JP2001186082A - Cdma移動通信システム及び方法 - Google Patents
Cdma移動通信システム及び方法Info
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Quality & Reliability (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変レートにより送信電力が変動してい
る信号に対して精度の高い受信レベルの測定を行うこと
ができ、その測定結果から可変レートデータの判別及び
送信電力制御を適正に行うこと。 【解決手段】 移動局の受信SIR測定器によって、P
1=P0+Pd1で示すように、フレーム平均を行った
次のスロットの受信電力P1を、P0とパイロットチャ
ネルの本スロット平均電力と前スロットの平均電力との
差分Pd1の合成として求め、以降もスロットに対して
は、P2=P1+Pd2及びP3=P2+Pd3で示す
ように、前スロットの受信電力とパイロットチャネルの
スロット平均受信電力の差分との合成として求める。こ
のように、受信電力を最大レートに換算したフレーム単
位で平均したものと、パイロットチャネルの受信電力の
スロット単位の変動分との合成として測定する。
る信号に対して精度の高い受信レベルの測定を行うこと
ができ、その測定結果から可変レートデータの判別及び
送信電力制御を適正に行うこと。 【解決手段】 移動局の受信SIR測定器によって、P
1=P0+Pd1で示すように、フレーム平均を行った
次のスロットの受信電力P1を、P0とパイロットチャ
ネルの本スロット平均電力と前スロットの平均電力との
差分Pd1の合成として求め、以降もスロットに対して
は、P2=P1+Pd2及びP3=P2+Pd3で示す
ように、前スロットの受信電力とパイロットチャネルの
スロット平均受信電力の差分との合成として求める。こ
のように、受信電力を最大レートに換算したフレーム単
位で平均したものと、パイロットチャネルの受信電力の
スロット単位の変動分との合成として測定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル自動車
電話・携帯電話等のセルラシステムに用いられるCDM
A移動通信システム及び方法に関する。
電話・携帯電話等のセルラシステムに用いられるCDM
A移動通信システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信方式は、情報を伝送
する際、最低限必要な帯域幅に比べて十分に広い帯域に
拡散して伝送する方式であり、秘話性、秘匿性、対干渉
性に優れた通信方式であることが知られている。直接拡
散(Direct Sequence:DS)方式とは、拡散において拡散
コードをそのまま情報信号に乗じるスペクトル拡散通信
方式である。
する際、最低限必要な帯域幅に比べて十分に広い帯域に
拡散して伝送する方式であり、秘話性、秘匿性、対干渉
性に優れた通信方式であることが知られている。直接拡
散(Direct Sequence:DS)方式とは、拡散において拡散
コードをそのまま情報信号に乗じるスペクトル拡散通信
方式である。
【0003】自動車電話、携帯電話等のセルラ無線通信
システムにおいて、同一の周波数帯域で複数の局が同時
に通信を行う際の多元アクセス方式技術として、FDM
A(Frequency Division Multiple Access:周波数分割
多元接続)方式、TDMA(Time Division Multiple A
ccess:時分割多元接続)方式等が知られているが、ス
ペクトル拡散方式を用いるCDMA(Code Division Mul
tiple Access:符号分割多元接続)方式は、それらの技
術と比較して高い周波数利用効率を図ることができ、よ
り多くの利用者を収容することができる方式である。
システムにおいて、同一の周波数帯域で複数の局が同時
に通信を行う際の多元アクセス方式技術として、FDM
A(Frequency Division Multiple Access:周波数分割
多元接続)方式、TDMA(Time Division Multiple A
ccess:時分割多元接続)方式等が知られているが、ス
ペクトル拡散方式を用いるCDMA(Code Division Mul
tiple Access:符号分割多元接続)方式は、それらの技
術と比較して高い周波数利用効率を図ることができ、よ
り多くの利用者を収容することができる方式である。
【0004】CDMAを用いたセルラシステムでは、基
地局から移動局への下り回線において、無変調のパイロ
ットチャネルを送信し、基地局と通信している全移動局
が、このパイロットチャネルを受信してデータ復調のた
めのチャネル推定及び拡散コードのタイミング同期捕捉
・保持を行う方法が知られている。
地局から移動局への下り回線において、無変調のパイロ
ットチャネルを送信し、基地局と通信している全移動局
が、このパイロットチャネルを受信してデータ復調のた
めのチャネル推定及び拡散コードのタイミング同期捕捉
・保持を行う方法が知られている。
【0005】また、CDMAセルラシステムにおける音
声通信においては、可変レート音声符号化方式を用いて
音声信号を伝送することにより、音声の有音/無音状態
によって送信音声データ速度を変化させ、この変化した
データ速度に応じて送信電力を制御することによって平
均的にユーザ当りの送信電力を低減させ、これによって
更に収容チャネル数を増やす方法が知られている。
声通信においては、可変レート音声符号化方式を用いて
音声信号を伝送することにより、音声の有音/無音状態
によって送信音声データ速度を変化させ、この変化した
データ速度に応じて送信電力を制御することによって平
均的にユーザ当りの送信電力を低減させ、これによって
更に収容チャネル数を増やす方法が知られている。
【0006】直接拡散を用いたCDMA方式には、希望
の送信局が遠方にあり、非希望の送信局(干渉局)が近
くにある場合、希望の送信局からの受信信号より、干渉
局からの信号の方が受信電力が大きくなり、処理利得
(拡散利得)だけでは拡散符号間の相互相関を抑圧でき
ず、通信不能となる「遠近問題」がある。
の送信局が遠方にあり、非希望の送信局(干渉局)が近
くにある場合、希望の送信局からの受信信号より、干渉
局からの信号の方が受信電力が大きくなり、処理利得
(拡散利得)だけでは拡散符号間の相互相関を抑圧でき
ず、通信不能となる「遠近問題」がある。
【0007】このため、直接拡散CDMA方式を用いた
セルラシステムでは、移動局から基地局への上り回線に
おいて、各伝送路の状態に応じた送信電力制御が必須の
ものとなっている。
セルラシステムでは、移動局から基地局への上り回線に
おいて、各伝送路の状態に応じた送信電力制御が必須の
ものとなっている。
【0008】また、陸上移動通信において回線品質の劣
化の原因であるフェージングへの対策としても、送信電
力を制御することによって受信電力の瞬時値変動の補償
を行う方法が考えられている。
化の原因であるフェージングへの対策としても、送信電
力を制御することによって受信電力の瞬時値変動の補償
を行う方法が考えられている。
【0009】特表平4−502841号公報には、直接
拡散CDMA方式を用いたセルラシステムの送信電力制
御方法の一例が示されている。
拡散CDMA方式を用いたセルラシステムの送信電力制
御方法の一例が示されている。
【0010】図5はその構成を示したものである。即
ち、図5は、従来のCDMA移動通信システムの構成を
示すブロック図である。
ち、図5は、従来のCDMA移動通信システムの構成を
示すブロック図である。
【0011】この図5に示すCDMA移動通信システム
は、基地局501と、移動局502とから構成され、通
常複数の移動局502と1つの基地局501間で通信が
行われるようになっている。
は、基地局501と、移動局502とから構成され、通
常複数の移動局502と1つの基地局501間で通信が
行われるようになっている。
【0012】基地局501では、複数の移動局502か
らの多重信号をアンテナ503で受信し、アナログ受信
器504に供給する。
らの多重信号をアンテナ503で受信し、アナログ受信
器504に供給する。
【0013】アナログ受信器504は、受信信号の増幅
及び周波数変換等の処理を行って、各移動局502用の
ディジタル受信器505に供給する。
及び周波数変換等の処理を行って、各移動局502用の
ディジタル受信器505に供給する。
【0014】ディジタル受信器505は、受信を行う移
動局502に用いられている拡散符号を用いて相関検出
を行うことにより、多重化された受信信号からこの移動
