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JP2001202480A - カード処理装置及びカード処理方法 - Google Patents

カード処理装置及びカード処理方法

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Publication number
JP2001202480A
JP2001202480A JP2000014722A JP2000014722A JP2001202480A JP 2001202480 A JP2001202480 A JP 2001202480A JP 2000014722 A JP2000014722 A JP 2000014722A JP 2000014722 A JP2000014722 A JP 2000014722A JP 2001202480 A JP2001202480 A JP 2001202480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
processing
insertion slot
data
diagnosis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000014722A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Takayasu
満 高安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000014722A priority Critical patent/JP2001202480A/ja
Priority to US09/514,158 priority patent/US6732925B1/en
Publication of JP2001202480A publication Critical patent/JP2001202480A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】カード処理装置において、診断処理の起動を容
易にする。 【解決手段】カード挿入口(4)と、カード移送手段
(22〜25)と、検出手段(13)と、カードを読み
取る手段(16、17)と、通電スイッチ(2)と、制
御部(43)とを有するカード処理装置である。この制
御部(43)は、通電スイッチ(2)により電源投入時
に、検出手段(13)の出力から、カードが挿入されて
いるかを判定し、カードが挿入されている場合には、診
断処理を起動し、カードが挿入されていない場合には、
通常処理に進む。電源スイッチとカードの挿入により、
診断処理を起動できるため、専任のオペレータ、要員で
ないものでも、容易に診断処理を起動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードを移送し、且つ
カードと交信するカード処理装置及びカード処理方法に
関し、特に、装置をカードにより診断するカード処理装
置及びカード処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カードを使用した各種のシステム
が普及している。このカードとしては、磁気カード、I
Cカード、光カードなどの種類がある。又、その使用方
法は、金銭処理のクレジットカード、プリペイドカー
ド、デビットカードや、また個人識別用途のIDカード
や、更に装置やシステムの管理、メインテナンスを目的
とする特定用途のカードなどがある。
【0003】このようなカードは、金融業、製造業、サ
ービス業などの業種に急速に且つ、大量に普及しつつあ
る。このため、かかるカードのデータの読み取りまたは
書き込みを行うための装置も広範囲な業種に渡って、急
速に且つ、大量に普及が進みつつある。
【0004】カードの処理装置は、前記カードの各種用
途により、例えば下記のように使われる。クレジットカ
ード、プリペイドカードの処理装置は、小さな小売店で
は、1店舗毎に、1乃至2台と少ない台数で設置され、
百貨店、スーパーなど大型店では、売り場のセクション
毎に、または精算レジスタ毎に、個別に配置されて使用
される。
【0005】IDカード用の処理装置においても、出退
勤の管理システムや入退場管理のゲートシステムでは、
会社別に、工場別に、部門別に、またはフロア別の設置
例が多い。設置場所毎に、1乃至2台と少ない台数を個
別に配置されて使用される。
【0006】また、装置やシステムの管理、メインテナ
ンス用の特定用途のカードの処理装置では、特定の種類
または、個々の装置のデータ入力用として、それらの装
置の近傍に保管され、使用される。
【0007】このように、カードの処理装置は、広範囲
な業種に渡って普及しつつあり、その設置場所は、上記
のように個々に設置されている。そして、各カード装置
は、それぞれのオペレータが管理、メインテナンスして
いる。このカード装置には、自己診断機能が設けられて
おり、この診断機能を働かせて、装置の診断を行ってい
る。
【0008】このようなカード装置の診断技術として、
従来、次のような診断方法が提案されている。第1の従
来技術は、使用するカードのデータによって、カード処
理装置の処理内容を変更するシステムにおいて、装置の
診断のために、特別のデータの診断用カードを使用する
ものである(例えば、特許第2720936 号)。
【0009】第2の従来技術は、タクシーカードシステ
ムにおいて、キーボードの特定キー操作に応じて、カー
ド装置の診断の動作を開始するものである(例えば、特
公平7-43784 号)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題がある。
