JP2001177848A - 画像データ符号化方法、その装置、画像データ復号方法、その装置および画像圧縮伸長方法 - Google Patents
画像データ符号化方法、その装置、画像データ復号方法、その装置および画像圧縮伸長方法Info
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- JP2001177848A JP2001177848A JP35619899A JP35619899A JP2001177848A JP 2001177848 A JP2001177848 A JP 2001177848A JP 35619899 A JP35619899 A JP 35619899A JP 35619899 A JP35619899 A JP 35619899A JP 2001177848 A JP2001177848 A JP 2001177848A
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Landscapes
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧縮された画像データを復号化する際にブロ
ック内で誤り訂正不能となっても、補間処理を行うこと
によって、画質劣化の少ない画像データ復号装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 誤り訂正回路201は誤り訂正を行う回
路であり、誤り訂正が不能となった場合、後に行われる
補間処理回路によって補間処理を行うために、誤りフラ
グの情報が送られる。訂正されたデータは固定長化回路
202によってデータが固定長化され、スキャン変換回
路203によりジグザグスキャンからラスタスキャンに
変換され、逆量子化回路204で逆量子化処理される。
また、誤り訂正不能となった場合には、補間処理回路に
よって隣接するブロックのデータを用いて補間処理さ
れ、逆直交変換回路205によって画像データに復号さ
れる。
ック内で誤り訂正不能となっても、補間処理を行うこと
によって、画質劣化の少ない画像データ復号装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 誤り訂正回路201は誤り訂正を行う回
路であり、誤り訂正が不能となった場合、後に行われる
補間処理回路によって補間処理を行うために、誤りフラ
グの情報が送られる。訂正されたデータは固定長化回路
202によってデータが固定長化され、スキャン変換回
路203によりジグザグスキャンからラスタスキャンに
変換され、逆量子化回路204で逆量子化処理される。
また、誤り訂正不能となった場合には、補間処理回路に
よって隣接するブロックのデータを用いて補間処理さ
れ、逆直交変換回路205によって画像データに復号さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元直交変換を
用いて画像情報を圧縮する符号化、および、上記2次元
直交変換を用いて圧縮された画像を復号する画像データ
復号に関するものである。
用いて画像情報を圧縮する符号化、および、上記2次元
直交変換を用いて圧縮された画像を復号する画像データ
復号に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報を圧縮し、伝送,蓄積す
る必要性が高まり、またこのようにして得た画像を、誤
りなく受信、再生する等の技術が開発されている。
る必要性が高まり、またこのようにして得た画像を、誤
りなく受信、再生する等の技術が開発されている。
【0003】ところが、入力機器における撮像素子等の
特性に起因する色ノイズが、圧縮すべき画像自体に含ま
れていることがある。たとえば、CCD素子の暗電流に
よるノイズ、固定パターンノイズ、色信号伝送のための
信号線で生じるノイズ等が、入力画像に混入している場
合がある。
特性に起因する色ノイズが、圧縮すべき画像自体に含ま
れていることがある。たとえば、CCD素子の暗電流に
よるノイズ、固定パターンノイズ、色信号伝送のための
信号線で生じるノイズ等が、入力画像に混入している場
合がある。
【0004】次に、一般的な画像データ復号装置につい
て説明する。
て説明する。
【0005】図4は、従来の画像データ復号装置400
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【0006】従来の画像データ復号装置400におい
て、誤り訂正回路401は、通信路または記録再生系で
生じた誤りを訂正する回路である。固定長化回路402
は、可変長符号化されたデータを固定長化する回路であ
る。
て、誤り訂正回路401は、通信路または記録再生系で
生じた誤りを訂正する回路である。固定長化回路402
は、可変長符号化されたデータを固定長化する回路であ
る。
【0007】スキャン変換回路403は、ブロック内の
ジグザグスキャンされたデータをラスタスキャンする回
路である。逆量子化回路404は、再量子化されたデー
タを逆量子化する回路である。逆直交変換回路405
は、直交変換されたデータを逆直交変換する回路であ
る。
ジグザグスキャンされたデータをラスタスキャンする回
路である。逆量子化回路404は、再量子化されたデー
タを逆量子化する回路である。逆直交変換回路405
は、直交変換されたデータを逆直交変換する回路であ
る。
【0008】次に、従来の画像データ復号装置400の
動作について説明する。
動作について説明する。
【0009】まず、2次元直交変換を用いた画像圧縮の
符号化の方法について説明する。
符号化の方法について説明する。
【0010】図5は、一般的な画像データ符号化装置5
00を示すブロック図である。
00を示すブロック図である。
【0011】画像データ符号化装置500において、デ
ジタル画像データは、ブロック分割回路501で2次元
のブロックに分割される。ここで分割されるブロックの
サイズは、8×8画素または16×16画素等が用いら
れる。分割されたデータは、直交変換回路502によっ
て2次元直交変換される。ここで用いられる直交変換に
は、離散余弦変換,K−L変換などがある。
ジタル画像データは、ブロック分割回路501で2次元
のブロックに分割される。ここで分割されるブロックの
サイズは、8×8画素または16×16画素等が用いら
れる。分割されたデータは、直交変換回路502によっ
て2次元直交変換される。ここで用いられる直交変換に
は、離散余弦変換,K−L変換などがある。
【0012】直交変換後のデータは、周波数領域に変換
されているので、人間の空間周波数の感度の視覚特性に
基づき、量子化器503で量子化される。量子化された
データは、ジグザグスキャン回路504によって図6に
