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JP2001186038A - 分配混合器及び衛星受信コンバータ及び衛星受信システム - Google Patents

分配混合器及び衛星受信コンバータ及び衛星受信システム

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Publication number
JP2001186038A
JP2001186038A JP2000072845A JP2000072845A JP2001186038A JP 2001186038 A JP2001186038 A JP 2001186038A JP 2000072845 A JP2000072845 A JP 2000072845A JP 2000072845 A JP2000072845 A JP 2000072845A JP 2001186038 A JP2001186038 A JP 2001186038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
input
circularly polarized
handed circularly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000072845A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsubara
寛至 松原
Toru Sakamoto
徹 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maspro Denkoh Corp filed Critical Maspro Denkoh Corp
Priority to JP2000072845A priority Critical patent/JP2001186038A/ja
Publication of JP2001186038A publication Critical patent/JP2001186038A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個のアンテナでBS及びCSを受信する際
に、受信端側にてBSとCSの双方を同時に受信可能と
する。 【解決手段】 コンバータ3において、周波数変換され
たCS左偏波信号は、分配混合部16の第1入力部16
aへ、CS右偏波及びBS信号は第2入力部16bへ夫
々入力される。第2入力部16bへ入力されたCS右偏
波及びBS信号は分配器10で分配され、分配された一
方は、低域通過フィルタ12を介してBS信号のみが通
過してCS左偏波信号に重畳される。よって、第1出力
部16cからはCS左偏波及びBS信号が出力され、第
2出力部16dからはCS右偏波及びBS信号が出力さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BS信号とCS信
号との双方を受信する衛星受信システムに適した分配混
合器と、その分配混合器を用いた衛星受信コンバータ及
び衛星受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】衛星から送出されるBS信号及びCS信
号の形態及び周波数帯域は、図8に示すように、BS信
号は11.7GHz〜12.2GHzの右旋円偏波、C
S信号は12.25GHz〜12.73GHzの左旋円
偏波(以下左偏波とする)及び12.27GHz〜1
2.75GHzの右旋円偏波(以下右偏波とする)とな
っている。従来、BS信号とCS信号は、双方の衛星が
離れていることもあり、BSアンテナとCSアンテナと
により別々に受信し、それぞれ独立して複数のケーブル
で受信端となる各家庭等に伝送されるか、或いはブロッ
クコンバータを用いて混合することで、1本のケーブル
で受信端に伝送される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、BS信号とC
S信号のうちの右偏波信号とは周波数が異なるだけで同
一の形態の電波であるため、BS衛星とCS衛星が近接
した位置に存在する場合、又は同一の衛星である場合、
同一のプローブ即ち同一のアンテナで受信することが可
能であり、そうすることでアンテナの数を減らすことが
