JP2001161081A - 振動モータ及びその駆動方法 - Google Patents
振動モータ及びその駆動方法Info
- Publication number
- JP2001161081A JP2001161081A JP34170399A JP34170399A JP2001161081A JP 2001161081 A JP2001161081 A JP 2001161081A JP 34170399 A JP34170399 A JP 34170399A JP 34170399 A JP34170399 A JP 34170399A JP 2001161081 A JP2001161081 A JP 2001161081A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driving
- vibrator
- relative motion
- drive signal
- frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 29
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims abstract description 200
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 13
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 18
- 230000008859 change Effects 0.000 description 14
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 230000006870 function Effects 0.000 description 3
- 239000002861 polymer material Substances 0.000 description 3
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N lead zirconate titanate Chemical compound [O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[O-2].[Ti+4].[Zr+4].[Pb+2] HFGPZNIAWCZYJU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052451 lead zirconate titanate Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 102100024522 Bladder cancer-associated protein Human genes 0.000 description 1
- 101150110835 Blcap gene Proteins 0.000 description 1
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000942 Elinvar Inorganic materials 0.000 description 1
- 101100222172 Mus musculus Cst10 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100493740 Oryza sativa subsp. japonica BC10 gene Proteins 0.000 description 1
- -1 P EN Substances 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004696 Poly ether ether ketone Substances 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- JUPQTSLXMOCDHR-UHFFFAOYSA-N benzene-1,4-diol;bis(4-fluorophenyl)methanone Chemical compound OC1=CC=C(O)C=C1.C1=CC(F)=CC=C1C(=O)C1=CC=C(F)C=C1 JUPQTSLXMOCDHR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 229920002530 polyetherether ketone Polymers 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000009719 polyimide resin Substances 0.000 description 1
- 239000004810 polytetrafluoroethylene Substances 0.000 description 1
- 229920001343 polytetrafluoroethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
用いて超音波モータを駆動すると、所望の停止位置精度
が得られない。 【解決手段】 振動子11と、相対運動部材21と、バ
ースト波形部40aを間欠的に有する駆動信号40を入
力することによって、振動子11を微動させるととも
に、バースト波形部による振動子11の駆動結果に基づ
いて、駆動信号40のバースト波形部40aの少なくと
も周波数の制御を行う駆動装置30とを備える超音波モ
ータ10である。これにより、1バースト波形部40a
による送り量を無段階で自在に調節でき、停止位置精度
を向上できる。
Description
の駆動方法に関する。具体的には、本発明は、バースト
波形部を間欠的に有する駆動信号を入力されることによ
って微動する振動モータと、この振動モータの駆動方法
とに関する。
子に、互いの位相が(π/2)異なるとともに所定の周
波数を有する連続波からなる2相の駆動信号(交流電
圧)をそれぞれ入力することによって、これらの圧電素
子が装着された弾性体に位相が異なる二つの定在波を励
振し、これらの定在波が合成されて弾性体の駆動力取出
部に発生した楕円運動を利用して、この駆動力取出部に
加圧接触する相対運動部材を摩擦駆動する。この種の振
動モータとして、超音波の振動域を利用した超音波モー
タが知られているため、以降の説明ではこの超音波モー
タを例にとる。
止した後は電気入力を停止するだけでドリフトもなく、
さらに外力にも乱されずにその位置で静止し続けること
ができるという、いわゆる自己保持性を有する。これに
対し、例えばステッピングモータも、電気入力を継続す
ればある程度の自己保持性を奏することはできる。しか
し、電気入力を必要とするために効率の点で超音波モー
タには及ばない。
ステップの歩幅、つまり送り量が、電極パターンの幅と
いうかなり大きな量によって支配され、いわばデジタル
化されている。このため、Xステップ分の動作パルスに
よる送り量は、1ステップ分のX倍として極めて正確に
求めることができ、その再現性も高い。しかし、現実に
は、ステッピングモータの発生トルクは一般的に低いた
めに減速ギヤ列を用いる必要があり、バックラッシュが
生じるといった問題がある。これに対し、超音波モータ
は、発生トルクが高いために減速ギヤ列を用いる必要性
は低いが、1ステップの送り量は基本的にデジタル化さ
れておらず、アナログ的である。
期分によって駆動力取出部が1回転分だけ楕円運動を描
くことから、これを1ステップの送り量とみなすことも
できる。しかし、この1ステップの送り量は、駆動電
圧、駆動周波数さらには駆動時の摩擦状態等により変動
するため、高い再現性を期待することができない。
デジタル的であるのに対し、超音波モータの動作は極め
てアナログ的である。このため、超音波モータは、ステ
