JP2001164317A - 耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法 - Google Patents
耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法Info
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- JP2001164317A JP2001164317A JP35010299A JP35010299A JP2001164317A JP 2001164317 A JP2001164317 A JP 2001164317A JP 35010299 A JP35010299 A JP 35010299A JP 35010299 A JP35010299 A JP 35010299A JP 2001164317 A JP2001164317 A JP 2001164317A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐酸化性に優れた自動車排気系用鋼管の安価
な製造方法を提供する。 【解決手段】 質量%で、C:0.015%以下、N:
0.015%以下、Cr:1〜10%、Al:0.5〜
5%、Si:3%以下、Mn:3%以下を含有する鋼管
を、800℃以上1200℃以下に加熱した後、300
秒以内で400℃以下まで冷却することを基本とする耐
酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法であって、
本発明により、従来の自動車排気系用フェライト系ステ
ンレス鋼管に比べて、成分元素としてCrが低く、しか
も、冷延焼鈍が省略できるため工程コストも低い耐酸化
性に優れた自動車排気系鋼管を提供することが可能とな
る。
な製造方法を提供する。 【解決手段】 質量%で、C:0.015%以下、N:
0.015%以下、Cr:1〜10%、Al:0.5〜
5%、Si:3%以下、Mn:3%以下を含有する鋼管
を、800℃以上1200℃以下に加熱した後、300
秒以内で400℃以下まで冷却することを基本とする耐
酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法であって、
本発明により、従来の自動車排気系用フェライト系ステ
ンレス鋼管に比べて、成分元素としてCrが低く、しか
も、冷延焼鈍が省略できるため工程コストも低い耐酸化
性に優れた自動車排気系鋼管を提供することが可能とな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐酸化性に優れた
自動車排気系鋼管の製造方法に関するものである。
自動車排気系鋼管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車排気ガス規制の強化に伴い、触媒
の浄化能を向上させるために、排気ガスの温度は高くな
る傾向にあり、また、排気系に使用される素材は、熱容
量の大きな鋳物から、熱容量の小さいステンレス鋼管が
主力になっている。こうした用途には主にフェライト系
ステンレスが用いられているが、Crを11%以上含む
ため高価である。また、こうしたフェライト系ステンレ
ス鋼の熱延板は加工性が低く、熱延後、酸洗、冷延、冷
延板焼鈍を行って、加工性を補っていたため、工程負荷
が大きかった。さらに、耐酸化性を高めたステンレス
は、Cr含有量が高く、難酸洗性であり、酸洗コストが
大きく、加えて、Nbなどを多量に含むため、冷延板焼
鈍温度も高くとる必要があり、生産性が低いため、低コ
ストで耐酸化性が高い自動車排気系用鋼管が強く望まれ
ていた。
の浄化能を向上させるために、排気ガスの温度は高くな
る傾向にあり、また、排気系に使用される素材は、熱容
量の大きな鋳物から、熱容量の小さいステンレス鋼管が
主力になっている。こうした用途には主にフェライト系
ステンレスが用いられているが、Crを11%以上含む
ため高価である。また、こうしたフェライト系ステンレ
ス鋼の熱延板は加工性が低く、熱延後、酸洗、冷延、冷
延板焼鈍を行って、加工性を補っていたため、工程負荷
が大きかった。さらに、耐酸化性を高めたステンレス
は、Cr含有量が高く、難酸洗性であり、酸洗コストが
大きく、加えて、Nbなどを多量に含むため、冷延板焼
鈍温度も高くとる必要があり、生産性が低いため、低コ
ストで耐酸化性が高い自動車排気系用鋼管が強く望まれ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成分元素が
高く、さらに工程も複雑な自動車排気系用途に用いられ
るステンレス鋼に代わり、耐酸化性に優れた鋼を用い
て、自動車排気系用鋼管を安価に提供することにある。
高く、さらに工程も複雑な自動車排気系用途に用いられ
るステンレス鋼に代わり、耐酸化性に優れた鋼を用い
て、自動車排気系用鋼管を安価に提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するためになされたものであり、請求項1に記載の
耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法は、質量
%で、Cを0.015%以下、Nを0.015%以下、
Crを1〜10%、Alを0.5〜5%、Siを3%以
下、Mnを3%以下含有し、残部Feおよび不可避不純
物からなる鋼を板厚3mm以下の熱延板とした後、造管
し、800℃以上1200℃以下に加熱した後、300
秒以内で400℃以下まで冷却する方法である。
解決するためになされたものであり、請求項1に記載の
耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法は、質量
%で、Cを0.015%以下、Nを0.015%以下、
Crを1〜10%、Alを0.5〜5%、Siを3%以
下、Mnを3%以下含有し、残部Feおよび不可避不純
物からなる鋼を板厚3mm以下の熱延板とした後、造管
し、800℃以上1200℃以下に加熱した後、300
秒以内で400℃以下まで冷却する方法である。
【0005】請求項2に記載の耐酸化性に優れた自動車
排気系鋼管の製造方法は、請求項1に記載の化学成分に
加えて、質量%でTi:0.01〜1%、Zr:0.0
1〜1%、Hf:0.01〜0.5%、V:0.01〜
1%、Nb:0.01〜1%、Ta:0.01〜1%、
Mo:3%以下、W:3%以下のうち1種または2種以
上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を
板厚3mm以下の熱延鋼板とした後、造管し、800℃
以上1200℃以下に加熱した後、300秒以内で40
0℃以下まで冷却する方法である。
排気系鋼管の製造方法は、請求項1に記載の化学成分に
加えて、質量%でTi:0.01〜1%、Zr:0.0
1〜1%、Hf:0.01〜0.5%、V:0.01〜
1%、Nb:0.01〜1%、Ta:0.01〜1%、
Mo:3%以下、W:3%以下のうち1種または2種以
上を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を
板厚3mm以下の熱延鋼板とした後、造管し、800℃
以上1200℃以下に加熱した後、300秒以内で40
0℃以下まで冷却する方法である。
【0006】請求項3に記載の耐酸化性に優れた自動車
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2に記載の化
学成分に加えて、質量%でCu:1%以下、Ni:1%
以下、Co:3%以下、Sn:1%以下、Sb:0.5
%以下、Ca:0.0005〜0.03%、Mg:0.
001〜0.05%、B:0.01%以下、REM:
0.001〜0.1%のうち1種または2種以上を含有
し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を板厚3m
m以下の熱延鋼板とした後、造管し、800℃以上12
00℃以下に加熱した後、300秒以内で400℃以下
まで冷却する方法である。
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2に記載の化
学成分に加えて、質量%でCu:1%以下、Ni:1%
以下、Co:3%以下、Sn:1%以下、Sb:0.5
%以下、Ca:0.0005〜0.03%、Mg:0.
001〜0.05%、B:0.01%以下、REM:
0.001〜0.1%のうち1種または2種以上を含有
し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を板厚3m
m以下の熱延鋼板とした後、造管し、800℃以上12
