[go: up one dir, main page]

JP2001192299A - 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置

Info

Publication number
JP2001192299A
JP2001192299A JP2000005958A JP2000005958A JP2001192299A JP 2001192299 A JP2001192299 A JP 2001192299A JP 2000005958 A JP2000005958 A JP 2000005958A JP 2000005958 A JP2000005958 A JP 2000005958A JP 2001192299 A JP2001192299 A JP 2001192299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon carbide
silicon
raw material
single crystal
containing gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000005958A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Futatsuyama
幸樹 二ツ山
Kazuto Hara
一都 原
Shoichi Onda
正一 恩田
Hidemi Oguri
英美 小栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000005958A priority Critical patent/JP2001192299A/ja
Publication of JP2001192299A publication Critical patent/JP2001192299A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 供給される原料ガスの時間変動を安定させら
れる炭化珪素単結晶の製造方法を提供する。 【解決手段】 るつぼ1の内部で、Si含有ガス及びC
含有ガスをSiC種結晶3に輸送して、該SiC種結晶
3上にSiC単結晶を成長させるSiC単結晶の製造方
法において、Si含有ガス供給源となるSi原料4とC
含有ガス供給源となるC原料5とを分離配置させ、Si
原料4から蒸発したSi含有ガスがC原料5と接したの
ち、SiC種結晶3に供給されるようにする。このよう
に、Si原料4とC原料5を用い、成長時にSi原料4
から安定してSi含有ガスを蒸発させることにより、蒸
発したSi含有ガスがC原料5の表面の炭素と反応して
Si 2C、SiC2となり、Cを安定してSiC種結晶3
に供給することができる。これにより、供給される原料
ガスの時間変動を安定させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体や発光ダイ
オードなどの素材に利用することができる炭化珪素(以
下、SiCという)単結晶の製造方法及びその製造装置
とSiC単結晶の製造に適したSiC原料の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、SiC単結晶を成長させる方法と
して、昇華再結晶法が広く用いられている。この昇華再
結晶法は、黒鉛製るつぼ内に配置した黒鉛台座に種結晶
を接合すると共に、るつぼ底部に配したSiC原料粉末
を加熱昇華させ、その昇華ガスを種結晶に供給すること
によって種結晶上にSiC単結晶を成長させるものであ
る。SiC原料は、昇華に際してSi、Si2C、Si
2等のガスに分解するため、SiとCの昇華が1対1
で起こらず、昇華するにつれSiC原料中のSi/C比
が変化する。そのため、昇華ガスの成分も時間によって
変動し、安定した原料ガスの供給が行えないという問題
があった。
【0003】この問題を克服するために、種々の方法が
試みられている。例えば、特開平6−298600号公
報においては、SiC供給源としてSiC粉末とは別に
Siを含むガスを供給してSiC単結晶を成長させる方
法が開示されている。また、特開平6−1698号公報
においては、SiC粉末中に遷移金属の珪素化合物(例
えば、珪化タングステン、珪化タンタル等)を添加する
方法が開示されている。また、特開平6−56596号
公報においては、SiC原料に窒化珪素を添加する工程
を含むSiC単結晶の製造方法が開示されている。
【0004】しかしながら、これらの方法では、昇華ガ
スの時間変動を抑制できないため、上記問題を解決する
に至っていない。
【0005】また、特開平9−268099号公報で
は、珪素蒸気と含炭素化合物ガスを直接反応させ、Si
C種結晶上に結晶成長させる方法が開示されている。し
かしながら、この方法では、安定な原料供給が可能にな
るものの、使用する含炭素化合物ガスが一般に高価であ
ることから、炭化珪素単結晶の製造コストが高くなると
いう問題がある。
【0006】さらに、特開平6−316499号公報で
は、珪素及び炭素粉末等を反応させてSiC原料を形成
し、このSiC原料を昇華させてSiC単結晶を成長さ
せる方法が開示されている。しかしこの方法ではSiC
原料を形成した後、SiC単結晶を成長させるため、従
来のSiC原料粉末と同様に昇華ガスの時間変動を抑制
することができない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、SiC単
結晶を製造する場合においては、従来の昇華再結晶法で
は、昇華ガスの時間変動を安定させることができず、品
質を保ったまま大口径のSiC単結晶を成長させたり、
SiC単結晶の成長量を増やせる成長を行うことができ
ない。
【0008】また、SiC原料を用いて、昇華再結晶法
によりSiC単結晶を成長させると、SiC原料内に混
入している不純物の影響により、製造されるSiC単結
