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JP2001173017A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

Info

Publication number
JP2001173017A
JP2001173017A JP35987399A JP35987399A JP2001173017A JP 2001173017 A JP2001173017 A JP 2001173017A JP 35987399 A JP35987399 A JP 35987399A JP 35987399 A JP35987399 A JP 35987399A JP 2001173017 A JP2001173017 A JP 2001173017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
cab
guard
plate
external force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35987399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Tamura
和久 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP35987399A priority Critical patent/JP2001173017A/ja
Publication of JP2001173017A publication Critical patent/JP2001173017A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャブガードに作用する外力を分散すること
により、キャブガードの強度を高める。 【解決手段】 旋回フレーム4の左縦板8の外側面にフ
レーム側当接板22を設け、キャブガード17の後柱1
9B内側面にフレーム側当接板22に対面してガード側
当接板23を設ける構成としている。これにより、転倒
等によってキャブガード17に外力が作用したときに
は、まず、キャブガード17を構成する左,右の前柱1
8A,19A、後柱18B,19Bを取付部分を支点と
して変形させ、外力を吸収する。さらに、ガード側当接
板23をフレーム側当接板22に当接させることによ
り、この当接部分の高さ位置近傍を支点として後柱19
C等を変形させることにより、柱の取付部分に応力を集
中させることなく、異なる2箇所の変形によって大きな
外力を吸収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャブボックスを
囲むように保護するキャブガードを備えた油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設機械としては油圧ショベ
ル、油圧クレーン等が知られている。そして、油圧ショ
ベルは、下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭
載された上部旋回体とによって大略構成され、該上部旋
回体の前部には作業装置が俯仰動可能に設けられてい
る。
【0003】ここで、上部旋回体は、旋回装置等が設け
られた底板と該底板上を前,後方向に延びた左,右の縦
板とを有する旋回フレームと、該旋回フレーム上の前部
左側、即ち、左側の縦板よりも左側に配設され、内部に
運転席、各種操作レバー等が配設されたキャブボックス
と、該キャブボックスの後側に位置して前記旋回フレー
ム上に搭載されたエンジン、カウンタウェイト等とによ
って大略構成されている。
【0004】また、油圧ショベルは、路面状態が平坦な
場所に限らず、不整地や傾斜地等の不安定な場所で作業
を行なうことがあるため、このような場所では操作ミス
等によって油圧ショベルが転倒し、転倒時の衝撃によっ
てキャブボックスが損傷する可能性がある。また、作業
現場では岩石が落下したり、樹木や柱が倒れたりするこ
とがあるから、これら岩石、樹木等の衝突によってもキ
ャブボックスが損傷する可能性がある。
【0005】このことから油圧ショベルには、転倒や岩
石等の衝突によって生じる外力に対しキャブボックス
(オペレータ)を保護するために、旋回フレーム上にキ
ャブガードを備えたものがある(例えば、実開平5−4
2352号公報、特開平8−142785号公報等)。
【0006】そして、従来技術による油圧ショベルに設
けられたキャブガードは、キャブボックスの前側に位置
して旋回フレームに立設された左,右の前柱と、キャブ
ボックスの後側に位置して旋回フレームに立設された
左,右の後柱と、前記キャブボックスの上側に位置して
前記前柱と後柱とを連結した左,右の上横梁等とによっ
て大略構成されている。また、左,右の前柱と後柱は、
その下端部が溶接、ボルト等によって旋回フレーム側に
固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルにおいては、転倒時等の衝撃
からキャブボックスを保護するためにキャブガードを設
けている。しかし、キャブガードは、左,右の前柱、後
柱の下端部だけを旋回フレームに固定する構成としてい
る。
【0008】このため、転倒時にキャブガードに作用す
る外力は、各柱のうち旋回フレームに対する取付部分に
集中して作用するから、この取付部分が大きく変形して
損傷してしまう。従って、キャブガードには、前柱と後
