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JP2001169984A - 清掃具 - Google Patents

清掃具

Info

Publication number
JP2001169984A
JP2001169984A JP37690199A JP37690199A JP2001169984A JP 2001169984 A JP2001169984 A JP 2001169984A JP 37690199 A JP37690199 A JP 37690199A JP 37690199 A JP37690199 A JP 37690199A JP 2001169984 A JP2001169984 A JP 2001169984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning tool
sheet
cleaning
brush
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37690199A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shirakawa
昭夫 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP37690199A priority Critical patent/JP2001169984A/ja
Publication of JP2001169984A publication Critical patent/JP2001169984A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 清掃用シートの集塵性をより有効に活用し、
かつ、より経済的に使用でき、従来技術では困難ないし
不能の微妙な凹凸面や狭い隙間、溝をソフトタッチで確
実に清掃できる。 【解決手段】 清掃具本体2にブラシ繊維3を植設して
ブラシ部4を形成し、そのブラシ部4の長手方向の全側
面にわたり被覆する清掃用シート5の両端部を前期清掃
具本体2の対称位置に取着したシート係止部6によって
係脱自在に係止可能とする清掃具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布の清掃用シ
ートを係止して室内の拭き掃除に使用する清掃具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、微細な化学繊維の不織布を清掃用
シートとして装着して用いる清掃具が提供され、水を使
わず手軽に清掃でき、しかも確実な集塵性を具えている
ので、多種のフローリング用ワイパーやハンディーワイ
パーが市販されている。
【0003】フローリング用ワイパーは、一般的に底面
扁平な箱型状の半硬質系の本体に清掃用シートを被覆
し、主としてフローリング材使用の床面の清掃に用い、
細塵や髪の毛などを確実に掃除できる。
【0004】またハンディーワイパーは、細い溝や隙き
間の清掃可能なように、一般的に半硬質系の本体の周縁
部を薄くして鋭角状とし、かつ、前方部を左官コテ状に
先き細に形成していて、これに伴い、専用の清掃用シー
トもシート2枚貼り合わせて袋状に形成し、この袋状シ
ートに本体を挿入して主として身の回り品や、指の入ら
ない細い隙間の清掃に用い細塵を手軽に掃除できる。
【0005】しかし、前者の底面扁平なフローリング用
ワイパーは、その名のフローリング材を使用した平滑面
の清掃には適しているが、半硬質系の本体に撓やかな弾
力性と柔軟性を欠くため、微細な凹凸のある畳面や畳
縁、敷居溝などの和室関連は十分に清掃できず、また、
本体の最小寸法たる10センチ以下の隙間は清掃具が挿
入できず使用不能であった。
【0006】また、清掃用シートを箱状本体の天面で係
止するため、本体厚みを加えたシートの取付しろが大き
くてシート使用効率は僅か50%という欠点がある。