晶の結晶性を悪化させるという問題もある。
【0009】本発明は上記点に鑑みて、供給される原料
ガスの時間変動を安定させられる炭化珪素単結晶の製造
方法を提供することを第1の目的としている。
【0010】また、SiC原料内の不純物による影響を
抑制し、結晶性の良いSiC単結晶が得られるようなS
iC原料を提供することを第2の目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、るつぼ(1)の内部
で、珪素含有ガス及び炭素含有ガスを炭化珪素種結晶
(3)に輸送して、該炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結
晶を成長させる炭化珪素単結晶の製造方法において、珪
素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と炭素含有ガス
供給源となる炭素原料(5)とを分離配置させ、珪素原
料から蒸発した珪素含有ガスが炭素原料と接したのち、
炭化珪素種結晶に供給されるようにすることを特徴とし
ている。
【0012】このように、珪素原料と炭素原料を用い、
成長時に珪素原料から安定して珪素含有ガスを蒸発させ
ることにより、蒸発した珪素含有ガスが炭素原料の表面
の炭素と反応してSi2C、SiC2となり、Cを安定し
て炭化珪素種結晶に供給することができる。これによ
り、供給される原料ガスの時間変動を安定させることが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明においては、珪素含
有ガス供給源となる珪素原料(4)と炭素含有ガス供給
源となる炭素原料(5)とをるつぼ内に配置し、珪素原
料の少なくとも一部が液体である状態で炭化珪素単結晶
を成長させることを特徴としている。
【0014】このように、珪素原料が液体として存在し
ていれば、安定した珪素蒸発量とすることができるた
め、珪素過剰とならないようにでき、昇華ガスの時間変
動を安定させることができる。
【0015】請求項3に記載の発明においては、炭化珪
素種結晶の温度よりも炭素原料の温度が高く、炭化珪素
種結晶の温度よりも珪素原料の温度が低くなるようにす
ることを特徴としている。このように、蒸気圧の高い珪
素を低温に保ち、蒸気圧の高い炭素を高温に保つことに
より、珪素の過剰や炭素の不足を防止することができ
る。
【0016】請求項4に記載の発明においては、珪素原
料の温度が2000℃よりも低くなるようにすることを
特徴としている。2000℃を超えると珪素の蒸気圧が
6.67kPaを超え、蒸気圧中においても過剰の珪素
が炭化珪素種結晶上へ輸送されるため、珪素原料を20
00℃よりも低くすることにより珪素過剰となることを
防止することができる。
【0017】請求項5に記載の発明においては、るつぼ
内に水素もしくは酸素を含有したガスを導入しながら炭
化珪素単結晶を成長させることを特徴としている。この
ように水素や酸素を含有したガスを導入することによ
り、これらが炭素と反応してCHガスやCOガスとな
り、昇華が不足しがちな炭素の昇華を促進させることが
できる。
【0018】請求項6に記載の発明においては、炭素原
料として、炭化した炭化珪素を用いることを特徴として
いる。炭化した炭化珪素は通常の炭素粉末等を使用する
場合よりも珪素との反応性が良く、Si2CやSiC2
形成され易いため、炭素不足を防止することができる。
【0019】請求項7に記載の発明においては、るつぼ
(31)の内部に、炭化珪素原料(32)及び炭化珪素
種結晶(34)を配置し、炭化珪素原料を加熱昇華させ
ることにより炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長
させる炭化珪素単結晶の製造方法において、炭化珪素原
料と炭化珪素種結晶との間に炭素材料(33)を配置
し、炭化珪素原料から昇華させた昇華ガスを炭素材料上
に一旦再結晶化させ、該再結晶化された炭化珪素を原料
として炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる
ことを特徴としている。
【0020】このように、炭化珪素原料を一旦炭素上に
再結晶化させることにより、炭化珪素の純度が良好にな
り、この高純度の炭化珪素を原料として炭化珪素単結晶
を成長させることにより高純度の炭化珪素単結晶を得る
ことができる。
【0021】請求項8に記載の発明においては、るつぼ
(1)の内部で、珪素含有ガス及び炭素含有ガスを炭化
珪素種結晶(3)に輸送して、該炭化珪素種結晶上に炭
化珪素単結晶を成長させる炭化珪素単結晶の製造装置に
おいて、珪素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と炭
素含有ガス供給源となる炭素原料(5)が分離して配置
されると共に、珪素原料よりも炭素原料が炭化珪素種結
晶の近くに配置されるように構成され、珪素原料から蒸
発した珪素含有ガスが炭素原料と接したのち、炭化珪素
種結晶に供給されるように構成されていることを特徴と
している。このような構成の炭化珪素単結晶の製造装置
は、請求項1に記載の発明に用いるのに適している。
【0022】なお、請求項11に示すように、炭化珪素
種結晶と珪素材料との間に珪素蒸気経路制御板(7)を
配置することにより、珪素原料から蒸発した珪素含有ガ
スの経路を制御することが可能である。例えば、請求項
12に示すように、珪素蒸気経路制御板を複数備え、該
珪素蒸気経路制御板のうちの少なくとも1つは珪素含有
ガスがるつぼの中央部を通過するように構成し、また、
該珪素蒸気経路制御板のうちの少なくとも1つはるつぼ
を構成する外壁面方向に珪素含有ガスを導くように構成
すれば、ほとんどの珪素蒸気が炭素と反応するようにで
きる。
【0023】請求項9に記載の発明においては、珪素含
有ガス供給源となる珪素原料と炭素含有ガス供給源とな
る炭素原料が分離して配置されると共に、珪素原料が配
置される部分が炭素原料が配置される部分よりも温度が
