JP2001175298A - 騒音抑圧装置 - Google Patents
騒音抑圧装置Info
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
- G10L21/00—Speech or voice signal processing techniques to produce another audible or non-audible signal, e.g. visual or tactile, in order to modify its quality or its intelligibility
- G10L21/02—Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation
- G10L21/0316—Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation by changing the amplitude
- G10L21/0364—Speech enhancement, e.g. noise reduction or echo cancellation by changing the amplitude for improving intelligibility
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- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10L—SPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
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- G10L21/0264—Noise filtering characterised by the type of parameter measurement, e.g. correlation techniques, zero crossing techniques or predictive techniques
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音抑圧装置に関し、騒音の混じる音声から
騒音が抑圧された音声を短い処理時間で得ることができ
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 前記騒音が重畳された音声信号に対し
て線形予測分析を行う適応フィルタ手段1と、騒音が重
畳された音声信号から適応フィルタ手段1で得られた線
形予測成分を減算して予測残差を出力する減算手段2
と、この減算手段2から出力される予測残差が最小にな
るよう適応フィルタ手段1の係数を更新する係数更新手
段3とで構成し、適応フィルタ手段1の出力を、この騒
音抑圧装置の出力とする。適応フィルタ手段1からは、
入力した音声および騒音のうち、予測不可能な騒音につ
いては出力されないので、出力には、騒音が抑圧された
音声がほぼリアルタイムで得られることになる。
騒音が抑圧された音声を短い処理時間で得ることができ
るようにすることを目的とする。 【解決手段】 前記騒音が重畳された音声信号に対し
て線形予測分析を行う適応フィルタ手段1と、騒音が重
畳された音声信号から適応フィルタ手段1で得られた線
形予測成分を減算して予測残差を出力する減算手段2
と、この減算手段2から出力される予測残差が最小にな
るよう適応フィルタ手段1の係数を更新する係数更新手
段3とで構成し、適応フィルタ手段1の出力を、この騒
音抑圧装置の出力とする。適応フィルタ手段1からは、
入力した音声および騒音のうち、予測不可能な騒音につ
いては出力されないので、出力には、騒音が抑圧された
音声がほぼリアルタイムで得られることになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は騒音抑圧装置に関
し、特に高騒音環境下でマイクロホンに入力した音声信
号に含まれる騒音を抑圧し、信号対雑音比を向上させる
ことによって聴取を容易とする騒音抑圧装置に関する。
し、特に高騒音環境下でマイクロホンに入力した音声信
号に含まれる騒音を抑圧し、信号対雑音比を向上させる
ことによって聴取を容易とする騒音抑圧装置に関する。
【0002】電話機は遠隔地に意思を伝える手段として
便利な道具である。したがって、様々な環境下で使われ
る可能性がある。特殊環境下での使用例として、高速道
路などのトンネル内に設置されている非常用電話システ
ムがある。トンネルの中は、閉じられた空間の中を車両
が走行するため、発生する騒音は、当然ながら非常に大
きい。そのため、話者の音声に大きな騒音が入り込むた
め、遠端側ではその話者の音声が聞き取り難く、通話時
の疲労も大きくなる。また、その騒音は、送話器から防
側音回路を経て受話器に回り込むため、遠端側の話者の
音声も非常に聞き取り難くなる。
便利な道具である。したがって、様々な環境下で使われ
る可能性がある。特殊環境下での使用例として、高速道
路などのトンネル内に設置されている非常用電話システ
ムがある。トンネルの中は、閉じられた空間の中を車両
が走行するため、発生する騒音は、当然ながら非常に大
きい。そのため、話者の音声に大きな騒音が入り込むた
め、遠端側ではその話者の音声が聞き取り難く、通話時
の疲労も大きくなる。また、その騒音は、送話器から防
側音回路を経て受話器に回り込むため、遠端側の話者の
音声も非常に聞き取り難くなる。
【0003】このような周囲の騒音が大きいような環境
で電話を使用する場合、そのような騒音が混じる音声か
ら騒音を抑圧し、聞き取りやすくして通話を快適に行い
たいという要望がある。
で電話を使用する場合、そのような騒音が混じる音声か
ら騒音を抑圧し、聞き取りやすくして通話を快適に行い
たいという要望がある。
【0004】
【従来の技術】従来より、騒音抑圧を実現する方法とし
て、スペクトルサブトラクション法[S. Boll, "Suppre
ssion of acoustic noise in speech using spectral s
