JP2001162811A - インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法 - Google Patents
インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法Info
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- JP2001162811A JP2001162811A JP34817399A JP34817399A JP2001162811A JP 2001162811 A JP2001162811 A JP 2001162811A JP 34817399 A JP34817399 A JP 34817399A JP 34817399 A JP34817399 A JP 34817399A JP 2001162811 A JP2001162811 A JP 2001162811A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノズル開口を容易且つ高精度に位置決めする
ことのできるインクジェット式記録ヘッドユニットを提
供する。 【解決の手段】 インクを吐出するノズル開口を有する
インクジェット式記録ヘッド14と該インクジェット式
記録ヘッド14のインク供給口側に固定されるヘッドケ
ース13と、このヘッドケース13の側面との当接部に
より位置決めする当接面を有すると共に前記ノズル開口
を露出して前記ヘッドケース13を装着部に載置する固
定部材17とを有するインクジェット式記録ヘッドユニ
ット10において、前記ヘッドケース13の側面と前記
固定部材17の当接面との何れか一方には他方側に突出
する突出部13aが設けられ、前記ヘッドケース13と
前記固定部材17とが前記突出部13aを介して位置決
めされる。
ことのできるインクジェット式記録ヘッドユニットを提
供する。 【解決の手段】 インクを吐出するノズル開口を有する
インクジェット式記録ヘッド14と該インクジェット式
記録ヘッド14のインク供給口側に固定されるヘッドケ
ース13と、このヘッドケース13の側面との当接部に
より位置決めする当接面を有すると共に前記ノズル開口
を露出して前記ヘッドケース13を装着部に載置する固
定部材17とを有するインクジェット式記録ヘッドユニ
ット10において、前記ヘッドケース13の側面と前記
固定部材17の当接面との何れか一方には他方側に突出
する突出部13aが設けられ、前記ヘッドケース13と
前記固定部材17とが前記突出部13aを介して位置決
めされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクカートリッ
ジから供給されたインク滴を吐出して印刷するインクジ
ェット式記録装置に搭載されるインクジェット式記録ヘ
ッドユニット及びその製造方法に関する。
ジから供給されたインク滴を吐出して印刷するインクジ
ェット式記録装置に搭載されるインクジェット式記録ヘ
ッドユニット及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット式記録ヘッドを
具備するヘッドユニットでは、インクが充填されたイン
クカートリッジから、このインクカートリッジに挿入さ
れるインク供給針及び流路を介してインクジェット式記
録ヘッドにインクが供給され、供給されたインクは圧電
素子等を駆動させることによりノズルから吐出される。
具備するヘッドユニットでは、インクが充填されたイン
クカートリッジから、このインクカートリッジに挿入さ
れるインク供給針及び流路を介してインクジェット式記
録ヘッドにインクが供給され、供給されたインクは圧電
素子等を駆動させることによりノズルから吐出される。
【0003】例えば、図8に示すように、従来のヘッド
ユニット100を構成するフレーム101は、プリンタ
のキャリッジに搭載されると共に図示しないインクカー
トリッジを収容するインクカートリッジ収容室102を
画成する。このフレーム101のインクカートリッジ収
容室102とは反対側の面には、インクカートリッジに
連通するインク流路を有するヘッドケース103が接合
され、ヘッドケース103の下面側には、圧力発生手段
の駆動によってインクを吐出する記録ヘッド本体104
が固定されている。また、このフレーム101のインク
カートリッジ収容室102側の底面部分には、インクカ
ートリッジに挿入されるインク供給針105が設けられ
ており、インクカートリッジからこのインク供給針10
5及びヘッドケース103のインク流路103aを介し
て記録ヘッド本体104にインクが供給される。また、
ヘッドケース101と記録ヘッド本体104との間に
は、駆動回路を実装した回路基板106が固定されてお
り、この駆動回路106によって記録ヘッド本体104
が駆動されてインクが吐出される。
ユニット100を構成するフレーム101は、プリンタ
のキャリッジに搭載されると共に図示しないインクカー
トリッジを収容するインクカートリッジ収容室102を
画成する。このフレーム101のインクカートリッジ収
容室102とは反対側の面には、インクカートリッジに
連通するインク流路を有するヘッドケース103が接合
され、ヘッドケース103の下面側には、圧力発生手段
の駆動によってインクを吐出する記録ヘッド本体104
が固定されている。また、このフレーム101のインク
カートリッジ収容室102側の底面部分には、インクカ
ートリッジに挿入されるインク供給針105が設けられ
ており、インクカートリッジからこのインク供給針10
5及びヘッドケース103のインク流路103aを介し
て記録ヘッド本体104にインクが供給される。また、
ヘッドケース101と記録ヘッド本体104との間に
は、駆動回路を実装した回路基板106が固定されてお
り、この駆動回路106によって記録ヘッド本体104