【0011】(1) 第1の従来技術では、装置の診断用の
特定用途のカードが必要となる。この特定の診断カード
は、用途別の他のカードと取り違えないように、取り扱
いに注意が払われ、且つ通常鍵付き収納箱などに保管さ
れている。このため、特別なカードの保管および管理が
必要であり、且つこれらを取り扱うオペレータまたは管
理、点検の要員に教育し、育成する必要があるという問
題があった。特に、急速に且つ、大量のカードの処理装
置の普及に伴って、装置の診断確認のために、装置のオ
ペレータおよび管理、点検のための要員を、新たに教育
し、育成する必要があり、要員の育成のために時間も費
用も必要であるという問題がある。
【0012】(2) 第2の従来技術では、キーボードの特
定キー操作に応じて、装置の診断の動作を開始するもの
であり、キーボードの特定キー操作など複雑な手順が必
要であった。このため、特定キー操作など複雑な手順
を、オペレータまたは管理、点検の要員に教育し、育成
する必要があった。同様に、装置の診断確認のために、
装置のオペレータおよび管理,点検のための要員を,新
たに教育し,育成する必要があり、要員の育成のために
時間も費用も必要という問題がある。
【0013】(3) 更には、診断処理においても、カード
とカードの処理装置との組み合わせによって生じるカー
ドのデータの読み取り異常について、その原因がカード
側かあるいは装置側に問題があるのかを分離するするこ
とができないという問題がある。
【0014】従って、本発明の目的は、カードの読み取
りまたは書き込みを行うためのカード装置の診断の操作
を、育成オペレータまたは要員だけでなく、操作員が簡
単に成しうるカード装置及びカード処理方法を提供する
ことにある。
【0015】又、本発明の他の目的は、特別のカードを
用いずに、容易な操作で、診断の処理を起動するための
カード装置及びカード処理方法を提供することにある。
【0016】更に、本発明の別の目的は、特定キー操作
など複雑な手順を介さないで,容易な操作で診断の処理
を起動するためのカード装置及びカード処理方法を提供
することにある。
【0017】更に、本発明の別の目的は、診断時におい
て、カードのデータの読み取り異常の原因を識別するた
めのカード装置及びカード処理方法を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明の一態様のカード処理装置は、カード挿入口と、
カードを移送する手段と、前記カード挿入口で、前記カ
ードを検出するための検出手段と、前記カードに含まれ
るデータを読み取る手段と、装置に通電するためのスイ
ッチと、前記カード挿入口から挿入されたカードを移送
し、且つカードのデータを読み取る通常処理と、前記カ
ード挿入口から挿入されたカードを移送し、且つカード
のデータを読み取って、装置の診断を行う診断処理とを
選択的に実行する制御部とを有する。そして、制御部
は、前記スイッチの投入時に、前記検出手段が前記カー
ドを検出している時は、前記診断処理を実行し、前記ス
イッチの投入時に、前記検出手段が前記カードを検出し
ていない時は、前記通常処理を実行する。
【0019】本発明の一態様のカード処理方法は、装置
に通電するためのスイッチの投入時に、カード挿入口近
傍に設けられた検出手段が、カードを検出するかを判定
するステップと、前記検出手段が前記カードを検出して
いる時は、前記カード挿入口から挿入されたカードを移
送し、且つカードのデータを読み取って、装置の診断を
行う診断ステップと、前記検出手段が前記カードを検出
していない時は、前記カード挿入口から挿入されたカー
ドを移送し、且つカードのデータを読み取る通常処理を
行うステップとを有する。
【0020】この本発明の態様では、カード挿入後、ス
イッチの押下の操作手順により、通常処理から装置の診
断処理を行えるようにしたため、特別なカードや、複雑
な操作を行なわなくても、診断処理を起動できる。この
ため、特別の教育を受けたオペレータ以外の者も、容易
に診断処理を起動できる。これにより、専任のオペレー
タや要員を必要としない。
【0021】本発明の他の態様のカード処理装置は、前
記制御部は、前記検出手段により、前記カードを検知
後、所定の時間経過しても、前記カードが処理装置内部
に搬送されない場合に、前記通常処理に切り替える。
【0022】本発明の他の態様のカード処理方法は、前
記診断ステップは、前記検出手段により、前記カードを
検知後、所定の時間経過しても、前記カードが処理装置
内部に搬送されない場合に、前記通常処理に切り替える
ステップを有する。
【0023】この態様では、カード挿入口の近傍のセン
サがカードを一旦検知した後、装置の診断処理の流れに
進むが、所定の時間内にのみ診断処理のための操作時間
を限定できる。このため、誤操作があっても、通常処理
に自動復帰することができる。更に、所定の時間経過
時、カードが処理装置内部に搬送されない場合には、モ
ータの長時間の空駆動となり、不要な動作を継続するこ
ととなるが、これを防ぐこともできる。
【0024】本発明の別の態様のカード処理装置は、前
記制御部は、前記診断処理を実行の後、前記カード挿入
口の検出手段が、前記カードを検出する場合には、前記
診断処理を行い、検出しない場合には、通常処理を行
う。
【0025】本発明の別の態様のカード処理方法は、前
記診断処理を実行の後、前記カード挿入口の検出手段
が、前記カードを検出するか否かを判定するステップ
と、前記カードを検出した場合には、前記診断処理を行
い、検出しない場合には、通常処理を行うステップとを
有する。
【0026】この態様では、一旦診断処理を実行の後、
再びカード挿入口の近傍のセンサがカードを検知する場
合に、装置の診断処理を行い、検知しない場合に、通常
の取り引きの処理を行うという複数の処理の流れを選択
可能な帰還のながれと処理選択の流れを持つ。これによ