できる。また、次期CS衛星はBS衛星に近い東経11
0°に打ち上げが予定されていることもあり、1個のア
ンテナでBS,CSを受信すれば1GHz帯の中間周波
数(以下「IF帯」という)に変換するコンバータも、
従来BSアンテナとCSアンテナの双方に必要であった
ものを1個とすることが可能となり、安価な受信システ
ムを形成することができるし、町の美観上も好ましいも
のとなる。ただし、この場合CS左偏波受信用とCS右
偏波受信用の2個のプローブのうち、CS右偏波受信用
のプローブによりBS信号も受信され、CS左偏波信号
とCS右偏波及びBS信号とは別々のケーブルで受信端
に伝送される。
【0004】ところが、このように受信して伝送した衛
星信号を家庭で受信する場合、家庭ではチューナにより
CS左偏波とCS右偏波とを切り換えて受信することに
なるが、CSとBSの双方を同時に受信したい場合、C
S右偏波を受信している時はBSを受信できるが、CS
左偏波を受信しているときはBSを受信できない事態が
生じてしまう。
【0005】そこで、本発明は、1個のアンテナでBS
及びCSを受信する際に、受信端にてBSとCSの双方
を同時に受信可能とする分配混合器及び衛星受信コンバ
ータ及び衛星受信システムを提供することを目的とした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、CS左旋円偏波信号が入力され
る第1入力部と、CS右旋円偏波信号及びBS信号が入
力される第2入力部と、前記第2入力部に入力された前
記CS右旋円偏波信号及びBS信号を分配する分配部
と、前記第1入力部に入力された前記CS左旋円偏波信
号に前記分配部で分配された一方のBS信号のみを重畳
させる混合部と、前記混合部で重畳された前記CS左旋
円偏波信号及びBS信号を出力する第1出力部と、前記
分配部で他方に分配された前記CS右旋円偏波信号及び
BS信号を出力する第2出力部とからなる分配混合器と
したものである。請求項2に記載の発明は、請求項1の
目的に加えて、偏波信号の切換信号を出力するCSチュ
ーナ等の端末装置をそのまま利用可能とするために、受
信端側から入力される偏波切換信号に従い、CS左旋円
偏波信号及びBS信号と、CS右旋円偏波信号及びBS
信号との何れか一方を選択して出力可能な偏波切換手段
を設けたものである。
【0007】上記目的を達成するために、請求項3に記
載の発明は、CS左旋円偏波信号が入力される第1入力
部と、CS右旋円偏波信号及びBS信号が入力される第
2入力部と、前記第1入力部から入力された前記CS左
旋円偏波信号を複数に分配する第1分配部と、前記第2
入力部から入力された前記CS右旋円偏波信号及びBS
信号を複数に分配する第2分配部と、受信端側から入力
される偏波切換信号に従い、前記第1分配部の分配端と
前記第2分配部の分配端との何れか一方を選択して出力
可能な偏波切換部と、前記偏波切換部で選択されるCS
偏波信号に、前記偏波切換部をバイパスして前記第2分
配部の分配端からのBS信号のみ重畳させる混合部と、
前記混合部で重畳されたCS偏波信号とBS信号とを出
力する出力部とからなる分配混合器としたものである。
【0008】上記目的を達成するために、請求項4に記
載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の分配混合
器を内蔵し、周波数変換後のCS左旋円偏波信号を前記
分配混合器の第1入力部に、周波数変換後のCS右旋円
偏波信号及びBS信号を前記分配混合器の第2入力部に
夫々入力させる衛星受信コンバータとしたものである。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、
1つのアンテナと受信端との間で2つの信号伝送路を形
成し、一方の信号伝送路でCS左旋円偏波信号を、他方
の信号伝送路でCS右旋円偏波信号及びBS信号を夫々
伝送させる衛星受信システムであって、前記信号伝送路
の途中に請求項1乃至3の何れかに記載の分配混合器を
設け、前記一方の信号伝送路を前記分配混合器の第1入
力部に、前記他方の信号伝送路を前記分配混合器の第2
入力部に夫々接続したことを特徴とする衛星受信システ
ムとしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はアンテ
ナ及び受信端の構成を示すブロック図であり、1はアン
テナの一次放射器、2はプローブ、3は衛星受信コンバ
