した光増幅器について説明する。
【0067】図17は、第8実施形態にかかる光増幅器
の構成を示すブロック図である。ただし、上り回線に対
応する下り回線の構成には同一の符号が付してある。図
17において、本光増幅器は、例えば上述した第1実施
形態の構成を2つ組み合わせて上り回線および下り回線
に各々対応させると同時に、上下回線で励起光源を共用
化して冗長構成を実現させたものである。
【0068】励起光源の冗長構成は、光サーキュレータ
20A側のWDMカプラ13Aを介してEDF11に供
給される励起光の光源を上下回線で共用化すると共に、
光サーキュレータ20B側のWDMカプラ13Bを介し
てEDF11に供給される励起光の光源を上下回線で共
用化したものである。
【0069】具体的には、光サーキュレータ20A側に
ついて、2つの励起光源12A,12A’でそれぞれ発
生する同一波長の励起光を光カプラ12Cで一旦合波し
た後に2分岐して、各々の分岐光を上り回線および下り
回線の各WDMカプラ13A,13Aにそれぞれ送る。
また、光サーキュレータ20B側についても、2つの励
起光源12B,12B’でそれぞれ発生する同一波長の
励起光を光カプラ12Dで一旦合波した後に2分岐し
て、各々の分岐光を上り回線および下り回線の各WDM
カプラ13B,13Bにそれぞれ送るようにする。
【0070】このように第8実施形態によれば、上下回
線で4台という比較的少ない数の励起光源でCバンドお
よびLバンドの光増幅を実現できる。また、励起光源を
冗長構成としたことで光増幅器の信頼性の向上を図るこ
とが可能になる。
【0071】なお、上述した第2〜第8実施形態では、
第1実施形態の基本構成に対して各々の機能がそれぞれ
付加されるものとして説明してきたが、各実施形態の構
成を任意に組み合わせて1つの光増幅器を構成すること
も可能である。
【0072】次に、本発明の第9実施形態について説明
する。上述した第1〜第8実施形態では、光ファイバ増
幅部10によりLバンドおよびCバンドの各光信号を一
括して増幅するようにしたが、1つの光ファイバ増幅部
10で両方のバンドの光信号を略均一なレベルまで増幅
することが困難な場合もある。具体的には、Cバンドの
光信号に比べて、Lバンドの光信号に対する光増幅が不
足することがある。そこで、第9実施形態では、上記の
ような場合でも各バンドの光信号を略均一なレベルまで
増幅可能にした応用例を考える。
【0073】図18は、第9実施形態にかかる光増幅器
の構成を示すブロック図である。図18において、本光
増幅器は、例えば第1実施形態の構成について、補助光
増幅手段1’としての光ファイバ増幅部10’を設けた
ものである。この光ファイバ増幅部10’は、Lバンド
の光信号についてのみ補助的に増幅を行うものであっ
て、ここでは、光サーキュレータ20BのポートP3と
合波器30BのLバンド用入力ポートとの間に配置され
る。具体的には、例えば、エルビウムドープ光ファイバ
(EDF)11’、励起光源(LD)12’およびWD
Mカプラ13’を有する。
【0074】EDF11’は、Lバンドに増幅帯域を持
つようにその長さ等が最適化されている。励起光源1
2’は、EDF11’内のエルビウムを励起することが
可能な波長帯(例えば、980nm帯や1480nm帯
等)の励起光を発生する一般的な光源である。WDMカ
プラ13’は、励起光源12’で発生した励起光をED
F11’に供給する光カプラである。
【0075】なお、ここではLバンドの光信号の入力側
(光サーキュレータ20B側)からEDF11’に励起
光を供給する前方励起型の構成としたが、後方励起型や
双方向励起型としても構わない。また、Lバンドおよび
Cバンドの各光信号を一括して増幅する光ファイバ増幅
分部10について、ここでは、EDF11に光サーキュ
レータ20A側からのみ励起光を供給する構成とした
が、上述した第1実施形態の場合と同様に、光サーキュ
レータ20B側からも励起光を供給するようにしても構
わない。また、EDF11に光サーキュレータ20B側
からのみ励起光を供給する構成も可能である。
【0076】上記のような構成の光増幅器では、第1実
施形態の場合と同様にして、入力端子INに入力された
WDM信号光は、分波器3でLバンドおよびCバンドに
分波され、Lバンドの光信号は光サーキュレータ20A
のポートP1に入力されポートP2に伝達されて光ファ
イバ増幅部10に送られ、Cバンドの光信号は光サーキ
ュレータ20BのポートP1に入力されポートP2に伝
達されて光ファイバ増幅部10に送られて、各バンドの
光信号がEDF11内を互いに逆方向に伝搬することで
それぞれ増幅される。
【0077】さらに、Lバンドの光信号については、光
ファイバ増幅部10で増幅された後に、光サーキュレー
タ20BのポートP2からポートP3を通って光ファイ
バ増幅部10’に送られる。光ファイバ増幅部10’で
は、光サーキュレータ20BのポートP3からの光信号
がWDMカプラ13’を介してEDF11’に送られ
る。このEDF11’は、励起光源12’で発生した励
起光がWDMカプラ13’を介して供給されていて、励
起状態となったEDF11’内をLバンドの光信号が伝
搬することで所要のレベルまで増幅される。光ファイバ
増幅部10’で増幅されたLバンドの光信号は、合波器