が駆動されてインクが吐出される。
【0004】このようなヘッドユニット100は、複数
の部材を接着等により組み立てて構成されているため、
ノズル位置とヘッドケース103の外形間の寸法精度は
若干低下する。このため、通常、キャリッジに搭載する
と、各ノズル開口から吐出されるインク滴の着弾位置
と、所望の着弾位置とに数十μm程度の誤差が生じてし
まう。この誤差を補正するために、ヘッドユニット10
0をキャリッジに搭載する際、各記録ヘッド本体104
毎にノズル開口の面内方向の位置及び角度を調整して、
インク滴の着弾位置の調整を行う必要がある。
の部材を接着等により組み立てて構成されているため、
ノズル位置とヘッドケース103の外形間の寸法精度は
若干低下する。このため、通常、キャリッジに搭載する
と、各ノズル開口から吐出されるインク滴の着弾位置
と、所望の着弾位置とに数十μm程度の誤差が生じてし
まう。この誤差を補正するために、ヘッドユニット10
0をキャリッジに搭載する際、各記録ヘッド本体104
毎にノズル開口の面内方向の位置及び角度を調整して、
インク滴の着弾位置の調整を行う必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ヘッドユニット100では、ヘッドユニット100をキ
ャリッジに搭載し、ノズル開口からインク滴を吐出させ
てインク滴の着弾位置を確認しながら、ノズル開口の位
置を機械的に調整しているため、ノズル開口の位置決め
が困難であるという問題がある。
ヘッドユニット100では、ヘッドユニット100をキ
ャリッジに搭載し、ノズル開口からインク滴を吐出させ
てインク滴の着弾位置を確認しながら、ノズル開口の位
置を機械的に調整しているため、ノズル開口の位置決め
が困難であるという問題がある。
【0006】また、このようなノズル開口の位置を調整
するための調整機構は、各記録ヘッド本体104毎に必
要であるため、複数の記録ヘッド本体104を搭載する
場合には、比較的広いスペースが必要となり、小型化が
困難であるという問題がある。
するための調整機構は、各記録ヘッド本体104毎に必
要であるため、複数の記録ヘッド本体104を搭載する
場合には、比較的広いスペースが必要となり、小型化が
困難であるという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、ノズル
開口を容易且つ高精度に位置決めすることのできるイン
クジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法を提
供することを課題とする。
開口を容易且つ高精度に位置決めすることのできるイン
クジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法を提
供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、インクを吐出するノズル開口を有す
るインクジェット式記録ヘッドと該インクジェット式記
録ヘッドのインク供給口側に固定されるヘッドケース
と、このヘッドケースの側面との当接部により位置決め
する当接面を有すると共に前記ノズル開口を露出して前
記ヘッドケースを装着部に載置する固定部材とを有する
インクジェット式記録ヘッドユニットにおいて、前記ヘ
ッドケースの側面と前記固定部材の当接面との何れか一
方には他方側に突出する突出部が設けられ、前記ヘッド
ケースと前記固定部材とが前記突出部を介して位置決め
されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドユニットにある。
明の第1の態様は、インクを吐出するノズル開口を有す
るインクジェット式記録ヘッドと該インクジェット式記
録ヘッドのインク供給口側に固定されるヘッドケース
と、このヘッドケースの側面との当接部により位置決め
する当接面を有すると共に前記ノズル開口を露出して前
記ヘッドケースを装着部に載置する固定部材とを有する
インクジェット式記録ヘッドユニットにおいて、前記ヘ
ッドケースの側面と前記固定部材の当接面との何れか一
方には他方側に突出する突出部が設けられ、前記ヘッド
ケースと前記固定部材とが前記突出部を介して位置決め
されていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドユニットにある。
【0009】かかる第1の態様では、印字確認等を行う
ことなく、ヘッドケースと固定部材との位置決めを確実
且つ容易に行うことができる。
ことなく、ヘッドケースと固定部材との位置決めを確実
且つ容易に行うことができる。
【0010】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記突出部と相対向する面とを密着させる押圧手段
を有することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
ユニットにある。
て、前記突出部と相対向する面とを密着させる押圧手段
を有することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
ユニットにある。
【0011】かかる第2の態様では、突出部を介してヘ
ッドケースと固定部材とが確実に密着し、これらヘッド
ケースと固定部材とがより確実に位置決めされる。
ッドケースと固定部材とが確実に密着し、これらヘッド
ケースと固定部材とがより確実に位置決めされる。
【0012】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記ノズル開口が、前記突出部の一部を除去
することによって位置決めされることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドユニットにある。
において、前記ノズル開口が、前記突出部の一部を除去
することによって位置決めされることを特徴とするイン
