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JP2001155349A - 層間移動制御方法と光ディスク装置 - Google Patents

層間移動制御方法と光ディスク装置

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Publication number
JP2001155349A
JP2001155349A JP33635699A JP33635699A JP2001155349A JP 2001155349 A JP2001155349 A JP 2001155349A JP 33635699 A JP33635699 A JP 33635699A JP 33635699 A JP33635699 A JP 33635699A JP 2001155349 A JP2001155349 A JP 2001155349A
Authority
JP
Japan
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focus
jump
zone
disk
prohibition
Prior art date
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Application number
JP33635699A
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English (en)
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Inventor
Osamu Iwabuchi
修 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP33635699A priority Critical patent/JP3513062B2/ja
Publication of JP2001155349A publication Critical patent/JP2001155349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3513062B2 publication Critical patent/JP3513062B2/ja
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録層を持つ光ディスクを再生する光
ディスク装置において、各記録層間の信号干渉によるフ
ォーカスエラー信号の擾乱、ディスクの面振れ、ディス
クの傷などによってフォーカスジャンプが失敗した時
に、対物レンズとディスクが衝突して、ディスクに致命
的な傷が付くのを防止する。 【解決手段】 学習テーブル13は、アドレスリード手
段7からの半径位置情報(ゾーン)とフォーカスジャン
プ制御手段9からのジャンプ成功/失敗情報から各ゾー
ンでのジャンプの試行回数と成功率を記録し、その結果
から各ゾーンでフォーカスジャンプを許可するか否かを
記録管理し、失敗の比率の高い場所でのフォーカスジャ
ンプを、フォーカスジャンプ制御手段9がスイッチ10
を切り替えて禁止し、目的の層に直接サーボを引き込み
目的の層に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDなどの2層
ディスクを使用する光ディスク再生装置において、片面
から複数の層のデータを読みとるために、レーザの焦点
を層方向に隣接する記録層間で移動制御する層間移動制
御方法(フォーカスジャンプ制御方法)およびその技術
を利用した光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2層ディスクにおけるフォーカスエラー
信号(以下、FE信号)は、おおよそ図5のようなS字
波形が2周期分連なった形で出力される。図5におい
て、2つのS字の中心であるL0,L1点がそれぞれの
層の記録面を指す。従来の技術では、フォーカスジャン
プする場合の基本的な処理は、フォーカスサーボをOF
Fし、加速パルスを加え、中間点付近を検出して減速パ
ルスを加え、再びフォーカスサーボをONする方式を取
っている。しかし、トラック方向のトラックジャンプと
異なり、層間距離のばらつきや、それぞれの層のS字が
干渉してきれいな正弦波形にならないなどの問題があ
り、目的の層で速度が0になるような安定したフォーカ
スジャンプができないため。そのため、特開平8−17
1731号公報や特開平9−50630号公報に記載さ
れているような処理を組み込み、安定性を増す対策が取
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層の
光ディスクのFE信号は、互いの層の反射光が干渉する
ため、2つのS字の中間点でノイズや信号の擾乱が生
じ、きれいな信号が確保できない。そのため、パルスを
出すタイミングがずれて、目的の層でフォーカス引き込
みが失敗する事態となる。
【0004】また、この2つのS字間のフォーカスエラ
ー信号の歪みは、ディスクの基材厚、層間距離によって
異なる特性を持つため、ある場所で正しくジャンプでき
るブレーキパルス検出レベルを決めても、別の場所では
成り立たないため、ディスク全域で安定にジャンプでき
るパラメータを決めることは不可能である。更に、同じ
場所であっても、X層からY層へジャンプする場合と、
Y層からX層へジャンプする場合では、ジャンプパルス
を生成する条件が異なるため、X層へは安定にジャンプ
できても、その逆も安定にジャンプできるとは限らな
い。つまり、ディスクの場所,方向全てに対して、それ
ぞれ最適なジャンプ条件を探索しなければ、必ずフォー
カスジャンプが安定な所と不安定な所ができてしまう。
その以外に、ディスクの面振れが大きい場所でジャンプ
しようとすると、その面振れの加速度の影響でジャンプ
が失敗する可能性も加わる。
【0005】フォーカスジャンプに失敗した場合に、何
が問題になるかというと、フォーカスサーボが外れるた
めに、再度フォーカス引き込み動作から行わなければな
らず、目的の場所までのアクセス時間が増大してしまう
こともあるが、ここで問題としているのはディスクの傷
である。フォーカスジャンプに失敗してから、サーボコ
ントローラが失敗したと認識するまでの間に、フォーカ
スアクチュエータに過大な電流が流れてしまうため、対
物レンズがディスクに衝突してしまうことである。外れ
たことを即座に検出するなどの対策を施しているが、昨
今、転送レートの高速化競争が激しく、それに伴い回転
数が速くなっており、最悪、この衝突を同じ場所で何度
も行うことにより、ディスクに再生不可能なほどの傷を
作る危険性があり、このような事態を避ける根本対策が
必要となっている。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、フォーカスジャンプを行った場所と、そ
のジャンプが成功したか否かを把握・分析し、失敗の可
能性が高い場所でのジャンプを避けることにより、同一
箇所で何度も衝突する回数を軽減し、ディスクに致命的
な傷が付くのを防止することのできる層間移動制御方法
および光ディスク装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の層間移動制御方
法は、片面から複数の層のデータを読み取るためにレー
ザの焦点を層方向に隣接する記録層間で移動させるフォ
ーカスジャンプ動作をさせる場合に、ディスクの半径方
向に任意に分割したゾーン毎に、ジャンプが成功したか
失敗したかを記憶し、その成否の結果により、そのゾー
ンでのジャンプを禁止または許可することを特徴とする
ものであり、ディスクの層間距離や基材厚などによっ
て、同一ゾーンで何度もフォーカスジャンプが失敗する
場合は、そこでジャンプをしないようにすることによ
り、対物レンズがディスクに衝突することを軽減するこ
とができることとなる。
【0008】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーンの分割を円周方向(回転方向)に分割することを
特徴とするものであり、ディスクの局部的な傷や面振れ
加速度などによってフォーカスジャンプが失敗する場合
に、そこでジャンプをしないようにすることにより、対
物レンズがディスクに衝突することを軽減することがで
きることとなる。
【0009】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーンのジャンプ動作の禁止/許可の管理を、ジャンプ
する方向別に行うことを特徴とするものであり、同じ場
所であっても、X層からY層へジャンプする場合と、Y
層からX層へジャンプする場合では、ジャンプパルスを
生成する条件が異なるため、X層でジャンプに失敗して
も、Y層へのジャンプは必ずしも不安定とは限らず、逆
により安定になることもあり、不用意に禁止領域を増や
すことを防止することができることとなる。
【0010】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーン毎にディスクの面振れ加速度を測定・記憶し、そ
の面振れ加速度によって、各ゾーンのフォーカスジャン
プの禁止/許可を決定することを特徴とするものであ
り、フォーカスジャンプの失敗の可能性が高い面振れ加
速度の大きい場所でのジャンプを、失敗の試行を行うこ
と無く予め禁止にすることにより、ディスクに傷を付け
ることを軽減することができることとなる。
【0011】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
フォーカスジャンプ禁止条件で層間移動しなければなら
ない状況が発生した場合に、禁止になっていない他のゾ
ーンにピックアップを半径方向に移動させた後にフォー
カスジャンプを行わせることを特徴とするものであり、
上記方法で管理している各ゾーン毎の成功/失敗の比率
と、現在の位置からの距離とから、安定にかつ短時間に
相関移動ができるゾーンを選出し、目的の層への移動を
することができることとなる。
【0012】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
フォーカスジャンプ禁止条件で層間移動しなければなら
ない状況が発生した場合に、ディスクの回転待ちを行
い、禁止になっていない他のゾーンに移った後にフォー
カスジャンプすることを特徴とするものであり、ピック
アップを移動させることなく回転待ちをするだけで、安
定なフォーカスジャンプをすることができることとな
る。
【0013】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーン毎の成功/失敗の結果、または、禁止/許可の判
定結果は、ディスクが交換される毎に初期化されること
を特徴とするものであり、ジャンプが安定/不安定にな
る要因の大部分がディスクの物理的な特徴によるもので
あり、ピックアップや電気回路などのドライブ側の要因
に依存しないことから、ディスク毎に学習結果を初期化
することにより、新たに装着されたディスクに対する学
習が、前のディスクの影響を受けることなくスムーズに
行うことができることとなる。
【0014】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーン毎の成功/失敗の結果、または、禁止/許可の判
定結果は、ディスク毎に不揮発性のメモリに記憶するこ
とを特徴とするものであり、現在、装着されているディ
スクに対する学習結果を、電源がOFFされても保持す
ることができるため、再度電源が投入された後でも最初
から学習する必要がないため、フォーカスジャンプの失
敗試行を行わなくとも良い。更に、前に学習したディス
クのシステム情報と関連付けて学習結果を不揮発性のメ
モリに保管しておくことで、ディスクを交換して再生し
た場合においても、前の学習結果から継続で学習を再開
できるため、同様にフォーカスジャンプの失敗試行を最
小限に抑えることができることとなる。
【0015】また、本発明の層間移動制御方法は、前記
ゾーン毎の禁止/許可の判定結果により、特定の記録層
へ移動できなくなった場合に、記憶していた成功/失敗
の結果、または、禁止/許可の結果を初期化することを
特徴とするものであり、全てのゾーンで層間移動が禁止
になった場合は、振動,衝撃など外的な要因による偶発
的な失敗が累積されたり、不揮発性メモリに保管されて
いた学習結果自体が誤っている場合があるため、全ての
学習結果を初期化して、再学習することにより復帰させ
ることができることとなる。
【0016】また、本発明の光ディスク装置は、複数の
層に情報を記録されている光ディスクを回転させる回転
駆動手段と、光源からの光ビームを収束してディスクの
記録層に焦点を結ばせる対物レンズと、対物レンズを指
令に応じてディスクフォーカス方向に変位させるフォー
カスアクチュエータと、前記光源、対物レンズ、フォー
カスアクチュエータおよびディスクからの反射光を受光
する検出手段を備えた光ピックアップと、読み取り信号
からフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー
信号生成手段と、フォーカスエラー信号に基づき焦点位
置制御を行い駆動指示信号を出力するフォーカス制御手
段と、フォーカス制御手段からの駆動指示信号によりフ
ォーカスアクチュエータに電流を供給するフォーカス駆
動手段と、ビームの焦点を記録層Xから隣接する記録層
Yへ移動させるフォーカスジャンプ制御手段と、現在ピ
ックアップが再生しているディスクの半径位置を知る半
径位置認識手段と、フォーカスジャンプ動作した場合に
ディスクの半径方向に任意に分割したゾーン毎に、ジャ
ンプが成功したか失敗したかを記憶するジャンプ成否記
憶手段とを備え、前記ジャンプ成否記憶手段の持つ情報
によって、そのゾーンでのジャンプ動作を禁止または許
可するかを管理することを特徴とするものであり、ディ
スクの層間距離や基材厚などによって、同一ゾーンで何
度もフォーカスジャンプが失敗する場合は、そこでジャ
ンプをしないようにすることにより、対物レンズがディ
スクに衝突することを軽減することができることとな
る。
【0017】また、本発明の光ディスク装置は、複数の
層に情報を記録されている光ディスクを回転させる回転
駆動手段と、光源からの光ビームを収束してディスクの
記録層に焦点を結ばせる対物レンズと、対物レンズを指
令に応じてディスクフォーカス方向に変位させるフォー
カスアクチュエータと、前記光源、対物レンズ、フォー
カスアクチュエータおよびディスクからの反射光を受光
する検出手段を備えた光ピックアップと、読み取り信号
からフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー
信号生成手段と、フォーカスエラー信号に基づき焦点位
置制御を行い駆動指示信号を出力するフォーカス制御手
段と、フォーカス制御手段のからの駆動指示信号により
フォーカスアクチュエータに電流を供給するフォーカス
駆動手段と、ビームの焦点を記録層Xから隣接する記録
層Yへ移動させるフォーカスジャンプ制御手段と、現在
ピックアップが再生しているディスクの円周位置を知る
円周位置認識手段と、フォーカスジャンプ動作した場合
にディスクの円周方向に任意に分割したゾーン毎に、ジ
ャンプが成功したか失敗したかを記憶するジャンプ成否
記憶手段とを備え、前記ジャンプ成否記憶手段の持つ情
報によって、そのゾーンでのジャンプ動作を禁止または
許可するかを管理することを特徴とするものであり、デ
ィスクの局部的な傷やディスクの面振れ加速度などによ
ってフォーカスジャンプが失敗する場合に、そこでジャ
ンプをしないようにすることにより、対物レンズがディ
スクに衝突することを軽減することができることとな
る。
【0018】また、本発明の光ディスク装置は、前記ゾ
ーンのジャンプ動作の禁止/許可の管理は、ジャンプす
る方向別に行うことを特徴とする光ディスク装置であ
り、同じ場所であっても、X層からY層へジャンプする
場合と、Y層からX層へジャンプする場合では、ジャン
プパルスを生成する条件が異なるため、X層でジャンプ
に失敗しても、Y層へのジャンプは必ずしも不安定とは
限らず、逆により安定になることもあり、不用意に禁止
領域を増やすことを防止することができることとなる。
【0019】また、本発明の光ディスク装置は、複数の
層に情報を記録されている光ディスクを回転させる回転
駆動手段と、光源からの光ビームを収束してディスクの
記録層に焦点を結ばせる対物レンズと、対物レンズを指
令に応じてディスクフォーカス方向に変位させるフォー
カスアクチュエータと、前記光源、対物レンズ、フォー
カスアクチュエータおよびディスクからの反射光を受光
する検出手段を備えた光ピックアップと、読み取り信号
からフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー
信号生成手段と、フォーカスエラー信号に基づき焦点位
置制御を行い駆動指示信号を出力するフォーカス制御手
段と、フォーカス制御手段からの駆動指示信号によりフ
ォーカスアクチュエータに電流を供給するフォーカス駆
動手段と、ビームの焦点を記録層Xから隣接する記録層
Yへ移動させるフォーカスジャンプ制御手段と、現在ピ
ックアップが再生しているディスクの円周位置を知る円
周位置認識手段と、ディスクの円周方向に任意に分割し
たゾーン毎にディスクの面振れ加速度を測定・記憶する
面振れ加速度記憶手段とを備え、前記面振れ加速度記憶
手段の持つ情報によって、そのゾーンでのジャンプ動作
を禁止または許可するかを管理することを特徴とする光
ディスク装置であり、フォーカスジャンプの失敗の可能
性が高い面振れ加速度の大きい場所でのジャンプを、失
敗の試行を行うこと無く予め禁止にすることにより、デ
ィスクに傷を付けることを軽減することができることと
なる。
【0020】また、本発明の光ディスク装置は、前記フ
ォーカスジャンプ禁止条件のゾーンで層間移動しなけれ
ばならない状況が発生した場合に、禁止になっていない
他のゾーンにピックアップを移動させた後にフォーカス
ジャンプを行わせることを特徴とするものであり、前記
フォーカスジャンプ禁止条件で層間移動しなければなら
ない状況が発生した場合に、禁止になっていない他のゾ
ーンにピックアップを半径方向に移動させた後にフォー
カスジャンプを行わせることを特徴とする層間移動制御
方法であり、請求項10で管理している各ゾーン毎の成
功/失敗の比率と、現在の位置からの距離から、安定に
かつ短時間に相関移動ができるゾーンを選出し、目的の
層への移動をすることができることとなる。
【0021】また、本発明の光ディスク装置は、前記フ
ォーカスジャンプ禁止条件で層間移動しなければならな
い状況が発生した場合に、ディスクの回転待ちを行い、
禁止になっていない他のゾーンに移った後にフォーカス
ジャンプすることを特徴とするものであり、ピックアッ
プを移動させることなく回転待ちをするだけで、安定な
フォーカスジャンプをすることができることとなる。
【0022】また、本発明の光ディスク装置は、前記ゾ
ーン毎の成功/失敗の結果、または、禁止/許可の判定
結果は、ディスクが交換される毎に初期化されることを
特徴とするものであり、ジャンプが安定/不安定になる
要因の大部分がディスクの物理的な特徴によるものであ
り、ピックアップや電気回路などのドライブ側の要因に
依存しないことから、ディスク毎に学習結果を初期化す
ることにより、新たに装着されたディスクに対する学習
が、前のディスクの影響を受けることなくスムーズに行
うことができることとなる。
【0023】また、本発明の光ディスク装置は、前記ゾ
ーン毎の成功/失敗の結果、または、禁止/許可の判定
結果は、ディスク毎に不揮発性のメモリに記憶すること
を特徴とするものであり、現在、装着されているディス
クに対する学習結果を、電源がOFFされても保持する
ことができるため、再度電源が投入された後でも最初か
ら学習する必要がないため、フォーカスジャンプの失敗
試行を行わなくとも良い。更に、前に学習したディスク
のシステム情報と関連付けて学習結果を不揮発性のメモ
リに保管しておくことで、ディスクを交換して再生した
場合においても、前の学習結果から継続で学習を再開で
きるため、同様にフォーカスジャンプの失敗試行を最小
限に抑えることができることとなる。
【0024】また、本発明の光ディスク装置は、前記ゾ
ーン毎の禁止/許可の判定結果により、特定の記録層へ
移動できなくなった場合に、記憶していた成功/失敗の
結果、または、禁止/許可の結果を初期化することを特
徴とするものであり、全てのゾーンで層間移動が禁止に
なった場合は、振動,衝撃など外的な要因による偶発的
な失敗が累積されたり、不揮発性メモリに保管されてい
た学習結果自体が誤っている場合があるため、全ての学
習結果を初期化して、再学習することにより復帰させる
ことができることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
光ディスク装置の構成を示すものである。図1におい
て、光ディスク装置は、L0層およびL1層の記録層を
有する光ディスク1と、光ディスク1を回転させる回転
駆動手段2と、光源からの光ビームを収束してディスク
の記録層に焦点を結ばせる対物レンズ3と、対物レンズ
3を指令に応じてディスクのフォーカス方向に変位させ
るフォーカスアクチュエータ4と、光源、対物レンズ
3、フォーカスアクチュエータ4およびディスク1から
の反射光を受光する検出手段を備えた光ピックアップ5
と、読み取り信号からフォーカスエラー信号を生成する
フォーカスエラー信号生成手段6と、光ピックアップ5
をディスク1の半径方向に移動させる光ピックアップ移
動手段12と、フォーカスアクチュエータ4に光ピック
アップ5を通じて電流を供給するフォーカス駆動手段8
と、ディスクからの読み取り信号からディスクのアドレ
スを読み現在位置を把握するアドレスリード手段14
と、フォーカスの位置制御やフォーカスジャンプ動作な
どを司るサーボコントローラ11と、電源がOFFされ
ても情報を保持することができる不揮発性メモリ17
と、ディスクの挿入/排出を監視し、ディスクが交換さ
れた際にリセットパルスを発生させるディスク挿入/排
出検出手段19とを備えている。
【0026】サーボコントローラ11は、その内部に、
フォーカスエラー信号に基づき焦点位置制御を行い駆動
指示信号を出力するフォーカス制御手段7と、記録層L
0と記録層L1を移動するためのジャンプ動作を行うフ
ォーカスジャンプ制御手段9と、フォーカス制御手段7
とフォーカスジャンプ手段9の出力を切り替えてフォー
カス駆動手段8に指令を与えるスイッチ10と、アドレ
スリード手段7からの半径位置情報(ゾーン)とフォー
カスジャンプ制御手段9からのジャンプ成功/失敗情報
から各ゾーンでのジャンプの試行回数と成功率を記録
し、その結果から各ゾーンでフォーカスジャンプを許可
するか否かを判定している学習テーブル13と、学習テ
ーブル13の許可フラグの状態によりリセットパルスを
発生させる許可フラグ監視手段22とを備えている。
【0027】次に、本実施の形態1の動作について説明
する。光ディスク1は、回転駆動手段2に装着され、所
定の回転数で回転する。光ディスク1上のデータは、光
ピックアップ5に搭載されているレーザーダイオード
(図示せず)から出力されたレーザー光を光学素子(図
示せず)と対物レンズ3を介して光ディスク1のデータ
面に集光される。光ピックアップ5は、光ピックアップ
移動手段12によって、光ディスク1の半径方向に移動
させることができる。光ディスク1からのレーザ反射光
は、データ面の凸凹の情報を持っており、光ピックアッ
プ5上のフォトディテクタ(図示せず)に集光される。
フォトディテクタに集光された光は電気信号に変換さ
れ、FE信号生成手段6において、焦点方向の制御を行
うための誤差信号であるフォーカスエラー信号(FE信
号)が生成される。このFE信号は、サーボコントロー
ラ11に入力され、データ再生時には、フォーカス制御
手段7により、FE信号が”0”になるように制御が掛
けられ、その出力をフォーカス駆動手段8とフォーカス
アクチュエータ4により、対物レンズ3のフォーカス方
向の推力に変換して、フィードバック制御系を構成して
対物レンズの3の位置制御を行う。
【0028】また、対物レンズ3からの出射光を記録層
の別の焦点位置へ移動させる際には、サーボコントロー
ラ11内部のフォーカスジャンプ制御手段9が、スイッ
チ10を操作してフォーカスジャンプ動作を行う。その
際に、アドレスリード手段14からの半径位置情報によ
り、ディスクの半径方向にn分割したどのゾーンでフォ
ーカスジャンプを行ったかの情報と、フォーカスジャン
プ動作が成功したか否かを学習テーブル13にマトリッ
クスにして管理する。学習テーブル13には、許可フラ
グが設けられており、初期状態では全て”1”となって
おり、全てのゾーンでフォーカスジャンプをしても良い
状態(許可状態)になっているが、各ゾーンでのフォー
カスジャンプの試行回数がある一定以上で、かつ、成功
率がある一定以下になった場合に、許可フラグを”1”
から”0”にしてフォーカスジャンプしては行けない状
態(禁止状態)に変える。本実施の形態では、試行回数
10回以上で成功率70%以下に禁止にするようにして
いる。アクセス要求があり、層間移動したい場合には、
フォーカスジャンプ制御手段9は、そのゾーンでの許可
フラグが立っている場合は、フォーカスジャンプを行っ
て移動するが、禁止になっている場合は、フォーカスジ
ャンプができないので、一度フォーカスサーボをOFF
し、目的の層に直接サーボを引き込み目的の層に移動す
る。
【0029】学習テーブル13に記録された内容は、不
揮発性メモリ17にも同様に書き込み、電源が一度OF
Fされた場合には、再度電源投入直後に不揮発性メモリ
17の内容を学習テーブル13に戻す。ディスクが交換
された場合には、ディスク挿入/排出検出手段19から
リセットパルスが発生し、不揮発性メモリ17と学習テ
ーブル13の内容は初期化される。同様に、全てのゾー
ンの許可フラグが”0”(禁止状態)になったら、それ
を許可フラグ監視手段22が検出し、リセットパルスを
発生し、不揮発性メモリ17と学習テーブル13の内容
は初期化される。
【0030】このように、本実施の形態1によれば、デ
ィスク半径位置による物理的な特徴によりフォーカスジ
ャンプが不安定になる箇所を見つけ、そこでのフォーカ
スジャンプ動作を禁止することにより、フォーカスサー
ボが外れて対物レンズがディスクに衝突するのを軽減
し、ディスクに致命的な傷が付くことを防止することが
できる。また、学習結果を不揮発性メモリにも同時に保
管することにより、電源がOFF→ONした直後でも、
学習結果を覚えているので、ディスクに傷を付けること
を最小限に抑えることができる。また、ディスクの交換
検出時や誤学習検出時に学習テーブルを初期化する機能
を設けることで、更に安定した学習システムとすること
ができる。
【0031】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2における光ディスク装置の構成を示すもので、実施
の形態1が、学習テーブル13のゾーンを半径位置方向
に分割していたのに対して、円周方向にもn分割する構
成になっている。そのため、ディスクの円周方向の位置
を把握するため、回転駆動手段2の回転角に応じてパル
ス(FG信号)を出力するFG信号生成手段15と、そ
のパルスをカウントして円周方向にn分割するゾーン情
報を生成するリングカウンタ16を設けてある。説明の
簡略化のため半径方向に分割するためのアドレスリード
手段14、ディスク挿入/排出検出手段19、不揮発性
メモリ17、許可フラグ監視手段22は図示を省略して
いる。
【0032】学習テーブル13は、実施の形態1の場合
と同様に、ジャンプの試行回数と成功率および許可フラ
グを各ゾーン毎に管理していく。フォーカスジャンプ制
御手段9は、層間移動要求が発生した場合には、現在デ
ィスクの回転によって刻々と変化するゾーンのどこなの
かを監視し、そこでの許可フラグが”1”になった時に
のみフォーカスジャンプを行うタイミング制御を行い、
禁止の状態では決してジャンプしないように制御する。
【0033】このように、本実施の形態2によれば、デ
ィスクの円周方向の物理的な特徴により、フォーカスジ
ャンプが不安定になる箇所を見つけ、そこでのフォーカ
スジャンプ動作を禁止することにより、フォーカスサー
ボが外れて対物レンズがディスクに衝突するのを軽減
し、ディスクに致命的な傷が付くことを防止することが
できる。また、円周方向での位置を把握し、安定なフォ
ーカスジャンプができるゾーンになるまで回転待ちを行
うことにより、フォーカスサーボを一度外さなくとも、
ディスクに傷を付けることなく短時間で安定に目的の層
に移動することができる。
【0034】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3における光ディスク装置の構成を示すもので、実施
の形態1の構成に対して、光ピックアップ移動手段12
を介して光ピックアップ5を目的の半径方向位置に移動
させる光ピックアップ移動指示手段18を追加し、学習
テーブル13での管理を記録層Xから記録層Yへジャン
プした場合と、記録層Yから記録層Xへジャンプした場
合に分けて行うようにしたものである。説明の簡略化の
ため、ディスク挿入/排出検出手段19、不揮発性メモ
リ17、許可フラグ監視手段22の図示は省略してい
る。
【0035】以下、本実施の形態3動作について説明す
る。フォーカスジャンプを行った結果はジャンプの方向
によって、学習テーブル13に各々別々に管理される。
これは、あるゾーンでの物理的特徴が、X→Yへのジャ
ンプには不安定に働いても、Y→Xにも不安定に働くと
は限らないためで、ジャンプ方式によっては逆に安定に
作用することも考えられる。片方向のジャンプが失敗す
るために、他方のジャンプまで禁止にする必要性は全く
ない。また、層間移動の要求が来て現在のゾーンから目
的の層へのジャンプが禁止になっている場合は、学習テ
ーブル13の許可フラグを参照し、一番近くかつ成功率
の高いゾーンを検索し、光ピックアップ移動指示手段1
8および光ピックアップ移動手段12により、そのゾー
ンへ光ピックアップ5を移動させた後に、フォーカスジ
ャンプで目的の層へ移動するようにする。
【0036】このように、本発明の形態3によれば、デ
ィスクの半径方向の物理的な特徴により、フォーカスジ
ャンプが不安定になる箇所をジャンプする方向別に見つ
け、そこでのフォーカスジャンプ動作を禁止することに
より、フォーカスサーボが外れて対物レンズがディスク
に衝突するのを軽減し、ディスクに致命的な傷が付くこ
とを防止することができる。また、ジャンプの方向別に
管理することで、安定にジャンプできるゾーンを許可の
まま残すことができる。さらに、現在のゾーンがジャン
プ禁止の場合でも許可ゾーンを探して、光ピックアップ
5をそのゾーンに移動させてからフォーカスジャンプで
層間移動することができるため、実施の形態1に比べて
短時間で、目的の場所へアクセスすることができる。
【0037】(実施の形態4)図4は本発明の実施の形
態4における光ディスク装置の構成を示すもので、実施
の形態2の構成に対して、サーボコントローラ11に、
フォーカス制御手段7の出力からディスクの回転周波数
成分を抽出するフィルタ23と、フィルタ23からの信
号を用いて面振れ加速度がある一定値以上か否かを判定
する面振れ加速度検出手段20と、リングカウンタ16
からのゾーン信号と面振れ加速度検出手段20からの情
報から、各ゾーン毎に面振れ加速度が一定以上か否かを
判定してその結果を管理する面振れ判定テーブル21を
追加している。
【0038】以下、本実施の形態4の動作について説明
する。学習テーブル13は実施の形態2で説明した通り
に、各ゾーンでのフォーカスジャンプの成功/失敗の結
果により更新されていくのに対して、面振れ判定テーブ
ル21は、面振れ加速度の大小を測定することによって
設定される。この例では面振れ加速度がある値より大き
い場合に、許可フラグに”0”がセットされ、小さい場
合は”1”がセットされる。層間移動の要求が来て現在
のゾーンから目的の層へ移動しなければならない場合
は、学習テーブル13の許可フラグと面振れ判定テーブ
ル21の2つのテーブルの結果をみて、どちらかが”
0”であるゾーンではフォーカスジャンプをするのを禁
止する。現在通過しているゾーンが禁止ゾーンの場合に
は、回転によって許可のゾーンになるまでジャンプを待
機するように制御する。
【0039】このように、本実施の形態4によれば、面
振れ加速度が大きい箇所を見つけて、事前にフォーカス
ジャンプ禁止ゾーンにすることができるため、学習のた
めのフォーカスジャンプの失敗試行によるディスクの傷
付きをも防止することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、フォーカスジャンプの成功/失敗の試行結果を
ディスクの半径位置毎、円周位置毎、ジャンプ方向毎に
記録管理したり、ディスクの面振れ加速度を測定し保管
管理することにより、フォーカスジャンプが失敗しやす
い場所を探し、そこでのフォーカスジャンプ動作を禁止
するものであり、何度も同じ箇所で対物レンズとディス
クが衝突するのを防ぐことにより、再生できないような
致命的な傷がディスクに生成されるのを防止でき、この
結果、目的の場所へのアクセス時間が増大するのを防止
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図5】2層ディスクのフォーカスエラー信号とジャン
プパルスの信号波形図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 回転駆動手段 3 対物レンズ 4 フォーカスアクチュエータ 5 光ピックアップ 6 FE信号生成手段 7 フォーカス制御手段 8 フォーカス駆動手段 9 フォーカスジャンプ制御手段 10 スイッチ 11 サーボコントローラ 12 光ピックアップ移動手段 13 学習テーブル 14 アドレスリード手段 15 FG信号生成手段 16 リングカウンタ 17 不揮発性メモリ 18 光ピックアップ移動指示手段 19 ディスク挿入/排出検出手段 20 面振れ加速度検出手段 21 面振れ判定テーブル 22 許可フラグ監視手段 23 フィルタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面から複数の層のデータを読み取るた
    めにレーザの焦点を層方向に隣接する記録層間で移動さ
    せるフォーカスジャンプ動作をさせる場合に、ディスク
    の半径方向に任意に分割したゾーン毎に、ジャンプが成
    功したか失敗したかを記憶し、その成否の結果により、
    そのゾーンでのジャンプを禁止または許可することを特
    徴とする層間移動制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ゾーンが、円周方向にも任意に分割
    されていることを特徴とする請求項1記載の層間移動制
    御方法。
  3. 【請求項3】 前記ゾーンのジャンプ動作の禁止/許可
    の管理は、ジャンプする方向別に行うことを特徴とする
    請求項1または2記載の層間移動制御方法。
  4. 【請求項4】 前記ゾーン毎にディスクの面振れ加速度
    を測定・記憶し、その面振れ加速度によって、各ゾーン
    のフォーカスジャンプの禁止/許可を決定することを特
    徴とする請求項1または2または3記載の層間移動制御
    方法。
  5. 【請求項5】 前記フォーカスジャンプ禁止条件で層間
    移動しなければならない状況が発生した場合に、禁止に
    なっていない他のゾーンにピックアップを移動させた後
    にフォーカスジャンプを行わせることを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の層間移動制御方法。
  6. 【請求項6】 前記フォーカスジャンプ禁止条件で層間
    移動しなければならない状況が発生した場合に、ディス
    クの回転待ちを行い、禁止になっていない他のゾーンに
    移った後にフォーカスジャンプすることを特徴とする請
    求項1から4のいずれかに記載の層間移動制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ゾーン毎の成功/失敗の結果、また
    は、禁止/許可の判定結果は、ディスクが交換される毎
    に初期化されることを特徴とする請求項1から6のいず
    れかに記載の層間移動制御方法。
  8. 【請求項8】 前記ゾーン毎の成功/失敗の結果、また
    は、禁止/許可の判定結果は、ディスク毎に不揮発性の
    メモリに記憶することを特徴とする請求項1から7のい
    ずれかに記載の層間移動制御方法。
  9. 【請求項9】 前記ゾーン毎の禁止/許可の判定結果に
    より、特定の記録層へ移動できなくなった場合に、記憶
    していた成功/失敗の結果、または、禁止/許可の結果
    を初期化することを特徴とする請求項1から8のいずれ
    かに記載の層間移動制御方法。
  10. 【請求項10】 複数の層に情報を記録されている光デ
    ィスクを回転させる回転駆動手段と、光源からの光ビー
    ムを収束してディスクの記録層に焦点を結ばせる対物レ
    ンズと、対物レンズを指令に応じてディスクフォーカス
    方向に変位させるフォーカスアクチュエータと、前記光
    源、対物レンズ、フォーカスアクチュエータおよびディ
    スクからの反射光を受光する検出手段を備えた光ピック
    アップと、読み取り信号からフォーカスエラー信号を生
    成するフォーカスエラー信号生成手段と、フォーカスエ
    ラー信号に基づき焦点位置制御を行い駆動指示信号を出
    力するフォーカス制御手段と、フォーカス制御手段から
    の駆動指示信号によりフォーカスアクチュエータに電流
    を供給するフォーカス駆動手段と、ビームの焦点を記録
    層Xから隣接する記録層Yへ移動させるフォーカスジャ
    ンプ制御手段と、現在ピックアップが再生しているディ
    スクの半径位置を知る半径位置認識手段と、フォーカス
    ジャンプ動作した場合にディスクの半径方向に任意に分
    割したゾーン毎に、ジャンプが成功したか失敗したかを
    記憶するジャンプ成否記憶手段とを備え、前記ジャンプ
    成否記憶手段の持つ情報によって、そのゾーンでのジャ
    ンプ動作を禁止または許可するかを管理することを特徴
    とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 複数の層に情報を記録されている光デ
    ィスクを回転させる回転駆動手段と、光源からの光ビー
    ムを収束してディスクの記録層に焦点を結ばせる対物レ
    ンズと、対物レンズを指令に応じてディスクフォーカス
    方向に変位させるフォーカスアクチュエータと、前記光
    源、対物レンズ、フォーカスアクチュエータおよびディ
    スクからの反射光を受光する検出手段を備えた光ピック
    アップと、読み取り信号からフォーカスエラー信号を生
    成するフォーカスエラー信号生成手段と、フォーカスエ
    ラー信号に基づき焦点位置制御を行い駆動指示信号を出
    力するフォーカス制御手段と、フォーカス制御手段から
    の駆動指示信号によりフォーカスアクチュエータに電流
    を供給するフォーカス駆動手段と、ビームの焦点を記録
    層Xから隣接する記録層Yへ移動させるフォーカスジャ
    ンプ制御手段と、現在ピックアップが再生しているディ
    スクの円周位置を知る円周位置認識手段と、フォーカス
    ジャンプ動作した場合にディスクの円周方向に任意に分
    割したゾーン毎に、ジャンプが成功したか失敗したかを
    記憶するジャンプ成否記憶手段とを備え、前記ジャンプ
    成否記憶手段の持つ情報によって、そのゾーンでのジャ
    ンプ動作を禁止または許可するかを管理することを特徴
    とする光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記ゾーンのジャンプ動作の禁止/許
    可の管理は、ジャンプする方向別に行うことを特徴とす
    る請求項10または11記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 複数の層に情報を記録されている光デ
    ィスクを回転させる回転駆動手段と、光源からの光ビー
    ムを収束してディスクの記録層に焦点を結ばせる対物レ
    ンズと、対物レンズを指令に応じてディスクフォーカス
    方向に変位させるフォーカスアクチュエータと、上記光
    源、対物レンズ、フォーカスアクチュエータおよびディ
    スクからの反射光を受光する検出手段を備えた光ピック
    アップと、読み取り信号からフォーカスエラー信号を生
    成するフォーカスエラー信号生成手段と、フォーカスエ
    ラー信号に基づき焦点位置制御を行い駆動指示信号を出
    力するフォーカス制御手段と、フォーカス制御手段から
    の駆動指示信号によりフォーカスアクチュエータに電流
    を供給するフォーカス駆動手段と、ビームの焦点を記録
    層Xから隣接する記録層Yへ移動させるフォーカスジャ
    ンプ制御手段と、現在ピックアップが再生しているディ
    スクの円周位置を知る円周位置認識手段と、ディスクの
    円周方向に任意に分割したゾーン毎にディスクの面振れ
    加速度を測定・記憶する面振れ加速度記憶手段とを備
    え、前記面振れ加速度記憶手段の持つ情報によって、そ
    のゾーンでのジャンプ動作を禁止または許可するかを管
    理することを特徴とする光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記フォーカスジャンプ禁止条件のゾ
    ーンで層間移動しなければならない状況が発生した場合
    に、禁止になっていない他のゾーンにピックアップを移
    動させた後にフォーカスジャンプを行わせることを特徴
    とする請求項10または12または13記載の光ディス
    ク装置。
  15. 【請求項15】 前記フォーカスジャンプ禁止条件で層
    間移動しなければならない状況が発生した場合に、ディ
    スクの回転待ちを行い、禁止になっていない他のゾーン
    に移った後にフォーカスジャンプすることを特徴とする
    請求項11または12または13記載の光ディスク装
    置。
  16. 【請求項16】 前記ゾーン毎の成功/失敗の結果、ま
    たは、禁止/許可の判定結果は、ディスクが交換される
    毎に初期化されることを特徴とする請求項10から15
    のいずれかに記載の光ディスク装置。
  17. 【請求項17】 前記ゾーン毎の成功/失敗の結果、ま
    たは、禁止/許可の判定結果は、ディスク毎に不揮発性
    のメモリに記憶することを特徴とする請求項10から1
    6のいずれかに記載の光ディスク装置。
  18. 【請求項18】 前記ゾーン毎の禁止/許可の判定結果
    により、特定の記録層へ移動できなくなった場合に、記
    憶していた成功/失敗の結果、または、禁止/許可の結
    果を初期化することを特徴とする請求項10から17の
    いずれかに記載の光ディスク装置。
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