[go: up one dir, main page]

JP2001178543A - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

Info

Publication number
JP2001178543A
JP2001178543A JP37122299A JP37122299A JP2001178543A JP 2001178543 A JP2001178543 A JP 2001178543A JP 37122299 A JP37122299 A JP 37122299A JP 37122299 A JP37122299 A JP 37122299A JP 2001178543 A JP2001178543 A JP 2001178543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toothbrush
synthetic monofilament
brush
shape
filament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37122299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinari Nakanishi
良成 中西
Takao Kato
孝夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP37122299A priority Critical patent/JP2001178543A/ja
Publication of JP2001178543A publication Critical patent/JP2001178543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯間部や歯と歯茎の境目などに蓄積した歯垢
に対する清掃効果が高く、歯茎への当たりもソフトで使
用感、耐久性に優れた歯ブラシを提供すること。 【解決手段】 植毛された合成モノフィラメントのすべ
てまたはその一部に、先端をテーパー状とされ、かつ、
該テーパー部2の表面の少なくとも一部に凹凸を形成さ
れた合成モノフィラメント1を用いる。さらに、植毛面
より毛先側の刷毛形状について、植毛面より毛先側のフ
ィラメントの体積をV(mm3 )、その表面積をA(m
2 )とするとき、体積Vに対する表面積Aの割合が
(A/V)≧0.20、あるいは、フィラメントの任意
の位置におけるフィラメント中心軸に対して垂直な面で
切った断面について、該断面部の断面積をS(m
2 )、該断面部の外周長をL(mm)、該断面部に外
接する円の半径をR(mm)とするとき、(L/S)>
(2/R)で特定される刷毛形状からなる合成モノフィ
ラメント1を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯と歯の間や、歯
と歯ぐきの境目などに蓄積した除去しにくい歯垢に対す
る清掃効果が高く、歯茎への当たりもソフトで使用感、
耐久性に優れた歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】歯周疾患およびう蝕の二大歯科疾患予防
のためには、歯ブラシによる歯垢除去が重要であり、近
年、スクラブ法やバス法などの毛先磨きによる刷掃法が
歯垢除去に有効であることが認められてきた。また、合
成モノフィラメントからなる刷毛を用いた歯ブラシに関
しては、バス法などによる刷掃時の毛先による歯茎の損
傷を避けるため、細めの柔らかい刷毛の歯ブラシが使用
されてきた。しかし、このような刷毛は、ソフト感はあ
るが、毛腰が弱いために歯垢を掻き取る力が不十分であ
り、耐久性も低いという欠点があった。
【0003】また、歯垢を掻き取る力を向上させるため
に表面積を広くするという点から、合成フィラメント表
面上に凹凸を設けたり(特開平6−70813号公
報)、断面形状を多角形にしたフィラメントを用いたり
(特開平6−233709号公報)することが知られて
いる。しかしながら、これらの歯ブラシの場合、毛先が
従来よりもかさばってしまうため、歯と歯の間や、歯と
歯茎の境目などの口腔内の隅々まで毛先が行き渡らず、
除去しにくい歯垢に対する清掃効果はそれほど高くなら
なかった。
【0004】他方、毛先が歯と歯茎の境目などの凹部に
入るように、毛先をテーパー状に研磨加工した歯ブラシ
も知られているが、このテーパー部の長さはせいぜい1
mm程度と短いため、清掃効果やソフト感が向上するに
は至らず、通常の毛先ラウンド状の歯ブラシをほとんど
差がなかった。さらに、化学処理によって合成フィラメ
ントの先端に先鋭化したより長いテーパー部を形成した
刷毛を植毛することも知られている(特開平5−158
34号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の先鋭テーパー刷
毛類は、毛先の届きにくい部位への到達性を考慮した毛
先形状であり、このような刷毛を用いた歯ブラシでは、
そのような部位に蓄積した歯垢を完全に掻き出すために
時間やテクニックを要することもあった。
【0006】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目