低くなるように構成されていることを特徴としている。
このような構成の炭化珪素単結晶の製造装置は、請求項
2に記載の発明に用いるのに適している。
【0024】請求項10に記載の発明においては、炭化
珪素種結晶と珪素材料との間に、るつぼを構成する材料
よりも熱伝導率の低い材料が配置されていることを特徴
としている。このような構成は、請求項3に記載の発明
に用いるのに適しており、炭化珪素種結晶と珪素材料と
の間の温度差を付け易くすることができる。
【0025】請求項13に記載の発明においては、炭化
珪素種結晶と珪素原料との間には多孔質炭素が配置され
ており、珪素原料から蒸発した珪素含有ガスは多孔質炭
素を通じて炭化珪素種結晶に供給されるようになってい
ることを特徴としている。このように表面積の大きな多
孔質炭素を通じて珪素含有ガスが炭化珪素種結晶に供給
されるようにすることで、珪素含有ガスと炭素との接触
面積を大きくすることができ、Si2CやSiC2が形成
され易くすることができる。
【0026】請求項14に記載の発明においては、るつ
ぼ内はパイプが備えられた仕切板によって炭化珪素単結
晶が配置される領域と珪素原料が配置される領域とに分
離されており、仕切板に形成されたパイプによって各領
域が連通されるようになっていることを特徴としてい
る。これによりパイプの断面積、長さ及び形状に応じて
珪素含有ガスの供給量を制御することができる。
【0027】請求項15に記載の発明においては、炭化
珪素原料(12)を用意し、炭化珪素原料を珪素雰囲気
中で熱処理することを特徴としている。このように原料
中の不純物の焼き出しにおいて珪素雰囲気中で焼き出し
を行うことにより、炭化珪素が炭化されることを防止で
き、高温で長時間焼き出しを行うことができる。このた
め、高純度な炭化珪素原料を製造することができる。ま
た、請求項16においては、炭化した炭化珪素(21)
を用意し、炭化した炭化珪素を珪素雰囲気中で熱処理す
ることを特徴としている。このような炭化した炭化珪素
は、炭化されたときの工程において炭化珪素中の不純物
も焼き出されているため、非常に高純度であり、珪素雰
囲気中の熱処理によってさらに高純度にすることができ
る。
【0028】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0029】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態で用いる結晶成長装置としての黒鉛製るつ
ぼ1を示す。この黒鉛製るつぼ1は、黒鉛製るつぼ1の
底部に備えられたシリコン(以下、Siという)原料
4、及び黒鉛製るつぼ1の中間部に備えられた炭素(以
下、Cという)原料5を蒸発昇華させ、種結晶であるS
iC種結晶3の上にSiC単結晶を成長させるものであ
る。
【0030】この黒鉛製るつぼ1は、上面が開口してい
る略円筒形状のるつぼ本体1aと、るつぼ本体1aの開
口部を塞ぐ蓋材1bとを備えて構成されている。この黒
鉛製るつぼ1を構成する蓋材1bを台座として、台座上
に接着剤を介してSiC種結晶3が接合されている。
【0031】一方、るつぼ本体1aの底部にはSi原料
4が配置され、黒鉛製るつぼ1aの中間部には、C原料
容器6が取り付けられ、その中にC原料5としてC粉末
が配置されている。このような配置によりSi原料4と
C原料5とが接しないように分離された構成となってい
る。
【0032】また、C原料容器6は、るつぼ本体1aの
内周壁から中心方向に張り出すように構成され、中空形
状を成していて、中空部を通じてSi原料4から蒸発し
たSiをSiC種結晶3側に供給できるようになってい
る。また、Si原料4とSiC種結晶3の間にはSi経
路制御板(珪素蒸気経路制御板)7が配置されている。
このSi経路制御板7は、るつぼ本体1aの底部のSi
原料4から蒸発したSiが必ずC粉末表面を流れるよう
に、蒸発したSiの供給経路をC粉末方向に向けるよう
に構成されている。
【0033】なお、この黒鉛製るつぼ1は、図示しない
が、O(酸素)ガス、H(水素)ガス、アルゴンガスが
導入できる真空容器の中でヒータにより加熱できるよう
になっており、このヒータのパワーを調整することによ
ってSiC種結晶3の温度やSi原料4、及びC原料5
の温度を適宜調整できるようになっている。
【0034】このように構成された結晶成長装置を用い
たSiC単結晶の製造工程について説明する。
【0035】まず、Si原料4の温度を1800℃に昇
温し、Si原料4を溶融させる。このとき、ヒータ等の
調節により、C原料5としてのC粉末の温度を2300
℃、SiC種結晶3の温度を2100℃に設定する。こ
のようにSiの温度を2000℃以下に保つことで、S
iの蒸気圧が6.67kPaを超えないようにでき、蒸
気圧中においても過剰のSiがSiC種結晶3に輸送さ
れてSiが成長してしまうことを防止できる。また、S
iC種結晶3よりもSi原料4が低温となるようにする
ことで、蒸気圧の高いSiを低温に保ち、蒸気圧の低い
Cを高温に保つことで成長雰囲気中のSi過剰やC不足
を防止することができる。なお、図示しないが、SiC
種結晶3とSi原料4との温度差をつけるために、Si
C種結晶3とSi原料4との間に熱伝導率の低い材料を
配置することも可能である。
【0036】次に、黒鉛製るつぼ1内の圧力を27kP
aとして、原料底部にあるSi原料4からSiガスを蒸
発させ、C原料容器6内のC粉末からCを昇華させる。
【0037】その際、Si原料4からのSiガスは、S
i経路制御板7があるために直接SiC種結晶3に到達
できず、Si経路制御板7に衝突し、C原料容器6内の
Cと一部反応してSi2C、SiC2となり、その後、S
iC種結晶3の表面に到達する。これにより、十分な昇
華が起こらないC原料5から、Cを供給することがで
き、SiC種結晶3の上にSiC単結晶を成長させるこ
とができる。また、Si 2C、SiC2の分圧が上がるた
め、Si過剰になることを防止することもできる。
【0038】また、成長雰囲気中にOガスやHガスを導