局502の信号を分離して、ベースバンド処理回路50
6及び受信レベル検出回路507に供給する。
動局502に用いられている拡散符号を用いて相関検出
を行うことにより、多重化された受信信号からこの移動
局502の信号を分離して、ベースバンド処理回路50
6及び受信レベル検出回路507に供給する。
【0015】ベースバンド処理回路506は、分離後の
信号から受信データ508を得ると共に、上記移動局5
02への送信データ509を送信信号として変調器51
0に供給する。
信号から受信データ508を得ると共に、上記移動局5
02への送信データ509を送信信号として変調器51
0に供給する。
【0016】受信レベル検出回路507は、移動局50
2から受信した信号のレベルを測定し、この測定レベル
に応じて電力制御ビットを発生して、変調器510に供
給する。この電力制御ビットは、移動局502の送信電
力の調節に用いられる。
2から受信した信号のレベルを測定し、この測定レベル
に応じて電力制御ビットを発生して、変調器510に供
給する。この電力制御ビットは、移動局502の送信電
力の調節に用いられる。
【0017】変調器510は、ベースバンド処理回路5
06からの送信信号と受信レベル検出回路507からの
電力制御ビットに対して、移動局502に割り当てられ
た拡散符号を乗じて加算器511へ出力する。
06からの送信信号と受信レベル検出回路507からの
電力制御ビットに対して、移動局502に割り当てられ
た拡散符号を乗じて加算器511へ出力する。
【0018】加算器511は、複数の移動局502用の
変調器510からの拡散信号を多重化する。この多重化
された信号は、RF(Radio Frequency)周波数への変換
及び増幅等の処理を経てアンテナ503から電波送信さ
れる。
変調器510からの拡散信号を多重化する。この多重化
された信号は、RF(Radio Frequency)周波数への変換
及び増幅等の処理を経てアンテナ503から電波送信さ
れる。
【0019】移動局502は、アンテナ512で受信し
た基地局501からの信号をアナログ受信器513に供
給する。
た基地局501からの信号をアナログ受信器513に供
給する。
【0020】アナログ受信器513は、受信信号に対し
て増幅及び周波数変換等の処理を行い、ディジタル受信
器514に供給する。また、アナログ受信器513は、
受信信号の総合電力レベルの測定回路を有しており、測
定された電力レベルを送信レベル制御回路515へ供給
する。
て増幅及び周波数変換等の処理を行い、ディジタル受信
器514に供給する。また、アナログ受信器513は、
受信信号の総合電力レベルの測定回路を有しており、測
定された電力レベルを送信レベル制御回路515へ供給
する。
【0021】ディジタル受信器514は、拡散及び多重
化された信号から相関検出により自分当ての信号を分離
し、ベースバンド処理回路516に供給する。また、分
離した信号から電力制御ビットを取り出し、送信レベル
制御回路515に供給する。
化された信号から相関検出により自分当ての信号を分離
し、ベースバンド処理回路516に供給する。また、分
離した信号から電力制御ビットを取り出し、送信レベル
制御回路515に供給する。
【0022】ベースバンド処理回路516は、分離後の
信号から受信データ517を得る。同時に、基地局50
1への送信データを送信信号として変調器519に供給
する。
信号から受信データ517を得る。同時に、基地局50
1への送信データを送信信号として変調器519に供給
する。
【0023】変調器519は、ベースバンド処理回路5
16からの送信信号に対して、割り当てられた拡散符号
を乗じることにより拡散を行い、送信レベル制御回路5
15に供給する。
16からの送信信号に対して、割り当てられた拡散符号
を乗じることにより拡散を行い、送信レベル制御回路5
15に供給する。
【0024】送信レベル制御回路515は、アナログ受
信器513からの総合電力レベル及び受信信号より取り
出した電力制御ビットを用いて拡散信号の送信電力の制
御を行う。
信器513からの総合電力レベル及び受信信号より取り
出した電力制御ビットを用いて拡散信号の送信電力の制
御を行う。
【0025】送信レベル制御回路515の出力信号は、
RF周波数への変換及び増幅等の処理を経てアンテナ5
12より電波送信される。
RF周波数への変換及び増幅等の処理を経てアンテナ5
12より電波送信される。
【0026】以上の構成における送信電力制御方法は、
まず、移動局502のアナログ受信器513において測
定した総合の電力レベルを用いて送信電力レベルを制御
することで、移動局502の位置変動による移動局50
2と基地局501間の距離変化に起因する基地局501
受信レベルの中央値変動に対する補償を行う。この方法
はオープンループによる送信電力制御方法と呼ばれてい
る。
まず、移動局502のアナログ受信器513において測
定した総合の電力レベルを用いて送信電力レベルを制御
することで、移動局502の位置変動による移動局50
2と基地局501間の距離変化に起因する基地局501
受信レベルの中央値変動に対する補償を行う。この方法
はオープンループによる送信電力制御方法と呼ばれてい
る。
【0027】更に、基地局501の受信レベル検出回路
507で測定した、移動局502からの受信レベルが、
予め設定された基準レベルよりも低かった場合は、移動
局502の送信レベルを上げるべく、逆に基準レベルよ
りも高かった場合は、移動局502のレベルを上げるべ
く電力制御ビットを決定し、移動局502に送信する。
507で測定した、移動局502からの受信レベルが、
予め設定された基準レベルよりも低かった場合は、移動
局502の送信レベルを上げるべく、逆に基準レベルよ
りも高かった場合は、移動局502のレベルを上げるべ
く電力制御ビットを決定し、移動局502に送信する。
【0028】移動局502は、ディジタル受信器514
で取り出した電力制御ビットを用いて送信レベルを制御
し、これを1.25ms程度の周期で高速に行うことに
より、移動局502から基地局501へ向かう上り回線
と、この逆の下り回線で異なるフェージングによる数十
Hz程度までの瞬時値変動に対する補償を行う。この方
法はクローズドループによる送信電力制御方法と呼ばれ
ている。
で取り出した電力制御ビットを用いて送信レベルを制御
し、これを1.25ms程度の周期で高速に行うことに
より、移動局502から基地局501へ向かう上り回線
と、この逆の下り回線で異なるフェージングによる数十
Hz程度までの瞬時値変動に対する補償を行う。この方
法はクローズドループによる送信電力制御方法と呼ばれ
ている。
【0029】この時、下り回線において可変レート音声
符号化データが送信されている場合、データ部分は音声
符号化レートによって送信電力を変化させるが、電力制
御ビットについては固定電力で送信することで、電力制
御ビットの移動局502側での品質を一定に保持するこ
とができる。
符号化データが送信されている場合、データ部分は音声
符号化レートによって送信電力を変化させるが、電力制
御ビットについては固定電力で送信することで、電力制
御ビットの移動局502側での品質を一定に保持するこ
とができる。
【0030】図6は可変レート音声符号化を行った信号
での送信信号電力図である。
での送信信号電力図である。
【0031】この図6に示す601〜604は音声符号
化データ(送信データ)、605は電力制御ビットであ
り、音声符号化データ601〜604は、20ms程度
の単位でフレーム構成され、(a)〜(d)に示すよう
に、フレーム単位でレートが有音時の最大レート、1/
2レート、1/4レート、1/8レートと音声の有無に
応じて変化する。
化データ(送信データ)、605は電力制御ビットであ
り、音声符号化データ601〜604は、20ms程度
の単位でフレーム構成され、(a)〜(d)に示すよう
に、フレーム単位でレートが有音時の最大レート、1/
2レート、1/4レート、1/8レートと音声の有無に
応じて変化する。
【0032】この際、送信電力も同様に変化させること
で、他ユーザへの干渉を低減することができる。また、
情報ビット当りの送信パワーは保持されるので品質劣化
とはならない。
で、他ユーザへの干渉を低減することができる。また、
情報ビット当りの送信パワーは保持されるので品質劣化
とはならない。
【0033】クローズドループ送信電力制御では、基地
局において受信レベルの代わりに受信SIR(希望波対
干渉波電力比)を用いて行うことでより周波数利用効率
を向上することができる。
局において受信レベルの代わりに受信SIR(希望波対
干渉波電力比)を用いて行うことでより周波数利用効率
を向上することができる。
