JP2001200729A - 外装板の取付構造 - Google Patents
外装板の取付構造Info
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E20/00—Combustion technologies with mitigation potential
- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、内部高温流体による熱伸び差や強
風等の外力などによって起こる外装板の位置ずれや脱落
を確実に防止し、信頼性および作業性の向上を図ること
が可能な外装板の取付構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、高温ガスが流れるスタック2
1の外周面を複数枚で覆う外装板25の取付構造におい
て、スタック21の外周面に複数の平板リング24を取
付け、平板リング24に、隣接する外装板25の重ね合
わせ部を配置すると共に、固定部31a及びスプリング
部31bを有するバンド31を配置し、バンド31の固
定部31aにリベット28を結合させることによって外
装板25の重ね合わせ部を平板リング24に移動可能に
固定している。
風等の外力などによって起こる外装板の位置ずれや脱落
を確実に防止し、信頼性および作業性の向上を図ること
が可能な外装板の取付構造を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、高温ガスが流れるスタック2
1の外周面を複数枚で覆う外装板25の取付構造におい
て、スタック21の外周面に複数の平板リング24を取
付け、平板リング24に、隣接する外装板25の重ね合
わせ部を配置すると共に、固定部31a及びスプリング
部31bを有するバンド31を配置し、バンド31の固
定部31aにリベット28を結合させることによって外
装板25の重ね合わせ部を平板リング24に移動可能に
固定している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインドサイ
クルシステムにおけるガスタービンのスタック(煙突)
および排気ダクト等を覆う外装板の取付構造に関する。
クルシステムにおけるガスタービンのスタック(煙突)
および排気ダクト等を覆う外装板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンバインドサイクルシステム
におけるガスタービンの排ガスダクトは、図8に示す如
く、円筒形状のガスタービン排気口接続部1、円筒形状
の第1エキスパンションジョイント2、円錐台状の拡管
部3、円筒形状の第2エキスパンションジョイント4、
円筒矩形切り替えジョイント5、矩形の第3エキスパン
ションジョイント6、ガス用の弁である排ガスダンパー
7、矩形管8、矩形の第4エキスパンションジョイント
9、矩形拡大管10、サイレンサー11、矩形円筒切り
替えジョイント12およびスタック21を互いに接合す
ることにより構成されている。
におけるガスタービンの排ガスダクトは、図8に示す如
く、円筒形状のガスタービン排気口接続部1、円筒形状
の第1エキスパンションジョイント2、円錐台状の拡管
部3、円筒形状の第2エキスパンションジョイント4、
円筒矩形切り替えジョイント5、矩形の第3エキスパン
ションジョイント6、ガス用の弁である排ガスダンパー
7、矩形管8、矩形の第4エキスパンションジョイント
9、矩形拡大管10、サイレンサー11、矩形円筒切り
替えジョイント12およびスタック21を互いに接合す
ることにより構成されている。
【0003】ガスタービンから排出された排ガスは、矢
印に示す如く、ガスタービン排気口接続部1から第1エ
キスパンションジョイント2を経て拡管部3を流れるこ
とにより流速を低下させる。次いで、同排ガスは、第2
エキスパンションジョイント4を経て、円筒矩形切り替
えジョイント5で矩形管に切り替わった第3エキスパン
ションジョイント6より排ガスダンパー7に流れ込む。
そして、同排ガスが直進すると、矩形管8を通り排ガス
ボイラ(図示せず)に導かれる。排ガスの持っている熱
エネルギーは、排ガスボイラで蒸気を生成し、その蒸気
で蒸気タービン発電機を運転するため、通常運転では排
ガスを排ガスボイラへ流入させるが、発電所運用により
排ガスを排ガスボイラへ流入させず、大気へ直接放出し
なければならないことがある。そのときは、ダンパー7
で排ガスの流れ方向を排ガスボイラから円筒構造の鋼板
製スタック21に切り替える。ダンパー7で流れを上方
へ転向された排ガスは、第4エキスパンションジョイン
ト9、矩形拡大管10、サイレンサー11、矩形円筒切
り替えジョイント12を経てスタック21を通り、大気
に放出されるようになっている。
印に示す如く、ガスタービン排気口接続部1から第1エ
キスパンションジョイント2を経て拡管部3を流れるこ
とにより流速を低下させる。次いで、同排ガスは、第2
エキスパンションジョイント4を経て、円筒矩形切り替
えジョイント5で矩形管に切り替わった第3エキスパン
ションジョイント6より排ガスダンパー7に流れ込む。
そして、同排ガスが直進すると、矩形管8を通り排ガス
ボイラ(図示せず)に導かれる。排ガスの持っている熱
エネルギーは、排ガスボイラで蒸気を生成し、その蒸気
で蒸気タービン発電機を運転するため、通常運転では排
ガスを排ガスボイラへ流入させるが、発電所運用により
排ガスを排ガスボイラへ流入させず、大気へ直接放出し
なければならないことがある。そのときは、ダンパー7
で排ガスの流れ方向を排ガスボイラから円筒構造の鋼板
製スタック21に切り替える。ダンパー7で流れを上方
へ転向された排ガスは、第4エキスパンションジョイン
ト9、矩形拡大管10、サイレンサー11、矩形円筒切
り替えジョイント12を経てスタック21を通り、大気
に放出されるようになっている。
【0004】ところで一般に、スタック21以外は、ダ
クト外部が断熱材で覆われ、更にその周囲に外装板が設
けられている。スタック21は、図9〜図12に示す如
く、地上より20m以上の高さに据え付けられ、通常人
が近づけないことや、放熱損失を考慮する必要がないこ
とから、断熱材が省略されており、複数枚の外装板25
のみで囲む構造となっている。隣接する外装板25は、
端部が2枚重ね、あるいは3枚重ねに配置されて重なり
