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JP2001150977A - 車両の表示装置 - Google Patents

車両の表示装置

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Publication number
JP2001150977A
JP2001150977A JP33444699A JP33444699A JP2001150977A JP 2001150977 A JP2001150977 A JP 2001150977A JP 33444699 A JP33444699 A JP 33444699A JP 33444699 A JP33444699 A JP 33444699A JP 2001150977 A JP2001150977 A JP 2001150977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
display
display device
image
vehicle speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33444699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Isomoto
和典 礒本
Koichi Kojima
浩一 小嶋
Kenichi Okuda
憲一 奥田
Hiroki Kamimura
裕樹 上村
Hidekazu Sasaki
秀和 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP33444699A priority Critical patent/JP2001150977A/ja
Publication of JP2001150977A publication Critical patent/JP2001150977A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両前方の状況を赤外画像によって良好に表
示すると共に、その表示態様を走行状態に応じて適切に
変更する車両の表示装置の提供。 【解決手段】 モード選択スイッチによってオートポジ
ション(低車速表示オフモード)が選択されているとき
(S1,S3)には、自車両の車速Vと所定速度VDとを比較
し(S5)、V<VDのときには赤外画像の表示を抑制し(S
7)、V≧VDのときには通常サイズの表示を行う(S6)。
また、当該モード選択スイッチによって常時オンが選択
されているときにも、通常サイズの表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両周囲に存在す
る障害物等の状態を、その車両の乗員に表示によって報
知する車両の表示装置に関し、例えば、代表的な車両で
ある自動車の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両周囲の状態を赤外線撮像
装置を用いて撮像し、その撮像した画像を運転席の前方
に表示する装置が、例えば特開昭60−231193
号、特開平6−247184号、或いは特開平10−2
30805号等に提案されている。これらの装置によれ
ば、ヘッドライトを点灯させたとしても、人間の視覚特
性によりドライバが認識することが困難な車両周囲の状
況(例えば、夜間、濃霧等)においても、実際には存在
する障害物(人間や動物等、障害物となり得る熱源)の
存在をドライバは容易に把握することができ、運転操作
を効果的に支援することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置においては、赤外画像を表示する表示器
をドライバが見易いように運転席の前方位置に設けるの
が一般的であるが、この表示器への赤外画像の表示は、
車両の走行状態に関らず常時同じ表示態様で表示されて
いるため、ドライバの視覚に負担となることが予想され
る。
【0004】そこで本発明は、車両前方の状況を赤外画
像によって良好に表示すると共に、その表示態様を走行
状態に応じて適切に変更する車両の表示装置の提供を目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両の表示装置は、以下の構成を特徴
とする。
【0006】即ち、車両に設けられ、その車両前方を赤
外線を利用して撮像する撮像装置と、その撮像装置によ
って撮像された赤外画像を前記車両の運転席前方に表示
する表示器とを備える車両の表示装置であって、前記車
両の車速を検出する車速検出手段と、前記車速検出手段
によって検出された車速が所定速度より遅いときには、
その所定速度より車速が速いときと比較して、前記撮像
装置によって撮像された赤外画像の表示を抑制する(例