入し、Cと反応させることにより、COガスやCHガス
を形成し、Cの蒸気圧を上げてもよい。これにより、昇
華が不足しがちなCの昇華を促進させることができる。
また、成長時の圧力を27kPa以上とすることによ
り、Siガスの雰囲気ガスによる散乱が増え、その結
果、C粉末表面に到達する回数も増し、Cとの反応が促
進される。
【0039】このように、Si原料4とC原料5を別々
に配置し、これらを蒸発昇華させることにより、Si/
C分圧を変化させずに成長することができ、安定した原
料供給が可能になり、高品質なSiC単結晶を成長する
ことができる。
【0040】また、成長させるSiC単結晶が4H−S
iCである場合には、過飽和度が高いことが必要とされ
るが、本実施形態のようにSiを原料として用いること
により、原料温度がSiCの場合に比べて低温で過飽和
度の高い状態を達成できるため、低コストで4H−Si
Cを成長させることが可能となる。
【0041】(第2実施形態)図2に、本発明の第2実
施形態で用いる結晶成長装置としての黒鉛製るつぼ1を
示す。本実施形態は、第1実施形態に対してSi原料4
やC原料5の配置を変更したものであるため、第1実施
形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0042】本実施形態では、るつぼ本体1aの底部の
中心部にはSi原料4が配置されるようにし、外周部に
はC原料5が配置されるようにしている。そして、外周
部に配置されたC原料5がSi原料4よりもSiC種結
晶3から近い位置まで配置されるようにしている。ま
た、このとき、分子比でSiがCよりも多くなるように
している。
【0043】また、黒鉛製るつぼ1の外周部は加熱体
(ヒータ)に近いため温度が高くなり、黒鉛製るつぼ1
の中央部は加熱体から遠いため温度が低くなることか
ら、黒鉛製るつぼ1の厚さや黒鉛製るつぼ1の形状を調
節することで、るつぼ本体1aの底部の外周部の温度と
中央部の温度とが所定の温度分布となるように黒鉛製る
つぼ1が構成されている。
【0044】このように構成された結晶成長装置を用い
たSiC単結晶の製造工程について説明する。
【0045】まず、ヒータ加熱により黒鉛製るつぼ1を
加熱する。このとき、るつぼ本体1aの底部の外周部の
温度が2600℃、中央部の温度1700℃の温度分布
となるようにする。
【0046】またこのとき、Si原料4におけるSi
は、C原料5と接するところではCと反応するが、黒鉛
製るつぼ1の中央部では、CとSiの反応が起こらず、
Siは液体のまま存在する。
【0047】次に、黒鉛製るつぼ1内の圧力を27kP
aとして、Si原料4からSiガスを蒸発させ、C原料
5からCを昇華させ、結晶成長を行う。
【0048】このように、融液Siが存在している状態
で結晶成長を行った場合、Siの蒸気圧は一定に保た
れ、SiC原料のときに起こったような成長中の分圧の
変化は起こらない。
【0049】また、このときSi経路制御板7は第1実
施形態と同様に作用するため、蒸発したSiガスはC原
料表面を通じてSiC種結晶3に供給され、昇華が十分
に起こらないC原料5からもCを供給することができ
る。
【0050】このように、SiとCを原料とし、Siの
一部を液体のまま存在させることにより、成長中のSi
/C分圧の変化を抑制でき、高品質なSiC単結晶を成
長させることができる。 (第3実施形態)図3に、本発明の第3実施形態で用い
る原料製造装置としての黒鉛製るつぼ11を示す。この
黒鉛製るつぼ11はSiC原料12中に含まれる不純物
を高温で熱処理することによって、焼き出し、原料の純
度を良好にするためのものである。
【0051】この黒鉛製るつぼ11は上面が開口してい
る略円筒形状のるつぼ本体11aと、るつぼ本体11a
の開口部を塞ぐ蓋材11bとを備えて構成されている。
【0052】るつぼ本体11aの底部にはSiC原料1
2が配置されており、黒鉛製るつぼ11の外周壁を貫通
するようにSiガス導入管13、及び減圧用の管14が
配置されている。
【0053】このように構成された結晶成長装置を用い
た炭化珪素原料の製造方法について説明する。
【0054】まず、黒鉛製るつぼ11内の温度を230
0℃にする。次にSiガス導入管13からSiH4等の
Siを含むガスを黒鉛製るつぼ11内に導入し、黒鉛製
るつぼ11内をSi過剰な雰囲気にする。次に、黒鉛製
るつぼ11内を減圧し、黒鉛製るつぼ11内を2kPa
に保つ。このとき、SiC原料12からSi及び不純物
が焼き出され、SiC原料12はC過剰になるが、Si
CとSiH4等のガスが反応し、再びSiCを形成す
る。このように、Si雰囲気中でSiCを焼き出すこと
により、原料中の不純物が焼き出され、高純度なSiC
原料が製造できる。
【0055】このように形成されたSiC原料を用い
て、昇華再結晶法によりSiC種結晶上にSiC単結晶
を成長させると、結晶性の良好なSiC単結晶とするこ
とができる。 (第4実施形態)図4に、本発明の第4実施形態で用い
る原料製造装置としての黒鉛製るつぼ11を示す。な
お、本実施形態における黒鉛製るつぼ11は、第3実施
形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明す
る。
【0056】図4に示すように、黒鉛製るつぼ11内に
は、炭化したSiC21とSi22とを配置させてあ
る。ここでは炭化SiC21として、SiC単結晶成長
の24時間成長に使用することにより600gのSiC
原料が成長後200gの重さになったものを用いてい
る。このような炭化SiC21に350gのSi22を
添加し、2000℃に昇温し、3時間保持する。これに
より、炭化SiC21とSi22が反応し、SiC原料
が形成される。このとき、炭化SiC21は、炭化Si
C21中に含まれている不純物がSiCに比較して少な
いため、高純度なSi22と反応させることにより高純
度なSiCを形成できる。このように、炭化したSiC
を繰り返し使用することにより、Cの純度が良好になり