合っており、これら重ね合わせ部を鋼製平板リング24
にリベット28で結合させることにより固定されてい
る。このため、平板リング24は、スタック21の外面
にスタッドボルト22の基端を溶接し、該スタッドボル
ト22の先端にクリップ23をボルト締めすると共に、
これらクリップ23間にリング素材24aを溶接して環
状に構成され、上下方向へ一定の間隔を置いて数段にわ
たって設けられている。
クト外部が断熱材で覆われ、更にその周囲に外装板が設
けられている。スタック21は、図9〜図12に示す如
く、地上より20m以上の高さに据え付けられ、通常人
が近づけないことや、放熱損失を考慮する必要がないこ
とから、断熱材が省略されており、複数枚の外装板25
のみで囲む構造となっている。隣接する外装板25は、
端部が2枚重ね、あるいは3枚重ねに配置されて重なり
合っており、これら重ね合わせ部を鋼製平板リング24
にリベット28で結合させることにより固定されてい
る。このため、平板リング24は、スタック21の外面
にスタッドボルト22の基端を溶接し、該スタッドボル
ト22の先端にクリップ23をボルト締めすると共に、
これらクリップ23間にリング素材24aを溶接して環
状に構成され、上下方向へ一定の間隔を置いて数段にわ
たって設けられている。
【0005】また、ガスタービン排ガス温度は最高で6
00℃となるが、スタック21の温度は400℃前後と
なり、外装板25は100℃前後となる。これは、スタ
ック21と外装板25との間が冷却空気通路となってお
り、外装板25の上下部が大気に開放され、自然循環効
果により冷気が流れるためである。この結果、スタック
21と外装板25との間には、運転中で約300℃の温
度差があることから、排ガスダクトの軸方向に数十mm
の伸び差が生ずる。この対策として、外装板25の端部
には、図9および図12に示す如く、伸び差方向へ沿っ
て延びる長孔25aが穿設され、スペーサ26で間隔を
調整しながらワッシャ27と平板リング24をリベット
28で固定することにより、外装板25が平板リング2
4の面を移動できるように構成されている。
00℃となるが、スタック21の温度は400℃前後と
なり、外装板25は100℃前後となる。これは、スタ
ック21と外装板25との間が冷却空気通路となってお
り、外装板25の上下部が大気に開放され、自然循環効
果により冷気が流れるためである。この結果、スタック
21と外装板25との間には、運転中で約300℃の温
度差があることから、排ガスダクトの軸方向に数十mm
の伸び差が生ずる。この対策として、外装板25の端部
には、図9および図12に示す如く、伸び差方向へ沿っ
て延びる長孔25aが穿設され、スペーサ26で間隔を
調整しながらワッシャ27と平板リング24をリベット
28で固定することにより、外装板25が平板リング2
4の面を移動できるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の取付構造では、ワッシャ27と平板リング24
をリベット28で固定することにより、外装板25を平
板リング24に移動可能に取付けているので、温度差に
て生じる排ガスダクトの軸方向伸び差を少ない範囲でし
か吸収できず、強風等の外力により外装板25の位置が
ずれたり、あるいは平板リング24より外れてスタック
21から脱落してしまうおそれがあった。その対策とし
て、従来の取付構造では、外装板25の外周面にスプリ
ング32付きのステンレス鋼製バンド31を巻き付ける
ことにより脱落防止を行っているが、恒久的な対策とは
いえず信頼性に欠け、外装板25の脱落事故を完全に解
消することは困難であった。このような事故の原因とし
ては、外装板25を形成する波板と波板の重なりが複雑
な形状であるため、当初の計画通りには外装板25が滑
らず、滑りにくい部分に伸び差による応力が集中し、波
板が変形してリベット28の固定部が外れるものと考え
られる。一方、上記バンド31を外装板25の外周面に
巻き付ける作業は煩雑であるため、リベット28の結合
作業と別個に行うと、多くの施工時間が必要となり、作
業効率を高めることが難しかった。
た従来の取付構造では、ワッシャ27と平板リング24
をリベット28で固定することにより、外装板25を平
板リング24に移動可能に取付けているので、温度差に
て生じる排ガスダクトの軸方向伸び差を少ない範囲でし
か吸収できず、強風等の外力により外装板25の位置が
ずれたり、あるいは平板リング24より外れてスタック
21から脱落してしまうおそれがあった。その対策とし
て、従来の取付構造では、外装板25の外周面にスプリ
ング32付きのステンレス鋼製バンド31を巻き付ける
ことにより脱落防止を行っているが、恒久的な対策とは
いえず信頼性に欠け、外装板25の脱落事故を完全に解
消することは困難であった。このような事故の原因とし
ては、外装板25を形成する波板と波板の重なりが複雑
な形状であるため、当初の計画通りには外装板25が滑
らず、滑りにくい部分に伸び差による応力が集中し、波
板が変形してリベット28の固定部が外れるものと考え
られる。一方、上記バンド31を外装板25の外周面に
巻き付ける作業は煩雑であるため、リベット28の結合
作業と別個に行うと、多くの施工時間が必要となり、作
業効率を高めることが難しかった。
【0007】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、内部高温流体による熱伸び
差や強風等の外力などによって起こる外装板の位置ずれ
や脱落を確実に防止し、信頼性および作業性の向上を図
ることが可能な外装板の取付構造を提供することにあ
る。
ものであって、その目的は、内部高温流体による熱伸び
差や強風等の外力などによって起こる外装板の位置ずれ
や脱落を確実に防止し、信頼性および作業性の向上を図
ることが可能な外装板の取付構造を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するため、本発明は、高温流体が流れる筒状体
の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、前
記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、該平板
リングに、隣接する前記外装板の重ね合わせ部を配置す