えば表示を中止する等)表示制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0007】また、例えばフォグランプやワイパーの作
動状態、或いは路車間通信機により入手した情報を利用
する等により、前記車両の走行環境を検出する走行環境
検出手段を更に備える場合において、前記表示制御手段
は、前記走行環境検出手段によって前記車両が視認性の
悪い走行環境を走行していることが検出されたときに、
前記表示抑制制御を規制する規制手段を含むと良い。
【0008】また、前記表示制御手段による赤外画像の
表示抑制制御を禁止する第1の作動モード(赤外画像の
表示停止及び/または常時表示を含む)と、その表示抑
制制御を(前記車速検出手段によって検出された車速が
前記所定車速より遅いときにのみ)実行させる第2の作
動モードとを設定可能なモード切り替えスイッチを更に
備えると良い。
【0009】また、上記の同目的を達成する車両の表示
装置の他の構成として、車両に設けられ、その車両前方
を赤外線を利用して撮像する撮像装置と、その撮像装置
によって撮像された赤外画像を前記車両の運転席前方に
表示する表示器とを備える車両の表示装置であって、選
択されている変速機の変速レンジを検出する変速レンジ
検出手段と、前記変速レンジ検出手段によって検出され
た変速レンジが前進走行レンジではないときに、前記撮
像装置によって撮像された赤外画像の表示を抑制する表
示制御手段とを備えても良い。
【0010】
【発明の効果】上記の本発明によれば、車両前方の状況
を赤外画像によって良好に表示すると共に、その表示態
様を走行状態に応じて適切に変更する車両の表示装置の
提供が実現する。
【0011】即ち、請求項1及び請求項5の発明によれ
ば、走行速度に応じて赤外画像の表示が自動的に変更さ
れ、ドライバが赤外画像の必要性が低い走行状態におい
ては自動的に表示が抑制される(例えば表示を中止する
等:請求項2)ため、ドライバの視覚的な負担を軽減す
ることができると共に、ドライバの視覚を的確に支援す
ることができる。
【0012】また、請求項3の発明によれば、例えばフ
ォグランプやワイパーの作動状態、或いは路車間通信機
により入手した情報によって赤外画像が必要とされるよ
うな走行環境が検出されたときには、赤外画像の表示が
抑制されることが規制されるため、係る走行環境におけ
る車両前方の状況の把握を容易にすることができる。
【0013】また、請求項4の発明によれば、ドライバ
の好みに応じて作動モードを調整することができ、利便
性が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両の表示装
置を、代表的な車両である自動車に搭載された表示装置
の実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態における表示装置が搭載された車両のシステ
ム構成を示す図である。また、図2は、本発明の第1の
実施形態における表示装置のブロック構成図である。
【0016】図1及び図2において、2は、車両100
の前方を赤外線を用いて撮像する赤外線カメラ等の撮像
装置である。3A及び3Bは、撮像装置2により撮像さ
れた画像(以下、赤外画像)を表示する液晶表示器また
はヘッドアップディスプレイ等の表示装置(表示器)で
ある。ここで、表示装置3Aは、図1に示すように、車
両100の運転席前方であってドライバが前方を凝視し
たときに大きな視線移動を行わずに容易に表示画像を見
ることができる位置(ダッシュボードの中央位置近傍
等)に配設されており、表示装置3Bは、表示装置3A
の配設位置と比較してドライバが前方を凝視したときの
視線範囲(視野)の外延部寄りとなるセンターコンソー
ルに配設されている。即ち、表示装置3Aは、表示装置
3Bと比較してドライバにとって視認性の良好な高い位
置に配設されている。
【0017】撮像装置2は、例えば図3に示す撮像範囲
を有しており、その撮像装置により撮像され、表示装置
3A及び/または表示装置3Bに表示される車両前方の
表示画面の例を図4に示す。
【0018】図4は、表示装置に表示される赤外画像の
表示例を示す図であり、図4(a)は、撮像装置2によ
って撮影された赤外画像が表示装置の表示領域全体を使
用して表示された場合(以下、通常表示)の例であり、
図4(b)及び図4(c)は、後述する表示制御処理に
おいて表示態様の抑制の具体例として、縮小表示が行わ
れた場合の例を示す。
【0019】また、図1及び図2において、7は、車両
100の周囲の道路(当該道路に設けられた送受信設
備)から得られる各種情報(例えば、前方の走行路上に
障害物(停止車両や散乱した積荷等)が存在する場合
や、自車両が濃霧、雪、大雨等の視認性の悪い走行環境
を走行中、或いは係る走行環境の手前位置における走行
路環境や、先行車両と所定の車間距離を維持して走行す
る隊列走行を行っているか等の追従走行状態に関する情
報等)を受信する路車間通信機である。8は、車両10
0の自車速を検出する車速センサである。9は、ドライ
バが所望の変速レンジを選択可能なインヒビタスイッチ
である。10は、インヒビタスイッチ9の選択状態に応
じて自動変速機11を制御する変速機制御装置である。
【0020】また、4は、フォグランプ12の点灯・消
灯をドライバが設定可能なフォグランプスイッチであ
る。5は、不図示のワイパーの起動・停止・作動速度等
を設定可能なワイパースイッチである。6は、後述する
表示抑制動作の作動モードを、ドライバが設定可能なモ
ード切り替えスイッチであり、設定可能なポジション
(作動モード)としては、赤外画像の表示を停止させる
オフポジション、赤外画像を常時表示させるオンポジシ
ョン、並びに、自車両の走行状態が所定の状態のときに
のみ赤外画像の表示が自動的にオン・オフされるオート
ポジションがある。ここで、当該所定の状態と赤外画像
の表示態様としては、例えば、車速が所定速度より遅い
とき、或いは自動変速機11の変速レンジが前進走行レ
ンジではないときには赤外画像の表示をオフにし、車速
が所定速度より速く、且つ変速レンジが前進走行レンジ
のときには赤外画像の表示をオンにすれば良い(詳細は
後述する)。
【0021】表示制御装置1は、上述した各ブロックの
状態に基づいて、後述する如く撮像装置2による赤外画
像の表示装置3A及び/または3Bに対する表示の抑制
を行うか否かを制御する。この表示制御装置1による制
御処理は、RAM102をワークエリアとして使用しな
がら、予めROM103等に格納されたソフトウエアに
従って、CPU101により実行される。
【0022】次に、本実施形態において表示制御装置1
が行う具体的な表示抑制動作について説明する。この表
示抑制動作は、ドライバにとって赤外画像の表示の必要
性が低いときには、ドライバの視覚的な負担を軽減すべ
く行われるものである。
【0023】後述する表示制御処理に適用可能な表示抑
制動作としては、以下の具体的な動作が挙げられる。
【0024】(1)表示装置3A及び/または3Bに図
4(a)に例示する如く通常表示を行っていたのに対し
て、図4(b)及び図4(c)に例示する如く赤外画像
の表示領域を小さくする縮小表示を行う。即ち、(変換
後の映像信号)=(入力映像信号輝度)×(縮小率)な
る式(但し、縮小率は所定値)により変換すれば良い。
【0025】(2)表示装置3A及び3Bに図4(a)
に例示する如く通常表示を行っていたのに対して、視認
性の良い位置に設けられた表示装置3Aへの赤外画像の
表示を中止し、表示装置3Aと比較して視認性の良くな
い位置に設けられた表示装置3Bだけに赤外画像の表示
を行う。
【0026】(3)表示装置3A及び/または3Bに図
4(a)に例示する如く通常表示を行っていたのに対し
て、図5に示すように、表示画像全体の濃度値を所定の
割合で低減することにより、表示輝度を小さくする。即
ち、(変換後の映像信号輝度)=(入力映像信号輝度)
×(1−低減率)なる式(但し、低減率は所定値)によ
り変換すれば良い。
【0027】(4)表示装置3A及び/または3Bに図
4(a)に例示する如く通常表示を行っていたのに対し
て、図6に示すように、濃度値がしきい値より大きな画
素に対しては所定の割合で濃度を低減することにより、
表示画像全体の表示コントラストを小さくする。
【0028】(5)表示装置3A及び/または3Bに図
4(a)に例示する如く通常表示を行っていたのに対し
て、表示を中止する。
【0029】次に、上述した何れかの表示抑制動作を含
むとことの、表示制御装置1が行う具体的な表示制御処
理について説明する。
【0030】図7は、第1の実施形態に係る車両の表示
装置による表示制御処理のフローチャートであり、自車
両のイグニッションキースイッチがオンの期間にCPU
101が実行するソフトウエアの手順を示す。
【0031】同図において、ステップS1,ステップS
2:モード切り替えスイッチ6の操作状態がオフポジシ
ョンであるか否かを判断し(ステップS1)、この判断
でNOのとき(オフポジションではないとき)にはステ
ップS3に進み、YES(オフポジション)のときに
は、赤外画像の表示を行う必要が無いため表示装置3A
及び3Bに対する赤外画像の表示を中止し(ステップS
2)、リターンする。
【0032】ステップS3:モード切り替えスイッチ6
の操作状態が低車速表示オフモード(上述したオートポ
ジション)であるか否かを判断し、この判断でYES
(当該モード)のときにはステップS4に進み、NOの
とき(当該モードではないとき)には、当該スイッチが
常時オンのポジションに設定されていると判断できるた
めステップS6に進む。
【0033】ステップS4,ステップS5:車速センサ
8から出力される車速信号に基づいて自車両の車速Vを
検出し(ステップS4)、その検出した車速Vが所定車
速VDより遅いか否かを判断し(ステップS5)、その
判断でYES(V<VD)のときにはステップS7に進
み、NO(V≧VD)のときにはステップS6に進む。
【0034】ステップS6:本ステップでは、ドライバ
が赤外画像を必要とすると判断されるため、少なくとも
表示装置3Aに対する赤外画像の表示を、図4(a)に
例示する通常表示の如く表示し、リターンする。
【0035】ステップS7:本ステップでは、ドライバ
の視覚的な負担を軽減すべく上述した何れかの表示抑制
動作を実行し、リターンする。
【0036】このように、本実施形態によれば、モード
選択スイッチ6によってオートポジションが選択されて
いるときには、自車両の車速Vが所定速度VDより遅い
ときには表示が抑制され、速いときには通常表示が行わ
れる。これにより、車両前方の状況を赤外画像によって
良好に表示すると共に、その表示態様を走行状態に応じ
て適切に変更することができ、ドライバの視覚的な負担
を軽減すると共に、ドライバの視覚を的確に支援するこ
とができる。
【0037】[第2の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両の表示装置を基本とする第2の実施
形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形
態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実
施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0038】本実施形態では、モード選択スイッチ6に
よってオートポジションが選択されているときに、自車
速と共に、自車両の走行環境を判断要素に加えた表示制
御を行う。
【0039】図8は、第2の実施形態に係る車両の表示
装置による表示制御処理のフローチャートであり、自車
両のイグニッションキースイッチがオンの期間にCPU
101が実行するソフトウエアの手順を示す。
【0040】同図において、第1の実施形態における図
7のフローチャートと異なるのは、ステップS15にて
自車速が所定速度VDより遅いと判断したときに、自車
両が視認性が良くない走行環境を走行中であるかを判断
するステップS17を有し、この判断で視認性が悪いと
判断したときだけ表示抑制動作を実行する点が異なる。
【0041】ここで、視認性が悪い走行環境か否かを判
断する具体的な方法としては、フォグランプ12が点灯
している走行環境は濃霧や雪等の荒天が想定される視認
性が悪い走行環境であると捉え、係る走行環境をフォグ
ランプスイッチ4の操作状態によって推定する方法、ワ
イパーの作動速度(作動周期)が速いときには大雨等の
荒天が想定される視認性が悪い走行環境であると捉え、
係る走行環境をワイパースイッチ5の操作状態によって
推定する方法等が挙げられる。また、路車間通信機7に
よって受信した情報から、自車両が濃霧、雪、大雨等の
視認性が悪い走行環境を走行中、或いは係る走行環境の
手前位置を走行中であることを判断しても良い。
【0042】このような本実施形態によっても、車両前
方の状況を赤外画像によって良好に表示すると共に、そ
の表示態様を走行状態に応じて適切に変更することがで
き、ドライバの視覚的な負担を軽減すると共に、ドライ
バの視覚を的確に支援することができる。
【0043】[第3の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両の表示装置を基本とする第3の実施
形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形
態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実
施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0044】本実施形態では、自車両の走行状態とし
て、インヒビタスイッチ9の操作状態を判断要素に加え
た表示制御を行う。
【0045】図9は、第3の実施形態に係る車両の表示
装置による表示制御処理のフローチャートであり、自車
両のイグニッションキースイッチがオンの期間にCPU
101が実行するソフトウエアの手順を示す。
【0046】同図において、ステップS21,ステップ
S22:モード切り替えスイッチ6の操作状態がオフポ
ジションであるか否かを判断し(ステップS21)、こ
の判断でNOのとき(オフポジションではないとき)に
はステップS23に進み、YES(オフポジション)の
ときには、赤外画像の表示を行う必要が無いため表示装
置3A及び3Bに対する赤外画像の表示を中止し(ステ
ップS22)、リターンする。
【0047】ステップS23:モード切り替えスイッチ
6の操作状態が非前進走行レンジ表示オフモード(上述
したオートポジション)であるか否かを判断し、この判
断でYES(当該モード)のときにはステップS24に
進み、NOのとき(当該モードではないとき)には、常
時オンのポジションが選択されていると判断できるため
ステップS26に進む。
【0048】ステップS24,ステップS25:インヒ
ビタスイッチ9の選択状態を検出し(ステップS2
4)、その検出した状態が前進走行レンジであるか否か
を判断し(ステップS25)、その判断でYES(前進
走行レンジである)のときにはステップS27に進み、
NO(前進走行レンジであるはない)ときにはステップ
S26に進む。ここで、前進走行レンジには、D(ドラ
イブ)レンジに加えて、Sレンジ、Lレンジ、並びにド
ライバの簡易な操作に応じてマニュアルミッション車の
ように変速段を所定の段数ずつシフトアップ・シフトダ
ウン可能な変速モードを選択するMレンジを含む。
【0049】ステップS26:第1の実施形態における
ステップS6と同様に、赤外画像の通常表示を行い、リ
ターンする。
【0050】ステップS27::第1の実施形態におけ
るステップS6と同様に、上述した何れかの表示抑制動
作を実行し、リターンする。
【0051】このような本実施形態によれば、モード選
択スイッチ6によってオートポジションが選択されてい
るときには、インヒビタスイッチ9が前進走行レンジの
ときのみ赤外画像の通常表示が行われる。これにより、
車両前方の状況を赤外画像によって良好に表示すると共
に、その表示態様を走行状態に応じて適切に変更するこ
とができ、ドライバの視覚的な負担を軽減すると共に、
ドライバの視覚を的確に支援することができる。
【0052】[第4の実施形態]次に、上述した第1乃
至第3の実施形態に係る車両の表示装置を基本とする第
4の実施形態を説明する。以下の説明においては、上述
した各実施形態と同様な構成については重複する説明を
省略し、本実施形態における特徴的な部分を中心に説明
する。
【0053】本実施形態では、自車両の走行状態とし
て、車速センサ8の操作状態、インヒビタスイッチ9の
選択状態、並びに走行環境を判断要素に加えた表示制御
を行う。
【0054】図10は、第4の実施形態に係る車両の表
示装置による表示制御処理のフローチャートであり、自
車両のイグニッションキースイッチがオンの期間にCP
U101が実行するソフトウエアの手順を示す。
【0055】同図において、ステップS31〜ステップ
S33:第1の実施形態(図7)におけるステップS1
からステップS3と同様な処理を行う。
【0056】ステップS34:車速センサ8から出力さ
れる車速信号に基づいて自車両の車速Vを検出すると共
に、インヒビタスイッチ9の選択状態を検出する。
【0057】ステップS35:ステップS34にて検出
した状態が前進走行レンジであるか否かを判断し、その
判断でYES(前進走行レンジである)のときにはステ
ップS36に進み、NO(前進走行レンジであるはな
い)ときにはステップS38に進む。ここで、前進走行
レンジには、D(ドライブ)レンジに加えて、Sレン
ジ、Lレンジ、並びにドライバの簡易な操作に応じてマ
ニュアルミッション車のように変速段を所定の段数ずつ
シフトアップ・シフトダウン可能な変速モードを選択す
るMレンジを含む。
【0058】ステップS36:ステップS34にて検出
した車速Vが所定車速VDより遅いか否かを判断し、そ
の判断でYES(V<VD)のときにはステップS38
に進み、NO(V≧VD)のときにはステップS37に
進む。
【0059】ステップS38:第2の実施形態(図8)
におけるステップS17と同様に、自車両が視認性が悪
い走行環境を走行中であるかを判断し、この判断で視認
性が悪い走行環境を走行中であると判断したときにはス
テップS37に進み、視認性は特に悪くないと判断した
ときにはステップS39に進む。
【0060】ステップS37:第1の実施形態における
ステップS6と同様に、赤外画像の通常表示を行い、リ
ターンする。
【0061】ステップS39::第1の実施形態におけ
るステップS6と同様に、上述した何れかの表示抑制動
作を実行し、リターンする。
【0062】このような本実施形態によれば、モード選
択スイッチ6によってオートポジションが選択されてい
るときには、車速センサ8の操作状態、インヒビタスイ
ッチ9の選択状態、並びに走行環境を判断要素とした最
適な表示制御により、車両前方の状況を赤外画像によっ
て良好に表示すると共に、その表示態様を走行状態に応
じて適切に変更することができ、ドライバの視覚的な負
担を軽減すると共に、ドライバの視覚を的確に支援する
ことができる。
【0063】尚、上述した各実施形態においては、表示
装置3A及び3Bに撮像装置2によって撮影した赤外画
像を表示させる装置構成としたが、この構成に限られる
ものではなく、例えば車両前方に投光した赤外光による
反射光をCCD(Charge Coupled Device)カメラによっ
て撮像し、その撮像画像を表示するように構成しても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における表示装置が搭
載された車両のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における表示装置のブ
ロック構成図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における表示装置の撮
像装置による撮像範囲を示す図である。
【図4】表示装置に表示される赤外画像の表示例を示す
図である。
【図5】表示画像の輝度を低減する一般的な方法を説明
する図である。
【図6】表示画像のコントラストを低減する一般的な方
法を説明する図である。
【図7】第1の実施形態に係る車両の表示装置による表
示制御処理のフローチャートである。
【図8】第2の実施形態に係る車両の表示装置による表
示制御処理のフローチャートである。
【図9】第3の実施形態に係る車両の表示装置による表
示制御処理のフローチャートである。
【図10】第4の実施形態に係る車両の表示装置による
表示制御処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1:表示制御装置, 2:撮像装置, 3A,3B:表示装置, 4:フォグランプスイッチ, 5:ワイパースイッチ, 6:モード切り替えスイッチ, 7:路車間通信機, 8:車速センサ, 9:インヒビタスイッチ, 10:変速機制御装置, 11:自動変速機, 12:フォグランプ(ヘッドライト), 100:車両, 101:CPU, 102:RAM, 103:ROM,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 憲一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 上村 裕樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 佐々木 秀和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA14 BA22 BA27 BB01 BC25 BD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられ、その車両前方を赤外線
    を利用して撮像する撮像装置と、その撮像装置によって
    撮像された赤外画像を前記車両の運転席前方に表示する
    表示器とを備える車両の表示装置であって、 前記車両の車速を検出する車速検出手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速が所定速度よ
    り遅いときには、その所定速度より車速が速いときと比
    較して、前記撮像装置によって撮像された赤外画像の表
    示を抑制する表示制御手段と、を備えることを特徴とす
    る車両の表示装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記車速検出手段
    によって検出された車速が前記所定車速より遅いとき
    に、前記撮像装置によって撮像された赤外画像の表示を
    中止することを特徴とする請求項1記載の車両の表示装
    置。
  3. 【請求項3】 更に、前記車両の走行環境を検出する走
    行環境検出手段を備え、 前記表示制御手段は、前記走行環境検出手段によって前
    記車両が視認性の悪い走行環境を走行していることが検
    出されたときに、前記表示抑制制御を規制する規制手段
    を含むことを特徴とする請求項1記載の車両の表示装
    置。
  4. 【請求項4】 更に、前記表示制御手段による表示抑制
    制御を禁止する第1の作動モードと、その表示抑制制御
    を実行させる第2の作動モードとを設定可能なモード切
    り替えスイッチを備えることを特徴とする請求項1記載
    の車両の表示装置。
  5. 【請求項5】 車両に設けられ、その車両前方を赤外線
    を利用して撮像する撮像装置と、その撮像装置によって
    撮像された赤外画像を前記車両の運転席前方に表示する
    表示器とを備える車両の表示装置であって、 選択されている変速機の変速レンジを検出する変速レン
    ジ検出手段と、前記変速レンジ検出手段によって検出さ
    れた変速レンジが前進走行レンジではないときに、前記
    撮像装置によって撮像された赤外画像の表示を抑制する
    表示制御手段と、を備えることを特徴とする車両の表示
    装置。
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