30BのLバンド用入力ポートに送られる。合波器30
Bには、光ファイバ増幅部10で所要のレベルまで増幅
されたCバンドの光信号が、光サーキュレータ20Aの
ポートP2からポートP3を通ってCバンド用入力ポー
トに入力されている。所要のレベルまで増幅されたLバ
ンドおよびCバンドの各光信号は、合波器30Bで合波
された後に出力端子OUTを介して外部に出力される。
【0078】このように第9実施形態によれば、光ファ
イバ増幅部10におけるLバンドの光信号に対する光増
幅が不足するような場合には、光サーキュレータ20B
のポートP3から出力されるLバンドの光信号を増幅す
る光ファイバ増幅部10’を設けることによって、Lバ
ンドおよびCバンドの各光信号を略均一な所要のレベル
まで増幅することが可能である。
【0079】なお、上記の第9実施形態では、第1実施
形態の構成についてLバンド用の光ファイバ増幅部1
0’を設けるようにしたが、上述した第2〜第8実施形
態の各構成についても同様にして適用することが可能で
ある。以下、第2〜第8実施形態にそれぞれ対応した具
体的な構成例を列挙しておく。
【0080】図19は、第2実施形態の構成(図4参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。なお、図19の構成例では、光フ
ァイバ増幅部10’がLバンド補償用光デバイス102
と合波器30BのLバンド用入力ポートとの間に配置さ
れているが、この他にも、例えば図20に示すように、
光サーキュレータ20BのポートP3とLバンド補償用
光デバイス102との間に光ファイバ増幅部10’を配
置しても構わない。
【0081】図21は、第3実施形態の構成(図5参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。ここでは、ALC回路112から
の制御信号に従って励起光源12Aの駆動状態を制御す
ることで、LバンドおよびCバンドの各光信号レベルが
調整されるようになる。なお、図示しないがALC回路
112からの制御信号に従って励起光源12’の駆動状
態を制御することも可能ではあるが、この場合にはLバ
ンドのみの光信号レベルが調整されることに注意を要す
る。
【0082】図22は、第4実施形態の構成(図7参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。ここでは、光ファイバ増幅部1
0’が光サーキュレータ20BのポートP3と光カプラ
123との間に配置され、ALC回路125からの制御
信号に従って励起光源12’の駆動状態が制御されるも
のとする。
【0083】図23は、第5実施形態の構成(図8参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。図23の構成例では、C/L比制
御部134からの制御信号に従って励起光源12Aの駆
動状態を制御するようにしているが、この他にも、例え
ば図24に示すように、励起光源12’の駆動状態をC
/L比制御部134からの制御信号に従って制御するこ
とも可能である。
【0084】図25は、第6実施形態の構成(図10参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。ここでは、AGC回路144から
の制御信号に従って励起光源12Aの駆動状態を制御す
ることで、LバンドおよびCバンドの各利得が調整され
るようになる。なお、図示しないがAGC回路144か
らの制御信号に従って励起光源12’の駆動状態を制御
することも可能ではあるが、この場合にはLバンドのみ
の利得が調整されることに注意を要する。さらに、上述
の図12に示したように、各バンドについて個別に入出
力レベルをモニタしてAGCを行う場合には、例えば図
26に示すような構成が可能である。図26の構成例で
は、CバンドについてAGC回路154からの制御信号
に従って励起光源12Aの駆動状態が制御され、Lバン
ドについてはAGC回路159からの制御信号に従って
励起光源12’の駆動状態が制御されるものとする。
【0085】図27〜図30は、第7実施形態の構成
(図13〜図16参照)について、上記第9実施形態の
場合と同様の構成を適用した一例である。図27の構成
例は、Cバンドの光信号に重畳されたSVコマンド信号
を受信処理する場合を示したのである。図28の構成例
は、Lバンドの光信号に重畳されたSVコマンド信号を
受信処理する場合を示したのであって、ここでは光ファ
イバ増幅部10’からの出力をモニタする構成としてい
る。また、図29の構成例は、SVレスポンス制御部1
63で生成した変調信号に従って励起光源12Aを変調
する場合を示したものである。なお、図30に示すよう
に、SVレスポンス制御部163からの変調信号に従っ
て励起光源12’を変調することも可能であるが、この
場合には、Lバンドの光信号にのみSVレスポンス信号
が重畳されることになる。
【0086】図31は、第8実施形態の構成(図17参
照)について、上記第9実施形態の場合と同様の構成を
適用した一例である。図31の構成例においても、光フ
ァイバ増幅部10’の励起光源12’,12”が光カプ
ラ12Dによって上り回線および下り回線で共用化され
て冗長構成となっている。