ubtraction, "IEEE Trans. ASSP-27, no.2, pp.113-120
April 1979]が最もよく知られ、その検討も進んでい
る。ここで、このスペクトルサブトラクション法による
騒音抑圧の原理について説明する。
て、スペクトルサブトラクション法[S. Boll, "Suppre
ssion of acoustic noise in speech using spectral s
ubtraction, "IEEE Trans. ASSP-27, no.2, pp.113-120
April 1979]が最もよく知られ、その検討も進んでい
る。ここで、このスペクトルサブトラクション法による
騒音抑圧の原理について説明する。
【0005】図11はスペクトルサブトラクション法の
計算構造の例を示す図である。この図11において、騒
音の混じる音声信号から騒音が抑圧された音声信号を求
める計算部分は、フーリエ変換部101、パワースペク
トル計算部102、位相情報抽出部103、騒音パワー
スペクトル格納部104、加算器105、乗算器106
および逆フーリエ変換部107から構成される。
計算構造の例を示す図である。この図11において、騒
音の混じる音声信号から騒音が抑圧された音声信号を求
める計算部分は、フーリエ変換部101、パワースペク
トル計算部102、位相情報抽出部103、騒音パワー
スペクトル格納部104、加算器105、乗算器106
および逆フーリエ変換部107から構成される。
【0006】まず、フーリエ変換部101に騒音の混じ
る音声信号が入力されると、その音声信号に対してフー
リエ変換が施され、時間領域の音声信号が周波数領域信
号に変換される。次に、その周波数領域信号から、パワ
ースペクトル計算部102および位相情報抽出部103
を使って、パワースペクトルおよび位相情報が抽出され
る。次に、パワースペクトル計算部102により得られ
たパワースペクトルは、加算器105にて、騒音パワー
スペクトル格納部104にあらかじめ求められて格納さ
れていた騒音のパワースペクトルが差し引かれ、その差
分は、乗算器106により、位相情報抽出部103にて
抽出された位相情報が乗ぜられる。その乗算器106の
出力は、逆フーリエ変換部107に入力され、逆フーリ
エ変換される。この逆フーリエ変換により、時間領域の
信号に変換され、逆フーリエ変換部107からは、騒音
が抑圧された音声信号が得られる。
る音声信号が入力されると、その音声信号に対してフー
リエ変換が施され、時間領域の音声信号が周波数領域信
号に変換される。次に、その周波数領域信号から、パワ
ースペクトル計算部102および位相情報抽出部103
を使って、パワースペクトルおよび位相情報が抽出され
る。次に、パワースペクトル計算部102により得られ
たパワースペクトルは、加算器105にて、騒音パワー
スペクトル格納部104にあらかじめ求められて格納さ
れていた騒音のパワースペクトルが差し引かれ、その差
分は、乗算器106により、位相情報抽出部103にて
抽出された位相情報が乗ぜられる。その乗算器106の
出力は、逆フーリエ変換部107に入力され、逆フーリ
エ変換される。この逆フーリエ変換により、時間領域の
信号に変換され、逆フーリエ変換部107からは、騒音
が抑圧された音声信号が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このス
ペクトルサブトラクション法においては、その原理から
明らかなように、騒音のパワースペクトルはあらかじめ
知られている必要があるため、騒音のパワースペクトル
が測定されるまでは騒音は抑圧されず、しかも、パワー
スペクトルが変化する騒音に対しては効果が得難いとい
う問題がある。
ペクトルサブトラクション法においては、その原理から
明らかなように、騒音のパワースペクトルはあらかじめ
知られている必要があるため、騒音のパワースペクトル
が測定されるまでは騒音は抑圧されず、しかも、パワー
スペクトルが変化する騒音に対しては効果が得難いとい
う問題がある。
【0008】さらに、騒音抑圧処理が周波数領域で行わ
れるために、その変換に要する時間分だけの遅延が生じ
てしまう。たとえば、周波数8kHzで標本化された騒
音の混じる音声のスペクトルをフーリエ変換で求めるこ
ととし、その変換を最も一般的な256サンプルを用い
て行う場合でも、256÷8=32ミリ秒の遅延が生じ
るのである。
れるために、その変換に要する時間分だけの遅延が生じ
てしまう。たとえば、周波数8kHzで標本化された騒
音の混じる音声のスペクトルをフーリエ変換で求めるこ
ととし、その変換を最も一般的な256サンプルを用い
て行う場合でも、256÷8=32ミリ秒の遅延が生じ
るのである。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、計算処理に要する時間が短くて騒音の混じる
音声から騒音が抑圧された音声を得ることができる騒音
抑圧装置を提供することを目的とする。
のであり、計算処理に要する時間が短くて騒音の混じる
音声から騒音が抑圧された音声を得ることができる騒音
抑圧装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理図である。この原理図によれば、本発明
の騒音抑圧装置は、騒音が混じる音声から線形予測成分
を出力する適応フィルタ手段1と、騒音が混じる音声と
線形予測成分との予測誤差を出力する減算手段2と、そ
の予測誤差を最小にするように適応フィルタ手段1の係
数を更新する係数更新手段3とを備え、適応アルゴリズ
ムを利用する線形予測分析回路を構成している。
る本発明の原理図である。この原理図によれば、本発明
の騒音抑圧装置は、騒音が混じる音声から線形予測成分
を出力する適応フィルタ手段1と、騒音が混じる音声と
線形予測成分との予測誤差を出力する減算手段2と、そ
の予測誤差を最小にするように適応フィルタ手段1の係
数を更新する係数更新手段3とを備え、適応アルゴリズ
ムを利用する線形予測分析回路を構成している。
【0011】ここで、騒音信号Njの混じった音声信号
Xjが入力されると、係数更新手段3は減算手段2の出