ッピングモータに比較すると、自己保持性や高い発生ト
ルクを有するといった長所を有する反面、1ステップ分
の動作パルスによる送り量が変動し易く、その再現性が
低いとも言える。そこで、バースト波形部を間欠的に有
する駆動信号を入力することによって超音波モータの1
ステップの歩幅をデジタル的に扱えるようにし、これに
より、特に超低速での微動時における1ステップ分の動
作パルスによる送り量を安定させる発明が、これまでに
も多数提案されている。
は、超音波モータが目標停止位置に接近するに応じて、
デューティ比が100%から0%までの範囲で変化する
コントロールパルスを入力することにより、相対運動速
度を徐々に低下させる発明が提案されている。
モータが停止位置に接近するに応じて、駆動信号におけ
るバースト波形部の印加時間を減少させることにより、
超音波モータを超低速で駆動する発明が提案されてい
る。
スト波形部を間欠的に有する駆動信号を入力して超音波
モータを駆動する際に、相対運動速度に応じて常に1回
の移動量がスムーズに動く最大移動量になるように制御
することにより、連続波からなる駆動信号を入力された
場合と同様に動作を円滑化できるとともに、起動及び停
止の回数を低減して電力損失を抑制できる発明が提案さ
れている。
波モータを構成する弾性体の振動減衰区間において包絡
線が減衰特性を有するとともにバースト波形部を間欠的
に有する駆動信号を入力して、弾性体に発生した楕円運
動を自由減衰させずに振幅が零になるまで同一周波数を
保ったまま減衰させることにより、逆推力を発生させな
い発明が提案されている。
波モータを構成する弾性体に発生する超音波振動の周波
数よりも高い周波数を有するとともにバースト波形部を
間欠的に有する駆動信号のパルス幅(印加時間)を変更
することにより、超音波モータの相対運動速度を容易に
切り替える発明が提案されている。
には、粗動時には連続波からなる2種の駆動信号を入力
し、微動時にはバースト波形部を有する1種の駆動信号
を入力することにより、微動時の超音波モータが粗動時
と反対方向へ移動することを防止する発明が提案されて
いる。
置に接近するにつれてバースト波形部を間欠的に有する
駆動信号を用い、振動子の送り量を1バースト波形部毎
に区切って擬似的にデジタル化するものである。このた
め、駆動信号におけるバースト波形部のデューティ比を
変更することにより、1バースト波形部の送り量をコン
トロールすることができる。したがって、現在位置と目
標位置との偏差が減少するに応じて、駆動信号における
バースト波形部のデューティ比を段階的に変更すること
により、振動子の停止位置を目標位置に近づけることが
できる。
の発明には、いずれも、以下に列記する課題1〜課題4
がある。 (課題1)従来の発明では、いずれも、駆動信号におけ
るバースト波形部の周波数は一定のままである。このた
め、入力された一つのバースト波形部によって弾性体の
駆動力取出部に発生する楕円運動の大きさは一定であっ
て、これを小さくすることはできない。したがって、入
力された一つのバースト波形部による超音波モータの送
り量、すなわち超音波モータの速度の最小値をこれ以上
小さくすることはできず、超音波モータをさらに超低速
で駆動することができない。 (課題2)弾性体と相対運動部材との摩擦状態は、一定
せず、両者の相対的な位置関係により絶えず変動する。
したがって、弾性体と相対運動部材との間における摩擦
力も絶えず変動するため、入力された一つのバースト波
形部による超音波モータの送り量(ステップ幅)、すな
わち超音波モータの微動時の速度が安定しない。
る駆動信号を入力することによって超音波モータを微動
させた場合について、一つのバースト波形部による超音
波モータの送り量と原点からの距離との関係の一例を示
すグラフである。同図にグラフで示すように、微動時の
超音波モータのステップ幅は、2μmから6μm程度の
範囲で変動してしまうことがわかる。このように、超音
波モータを超低速の一定速度で駆動させることができ
ず、所望の停止位置精度が得られない。 (課題3)超音波モータの駆動時に、外部の環境温度及
びモータ自身の発熱による温度変化等が発生すると、超
音波モータの共振周波数が変動するためにバースト波形
部の周波数の適正値が変動する。しかし、従来の発明で
は、バースト波形部の周波数は一定のままであるため、
駆動信号におけるバースト波形部の周波数が適正値から
ずれてしまう。このため、温度変化により超音波モータ
を駆動できなかったり、微動時の停止精度が低下してし
まう。
ついて、超音波モータの速度と駆動信号の周波数との関
係の一例を示すグラフである。図17における周波数f
1 は、超音波モータの微動時(バースト波形部を間欠的
に有する駆動信号の入力時)の周波数を示す。
駆動に伴って温度上昇し、常温さらには高温へと温度変
化したとする。図17に示すグラフにおいて、低温時に
は駆動周波数がf1 であることにより所望の速度v1 が
得られる。しかし、超音波モータの温度上昇に関係なく
駆動周波数はf1 で常に一定であることから、速度はv
1 からv2 へと徐々に低下し、高温域では駆動周波数f
1 は可動域内の最大周波数flim を超えてしまうために
駆動できなくなってしまう。このように、超音波モータ
は、温度変化等によって駆動特性が変動し、特に、超低
速では駆動できなくなってしまう。 (課題4)従来より、目標位置からの偏差を例えばエン
コーダを用いて検出し、この検出値に基づいて超音波モ
ータの速度制御を行う方法が知られている。特にインク
リメンタルエンコーダを用いてこの方法を行うには、超
音波モータの電源投入時に、原点検出動作を行う必要が
ある。この原点検出は、超音波モータの速度が速いと原
点位置のずれや応答不良による検出不良が発生するた
め、原点検出が可能な速度vr 以下に超音波モータの速
度を低下させて行う必要がある。
数と速度との関係の一例を示すグラフである。同図にグ
ラフで示すように、超音波モータは、低温時と高温時と
で異なる温度特性を有する。なお、図18のグラフにお
ける速度vr は原点検出が可能な速度の最大値である。
図18に示すグラフから、低温時に原点検出が可能な速
度vr を与える周波数域はf3 〜f4 であるのに対し、
高温時に原点検出が可能な速度vr を与える周波数域は
f1 〜f2 であることがわかる。このように、超音波モ
ータは図18にグラフで示すような温度特性を示すた
め、常に原点検出が可能な速度vr を与える駆動周波数
は存在せず、温度によっては原点検出動作を行えない。
間欠的に有する駆動信号を入力することによって振動モ
ータを微動させる際に、超音波モータを超低速で駆動さ
せることである。
間欠的に有する駆動信号を入力することによって振動モ
ータを微動させる際に、超音波モータを超低速で一定速
度で駆動させることである。
びモータ自身の発熱による温度変化が発生しても、超音
波モータを超低速で駆動させることである。
エンコーダを用いて検出した目標位置からの偏差に基づ
いて速度制御を行う超音波モータについて、その電源投
入時に原点検出動作を行う場合にも、温度変化の影響を
受けずに確実に原点検出動作を行うことである。
1の目的1〜第4の目的のうちの少なくとも2種以上を
同時に達成することである。
部を有する駆動信号を用いることによる擬似的なデジタ
ル化のメリットを充分に生かしながら、超音波モータの
分解能及び停止精度を高めるためには、駆動信号のバー
スト波形部の少なくとも周波数を制御すればよい、との
新規な知見に基づくものである。
子に加圧接触する相対運動部材と、バースト波形部を間
欠的に有する駆動信号を振動子に入力するとともに、バ
ースト波形部の少なくとも周波数の制御を行う駆動装置
とを備えることを特徴とする振動モータを提供する。
子に加圧接触する相対運動部材と、バースト波形部を間
欠的に有する駆動信号を振動子に入力することによっ
て、振動子又は相対運動部材を微動させるとともに、バ
ースト波形部による振動子又は相対運動部材の駆動結果
に基づいて、駆動信号のバースト波形部の少なくとも周
