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JP2001196230A - 有心コイル及びその製造方法 - Google Patents

有心コイル及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001196230A
JP2001196230A JP2000007640A JP2000007640A JP2001196230A JP 2001196230 A JP2001196230 A JP 2001196230A JP 2000007640 A JP2000007640 A JP 2000007640A JP 2000007640 A JP2000007640 A JP 2000007640A JP 2001196230 A JP2001196230 A JP 2001196230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
cored coil
core material
magnetic core
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000007640A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Miyazaki
伸之 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2000007640A priority Critical patent/JP2001196230A/ja
Publication of JP2001196230A publication Critical patent/JP2001196230A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、磁心とコイル間の絶縁性を充分に
保つと同時に、有心コイルの小型化・薄型化を図ること
はできなかった。 【解決手段】 磁心10の外周側の側面及び内周側の側
面にのみ保護部材11,12が設けられている。これに
よりコイル13は、前記保護部材11,12の角部に当
接し、この部分で、たとえ前記コイル13が擦れて絶縁
皮膜が破れ、前記絶縁皮膜に保護された導線が露出した
としても、前記保護部材11,12の存在により、前記
導線は磁心10間で導通せず、絶縁性を充分に保つこと
ができると同時に、前記保護部材11,12を磁心10
の上面及び下面に設けないことで、有心コイルの薄型化
・小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁芯とこの磁芯の
回りに巻回されるコイルとから成る有心コイルに係り、
特に磁心とコイル間の絶縁を良好に確保できると同時
に、薄型化を実現できる有心コイル及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の有心コイルを示す部分斜
視図、図8は、図7に示す8―8線の断面図である。
【0003】図7に示す有心コイルは、例えばノートパ
ソコン等の電源回路に接続され、平滑チョークコイルと
して使用されている。
【0004】図8に示す符号1は磁心であり、前記磁心
1は、軟磁性合金薄帯が巻回され、あるいは打抜き・積
層されて円環状に形成されている。
【0005】そしてこの磁心1の回りは、樹脂で形成さ
れたケース4によって覆われている。
【0006】図7に示すように、内部に磁心1を有する
ケース4の回りには、コイル3が巻回されている。前記
コイル3は、例えば導線と前記導線の周囲を覆う絶縁皮
膜とで構成されており、前記絶縁皮膜と、さらには樹脂
製のケース4の存在によって、磁心1とコイル3間の絶
縁性が良好に保たれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、有心コイル
が使用される例えばノートパソコン等の小型化に伴い、
前記有心コイル自体の小型化及び薄型化の要求も高まっ
ている。
【0008】この要求に応えるべく有心コイルの薄型化
を図る具体的な手段として、磁心1の回りを覆っている
ケース4を取り除くことが考えられる。
【0009】図8に示すように、有心コイルの高さはh
1であり、ケース4の厚さ寸法はh2であるから、前記
ケース4を取り除くことで、図9に示すように、前記有
心コイルの高さ寸法は、(h1−2×h2)に小さくな
り、有心コイルの薄型化・小型化を図ることが可能であ
る。
【0010】しかしながらケース4を取り除くと、磁心