【0087】次に、本発明の第10実施形態について説
明する。上述した第1〜第9実施形態では、光増幅器に
対して入出力されるLバンドの光信号とCバンドの光信
号光とが、同一方向に伝送される場合を示した。第10
実施形態では、光増幅器に対して入出力されるLバンド
の光信号とCバンドの光信号光とが、逆方向に伝送され
る場合について考える。
【0088】図32は、第10実施形態にかかる光増幅
器の構成を示すブロック図である。図32において、本
光増幅器は、2つの端子TA,TBを有し、ここでは、
Lバンドの光信号が端子TAに入力されて端子TBから
出力されると共に、Cバンドの光信号が端子TBに入力
されて端子TABから出力される。各端子TA,TBに
は、LバンドおよびCバンドの各信号光を合波および分
波する機能を備えた光合分波手段としての合分波器40
A,40Bがそれぞれ接続される。合分波器40Aは、
端子TAに入力されたLバンドの光信号をLバンド用ポ
ートから出力して光サーキュレータ20AのポートP1
に送ると共に、光サーキュレータ20AのポートP3か
ら出力されるCバンドの光信号をCバンド用ポートで受
けて端子TAから外部に出力する。また、合分波器40
Bは、端子TBに入力されたCバンドの光信号をCバン
ド用ポートから出力して光サーキュレータ20Bのポー
トP1に送ると共に、光サーキュレータ20Bのポート
P3から出力されるLバンドの光信号をLバンド用ポー
トで受けて端子TBから外部に出力する。なお、各光サ
ーキュレータ20A,20Bおよび光ファイバ増幅部1
0の構成は、第1実施形態の場合と同様である。
【0089】上記のような構成の光増幅器では、逆方向
に伝送されるLバンドおよびCバンドの各光信号が、端
子TAおよび端子TBからそれぞれ入力される。Lバン
ドの光信号は、合分波器40Aを通って光サーキュレー
タ20AのポートP1に入力されポートP2に伝達され
て光ファイバ増幅部10に送られる。一方、Cバンドの
光信号は、合分波器40Bを通って光サーキュレータ2
0BのポートP1に入力されポートP2に伝達されて光
ファイバ増幅部10に送られる。
【0090】光ファイバ増幅部10には、Lバンドの光
信号がWDMカプラ13Aを介してEDF11に入力さ
れると共に、Cバンドの光信号がWDMカプラ13Bを
介してEDF11に入力される。このEDF11には、
励起光源12A,12Bで発生した各励起光がWDMカ
プラ13A,13Bをそれぞれ介して両端から双方向に
供給され、EDF11内のエルビウムが励起される。励
起状態とされたEDF11は、LバンドおよびCバンド
の各光信号が互いに逆方向に伝搬されることにより、そ
れぞれの波長帯域に対して光増幅作用を持つようにな
る。
【0091】EDF11内を伝搬して増幅されたLバン
ドの光信号は、WDMカプラ13Bを介して光サーキュ
レータ20BのポートP2に入力されポートP3に伝達
され、合分波器40BのLバンド用ポートに送られて端
子TBから外部に出力される。また、EDF11内を伝
搬して増幅されたCバンドの光信号は、WDMカプラ1
3Aを介して光サーキュレータ20AのポートP2に入
力されポートP3に伝達され、合分波器40BのCバン
ド用ポートに送られて端子TAから外部に出力される。
【0092】次に、本発明の第11実施形態について説
明する。図33は、第11実施形態にかかる光増幅器の
構成を示すブロック図である。図33において、本光増
幅器は、前述した第10実施形態の構成について、光サ
ーキュレータ20AのポートP3および合分波器30A
のCバンド用ポートとの間にCバンド補償用光デバイス
101を設ける共に、光サーキュレータ20Bのポート
P3および合分波器30BのLバンド用ポートとの間に
Lバンド補償用光デバイス102を設けた構成である。
Cバンド補償用光デバイス101およびLバンド補償用
光デバイス102は、上述の第2実施形態で用いたもの
と同様である(例えば、分散補償器や利得等化器等)。
【0093】上記のような構成とすることによって、波
長分散および分散スロープや各バンド間の利得偏差が本
光増幅器内で補償されるようになり、WDM信号光の伝
送特性を向上させることが可能になる。
【0094】次に、本発明の第12実施形態について説
明する。第12実施形態では、上述した第10実施形態
について、光増幅器の出力を一定に制御する自動レベル
制御(ALC)を、LバンドおよびCバンドに対して個
別に行う場合を考える。
【0095】図34は、第12実施形態にかかる光増幅
器の構成を示すブロック図である。図34において、本
光増幅器は、上述の第4実施形態(図7参照)の構成と
基本的に同様であって、Cバンドの光信号に対応させ
て、光カプラ120、受光器121およびALC回路1
22を設けると共に、Lバンドの光信号に対応させて、
光カプラ123、受光器124およびALC回路125
を設けた構成である。第4実施形態の構成との相違点
は、Cバンド用の光カプラ120が、光サーキュレータ
20AのポートP3と合分波器30AのCバンド用ポー
トとの間に設けられ、Cバンド用の光カプラ123が、
光サーキュレータ20BのポートP3と合分波器30B
のLバンド用ポートとの間に設けられた点である。
【0096】上記のような構成とすることによって、L