力信号Ejが最小になるように適応フィルタ手段1の係
数Hjを更新をする。一方、その適応フィルタ手段1の
出力信号X'jは、過去に入力して記憶されている音声信
号Xj-1,Xj-2,・・・と騒音信号Nj-1,Nj-2,・・
・とによって合成されることから、減算手段2の出力信
号Ejが最小となる係数Hjが得られた時点で、その最小
化は過去に入力した音声信号Xj-1,Xj-2,・・・と騒
音信号Nj-1,Nj-2,・・・とから現時刻jにおける音
声信号Xjと騒音信号Njとが残差信号Ej分を残して予
測できたことを意味する。このとき、入力した音声信号
Xjと騒音信号Njのうちで予測可能となる信号成分が適
応フィルタ手段1の出力信号X'jとして得られることに
なる。ここで、騒音信号Njは予測不可能な成分である
ことから、結果として、予測可能な成分の音声信号Xj
だけが適応フィルタ手段1の出力に信号X'jとして現れ
る。この信号X'jは、騒音信号Njが抑圧された音声と
して騒音抑圧装置より出力される。
Xjが入力されると、係数更新手段3は減算手段2の出
力信号Ejが最小になるように適応フィルタ手段1の係
数Hjを更新をする。一方、その適応フィルタ手段1の
出力信号X'jは、過去に入力して記憶されている音声信
号Xj-1,Xj-2,・・・と騒音信号Nj-1,Nj-2,・・
・とによって合成されることから、減算手段2の出力信
号Ejが最小となる係数Hjが得られた時点で、その最小
化は過去に入力した音声信号Xj-1,Xj-2,・・・と騒
音信号Nj-1,Nj-2,・・・とから現時刻jにおける音
声信号Xjと騒音信号Njとが残差信号Ej分を残して予
測できたことを意味する。このとき、入力した音声信号
Xjと騒音信号Njのうちで予測可能となる信号成分が適
応フィルタ手段1の出力信号X'jとして得られることに
なる。ここで、騒音信号Njは予測不可能な成分である
ことから、結果として、予測可能な成分の音声信号Xj
だけが適応フィルタ手段1の出力に信号X'jとして現れ
る。この信号X'jは、騒音信号Njが抑圧された音声と
して騒音抑圧装置より出力される。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は本発明による騒音抑圧装置
の原理図である。本発明による騒音抑圧装置は、騒音が
重畳された音声を入力して線形予測成分を出力する適応
フィルタ手段1と、騒音が重畳された音声と適応フィル
タ手段1による線形予測成分との予測誤差を出力する減
算手段2と、その予測誤差を最小にするように適応フィ
ルタ手段1の係数を更新する係数更新手段3とを備え、
適応フィルタ手段1の出力をこの騒音抑圧装置の出力と
し、ここから騒音が抑圧された音声が出力される。この
騒音抑圧装置は、全体として、適応アルゴリズムを利用
した線形予測分析回路を構成している。
を参照して説明する。図1は本発明による騒音抑圧装置
の原理図である。本発明による騒音抑圧装置は、騒音が
重畳された音声を入力して線形予測成分を出力する適応
フィルタ手段1と、騒音が重畳された音声と適応フィル
タ手段1による線形予測成分との予測誤差を出力する減
算手段2と、その予測誤差を最小にするように適応フィ
ルタ手段1の係数を更新する係数更新手段3とを備え、
適応フィルタ手段1の出力をこの騒音抑圧装置の出力と
し、ここから騒音が抑圧された音声が出力される。この
騒音抑圧装置は、全体として、適応アルゴリズムを利用
した線形予測分析回路を構成している。
【0013】次に、このような構成の騒音抑圧装置の作
用について説明する。騒音抑圧装置の入力信号yj(j
は時刻,sample time index)は、音声信号Xjに騒音信
号Njが重畳した信号であり、
用について説明する。騒音抑圧装置の入力信号yj(j
は時刻,sample time index)は、音声信号Xjに騒音信
号Njが重畳した信号であり、
【0014】
【数1】yj=Xj+Nj ・・・(1) で表される。
【0015】この入力信号yjが入力されると、係数更
新手段3は、減算手段2の出力信号Ejが最小になるよ
うに適応フィルタ手段1の係数Hj
新手段3は、減算手段2の出力信号Ejが最小になるよ
うに適応フィルタ手段1の係数Hj
【0016】
【数2】
【0017】を更新する。但し、Iは適応フィルタ手段
1のタップ数である。一方、その適応フィルタ手段1の
出力信号X'jは、過去に入力してシフトレジスタに記憶
されている入力信号yj、すなわち音声信号Xj-1,X
j-2,・・・と騒音信号Nj-1,Nj-2,・・・とによっ
て合成されることから、減算手段2の出力信号Ejが最
小となる係数Hjが得られた時点で、その最小化は過去
に入力した音声信号Xj-1,Xj-2,・・・と騒音信号N
j-1,Nj-2,・・・とから現時刻jにおける音声信号X
jおよび騒音信号Njが残差信号Ej分を残して予測でき
たことを意味する。たとえば、その減算手段2の出力が
Ej=0となったときは、その予測が適応フィルタ手段
1によって完全に行われたことになる。
1のタップ数である。一方、その適応フィルタ手段1の
出力信号X'jは、過去に入力してシフトレジスタに記憶
されている入力信号yj、すなわち音声信号Xj-1,X
j-2,・・・と騒音信号Nj-1,Nj-2,・・・とによっ
て合成されることから、減算手段2の出力信号Ejが最
小となる係数Hjが得られた時点で、その最小化は過去
に入力した音声信号Xj-1,Xj-2,・・・と騒音信号N
j-1,Nj-2,・・・とから現時刻jにおける音声信号X
jおよび騒音信号Njが残差信号Ej分を残して予測でき
たことを意味する。たとえば、その減算手段2の出力が
Ej=0となったときは、その予測が適応フィルタ手段
1によって完全に行われたことになる。
【0018】このことは、入力した音声信号Xjおよび
騒音信号Njのうちで予測可能となる成分が適応フィル
タ手段1の出力信号X'jとして得られていることを意味
する。したがって、ここで、騒音信号Njを白色雑音と
仮定すれば、そのような騒音信号Njに対しては予測が
不可能であるので、入力した音声信号Xjおよび騒音信
号Njのうちの予測可能な成分、すなわち音声信号Xjだ
けが適応フィルタ手段1の出力に出力信号X'jとして現