1とコイル3間の絶縁性を充分に保つことができず、前
記磁心1とコイル3間が導通しやすくなり、不良な有心
コイルが製造されやすくなる。
【0011】上記したように、コイル3が、導線と前記
導線を覆う絶縁皮膜とで構成されていれば、たとえケー
ス4を取り除いても、前記絶縁皮膜の存在により、導線
と磁心1間の絶縁性を保ち得ると思われようが、特に磁
心1にコイル3を巻回する際などに、図9に示す前記磁
心1の角部1aでコイル3が擦れるなどして絶縁皮膜が
破れ、前記絶縁皮膜に覆われていた導線が露出し、前記
磁心1の角部1aにおいて、前記磁心1と導線が導通状
態になりやすい。
【0012】このように従来では、磁心とコイル間の絶
縁性を有効に保つと同時に、有心コイルの小型化・薄型
化を促進させることは困難であった。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するため
のものであり、特に有心コイルを薄型化・小型化できる
と同時に、磁心とコイル間の絶縁性を有効に保つことが
可能な有心コイル及びその製造方法を提供することを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空孔を有す
る磁心と、前記中空孔を通って磁心の回りに巻回される
コイルとを有する有心コイルにおいて、前記磁心の外側
の側面と内側の側面のみが絶縁材料で形成された保護部
材で覆われ、前記保護部材の角部に前記コイルが当接す
ることを特徴とするものである。
【0015】すなわち本発明における有心コイルでは、
磁心の上面と下面が前記絶縁材料製の保護部材に覆われ
ていない。
【0016】磁心の回りに前記コイルを巻く際などに、
前記磁心の角部で、前記コイルが擦れるなどして絶縁皮
膜が破れやすいため、前記磁心の角部に前記コイルが当
接しないようにする必要がある。
【0017】そして本発明では、コイルと磁心間の絶縁
性を充分に保つと同時に、有心コイルの小型化・薄型化
を促進させるために、磁心の上面と下面を保護部材で覆
わず、前記磁心の外側の側面と内側の側面のみを保護部
材で覆うこととした。
【0018】このように磁心の上面及び下面に保護部材
を設けないことで、従来に比べ有心コイルの小型化・薄
型化を図ることができ、また磁心の外側の側面及び内側
の側面に保護部材を設けることで、前記磁心の角部に前
記コイルが当接するのを回避することができ、その代わ
り、前記コイルは保護部材に形成された角部に当接する
ことになる。従ってたとえコイルを磁心に巻回している
際などに、保護部材の角部でコイルが擦れて、絶縁皮膜
が破れ、前記絶縁皮膜に覆われた導線が露出したとして
も、前記導線と磁心間には、絶縁性の高い保護部材が存
在するので、前記導線と磁心間は導通せず、前記コイル
と磁心間の絶縁性を充分に保つことができる。
【0019】なお前記磁心の形体は、コイルを通すため
の中空孔が形成されていれば、どのような形体であって
もよいが、例えば前記磁心は円環状に形成されている。
【0020】また、前記保護部材と磁心の間は、樹脂に
よって接着固定されていることが好ましい。前記樹脂に
はエポキシ系等の既存の材料を使用することができる。
【0021】また本発明では、前記磁心は、軟磁性合金
薄帯が巻回され、あるいは軟磁性合金薄帯が打抜き・積
層されて形成されたものであることが好ましい。
【0022】この場合、前記薄帯間には、樹脂が含浸さ
れていることが好ましい。前記樹脂には、エポキシ系等
の既存の材料を使用でき、前記樹脂の含浸により、前記
薄帯間を適切に接着固定することが可能である。
【0023】また本発明では、前記磁心は、少なくとも
FeとMとB(ただし元素Mは、Ti,Zr,Hf,N
b,Ta,Cr,Mo,Si,P,C,W,B,Al,
Ga,Geと希土類元素から選ばれる1種または2種以
上の元素)を含み、組織の50%以上が平均結晶粒径が
50nm以下のbccFeを主体とする微結晶組織であ
り、残部がアモルファスであることが好ましい。この材
料は、例えばフェライト等の既存の合金に比べて飽和磁
束密度が高い。
【0024】また本発明における有心コイルの製造方法
は、(a)合金薄帯を巻回して、あるいは中空孔を打抜
いて所定形状に形成した薄帯を積層して、コア材を形成
する工程と、(b)前記コア材の外側の側面及び内側の
側面を、絶縁材料の保護部材で覆う工程と、(c)前記
コア材を高さ方向に対し垂直な方向から切断し、中空孔
を有し、外側の側面と内側の側面が前記保護部材で覆わ
れた所定高さ寸法の磁心を複数個形成する工程と、
(d)コイルを前記中空孔に通し保護部材の角部に当接
させて、前記コイルを前記磁心の回りに巻回する工程