【0034】以上のように、直接拡散CDMA方式で
は、上り回線においてオープンループ及びクローズドル
ープによる送信電力制御方法が用いられている。
は、上り回線においてオープンループ及びクローズドル
ープによる送信電力制御方法が用いられている。
【0035】一方、下り回線については、上り回線のよ
うな遠近問題はないが、下り回線に対してもクローズド
ループ送信電力制御を適用することでフェージングによ
る受信電力の瞬時変動の補償し、回線品質を改善するこ
とができる。
うな遠近問題はないが、下り回線に対してもクローズド
ループ送信電力制御を適用することでフェージングによ
る受信電力の瞬時変動の補償し、回線品質を改善するこ
とができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、下り回線にフェージングを補償するた
めにクローズドループ送信電力制御を適用する場合、移
動局502において下り回線の受信電力、又は受信SI
Rを一定周期で低遅延にて測定する必要があるが、この
とき下り回線において音声符号化データの可変レートに
より送信電力が変化している場合、移動局502の受信
電力が変化すると、無線伝播路の伝播損失が変化したの
か音声レートが変化したのかを判別することができない
という問題がある。
装置においては、下り回線にフェージングを補償するた
めにクローズドループ送信電力制御を適用する場合、移
動局502において下り回線の受信電力、又は受信SI
Rを一定周期で低遅延にて測定する必要があるが、この
とき下り回線において音声符号化データの可変レートに
より送信電力が変化している場合、移動局502の受信
電力が変化すると、無線伝播路の伝播損失が変化したの
か音声レートが変化したのかを判別することができない
という問題がある。
【0037】また、下り回線の電力制御ビットは、その
送信電力が音声レートによらず送信されるので、この受
信電力を測定することで伝播損失を推定することができ
るが、1.25msに1ビットのレートで送信されてく
る電力制御ビットのみで受信電力を測定するので測定精
度が低く、この測定結果に応じて送信電力制御を行って
も適正な制御が行えないという問題がある。
送信電力が音声レートによらず送信されるので、この受
信電力を測定することで伝播損失を推定することができ
るが、1.25msに1ビットのレートで送信されてく
る電力制御ビットのみで受信電力を測定するので測定精
度が低く、この測定結果に応じて送信電力制御を行って
も適正な制御が行えないという問題がある。
【0038】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、可変レートにより送信電力が変動している信号に
対して精度の高い受信レベルの測定を行うことができ、
その測定結果から可変レートデータの判別及び送信電力
制御を適正に行うことができるCDMA移動通信システ
ム及び方法を提供することを目的とする。
あり、可変レートにより送信電力が変動している信号に
対して精度の高い受信レベルの測定を行うことができ、
その測定結果から可変レートデータの判別及び送信電力
制御を適正に行うことができるCDMA移動通信システ
ム及び方法を提供することを目的とする。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動局におい
て、可変レートによる送信電力変動分の補正を行った受
信電力レベルと、パイロットチャネルの電力制御周期の
受信電力の変化分を合成して受信レベルの測定を行うよ
うにした。
て、可変レートによる送信電力変動分の補正を行った受
信電力レベルと、パイロットチャネルの電力制御周期の
受信電力の変化分を合成して受信レベルの測定を行うよ
うにした。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、CDMA
方式が適用され、フレーム周期で変化する送信データの
レートに応じた送信電力の可変レートデータと、固定送
信電力の下り電力制御ビットとがスロット周期に時分割
多重されたデータチャネル信号を受信する受信手段と、
前記受信された信号中の前記下り電力制御ビットの受信
電力を測定する第1測定手段と、前記可変レートデータ
の受信電力を測定する第2測定手段と、前記下り電力制
御ビットの受信電力のフレーム平均値と前記可変レート
データの受信電力のフレーム平均値とを比較して前記送
信データのレートを判定する受信SIR測定手段と、を
具備する構成を採る。
方式が適用され、フレーム周期で変化する送信データの
レートに応じた送信電力の可変レートデータと、固定送
信電力の下り電力制御ビットとがスロット周期に時分割
多重されたデータチャネル信号を受信する受信手段と、
前記受信された信号中の前記下り電力制御ビットの受信
電力を測定する第1測定手段と、前記可変レートデータ
の受信電力を測定する第2測定手段と、前記下り電力制
御ビットの受信電力のフレーム平均値と前記可変レート
データの受信電力のフレーム平均値とを比較して前記送
信データのレートを判定する受信SIR測定手段と、を
具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、フレーム区間が平均化
されているので、従来のスロット区間のみで判定する方
法よりも高い判定制精度を得ることができる。
されているので、従来のスロット区間のみで判定する方
法よりも高い判定制精度を得ることができる。
【0042】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、データチャネル信号に、無変調で固定送信電力のパ
イロットチャネルが時分割多重されている場合に、前記
パイロットチャネルの受信電力を測定する第3測定手段
を備え、受信SIR測定手段が、判定された送信データ
のレートから最大レート時の受信電力を換算して求め、
この求められた受信電力に、前記パイロットチャネルの
受信電力のスロット平均の変動分を合成することにより
希望波受信レベルを測定する構成を採る。
て、データチャネル信号に、無変調で固定送信電力のパ
イロットチャネルが時分割多重されている場合に、前記
パイロットチャネルの受信電力を測定する第3測定手段
を備え、受信SIR測定手段が、判定された送信データ
のレートから最大レート時の受信電力を換算して求め、
この求められた受信電力に、前記パイロットチャネルの
受信電力のスロット平均の変動分を合成することにより
希望波受信レベルを測定する構成を採る。
【0043】この構成によれば、可変レートにより送信
電力が変動している信号に対しても、精度の高い受信レ
ベル測定を行うことができる。
電力が変動している信号に対しても、精度の高い受信レ
ベル測定を行うことができる。
【0044】本発明の第3の態様は、第2の態様におい
て、受信SIR測定手段で測定された希望波受信レベル
を予め定められたしきい値と比較し、この比較結果に応
じて送信側装置に対して送信電力の増減を指示する上り
送信電力ビットを生成する生成手段を具備する構成を採
る。
て、受信SIR測定手段で測定された希望波受信レベル
を予め定められたしきい値と比較し、この比較結果に応
じて送信側装置に対して送信電力の増減を指示する上り
送信電力ビットを生成する生成手段を具備する構成を採
る。
【0045】この構成によれば、精度の高く測定された
受信レベルから上り送信電力ビットを生成するので、送
信電力制御を適正に行うことができる。
受信レベルから上り送信電力ビットを生成するので、送
信電力制御を適正に行うことができる。
【0046】本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第
3の態様いずれかにおいて、受信SIR測定手段は、可
変レートデータ部分のフレーム平均受信電力と下り電力
制御ビット部分のフレーム平均受信電力とを比較するこ
とで、送信データのレートを判定する代わりに、受信デ
ータ復号手段において誤り検出符号により判定されたレ
ートを用いて前記送信データのレートを判定を行う構成
を採る。
3の態様いずれかにおいて、受信SIR測定手段は、可
変レートデータ部分のフレーム平均受信電力と下り電力
制御ビット部分のフレーム平均受信電力とを比較するこ
とで、送信データのレートを判定する代わりに、受信デ
ータ復号手段において誤り検出符号により判定されたレ
ートを用いて前記送信データのレートを判定を行う構成
を採る。
【0047】この構成によれば、第1の態様よりも、よ
り高い判定制精度を得ることができる。
り高い判定制精度を得ることができる。
【0048】本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第