ると共に、固定部およびスプリング部を有するバンドを
配置し、該バンドの固定部に止め具を係止させることに
よって前記外装板の重ね合わせ部を前記平板リングに移
動可能に固定している。
題を解決するため、本発明は、高温流体が流れる筒状体
の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、前
記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、該平板
リングに、隣接する前記外装板の重ね合わせ部を配置す
ると共に、固定部およびスプリング部を有するバンドを
配置し、該バンドの固定部に止め具を係止させることに
よって前記外装板の重ね合わせ部を前記平板リングに移
動可能に固定している。
【0009】また、本発明では、高温流体が流れる筒状
体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、
前記筒状体の外周面に複数個の伸縮部材を介して複数の
平板リングを取付け、該平板リングに前記外装板を固定
することによって、前記外装板を前記筒状体に対して移
動可能に取付けている。
体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、
前記筒状体の外周面に複数個の伸縮部材を介して複数の
平板リングを取付け、該平板リングに前記外装板を固定
することによって、前記外装板を前記筒状体に対して移
動可能に取付けている。
【0010】そして、本発明では、高温流体が流れる筒
状体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造におい
て、前記筒状体の外周面にスプリングボルトの一端を固
定すると共に、該スプリングボルトの他端を前記各外装
板の中心位置に固定することによって、前記外装板を前
記筒状体に対して移動可能に取付けている。
状体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造におい
て、前記筒状体の外周面にスプリングボルトの一端を固
定すると共に、該スプリングボルトの他端を前記各外装
板の中心位置に固定することによって、前記外装板を前
記筒状体に対して移動可能に取付けている。
【0011】また、本発明では、高温流体が流れる筒状
体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、
前記筒状体の外周面に、中間部が外方へ湾曲した複数の
支持板の伸縮可能な両端部を取付け、該支持板の中間部
に前記外装板を固定することによって、前記外装板を前
記筒状体に対して移動可能に取付けている。
体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造において、
前記筒状体の外周面に、中間部が外方へ湾曲した複数の
支持板の伸縮可能な両端部を取付け、該支持板の中間部
に前記外装板を固定することによって、前記外装板を前
記筒状体に対して移動可能に取付けている。
【0012】さらに、本発明では、高温流体が流れる筒
状体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造におい
て、前記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、
該平板リングの上下間に、隣接する前記外装板の重ね合
わせ部を配置すると共に、該重ね合わせ部を避けた前記
各外装板の端部を前記平板リングに止め具で移動可能に
固定している。
状体の外周面を複数枚で覆う外装板の取付構造におい
て、前記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、
該平板リングの上下間に、隣接する前記外装板の重ね合
わせ部を配置すると共に、該重ね合わせ部を避けた前記
各外装板の端部を前記平板リングに止め具で移動可能に
固定している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の第
1実施形態に係る外装板の取付構造の斜視図、図2は外
装板の固定部の断面図を示している。なお、従来例と同
一部材には同一符号を付してその説明を簡略化する。
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の第
1実施形態に係る外装板の取付構造の斜視図、図2は外
装板の固定部の断面図を示している。なお、従来例と同
一部材には同一符号を付してその説明を簡略化する。
【0014】図1に示す如く、本発明の第1実施形態に
係るスタック21は、従来例と同様に、ガスタービンの
排ガスダクトの一部を構成するものであり、内部にガス
タービンからの高温ガス(600℃の排ガス)が流れる
円筒状体に形成されている。しかも、スタック21の外
周面は、これを囲むように複数枚の外装板25を配列す
ることにより覆われており、該外装板25によってスタ
ック21の外観向上が図られている。これら外装板25
は、ステンレス鋼板を折り曲げ加工することにより、ス
タック21の軸方向(上下方向)へ延びる断面略コ字状
の凹凸が周方向に沿って交互に位置する波形(コルゲー
トシート)に形成されている。したがって、外装板25
は、スタック21との温度差による伸び差をある程度吸
収できる構造となっている。
係るスタック21は、従来例と同様に、ガスタービンの
排ガスダクトの一部を構成するものであり、内部にガス
タービンからの高温ガス(600℃の排ガス)が流れる
円筒状体に形成されている。しかも、スタック21の外
周面は、これを囲むように複数枚の外装板25を配列す
ることにより覆われており、該外装板25によってスタ
ック21の外観向上が図られている。これら外装板25
は、ステンレス鋼板を折り曲げ加工することにより、ス
タック21の軸方向(上下方向)へ延びる断面略コ字状
の凹凸が周方向に沿って交互に位置する波形(コルゲー
トシート)に形成されている。したがって、外装板25
は、スタック21との温度差による伸び差をある程度吸
収できる構造となっている。
【0015】上記外装板25は、スタック21の外周面
で軸方向および周方向の全面にわたって配置されてお
り、隣接する外装板25は、取付箇所によって端部が2
枚重ね、あるいは3枚重ねに合わせられている。そし
て、これら外装板25の重ね合わせ部は、複数の鋼製平
板リング24の配設位置に対応してそれぞれ配置され、
後述のバンド31と一緒にリベット28で結合させるこ
とにより、平板リング24上に固定されている。なお、
各外装板25の端部には、図2に示す如く、従来例と同
様の長孔25aが穿設され、スペーサ26で間隔を調整
しながら後述のバンド31と平板リング24をリベット
28で固定することにより、外装板25およびバンド3
1が平板リング24上を移動できるように構成されてい
る。
で軸方向および周方向の全面にわたって配置されてお
り、隣接する外装板25は、取付箇所によって端部が2
枚重ね、あるいは3枚重ねに合わせられている。そし
て、これら外装板25の重ね合わせ部は、複数の鋼製平
板リング24の配設位置に対応してそれぞれ配置され、
後述のバンド31と一緒にリベット28で結合させるこ
とにより、平板リング24上に固定されている。なお、
各外装板25の端部には、図2に示す如く、従来例と同
様の長孔25aが穿設され、スペーサ26で間隔を調整
しながら後述のバンド31と平板リング24をリベット
28で固定することにより、外装板25およびバンド3
1が平板リング24上を移動できるように構成されてい
る。
【0016】上記平板リング24は、スタック21の外
周面に浮いた状態で取付けられており、スタック21と
外装板25との間は、空気が流通する冷却空気通路とな
っている。このため、スタック21の外周面には、径方
向へ突出する複数本のスタッドボルト22が周方向に間
隔を置いて配設されており、これらスタッドボルト22
の先端には、上端折り曲げ片23aを有する断面略コ字
状のクリップ23がナット29を用いてボルト締めされ
ている。したがって、平板リング24は、クリップ23
間の上端折り曲げ片23aに帯状のリング素材24aを
溶接で固着することにより環状に構成され、スタック2
1の上下方向へ一定の間隔を置いて数段にわたって設け
られている。
周面に浮いた状態で取付けられており、スタック21と
外装板25との間は、空気が流通する冷却空気通路とな
っている。このため、スタック21の外周面には、径方
向へ突出する複数本のスタッドボルト22が周方向に間
隔を置いて配設されており、これらスタッドボルト22
の先端には、上端折り曲げ片23aを有する断面略コ字
状のクリップ23がナット29を用いてボルト締めされ
ている。したがって、平板リング24は、クリップ23
間の上端折り曲げ片23aに帯状のリング素材24aを
溶接で固着することにより環状に構成され、スタック2
1の上下方向へ一定の間隔を置いて数段にわたって設け
られている。
【0017】一方、ステンレス鋼製バンド31は、外装
板25の外周面の円周方向に沿った環状に形成され、外
装板25の脱落を防止するために巻き付けられている。
このバンド31は、平板リング24の配設位置に対応し
て配置されており、ワッシャに相当する固定部31a
と、弾力性を付与するスプリング部31bとを有してい
る。固定部31aは、図2に示す如く、隣接する外装板
25の重ね合わせ部と対応して凹状に屈曲形成され、そ
の中央にはリベット28を挿通させる貫通孔30が穿設
されている。また、スプリング部31bは、外装板25
の移動に伴ってバンド31も移動できるようにするた
め、バンド31の中間部分に配設されたものであり、ス
タック21の周方向に沿って延びている。
板25の外周面の円周方向に沿った環状に形成され、外
装板25の脱落を防止するために巻き付けられている。
このバンド31は、平板リング24の配設位置に対応し
て配置されており、ワッシャに相当する固定部31a
と、弾力性を付与するスプリング部31bとを有してい
る。固定部31aは、図2に示す如く、隣接する外装板
25の重ね合わせ部と対応して凹状に屈曲形成され、そ
の中央にはリベット28を挿通させる貫通孔30が穿設
されている。また、スプリング部31bは、外装板25
の移動に伴ってバンド31も移動できるようにするた
め、バンド31の中間部分に配設されたものであり、ス
タック21の周方向に沿って延びている。
【0018】本実施形態の取付構造によって必要枚数の
外装板25をスタック21の外周面に取付けるには、ま
ず、スタッドボルト22、クリップ23等を用いて必要
本数の平板リング24をスタック21の外周面の所定位
置に取付ける。次いで、外装板25をスタック21の外
周面に配列しながら、これら隣接する外装板25の重ね
合わせ部を平板リング24に配置すると共に、バンド3
1を平板リング24上に配置して巻き付ける。その後、
スペーサ26を介在させて状態で、バンド31の固定部
31aと平板リング24をリベット28で固定すれば、
外装板25の重ね合わせ部は平板リング24に移動可能
に取付けられることになる(図1および図2参照)。
外装板25をスタック21の外周面に取付けるには、ま
ず、スタッドボルト22、クリップ23等を用いて必要
本数の平板リング24をスタック21の外周面の所定位
置に取付ける。次いで、外装板25をスタック21の外
周面に配列しながら、これら隣接する外装板25の重ね
合わせ部を平板リング24に配置すると共に、バンド3
1を平板リング24上に配置して巻き付ける。その後、
スペーサ26を介在させて状態で、バンド31の固定部
31aと平板リング24をリベット28で固定すれば、
外装板25の重ね合わせ部は平板リング24に移動可能
に取付けられることになる(図1および図2参照)。
【0019】本発明の第1実施形態に係る取付構造で
は、固定部31aおよびスプリング部31bを有するバ
ンド31を用い、隣接する外装板25の重ね合わせ部を
バンド31と一緒にリベット28で平板リング24に結
合させているため、ワッシャに相当する部品が不要とな
る上、リベット28の結合作業とバンド31の巻き付け
作業を同時に行うことができ、施工時間の短縮化および
コストダウンを図ることができる。
は、固定部31aおよびスプリング部31bを有するバ
ンド31を用い、隣接する外装板25の重ね合わせ部を
バンド31と一緒にリベット28で平板リング24に結
合させているため、ワッシャに相当する部品が不要とな
る上、リベット28の結合作業とバンド31の巻き付け
作業を同時に行うことができ、施工時間の短縮化および
コストダウンを図ることができる。
【0020】図3は本発明の第2実施形態に係る外装板