波数の制御を行う駆動装置とを備えることを特徴とする
振動モータを提供する。
子に加圧接触する相対運動部材と、バースト波形部を間
欠的に有する駆動信号を振動子に入力することによっ
て、振動子又は相対運動部材を微動させた後に目標位置
へ停止させるとともに、振動子又は相対運動部材の存在
位置と目標位置との偏差が小さくなるに応じて、バース
ト波形部の周波数が高くなるように制御する駆動装置と
を備えることを特徴とする振動モータを提供する。請求
項4の発明では、振動子と、この振動子に加圧接触する
相対運動部材と、連続波を有する第1の駆動信号を入力
して振動子又は相対運動部材を粗動させて目標位置へ接
近させた後にバースト波形部を間欠的に有する第2の駆
動信号を入力して振動子又は相対運動部材を微動させて
目標位置へ停止させるとともに、粗動時の振動子又は相
対運動部材の駆動結果に基づいて微動時の駆動条件を決
定する駆動装置とを備えることを特徴とする振動モータ
を提供する。
欠的に有する駆動信号を入力することによって、振動子
及びこの振動子との間で相対運動を生じる相対運動部材
を備える振動モータを微動させる際に、駆動信号のバー
スト波形部の少なくとも周波数の制御を行うことを特徴
とする振動モータの駆動方法を提供する。
欠的に有する駆動信号を入力することによって、振動子
及びこの振動子との間で相対運動を生じる相対運動部材
を備える振動モータを微動させる際に、バースト波形部
による振動モータの駆動結果に基づいて、駆動信号のバ
ースト波形部の少なくとも周波数の制御を行うことを特
徴とする振動モータの駆動方法を提供する。請求項7の
発明は、請求項6に記載された振動モータの駆動方法に
おいて、振動モータの駆動結果が相対運動の量であるこ
とを特徴とする。
欠的に有する駆動信号を入力することによって、振動子
及びこの振動子との間で相対運動を生じる相対運動部材
を備える振動モータを微動させながら目標位置を通過さ
せる際に、振動モータの存在位置と目標位置との偏差が
小さくなるに応じて、バースト波形部の周波数が高くな
るように制御することを特徴とする振動モータの駆動方
法を提供する。請求項9の発明は、請求項8に記載され
た振動モータの駆動方法において、目標位置が、インク
リメンタルエンコーダを用いて原点検出時に検出される
振動モータの原点位置であることを特徴とする。請求項
10の発明では、連続波を有する第1の駆動信号を入力
して振動モータを粗動させて目標位置へ接近させた後
に、バースト波形部を間欠的に有する第2の駆動信号を
入力して振動モータを微動させて目標位置へ停止させる
際に、粗動時における振動モータの駆動結果に基づい
て、微動時の駆動条件を決定することを特徴とする振動
モータの駆動方法を提供する。
れた振動モータの駆動方法において、駆動結果が、粗動
開始時の第1の信号の周波数であるとともに、微動時の
駆動条件が、少なくとも、第2の駆動信号の周波数であ
ることを特徴とする。
れた振動モータの駆動方法において、駆動結果が、粗動
時に所定速度を検出した時の第1の信号の周波数である
とともに、微動時の駆動条件が、少なくとも、第2の駆
動信号の周波数であることを特徴とする。
項12までのいずれか1項に記載された振動モータの駆
動方法において、さらに、振動モータの作動時の環境温
度に基づいて第2の駆動信号の駆動条件を決定すること
を特徴とする。
請求項7、又は請求項10から請求項13までのいずれ
か1項に記載された振動モータの駆動方法において、振
動モータの駆動結果に基づいて、さらに、駆動信号、第
1の駆動信号及び第2の駆動信号のうちの少なくとも一
つの電圧及び周波数の少なくとも一方の制御を行うこと
を特徴とする。
かかる振動モータ及びその駆動方法の実施の形態を、添
付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以降の実
施形態は、振動モータが超音波の振動域を利用した超音
波モータである場合を例にとって、説明する。
主要部を抽出して示す斜視図である。また、図2は、超
音波モータ10を構成する振動子11を、発生する振動
波形例とともに示す説明図である。
の超音波モータ10は、第1の振動である1次の縦振動
L1と、第2の振動である4次の曲げ振動B4とを発生
する振動子11と、この振動子11との間で相対運動を
行う相対運動部材21と、駆動装置30とを備える。ま
ず、これらの構成要素について、順次説明する。 〔振動子11〕振動子11は、弾性体12と、弾性体1
2の一方の平面に装着された圧電体13とを備える。
青銅又はエリンバー材等といった共振先鋭度が大きな金
属材料により構成されることが望ましく、矩形平板状に
形成される。また、弾性体12の各部の寸法は、発生す
る1次の縦振動L1および4次の曲げ振動B4それぞれ
の固有振動数が略一致するように、設定される。
電体13が例えば接着される。また、弾性体12の他方
の平面には、弾性体12の幅方向に2本の溝部が相対運
動方向(図1における両矢印方向)に関して所定距離だ
け離れて設けられる。これらの溝部に、横断面形状が矩
形である角棒型の、高分子材等を主成分とした摺動部材
が嵌め込まれて接着され、突起状に突出して装着され
る。高分子材としては、PTFE、ポリイミド樹脂、P
EN、PPS、PEEK等が例示される。
a、12bとして機能する。したがって、弾性体12
は、これら摺動部材からなる駆動力取出部12a、12
bを介して相対運動部材21に接触する。
に示すように、弾性体12に発生する4次の曲げ振動B
4の4つの腹位置l1 〜l4 のうちの外側に位置する腹
位置l1 、l4 に一致する位置に設けられる。なお、駆
動力取出部12a、12bは、曲げ振動B4の腹位置l
1 、l4 に正確に一致する位置に設けられる必要はな
く、この腹位置の近傍に設けられていてもよい。
タンジルコン酸鉛)からなる薄板状の圧電素子により構
成される。この圧電体13には、A相の駆動信号が入力
される入力領域13a、13cと、A相の駆動信号とは
位相が(π/2)だけずれたB相の駆動信号が入力され
る入力領域13b、13dとが形成される。各入力領域
13a〜13dは、図2に示すように、弾性体12に発
生する曲げ振動B4の5つの節位置n1 〜n5 により区
画された4つの領域に連続して形成される。すなわち、
駆動信号の入力により変形する各入力領域13a〜13
dが、いずれも、不動点である節位置n1 〜n5 を跨が
ない。そのため、入力領域13a〜13dの変形が節位
置n1 〜n5 によって抑制されることがない。これによ
り、各入力領域13a〜13dに入力された電気エネル
ギを最大の効率で弾性体12の変形、すなわち機械エネ
ルギに変換することができる。
は、振動子11が発生する縦振動L1により電気エネル
ギを出力する検出領域13p、13p’が設けられる。
これにより、振動子11が発生する縦振動L1の振動状
態がモニタされる。
3p、13p’とは、それぞれの表面に、銀電極15a
〜15d、15p、15p’を接着される。また、図示
しないが、各銀電極15a〜15d、15p、15p’
には、電気エネルギの授受を行うためのリード線が、そ
れぞれ半田付けされて、接続される。これにより、各入
力領域13a〜13dに独立して駆動信号を入力した
り、各検出領域13p、13p’から独立して検出信号
を出力することができる。なお、本実施形態では、図2
に示すように、振動子11は、その平面の中央部を中心
として点対称となるように、形成される。これにより、
駆動力取出部12a、12bに発生する楕円運動を略同
じ形状とすることができ、相対運動方向の反転に伴う駆
動差が殆ど解消される。
しない加圧支持装置により固定支持されている。このた
め、後述する相対運動部材21が、図1における両矢印
方向に駆動される。本実施形態では、振動子11は以上
のように構成される。 〔相対運動部材21〕図2に示すように、振動子11の
駆動力取出部12a、12bに加圧接触して、移動子で
ある相対運動部材21が配置される。
ンレス鋼により帯板状に構成される。相対運動部材21