示されるような順番で、ジグザグスキャンされ(画面上
の各ポイントのデータを矢印で示す方向にスキャンさ
れ)、1次元のデータ系列に変換される。
されているので、人間の空間周波数の感度の視覚特性に
基づき、量子化器503で量子化される。量子化された
データは、ジグザグスキャン回路504によって図6に
示されるような順番で、ジグザグスキャンされ(画面上
の各ポイントのデータを矢印で示す方向にスキャンさ
れ)、1次元のデータ系列に変換される。
【0013】量子化されたデータは、可変長符号化器5
05において可変長符号化され、ブロック内の最初のデ
ータから最後の非零係数までが符号化され、かつブロッ
クの最後を示す符号(End Of Block)が付け加えられ
る。可変長符号化されたデータは、伝送または記録再生
系において誤りが生じても訂正できるように、誤り訂正
符号器506によって符号化される。
05において可変長符号化され、ブロック内の最初のデ
ータから最後の非零係数までが符号化され、かつブロッ
クの最後を示す符号(End Of Block)が付け加えられ
る。可変長符号化されたデータは、伝送または記録再生
系において誤りが生じても訂正できるように、誤り訂正
符号器506によって符号化される。
【0014】次に、上記従来の復号装置400の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0015】まず、誤り訂正回路401によって伝送ま
たは記録再生系において生じた誤りが訂正される。訂正
された画像データは可変長符号化されているので、固定
長復号化器402によってデータが固定長化される。こ
こで行われる復号は、エントロピー符号化されたものに
対して行われる。たとえば、ハフマン符号,ワイル符号
等である。
たは記録再生系において生じた誤りが訂正される。訂正
された画像データは可変長符号化されているので、固定
長復号化器402によってデータが固定長化される。こ
こで行われる復号は、エントロピー符号化されたものに
対して行われる。たとえば、ハフマン符号,ワイル符号
等である。
【0016】図6は、ジグザグスキャンとラスタスキャ
ンとを示す図である。
ンとを示す図である。
【0017】固定長復号化器402によって固定長化さ
れたデータは、図6に示すようにジグザグにスキャンさ
れているので、スキャン変換回路403によってラスタ
スキャンに変換される。ラスタスキャンに変換されたデ
ータは、再量子化されているので、逆量子化回路404
によって逆量子化される。逆量子化されたデータは、直
交変換されたデータとなっているので、逆直交変換回路
405によって逆直交変換され、画像データに復号化さ
れる。
れたデータは、図6に示すようにジグザグにスキャンさ
れているので、スキャン変換回路403によってラスタ
スキャンに変換される。ラスタスキャンに変換されたデ
ータは、再量子化されているので、逆量子化回路404
によって逆量子化される。逆量子化されたデータは、直
交変換されたデータとなっているので、逆直交変換回路
405によって逆直交変換され、画像データに復号化さ
れる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、圧縮すべき画像そのものに色ノイズが含まれている
ことによって、画像上の画素値に乱れが生じ、これが原
因でラン長の増加を招き、したがって圧縮率が低下する
ことがあるという問題がある。
は、圧縮すべき画像そのものに色ノイズが含まれている
ことによって、画像上の画素値に乱れが生じ、これが原
因でラン長の増加を招き、したがって圧縮率が低下する
ことがあるという問題がある。
【0019】また、圧縮すべき画像そのものに色ノイズ
が含まれている場合、上記分割したブロック間で色味が
大きく変わるという問題がある。
が含まれている場合、上記分割したブロック間で色味が
大きく変わるという問題がある。
【0020】本発明は、圧縮すべき画像そのものに色ノ
イズが含まれている場合でも、圧縮率が低下しない画像
データ符号化方法およびその装置を提供することを目的
とするものである。
イズが含まれている場合でも、圧縮率が低下しない画像
データ符号化方法およびその装置を提供することを目的
とするものである。
【0021】また、本発明は、圧縮すべき画像そのもの
に色ノイズが含まれている場合でも、復号時に好適な画
像が得られる画像データ復号方法およびその装置を提供
することを他の目的とするものである。
に色ノイズが含まれている場合でも、復号時に好適な画
像が得られる画像データ復号方法およびその装置を提供
することを他の目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、デジタル画像
データの色ノイズを低減させる色ノイズ低減処理手段
と、上記デジタル画像データをブロックに分割するブロ
ック分割手段と、上記ブロック分割手段における出力信
号を入力し、ブロック分割されたデータを直交変換する
直交変換手段と、上記直交変換されたデータを量子化す
る量子化手段と、上記量子化手段における出力信号を入
力し、上記量子化されたラスタスキャンデータをジグザ
グスキャンデータに変換するスキャン変換手段と、上記
スキャン変換手段における出力信号を入力し、上記ジグ
ザグスキャンデータを可変長符号化する可変長符号化手
段と、上記可変長符号化手段における出力信号を入力
し、上記可変長符号化されたデータに誤り訂正符号を付
加する誤り訂正符号付加手段とを有する画像データ符号
化装置である。
データの色ノイズを低減させる色ノイズ低減処理手段
と、上記デジタル画像データをブロックに分割するブロ
ック分割手段と、上記ブロック分割手段における出力信
号を入力し、ブロック分割されたデータを直交変換する
直交変換手段と、上記直交変換されたデータを量子化す
る量子化手段と、上記量子化手段における出力信号を入
力し、上記量子化されたラスタスキャンデータをジグザ
グスキャンデータに変換するスキャン変換手段と、上記
スキャン変換手段における出力信号を入力し、上記ジグ
ザグスキャンデータを可変長符号化する可変長符号化手
段と、上記可変長符号化手段における出力信号を入力
し、上記可変長符号化されたデータに誤り訂正符号を付
加する誤り訂正符号付加手段とを有する画像データ符号
化装置である。
【0023】また、本発明は、デジタル画像データの誤
りを訂正する誤り訂正手段と、上記誤り訂正手段におけ
る出力信号を入力し、可変長符号化されたデータを固定
長化する固定長化手段と、上記固定長化手段の出力信号
を入力し、ジグザグスキャンされたデータをラスタスキ
ャンに変換するスキャン変換手段と、上記スキャン変換
手段における出力信号を入力し、再量子化されたデータ
を逆量子化する逆量子化手段と、 上記誤り訂正手段で
誤り訂正不能となったデータを補間する補間処理手段