3の態様いずれかにおいて、前記受信SIR測定手段
は、上り電力制御ビットによる送信側装置の送信電力の
変動分を希望波受信レベルと合成することにより、新規
の希望波受信レベルを求める構成を採る。
3の態様いずれかにおいて、前記受信SIR測定手段
は、上り電力制御ビットによる送信側装置の送信電力の
変動分を希望波受信レベルと合成することにより、新規
の希望波受信レベルを求める構成を採る。
【0049】この構成によれば、第1の態様よりも、よ
り精度の高い受信レベル測定を行うことができる。
り精度の高い受信レベル測定を行うことができる。
【0050】本発明の第6の態様は、移動局装置に、第
1の態様乃至第5の態様いずれかに記載の通信装置を具
備する構成を採る。
1の態様乃至第5の態様いずれかに記載の通信装置を具
備する構成を採る。
【0051】この構成によれば、移動局装置において、
第1の態様乃至第5の態様いずれかと同様の作用効果を
得ることができる。
第1の態様乃至第5の態様いずれかと同様の作用効果を
得ることができる。
【0052】本発明の第7の態様は、CDMA移動通信
システムに、第6の態様記載の移動局装置を具備する構
成を採る。
システムに、第6の態様記載の移動局装置を具備する構
成を採る。
【0053】この構成によれば、CDMA移動通信シス
テムにおいて、第1の態様乃至第5の態様いずれかと同
様の作用効果を得ることができる。
テムにおいて、第1の態様乃至第5の態様いずれかと同
様の作用効果を得ることができる。
【0054】本発明の第8の態様は、複数の移動局装置
と基地局装置間で、CDMA方式により通信を行う際
に、前記基地局装置が、無変調のパイロットチャネルを
常時送信し、前記移動局装置宛のデータチャネルにより
固定送信電力の下り電力制御ビットと、レートに応じた
送信電力の可変レートデータをスロット周期で時分割多
重して送信を行い、前記移動局装置が、前記可変レート
データのレートが変更されるフレーム周期区間のデータ
部分の平均受信電力と、前記下り電力制御ビット部分の
フレーム平均受信電力とを比較することにより送信され
たデータレートを判定し、この判定結果を用いて最大レ
ート時の受信電力を測定し、この測定された受信電力
に、前記パイロットチャネルのスロット平均受信電力の
変動分を合成することにより希望波受信レベルを測定
し、前記希望波受信レベルを予め定められたしきい値と
比較し、この比較結果に応じて前記基地局装置の送信電
力を制御する上り電力制御ビットを決定して送信するよ
うにした。
と基地局装置間で、CDMA方式により通信を行う際
に、前記基地局装置が、無変調のパイロットチャネルを
常時送信し、前記移動局装置宛のデータチャネルにより
固定送信電力の下り電力制御ビットと、レートに応じた
送信電力の可変レートデータをスロット周期で時分割多
重して送信を行い、前記移動局装置が、前記可変レート
データのレートが変更されるフレーム周期区間のデータ
部分の平均受信電力と、前記下り電力制御ビット部分の
フレーム平均受信電力とを比較することにより送信され
たデータレートを判定し、この判定結果を用いて最大レ
ート時の受信電力を測定し、この測定された受信電力
に、前記パイロットチャネルのスロット平均受信電力の
変動分を合成することにより希望波受信レベルを測定
し、前記希望波受信レベルを予め定められたしきい値と
比較し、この比較結果に応じて前記基地局装置の送信電
力を制御する上り電力制御ビットを決定して送信するよ
うにした。
【0055】この方法によれば、可変レートにより送信
電力が変動している信号に対しても、精度の高い受信レ
ベル測定を行うことができ、その測定結果から可変レー
トデータの判別及び送信電力制御を適正に行うことがで
きる。
電力が変動している信号に対しても、精度の高い受信レ
ベル測定を行うことができ、その測定結果から可変レー
トデータの判別及び送信電力制御を適正に行うことがで
きる。
【0056】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、データ部分のフレーム平均受信電力と下り電力制御
ビット部分のフレーム平均受信電力の比較することで送
信データレートを判定するかわりに、送信データに誤り
検出符号化信号を付加し、移動局装置で前記誤り検出符
号を用いたレート判定を行うようにした。
て、データ部分のフレーム平均受信電力と下り電力制御
ビット部分のフレーム平均受信電力の比較することで送
信データレートを判定するかわりに、送信データに誤り
検出符号化信号を付加し、移動局装置で前記誤り検出符
号を用いたレート判定を行うようにした。
【0057】この方法によれば、第8の態様よりも、よ
り高い判定制精度を得ることができる。
り高い判定制精度を得ることができる。
【0058】本発明の第10の態様は、第8の態様にお
いて、上り電力制御ビットによる基地局装置の送信電力
の変動分を希望波受信レベルと合成し、この合成された
希望波受信レベルを用いるようにした。
いて、上り電力制御ビットによる基地局装置の送信電力
の変動分を希望波受信レベルと合成し、この合成された
希望波受信レベルを用いるようにした。
【0059】この方法によれば、第8の態様よりも、よ
り精度の高い受信レベル測定を行うことができる。
り精度の高い受信レベル測定を行うことができる。
【0060】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0061】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、基地局は従来例
で説明した図5に示す基地局501であるとする。
形態1に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、基地局は従来例
で説明した図5に示す基地局501であるとする。
【0062】図1に示す実施の形態1の移動局100
は、アンテナ101と、受信RF部102と、AD変換
部103と、データ用相関器104と、パイロットチャ
ネル用相関器105と、復調器106と、データ部受信
パワー測定器107と、電力制御ビット部受信パワー測
定器108と、復号器109と、パイロットチャネル受
信パワー測定器111と、受信SIR測定器112と、
上り電力制御ビット生成器113と、符号器115と、
フレーム構成部116と、拡散器117と、DA変換部
118と、送信RF部119とを備えて構成されてい
る。
は、アンテナ101と、受信RF部102と、AD変換
部103と、データ用相関器104と、パイロットチャ
ネル用相関器105と、復調器106と、データ部受信
パワー測定器107と、電力制御ビット部受信パワー測
定器108と、復号器109と、パイロットチャネル受
信パワー測定器111と、受信SIR測定器112と、
上り電力制御ビット生成器113と、符号器115と、
フレーム構成部116と、拡散器117と、DA変換部
118と、送信RF部119とを備えて構成されてい
る。
【0063】アンテナ101は、図5に示す基地局50
1から送信された電波を受信すると共に、送信RF部1
19から出力される信号を基地局501へ電波送信する
ものである。
1から送信された電波を受信すると共に、送信RF部1
19から出力される信号を基地局501へ電波送信する
ものである。
【0064】受信RF部102は、アンテナ101で受
信された信号に対して周波数変換及び復調を行うもので
ある。
信された信号に対して周波数変換及び復調を行うもので
ある。
【0065】AD変換部103は、受信RF部102か
ら出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する
ものである。
ら出力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する
ものである。
【0066】データ用相関器104は、基地局501に
おいて本移動局100宛のデータチャネルの拡散に用い
られた拡散コードで逆拡散を行い、復調器106、デー
タ部受信パワー測定器107、及び電力制御ビット部受
信パワー測定器108へ出力するものである。
おいて本移動局100宛のデータチャネルの拡散に用い
られた拡散コードで逆拡散を行い、復調器106、デー
タ部受信パワー測定器107、及び電力制御ビット部受
信パワー測定器108へ出力するものである。
【0067】パイロットチャネル用相関器105は、A
D変換部103のAD変換後の受信信号に対してパイロ
ットチャネル拡散に用いられた拡散コードで逆拡散を行
い、復調器106及びパイロットチャネル受信パワー測
定器111へ出力するものである。
D変換部103のAD変換後の受信信号に対してパイロ