などに蓄積した除去しにくい歯垢に対する清掃効果が高
く、歯茎への当たりもソフトで使用感、耐久性に優れた
歯ブラシを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般に、テーパー部表面
に凹凸を備えていない従来の先鋭化されたテーパー刷毛
では、極めて狭い部位への挿入性は高いが、そこに蓄積
されている汚れを掻き出す力はその先端形状の故にかな
り弱くなる場合があった。そこで、本発明に係る歯ブラ
シにおいては、テーパー部表面の少なくとも一部にに凹
凸を備えることにより、挿入性は非常に高いままで汚れ
との接触面積を増大させ、かつ、汚れを掻き取る力を増
大させたものである。
【0008】すなわち、本発明の請求項1に係る歯ブラ
シは、ヘッド部の植毛面に合成モノフィラメントからな
る刷毛を植毛された歯ブラシにおいて、前記合成モノフ
ィラメントのすべてまたはその一部に、先端をテーパー
状とされ、かつ、該テーパー部表面の少なくとも一部に
凹凸を形成された合成モノフィラメントを用いたもので
ある。
【0009】また、請求項2に係る歯ブラシは、請求項
1に係る歯ブラシにおいて、前記合成モノフィラメント
として、植毛面より毛先側の刷毛形状について、植毛面
より毛先側のフィラメントの体積をV(mm3 )、その
表面積をA(mm2 )とするとき、体積Vに対する表面
積Aの割合が(A/V)≧0.20で特定される刷毛形
状からなる合成モノフィラメントを用いたことを特徴と
するものである。
【0010】また、請求項3に係る歯ブラシは、前記請
求項1に係る歯ブラシにおいて、前記合成モノフィラメ
ントとして、フィラメントの任意の位置におけるフィラ
メント中心軸に対して垂直な平面で切った断面部につい
て、該断面部の断面積をS(mm2 )、該断面部の外周
長をL(mm)、該断面部に外接する円の半径をR(m
m)とするとき、(L/S)>(2/R)で特定される
刷毛形状からなる合成モノフィラメントを用いたことを
特徴とするものである。
【0011】上記形状になる合成モノフィラメントを用
いた歯ブラシとした場合、歯磨き操作の際に、先鋭なテ
ーパー部が歯間部によく入り、特に歯周ポケット、歯間
三角部にも容易に入るようになる。このため、これらの
部分の歯垢除去率を格段に高めることができる。また、
毛先による歯肉への刺激も良好で、ソフトな感触が得ら
れ、使用感を著しく向上させることができるとともに、
使用による刷毛の広がりや磨耗も防ぐことができ、優れ
た耐久性を与えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1〜図3に本発明に係る
歯ブラシの第1の実施の形態を示す。図1は第1の実施
の形態で用いられる合成モノフィラメントの模式拡大平
面図、図2は前記合成モノフィラメントを用いて構成さ
れた歯ブラシの模式拡大平面図、図3は図2の歯ブラシ
のヘッド部の模式拡大側面図である。
【0013】図において、1は合成モノフィラメント、
2は合成モノフィラメント1の両端部に形成されたテー
パー部、3は歯ブラシの柄部、4は歯ブラシのヘッド
部、5は合成モノフィラメント1を複数本束ねて植毛さ
れた毛束、6は植毛面であって、この第1の実施の形態
に係る歯ブラシの場合、先端にテーパー部2を形成され
た合成モノフィラメント1の植毛面6より毛先側の刷毛
形状について、植毛面6より毛先側のフィラメント体積
をV(mm3 )、その表面積をA(mm2 )とすると
き、体積Vに対する表面積Aの割合が、下記(1)式 (A/V)≧0.20 ‥‥‥(1) で特定される範囲の刷毛形状とした合成モノフィラメン
ト1を用いて歯ブラシを製造したものである。なお、合
成モノフィラメント1の断面形状は、(1)式を満たす
限り、円形、楕円形、方形、凹多角形、多葉体など、ど
のような断面形状であっても採用することができる。
【0014】上記形状になる合成モノフィラメント1を
用いた歯ブラシの場合、合成モノフィラメント1の刷毛
形状を厳密に規定しているため、前述した種々の効果が
最も発揮されやすくなる。すなわち、その表面積が単位
体積に対して一定レベル以上の広さを有するため、歯垢
などの汚れとの接触確率が高くなり、また、先鋭なテー
パー部2の先端が、歯間部や歯周ポケット、歯間三角部
などの口腔内の細やかな部位に進入して、これらの部位
に蓄積した歯垢を効率良く掻き出すことができる。さら
に、通常の刷毛よりも汚れを掻き取るために必要な仕事
量を減らすことができるので、使用による刷毛の広がり
や磨耗も防ぐことができ、結果として耐久性も向上す
る。特に、(A/V)≧1.00の範囲とすれば、上記
した効果を最も効果的に発揮させることができる。
【0015】一方、合成モノフィラメント1の刷毛形状
が前記(1)式の範囲を外れる場合、すなわち、(A/
V)<0.20の場合、上記効果を発揮することは困難
である。これは、刷毛の単位体積当たりの表面積がある
レベルよりも小さい場合、先鋭なテーパー部先端が口腔
内の細かな部位に蓄積した歯垢を効率良く掻き出すこと
できなくなくなるからである。さらに、汚れを掻き取る
ために必要な仕事量も増加するため、結果として耐久性
も低下する。
【0016】前記(1)式で規定される刷毛形状からな
る合成モノフィラメント1を用いた第1の実施の形態に
係る歯ブラシについて、その使用感と清掃効果について