と、を有することを特徴とするものである。
【0025】上記の製造方法によれば、薄帯を巻回、あ
るいは打抜き・積層して、複数個分の磁心の高さ寸法を
有するコア材を形成し、前記コア材の外側の側面及び内
側の側面に保護部材を設け、さらにその状態から前記コ
ア材を切断することで、一つのコア材から、保護部材を
有する磁心を複数個同時に得ることができる。
【0026】このように本発明では、個々に磁心を形成
し、各磁心に対して保護部材を設けるのではなく、コア
材から一度に保護部材を有する磁心を複数個製造するこ
とが可能であるので、製造工程を容易化できると同時に
製造時間の短縮、製造コストの低減を図ることが可能で
ある。
【0027】また本発明によれば、十分な絶縁、保護機
能を有する磁心を容易に製造することができる。
【0028】また本発明では、前記(a)工程で、軟磁
性合金薄帯を巻回して、あるいは前記薄帯を円環状に打
抜いた後積層して、筒状のコア材を形成し、前記(c)
工程において、前記コア材を直径方向と平行な方向から
切断し、円環状の磁心を形成することが好ましい。
【0029】また本発明では、前記コア材の外側の側面
を覆うための外側保護部材をケース状で形成し、さらに
前記コア材の内側の側面を覆うための内側保護部材を中
空孔を設けて形成し、前記(b)工程において、前記コ
ア材を前記外側保護部材内に収納し、さらに前記コア材
の中空孔内に、前記内側保護部材を挿入することが好ま
しい。
【0030】また本発明では、前記(b)工程と(c)
工程の間に、以下の工程を有することが好ましい。
(e)前記コア材を形成する薄帯間及び前記コア材と保
護部材間に、樹脂を含浸させて、前記薄帯間及びコア材
と保護部材間を接着固定する工程、また本発明では、前
記樹脂を含浸させた後、前記樹脂を硬化させるための熱
処理を施すことが好ましい。
【0031】また本発明では、前記合金薄帯を前記
(a)工程にて、巻回あるいは打抜き・積層した後に熱
処理を行い、磁心を形成することが好ましい。
【0032】また本発明では、前記(a)工程にて、薄
帯を巻回あるいは打抜き・積層して形成したコア材の組
織構造は、アモルファスが主体となっており、前記アモ
ルファスから微結晶相を析出させるための熱処理を、前
記(b)工程の前に行うことが好ましい。
【0033】前記アモルファスを主体とする薄帯に微結
晶を析出させる場合、熱処理を行い微結晶相を析出させ
ることで、前記薄帯は、脆化し、ばね性を失い、巻回あ
るいは打抜きが困難になるため、前記熱処理は巻回ある
いは打抜き・積層した後に行うことが好ましい。このよ
うに、熱処理前の薄帯はアモルファスが主体となってい
ることにより、前記薄帯は軟質であり、従って容易に前
記薄帯を巻回し、あるいは打抜きすることが容易とな
る。
【0034】なお熱処理は、前記コア材を保護部材で覆
う前の段階で行うことが好ましい。特に、微結晶相析出
の熱処理温度は非常に高いので、コア材を保護部材で覆
った後に熱処理を行うと、前記熱処理により、保護部材
が溶けるなどの不具合が生じ易いからである。
【0035】なお本発明では、熱処理後の前記軟磁性合
金を、少なくともFeとMとB(ただし元素Mは、T
i,Zr,Hf,Nb,Ta,Cr,Mo,Si,P,
C,W,B,Al,Ga,Geと希土類元素から選ばれ
る1種または2種以上の元素)を含み、組織の50%以
上が平均結晶粒径が50nm以下のbccFeを主体と
する微結晶組織であり、残部がアモルファスである合金
で形成することが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明における実施形態の
有心コイルの斜視図、図2は図1に示す2−2線の断面
図である。
【0037】図1及び2に示す符号1は磁心であり、高
飽和磁束密度の軟磁性材料によって形成されている。
【0038】本発明では、具体的な軟磁性材料として、
少なくともFeとMとB(ただし元素Mは、Ti,Z
r,Hf,Nb,Ta,Cr,Mo,Si,P,C,
W,B,Al,Ga,Geと希土類元素から選ばれる1
種または2種以上の元素)を含み、組織の50%以上が
平均結晶粒径が50nm以下のbccFeを主体とする
微結晶組織であり、残部がアモルファスである合金を挙
げることができる。この軟磁性材料は、従来から磁心と
して一般的に使用されているフェライトやCo基アモル
ファス合金等に比べて飽和磁束密度が高い。
【0039】また図1に示すように前記磁心10は円環
状で形成されているが、中空孔を有する形体であればど
のような形体で形成されていてもよい。
【0040】また前記磁心11は、上記した軟磁性材料