【0007】さらに、本体が底面扁平の箱型であるた
め、清掃時には底面に直角の周縁部が削り取るように集
塵してシートの中央部は殆ど汚れず、勿体ないので汚れ
た周縁部分を清掃し、いわば清掃のための清掃して再使
用するか、不経済でも新しいシートに交換する不都合が
あった。
【0008】そこで、本体の底面を彎曲状にしたもの、
あるいは底面周縁部を鈍角状に面取りしたものなどが提
供されている。しかし、これらは周縁部が反った状態と
なり、コーナーの掃除が十分に行えない欠点がある。
【0009】一方、ハンディーワイパーにおいても、基
本構成はフローリング用ワイパーと同様のため同様の欠
点を有する。例えば電話器やOA機器の清掃では、軽タ
ッチボタンに触れてモードが変わり、反対にそれを恐れ
て凹部が拭けないなど、細かな凹凸やブラインド等の小
曲面が清掃不能であり、事実上、緩平面や単純な隙間の
清掃に限定されている。
【0010】また、前記したように専用シートが袋状に
形成されていて、もともと袋の裏返しが困難なうえに、
その困難のためシートの汚れが手に付いて事後の手洗い
を要し、また、せっかく裏返してもシートに形成された
清掃用フラップが内包されて無効に成るなど、事実上、
裏返し使用困難でシート使用効率50%という欠点があ
る。
【0011】上記した欠点の主たる原因は、半硬質系の
本体に撓やかな柔軟性と弾力性を欠くことにあり、この
ため多くの対案が提供されている。例えば、本体の素材
をより柔軟な発泡材に代替したもの(特開平7−843
4号)(特開平10−113319号)、清掃用シート
に重ねギャザを縫い付けてクッション化したもの、清掃
用シートの周辺部を短冊状にカットしてハタキ状にフラ
ップを設けたもの(実登3047727号)等がある
が、いずれも部分的効果に止まり根本的解決でなかっ
た。
【0012】一方、静電気の吸引性を利用した清掃具が
提供されていて、豊かな毛量でソフトに清掃できる。し
かし、吸塵性は有っても塵の一時保存に過ぎず、結局は
拡散されるものであり、清掃具自体も時折り洗浄を要す
るため、より確実な集塵性が求められていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第1
の課題は、平面はもちろん、微妙な凹凸面や細い溝、隙
間にも適応してソフトタッチで確実に集塵可能な清掃具
の提供にあり、第2の課題は、清掃用シートの集塵性を
より有効に活用し、より経済的に使用できる清掃具の提
供にある。
【0014】繊維を植設した昔ながらのハケ、箒、など
の清掃用ブラシは、ほぼ完成された生産技術により安価
に提供され、しかも、ブラシ繊維1本1本の撓やかな弾
力性と柔軟性によって微妙な凹凸面や細かい溝などに適
応し綺麗に清掃できる。しかし、塵の捕捉はできず、ち
り取り等を必要とするとともに、清掃時に自身が細塵を
散逸させるという欠点があった。
【0015】そこで、本発明者は、昔ながらのハケ、
箒、はたき等の清掃用具と近年のワイパーそれぞれの長
所を考慮しつつ研究して、上記の課題を解決したもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑みた
もので、上記課題を解決するために、清掃具本体にブラ
シ繊維を植設してブラシ部を形成し、そのブラシ部の長
手方向の全側面にわたり被覆する清掃用シートの両端部
を、前記清掃具本体の側面の対称位置に取着したシート
係止部によって係脱自在に係止可能とするものである。
【0017】
【作用】本発明の清掃具を構成するブラシ部は、ブラシ
所定の弾力性と個々に独立する繊維の柔軟性によってそ
の形状を千変万化し、平面、曲面、微細どのような箇所
にも適応できる。
【0018】また、清掃用シートは、上記ブラシの多様
な変化に連動してムラなく清掃面に当接し、その集塵性
をより有効に活用でき、より経済的に使用できる。
【0019】さらに、ブラシの構造上、清掃用シート取
り付けしろが僅少で済み、シート使用効率を高めユーザ