は、駆動力取出部12a、12bに発生する楕円運動に
より、縦振動L1の振動方向とは同方向(図2における
左右方向)へ駆動される。なお、相対運動部材21は、
銅合金やアルミニウム合金さらには高分子材等により構
成されていてもよい。
一方の平面に接触する2基の搬送ローラと、相対運動部
材21の幅方向の両端面に接触する4基の搬送ローラ
(いずれも図示しない。)とにより、案内されて搬送さ
れる。これにより、相対運動部材21は、相対運動方向
の両方向への往復移動が可能となる。
のように構成される。 〔駆動装置30〕図3は、超音波モータ10の駆動装置
30のブロック図である。
御装置31を有する。制御装置31は、CPU35から
の指令信号を入力されることにより、2相の駆動信号を
生成する。
は、互いの位相が(π/2)異なるとともに所定の周波
数を有する連続波からなる2相の第1の駆動信号(交流
電圧)を、超音波モータドライバ32へそれぞれ出力す
る。この場合、制御装置31は、超音波モータ10の相
対運動速度を上げる場合には、2相の第1の駆動信号そ
れぞれの駆動周波数を下げる制御を行い、逆に、相対運
動速度を下げる場合には、2相の第1の駆動信号それぞ
れの駆動周波数を上げる制御を行う。
ータ10の目標停止位置への停止精度の向上を目的とす
る駆動時、すなわち超音波モータ10の超低速での微動
時には、連続波からなる2相の第1の駆動信号に替え
て、バースト波形部を間欠的に有する第2の駆動信号
を、超音波モータドライバ32へそれぞれ出力する。
有する第2の駆動信号40の波形例を示す説明図であ
る。同図に示すように、第2の駆動信号40は、高い駆
動周波数を有するバースト波形部40aをBH時間印加
した後にBL時間印加しないという周期(間欠周波数f
K =1/BT)のバースト波である。
40のうちのバースト波形部40aによる相対運動部材
21の移動量に基づいて、第2の駆動信号40のバース
ト波形部40aの少なくとも駆動周波数の制御を行う。
相対運動部材21の移動量は、後述するインクリメンタ
ルエンコーダ33により検出される。
と目標位置との偏差をインクリメンタルエンコーダ33
により検出し、この検出値が小さくなるに応じて、バー
スト波形部40aの駆動周波数が高くなるように制御す
る。これにより、相対運動部材21を超低速で安定して
駆動することができる。
1から入力される2相の駆動信号を適正値に増幅して、
超音波モータ10の入力領域13a〜13dへ入力す
る。
動時及び微動時のいずれの場合にも、圧電体13の入力
領域13a、13cにA相の駆動信号が入力され、ま
た、入力領域13b、13dにはA相の駆動信号とは
(π/2)の位相差を有するB相の駆動信号が入力され
る。すると、図2に示すように、弾性体12には、相対
運動方向(図2における両矢印方向)へ振動する第1の
振動である1次の縦振動L1と、この相対運動方向に直
交する方向へ振動する第2の振動である4次の曲げ振動
B4とが同時に発生する。これらの振動は合成されて、
駆動力取出部12a、12bには楕円運動が発生する。
この楕円運動を利用して、駆動力取出部12a、12b
に加圧接触する相対運動部材21が、摩擦駆動される。
に示すように、相対運動部材21にはインクリメンタル
エンコーダ33が装着される。このインクリメンタルエ
ンコーダ33は、一定の単位変位毎に一つのパルスを出
力してそのパルス数を数えることにより任意の位置から
の相対運動部材21の移動量を出力する。インクリメン
タルエンコーダ33により、バースト波形部40aによ
る相対運動部材21の移動量が検出される。検出された
移動量は、エンコーダ回路34により電気信号に変換さ
れ、CPU35に入力される。CPU35は、入力され
たこの電気信号に基づいて、制御装置31へ入力する指
令信号を補正する。これにより、制御装置31により生
成される第2の駆動信号40は、相対運動部材21の存
在位置と目標位置との偏差が小さくなるに応じて、バー
スト波形部40aの駆動周波数が高くなるように、制御
される。
は、連続波を有する第1の駆動信号を入力して相対運動
部材21を粗動させて目標位置へ接近させた後に、バー
スト波形部40aを間欠的に有する第2の駆動信号40
を入力して相対運動部材21を微動させて目標位置へ停
止させるとともに、バースト波形部による相対運動部材
21の駆動結果に基づいて、駆動信号のバースト波形部
40aの少なくとも周波数の制御を行う。本実施形態で
は、駆動装置30は以上のように構成される。 〔超音波モータ10の動作〕次に、この超音波モータ1
0の動作を説明する。図5は、超音波モータ10の相対
運動部材21の移動軌跡を示す説明図であり、図5
(A)は相対運動部材21の移動軌跡の一例を直接的に
示す説明図、図5(B)は相対運動部材21の移動軌跡
を一般化して示す説明図である。また、図6は、超音波
モータ10の振動子11に入力される駆動信号の駆動周
波数と、その時の相対運動部材21の速度又は1ステッ
プ分の移動量との関係の一例を示すグラフである。
モータ10の相対運動部材21が複数回の微動を繰り返
しながら最終的に目標位置Bに停止する場合であるが、
各微動の移動量が前回の微動の移動量よりも少なくなる
ように制御される場合を示している。図5(A)を参照
しながら、相対運動部材21が位置Aを出発し、位置A
から離れた目標位置Bに到達する場合を説明する。
動部材21は駆動装置30からの駆動信号により位置A
から目標位置Bに向けて移動を開始する。このとき、相
対運動部材21の現在位置と目標位置Bとは相当離れて
いるため、振動子11には駆動装置30により連続波か
らなる第1の駆動信号(図6における駆動周波数:f
a )が入力される。これにより、相対運動部材21は高
速・粗動モードで目標位置Bに接近する。
相対運動部材21が目標位置Bにさらに接近して領域D
の一端の位置Cに到達すると、駆動装置30から出力さ
れる駆動信号は、第1の駆動信号から第2の駆動信号4
0(図6における駆動周波数:fb1)に切り替えられ
る。これにより、相対運動部材21は、低速・微動モー
ドで目標位置Bに接近する。
相対運動部材21は目標位置Bを通り越して位置Eに停
止する。駆動装置30はインクリメンタルエンコーダ3
3により検出される相対運動部材21の移動量に基づい
て位置Eと目標位置Bとの偏差を求め、この偏差の大き
さに応じて、第2の駆動信号40のバースト波形部40
aの駆動周波数を、fb1からfb2(fb1<fb2)に変更
し、振動子11に入力する。これにより、相対運動部材
21は、さらに速度を低下させて目標位置Bに接近す
る。
相対運動部材21は目標位置Bを通り越して位置Fに停
止する。駆動装置30はインクリメンタルエンコーダ3
3により検出される相対運動部材21の移動量に基づい
て位置Fと目標位置Bとの偏差を求め、この偏差の大き
さに応じて、第2の駆動信号40のバースト波形部40
aの駆動周波数を、fb2からfb3(fb2<fb3)に変更
し、振動子11に入力する。これにより、相対運動部材
21は、さらに速度を低下させて目標位置Bに接近す
る。
相対運動部材21は目標位置Bを通り越して位置Gに停
止する。駆動装置30はインクリメンタルエンコーダ3
3により検出される相対運動部材21の移動量に基づい
て位置Gと目標位置Bとの偏差を求め、この偏差の大き
さに応じて、第2の駆動信号40のバースト波形部40
aの駆動周波数を、fb3からfb4(fb3<fb4)に変更
し、振動子11に入力する。これにより、相対運動部材
21は、さらに速度を低下させて目標位置Bに接近す
る。
相対運動部材21は目標位置Bを通り越して位置Hに停
止する。駆動装置30はインクリメンタルエンコーダ3
3により検出される相対運動部材21の移動量に基づい
て位置Hと目標位置Bとの偏差を求め、この偏差の大き
さに応じて、第2の駆動信号40のバースト波形部40
aの駆動周波数をfb4からfb5(fb4<fb5)に変更
し、振動子11に入力する。これにより、相対運動部材
21は、さらに速度を低下させて目標位置Bに接近す
る。