によって形成された所定幅と厚さを有する薄帯を巻回、
あるいは円環状に打抜いた後積層して形成されたもので
ある。
【0041】また図1に示すように前記磁心11には、
ギャップ部14が形成されている。前記ギャップ部14
の形成によりこの部分から磁化が漏れるので、磁化飽和
に達しにくくすることができ、直流重畳特性を向上させ
ることができる。
【0042】ところで本発明では図1及び2に示すよう
に、磁心10の外周側の側面10a及び内周側の側面1
0bには、それぞれ絶縁材料で形成された保護部材1
1,12が設けられている。
【0043】従来にあっては、前記保護部材は、前記磁
心10の上面10c及び下面10dにも設けられ、前記
磁心10の周囲は保護部材によって完全に覆われていた
が、本発明では、磁心10の外周面の側面10a及び内
周側の側面10bにのみ保護部材11,12を設け、上
面10c及び下面10dには前記保護部材を設けないこ
ととした。
【0044】このように前記磁心10の上面10c及び
下面10dに保護部材を設けないことで、有心コイルの
高さ寸法を、磁心10の厚さh3と前記磁心10の回り
に巻回されるコイル13の厚み分(2×h4)だけで形
成することができ、従来に比べて、前記有心コイルの小
型化・薄型化を図ることが可能である。
【0045】またコイル13は、導線と前記導線の周囲
を覆う絶縁皮膜とから成り、図1に示すように、前記コ
イル13は、前記磁心10の回りを、前記磁心10に形
成された中空孔10eを通って螺旋状に巻回されるが、
本発明のように、磁心10の外周側の側面10a及び内
周側の側面10bに保護部材11,12を設けること
で、前記磁心10の側面10a,10bと上面10c及
び下面10d間で形成される角部10fに、コイル13
が当接するのを回避することができる。
【0046】すなわち本発明では、磁心10の角部10
fにコイル13が当接しないように、前記磁心10の外
周側の側面10a及び内周側の側面10bに保護部材1
1,12を設け、これによって代わりに前記保護部材1
1,12の角部11a,12aに、前記コイル13を当
接させている。
【0047】このように本発明では、保護部材11,1
2の前記角部11a,12aにコイル13を当接させる
ことで、例えば前記コイル13を巻回している際など
に、前記コイル13が前記保護部材11,12の角部1
1a,12aで擦れて、前記コイル13の絶縁皮膜が破
れ、前記絶縁皮膜に覆われていた導線が露出することが
あっても、この場合、本発明では、絶縁性の高い保護部
材11,12にコイル13の導線が接触するので、前記
コイル13と磁心10間の絶縁性を充分に保つことが可
能である。
【0048】以上のように本発明では、磁心10の外周
側の側面10a及び内周側の側面10bを絶縁材料製の
保護部材11,12で覆い、これによって有心コイルの
小型化・薄型化を図ることができ、同時に前記磁心10
とコイル13間の絶縁性を充分に保つことが可能にな
る。
【0049】なお前記保護部材11,12は例えば樹脂
で形成されており、具体的な材質としては、例えばプラ
スチック材で形成されていることが好ましい。また本発
明では前記プラスチック材として、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)、ポリフェニレンスルフィド(PP
S)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、リキッ
ドクリスタルポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)、ポリエーテルケトン(PEK)
等を挙げることができる。この中でも成型性、耐熱性の
面から、ポリフェニレンスルフィドが好ましく、必要に
応じて、ガラス繊維等を混入しても良く、耐熱温度は1
50℃以上のものが好ましい。
【0050】また本発明では、前述したように磁心10
は、軟磁性合金薄帯を巻回、あるいは積層して形成した
ものであるが、前記薄帯間を接着固定するために、前記
薄帯間に樹脂を含浸することが好ましく、またこの際同
時に、前記磁心10と保護部材11,12間も前記樹脂
によって接着固定することが好ましい。前記樹脂には、
例えばエポキシ系の樹脂を使用することができる。
【0051】次に図1及び2に示す本発明における有心
コイルの製造方法を図3ないし図6に示す製造工程図で
説明する。
【0052】まず図3では、所定幅及び厚さで形成され
た合金薄帯を巻回し、あるいは円環状に打抜いた後積層
して、所望の熱処理を行い、軟磁性磁心とした後、図3
に示すような円筒状のコア材20を形成する。