クジェット式記録ヘッドユニットにある。
【0013】かかる第3の態様では、突出部を除去する
ことにより、ヘッドケースと固定部材とを容易に位置決
めすることができる。
ことにより、ヘッドケースと固定部材とを容易に位置決
めすることができる。
【0014】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記突出部が、前記ヘッドケースの側
面又は前記固定部材の当接面の隣り合う2面に設けられ
ていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユ
ニットにある。
の態様において、前記突出部が、前記ヘッドケースの側
面又は前記固定部材の当接面の隣り合う2面に設けられ
ていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユ
ニットにある。
【0015】かかる第4の態様では、突出部によってヘ
ッドケースと固定部材とが面内方向で確実に位置決めさ
れる。
ッドケースと固定部材とが面内方向で確実に位置決めさ
れる。
【0016】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記突出部が、前記ヘッドケース側に
設けられていることを特徴とするインクジェット式記録
ヘッドユニットにある。
の態様において、前記突出部が、前記ヘッドケース側に
設けられていることを特徴とするインクジェット式記録
ヘッドユニットにある。
【0017】かかる第5の態様では、ヘッドケースの突
出部を固定部材の当接面に当接することによりヘッドケ
ースと固定部材とが位置決めされる。
出部を固定部材の当接面に当接することによりヘッドケ
ースと固定部材とが位置決めされる。
【0018】本発明の第6の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記突出部が、前記固定部材側に設け
られていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドユニットにある。
の態様において、前記突出部が、前記固定部材側に設け
られていることを特徴とするインクジェット式記録ヘッ
ドユニットにある。
【0019】かかる第6の態様では、固定部材の突出部
にヘッドケースの側面を当接することによりヘッドケー
スと固定部材とが位置決めされる。
にヘッドケースの側面を当接することによりヘッドケー
スと固定部材とが位置決めされる。
【0020】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記突出部が、複数箇所に設けられた
突起部であることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
ッドユニットにある。
の態様において、前記突出部が、複数箇所に設けられた
突起部であることを特徴とするインクジェット式記録ヘ
ッドユニットにある。
【0021】かかる第7の態様では、突起部を介してヘ
ッドケースと固定部材とが位置決めされる。
ッドケースと固定部材とが位置決めされる。
【0022】本発明の第8の態様は、第7の態様におい
て、前記突起部が略多角形の頂点位置に配置されている
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニット
にある。
て、前記突起部が略多角形の頂点位置に配置されている
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニット
にある。
【0023】かかる第8の態様では、突起部を所定位置
に設けることにより、ヘッドケースと固定部材とが確実
に位置決めされる。
に設けることにより、ヘッドケースと固定部材とが確実
に位置決めされる。
【0024】本発明の第9の態様は、第8の態様におい
て、前記突起部が3カ所のみに設けられていることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットにある。
て、前記突起部が3カ所のみに設けられていることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットにある。
【0025】かかる第9の態様では、ヘッドケースと固
定部材とが突起部を介して3点で接触するため、ヘッド
ケースと固定部材とが確実に位置決めされる。
定部材とが突起部を介して3点で接触するため、ヘッド
ケースと固定部材とが確実に位置決めされる。
【0026】本発明の第10の態様は、第7〜9の何れ
かの態様において、前記突起部は、その幅が先端側に向
かって漸小し、面方向の断面が略三角形状を有すること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットにあ
る。
かの態様において、前記突起部は、その幅が先端側に向
かって漸小し、面方向の断面が略三角形状を有すること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットにあ
る。
【0027】かかる第10の態様では、突起部を比較的
容易に除去することができると共に、精度が向上する。
容易に除去することができると共に、精度が向上する。
【0028】本発明の第11の態様は、第1〜10の何
れかの態様において、前記固定部材には、複数のヘッド
ケースが並べて固定されることを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドユニットにある。
れかの態様において、前記固定部材には、複数のヘッド
ケースが並べて固定されることを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドユニットにある。
【0029】かかる第11の態様では、複数のヘッドケ