使用テストを行なった。表1、表2にその結果を示す。
表1は、使用した歯ブラシの刷毛形状の種別を示し、表
2はそのテスト結果である。テストに用いた歯ブラシ
は、それぞれ表1のP〜Rに示した刷毛形状からなる合
成モノフィラメントを用いたもので、被験者30名によ
って各歯ブラシについての使用感と清掃効果をテストし
たものである。なお、清掃効果については歯科医による
臨床評価を行なった。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】表1、表2から明らかなように、合成モノ
フィラメント1の刷毛形状が(A/V)≧0.20を満
たす歯ブラシ、すなわち、刷毛種P,Qを用いた歯ブラ
シの場合に汚れがかきとられる感じがあり、しかも歯科
医によって評価された清掃効果においても効果が「あっ
た」という高い評価を得た。
【0020】前記合成モノフィラメント1としては、ポ
リエステル、ポリアミド、ポリオレフィンなどの合成樹
脂を使用できるが、テーパー加工の面からポリエステル
が最も好ましい。また、テーパー部2の長さは3〜15
mm、好ましくは8〜12mmとし、合成モノフィラメ
ント1の最大径は0.15〜0.25mm、好ましくは
0.17〜0.20mmとする。また、図3に示すよう
に、歯ブラシのヘッド部4に植毛された後の刷毛長さ
(毛丈)Hは、通常の歯ブラシと同様の8〜15mm程
度とする。
【0021】上記刷毛形状を備えた合成モノフィラメン
ト1を植毛した歯ブラシは、前記合成モノフィラメント
1のみを100%植毛した場合はもちろんのこと、植毛
面に植毛された全刷毛に対する前記合成モノフィラメン
ト1の比率が実質的に25%以上であれば、合成モノフ
ィラメント1と他の形状の刷毛とを混在結束して植毛し
ても、あるいは合成モノフィラメント1のみからなる毛
束と他の形状のフィラメントからなる毛束とを混合配置
して植毛しても、いずれの場合においても前述の効果を
奏することができる。
【0022】歯ブラシ自体の作成方法としては、歯ブラ
シのヘッド部4に毛束5が確実に固定されていればよい
ので特に制限はなく、従来公知の方法を利用することが
できる。例えば、図1のように両端にテーパー部2を備
えた合成モノフィラメント1の場合には、金属片(平
線)を用いて毛束を二つ折りにして植毛穴に打ち込む平
線植毛法を利用することができ、また、後述する図8、
図9に示すような一方の端部にのみテーパー部2を形成
した合成モノフィラメント1の場合には、インモールド
法や熱融着法などを利用することができる。
【0023】図4および図5に本発明に係る歯ブラシの
第2の実施の形態を示す。図4は第2の実施の形態で用
いられる合成モノフィラメントの模式拡大平面図、図5
は図4中のフィラメント中心軸Cに対して垂直な平面F
−Fにおける模式拡大断面図である。なお、前述した第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して示
した。
【0024】この第2の実施の形態に係る歯ブラシは、
先端にテーパー部2を形成された合成モノフィラメント
1において、フィラメントの任意の位置におけるフィラ
メント中心軸Cに対して垂直な平面F−Fで切った断面
部について、該断面部の断面積をS(mm2 )、該断面
部の外周長をL(mm)、該断面部に外接する円(外接
円)Gの半径をR(mm)とするとき、下記(2)式 (L/S)>(2/R) ‥‥‥(2) で特定される刷毛形状からなる合成モノフィラメント1
を用いて歯ブラシを製造したものである。なお、合成モ
ノフィラメント1の断面形状は、(2)式を満たす限
り、円形、楕円形、方形、凹多角形、多葉体など、どの
ような断面形状であっても採用することができる。
【0025】上記形状になる合成モノフィラメント1を
用いた歯ブラシの場合、合成モノフィラメント1の刷毛
形状を厳密に規定しているため、前述した第1の実施の
形態と同様の効果を奏することができる。すなわち、そ
の断面が外接円に対して一定レベル以上の充填率を有す
るため、刷毛としての腰があり、しかも、歯垢との接触
面積を広くした先鋭なテーパー部先端が歯間部や、歯周
ポケット、歯間三角部になどの口腔内の細かな部位に進
入して、これらの部位に蓄積した歯垢を効率良く掻き出
すことができる。また、刷毛としての腰があることか
ら、耐久性もよい。
【0026】一方、合成モノフィラメント1の刷毛形状
が前記(2)式の範囲を外れる場合、すなわち、(L/
S)≦(2/R)の場合、そのような刷毛形状を持つ刷
毛により構成された歯ブラシは、上記効果を発揮するこ
とは困難である。これは、刷毛断面の外接円に対する充
填率が低いため、刷毛としての腰が実際の使用時に感じ
られず、しかも先鋭なテーパー部先端が口腔内の細かな
部位に蓄積した歯垢を効率よく掻き出すことができない
からである。さらに、汚れを掻き取るために必要な仕事
量も増加するため、結果として耐久性も低下する。
【0027】前記(2)式で規定される刷毛形状からな
る合成モノフィラメント1を用いた第2の実施の形態に
係る歯ブラシについて、その使用感と清掃効果について
使用テストを行なった。表3、表4にその結果を示す。
表3は、使用した歯ブラシの刷毛形状の種別を示し、表
4はそのテスト結果である。テストに用いた歯ブラシ
は、それぞれ表3のH〜Jに示した刷毛形状からなる合
成モノフィラメントを用いたもので、被験者30名によ
って各歯ブラシについての使用感と清掃効果をテストし
たものである。なお、清掃効果については歯科医による
臨床評価を行なった。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】表3、表4から明らかなように、合成モノ
フィラメント1の刷毛形状が(L/S)>(2/R)を
満たす歯ブラシ、すなわち、刷毛種Hを用いた歯ブラシ
のみが刷毛に「コシ」が非常に感じられ、しかも歯科医
によって評価された清掃効果においても「非常にあっ
た」という高い評価を得た。
【0031】図6〜図17に、本発明の歯ブラシで用い
られる合成モノフィラメント1の他の形状例を示す。な
お、これら合成モノフィラメント1は、前述した(1)
式または(2)式のいずれか、または両方を同時に満た
す形状にそれぞれ形成されているものである。
【0032】図6は合成モノフィラメント1の両端部に
同じ形状のテーパー部2,2を形成し、それぞれのテー
パー部表面に線状文様の凸部7を設けたもの、図7は合
成モノフィラメント1の両端部にそれぞれ異なる形状の
テーパー部2,2’を形成し、左側のテーパー部表面に
は線状文様の凸部7を、また右側のテーパー部表面には
円形の凸部8をそれぞれ設けたもの、図8は合成モノフ
ィラメント1の一方の端部にのみテーパー部2を形成
し、その表面にリング状の凸部9を設けたもの、図9は
テーパー部2の表面に破れ文様の凸部10を設けたもの
である。なお、テーパー部は、図8、図9に示すよう
に、合成モノフィラメント1の少なくともいずれか一方
の端部に形成されていればよい。
【0033】図10はテーパー部2の表面に円、楕円、
長円などの凸部11を点在させたもの、図11はテーパ
ー部2の表面に裂溝文様の凹部12を設けたもの、図1
2はテーパー部2の表面に螺旋状の凸部13を設けたも
の、図13はテーパー部2の表面にフィラメント長軸方
向に沿わせて凹部14を設けたもの、図14はフィラメ
ントの断面を方形としたもの、図15はフィラメントの
断面を六角形としたもの、図16はフィラメントの断面
を多葉体としたもの、図17はテーパー部2の表面に不
定形な短冊状の突起物15を設けたものである。
【0034】以上、本発明の実施の形態について種々説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
発明の要旨の範囲内で種々の変形ならびに変更が可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】本発明の歯ブラシによれば、テーパー部
表面に凹凸を備えた先鋭なテーパー状毛先が歯間部や歯
と歯茎の境目、歯列不正による凹部などに進入し、これ
らの部位に付着している食物残渣や歯垢をその表面に形
成した凹凸によって効率良く取り除くことができ、極め
て高い清掃効果を発揮することができる。しかも、毛先
がソフトであるため、歯肉の弱った歯周ポケットなどの
清掃にも適し、歯肉を痛めることなく良好な刺激を与
え、歯周疾患はもとより、虫歯を予防する効果も優れ、
使用感を高めることができる。さらに、使用による刷毛
の広がりや磨耗も防ぐことができ、耐久性も高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で用いられる合成モノフィラ
メントの模式拡大平面図である。
【図2】図1の合成モノフィラメントを用いて構成され
た歯ブラシの模式平面図である。
【図3】図2の歯ブラシのヘッド部の模式拡大側面図で
ある。
【図4】第2の実施の形態で用いられる合成モノフィラ
メントの模式拡大平面図である。
【図5】図4中のフィラメント中心軸に対して垂直な平
面F−Fにおける模式拡大断面図である。
【図6】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィラ
メントの他の第1の形状例を示す模式拡大側面図であ
る。
【図7】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィラ
メントの他の第2の形状例を示す模式拡大側面図であ
る。
【図8】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィラ
メントの他の第3の形状例を示す模式拡大側面図であ
る。
【図9】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィラ
メントの他の第4の形状例を示す模式拡大側面図であ
る。
【図10】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第5の形状例を示すもので、(a)はテ
ーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡大
断面図である。
【図11】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第6の形状例を示すもので、(a)はテ
ーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡大
断面図である。
【図12】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第7の形状例を示すもので、(a)はテ
ーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡大
断面図である。
【図13】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第8の形状例を示すもので、(a)はテ
ーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡大
断面図である。
【図14】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第9の形状例を示すもので、(a)はテ
ーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡大
断面図である。
【図15】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第10の形状例を示すもので、(a)は
テーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡
大断面図である。
【図16】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第11の形状例を示すもので、(a)は
テーパー先端部の模式拡大側面図、(b)はその模式拡
大断面図である。
【図17】本発明の歯ブラシで用いられる合成モノフィ
ラメントの他の第12の形状例を示すテーパー先端部の
模式拡大側面図である。
【符号の説明】
1 合成モノフィラメント 2、2’ テーパー部 3 歯ブラシの柄部 4 歯ブラシのヘッド部 5 毛束 6 植毛面 7〜11 凸部 12 凹部 13 凸部 14 凹部 15 突起物 V 合成モノフィラメントの植毛面より毛先側のフィ
ラメント体積 A 合成モノフィラメントの植毛面より毛先側のフィ
ラメント表面積 S 合成モノフィラメントの任意の位置における断面
部の断面積 L 断面部の外周長 G 断面部の外接円 R 外接円の半径 C フィラメント中心軸 F−F フィラメント中心軸に対して垂直な平面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド部の植毛面に合成モノフィラメン
    トからなる刷毛を植毛された歯ブラシにおいて、 前記合成モノフィラメントのすべてまたはその一部に、
    先端をテーパー状とされ、かつ、該テーパー部表面の少
    なくとも一部に凹凸を形成された合成モノフィラメント
    を用いたことを特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 前記合成モノフィラメントとして、植毛
    面より毛先側の刷毛形状について、植毛面より毛先側の
    フィラメントの体積をV(mm3 )、その表面積をA
    (mm2 )とするとき、体積Vに対する表面積Aの割合
    が (A/V)≧0.20 で特定される刷毛形状からなる合成モノフィラメントを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記合成モノフィラメントとして、フィ
    ラメントの任意の位置におけるフィラメント中心軸に対
    して垂直な平面で切った断面部について、該断面部の断
    面積をS(mm2 )、該断面部の外周長をL(mm)、
    該断面部に外接する円の半径をR(mm)とするとき、 (L/S)>(2/R) で特定される刷毛形状からなる合成モノフィラメントを
    用いたことを特徴とする請求項1記載の歯ブラシ。
JP37122299A 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ Pending JP2001178543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37122299A JP2001178543A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37122299A JP2001178543A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001178543A true JP2001178543A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18498351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37122299A Pending JP2001178543A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001178543A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006136360A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Toray Ind Inc 頭皮ケア用ヘアーブラシ
JP2007068954A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Kowa Co Ltd 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機
JP2008023205A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材
JP2008073071A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材及びその製造方法
JP2008104621A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Kowa Co Ltd ハケ
CN100463623C (zh) * 2007-02-03 2009-02-25 王小芳 一种双尖头刷丝一次成型的制备方法
US8042217B2 (en) 2004-11-02 2011-10-25 Colgate-Palmolive Company Toothbrush and method of making the same
EP3646813A4 (en) * 2017-06-28 2020-06-10 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. INTERDENTAL CLEANING TOOL
JP2023068561A (ja) * 2021-11-02 2023-05-17 花王株式会社 歯ブラシ用ブリッスル

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8042217B2 (en) 2004-11-02 2011-10-25 Colgate-Palmolive Company Toothbrush and method of making the same
JP2006136360A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Toray Ind Inc 頭皮ケア用ヘアーブラシ
JP2007068954A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Kowa Co Ltd 洗車機用洗浄ブラシのブラシ片及び洗車機用洗浄ブラシ及び洗車機
JP2008023205A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材
JP2008073071A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Kowa Co Ltd ブラシ用毛材及びその製造方法
JP2008104621A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Kowa Co Ltd ハケ
CN100463623C (zh) * 2007-02-03 2009-02-25 王小芳 一种双尖头刷丝一次成型的制备方法
EP3646813A4 (en) * 2017-06-28 2020-06-10 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. INTERDENTAL CLEANING TOOL
JP2023068561A (ja) * 2021-11-02 2023-05-17 花王株式会社 歯ブラシ用ブリッスル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7191449B2 (ja) 口腔ケア器具用のヘッド及び口腔ケア器具
KR102239546B1 (ko) 구강 케어 기구용 헤드, 구강 케어 기구, 및 그러한 헤드의 제조 방법
KR102239549B1 (ko) 구강 케어 기구용 헤드, 구강 케어 기구, 및 그러한 헤드의 제조 방법
KR102239544B1 (ko) 구강 케어 기구용 헤드, 구강 케어 기구, 및 그러한 헤드의 제조 방법
KR102239551B1 (ko) 구강 케어 기구용 헤드, 구강 케어 기구, 및 그러한 헤드의 제조 방법
JP3145213B2 (ja) 歯刷子
JP2021058726A (ja) 口腔ケア器具用のフィラメント及び口腔ケア器具
JP2001178543A (ja) 歯ブラシ
JP2001120358A (ja) 歯ブラシ
JP4316487B2 (ja) 歯ブラシ
JP4904689B2 (ja) 歯ブラシ
JP2019517327A (ja) 口腔ケア器具用のフィラメント及び口腔ケア器具
JP2022000183A (ja) 口腔ケア器具用の毛束及びヘッド並びに口腔ケア器具
JP2000189252A (ja) 歯ブラシ
JPH11169232A (ja) 歯ブラシ
JP2021065272A (ja) 歯ブラシ
JP4688345B2 (ja) 歯ブラシ
JP3943780B2 (ja) 歯ブラシ
JP2004180712A (ja) 電動歯ブラシ
JP4688344B2 (ja) 歯ブラシ
JP4084886B2 (ja) 歯ブラシ
JP2006297145A (ja) 歯ブラシ
JP2003289943A (ja) 歯ブラシ
JP2003009949A (ja) 歯ブラシ
KR20170051850A (ko) 칫솔 헤드