【0053】前記コア材20の高さ寸法はh5で形成さ
れ、この高さ寸法h5は、前記コア材20から図1に示
す磁心10を所望の個数だけ作り出すことができる程度
の大きさである。
【0054】従って例えば前記コア材20から5個の磁
心10を作る場合には、予めコア材20の高さ寸法h5
を、5個の磁心10の高さ以上の寸法で形成しておく必
要性がある。
【0055】前記軟磁性合金は、上記し、少なくともF
eとMとB(ただし元素Mは、Ti,Zr,Hf,N
b,Ta,Cr,Mo,Si,P,C,W,B,Al,
Ga,Geと希土類元素から選ばれる1種または2種以
上の元素)を含み、組織の50%以上が平均結晶粒径が
50nm以下のbccFeを主体とする微結晶組織であ
り、残部がアモルファスである合金で形成されることが
好ましい。この合金は、一般的に磁心に使用されるフェ
ライト等の既存の磁性材料に比べて高い飽和磁束密度、
及び透磁率を有し、この合金で形成された磁心は、高周
波特性に優れたものとなっている。
【0056】また前記軟磁性合金の熱処理前の組織構造
は、アモルファスが主体となっており、このようにアモ
ルファスが主体となっていることで、前記薄帯を容易に
所定形状に巻回し、あるいは打抜き・積層することが容
易となる。また熱処理後の微結晶相を析出させた状態で
は、前記軟磁性合金は、非常に脆いため、巻回、打抜き
等の加工が困難である。従ってこの点からも、巻回、打
抜き等は熱処理前に行うことが好ましい。
【0057】ただし熱処理を行っても脆化しない材料で
あれば、熱処理後に巻回、打抜き・積層を行っても良
い。
【0058】また図3に示すコア材20は、円筒状に形
成されているが、中空孔を有する形体であればどのよう
な形体で形成されてもかまわない。
【0059】次に図4に示すように、2つの保護部材2
1,22を形成する。前記保護部材21,22は共に樹
脂材料で形成されており、例えばプラスチック材で形成
される。前記プラスチック材として具体的には、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンスルフィド、あ
るいはポリエチレンテレフタレート、リキッドクリスタ
ルポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエーテ
ルケトン等を挙げることができる。これらの材質の少な
くとも一種以上で、前記保護部材21,22を形成する
ことが好ましい。
【0060】図4に示す左側に形成された保護部材21
は、底面21aを有するケース状で形成されており、前
記保護部材21は、コア材20の外周側の側面を覆う役
割を有している。
【0061】従って前記保護部材21には、前記コア材
20を完全に収納することができる程度の大きさの空間
部21bが形成されており、前記空間部21bの直径T
2は、図3に示したコア材20の直径T1とほぼ同等の
大きさか、あるいはそれよりも若干大きく形成される。
実際には、前記直径T2は、コア材20の直径T1より
も若干大きいことが好ましく、これにより後工程で、前
記コア材20と保護部材21間に樹脂を適切に含浸させ
ることができ、前記コア材20と保護部材21間を適切
に接着固定することが可能になる。
【0062】また前記空間部21bの高さh6は、前記
コア材20の高さ寸法h5と同等かあるいはそれよりも
若干高いことが好ましい。
【0063】一方、図4の右側に示された保護部材22
は、中空孔22aが形成された筒状で形成され、図3の
コア材20に形成された中空孔20a内に挿入するもの
であり、前記保護部材22は、コア材20の内周側の側
面を覆う役割を有している。
【0064】従って前記保護部材22の直径T4は、コ
ア材20の内周面の直径T3とほぼ同等か、あるいはそ
れよりも若干小さく形成される。実際には、前記保護部
材22の直径T4は、前記コア材20の直径T3よりも
若干小さく形成されることが好ましく、これにより前記
コア材20と保護部材22間に樹脂を適切に含浸させる
ことができ、前記コア材20と保護部材22間を適切に
接着固定することができる。
【0065】また前記保護部材22の高さ寸法h7は、
コア材20の高さ寸法h5と同じかあるいはそれよりも
若干高いことが好ましい。
【0066】また保護部材22には、上記したように中
空孔22aが形成されているが、この中空孔22aの形
成は必ず必要である。なぜなら前記保護部材22は、磁
心10の内周側の側面を覆う保護部材として機能し、前
記保護部材22に形成された中空孔22aを通してコイ
ル13を前記磁心10の回りに巻回しなければならない
からである。
【0067】次に図5に示すように、コア材20を、前