ースが一つの固定部材に固定されるため、同一基準で位
置決めすることができる。
ースが一つの固定部材に固定されるため、同一基準で位
置決めすることができる。
【0030】本発明の第12の態様は、第1〜11の何
れかの態様において、前記固定部材がキャリッジである
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニット
にある。
れかの態様において、前記固定部材がキャリッジである
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニット
にある。
【0031】かかる第12の態様では、ヘッドケースと
キャリッジとを比較的容易に位置決めすることができ
る。
キャリッジとを比較的容易に位置決めすることができ
る。
【0032】本発明の第13の態様は、インクを吐出す
るノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドと該
インクジェット式記録ヘッドのインク供給口側に固定さ
れるヘッドケースと、このヘッドケースの側面との当接
部により位置決めする当接面を有すると共に前記ノズル
開口を露出して前記ヘッドケースを装着部に載置する固
定部材とを有し、前記ヘッドケースの側面と前記固定部
材の当接面との何れか一方には他方側に突出する突出部
が設けられ、前記ヘッドケースと前記固定部材とが前記
突出部を介して位置決めされているインクジェット式記
録ヘッドユニットの製造方法であって、前記ヘッドケー
スと前記固定部材とを突出部を介して当接させた状態
で、前記ノズル開口の所望の位置とのずれ量を測定する
と共にこのずれ量に応じて前記突出部の除去量を算出す
る工程と、算出された除去量に応じて前記突出部を除去
する工程とを有するインクジェット式記録ヘッドユニッ
トの製造方法にある。
るノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドと該
インクジェット式記録ヘッドのインク供給口側に固定さ
れるヘッドケースと、このヘッドケースの側面との当接
部により位置決めする当接面を有すると共に前記ノズル
開口を露出して前記ヘッドケースを装着部に載置する固
定部材とを有し、前記ヘッドケースの側面と前記固定部
材の当接面との何れか一方には他方側に突出する突出部
が設けられ、前記ヘッドケースと前記固定部材とが前記
突出部を介して位置決めされているインクジェット式記
録ヘッドユニットの製造方法であって、前記ヘッドケー
スと前記固定部材とを突出部を介して当接させた状態
で、前記ノズル開口の所望の位置とのずれ量を測定する
と共にこのずれ量に応じて前記突出部の除去量を算出す
る工程と、算出された除去量に応じて前記突出部を除去
する工程とを有するインクジェット式記録ヘッドユニッ
トの製造方法にある。
【0033】かかる第13の態様では、突出部を除去し
てヘッドケースと固定部材との固定位置を補正すること
により、これらヘッドケースと固定部材との位置決めを
容易に行うことができる。
てヘッドケースと固定部材との固定位置を補正すること
により、これらヘッドケースと固定部材との位置決めを
容易に行うことができる。
【0034】本発明の第14の態様は、第13の態様に
おいて、前記突出部を所定のマスクを用いてエッチング
することによって、前記突出部の除去領域を識別するこ
とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットの
製造方法にある。
おいて、前記突出部を所定のマスクを用いてエッチング
することによって、前記突出部の除去領域を識別するこ
とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニットの
製造方法にある。
【0035】かかる第14の態様では、突出部の除去領
域を容易に識別でき、突出部を確実且つ容易に除去する
ことができる。
域を容易に識別でき、突出部を確実且つ容易に除去する
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施形態に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0037】図1は、本発明の一実施形態に係るインク
ジェット式記録ヘッドユニットの斜視図、図2はその要
部を示す概略断面図である。
ジェット式記録ヘッドユニットの斜視図、図2はその要
部を示す概略断面図である。
【0038】本発明の一実施形態に係るインクジェット
式記録ヘッドユニット(以下、ヘッドユニットと呼ぶ)
10は、図1及び図2に示すように、プリンタのキャリ
ッジに搭載されて図示しないインク供給手段であるイン
クカートリッジを収容するインクカートリッジ収容室1
1を有するインク供給手段保持部材であるカートリッジ
ケース12と、カートリッジケース12の下面側に設け
られ、インクカートリッジと後述する記録ヘッド本体と
を連通するインク流路を有するヘッドケース13と、こ
のヘッドケース13の下面側に設けられ圧電素子の駆動
によってインクを吐出する記録ヘッド本体14とを具備
する。また、カートリッジケース12のインクカートリ
ッジ収容室11側の底面部分には、インクカートリッジ
の各色毎に挿入されるインク供給針15が固定されてい
る。
式記録ヘッドユニット(以下、ヘッドユニットと呼ぶ)
10は、図1及び図2に示すように、プリンタのキャリ
ッジに搭載されて図示しないインク供給手段であるイン
クカートリッジを収容するインクカートリッジ収容室1
1を有するインク供給手段保持部材であるカートリッジ
ケース12と、カートリッジケース12の下面側に設け
られ、インクカートリッジと後述する記録ヘッド本体と
を連通するインク流路を有するヘッドケース13と、こ
のヘッドケース13の下面側に設けられ圧電素子の駆動
によってインクを吐出する記録ヘッド本体14とを具備
する。また、カートリッジケース12のインクカートリ