バンドおよびCバンドの出力光レベルが個別にモニタさ
れて光ファイバ光増幅部10がALC動作するようにな
るため、本光増幅器への入力光レベルが各バンドごとに
変化した場合でも、一定のレベルのWDM信号光を出力
することができる。これにより、WDM信号光のより安
定した増幅中継伝送が可能になる。
【0097】次に、本発明の第13実施形態について説
明する。第13実施形態では、上述した第10実施形態
について、光増幅器の利得を一定に制御する自動利得制
御(AGC)を行うようにした場合を考える。
【0098】図35は、第13実施形態にかかる光増幅
器の構成を示すブロック図である。図35において、本
光増幅器は、上述の図12に示した第6実施形態に関連
する構成と基本的に同様であって、その相違点は、Cバ
ンドの入力光信号をモニタするための光カプラ155
が、合分波器40BのCバンド用ポートと光サーキュレ
ータ20BのポートP1との間に設けられ、Cバンドの
出力光信号をモニタするための光カプラ157が、光サ
ーキュレータ20AのポートP3と合分波器40AのC
バンド用ポートとの間に設けられた点である。
【0099】上記のような構成とすることによって、光
ファイバ増幅部10がAGC動作するようになるため、
本光増幅器への各バンドの入力光レベルが変化した場合
でも利得波長特性の変動を抑えることができ、安定した
光増幅を行うことが可能になる。
【0100】次に、本発明の第14実施形態について説
明する。第14実施形態では、上述した第10実施形態
について、光増幅器が監視制御信号の処理機能を備える
ようにした場合を考える。
【0101】図36は、監視制御信号の受信機能を具備
した光増幅器の構成例を示すブロック図である。図36
に示す光増幅器は、上述の図13に示した第7実施形態
の構成と基本的に同様であって、その相違点は、光カプ
ラ160が光サーキュレータ20AのポートP3と合分
波器40AのCバンド用ポートとの間に設けられた点で
ある。なお、上述の図14に示した場合と同様に、Lバ
ンドの光信号に重畳されて伝達されるSVコマンド信号
を受信処理する場合には、図37に示すように、光サー
キュレータ20BのポートP3と合分波器40BのLバ
ンド用ポートとの間に光カプラ160を設ければよい。
【0102】また、図38は、監視制御信号の送信機能
を具備した光増幅器の構成例を示すブロック図である。
図38に示す光増幅器は、上述の図15に示した第7実
施形態の構成と基本的に同様である。なお、ここでは励
起光源12Aを変調動作させる場合を示したが、例えば
図39に示すように、SVレスポンス制御部163で生
成した変調信号に従って励起光源12Bを変調するよう
にしてもよい。また、図示しないが両方の励起光源12
A,12Bをそれぞれ変調動作させても構わない。さら
に、ここでは、光増幅器が監視制御信号の受信機能また
は送信機能を個別に有するような構成を示したが、1つ
の光増幅器内に監視制御信号の送受信機能を備えるよう
にしても構わない。
【0103】上記のような構成とすることによって、光
増幅器が監視制御信号を処理する機能を備えるようにな
るため、WDM信号光の伝送状況に応じた光増幅を行う
ことが可能になる。
【0104】次に、本発明の第15実施形態について説
明する。第15実施形態では、上述した第10実施形態
の応用例として、光ファイバ増幅部10でのLバンドの
光信号に対する光増幅が、Cバンドの光信号に比べて不
足する場合に対処した光増幅器を考える。
【0105】図40は、第15実施形態にかかる光増幅
器の構成を示すブロック図である。図40において、本
光増幅器は、第10実施形態の構成について、補助光増
幅手段1Bとしての光ファイバ増幅部10’を設けたも
のである。この光ファイバ増幅部10’は、上述の第9
実施形態で用いたものと同様であって、Lバンドの光信
号についてのみ補助的に増幅を行い、光サーキュレータ
20BのポートP3と合波器30BのLバンド用入力ポ
ートとの間に配置される。
【0106】なお、図40では、Lバンドの光信号の入
力側(光サーキュレータ20B側)からEDF11’に
励起光を供給する前方励起型の構成としたが、後方励起
型や双方向励起型としても構わない。また、光ファイバ
増幅分部10について、ここでは、EDF11に光サー
キュレータ20A側からのみ励起光を供給する構成とし
たが、上述した第10実施形態の場合と同様に、光サー
キュレータ20B側からも励起光を供給するようにして
も構わない。また、EDF11に光サーキュレータ20
B側からのみ励起光を供給する構成も可能である。
【0107】上記のような構成とすることによって、光
ファイバ増幅部10でのLバンドの光信号に対する光増
幅の不足分が光ファイバ増幅部10’によって補われる
ようになるため、LバンドおよびCバンドの各光信号を
略均一な所要のレベルまで増幅することが可能になる。
【0108】なお、上記の第15実施形態では、第10
実施形態の構成についてLバンド用の光ファイバ増幅部
10’を設けるようにしたが、上述した第11〜第14
実施形態の各構成についても同様にして適用することが
可能である。以下、第11〜第14実施形態にそれぞれ
対応した具体的な構成例を列挙しておく。
【0109】図41は、第11実施形態の構成(図33
