JP2001177587A - ディジタル変復調の同期方式 - Google Patents
ディジタル変復調の同期方式Info
- Publication number
- JP2001177587A JP2001177587A JP36185499A JP36185499A JP2001177587A JP 2001177587 A JP2001177587 A JP 2001177587A JP 36185499 A JP36185499 A JP 36185499A JP 36185499 A JP36185499 A JP 36185499A JP 2001177587 A JP2001177587 A JP 2001177587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- point
- variance
- synchronization
- value
- sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 39
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 22
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 6
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 abstract description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 6
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 6
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000005562 fading Methods 0.000 description 1
- 230000036039 immunity Effects 0.000 description 1
- 230000006911 nucleation Effects 0.000 description 1
- 238000010899 nucleation Methods 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
アイ開口点を同期点とする方式では、変調信号の伝送路
に雑音があるとアイパターンが乱れ同期点を確定するの
に時間がかかる。 【解決手段】検波出力信号のシンボル周期毎に複数のサ
ンプルポイントを設定して各ポイントの移動平均による
分散を求め、その最小値と予め設定した分散しきい値と
比較する。しきい値より小の場合はその最小の分散値を
示したサンプルポイントを同期点とする。しきい値より
大の場合は、移動平均による分散で最小の分散値を計算
した際の平均値を前記サンプルポイントにおいて共通の
平均値として分散を求め、その中の最小の分散値と前記
移動平均による分散の最小値とを比較し、小さい方の分
散値を示すサンプルポイントを同期点とする。
Description
より変調した変調波を復調する回路、殊に差動符号化に
よる変調を施した角度変調波を非同期に復調するディジ
タル復調装置の同期方式に関する。
ては、ディジタル信号の状態値に応じて搬送波の振幅を
変化させる振幅変調方式、位相あるいは周波数を変化さ
せる角度変調方式がよく知られているが、ディジタル移
動通信の分野においては、伝送路における振幅歪みの影
響を受けにくい角度変調方式を用いるのが一般的であ
る。ここで、耐歪特性が優れ移動通信に適した角度変調
のπ/4シフトQPSK4相位相変調(π/4シフトQ
PSK)方式について簡単に説明する。図2は、従来の
π/4シフトQPSK変調装置の構成概要図である。同
図に示すように、本変調装置は、シリアル/パラレル変
換器61、差動符号化回路62、ローパスフィルタ63
a、63b、乗算器64a、64b、90°移相器6
5、信号発生器66及び加算器67で構成される。上記
構成において、シリアル/パラレル変換器61は、入力
したディジタルの2値データ列を2ビットを一組とする
単位データ(X,Y)に変換する。この単位データを一
般に1シンボルと称し、これを一周期としてデータ処理
を行う。差動符号化回路62は、信号の変化分(差分)
に対して(X,Y)の情報を担わせたIチヤネルとQチ
ヤネルとから成るベースバンド信号を生成する。ローパ
スフィルタ63a、63bは、前記ベースバンド信号を
それぞれ帯域制限して、乗算器64a、64bに出力す
る。前記乗算器64a、64bにおいては、ベースバン
ド信号に、信号発生器66で生成された搬送波ωCの同
相成分及び90°移相器65で前記信号発生器66の出
力信号の位相ををπ/2ずらした搬送波ωCの直交成分