高純度なSiCが形成できる。(第5実施形態)図5
に、本発明の第5実施形態で用いる結晶成長装置として
の黒鉛製るつぼ31を示す。この黒鉛製るつぼ31は、
黒鉛製るつぼ31の底部に備えられたSiC原料粉末3
2を、一旦多孔質C33上に再結晶化させ、それを加熱
昇華させることでSiC種結晶34上に結晶成長させる
ものである。
【0057】この黒鉛製るつぼ31は、上面が開口して
いる略円筒形状のるつぼ本体31aと、るつぼ本体31
aの開口部を塞ぐ蓋材31bとを備えて構成されてい
る。この黒鉛製るつぼ31を構成する蓋材31bを台座
として、台座上にSiC種結晶が接着剤を介して接合さ
れている。
【0058】一方、るつぼ本体31aの底部にはSiC
原料粉末32が配置され、SiC種結晶34とSiC原
料粉末32の間には、多孔質C33が配置されている。
【0059】このように構成された結晶成長装置を用い
たSiC単結晶の製造工程について説明する。
【0060】まず、SiC原料粉末32の温度を230
0℃、多孔質C33の温度を2100℃とし、圧力を1
3kPaとして、SiC原料粉末32から多孔質C33
に昇華ガスを輸送して、多孔質C33にSiC多結晶を
成長させる。このとき、SiC種結晶34の温度は、S
iC種結晶が炭化しないように1600℃に設定する。
【0061】次に、多孔質C33に成長したSiC多結
晶の温度を2300℃とし、SiC種結晶34の温度を
2100℃とすることで、SiC多結晶から昇華ガスを
SiC種結晶34上に輸送して、SiC単結晶を成長さ
せる。このとき、SiC原料粉末32の温度は、結晶成
長しないように2300℃に設定する。
【0062】このように、不純物を多量に含むSiC原
料粉末から、高純度なSiC多結晶を成長させ、それを
原料とすることにより、高純度なSiC単結晶を成長さ
せることができる。具体的には、多孔質C33上に一旦
SiC多結晶を再結晶化させることにより、不純物濃度
を1/3〜1/5程度に減少させることができる。
【0063】また、このような再結晶化の工程を繰り返
し行うことによっても高純度な結晶成長ができる。例え
ば、2回の繰り返しを行うことで成長結晶中の不純物濃
度を1/10に低減することができる。
【0064】(他の実施形態) 上記第3実施形態では、Si雰囲気を形成するものと
してSiH4ガスを導入しているが、上記第4実施形態
のように、Siを添加することによってもSi雰囲気を
形成することができる。
【0065】また、上記第1、第2実施形態では、黒
鉛製るつぼ1内の温度分布の形成法については触れてい
ないが、ヒータによる温度設定やるつぼ厚さ、断熱材厚
さ等を調節することで温度分布を形成することができ
る。また、断熱材をるつぼ内に直接配置して温度分布を
形成してもよい。例えば、図6に示すように、るつぼ本
体1aの内周側に張り出すように断熱材8を配置するよ
うにしてもよい。この場合、断熱材8がSiやCと反応
して劣化するのを防ぐために断熱材8をTaC等の材料
で囲うようにすることも可能である。
【0066】また、これらの実施形態で示したSi経路
制御板7は、図7、図8に示すように、複数板でもよ
い。この場合、複数のSi経路制御板7それぞれが交互
にお互いに経路を埋め合うように配置され、Siの経路
ができるだけ長くするように構成されていることが望ま
しい。例えば、Si経路制御板7のうちの少なくとも1
つをSi蒸気がるつぼ1の中央部を通過するように構成
し、Si経路制御板7のうちの少なくとも1つをSi蒸
気がるつぼ1の外壁面方向に導くように構成すればよ
い。このようにすれば、ほとんどのSi蒸気をCと反応
させることができる。
【0067】また、黒鉛製るつぼの外周が高温で、中央
が低温であることを考慮して、図7のようにるつぼに対
して、斜めに複数の経路制御板7を取付けてもよい。
【0068】上記第1、第2実施形態において、Si
C種結晶3とSi原料4との間に仕切板を配置してSi
C種結晶3が配置される領域とSi原料4が配置される
領域を分離し、これら各領域を連通させるパイプ(連通
路)を仕切板に設けるようにすれば、パイプ断面積に応
じてSi蒸気の供給量を制御することも可能である。こ
の場合、パイプの太さがφ1mm以下ではパイプ内にS
iCが形成され、Siの輸送量が大きく変動するため、
φ1mm以上とするのが好ましい。
【0069】また、第1実施形態でCの輸送のために
OガスやHガスを導入したが、O含有ガス、H含有ガ
ス、Cl含有ガス、又はF含有ガスを用いてもよい。
【0070】また、第1、第2実施形態では、C原料
5としてC粉末を用いているが、SiCの炭化により形
成されたCを原料とすれば、通常のC粉末よりもSiと
の反応性がよく、Si2CやSiC2が形成され易くなる
ようにすることができる。また、この場合、SiCの炭
化する温度まで温度が上げられていることから、SiC
単結晶成長時に発生する不純物が焼き出されており、高
純度になるという効果もある。
【0071】さらに、第1、第2実施形態等において
C原料5として多孔質Cを用い、Si蒸気が多孔質Cを
通じてSiC種結晶3に供給されるようにしてもよい。
このようにすれば、Si蒸気がCに接する面積を大きく
することができるため、Si 2CやSiC2が形成され易
くなるようにできる。
【0072】また、上記第1、第2実施形態等ではS
i原料4がC原料5よりもSiC種結晶3から離れた位
置に配置されるようにしているが、SiC種結晶近傍に
Siを含む材料(例えば、Si化合物)を配置するよう
にすれば、Si原料5から昇華したSiがSiC種結晶
3に到達するまでの間にSiC種結晶の表面が炭化され
るのを抑制することができ、良好なSiC単結晶を成長
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態で用いる黒鉛製るつぼの
断面構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態で用いる黒鉛製るつぼの
断面構成を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態で用いる黒鉛製るつぼの
断面構成を示す図である。
【図4】本発明の第4実施形態で用いる黒鉛製るつぼの
断面構成を示す図である。
【図5】本発明の第5実施形態で用いる黒鉛製るつぼの
断面構成を示す図である。
【図6】他の実施形態で示される黒鉛製るつぼの断面構
成を示す図である。
【図7】他の実施形態で示される黒鉛製るつぼの断面構
成を示す図である。
【図8】他の実施形態で示される黒鉛製るつぼの断面構
成を示す図である。
【符号の説明】
1…黒鉛製るつぼ、1a…るつぼ本体、1b…蓋材、3
…SiC種結晶、4…Si原料、5…C原料、6…C原
料容器、7…Si経路制御板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 恩田 正一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 小栗 英美 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4G077 AA02 BE08 DA18 EA06 EA07 EC05 EG25

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 るつぼ(1)の内部で、珪素含有ガス及
    び炭素含有ガスを炭化珪素種結晶(3)に輸送して、該
    炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる炭化珪
    素単結晶の製造方法において、 前記珪素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と前記炭
    素含有ガス供給源となる炭素原料(5)とを分離配置さ
    せ、前記珪素原料から蒸発した珪素含有ガスが前記炭素
    原料と接したのち、前記炭化珪素種結晶に供給されるよ
    うにすることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 るつぼ(1)の内部で、珪素含有ガス及
    び炭素含有ガスを炭化珪素種結晶(3)に輸送して、該
    炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる炭化珪
    素単結晶の製造方法において、 前記珪素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と前記炭
    素含有ガス供給源となる炭素原料(5)とを前記るつぼ
    内に配置し、前記珪素原料の少なくとも一部が液体であ
    る状態で前記炭化珪素単結晶を成長させることを特徴と
    する炭化珪素単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記炭化珪素種結晶の温度よりも前記炭
    素原料の温度が高く、前記炭化珪素種結晶の温度よりも
    前記珪素原料の温度が低くなるようにすることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の炭化珪素単結晶の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記珪素原料の温度が2000℃よりも
    低くなるようにすることを特徴とする請求項3に記載の
    炭化珪素単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記るつぼ内に水素もしくは酸素を含有
    したガスを導入しながら前記炭化珪素単結晶を成長させ
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記
    載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記炭素原料として、炭化した炭化珪素
    を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    つに記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  7. 【請求項7】 るつぼ(31)の内部に、炭化珪素原料
    (32)及び炭化珪素種結晶(34)を配置し、前記炭
    化珪素原料を加熱昇華させることにより前記炭化珪素種
    結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる炭化珪素単結晶の
    製造方法において、 前記炭化珪素原料と前記炭化珪素種結晶との間に炭素材
    料(33)を配置し、前記炭化珪素原料から昇華させた
    昇華ガスを前記炭素材料上に一旦再結晶化させ、該再結
    晶化された炭化珪素を原料として前記炭化珪素種結晶上
    に炭化珪素単結晶を成長させることを特徴とする炭化珪
    素単結晶の製造方法。
  8. 【請求項8】 るつぼ(1)の内部で、珪素含有ガス及
    び炭素含有ガスを炭化珪素種結晶(3)に輸送して、該
    炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる炭化珪
    素単結晶の製造装置において、 前記珪素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と前記炭
    素含有ガス供給源となる炭素原料(5)が分離して配置
    されると共に、前記珪素原料よりも前記炭素原料が前記
    炭化珪素種結晶の近くに配置されるように構成され、前
    記珪素原料から蒸発した珪素含有ガスが前記炭素原料と
    接したのち、前記炭化珪素種結晶に供給されるように構
    成されていることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造装
    置。
  9. 【請求項9】 るつぼ(1)の内部で、珪素含有ガス及
    び炭素含有ガスを炭化珪素種結晶(3)に輸送して、該
    炭化珪素種結晶上に炭化珪素単結晶を成長させる炭化珪
    素単結晶の製造装置において、 前記珪素含有ガス供給源となる珪素原料(4)と前記炭
    素含有ガス供給源となる炭素原料(5)が分離して配置
    されると共に、前記珪素原料が配置される部分が前記炭
    素原料が配置される部分よりも温度が低くなるように構
    成されていることを特徴とする炭化珪素単結晶の製造装
    置。
  10. 【請求項10】 前記炭化珪素種結晶と前記珪素材料と
    の間に、前記るつぼを構成する材料よりも熱伝導率の低
    い材料(8)が配置されていることを特徴とする請求項
    8又は9に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  11. 【請求項11】 前記炭化珪素種結晶と前記珪素材料と
    の間には、前記珪素原料から蒸発した珪素含有ガスの経
    路を制御する珪素蒸気経路制御板(7)が備えられてい
    ることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1つに
    記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  12. 【請求項12】 前記珪素蒸気経路制御板は複数備えら
    れており、該珪素蒸気経路制御板のうちの少なくとも1
    つは前記珪素含有ガスが前記るつぼの中央部を通過する
    ように構成され、また、該珪素蒸気経路制御板のうちの
    少なくとも1つは前記るつぼを構成する外壁面方向に前
    記珪素含有ガスを導くように構成されていることを特徴
    とする請求項11に記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記炭化珪素種結晶と前記珪素原料と
    の間には多孔質炭素が配置されており、前記珪素原料か
    ら蒸発した珪素含有ガスは前記多孔質炭素を通じて前記
    炭化珪素種結晶に供給されるようになっていることを特
    徴とする請求項8乃至12のいずれか1つに記載の炭化
    珪素単結晶の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記るつぼ内はパイプが備えられた仕
    切板によって前記炭化珪素単結晶が配置される領域と前
    記珪素原料が配置される領域とに分離されており、前記
    仕切板に形成されたパイプによって前記各領域が連通さ
    れるようになっていることを特徴とする請求項8乃至1
    3のいずれか1つに記載の炭化珪素単結晶の製造装置。
  15. 【請求項15】 炭化珪素原料(12)を用意し、前記
    炭化珪素原料を珪素雰囲気中で熱処理することを特徴と
    する炭化珪素原料の製造方法。
  16. 【請求項16】 炭化した炭化珪素(21)を用意し、
    前記炭化した炭化珪素を珪素雰囲気中で熱処理すること
    を特徴とする炭化珪素原料の製造方法。
JP2000005958A 2000-01-07 2000-01-07 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置 Pending JP2001192299A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005958A JP2001192299A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005958A JP2001192299A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001192299A true JP2001192299A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18534558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000005958A Pending JP2001192299A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001192299A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240968A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 単結晶成長方法、その方法により得られるIII族窒化物単結晶およびSiC単結晶
JP2011105524A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Denso Corp 炭化珪素単結晶の製造装置
JP2011105525A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Denso Corp 炭化珪素単結晶の製造装置
KR20160077589A (ko) * 2014-12-23 2016-07-04 재단법인 포항산업과학연구원 반절연 탄화규소 단결정 성장장치
JP2019189494A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 昭和電工株式会社 断熱性遮蔽部材及びそれを備えた単結晶製造装置
CN113026094A (zh) * 2021-03-05 2021-06-25 广州爱思威科技股份有限公司 碳化硅单晶生长控制装置及控制方法
KR20210140963A (ko) * 2020-05-14 2021-11-23 주식회사 엘지화학 단결정 성장 장치
CN118064966A (zh) * 2024-01-29 2024-05-24 河北同光半导体股份有限公司 碳化硅单晶的生长方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240968A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Sumitomo Electric Ind Ltd 単結晶成長方法、その方法により得られるIII族窒化物単結晶およびSiC単結晶
JP4595592B2 (ja) * 2005-03-07 2010-12-08 住友電気工業株式会社 単結晶成長方法
JP2011105524A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Denso Corp 炭化珪素単結晶の製造装置
JP2011105525A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Denso Corp 炭化珪素単結晶の製造装置
KR20160077589A (ko) * 2014-12-23 2016-07-04 재단법인 포항산업과학연구원 반절연 탄화규소 단결정 성장장치
KR101655242B1 (ko) 2014-12-23 2016-09-08 재단법인 포항산업과학연구원 반절연 탄화규소 단결정 성장장치
JP2019189494A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 昭和電工株式会社 断熱性遮蔽部材及びそれを備えた単結晶製造装置
JP7068914B2 (ja) 2018-04-26 2022-05-17 昭和電工株式会社 断熱性遮蔽部材及びそれを備えた単結晶製造装置
US11453958B2 (en) 2018-04-26 2022-09-27 Showa Denko K.K. Heat-insulating shield member and single crystal manufacturing apparatus having the same
KR20210140963A (ko) * 2020-05-14 2021-11-23 주식회사 엘지화학 단결정 성장 장치
KR102737204B1 (ko) * 2020-05-14 2024-12-02 주식회사 엘지화학 단결정 성장 장치
CN113026094A (zh) * 2021-03-05 2021-06-25 广州爱思威科技股份有限公司 碳化硅单晶生长控制装置及控制方法
CN118064966A (zh) * 2024-01-29 2024-05-24 河北同光半导体股份有限公司 碳化硅单晶的生长方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8512471B2 (en) Halosilane assisted PVT growth of SiC
JP3876628B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法および炭化珪素単結晶
JP4121555B2 (ja) Cvdによって目的物をエピタキシアル成長させる装置と方法
KR101146050B1 (ko) 기체 투과성 도가니 벽을 이용하여 ain 단결정을제조하기 위한 방법 및 장치
EP2000567B1 (en) Method for growing iii nitride single crystal
JP4122548B2 (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
EP1270768A1 (en) Epitaxial growing method for growing aluminum nitride and growing chamber therefor
KR20120082873A (ko) SiC 단결정의 승화 성장
US5989340A (en) Process and device for sublimation growing of silicon carbide monocrystals
JP2007055881A (ja) AlN結晶およびその成長方法ならびにAlN結晶基板
KR100415422B1 (ko) 탄화규소단결정을승화성장시키기위한방법및장치
JP2000264793A (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法及び単結晶製造装置
JP2001192299A (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法及び製造装置
JPH11199395A (ja) 炭化珪素単結晶の製造方法
JP4578964B2 (ja) 単結晶炭化ケイ素の形成
JP2007106669A (ja) 半絶縁性GaAs単結晶の製造方法
JP4120016B2 (ja) 半絶縁性GaAs単結晶の製造方法
USRE40662E1 (en) Method of preparing a compound semiconductor crystal
JP3982022B2 (ja) 単結晶の製造方法及び単結晶製造装置
WO2010082574A1 (ja) 窒化物半導体結晶の製造方法、窒化物半導体結晶および窒化物半導体結晶の製造装置
JPH06298600A (ja) SiC単結晶の成長方法
US8377204B2 (en) Group III nitride single crystal and method of its growth
KR100749860B1 (ko) 단결정 성장 장치 및 단결정 성장 방법
JP4774959B2 (ja) AlN単結晶の成長方法
CN113026094A (zh) 碳化硅单晶生长控制装置及控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090113