ータ(以下「コンバータ」という。)、そして4は受信
端に設けられた偏波切換手段としての偏波切換器であ
る。このコンバータ3(後述する変更例のコンバータ2
2も同様)、偏波切換器4は、例えばアルミダイキャス
ト等で成形されている。
【0010】プローブ2は左偏波受信用プローブ2aと
右偏波受信用プローブ2bとで構成され、左偏波受信用
プローブ2aによりCS左偏波信号を受信し、右偏波受
信用プローブ2bによりCS右偏波信号並びにBS信号
を受信する。そして、双方のプローブの信号はコンバー
タ3に入力される。尚、ここでは、導波管内に位相差板
1aを介在し、円偏波を直線偏波に変換後、プローブ2
で受信する構成となっている。但し、位相差板1aの代
わりに、プローブ2と後述する増幅器9との間に図示し
ないハイブリッド回路を用いた円偏波変換器を挿入する
ことで、右・左旋偏波の直交成分を合成し、分波出力さ
せることもできる。この場合、コンバータ3の回路とハ
イブリッド回路とは同一基板上に形成される。
【0011】コンバータ3は2つの入力部、入力部5
a,5bを有し、上記2つのプローブ2a,2bからの
信号を夫々入力し、1個の局部発振器6を有するコンバ
ータ部7によりIF帯に周波数変換される。そして、変
換前後で増幅器9により増幅されるが、入力部5aから
入力され周波数変換された左偏波信号は、分配混合器と
しての分配混合部16の第1入力部16aへ入力され、
入力部5bから入力され周波数変換された右偏波信号及
びBS信号は,分配混合部16の第2入力部16bへ入
力される。第2入力部16bから入力された右偏波信号
及びBS信号は、分配器10で分配され、分配された一
方は、第1入力部16aから入力された左偏波信号と混
合される。ここで、混合前にはCS右偏波をカットして
BS信号のみ通過させる低域通過フィルタ12が設けら
れているので、左偏波信号にはBS信号のみが混合され
て分配混合部16の第1出力部16cを介してコンバー
タ3の出力部8aから出力される。また、分配器10で
分配された他方のCS右偏波信号とBS信号とは、分配
混合部16の第2出力部16dを介してコンバータ3の
出力部8bから出力される。11は、IF帯に変換され
たCS左偏波信号を通過させ、低域通過フィルタ12を
通過したBS信号が増幅器9に回り込むのを防止するた
めの高域通過フィルタである。
【0012】そして、コンバータ3の2つの出力部8
a,8bには同軸ケーブル13a,13bが接続され、
受信端に引き込まれる。受信端では2個の4分配器14
と4つの切換スイッチ15とを組み合わせた偏波切換器
4が設けられ、受信信号を4つの世帯あるは4つの部屋
に分配し、各受信端において2本の引き込みケーブル1
3a,13bを切り換え可能としている。17は、コン
バータ3及び偏波切換器4の電源部、18は、電圧判定
回路、リレーコイル等を備えた切換器で、受信端から供
給される切換信号が直流11Vと直流15Vと切り換わ
ることで、切換器18のリレーコイルの通電と非通電と
を切り換え、切換スイッチ15の選択を行う。ここで
は、直流11VではCS右偏波が、直流15VではCS
左偏波が夫々選択される。一方、各受信端では、テレビ
受像機19、BS受信VTR20、CSチューナ21等
の周知のBS・CS端末装置が設けられており(図1で
は1つの受信端にのみ表示して他は省略している)、C
Sチューナ21から給電及び左偏波又は右偏波の切換信
号となる直流11V又は15Vの電圧信号が偏波切換器
4側へ出力されるようになっている。
【0013】このように、上記衛星受信システムによれ
ば、コンバータ3内に分配混合部16を内蔵したこと
で、コンバータ3の2つの出力部8a,8bは共にBS
信号を出力するので、受信端においてCS左偏波或いは
CS右偏波の何れかに切り換えて受信しても、BS信号
を並行して受信することができ、切り換えによりBS信
号が遮断されることがない。特に、ここでは、分配混合
器をコンバータに内蔵しているから、既存の衛星受信シ
ステムに簡単に適用できる合理的な構成となる。又、偏
波切換器4に電源部17と切換部18とを設けて、切換
スイッチ15を受信端からの切換信号(直流11Vと1
5V)との電位差で自動的に切り換わるようにしている
から、従来のCSチューナ21の偏波切換機能を変更せ
ずにそのまま利用可能となる。
【0014】尚、上記形態では、分配混合部16をコン
バータ3に内蔵した例であるが、2本の信号伝送路の途