記保護部材21の空間部21b内に収納する。この際、
保護部材21には底面21aが形成されているので、前
記底面21aにコア材20の底面を付き合わせて、前記
保護部材21とコア材20との位置合わせを行う。
【0068】次に図6に示すように、コア材20の中空
孔20a内に、保護部材22を挿入する。
【0069】そして、コア材20を形成する薄帯間、及
び前記コア材20と保護部材21,22間に樹脂を含浸
させ、前記薄帯間、及びコア材20と保護部材21,2
2間を接着固定する。
【0070】次に図6に示すように、前記コア材20及
び保護部材21,22の符号14の部分を切断し、この
切断された部分に樹脂を充填し、ギャップ部14を形成
する。前記ギャップ部14の形成により、直流重畳特性
を向上させることが可能になる。なおこのギャップ部1
4は、所望により形成すれば良く、ギャップ部14を形
成しなくても良い。
【0071】そして図6に示すコア材20、保護部材2
1,22の上面を研磨加工して平坦化した後、図6に示
すように、前記コア材20及び保護部材21,22を、
直径方向と平行な方向から切断する。切断箇所は例えば
図6に示すように、S1ないしS7であり、この切断に
より、一つのコア材20から7個の磁心10を得ること
ができる。
【0072】前記磁心10には、外周側の側面と内周側
の側面に保護部材が設けられ、図1と同じ形状の磁心1
0を得ることができる。
【0073】なおS7から切断したことにより得られた
最も下段のコア23は、磁心10としては使用されず廃
棄される。前記コア23の外周側の側面を覆う保護部材
21には、底面21aが付いているので(図4参照)、
前記コア23は、本発明のように、外周側の側面にのみ
保護部材21が覆われている形体とはなっていないから
である。
【0074】また、切断は砥石を使用したり、あるいは
ワイヤソー等を使用したり、既存の方法を用いることが
できる。
【0075】次に熱処理について説明する。熱処理は、
アモルファスを主体とした薄帯を巻回し、あるいは打抜
き・積層したコア材20に、平均結晶粒径50nm以下
のbccFeを主体とする微結晶相を析出させるために
行なわれる。
【0076】微結晶相を析出させることで、前記コア材
20は優れた軟磁気特性と高い飽和磁束密度を有する磁
心となる。
【0077】この熱処理は、図5に示すようにコア材2
0を保護部材21に収納する前、すなわち薄帯を巻回し
あるいは積層してコア材20を形成した直後に行なわれ
ることが好ましい。
【0078】コア材20に微結晶相を析出させる際の熱
処理温度は通常、高温であるために、図5に示すように
コア材20を保護部材21内に収納した後に熱処理を行
うと、前記保護部材21が熱処理温度に耐え切れず、溶
け出す等の不具合が発生するので、熱処理はコア材20
を形成した直後に行うようにする。
【0079】しかしながら、Fe基やCo基のアモルフ
ァス合金などでコア材20を形成する場合、熱処理温度
を低くすることができるため、この場合は、図5あるい
は図6に示すようにコア材20を保護部材21、22で
覆った後に熱処理を施してもかまわない。
【0080】また前記熱処理は磁場中で行う。この際、
コア材20の高さ方向に磁場をかけて熱処理することで
反磁界の影響を少なくすることができるために確実に磁
場中熱処理による効果を得ることができる。
【0081】また図6で説明したように、コア材20を
保護部材21、22で覆った後、樹脂を含浸させて、前
記コア材20を形成する薄帯間、及びコア材20と保護
部材21,22間を接着固定するのであるが、前記樹脂
が熱硬化性樹脂である場合には、含浸させた後熱処理を
施して、前記樹脂を硬化させる必要がある。
【0082】この場合の熱処理温度は、通常、保護部材
21,22を溶かすことのない低温で行なわれるので、
図6に示す状態で、樹脂を硬化させる熱処理を施して
も、保護部材21,22に悪影響を与えることはない。
【0083】以上のようにして、図3に示すコア材20
から、外周側の側面及び内周側の側面に保護部材が設け
られた磁心10を複数個形成した後、前記磁心10に対
してコイル13を巻回すると、図1に示す有心コイルが
完成する。
【0084】以上のように本発明における有心コイルの
製造方法によれば、合金薄帯を巻回し、あるいは打抜き
・積層し熱処理を行ってコア材20を形成し、前記コア
材20の外周側の側面及び内周側の側面を保護部材2
1,22で覆った後、前記コア材20を砥石等で切断す
ることによって、一つのコア材20から、外周側の側面
及び内周側の側面に保護部材を有する磁心10を複数個