に、相対運動部材21が目標位置Bの停止許容範囲内に
停止したときに、位置決めが終了する。
微動の移動量が前回の微動の移動量よりも減少する場合
である。しかし、一般的には、本実施形態の駆動装置3
0は、図5(B)に示すように、インクリメンタルエン
コーダ33により検出される相対運動部材21の移動量
に基づいて、現在位置nと目標位置Bとの間の距離L n
を測定するとともに、さらに、直前に行った1バースト
波形部40aによる移動距離Xn-1 との比較を行う。
Xn-1 >距離Ln である場合には、図5(A)を参照し
ながら説明したように第2の駆動信号40のバースト波
形部40aの駆動周波数fb を高くする制御を行い、
(ii)移動距離Xn-1 <距離Ln である場合には第2
の駆動信号40のバースト波形部40aの駆動周波数f
b を低くする制御を行い、また、(iii)移動距離X
n-1 =距離Ln である場合には第2の駆動信号40のバ
ースト波形部40aの駆動周波数fb を変化させない制
御を行う。ただし、駆動周波数fb は、振動子10が移
動可能な限界周波数であるfb-lim よりも大きな値には
設定しない。
のマップを作成しておきこのマップを参照することによ
り、駆動周波数fb の変化量を決定して、第2の駆動信
号40のバースト波形部40aの周波数fb を決定し
た。図7は、このような駆動周波数−移動量のマップの
一例を示すグラフである。このように、本実施形態によ
れば、バースト波形部40aを間欠的に有する駆動信号
40を用いることから、送り量を1バースト波形部40
aにより疑似的にデジタル化できるとともに、このバー
スト波形部40aの駆動周波数fb を制御するため、1
バースト波形部40aによる送り量を、無段階かつ自在
に制御することができる。すなわち、本実施形態では、
バースト波形部40aの駆動周波数fb を制御すること
により駆動力取出部12a、12bに発生する楕円運動
の形状を無段階で制御することができる。
刻々と送り量を変化させることができる。このため、超
音波モータ10の駆動装置30のソフトウェアを変更す
るだけで様々な用途や状態に適用させて、極めて高分解
能な位置決め制御能が得られ、停止位置精度を顕著に向
上することができる。
例では、相対運動部材21が目標位置Bを通過して逆戻
りすることを1回以上繰り返す場合を例にとった。しか
し、これとは異なり、相対運動部材21が停止許容範囲
内に入った後に、バースト波形部40aを間欠的に有す
る駆動信号に切り替え、初めのバースト波形部40aの
入力による相対運動部材21aの移動距離Xn-1 と目標
位置Bまでの距離Lnとを比較し、図7にグラフで示す
関係に基づいて、移動距離Xn-1 >距離Ln の場合には
第2の駆動信号40のバースト波形部40aの周波数f
b を高く設定し、一方、移動距離Xn-1 <距離Ln の場
合には第2の駆動信号40のバースト波形部40aの周
波数fb を低く設定することにより、目標位置Bを一度
も通り越さずに相対運動部材21を停止許容範囲内に停
止することも、可能である。
0のバースト波形部40aのデューティ比(間欠周波数
fK =1/BT)は一定のままとした。しかし、本発明
はこれには限定されず、バースト波形部40aの周波数
を変化させるのに伴って、このデューティ比(間欠周波
数fK =1/BT)も適宜変化させるようにしてもよ
い。
駆動信号44、45を生成する状況を模式的に示すグラ
フである。
波数がf1 である駆動信号42とを重畳させることによ
り第2の駆動信号44を生成することができ、またパル
ス波41と駆動周波数がf2 である駆動信号43とを重
畳させることにより第2の駆動信号45を生成すること
ができる。
を適宜変更することにより、生成される第2の駆動信号
44、45の間欠周波数を自在に設定することができ
る。第2の駆動信号44、45の間欠周波数を異ならせ
ることにより、用途や状態に適用させた多種の分解能を
超音波モータ10に与えることができる。 (第2実施形態)以下、第2実施形態を説明する。な
お、以降の各実施形態では、前述した第1実施形態と相
違する部分を中心に説明し、共通する部分については同
一の図中符号を付すことにより、重複する説明を適宜省
略する。
するのは、駆動装置30から振動子11にバースト波形
部を間欠的に有する駆動信号を入力する際に、駆動装置
30によって、直近の前回の1つのバースト波形部によ
り得られたステップ幅、又は直近の前回までの1つのバ
ースト波形部により得られたステップ幅の平均値に基づ
いて、次回のバースト駆動条件を決定する点である。す
なわち、本実施形態では、駆動装置30に学習機能を与
え、直近の前回の1つのバースト波形部により得られた
ステップ幅、又は直近の前回までの1つのバースト波形
部の平均値により得られたステップ幅の平均値に基づい
て、次回のバースト駆動条件を決定する。
ら振動子11に入力される第2の駆動信号40−1の波
形例を示すグラフである。
号40−1は、バースト波形部40−1a及び40−1
bを間欠的に有する。本実施形態の駆動装置30は、バ
ースト波形部40−1aの印加時間である時間BH1に
得られたステップ幅を、インクリメンタルエンコーダ3
3によって非印加時間である時間BL1に測定し、次回
のバースト波形部40−1bの印加時間である時間BH
2のバースト駆動条件を変化させることによって、次回
のバースト波形部40−1bによるステップ幅の制御を
行う。ここで、バースト駆動条件とは、駆動周波数と、
必要に応じて、駆動電圧及び駆動信号中のバースト波形
部の数のうちの少なくとも1種とを意味する。
ト波形部40−1aのステップ幅が減少してきた場合に
は、時間BH2のバースト波形部40−1bの周波数の
波の数を増加させるように、制御する。
スト波形部による超音波モータの送り量と原点からの距
離との関係の一例を示すグラフである。
により、バースト波形部により得られるステップ幅の変
動を3μm〜5μmの範囲に抑制することができ、ステ
ップ幅を略一定に保つことができる。このため、超音波
モータを超低速で一定速度で駆動させることができ、所
望の停止位置精度が得られる。 (第3実施形態)本実施形態が、第1実施形態及び第2
実施形態と相違するのは、駆動開始位置から予め定めた
所定位置までは連続波からなる第1の駆動信号を超音波
モータに入力し、この所定位置から目標位置まではバー
スト波形部を間欠的に有する第2の駆動信号を入力する
際に、第1の駆動信号による駆動時に得られた駆動結果
に基づいて第2の駆動信号の駆動条件を決定する点であ
る。
タ10−2を用いた位置決め制御装置50の概略構成図
である。同図に示すように、超音波モータ10−2は、
振動子11とこの振動子11に適宜加圧力で加圧接触す
るステージ(相対運動部材)21−2とからなる。ステ
ージ21−2は、振動子11に対して移動自在に支持さ
れる。
ンコーダ33が装着されており、ステージ21−2の位
置が検出される。ステージ21−2の位置の検出値は制
御装置31に入力され、この制御装置31により、第1
の駆動信号により駆動時に得られた駆動結果として処理
される。
位置までは連続波からなる第1の駆動信号を超音波モー
タに入力し(本実施形態の説明では、以下「モード1」
という。)、この所定位置から目標位置まではバースト
波形部を間欠的に有する第2の駆動信号を入力する(本
実施形態の説明では、以下「モード2」という。)。図
12(A)は、第1の駆動信号51の駆動波形例を示
し、図12(B)は、第2の駆動信号52の駆動波形例
を示す。
状況の一例を示す説明図である。
ド1では、外部からの入力情報(移動距離、速度及び加
速度)に基づいて、基準速度を決定する。図14は、制
御装置13により決定された基準速度53の一例を示す
グラフである。
定した基準速度53に基づいて、駆動開始位置Aから予
め定めた所定位置Bと目標位置Cとの間の領域までは、
連続波からなる第1の駆動信号51を振動子11に入力
して、相対運動部材21を目標位置Cに向けて粗動す
る。
て、駆動開始時からの経過時間に対する相対運動部材2
