JP2001180946A - 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置 - Google Patents
光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置Info
- Publication number
- JP2001180946A JP2001180946A JP36700199A JP36700199A JP2001180946A JP 2001180946 A JP2001180946 A JP 2001180946A JP 36700199 A JP36700199 A JP 36700199A JP 36700199 A JP36700199 A JP 36700199A JP 2001180946 A JP2001180946 A JP 2001180946A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- preform
- glass
- forming
- optical glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 34
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 title claims abstract description 20
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 40
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 20
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 24
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 18
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 abstract 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 7
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 3
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 3
- TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Al]O[Al]=O TWNQGVIAIRXVLR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007496 glass forming Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/06—Construction of plunger or mould
- C03B11/08—Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B11/00—Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
- C03B11/12—Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/40—Product characteristics
- C03B2215/46—Lenses, e.g. bi-convex
- C03B2215/47—Bi-concave
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/40—Product characteristics
- C03B2215/46—Lenses, e.g. bi-convex
- C03B2215/48—Convex-concave
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2215/00—Press-moulding glass
- C03B2215/72—Barrel presses or equivalent, e.g. of the ring mould type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
ス素子を成形する方法およびその方法を用いた光学ガラ
スの成形装置を提供すること。 【解決手段】 ガラスプリフォーム3を上下の金型1、
2で加圧成形することにより光学ガラス素子を成形する
方法であって、ガラスプリフォーム3を上下金型内で保
持部材4によって上下金型から離れた位置に保持して加
熱する加熱工程、ガラスプリフォームを保持手段によっ
て保持したまま加圧する第1加圧工程、および下金型2
を単独で上方向に移動させて加圧する第2加圧工程を含
む光学ガラス素子の成形方法。少なくとも、ガラスプリ
フォーム3を保持するための保持部材4、該保持部材と
摺動可能で、ガラスプリフォームを加圧成形するための
下金型2、および該下金型に対向して設置される、ガラ
スプリフォームを加圧成形するための上金型1からなる
光学ガラス素子の成形装置。
Description
成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形
装置に関する。
ンズを金型で成形する方法としては、特開平2-133327号
公報に開示されているように、プリフォームを上金型と
下金型との間に、段部を有する下胴型によって保持して
加熱し、所定の温度に達すればプリフォームを保持した
まま上下金型で加圧していた。しかしながら、この方法
によれば、金型でプリフォームを加圧する際、プリフォ
ームをその外周部で段部によって保持したまま加圧する
加圧工程のみを行うため、段部の存在によりプリフォー
ムの外周部に局所的に応力が集中し、プリフォームの下
金型成形面側においてガラスの径方向の流動が妨げら
れ、下金型成形面の外周付近にデッドスペースが生じ、
得られるガラス素子の外周部が規制されずに面歪みを生
じるという問題があった。特に、下金型が凸形状を有す
る場合、面歪みの発生は顕著であった。このように光学
ガラス素子において生じる面歪み等、本来転写されるべ
きところであるにもかかわらず金型面形状が転写されて
いない部分をクセという。
に、特開平9-286622号公報には、加圧する際、プリフォ
ームが段部から離脱した状態で加圧を行う技術が開示さ
れている。図3を用いて概略的に説明する。図3(a)
に示す装置は、上型ユニット100と下型ユニット200から
なり、上型ユニットは上金型1とその外周を覆う上胴型
11とそれらを固定する上背板23で構成され、下型ユニッ
トは下金型2と、該下金型を覆い、プリフォーム3を保
持するための段部Dを有する保持部材4と、該保持部材
の外周を覆う下胴型12と、それらを固定する下背板22で
構成されている。すなわち、上記公報の技術において
は、プリフォーム3を上金型1と下金型2との間に、段
部を有する保持部材4によって保持して加熱し(図3
(a)参照)、所定の温度に達すれば、押棒Aによって
下金型2を保持部材4(下胴型)と摺擦させながら移動
させ、プリフォーム3が段部Dから離脱した状態で加圧
を行っていた(図3(b)参照)。
うな技術を用いると、加圧直前において、プリフォーム
は段部から離脱するため、結果的にずれた状態で加圧さ
れ、得られる光学素子に偏肉や偏心が生じ、その形状精
度に問題が生じていた。
って、クセがなく、かつ形状精度に優れた光学ガラス素
子を成形する方法およびその方法を用いた光学ガラスの
成形装置を提供することを目的とする。
ォームを上下の金型で加圧成形することにより光学ガラ
ス素子を成形する方法であって、ガラスプリフォームを
上下金型内で保持手段によって上下金型から離れた位置
に保持して加熱する加熱工程、ガラスプリフォームを保
持手段によって保持したまま加圧する第1加圧工程、お
よび下金型を単独で上方向に移動させて加圧する第2加
圧工程を含む光学ガラス素子の成形方法に関する。
ォームを保持するための保持手段、該保持手段と摺動可
能で、ガラスプリフォームを加圧成形するための下金
型、および該下金型に対向して設置される、ガラスプリ
フォームを加圧成形するための上金型からなる光学ガラ
ス素子の成形装置に関する。
て説明する。なお、図面の中で同一符号は同一部分また
は相当する部分を示す。
光学ガラス素子の成形装置の概略構成図を示す。当該装
置は、詳しくはガラスプリフォーム3を保持するための
保持部材4、該保持部材と摺動可能で、ガラスプリフォ
ームを加圧成形するための下金型2、および該下金型に
対向して設置される、ガラスプリフォームを加圧成形す
るための上金型1で構成され、通常、さらに上金型1の
外周を覆う上胴型11、上金型1と上胴型11とを固定する
上背板23、保持部材4の外周を覆う下胴型12、下金型2
と保持部材4と下胴型12とを固定する下背板22、および
下背板22を貫通して下金型2に固定され、下金型を上下
に移動させるための押棒Aを含んでなる。上金型1、上
胴型11および上背板23からなるユニットを上型ユニット
100、下金型2、保持部材4、下胴型12および下背板22
からなるユニットを下型ユニット200と呼ぶものとす
る。
ように、ガラスプリフォーム3を上下金型1、2内で保
持部材4によって上下金型(1、2)から離れた位置に
保持して加熱する(加熱工程)。すなわち、プリフォー
ムを加熱するとき、図1(a)の様に保持部材4の上端
の段部Dに載置されたプリフォーム3は下金型2に接し
ない高さHを保ちながら上下金型内で加熱される。加熱
位置Hは、熱効率を考えると、プリフォームと下金型が
接触しない範囲内でプリフォーム3を下金型2に近づけ
ることが望ましい。同様の理由から上金型1も、プリフ
ォームと上金型が接触しない範囲内でプリフォームに近
づけることが望ましい。
し、固定する。段部Dは通常、保持部材上端内周面に連
続して形成されるが、これに限定されず、例えば、三点
支持でプリフォームをその外周部で支えられるように当
該内周面の3ヶ所に段部を形成されてもよい。保持部材
4の上端内周面に形成される段部Dの深さおよび幅は特
に限定されず、プリフォームを固定しつつ保持できれば
よく、プリフォームの形状及び径に応じて決定される。
鏡面加工され、本発明においては面精度0.03μm程度ま
で有効にプリフォームに転写することができる。詳しく
は、上金型および下金型それぞれの形状は特に制限され
ず、例えば、曲面形状(球面形状を含む)または平面形
状を有していてよく、また凹形状または凸形状いずれで
あってもよいが、本発明においては、従来から問題とな
っていた得られる光学ガラス素子の下面の外周部におけ
る面歪み(クセ)を有効に防止できる観点から、下金型
が凸形状を有していることが好ましい。
1、12)を加熱する誘導加熱を行うことが、迅速に所望
温度まで加熱できる点で好ましい。このため、胴型およ
び保持部材の材料としては、誘導加熱可能な材料が使用
され、例えば、超硬合金、カーボン等が挙げられる。ま
た、上下の金型の材料は特に制限されないが、レンズ外
観品質や融着の観点から酸化アルミニウムが好ましく用
いられる。誘導加熱を行う場合、熱は胴型(11、12)お
よび保持部材を介して金型(1、2)およびプリフォー
ムに伝達される。本発明においては加熱手段として、加
熱ヒーター、赤外線ランプ等を用いて金型を加熱しても
よい。このときは熱の伝導効率の観点から胴型(11,1
2)を設置しないことが好ましい。
リフォームの温度がガラス軟化点〜ガラス軟化点+50
(℃)になるまで加熱される。
図1(b)に示すように、ガラスプリフォーム3を保持
部材4によって保持したまま加圧する(第1加圧工
程)。すなわち、加圧する際のプリフォーム3の上面と
上金型1との接触およびプリフォーム3の下面と下金型
2との接触のうち、プリフォーム上面と上金型1との接
触が先に起こるように加圧する。このように加圧を行う
ことにより、加圧時のプリフォームのズレが回避され、
偏肉や偏心等の形状精度の低下を防止できる。図1
(b)において加圧は、上型ユニット100を下降させて
行っているが、下型ユニット200を上昇させて行っても
よい。また、図1(b)において上金型1は上胴型11と
一体化させて加圧を行っているが、所望により、上金型
1を単独で下方移動できる構成として、上金型1を単独
で下方移動させて加圧を行ってもよいし、または、上金
型1を上胴型11と一体化させて加圧を行った後、上金型
1をさらに単独で下方移動させて加圧を行う2段階加圧
を行ってもよい。当該工程において、下金型2と保持部
材4との相対的な位置関係は加熱工程における位置関係
を維持していることが好ましい。
は、成形レンズ(プリフォーム)の厚みが所望の心厚付
近に達し、上金型1の成形面のプリフォーム3への転写
が達成される程度に加圧が充分に行われれば、特に制限
されない。
のままの状態を保持して、プリフォーム温度がガラス転
移点付近になるまで冷却することが好ましい。ガラス転
移点以上、特に軟化点に近い温度で第2加圧を行うと、
ガラスの収縮変化量が比較的大きいため、面変化が生じ
るおそれがあるためである。
せて加圧する(第2加圧工程)。すなわち、押棒Aによ
って下金型2を保持手段4から独立して上方向に移動さ
せて加圧する。このようにプリフォーム3に下金型2単
独からの圧力を付与して加圧を行うことにより、ガラス
の径方向の流動が促進され、下金型成形面の外周付近で
のデッドスペースの形成が回避され、光学ガラス素子の
外周部における面歪みを防止することができる。
の手段を用いることができるが、エアーシリンダー又は
サーボモータを用いることが好ましい。サーボモータは
押棒Aの上方移動距離を正確に制御できる点で好まし
く、エアーシリンダーは圧力変化が容易にできる点で好
ましい。
動させることに限らず、押棒Aを固定し、上背板23を公
知の駆動手段によって下方移動させることによって、プ
リフォーム3に下金型2単独からの圧力を付与して加圧
を行ってもよい。
は、上記デッドスペースが消失し、下金型2の成形面の
プリフォーム3への転写が達成される程度に加圧が充分
に行われれば、特に制限されない。通常、ガラス温度が
ガラス転移点-100℃付近になるまで行う。
冷却する。例えば、第2加圧工程後の状態、すなわち図
1(c)の状態を保持しながら、プリフォーム温度が40
0℃以下になるまで冷却してもよいし、または第2加圧
工程後、上型ユニット100を上方移動してプリフォーム
を開放し、その状態で上記温度になるまで冷却してもよ
い。
明する。当該態様においては、プリフォームを下胴型に
よって保持すること以外、前記の態様と同様であるた
め、詳しい説明を省略する。なお、図2の装置はガラス
プリフォームの保持手段として段部Dを有する下胴型を
用い、図1における下胴型12および保持部材4の代わり
に図2における段部Dを有する下胴型12を用いたこと、
および下金型2の形状として凹形状を採用したこと以
外、図1の装置と同様である。すなわち、図2の装置
は、ガラスプリフォーム3を保持するための下胴型12、
該下胴型12と摺動可能で、ガラスプリフォームを加圧成
形するための下金型2、および該下金型に対向して設置
される、ガラスプリフォームを加圧成形するための上金
型1で構成され、通常、さらに上金型1の外周を覆う上
胴型11、上金型1と上胴型11とを固定する上背板23、下
金型2と下胴型12とを固定する下背板22、および下背板
22を貫通して下金型2に固定され、下金型を上下に移動
させるための押棒Aを含んでなる。
すように、ガラスプリフォーム3を上下金型1、2内で
下胴型12によって上下金型(1、2)から離れた位置に
保持して加熱する(加熱工程)。すなわち、プリフォー
ムを加熱するとき、図2の(a)の様に下胴型12の上端
の段部Dに載置されたプリフォーム3は下金型2に接し
ない高さHを保ちながら上下金型内で加熱される。
図2(b)に示すように、ガラスプリフォーム3を下胴
型12によって保持したまま加圧する。すなわち、加圧す
る際のプリフォーム3の上面と上金型1との接触および
プリフォーム3の下面と下金型2との接触のうち、プリ
フォーム上面と上金型1との接触が先に起こるように加
圧する。
せて加圧する(第2加圧工程)。すなわち、押棒Aによ
って下金型2を下胴型12から独立して上方向に移動させ
て加圧する。第2加圧工程後は、公知の方法に従って冷
却する。
子はクセがなく、形状精度に優れている。以下、本発明
を実施例によりさらに詳しく説明するが、これに限定さ
れるものではない。
ら、有効径18mm、心厚1mm、上凹面曲率半径23m
m、下凹面曲率半径35mmの両凹レンズを図1に示す装
置を用いて成形した。上下の金型1、2の材料は、酸化
アルミニウムであって、上下の胴型11、12および保持部
材4は、超硬合金である。ここで、酸化アルミニウムは
誘導加熱できないので、金型の外周を誘導加熱できる超
硬合金製の胴型または胴型および保持部材で覆った。従
って図示しない加熱手段で付与された熱は、胴型または
胴型および保持部材を介して金型およびプリフォームに
伝達される。
時、保持部材4の上端平面の高さ(H)と、下金型成形
面の面頂点の高さとの差を2mmとした。保持部材の段
部Dの幅を2mm、深さを4mmとした。加熱後、上型
ユニット100を下降し、上下金型により第1加圧し、レ
ンズ形状を整えた後、誘導加熱を停止して50℃/minで冷
却を開始し、金型温度が転移点温度付近となった時点で
下金型2をエアーシリンダーにて単独で上方に摺動さ
せ、第2の加圧を行った。
ォームを成形し、できたレンズの成形面を干渉計で測定
したところ面精度がλ/4以下である事を確認した。さ
らに150ショット成形し、できたレンズすべてを測定し
たところ融着の発生率は1.8%以下、傾き偏心は2.8分以
下で、面精度がλ/4以下のレンズの割合が90%以上で
あった。また、レンズ周辺に顕著なクセが発生している
ものは見いだせなかった。
3(b)に示す様に下金型2を上方に移動させ、プリフォ
ーム3を押し上げた後、上型ユニット100を降下させプ
リフォーム3の加圧成形を行ったこと以外、実施例1と
同様にしてレンズを得た。これを50回繰り返してできた
レンズを測定したところ、面精度はλ/4以下と差は見
られないが、偏肉及び傾き偏心が4分以上のレンズの割
合が1.8%であり、不良と判定されるものであった。こ
の現象は、プリフォーム3を下型で押し上げた際にプリ
フォームに傾きが生じ、その状態で、加圧成形されたか
らと考えられる。
ら有効径28mm、心厚2mm、上凹面曲率半径90mm、
下凸面曲率半径180mmのメンスカスレンズを成形し
た。上型ユニット100は実施例1と共通である。下型ユ
ニット200は下金型2とその外周を覆う下胴型12で構成
され、下胴型は下背板22に固定されている。下胴型12に
プリフォーム保持機能を兼備させ、図1における保持部
材を用いなかったこと、上記レンズを得るための上下金
型を用いたこと、および下金型2は下胴型12に摺動可能
に固定されたこと以外、実施例1と同様に成形を行っ
た。ただし、本実施例では、下金型2を摺動させる方法
としサーボモータを利用し、行った。このサーボモータ
は、圧力の制御及び位置決めの機能を持ったものであ
る。前述の成形プロセスによって100ショットを成形
し、できたレンズをすべて測定したところ、融着の発生
は2%以下、傾き偏心は2.3分以下で、面精度がλ/4
以下のレンズ割合が90%以上であった。更に、サーボの
位置決め効果により心厚のばらつきが従来の工程能力CP
=0.8に対し、CP=1.3に向上する事が確認できている。
たまま加圧する第1加圧工程と、さらに、下金型のみを
摺動移動させて加圧する第2加圧工程によって、プリフ
ォームを保持する段部の下部への圧力伝達が容易とな
り、成形した光学素子の周辺の転写性を向上させること
ができ、良好な面精度が得られるとともに、プリフォー
ムの傾きが安定する事により形状精度(偏心や偏肉につ
いての精度)の高い成形が可能となる。
例の概略構成図を示す。
例の概略構成図を示す。
装置の概略構成図を示す。
4:保持部材、11:上胴型、12:下胴型、22:下背板、
23:上背板、100:上型ユニット、200:下型ユニット。
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラスプリフォームを上下の金型で加圧
成形することにより光学ガラス素子を成形する方法であ
って、ガラスプリフォームを上下金型内で保持手段によ
って上下金型から離れた位置に保持して加熱する加熱工
程、ガラスプリフォームを保持手段によって保持したま
ま加圧する第1加圧工程、および下金型を単独で上方向
に移動させて加圧する第2加圧工程を含む光学ガラス素
子の成形方法。 - 【請求項2】 少なくとも、ガラスプリフォームを保持
するための保持手段、該保持手段と摺動可能で、ガラス
プリフォームを加圧成形するための下金型、および該下
金型に対向して設置される、ガラスプリフォームを加圧
成形するための上金型からなる光学ガラス素子の成形装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36700199A JP2001180946A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置 |
US09/742,398 US6629435B2 (en) | 1999-12-24 | 2000-12-22 | Method of forming an optical glass element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36700199A JP2001180946A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180946A true JP2001180946A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18488225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36700199A Pending JP2001180946A (ja) | 1999-12-24 | 1999-12-24 | 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6629435B2 (ja) |
JP (1) | JP2001180946A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224658A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-31 | Hoya Corp | モールドプレス成形型及び光学素子の製造方法 |
JP2007186392A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Olympus Corp | 熱可塑性素材の成形方法 |
JP2008083190A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Olympus Corp | 光学素子の成形方法 |
JP2009096677A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Olympus Corp | 成形品の製造方法及びその装置 |
JP2020106628A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社タムロン | 反射防止構造体付き光学素子、その製造方法、製造用金型の製造方法及び撮像装置 |
KR102215933B1 (ko) * | 2020-08-04 | 2021-02-16 | (주)빅텍스 | 드라이아이스 너겟 제조장치 및 곡형 가압면을 가진 피스톤 |
US12331993B2 (en) | 2020-07-23 | 2025-06-17 | Victex Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing dry ice nugget using liquid carbon dioxide and dry ice nugget manufactured by the same |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6766661B2 (en) * | 2000-09-01 | 2004-07-27 | Hoya Corporation | Method of manufacturing glass optical elements |
DE10130394A1 (de) * | 2001-06-23 | 2003-01-09 | Schott Glas | Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines Formlings aus Glas |
TWI362369B (en) * | 2005-11-18 | 2012-04-21 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | Mold for molding lens |
US20100192635A1 (en) * | 2007-08-01 | 2010-08-05 | Tadafumi Sakata | Molding die and manufacturing method of optical element |
JP6132481B2 (ja) * | 2012-06-07 | 2017-05-24 | キヤノン株式会社 | 光学素子の製造方法 |
JP6114057B2 (ja) * | 2013-02-25 | 2017-04-12 | Hoya株式会社 | ガラス成形体の製造方法、及びガラス成形体の製造装置 |
WO2016100081A1 (en) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | Sikorsky Aircraft Corporation | Composite laminate tooling and method of forming a composite part using the tooling |
CN110015837A (zh) * | 2018-09-05 | 2019-07-16 | 深圳市森迪源气动设备制造有限公司 | 一种集成式工位模压方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60118644A (ja) * | 1983-11-29 | 1985-06-26 | Hoya Corp | プレスレンズの成形方法 |
US4797144A (en) * | 1987-07-20 | 1989-01-10 | Corning Glass Works | Deep pressing mold and process for molded optical elements |
JP2718452B2 (ja) * | 1989-01-23 | 1998-02-25 | オリンパス光学工業株式会社 | ガラス光学素子の成形方法 |
JP2651266B2 (ja) | 1990-07-24 | 1997-09-10 | キヤノン株式会社 | 光学素子製造用ガラスブランク及びその製造方法 |
US5417730A (en) | 1991-06-25 | 1995-05-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus for molding an optical element |
JP2790262B2 (ja) * | 1991-07-19 | 1998-08-27 | キヤノン株式会社 | 光学素子のプレス成形方法 |
JP3068261B2 (ja) * | 1991-07-19 | 2000-07-24 | オリンパス光学工業株式会社 | ガラス光学素子の成形方法 |
JP2783747B2 (ja) | 1992-05-21 | 1998-08-06 | キヤノン株式会社 | 光学素子の成形法 |
US5435818A (en) * | 1992-06-02 | 1995-07-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Mold for optical element and a method of molding optical element |
JP3273197B2 (ja) * | 1992-07-03 | 2002-04-08 | 東芝機械株式会社 | 光学ガラス素子等の成形装置 |
US5782946A (en) | 1995-01-30 | 1998-07-21 | Toshiba Machine Co., Ltd. | Method for manufacturing press-molded glass object |
US6079228A (en) | 1997-07-25 | 2000-06-27 | Minolta Co., Ltd. | Forming method of glass element |
-
1999
- 1999-12-24 JP JP36700199A patent/JP2001180946A/ja active Pending
-
2000
- 2000-12-22 US US09/742,398 patent/US6629435B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006224658A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-31 | Hoya Corp | モールドプレス成形型及び光学素子の製造方法 |
JP2007186392A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Olympus Corp | 熱可塑性素材の成形方法 |
JP2008083190A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Olympus Corp | 光学素子の成形方法 |
JP2009096677A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Olympus Corp | 成形品の製造方法及びその装置 |
JP2020106628A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 株式会社タムロン | 反射防止構造体付き光学素子、その製造方法、製造用金型の製造方法及び撮像装置 |
JP7204479B2 (ja) | 2018-12-27 | 2023-01-16 | 株式会社タムロン | 反射防止構造体付き光学素子、その製造方法、製造用金型の製造方法及び撮像装置 |
US12331993B2 (en) | 2020-07-23 | 2025-06-17 | Victex Co., Ltd. | Apparatus and method for manufacturing dry ice nugget using liquid carbon dioxide and dry ice nugget manufactured by the same |
KR102215933B1 (ko) * | 2020-08-04 | 2021-02-16 | (주)빅텍스 | 드라이아이스 너겟 제조장치 및 곡형 가압면을 가진 피스톤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6629435B2 (en) | 2003-10-07 |
US20010039811A1 (en) | 2001-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001180946A (ja) | 光学ガラス素子の成形方法およびその方法を用いた光学ガラス素子の成形装置 | |
JP3849669B2 (ja) | 光学素子製造方法 | |
JP2000095532A (ja) | プレス成形光学素子とその製造方法と光学素子プレス成形用型および光学素子プレス成形装置 | |
JP2000247653A (ja) | 光学素子成形用金型及び光学素子 | |
JPH0617240B2 (ja) | ガラスレンズの成形方法 | |
JPH02164730A (ja) | 光学素子成形方法 | |
JPH09286622A (ja) | 光学素子製造装置 | |
JPH0757697B2 (ja) | ガラスレンズの成形方法 | |
JPH06271323A (ja) | 光学素子成形用金型 | |
JP3068261B2 (ja) | ガラス光学素子の成形方法 | |
JPH0741327A (ja) | 光学素子成形方法 | |
JPH02137740A (ja) | 光学素子の成形方法 | |
JP2008083190A (ja) | 光学素子の成形方法 | |
JP2954427B2 (ja) | ガラス成形方法 | |
JPH11255529A (ja) | 光学素子の成形装置 | |
JPS6379727A (ja) | 光学素子の成形方法 | |
JPS6227336A (ja) | 光学部品の成形装置 | |
JP2005231933A (ja) | 光学素子用成形金型および光学素子の成形方法 | |
JPH0255235A (ja) | ガラスレンズの成形型及び成形方法 | |
JPH02192423A (ja) | 光学素子の成形方法 | |
JPS63182223A (ja) | ガラスレンズの成形方法 | |
JPH03295825A (ja) | 光学素子成形型および成形方法 | |
JPH0780687B2 (ja) | レンズの成形方法 | |
JPS62297229A (ja) | 光学ガラス素子の成形方法 | |
JPH05124824A (ja) | 光学素子素材及び光学素子の成形方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050622 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050921 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20051025 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20051025 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090310 |