ットチャネル拡散に用いられた拡散コードで逆拡散を行
い、復調器106及びパイロットチャネル受信パワー測
定器111へ出力するものである。
【0068】復調器106は、データ用相関器104及
びパイロットチャネル用相関器の出力に対して復調及び
マルチパス合成等の処理を行い復号器109へ出力する
ものである。
びパイロットチャネル用相関器の出力に対して復調及び
マルチパス合成等の処理を行い復号器109へ出力する
ものである。
【0069】データ部受信パワー測定器107は、デー
タ用相関器104からの入力信号に対して情報データ部
の受信電力を測定し、受信SIR測定器112へ出力す
るものである。
タ用相関器104からの入力信号に対して情報データ部
の受信電力を測定し、受信SIR測定器112へ出力す
るものである。
【0070】電力制御ビット部受信パワー測定器108
は、データ用相関器104からの入力信号に対してデー
タに時分割挿入されている下り電力制御ビット部の受信
パワーを測定して受信SIR測定器112へ出力するも
のである。
は、データ用相関器104からの入力信号に対してデー
タに時分割挿入されている下り電力制御ビット部の受信
パワーを測定して受信SIR測定器112へ出力するも
のである。
【0071】復号器109は、復調器106からの入力
信号に対して復号を行い、受信データ110を得るもの
である。
信号に対して復号を行い、受信データ110を得るもの
である。
【0072】パイロットチャネル受信パワー測定器11
1は、パイロットチャネルの受信電力を測定し、受信S
IR測定器112へ出力するものである。
1は、パイロットチャネルの受信電力を測定し、受信S
IR測定器112へ出力するものである。
【0073】受信SIR測定器112は、データ部受信
パワー測定器107、電力制御ビット部受信パワー測定
器108、及びパイロットチャネル受信パワー測定器1
11の出力を用いて可変レート補正を行った受信パワー
又は受信SIRを測定し、上り電力制御ビット生成器1
13へ出力するものである。
パワー測定器107、電力制御ビット部受信パワー測定
器108、及びパイロットチャネル受信パワー測定器1
11の出力を用いて可変レート補正を行った受信パワー
又は受信SIRを測定し、上り電力制御ビット生成器1
13へ出力するものである。
【0074】上り電力制御ビット生成器113は、受信
SIR測定器112から入力された受信パワー又は受信
SIRを予め所要品質を満たすように定められた値と比
較することで基地局501に対して送信電力の増減を指
示する上り電力制御ビットを生成し、フレーム構成部1
16へ出力するものである。
SIR測定器112から入力された受信パワー又は受信
SIRを予め所要品質を満たすように定められた値と比
較することで基地局501に対して送信電力の増減を指
示する上り電力制御ビットを生成し、フレーム構成部1
16へ出力するものである。
【0075】符号器115は、基地局501に送信する
送信データ114に対して誤り訂正符号化等の処理を行
ってフレーム構成部116へ出力するものである。
送信データ114に対して誤り訂正符号化等の処理を行
ってフレーム構成部116へ出力するものである。
【0076】フレーム構成部116は、符号器115の
出力と上り電力制御ビット生成部13の出力を多重化し
て拡散器117に送信フレームデータとして出力するも
のである。
出力と上り電力制御ビット生成部13の出力を多重化し
て拡散器117に送信フレームデータとして出力するも
のである。
【0077】拡散器117は、フレーム構成部116か
らの送信フレームデータを拡散処理するものである。
らの送信フレームデータを拡散処理するものである。
【0078】DA変換部118は、拡散器117で逆拡
散処理されたディジタル信号をアナログ信号に変換する
ものである。
散処理されたディジタル信号をアナログ信号に変換する
ものである。
【0079】送信RF部119は、DA変換部118か
らのアナログ信号を周波数変換及び増幅処理を行ってア
ンテナ101へ出力するものである。
らのアナログ信号を周波数変換及び増幅処理を行ってア
ンテナ101へ出力するものである。
【0080】このような構成の移動局100の動作を説
明する。
明する。
【0081】アンテナ101で受信された基地局501
からの信号は、受信RF部102において周波数変換及
び復調が行われた後、AD変換部103でディジタル信
号(データ)に変換され、データ用相関器104及びパ
イロットチャネル用相関器105へ出力される。
からの信号は、受信RF部102において周波数変換及
び復調が行われた後、AD変換部103でディジタル信
号(データ)に変換され、データ用相関器104及びパ
イロットチャネル用相関器105へ出力される。
【0082】データ用相関器104では、基地局501
において本移動局100宛のデータチャネルの拡散に用
いられた拡散コードで逆拡散が行われた後、復調器10
6、データ部受信パワー測定器107及び電力制御ビッ
ト部受信パワー測定器108へ出力される。
において本移動局100宛のデータチャネルの拡散に用
いられた拡散コードで逆拡散が行われた後、復調器10
6、データ部受信パワー測定器107及び電力制御ビッ
ト部受信パワー測定器108へ出力される。
【0083】復調器106では、データ用相関器104
及びパイロットチャネル用相関器から出力されたデータ
に対して復調及びマルチパス合成等の処理が行われた
後、復号器109へ出力される。
及びパイロットチャネル用相関器から出力されたデータ
に対して復調及びマルチパス合成等の処理が行われた
後、復号器109へ出力される。
【0084】復号器109では、復調器106から出力
されたデータに対して復号が行われ、これによって受信
データ110が出力される。
されたデータに対して復号が行われ、これによって受信
データ110が出力される。
【0085】データ部受信パワー測定器107では、デ
ータ用相関器104から出力されたデータにおける情報
データ部の受信電力が測定され、受信SIR測定器11
2へ出力される。
ータ用相関器104から出力されたデータにおける情報
データ部の受信電力が測定され、受信SIR測定器11
2へ出力される。
【0086】電力制御ビット部受信パワー測定器108
では、データ用相関器104から出力されたデータに時
分割挿入されている下り電力制御ビット部の受信パワー
が測定され、受信SIR測定器112へ出力される。
では、データ用相関器104から出力されたデータに時
分割挿入されている下り電力制御ビット部の受信パワー
が測定され、受信SIR測定器112へ出力される。
【0087】パイロットチャネル用相関器105では、
AD変換後の受信信号に対してパイロットチャネル拡散
に用いられた拡散コードで逆拡散が行われ、復調器10
6及びパイロットチャネル受信パワー測定器111へ出
力される。
AD変換後の受信信号に対してパイロットチャネル拡散
に用いられた拡散コードで逆拡散が行われ、復調器10
6及びパイロットチャネル受信パワー測定器111へ出
力される。
【0088】パイロットチャネル受信パワー測定器11
1では、パイロットチャネルの受信電力が測定され、受
信SIR測定器112へ出力される。
1では、パイロットチャネルの受信電力が測定され、受
信SIR測定器112へ出力される。
【0089】受信SIR測定器112では、データ部受
信パワー測定器107、電力制御ビット部受信パワー測
定器108及びパイロットチャネル受信パワー測定器1
11から出力されたデータが用いられて可変レート補正
が行われた受信パワー又は受信SIRが測定され、上り
電力制御ビット生成器113へ出力される。
信パワー測定器107、電力制御ビット部受信パワー測
定器108及びパイロットチャネル受信パワー測定器1
11から出力されたデータが用いられて可変レート補正
が行われた受信パワー又は受信SIRが測定され、上り
電力制御ビット生成器113へ出力される。
【0090】上り電力制御ビット生成器113では、入
力された受信パワー又は受信SIRが予め所要品質が満
たされるように定められた値と比較されることで、基地
局501に対して送信電力の増減を指示する上り電力制
御ビットが生成され、フレーム構成部116へ出力され
る。
力された受信パワー又は受信SIRが予め所要品質が満
たされるように定められた値と比較されることで、基地
局501に対して送信電力の増減を指示する上り電力制
御ビットが生成され、フレーム構成部116へ出力され
る。
【0091】一方、符号器115では、基地局501に
送信する送信データ114に対して誤り訂正符号化等の
処理が行われ、フレーム構成部116へ出力される。
送信する送信データ114に対して誤り訂正符号化等の
処理が行われ、フレーム構成部116へ出力される。
【0092】フレーム構成部116では、符号器115
の出力と上り電力制御ビット生成部13の出力とが多重
化され、拡散器117へ送信フレームデータとして出力
される。
の出力と上り電力制御ビット生成部13の出力とが多重
化され、拡散器117へ送信フレームデータとして出力
される。
【0093】この送信フレームデータは、拡散器117
で拡散処理が行われ、DA変換部118でアナログ信号
に変換された後、送信RF部119へ出力され、送信R
F部119において周波数変換及び増幅が行われた後、
アンテナ101から基地局501へ電波送信される。
で拡散処理が行われ、DA変換部118でアナログ信号
に変換された後、送信RF部119へ出力され、送信R
F部119において周波数変換及び増幅が行われた後、
アンテナ101から基地局501へ電波送信される。
【0094】このような動作を行う移動局100におけ
る可変レート信号受信時の受信パワー測定動作を、図2
を参照して説明する。
る可変レート信号受信時の受信パワー測定動作を、図2
を参照して説明する。
【0095】図2は、パイロットチャネル受信パワー測
定器111、データ部受信パワー測定器107及び電力
制御ビット部受信パワー測定器108から出力される各
受信パワーを時間経過で示したものである。
定器111、データ部受信パワー測定器107及び電力
制御ビット部受信パワー測定器108から出力される各
受信パワーを時間経過で示したものである。
【0096】(a)がパイロットチャネル受信電力を
1.25ms区間(以後スロットと称する)平均したも
の、(b)がデータチャネル受信電力を示し、その網掛
け無しの部分が受信データ部をスロット区間平均したも
のを示し、網掛け部分が電力制御ビットの受信電力を示
している。
1.25ms区間(以後スロットと称する)平均したも
の、(b)がデータチャネル受信電力を示し、その網掛
け無しの部分が受信データ部をスロット区間平均したも
のを示し、網掛け部分が電力制御ビットの受信電力を示
している。
【0097】受信SIR測定器112において、図2に
符号201及び202で示すように、まずレートが変動
しない20msのフレーム区間において受信データ部と
電力制御ビットとの受信パワーを平均化する。更に符号
203で示すように、それら平均化された受信パワーを
比較し、このフレームの音声送信レートを判定する。
符号201及び202で示すように、まずレートが変動
しない20msのフレーム区間において受信データ部と
電力制御ビットとの受信パワーを平均化する。更に符号
203で示すように、それら平均化された受信パワーを
比較し、このフレームの音声送信レートを判定する。
【0098】このように、フレーム区間が平均化されて
いるので、スロット区間のみで判定する方法よりも高い
判定制精度を得ることができる。
いるので、スロット区間のみで判定する方法よりも高い
判定制精度を得ることができる。
【0099】図2の例では判定結果は1/2レートとな
っている。更に、符号204で示すように、受信データ
部の受信電力を最大レート時の受信電力P0に換算す
る。
っている。更に、符号204で示すように、受信データ
部の受信電力を最大レート時の受信電力P0に換算す
る。
【0100】更に、受信SIR測定器112では次に述
べる方法でスロット区間毎の受信電力を測定する。
べる方法でスロット区間毎の受信電力を測定する。
【0101】図2に、P1=P0+Pd1で示すよう
に、フレーム平均を行った次のスロットの受信電力P1
を、P0とパイロットチャネルの本スロット平均電力と
前スロットの平均電力との差分Pd1の合成として求め
る。
に、フレーム平均を行った次のスロットの受信電力P1
を、P0とパイロットチャネルの本スロット平均電力と
前スロットの平均電力との差分Pd1の合成として求め
る。
【0102】以降もスロットに対しては、P2=P1+
Pd2及びP3=P2+Pd3で示すように、前スロッ
トの受信電力とパイロットチャネルのスロット平均受信
電力の差分との合成として求める。
Pd2及びP3=P2+Pd3で示すように、前スロッ
トの受信電力とパイロットチャネルのスロット平均受信
電力の差分との合成として求める。
【0103】このように、受信電力を最大レートに換算
したフレーム単位で平均したものと、パイロットチャネ
ルの受信電力のスロット単位の変動分の合成として測定
することによって、パイロットチャネルはスロット区間
の全信号を受信電力平均に使用できるため精度の高い測
定値が得られ、また、可変レートの補正についてはフレ
ーム区間の平均値を用いることで、より精度の高い測定
値が得られ、低遅延で高精度の受信レベル測定を行うこ
とができる。
したフレーム単位で平均したものと、パイロットチャネ
ルの受信電力のスロット単位の変動分の合成として測定
することによって、パイロットチャネルはスロット区間
の全信号を受信電力平均に使用できるため精度の高い測
定値が得られ、また、可変レートの補正についてはフレ
ーム区間の平均値を用いることで、より精度の高い測定
値が得られ、低遅延で高精度の受信レベル測定を行うこ
とができる。
【0104】このように、実施の形態1の移動局100
によれば、受信SIR測定器112において、可変レー
トによる送信電力変動分の補正を行った受信電力レベル
と、パイロットチャネルの電力制御周期の受信電力の変
化分とを合成して受信レベルの測定を行うようにするこ
とで、可変レートにより送信電力が変動している信号に
対しても、精度の高い受信レベル測定を行うことがで
き、その測定結果から可変レートデータの判別及び送信
電力制御を適正に行うことができる。
によれば、受信SIR測定器112において、可変レー
トによる送信電力変動分の補正を行った受信電力レベル
と、パイロットチャネルの電力制御周期の受信電力の変
化分とを合成して受信レベルの測定を行うようにするこ
とで、可変レートにより送信電力が変動している信号に
対しても、精度の高い受信レベル測定を行うことがで
き、その測定結果から可変レートデータの判別及び送信
電力制御を適正に行うことができる。
【0105】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、この図3に示す
実施の形態2において図1の実施の形態1の各部に対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
形態2に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、この図3に示す
実施の形態2において図1の実施の形態1の各部に対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0106】図3に示す実施の形態2の移動局300が
実施の形態1の移動局100と異なる点は、復号器10
9で判定した受信信号レートを受信SIR測定器301
に入力し、受信SIR測定器301において、復号器1
09からの受信信号レートを用いて受信レベル又は受信
SIRの測定を行うようにしたことにある。
実施の形態1の移動局100と異なる点は、復号器10
9で判定した受信信号レートを受信SIR測定器301
に入力し、受信SIR測定器301において、復号器1
09からの受信信号レートを用いて受信レベル又は受信
SIRの測定を行うようにしたことにある。
【0107】このような構成において、復号器109で
は、復号を行う際に受信データのレートを判定する必要
があり、これを全レートを想定して復号を行い、CRC
(Cyclic Redundancy Check)等の誤り検出ビットでレー
トを判定する方法を用いている。
は、復号を行う際に受信データのレートを判定する必要
があり、これを全レートを想定して復号を行い、CRC
(Cyclic Redundancy Check)等の誤り検出ビットでレー
トを判定する方法を用いている。
【0108】従って、受信SIR測定器301が、上記
のように復号器109からの受信信号レートを用いて受
信レベル又は受信SIRの測定を行えば、データ部のフ
レーム平均受信電力と電力制御ビット部分のフレーム平
均受信電力との比較を用いてレートを判定するよりも高
い精度でレートを判定することができる。
のように復号器109からの受信信号レートを用いて受
信レベル又は受信SIRの測定を行えば、データ部のフ
レーム平均受信電力と電力制御ビット部分のフレーム平
均受信電力との比較を用いてレートを判定するよりも高
い精度でレートを判定することができる。
【0109】このように、実施の形態2の移動局300
によれば、実施の形態1の移動局100の構成に加え、