と、上記補間処理手段における出力信号を入力し、直交
変換されたデータを逆直交変換する逆直交変換手段と、
画像データの色ノイズを低減する色ノイズ低減処理手段
とを有する画像データ復号装置である。
りを訂正する誤り訂正手段と、上記誤り訂正手段におけ
る出力信号を入力し、可変長符号化されたデータを固定
長化する固定長化手段と、上記固定長化手段の出力信号
を入力し、ジグザグスキャンされたデータをラスタスキ
ャンに変換するスキャン変換手段と、上記スキャン変換
手段における出力信号を入力し、再量子化されたデータ
を逆量子化する逆量子化手段と、 上記誤り訂正手段で
誤り訂正不能となったデータを補間する補間処理手段
と、上記補間処理手段における出力信号を入力し、直交
変換されたデータを逆直交変換する逆直交変換手段と、
画像データの色ノイズを低減する色ノイズ低減処理手段
とを有する画像データ復号装置である。
【0024】
【発明の実施の形態および実施例】(第1の実施例)ま
ず、本発明の実施例の特徴である色ノイズ低減処理回路
について説明した後に、上記色ノイズ低減処理回路を備
えた画像データ符号化装置、復号化装置について説明す
る。
ず、本発明の実施例の特徴である色ノイズ低減処理回路
について説明した後に、上記色ノイズ低減処理回路を備
えた画像データ符号化装置、復号化装置について説明す
る。
【0025】(色ノイズ低減処理回路)図3は、上記実施
例で使用する色ノイズ低減回路101を示すブロック図
である。
例で使用する色ノイズ低減回路101を示すブロック図
である。
【0026】図3に示すように、色ノイズ低減回路10
1は、輝度信号を保持しつつ、色差信号の急激な変化を
滑らかにすることによって、色ノイズの低減をする。
1は、輝度信号を保持しつつ、色差信号の急激な変化を
滑らかにすることによって、色ノイズの低減をする。
【0027】色ノイズ低減回路101では、輝度信号Y
(i,j)を維持したまま、色差信号Cr(i,j)、
Cb(i,j)について、図8に示すローパスフィルタ
を用いることによって、色差信号の急激な変化を滑らか
にする。
(i,j)を維持したまま、色差信号Cr(i,j)、
Cb(i,j)について、図8に示すローパスフィルタ
を用いることによって、色差信号の急激な変化を滑らか
にする。
【0028】なお、ここで、図8に示すように、注目画
素(i,j)を取り囲むようにフィルタを構成すること
によって、入力画像の向きに依らず安定した色ノイズ低
減処理を行うことができる。
素(i,j)を取り囲むようにフィルタを構成すること
によって、入力画像の向きに依らず安定した色ノイズ低
減処理を行うことができる。
【0029】
【数1】
【0030】ここで、m(・,・)は、フィルタを示
し、その係数は、図8に示す通りであり、f(・,・)
は信号を示している。なお、ここでは、Cr(i,
j)、Cb(i,j)信号の代わりにf(・)と記述し
ている。
し、その係数は、図8に示す通りであり、f(・,・)
は信号を示している。なお、ここでは、Cr(i,
j)、Cb(i,j)信号の代わりにf(・)と記述し
ている。
【0031】実空間、実時間領域、空間周波数領域にお
いて、輝度信号Yを除く信号について、高周波成分を低
減させるような処理を行うことによって、本発明と同様
の効果を得ることができる。
いて、輝度信号Yを除く信号について、高周波成分を低
減させるような処理を行うことによって、本発明と同様
の効果を得ることができる。
【0032】したがって、後述の他の実施例として、直
交変換回路103の後や、逆直交変換回路205の前
で、色差信号にローパスフィルタをかける形式の色ノイ
ズ低減処理回路を用いる場合も、上記実施例と同様の効
果を有する。
交変換回路103の後や、逆直交変換回路205の前
で、色差信号にローパスフィルタをかける形式の色ノイ
ズ低減処理回路を用いる場合も、上記実施例と同様の効
果を有する。
【0033】なお、上記色ノイズ低減処理は、本実施例
に記述した方法に限られるものではなく、従来用いられ
ている手法を適宜用いればよい。
に記述した方法に限られるものではなく、従来用いられ
ている手法を適宜用いればよい。
【0034】(画像データ符号化装置)図1は、本発明
の一実施例である画像データ符号化装置100を示すブ
ロック図である。
の一実施例である画像データ符号化装置100を示すブ
ロック図である。
【0035】画像データ符号化装置100は、色ノイズ
低減回路101と、ブロック分割回路102と、直交変
換回路103と、量子化回路104と、ジグザグスキャ
ン回路105と、可変長符号化回路106と、Y信号誤
り訂正符号化回路107とを有する。
低減回路101と、ブロック分割回路102と、直交変
換回路103と、量子化回路104と、ジグザグスキャ
ン回路105と、可変長符号化回路106と、Y信号誤
り訂正符号化回路107とを有する。
【0036】画像データ符号化装置100において、ブ
ロック分割回路102〜可変長符号化回路106まで
は、従来の画像データ符号化装置500の構成と同じ構
成である。
ロック分割回路102〜可変長符号化回路106まで
は、従来の画像データ符号化装置500の構成と同じ構
成である。
【0037】ところで、上記画像データ符号化装置10
0への入力画像自体に色ノイズが含まれていることがあ
る。従来、入力画像に色ノイズが含まれると、一般的に
は色差信号についてのサンプルは粗く取るため、圧縮後
のブロック毎の色味と本来の色味との差が大きくなると
いう問題がある。また、入力画像に色ノイズが含まれて
いると、本来の画像データでは同じ画素値が連なるべき
部分に異なる画素値が混入される。したがって、従来の
画像符号化装置において、入力画像への色ノイズの混入
によって、ラン長が長くなり、圧縮率が低下するという
問題がある。
0への入力画像自体に色ノイズが含まれていることがあ
る。従来、入力画像に色ノイズが含まれると、一般的に
は色差信号についてのサンプルは粗く取るため、圧縮後
のブロック毎の色味と本来の色味との差が大きくなると
いう問題がある。また、入力画像に色ノイズが含まれて
いると、本来の画像データでは同じ画素値が連なるべき
部分に異なる画素値が混入される。したがって、従来の
画像符号化装置において、入力画像への色ノイズの混入
によって、ラン長が長くなり、圧縮率が低下するという
問題がある。
【0038】そこで、上記実施例では、従来の画像デー
タ符号化500の前に、図1に示すように、色ノイズ低
減回路101を設け、この色ノイズ低減回路101によ
って色ノイズが低減された画像データに対して、符号化
を行うので、復号時に、色ノイズによるブロック間の色
味を保ち、復号時に良好な画像を得ることができる。
タ符号化500の前に、図1に示すように、色ノイズ低
減回路101を設け、この色ノイズ低減回路101によ