参照)について、上記第15実施形態の場合と同様の構
成を適用した一例である。なお、図41の構成例では、
光ファイバ増幅部10’が光サーキュレータ20Bのポ
ートP3とLバンド補償用光デバイス102との間に配
置されるようにしたが、これ以外にも図示しないが、L
バンド補償用光デバイス102と合分波器40BのLバ
ンド用ポートとの間に光ファイバ増幅部10’を配置し
ても構わない。
【0110】図42は、第12実施形態の構成(図34
参照)について、上記第15実施形態の場合と同様の構
成を適用した一例である。ここでは、光ファイバ増幅部
10’が光サーキュレータ20BのポートP3と光カプ
ラ123との間に配置され、ALC回路125からの制
御信号に従って励起光源12’の駆動状態が制御される
ものとする。
【0111】図43は、第13実施形態の構成(図35
参照)について、上記第15実施形態の場合と同様の構
成を適用した一例である。ここでは、Cバンドについて
AGC回路154からの制御信号に従って励起光源12
Aの駆動状態が制御され、LバンドについてはAGC回
路159からの制御信号に従って励起光源12’の駆動
状態が制御されるものとする。
【0112】図44〜図47は、第14実施形態に関連
する構成(図36〜図39参照)について、上記第15
実施形態の場合と同様の構成を適用した一例である。図
44の構成例は、Cバンドの光信号に重畳されたSVコ
マンド信号を受信処理する場合を示したのである。図4
5の構成例は、Lバンドの光信号に重畳されたSVコマ
ンド信号を受信処理する場合を示したのであって、ここ
では光ファイバ増幅部10’からの出力をモニタする構
成としている。また、図46の構成例は、SVレスポン
ス制御部163で生成した変調信号に従って励起光源1
2Aを変調する場合を示したものである。なお、図47
に示すように、SVレスポンス制御部163からの変調
信号に従って励起光源12’を変調することも可能であ
るが、この場合には、Lバンドの光信号にのみSVレス
ポンス信号が重畳されることになる。
【0113】次に、本発明の第16実施形態について説
明する。第16実施形態では、光増幅器に対して入出力
されるLバンドおよびCバンドの各信号光の伝送方向
が、同一方向であっても逆方向であっても対応可能な、
本発明による光増幅器の応用例を考える。
【0114】図48は、第16実施形態にかかる光増幅
器の構成を示すブロック図である。図48において、本
光増幅器は、例えば上述した第10実施形態の構成(図
32参照)について、合分波器40AのCバンド用ポー
トと光サーキュレータ20AのポートP3との間の接続
状態、および、合分波器40BのCバンド用ポートと光
サーキュレータ20BのポートP1との間の接続状態
を、2×2光スイッチ170(光スイッチ手段)を用い
て切り替え可能にした構成である。
【0115】光スイッチ170は、第1ポートp1が合
分波器40AのCバンド用ポートに接続され、第2ポー
トp2が合分波器40BのCバンド用ポートに接続さ
れ、第3ポートp3が光サーキュレータ20Aのポート
P3に接続され、第4ポートp4が光サーキュレータ2
0BのポートP3に接続されている。この光スイッチ1
70は、外部等から与えられる光スイッチ制御信号SW
contに従って、第1ポートp1と第3ポートp3または
第4ポートp4とを接続すると同時に、第2ポートp2
と第4ポートp4または第3ポートp3とを接続する。
【0116】上記のような構成の光増幅器では、例え
ば、同一方向に伝送されるLバンドの光信号およびCバ
ンドの光信号が、端子TAに入力され端子TBから出力
される場合、光スイッチ170は、光スイッチ制御信号
SWcontに従って、第1ポートp1と第4ポートp4の
間が接続されると同時に、第2ポートp2と第3ポート
p3の間が接続される。これにより、端子TAに入力さ
れたCバンドの光信号は、合分波器40Aを介して光ス
イッチ170の第1ポートp1に入力され、第4ポート
p4に伝達されて光サーキュレータ20BのポートP1
に送られる。そして、光ファイバ増幅部10内をLバン
ドの光信号とは逆方向に伝搬して増幅された後に、光サ
ーキュレータ20AのポートP2からポートP3を通っ
て光スイッチ170の第3ポートp3に入力され、さら
に第2ポートp2に伝達されて、合分波器40BのCバ
ンド用ポートに送られ、端子TBを介して外部に出力さ
れる。
【0117】一方、例えば、Lバンドの光信号が端子T
Aに入力され端子TBから出力され、Cバンドの光信号
が端子TBに入力され端子TAから出力される場合(各
バンドの伝送方向が逆方向の場合)には、光スイッチ1
70は、光スイッチ制御信号SWcontに従って、第1ポ
ートp1と第3ポートp3の間が接続されると同時に、
第2ポートp2と第4ポートp4の間が接続される。こ
れにより、端子TBに入力されたCバンドの光信号は、
合分波器40Bを介して光スイッチ170の第2ポート
p2に入力され、第4ポートp4に伝達されて光サーキ
ュレータ20BのポートP1に送られる。そして、光フ
ァイバ増幅部10内をLバンドの光信号とは逆方向に伝
搬して増幅された後に、光サーキュレータ20Aのポー
トP2からポートP3を通って光スイッチ170の第3
ポートp3に入力され、さらに第1ポートp1に伝達さ