れることになる。したがって、適応フィルタ手段1の出
力信号X'jをもって騒音抑圧装置の出力とすれば、騒音
信号Njの抑圧された音声が得られることになる。
騒音信号Njのうちで予測可能となる成分が適応フィル
タ手段1の出力信号X'jとして得られていることを意味
する。したがって、ここで、騒音信号Njを白色雑音と
仮定すれば、そのような騒音信号Njに対しては予測が
不可能であるので、入力した音声信号Xjおよび騒音信
号Njのうちの予測可能な成分、すなわち音声信号Xjだ
けが適応フィルタ手段1の出力に出力信号X'jとして現
れることになる。したがって、適応フィルタ手段1の出
力信号X'jをもって騒音抑圧装置の出力とすれば、騒音
信号Njの抑圧された音声が得られることになる。
【0019】ここで、適応アルゴリズムとしてsub−
RLS法[K. Fujii and J. Ohga,"A new recursive ty
pe of least square algorithm, "Technical Report of
IEICE, EA96-71, Nov. 1996]を用いて音声対騒音のパ
ワー比が0dBとなる高騒音下で線形予測分析を行った
ときの分析結果を図2に示す。
RLS法[K. Fujii and J. Ohga,"A new recursive ty
pe of least square algorithm, "Technical Report of
IEICE, EA96-71, Nov. 1996]を用いて音声対騒音のパ
ワー比が0dBとなる高騒音下で線形予測分析を行った
ときの分析結果を図2に示す。
【0020】図2はsub−RLS法による線形予測分
析結果を示す図である。図2において、(A)は原音声
の音声信号Xjの波形を示し、(B)は騒音信号Njが重
畳された音声信号yj(=Xj+Nj)の波形を示し、
(C)は減算手段の出力である予測残差信号Ejを示
し、(D)は適応フィルタ手段の出力信号X'jを示して
いる。但し、このsub−RLS法において係数Hjは
以下の式を用いて更新される。
析結果を示す図である。図2において、(A)は原音声
の音声信号Xjの波形を示し、(B)は騒音信号Njが重
畳された音声信号yj(=Xj+Nj)の波形を示し、
(C)は減算手段の出力である予測残差信号Ejを示
し、(D)は適応フィルタ手段の出力信号X'jを示して
いる。但し、このsub−RLS法において係数Hjは
以下の式を用いて更新される。
【0021】
【数3】Hj+1=Sj(Yj−AjHj) ・・・(3) 但し、
【0022】
【数4】
【0023】
【数5】
【0024】
【数6】
【0025】である。そして、その各要素は、
【0026】
【数7】 Rj(i,m)=yj(i)yj(m)(1−ρ)+Rj-1(i,m)ρ ・・・(7)
【0027】
【数8】 Yj(i)=(Xj+Nj)yj(i)(1−ρ)+Yj-1(i)ρ ・・・(8) と計算される。そのρは、
【0028】
【数9】0<μ≦1 ・・・(9) なる定数μを用いて、
【0029】
【数10】ρ=1−μ/1 ・・・(10) と与えられる忘却係数である。yj(i)は適応フィル
タの第i番目のタップ出力で、入力信号yjのi標本化
周期分遅延した信号を表す。また、この図2ではμ=
0.1,I=64とおいている。明らかに、本発明によ
って騒音が抑えられ、音声が強調されていることが分か
る。
タの第i番目のタップ出力で、入力信号yjのi標本化
周期分遅延した信号を表す。また、この図2ではμ=
0.1,I=64とおいている。明らかに、本発明によ
って騒音が抑えられ、音声が強調されていることが分か
る。
【0030】次に、本発明の実施の形態を詳細に説明す
る。図3は騒音抑制装置の第1の実施の形態を示す構成
図である。図3において、騒音抑制装置は、複数の、こ
こでは三つの線形予測分析回路10,20,30を従属
接続して構成されている。各線形予測分析回路10,2
0,30は、それぞれ同じ内部構成を有するので、ここ
では、内部構成を線形予測分析回路10だけ示してい
る。線形予測分析回路10は、図1に示した原理的な構
成と同じ構成を有し、適応フィルタ11と、減算器12
と、係数更新回路13とから構成されている。また、各
線形予測分析回路10,20,30の作用についても、
図1の作用に関して説明した内容と同じである。
る。図3は騒音抑制装置の第1の実施の形態を示す構成
図である。図3において、騒音抑制装置は、複数の、こ
こでは三つの線形予測分析回路10,20,30を従属
接続して構成されている。各線形予測分析回路10,2
0,30は、それぞれ同じ内部構成を有するので、ここ
では、内部構成を線形予測分析回路10だけ示してい
る。線形予測分析回路10は、図1に示した原理的な構
成と同じ構成を有し、適応フィルタ11と、減算器12
と、係数更新回路13とから構成されている。また、各
線形予測分析回路10,20,30の作用についても、
図1の作用に関して説明した内容と同じである。
【0031】次に、このように複数の線形予測分析回路
10,20,30を従属接続することによって騒音抑制
装置を構成した理由を説明する。まず、一つの線形予測
分析回路を使って騒音抑圧装置を構成する場合、その抑
圧性能は当然ながら適応アルゴリズムによる係数Hjの
推定性能に対応する。そして、その推定性能は、上記文
献によれば、定数μを小さくするほど向上する。反面、
定数μを小さく選べば、変化(この場合は音韻変化)へ
の追随が遅れ、それはまた、騒音の抑圧性能を低下させ
ることになる。すなわち、μを小さくすることによる追
随の遅れは音声品質を劣化させるので、定数μはむやみ
に小さくすることはできない。したがって、図1の原理
構成による騒音抑圧性能には限界があるということであ
る。
10,20,30を従属接続することによって騒音抑制
装置を構成した理由を説明する。まず、一つの線形予測
分析回路を使って騒音抑圧装置を構成する場合、その抑
圧性能は当然ながら適応アルゴリズムによる係数Hjの
推定性能に対応する。そして、その推定性能は、上記文
献によれば、定数μを小さくするほど向上する。反面、
定数μを小さく選べば、変化(この場合は音韻変化)へ
の追随が遅れ、それはまた、騒音の抑圧性能を低下させ
ることになる。すなわち、μを小さくすることによる追
随の遅れは音声品質を劣化させるので、定数μはむやみ
に小さくすることはできない。したがって、図1の原理
構成による騒音抑圧性能には限界があるということであ
る。
【0032】このため、その抑圧性能を向上させる方法
として、定数μを大きく与えて追随を早くし、それによ
って起こる抑圧性能の低下を、この第1の実施の形態で
は、線形予測分析回路を複数段、縦続接続して、少しず
つ騒音を抑圧することで補うことにしている。この場
合、各段ごとに騒音は徐々に小さくなり、したがって、
予測性能が向上して騒音が抑えられることになる。
として、定数μを大きく与えて追随を早くし、それによ
って起こる抑圧性能の低下を、この第1の実施の形態で
は、線形予測分析回路を複数段、縦続接続して、少しず
つ騒音を抑圧することで補うことにしている。この場
合、各段ごとに騒音は徐々に小さくなり、したがって、
予測性能が向上して騒音が抑えられることになる。
【0033】図4はsub−RLS法による線形予測分
析を3回繰り返した結果を示す図である。図4におい
て、(A)は原音声の音声信号Xjの波形を示し、
(B)は騒音信号Njが重畳された音声信号yj(=Xj
+Nj)の波形を示し、(C)は1段目の適応フィルタ
の出力信号X'j(1)を示し、(D)は2段目の適応フ
ィルタの出力信号X'j(2)を示し、(E)は3段目の
適応フィルタの出力信号X'j(3)を示している。ここ
で、定数μをμ=0.25,タップ数IをI=16とし
ている。この結果によれば、明らかに騒音抑圧性能は徐
々に向上していることが分かる。
析を3回繰り返した結果を示す図である。図4におい
て、(A)は原音声の音声信号Xjの波形を示し、
(B)は騒音信号Njが重畳された音声信号yj(=Xj
+Nj)の波形を示し、(C)は1段目の適応フィルタ
の出力信号X'j(1)を示し、(D)は2段目の適応フ
ィルタの出力信号X'j(2)を示し、(E)は3段目の
適応フィルタの出力信号X'j(3)を示している。ここ
で、定数μをμ=0.25,タップ数IをI=16とし
ている。この結果によれば、明らかに騒音抑圧性能は徐
々に向上していることが分かる。
【0034】この繰り返し法による騒音抑制では、前段
の線形予測分析によって音声に付いた傷は、後段におい
て修復されないため、各段の騒音抑圧性能を大きくとる
ことは難しい。このため、各段の騒音抑圧性能を小さく
して、段数を多くすることが必要である。
の線形予測分析によって音声に付いた傷は、後段におい
て修復されないため、各段の騒音抑圧性能を大きくとる
ことは難しい。このため、各段の騒音抑圧性能を小さく
して、段数を多くすることが必要である。
【0035】次に、予測残差による音声修復機能を付加
して騒音抑圧性能を改善した騒音抑制装置について説明
する。図5は騒音抑制装置の第2の実施の形態を示す構
成図である。この図5によれば、騒音抑制装置を構成す
る各線形予測分析回路10,20,30において、残差
信号Ejに定数kを掛ける乗算器14と、適応フィルタ
11の出力信号X’jに乗算結果を加える加算器15と
が追加されている。
して騒音抑圧性能を改善した騒音抑制装置について説明
する。図5は騒音抑制装置の第2の実施の形態を示す構
成図である。この図5によれば、騒音抑制装置を構成す
る各線形予測分析回路10,20,30において、残差
信号Ejに定数kを掛ける乗算器14と、適応フィルタ
11の出力信号X’jに乗算結果を加える加算器15と
が追加されている。
【0036】ここで、減算器12より出力される予測残
差に着目すると、当然ながら、その予測残差には適応フ
ィルタ11の出力で失われた音声成分が残されている。
この第2の実施の形態では、その予測残差に残されてい
る音声成分を利用して、音声信号を修復するようにして
いる。すなわち、まず、残差信号Ejを乗算器14によ
り定数k倍する。ここでは、一例として、k=0.25
としている。その定数k倍された予測残差は、次に、加
算器15にて適応フィルタ11の出力信号X’ jに加え
られ、
差に着目すると、当然ながら、その予測残差には適応フ
ィルタ11の出力で失われた音声成分が残されている。
この第2の実施の形態では、その予測残差に残されてい
る音声成分を利用して、音声信号を修復するようにして
いる。すなわち、まず、残差信号Ejを乗算器14によ
り定数k倍する。ここでは、一例として、k=0.25
としている。その定数k倍された予測残差は、次に、加
算器15にて適応フィルタ11の出力信号X’ jに加え
られ、
【0037】
【数11】y’j=X’j+kEj ・・・(11) なる出力信号を得る。この出力信号y’jを新しい騒音
抑圧音声として取り出すことにより、その失われた音声
成分の定数倍だけが修復されることになる。このよう
に、線形予測分析を繰り返すたびに音声成分を含む予測
残差の1/4を適応フィルタ11の出力信号に加えるよ
うにしたので、音声品質の高い騒音抑圧装置が得られる
ようになる。
抑圧音声として取り出すことにより、その失われた音声
成分の定数倍だけが修復されることになる。このよう
に、線形予測分析を繰り返すたびに音声成分を含む予測
残差の1/4を適応フィルタ11の出力信号に加えるよ
うにしたので、音声品質の高い騒音抑圧装置が得られる
ようになる。
【0038】図6はsub−RLS法による音声修復機
能付き線形予測分析を3回繰り返した結果を示す図であ
る。図6において、(A)は原音声の音声信号Xjの波
形を示し、(B)は騒音信号Njが重畳された音声信号
yj(=Xj+Nj)の波形を示し、(C)は1段目の適
応フィルタの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた
出力信号y’j(1)を示し、(D)は2段目の適応フ
ィルタの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた出力
信号y’j(2)を示し、(E)は3段目の適応フィル
タの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた出力信号
y’j(3)を示している。ここで、定数μをμ=0.