00℃以下に加熱した後、300秒以内で400℃以下
まで冷却する方法である。
【0007】請求項4に記載の耐酸化性に優れた自動車
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板と
した後、10%以上90%以下の冷間圧延を施し、得ら
れた冷延鋼板を造管した後、800℃以上1200℃以
下に加熱し、300秒以内で400℃以下まで冷却する
方法である。
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板と
した後、10%以上90%以下の冷間圧延を施し、得ら
れた冷延鋼板を造管した後、800℃以上1200℃以
下に加熱し、300秒以内で400℃以下まで冷却する
方法である。
【0008】請求項5に記載の耐酸化性に優れた自動車
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚3mm以下の熱延鋼板とし
た後、造管し、1%以上20%以下の絞り加工を施した
後、800℃以上1200℃以下に加熱し、300秒以
内で400℃以下まで冷却する方法である。
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚3mm以下の熱延鋼板とし
た後、造管し、1%以上20%以下の絞り加工を施した
後、800℃以上1200℃以下に加熱し、300秒以
内で400℃以下まで冷却する方法である。
【0009】請求項6に記載の耐酸化性に優れた自動車
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板と
した後、10%以上90%以下の冷間圧延を施し、得ら
れた冷延鋼板を造管し、1%以上20%以下の絞り加工
を施した後、800℃以上1200℃以下に加熱し、3
00秒以内で400℃以下まで冷却する方法である。
排気系鋼管の製造方法は、請求項1または2または3に
記載の成分を有する鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板と
した後、10%以上90%以下の冷間圧延を施し、得ら
れた冷延鋼板を造管し、1%以上20%以下の絞り加工
を施した後、800℃以上1200℃以下に加熱し、3
00秒以内で400℃以下まで冷却する方法である。
【0010】すなわち、本発明は、鋼管の成分を特定
し、さらに鋼管に特定の熱処理を施すことにより、優れ
た耐酸化性を有し、自動車排気系としての加工に耐え得
る良加工性の鋼管を安価に製造する方法を提供するもの
である。
し、さらに鋼管に特定の熱処理を施すことにより、優れ
た耐酸化性を有し、自動車排気系としての加工に耐え得
る良加工性の鋼管を安価に製造する方法を提供するもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】はじめに本発明で成分組成を限定
した理由を述べる。CとNはCr、Al、Nbなどと結
合して炭化物や窒化物、あるいは複合炭窒化物を生成
し、加工性と耐酸化性を低減させるため、少ないほど好
ましい。しかし、過度の限定は、いたずらに脱炭、脱窒
工程の負荷を高めるだけであり、Cの上限を0.015
%、Nの上限を0.015%とした。
した理由を述べる。CとNはCr、Al、Nbなどと結
合して炭化物や窒化物、あるいは複合炭窒化物を生成
し、加工性と耐酸化性を低減させるため、少ないほど好
ましい。しかし、過度の限定は、いたずらに脱炭、脱窒
工程の負荷を高めるだけであり、Cの上限を0.015
%、Nの上限を0.015%とした。
【0012】CrはAl含有鋼の加工性と耐酸化性を高
めるのに有効な元素であり、1%以上が必要である。1
0%を越えて添加しても特に問題はないが、原料コスト
が高くなるため、上限を10%とした。
めるのに有効な元素であり、1%以上が必要である。1
0%を越えて添加しても特に問題はないが、原料コスト
が高くなるため、上限を10%とした。
【0013】AlはCrを含有する鋼の耐酸化性を高め
るのに有効な元素であり、0.5%以上が必要である
が、5%を越えて添加すると、加工性低下が非常に大き
いため、上限を5%とした。
るのに有効な元素であり、0.5%以上が必要である
が、5%を越えて添加すると、加工性低下が非常に大き
いため、上限を5%とした。