の取付構造の断面図、図4は図3のA−A線断面図を示
している。第2実施形態に係る外装板の取付構造が第1
実施形態の取付構造と相違する点は、図3および図4に
示す如く、複数の平板リング24がバネ部材である複数
個の伸縮部材41を介してスタック21の外周面に浮い
た状態で配設されていることと、該平板リング24に外
装板25を固定することによって外装板25がスタック
21に対して移動可能に取付けられていることである。
すなわち、本実施形態の取付構造においては、平板リン
グ24が伸縮部材41によってスタック21に支持され
ており、伸縮部材41の撓みによりスタック21の軸方
向に移動可能となる上、該スタック21と外装板25間
の周方向伸び差も吸収可能となる。
の取付構造の断面図、図4は図3のA−A線断面図を示
している。第2実施形態に係る外装板の取付構造が第1
実施形態の取付構造と相違する点は、図3および図4に
示す如く、複数の平板リング24がバネ部材である複数
個の伸縮部材41を介してスタック21の外周面に浮い
た状態で配設されていることと、該平板リング24に外
装板25を固定することによって外装板25がスタック
21に対して移動可能に取付けられていることである。
すなわち、本実施形態の取付構造においては、平板リン
グ24が伸縮部材41によってスタック21に支持され
ており、伸縮部材41の撓みによりスタック21の軸方
向に移動可能となる上、該スタック21と外装板25間
の周方向伸び差も吸収可能となる。
【0021】上記伸縮部材41は、板バネでも棒バネで
も良く、また材料も通常の鋼材を使用して良く、最大伸
び差に対して撓みがその材料の弾性応力以内とすればよ
い。このため、伸縮部材41の両端部は、スタック21
および平板リング24に溶接により取付けることが可能
となっている。また、伸縮部材41は、板バネ材を折り
返して断面略Z字形状の波形に形成され、伸縮性が保持
されている。なお、伸縮部材41は、棒バネをコイル状
に巻いた形状のものを用いても良い。その他の構成は上
記第1実施形態と同様である。
も良く、また材料も通常の鋼材を使用して良く、最大伸
び差に対して撓みがその材料の弾性応力以内とすればよ
い。このため、伸縮部材41の両端部は、スタック21
および平板リング24に溶接により取付けることが可能
となっている。また、伸縮部材41は、板バネ材を折り
返して断面略Z字形状の波形に形成され、伸縮性が保持
されている。なお、伸縮部材41は、棒バネをコイル状
に巻いた形状のものを用いても良い。その他の構成は上
記第1実施形態と同様である。
【0022】本発明の第2実施形態に係る取付構造で
は、平板リング24を複数個の伸縮部材41を介してス
タック21の外周面に取付け、該平板リング24に外装
板25を固定することにより当該外装板25をスタック
21に対して移動可能に取付けているため、平板リング
24に滑り機構を設ける必要がなくなり、外装板25を
リベット28で確実に固定できると共に、外装板25の
剛性を向上させることができ、外装板25の脱落事故等
を無くせることによって信頼性を高めることができる。
しかも、伸縮部材41の両端部は、溶接によりスタック
21および平板リング24に取付けることが可能である
ため、現場作業の簡略化が図れることになる。また、外
装板25の端部には、工数の多くなる長孔を加工する必
要が無くなるため、外装板25の取付工数を大幅に低減
できる。さらに、平板リング24の据え付けについて
も、従来の短尺の平鋼でなく長尺材が使用可能になるた
め、溶接工数を大幅に低減できる。
は、平板リング24を複数個の伸縮部材41を介してス
タック21の外周面に取付け、該平板リング24に外装
板25を固定することにより当該外装板25をスタック
21に対して移動可能に取付けているため、平板リング
24に滑り機構を設ける必要がなくなり、外装板25を
リベット28で確実に固定できると共に、外装板25の
剛性を向上させることができ、外装板25の脱落事故等
を無くせることによって信頼性を高めることができる。
しかも、伸縮部材41の両端部は、溶接によりスタック
21および平板リング24に取付けることが可能である
ため、現場作業の簡略化が図れることになる。また、外
装板25の端部には、工数の多くなる長孔を加工する必
要が無くなるため、外装板25の取付工数を大幅に低減
できる。さらに、平板リング24の据え付けについて
も、従来の短尺の平鋼でなく長尺材が使用可能になるた
め、溶接工数を大幅に低減できる。
【0023】図5は本発明の第3実施形態に係る外装板
の取付構造の概念図を示している。第3実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図5に示す如く、複数枚の外装板25がそれぞれ
スプリングボルト42を介してスタック21の外周面に
移動可能に取付けられていることである。すなわち、本
実施形態の取付構造においては、平板リング24を用い
ることなく、外装板25がスプリングボルト42によっ
て浮いた状態でスタック21に直接支持されており、ス
プリングボルト42の撓みによりスタック21の軸方向
および周方向に移動可能となっている。このため、上記
スプリングボルト42は、基端側軸部43aと先端側ね
じ軸部43bとの間をコイルスプリング44にて連結す
ることにより構成されており、基端側軸部43aは溶接
によりスタック21の外周面に起立状態で固定され、先
端側ねじ軸部43bはボルト締めにより各外装板25の
中心位置に固定されるようになっている。
の取付構造の概念図を示している。第3実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図5に示す如く、複数枚の外装板25がそれぞれ
スプリングボルト42を介してスタック21の外周面に
移動可能に取付けられていることである。すなわち、本
実施形態の取付構造においては、平板リング24を用い
ることなく、外装板25がスプリングボルト42によっ
て浮いた状態でスタック21に直接支持されており、ス
プリングボルト42の撓みによりスタック21の軸方向
および周方向に移動可能となっている。このため、上記
スプリングボルト42は、基端側軸部43aと先端側ね
じ軸部43bとの間をコイルスプリング44にて連結す
ることにより構成されており、基端側軸部43aは溶接
によりスタック21の外周面に起立状態で固定され、先
端側ねじ軸部43bはボルト締めにより各外装板25の
中心位置に固定されるようになっている。
【0024】本発明の第3実施形態に係る取付構造で
は、スタック21の外周面にスプリングボルト42を立
設し、各外装板25をスプリングボルト42を介してス
タック21の外周面に移動可能に取付けていることか
ら、外装板25を取付けるための平板リングやすべり機
構等を設ける必要がなくなり、外装板25をスタック2
1に確実に取付けることができ、かつ固定バンドも不要
となる。したがって、本実施形態の取付構造によれば、
外装板25の加工工数および現場作業工数が減り、コス
トダウンおよび作業性の向上を図ることができる。
は、スタック21の外周面にスプリングボルト42を立
設し、各外装板25をスプリングボルト42を介してス
タック21の外周面に移動可能に取付けていることか
ら、外装板25を取付けるための平板リングやすべり機
構等を設ける必要がなくなり、外装板25をスタック2
1に確実に取付けることができ、かつ固定バンドも不要
となる。したがって、本実施形態の取付構造によれば、
外装板25の加工工数および現場作業工数が減り、コス
トダウンおよび作業性の向上を図ることができる。
【0025】図6は本発明の第4実施形態に係る外装板
の取付構造の断面図を示している。第4実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図6に示す如く、複数枚の外装板25が複数枚の
支持板45を介してスタック21の外周面に移動可能に
取付けられていることである。すなわち、本実施形態の
取付構造においては、平板リング24とスタッドボルト
22およびクリップ23等とを一体化した支持板45を
用い、外装板25が支持板45によって浮いた状態でス
タック21に支持されており、支持板45の撓みにより
スタック21の軸方向および周方向に移動可能となって
いる。このため、上記支持板45は、外方へ湾曲した中
間部45aと、伸縮可能に折り曲げられた両端部45b
とで構成されており、両端部45bのブラケット46を
溶接によりスタック21の外周面に固着することにより
取付けられている。そして、各外装板25は、支持板4
5の中間部45aにリベット結合されている。その他の
構成は上記第1実施形態と同様である。
の取付構造の断面図を示している。第4実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図6に示す如く、複数枚の外装板25が複数枚の
支持板45を介してスタック21の外周面に移動可能に
取付けられていることである。すなわち、本実施形態の
取付構造においては、平板リング24とスタッドボルト
22およびクリップ23等とを一体化した支持板45を
用い、外装板25が支持板45によって浮いた状態でス
タック21に支持されており、支持板45の撓みにより
スタック21の軸方向および周方向に移動可能となって
いる。このため、上記支持板45は、外方へ湾曲した中
間部45aと、伸縮可能に折り曲げられた両端部45b
とで構成されており、両端部45bのブラケット46を
溶接によりスタック21の外周面に固着することにより
取付けられている。そして、各外装板25は、支持板4
5の中間部45aにリベット結合されている。その他の
構成は上記第1実施形態と同様である。
【0026】本発明の第4実施形態に係る取付構造で
は、スタック21の外周面に支持板45を配設し、各外
装板25を支持板42を介してスタック21の外周面に
移動可能に取付けていることから、上記第3実施形態と
ほぼ同様の効果が得られる。
は、スタック21の外周面に支持板45を配設し、各外
装板25を支持板42を介してスタック21の外周面に
移動可能に取付けていることから、上記第3実施形態と
ほぼ同様の効果が得られる。
【0027】図7は本発明の第5実施形態に係る外装板
の取付構造の概念図を示している。第5実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図7に示す如く、隣接する外装板25の重ね合わ
せ部がスタック21の外周面に取付けた平板リング24
の上下間に配置され、当該重ね合わせを避けた外装板2
5の端部を平板リング24にスタッドボルト22等の止
め具で移動可能に取付けられていることである。すなわ
ち、本実施形態の取付構造においては、外装板25のス
ライドを容易にするために、外装板25の固定箇所を二
点に分割している。その他の構成は上記第1実施形態と
同様である。本発明の第5実施形態に係る取付構造で
は、隣接する外装板25の固定箇所が重ね合わせ部を間
に置いて二点設置されているため、熱伸び差や強風など
の外力が作用しも、外装板25は平板リング24から外
れることなく大きく移動でき、信頼性の向上を図ること
ができる。
の取付構造の概念図を示している。第5実施形態に係る
外装板の取付構造が第1実施形態の取付構造と相違する
点は、図7に示す如く、隣接する外装板25の重ね合わ
せ部がスタック21の外周面に取付けた平板リング24
の上下間に配置され、当該重ね合わせを避けた外装板2
5の端部を平板リング24にスタッドボルト22等の止
め具で移動可能に取付けられていることである。すなわ
ち、本実施形態の取付構造においては、外装板25のス
ライドを容易にするために、外装板25の固定箇所を二
点に分割している。その他の構成は上記第1実施形態と
同様である。本発明の第5実施形態に係る取付構造で
は、隣接する外装板25の固定箇所が重ね合わせ部を間
に置いて二点設置されているため、熱伸び差や強風など
の外力が作用しも、外装板25は平板リング24から外
れることなく大きく移動でき、信頼性の向上を図ること
ができる。
【0028】以上、本発明の実施形態につき述べたが、
本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形及び
変更を加え得るものである。例えば、本実施形態に係る
外装板25は、使用態様によっては波形でなく、平坦面
形状の板であっても良い。
本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において各種の変形及び
変更を加え得るものである。例えば、本実施形態に係る
外装板25は、使用態様によっては波形でなく、平坦面
形状の板であっても良い。
【0029】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る外装板の取付
構造は、高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆
うものであり、前記筒状体の外周面に複数の平板リング
を取付け、該平板リングに、隣接する前記外装板の重ね
合わせ部を配置すると共に、固定部及びスプリング部を
有するバンドを配置し、該バンドの固定部に止め具を係
止させることによって前記外装板の重ね合わせ部を前記
平板リングに移動可能に固定しているので、部品点数お
よび作業工数を減らし、施工時間を短縮でき、作業能率
の向上およびコストダウンを図ることができる。
構造は、高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆
うものであり、前記筒状体の外周面に複数の平板リング
を取付け、該平板リングに、隣接する前記外装板の重ね
合わせ部を配置すると共に、固定部及びスプリング部を
有するバンドを配置し、該バンドの固定部に止め具を係
止させることによって前記外装板の重ね合わせ部を前記
平板リングに移動可能に固定しているので、部品点数お
よび作業工数を減らし、施工時間を短縮でき、作業能率
の向上およびコストダウンを図ることができる。
【0030】また、本発明に係る外装板の取付構造は、
高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うもので
あり、前記筒状体の外周面に複数個の伸縮部材を介して
複数の平板リングを取付け、該平板リングに前記外装板
を固定することによって、前記外装板を前記筒状体に対
して移動可能に取付けているので、内部高温流体による
熱伸び差や強風等の外力などによって起こる外装板の位
置ずれや脱落を確実に防止でき、信頼性および作業性の
向上を図ることができる。
高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うもので
あり、前記筒状体の外周面に複数個の伸縮部材を介して
複数の平板リングを取付け、該平板リングに前記外装板
を固定することによって、前記外装板を前記筒状体に対
して移動可能に取付けているので、内部高温流体による
熱伸び差や強風等の外力などによって起こる外装板の位
置ずれや脱落を確実に防止でき、信頼性および作業性の
向上を図ることができる。
【0031】さらに、本発明に係る外装板の取付構造
は、高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うも
のであり、前記筒状体の外周面にスプリングボルトの一
端を固定すると共に、該スプリングボルトの他端を前記
各外装板の中心位置に固定することによって、前記外装
板を前記筒状体に対して移動可能に取付けているので、
上記発明と同様の効果が得られる上、現場作業工数を低
減させることができる。
は、高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うも
のであり、前記筒状体の外周面にスプリングボルトの一
端を固定すると共に、該スプリングボルトの他端を前記
各外装板の中心位置に固定することによって、前記外装
板を前記筒状体に対して移動可能に取付けているので、
上記発明と同様の効果が得られる上、現場作業工数を低
減させることができる。
【0032】また、本発明に係る外装板の取付構造は、
高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うもので
あり、前記筒状体の外周面に、中間部が外方へ湾曲した
複数の支持板の伸縮可能な両端部を取付け、該支持板の
中間部に前記外装板を固定することによって、前記外装
板を前記筒状体に対して移動可能に取付けているので、
上記発明と同様の効果が得られる。
高温流体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うもので
あり、前記筒状体の外周面に、中間部が外方へ湾曲した
複数の支持板の伸縮可能な両端部を取付け、該支持板の
中間部に前記外装板を固定することによって、前記外装
板を前記筒状体に対して移動可能に取付けているので、
上記発明と同様の効果が得られる。
【0033】本発明に係る外装板の取付構造は、高温流
体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うものであり、
前記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、該平
板リングの上下間に、隣接する前記外装板の重ね合わせ
部を配置すると共に、該重ね合わせ部を避けた前記各外
装板の端部を前記平板リングに止め具で移動可能に固定
しているので、上記発明と同様の効果が得られる。
体が流れる筒状体の外周面を複数枚で覆うものであり、
前記筒状体の外周面に複数の平板リングを取付け、該平
板リングの上下間に、隣接する前記外装板の重ね合わせ
部を配置すると共に、該重ね合わせ部を避けた前記各外
装板の端部を前記平板リングに止め具で移動可能に固定
しているので、上記発明と同様の効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る取付構造によって
取付けられた外装板の一部を示す斜視図である。
取付けられた外装板の一部を示す斜視図である。
【図2】上記外装板の固定部を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る取付構造によって
取付けられた外装板の一部を示す断面図である。
取付けられた外装板の一部を示す断面図である。
【図4】図3におけるA−A線断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る取付構造によって
取付けられる外装板の一部を示す概念図である。
取付けられる外装板の一部を示す概念図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る外装板の取付構造
であって、外装板を取付ける支持板を示す断面図であ
る。
であって、外装板を取付ける支持板を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の第5実施形態に係る取付構造によって
取付けられた外装板の一部を示す概念図である。
取付けられた外装板の一部を示す概念図である。
【図8】従来のガスタービン排ガスダクトの構成を示す
概念斜視図である。
概念斜視図である。
【図9】従来の取付構造によって取付けられた外装板の
一部を示す斜視図である。
一部を示す斜視図である。
【図10】上記外装板の配列を示す斜視図である。
【図11】従来の外装板の取付構造であって、外装板を
取付ける平板リングを示す断面図である。
取付ける平板リングを示す断面図である。
【図12】従来の外装板の固定部を示す断面図である。
21 スタック(筒状体) 22 スタッドボルト 23 クリップ 24 平板リング 25 外装板 28 リベット 31 バンド 31a 固定部 31b スプリング部 41 伸縮部材 42 スプリングボルト 45 支持板
Claims (7)
- 【請求項1】 高温流体が流れる筒状体の外周面を複数
枚で覆う外装板の取付構造において、前記筒状体の外周
面に複数の平板リングを取付け、該平板リングに、隣接
する前記外装板の重ね合わせ部を配置すると共に、固定
部およびスプリング部を有するバンドを配置し、該バン
ドの固定部に止め具を係止させることによって前記外装
板の重ね合わせ部を前記平板リングに移動可能に固定し
たことを特徴とする外装板の取付構造。 - 【請求項2】 前記外装板は、前記筒状体の軸方向へ延
びる凹凸が周方向に沿って交互に位置する波形に形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の外装板の取
付構造。 - 【請求項3】 高温流体が流れる筒状体の外周面を複数
枚で覆う外装板の取付構造において、前記筒状体の外周
面に複数個の伸縮部材を介して複数の平板リングを取付
け、該平板リングに前記外装板を固定することによっ
て、前記外装板を前記筒状体に対して移動可能に取付け
たことを特徴とする外装板の取付構造。 - 【請求項4】 前記伸縮部材が、折り返した波形状また
はコイル状に形成されていることを特徴とする請求項3
に記載の外装板の取付構造。 - 【請求項5】 高温流体が流れる筒状体の外周面を複数
枚で覆う外装板の取付構造において、前記筒状体の外周
面にスプリングボルトの一端を固定すると共に、該スプ
リングボルトの他端を前記各外装板の中心位置に固定す
ることによって、前記外装板を前記筒状体に対して移動
可能に取付けたことを特徴とする外装板の取付構造。 - 【請求項6】 高温流体が流れる筒状体の外周面を複数
枚で覆う外装板の取付構造において、前記筒状体の外周
面に、中間部が外方へ湾曲した複数の支持板の伸縮可能
な両端部を取付け、該支持板の中間部に前記外装板を固
定することによって、前記外装板を前記筒状体に対して
移動可能に取付けたことを特徴とする外装板の取付構
造。 - 【請求項7】 高温流体が流れる筒状体の外周面を複数
枚で覆う外装板の取付構造において、前記筒状体の外周
面に複数の平板リングを取付け、該平板リングの上下間
に、隣接する前記外装板の重ね合わせ部を配置すると共
に、該重ね合わせ部を避けた前記各外装板の端部を前記
平板リングに止め具で移動可能に固定したことを特徴と
する外装板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008702A JP2001200729A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 外装板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008702A JP2001200729A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 外装板の取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001200729A true JP2001200729A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18536929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008702A Withdrawn JP2001200729A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 外装板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001200729A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006274839A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Toshiba Corp | 排気ダクトおよびコンバインドサイクル発電プラント |
JP2009203871A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 排気室の連結構造及びガスタービン |
US8800300B2 (en) | 2008-02-27 | 2014-08-12 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Connection structure of exhaust chamber, support structure of turbine, and gas turbine |
JP2015124968A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 外装板固定構造 |
JP2015124967A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ボイラの外装板取付構造 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000008702A patent/JP2001200729A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
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