り、複数回の診断を継続して実行できるので、診断結果
のより正確なものとすることができる。
【0027】本発明の別の態様のカード処理装置は、前
記診断処理の結果を表示する手段を備える。
【0028】本発明の別の態様のカード処理方法は、前
記診断処理の結果を表示するステップを備える。
【0029】この態様では、カード処理装置で、診断結
果を表示するため、オペレータが容易に診断結果を確認
できる。
【0030】本発明の別の態様のカード処理装置は、カ
ード挿入口と、カードを移送する手段と、前記カード挿
入口で、前記カードを検出するための検出手段と、前記
カードに含まれるデータを読み取る手段と、前記カード
挿入口から挿入されたカードを移送し、且つカードのデ
ータを読み取る通常処理と、前記カード挿入口から挿入
されたカードを移送し、且つカードのデータを読み取っ
て、装置の診断を行う診断処理とを選択的に実行する制
御部とを有する。そして、前記制御部は、複数の異なる
カードによる複数の診断結果により、前記装置の異常
か、前記カードの異常かを判定する。
【0031】本発明の別の態様のカード処理装置の診断
方法は、第1のカードを前記カード挿入口に挿入するス
テップと、前記カード挿入口から挿入された第1のカー
ドを移送し、且つ第1のカードのデータを読み取り、装
置の診断を行う第1の診断ステップと、第2のカードを
前記カード挿入口に挿入するステップと、前記カード挿
入口から挿入された第2のカードを移送し、且つ第2の
カードのデータを読み取り、装置の診断を行う第2の診
断ステップと、前記第1及び第2の診断結果により、前
記装置の異常か、前記カードの異常かを判定するステッ
プとを有する。
【0032】この態様では、複数回の診断を、異なるカ
ードを用いて行うため、カードと処理装置との交信エラ
ーの原因が、カード側か装置側かを切りわけることがで
きる。このため、更に、正確な診断結果が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を、カード処理装置、カード処理方法、他の
実施の形態の順で説明する。・・カード処理装置・・図
1及び図2は、本発明の一実施の態様に用いられるカー
ドの外観図、図3は、本発明の一実施の態様のカードシ
ステムの構成図である。
【0034】図1及び図2に示すように、本発明に好適
なカードは、ISO7816 等に沿ったカード、あるいはその
変形形態のものである。図1は、ICカードを示してお
り、カード31の一部に、ICチップと、そのデータ送
受用の端子32が設けられている。尚、ICチップは、
カード31内に内蔵されており、外観上、図示されてい
ない。
【0035】図2は、磁気カードを示しており、カード
34の一部に、磁気ストライプ33が設けられている。
カード34の全面に磁気記録層が設けられたプリペイド
カードの形状であってもよい。又、磁気ストライプとI
Cチップとの両方を設けたカードであっても良い。更
に、光記録/再生可能な光カードであっても良い。
【0036】図3は、カードシステムを示し、カードの
処理装置とその制御用コンピュータの接続例である。カ
ードの処理装置1とコンピュータ7とは、ケーブル6で
図示しないコネクタを介して接続されている。また、カ
ードの処理装置1あるいはコンピュータ7は、図示しな
い電源ケーブルで商用電源に接続されている。バッテリ
を内蔵している場合は、特に商用電源に接続しなくても
よい。
【0037】カードの処理を行う場合の動作は、コンピ
ュータ7からのカードの「読み取りコマンド」によっ
て、カード処理装置1が、カードの吸入、データの読み
取り、データの送信を行い、コンピュータ7からの「排
出コマンド」によって、カードの排出などの動作を行
う。又、必要に応じて、データの書き込みコマンドによ
って、カードへのデータの書き込みの処理およびデータ
の読み取り、データの送信の処理を行う。
【0038】カードの処理装置1には、電源の投入/切
断用スイッチ2、電源投入の表示ランプ3、カードの挿
入口4が設けられている。カードの挿入口4からのカー
ドの処理機構の構成は、図4で説明する。ランプ5は、
カードをカード挿入口4に挿入する時期を示すランプ表
示灯である。ケーブル6は、カード処理装置1とコンピ
ュータ7との信号、コマンドとデータを送受信できるも
のであれば良く、RS-232C または他のシリアル、パラレ
ル伝送でもよい。ランプ8は、従来例では設けられてお
らず、本実施例で特に設けられた診断結果を表示するラ
ンプである。
【0039】図4は、図3のカード処理装置の構成図で
あり、機構の構成を、概念的に判り易くく記述したもの
である。カード挿入口4は、カードを処理装置1に挿入
する部分であり、またカードの処理終了後のカードの排
出口ともなる。以下、各構成を、動作とともに、説明す
る。カードの通常の処理動作は、次の通りである。
【0040】カードの挿入用ランプ5の点灯によって、
カードを挿入口4から入れる。カードは手で挿入され、
センサS1(13)で、その進入を検知し、モータ25
を正転する。モータ25の正転により、ベルト9、ベル
ト10、ベルト用プーリ27、プーリ28、プーリ26
がそれぞれ正転して、カードの駆動ローラ22、23、
24を正転させる。
【0041】このローラ22、23、24の正転によっ
て、カードが、ローラ22、23、24にそれぞれ対向
する従動ローラ(図示せず)に狭持されて、カードが前
進搬送される。前進搬送時に、センサS2(14)およ
びセンサS3(15)を通過する。センサS3(15)
がカードの先端を検出後、すぐに、カード後端がローラ
24を外れないような位置に、カードストッパ18が設
置されている。
【0042】センサS1(13)とセンサS2(14)
との距離およびセンサS2(14)とセンサS3(1
5)との距離は、いずれもカードの長さより短く構成