【0014】SiはCrとAlを含有する鋼の耐酸化性
を補うのに有効な元素であるが、3%を越えて添加する
と加工性低下が大きく、上限を3%とした。
を補うのに有効な元素であるが、3%を越えて添加する
と加工性低下が大きく、上限を3%とした。
【0015】MnはCrとAlを含有する鋼の耐酸化性
を補うのに有効な元素であるが、3%を超えて添加する
と加工性低下が大きく、さらに高温でオーステナイト相
を生成して、耐酸化性を逆に劣化させるため、上限を3
%とした。
を補うのに有効な元素であるが、3%を超えて添加する
と加工性低下が大きく、さらに高温でオーステナイト相
を生成して、耐酸化性を逆に劣化させるため、上限を3
%とした。
【0016】Ti、Zr、Hf、Vはフェライト系ステ
ンレスではC、Nを固定して加工性を向上させる元素と
して知られているが、Cr含有量が10%以下で、Al
を5%以下含有する本鋼にも、加工性向上元素として有
効であることがわかった。添加元素の効果が有効に生じ
るためには、Ti:0.01%以上、Zr:0.01%
以上、Hf:0.01%以上、V:0.01%以上の添
加が必要である。ただし、これらの元素を多量に添加す
ると、逆に加工性が低下するため、Ti:1%、Zr:
1%、Hf:0.5%、V:1%を上限とした。
ンレスではC、Nを固定して加工性を向上させる元素と
して知られているが、Cr含有量が10%以下で、Al
を5%以下含有する本鋼にも、加工性向上元素として有
効であることがわかった。添加元素の効果が有効に生じ
るためには、Ti:0.01%以上、Zr:0.01%
以上、Hf:0.01%以上、V:0.01%以上の添
加が必要である。ただし、これらの元素を多量に添加す
ると、逆に加工性が低下するため、Ti:1%、Zr:
1%、Hf:0.5%、V:1%を上限とした。
【0017】Nb、Taはフェライト系ステンレスでは
高温強度を高めるのに有効な元素として知られている
が、Cr含有量が10%以下で、Alを5%以下含有す
る本鋼にも、高温強度向上元素として有効であることが
わかった。添加元素の効果が有効に生じるためには、N
b:0.01%以上、Ta:0.01%以上の添加が必
要である。ただし、これらの元素を多量に添加すると、
熱延板の靭性が著しく低下し、また鋼管焼鈍温度も上昇
し、製造性が低下するため、Nb:1%、Ta:1%を
上限とした。
高温強度を高めるのに有効な元素として知られている
が、Cr含有量が10%以下で、Alを5%以下含有す
る本鋼にも、高温強度向上元素として有効であることが
わかった。添加元素の効果が有効に生じるためには、N
b:0.01%以上、Ta:0.01%以上の添加が必
要である。ただし、これらの元素を多量に添加すると、
熱延板の靭性が著しく低下し、また鋼管焼鈍温度も上昇
し、製造性が低下するため、Nb:1%、Ta:1%を
上限とした。
【0018】Mo、Wはフェライト系ステンレスでは耐
食性や耐高温塩害性を高め、また高温強度にも有効な元
素として知られているが、Cr含有量が10%以下で、
Alを5%以下含有する本鋼にも、同様に有効であるこ
とがわかった。但し多量に添加すると熱延板の靭性や加
工性が低下するため、Moは3%、Wは3%を上限とし
た。
食性や耐高温塩害性を高め、また高温強度にも有効な元
素として知られているが、Cr含有量が10%以下で、
Alを5%以下含有する本鋼にも、同様に有効であるこ
とがわかった。但し多量に添加すると熱延板の靭性や加
工性が低下するため、Moは3%、Wは3%を上限とし
た。
【0019】Cu、Ni、CoはCr含有量が10%以
下で、Alを5%以下含有する鋼の熱延板靭性と鋼管の
耐食性を向上させるが、いずれもオーステナイト生成元
素であり、多量に添加すると高温でオーステナイトを生
成して耐酸化性を劣化させるため、Cu:1%、Ni:
1%、Co:3%を上限とした。
下で、Alを5%以下含有する鋼の熱延板靭性と鋼管の
耐食性を向上させるが、いずれもオーステナイト生成元
素であり、多量に添加すると高温でオーステナイトを生
成して耐酸化性を劣化させるため、Cu:1%、Ni:
1%、Co:3%を上限とした。
【0020】Sn、Sbはフェライト系ステンレスでは
耐食性を高める元素として知られているが、Cr含有量
が10%以下で、Alを5%以下含有する本鋼にも、同
様に有効であることがわかった。但し多量に添加すると
熱延板の靭性や加工性が低下するため、Snは1%、S
bは0.5%を上限とした。
耐食性を高める元素として知られているが、Cr含有量
が10%以下で、Alを5%以下含有する本鋼にも、同
様に有効であることがわかった。但し多量に添加すると
熱延板の靭性や加工性が低下するため、Snは1%、S
bは0.5%を上限とした。
【0021】Caは、熱間加工性の向上に効果がある
が、0.0005%未満ではその効果は十分ではなく、
0.03%を超えて添加すると粗大な介在物を生成して
逆に熱間加工性を劣化させるため、上限を0.03%と
した。
が、0.0005%未満ではその効果は十分ではなく、
0.03%を超えて添加すると粗大な介在物を生成して
逆に熱間加工性を劣化させるため、上限を0.03%と
した。
【0022】Mgは、耐食性および高温強度を向上させ
るが、0.001%未満ではその効果は小さく、0.0
5%を超えて添加すると粗大な介在物を生成して鋼管の
加工性を低下させるので、上限を0.05%とした。
るが、0.001%未満ではその効果は小さく、0.0
5%を超えて添加すると粗大な介在物を生成して鋼管の
加工性を低下させるので、上限を0.05%とした。
【0023】Bは、低炭素鋼やフェライト系ステンレス
では二次加工性を改善する元素として知られているが、
Cr含有量が10%以下で、Alを5%以下含有する本
鋼にも、同様に有効であることがわかった。但し多量の
添加は熱間加工性を劣化させるので、上限を0.01%
とした。
では二次加工性を改善する元素として知られているが、
Cr含有量が10%以下で、Alを5%以下含有する本
鋼にも、同様に有効であることがわかった。但し多量の
添加は熱間加工性を劣化させるので、上限を0.01%
とした。
【0024】希土類元素(REM)は、フェライト系ス
テンレスでは酸化皮膜の密着性を向上させ、耐酸化性を
向上させる元素として知られているが、Cr含有量が1
0%以下で、Alを5%以下含有する本鋼にも、有効で
あることがわかった。添加量が0.001%未満ではそ
の効果は小さく、多量に添加すると熱間加工性を大きく
低下させ、また介在物を生成して鋼管の加工性を低下さ
せるので、0.1%を上限とした。なお、本発明におけ
る希土類元素とは、原子番号が57〜71番および89
〜103番の元素およびYを指す。
テンレスでは酸化皮膜の密着性を向上させ、耐酸化性を
向上させる元素として知られているが、Cr含有量が1
0%以下で、Alを5%以下含有する本鋼にも、有効で
あることがわかった。添加量が0.001%未満ではそ
の効果は小さく、多量に添加すると熱間加工性を大きく
低下させ、また介在物を生成して鋼管の加工性を低下さ
せるので、0.1%を上限とした。なお、本発明におけ
る希土類元素とは、原子番号が57〜71番および89
〜103番の元素およびYを指す。
【0025】つぎに造管方法について説明する。一般に
フェライト系ステンレスでは熱延後、酸洗、冷延、冷延
板焼鈍が必須であるが、本鋼は加工性が良好なため、熱
延後、そのまま造管し、管体熱処理を施すことで自動車
排気系用鋼管として使用可能である。
フェライト系ステンレスでは熱延後、酸洗、冷延、冷延
板焼鈍が必須であるが、本鋼は加工性が良好なため、熱
延後、そのまま造管し、管体熱処理を施すことで自動車
排気系用鋼管として使用可能である。
【0026】従って、本発明では、熱間圧延での板厚は
3mm以下の最終製品板厚とすることができる。また、
板厚矯正を目的に10%未満のスキンパスをかけること
も可能である。さらに、熱間圧延機によっては薄い板厚
の制御が困難な場合や、生産性低下が原因で板厚3mm
以下を得ることが困難な場合があり、これらの場合は、
熱間圧延で板厚10mm以下の鋼板として、必要に応じ
て酸洗した後、10%以上90%以下の冷間圧延により
最終製品板厚を制御することができる。熱延板の板厚は
10mmを越え、また冷間圧下率は90%を越えると冷
間圧延の負荷が増大するため、板厚の上限を10mm、
冷間圧下率の上限を90%とした。冷延鋼板とした場
合、鋼管の加工性も向上する。
3mm以下の最終製品板厚とすることができる。また、
板厚矯正を目的に10%未満のスキンパスをかけること
も可能である。さらに、熱間圧延機によっては薄い板厚
の制御が困難な場合や、生産性低下が原因で板厚3mm
以下を得ることが困難な場合があり、これらの場合は、
熱間圧延で板厚10mm以下の鋼板として、必要に応じ
て酸洗した後、10%以上90%以下の冷間圧延により
最終製品板厚を制御することができる。熱延板の板厚は
10mmを越え、また冷間圧下率は90%を越えると冷
間圧延の負荷が増大するため、板厚の上限を10mm、
冷間圧下率の上限を90%とした。冷延鋼板とした場
合、鋼管の加工性も向上する。
【0027】得られた熱延鋼板または冷延鋼板は通常の
電縫鋼管として、またはレーザー溶接、TIG溶接、プ
ラズマ溶接などにより造管されるが、得られた鋼管に絞
り加工を施すことで、加工性をさらに向上させることが
できる。しかし、絞り率は1%未満では効果が小さく、
その下限を1%とする。絞り加工も大きいほど鋼管の加
工性は向上するが、20%を越える絞り加工は困難であ
るため、その上限を20%とした。
電縫鋼管として、またはレーザー溶接、TIG溶接、プ
ラズマ溶接などにより造管されるが、得られた鋼管に絞
り加工を施すことで、加工性をさらに向上させることが
できる。しかし、絞り率は1%未満では効果が小さく、
その下限を1%とする。絞り加工も大きいほど鋼管の加
工性は向上するが、20%を越える絞り加工は困難であ
るため、その上限を20%とした。
【0028】上述した方法で得られた鋼管を最終的に8
00℃〜1200℃に加熱し、ついで300秒以内で4
00℃以下まで冷却することで、再結晶が進行し、粒界
上の析出物が少なく、自動車排気系用鋼管として十分な
加工性を有する鋼管が得られる。加熱温度が800℃未
満では再結晶が十分に生じないため加工性は低く、加熱
温度が1200℃より高いと結晶粒が粗大化し加工性は
大きく低下する。また、400℃以下までの冷却時間は
300秒を越えると粒界にCr、Nb、あるいはMoを
含む析出物が析出し、加工性を著しく低下させるため、
400℃以下までの冷却時間は300秒以内とした。4
00℃以下ではこれらの析出は極めて遅くなるため、放
冷でも良いし、強制空冷、あるいは水冷などでもよいの
で特に限定はしない。なお、本発明鋼の耐酸化性が極め
て良好なため、熱処理は、例えば光輝焼鈍炉のように不
活性ガス雰囲気中で施しても良いし、大気中で誘導加熱
や赤外線加熱を施してもよい。
00℃〜1200℃に加熱し、ついで300秒以内で4
00℃以下まで冷却することで、再結晶が進行し、粒界
上の析出物が少なく、自動車排気系用鋼管として十分な
加工性を有する鋼管が得られる。加熱温度が800℃未
満では再結晶が十分に生じないため加工性は低く、加熱
温度が1200℃より高いと結晶粒が粗大化し加工性は
大きく低下する。また、400℃以下までの冷却時間は
300秒を越えると粒界にCr、Nb、あるいはMoを
含む析出物が析出し、加工性を著しく低下させるため、
400℃以下までの冷却時間は300秒以内とした。4
00℃以下ではこれらの析出は極めて遅くなるため、放
冷でも良いし、強制空冷、あるいは水冷などでもよいの
で特に限定はしない。なお、本発明鋼の耐酸化性が極め
て良好なため、熱処理は、例えば光輝焼鈍炉のように不
活性ガス雰囲気中で施しても良いし、大気中で誘導加熱
や赤外線加熱を施してもよい。
【0029】
【実施例】表1〜4に示す成分を有する鋼を溶製し、表
5、6に示すような板厚の熱延板とした後、実施例6
4、65、67、68は酸洗後に冷間圧延してから通常
の電縫鋼管として造管した。造管の際には溶接部周辺を
不活性ガスでパージし、溶接部に酸化物を巻き込まない
ようにした。実施例1〜65は造管後、38.1φ×2
tの鋼管を得た。実施例66〜68は造管後、10%絞
り加工を施して、38.1φ×2tの鋼管を得た。得ら
れた鋼管を誘導加熱により熱処理を施した。表5、6に
これらの製造条件を示す。得られた鋼管から30mm角
の酸化試験片を採取し、石英容器に入れて950℃に加
熱した大気解放の加熱炉に挿入し、200時間加熱後、
取り出して酸化増量を測定した。酸化増量の測定結果を
表5、6に示す。異常酸化の目安である1cm2 あたり
2mg以上のものは測定値を記入し、1cm2 あたり2
mg未満は<2として記入した。また、得られた鋼管か
らJIS12A号引張試験片を採取し、引張試験に供し
た。測定した破断伸びを表5、6に示す。
5、6に示すような板厚の熱延板とした後、実施例6
4、65、67、68は酸洗後に冷間圧延してから通常
の電縫鋼管として造管した。造管の際には溶接部周辺を
不活性ガスでパージし、溶接部に酸化物を巻き込まない
ようにした。実施例1〜65は造管後、38.1φ×2
tの鋼管を得た。実施例66〜68は造管後、10%絞
り加工を施して、38.1φ×2tの鋼管を得た。得ら
れた鋼管を誘導加熱により熱処理を施した。表5、6に
これらの製造条件を示す。得られた鋼管から30mm角
の酸化試験片を採取し、石英容器に入れて950℃に加
熱した大気解放の加熱炉に挿入し、200時間加熱後、
取り出して酸化増量を測定した。酸化増量の測定結果を
表5、6に示す。異常酸化の目安である1cm2 あたり
2mg以上のものは測定値を記入し、1cm2 あたり2
mg未満は<2として記入した。また、得られた鋼管か
らJIS12A号引張試験片を採取し、引張試験に供し
た。測定した破断伸びを表5、6に示す。
【0030】
【表1】供試鋼の成分(質量%)
【0031】
【表2】供試鋼の成分(質量%)(表1のつづき)
【0032】
【表3】供試鋼の成分(質量%)
【0033】
【表4】供試鋼の成分(質量%)(表3のつづき)
【0034】
【表5】鋼管の製造条件と大気中酸化増加量および伸び
【0035】
【表6】鋼管の製造条件と大気中酸化増加量および伸び
(表5のつづき)
(表5のつづき)
【0036】実施例1〜56、64〜67は本発明例で
あり、酸化増量は2mg/cm2 未満であり、また破断
伸びも35%以上であり、優れた耐酸化性と加工性を有
することから、自動車排気系に適することがわかる。一
方、実施例57、59、60は鋼管の化学成分が本発明
範囲外であり、酸化増量が大きい。実施例58、61は
鋼管の化学成分が本発明範囲外であり、伸びが低い。実
施例62は鋼管の加熱温度が高く、結晶粒が粗大化して
伸びが低下している。実施例63は鋼管の加熱温度が低
く、再結晶が十分に進まず、伸びが低い。実施例68は
鋼管加熱後の冷却時間が長く、粒界に析出物が析出し
て、伸びが低い。
あり、酸化増量は2mg/cm2 未満であり、また破断
伸びも35%以上であり、優れた耐酸化性と加工性を有
することから、自動車排気系に適することがわかる。一
方、実施例57、59、60は鋼管の化学成分が本発明
範囲外であり、酸化増量が大きい。実施例58、61は
鋼管の化学成分が本発明範囲外であり、伸びが低い。実
施例62は鋼管の加熱温度が高く、結晶粒が粗大化して
伸びが低下している。実施例63は鋼管の加熱温度が低
く、再結晶が十分に進まず、伸びが低い。実施例68は
鋼管加熱後の冷却時間が長く、粒界に析出物が析出し
て、伸びが低い。
【0037】
【発明の効果】本発明により、従来の自動車排気系用フ
ェライト系ステンレス鋼管に比べて、成分元素としてC
rが低く、さらに冷延焼鈍が省略できるため工程コスト
も低い、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管が提供でき
るようになった。今後も、耐酸化性に優れた鋼管の要求
は増加する。従って、本発明により製造された鋼管の効
果は極めて大きいものである。
ェライト系ステンレス鋼管に比べて、成分元素としてC
rが低く、さらに冷延焼鈍が省略できるため工程コスト
も低い、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管が提供でき
るようになった。今後も、耐酸化性に優れた鋼管の要求
は増加する。従って、本発明により製造された鋼管の効
果は極めて大きいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/00 302 C22C 38/00 302Z 38/38 38/38 Fターム(参考) 4K032 AA00 AA01 AA02 AA04 AA08 AA09 AA10 AA12 AA14 AA16 AA17 AA19 AA20 AA21 AA22 AA23 AA27 AA29 AA31 AA32 AA33 AA35 AA36 AA37 AA39 AA40 BA03 CF03 CG01 CG02 CH04 CH05 CH06 4K042 AA06 AA24 BA06 BA13 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 CA07 CA08 CA09 CA10 CA12 CA13 CA14 DC02 DE05 DE06
Claims (6)
- 【請求項1】質量%でC:0.015%以下、N:0.
015%以下、Cr:1〜10%、Al:0.5〜5
%、Si:3%以下、Mn:3%以下、を含有し、残部
Feおよび不可避不純物からなる鋼を板厚3mm以下の
熱延鋼板とした後、造管し、800℃以上1200℃以
下に加熱した後、300秒以内で400℃以下まで冷却
する、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の成分に加え、さらに質量
%でTi:0.01〜1%、Zr:0.01〜1%、H
f:0.01〜0.5%、V:0.01〜1%、Nb:
0.01〜1%、Ta:0.01〜1%、Mo:3%以
下、W:3%以下、のうち1種または2種以上を含有
し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を板厚3m
m以下の熱延鋼板とした後、造管し、800℃以上12
00℃以下に加熱した後、300秒以内で400℃以下
まで冷却する、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製
造方法。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の成分に加え、さ
らに質量%でCu:1%以下、Ni:1%以下、Co:
3%以下、Sn:1%以下、Sb:0.5%以下、C
a:0.0005〜0.03%、Mg:0.001〜
0.05%、B:0.01%以下、REM:0.001
〜0.1%、のうち1種または2種以上を含有し、残部
Feおよび不可避不純物からなる鋼を板厚3mm以下の
熱延鋼板とした後、造管し、800℃以上1200℃以
下に加熱した後、300秒以内で400℃以下まで冷却
する、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法。 - 【請求項4】請求項1または2または3に記載の成分か
らなる鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板とした後、10
%以上90%以下の冷間圧延を施し、得られた冷延鋼板
を造管した後、800℃以上1200℃以下に加熱し、
300秒以内で400℃以下まで冷却する、耐酸化性に
優れた自動車排気系鋼管の製造方法。 - 【請求項5】請求項1または2または3に記載の成分か
らなる鋼を板厚3mm以下の熱延鋼板とした後、造管
し、1%以上20%以下の絞り加工を施した後、800
℃以上1200℃以下に加熱し、300秒以内で400
℃以下まで冷却する、耐酸化性に優れた自動車排気系鋼
管の製造方法。 - 【請求項6】請求項1または2または3に記載の成分か
らなる鋼を板厚10mm以下の熱延鋼板とした後、10
%以上90%以下の冷間圧延を施し、得られた冷延鋼板
を造管し、1%以上20%以下の絞り加工を施した後、
800℃以上1200℃以下に加熱し、300秒以内で
400℃以下まで冷却する、耐酸化性に優れた自動車排
気系鋼管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35010299A JP2001164317A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35010299A JP2001164317A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001164317A true JP2001164317A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18408254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35010299A Withdrawn JP2001164317A (ja) | 1999-12-09 | 1999-12-09 | 耐酸化性に優れた自動車排気系鋼管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001164317A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013178629A1 (de) * | 2012-05-29 | 2013-12-05 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Warmfester fe-al-cr-stahl |
CN104060190A (zh) * | 2014-07-09 | 2014-09-24 | 上海大学兴化特种不锈钢研究院 | 节铬节镍型高硅耐热不锈钢 |
WO2018215065A1 (en) * | 2017-05-24 | 2018-11-29 | Sandvik Intellectual Property Ab | Ferritic alloy |
CN109072384A (zh) * | 2016-04-22 | 2018-12-21 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 铁素体合金 |
WO2021020757A1 (ko) * | 2019-07-31 | 2021-02-04 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 배기계용 페라이트계 강판 |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP35010299A patent/JP2001164317A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013178629A1 (de) * | 2012-05-29 | 2013-12-05 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Warmfester fe-al-cr-stahl |
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CN109072384A (zh) * | 2016-04-22 | 2018-12-21 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 铁素体合金 |
CN113088830A (zh) * | 2016-04-22 | 2021-07-09 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 铁素体合金 |
CN113088830B (zh) * | 2016-04-22 | 2023-09-01 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 铁素体合金 |
WO2018215065A1 (en) * | 2017-05-24 | 2018-11-29 | Sandvik Intellectual Property Ab | Ferritic alloy |
CN110709529A (zh) * | 2017-05-24 | 2020-01-17 | 山特维克知识产权股份有限公司 | 铁素体合金 |
CN110709529B (zh) * | 2017-05-24 | 2025-02-28 | 康泰尔有限公司 | 铁素体合金 |
WO2021020757A1 (ko) * | 2019-07-31 | 2021-02-04 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 배기계용 페라이트계 강판 |
KR20210015012A (ko) * | 2019-07-31 | 2021-02-10 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 배기계용 페라이트계 강판 |
KR102255111B1 (ko) | 2019-07-31 | 2021-05-24 | 주식회사 포스코 | 내식성이 우수한 배기계용 페라이트계 강판 |
EP3981895A4 (en) * | 2019-07-31 | 2022-09-28 | Posco | FERRITE-BASED STEEL SHEET WITH EXCELLENT CORROSION RESISTANCE FOR AN EXHAUST SYSTEM |
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---|---|---|---|
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