れて、合分波器40AのCバンド用ポートに送られ、端
子TAを介して外部に出力される。
【0118】このように第16実施形態によれば、合分
波器40A,40Bと光サーキュレータ20A,20B
との間の接続状態を光スイッチ170により切り替え可
能にしたことで、LバンドおよびCバンドの各光信号の
伝送方向には依存しない簡略な構成の光増幅器を提供す
ることができる。
【0119】なお、上記第16実施形態では、Cバンド
側の接続状態を切り替えるように光スイッチ170を配
置したが、これと同様にして、Lバンド側の接続状態を
切り替えるように光スイッチ170を配置しても構わな
い。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光増幅器
および光増幅方法によれば、第1波長帯域および第2波
長帯域の各光信号が、互いに逆向きの伝搬方向となるよ
うに第1、2光サーキュレータを介して希土類元素ドー
プファイバに入出力されることで、1つの希土類元素ド
ープファイバを用いた光増幅手段でも各波長帯域の光信
号が一括して増幅されるようになり、また、各光サーキ
ュレータは光アイソレータに相当する機能も果たすよう
になって、光増幅器の構成の簡略化および低消費電力化
を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の基本構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図5】本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図6】同上第3実施形態に関連する他の構成例を示す
ブロック図である。
【図7】本発明の第4実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図8】本発明の第5実施形態の構成を示すブロック図
である。
【図9】同上第5実施形態に関連する他の構成例を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の第6実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図11】同上第6実施形態に関連する他の構成例を示
すブロック図である。
【図12】同上第6実施形態に関連するさらに別の構成
例を示すブロック図である
【図13】本発明の第7実施形態について監視制御信号
の受信機能を具備した構成を示すブロック図である。
【図14】図13に関連する他の構成例を示すブロック
図である。
【図15】本発明の第7実施形態について監視制御信号
の送信機能を具備した構成を示すブロック図である。
【図16】図15に関連する他の構成例を示すブロック
図である。
【図17】本発明の第8実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図18】本発明の第9実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図19】第9実施形態と同様の構成を、第2実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図20】図19に関連する他の構成例を示す図であ
る。
【図21】第9実施形態と同様の構成を、第3実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図22】第9実施形態と同様の構成を、第4実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図23】第9実施形態と同様の構成を、第5実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図24】図23に関連する他の構成例を示す図であ
る。
【図25】第9実施形態と同様の構成を、第6実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図26】図25に関連する他の構成例を示す図であ
る。
【図27】第9実施形態と同様の構成を、第7実施形態
の図13に示した構成について適用した一例を示す図で
ある。
【図28】第9実施形態と同様の構成を、第7実施形態
の図14に示した構成について適用した一例を示す図で
ある。
【図29】第9実施形態と同様の構成を、第7実施形態
の図15に示した構成について適用した一例を示す図で
ある。
【図30】第9実施形態と同様の構成を、第7実施形態
の図16に示した構成について適用した一例を示す図で
ある。
【図31】第9実施形態と同様の構成を、第8実施形態
の構成について適用した一例を示す図である。
【図32】本発明の第10実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図33】本発明の第11実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図34】本発明の第12実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図35】本発明の第13実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図36】本発明の第14実施形態について監視制御信
号の受信機能を具備した構成を示すブロック図である。
【図37】図36に関連する他の構成例を示すブロック
図である。
【図38】本発明の第14実施形態について監視制御信
号の送信機能を具備した構成を示すブロック図である。
【図39】図38に関連する他の構成例を示すブロック
図である。
【図40】本発明の第15実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図41】第15実施形態と同様の構成を、第11実施
形態の構成について適用した一例を示す図である。
【図42】第15実施形態と同様の構成を、第12実施
形態の構成について適用した一例を示す図である。
【図43】第15実施形態と同様の構成を、第13実施
形態の構成について適用した一例を示す図である。
【図44】第15実施形態と同様の構成を、第14実施
形態の図36に示した構成について適用した一例を示す
図である。
【図45】第15実施形態と同様の構成を、第14実施
形態の図37に示した構成について適用した一例を示す
図である。
【図46】第15実施形態と同様の構成を、第14実施
形態の図38に示した構成について適用した一例を示す
図である。
【図47】第15実施形態と同様の構成を、第14実施
形態の図39に示した構成について適用した一例を示す
図である。
【図48】本発明の第16実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図49】従来のC/Lバンド光増幅器の構成を示すブ
ロック図である。
【図50】分波器の挿入損失を補償した従来のC/Lバ
ンド光増幅器の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光増幅手段 1’…補助光増幅手段 2A…第1光サーキュレータ 2B…第2光サーキュレータ P1,P2,P3…ポート 10,10’…光ファイバ増幅部 11,11’…エルビウムドープ光ファイバ(EDF) 12A,12B,12’…励起光源(LD) 13A,13B,13’…WDMカプラ 20A,20B…光サーキュレータ 30A…分波器 30B…合波器 40A,40B…合分波器 101,102…補償用光デバイス 112,122,125…ALC回路 134…C/L比制御部 144,154,159…AGC回路 162…SVコマンド制御部 163…SVレスポンス制御部 170…光スイッチ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1波長帯域および第2波長帯域の各光信
    号を含んだ波長多重信号光を増幅する光増幅器におい
    て、 励起光が供給された希土類元素ドープファイバを用いて
    前記波長多重信号光を増幅する光増幅手段と、 少なくとも3つのポートを有し、前記希土類元素ドープ
    ファイバの一端に接続される第1光サーキュレータと、 少なくとも3つのポートを有し、前記希土類元素ドープ
    ファイバの他端に接続される第2光サーキュレータと、
    を備え、 前記第1波長帯域の光信号が、前記第1光サーキュレー
    タを介して前記希土類元素ドープファイバに入力され、
    前記第2光サーキュレータを介して前記希土類元素ドー
    プファイバから出力されると共に、前記第2波長帯域の
    光信号が、前記第2光サーキュレータを介して前記希土
    類元素ドープファイバに入力され、前記第1光サーキュ
    レータを介して前記希土類元素ドープファイバから出力
    されることにより、前記各波長帯域の光信号が前記希土
    類元素ドープファイバ内を互いに逆方向に伝搬する構成
    としたことを特徴とする光増幅器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記第1光サーキュレータは、第1ポートに入力される
    前記第1波長帯域の光信号を前記希土類元素ドープファ
    イバの一端に接続される第2ポートから出力すると共
    に、前記希土類元素ドープファイバを伝搬して前記第2
    ポートに入力される前記第2波長帯域の光信号を第3ポ
    ートから出力し、 前記第2光サーキュレータは、第1ポートに入力される
    前記第2波長帯域の光信号を前記希土類元素ドープファ
    イバの他端に接続される第2ポートから出力すると共
    に、前記希土類元素ドープファイバを伝搬して前記第2
    ポートに入力される前記第1波長帯域の光信号を第3ポ
    ートから出力する構成としたことを特徴とする光増幅
    器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の光増幅器であって、 前記第1波長帯域が1580nm帯であり、前記第2波
    長帯域が1550nm帯であることを特徴とする光増幅
    器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の光増幅器であって、 前記第1波長帯域に光増幅帯域を有し、前記第2光サー
    キュレータから出力される前記第1波長帯域の光信号の
    みを増幅して出力する補助光増幅手段を備えて構成され
    たことを特徴とする光増幅器。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の光増幅器であって、 同一方向に伝送される第1波長帯域および第2波長帯域
    の各光信号を含んだ波長多重信号光を増幅するとき、 前記波長多重信号光を第1波長帯域および第2波長帯域
    の各光信号に分波し、該分波した第1波長帯域の光信号
    を前記第1光サーキュレータの第1ポートに出力すると
    共に、第2波長帯域の光信号を前記第2光サーキュレー
    タの第1ポートに出力する分波手段と、 前記第1光サーキュレータの第3ポートから出力される
    第2波長帯域の光信号と、前記第2光サーキュレータの
    第3ポートから出力される第1波長帯域の光信号とを合
    波して出力する合波手段と、を備えて構成されたことを
    特徴とする光増幅器。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の光増幅器であって、 逆方向に伝送される第1波長帯域および第2波長帯域の
    各光信号を含んだ波長多重信号光を増幅するとき、 前記波長多重信号光を第1波長帯域および第2波長帯域
    の各光信号に分波すると共に、第1波長帯域および第2
    波長帯域の各光信号を合波する機能をそれぞれ備えた第
    1および第2光合分波手段を備え、 前記第1光合分波手段が、前記第1波長帯域の光信号を
    分波して前記第1光サーキュレータの第1ポートに送る
    と共に、前記第1光サーキュレータの第3ポートから送
    られる前記第2波長帯域の光信号を合波して出力し、 前記第2光合分波手段が、前記第2波長帯域の光信号を
    分波して前記第2光サーキュレータの第1ポートに送る
    と共に、前記第2光サーキュレータの第3ポートから送
    られる第1波長帯域の光信号を合波して出力する構成と
    したことを特徴とする光増幅器。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の光増幅器であっ
    て、 第1波長帯域および第2波長帯域の各光信号の一方につ
    いて、前記第1光サーキュレータおよび第2光サーキュ
    レータに対する入出力状態を、各光信号の伝送方向に応
    じて切り替える光スイッチ手段を備えて構成されたこと
    を特徴とする光増幅器
  8. 【請求項8】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記波長多重信号光に累積した波長分散を補償する波長
    分散補償手段を備えて構成されたことを特徴とする光増
    幅器。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記光増幅手段の利得波長特性を補償する利得等化手段
    を備えて構成されたことを特徴とする光増幅器。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記波長多重信号光の出力パワーをモニタして、該出力
    パワーが一定となるように前記光増幅手段の励起光駆動
    状態を制御する光パワー一定制御手段を備えて構成され
    たことを特徴とする光増幅器。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記光増幅手段における利得をモニタして、該利得が一
    定となるように前記光増幅手段の励起光駆動状態を制御
    する利得一定制御手段を備えて構成されたことを特徴と
    する光増幅器。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記第1波長帯域の光信号パワーおよび前記第2波長帯
    域の光信号パワーをそれぞれモニタして、各波長帯域の
    光信号レベルの比率を制御する比率制御手段を備えて構
    成されたことを特徴とする光増幅器。
  13. 【請求項13】請求項1に記載の光増幅器であって、 前記波長多重信号光と伴に伝達される監視制御信号を処
    理する監視制御手段を備えて構成されたことを特徴とす
    る光増幅器。
  14. 【請求項14】第1波長帯域および第2波長帯域の各光
    信号を含んだ波長多重信号光を増幅する光増幅方法にお
    いて、 第1および第2光サーキュレータが両端にそれぞれ接続
    され、励起光が供給された希土類元素ドープファイバに
    対し、前記第1波長帯域の光信号を前記第1光サーキュ
    レータを介して入力し前記第2光サーキュレータを介し
    て出力すると共に、前記第2波長帯域の光信号を前記第
    2光サーキュレータを介して入力し前記第1光サーキュ
    レータを介して出力することで、前記各波長帯域の光信
    号が前記希土類元素ドープファイバ内を互いに逆方向に
    伝搬するようにして、前記波長多重信号光の増幅を行う
    ことを特徴とする光増幅方法。
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