同時に製造することができる。よって製造工程を容易化
でき、また製造時間の短縮、製造コストの低減を図るこ
とができ、さらに充分な絶縁、保護機能を有する磁心1
0を容易に形成することが可能である。
【0085】また本発明では、図4に示すように保護部
材21,22は単純な形体であり、この保護部材21,
22にコア材20を収納するのみで、磁心10の外周側
の側面及び内周側の側面に保護部材を設けることができ
るので、前記磁心10への保護部材の取り付け工程が非
常に簡単であり、製造工程の簡略化と共に、製造コスト
の低減を図ることができる。
【0086】また図4に示す保護部材21,22はそれ
ぞれ別個に形成されているが、これを一体型で形成して
もかまわない。
【0087】また図4に示す保護部材21には底面21
aが形成されたケース状で形成されているが、前記底面
21aが形成されておらず、円筒状で形成されていても
かまなわない。
【0088】上記したように保護部材21に底面21a
が形成されている場合には、最終製造段階で前記底面2
1aを有するコアは実質的に磁心10として使用できず
廃棄することになるが、保護部材21に最初から底面が
形成されていない場合には、コア材20の末端まで磁心
10として製造することができ、製造効率を向上させる
ことが可能である。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、磁心の外
側の側面及び内側の側面にのみ絶縁材料製の保護部材を
設けることで、有心コイルの小型化・薄型化を図ること
ができると同時に、前記磁心とコイル間の絶縁性を充分
に向上させることが可能である。
【0090】また本発明における製造方法によれば、一
つのコア材から、保護部材を有する複数個の磁心を同時
に製造することができ、製造工程を容易化でき、しかも
製造時間の短縮、製造コストの低減を図ることができ
る。また充分な絶縁、保護機能を有する磁心を容易に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における有心コイルの全体の構造を示す
部分斜視図、
【図2】図1に示す2−2線から切断した有心コイルの
部分断面図、
【図3】本発明における有心コイルの製造方法におい
て、コア材の形状を示す斜視図、
【図4】本発明における有心コイルの製造方法におい
て、保護部材の形状を示す斜視図、
【図5】図3に示すコア材を、図4の左側に示された保
護部材内に収納した状態を示す斜視図、
【図6】図5の次に行なわれる工程を示しており、図4
の右側に示された保護部材をコア材に挿入した後、磁心
の製造のための切断工程を示す斜視図、
【図7】従来の有心コイルの構造を示す部分斜視図、
【図8】図7に示す8−8線から切断した有心コイルの
部分断面図、
【図9】従来の他の有心コイルの構造を示す部分断面
図、
【符号の説明】
10 磁心 10a 外周側の側面 10b 内周側の側面 10f (磁心の)角部 10e 中空孔 11、12、21、22 保護部材 11a、12a (保護部材の)角部 13 コイル 14 ギャップ部 20 コア材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空孔を有する磁心と、前記中空孔を通
    って磁心の回りに巻回されるコイルとを有する有心コイ
    ルにおいて、前記磁心の外側の側面と内側の側面のみが
    絶縁材料で形成された保護部材で覆われ、前記保護部材
    の角部に前記コイルが当接することを特徴とする有心コ
    イル。
  2. 【請求項2】 前記磁心は円環状に形成されている請求
    項1記載の有心コイル。
  3. 【請求項3】 前記保護部材と磁心の間は、樹脂によっ
    て接着固定されている請求項1または2に記載の有心コ
    イル。
  4. 【請求項4】 前記磁心は、軟磁性合金薄帯が巻回さ
    れ、あるいは軟磁性合金薄帯が打抜き・積層されて形成
    されたものである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    有心コイル。
  5. 【請求項5】 前記薄帯間には、樹脂が含浸されている
    請求項4記載の有心コイル。
  6. 【請求項6】 前記保護部材は、プラスチック材で形成
    されている請求項1ないし5のいずれかに記載の有心コ
    イル。
  7. 【請求項7】 前記磁心は、少なくともFeとMとB
    (ただし元素Mは、Ti,Zr,Hf,Nb,Ta,C
    r,Mo,Si,P,C,W,B,Al,Ga,Geと
    希土類元素から選ばれる1種または2種以上の元素)を