1の位置を演算して相対運動部材21の速度を求め、求
めた速度と駆動周波数との関係を求める。この関係か
ら、粗動開始時の第1の駆動信号の周波数を求めてお
く。
間の領域に達すると、制御装置31は、第1の駆動信号
51を切り替えて第2の駆動信号52を入力し、モード
2へ移行する。そして、この第2の駆動信号52の駆動
条件、すなわち第2の駆動信号52のバースト波形部5
2aの周波数を、モード1で求めた粗動開始時の第1の
駆動信号の周波数に基づいて変更することにより、相対
運動部材21の速度の制御を行う。
aの周波数の変更は、例えば以下に列記する手段(1)
〜(3)により行う。 (1)インクリメンタルエンコーダ33によりモード1
における駆動開始を検出し、この駆動開始時の駆動周波
数から所定値だけ小さい周波数を、モード2における第
2の駆動信号52の駆動周波数とする。これにより、異
なる温度環境等により振動子11の共振周波数が変化し
ても、この変化に対応してモード2における第2の駆動
信号52の駆動周波数を設定することができる。 (2)インクリメンタルエンコーダ33により予め設定
された速度に達した時点の駆動周波数を検出し、この駆
動周波数をモード2における第2の駆動信号52の駆動
周波数とする。これにより、異なる温度環境等により振
動子11の共振周波数が変化しても、この変化に対応し
てモード2における第2の駆動信号52の駆動周波数を
設定することができる。 (3)振動子11又は相対運動部材21−2に適当な温
度センサを設置して振動子11又は相対運動部材21−
2の温度を検出するとともに、予め移動速度と駆動周波
数との関係が温度変化によって受ける影響をテーブル等
に持ち、モード1とモード2との間に温度変化があって
も、このテーブル等によって駆動周波数が補正すること
により、温度毎に予め設定した駆動周波数をモード2に
おける第2の駆動信号52の駆動周波数とすることがで
き、これにより、確実な駆動ができる。
ーダ33からの信号をカウントし、相対運動部材21が
パルス停止位置Dに到達した時点でモード2の動作を停
止する。これにより、相対運動部材21は目標位置Cに
停止する。
の停止位置が位置決め完了範囲Eの外部となった場合に
は、相対運動部材21の停止位置が位置決め完了範囲E
に入まで、モード2の動作を繰り返して行う。
おける第2の駆動信号52の駆動周波数を、モード1に
よる駆動時に得られた駆動結果(振動子11の移動量)
に基づいて、変更する。このため、環境温度の変化等に
より超音波モータ10−2の共振周波数が変化しても、
この変化に対応してモード2における第2の駆動信号5
2のバースト波形部52aの周波数を最適値に設定でき
るため、超音波モータ10−2を駆動できなかったり期
待する微少駆動ができなくなることを、いずれも、確実
に防止できる。このため、本実施形態によれば、位置決
め制御装置50の位置決め精度を向上できる。 (第4実施形態)本実施形態は、第1実施形態〜第3実
施形態と同様に、インクリメンタルエンコーダ33を用
いて検出した目標位置からの偏差に基づいて速度制御を
行う超音波モータについて、その電源投入時に第2の駆
動信号を用いて原点検出動作を行うものである。
0の波形例を示す説明図である。すなわち、本実施形態
では、バースト波形部60a〜60dを間欠的に有する
駆動信号60を入力することによって、振動子11及び
この振動子11との間で相対運動を生じる相対運動部材
21を備える超音波モータを、原点検出が可能な速度v
r で微動させることによって、超音波モータ10の原点
検出動作を行う。
10の存在位置と目標位置との偏差が小さくなるに応じ
て、バースト波形部60a〜60dの周波数が高くなる
ように制御する。具体的には、バースト波形部60a〜
60dを有する駆動信号60の駆動周波数を、前述した
図18のグラフにおける周波数f1 及び周波数f2 の間
の周波数fr に設定する。
するため、高温時に速度vr 以下の超低速で超音波モー
タ10を駆動することができ、原点検出動作を確実に行
うことができる。また、本実施形態では、駆動周波数を
fr と設定するとともに駆動信号60のデューティ比
を、50〜20%程度、例えば30%程度と低く設定す
ることにより、低温時にも、速度vr 以下の超低速で超
音波モータ10を駆動することができ、原点検出動作を
確実に行うことができる。
0の駆動周波数を低周波数側から高周波数側に走査し、
検出速度が設定速度に達したら走査を中止し、その時の
周波数fr で駆動を継続するか、又は・超音波モータ1
0の駆動電圧を低電圧側から高電圧側に走査し、検出速
度が設定速度に達したら走査を中止し、その時の電圧で
駆動を継続することにより、行えばよい。
ト波形部60a〜60dを有する駆動信号60を用いる
ことにより、温度に依らずに確実に原点検出動作を行う
ことができる。 (変形形態)各実施形態の説明では、振動モータが超音
波モータである場合を例にとった。しかし、本発明は超
音波モータには限定されず、超音波以外の他の振動域を
利用した振動モータであれば、等しく適用される。
2に示す超音波モータ10を用いた場合を例にとった。
しかし、本発明はこの超音波モータ10には限定され
ず、振動子とこの振動子に加圧接触する相対運動部材と
を備える超音波モータであれば、その形態や用いる振動
の種類等には何ら限定されずに、等しく適用される。
スト波形部を間欠的に有する駆動信号を振動子に入力す
ることによって、相対運動部材を微動させるとともに、
バースト波形部による相対運動部材の駆動結果に基づい
て、駆動信号のバースト波形部の少なくとも周波数の制
御を行う駆動装置を用いて、バースト波形部の少なくと
も周波数の制御を行うこと、(ii)バースト波形部を
間欠的に有する駆動信号を振動子に入力することによっ
て、相対運動部材を微動させた後に目標位置へ停止させ
るとともに、相対運動部材の存在位置と目標位置との偏
差が小さくなるに応じて、バースト波形部の周波数が高
くなるように制御する駆動装置を用いて、この偏差が小
さくなるに応じて、バースト波形部の周波数が高くなる
ように制御すること、又は(iii)連続波を有する第
1の駆動信号を入力して相対運動部材を粗動させて目標
位置へ接近させた後にバースト波形部を間欠的に有する
第2の駆動信号を入力して相対運動部材を微動させて目
標位置へ停止させるとともに、粗動時の相対運動部材の
駆動結果に基づいて微動時の駆動条件を決定する駆動装
置を用いて、粗動時の相対運動部材の駆動結果に基づい
て微動時の駆動条件を決定することを行う場合を例にと
った。しかし、本発明はこれらの形態には限定されず、
バースト波形部を間欠的に有する駆動信号を振動子に入
力するとともにバースト波形部の少なくとも周波数の制
御を行う駆動装置を用いて、バースト波形部の少なくと
も周波数の制御を行う場合に、等しく適用される。
定支持し、この振動子により相対運動部材を駆動する場
合を例にとった。しかし、本発明は、この形態には限定
されず、相対運動部材を固定支持し、この相対運動部材
に対して振動子を移動させる場合であっても、等しく適
用される。
がインクリメンタルエンコーダである場合を例にとっ
た。しかし、本発明はインクリメンタルエンコーダには
限定されず、アブソリュートエンコーダにも同様に適用
される。
変換素子が圧電体である場合を例にとったが、本発明は
圧電体には限定されず、例えば電歪素子等の圧電体以外
の、電気エネルギと機械エネルギとの相互変換素子であ
る電気機械変換素子であれば、等しく用いることができ
る。
請求項14の本発明は、バースト波形部を間欠的に有す
る駆動信号を用いるとともにこのバースト波形部の駆動
周波数を制御するため、送り量を1バースト波形部によ
り疑似的にデジタル化できるとともに、1バースト波形
部による送り量を無段階で自在に調節することができ
る。このため、請求項1〜請求項14の本発明によれ
ば、振動モータの分解能を高めて停止位置精度を向上す
ることができる。
て示す斜視図である。
を、発生する振動波形例とともに示す説明図である。
ック図である。