中であれば、図2に示すように、偏波切換器4側に内蔵
して、分配混合部と偏波切換手段とを一体にしても差し
支えない。この場合でも上記図1の形態と同様に、CS
左偏波と右偏波との何れを選択してもBS信号を並行し
て受信できるし、既存の衛星受信システムに簡単に適用
できる。
【0015】一方、図3は本発明の他の形態を示すアン
テナのブロック図で、コンバータ22は、上記実施の形
態におけるコンバータ3の2つの出力部8a,8bに相
当する位置に、2個の2分配器23,23と、2個の切
換スイッチ24,24と、そして電源部17と切換器1
8とから成る偏波切換器25を設けて、分配混合部16
の第1出力部16cから出力されるCS左偏波信号とB
S信号を一方の2分配器23で、第2出力部16dから
出力されるCS右偏波信号とBS信号とを他方の2分配
器23で夫々分配させている。尚、図1と同じ符号は同
じ構成部であるため、重複する説明は省略する。よっ
て、この形態では、CSチューナ21からの切換信号に
応じて切換器18が切換スイッチ24を動作させること
で、2分配器で分配されたCS左偏波信号及びBS信号
と、CS右偏波信号及びBS信号との何れか一方を選択
して出力部21a,21bから夫々出力可能となる。
【0016】このように、上記図3の形態によれば、コ
ンバータ22内に偏波切換器25を内蔵したことで、1
つのアンテナで2つの世帯或いは2つの部屋にBS,C
S信号を送出することができ、夫々の受信端ではCS受
信波の選択に拘わらず並行してBS信号を受信すること
ができる。勿論、分配混合部16の内蔵による既存の衛
星受信システムへの簡単な適用及び、電源部17と切換
部18との採用による従来のCSチューナ21の汎用性
の確保といった効果は先の図1,2の形態と同様に期待
可能である。
【0017】尚、図1,2の形態では受信端に設けた偏
波切換器を4分配としたが、状況に応じて、それ以下で
あっても良いし、更に増やしても良い。また、図3の形
態にあっても、コンバータ内に設けた偏波切換器の分配
数を更に増やしても良い。更に、分配混合器は、上記各
形態のようにコンバータや偏波切換器に内蔵すると構成
の合理化が図られて好ましいが、分配混合器を独立して
構成し、これを衛星受信システムの信号伝送路の途中に
組み込むことは可能である。
【0018】一方、図2,3の形態では、分配混合器と
偏波切換手段とを機能的に別にして形成しているが、両
者を一体化することも可能である。図4はその変更例を
示すもので、コンバータ22の分配混合器26において
は、まず図3で説明した偏波切換器25と同様に、第
1,第2分配器としての2分配器23,23によって、
第1入力部26aから入力されるCS左偏波信号と、第
2入力部26bから入力されるCS右偏波信号及びBS
信号とを夫々分配させると共に、これも同様に受信端か
らの切換信号に応じて切換器18に切換スイッチ24の
選択を行わせる。但し、この場合、CS左偏波信号を選
択した場合にBS信号の受信ができないので、切換スイ
ッチ24の後段に高域通過フィルタ27を夫々設けると
共に、CS右偏波信号及びBS信号が分配される第2入
力部26b側の分配端(切換スイッチ24の前段)と高
域通過フィルタ27の後段との間に低域通過フィルタ2
8を夫々接続している。その他の構成は図3と同様であ
る。
【0019】よって、図4の変更例によれば、CS左偏
波が選択されると、第1入力部26aから入力されるC
S左偏波信号は、2分配された後、切換スイッチ24及
び高域通過フィルタ27を通過する一方、第2入力部2
6bから入力されるCS右偏波信号及びBS信号は、2
分配された後、低域通過フィルタ28でBS信号のみ通
過する。従って、第1出力部26c及び出力部21aか
らは、CS左偏波信号及びBS信号が出力される。一
方、CS右偏波が選択されると、第2入力部26bから
入力されるCS右偏波信号及びBS信号のみが2分配さ
れ、高域通過フィルタ27でCS右偏波信号のみが、低
域通過フィルタ28でBS信号のみが夫々通過するた
め、第1出力部26c及び出力部21aからは、CS右
偏波信号及びBS信号が出力されることになる。よって
この場合も、CS偏波の切換にかかわらずBS信号を並
行して受信できることになるが、特にこの変更例では、
BS信号が、CS偏波の切換に伴う切換スイッチ24の
動作によって瞬断することなく継続して受信できるた
め、安定した画像が得られる効果がある。
【0020】又、図4の変更例においては、CS偏波切