ーコストを低減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】清掃具1は、図1に示すように、
清掃具本体2にブラシ繊維3を植設してブラシ部4を形
成し、ブラシ部を被覆する清掃用シート5の両端部を、
清掃具本体2の対称位置に取着したシート係止部6に係
止していて、図1、図5、図11(a)、及び、図12
(a)のように、ハンディータイプのものから大型の箒
タイプ、さらに中間の毛ばたきタイプの清掃具に適用で
きる。
【0021】清掃具本体2は、図1のようにほぼ逆T字
形の平ハケ状に形成したもの、図5のように扇形の箒状
に形成したもの、図11(a)のように円筒形の毛はた
き状に形成したもの、図12(a)のように軍配型に形
成したもの、等とすることができる。また、これらの生
産には、所要の形状に容易に一体成型でき、また、ブラ
シ製造でも多用されている合成樹脂材で成型するのが、
生産技術とコスト管理の両面から望ましい。
【0022】ブラシ繊維3は、公知の合成繊維が使用で
き、その諸元は清掃具の使用目的に応じ適宜、自由に選
択できる。なお、適当繊維の目安として、ハンディータ
イプのものにあっては、水性塗料用ハケに用いるやゝ柔
らかい線質のもの、箒タイプのものにあっては、油性塗
料用ハケに用いるやゝ硬目のもの、毛ばたきタイプのも
のにあっては、保形性限度の柔らかいものが適し、反対
に、洋服ブラシ等に用いる硬い繊維は清掃用シートに突
き刺さって不適である。
【0023】ブラシ部4は、現在のブラシ製造技術と設
備を利用でき、清掃具本体と一体的に生産される。従来
技術では異なる素材ごとに形成し、接着を含む多工程を
要するに対し、比較的に生産容易でコストも低減され
る。
【0024】清掃用シート5は、公知のミクロ繊維不織
布を使用でき、上記箒状タイプ及び毛はたき状タイプの
ものにあっては、市販流通の(30cm×20cm)サ
イズのものが使用でき、ハンディータイプのものにあっ
ては、(15cm×15cm)程度のサイズとするのが
適当である。なお、上記のいずれのタイプでも、シート
を容易に交換し裏返し使用できるよう構成している。
【0025】シート係止部6は、図2のように上縁にヒ
ンジ部を突設した同形2枚を使用するもの、図7(a)
(b)のようにヒンジ部をいわゆるポリプロピレンのヒ
ンジ効果を援用して形成し、側断面が左右対称形の1枚
型を使用するもの、図11(a)のように面ファスナー
の鈎型面6Nを貼着したもの、等がある。実施に際して
は、清掃具の使用目的に応じ、前記各方式のそれぞれ特
徴を活かして適宜に選択し、または、組み合わせでき
る。
【0026】
【実施例】図1〜図4は、本発明に係わる清掃具1の第
1実施例を示すもので、図1(a)及び(b)は、本実
施例における清掃具1のそれぞれ正面図及び側面図であ
る。図2は、同上の全体構成を示す分解斜視図である。
図3は、図2に示すイ〜イ線に沿う同上の組み立て状況
を示す1部省略した側断面部分拡大図である。図4は、
同上の使用状態を示す説明用図である。
【0027】清掃具本体2は、図1及び図2に示すよう
に、ほぼ逆T字形の平ハケ状に形成され、その下部に長
さ4cm〜5cmの弾力性と柔軟性を有する天然や合成
の繊維3を多数植設してブラシ部4を形成し、このブラ
シ部4の一側面から先端面を経て他側面にわたりその長
手方向の全側面を被覆した清掃用シート5の両端部を、
清掃具本体2の対称位置に取着した2つのシート係止部
6に係脱可能に係止して、清掃に使用するものである。
【0028】前記シート係止部6は、図2のようにその
上縁に断面ほぼC字状のヒンジ部6Aが蝶つがい状に突
設され、このヒンジ部6Aに対向して、清掃具本体2の
中央部に図2、及び、図3のように左右の両側縁にわた
り、前記ヒンジ部6Aに嵌合可能な1本の心棒2Aが丸
木架け橋状に架設されている。そして、この心棒2Aに
前記2つのヒンジ部6Aをそれぞれ蝶つがい状に嵌合す
ると、2つのシート係止具6が清掃具本体2の2側面の
対称位置にそれぞれ遊着状に取着される。
【0029】また、図2のように、前記シート係止部6
