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JP2001201364A - 磁気エンコーダの異常検出回路 - Google Patents

磁気エンコーダの異常検出回路

Info

Publication number
JP2001201364A
JP2001201364A JP2000012928A JP2000012928A JP2001201364A JP 2001201364 A JP2001201364 A JP 2001201364A JP 2000012928 A JP2000012928 A JP 2000012928A JP 2000012928 A JP2000012928 A JP 2000012928A JP 2001201364 A JP2001201364 A JP 2001201364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
detection circuit
detecting
signal
elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000012928A
Other languages
English (en)
Inventor
亨 ▲高▼橋
Toru Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2000012928A priority Critical patent/JP2001201364A/ja
Publication of JP2001201364A publication Critical patent/JP2001201364A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気パターンの異常を検出できるような磁気
エンコーダの異常検出回路を提供する。 【解決手段】 回転体1の表面にN極とS極とを交互に
配置して一定の磁気パターンを形成し、2個の磁気検出
素子のそれぞれが互いに相補的な信号出力が得られるよ
うに一方をN極の位置に配置し、他方をS極の位置に配
置し、これらの2個の磁気検出素子の信号出力をEXO
Rゲート3で排他的論理和を求めて異常信号を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は磁気エンコーダの
異常検出回路に関し、特に、回転体に配置された磁石な
どによる磁気パターンを固定側に配置された複数の磁気
検出素子で検出することによって回転体の回転方向や回
転速度を検出するような磁気エンコーダの異常検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】磁気
式のロータリエンコーダにおいて、磁石が欠落したり、
磁石の磁力が弱くなると、磁気パターンが異常になって
しまって磁気検出素子が正常に動作しなくなり、ロータ
リエンコーダから回転パルスが出力されなくなってしま
う。
【0003】このため、回転パルスを利用している各種
回路では、回転していない状態と区別できないため、エ
ンコーダ側に異常の発生していることがわからない。そ
こで、別途回転を検出する素子を用意してロータリエン
コーダの出力信号と比較するなどの対策が必要となる。
また、検出素子が故障した場合や回路の電源に異常が発
生した場合にも、正常な回転信号を出力することができ
なくなってしまう。
【0004】このような状況になった場合には、回転信
号を利用している各種の回路の動作に影響を与えてしま
うため、磁気パターンの異常発生を検出して出力信号を
利用している回路などに通知する必要がある。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、磁
気パターンの異常を検出できるような磁気エンコーダの
異常検出回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
回転体の表面にN極とS極とを交互に配置して一定の磁
気パターンを形成し、磁気検出素子で磁気パターンを検
出し、回転体の回転を検出する磁気エンコーダにおい
て、磁気検出素子は互いに相補的な信号出力が得られる
ように一方がN極の位置に配置され、他方がS極の位置
に配置された2個の素子を含み、さらに2個の磁気検出
素子の信号出力の排他的論理和をとるための論理回路を
備えて構成される。
【0007】請求項2に係る発明では、さらに論理回路
から出力される排他的論理和信号に基づいて、磁気パタ
ーンを形成するN極とS極の磁力が低下したことを検出
する磁力低下検出回路を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明では、さらに論理回路