的に有する第2の駆動信号の波形例を示す説明図であ
る。
移動軌跡を示す説明図であり、図5(A)は相対運動部
材の移動軌跡の一例を直接的に示す説明図、図5(B)
は相対運動部材の移動軌跡を一般化して示す説明図であ
る。
れる駆動信号の駆動周波数と、その時の相対運動部材の
速度又は1ステップ分の移動量との関係の一例を示すグ
ラフである。
マップの一例を示すグラフである。
せた第2の駆動信号を生成する状況を模式的に示すグラ
フである。
される第2の駆動信号の波形例を示すグラフである。
による超音波モータの送り量と原点からの距離との関係
の一例を示すグラフである。
位置決め制御装置の概略構成図である。
の駆動信号の駆動波形例を示し、図12(B)は、第3
実施形態における第2の駆動信号の駆動波形例を示す。
例を示す説明図である。
された基準速度の一例を示すグラフである。
す説明図である。
入力することによって超音波モータを微動させた場合に
ついて、一つのバースト波形部による超音波モータの送
り量と原点からの距離との関係の一例を示すグラフであ
る。
波モータの速度と駆動周波数との関係の一例を示すグラ
フである。
一例を示すグラフである。
Claims (14)
- 【請求項1】 振動子と、 該振動子に加圧接触する相対運動部材と、 バースト波形部を間欠的に有する駆動信号を前記振動子
に入力するとともに、前記バースト波形部の少なくとも
周波数の制御を行う駆動装置とを備えることを特徴とす
る振動モータ。 - 【請求項2】 振動子と、 該振動子に加圧接触する相対運動部材と、 バースト波形部を間欠的に有する駆動信号を前記振動子
に入力することによって、該振動子又は前記相対運動部
材を微動させるとともに、バースト波形部による前記振
動子又は前記相対運動部材の駆動結果に基づいて、前記
駆動信号の前記バースト波形部の少なくとも周波数の制
御を行う駆動装置とを備えることを特徴とする振動モー
タ。 - 【請求項3】 振動子と、 該振動子に加圧接触する相対運動部材と、 バースト波形部を間欠的に有する駆動信号を前記振動子
に入力することによって、該振動子又は前記相対運動部
材を微動させた後に目標位置へ停止させるとともに、前
記振動子又は前記相対運動部材の存在位置と前記目標位
置との偏差が小さくなるに応じて、前記バースト波形部
の周波数が高くなるように制御する駆動装置とを備える
ことを特徴とする振動モータ。 - 【請求項4】 振動子と、 該振動子に加圧接触する相対運動部材と、 連続波を有する第1の駆動信号を入力して前記振動子又
は前記相対運動部材を粗動させて目標位置へ接近させた
後にバースト波形部を間欠的に有する第2の駆動信号を
入力して前記振動子又は前記相対運動部材を微動させて
前記目標位置へ停止させるとともに、粗動時の前記振動
子又は前記相対運動部材の駆動結果に基づいて微動時の
駆動条件を決定する駆動装置とを備えることを特徴とす
る振動モータ。 - 【請求項5】 バースト波形部を間欠的に有する駆動信
号を入力することによって、振動子及び該振動子との間
で相対運動を生じる相対運動部材を備える振動モータを
微動させる際に、 前記駆動信号の前記バースト波形部の少なくとも周波数
の制御を行うことを特徴とする振動モータの駆動方法。 - 【請求項6】 バースト波形部を間欠的に有する駆動信
号を入力することによって、振動子及び該振動子との間
で相対運動を生じる相対運動部材を備える振動モータを
微動させる際に、 バースト波形部による前記振動モータの駆動結果に基づ
いて、前記駆動信号の前記バースト波形部の少なくとも
周波数の制御を行うことを特徴とする振動モータの駆動
方法。 - 【請求項7】 前記振動モータの駆動結果は前記相対運
動の量であることを特徴とする請求項6に記載された振
動モータの駆動方法。 - 【請求項8】 バースト波形部を間欠的に有する駆動信
号を入力することによって、振動子及び該振動子との間
で相対運動を生じる相対運動部材を備える振動モータを
微動させながら目標位置を通過させる際に、 前記振動モータの存在位置と前記目標位置との偏差が小
さくなるに応じて、前記バースト波形部の周波数が高く
なるように制御することを特徴とする振動モータの駆動
方法。 - 【請求項9】 前記目標位置は、インクリメンタルエン
コーダを用いて原点検出時に検出される振動モータの原
点位置であることを特徴とする請求項8に記載された振
動モータの駆動方法。 - 【請求項10】 連続波を有する第1の駆動信号を入力
して振動モータを粗動させて目標位置へ接近させた後
に、バースト波形部を間欠的に有する第2の駆動信号を
入力して前記振動モータを微動させて前記目標位置へ停
止させる際に、 粗動時における前記振動モータの駆動結果に基づいて、
微動時の駆動条件を決定することを特徴とする振動モー
タの駆動方法。 - 【請求項11】 前記駆動結果は、粗動開始時の前記第
1の信号の周波数であるとともに、前記微動時の駆動条
件は、少なくとも、前記第2の駆動信号の周波数である
ことを特徴とする請求項10に記載された振動モータの
駆動方法。 - 【請求項12】 前記駆動結果は、粗動時に所定速度を
検出した時の前記第1の信号の周波数であるとともに、
前記微動時の駆動条件は、少なくとも、前記第2の駆動
信号の周波数であることを特徴とする請求項10に記載
された振動モータの駆動方法。 - 【請求項13】 さらに、振動モータの作動時の環境温
度に基づいて前記第2の駆動信号の駆動条件を決定する
ことを特徴とする請求項10から請求項12までのいず
れか1項に記載された振動モータの駆動方法。 - 【請求項14】 前記振動モータの駆動結果に基づい
て、さらに、前記駆動信号、前記第1の駆動信号及び前
記第2の駆動信号のうちの少なくとも一つの電圧及び周
波数の少なくとも一方の制御を行うことを特徴とする請
求項6、請求項7、又は、請求項10から請求項13ま
でのいずれか1項に記載された振動モータの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34170399A JP4482986B2 (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 振動モータ及びその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34170399A JP4482986B2 (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 振動モータ及びその駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001161081A true JP2001161081A (ja) | 2001-06-12 |
JP4482986B2 JP4482986B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=18348133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34170399A Expired - Lifetime JP4482986B2 (ja) | 1999-12-01 | 1999-12-01 | 振動モータ及びその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4482986B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129804A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 圧電アクチュエータの位置制御駆動方法、圧電アクチュエータの位置制御駆動装置、および電子機器 |
JP2007244181A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Konica Minolta Opto Inc | 駆動装置 |