柱の取付部分の強度を高めるために肉厚で強固な材料を
用いているから、該キャブガード全体が大型化してしま
い、重量の増大、組立作業性の低下、コストの上昇等を
招くという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、キャブガードに作用す
る外力を分散することにより、キャブガードの強度を高
め、キャブガードの軽量化、組立作業性の向上、コスト
の低減を図ることができるようにした建設機械を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による旋回式建設
機械は、底板と該底板上を前,後方向に延びた左,右の
縦板とを含んで構成されたフレームと、該フレームの
左,右の縦板のうち一方の縦板よりも左,右方向の外側
に位置して該フレーム上に配設されたキャブボックス
と、外力に対し該キャブボックスを保護するために該キ
ャブボックスを囲むように前記フレームに設けられたキ
ャブガードとを備えている。
【0011】そして、上述した課題を解決するために請
求項1の発明が採用する構成の特徴は、フレームの縦板
にはキャブボックスと対向する外側面にフレーム側当接
部を設け、キャブガードには該キャブガードが外力によ
って左,右方向に変形したときに前記フレーム側当接部
に当接するガード側当接部を設けたことにある。
【0012】このように構成したことにより、キャブガ
ードに外力が作用し、該キャブガードがフレームの縦板
側に押圧されると、まず、キャブガードは、フレームに
対する取付部分を支点として変形し、このときの外力を
吸収する。そして、さらにキャブガードに外力が作用し
続けると、キャブガードのガード側当接部がフレームの
縦板のフレーム側当接部に当接する。これにより、キャ
ブガードは、取付部分の変形がほぼ停止し、今度はガー
ド側当接部の近傍を支点として変形を始めるから、この
ガード側当接部の近傍でも外力を吸収することができ、
異なる2箇所の変形によって大きな外力を吸収すること
ができる。
【0013】また、請求項2の発明が採用する構成の特
徴は、フレームの縦板にはキャブガードと対向する外側
面に位置してキャブガードが外力によって左,右方向に
変形したときに該キャブガードに当接するフレーム側当
接部を設けたことにある。
【0014】このように構成したことにより、キャブガ
ードに外力が作用したとき、キャブガードは、フレーム
側当接部が当接した位置の近傍を支点として変形するか
ら、キャブガードの取付部分と当接部分の近傍との2箇
所の変形によって大きな外力を吸収することができる。
【0015】さらに、請求項3の発明が採用する構成の
特徴は、キャブガードにはフレームの縦板と対向する内
側面に位置して該キャブガードが外力によって左,右方
向に変形したときに前記縦板に当接するガード側当接部
を設けたことにある。
【0016】このように構成したことにより、キャブガ
ードに外力が作用したとき、キャブガードは、ガード側
当接部の近傍を支点として変形するから、キャブガード
の取付部とガード側当接部の近傍との2箇所の変形によ
って大きな外力を吸収することができる。
【0017】請求項4の発明によると、当接部には当接
時の衝撃を緩和する緩衝部材を備えたことにある。
【0018】このように構成したことにより、当接部が
他の当接部、フレーム、キャブガードに当接するときの
衝撃を緩衝部材によって緩和することができるからキャ
ブガード、フレームの縦板が損傷するのを防止すること
ができる。
【0019】請求項5の発明によると、キャブガード
は、キャブボックスの前側に位置してフレームに立設さ
れた左,右の前柱と、キャブボックスの後側に位置して
フレームに立設された左,右の後柱と、キャブボックス
の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
上横梁とを備え、ガード側当接部は左,右の後柱のうち
内側に位置する後柱に設けたことにある。
【0020】このように構成したことにより、キャブガ
ードがフレームの縦板側に押圧されると、キャブガード
の後柱に設けられたガード側当接部がフレームの縦板ま
たは該縦板に設けられたフレーム側当接部に当接するか
ら、このフレーム側当接部が当接した位置の近傍を支点
として後柱等を変形させて外力を吸収することができ
る。
【0021】請求項6の発明によると、キャブガード
は、キャブボックスの前側に位置してフレームに立設さ
れた左,右の前柱と、キャブボックスの後側に位置して
フレームに立設された左,右の後柱と、キャブボックス
の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
上横梁と、該上横梁よりも下側に位置して前記左,右の
前柱と後柱のうち内側に位置する前柱と後柱とを連結し
た中間横梁とを備え、ガード側当接部は前柱、後柱およ
び中間横梁に1個または複数個設けたことにある。
【0022】このように構成したことにより、キャブガ
ードがフレームの縦板側に押圧されると、キャブガード
の前柱、後柱および中間横梁に1個または複数個設けら
れたガード側当接部がフレームの縦板または該縦板に設
けられたフレーム側当接部に当接するから、このフレー
ム側当接部が当接した位置の近傍を支点として後柱等を
変形させて外力を吸収することができる。また、後柱が
変形するときには、該後柱に中間横柱を介して連結され
た前柱も一緒に変形し、外力を吸収することができる。
さらに、ガード側当接部を複数個設けた場合には、各当
接部で外力を分担することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械として油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従
って詳細に説明する。
【0024】まず、本発明の第1の実施の形態を図1な
いし図9に基づいて説明する。
【0025】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回装置3を介して旋回可能に搭載され
た上部旋回体をそれぞれ示している。
【0026】ここで、上部旋回体2について述べると、
該上部旋回体2は、旋回フレーム4と、該旋回フレーム
4の前部左側に搭載された後述のキャブボックス16
と、旋回フレーム4の右前側からキャブボックス16の
後側に亘って設けられ、エンジン、制御弁群、燃料タン
ク、作動油タンク(いずれも図示せず)等を覆った外装
カバー5と、前記旋回フレーム4の後端部に搭載された
カウンタウェイト6とによって大略構成されている。
【0027】旋回フレーム4は、図3に示す如く、厚肉
な鋼板からなり前,後方向に延びた底板7と、該底板7
の中央寄りを前,後方向に延びて立設された左縦板8
と、該左縦板8の右側に間隔をもって配置され、前記底
板7上を前,後方向に延びて立設された右縦板9と、左
縦板8から左方に張出した3本の張出しビーム10A,
10B,10Cと、右縦板9から右方に張出した2本の
張出しビーム11A,11Bと、左側の張出しビーム1
0A,10B,10Cの先端に接合され前,後方向に延
びた左側のサイドビーム12と、右側の各張出しビーム
11A,11Bの先端に接合され前,後方向に延びた右
側のサイドビーム13と、左側最前部の張出しビーム1
0から前方に突出して設けられたキャブ支持ビーム14
とによって大略構成されている。
【0028】ここで、左,右の縦板8,9は、それぞれ
前側部分が上向きに突出する山形部8A,9Aとなり、
後側が漸次低くなるように延びている。また、各縦板
8,9の山形部8A,9A間には、前側に向けて漸次低
くなるように傾斜した横板15が設けられ、該横板15
によって各縦板8,9は左,右方向に作用する外力に対
し強度を有している。また、前記山形部8A,9Aの上
側には後述する作業装置24のブーム25を俯仰動可能
に支持するためのピン(図示せず)が装着されるピン挿
着部8B,9Bが設けられ、前部下側にはブームシリン
ダ26を支持するシリンダブラケット8C,9Cが設け
られている。
【0029】16は旋回フレーム4の前部左側に配設さ
れたキャブボックスで、該キャブボックス16は、例え
ばプレス成形された複数枚の鋼板を溶接して固着するこ
とによって形成されている。そして、キャブボックス1
6は、図4、図5に示すように、前面板16A、後面板
16B、左側面板16C、右側面板16Dおよび天井板
16Eによって箱形状をなし、左側面板16Cにはドア
16Fが開閉可能に取付けられている。さらに、キャブ
ボックス16の底面には床板(図示せず)が設けられ、
該床板上には運転席、各種操作レバー(いずれも図示せ
ず)等が配設されている。
【0030】17はキャブボックス16を囲むように旋
回フレーム4上に設けられたキャブガードで、該キャブ
ガード17は、強度を有する角パイプ材料等からなり、
後述する左,右の門型枠体18,19、連結梁20,2
1によって大略構成されている。
【0031】18はキャブボックス16の左側に配設さ
れた左側の門型枠体で、該門型枠体18は、前面板16
Aの前側に立設された前柱18Aと、後面板16Bの後
側に立設された後柱18Bと、天井板16Eの上側を
前,後方向に延びて前柱18Aと後柱18Bとを連結し
た上横梁18Cとによって下向きに開口するほぼコ字状
に形成されている。
【0032】また、19はキャブボックス16の右側に
配設された右側の門型枠体で、該門型枠体19は、前述
した左側の門型枠体18と同様に、前面板16Aの前側
に立設された前柱19Aと、後面板16Bの後側に立設
された後柱19Bと、天井板16Eの上側を前,後方向
に延びて前柱19Aと後柱19Bとを連結した上横梁1
9Cとによって下向きに開口するほぼコ字状に形成され
ている。
【0033】さらに、20,21は左側の門型枠体18
と右側の門型枠体19とを連結した上,下で2本の連結
梁で、上側の連結梁20は、左,右方向に延びた両端が
各後柱18B,19Bの上端部に固着されている。ま
た、下側の連結梁21は、図6に示す如く、後述するガ
ード側当接板23とほぼ同じ高さ位置でその両端が各後
柱18B,19Bに固着されている。
【0034】そして、このように構成されたキャブガー
ド17は、各門型枠体18,19の前柱18A,19A
下端部が旋回フレーム4のキャブ支持ビーム14に溶
接、ボルト止め等によって固定され、後柱18B,19
Bの下端部が張出しビーム10Bに溶接、ボルト止め等
によって固定されている。これにより、キャブガード1
7は、キャブボックス16を囲むように配設されてお
り、油圧ショベルが左側に転倒したり、岩石、樹木等が
衝突したとしても、キャブボックス16を保護すること
ができる。
【0035】22は旋回フレーム4を構成する左縦板8
に設けられたフレーム側当接部としてのフレーム側当接
板で、該当接板22は、例えばピン挿着部8Bよりも後
側で山形部8Aの上側寄りに位置し、キャブボックス1
6に対向するように該山形部8Aの外面側(左面)に溶
接等の固着手段によって固着されている。また、フレー
ム側当接板22は、図7に示す如く厚肉な長方形状の鋼
板等からなり、その厚さ寸法を、機種に応じて適宜変更
することにより、後述するガード側当接板23との距離
を調整することができる。
【0036】一方、23は右側の門型枠体19の後柱1
9Bに設けられたガード側当接部としてのガード側当接
板で、該当接板23は、後柱19Bに設けられた金属板
23Aと、該金属板23に設けられた弾性部材としての
ゴム板23Bとによって構成されている。
【0037】そこで、金属板23Aは、フレーム側当接
板22に対面するように後柱19Bの内面側(右面)に
溶接等の固着手段によって固着されている。また、金属
板23Aは厚肉な長方形状の鋼板等からなり、その厚さ
寸法を適宜変更することにより、フレーム側当接板22
との距離を、機種に応じて調整することができる。
【0038】また、ゴム板23Bは、金属板23Aの表
面を覆うように該金属板23Aとほぼ同じ長方形状に形
成され、焼付、接着、ねじ止め等の手段によって固着さ
れている。
【0039】そして、ガード側当接板23は、図8に示
す如く、キャブガード17が外力Fによって右方向(左
縦板8側)に変形したときにフレーム側当接板22に当
接するものである。また、ゴム板23Bは、フレーム側
当接板22にガード側当接板23が当接するときの衝撃
を緩和し、キャブガード17、左縦板8等が損傷するの
を防止するものである。
【0040】なお、24は上部旋回体2の前側に俯仰動
可能に設けられた作業装置で、該作業装置24は、旋回
フレーム4の左,右の縦板8,9に俯仰動可能に取付け
られたブーム25と、該ブーム25の先端部に俯仰動可
能に取付けられたアーム(図示せず)と、該アームの先
端部に回動可能に取付けられたバケット(図示せず)と
によって大略構成されている。また、縦板8,9のシリ
ンダブラケット8C,9Cとブーム25との間には、図
2に示す如く、2本のブームシリンダ26,26が設け
られ、ブーム25とアームとの間にはアームシリンダ
(図示せず)が設けられ、アームとバケットとの間には
バケットシリンダ(図示せず)が設けられている。
【0041】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次に、その作動について説明
する。
【0042】まず、オペレータはキャブボックス16内
に乗り込み、操作レバー等を操作することにより、下部
走行体1を走行させたり、作業装置24を作動して土砂
の掘削作業等を行なう。また、油圧ショベルは、不整
地、傾斜地で作業を行なう場合があり、このような現場
では操作ミス等によって転倒する可能性がある。しか
し、本実施の形態では、キャブガード17によってキャ
ブボックス16を保護することができる。
【0043】そこで、キャブボックス16を保護するキ
ャブガード17の働きについて説明する。
【0044】油圧ショベルが左側に転倒した場合には、
キャブボックス16に代わってキャブガード17が地面
等に衝突するから、図6に示す矢示のように、該キャブ
ガード17には右側に向けて外力Fが作用する。このと
きに、外力Fは、左側の門型枠体18の前柱18A,後
柱18B、右側の門型枠体19の前柱19A,後柱19
Bの旋回フレーム4に対する取付部分(下端部)18A
1 ,18B1 ,19A1 ,19B1 に集中し、この部分
を曲げるように作用するから、キャブガード17は、各
柱18A,18B,19A,19Bの取付部分18A1
,18B1 ,19A1 ,19B1 を支点として変形さ
せることにより、外力Fを吸収することができる。
【0045】そして、この外力Fによって各柱18A,
18B,19A,19Bが所定量だけ変形すると、右側
の後柱19Bに設けられたガード側当接板23が左縦板
8に設けられたフレーム側当接板22に当接する。これ
により、各柱18A,18B,19A,19Bの取付部
分18A1 ,18B1 ,19A1 ,19B1 の変形をほ
ぼ停止することができる。
【0046】しかも、さらに外力Fが作用する場合に
は、図8に示すように、今度は各柱18A,18B,1
9A,19Bが、ガード側当接板23とフレーム側当接
板22との当接部となるガード側当接板23の高さ位置
近傍18A2 ,18B2 ,19A2 ,19B2 を支点と
して変形し始めるから、この変形によっても外力Fを吸
収することができる。
【0047】ここで、図9として示す比較例のように、
フレーム側当接板22とガード側当接板23を備えてい
ないキャブガード17′は、外力Fが作用したときに旋
回フレーム4に対する各柱18′19′の取付部分18
A1 ′,18B1 ′,19A1 ′,19B1 ′だけを支
点として変形するから、この部分が大きく曲がり、キャ
ブボックス16を保護できなくなったり、取付部分18
A1 ′,18B1 ′,19A1 ′,19B1 ′が損傷す
る虞れが生じる。
【0048】しかし、本実施の形態では、油圧ショベル
が転倒したとしても、キャブガード17は高さ方向で異
なる2箇所を変形させることにより大きな外力Fを吸収
することができるから、キャブボックス16を損傷から
守ることができ、また、キャブガード17の各柱18
A,18B,19A,19Bの取付部分18A1 ,18
B1 ,19A1 ,19B1 が損傷するような事態を防止
することができる。
【0049】以上のように、本実施の形態によれば、キ
ャブガード17に外力Fが作用したときに、左側の門型
枠体18の前柱18A,後柱18B、右側の門型枠体1
9の前柱19A,後柱19Bを、取付部分18A1 ,1
8B1 ,19A1 ,19B1とガード側当接板23の高
さ位置近傍18A2 ,18B2 ,19A2 ,19B2と
の2箇所を支点として変形させることができ、比較例の
ように取付部分に応力が集中するのを防止することがで
き、この異なる2箇所で大きな外力Fを吸収することが
できる。
【0050】この結果、キャブガード17に対する信頼
性を高めることができる上に、門型枠体18,19等に
用いる角パイプ材料の強度を低くしても、キャブガード
17全体では外力Fに対する強度を高めることができる
から、キャブガード17の軽量化、組立作業性の向上、
コストの低減等を図ることができる。
【0051】また、ガード側当接板23には、金属板2
3Aの表面にゴム板23Bを設け、該ゴム板23Bによ
ってフレーム側当接板22に当接するときの衝撃を緩和
することができるから、当接時の衝撃によって縦板1
1、キャブガード17等が損傷するのを防止することが
でき、耐久性を向上することができる。
【0052】さらに、フレーム側当接板22は旋回フレ
ーム4の左縦板8を利用して設け、ガード側当接板23
はキャブガード17の後柱19Bを利用して設けること
ができるから、既存の油圧ショベルにフレーム側当接板
22とガード側当接板23とを容易に設けることができ
る。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態を図10
および図11に従って詳細に説明するに、本実施の形態
の特徴は、上横梁よりも下側に位置して内側に位置する
前柱と後柱とを連結した中間横梁を設け、ガード側当接
部は前柱、後柱および中間横梁に複数個設けたことにあ
る。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省
略するものとする。
【0054】31は第1の実施の形態による旋回フレー
ム4に代えて用いられた本実施の形態による旋回フレー
ム、32は該旋回フレーム31の左縦板32で、該左縦
板32は、図11に示す如く、第1の実施の形態による
左縦板8とほぼ同様に、前側部分が上向きに突出する山
形部32Aとなり、後側が漸次低くなるように延びてい
る。しかし、本実施の形態による左縦板32は、山形部
32Aが前部まで高い状態で延び、その先端側にシリン
ダブラケット部32Bが一体的に形成されている点で第
1の実施の形態による左縦板8と相違している。
【0055】33は第1の実施の形態によるキャブガー
ド17に代えて用いられた本実施の形態によるキャブガ
ードで、該キャブガード33は、前述した第1の実施の
形態によるキャブガード17とほぼ同様に、左側の門型
枠体34、右側の門型枠体35、連結梁36とによって
構成されている。
【0056】ここで、右側の門型枠体35は、第1の実
施の形態による門型枠体19とほぼ同様に、前柱35
A、後柱35Bおよび上横梁35Cによって構成されて
いる。しかし、本実施の形態による右側の門型枠体35
は、上横梁35Cよりも下側に位置して前柱35Aと後
柱35Bとを連結した中間横梁35Dを備えている点で
第1の実施の形態による右側の門型枠体19と相違して
いる。
【0057】37は左縦板32の山形部32Aに設けら
れたフレーム側当接部としての第1のフレーム側当接板
で、該当接板37は、後述する第1のガード側当接板3
9に対面するように、山形部32Aの外面側(左面)後
側寄りに溶接等の固着手段によって固着されている。
【0058】一方、38はフレーム側当接板42よりも
前側に位置して左縦板32の山形部32Aに設けられた
フレーム側当接部としての第2のフレーム側当接板で、
該当接板38は、後述する第2のガード側当接板40に
対面するように、山形部32Aの外面側(左面)前側寄
りに固着されている。
【0059】39は右側の門型枠体35の後柱35Bに
設けられたガイド側当接部としての第1のガード側当接
板で、該当接板39は、金属板39Aとゴム板39Bと
からなり、第1のフレーム側当接板37に対面するよう
に後柱35Bの内面側(右面)に固着されている。
【0060】また、40は右側の門型枠体35の中間横
梁35Dに設けられたガード側当接部としての第2のガ
ード側当接板で、該当接板40は、金属板40Aとゴム
板40Bとからなり、第2のフレーム側当接板38に対
面するように中間横梁40Dの内面側(右面)に固着さ
れている。
【0061】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、旋回フレーム31の左縦板32には、
前,後方向に間隔をもって第1のフレーム側当接板37
と第2のフレーム側当接板38とを設け、キャブガード
33の門型枠体35には、後柱35Bに第1のガード側
当接板39を設け、中間横梁35Dに第2のガード側当
接板40を設ける構成としている。これにより、第1の
フレーム側当接板37と第1のガード側当接板39との
当接部と、第2のフレーム側当接板38と第2のガード
側当接板40との当接部との2箇所で分担して外力を受
承することができるから、大きな外力を吸収することが
でき、信頼性を向上することができる。
【0062】しかも、右側の門型枠体35に中間横梁3
5Dを設けているから、この中間横梁35Dを利用して
ガード側当接板39,40の位置を前,後方向で自由に
設定することができる。
【0063】次に、本発明の第3の実施の形態を図12
に従って詳細に説明するに、本実施の形態の特徴は、フ
レームの縦板にはキャブガードと対向する外側面に位置
してキャブガードが外力によって左,右方向に変形した
ときに該キャブガードに当接するフレーム側当接部を設
けたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第
1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、
その説明を省略するものとする。また、本実施の形態で
は、キャブガード17の門型枠体19に当接板は設けら
れていない。
【0064】51は左縦板8に設けられた本実施の形態
によるフレーム側当接部としてのフレーム側当接板で、
該当接板51は、金属板51Aとゴム板51Bとによっ
て構成されている。ここで、金属板51Aは、第1の実
施の形態では設けられていたガード側当接板23が廃止
されたことにより、キャブガード17の後柱19との距
離を所定寸法に保持するために厚肉に形成されている。
【0065】そして、フレーム側当接板51は、キャブ
ガード17が右方向(左縦板8側)に変形したときに該
キャブガード17の後柱19に直接当接するものであ
る。
【0066】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、ガード側当接板23を廃止することがで
きるから、部品点数を削減して、組立作業性の向上、コ
ストの低減を図ることができる。
【0067】次に、本発明の第4の実施の形態を図13
に従って詳細に説明するに、本実施の形態の特徴は、キ
ャブガードにはフレームの縦板と対向する内側面に位置
して該キャブガードが外力によって左,右方向に変形し
たときに前記縦板に当接するガード側当接部を設けたこ
とにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実
施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説
明を省略するものとする。また、本実施の形態では、旋
回フレーム7の左縦板8に当接板は設けられていない。
【0068】61はキャブガード17の右側の門型枠体
19の後柱19Bに設けられた本実施の形態によるガー
ド側当接部としてのガード側当接板で、該当接板61
は、前述した第1の実施の形態によるガード側当接板2
3とほぼ同様に、金属板61Aとゴム板61Bとによっ
て構成されている。しかし、本実施の形態によるガード
側当接板61は、金属板61Aの厚さ寸法が以下の理由
によって厚肉に形成されている点で第1の実施の形態に
よるガード側当接板23と相違している。
【0069】即ち、金属板61Aは、第1の実施の形態
では設けられていたフレーム側当接板が廃止されたこと
により、左縦板8との距離を所定寸法に保持するため
に、第1の実施の形態によるガード側当接板23の金属
板23Aよりも厚肉に形成されている。
【0070】そして、ガード側当接板61は、キャブガ
ード17が右方向(左縦板8側)に変形したときに旋回
フレーム7の左縦板8に直接当接するものである。
【0071】かくして、このように構成された本実施の
形態によれば、フレーム側当接板を廃止することができ
るから、部品点数を削減して、組立作業性の向上、コス
トの低減を図ることができる。
【0072】なお、第1の実施の形態では、フレーム側
当接板22は左縦板8に溶接によって固着し、ガード側
当接板16はキャブガード17の後柱19Bに溶接によ
って固着するものとして述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば、当接板と左縦板、当接板と後柱をねじ部材
を用いて一体的に固着する構成としてもよい。この構成
は、第2、第3、第4の実施の形態にも適用することが
できるものである。
【0073】また、第1の実施の形態では、ガード側当
接板23を金属板23Aとゴム板23Bとによって構成
し、第2の実施の形態では、各ガード側当接板39,4
0をそれぞれ金属板39A,40Aとゴム板39B,4
0Bとによって構成した場合を例に挙げて説明したが、
本発明はこれに限らず、フレーム側当接板にゴム板を備
える構成としてもよく、また、フレーム側当接板とガー
ド側当接板の両方にゴム板を固着してもよい。
【0074】一方、各実施の形態では、弾性部材として
ゴム板23B,39B,40Bを用いた場合を例示した
が、所定の弾性力を有するものであれば、板ばね、コイ
ルばね、オイルダンパ等の他の弾性部材を用いてもよ
い。
【0075】また、第2の実施の形態では、フレーム側
当接板37,38とガード側当接板39,40をそれぞ
れ2個ずつ設けた場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限るものではなく、例えば、当接板を1個また
は3個以上設ける構成としてもよい。また、フレーム側
当接板とガード側当接板のいずれか一方を前,後方向に
長尺な単一の当接板とし、この単一の当接板に他方に設
けられた複数個の当接板を当接させる構成としてもよ
い。
【0076】さらに、実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば油圧クレーン等の他の建設機械にも適用
することができる。
【0077】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、フレームの縦板にはキャブボックスと対向する外
側面にフレーム側当接部を設け、キャブガードには該キ
ャブガードが外力によって左,右方向に変形したときに
前記フレーム側当接部に当接するガード側当接部を設け
ているので、キャブガードに外力が作用し、該キャブガ
ードがフレームの縦板側に押圧されたときには、まず、
キャブガードは、フレームに対する取付部分を支点とし
て変形させ、このときの外力を吸収することができる。
そして、さらにキャブガードに外力が作用し続けたとき
には、キャブガードのガード側当接部がフレームの縦板
のフレーム側当接部に当接するから、この位置でキャブ
ガードの取付部分の変形をほぼ停止することができ、今
度はガード側当接部の近傍を支点として変形を始めさ
せ、このガード側当接部の近傍でも外力を吸収すること
ができる。
【0078】この結果、キャブガードの異なる2箇所を
変形させ、この変形によって大きな外力を吸収すること
ができるから、キャブガードに対する信頼性を高めるこ
とができる。しかも、キャブガードを形成する材料の強
度を低くしても、キャブガード全体では外力に対する強
度を高めることができるから、キャブガードの軽量化、
組立作業性の向上、コストの低減等を図ることができ
る。
【0079】また、請求項2の発明によれば、フレーム
の縦板にはキャブガードと対向する外側面に位置してキ
ャブガードが外力によって左,右方向に変形したときに
該キャブガードに当接するフレーム側当接部を設けてい
るので、請求項1の発明と同様に、キャブガードに外力
が作用したとき、フレーム側当接部が当接した位置の近
傍を支点としてキャブガードを変形させることができ、
キャブガードの取付部分と当接部分の近傍との2箇所の
変形によって大きな外力を吸収することができる。しか
も、ガード側当接部を省略することができるから、部品
点数を削減することができる。
【0080】さらに、請求項3の発明によれば、キャブ
ガードにはフレームの縦板と対向する内側面に位置して
該キャブガードが外力によって左,右方向に変形したと
きに前記縦板に当接するガード側当接部を設けているの
で、請求項1の発明と同様に、キャブガードに外力が作
用したとき、ガード側当接部の近傍を支点としてキャブ
ガードを変形させることができ、キャブガードの取付部
分とガード側当接部の近傍との2箇所の変形によって大
きな外力を吸収することができる。しかも、フレーム側
当接部を省略することができるから、部品点数を削減す
ることができる。
【0081】請求項4の発明によれば、当接部には当接
時の衝撃を緩和する緩衝部材を備えているので、当接部
が他の当接部、フレーム、キャブガードに当接するとき
の衝撃を緩衝部材によって緩和することができるから、
キャブガード、フレームの縦板が損傷するのを防止する
ことができ、耐久性を向上することができる。
【0082】請求項5の発明によれば、キャブガード
は、キャブボックスの前側に位置してフレームに立設さ
れた左,右の前柱と、キャブボックスの後側に位置して
フレームに立設された左,右の後柱と、キャブボックス
の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
上横梁とを備え、ガード側当接部は左,右の後柱のうち
内側に位置する後柱に設けているので、キャブガードが
フレームの縦板側に押圧されたときには、キャブガード
の後柱に設けられたガード側当接部をフレームの縦板ま
たは該縦板に設けられたフレーム側当接部に当接させる
ことができ、このフレーム側当接部が当接した位置の近
傍を支点として後柱等を変形させて外力を吸収すること
ができる。このように、ガード側当接部を後柱を利用し
て設けることができるから、既存の油圧ショベルにガー
ド側当接部を容易に設けることができる。
【0083】請求項6の発明によると、キャブガード
は、キャブボックスの前側に位置してフレームに立設さ
れた左,右の前柱と、キャブボックスの後側に位置して
フレームに立設された左,右の後柱と、キャブボックス
の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
上横梁と、該上横梁よりも下側に位置して前記左,右の
前柱と後柱のうち内側に位置する前柱と後柱とを連結し
た中間横梁とを備え、ガード側当接部は前柱、後柱およ
び中間横梁に1個または複数個設けているので、キャブ
ガードがフレームの縦板側に押圧されたときには、キャ
ブガードの前柱、後柱および中間横梁に1個または複数
個設けられたガード側当接部をフレームの縦板または該
縦板に設けられたフレーム側当接部に当接することがで
き、このフレーム側当接部が当接した位置の近傍を支点
として後柱等を変形させて外力を吸収することができ
る。また、後柱が変形するときには、該後柱に中間横柱
を介して連結された前柱も一緒に変形させることがで
き、より大きな外力を吸収することができる。さらに、
ガード側当接部を複数個設けた場合には、各当接部で外
力を分担することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用される油圧シ
ョベルを示す正面図である。
【図2】油圧ショベルを示す平面図である。
【図3】旋回フレームを示す外観斜視図である。
【図4】上部旋回体の前側部分を作業装置を省略した状
態で示す一部破断の外観斜視図である。
【図5】旋回フレームにキャブボックスとキャブガード
を取付けた状態を示す外観斜視図である。
【図6】旋回フレームの縦板に設けられたフレーム側当
接板とキャブガードの後柱に設けられたガード側当接板
との配置関係を図1中の矢示VI−VI方向からみた拡大断
面図である。
【図7】フレーム側当接板、ガード側当接板を左縦板、
後柱と一緒に図6中の矢示 VII−VII 方向からみた要部
拡大断面図である。
【図8】キャブガードに大きく外力が作用した状態を図
6と同様位置からみた拡大断面図である。
【図9】比較例として、当接板を備えていないキャブガ
ードに外力が作用した状態を図6と同様位置からみた拡
大断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に適用される油圧
ショベルを示す平面図である。
【図11】上部旋回体の前側部分を作業装置を省略した
状態で示す一部破断の外観斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態によるフレーム側
当接板を図6と同様位置から示す拡大断面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態によるガード側当
接板を図6と同様位置から示す拡大断面図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体 4,31 旋回フレーム 7 底板 8,32 左縦板 9 右縦板 16 キャブボックス 17,33 キャブガード 18,19,34,35 門型枠体 18A,19A,35A 前柱 18A1 ,18B1 ,19A1 ,19B1 取付部分 18A2 ,18B2 ,19A2 ,19B2 ガード側当
接板の高さ位置近傍 18B,19B,35B 後柱 18C,19C,35C 上横梁 22,51 フレーム側当接板(フレーム側当接部) 23,61 ガード側当接板(ガード側当接部) 23B,39B,40B,51B,61B ゴム板(弾
性部材) 35D 中間横梁 37 第1のフレーム側当接板(フレーム側当接部) 38 第2のフレーム側当接板(フレーム側当接部) 39 第1のガード側当接板(ガード側当接部) 40 第2のガード側当接板(ガード側当接部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と該底板上を前,後方向に延びた
    左,右の縦板とを含んで構成されたフレームと、該フレ
    ームの左,右の縦板のうち一方の縦板よりも左,右方向
    の外側に位置して該フレーム上に配設されたキャブボッ
    クスと、外力に対し該キャブボックスを保護するために
    該キャブボックスを囲むように前記フレームに設けられ
    たキャブガードとを備えてなる建設機械において、 前記フレームの縦板にはキャブガードと対向する外側面
    にフレーム側当接部を設け、前記キャブガードには該キ
    ャブガードが外力によって左,右方向に変形したときに
    前記フレーム側当接部に当接するガード側当接部を設け
    たことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 底板と該底板上を前,後方向に延びた
    左,右の縦板とを含んで構成されたフレームと、該フレ
    ームの左,右の縦板のうち一方の縦板よりも左,右方向
    の外側に位置して該フレーム上に配設されたキャブボッ
    クスと、外力に対し該キャブボックスを保護するために
    該キャブボックスを囲むように前記フレームに設けられ
    たキャブガードとを備えてなる建設機械において、 前記フレームの縦板には前記キャブガードと対向する外
    側面に位置して前記キャブガードが外力によって左,右
    方向に変形したときに該キャブガードに当接するフレー
    ム側当接部を設けたことを特徴とする建設機械。
  3. 【請求項3】 底板と該底板上を前,後方向に延びた
    左,右の縦板とを含んで構成されたフレームと、該フレ
    ームの左,右の縦板のうち一方の縦板よりも左,右方向
    の外側に位置して該フレーム上に配設されたキャブボッ
    クスと、外力に対し該キャブボックスを保護するために
    該キャブボックスを囲むように前記フレームに設けられ
    たキャブガードとを備えてなる建設機械において、 前記キャブガードには前記フレームの縦板と対向する内
    側面に位置して該キャブガードが外力によって左,右方
    向に変形したときに前記縦板に当接するガード側当接部
    を設けたことを特徴とする建設機械。
  4. 【請求項4】 前記当接部には当接時の衝撃を緩和する
    緩衝部材を備えてなる請求項1,2または3に記載の建
    設機械。
  5. 【請求項5】 前記キャブガードは、前記キャブボック
    スの前側に位置して前記フレームに立設された左,右の
    前柱と、前記キャブボックスの後側に位置して前記フレ
    ームに立設された左,右の後柱と、前記キャブボックス
    の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
    上横梁とを備え、前記ガード側当接部は左,右の後柱の
    うち内側に位置する後柱に設けてなる請求項1または3
    に記載の建設機械。
  6. 【請求項6】 前記キャブガードは、前記キャブボック
    スの前側に位置して前記フレームに立設された左,右の
    前柱と、前記キャブボックスの後側に位置して前記フレ
    ームに立設された左,右の後柱と、前記キャブボックス
    の上側に位置して前記前柱と後柱とを連結した左,右の
    上横梁と、該上横梁よりも下側に位置して前記左,右の
    前柱と後柱のうち内側に位置する前柱と後柱とを連結し
    た中間横梁とを備え、前記ガード側当接部は前柱、後柱
    および中間横梁に1個または複数個設けてなる請求項1
    または3に記載の建設機械。
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