ッジ収容室11側の底面部分には、インクカートリッジ
の各色毎に挿入されるインク供給針15が固定されてい
る。
【0039】このようなヘッドユニット10では、イン
クカートリッジからインク供給針15及びヘッドケース
13のインク流路等を介して記録ヘッド本体14にイン
クが供給され、圧電素子を駆動することによりノズル開
口14aからインクが吐出される。なお、この圧電素子
は、例えば、カートリッジケース12とヘッドケース1
3との間に設けられた回路基板16に搭載された駆動回
路等によって駆動される。
クカートリッジからインク供給針15及びヘッドケース
13のインク流路等を介して記録ヘッド本体14にイン
クが供給され、圧電素子を駆動することによりノズル開
口14aからインクが吐出される。なお、この圧電素子
は、例えば、カートリッジケース12とヘッドケース1
3との間に設けられた回路基板16に搭載された駆動回
路等によって駆動される。
【0040】また、このようなヘッドユニット10は、
その後、ヘッドケース13が固定部材17に固定されて
インクジェット式記録装置のキャリッジ等に搭載され
る。本実施形態では、固定部材17は、ヘッドケース1
3を挿通すると共に記録ヘッド本体のノズル開口面を露
出する複数の、例えば、3つの貫通部17aが並設さ
れ、各貫通部17aにはそれぞれヘッドケース13が並
べて固定されている。
その後、ヘッドケース13が固定部材17に固定されて
インクジェット式記録装置のキャリッジ等に搭載され
る。本実施形態では、固定部材17は、ヘッドケース1
3を挿通すると共に記録ヘッド本体のノズル開口面を露
出する複数の、例えば、3つの貫通部17aが並設さ
れ、各貫通部17aにはそれぞれヘッドケース13が並
べて固定されている。
【0041】このようなヘッドケース13の側面と固定
部材17の当接面である貫通部17aの内面の何れか一
方、本実施形態では、ヘッドケース13の側面には、他
方側に突出する突出部が設けられており、詳しくは後述
するが、ヘッドケース13と固定部材17とを固定する
際、この突出部を適宜トリミングして、ヘッドケース1
3の固定位置を補正することにより、ヘッドケース13
と固定部材17との位置決め、すなわち、ノズル開口1
4aの位置合わせを行っている。
部材17の当接面である貫通部17aの内面の何れか一
方、本実施形態では、ヘッドケース13の側面には、他
方側に突出する突出部が設けられており、詳しくは後述
するが、ヘッドケース13と固定部材17とを固定する
際、この突出部を適宜トリミングして、ヘッドケース1
3の固定位置を補正することにより、ヘッドケース13
と固定部材17との位置決め、すなわち、ノズル開口1
4aの位置合わせを行っている。
【0042】ここで、この突出部の形状は、特に限定さ
れないが、本実施形態では、ヘッドケース13の側面の
隣り合う2面のそれぞれに、部分的に突出する断面が略
三角形状の複数の突起部13aとした。このように、突
起部13aを先端部側が漸小する断面略三角形状とする
ことにより、突起部13aのトリミングが容易となる。
また、勿論、この突起部13aは、例えば、断面略半円
形状或いは矩形形状等、何れの形状であってもよい。
れないが、本実施形態では、ヘッドケース13の側面の
隣り合う2面のそれぞれに、部分的に突出する断面が略
三角形状の複数の突起部13aとした。このように、突
起部13aを先端部側が漸小する断面略三角形状とする
ことにより、突起部13aのトリミングが容易となる。
また、勿論、この突起部13aは、例えば、断面略半円
形状或いは矩形形状等、何れの形状であってもよい。
【0043】なお、ノズル開口14aの突起部13aか
らの位置精度は、通常、±50μm程度であるため、突
起部13aの大きさは、このずれ量を補正できる大きさ
としておけばよい。例えば、本実施形態では、突起部1
3aの基端部の幅を約100〜200μmとし、突出量
を約100〜200μmとしている。
らの位置精度は、通常、±50μm程度であるため、突
起部13aの大きさは、このずれ量を補正できる大きさ
としておけばよい。例えば、本実施形態では、突起部1
3aの基端部の幅を約100〜200μmとし、突出量
を約100〜200μmとしている。
【0044】また、このような突起部13aの数も、特
に限定されないが、複数の突起部13aが多角形の頂点
位置となるように配置されていることが好ましく、本実
施形態では、ヘッドケース13の側面の隣り合う2面に
3つの突起部13aを設けるようにした。
に限定されないが、複数の突起部13aが多角形の頂点
位置となるように配置されていることが好ましく、本実
施形態では、ヘッドケース13の側面の隣り合う2面に
3つの突起部13aを設けるようにした。
【0045】ここで、ヘッドケース13と固定部材17
との組立手順について説明する。なお、図3は、ヘッド
ケースの要部を示す拡大図である。
との組立手順について説明する。なお、図3は、ヘッド
ケースの要部を示す拡大図である。
【0046】まず、図3(a)に示すように、固定部材
17の貫通部17aにヘッドケース13を挿通して、ヘ
ッドケース13を図示しない押圧手段によって面方向に
押圧して突起部13aを貫通部17aの内面に当接させ
る。例えば、本実施形態では、ヘッドケースに設けたネ
ジ等の締結部材によって、ヘッドケース13を押圧す
る。
17の貫通部17aにヘッドケース13を挿通して、ヘ
ッドケース13を図示しない押圧手段によって面方向に
押圧して突起部13aを貫通部17aの内面に当接させ
る。例えば、本実施形態では、ヘッドケースに設けたネ
ジ等の締結部材によって、ヘッドケース13を押圧す
る。
【0047】次に、この状態で、図3(b)に示すよう
に、例えば、ガラス板にノズル開口14aの基準位置等
を記したスケール等を用いて、現在のノズル開口14a
の位置と所望のノズル開口の位置とのずれ量を測定する
と共に突起部13aのトリミング量を算出する。(図3
(b)の点線は、例えば、スケールとして用いるガラス
板に記された基準線を示す。)なお、このノズル開口の
ずれ量の測定及び突起部のトリミング量の算出方法は、
特に限定されず、何れの方法を用いてもよい。
に、例えば、ガラス板にノズル開口14aの基準位置等
を記したスケール等を用いて、現在のノズル開口14a
の位置と所望のノズル開口の位置とのずれ量を測定する
と共に突起部13aのトリミング量を算出する。(図3
(b)の点線は、例えば、スケールとして用いるガラス
板に記された基準線を示す。)なお、このノズル開口の
ずれ量の測定及び突起部のトリミング量の算出方法は、
特に限定されず、何れの方法を用いてもよい。
【0048】次いで、図3(c)に示すように、このノ
ズル開口14aの位置のずれ量に基づいて、突起部13
aを所定量だけトリミングする。このトリミングの方法
は、特に限定されず、例えば、研削、ダイシング又はレ
ーザ加工等、何れの方法を用いてもよい。
ズル開口14aの位置のずれ量に基づいて、突起部13
aを所定量だけトリミングする。このトリミングの方法
は、特に限定されず、例えば、研削、ダイシング又はレ
ーザ加工等、何れの方法を用いてもよい。
【0049】その後、図3(d)に示すように、トリミ
ングした突起部13aを固定部材17の貫通部17aに
当接させて固定することにより、ノズル開口14aは所
望の位置とすることができる。また、このような工程を
各ヘッドケース毎に行うことにより、各ヘッドケース1
7と固定部材13とを確実に位置決めすることができ
る。これにより、各記録ヘッド本体14のノズル開口1
4aが同一基準で確実に位置決めされる。
ングした突起部13aを固定部材17の貫通部17aに
当接させて固定することにより、ノズル開口14aは所
望の位置とすることができる。また、このような工程を
各ヘッドケース毎に行うことにより、各ヘッドケース1
7と固定部材13とを確実に位置決めすることができ
る。これにより、各記録ヘッド本体14のノズル開口1
4aが同一基準で確実に位置決めされる。
【0050】その後、固定部材17がキャリッジに搭載
されるが、その際、インク滴の着弾位置等をノズル開口
14aの位置が所望の位置と異なっていた場合であって
も、本実施形態では、3つの記録ヘッド本体14が固定
部材17に固定されて一体化されているため、固定部材
17とキャリッジとの位置決めをすることにより、すべ
てのノズル開口14aの位置を同時に調整することがで
きる。
されるが、その際、インク滴の着弾位置等をノズル開口
14aの位置が所望の位置と異なっていた場合であって
も、本実施形態では、3つの記録ヘッド本体14が固定
部材17に固定されて一体化されているため、固定部材
17とキャリッジとの位置決めをすることにより、すべ
てのノズル開口14aの位置を同時に調整することがで
きる。
【0051】なお、本実施形態では、固定部材17をキ
ャリッジに搭載するようにしたが、勿論、キャリッジ自
体を固定部材としてもよい。
ャリッジに搭載するようにしたが、勿論、キャリッジ自
体を固定部材としてもよい。
【0052】また、本実施形態では、ヘッドケース13
の側面に突出部である突起部13aを設けるようにした
が、これらヘッドケース13と固定部材17との固定構
造は、特に限定されない。例えば、図4に示すように、
ヘッドケース13の外周面に面方向に張り出したフラン
ジ部18の側面に突起部18aを設け、この突起部18
aを介して固定部材17の貫通部17aと当接させるよ
うにしてもよい。
の側面に突出部である突起部13aを設けるようにした
が、これらヘッドケース13と固定部材17との固定構
造は、特に限定されない。例えば、図4に示すように、
ヘッドケース13の外周面に面方向に張り出したフラン
ジ部18の側面に突起部18aを設け、この突起部18
aを介して固定部材17の貫通部17aと当接させるよ
うにしてもよい。
【0053】また、本実施形態では、ヘッドケース13
に突起部13aを設けるようにしたが、これに限定され
ず、例えば、図5に示すように、固定部材17の当接面
である貫通部17aの内面に突起部17bを設けるよう
にしてもよい。このような構成としても、上述と同様
に、容易にノズル開口14aの位置決めをすることがで
きる。
に突起部13aを設けるようにしたが、これに限定され
ず、例えば、図5に示すように、固定部材17の当接面
である貫通部17aの内面に突起部17bを設けるよう
にしてもよい。このような構成としても、上述と同様
に、容易にノズル開口14aの位置決めをすることがで
きる。
【0054】また、固定部材17に突起部17bを設け
るようにした場合には、エッチングによって突起部17
bをトリミングするようにしてもよい。すなわち、図6
に示すように、固定部材17の表面に、例えば、感光性
のレジスト等のマスク層19を形成しておき、上述と同
様に、ヘッドケース13を突起部17bに当接させた状
態で、ノズル開口14aの位置の基準となるガラス板等
のマスク部材20を用いてノズル開口14aの位置のず
れ量を測定すると共に、マスク層19を露光して所定形
状にパターニングする。その後、このマスク層19のパ
ターンに合わせて突起部17bをエッチングにより除去
し、ヘッドケース13と固定部材17との固定位置を調
整、すなわちノズル開口14aの位置を調整するように
してもよい。また、勿論、露光したマスク層19を基準
として、研削等によって突起部17bを除去するように
してもよい。
るようにした場合には、エッチングによって突起部17
bをトリミングするようにしてもよい。すなわち、図6
に示すように、固定部材17の表面に、例えば、感光性
のレジスト等のマスク層19を形成しておき、上述と同
様に、ヘッドケース13を突起部17bに当接させた状
態で、ノズル開口14aの位置の基準となるガラス板等
のマスク部材20を用いてノズル開口14aの位置のず
れ量を測定すると共に、マスク層19を露光して所定形
状にパターニングする。その後、このマスク層19のパ
ターンに合わせて突起部17bをエッチングにより除去
し、ヘッドケース13と固定部材17との固定位置を調
整、すなわちノズル開口14aの位置を調整するように
してもよい。また、勿論、露光したマスク層19を基準
として、研削等によって突起部17bを除去するように
してもよい。
【0055】なお、このようにノズル開口14aの位置
決めを行うと共に固定部材17に固定されたヘッドユニ
ットは、その後、キャリッジに搭載されてインクジェッ
ト式記録装置の一部を構成する。ここで、このインクジ
ェット式記録装置の一例について説明する。図7は、イ
ンクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
決めを行うと共に固定部材17に固定されたヘッドユニ
ットは、その後、キャリッジに搭載されてインクジェッ
ト式記録装置の一部を構成する。ここで、このインクジ
ェット式記録装置の一例について説明する。図7は、イ
ンクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。
【0056】図7に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有するヘッドユニット10は、前述のようにイ
ンク供給手段を構成するカートリッジ32が着脱可能に
設けられ、このヘッドユニット10を搭載したキャリッ
ジ33は、装置本体34に取り付けられたキャリッジ軸
35に軸方向移動自在に設けられている。
ヘッドを有するヘッドユニット10は、前述のようにイ
ンク供給手段を構成するカートリッジ32が着脱可能に
設けられ、このヘッドユニット10を搭載したキャリッ
ジ33は、装置本体34に取り付けられたキャリッジ軸
35に軸方向移動自在に設けられている。
【0057】そして、駆動モータ36の駆動力が図示し
ない複数の歯車およびタイミングベルト37を介してキ
ャリッジ33に伝達されることで、ヘッドユニット10
を搭載したキャリッジ33はキャリッジ軸35に沿って
移動される。一方、装置本体34にはキャリッジ33に
沿ってプラテン38が設けられている。このプラテン3
8は図示しない紙送りモータの駆動力により回転できる
ようになっており、給紙ローラなどにより給紙された紙
等の記録媒体である記録シートSがプラテン38に巻き
掛けられて搬送されるようになっている。
ない複数の歯車およびタイミングベルト37を介してキ
ャリッジ33に伝達されることで、ヘッドユニット10
を搭載したキャリッジ33はキャリッジ軸35に沿って
移動される。一方、装置本体34にはキャリッジ33に
沿ってプラテン38が設けられている。このプラテン3
8は図示しない紙送りモータの駆動力により回転できる
ようになっており、給紙ローラなどにより給紙された紙
等の記録媒体である記録シートSがプラテン38に巻き
掛けられて搬送されるようになっている。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ヘッド
ケースと固定部材とを突出部を介して当接するように
し、この突出部の一部を除去することにより、これらヘ
ッドケースと固定部材とを容易に位置決めすることがで
きる。すなわち、ノズル開口の位置合わせを容易に行う
ことができる。これにより、ノズル開口の位置調整用の
機構を必要とすることがなく、複数のヘッド間の距離を
短くすることができ、小型化を図ることができる。ま
た、ノズル開口を高密度に配置することができるため、
インク滴の着弾精度が高まり印刷品質を向上することが
できる。
ケースと固定部材とを突出部を介して当接するように
し、この突出部の一部を除去することにより、これらヘ
ッドケースと固定部材とを容易に位置決めすることがで
きる。すなわち、ノズル開口の位置合わせを容易に行う
ことができる。これにより、ノズル開口の位置調整用の
機構を必要とすることがなく、複数のヘッド間の距離を
短くすることができ、小型化を図ることができる。ま
た、ノズル開口を高密度に配置することができるため、
インク滴の着弾精度が高まり印刷品質を向上することが
できる。
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録ヘッドユニットを示す斜視図である。
録ヘッドユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録ヘッドユニットの要部を示す断面図である。
録ヘッドユニットの要部を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るヘッドケースと固定
部材の組立手順を説明する図である。
部材の組立手順を説明する図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録ヘッドユニットの他の例を示す断面図及び平面図であ
る。
録ヘッドユニットの他の例を示す断面図及び平面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録ヘッドユニットの他の例を示す断面図及び平面図であ
る。
録ヘッドユニットの他の例を示す断面図及び平面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態に係るヘッドケースと固定
部材との組立手順の他の例を示す平面図及び断面図であ
る。
部材との組立手順の他の例を示す平面図及び断面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
録装置の概略図である。
【図8】従来技術に係るヘッドユニットの断面図であ
る。
る。
10 インクジェット式記録ヘッドユニット 12 カートリッジケース 13 ヘッドケース 13a 突起部 14 記録ヘッド本体 15 インク供給針 16 回路基板 17 固定部材