から出力される排他的論理和信号に基づいて、電源異常
を検出する電源異常検出回路を備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項4に係る発明では、さらに論理回路
から出力される排他的論理和信号に基づいて、磁気検出
素子の故障を検出する故障検出回路を備えて構成される
ことを特徴とする。
【0010】請求項5に係る発明では、請求項1から4
のいずれかに記載の発明において、2個の磁気検出素子
は複数組設けられ、論理回路は複数組の磁気検出素子に
対応して設けられ、対応の磁気検出素子の信号出力の排
他的論理和信号を出力することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態を示
す図であり、図2は図1の動作を説明するためのタイミ
ング図である。
【0012】図1において、磁気エンコーダの回転体1
には、N極とS極が交互に現われるように磁気パターン
が配置されている。回転体1の周囲には、たとえばホー
ル素子のような磁気検出素子2a,2b,2cが配置さ
れている。それぞれの磁気検出素子2a,2b,2c
は、N極が近くにあるときオンし、S極が近くにあると
きオフする。
【0013】2個の磁気検出素子2a,2bからは図2
(a),(b)に示すように一定の位相を有して出力さ
れるので、その位相関係から回転方向を検出することが
できる。さらに、もう1個の磁気検出素子2cが、その
出力信号が図2(c)に示すように磁気検出素子2aの
逆相信号となるように配置される。これらの磁気検出素
子2aと2cの信号はEXORゲート3に入力されて排
他的論理和が求められる。磁気検出素子2aと2cの出
力は常に反対であるため、EXORゲート3の出力は常
に「H」レベルとなる。
【0014】もし、磁気パターン配置の異常により、こ
の位相関係がずれると、EXORゲート3の出力が
「L」レベルとなり、磁気パターンの異常を検出でき
る。
【0015】図3はこの発明を利用した磁気パターンと
異常検出回路を示す図であり、図4は同じくタイミング
図である。
【0016】回転体1と磁気検出素子2a,2b,2c
とEXORゲート3は図1と同様にして構成され、EX
ORゲート3の出力が磁気パターン異常検出回路4に与
えられる。この磁気パターン異常検出回路4はEXOR
ゲート3の出力に基づいて、磁気パターンが異常になっ
たことを検出する。すなわち、図4(a),(b)に示
すように、磁気パターンが正常であれば、前述の図1お
よび図2で説明したように、磁気検出素子2aと2cの
出力は完全に逆相となるが、たとえば磁石が欠落した
り、磁石の磁力が弱くなると、磁気パターンの配置の異
常により位相関係がずれる。このため、EXORゲート
3の出力は図4(c)に示すように、位相にずれた部分
で「L」レベル信号が出力される。磁気パターン異常検
出回路4としては、たとえばフリップフロップで構成
し、「L」レベル信号をフリップフロップにセットし、
そのセット出力を磁気パターン異常信号として出力でき
る。
【0017】図5はこの発明を利用した磁力低下検出回
路を示す図であり、図6は同じくタイミング図である。
図5に示した例は、EXORゲート3の出力に磁力低下
検出回路5を設けたものである。回転体1に鉄粉などが
付着して磁石の磁力が弱くなってしまったとき、または
磁気検出素子2aが故障した場合には、図6(a)に示
すように、磁気検出素子2aがオンしなくなって、図6
(c)に示すようにEXORゲート3の出力が「L」レ
ベルになる。これを磁力低下検出回路5が検出して磁力
低下検出信号を出力する。この磁力低下検出回路5もフ
リップフロップなどによって構成できる。
【0018】図7は逆相の信号を出力する磁気検出素子
を2組設けた例を示す図であり、図8はその動作を説明
するためのタイミング図である。
【0019】前述の図1および図3に示した例では、磁
気検出素子2aと2cが図8(a),(c)に示すよう
に逆相の信号を出力するようにしたのに対して、この図
7に示した例では、さらに磁気検出素子2bと逆相の信
号を出力する磁気検出素子2dを設けたものである。そ
して、これらの磁気検出素子2bと2dの信号出力が排
他的論理和をとるために新たに設けられたEXORゲー
ト6に入力され、図8(b)に示すように、磁気検出素
子2bが故障しても、EXORゲート6から図8(e)
に示すような異常信号を出力することができる。
【0020】図9は電源に異常を生じたときのタイミン
グ図である。検出回路の電源に異常が生じた場合には、
図9(d)に示すように異常検出信号の出力が「L」レ
ベルになるので、検出回路自体の異常も検出することが
できる。
【0021】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、互い
に相補的な信号出力が得られるように2個の磁気検出素
子を設け、これらの磁気検出素子の出力信号の排他的論
理和を求めて異常信号を出力することができるようにし
たので、エンコーダの動作異常を検出するだけではな
く、回転体の磁気パターンの異常も検出することができ
る。そして、回転信号を利用している各種回路に対し
て、磁気パターンの配置異常や磁気パターンの磁力低下
や磁気検出素子の故障などの発生を通知することができ
るため、異常な回転信号による影響が拡大する前に対処
することができる。また、検出回路の電源に異常が発生
した場合にも、同じ信号を監視することにより異常を検
知できるため、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示す図である。
【図2】 図1の実施形態の動作を説明するためのタイ
ミング図である。
【図3】 この発明を利用した磁気パターン異常検出回
路を示す図である。
【図4】 図3に示した磁気パターン異常検出回路の動
作を説明するためのタイミング図である。
【図5】 この発明を利用した磁力低下検出回路を示す
図である。
【図6】 図5に示した磁力低下検出回路の動作を説明
するためのタイミング図である。
【図7】 逆相の信号を出力する磁気検出素子を2組設
けた例を示す図である。
【図8】 図7の動作を説明するためのタイミング図で
ある。
【図9】 検出回路の電源に異常が生じたときのタイミ
ング図である。
【符号の説明】
1 回転体、2a,2b,2c,2d 磁気検出素子、
3,6 EXORゲート、4 磁気パターン異常検出回
路、5 磁力低下検出回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の表面にN極とS極とを交互に配
    置して一定の磁気パターンを形成し、磁気検出素子で前
    記磁気パターンを検出し、前記回転体の回転を検出する
    磁気エンコーダにおいて、 前記磁気検出素子は、互いに相補的な信号出力が得られ
    るように、一方が前記N極の位置に配置され、他方が前
    記S極の位置に配置された2個の素子を含み、さらに前
    記2個の磁気検出素子の出力信号の排他的論理和をとる
    ための論理回路を備えたことを特徴とする、磁気エンコ
    ーダの異常検出回路。
  2. 【請求項2】 さらに、前記論理回路から出力される排
    他的論理和信号に基づいて、前記磁気パターンを形成す
    るN極とS極の磁力が低下したことを検出する磁力低下
    検出回路を備えたことを特徴とする、請求項1に記載の
    磁気エンコーダの異常検出回路。
  3. 【請求項3】 さらに、前記論理回路から出力される排
    他的論理和信号に基づいて、電源異常を検出する電源異
    常検出回路を備えたことを特徴とする、請求項1に記載
    の磁気エンコーダの異常検出回路。
  4. 【請求項4】 さらに、前記論理回路から出力される排
    他的論理和信号に基づいて、前記磁気検出素子の故障を
    検出する故障検出回路を備えたことを特徴とする、請求
    項1に記載の磁気エンコーダの異常検出回路。
  5. 【請求項5】 前記2個の磁気検出素子は複数組設けら
    れ、前記論理回路は、前記複数組の磁気検出素子に対応
    して設けられて対応の磁気検出素子の信号出力の排他的
    論理和信号を出力することを特徴とする、請求項1から
    4のいずれかに記載の磁気エンコーダの異常検出回路。
JP2000012928A 2000-01-21 2000-01-21 磁気エンコーダの異常検出回路 Withdrawn JP2001201364A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011111494A1 (ja) 2010-03-12 2011-09-15 アルプス電気株式会社 磁気センサ及び磁気エンコーダ
JP2011185747A (ja) * 2010-03-09 2011-09-22 Alps Electric Co Ltd 異常検知装置
EP3098616A1 (en) 2015-05-22 2016-11-30 Alps Electric Co., Ltd. Magnetic sensor
US10061305B2 (en) 2016-03-11 2018-08-28 Denso Corporation Controller for determining abnormality of a pulse outputter
US10627256B2 (en) 2017-09-26 2020-04-21 Fanuc Corporation Rotation angle detecting device

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070403