の裏側の1側面に鈎付の係合突起6Bが左右対称に1条
ずつ突設され、その鈎付の係合突起6Bに対向して、清
掃具本体2の両側面下部に孔穴状の本体係合部2Bが左
右対称に1孔ずつ穿設されている。そして、図3のよう
に前記鈎付の係合突起6Bと前記本体係合部2Bの係脱
により、シート係止部6は清掃具本体2に係合され、ま
たは解除される。
【0030】さらに、図3に示すように、シート係止具
6には前記鈎付の係合突起6Bに平行して、適宜サイズ
の条桟状のシート係止突起6Cが左右対称に1条ずつ突
設され、そのシート係止突起6Cに対向して、清掃具本
体2の両側面下部に本体係止突起2Cが左右対称に2条
ずつ突設されている。そして、この本体係止突起2Cと
前記シート係止突起6Cとの噛み合わせにより、清掃用
シート5の両端部が係止部6に係止され清掃に使用され
る。
【0031】上記のように構成したから、2枚のシート
係止部6の開閉操作だけで清掃用シート5を簡単に係脱
でき、従来の袋状シートの係脱に比べ容易にシート交換
し、裏返し使用できる。また、清掃具本体側のヒンジ部
を1本の心棒に集約したから構造簡単であり、清掃具本
体を容易、かつ、スリムに形成できる。なお、シート係
止部6のヒンジ部6A、及び、鈎付の係合突起6Bの突
起成型については、公知の成型技術ムリ抜きと成型用孔
6Dの併設によって解決される。
【0032】本実施例の清掃具1は、昔から使い継がれ
た平ハケタイプで手勝手が良く、またスリムで収納に便
利であり、さらに、コテ状の従来品に比べ包装厚約1/
3の軽薄さで流通面でも包装や展示に有利である。
【0033】この清掃具を従来のハンドワイパーと同様
感覚で使用した。その結果、ソフト性、使用性、集塵
性、さらに経済性の全てに明らかな効果を実感できた。
すなわち、図4(a)のようにブラシを前後に移動する
と、ブラインドの小曲面や電話機ボタン、人形などの微
妙な凹凸面をソフトタッチで清掃でき、また、図4
(b)のように左右に移動すると、厚さ一定の従来品で
は不能な異巾の溝のいずれにもフィットして清掃でき、
さらに、図4(c)のように斜めに使用して従来のシー
ト効率50%を70%にアップして有効に利用できた。
【0034】図5〜図10は、本発明に係わる清掃具1
の第2実施例を示すもので、図5は、本実施例における
清掃具1の全体斜視図である。図6は、同上の長手方向
の両端部を示す1部省略した部分分解斜視図である。図
7(a)及び(b)は、図5に示すA鎖線、及び、B鎖
線に沿うシート係止具6のそれぞれ半側断面拡大図であ
り、図8(a)及び(b)は、前記A鎖線及びB鎖線に
沿う清掃具本体2のそれぞれ1部省略した半側断面部分
拡大図であり、図9(a)及び(b)は、前記A鎖線及
びB鎖線に沿う清掃具1のそれぞれ1部省略した半側断
面部分拡大図である。図10は、同上の使用状態を示す
説明用図である。この第2実施例において、基本構成を
前記第1実施例と同じくするため、同様の部分は同一の
符号を記して説明を省略する。
【0035】この第2実施例は、清掃具1を箒状に実施
したものである。図5のように、清掃具本体2にブラシ
繊維3を開角度80〜100度に植設してブラシ部4の
側断面をほぼ扇状に形成し、そのブラシ部4の長手方向
の全側面、すなわち、ブラシ部4の両側面と円弧面の全
3面を清掃用シート5が被覆し、その清掃用シート5の
両端部を清掃具本体2に取着した側断面左右対称形のシ
ート係止部6が係止している。そして、そのシート係止
部6には、中央部に把手部7が長手方向に回転可能に挟
持され、また、その両側面に係止部6の開閉操作に便利
な指掛け用の開口部8が中空状に形成され、さらに、両
端部9に係止部6を清掃具本体2に取着するための嵌合
部6Fが形成されている。
【0036】さらに前記シート係止部6は、ポリプロピ
レン素材になる合成樹脂成型板で、側断面中央に図6の
ようにその全長にわたってほぼU字状のU字部6Eが形
成され、そのU字部6Eを挟み、断面L字状の対向係止
部6Gが左右対称状に形成されていて、これによりシー
ト係止部6を清掃具本体2に取着すると、すなわち2つ
の対向係止部6Gが清掃具本体2の対向位置に取着され
るものである。
【0037】また、同じく図6のように、前記U字部6
Eの両端部9に鈎付突起状の嵌合部6Fが突設され、こ
の嵌合部6Fと上記U字部6Eに対向して、清掃具本体
2の天面10に前記U字部6Eの底部と嵌合可能な本体
U字部2E、及び、その本体U字部2Eの両端部9に前
記嵌合部6Fと嵌合可能な溝状の本体嵌合部2Fとがそ
れぞれ形成され、2対の嵌合機構が構成される。また、
上記本体U字部2Eの内面の両側には軽量化のためのリ
ブ2Hが適宜に形成されている。
【0038】そして今、このシート係止部6の底面を清
掃具本体2の天面にあてがい上方から押圧すると、前記
2対の嵌合機構がそれぞれ嵌合して、シート係止部6、
すなわち、2つの対向係止部6Gは清掃具本体2の対向
位置に取着され、以後、前記第1実施例に準じ機能す
る。
【0039】図7(a)、図8(a)、図9(a)は、
シート係止部6、清掃具本体2、清掃具1それぞれの図
5に示すA鎖線に沿う、すなわち、長手方向の両端部か
らほぼ1/4位に相当する中間部を示す半側断面拡大図
である。シート係止部6は、図7(a)のようにU字部
6E両側面の上縁に、ポリプロピレンのヒンジ効果を利
用したヒンジ部6Aがその全長にわたり形成されてい
て、そのヒンジ部6Aを介し、断面L字形の対向係止部
6Gが鎖線のように回転可能にそれぞれ接続されてい
て、また、U字部6Eの内面底部には、左右対称形の逆
アーチ状の補強リブ6Hが適宜の間隔で形成されてい
る。
【0040】さらに、上記対向係止部6Gの下面には、
上記ヒンジ部6Aに隣接してほぼ方形の板状のカム突起
6Kが適宜間隔に突設され、このカム突起6Kに対向し
て、図8(a)のように清掃具本体2の天面10に板状
のカム受突起2Kが突設され、この1対のカムによる変
位と弾性により、シート係止部6は図9(a)のように
清掃用本体2の所定の位置で係合され、または、解除さ
れる。なお、前記第1実施例に準じ、対向係止部6Gの
下面にはシート係止突起6Cが、また、清掃用具本体2
の天面10に本体係止突起2Cがそれぞれ突設されてい
る。
【0041】上記に同じく図7(b)、図8(b)、図
9(b)は、シート係止部6、清掃具本体2、清掃具1
それぞれの図5に示すB鎖線に沿う、すなわち、長手方
向の中心部を示す半側断面拡大図である。図7(b)に
示すように対向係止部6Gの下面、及び、図8(b)に
示すように清掃具本体2の天面10はそれぞれ対向して
長さ5〜8cmにわたり無突起中空状に形成され、さら
に、清掃具本体2の天面10の上縁部は面取り状に斜め
に切除して形成されていて、前記2形成によって図9
(b)に示すように係止部6の開閉操作に便利な指掛け
用の開口部8が形成される。
【0042】上記したように、清掃具本体2、及び、係
止部6のそれぞれにU字部を設けてその1部を埋設状に
嵌合したから、係止部6を確実堅固に取着でき、また、
同時に重心が低下して清掃時の片手操作を安定でき、さ
らに、取手部7を回転可能に収容しながら背高を低め
て、狭隘部の清掃と収納を便利にしている。
【0043】なお、ブラシ繊維3の植設開角度を80〜
100度、すなわち、ブラシ部4の形成開角度を90〜
110度とすることによって、シート効率、作業性、清
掃性の良い清掃が行える。上記角度より小さいと作業性
が良くなく、また大きいと狭い隙間での作業性が落ち、
シート効率が再び悪化する。
【0044】また、ブラシ繊維3の毛足の長さについて
は、市販の清掃用シート(サイズ30cm×20cm)
を使用してブラシ繊維3の植設開角度90〜110度に
設定した場合、諸効率を勘案して3〜4cmとするのが
適当である。
【0045】このように構成した第2実施例の清掃具1
を、従来のフローリング用ワイパーと同様感覚で試用し
た。その結果、畳、畳縁、敷居の清掃で図10(a)に
示すように顕著な効果が確認でき、従来のフローリング
用ワイパーに並ぶ(和室用ワイパー)として有用であ
る。箒状の両手使い、及び、従来品通りの取手斜めの片
手使用ともに可能で、フローリングにも兼用できる。
【0046】また、図10(b)のように、清掃用シー
トの対床面積を示す円弧長Lは従来と同じ10cmが確
保され、さらに、図10(c)のように側面の腹背シー
トを使用してシート効率70%にアップできる。また、
図10(b)のように最小断面巾lは5cmで、従前の
1/2の狭い隙間に清掃具を挿入して清掃でき、図10
(d)のようにコーナーの清掃も可能である。なお、シ
ートがムラなく披清掃面に当接しムダ無く清掃できるこ
とは既述の通りである。
【0047】図11は、本発明に係わる清掃具1の第3
実施例を示すもので、図11(a)は、第3実施例にお
ける清掃具1の全体斜視図であり、図11(b)は、同
上の1部省略した縦断面図であり、図11(c)は、同
上の1部省略した横断面部分拡大図である。
【0048】この第3実施例における清掃具1は、図1
1(a)のようにほぼ円筒形の毛はたき状に形成して実
施したものである。芯棒状の清掃具本体2に、柔軟なブ
ラシ繊維3を円筒形に植設してブラシ部4を形成し、そ
のブラシ部4の長手方向の円周全側面を被覆した清掃用
シート5の両端部を、清掃具本体2の対向位置に取着し
たシート係止部6の面ファスナーの鈎型面6Nに係止し
ている。また、後方1端のシート係止部6に取手部7が
接続されている。
【0049】本実施例におけるシート係止部6は、図1
1(c)のように側断面をほぼ十字形に形成され、その
天面6Mに前記面ファスナーの鈎型面6Nを2枚ずつ貼
着し、その下端部に孔穴状の嵌合部6Fを穿設してい
て、この嵌合部6Fに清掃具本体2の両端部をそれぞれ
嵌合している。
【0050】すなわち、図11(b)のように縒鉄線や
丸棒などで構成した芯棒状の清掃具本体2は、その両端
部の前方の1端部2Pを前方1端部の係止部6Pに穿設
した嵌合部6Fに嵌合し、同様に後方の他端部2Qを後
方他端部の係止具6Qに穿設した嵌合部6Fに嵌合し、
シート係止部6をそれぞれ対向位置に取着している。
【0051】そして、前記2つのシート係止部6に2枚
ずつ貼着した4枚の面ファスナーの鈎型面6Nに、清掃
用シート5の4隅をそれぞれ係止して清掃に用いる。
【0052】このように構成した第3実施例の清掃具1
は、その豊かな容量とソフト性によつて軽タッチで清掃
でき、手勝手の悪い高所の照明器具や家具天面などの清
掃に適している。
【0053】また、本清掃具1は、清掃用シートがブラ
シ部の円周の全側面を被覆していてシート取り付けしろ
が僅少で済み、シート使用効率を90%にアップして経
済的に使用できる。
【0054】なお、市販の清掃用シート(30cm×2
0cm)の使用し、その長辺を円周面に用いるとブラシ
部の直径と長さは約φ9cm×l15cmに設計され、
短辺を円周面に用いると、それぞれ約φ6cm×l25
cmに設計される。
【0055】図12は本発明に係わる清掃具1の第4実
施例を示すもので、図12(a)及び(b)は、本実施
例における清掃具1の1部省略したそれぞれ正面図及び
横断面図であり、図12(c)及び(d)は、図12
(a)に示すC〜C線、及び、D〜D線に沿う同上の組
み立て状況を示す1部省略したそれぞれ側断面部分拡大
図である。この第4実施例おいて、基本構成を上記第1
及び第2実施例と同じくするため、同様の部分は同一の
符号を記して説明を省略し、また、格別の説明を要しな
い左右対称部の符号の記入を1部省略する。
【0056】この第4実施例は、上記した第1及び第2
実施例の応用例で、形状的には、図12(a)(b)の
ように把手部7を清掃具本体2の側方の所要位置に取り
付け、その清掃具本体2の対向する2側縁にブラシ繊維
3を両翼状に植設してほぼ軍配型に形成しており、構成
的には、上記第2実施例で用いたポリプロピレンのヒン
ジ効果援用のシート係止部6を使用するとともに、清掃
用シート5の係止に便利な仮係止の思想とその手段を新
たに加えている。
【0057】本実施例における清掃具1は、図12
(a)(b)のように平ハケ状のほぼ軍配型に形成し
て、その2つのブラシ部4を2枚の清掃用シート5で被
覆し、その2枚の清掃用シート5の両端部を清掃具本体
2の表裏両側面に取着した2枚のシート係止部6で係止
し、清掃に使用するものである。
【0058】シート係止部6は、図12(a)に示すよ
うに側断面中央の天面6Mを挟み、左右対称状に対向係
止部6Gを形成したポリプロピレン素材になる合成樹脂
成型板で、前記天面6MのC〜C線に沿う中央部に、図
12(c)に示す2又鈎付の嵌合突起6F、及び、成型
用孔6Dがそれぞれその全長の約1/2長さで形成さ
れ、その嵌合突起6Fを清掃具本体2の中央部に設けた
開口部8に挿入すると、ブラシ繊維3の植設部に延設し
た本体嵌合部2Fに係合し、シート係止部6、すなわ
ち、2つの対向係止部6Gが清掃具本体2の対向位置に
取着される。
【0059】また、図12(a)に示すD〜Dに沿うシ
ート係止部6の中間部には、上記第2実施例に準じ、図
12(d)のようにヒンジ部6A、係合突起6B、シー
ト係止突起6C、及び、新たに補強リブ6Hがそれぞれ
左右対称の対向位置に、その全長の約1/4の長さで両
端部にかけ1条ずつ形成されている。そして、上記対向
係止部6Gが前記ヒンジ部6Aを介して鎖線のように自
在に回転し、以後、上記第2実施例に準じ機能する。
【0060】一方、上記清掃具本体2は、その両側面下
部の中央部に図12(c)のように適宜高さの棒状や1
文字状などの本体係止突起2Cが1体成型によりそれぞ
れ突設され、その本体係止突起2Cに対向して、清掃用
シート5の両端部中央に図12(c)のように開孔部5
Aをそれぞれ設けている。(図12(a)参照)
【0061】そして今、図12(c)の鎖線で示すよう
に対向係止部6Gを開いた状態で、前記清掃用シートの
開孔部5Aを前記本体係止突起2Cに挿入すると、清掃
用シート5が(仮係止)状態となり、前記対向係止部6
Gを閉じると、前記シート係止突起6Cが押圧して清掃
用シート5を(本係止)するものである。
【0062】前記した(仮係止)の1ステップにより、
従来は清掃用シートを床面や机の平らな面に展開して清
掃具本体をあてがい係止していたのに対し、宙での係止
が可能になってセット手間が簡便になり、かつ、清掃用
シートの係止位置を規制して整然と装着できる。なお、
前記開孔部5Aは清掃用シート5の生産カットと同時に
開孔でき、開孔形状を十字形とし開孔屑の排出を防ぐこ
ともできる。
【0063】さらに、前記した仮係止方式に代わり、衣
類のほこり取り用のブラシ状布を貼着して仮係止するこ
ともできる。すなわち、弾性ある多数の短繊維を逆毛状
に起毛したブラシ状布を清掃具本体に貼着し、この逆毛
繊維群に清掃用シートをあてがい係止すると毛羽立ち無
く仮係止できる。
【0064】上記のように、本実施例の清掃具1を両翼
式に形成したから、ユーザーの任意によって、1方のブ
ラシを清掃シート用に、他方を清掃シートで清掃不能な
パン屑や消しゴム屑などの通常ブラシ用に使用したり、
または、2方のブラシを清掃シート用として、汚れの濃
淡に応じ使い分けてシートを経済的に使用し、セット回
数を少なくしたりできる。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明の清掃具にあって
は、ブラシ繊維の個々に独立した撓やかな柔軟性によっ
て清掃用シートの集塵性が活性化され、また、同種の従
来清掃具では清掃不能の微妙な凹凸面や細かい溝、隙間
などにも適応し、塵埃を散逸することなく確実に清掃で
きる。
【0066】清掃用シートの汚れムラが少なく、常に裏
返し使用でき、シートの取付けしろ少ないなど、シート
使用効率を高める。
【0067】現在のほぼ完成されたブラシ生産技術と設
備を活用でき、多種多様な清掃具を比較的容易、低廉に
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、この発明に係わる清掃具
の第1実施例を示すそれぞれ正面図及び側面図である。
【図2】同上の全体構成を示す分解斜視図である。
【図3】同上の組み立て状況を示す1部省略した横断面
部分拡大図である。
【図4】同上の使用状態を示す説明用図である。
【図5】この発明に係わる清掃具の第2実施例を示す全
体斜視図である。
【図6】同上の両端部を示す1部省略した部分分解斜視
図である。
【図7】(a)及び(b)は、同上のシート係止部の異
なる部位のそれぞれ半横断面拡大図である。
【図8】(a)及び(b)は、同上の清掃具本体の異な
る部位のそれぞれ1部省略した半横断面拡大図である。
【図9】(a)及び(b)は、同上の異なる部位のそれ
ぞれ1部省略した半横断面拡大図である。
【図10】同上の使用状態を示す説明用図である。
【図11】(a)は、この発明に係わる清掃具の第3実
施例を示す全体斜視図であり、(b)は、同上の1部省
略した縦断面図であり、(c)は、同上の1部省略した
横断面部分拡大図である。
【図12】(a)及び(b)は、この発明に係わる清掃
具の第4実施例を示すそれぞれ正面図及び横断面図であ
り、(c)及び(d)は、同上の組み立て状況を示す1
部省略したそれぞれ横断面部分拡大図である。
【符号の説明】
1‥‥清掃具 5‥‥清掃用シート 2‥‥清掃具本体 6‥‥シート係止部 2A‥心棒 6A‥ヒンジ部 2B‥本体係合部 6B‥係合突起 2C‥本体係止突起 6C‥シート係止突起 2F‥本体嵌合部 6F‥嵌合部 6G‥対向係止部 2H‥リブ 6H‥補強リブ 3‥ブラシ繊維 7‥‥取手部 4‥ブラシ部 8‥‥開口部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清掃具本体にブラシ繊維を植設してブラ
    シ部を形成し、そのブラシ部の長手方向の全側面にわた
    り被覆する清掃用シートの両端部を前記清掃具本体の側
    面の対称位置に取着したシート係止部によって係脱自在
    に係止可能とする清掃具。
  2. 【請求項2】 清掃具本体中央部の横断面中央にその左
    右の両側縁にわたり架け橋状に1本の心棒を架設し、そ
    の心棒に2つのシート係止部を蝶番い状に取着して、清
    掃用シートの両端部を係止するよう構成した請求項1に
    記載の清掃具。
  3. 【請求項3】 清掃具本体の長手方向の1側面にその全
    長にわたり条溝状の嵌合部を少なくとも1条形成し、そ
    の嵌合部に嵌合可能に形成したシート係止部の底部を嵌
    合して取着するよう構成した請求項1に記載の清掃具。
  4. 【請求項4】 シート係止部の長手方向の全長にわた
    り、ポリプロピレンのヒンジ効果援用のヒンジ部を1体
    成型により少なくとも1条形成し、前記シート係止部を
    清掃具本体に取着して清掃用シートの両端部を係止する
    よう構成した請求項1、3のいずれかに記載の清掃具。
  5. 【請求項5】 清掃具本体中央の両側面に棒状等の係止
    突起を設け、この係止突起に清掃用シートの両端部に開
    孔した開孔部を挿入して係止するようにした請求項1な
    いし4のいずれかに記載の清掃具。
  6. 【請求項6】 清掃具本体中央の両側面に、弾性を有す
    る多数の短繊維を起毛してなるブラシ状布を貼着し、こ
    のブラシ状布に清掃用シートの両端部を係止するよう構
    成した請求項1ないし4のいずれかに記載の清掃具。
  7. 【請求項7】清掃具本体の長手方向の全長にわたりブラ
    シの植設断面形状を扇状に形成した請求項1ないし5の
    いずれかに記載の清掃具。
  8. 【請求項8】 清掃具本体の長手方向の全長にわたりブ
    ラシの植設断面形状を円状に形成した請求項1ないし5
    のいずれかに記載の清掃具。
  9. 【請求項9】 清掃具本体の対向する2側縁にその長手
    方向の全長にわたりブラシを両翼状に植設した請求項1
    ないし5のいずれかに記載の清掃具。
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