25,タップ数IをI=16としている。
能付き線形予測分析を3回繰り返した結果を示す図であ
る。図6において、(A)は原音声の音声信号Xjの波
形を示し、(B)は騒音信号Njが重畳された音声信号
yj(=Xj+Nj)の波形を示し、(C)は1段目の適
応フィルタの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた
出力信号y’j(1)を示し、(D)は2段目の適応フ
ィルタの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた出力
信号y’j(2)を示し、(E)は3段目の適応フィル
タの出力信号X'jに定数k倍した残差を加えた出力信号
y’j(3)を示している。ここで、定数μをμ=0.
25,タップ数IをI=16としている。
【0039】図7は騒音抑制装置の第3の実施の形態を
示す構成図である。この図7によれば、騒音抑制装置を
構成する各線形予測分析回路10,20,30は、適応
フィルタ11と、減算器12と、係数更新回路13と、
入力信号yjに定数mを掛ける乗算器16と、適応フィ
ルタ11の出力信号X’jに乗算結果を加える加算器1
7とを備えている。
示す構成図である。この図7によれば、騒音抑制装置を
構成する各線形予測分析回路10,20,30は、適応
フィルタ11と、減算器12と、係数更新回路13と、
入力信号yjに定数mを掛ける乗算器16と、適応フィ
ルタ11の出力信号X’jに乗算結果を加える加算器1
7とを備えている。
【0040】ここで、第2の実施の形態における出力信
号の式(11)は、
号の式(11)は、
【0041】
【数12】 y’j=(1−k)X’j+kyj ・・・(12) と変形することができる。この式から分かるように、元
の入力信号yjをm倍した
の入力信号yjをm倍した
【0042】
【数13】y’j=X’j+myj ・・・(13) とする操作を行っても同様の音声修復効果を得ることが
できる。
できる。
【0043】すなわち、入力信号yjを乗算器16によ
り定数m倍し、これを加算器17によって適応フィルタ
11の出力信号X’jに加算する。この出力信号y’jを
新しい騒音抑圧音声として取り出すことにより、出力信
号y’jは入力された音声成分の定数倍だけが修復され
ることになる。この音声成分を修復する線形予測分析を
繰り返し実行することにより、音声品質の高い騒音抑圧
装置が得られるようになる。
り定数m倍し、これを加算器17によって適応フィルタ
11の出力信号X’jに加算する。この出力信号y’jを
新しい騒音抑圧音声として取り出すことにより、出力信
号y’jは入力された音声成分の定数倍だけが修復され
ることになる。この音声成分を修復する線形予測分析を
繰り返し実行することにより、音声品質の高い騒音抑圧
装置が得られるようになる。
【0044】また、上記の線形予測分析はラティス(L
attice)フィルタによっても構成することができ
る。次に、このラティスフィルタを使用した騒音抑圧装
置について説明するが、先に、ラティスフィルタの構造
から説明する。
attice)フィルタによっても構成することができ
る。次に、このラティスフィルタを使用した騒音抑圧装
置について説明するが、先に、ラティスフィルタの構造
から説明する。
【0045】図8はラティスフィルタの構造を示す図で
ある。図8において、構成単位回路40,50は、ラテ
ィスフィルタを構成する単位で、その単位を必要な数だ
け縦続接続して全体が構成される。ここで、構成単位回
路40は、乗算器41,42と、シフトレジスタ43
と、加算器44,45とから構成される。
ある。図8において、構成単位回路40,50は、ラテ
ィスフィルタを構成する単位で、その単位を必要な数だ
け縦続接続して全体が構成される。ここで、構成単位回
路40は、乗算器41,42と、シフトレジスタ43
と、加算器44,45とから構成される。
【0046】入力信号fj(i−1)は加算器44およ
び乗算器41に与えられる。入力信号bj(i−1)は
シフトレジスタ43に与えられ、ここで1標本化周期の
遅延が与えられた信号bj-1(i−1)は加算器45お
よび乗算器42に与えられる。加算器44は信号f
j(i−1)と信号bj-1(i−1)を係数βj(i)で
乗算した信号とを加算し、信号fj(i)を出力する。
加算器45は信号fj-1(i−1)と信号bj(i−1)
を係数αj(i)で乗算した信号とを加算し、信号b
j(i)を出力する。
び乗算器41に与えられる。入力信号bj(i−1)は
シフトレジスタ43に与えられ、ここで1標本化周期の
遅延が与えられた信号bj-1(i−1)は加算器45お
よび乗算器42に与えられる。加算器44は信号f
j(i−1)と信号bj-1(i−1)を係数βj(i)で
乗算した信号とを加算し、信号fj(i)を出力する。
加算器45は信号fj-1(i−1)と信号bj(i−1)
を係数αj(i)で乗算した信号とを加算し、信号b
j(i)を出力する。
【0047】なお、乗算器41,42にて乗算する係数
αj(i)および係数βj(i)は、たとえば、
αj(i)および係数βj(i)は、たとえば、
【0048】
【数14】 αj(i)=Cj(i)/Pj(i) ・・・(14)
【0049】
【数15】 βj(i)=Cj(i)/Qj(i) ・・・(15) の関係を有する。但し、
【0050】
【数16】 Cj(i)=(1−ρ)fj(i−1)bj-1(i−1)+ρCj(i) ・・・(16)
【0051】
【数17】 Pj(i)=(1−ρ)fj 2(i−1)+ρPj(i) ・・・(17)
【0052】
【数18】 Qj(i)=(1−ρ)fj-1 2(i−1)+ρQj(i) ・・・(18) と計算される。但し、この係数の計算法は各種与えられ
ており、上記以外の計算法を用いても本発明の原理は変
更されないことに注意が必要である。
ており、上記以外の計算法を用いても本発明の原理は変
更されないことに注意が必要である。
【0053】以上のように構成されるラティスフィルタ
を用いて騒音抑圧装置を構成するが、次に、その構成例
を示す。図9は騒音抑制装置の第4の実施の形態を示す
構成図である。図9において、騒音抑制装置は、ラティ
スフィルタ61と減算器62とによって構成される。入
力信号yjは、ラティスフィルタ61と減算器62とに
入力され、減算器62では、入力信号yjからラティス
フィルタ61の最終段の出力信号fj(I)を差し引い
た値を出力信号X’jとして出力するようにしている。
を用いて騒音抑圧装置を構成するが、次に、その構成例
を示す。図9は騒音抑制装置の第4の実施の形態を示す
構成図である。図9において、騒音抑制装置は、ラティ
スフィルタ61と減算器62とによって構成される。入
力信号yjは、ラティスフィルタ61と減算器62とに
入力され、減算器62では、入力信号yjからラティス
フィルタ61の最終段の出力信号fj(I)を差し引い
た値を出力信号X’jとして出力するようにしている。
【0054】ここで、ラティスフィルタ61の最終段の
出力信号fj(I)は、予測残差となることから、それ
は図1に示した原理図における残差信号Ejに対応す
る。したがって、騒音抑制装置の出力信号は、
出力信号fj(I)は、予測残差となることから、それ
は図1に示した原理図における残差信号Ejに対応す
る。したがって、騒音抑制装置の出力信号は、
【0055】
【数19】 X’j=yj−Ej=yj−fj(I) ・・・(19) で表される。
【0056】図10はラティス法による線形予測分析結
果を示す図である。図10において、(A)は原音声の
音声信号Xjの波形を示し、(B)は騒音信号Njが重畳
された音声信号yj(=Xj+Nj)の波形を示し、
(C)は予測残差信号fj(I)の波形を示し、(D)
は騒音抑制装置の出力信号X'jを示している。この線形
予測分析結果から、本発明はラティスフィルタによって
も構成されることが確認される。
果を示す図である。図10において、(A)は原音声の
音声信号Xjの波形を示し、(B)は騒音信号Njが重畳
された音声信号yj(=Xj+Nj)の波形を示し、
(C)は予測残差信号fj(I)の波形を示し、(D)
は騒音抑制装置の出力信号X'jを示している。この線形
予測分析結果から、本発明はラティスフィルタによって
も構成されることが確認される。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、騒音が
重畳した音声信号に対して適応アルゴリズムによる線形
予測分析を適用し、その分析に際して得られる音声信号
における線形予測成分を騒音が抑圧された音声信号とし
て取り出すように構成した。このため、騒音のパワース
ペクトルをあらかじめ知っている必要がなく、ほぼリア
ルタイムに騒音成分を抑えることができるようになる。
したがって、大きな騒音下で使用されることを前提とし
たトンネル内の非常用電話システムに適用した場合に、
通話内容が明瞭になり、聴取が楽になる。
重畳した音声信号に対して適応アルゴリズムによる線形
予測分析を適用し、その分析に際して得られる音声信号
における線形予測成分を騒音が抑圧された音声信号とし
て取り出すように構成した。このため、騒音のパワース
ペクトルをあらかじめ知っている必要がなく、ほぼリア
ルタイムに騒音成分を抑えることができるようになる。
したがって、大きな騒音下で使用されることを前提とし
たトンネル内の非常用電話システムに適用した場合に、
通話内容が明瞭になり、聴取が楽になる。
【図1】本発明による騒音抑圧装置の原理図である。
【図2】sub−RLS法による線形予測分析結果を示
す図である。
す図である。
【図3】騒音抑制装置の第1の実施の形態を示す構成図
である。
である。
【図4】sub−RLS法による線形予測分析を3回繰
り返した結果を示す図である。
り返した結果を示す図である。
【図5】騒音抑制装置の第2の実施の形態を示す構成図
である。
である。
【図6】sub−RLS法による音声修復機能付き線形
予測分析を3回繰り返した結果を示す図である。
予測分析を3回繰り返した結果を示す図である。
【図7】騒音抑制装置の第3の実施の形態を示す構成図
である。
である。
【図8】ラティスフィルタの構造を示す図である。
【図9】騒音抑制装置の第4の実施の形態を示す構成図
である。
である。
【図10】ラティス法による線形予測分析結果を示す図
である。
である。
【図11】スペクトルサブトラクション法の計算構造の
例を示す図である。
例を示す図である。
1 適応フィルタ手段 2 減算手段 3 係数更新手段 10,20,30 線形予測分析回路 11 適応フィルタ 12 減算器 13 係数更新回路 14 乗算器 15 加算器 16 乗算器 17 加算器 40,50 構成単位回路 41,42 乗算器 43 シフトレジスタ 44,45 加算器 61 ラティスフィルタ 62 減算器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月6日(2000.11.
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【数10】ρ=1−μ/I ・・・(10) と与えられる忘却係数である。yj(i)は適応フィル
タの第i番目のタップ出力で、入力信号yjのi標本化
周期分遅延した信号を表す。また、この図2ではμ=
0.1,I=64とおいている。明らかに、本発明によ
って騒音が抑えられ、音声が強調されていることが分か
る。
タの第i番目のタップ出力で、入力信号yjのi標本化
周期分遅延した信号を表す。また、この図2ではμ=
0.1,I=64とおいている。明らかに、本発明によ
って騒音が抑えられ、音声が強調されていることが分か
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】
【数16】 Cj(i)=(1−ρ)fj(i−1)bj-1(i−1)+ρC j-1 (i) ・・・(16)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【数17】 Pj(i)=(1−ρ)fj 2(i−1)+ρP j-1 (i) ・・・(17)
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【数18】 Qj(i)=(1−ρ)fj-1 2(i−1)+ρQ j-1 (i) ・・・(18) と計算される。但し、この係数の計算法は各種与えられ
ており、上記以外の計算法を用いても本発明の原理は変
更されないことに注意が必要である。
ており、上記以外の計算法を用いても本発明の原理は変
更されないことに注意が必要である。
フロントページの続き (72)発明者 星野 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 坂口 淳一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 ▲高▼良 俊夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D015 EE05 5D045 CB01
Claims (5)
- 【請求項1】 騒音が重畳された音声信号に対して騒音
成分を抑えて音声信号の聴取を容易にする騒音抑圧装置
において、 前記騒音が重畳された音声信号を入力して線形予測成分
を出力する適応フィルタ手段と、 前記騒音が重畳された音声信号から前記線形予測成分を
減算して予測残差を出力する減算手段と、 前記騒音が重畳された音声信号および前記予測残差を入
力して前記予測残差が最小になるよう前記適応フィルタ
手段の係数を更新する係数更新手段と、 を有する線形予測分析手段を備え、前記適応フィルタ手
段から出力される前記線形予測成分を騒音が抑圧された
音声信号として出力することを特徴とする騒音抑圧装
置。 - 【請求項2】 前記線形予測分析手段を複数段備え、前
記騒音が重畳された音声信号に対して適応アルゴリズム
による線形予測分析を複数回繰り返し適応することを特
徴とする請求項1記載の騒音抑圧装置。 - 【請求項3】 前記線形予測分析手段は、前記減算手段
から出力される予測残差に定数倍を乗じる第1の乗算手
段と、前記第1の乗算手段の出力を前記適応フィルタ手
段から出力される線形予測成分に加算して騒音が抑圧さ
れた音声信号として出力する第1の加算手段とをさらに
備えていることを特徴とする請求項2記載の騒音抑圧装
置。 - 【請求項4】 前記線形予測分析手段は、前記騒音が重
畳された音声信号に定数倍を乗じる第2の乗算手段と、
前記第2の乗算手段の出力を前記適応フィルタ手段から
出力される線形予測成分に加算して騒音が抑圧された音
声信号として出力する第2の加算手段とをさらに備えて
いることを特徴とする請求項2記載の騒音抑圧装置。 - 【請求項5】 騒音が重畳された音声信号に対して騒音
成分を抑えて音声信号の聴取を容易にする騒音抑圧装置
において、 前記騒音が重畳された音声信号を入力して線形予測分析
を行うラティスフィルタ手段と、 前記騒音が重畳された音声信号から前記ラティスフィル
タ手段より出力される線形予測成分を減算して減算結果
を騒音が抑圧された音声信号として出力する減算手段
と、 を備えていることを特徴とする騒音抑圧装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35349199A JP2001175298A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 騒音抑圧装置 |
US09/736,667 US20010005822A1 (en) | 1999-12-13 | 2000-12-13 | Noise suppression apparatus realized by linear prediction analyzing circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35349199A JP2001175298A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 騒音抑圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001175298A true JP2001175298A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18431206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35349199A Withdrawn JP2001175298A (ja) | 1999-12-13 | 1999-12-13 | 騒音抑圧装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20010005822A1 (ja) |
JP (1) | JP2001175298A (ja) |
Cited By (8)
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JP2013152442A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-08-08 | Panasonic Corp | 音声強調装置 |
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