って色ノイズが低減された画像データに対して、符号化
を行うので、復号時に、色ノイズによるブロック間の色
味を保ち、復号時に良好な画像を得ることができる。
【0039】さらに、色ノイズが低減された画像データ
に対して、符号化を行うことによって、ラン長を長くと
ることができ、圧縮率を高めることができる。
に対して、符号化を行うことによって、ラン長を長くと
ることができ、圧縮率を高めることができる。
【0040】さらに、色ノイズ低減回路101は、色差
信号Cr、Cbに若干の符号・復号誤りが生じても、上
記誤りを補間する効果がある。そこで、誤り訂正符号器
107では、色ノイズ低減処理によっても補間処理が行
われない輝度信号Yについてのみ、訂正符号を加え、こ
れによって、圧縮後データの符号訂正のための冗長性を
さらに省くことができ、画像データの圧縮率をより高め
ることができる。
信号Cr、Cbに若干の符号・復号誤りが生じても、上
記誤りを補間する効果がある。そこで、誤り訂正符号器
107では、色ノイズ低減処理によっても補間処理が行
われない輝度信号Yについてのみ、訂正符号を加え、こ
れによって、圧縮後データの符号訂正のための冗長性を
さらに省くことができ、画像データの圧縮率をより高め
ることができる。
【0041】(画像データ復号装置)図2は、本発明の
他の実施例である画像データ復号装置200を示すブロ
ック図である。
他の実施例である画像データ復号装置200を示すブロ
ック図である。
【0042】画像データ復号装置200は、Y信号誤り
訂正回路201と、固定長化回路202と、スキャン変
換回路203と、逆量子化回路204と、逆直交変換回
路205と、色ノイズ低減回路206とを有する。
訂正回路201と、固定長化回路202と、スキャン変
換回路203と、逆量子化回路204と、逆直交変換回
路205と、色ノイズ低減回路206とを有する。
【0043】Y信号誤り訂正回路201は、誤り訂正を
行う回路であり、画像データ符号化回路100で誤り訂
正処理したY信号についてのみ、誤り訂正を行う回路で
ある。
行う回路であり、画像データ符号化回路100で誤り訂
正処理したY信号についてのみ、誤り訂正を行う回路で
ある。
【0044】訂正されたデータは、固定長化回路202
によって固定長化され、スキャン変換回路203によっ
てジグザグスキャンからラスタスキャンに変換され、逆
量子化回路204で逆量子化処理される。また、誤り訂
正不能となった場合には、補間処理回路205によって
補間され、逆直交変換回路206によって画像データに
復号される。
によって固定長化され、スキャン変換回路203によっ
てジグザグスキャンからラスタスキャンに変換され、逆
量子化回路204で逆量子化処理される。また、誤り訂
正不能となった場合には、補間処理回路205によって
補間され、逆直交変換回路206によって画像データに
復号される。
【0045】また、色ノイズ低減回路206を設けるこ
とによって、符号化・伝送時における色差信号の誤りを
無視することができない場合、符号化時、復号化時にお
いて、それぞれ色ノイズ低減処理が施され、つまり、色
ノイズ低減処理を二重に実行することができる。
とによって、符号化・伝送時における色差信号の誤りを
無視することができない場合、符号化時、復号化時にお
いて、それぞれ色ノイズ低減処理が施され、つまり、色
ノイズ低減処理を二重に実行することができる。
【0046】なお、上記符号化・伝送時の色差信号の誤
りが無視できる場合、色ノイズ低減処理を二重に行う必
要がない場合は、色ノイズ低減回路206は設ける必要
がない。
りが無視できる場合、色ノイズ低減処理を二重に行う必
要がない場合は、色ノイズ低減回路206は設ける必要
がない。
【0047】次に、画像データ復号装置200の動作に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0048】通信路を通過した信号、蓄積媒体から検出
された信号は、通信路の雑音、記録媒体のキズ等によっ
て誤りが発生する。そこで、Y信号誤り訂正回路201
によって、輝度信号Yの誤りが訂正される。Y信号につ
いて誤り訂正されたY、および、Cr、Cb画像信号デ
ータは、ハフマン符号,ワイル符号等のエントロピー符
号化されており、符号長が互いに異なったデータになっ
ているので、固定長化回路202によって、8ビット等
の固定したデータ長に変換される。変換されたデータ
は、スキャン変換回路203によって、図6に示すよう
にジグザグスキャンされているので、、スキャン変換回
路203によって、ラスタスキャンに変換される。
された信号は、通信路の雑音、記録媒体のキズ等によっ
て誤りが発生する。そこで、Y信号誤り訂正回路201
によって、輝度信号Yの誤りが訂正される。Y信号につ
いて誤り訂正されたY、および、Cr、Cb画像信号デ
ータは、ハフマン符号,ワイル符号等のエントロピー符
号化されており、符号長が互いに異なったデータになっ
ているので、固定長化回路202によって、8ビット等
の固定したデータ長に変換される。変換されたデータ
は、スキャン変換回路203によって、図6に示すよう
にジグザグスキャンされているので、、スキャン変換回
路203によって、ラスタスキャンに変換される。
【0049】ラスタスキャンに変換された2次元のデー
タは、視覚の空間周波数に応じて再量子化されているの
で、逆量子化回路204によって逆量子化される。逆量
子化されたデータは、逆直交変換回路205によって、
直交変換されたデータが元の一般的な画像データの形に
復号される。さらに、復号されたデータは、色ノイズ低
減回路206によって、色差信号Cr、Cbの誤り訂
正、更なる色ノイズ低減処理が行われるので、色ノイズ
と各画像信号とに誤りが訂正された画像が得られる。
タは、視覚の空間周波数に応じて再量子化されているの
で、逆量子化回路204によって逆量子化される。逆量
子化されたデータは、逆直交変換回路205によって、
直交変換されたデータが元の一般的な画像データの形に
復号される。さらに、復号されたデータは、色ノイズ低
減回路206によって、色差信号Cr、Cbの誤り訂
正、更なる色ノイズ低減処理が行われるので、色ノイズ
と各画像信号とに誤りが訂正された画像が得られる。
【0050】上記のように、色ノイズ低減回路206を
設けることによって、符号化・復号化の過程で、圧縮対
象画像における色ノイズ低減効果と、高い画像圧縮効果
とを得ることができ、高画質の画像データ符号化・復号
装置を得ることができる。
設けることによって、符号化・復号化の過程で、圧縮対
象画像における色ノイズ低減効果と、高い画像圧縮効果
とを得ることができ、高画質の画像データ符号化・復号
装置を得ることができる。
【0051】図7は、上記実施例において、エッジ判定
部を備えた色ノイズ低減回路における処理手順を示すフ
ローチャートである。
部を備えた色ノイズ低減回路における処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0052】イメージ描画命令で示される同一の画像に
おけるイメージ画像データ部分に対して、色ノイズ低減
処理を行う。したがって、たとえば同一の出力画像の中
に、グラフィックス画像とイメージ画像とが含まれてい
る場合、描画命令を解析した結果に応じてイメージ画像
部分を抽出し、色ノイズ低減処理を行う。
おけるイメージ画像データ部分に対して、色ノイズ低減
処理を行う。したがって、たとえば同一の出力画像の中
に、グラフィックス画像とイメージ画像とが含まれてい
る場合、描画命令を解析した結果に応じてイメージ画像
部分を抽出し、色ノイズ低減処理を行う。
【0053】色ノイズ低減処理単体では、輝度について
のエッジ部や、急激な色度変化の感じられる色エッジ部
において、見た目の解像度が劣化する場合がある。そこ
で、本実施例では、エッジ判定部、色エッジ判定部、エ
ッジ強調部等を加え、エッジ、色エッジにおける見た目
の解像度の劣化を防いでいる。
のエッジ部や、急激な色度変化の感じられる色エッジ部
において、見た目の解像度が劣化する場合がある。そこ
で、本実施例では、エッジ判定部、色エッジ判定部、エ
ッジ強調部等を加え、エッジ、色エッジにおける見た目
の解像度の劣化を防いでいる。
【0054】抽出されたイメージ画像データに対して行
われる色ノイズ低減処理について詳細に説明する。
われる色ノイズ低減処理について詳細に説明する。
【0055】(エッジ算出部)エッジ算出部では、輝度信
号Yについて、たとえばラプラシアンフィルタ等を用
い、エッジを算出し、算出された値D_Yを保持する
(S1)。
号Yについて、たとえばラプラシアンフィルタ等を用
い、エッジを算出し、算出された値D_Yを保持する
(S1)。
【0056】後の工程であるエッジ判定部と、エッジ強
調部との両方で、上記算出した値D_Yを利用すること
ができる。また、エッジ強調を行わない場合や、エッジ
強調専用の高速なユニットが利用可能である場合には、
上記求めた値D_Yを、エッジ判定終了と同時に破棄す
るようにしてもよい。
調部との両方で、上記算出した値D_Yを利用すること
ができる。また、エッジ強調を行わない場合や、エッジ
強調専用の高速なユニットが利用可能である場合には、
上記求めた値D_Yを、エッジ判定終了と同時に破棄す
るようにしてもよい。
【0057】上記実施例ではラプラシアンフィルタを用
いているが、エッジ算出のために、空間周波数領域での
ハイパスフィルタの通過成分を用いてもよく、動画を仮
定し、実時間領域での差分値を用いてもよく、上記と同
様の効果を得ることができる。
いているが、エッジ算出のために、空間周波数領域での
ハイパスフィルタの通過成分を用いてもよく、動画を仮
定し、実時間領域での差分値を用いてもよく、上記と同
様の効果を得ることができる。
【0058】(エッジ判定部)エッジ判定部では、上記
エッジ算出部で保持された値D_Yと、エッジ判定のた
めに使用する閾値TH_Edgeとを比較し、エッジを
判定する(S2)。
エッジ算出部で保持された値D_Yと、エッジ判定のた
めに使用する閾値TH_Edgeとを比較し、エッジを
判定する(S2)。
【0059】閾値TH_Edgeの設定は、入力画像の
ヒストグラムを分析する等し、処理対象毎に設定するよ
うにしてもよい。この場合には、たとえば、原画像の輝
度信号についての微分値を保存するフレームメモリを用
意し、上記微分値を保存したフレームメモリについて再
度ヒストグラムを取り、求められたヒストグラムをたと
えば判別分析法等の手法を用いて分析し、画素値のクラ
スタリングを行って、その都度、適切な閾値を求めるよ
うにしてもよい。ヒストグラム算出/分析部が必要にな
る。
ヒストグラムを分析する等し、処理対象毎に設定するよ
うにしてもよい。この場合には、たとえば、原画像の輝
度信号についての微分値を保存するフレームメモリを用
意し、上記微分値を保存したフレームメモリについて再
度ヒストグラムを取り、求められたヒストグラムをたと
えば判別分析法等の手法を用いて分析し、画素値のクラ
スタリングを行って、その都度、適切な閾値を求めるよ
うにしてもよい。ヒストグラム算出/分析部が必要にな
る。
【0060】エッジ判定部の判定の結果、注目画素f
(i,j)がエッジであると判定された場合は、色度変
化判定部(S3)に進む。また、エッジと判定されなか
った場合には、エッジ強調部(S5)における見た目の
解像度の劣化を問題としない場合には、この上記エッジ
判定工程を省略するようにしてもよい。
(i,j)がエッジであると判定された場合は、色度変
化判定部(S3)に進む。また、エッジと判定されなか
った場合には、エッジ強調部(S5)における見た目の
解像度の劣化を問題としない場合には、この上記エッジ
判定工程を省略するようにしてもよい。
【0061】(エッジ強調部)エッジ強調部では、上記
保持された値D_Yに、輝度信号値Y(i,j)を加え
ることにより、エッジ強調を行う(S5)。
保持された値D_Yに、輝度信号値Y(i,j)を加え
ることにより、エッジ強調を行う(S5)。
【0062】すなわち、 Y’(i,j)=Y(i,j)+D_Y ………式(1) の処理を行う。
【0063】色ノイズ低減処理後、または色ノイズ低減
処理とともに、エッジ強調を行うことによって、色ノイ
ズを強調することなく、エッジ強調を行うことができ
る。
処理とともに、エッジ強調を行うことによって、色ノイ
ズを強調することなく、エッジ強調を行うことができ
る。
【0064】ここでは、エッジ判定のために求めたデー
タを用いて、エッジ強調を行うことによって、処理の高
速化、簡略化を図っているが、図7に示すフローチャー
トにおける他の段階で、エッジ強調処理を実行するよう
にしてもよい。
タを用いて、エッジ強調を行うことによって、処理の高
速化、簡略化を図っているが、図7に示すフローチャー
トにおける他の段階で、エッジ強調処理を実行するよう
にしてもよい。
【0065】なお、入力機器側で既にエッジ強調が行わ
れている場合には、この段階でエッジ強調を行わなくて
もよい。
れている場合には、この段階でエッジ強調を行わなくて
もよい。
【0066】また、注目画素を含む1画素以上のエッジ
領域について、エッジ強調を行うことなく、原画像のデ
ータを処理せずに通過させるようにしてもよい。この場
合には、色ノイズ領域以外の画像領域について、原画像
の忠実な再現を行うことができる。
領域について、エッジ強調を行うことなく、原画像のデ
ータを処理せずに通過させるようにしてもよい。この場
合には、色ノイズ領域以外の画像領域について、原画像
の忠実な再現を行うことができる。
【0067】(色度変化判定部)色度変化判定部では、
輝度信号Yの変化からは検出できない「色エッジ」(色
度の急激な変化部分)を検出する(S3)。
輝度信号Yの変化からは検出できない「色エッジ」(色
度の急激な変化部分)を検出する(S3)。
【0068】 D_col_CrL(i,j)=|{Cr(i−2,j−1)+Cr(i−1 ,j−1)+Cr(i,j−1)}−{Cr(i+2,j+1)+Cr(i+1 ,j+1)+Cr(i,j+1)}| ………式(2) D_col_CrR(i,j)=|{Cr(i+2,j+1)+Cr(i+1 ,j+1)+Cr(i,j+1)}−{Cr(i−2,j−1)+Cr(i−1 ,j−1)+Cr(i,j−1)}| ………式(3) とする。上記と同様に、Cb成分についても求め、 D_col(i,j)=D_col_CrL(i,j)+D_col_CrR (i,j)+D_col_CbL(i,j)+D_col_CbR(i,j) ………式(4) ここで、上記算出された値D_col(i,j)を、色
度変化判定するための閾値TH_colと比較し、色度
変化判定を行う。
度変化判定するための閾値TH_colと比較し、色度
変化判定を行う。
【0069】上記実施例では、閾値TH_colを固定
値としたが、入力画像のヒストグラム等の特徴量を算出
し、この算出された特徴量に基づいて、色度変化判定を
行うようにしてもよい。この他、色差信号についての微
分値を用いて上記色度変化値D_col(i,j)を構
成しても類似の効果が得られる。なお、ここでの閾値の
TH_colの自動設定方法は、「エッジ判定部」で述
べた判別分析法等の手法を適宜用いればよい。
値としたが、入力画像のヒストグラム等の特徴量を算出
し、この算出された特徴量に基づいて、色度変化判定を
行うようにしてもよい。この他、色差信号についての微
分値を用いて上記色度変化値D_col(i,j)を構
成しても類似の効果が得られる。なお、ここでの閾値の
TH_colの自動設定方法は、「エッジ判定部」で述
べた判別分析法等の手法を適宜用いればよい。
【0070】また、上記実施例における色度変化判定処
理は、閾値TH_colの値によっては、色ノイズ部を
色エッジとして判定してしまうことがある。このような
場合には、色エッジの周波数特性を考慮し、色エッジの
みを通すよう構成したバンドパスフィルタを、上記判定
に用いる値D_col(i,j)の代わりに使用するよ
うにしてもよい。
理は、閾値TH_colの値によっては、色ノイズ部を
色エッジとして判定してしまうことがある。このような
場合には、色エッジの周波数特性を考慮し、色エッジの
みを通すよう構成したバンドパスフィルタを、上記判定
に用いる値D_col(i,j)の代わりに使用するよ
うにしてもよい。
【0071】なお、輝度Yの変化に関わらず、色差信号
だけから、色度の急激な変化を検出するような他の方式
を用いてもよい。エッジ部および色エッジ部に対して
は、見た目の解像度の劣化を防ぐために色ノイズ低減処
理を行わず、次画素の処理に移る(S6)。ここで、上
記エッジ部または色エッジ部と判定された場合、エッジ
周辺部の画像上の整合性を保つために、数画素分スキッ
プするようにしてもよい。エッジ部および色エッジ部で
はない画素については、ステップS4で色ノイズ低減処
理を行う。これらの処理を、イメージ画像として抽出さ
れた部分に対して順次行う。
だけから、色度の急激な変化を検出するような他の方式
を用いてもよい。エッジ部および色エッジ部に対して
は、見た目の解像度の劣化を防ぐために色ノイズ低減処
理を行わず、次画素の処理に移る(S6)。ここで、上
記エッジ部または色エッジ部と判定された場合、エッジ
周辺部の画像上の整合性を保つために、数画素分スキッ
プするようにしてもよい。エッジ部および色エッジ部で
はない画素については、ステップS4で色ノイズ低減処
理を行う。これらの処理を、イメージ画像として抽出さ
れた部分に対して順次行う。
【0072】図8は、上記実施例において、色ノイズ低
減処理で用いたローパスフィルタ構成である。
減処理で用いたローパスフィルタ構成である。
【0073】また、上記実施例において、色ノイズ除去
したものを、プリンタで出力するようにしてもよい。
したものを、プリンタで出力するようにしてもよい。
【0074】(第2の実施例)図9は、本発明の第2の
実施例である画像データ符号化装置300を示す図であ
る。
実施例である画像データ符号化装置300を示す図であ
る。
【0075】ここでは、記述の煩雑さを避けるために、
第1の実施例である画像データ符号化装置100と同様
の処理部については、同一の符号を付け、説明を割愛す
る。
第1の実施例である画像データ符号化装置100と同様
の処理部については、同一の符号を付け、説明を割愛す
る。
【0076】画像データ符号化装置300では、画像デ
ータ符号化装置100における色ノイズ低減処理を、色
ノイズ低減回路901が周波数領域で行っている。
ータ符号化装置100における色ノイズ低減処理を、色
ノイズ低減回路901が周波数領域で行っている。
【0077】画像信号は、直交変換回路103によっ
て、空間周波数領域に相当する領域での信号に変換され
る。
て、空間周波数領域に相当する領域での信号に変換され
る。
【0078】図11は、周波数領域において色ノイズ低
減処理を行う色ノイズ低減処理回路の周波数応答を示す
図である。
減処理を行う色ノイズ低減処理回路の周波数応答を示す
図である。
【0079】したがって、図11に示すような色ノイズ
の空間周波数に相当する領域について、入力信号値を減
衰させるようなバンドパスフィルタを構成し、このバン
ドパスフィルタを用いて、空間周波数に相当する領域で
の色差信号を処理することによって、第1の実施例で述
べた実領域での色ノイズ低減処理と同様の効果を得るこ
とができる。
の空間周波数に相当する領域について、入力信号値を減
衰させるようなバンドパスフィルタを構成し、このバン
ドパスフィルタを用いて、空間周波数に相当する領域で
の色差信号を処理することによって、第1の実施例で述
べた実領域での色ノイズ低減処理と同様の効果を得るこ
とができる。
【0080】(画像データ符号化装置)図9に示す空間
周波数領域での色ノイズ低減装置を備えた画像データ符
号化装置において、上記空間周波数領域での色ノイズ低
減処理は、直交変換後に行う必要がある。したがって、
画像データ符号化装置300において、上記色ノイズ低
減処理回路901は、直行変換回路103の後に設けて
ある。
周波数領域での色ノイズ低減装置を備えた画像データ符
号化装置において、上記空間周波数領域での色ノイズ低
減処理は、直交変換後に行う必要がある。したがって、
画像データ符号化装置300において、上記色ノイズ低
減処理回路901は、直行変換回路103の後に設けて
ある。
【0081】(画像データ復号化装置)図10は、本発
明の第2の実施例において、周波数領域での色ノイズ低
減処理回路901を備えた画像データ復号化装置300
aを示す図である。
明の第2の実施例において、周波数領域での色ノイズ低
減処理回路901を備えた画像データ復号化装置300
aを示す図である。
【0082】空間周波数領域での色ノイズ低減装置を備
えた画像データ復号化装置300aにおいて、上記空間
周波数領域での色ノイズ低減処理は、逆直交変換前に行
う必要がある。したがって、画像データ復号化装置30
0aにおいて、上記色ノイズ低減処理回路901は、逆
直交変換回路205の前に設けてある。
えた画像データ復号化装置300aにおいて、上記空間
周波数領域での色ノイズ低減処理は、逆直交変換前に行
う必要がある。したがって、画像データ復号化装置30
0aにおいて、上記色ノイズ低減処理回路901は、逆
直交変換回路205の前に設けてある。
【0083】また、上記各実施例において、復号化した
後に、プリンタドライバで処理し、プリントするように
してもよい。
後に、プリンタドライバで処理し、プリントするように
してもよい。
【0084】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、 色
ノイズ低減回路と、ブロック分割回路と、直交変換回路
と、量子化回路と、ジグザグスキャン回路と、可変長符
号化回路と、Y信号誤り訂正符号器とを有するので、圧
縮対象画像の色ノイズ低減処理と、簡易的な画像信号の
誤り訂正が可能である、したがって、高画質の画像デー
タ符号化を行うことができるという効果を奏する。
ノイズ低減回路と、ブロック分割回路と、直交変換回路
と、量子化回路と、ジグザグスキャン回路と、可変長符
号化回路と、Y信号誤り訂正符号器とを有するので、圧
縮対象画像の色ノイズ低減処理と、簡易的な画像信号の
誤り訂正が可能である、したがって、高画質の画像デー
タ符号化を行うことができるという効果を奏する。
【0085】また、請求項5〜8記載の発明によれば、
Y信号誤り訂正回路と、固定長化回路と、スキャン変換
回路と、逆量子化回路と、逆直交変換回路と色ノイズ低
減回路とを有するので、復号化する際に簡易的な誤り訂
正と2重の色ノイズ低減処理を行うことができ、したが
って、高画質の画像データ復号を行うことができるとい
う効果を奏する。
Y信号誤り訂正回路と、固定長化回路と、スキャン変換
回路と、逆量子化回路と、逆直交変換回路と色ノイズ低
減回路とを有するので、復号化する際に簡易的な誤り訂
正と2重の色ノイズ低減処理を行うことができ、したが
って、高画質の画像データ復号を行うことができるとい
う効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例である画像データ符号化装置
100を示すブロック図である。
100を示すブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例である画像データ復号装置
200を示すブロック図である。
200を示すブロック図である。
【図3】上記実施例で使用する色ノイズ低減回路101
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図4】従来の画像データ復号装置400を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】一般的な画像データ符号化装置500を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】ジグザグスキャンとラスタスキャンとを示す図
である。
である。
【図7】上記実施例において、エッジ判定部を備えた色
ノイズ低減回路における処理手順を示すフローチャート
である。
ノイズ低減回路における処理手順を示すフローチャート
である。
【図8】上記実施例において、色ノイズ低減処理で用い
たローパスフィルタ構成である。
たローパスフィルタ構成である。
【図9】本発明の第2の実施例である画像データ符号化
装置300を示す図である。
装置300を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例において、周波数領域
での色ノイズ低減処理回路901を備えた画像データ復
号化装置300aを示す図である。
での色ノイズ低減処理回路901を備えた画像データ復
号化装置300aを示す図である。
【図11】周波数領域において色ノイズ低減処理を行う
色ノイズ低減処理回路の周波数応答を示す図である。
色ノイズ低減処理回路の周波数応答を示す図である。
100…画像データ符号化装置、 101…色ノイズ低減回路、 102…ブロック分割回路、 103…直交変換回路、 104…量子化回路、 105…ジグザグスキャン回路、 106…可変長符号化回路、 107…Y信号誤り訂正符号化回路、 200…画像データ復号装置、 201…Y信号誤り訂正回路、 202…固定長化回路、 203…スキャン変換回路、 204…逆量子化回路、 205…逆直交変換回路、 206…色ノイズ低減回路、 901…周波数領域での色ノイズ低減回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C057 AA03 BA00 CA01 CB06 CB07 CC03 CE03 CE10 DA06 DC02 DC11 EA02 EA07 EB02 EB03 EB12 EC01 ED10 EE02 EK04 EL01 EM09 EM13 EM16 EN04 GD04 GF03 GH03 GJ01 GJ05 5C059 KK01 LA00 MA23 MC11 ME01 PP16 RF05 RF07 SS06 SS11 UA02 UA05 5C066 AA02 BA20 CA07 EC02 EC12 EF12 GA02 GA05 GA13 GA14 GB01 HA02 JA02 KC07 KD04 KE02 KE03 KE05 5C078 AA09 BA57 CA21 CA45 DA01 DB05 DB18 5J064 AA01 BA09 BA15 BA16 BB04 BB08 BC02 BC16 BC21 BD01
Claims (9)
- 【請求項1】 デジタル画像データの色ノイズを低減さ
せる色ノイズ低減処理段階と;上記デジタル画像データ
をブロックに分割するブロック分割段階と;上記ブロッ
ク分割段階における出力信号を入力し、ブロック分割さ
れたデータを直交変換する直交変換段階と;上記直交変
換されたデータを量子化する量子化段階と;上記量子化
段階における出力信号を入力し、上記量子化されたラス
タスキャンデータをジグザグスキャンデータに変換する
スキャン変換段階と;上記スキャン変換段階における出
力信号を入力し、上記ジグザグスキャンデータを可変長
符号化する可変長符号化段階と;上記可変長符号化段階
における出力信号を入力し、上記可変長符号化されたデ
ータに誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号付加段階
と;を有することを特徴とする画像データ符号化方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記誤り訂正符号付加段階は、上記誤り訂正符号を、輝
度信号についてのみ付加する段階であることを特徴とす
る画像データ符号化方法。 - 【請求項3】 デジタル画像データの色ノイズを低減さ
せる色ノイズ低減処理手段と;上記デジタル画像データ
をブロックに分割するブロック分割手段と;上記ブロッ
ク分割手段における出力信号を入力し、ブロック分割さ
れたデータを直交変換する直交変換手段と;上記直交変
換されたデータを量子化する量子化手段と;上記量子化
手段における出力信号を入力し、上記量子化されたラス
タスキャンデータをジグザグスキャンデータに変換する
スキャン変換手段と;上記スキャン変換手段における出
力信号を入力し、上記ジグザグスキャンデータを可変長
符号化する可変長符号化手段と;上記可変長符号化手段
における出力信号を入力し、上記可変長符号化されたデ
ータに誤り訂正符号を付加する誤り訂正符号付加手段
と;を有することを特徴とする画像データ符号化装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 上記誤り訂正符号付加手段は、上記誤り訂正符号を、輝
度信号についてのみ付加する手段であることを特徴とす
る画像データ符号化装置。 - 【請求項5】 デジタル画像データの誤りを訂正する誤
り訂正段階と;上記誤り訂正段階における出力信号を入
力し、可変長符号化されたデータを固定長化する固定長
化段階と;上記固定長化段階の出力信号を入力し、ジグ
ザグスキャンされたデータをラスタスキャンに変換する
スキャン変換段階と;上記スキャン変換段階における出
力信号を入力し、再量子化されたデータを逆量子化する
逆量子化段階と;上記誤り訂正段階で誤り訂正不能とな
ったデータを補間する補間処理段階と;上記補間処理段
階における出力信号を入力し、直交変換されたデータを
逆直交変換する逆直交変換段階と;画像データの色ノイ
ズを低減する色ノイズ低減処理段階と;を有することを
特徴とする画像データ復号方法。 - 【請求項6】 請求項5において、 上記誤り訂正段階は、上記誤り訂正を、輝度信号につい
てのみ行う段階であることを特徴とする画像データ復号
方法。 - 【請求項7】 デジタル画像データの誤りを訂正する誤
り訂正手段と;上記誤り訂正手段における出力信号を入
力し、可変長符号化されたデータを固定長化する固定長
化手段と;上記固定長化手段の出力信号を入力し、ジグ
ザグスキャンされたデータをラスタスキャンに変換する
スキャン変換手段と;上記スキャン変換手段における出
力信号を入力し、再量子化されたデータを逆量子化する
逆量子化手段と;上記誤り訂正手段で誤り訂正不能とな
ったデータを補間する補間処理手段と;上記補間処理手
段における出力信号を入力し、直交変換されたデータを
逆直交変換する逆直交変換手段と;画像データの色ノイ
ズを低減する色ノイズ低減処理手段と;を有することを
特徴とする画像データ復号装置。 - 【請求項8】 請求項7において、 上記誤り訂正手段は、上記誤り訂正を、輝度信号につい
てのみ行う手段であることを特徴とする画像データ復号
装置。 - 【請求項9】 色ノイズ処理付符号化したデータを色ノ
イズ処理付記復号器で復号する画像圧縮伸長方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35619899A JP2001177848A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 画像データ符号化方法、その装置、画像データ復号方法、その装置および画像圧縮伸長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35619899A JP2001177848A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 画像データ符号化方法、その装置、画像データ復号方法、その装置および画像圧縮伸長方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001177848A true JP2001177848A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18447832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35619899A Pending JP2001177848A (ja) | 1999-12-15 | 1999-12-15 | 画像データ符号化方法、その装置、画像データ復号方法、その装置および画像圧縮伸長方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001177848A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009232217A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2009232218A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2012134658A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Samsung Techwin Co Ltd | ノイズ低減装置、ノイズ低減方法およびノイズ低減プログラム |
-
1999
- 1999-12-15 JP JP35619899A patent/JP2001177848A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009232217A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2009232218A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Mega Chips Corp | 画像処理装置 |
JP2012134658A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Samsung Techwin Co Ltd | ノイズ低減装置、ノイズ低減方法およびノイズ低減プログラム |
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