受信SIR測定器301が、可変レート補正を行う場合
に、復号器109で判定したレートを用いて行うこと
で、より高い精度の受信レベルを測定することができ
る。
によれば、実施の形態1の移動局100の構成に加え、
受信SIR測定器301が、可変レート補正を行う場合
に、復号器109で判定したレートを用いて行うこと
で、より高い精度の受信レベルを測定することができ
る。
【0110】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、この図4に示す
実施の形態3において図1の実施の形態1の各部に対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
形態3に係るCDMA移動通信システムにおける移動局
の構成を示すブロック図である。但し、この図4に示す
実施の形態3において図1の実施の形態1の各部に対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0111】図4に示す実施の形態3の移動局400が
実施の形態1の移動局100と異なる点は、上り電力制
御ビット生成器113で生成された上り電力制御ビット
を受信SIR測定器401に入力し、受信SIR測定器
401において上り電力制御ビットを用いて受信レベル
又は受信SIRの測定を行うようにしたことにある。
実施の形態1の移動局100と異なる点は、上り電力制
御ビット生成器113で生成された上り電力制御ビット
を受信SIR測定器401に入力し、受信SIR測定器
401において上り電力制御ビットを用いて受信レベル
又は受信SIRの測定を行うようにしたことにある。
【0112】このような構成において、受信SIR測定
器401は、スロット毎の受信レベルの測定を、最大レ
ート換算に補正したフレーム平均の受信電力と、パイロ
ットチャネルの受信電力のスロット平均の変動分の合成
として求めているが、実際のデータチャネルの送信電力
は、移動局400の送信する上り電力制御ビットにより
変動している。
器401は、スロット毎の受信レベルの測定を、最大レ
ート換算に補正したフレーム平均の受信電力と、パイロ
ットチャネルの受信電力のスロット平均の変動分の合成
として求めているが、実際のデータチャネルの送信電力
は、移動局400の送信する上り電力制御ビットにより
変動している。
【0113】従って、固定電力で送信されるパイロット
チャネルとは制御による変動分だけ差が生じることとな
る。この基地局送信電力の変動分は移動局400の送信
している上り電力制御ビットにより推定することができ
る。
チャネルとは制御による変動分だけ差が生じることとな
る。この基地局送信電力の変動分は移動局400の送信
している上り電力制御ビットにより推定することができ
る。
【0114】つまり、受信SIR測定器401は、スロ
ット毎の受信レベルの測定を、最大レート換算に補正し
たフレーム平均の受信電力と、パイロットチャネルの受
信電力のスロット平均の変動分との合成に、更に上り電
力制御ビットによる基地局送信電力の変動分を合成する
ことによって受信レベルを測定する。
ット毎の受信レベルの測定を、最大レート換算に補正し
たフレーム平均の受信電力と、パイロットチャネルの受
信電力のスロット平均の変動分との合成に、更に上り電
力制御ビットによる基地局送信電力の変動分を合成する
ことによって受信レベルを測定する。
【0115】このように、実施の形態3の移動局400
によれば、実施の形態1の移動局100の構成に加え、
受信SIR測定器401が、基地局送信電力の上り電力
制御ビットによる変動分を加えて用いることで、より高
い精度の受信レベルを測定することができる。
によれば、実施の形態1の移動局100の構成に加え、
受信SIR測定器401が、基地局送信電力の上り電力
制御ビットによる変動分を加えて用いることで、より高
い精度の受信レベルを測定することができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可変レートにより送信電力が変動している信号に対して
精度の高い受信レベルの測定を行うことができ、その測
定結果から可変レートデータの判別及び送信電力制御を
適正に行うことができる。
可変レートにより送信電力が変動している信号に対して
精度の高い受信レベルの測定を行うことができ、その測
定結果から可変レートデータの判別及び送信電力制御を
適正に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るCDMA移動通信
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係るCDMA移動通信システム
における移動局による受信レベル測定方法の概念図
における移動局による受信レベル測定方法の概念図
【図3】本発明の実施の形態2に係るCDMA移動通信
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係るCDMA移動通信
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
システムにおける移動局の構成を示すブロック図
【図5】従来のCDMA移動通信システムの構成を示す
ブロック図
ブロック図
【図6】従来のCDMA移動通信システムにおける可変
レート送信の概念図
レート送信の概念図
100 移動局 101 アンテナ 102 受信RF部 103 AD変換部 104 データ用相関器 105 パイロットチャネル用相関器 106 復調器 107 データ部受信パワ測定器 108 電力制御ビット部受信パワ測定器 109 復号器 110 受信データ 111 パイロットチャネル受信パワ測定器 112,301,401 受信SIR測定器 113 上り電力制御ビット生成器 114 送信データ 115 符号器 116 フレーム構成部 117 拡散器 118 DA変換部 119 送信RF部
Claims (10)
- 【請求項1】 CDMA方式が適用され、フレーム周期
で変化する送信データのレートに応じた送信電力の可変
レートデータと、固定送信電力の下り電力制御ビットと
がスロット周期に時分割多重されたデータチャネル信号
を受信する受信手段と、前記受信された信号中の前記下
り電力制御ビットの受信電力を測定する第1測定手段
と、前記可変レートデータの受信電力を測定する第2測
定手段と、前記下り電力制御ビットの受信電力のフレー
ム平均値と前記可変レートデータの受信電力のフレーム
平均値とを比較して前記送信データのレートを判定する
受信SIR測定手段と、を具備することを特徴とする通
信装置。 - 【請求項2】 データチャネル信号に、無変調で固定送
信電力のパイロットチャネルが時分割多重されている場
合に、前記パイロットチャネルの受信電力を測定する第
3測定手段を備え、受信SIR測定手段が、判定された
送信データのレートから最大レート時の受信電力を換算
して求め、この求められた受信電力に、前記パイロット
チャネルの受信電力のスロット平均の変動分を合成する
ことにより希望波受信レベルを測定することを特徴とす
る請求項1記載の通信装置。 - 【請求項3】 受信SIR測定手段で測定された希望波
受信レベルを予め定められたしきい値と比較し、この比
較結果に応じて送信側装置に対して送信電力の増減を指
示する上り送信電力ビットを生成する生成手段を具備す
ることを特徴とする請求項2記載の通信装置。 - 【請求項4】 受信SIR測定手段は、可変レートデー
タ部分のフレーム平均受信電力と下り電力制御ビット部
分のフレーム平均受信電力とを比較することで、送信デ
ータのレートを判定する代わりに、受信データ復号手段
において誤り検出符号により判定されたレートを用いて
前記送信データのレートを判定を行うことを特徴とする
請求項1乃至請求項3いずれかに記載の通信装置。 - 【請求項5】 前記受信SIR測定手段は、上り電力制
御ビットによる送信側装置の送信電力の変動分を希望波
受信レベルと合成することにより、新規の希望波受信レ
ベルを求めることを特徴とする請求項1乃至請求項3い
ずれかに記載の通信装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5いずれかに記載の
通信装置を具備することを特徴とする移動局装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の移動局装置を具備するこ
とを特徴とするCDMA移動通信システム。 - 【請求項8】 複数の移動局装置と基地局装置間で、C
DMA方式により通信を行う際に、前記基地局装置が、
無変調のパイロットチャネルを常時送信し、前記移動局
装置宛のデータチャネルにより固定送信電力の下り電力