換用の切換器18と切換スイッチ24とに代えて、図5
に示すように、電圧切換部30からのコントロール電圧
の切換に従って出力を切り換えるハイブリッドスイッチ
29(例えば日本電気株式会社製のDBSツインIFス
イッチ(μPG181GR)等)を用いることができ
る。即ち、CS左偏波が選択されると、第1入力部26
a側のCS左偏波信号と、第2入力部26b側のCS右
偏波及びBS信号とはそのままハイブリッドスイッチ2
9を通過する。よって、低域通過フィルタ28で取り出
したBS信号はCS左偏波信号と混合して出力される。
一方、CS右偏波が選択されると、ハイブリッドスイッ
チ29はCS左偏波信号をカットし、CS右偏波信号及
びBS信号を2分配して夫々出力させる。よって、夫々
高域通過フィルタ27を通過したCS右偏波信号と、低
域通過フィルタ28を通過したBS信号とが混合して出
力される。このように、ハイブリッドスイッチ29を用
いた場合でも図4と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0021】尚、上記図4,5で示したような偏波切換
手段と一体化した分配混合器は、コンバータに設けるも
のに限らず、図2の形態のように、コンバータ外部の信
号伝送路に設けても差し支えない。又、上記各形態で
は、分配混合器の2つの出力部が常にBS信号を伝送で
きる構成となっているが、受信端によってどちらか一方
のみBS信号の並行受信ができれば良い場合は、図6の
ように、図4で示した一方の切換スイッチ24側の高域
通過フィルタ27、低域通過フィルタ28を夫々なくし
たり、或いは図7のように、図5で示した一方のハイブ
リッドスイッチ29を切換スイッチ24に代えると共
に、切換スイッチ24側の高域通過フィルタ27、低域
通過フィルタ28を夫々なくしたり等の設計変更が可能
である。尚、図7の切換スイッチ24はハイブリッドス
イッチ29であっても良い。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
分配混合器によれば、第1及び第2出力部共にBS信号
を出力するので、受信端においてCS左偏波或いはCS
右偏波の何れかに切り換えて受信しても、BS信号を並
行して受信することができ、切り換えによりBS信号が
遮断されることがなくなる。請求項2に記載の分配混合
器によれば、請求項1の効果に加えて、受信端側から入
力される偏波切換信号に従い、CS左旋円偏波信号及び
BS信号と、CS右旋円偏波信号及びBS信号との何れ
か一方を選択して出力可能な偏波切換手段を設けたこと
で、偏波信号の切換信号を出力するCSチューナ等の端
末装置をそのまま利用可能となる。請求項3に記載の分
配混合器によれば、請求項2と同様に、選択したCS偏
波信号とBS信号とを受信できることになるが、特に、
BS信号が偏波切換部の動作によって瞬断することなく
継続して受信できるため、安定した画像が得られる効果
がある。
【0023】請求項4に記載の衛星受信コンバータによ
れば、請求項1乃至3の何れかに記載の分配混合器を内
蔵して、周波数変換後のCS左旋円偏波信号を前記分配
混合器の第1入力部に、周波数変換後のCS右旋円偏波
信号及びBS信号を前記分配混合器の第2入力部に夫々
入力させる構成としたことで、受信端においてCS左偏
波或いはCS右偏波の何れかに切り換えて受信しても、
BS信号を並行して受信することができ、切り換えによ
りBS信号が遮断されることがない。又、既存の衛星受
信システムに簡単に適用できる合理的な構成となる。請
求項5に記載の衛星受信システムによれば、信号伝送路
の途中に請求項1乃至3の何れかに記載の分配混合器を
設け、一方の信号伝送路を分配混合器の第1入力部に、
他方の信号伝送路を分配混合器の第2入力部に夫々接続
したことで、受信端においてCS左偏波或いはCS右偏
波の何れかに切り換えて受信しても、BS信号を並行し
て受信することができ、切り換えによりBS信号が遮断
されることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】衛星受信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図3】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図4】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図5】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図6】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図7】衛星受信システムの他の形態を示すブロック図
である。
【図8】BSとCSの各電波形態と周波数帯を示す周波
数スペクトラムである。
【符号の説明】
2,2a,2b・・受信用プローブ、3,22・・衛星
受信コンバータ、4,25・・偏波切換器、7・・コン
バータ部、10・・分配器、11,27・・高域通過フ
ィルタ、12,28・・低域通過フィルタ、16,26
・・分配混合部、16a,26a・・第1入力部、16
b,26b・・第2入力部、16c,26c・・第1出
力部、16d,26d・・第2出力部、17・・電源
部、18・・切換器、15,24・・切換スイッチ、2
9・・ハイブリッドスイッチ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA10 AA22 DA04 5C064 DA02 DA07 DA08 5K062 AA00 AA09 AB11 AB13 AE01 AE03 AE04 AE05 BA00 BA02 BC02 BC04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CS左旋円偏波信号が入力される第1入
    力部と、CS右旋円偏波信号及びBS信号が入力される
    第2入力部と、前記第2入力部に入力された前記CS右
    旋円偏波信号及びBS信号を分配する分配部と、前記第
    1入力部に入力された前記CS左旋円偏波信号に前記分
    配部で分配された一方のBS信号のみを重畳させる混合
    部と、前記混合部で重畳された前記CS左旋円偏波信号
    及びBS信号を出力する第1出力部と、前記分配部で他
    方に分配された前記CS右旋円偏波信号及びBS信号を
    出力する第2出力部とからなる分配混合器。
  2. 【請求項2】 受信端側から入力される偏波切換信号に
    従い、CS左旋円偏波信号及びBS信号と、CS右旋円
    偏波信号及びBS信号との何れか一方を選択して出力可
    能な偏波切換手段を設けた請求項1に記載の分配混合
    器。
  3. 【請求項3】 CS左旋円偏波信号が入力される第1入
    力部と、CS右旋円偏波信号及びBS信号が入力される
    第2入力部と、前記第1入力部から入力された前記CS
    左旋円偏波信号を複数に分配する第1分配部と、前記第
    2入力部から入力された前記CS右旋円偏波信号及びB
    S信号を複数に分配する第2分配部と、受信端側から入
    力される偏波切換信号に従い、前記第1分配部の分配端
    と前記第2分配部の分配端との何れか一方を選択して出
    力可能な偏波切換部と、前記偏波切換部で選択されるC
    S偏波信号に、前記偏波切換部をバイパスして前記第2
    分配部の分配端からのBS信号のみ重畳させる混合部
    と、前記混合部で重畳されたCS偏波信号とBS信号と
    を出力する出力部とからなる分配混合器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載の分配混
    合器を内蔵し、周波数変換後のCS左旋円偏波信号を前
    記分配混合器の第1入力部に、周波数変換後のCS右旋
    円偏波信号及びBS信号を前記分配混合器の第2入力部
    に夫々入力させる衛星受信コンバータ。
  5. 【請求項5】 1つのアンテナと受信端との間で2つの
    信号伝送路を形成し、一方の信号伝送路でCS左旋円偏
    波信号を、他方の信号伝送路でCS右旋円偏波信号及び
    BS信号を夫々伝送させる衛星受信システムであって、 前記信号伝送路の途中に請求項1乃至3の何れかに記載
    の分配混合器を設け、前記一方の信号伝送路を前記分配
    混合器の第1入力部に、前記他方の信号伝送路を前記分
    配混合器の第2入力部に夫々接続したことを特徴とする
    衛星受信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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