Claims (14)
- 【請求項1】 インクを吐出するノズル開口を有するイ
ンクジェット式記録ヘッドと該インクジェット式記録ヘ
ッドのインク供給口側に固定されるヘッドケースと、こ
のヘッドケースの側面との当接部により位置決めする当
接面を有すると共に前記ノズル開口を露出して前記ヘッ
ドケースを装着部に載置する固定部材とを有するインク
ジェット式記録ヘッドユニットにおいて、 前記ヘッドケースの側面と前記固定部材の当接面との何
れか一方には他方側に突出する突出部が設けられ、前記
ヘッドケースと前記固定部材とが前記突出部を介して位
置決めされていることを特徴とするインクジェット式記
録ヘッドユニット。 - 【請求項2】 請求項1において、前記突出部と相対向
する面とを密着させる押圧手段を有することを特徴とす
るインクジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ノズル開
口が、前記突出部の一部を除去することによって位置決
めされることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
ユニット。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記突
出部が、前記ヘッドケースの側面又は前記固定部材の当
接面の隣り合う2面に設けられていることを特徴とする
インクジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記突
出部が、前記ヘッドケース側に設けられていることを特
徴とするインクジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項6】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記突
出部が、前記固定部材側に設けられていることを特徴と
するインクジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記突
出部が、複数箇所に設けられた突起部であることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項8】 請求項7において、前記突起部が略多角
形の頂点位置に配置されていることを特徴とするインク
ジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項9】 請求項8において、前記突起部が3カ所
のみに設けられていることを特徴とするインクジェット
式記録ヘッドユニット。 - 【請求項10】 請求項7〜9の何れかにおいて、前記
突起部は、その幅が先端側に向かって漸小し、面方向の
断面が略三角形状を有することを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項11】 請求項1〜10の何れかにおいて、前
記固定部材には、複数のヘッドケースが並べて固定され
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドユニッ
ト。 - 【請求項12】 請求項1〜11の何れかにおいて、前
記固定部材がキャリッジであることを特徴とするインク
ジェット式記録ヘッドユニット。 - 【請求項13】 インクを吐出するノズル開口を有する
インクジェット式記録ヘッドと該インクジェット式記録
ヘッドのインク供給口側に固定されるヘッドケースと、
このヘッドケースの側面との当接部により位置決めする
当接面を有すると共に前記ノズル開口を露出して前記ヘ
ッドケースを装着部に載置する固定部材とを有し、前記
ヘッドケースの側面と前記固定部材の当接面との何れか
一方には他方側に突出する突出部が設けられ、前記ヘッ
ドケースと前記固定部材とが前記突出部を介して位置決
めされているインクジェット式記録ヘッドユニットの製
造方法であって、 前記ヘッドケースと前記固定部材とを当接部を介して当
接させた状態で、前記ノズル開口の所望の位置とのずれ
量を測定すると共にこのずれ量に応じて前記突出部の除
去量を算出する工程と、算出された除去量に応じて前記
突出部を除去する工程とを有するインクジェット式記録
ヘッドユニットの製造方法。 - 【請求項14】 請求項13において、前記突出部を所
定のマスクを用いてエッチングすることによって、前記
突出部の除去領域を識別することを特徴とするインクジ
ェット式記録ヘッドユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34817399A JP2001162811A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34817399A JP2001162811A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001162811A true JP2001162811A (ja) | 2001-06-19 |
Family
ID=18395245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34817399A Pending JP2001162811A (ja) | 1999-12-07 | 1999-12-07 | インクジェット式記録ヘッドユニット及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001162811A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-12-07 JP JP34817399A patent/JP2001162811A/ja active Pending
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