制御ビットと、レートに応じた送信電力の可変レートデ
ータをスロット周期で時分割多重して送信を行い、前記
移動局装置が、前記可変レートデータのレートが変更さ
れるフレーム周期区間のデータ部分の平均受信電力と、
前記下り電力制御ビット部分のフレーム平均受信電力と
を比較することにより送信されたデータレートを判定
し、この判定結果を用いて最大レート時の受信電力を測
定し、この測定された受信電力に、前記パイロットチャ
ネルのスロット平均受信電力の変動分を合成することに
より希望波受信レベルを測定し、前記希望波受信レベル
を予め定められたしきい値と比較し、この比較結果に応
じて前記基地局装置の送信電力を制御する上り電力制御
ビットを決定して送信することを特徴とするCDMA移
動通信方法。 - 【請求項9】 データ部分のフレーム平均受信電力と下
り電力制御ビット部分のフレーム平均受信電力の比較す
ることで送信データレートを判定するかわりに、送信デ
ータに誤り検出符号化信号を付加し、移動局装置で前記
誤り検出符号を用いたレート判定を行うことを特徴とし
た請求項8記載のCDMA移動通信方法。 - 【請求項10】 上り電力制御ビットによる基地局装置
の送信電力の変動分を希望波受信レベルと合成し、この
合成された希望波受信レベルを用いることを特徴とする
請求項8記載のCDMA移動通信方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36630999A JP2001186082A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | Cdma移動通信システム及び方法 |
CN00804093A CN1341300A (zh) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | 码分多址通信终端装置和码分多址通信方法 |
EP00981832A EP1156600A1 (en) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | Cdma terminal and cdma method |
PCT/JP2000/009001 WO2001048951A1 (fr) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | Terminal et procede amcr |
US09/913,154 US20020136186A1 (en) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | Cdma terminal and cdma method |
AU18950/01A AU1895001A (en) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | Cdma terminal and cdma method |
KR1020017010776A KR20010102373A (ko) | 1999-12-24 | 2000-12-19 | Cdma 통신 단말 장치 및 cdma 통신 방법 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36630999A JP2001186082A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | Cdma移動通信システム及び方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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EP (1) | EP1156600A1 (ja) |
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KR (1) | KR20010102373A (ja) |
CN (1) | CN1341300A (ja) |
AU (1) | AU1895001A (ja) |
WO (1) | WO2001048951A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4870687B2 (ja) * | 2005-02-01 | 2012-02-08 | テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) | 周波数誤差の存在下における干渉推定 |
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KR100747524B1 (ko) * | 2001-07-07 | 2007-08-08 | 엘지전자 주식회사 | 다변 데이터 레이트 모드에서의 신호 전력 제어 방법 |
US8504054B2 (en) | 2002-09-10 | 2013-08-06 | Qualcomm Incorporated | System and method for multilevel scheduling |
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US6958982B2 (en) * | 2003-07-16 | 2005-10-25 | Interdigital Technology Corporation | Method and apparatus for storing mobile station physical measurements and MAC performance statistics in a management information base of an access point |
CN101090281B (zh) * | 2007-06-19 | 2010-06-02 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种上行随机接入前导序列选择方法 |
US11121747B2 (en) * | 2016-07-13 | 2021-09-14 | Sony Corporation | Wireless communication device and wireless communication method |
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JPH1198032A (ja) * | 1997-07-19 | 1999-04-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Cdma通信装置及びcdma通信方法 |
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- 1999-12-24 JP JP36630999A patent/JP2001186082A/ja active Pending
-
2000
- 2000-12-19 EP EP00981832A patent/EP1156600A1/en not_active Withdrawn
- 2000-12-19 US US09/913,154 patent/US20020136186A1/en not_active Abandoned
- 2000-12-19 CN CN00804093A patent/CN1341300A/zh active Pending
- 2000-12-19 KR KR1020017010776A patent/KR20010102373A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-12-19 AU AU18950/01A patent/AU1895001A/en not_active Abandoned
- 2000-12-19 WO PCT/JP2000/009001 patent/WO2001048951A1/ja not_active Application Discontinuation
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KR20010102373A (ko) | 2001-11-15 |
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EP1156600A1 (en) | 2001-11-21 |
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