を、それぞれ乗算して振幅変調した後、双方を加算器6
7において合成して変調波を得るものである。
信号“1”、“0”に対して振幅“A”、“−A”を割
り当てると共に、1シンボルについて4つの信号点デー
タ(I,Q)を与え、これを基に位相変調を行なう4相
位相変調(QPSK)方式を基本としたものてある。即
ち、図3のπ/4シフトQPSKシンボルと位相の関係
図に示されるように、I、Qの信号点の配置は、1シン
ボル毎に図中黒点て示すQPSKの信号点配置と、これ
をπ/4シフトした図中白ヌキ点で示す信号点配置とを
交互に用いて位相変調を行なう方式てある。従って、先
行するシンボルとの位相差ΔΦは必ずπ/4の奇数倍と
なり、入力された単位データ(X,Y)との関係は図3
の表のように表される。
検波方式と遅延検波方式がよく知られているが、理論的
には同期検波方式の方が優れた特性を有するが、高速の
フエージングが発生して急激な位相変動が発生し易いデ
ィジタル移動通信においては、同期検波方式より遅延検
波方式が適している。遅延検波方式は、所定の遅延時間
を有する遅延回路で遅延された変調波を基準にして、次
の変調波を検波するものであるから、上述のように差動
符号化された信号で変調された変調波であることが必要
である。また、搬送波を再生する必要が無いので同期検
波に比して構成が簡単であるため移動通信に適してい
る。例えば、前述のπ/4シフトQPSK方式の場合
は、1シンボル先行した変調波の位相を基準として次の
変調波を検波することによって両者の位相差ΔΦを求
め、これを図3の表に従って復号すればよい。
波を、遅延検波を利用して復調する従来のディジタル復
調装置の基本構成を示す構成概要図である。同図に示す
ように、本復調装置は、乗算器71a、71bと、90
°移相器72と、信号発生器73と、ローパスフィルタ
74a、74bと、A/D変換器75a、75bと、遅
延検波器76と、データ識別部77a、77bと、クロ
ック再生回路78と、パラレル/シリアル変換部79と
で構成される。上記構成において、入力した変調波は、
乗算器71a、71bにおいて、信号発生器73で生成
された搬送波ωCと等しい周波数の信号及びこの搬送波
ωCを90°移相器72で位相をπ/2ずらした信号と
それぞれ乗算され、IチヤネルとQチヤネルのベースバ
ンド信号に変換される。このI信号とQ信号はそれぞれ
ローパスフィルタ74a、74bで帯域制限され、A/
D変換器75a、75bにてディジタル信号に変換され
る。このディジタル化されたI、Q信号を、遅延検波回
路76にて1シンボル先行する信号との信号点配置の違
い、即ち位相差ΔΦを検出し、図3に示された関係に基
づいてX、Yに復号する。
Yは、データ識別部77a、77b及びクロック再生回
路78に出力される。クロック再生回路78において
は、後述する同期ポイントを決定し、この同期ポイント
に基づいて1シンボル周期毎に同期クロック信号をデー
タ識別部77a、77bに供給する。前記データ識別部
77a、77bは、この同期クロック信号に基づいて遅
延検波回路76の出力信号より基本データ(X,Y)を
確定し、該基本データ(X,Y)は、パラレル/シリア
ル変換器79において変調前の2値データ列の信号に復
調される。
波信号を複数回重ね書きしたことにより得られるアイパ
ターンであって、同図に示す2値信号(X=)1または
0が確定するアイの最も開いたポイント(同期ポイン
ト) Psの信号レベルを、各シンボルの復調データと
して識別するのが一般的である。以上の復調処理におい
て重要な点は前記同期ポイントをいかに決定するかであ
って、従来、クロック再生回路は、前記同期ポイントを
決定して同期クロック信号を生成するものであるが、同
期ポイントを得る手法としてアイパターンの最大のアイ
開口点を同期点として検出する手法が取られている。
かなように、アイが最も開いた同期ポイントPsにおい
ては、検波信号のレベルが比較的高密度に集中するaま
たは−a(X=1または0)となり、その近傍において
は、ほとんどの場合同期ポイントPsと同じレベルとな
る。逆に、同期ポイントPsから離れゼロクロスポイン
ト(同図のPc)に近づくにしたがってレベルが一致し
ない確率が高くなる。即ち、1シンボル周期分の検波信
号について複数個のサンプルポイントを設定し、各サン
ブルポイントにおける信号レベルをサンプリングし、隣
り合う2つのサンプルポイントの信号レベル同志につい
て相関をとると、信号レベルの一致した同期ポイントの
近傍では相関が大きくなり、2つのサンプルポイントの
信号レベルが異なる場合は相関が小さくなる。換言すれ
ば、図5(a)のPsの点におけるサンプリング値の相
関は大きくなるが、Pcの点におけるそれは小さくな
る。この点に着目して相関を検出し、これらの大小を比
較することにより同期ポイントを検知する。
シンボル周期毎に所定のサンプルポイント(同図におい
ては1シンボル当たり8ポイント)で信号のレベルをサ
ンプリングし、隣り合ったサンプルポイントのサンプリ
ングデータ同士、即ちP1とP2、P2とP3、・・と
順次相互の相関を検出した後、この相関データの大小を
比較して相関が最大となるサンプルポイント対(同図に
おいてはP4とP5の対あるいはP5とP6の対と予測
される)を求め、該サンプルポイント対の一方を同期ポ
イントと設定するものである。
ポイントを設定する方法を適用した従来のディジタル復
調装置の構成概要図である。同図の構成は、図4(a)
のクロックさ異性回路78を相関検出回路18aと相関
判定回路18bとで構成したものである。同図におい
て、相関検出回路78aは遅延検波回路76より入力し
た検波信号X、Yのレベルを、1シンボル周期毎に予め
設定された複数個のサンプルポイントにおいてサンプリ
ングすると共に、隣接する2つのサンプルポイントを一
組としてサンプリングした信号同志の相関を検出し、検
出した相関をX、Yそれぞれについて対応するサンプル
ポイントの組毎に加算し、それぞれを複数シンボル分累
積した上で相関判定回路78bに出力する。前記相関判
定回路78bにおいては相関データの大きさを比較して
最も相関の大きくなる抽出ポイントの組を検出し、その
一方のサンプルルポイントを同期ポイントと判定して、
同期クロック信号をデータ識別回路77a、77bに出
力するものである。
号の伝送路の雑音が極めて少ないときは、図6(a)の
アイパターン例に示すように、その受信信号のアイパタ
ーンはきれいであり、サンプルポイント間の相関は問題
なくとれるが、変調信号の伝送路に雑音がある場合は、
図6(b)に示すように、その受信信号のアイパターン
は乱れ、サンプルポイントの信号レベルは散らばってし
まう。このような状態のときには、相関の値はずれてし
まい、同期ポイントで相関が最大値になるとは限らず、
同期点を確定することができず、再び同期探索動作を繰
り返し、同期ポイントを検出するまでに時間がかかると
いう問題があった。本発明は、上記課題を解決するため
になされたものであって、変調信号伝送路に雑音がある
場合にも、安定して同期ポイントを検出することがてき
るディジタル変復調における同期方式を提供することを
目的とする。
め、請求項1記載の発明の同期方式においては、差動符
号化によって変調された変調波を所定の検波手段により
検波してディジタル信号を得るディジタル復調装置にお
いて、検波手段から出力された検波信号を単位データ周
期(シンボル周期)毎に予め設定した複数個のサンプル
ポイントにてサンプリングし、各サンプルポイント毎に
分散値を求め、その中から最小の分散値を示すサンプル
ポイントを検出し、当該最小の分散値を示すサンプルポ
イントを同期点として同期クロック信号を出力すること
を特徴とする。請求項2の同期方式においては、差動符
号化によって変調された変調波を所定の検波手段により
検波してディジタル信号を得るディジタル復調装置にお
いて、前記検波手段からの出力信号を単位データ周期
(シンボル周期)毎に予め設定した複数個のサンプルポ
イントにてサンプリングし、各サンプルポイント毎に移
動平均を用いて分散を計算する第1の分散計算手段と、
前記第1の分散計算手段により計算された各サンプルポ
イントの分散の中から最小の分散値を示すサンプルポイ
ントを検出する第1の同期点検出手段と、前記第1の同
期点検出手段で検出したサンプルポイントの分散が所定
の分散しきい値以下のときそのサンプルポイントを同期
点として同期クロック信号を出力する同期点確定手段と
で構成されることを特徴とする。請求項3の同期方式に
おいては、請求項2記載のディジタル復調装置におい
て、前記第1の同期点検出手段で検出したサンプルポイ
ントの分散計算の平均値に基づいて各サンプルポイント
の分散を計算する第2分散計算手段と、前記第2の分散
計算手段により計算された各サンプルポイントの分散の
中から最小の分散値を示すサンプルポイントを検出する
第2の同期点検出手段とを備え、前記第1の同期点検出
手段で検出したサンプルポイントの分散が所定の分散し
きい値より大のとき、前記第2の同期点検出手段で検出
したサンプルポイントの分散値と前記第1の同期点検出
手段で検出したサンプルポイントの分散値とを比較し、
分散値が小さい方のサンプルポイントを同期点として前
記同期点確定手段から同期クロック信号が出力されるこ
とを特徴とする。
の形態に基づいて詳細に説明する。本発明による同期方
式では、アイパターンのアイ最大開口部を求めるため、
1周期ごとのデータに予め設定した複数のサンプルポイ
ントのデータ値からの分散を計算する手法をとる。この
とき、同期点においてサンプルポイントのデータ値が取
り得る値は、ある一点に集中しているはずであるから、
同期点における分散は他のサンプルポイントにおける分
散と比較して最も小さいと考えられる。このことから各
サンプルポイントにおける分散を求め、その値が最も小
さいサンプルポイントを同期点とし、シンボルの
“1”、“0”の判定を行うものである。
π/4シフトQPSK復調装置の構成概要図である。同
図に示すように、本変調装置は、受信したアナログデー
タをディジタルヘ変換するA/D変換器1と、乗算器2
1a、21bと90°移相器22と信号発生器23と間
引きフィルタ24a、24bとローパスフィルタ25
a、25bとから成るDDC部2と、ナイキストフィル
タフィルタ3と、遅延検波器4と、入力信号の絶対値を
とる位相変換部51と移動平均分散計算部52と平均値
固定分散計算部53と同期点確定部54とから成る同期
処理部5と、データ判定部6a、6bとパラレル/シリ
アル変換部7とで構成される。前記移動平均分散計算部
52は移動平均から分散を求めるためのブロックであっ
て、入力データの移動平均を求める平均値計算部521
とサンプルポイント毎の分散を求める分散値計算部52
2と各サンプルポイントの分散の中から最小の分散を探
索する分散最小値探索部523と前記分散最小探索部5
23にて探索した最小の分散を呈するサンプルポイント
の位置を探索する同期点探索部524とで構成され、ま
た、前記平均値固定分散計算部53は、分散の計算の平
均値を固定して分散を求めるブロックであって、平均値
固定分散値計算部531と平均値固定分散最小値探索部
532と平均値固定同期点探索部533とで構成され
る。
A/D変換器1においてディジタル信号に変換され、D
DC部2の乗算部21a、21bに出力される。前記乗
算器21a、21bに入力した信号は、信号発生器23
で生成された搬送波ωCに等しい周波数の信号及びこの
搬送波ωCを90°移相器22で位相をπ/2ずらした
信号とそれぞれ乗算され、ベースバンド周波数帯のI信
号、Q信号に変換される。更に、この信号は間引き回路
24a、24bにおいて所定のサンプリングレートに下
げられ、ローパスフィルタ25a、25bで帯域制限さ
れて不要信号が除去され、ナイキストフィルタフィルタ
3に出力される。前記ナイキストフィルタフィルタ3に
おいては、 I信号、Q信号はそれぞれ符号間干渉の生
じないよう帯域制限され、遅延検波器4において1シン
ボル先行する信号との位相差ΔΦを検出して、図4
(c)に示された関係に基づいてX、Yに復号する。
ータ判定部6a、6bの出力されるとともに、同期処理
部5の位相変換部51にも出力されて次のようにデータ
処理される。この場合、同期処理部5へ出力される信号
は、検波出力のX、Y信号のうちいずれか一方の信号で
良い。位相変換部51に入力したデータは、入力データ
の平均を計算するため、全て絶対値に変換され、平均値
算出部521において所定のサンプルポイント毎に各々
数十サンプル単位の移動平均値が求められる。次に、移
動平均分散計算部522において、前記移動平均値をも
とに各サンプルポイント毎の分散が求められる。移動平
均分散最小値探索部523は、前記移動平均分散計算部
522で求めた各サンプルポイントの分散を比較して分
散の最小値を探索する。そして移動平均同期点探索部5
24において最小の分散が得られたサンプルポイントの
位置が探索され、この位置を移動平均による同期ポイン
トとして記憶保持すると共に、前記移動平均による同期
ポイントにおける分散計算の平均値を、平均値固定分散
計算部53の分散計算部531に出力する。
ポイントに対して共通の平均値を用いて分散を求めるブ
ロックであって、この共通の平均値には、前記移動平均
同期点探索部部524から出力された同期ポイントにお
ける分散値の平均値を使用する。前述の位相変換部51
の出力データは、平均値固定分散計算部531に入力さ
れ、前記移動平均同期点探索部部524から入力した平
均値(固定値)で各サンプルポイント毎の分散が計算さ
れる。平均値固定分散最小探索部532は、前記平均値
固定分散計算部531で得られた各サンプルポイントの
分散を比較して最小の分散を求め、次に、平均値固定同
期点探索部533でこの分散の最小値が得られたサンプ
ルポイントを探索し、同期ポイントとして記憶保持す
る。ところが、移動平均を用いた分散の計算では、雑音
か加わったときに平均値が本来の同期ポイントのシンボ
ルが取り得る平均値よりずれてしまい、ずれた点の分散
を求めてしまうことになる。
平均分散計算部52で求めた移動平均による同期ポイン
トの分散と予め設定した分散しきい値とを比較し、移動
平均の分散値がしきい値以下のときは、前記平均同期点
探索部524で得られた同期ポイントを最終的な同期ポ
イントとして確定する。一方、移動平均の分散値がしき
い値以上の場合は、前記移動平均同期点探索部524と
前記平均値固定同期点探索部533とで得られた同期ポ
イントの分散値を比較し、より小さい分散値が得られた
方の同期ポイントを最終的な同期ポイントとして確定す
る。上記のようにして同期ポイントを決定し、同期クロ
ック信号をデータ判定部6a、6bに出力する。前記デ
ータ判定部6a、6bは、前記同期クロック信号のタイ
ミングでデータの取得を行い、データの“0”、“1”
の判定を行う。上述の方法で同期ポイントを確定するこ
とによって、データ伝搬路に雑音の多い場合も安定に信
頼性の高い同期ポイントを得ることが出来る。
方式は、ディジタル変復調における同期をアイパターン
のアイ開口が最大の点を同期点として求めるために、所
定の複数のサンプルポイントの移動平均による分散を計
算し、得られた分散の中で最小の分散値が予め設定した
分散しきい値以下の場合は、その最小の分散を示したサ
ンプルポイントを同期ポイントする。また、前記分散値
が予め設定した分散しきい値より大きい場合は、前記移
動平均による分散で最小の分散値を計算した際の平均値
を、前記所定の複数のサンプルポイントにおいて分散を
求める際の平均値(固定)として分散を求める。この平
均値を固定にして求めた各サンプルポイントの分散の中
で得られた最小の分散と、前記移動平均による最小の分
散とを比較してより小さい分散値を示す方のサンプルポ
イントを同期ポイントする。このようにすることによ
り、本発明の同期方式は、伝搬路の雑音により信号の品
質が悪化した場合でも同期を安定に捕捉することがで
き、雑音耐性の強い同期方式を提供するうえで大いに貢
献することができる。
PSK復調装置の実施の一形態例を示す構成概要図。
示す構成概要図。
示す図表。
置の基本構成を示す構成概要図、(b)は、創刊を検出
して同期ポイントを設定するクロック再生回路を適用し
たディジタル復調装置の一例を示す構成概要図。
は、検波信号のアイパターンとサンプルポイントとの関
係の説明図。
を示す図、(b)は、雑音があるときのアイパターンの
一例を示す図。
DDC部、 3・・ナイキストフィルタ、4・・遅延検
波器、5・・同期処理部、6a、6b・・データ判定
部、7・・パラレル/シリアル変換部、 21a、
21b・・乗算器、22・・90°移相器、 23・
・信号発生器、24a、24b・・間引きフィルタ、2
5a、25b・・ローパスフィルタ、51・・位相変換
部、 52・・移動平均分散計算部、53・・
平均値固定分散計算部、 54・・同期点確定部、
521・・移動平均の平均値計算部、522・・移動平
均の分散値計算部、523・・移動平均の分散最小値探
索部、524・・移動平均の同期点探索部、531・・
平均値固定の分散値計算部、532・・平均値固定の分
散最小値探索部、533・・平均値固定の同期点探索部 (以下、従来技術に係わる) 61・・シリアル/パラレル変換器、 62・・差
動符号化回路、63・・ローパスフィルタ、
64a,64b・・乗算器、65・・90°移相器、
66・・信号発生器、 67・・加算器、71a、
71b・・乗算器、72・・90°移相器、73・・信
号発生器、74a、74b・・ローパスフィルタ、75
a、75b・・A/D変換器、76・・遅延検波器、
77a、77b・・データ識別部、78・・クロッ
ク再生回路、78a・・相関検出回路 78b・・相関判定回路、 79・・パラレル/シリア
ル変換部
Claims (3)
- 【請求項1】 差動符号化によって変調された変調波を
所定の検波手段により検波してディジタル信号を得るデ
ィジタル復調装置において、検波手段から出力された検
波信号を単位データ周期(シンボル周期)毎に予め設定
した複数個のサンプルポイントにてサンプリングし、各
サンプルポイント毎に分散値を求め、その中から最小の
分散値を示すサンプルポイントを検出し、当該最小の分
散値を示すサンプルポイントを同期点として同期クロッ
ク信号を出力することを特徴とするディジタル復調装置
の同期方式。 - 【請求項2】 差動符号化によって変調された変調波を
所定の検波手段により検波してディジタル信号を得るデ
ィジタル復調装置において、前記検波手段からの出力信
号を単位データ周期(シンボル周期)毎に予め設定した
複数個のサンプルポイントにてサンプリングし、各サン
プルポイント毎に移動平均を用いて分散を計算する第1
の分散計算手段と、前記第1の分散計算手段により計算
された各サンプルポイントの分散の中から最小の分散値
を示すサンプルポイントを検出する第1の同期点検出手
段と、前記第1の同期点検出手段で検出したサンプルポ
イントの分散が所定の分散しきい値以下のときそのサン
プルポイントを同期点として同期クロック信号を出力す
る同期点確定手段とで構成されることを特徴とするディ
ジタル復調装置の同期方式。 - 【請求項3】 前記第1の同期点検出手段で検出したサ
ンプルポイントの分散計算の平均値に基づいて各サンプ
ルポイントの分散を計算する第2分散計算手段と、前記
第2の分散計算手段により計算された各サンプルポイン
トの分散の中から最小の分散値を示すサンプルポイント
を検出する第2の同期点検出手段とを備え、前記第1の
同期点検出手段で検出したサンプルポイントの分散が所
定の分散しきい値より大のとき、前記第2の同期点検出
手段で検出したサンプルポイントの分散値と前記第1の
同期点検出手段で検出したサンプルポイントの分散値と
を比較し、分散値が小さい方のサンプルポイントを同期
点として前記同期点確定手段から同期クロック信号が出
力されることを特徴とする請求項2記載のディジタル復
調装置の同期方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36185499A JP3973332B2 (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | ディジタル変復調の同期方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36185499A JP3973332B2 (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | ディジタル変復調の同期方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001177587A true JP2001177587A (ja) | 2001-06-29 |
JP3973332B2 JP3973332B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=18475083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36185499A Expired - Lifetime JP3973332B2 (ja) | 1999-12-20 | 1999-12-20 | ディジタル変復調の同期方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3973332B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274678A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パルス無線受信装置 |
JP2010028615A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | クロック・データ・リカバリ回路 |
JP2010050594A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | シンボルタイミング再生装置 |
JP2010233146A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Kenwood Corp | シンボルクロック再生装置、復調装置、ナイキスト点判別装置、ナイキスト点判別方法、シンボルクロック生成方法、及びシンボル再生方法。 |
WO2015166753A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-05 | 株式会社村田製作所 | 受信装置 |
-
1999
- 1999-12-20 JP JP36185499A patent/JP3973332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274678A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-10-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パルス無線受信装置 |
JP2010028615A (ja) * | 2008-07-23 | 2010-02-04 | Ricoh Co Ltd | クロック・データ・リカバリ回路 |
JP2010050594A (ja) * | 2008-08-20 | 2010-03-04 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | シンボルタイミング再生装置 |
JP2010233146A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Kenwood Corp | シンボルクロック再生装置、復調装置、ナイキスト点判別装置、ナイキスト点判別方法、シンボルクロック生成方法、及びシンボル再生方法。 |
WO2015166753A1 (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-05 | 株式会社村田製作所 | 受信装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3973332B2 (ja) | 2007-09-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5535252A (en) | Clock synchronization circuit and clock synchronizing method in baseband demodulator of digital modulation type | |
JP3041175B2 (ja) | Ofdm同期復調回路 | |
EP2984802A2 (en) | Digital radio transmissions | |
JP2008530951A (ja) | 予め符号化された部分応答信号用の復調器および受信器 | |
JP4383445B2 (ja) | M−dpskチャネルにおけるタイミング同期 | |
US6891906B1 (en) | Demodulator, clock recovery circuit, demodulation method and clock recovery method | |
JP2008154285A (ja) | シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置 | |
CN113115430A (zh) | 一种高速突发数字解调系统 | |
JP3973332B2 (ja) | ディジタル変復調の同期方式 | |
US7751518B2 (en) | System and method for executing preamble detection, symbol timing recovery, and frequency offset estimation | |
JP3489493B2 (ja) | シンボル同期装置および周波数ホッピング受信装置 | |
JP4268180B2 (ja) | シンボルタイミング検出装置及び無線端末装置 | |
JPH06232930A (ja) | クロック再生回路 | |
KR100725486B1 (ko) | 통신기기용 타이밍 동기 검출 장치와 방법 및 이를 적용한 통신기기 | |
JP2003218969A (ja) | 復調装置 | |
Tibenderana et al. | Low-complexity high-performance GFSK receiver with carrier frequency offset correction | |
JP3518429B2 (ja) | デジタルpll装置およびシンボル同期装置 | |
JP2001007875A (ja) | 直交検波受信機における復調方法及び復調回路 | |
EP0534180B1 (en) | MSK signal demodulating circuit | |
JP3865893B2 (ja) | 復調回路 | |
JPH08139775A (ja) | ディジタル復調装置 | |
JP3167341B2 (ja) | 連続位相変調信号復調回路 | |
KR100246619B1 (ko) | 고속 디지털 가입자 선로의 상향 링크용 디지털 복조 장치 | |
KR100330236B1 (ko) | 무선통신시스템에서 수신단의 타이밍 복구회로 | |
JP3688260B2 (ja) | Ofdm信号復調装置の搬送波周波数同期方法および搬送波周波数同期回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040604 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050303 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070518 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070612 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3973332 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100622 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110622 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120622 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130622 Year of fee payment: 6 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |