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JP2001151388A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

Info

Publication number
JP2001151388A
JP2001151388A JP34134299A JP34134299A JP2001151388A JP 2001151388 A JP2001151388 A JP 2001151388A JP 34134299 A JP34134299 A JP 34134299A JP 34134299 A JP34134299 A JP 34134299A JP 2001151388 A JP2001151388 A JP 2001151388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
guide member
conveying
roller
skew
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34134299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Hoizumi
真司 保泉
Takashi Abe
隆 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP34134299A priority Critical patent/JP2001151388A/ja
Publication of JP2001151388A publication Critical patent/JP2001151388A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状物の状態が不適切であってもシート
状物のガイド部材への衝突を確実に回避することができ
るシート搬送方法、シート搬送装置を提供する。 【解決手段】 所定方向にシート状物を搬送する搬送工
程と、その搬送方向に対して平行に設けられるガイド部
材側にシート状物を斜行させて搬送する補正工程とを備
えるシート搬送方法において、当該搬送工程の後かつ補
正工程の前に当該シート状物をガイド部材とは逆側に斜
行させる逆斜行工程を有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、紙やフィルムな
どのシート状物を搬送するシート搬送方法、シート搬送
装置に関し、より詳しくはそのシート状物のスキュー補
正技術に係る。
【0002】
【従来の技術】 従来から、紙やフィルムなどのシート
状物を位置ずれなく搬送するシート搬送装置が広く知ら
れている。例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ等
の画像形成装置では、用紙トレイに収容されている記録
用紙を順次搬送し、その記録用紙上にトナーなどで画像
を形成している。この場合、記録用紙に対して画像が斜
めに形成される等の画像欠陥を防止するため、記録用紙
はスキューや位置ずれなく搬送されることが求められ
る。
【0003】シート状物をスキューや位置ずれなく搬送
するための具体的な一手法として、搬送方向に平行にガ
イド部材を設け、そのガイド部材にシート状物の側部を
摺擦しながら搬送するいわゆるサイドレジ基準の技術が
知られている(例えば、特開平11−189355号公
報参照)。
【0004】図17は、従来のサイドレジ基準のスキュ
ー、位置ずれ補正手法を説明するものである。同図にお
いて、ガイド部材は搬送方向に平行に設置されている。
さて、シート状物は、多少のスキューと位置ずれを有し
たままの状態で搬送方向に搬送され(同図シート状物
「1」参照)、次にガイド部材側に斜行して搬送される
(同図シート状物「2」参照)。ここで、シート状物の
側端部がガイド部材に沿って摺擦されながら搬送される
ため、シート状物の側端部の姿勢及び位置が規制され、
スキューと(搬送方向に直交する方向の)位置ずれが補
正される。なお、同図中のシート状物内の矢印はシート
状物に加わる搬送力の方向をそれぞれ示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような補
正手法は、搬送されるシート状物のスキューと位置ずれ
とがある程度の範囲に収まっている場合には有効である
が、搬送されるシート状物が大きくスキューしていた
り、位置ずれが大きくなるとガイド部材によりシート状
物が衝突し、シート状物に折り目をつけてしまったり、
シート状物の搬送ができなくなってしまうことがある。
特に、シート状物が剛性の低い薄紙、アート紙、コート
紙などの場合には顕著に発生する。
【0006】図18は、不適切な状態で搬送されるシー
ト状物の例を示すものである。同図(a)はシート状物
が進行方向右側に大きくスキューした状態を、同図
(b)はシート状物が進行方向左側に大きくスキューし
た状態を、同図(c)はシート状物の位置ずれが大きい
状態をそれぞれ示している。いずれの場合も、シート状
物がそのまま所定の搬送方向に搬送されると、ガイド部
材に衝突してしまう。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、シート状物の状態が不適切
であってもシート状物のガイド部材への衝突を確実に回
避することができるシート搬送方法、シート搬送装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 すなわち本発明は、所
定方向にシート状物を搬送する搬送工程と、その搬送方
向に対して平行に設けられるガイド部材側にシート状物
を斜行させて搬送する補正工程とを備えるシート搬送方
法において、当該搬送工程の後かつ補正工程の前に当該
シート状物をガイド部材とは逆側に斜行させる逆斜行工
程を有するシート搬送方法である(請求項1)。
【0009】また本発明は、シート状物の搬送方向に対
して平行に設けられるガイド部材と、搬送されるシート
状物の側部を当該ガイド部材側に斜行させつつ当該ガイ
ド部材に沿って搬送する斜行手段とを備えるシート搬送
装置において、当該ガイド部材よりも搬送方向上流側に
当該シート状物をガイド部材とは逆側に逆斜行させる逆
斜行手段を有するシート搬送装置でもある(請求項
2)。
【0010】図1は、これらの発明の概念を説明するも
のである。まず、シート状物が(比較的大きな)スキュ
ーと位置ずれとを有したまま所定の搬送方向に搬送され
る(同図中「1」参照)。この際にシート状物に加わる
搬送力の方向は所定の搬送方向と同一である。次に、そ
のシート状物はガイド部材とは逆側に斜行され(同図中
「2」参照)、シート状物とガイド部材との衝突が回避
される。この際にシート状物に加わる搬送力の方向は所
定の搬送方向からガイド部材とは逆側に傾いている。そ
の後、シート状物はその側部をガイド部材側に斜行しつ
つガイド部材に沿って搬送され(同図中「3」参照)、
スキューと位置ずれが補正される。この際にシート状物
に加わる搬送力の方向は所定の搬送方向からガイド部材
側に傾いている。
【0011】ここで、逆斜行手段のより具体的な構成と
しては、例えば、ローラ軸と、そのローラ軸に配設さ
れる搬送ローラとを有し、そのローラ軸のガイド部材側
一端を他端よりも搬送方向下流側に取り付ける構成、
搬送方向に直交して設けられるローラ軸と、そのローラ
軸に所定間隔で配設される複数の搬送ローラとを有し、
各搬送ローラの径がガイド部材側に近づくにつれてより
大きくなる構成でもよい。
【0012】ところで、搬送されるシート状物の状態に
よっては、シート状物のガイド部材の逆側への斜行(逆
斜行)が必要ない場合もある。また、その逆斜行が必要
な場合であっても、余りに大きく斜行させたのでは、そ
の後、シート状物の側部をガイド部材側に斜行しきれず
にシート状物のスキューや位置ずれの補正が適切に行な
われなかったり、あるいはそれらの補正を適切に行なう
ためにガイド部材の搬送方向長さを延長する必要が生ず
る。
【0013】そこで本発明は、請求項2に記載のシート
搬送装置を前提として、搬送されるシート状物の状態に
基づいてシート状物の逆斜行を制御する制御手段を有す
るものでもある(請求項3)。
【0014】シート搬送装置をこのように構成すること
により、搬送されるシート状物の状態からガイド部材の
逆側への逆斜行が必要か否かを判断し、必要な場合のみ
その逆斜行を行ない、不要な搬送負荷をシート状物に与
えるのを防止することができる。また逆斜行が必要な場
合でも、シート状物の状態からその適切な移動距離を求
め、不要な搬送負荷をシート状物に与えるのを防止する
とともに、ガイド部材の搬送方向長さを延長することな
くスキューや位置ずれの補正を適切に行なうことができ
る。
【0015】図2は、ガイド部材の逆側への逆斜行の前
後におけるシート状物の状態を示している。同図におい
て、点線Aはガイド部材から搬送方向に延ばした直線で
ある。そして、その点線Aと逆斜行前のシート状物先端
との距離をΔx1、点線Aと逆斜行後のシート状物先端
との距離をΔx2とし、点線Aよりもガイド部材側を−
(マイナス)と、点線Aよりもガイド部材の逆側を+
(プラス)とする。
【0016】ここで、シート状物のガイド部材の逆側へ
の逆斜行が必要な場合とは、Δx1が負の値をとる場合
である。一方、シート状物のガイド部材の逆側への逆斜
行が不要な場合とは、Δx1が正の値をとる場合であ
る。また逆斜行手段による移動距離は、シート状物とガ
イド部材とが衝突しないために、ガイド部材の最上流位
置では距離Δx2が正となるように制御される。さら
に、不要な搬送負荷をシート状物に与えるのを防止する
とともに、ガイド部材の搬送方向長さを延長することな
くスキューや位置ずれの補正を適切に行なうためには、
距離Δx2≒0となるように制御される。なお、実際に
は、これらΔx1、Δx2の値にはそれぞれ所定の安全マ
ージンが確保されるのは無論である。
【0017】このようにシート状物の状態(ここではシ
ート状物とガイド部材との位置関係)に基づいて、制御
手段は逆斜行手段による逆斜行の要否を判断し、逆斜行
する場合にはその移動距離Δx(=|Δx1|+|Δx2
|)を求めるものである。またその移動距離Δxは、制
御手段が、逆斜行手段によるシート状物の逆斜行方向や
逆斜行距離を制御することにより実現することができる
(請求項4)。
【0018】図3(a)は逆斜行手段がシート状物に与
える逆搬送力FRを、図3(b)は逆斜行手段がシート
状物を逆斜行させる逆斜行距離xRを、それぞれベクト
ル表示したものである。また、逆搬送力FRの搬送方向
成分をFR(平行成分)と、その搬送方向に直交する成
分をFR(垂直成分)とし、逆斜行距離xRの搬送方向成
分をxR(平行成分)と、その搬送方向に直交する成分
をxR(垂直成分)としている。
【0019】ここで、斜行距離xRの搬送方向と直交す
る成分xR(垂直成分)が、上述の移動距離Δx(=|
Δx1|+|Δx2|)に該当する。したがって、例えば
搬送方向と逆斜行距離ベクトルxRとがなす角度αが示
す逆斜行方向(図3(b)参照)や、逆斜行距離ベクト
ルxRの大きさが示す逆斜行距離(図3(b)参照)を
制御することで移動距離Δxを規定することができる。
【0020】なお、ある移動距離Δxを実現する際に、
上述の角度α(α<90°)を大きくすればするほどx
R(平行成分)の大きさが小さくなる。すなわち、角度
αが大きくなるほどより短い搬送方向距離で必要な逆斜
行を行なうことができる。一方、角度αを余りに大きく
すると、シート状物に無理な力(図3(a)、FR(垂
直成分)参照)が加わり、シート状物を折り曲げてしま
ったりするおそれがある。したがって、これらを考慮し
て角度αを決定することが好ましい。
【0021】このようにシート状物の逆斜行方向や逆斜
行距離が制御可能である逆斜行手段のより具体的な構成
としては、例えば、ローラ軸と、そのローラ軸に配設
される搬送ローラとを有し、そのローラ軸の配設角度が
変更自在である構成、ガイド部材側一端を他端よりも
搬送方向下流側に取り付けられるローラ軸と、そのロー
ラ軸に配設される搬送ローラとを有し、所定タイミング
で搬送ローラ又は斜行ローラのニップを解除可能な構
成、搬送方向に直交して設けられるローラ軸と、その
ローラ軸に所定間隔で配設される複数の搬送ローラとを
有し、各搬送ローラの径がガイド部材側に近づくにつれ
てより大きくなるとともに、所定タイミングで搬送ロー
ラのニップを解除可能な構成、これら逆斜行手段を搬
送方向に所定間隔で複数設け、何れかの逆斜行手段の搬
送ローラにのみ選択的にシート状物をニップさせる構成
などでもよい。
【0022】これまでの説明では、主にシート状物とガ
イド部材との位置関係に基づいて逆斜行手段によるシー
ト状物の逆斜行を制御することを説明したが、この他に
もシート状物のサイズ、姿勢、種類などに基づいて逆斜
行手段によるシート状物の逆斜行を制御するものでもよ
い(請求項5)。
【0023】搬送されるシート状物とガイド部材との距
離が適切であっても、シート状物の姿勢によっては逆斜
行を行なった方が好ましい場合もある。すなわち、シー
ト状物が図2に示したようにガイド部材側にスキューさ
れた状態でそのままガイド部材側に斜行されると、シー
ト状物の先端角部がガイド部材に衝突してしまい好まし
くない。そこで、シート状物の姿勢に基づいて、シート
状物の先端角部がガイド部材に衝突しないように、逆斜
行を制御する。
【0024】また、シート状物の種類によっては適切な
シート状物の移動距離Δx(図2の|Δx1|+|Δx2
|参照)を確保するために、より細かな逆斜行制御が必
要となる場合がある。すなわち、シート状物の種類によ
りそのシート状物と逆斜行手段との摩擦係数がそれぞれ
異なり、所定の移動距離Δxを確保するための逆斜行時
間又は逆斜行距離(図3(b)xR参照)がそれぞれ異
なる。そこで、シート状物の種類に基づいて、必要な移
動距離Δxを確保できるように、逆斜行を制御する。
【0025】さらに、シート状物のサイズによっては、
逆斜行を早目に終了するほうが好ましい場合もある。図
4は逆斜行手段と斜行手段との距離、及びそれら逆斜行
手段と斜行手段とがシート状物に与える逆搬送力FR
搬送力FCをベクトル表示したものを示している。逆搬
送力FRの搬送方向成分をFR(平行成分)、その搬送方
向に直交する成分をFR(垂直成分)とし、搬送方向と
逆搬送力FRベクトルとのなす角をαとしている。ま
た、搬送力FCの搬送方向成分をFC(平行成分)と、そ
の搬送方向に直交する成分をFC(垂直成分)とし、搬
送方向と逆搬送力FCベクトルとのなす角をβとしてい
る。
【0026】ここで、逆斜行手段と斜行手段との距離l
は、一般に、搬送されるシート状物の搬送方向長さより
も短く構成される。また、搬送方向長さがそれぞれ異な
る複数種のシート状物を搬送する場合には、逆斜行手段
と斜行手段との距離lは、最短のシート状物の搬送方向
長さよりも短く構成される。その結果、搬送方向に長い
シート状物を搬送する際には、逆斜行手段と斜行手段と
の両方により搬送される時間が比較的長くなる。一方、
図4に示すように、逆斜行手段の搬送力FRと斜行手段
の搬送力FCとのそれぞれ直交成分は互いに逆向きであ
る。したがって、搬送方向長さが長いシート状物には、
互いに逆向きの力が比較的長い時間加えられることな
り、好ましくない。
【0027】そこで、シート状物のサイズ(搬送方向長
さ)に基づいて、シート状物の搬送方向先端が斜行手段
に達した後、かつシート状物の搬送方向後端が逆斜行手
段を通過する前に、逆斜行手段による逆搬送力FRの搬
送方向に直交する成分FR(垂直成分)の大きさをより
小さくするように(好ましくは0となるように)逆斜行
を制御する。
【0028】
【発明の実施による態様】 以下に、この発明の実施の
形態について図面を参照して説明する。図5はこの発明
の一実施の形態に係る画像形成装置としてのタンデム型
のデジタルカラープリンターを示すものである。
【0029】このタンデム型のデジタルカラープリンタ
ーは、図5に示すように、画像形成装置本体1と、当該
画像形成装置本体1の一側(図中、左側)に配置され、
画像形成装置本体1に対して所定サイズの記録材として
の記録用紙(シート状物)を給紙する給紙装置2と、当
該給紙装置2の上部に載置された状態で設けられた画像
読取装置3(Image Input Termina
l)と、給紙装置2と画像形成装置本体1の上部に渡っ
て配置され、画像形成動作の条件設定等を行なう表示画
面を備えたユーザーインターフェイス4(User I
nterface)と、前記画像形成装置本体1の他側
(図中、右側)に配置され、当該画像形成装置本体1に
おいて画像が形成された記録用紙に対して、必要に応じ
てソーテイングやステープリング等の後処理を施せる状
態で排出するための用紙排出装置5とを備えている。
【0030】図6は上記タンデム型のデジタルカラープ
リンターの画像形成装置本体1を示すものである。
【0031】この画像形成装置本体1には、例えば、上
述した画像読取装置3で読み取られた原稿の画像データ
が入力される。また、上記画像形成装置本体1は、必要
に応じて、LAN等のネットワークを介して、図示しな
いパーソナルコンピュータ等のホストコンピュータと接
続され、当該ホストコンピュータなどからも画像データ
が送られてくるようになっている。
【0032】上記画像読取装置3は、図5に示すよう
に、プラテンガラス6上に載置された図示しない原稿を
光源によって照明し、原稿からの反射光像を、複数枚の
ミラー及び結像レンズからなる縮小光学系7を介してC
CD等からなる画像読取素子8上に走査露光して、この
画像読取素子8によって原稿の色材反射光像を所定のド
ット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るよう
に構成されている。
【0033】上記画像読取装置3によって読み取られた
原稿の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、
青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとし
て図示しない画像処理装置(Image Proces
sing System)に送られ、この画像処理装置
では、原稿の反射率データに対して、シェーデイング補
正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠
消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
【0034】そして、上記の如く画像処理装置で所定の
画像処理が施された画像データは、同じ画像処理装置に
よって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(BK)(各8bit)の4色の原稿
色材階調データに変換され、次に述べるように、画像形
成装置本体1の内部に配設された画像出力装置10(I
mage Output Terminal)へ出力さ
れる。
【0035】この画像出力装置10は、図6に示すよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)に対応した4つの画像形成ユニット1
1Y、11M、11C、11Kを備えており、これらの
4つの画像形成ユニット11Y、11M、11C、11
Kは、画像形成装置本体1の内部に、水平方向に沿って
一定の距離をおいて並列的に配置されている。
【0036】これらの4つの画像形成ユニット11Y、
11M、11C、11Kは、すべて同様に構成されてお
り、大別して、矢印方向に沿って所定の速度で回転する
像担持体としての感光体ドラム12と、この感光体ドラ
ム12の表面を一様に帯電する一次帯電手段としてのス
コロトロン13と、当該感光体ドラム12の表面に所定
の色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する画像
露光手段としてのROS14(Raster Outp
ut Scanner)と、感光体ドラム12上に形成
された静電潜像を所定の色のトナーで現像する現像器1
5と、感光体ドラム12上に残留した未転写トナーを除
去するクリーニング装置16とから構成されている。
【0037】そして、上記画像出力装置10では、図6
に示すように、画像処理装置から出力されるイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
K)(各8bit)の4色の原稿色材階調データが、イ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(BK)の各色の画像形成ユニット11Y、11M、
11C、11KのROS14Y、14M、14C、14
Kに送られ、これらのROS14Y、14M、14C、
14Kでは、所定の色の原稿色材階調データに応じてレ
ーザー光LBによる画像露光が行われる。
【0038】上記ROS14Y、14M、14C、14
Kでは、図6に示すように、半導体レーザー17が原稿
色材階調データに応じて変調され、この半導体レーザー
17からは、レーザー光LBが階調データに応じて出射
される。この半導体レーザー17から出射されたレーザ
ー光LBは、反射ミラー18、19を介して回転多面鏡
20によって偏向走査され、再び反射ミラー19及び複
数枚の反射ミラー21、22を介して感光体ドラム12
上に走査露光されるようになっている。
【0039】上記画像処理装置からは、上述したよう
に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各画像形成ユニット11Y、11
M、11C、11KのROS14Y、14M、14C、
14Kに各色の画像データが順次出力され、これらのR
OS14Y、14M、14C、14Kから画像データに
応じて変調されたレーザー光LBが、それぞれの感光体
ドラム12の表面に走査露光されて静電潜像が形成され
る。上記各感光体ドラム12上に形成された静電潜像
は、各々の現像器15Y、15M、15C、15Kによ
って、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(BK)の各色のトナー像として現
像される。
【0040】上記各画像形成ユニット11Y、11M、
11C、11Kの感光体ドラム12上に、順次形成され
たイエロ−(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(BK)の各色のトナー像は、各画像形成ユニッ
ト11Y、11M、11C、11Kの下方にわたって配
置された中間転写体としての中間転写ベルト25上に、
一次転写ローラ26Y、26M、26C、26Kによっ
て多重に転写される。この中間転写ベルト25は、駆動
ローラ27と、従動ローラ28と、テンションローラ2
9と、二次転写用のバックアップローラ30と、アイド
ルローラ31との間に一定のテンションで張架されてお
り、図示しない定速性に優れた専用の駆動モーターによ
って回転駆動される駆動ローラ27により、矢印方向に
沿って所定の速度で循環駆動されるようになっている。
上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有
するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、
この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等
の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形
成したものが用いられる。
【0041】上記中間転写ベルト25上に多重に転写さ
れたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、
ブラック(BK)の各色のトナー像は、バックアップロ
ーラ30に中間転写ベルト25を介して圧接される二次
転写ローラ32によって、圧力及び静電気力で記録媒体
としての記録用紙33上に二次転写され、これらの各色
のトナー像が転写された記録用紙33は、2連の用紙吸
引搬送ベルト34、35によって定着器36へと搬送さ
れる。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用
紙33は、定着器36によって熱及び圧力で定着処理を
受け、片面プリントの場合には、図5に示すように、そ
のまま画像形成装置本体1の外部に設けられた用紙排出
装置5を介して、排出トレイ37上に排出される。
【0042】その際、上記記録用紙33は、図5に示す
ように、画像形成装置本体1の一側(図5中、左側)に
配置された給紙装置2の複数の給紙カセット38、3
9、40の何れかから、所定のサイズのものが給紙ロー
ラ41によって給紙され、用紙搬送用のローラ対42を
備えた給紙経路43を介して、画像形成装置本体1の内
部へと搬送される。この画像形成装置本体1の内部へと
搬送された記録用紙33は、複数の用紙搬送用のローラ
対44を備えた用紙搬送経路45 を介して、レジストロ
ーラ46まで一旦搬送されて停止される。そして、この
記録用紙33は、中間転写ベルト25上に転写されたト
ナー像と同期して、所定のタイミングで回転駆動される
レジストローラ46によって、中間転写ベルト25上の
バックアップローラ30と二次転写ローラ32が圧接す
る二次転写位置へと送出される。
【0043】また、上記画像形成装置本体1において、
記録用紙33の両面にカラー画像を記録する場合には、
片面に画像が記録された記録用紙33を、用紙排出装置
5を介してそのまま排出トレイ37上に排出せずに、当
該画像形成装置本体1の排紙部に設けられた用紙反転搬
送部材47によって、記録用紙33の搬送方向が下方へ
と変更される。そして、上記片面に画像が記録された記
録用紙33は、用紙反転搬送部材47によって用紙排出
装置5内の下端部に設けられた用紙反転経路48へ一旦
搬送されて停止され、当該記録用紙33の搬送方向を反
転した状態で、画像形成装置本体1の内部へと再度搬送
され、当該画像形成装置本体1の底部に設けられた複数
の用紙搬送用のローラ対49を備えた用紙反転搬送経路
50を介して、給紙装置2の内部へと搬送される。
【0044】その後、上記片面に画像が形成された記録
用紙33は、給紙装置2の内部に設けられた用紙反転搬
送経路51を介して、今度は裏面を上にした状態で通常
の記録用紙33と同様に、ふたたび複数の用紙搬送用の
ローラ対44を備えた用紙搬送経路45 及びレジストロ
ーラ46を介して、所定のタイミングで中間転写ベルト
25上の二次転写位置へと搬送され、当該記録用紙33
の裏面に画像が記録されるようになっている。この表裏
両面にカラー画像が記録された記録用紙33は、用紙排
出装置5を介して排出トレイ37上に排出され、両面カ
ラー画像記録工程が終了する。
【0045】◎実施例1 図7は、本実施例に係る搬送
装置の斜視図である。ここで、ローラ対42a、b、
y、zは搬送経路43の一部を、ローラ対49a、b、
42y、zは搬送経路51の一部を、ローラ対44a〜
cは搬送経路45の一部をそれぞれ構成している。そし
て、本実施例ではローラ対42zが逆斜行手段、各ロー
ラ対44a〜cが斜行手段として機能している。そし
て、各ローラ対44a〜cよりも図中矢印で示すガイド
方向寄りに搬送方向と平行なガイド部材(図示せず)が
設けられている。
【0046】また、ローラ対42zは、図示しないモー
タ及びギア等の駆動系を介して回転駆動される駆動ロー
ラ42z(D)と、駆動ローラ42z(D)に従動して
回転する従動ローラ42z(I)と、従動ローラ42z
(I)を駆動ローラ42z(D)に対して接離自在に移
動させるソレノイド(図示せず)とを備えている。そし
て、ソレノイドに通電されない場合には、従動ローラ4
2z(I)はバネなどの弾性体により駆動ローラ42z
(D)に対して付勢され、圧接する。一方、ソレノイド
に通電されている場合には、従動ローラ42z(I)は
バネなどの弾性体の弾性力に対抗して駆動ローラ42z
(D)と離間する。
【0047】図8は、駆動ローラ42z(D)の構成を
詳細に説明するものである。この駆動ローラ42z
(D)は、搬送方向に略垂直に設けられる金属製のロー
ラ軸420z(D)と、そのローラ軸420z(D)に
取り付けられ弾性体で構成される円柱形の第一ローラ4
21z(D)と、そのローラ軸420z(D)の第一ロ
ーラ421z(D)よりもガイド部材側に取り付けられ
弾性体で構成される円柱形の第ニローラ422z(D)
とを備えている。この第一ローラ421z(D)と第ニ
ローラ422z(D)との間隔dは、66〔mm〕であ
る。
【0048】またこの第一ローラ421z(D)の直径
1と第ニローラ422z(D)の直径D2との大小関係
は、D1<D2である(D1=20〔mm〕、D2=22
〔mm〕)。なお、従動ローラ42z(I)のローラ径
には径差を設けていない。
【0049】図9は、ローラ対42zの接離を制御する
制御系をブロック図を用いて説明するものである。この
制御系は、画像形成装置の主制御装置、各種ユーザイン
タフェイス(UI)、各種センサからの記録用紙33の
状態を示す情報が入力される制御部(制御手段)400
と、その制御部400から所定のタイミングで電力が供
給されるソレノイドとを備えている。ここで、従動ロー
ラ42z(I)はバネ等の弾性体により駆動ローラ42
z(D)に付勢されている。一方、従動ローラ42z
(I)はソレノイドの稼動部分と物理的に繋がってお
り、ソレノイドに電力が供給されるとその稼動部は弾性
体の弾性力に抗して従動ローラ42z(I)を駆動ロー
ラ42z(D)から離間させる。その結果、ソレノイド
への通電を介して駆動ローラ42z(D)と従動ローラ
42z(I)との当接、離間タイミングを制御すること
ができる。
【0050】図10、図11はいずれも図9に示した制
御系の動作の一例を説明するものであり、記録用紙33
の状態としてそのサイズ、すなわち搬送方向長さの長短
に基づいて駆動ローラ42z(D)と従動ローラ42z
(I)との当接、離間タイミングを制御する動作を説明
している。図10は、ローラ対42z、44aのニップ
部分における記録シートの有無及びローラ対42zの当
接、接離を説明するタイミングチャートであり、同図中
はローラ対42zのニップ部分に記録用紙33が存在
するか否かを、はローラ対44aのニップ部分に記録
用紙33が存在するか否かを、はローラ対42zがニ
ップしているか否かをそれぞれ表している。
【0051】なお、ローラ対44b、cのニップ部分に
記録用紙33が存在するか否かはを示すタイミングは同
図中には記載していないが、ローラ対44a、b、cは
搬送方向に所定間隔で設けられているため、ローラ対4
4b、cのニップ部分に記録用紙33が存在するか否か
はに示すローラ対44aのニップ部分に記録用紙33
が存在するか否かのタイミングからそれぞれ所定時間遅
れたものとなる。
【0052】そして、図10(a)は搬送方向長さが比
較的短い記録用紙33(S)の場合を、図10(b)は
搬送方向長さが比較的長い記録用紙33(L)の場合を
それぞれ示している。また、図11は記録用紙搬送時の
ローラ対42z、44a周辺の様子を模式的に示すもの
であり、図11(a)は搬送方向長さが比較的短い記録
用紙33(S)の場合を、図11(b)は搬送方向長さ
が比較的長い記録用紙33(L)の場合をそれぞれ示し
ている。以下、これらの図に基づいて制御動作を説明す
る。
【0053】まず記録用紙33(S)が搬送される場合
を説明する。搬送される記録用紙が比較的短いものであ
ることを示す情報は、画像形成装置の主制御装置、又は
ユーザインタフェイス、又は用紙センサなどにより制御
部400に送信される。その情報を受信した制御部40
0は、ローラ対42zの離間が必要ないと判断し、ソレ
ノイドに対して通電を行なわない。
【0054】すると、図10(a)の、に示すよう
に、記録用紙33(S)の搬送方向先端が時間t
1(S)においてローラ対42zのニップ部分に達して
から、時間t1(E)において記録用紙33(S)の搬
送方向後端がローラ対42zのニップ部分を脱するま
で、ローラ42z(D)のローラ径差(図8、D1<D2
参照)により、記録用紙33(S)はガイド部材側とは
逆向きに逆斜行される(図1「2」参照))。また記録
用紙33(S)の搬送方向先端が時間t2(S)におい
てローラ対44aのニップ部分に達してから、時間t2
(E)において記録用紙33(S)の搬送方向後端がロ
ーラ対44cのニップ部分を脱するまで、ローラ44a
〜cの斜行により、記録用紙33(S)はガイド部材側
に斜行される(図1「3」参照))。
【0055】すなわち、時間t1(S)〜t2(S)で
は、記録用紙33(S)はローラ対42zによりニップ
され、逆斜行される。時間t2(S)〜t1(E)では、
記録用紙33(S)はローラ対42zによりニップさ
れ、その一部は逆斜行されると同時に、他の一部はロー
ラ対44a(a〜c)によりニップされ斜行される力が
働く(図11(a)参照)。時間t1(E)〜t2(E)
では、記録用紙33(S)はローラ対44a(a〜c)
によりニップされ、斜行される。
【0056】このように、記録用紙33のガイド部材側
への斜行に先立って反対側に逆斜行を行なうため、記録
用紙33の状態が不適切であっても記録用紙33のガイ
ド部材への衝突を確実に回避することができる。特にこ
のような画像形成装置において両面画像形成を行なう場
合には、用紙吸引搬送ベルト34、35で記録用紙33
が搬送される際、ベルト定着器36を通過する際、定着
器36通過後のスイッチバックの際、両面画像形成時の
再フィードの際などには記録用紙33のスキューが発生
しやすい。また両面画像形成か片面画像形成かを問わ
ず、記録用紙33が給紙カセット38、39、40から
給紙ローラ41により給紙される際などにもスキューが
発生しやすい。したがって、本実施例のように逆斜行を
行なうことのメリットは大きい。
【0057】次に記録用紙33(L)が搬送される場合
を説明する。搬送される記録用紙が比較的長いものであ
ることを示す情報は、画像形成装置の主制御装置、又は
ユーザインタフェイス、又は用紙センサなどにより制御
部400に送信される。その情報を受信した制御部40
0は、ローラ対42zの離間が必要であると判断し、ソ
レノイドに対して所定のタイミングで通電を行なう。
【0058】図10(b)のに示すように、時間t1
(S)において記録用紙33(L)の搬送方向先端がロ
ーラ対42zのニップ部分に達し、時間t1(E)にお
いて記録用紙33(L)の搬送方向後端がローラ対42
zのニップ部分を脱する。また、図10(b)のに示
すように、時間t2(S)において記録用紙33(L)
の搬送方向先端がローラ対44a」のニップ部分に達
し、時間t2(E)において記録用紙33(L)の搬送
方向後端がローラ対44a(a〜c)のニップ部分を脱
する。
【0059】そして、時間t2(S)以降、かつt
1(E)以前の時間tLで、制御部400はソレノイドに
通電を開始し、ローラ対42zの従動ローラ42z
(I)を駆動ローラ42z(D)に対して離間させる。
つまり、時間tL以降、かつ時間t1(E)以前では、ロ
ーラ対42zのニップ部分に記録用紙33(L)が存在
しているにもかかわらず、記録用紙33(L)は、ロー
ラ対42zにより逆斜行されることなく、ローラ44a
(a〜c)により斜行される(図11(b)参照)。な
お、その後、時間t1(E)以後の時間tNにおいて制御
部400はソレノイドへの通電を停止し、再びローラ対
42zの従動ローラ42z(I)は駆動ローラ42z
(D)に対して圧接される。
【0060】このように、ローラ対42zのニップ部分
に記録用紙33が存在している途中であってもそのニッ
プを解除するため、搬送方向長さが比較的長い記録用紙
33でも長時間(例えば、図10(b)の時間t
2(S)〜t1(E)など)にわたってローラ対42zと
ローラ対44a(a〜c)の両方のニップで記録用紙3
3が挟持されることなく、記録用紙33に対して互いに
逆向きの無理な力(図4参照)が加わらず、記録用紙3
3が折れ曲がったり、搬送ジャムが発生するのをより効
果的に防止することができる。
【0061】○ 変形例 実施例1では記録用紙33の状態として、記録用紙33
のサイズに基づいて逆斜行を制御したが、記録用紙33
の状態としてはこの他にも、記録用紙33とガイド部材
との距離や、記録用紙33の姿勢などに基づいて逆斜行
を制御することもできる。以下、これらを実施例1の変
形例として説明する。
【0062】まず、記録用紙33とガイド部材との距離
(図2のΔx1参照)の検知方法の一例と、記録用紙3
3の姿勢の検知方法の一例とを説明する。
【0063】図12は、記録用紙33とガイド部材との
距離(図2のΔx1参照)、記録用紙33の姿勢の検知
方法を説明するものである。図12(a)(b)の実線
で示す四角形は記録用紙33はスキューが生じていない
姿勢の記録用紙33を、図12(a)の一点鎖線で示す
四角形はその搬送方向先端をガイド部材側にスキューさ
せた姿勢の記録用紙33'を、図12(b)のニ点鎖線
で示す四角形はその搬送方向先端をガイド部材と逆側に
スキューさせた姿勢の記録用紙33゛をそれぞれ示して
いる。
【0064】まず記録用紙33とガイド部材との距離
(図2のΔx1参照)を検知するためには、記録用紙3
3の側端部が通過する搬送径路上の所定領域に透過型の
光センサ401a(又は401b)を設け、ある記録用
紙33が通過した際に光が遮られた部分を計測すること
により、記録用紙33の搬送位置、つまり記録用紙33
とガイド部材との距離(図2のΔx1参照)を検知する
ことができる。
【0065】また記録用紙33の姿勢を検知するために
は、記録用紙33の側端部が通過する搬送径路上の所定
領域に複数箇所に透過型の光センサ401a(下流側)
及び401b(上流側)を設け、ある記録用紙33が通
過した際に光が遮られたそれぞれの光センサ401a、
bの部分を計測することにより、記録用紙33の姿勢を
検知することができる。
【0066】すなわち、搬送方向先端をガイド部材側に
スキューさせた姿勢の記録用紙33'が搬送されると、
光センサ401aの方が光センサ401bよりも光が遮
られる部分が大きくなり、その光が遮られる部分の大き
さの差及び両光センサ401a、bの距離により、スキ
ューの程度を検知することができる(図12(a)参
照)。同様に、搬送方向先端をガイド部材と逆側にスキ
ューさせた姿勢の記録用紙33゛が搬送されると、光セ
ンサ401bの方が光センサ401aよりも光が遮られ
る部分が大きくなり、その光が遮られる部分の大きさの
差及び両光センサ401a、bの距離により、スキュー
の程度を検知することができる(図12(b)参照)。
【0067】さらに他の記録用紙33の姿勢を検知する
方法として、記録用紙33が通過する搬送径路上であっ
て搬送方法に直交する方向にセンサ402a、bを設け
(ガイド部材側が402b、ガイド部材の逆側が402
a)、ある記録用紙33がそれらのセンサ402a、b
を通過した際にそれぞれのセンサが記録用紙33の存在
を検知するタイミングを計測することにより、記録用紙
33の姿勢を検知することができる。
【0068】すなわち、搬送方向先端をガイド部材側に
スキューさせた姿勢の記録用紙33'が搬送されると、
センサ402aの方がセンサ402bよりも早く用紙を
検知し、両センサ402a、bの検知タイミングの差及
び記録用紙33の搬送速度とにより、スキューの程度を
検知することができる(図12(a)参照)。同様に、
搬送方向先端をガイド部材と逆側にスキューさせた姿勢
の記録用紙33゛が搬送されると、センサ402bの方
がセンサ402aよりも早く用紙を検知し、両センサ4
02a、bの検知タイミングの差及び記録用紙33の搬
送速度とにより、スキューの程度を検知することができ
る(図12(b)参照)。
【0069】このようにして検知した記録用紙33とガ
イド部材との距離(図2のΔx1参照)や記録用紙33
に姿勢に基づいて、以下のように逆斜行が制御される。
【0070】記録用紙33とガイド部材との距離が十分
に確保され、ガイド部材の搬送方向上流側と記録用紙3
3との衝突が生じない場合には、ローラ対42zのニッ
プ時間をより短く、早めにニップを解除するように(図
10(b)の時間tL参照)制御部400がソレノイド
への通電タイミングを制御する。一方、記録用紙33と
ガイド部材との距離が不十分で、ガイド部材の搬送方向
上流側と記録用紙33との衝突が生じ得る場合には、ロ
ーラ対42zのニップ時間をより長く、より遅めにニッ
プを解除するように(図10(b)の時間tL参照)制
御部400がソレノイドへの通電タイミングを制御す
る。
【0071】また記録用紙33の先端がガイド部材側に
スキューしており、ガイド部材と記録用紙33の先端角
部との衝突が生じ得る場合には(図12(a)一点鎖線
参照)、ローラ対42zのニップ時間をより長く、遅め
にニップを解除するように(図10(b)の時間tL
照)制御部400がソレノイドへの通電タイミングを制
御する。一方、また記録用紙33の先端がガイド部材と
は逆側にスキューしており、ガイド部材と記録用紙33
の先端角部との衝突が生じない場合には(図12(b)
ニ点鎖線参照)、ローラ対42zのニップ時間をより短
く、早めにニップを解除するように(図10(b)の時
間tL参照)制御部400がソレノイドへの通電タイミ
ングを制御する。
【0072】なお、これらの逆斜行制御を行なう際に、
記録用紙33とガイド部材との距離や記録用紙33のス
キュー量の閾値を予め制御部400に設定しておき、そ
の設定された閾値と検知された距離やスキュー量とを比
較して、逆斜行を制御していもよい。
【0073】◎実施例2 実施例1に係る搬送装置で
は、逆斜行手段であるローラ対42zを構成する各ロー
ラ径をそれぞれ異ならせることで記録用紙33の逆斜行
を行なうものであるが、本実施例に係る搬送装置は、ロ
ーラ対を構成するローラ軸の傾きにより記録用紙33の
逆斜行を行なうものである。なお、本実施例に係る搬送
装置の斜視図は図7と略同様であるので、その説明を省
略する。
【0074】本実施例に係る搬送装置のローラ対42z
は、図示しないモータ及びギア等の駆動系を介して回転
駆動される駆動ローラ42z(D)と、駆動ローラ42
z(D)に従動して回転する従動ローラ42z(I)と
を備えている。
【0075】図13は、駆動ローラ42z(D)の構成
を詳細に説明するものである。この駆動ローラ42z
(D)は、搬送方向に略垂直に設けられる金属製のロー
ラ軸420z(D)と、そのローラ軸420z(D)に
取り付けられ弾性体で構成される円柱形の第一ローラ4
21z(D)と、そのローラ軸420z(D)に取り付
けられ弾性体で構成される円柱形の第ニローラ422z
(D)とを備えている。そして、このローラ軸420z
(D)は搬送方向に直交するガイド部材方向に対して傾
けて設けられている。
【0076】このローラ軸420z(D)のガイド部材
側端部をB、ガイド部材の逆側端部をAとする。ここ
で、端部Aは搬送装置のフレームの一部(図示せず)に
固定的に取り付けられている。一方、端部Bは搬送装置
のフレームの一部(図示せず)に摺動可能に取り付けら
れている。
【0077】図14は、ローラ軸420z(D)の端部
B近傍の様子を説明するものである。ローラ軸420z
(D)の端部Bは、搬送装置のフレームの一部に設けら
れるスリット426zを通り、押し当て部材424zに
固定されている。一方、その押し当て部材424zは、
バネ423zの弾性力により変心カム425zの方向に
付勢されている。また変心カム425zは、モータ42
7zからの駆動力を得て同図中「×」印で示す軸点を中
心に回転し(図中両矢印K参照)、押し当て部材424
zを摺動させる(図中両矢印L参照)。
【0078】その押し当て部材424zの摺動に伴っ
て、ローラ軸420zの端部Bが摺動し(図13両矢印
L参照)、結果として駆動ローラ42z(D)の傾きα
が変化する。このように、駆動ローラ42z(D)のガ
イド部材方向に対する傾きαは、モータ427zの回転
により変化するものであるが、その大きさは、0〔°〕
<α<10〔°〕の範囲で変化することが好ましい。
【0079】図15は、駆動ローラ42z(D)の傾き
αを制御する制御系をブロック図を用いて説明するもの
である。この制御系は、画像形成装置の主制御装置、各
種ユーザインタフェイス(UI)、各種センサからの記
録用紙33の状態を示す情報が入力される制御部(制御
手段)400と、その制御部から所定のタイミングで電
力が供給されるモータ427zとを備えている。そし
て、モータ427zへの通電を介して結果として駆動ロ
ーラ42z(D)の傾きαを制御している。
【0080】実施例1で用いた図10、図16はいずれ
も図15に示した制御系の動作の一例を説明するもので
あり、記録用紙33の状態としてそのサイズ、すなわち
搬送方向長さの長短に基づいて駆動ローラ42z(D)
の傾きαを制御する動作を説明している。図10は本実
施例の説明においては、ローラ対42z、44aのニッ
プ部分における記録シートの有無及び駆動ローラ42z
(D)の傾きα変更を説明するタイミングチャートであ
り、同図中はローラ対42zのニップ部分に記録用紙
33が存在するか否かを、はローラ対44aのニップ
部分に記録用紙33が存在するか否かを、は駆動ロー
ラ42z(D)の傾きαをそれぞれ表している。
【0081】そして、図10(a)は搬送方向長さが比
較的短い記録用紙33(S)の場合を、図10(b)は
搬送方向長さが比較的長い記録用紙33(L)の場合を
それぞれ示している。また、図16は記録用紙搬送時の
ローラ対42z、44a周辺の様子を模式的に示すもの
であり、図16(a)は搬送方向長さが比較的短い記録
用紙33(S)の場合を、図16(b)は搬送方向長さ
が比較的長い記録用紙33(L)の場合をそれぞれ示し
ている。以下、これらの図に基づいて制御動作を説明す
る。
【0082】まず記録用紙33(S)が搬送される場合
を説明する。搬送される記録用紙が比較的短いものであ
ることを示す情報は、画像形成装置の主制御装置、又は
ユーザインタフェイス、又は用紙センサなどにより制御
部400に送信される。その情報を受信した制御部40
0は、駆動ローラ42z(D)の傾きαの変更が必要な
いと判断し、モータ427zに対して通電を行なわな
い。
【0083】すると、図10(a)の、に示すよう
に、記録用紙33(S)の搬送方向先端が時間t
1(S)においてローラ対42zのニップ部分に達して
から、時間t1(E)において記録用紙33(S)の搬
送方向後端がローラ対42zのニップ部分を脱するま
で、駆動ローラ42z(D)の傾きα(例えば、5
〔°〕図13参照)により、記録用紙33(S)はガイ
ド部材側とは逆向きに逆斜行される(図1「2」参
照))。また記録用紙33(S)の搬送方向先端が時間
2(S)においてローラ対44aのニップ部分に達し
てから、時間t2(E)において記録用紙33(S)の
搬送方向後端がローラ対44cのニップ部分を脱するま
で、ローラ44a〜cの斜行により、記録用紙33
(S)はガイド部材側に斜行される(図1「3」参
照))。
【0084】すなわち、時間t1(S)〜t2(S)で
は、記録用紙33(S)はローラ対42zによりニップ
され、逆斜行される。時間t2(S)〜t1(E)では、
記録用紙33(S)はローラ対42zによりニップさ
れ、その一部は逆斜行されると同時に、他の一部はロー
ラ対44a(a〜c)によりニップされ斜行される力が
働く(図16(a)参照)。時間t1(E)〜t2(E)
では、記録用紙33(S)はローラ対44a(a〜c)
によりニップされ、斜行される。
【0085】このように、記録用紙33のガイド部材側
への斜行に先立って反対側に逆斜行を行なうため、記録
用紙33の状態が不適切であっても記録用紙33のガイ
ド部材への衝突を確実に回避することができる。特にこ
のような画像形成装置において両面画像形成を行なう場
合には、用紙吸引搬送ベルト34、35で記録用紙33
が搬送される際、ベルト定着器36を通過する際、定着
器36通過後のスイッチバックの際、などには記録用紙
33のスキューが発生しやすい。また両面画像形成か片
面画像形成かを問わず、記録用紙33が給紙カセット3
8、39、40から給紙ローラ41により給紙される際
などにもスキューが発生しやすい。したがって、本実施
例のように逆斜行を行なうことのメリットは大きい。
【0086】次に記録用紙33(L)が搬送される場合
を説明する。搬送される記録用紙が比較的長いものであ
ることを示す情報は、画像形成装置の主制御装置、又は
ユーザインタフェイス、又は用紙センサなどにより制御
部400に送信される。その情報を受信した制御部40
0は、駆動ローラ42z(D)の傾きαの変更が必要で
あると判断し、モータ427zに対して所定のタイミン
グで通電を行なう。
【0087】図10(b)のに示すように、時間t1
(S)において記録用紙33(L)の搬送方向先端がロ
ーラ対42zのニップ部分に達し、時間t1(E)にお
いて記録用紙33(L)の搬送方向後端がローラ対42
zのニップ部分を脱する。また、図10(b)のに示
すように、時間t2(S)において記録用紙33(L)
の搬送方向先端がローラ対44a」のニップ部分に達
し、時間t2(E)において記録用紙33(L)の搬送
方向後端がローラ対44a(a〜c)のニップ部分を脱
する。
【0088】そして、時間t2(S)以降、かつt
1(E)以前の時間tLで、制御部400はモータ427
zに(所定パルス分)通電し、駆動ローラ42z(D)
の傾きαを例えば5〔°〕から0〔°〕へと変更する。
つまり、時間tL以降、かつ時間t1(E)以前では、ロ
ーラ対42zのニップ部分に記録用紙33(L)が存在
しているにもかかわらず、記録用紙33(L)は、ロー
ラ対42zにより逆斜行されることなく、ローラ44a
(a〜c)により斜行される(図16(b)参照)。な
お、その後、時間t1(E)以後の時間tNにおいて制御
部400はモータ427zに(所定パルス分)逆に通電
し、再び駆動ローラ42z(D)の傾きαを例えば0
〔°〕から5〔°〕へと変更する。
【0089】このように、ローラ対42zのニップ部分
に記録用紙33が存在している途中であっても斜行を解
除するため、搬送方向長さが比較的長い記録用紙33で
も長時間(例えば、図10(b)の時間t2(S)〜t1
(E)など)にわたってローラ対42zとローラ対44
a(a〜c)の両方のニップで記録用紙33が互いに逆
向きの力を受けることなく(図4、FR(垂直成分)、
C(垂直成分)参照)、記録用紙33が折れ曲がった
り、搬送ジャムが発生するのをより効果的に防止するこ
とができる。
【0090】○ 変形例1 実施例2では記録用紙33
の状態として、記録用紙33のサイズに基づいて逆斜行
を制御したが、記録用紙33の状態としてはこの他に
も、記録用紙33とガイド部材との距離や、記録用紙3
3の姿勢などに基づいて逆斜行を制御することもでき
る。以下、これらを実施例2の変形例1として説明す
る。
【0091】検知した記録用紙33とガイド部材との距
離(図2のΔx1参照)や記録用紙33に姿勢に基づい
て、以下のように逆斜行が制御される。なお、記録用紙
33とガイド部材との距離(図2のΔx1参照)の検知
方法、記録用紙33の姿勢の検知方法は実施例1におい
て説明したので省略する。
【0092】記録用紙33とガイド部材との距離が十分
に確保され、ガイド部材の搬送方向上流側と記録用紙3
3との衝突が生じない場合には、駆動ローラ42z
(D)の傾きαを早めに0〔°〕になるように(図10
(b)の時間tL参照)制御部400がモータ427z
への通電タイミングを制御する。一方、記録用紙33と
ガイド部材との距離が不十分で、ガイド部材の搬送方向
上流側と記録用紙33との衝突が生じ得る場合には、駆
動ローラ42z(D)の傾きαを早めに0〔°〕になる
ように(図10(b)の時間tL参照)制御部400が
モータ427zへの通電タイミングを制御する。
【0093】また記録用紙33の先端がガイド部材側に
スキューしており、ガイド部材と記録用紙33の先端角
部との衝突が生じ得る場合には(図12(a)一点鎖線
参照)、ローラ対42zの逆斜行時間をより長く、遅め
に傾きαを0〔°〕にするように(図10(b)の時間
L参照)制御部400がモータ427zへの通電タイ
ミングを制御する。一方、また記録用紙33の先端がガ
イド部材とは逆側にスキューしており、ガイド部材と記
録用紙33の先端角部との衝突が生じない場合には(図
12(b)ニ点鎖線参照)、ローラ対42zの逆斜行時
間をより短く、早めに傾きαを0〔°〕にするように
(図10(b)の時間tL参照)制御部400がモータ
427zの通電タイミングを制御する。
【0094】なお、これらの逆斜行制御を行なう際に、
記録用紙33とガイド部材との距離や記録用紙33のス
キュー量の閾値を予め制御部400に設定しておき、そ
の設定された閾値と検知された距離やスキュー量とを比
較して、逆斜行を制御していもよい。
【0095】○ 変形例2 実施例2、実施例2の変形
例1では記録用紙33の状態に基づいて、駆動ローラ4
2z(D)の傾きαの値を非連続的に5〔°〕又は0
〔°〕のいずれかをとるように制御したが、傾きαの値
を連続的な値をとるように制御してもよい。
【0096】
【発明の効果】 以上詳細に説明したように、本発明に
よれば、シート状物の状態が不適切であってもシート状
物のガイド部材への衝突を確実に回避することができる
シート搬送方法、シート搬送装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の概念を説明するものである。
【図2】図2は、搬送されるシート状物とガイド部材と
の位置関係を説明するものである。
【図3】図3は、搬送されるガイド部材に加わる逆斜行
力とそれにより逆斜行される距離とを説明するものであ
る。
【図4】図4は、逆斜行手段と斜行手段との位置関係、
及びそれらがシート状物に加える力の方向を説明するも
のである。
【図5】図5は、本発明に係るシート搬送装置が適用さ
れる画像形成装置の全体を示すものである。
【図6】図6は、図5に示した画像形成装置を一部をよ
り詳細に説明するものである。
【図7】図7は、実施例に係るシート搬送装置の一部を
説明する斜視図である。
【図8】図8は、実施例1に係るシート搬送装置の駆動
ローラの構成を詳細に説明するものである。
【図9】図9は、実施例1に係るシート搬送装置のロー
ラ対接離制御の制御系をブロック図を用いて説明するも
のである。
【図10】図10は、実施例に係るシート搬送装置の制
御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】図11は、実施例1に係るシート搬送装置の
ローラ対接離制御の動作を説明するものである。
【図12】図12は、記録用紙の位置、スキューを検知
する方法を説明するものである。
【図13】図13は、実施例2に係るシート搬送装置の
駆動ローラの構成を詳細に説明するものである。
【図14】図14は、図13に示す駆動ローラの構成を
異なる視点から詳細に説明するものである。
【図15】図15は、実施例2に係るシート搬送装置の
ローラ対傾き制御の制御系をブロック図を用いて説明す
るものである。
【図16】図16は、実施例2に係るシート搬送装置の
ローラ対傾き制御の動作を説明するものである。
【図17】図17は、従来のシート状物搬送技術を説明
するものである。
【図18】図18は、不適切な状態で搬送されるシート
状物を説明するものである。
【符号の説明】
42z…ローラ対(逆斜行手段)、42z(D)…駆動
ローラ、420z(D)…ローラ軸、421z(D)…
第一ローラ、422z(D)…第ニローラ、425z…
変心カム、427z…モータ、42z(I)…従動ロー
ラ、44a〜c…ローラ対(斜行手段)、400…制御
部(制御手段)、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向にシート状物を搬送する搬送工
    程と、その搬送方向に対して平行に設けられるガイド部
    材側にシート状物を斜行させて搬送する補正工程とを備
    えるシート搬送方法において、 当該搬送工程の後かつ補正工程の前に当該シート状物を
    ガイド部材とは逆側に斜行させる逆斜行工程を有するこ
    とを特徴とするシート搬送方法。
  2. 【請求項2】 シート状物の搬送方向に対して平行に設
    けられるガイド部材と、搬送されるシート状物の側部を
    当該ガイド部材側に斜行させつつ当該ガイド部材に沿っ
    て搬送する斜行手段とを備えるシート搬送装置におい
    て、 当該ガイド部材よりも搬送方向上流側に当該シート状物
    をガイド部材とは逆側に逆斜行させる逆斜行手段を有す
    ることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 搬送されるシート状物の状態に基づい
    て、上記逆斜行手段によるシート状物の逆斜行を制御す
    る制御手段を有する請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、逆斜行手段によるシー
    ト状物の逆斜行方向及び/又は逆斜行距離を制御する請
    求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送されるシート状物の状態は、シ
    ート状物とガイド部材との位置関係、シート状物のサイ
    ズ、姿勢、種類の少なくとも一である請求項3又は請求
    項4に記載のシート搬送装置。
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