    含み、組織の50%以上が平均結晶粒径が50nm以下
    のbccFeを主体とする微結晶組織であり、残部がア
    モルファスである請求項1ないし6のいずれかに記載の
    有心コイル。
  8. 【請求項8】 (a)合金薄帯を巻回して、あるいは中
    空孔を打抜いて所定形状に形成した薄帯を積層して、コ
    ア材を形成する工程と、(b)前記コア材の外側の側面
    及び内側の側面を、絶縁材料の保護部材で覆う工程と、
    (c)前記コア材を高さ方向に対し垂直な方向から切断
    し、中空孔を有し、外側の側面と内側の側面が前記保護
    部材で覆われた所定高さ寸法の磁心を複数個形成する工
    程と、(d)コイルを前記中空孔に通し保護部材の角部
    に当接させて、前記コイルを前記磁心の回りに巻回する
    工程と、 を有することを特徴とする有心コイルの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記(a)工程で、合金薄帯を巻回し
    て、あるいは前記薄帯を円環状に打抜いた後積層して、
    筒状のコア材を形成し、前記(c)工程において、前記
    コア材を直径方向と平行な方向から切断し、円環状の磁
    心を形成する請求項8記載の有心コイルの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記コア材の外側の側面を覆うための
    外側保護部材をケース状で形成し、さらに前記コア材の
    内側の側面を覆うための内側保護部材を中空孔を設けて
    形成し、前記(b)工程において、前記コア材を前記外
    側保護部材内に収納し、さらに前記コア材の中空孔内
    に、前記内側保護部材を挿入する請求項8または9に記
    載の有心コイルの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記(b)工程と(c)工程の間に、
    以下の工程を有する請求項8ないし10のいずれかに記
    載の有心コイルの製造方法。(e)前記コア材を形成す
    る薄帯間及び前記コア材と保護部材間に、樹脂を含浸さ
    せて、前記薄帯間及びコア材と保護部材間を接着固定す
    る工程、
  12. 【請求項12】 前記樹脂を含浸させた後、前記樹脂を
    硬化させるための熱処理を施す請求項11記載の有心コ
    イルの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記(a)工程の後で、熱処理を行う
    ことを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載
    の有心コイルの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記(a)工程にて、薄帯を巻回ある
    いは打抜き・積層して形成したコア材の組織構造は、ア
    モルファスが主体となっており、前記アモルファスから
    微結晶相を析出させるための熱処理を、前記(b)工程
    の前に行う請求項8ないし13のいずれかに記載の有心
    コイルの製造方法。
  15. 【請求項15】 熱処理後の前記軟磁性合金を、少なく
    ともFeとMとB(ただし元素Mは、Ti,Zr,H
    f,Nb,Ta,Cr,Mo,Si,P,C,W,B,
    Al,Ga,Geと希土類元素から選ばれる1種または
    2種以上の元素)を含み、組織の50%以上が平均結晶
    粒径が50nm以下のbccFeを主体とする微結晶組
    織であり、残部がアモルファスである合金で形成する請
    求項14記載の有心コイルの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記保護部材を、プラスチック材で形
    成する請求項8ないし15いずれかに記載の有心コイル
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009059748A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Sht Corp Ltd コイル装置
JP7621015B2 (ja) 2021-05-25 2025-01-24 アモグリーンテック カンパニー リミテッド コア構造体およびこれを含むコイル組立体

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