し、処理装置の内部に、カードがある場合には,必ずカ
ードをセンサで検知できる構造にしている。
【0043】カードが前進搬送されて、カードストッパ
18で停止した状態で、ICカード31上の端子32
(図1参照)が、接点16に対向し、接続できる位置
に、接点16が配置されている。これは、カードの端子
32とカードの処理装置の接点16が、電気的に接続状
態し、データの送受信を行うためである。
【0044】又、磁気ヘッド17は、搬送される磁気カ
ード33の磁気ストライプ34(図2参照)をリード/
ライトするためのものである。ICカード専用カード装
置では、前記接点16のみが設けられ、磁気カード専用
カード装置では、磁気ヘッド17のみが設けられる。更
に、ICカード/磁気カード兼用カード装置では、両者
が設けられる。
【0045】データの送受信のためのコマンドは、コン
ピュータ7からの「読み取りコマンド」、「書き込みコ
マンド」、カードの「排出コマンド」などがあり、カー
ドの処理装置側は、それぞれのコマンドに対してレスポ
ンスを返す形式で、データの送受信が行われる。カード
の排出コマンドを、カード処理装置1が受信すると、モ
ータ25が逆回転し、ローラ22、23、24と、その
対抗従動ローラにカードが狭持されて、カードの挿入口
4側に、カードが搬送排出される。カードの搬送方向の
後端(処理装置の奥側)が、センサS2(14)を外れ
ると、モータ25の回転駆動を停止する。
【0046】カードは、カードの搬送方向の前端が、カ
ードの挿入口から手で取り出し易い位置まで慣性で運ば
れる。このときローラ22の位置に、カードは狭持され
ているので、センサS1(13)は、カードを検知でき
る状態となっているため、カードの取り出しを検出する
ことができる。
【0047】図5は、図3のカード処理装置1の制御ブ
ロック図であり、図3及び図4に示したものと同一のも
のは、同一の記号で示してある。カード処理装置の電気
部品は、図示の通り、制御部43、プラグ40、通電ス
イッチ2を含む電源部42、表示部、インタフェイス部
44、機構部で構成される。電源部42は、商用電源
(AC100V)を直流電源に変換し供給する。
【0048】表示部は、電源の通電表示ランプ3、カー
ドの挿入時期表示器5とを有する。更に、本実施例で
は、診断結果を表示するための表示部ランプ8を設けて
いる。この診断結果表示ランプ8は、異常を確認した場
合には、橙色の点灯を行う。異常がなく正常な場合に
は、緑色の点灯を行う。この点灯表示は、診断結果が正
確に確認できるものであれば、他の表示部と兼用であっ
ても差しつかえない。
【0049】インタフェイス部44は、コンピュータ7
と接続用のコネクタをもち、データの送受信を行う部分
である。機構部は、図4で示した機構の構成の電気部品
である。但し、図4のカード挿入用ランプ5は、図5で
は、判り易くするために表示部に入れている。
【0050】機構部は、センサS1(13)、S2(1
4)、S3(15)、モータ25およびモータ駆動部4
5、ICカード用接点16で構成される。磁気カードを処
理する装置では、磁気ヘッド17および復調回路46が
設置される。ICカードを処理しない装置の場合には、
ICカード用接点16が設けられていない。
【0051】センサS1(13)、S2(14)、S3
(15)は、発光/受光素子で構成されるLED、フォ
トセンサ対を用いることができ、これらは、カードの透
過光量を電気的に検知して、カードの有無を検知する。
また、センサS1(13)、S2(14)、S3(1
5)は、前述の光学的センサでなくても、カードの位置
を検知するマイクロスイッチあるいは接点構造のもので
もよい。
【0052】制御部43は、CPU (中央演算処理装置)
47、ROM (読出専用メモリ)48、RAM (書き込み可
能な読み取りメモリ)49および周辺インターフェイス
50とから成る。周辺インタフェース50は、センサ入
力、モータ駆動用出力、ICカード用接点の入出力、磁気
ヘッド復調回路の入力、インタフェイス部44の入出
力、表示部の表示用出力などを制御する。これら制御部
43の電源は、電源部42から供給される。CPU 47
は、汎用品でも専用品であってもよい。
【0053】ROM 48は、図6以下で後に説明する、カ
ードの処理装置の予め決められたカード処理フローを実
行するためのソフトウェアを記憶している。かかるソフ
トウェアは、CPU47が実行する。RAM 49は、前記
ソフトウェアの実行途上で必要な処理およびデータを一
時的に記憶するために用いられる。
【0054】このカード処理装置は、ICカード及び磁
気カード兼用装置で構成されているが、ICカード専用
装置、磁気カード専用装置であっても良く、又、光カー
ド装置等であっても良い。 ・・カード処理方法・・ 次に、カード処理方法を説明する。図6乃至図8は、図
5の制御部の制御動作のため、ROM に書き込まれるソフ
トウェアの動作フロー図であり、CPU47が実行す
る。
【0055】(S1)電源部のスイッチ2の投入による
通電開始によって、先ずイニシャル処理を行う。イニシ
ャル処理は、RAM 49のメモリ機能をリード/ライトに
より確認し、および必要に応じてROM 48のサムチェッ
クを行う。
【0056】(S2)次に、BUSYフラグをセットする。
本実施例のカード処理装置の診断処理中に、上位コンピ
ュータに対して、BUSYであることを応答できるようにす
るためである。
【0057】(S3)次に、センサS2(14)、S3(1
5)をチェックし、以前のカード処理の結果、カードが
処理装置の内部に滞留していないかを確認する。カード
が滞留していた場合には、図7の(ステップS8)に
進み、カードの搬送モータを逆転させて、カードの排出
処理を行う。
【0058】(S4)カードをセンサS2(14)、S3
(15)が検出しない場合には、カード挿入口4の近傍
のセンサS1(13)をチェックし、カード挿入口近傍
に、カードがあるか否かを確認する。この確認処理の結
果によって、通常処理を進めるか、または診断処理を進
めるかの分岐となる。
【0059】(S5)センサS1(13)がカードを検出
しない場合には、前記のセットしたBUSYフラグを解除し
て、通常のカード取り引きのための通常処理を行う。即
ち、上位のコンピュータからの読み取りコマンド待ちの
状態になる。読み取りコマンドを受け取ると、カードの
取り引きを行うために、カードを挿入してよいことを示
すためのカード挿入時期の表示ランプ5(図3参照)を
点灯する。
【0060】(S6)カードのオペレータは、このラン
プ表示を見てカードを挿入する。カードの処理装置は、
センサS1(13)でカードが挿入されたことを検知し
て、ランプ5を消灯し、且つカードの搬送モータ25
を、カード吸入方向に正転する。これより、カードは、
ローラ22〜24で搬送される。
【0061】(S7)図7に移り、センサS3(15)
が、カードを検知すると、カード搬送モータ25を停止
し、カードはカードストッパ18に当たり、止まる。こ
の状態でICカード31のIC端子32は、カードの処理装
置の接点16に接続状態となる。カードの読み取り処理
では、コンピュータ7からのデータ読み取りコマンドや
データ書き込みコマンドに従って、ICカード31とのデ
ータ送受信処理を行う。
【0062】又、磁気カード33の場合には、前記カー
ドの搬送中に、磁気ヘッド17がカードの読み取りを行
う。
【0063】(S8)次に、コンピュータ7からカード
の排出コマンドを受信すると、カードの搬送モータ25
を逆転して、カード挿入口4の方向へカードを搬送す
る。このとき、カード後端がセンサS2(14)を外れた
時点で、カードの搬送モータ25を停止させる。
【0064】(S9)搬送されたカードは、オペレータ
が取り出せる状態にあり、カード抜き取り用の表示ラン
プ5の点滅表示によって、オペレータはカードを取り出
す。カードが取り出されると、センサS1(13)でカー
ドを検出しなくなり、カードの抜き取り用表示ランプ5
の点滅は、消灯する。そして、動作フローは、図6のス
テップS5のコンピュータの次の読み取りコマンドの待
ち状態となる。
【0065】(S10)ステップS4で、センサS1(1
3)が、カードを検出した場合には、タイマーAをスタ
ートさせて、時間を0秒から計数を開始し、カード搬送
用モータ25を正転させる。初期のカードのセット位置
を、カードの挿入搬送方向で、カードの先端がセンサS1
(13)を遮り、センサS2(14)を遮らない位置とす
ると、上記診断処理を起動可能である。又、磁気のデー
タの読み取りを行う装置の場合には、オペレータがカー
ドのセット位置を容易に確認できるように、ローラ22
の駆動、従動ローラ対に喰い込まない位置が望ましい。
【0066】予めローラ22の位置にセットされていた
場合には、前記のカード搬送用モータ25の正転によっ
て、カードは処理装置内部に取り込まれる。また、前記
カードがローラ22に喰い込まない位置に、カードがセ
ットされていた場合には、オペレータが、カードをロー
ラ22のローラ対に入れることが必要である。
【0067】このカード操作、即ち電源投入前または電
源投入時にセンサS1(13)の位置にカードをセット
して、カードをローラ22の対に喰い込ませなかった場
合には、モータ25が回転した時点で、カードを更に再
挿入する操作で、診断機能を開始でき、極めて簡単に診
断機能を起動できるものである。
【0068】(S11)カードを前記再挿入するまでの
時間は、タイマーAによって監視し、a秒以内(aは一
般オペレータの場合には、1 〜15秒、操作が遅い人の場
合には、10〜20秒程度でよい)に、センサS2(14)
に、カードが搬送されれば、タイマーBをスタートす
る。a秒以内に、センサS2(14)に、カードが挿入さ
れなければ、ステップS5に移り、BUSYフラグを解除し
て、通常取り引きの動作フローを実行する。a秒の時間
の設定値は、前記制御部のROM 48に格納しているが、
この値は、本実施例の診断機能を進めるか、または通常
取り引きを行うかを、オペレータが簡単に切り分けでき
る時間の設定がよい。従って、上記のように20秒程度以
内が望ましいが、切り分けができるならば、20秒よりも
長くても何ら問題はない。
【0069】(S12)タイマーBをスタートさせた
後、磁気ストライプ付磁気カード33のデータの読み取
りを確認する場合には、磁気ヘッド17により、磁気の
データ読み取り動作を行う。磁気のデータの読み取り
は、次のようにして行う。カードをほぼ一定速度で走行
させて、復調回路46で処理した二値化データを、制御
部43に取り込み、メモリ49に格納し、一時保存す
る。この磁気カードのデータは、一般に、磁束変換点の
距離を、その時間間隔としてを読み取る周波数変調方式
のデータである。この磁気のデータの読み取りは、IC専
用カードまたは光カードの場合には不要であり、動作フ
ローの上でなくてもかまわない部分である。
【0070】(S13)次に、図8に移り、カードの挿
入方向の先端が、センサS3(15)にきたかを確認し、
センサS3(15)に、カードの先端がくるまで、待ち状
態となる。このセンサS3による、サイクリックなカー
ドの確認は、0.1msec 〜2msec の短い間隔で行われる。
カードの先端がセンサS3(15)に達すると、タイマー
Bをストップさせて、そのタイマーの計数値を、制御部
43の所定のメモリ49に格納し、一時保存する。
【0071】(S14)次に、カード搬送モータ25を
停止させた後に、センサS1(13)からカードが外れて
いることを確認し、その結果として、カードが外れてい
る場合には“1”、外れていない場合は異常として
“0”のデータを、制御部43の所定のメモリ49に格
納し、一時保存する。センサS1(13)からカードが外
れていない場合とは、例えば、センサS1(13)に、埃
が極めて多く附着して、センサS1(13)の光量が遮ら
れて、カードありの状態となった場合や、センサS1(1
3)の発光部の故障や回路部品の故障などが、頻度は低
いが、可能性として発生原因が考えられ、本実施例の診
断の一部をなす。
【0072】(S15)カードが、センサS3(15)を
遮り、前記のカードの搬送用モータ25の正転停止の
後、慣性によって更に進み、カードストッパ18に当た
り停止する。このカードの停止位置は、ICカード31の
端子32の位置と、カードの処理装置の接点16とが接
続するように配置されているので、制御部43からカー
ド31のIC部分にデータを送受信することができる。IC
カードデータの確認では、ICカード31の端子32に、
処理装置43から電源、クロック信号線、リセット信号
線を接続して、データの送受信を行う。その具体的な方
法は、JISX6304やISO7816 に準じて実施できる。例
えば、ICカードのデータの確認の最も簡単な方法は、カ
ードの処理装置から、ATR (Answer To Reset )によっ
て、カードのレスポンスデータの内容を確認し、検査キ
ャラクタの内容が正しいか否かを確認することにより、
カードの処理装置と、ICカードとのデータの交信が正常
か否かを確認することができる。この方法は、JISX
6304またはISO7816 に従ったカードに対して、少なくと
も有効であり、処理装置側の接点16とICカード側端子
32との間の汚れ、または油脂の附着による電気的導通
が不完全な場合や、処理装置側の接点16につながる回
路部品の故障や断線による処理装置と、ICカードとのデ
ータの送受信異常を確認することができる。このICカー
ドデータの確認結果が正常な場合には、データ“1”、
異常な場合にはデータ" 0" を、制御部43の所定のメ
モリ49に格納し、一時保存する。
【0073】以上の確認に用いる磁気カード、ICカード
31は、特に特別の診断または確認のために専用カード
とする必要がなく、通常の金銭処理の取り引きに用いら
れる一般のカードまたは一般に用いられるIDカードを使
って確認することができる。一般取り引き用カードを使
った場合には、カード自身が異常の場合にも、データの
送受信の異常を発生する。しかし、図11にて後述する
ように、前記同様の一般取り引き用カードの他のカード
で、カードと処理装置間のデータの送受信が正常である
場合には、前記異常が発生したカード自身の異常と簡単
に判定できる。又、複数のカードを使って、同一の処理
装置で異常が発生する場合には、処理装置の異常と判断
できる。このカード側か、または処理装置側かの異常の
切り分け方法については、本実施例に特有のものではな
く、診断専用のカードを用いた場合にも同じように実現
できる。
【0074】(S16)次に、カード搬送モータ25を
逆転させて、カード挿入口4の方向へカードを搬送す
る。このとき、カード後端がセンサS2(14)を外れた
時点で、カードの搬送モータを停止させた後、センサS
1(13)からカードが手で抜き取られるのを待つ。
【0075】(S17)センサS1(13)により、カ
ードが抜き取られたを検出した場合には、タイマーCを
スタートさせて、時間を0秒から計数を開始させる。以
上の確認から、診断結果を得るために、次の処理を行
う。
【0076】磁気カードからの前記の制御部43に一時
保存している二値化データから、キャラクタ単位のパリ
ティのチェックを行って、正常な場合には“1”のデー
タを、異常の場合には“0”のデータを、制御部43の
所定のメモリ49に格納する。
【0077】タイマーBからの計数値、即ちセンサS2
(14)からセンサS3(15)のカードの移動所用時
間が、予め設定している下限値以上かを判定する。この
判定は、モータ、ベルト、ローラなどのカード搬送系の
部品の劣化のためのものである。即ち、センサS2(1
4)からセンサS3(15)までのカードの移動時間に
より、ローラまたはカード速度が低下しないで、正常に
動作していることを確認する。前記移動時間によるカー
ド搬送速度の確認結果が下限値以下の場合には、異常と
判定し、“0”のデータを、正常な場合には“1”のデ
ータを確認結果として、制御部43の所定のメモリ49
に格納する。具体的には、センサS2(14)とセンサS3
(15)の距離が80mmであり、カードの平均搬送速度が
320mm/sec の場合には、移動の所用時間が250mm/sec が
平均値である。下限の設定値は、所要時間の−20%であ
る200mm/sec のように設定する。これらの値としては、
処理装置の構成や物理的特性およびバラツキ偏差を考慮
して、数値を設定することができる。
【0078】(S18)以上の処理の後、「確認結果OK
か?」の次の4 項目の判定処理と、ランプ点灯を行う。
【0079】 (1)磁気カードのデータのパリティ確認結果 正常“1 ”,異常“0 ” (2)カード搬送速度の確認結果 正常“1 ”,異常“0 ” (3)センサS1の確認結果 正常“1 ”,異常“0 ” (4)ICデータ送受信の確認結果 正常“1 ”,異常“0 ” 以上の4 項目の確認の結果、異常と判定された項目が1
項目以上ある場合には、「確認結果OKか?」の判定は、
「no」として、診断ランプ8に、橙色のランプ点灯を行
う。上記4項共に正常な場合には、「確認結果OKか?」
の判定は、「yes」として、診断ランプ8に、緑色のラ
ンプ点灯を行う。
【0080】(S19)このランプ点灯は、タイマーC
の時間監視によって、c秒経過後ランプを消灯し,図6
のステップS4()に戻る。タイマーCの時間監視
は、オペレータが確認結果を目で確認できるための十分
な時間を点灯するため設定される。通常の点灯時間は、
0.5から10秒の間である。
【0081】このように、電源投入時に、カード挿入口
4にカードがあるかを、センサS1により検出して、診
断処理を起動するため、装置点検用の特別のカードを用
いる必要がなく、また、キーボードの特定キー操作を行
うことなく、診断の起動動作を、通常取り引きの流れか
ら、診断の流れに切り替えることが可能となる。
【0082】又、診断の処理中に入った後に、診断の流
れから脱して通常取り引きの流れに戻ることが可能とな
る。又、診断の処理を繰り返し可能となり、リードエラ
ーの切りわけ(カードか装置か)が簡単に実現できる。
【0083】更に、診断結果を表示するため、カード装
置の診断の確認が容易となる。従って、カードの処理装
置の急速な普及にもかかわらず、装置の診断を簡単に行
うことができる。 ・・他の実施の態様・・ 図10は、本発明の他の態様のカード処理フロー図であ
り、図9のタイマーCのスタート以降について、確認結
果の表示を個別にする流れを示す。この例では、診断ラ
ンプ8は、ランプe1、e2、f1、f2の4つからな
る。
【0084】(S20)図9のタイマーCスタートの
後、E確認結果(後述する)がOKかの確認を行い、
「yes」の場合、ランプe1を点灯させ、「no」の
場合には、ランプe2を点灯させる。
【0085】(S21)同様に、F確認結果(後述す
る)がOKかの確認を行い、「yes」の場合、ランプ
f1を点灯させ、「no」の場合、ランプf2を点灯さ
せる。
【0086】前述のE確認またはF確認は、前記の(1)
磁気カードのデータのパリティ確認、または(2)カード
搬送速度の確認結果、(3)センサS1の確認、(4)ICデータ
送受信の確認のいずれかを充当する。e1、e2、f
1、f2は、それぞれのランプを個別に設置することに
よって、異常の有無およびその原因がオペレータで確認
表示が可能となる。このランプは、オペレータが識別可
能であれば設置場所の違いでなく、表示色の差であって
もよい。確認、表示を前記E,Fの2種類より増やした
い場合には、EまたはFと同様の流れと、表示ランプを
追加すればでよい。
【0087】(S22)次に、タイマーCがc秒経過し
たかを確認する。経過するまで待ち、経過した後に、ラ
ンプ消灯の処理となる。ランプ消灯処理は、前記点灯を
行ったe1またはe2とf1またはf2に対して行う。
そして、図6のステップS4に戻る。
【0088】このようにすれば、装置に問題がある場
合、どこに問題があるのかを、分離表示することができ
る。
【0089】図11は、本発明の別の態様のカード処理
フロー図であり、図9で説明したように、複数のカード
を用いて、診断を行うものである。
【0090】(S30)カード挿入口4に、第1のカー
ドを挿入し、診断処理を起動する。
【0091】(S31)これにより、図6のS10〜S
19で説明したように、診断が行われ、診断結果が、ラ
ンプに表示される。CPU47は、この診断結果を保持
している。
【0092】(S32)オペレータは、診断結果がOK
でない場合に、その原因を調べるため、第1のカードと
異なる第2のカードを、カード挿入口4に挿入し、診断
処理を起動する。
【0093】(S33)これにより、図6のS10〜S
19で説明したように、診断が行われ、診断結果が得ら
れる。
【0094】(S34)CPU47は、ステップS31
の診断結果と、ステップS33の診断結果とを比較す
る。これにより、第1のカードで送受信異常と判定され
た時に、一般取り引き用カードの第2のカードで、カー
ドと処理装置間のデータの送受信が正常である場合に
は、前記異常は、カード自身の異常と判定する。又、第
1及び第2のカードを使って、同一の処理装置で異常が
発生する場合には、処理装置の異常と判断する。このカ
ード側か、または処理装置側かの異常の切り分け方法に
ついては、本実施例に特有のものではなく、診断専用の
カードを用いた場合にも同じように実現できる。
【0095】(S35)装置異常である時は、装置エラ
ーを表示する。カードエラーである時は、カードエラー
を表示する。この表示方法としては、図10と同様に、
ランプを増やすことにより、オペレータが認識できる。
【0096】このようにすれば、データの送受信エラー
の際、装置側に問題があるか、カード側に問題があるの
かを、分離診断することができる。
【0097】以上、本発明を実施の態様により説明した
が、本発明の趣旨の範囲内で、種々の変形が可能であ
り、これらを本発明の技術的範囲から排除するものでは
ない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0099】(1) 電源投入時に、カード挿入口4にカー
ドがあるかを、センサS1により検出して、診断処理を
起動するため、装置点検用の特別のカードを用いる必要
がなく、また、キーボードの特定キー操作を行うことな
く、診断の起動動作を、通常取り引きの流れから、診断
の流れに切り替えることが可能となる。
【0100】(2) このため、カードの読み取りまたは書
き込みを行うための装置の診断が容易となり、オペレー
タの教育等の必要がなくなった。
【0101】(3) 複数のカードを使用して、診断し、診
断結果を比較するため、異常が装置側かカード側かを分
離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の態様に用いられるカードの斜
視図である。
【図2】本発明の一実施の態様に用いられる他のカード
の斜視図である。
【図3】本発明の一実施の態様のカードシステムの構成
図である。
【図4】本発明の一実施の態様のカード装置の構成図で
ある。
【図5】本発明の一実施の態様のカード装置のブロック
図である。
【図6】本発明の一実施の態様のカード処理フロー図
(その1)である。
【図7】本発明の一実施の態様のカード処理フロー図
(その2)である。
【図8】本発明の一実施の態様のカード処理フロー図
(その3)である。
【図9】本発明の一実施の態様のカード処理フロー図
(その4)である。
【図10】本発明の他の実施の態様のカード処理フロー
図である。
【図11】本発明の別の実施の態様のカード処理フロー
図である。
【符号の説明】
1 カード処理装置 2 電源スイッチ 4 カード挿入口 7 コンピュータ 8 診断ランプ 31、33 カード 43 制御部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード挿入口と、 カードを移送する手段と、 前記カード挿入口で、前記カードを検出するための検出
    手段と、 前記カードに含まれるデータを読み取る手段と、 装置に通電するためのスイッチと、 前記カード挿入口から挿入されたカードを移送し、且つ
    カードのデータを読み取る通常処理と、前記カード挿入
    口から挿入されたカードを移送し、且つカードのデータ
    を読み取って、装置の診断を行う診断処理とを選択的に
    実行する制御部とを有し、 前記制御部は、 前記スイッチの投入時に、前記検出手段が前記カードを
    検出している時は、前記診断処理を実行し、前記スイッ
    チの投入時に、前記検出手段が前記カードを検出してい
    ない時は、前記通常処理を実行することを特徴とするカ
    ード処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のカード処理装置において、 前記制御部は、 前記検出手段により、前記カードを検知後、所定の時間
    経過しても、前記カードが処理装置内部に搬送されない
    場合に、前記通常処理に切り替えることを特徴とするカ
    ード処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1のカード処理装置において、 前記制御部は、 前記診断処理を実行の後、前記カード挿入口の検出手段
    が、前記カードを検出する場合には、前記診断処理を行
    い、検出しない場合には、通常処理を行うことを特徴と
    するカード処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1のカード処理装置において、 前記診断処理の結果を表示する手段を備えることを特徴
    とするカード処理装置。
  5. 【請求項5】 カード挿入口と、 カードを移送する手段と、 前記カード挿入口で、前記カードを検出するための検出
    手段と、 前記カードに含まれるデータを読み取る手段と、 前記カード挿入口から挿入されたカードを移送し、且つ
    カードのデータを読み取る通常処理と、前記カード挿入
    口から挿入されたカードを移送し、且つカードのデータ
    を読み取って、装置の診断を行う診断処理とを選択的に
    実行する制御部とを有し、 前記制御部は、 複数の異なるカードによる複数の診断結果により、前記
    装置の異常か、前記カードの異常かを判定することを特
    徴とするカード処理装置
  6. 【請求項6】 装置に通電するためのスイッチの投入時
    に、カード挿入口近傍に設けられた検出手段が、カード
    を検出するかを判定するステップと、 前記検出手段が前記カードを検出している時は、前記カ
    ード挿入口から挿入されたカードを移送し、且つカード
    のデータを読み取って、装置の診断を行う診断ステップ
    と、 前記検出手段が前記カードを検出していない時は、前記
    カード挿入口から挿入されたカードを移送し、且つカー
    ドのデータを読み取る通常処理を行うステップとを有す
    ることを特徴とするカード処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6のカード処理方法において、 前記診断ステップは、 前記検出手段により、前記カードを検知後、所定の時間
    経過しても、前記カードが処理装置内部に搬送されない
    場合に、前記通常処理に切り替えるステップを有するこ
    とを特徴とするカード処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項6のカード処理方法において、 前記診断処理を実行の後、前記カード挿入口の検出手段
    が、前記カードを検出するか否かを判定するステップ
    と、 前記カードを検出した場合には、前記診断処理を行い、
    検出しない場合には、通常処理を行うステップとを有す
    ることを特徴とするカード処理方法。
  9. 【請求項9】 請求項1のカード処理方法において、 前記診断処理の結果を表示するステップを備えることを
    特徴とするカード処理方法。
  10. 【請求項10】 カード挿入口から挿入されたカードを
    移送し、且つカードのデータを読み取るカード処理装置
    の診断方法において、 第1のカードを前記カード挿入口に挿入するステップ
    と、 前記カード挿入口から挿入された第1のカードを移送
    し、且つ第1のカードのデータを読み取り、装置の診断
    を行う第1の診断ステップと、 第2のカードを前記カード挿入口に挿入するステップ
    と、 前記カード挿入口から挿入された第2のカードを移送
    し、且つ第2のカードのデータを読み取り、装置の診断
    を行う第2の診断ステップと、 前記第1及び第2の診断結果により、前記装置の異常
    か、前記カードの異常かを判定するステップとを有する
    ことを特徴とするカード処理方法。
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