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JP2001179886A - 積層体 - Google Patents

積層体

Info

Publication number
JP2001179886A
JP2001179886A JP36915099A JP36915099A JP2001179886A JP 2001179886 A JP2001179886 A JP 2001179886A JP 36915099 A JP36915099 A JP 36915099A JP 36915099 A JP36915099 A JP 36915099A JP 2001179886 A JP2001179886 A JP 2001179886A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
core material
paper
layer
metal foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP36915099A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Sato
佐藤  誠
Hiroshi Kawahara
央 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goyo Paper Working Co Ltd
Original Assignee
Goyo Paper Working Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Goyo Paper Working Co Ltd filed Critical Goyo Paper Working Co Ltd
Priority to JP36915099A priority Critical patent/JP2001179886A/ja
Publication of JP2001179886A publication Critical patent/JP2001179886A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度、湿度による寸法変化の小さい積層体を
提供する。 【解決手段】 紙、布又はフィルムからなる芯材1の両
面に、それぞれ第1層として接着剤層2a、2b、第2
層として金属箔層3a、3bを順次形成したことを特徴
とする積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度及び湿度変化
による寸法変化が抑制された積層体に関するものであ
る。本発明の積層体は、金属鋼板、発泡体ボード等用の
表面材として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来から、紙を芯材とし、その片面をア
ルミニウム箔で被覆した積層体が、主として断熱ボード
用面材等の建装用部材に用いられている。しかしなが
ら、積層体の芯材に紙を使用しているため、温度及び湿
度の変化による寸法変化が生じ易く、高い安定性を要求
される製品には使用できない。これは、使用している紙
の吸湿又は放湿よる膨張又は収縮が主たる原因となって
いる。また、上記欠点を低減するため、天然パルプの含
量を少なくした無機充填紙や無機繊維を使用した紙等が
使用されているが、非常に高価であるという問題を含ん
でいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
欠点を解決し、温度及び湿度変化に起因する寸法変化が
抑制された安価な積層体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するべく鋭意検討した結果、特定の構造からなる
積層体を芯材の両面に形成することにより、上記目的を
満足する積層体が提供されることを見い出した。
【0005】即ち、本発明は、紙、布又はフィルムから
なる芯材の両面に、それぞれ第1層として接着剤層、第
2層として金属箔層を順次形成したことを特徴とする積
層体を内容とする(請求項1)。
【0006】好ましい態様としては、上記金属箔層が軟
質アルミニウム箔層である(請求項2)。好ましい態様
としては、上記接着剤層がポリオレフィン系樹脂である
(請求項3)。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に使用される芯材は、紙、
布及びフィルムである。紙は、例えば広葉樹クラフトパ
ルプや針葉樹クラフトパルプのような化学パルプ、機械
パルプ等から選ばれたパルプを原料とした上質紙、中質
紙、片艶クラフト紙、両更クラフト紙、クラフト伸長
紙、晒クラフト紙、未晒クラフト紙等及びこれらのリサ
イクル紙、炭酸カルシウム紙、水酸化アルミ紙等が挙げ
られる。坪量40〜400g/m2又は厚さ30〜500
μm程度が好ましい。布は、例えば不織布、折布及び割
布等が挙げられる。フィルムは、例えばポリエチレンテ
レフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、セロフ
ァン、ポリアミド(ナイロン)、ポリビニルアルコー
ル、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等の樹脂を使用したものが挙げら
れる。厚さは10〜300μm程度が好ましい。これら
は単独で又は必要に応じ2種以上組み合わせた積層体と
して用いられるが、剛性、コスト等の面から紙が好適に
使用される。
【0008】本発明に使用される接着剤層としては、天
然物接着剤、無機接着剤、熱可塑性接着剤、熱硬化性接
着剤、ゴム系接着剤、構造用接着剤、耐熱性接着剤、感
圧接着剤、ホットメルト接着剤、シアノアクリレート系
接着剤、嫌気性接着剤、シーラント、合成水溶性接着
剤、エマルジョン接着剤、液状ポリマー等が挙げられ
る。これらの中で、熱可塑性接着剤、中でもポリオレフ
ィン系樹脂が好適に使用される。ポリオレフィン系樹脂
としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、エチレン−メタク
リル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体等が挙げられるが、特にポリエチレ
ンが接着性とコスト等の面から好適に使用される。厚さ
は0.2〜300μm程度が好ましい。
【0009】本発明に使用される金属箔層としては、亜
鉛、銅、鉄、鉛、錫及びこれらの合金、スチール、ステ
ンレス、アルミニウム等が挙げられる。この金属箔層
は、接着剤層を介して芯材の両面に使用することによ
り、特に温度や湿度の影響で発生する積層体の寸法変化
を防止する効果が顕著であるほか、曲げ剛性の向上、熱
反射効果も併せ持つものである。これらの中でも軟質の
アルミニウム箔が製造の容易性、コスト等の面から好適
に使用される。この軟質アルミニウム箔層の厚さは特に
制限されないが、5〜30μmのものが性能、製造の容
易性、コスト等の面から好適に用いられる。
【0010】本発明に係る積層体の製造法としては特に
制限はないが、例えば接着剤層を押出ラミネートにより
形成し、芯材と金属箔を貼り合わせる方法等が効率的で
ある。
【0011】本発明に係る積層体は、各種表面材として
有用で、例えば、金属綱板や発泡体ボード等に接着され
て用いられる。従って、積層体の金属箔層の表面に、更
に、接着剤層、保護層等を積層させることも可能であ
る。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるも
のではない。
【0013】以下の実施例及び比較例において作製され
た積層体は、下記の方法で評価した。
【0014】(1)熱収縮率 積層体を縦0.3m×横0.3mの寸法に切断して得ら
れたサンプルを、20℃×65RH%、24時間の雰囲
気下でエージングした後、熱風循環乾燥機で80℃×9
0分間加熱する。エージング直後及び加熱直後に、サン
プルの縦、横の長さをそれぞれ記録し、縦、横それぞれ
の両者の差をサンプルの元の縦、横の長さで除して熱収
縮率(%)を算出した。 (2)吸水性 紙のクレム法による吸水度試験方法(JIS P 81
41)に基づき、積層体サンプルの吸水性を測定した。
【0015】実施例1 本発明における芯材として未晒クラフト紙(50g/m
2 )を使用し、該芯材の片面に押出ラミネーターにより
接着剤層として低密度ポリエチレンを押出しながら、金
属箔層として軟質アルミニウム箔(厚さ6.5μm)を
貼り合わせ、さらに軟質アルミニウム箔層の表面に保護
層として低密度ポリエチレンを押出ラミネーターにより
押出した。さらに、芯材である未晒クラフト紙の他方の
面にも上記と同様にして、接着剤層として低密度ポリエ
チレン、金属箔層として軟質アルミニウム箔(厚さ6.
5μm)、さらに保護層として低密度ポリエチレンを形
成し、図1に示す構造の積層体を得た。なお、接着剤
層、保護層とも、厚さは15μmとした。得られた積層
体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0016】実施例2 金属箔層として、銅箔(厚さ30μm)を使用した以外
は実施例1と同様にして積層体を製造した。得られた積
層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0017】実施例3 芯材として、スパンボンド不織布(50g/m2 )を使
用した以外は実施例1と同様にして積層体を製造した。
得られた積層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0018】実施例4 芯材として、エチレン−酢酸ビニル共重合体のフィルム
(厚さ100μm)のものを使用した以外は実施例1と
同様にして積層体を製造した。得られた積層体の熱収縮
率及び吸水性を表1に示す。
【0019】実施例5 接着剤層として、エチレン−メタクリル酸共重合体を厚
さ15μmとなるように押出ラミネーターにより押出し
た以外は実施例1と同様にして積層体を製造した。得ら
れた積層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0020】比較例1 芯材として未晒クラフト紙(50g/m2 )を使用し、
芯材の片面に押出ラミネーターにより接着剤層として低
密度ポリエチレンを押出しながら、金属箔層として軟質
アルミニウム箔(厚さ6.5μm)を貼り合わせ、さら
に軟質アルミニウム箔層の表面に保護層として低密度ポ
リエチレンを押出ラミネーターにより押出した。さら
に、芯材である未晒クラフト紙の他方の面には、保護層
として低密度ポリエチレンのみを押出ラミネーターによ
り押出し、図2に示す構造の積層体を得た。なお、接着
剤層、保護層とも、厚さは15μmとした。得られた積
層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0021】比較例2 芯材として、炭酸カルシウム紙(140g/m2 )を使
用した以外は比較例1と同様にして積層体を製造した。
得られた積層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0022】比較例3 芯材として、スパンボンド不織布(50g/m2 )を使
用した以外は比較例1と同様にして積層体を製造した。
得られた積層体の熱収縮率及び吸水性を表1に示す。
【0023】比較例4 芯材として、エチレン−酢酸ビニル共重合体のフィルム
(厚さ100μm)を使用した以外は比較例1と同様に
して積層体を製造した。得られた積層体の熱収縮率及び
吸水性を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜5の積層体は熱収縮率、吸水性とも0で、十分満足し
得る性能であるのに対し、芯材の片面のみに金属箔を使
用した比較例1〜4の積層体では熱収縮率が大きく、さ
らに比較例2では吸水性が大きい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱収縮率及び吸水性が小さく、温度や湿度による寸法変
化が抑制された安価な積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の一例を示す概略断面図であ
る。
【図2】従来の積層体を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 芯材 2a、2b 接着剤層 3a、3b 金属箔層 4a、4b 保護層
フロントページの続き Fターム(参考) 2E162 CA23 CB01 CB21 CB22 CB24 CB25 CB26 CC06 CD11 CD13 FC01 4F100 AB01D AB01E AB10D AB10E AB33D AB33E AK01A AK03B AK03C AK06 BA05 BA06 BA10D BA10E BA13 CB00B CB00C DG10A DG11A GB90 JA03 JD15 JL04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙、布又はフィルムからなる芯材の両面
    に、それぞれ第1層として接着剤層、第2層として金属
    箔層を順次形成したことを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 金属箔層が軟質アルミニウム箔層である
    請求項1記載の積層体。
  3. 【請求項3】 接着剤層がポリオレフィン系樹脂である
    請求項1又は2記載の積層体。
JP36915099A 1999-12-27 1999-12-27 積層体 Withdrawn JP2001179886A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102444252A (zh) * 2011-08-29 2012-05-09 北京三木易和科技有限公司 一种六面铝木复合装饰板及其加工工艺
TWI423884B (zh) * 2006-10-02 2014-01-21 Mjn Us Holdings Llc 積層物
JP2014097597A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Rengo Co Ltd 補強材用積層体

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Legal Events

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Effective date: 20070306