JP2008079395A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Nikon Corp | 振動アクチュエータの駆動制御装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
EP1933454A1 (de) * | 2006-12-16 | 2008-06-18 | Henning Dipl.-Ing. Becker | Verfahren zur Leistungssteuerung einer elektrischen Einrichtung |
EP2017903A2 (en) | 2007-07-20 | 2009-01-21 | Olympus Corporation | Micromotion mechanism and microscope apparatus having micromotion mechanism |
JP2009296725A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Canon Inc | 駆動装置及び駆動装置の制御方法 |
CN114099235A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-01 | 上海卓道医疗科技有限公司 | 康复机器人及其振动运动一体控制系统和方法 |
-
1999
- 1999-12-01 JP JP34170399A patent/JP4482986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007129804A (ja) * | 2005-11-01 | 2007-05-24 | Seiko Epson Corp | 圧電アクチュエータの位置制御駆動方法、圧電アクチュエータの位置制御駆動装置、および電子機器 |
JP2007244181A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Konica Minolta Opto Inc | 駆動装置 |
JP2008079395A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Nikon Corp | 振動アクチュエータの駆動制御装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
EP1933454A1 (de) * | 2006-12-16 | 2008-06-18 | Henning Dipl.-Ing. Becker | Verfahren zur Leistungssteuerung einer elektrischen Einrichtung |
EP2017903A2 (en) | 2007-07-20 | 2009-01-21 | Olympus Corporation | Micromotion mechanism and microscope apparatus having micromotion mechanism |
US7786647B2 (en) | 2007-07-20 | 2010-08-31 | Olympus Corporation | Micromotion mechanism and microscope apparatus having micromotion mechanism |
JP2009296725A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Canon Inc | 駆動装置及び駆動装置の制御方法 |
CN114099235A (zh) * | 2021-11-23 | 2022-03-01 | 上海卓道医疗科技有限公司 | 康复机器人及其振动运动一体控制系统和方法 |
CN114099235B (zh) * | 2021-11-23 | 2024-09-06 | 上海卓道医疗科技有限公司 | 康复机器人及其振动运动一体控制系统和方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4482986B2 (ja) | 2010-06-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4894308B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP3789017B2 (ja) | 位置制御装置 | |
JPH05328757A (ja) | 振動波アクチュエータの駆動装置 | |
US20030006722A1 (en) | Control apparatus for vibration type actuator | |
KR20070097340A (ko) | 압전 액튜에이터 | |
JP2007209179A (ja) | 振動波モーター駆動制御装置 | |
JP2003092891A (ja) | 振動型アクチュエータの制御装置 | |
US7839050B2 (en) | Drive apparatus for ultrasonic motor | |
JP4482986B2 (ja) | 振動モータ及びその駆動方法 | |
JP3412923B2 (ja) | 振動波駆動装置の制御装置 | |
CN118131829B (zh) | 高精密运动平台的运动控制方法和高精密运动平台 | |
EP3629467B1 (en) | Control method for vibration type actuator including vibrator and contact body moving relative to each other, drive control device, vibration type drive device, and apparatus | |
JP4672828B2 (ja) | 超音波モータ、及び超音波モータ付電子機器 | |
JP4880763B2 (ja) | モータ制御方法及び装置 | |
CN111740640B (zh) | 压电驱动装置的控制方法以及压电驱动装置 | |
US9240746B2 (en) | Driving apparatus for vibration-type actuator | |
JP2002165469A (ja) | 圧電アクチュエータ | |
JP4253866B2 (ja) | 振動アクチュエータの駆動装置及び振動アクチュエータの駆動方法 | |
JPH1052072A (ja) | 振動アクチュエータ | |
US11611294B2 (en) | Vibration driving device, apparatus equipped with vibration driving device, control device and control method for vibration actuator | |
JPH0515175A (ja) | 超音波モータの駆動システム | |
JP4720347B2 (ja) | 駆動装置および駆動システム | |
JP5621662B2 (ja) | 圧電モーターの制御方法及び圧電モーター | |
JP3068651B2 (ja) | モータ制御装置 | |
JPH07322651A (ja) | 振動駆動装置の駆動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090428 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091013 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100302 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4482986 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |