JP2001140832A - ボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナット - Google Patents
ボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナットInfo
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- JP2001140832A JP2001140832A JP32013099A JP32013099A JP2001140832A JP 2001140832 A JP2001140832 A JP 2001140832A JP 32013099 A JP32013099 A JP 32013099A JP 32013099 A JP32013099 A JP 32013099A JP 2001140832 A JP2001140832 A JP 2001140832A
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Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】信頼性が高く、確実なトルク管理を行うことが
でき、さらに、安全で手数のかからないボルト、ナット
のトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナ
ットを提供する。 【解決手段】ボルト18の頭部18aに被着させる凹部
12aを有するカバー体12と、カバー体12に連接さ
れ、ボルト18を締付ける締付体14とを備え、前記カ
バー体12と締付体14とを、締付体14の底面に接す
る部分の横断面積が最大で、カバー体12に向けてその
横断面積が漸次減少してカバー体12の頭頂面12bに
接する部分の横断面積が最小となる尻すぼまりの外形状
を有し、規定締付トルクで破断される連接部16で一体
に連接してなり、さらに、カバー体12、締付体14及
び連接部16が同材質の合成樹脂で形成される。
でき、さらに、安全で手数のかからないボルト、ナット
のトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナ
ットを提供する。 【解決手段】ボルト18の頭部18aに被着させる凹部
12aを有するカバー体12と、カバー体12に連接さ
れ、ボルト18を締付ける締付体14とを備え、前記カ
バー体12と締付体14とを、締付体14の底面に接す
る部分の横断面積が最大で、カバー体12に向けてその
横断面積が漸次減少してカバー体12の頭頂面12bに
接する部分の横断面積が最小となる尻すぼまりの外形状
を有し、規定締付トルクで破断される連接部16で一体
に連接してなり、さらに、カバー体12、締付体14及
び連接部16が同材質の合成樹脂で形成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外又は屋内でボ
ルト、ナットの締付け作業を行う際、ボルト、ナットの
締付トルクを管理することができるようにしたボルト、
ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボル
ト、ナットに関するものである。
ルト、ナットの締付け作業を行う際、ボルト、ナットの
締付トルクを管理することができるようにしたボルト、
ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボル
ト、ナットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボルト、ナットを締付ける場合
には、締付け過ぎたり、締付け不足にならないように締
付けることが望ましいが、手動によってスパナ等の簡易
工具を回転させて締付ける場合には、所望の一定の締付
力で締付けることが難しく、締付けにばらつきが生じ易
い。このため、特に締付トルク管理が必要な箇所でボル
ト、ナットを締付ける場合は、締付トルクが判るトルク
レンチ又はトルクリミッタ付電動ボルト締付工具を用い
るが、このような工具は構造が複雑なため高価であり、
また、それ自体の形状が大きく嵩張るため、狭い場所で
の締付け作業が困難で使用範囲が制限されるという問題
があった。
には、締付け過ぎたり、締付け不足にならないように締
付けることが望ましいが、手動によってスパナ等の簡易
工具を回転させて締付ける場合には、所望の一定の締付
力で締付けることが難しく、締付けにばらつきが生じ易
い。このため、特に締付トルク管理が必要な箇所でボル
ト、ナットを締付ける場合は、締付トルクが判るトルク
レンチ又はトルクリミッタ付電動ボルト締付工具を用い
るが、このような工具は構造が複雑なため高価であり、
また、それ自体の形状が大きく嵩張るため、狭い場所で
の締付け作業が困難で使用範囲が制限されるという問題
があった。
【0003】このような問題を解決するために、図6
(a)(b)に示すようなボルト1の頭部1a又はナッ
ト(図示せず)に被着させる凹部3aを有するカバー体
3と、カバー体3に一体に連接され、ボルト1を締付け
る締付体4とを備え、カバー体3と締付体4が同材質の
合成樹脂で形成されているボルト、ナットのトルク管理
締付具を用い、これをボルトの頭部1a、ナットの締付
け時に被着させ、或いは予めボルト、ナットに被着して
おき、上方の締付体4を回転、破断し、規定締付トルク
で締付けて、トルク管理を行うようにしたものが使用さ
れている。
(a)(b)に示すようなボルト1の頭部1a又はナッ
ト(図示せず)に被着させる凹部3aを有するカバー体
3と、カバー体3に一体に連接され、ボルト1を締付け
る締付体4とを備え、カバー体3と締付体4が同材質の
合成樹脂で形成されているボルト、ナットのトルク管理
締付具を用い、これをボルトの頭部1a、ナットの締付
け時に被着させ、或いは予めボルト、ナットに被着して
おき、上方の締付体4を回転、破断し、規定締付トルク
で締付けて、トルク管理を行うようにしたものが使用さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなボルト、ナットのトルク管理締付具をボルト、ナッ
トに被着させて、締付体4を回転、破断すると、締付体
4がこれとカバー体3の境界面で破断せず、図7(ボル
ト締付けに用いた例)に示すように、カバー体3の頭頂
面3aより少し上方に位置する締付体4の部分で破断す
ることが多く、また、破断面4aが、水平にならずに傾
斜したり、傾斜角度や破断面4aの凹凸形状が種々変わ
るため、締付トルクに大きなばらつきが生じ易く、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けて、信頼性の高い
トルク管理を行うことができなかった。
うなボルト、ナットのトルク管理締付具をボルト、ナッ
トに被着させて、締付体4を回転、破断すると、締付体
4がこれとカバー体3の境界面で破断せず、図7(ボル
ト締付けに用いた例)に示すように、カバー体3の頭頂
面3aより少し上方に位置する締付体4の部分で破断す
ることが多く、また、破断面4aが、水平にならずに傾
斜したり、傾斜角度や破断面4aの凹凸形状が種々変わ
るため、締付トルクに大きなばらつきが生じ易く、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けて、信頼性の高い
トルク管理を行うことができなかった。
【0005】また、大きなトルクを加えないと、締付体
4が破断しないため、締付体4が破断しないうちに、カ
バー体3の凹部3aの内壁面凹凸がつぶれて馬鹿にな
り、ボルト、ナットに被着されたトルク管理締付具が空
回りすることがあって、ボルト、ナットのトルク管理を
確実に行うことができなかった。
4が破断しないため、締付体4が破断しないうちに、カ
バー体3の凹部3aの内壁面凹凸がつぶれて馬鹿にな
り、ボルト、ナットに被着されたトルク管理締付具が空
回りすることがあって、ボルト、ナットのトルク管理を
確実に行うことができなかった。
【0006】さらに、この種のトルク管理締付具は、ボ
ルト、ナットの締付け終了後、カバー体3がボルト、ナ
ットに被着された状態に保持され、ボルト、ナットの防
食カバーの役割をするが、カバー体3の頭頂面3aより
上方へ破断面4aの凹凸部が突出するため、危険であ
り、また電線等が接触して損傷する恐れがあり、カバー
体3の頭頂面3aをナイフ、ヤスリ、サンドペーパ等で
平に削る必要があり、ボルト、ナットの数が多くなると
作業が煩雑で手数を要するという問題もあった。
ルト、ナットの締付け終了後、カバー体3がボルト、ナ
ットに被着された状態に保持され、ボルト、ナットの防
食カバーの役割をするが、カバー体3の頭頂面3aより
上方へ破断面4aの凹凸部が突出するため、危険であ
り、また電線等が接触して損傷する恐れがあり、カバー
体3の頭頂面3aをナイフ、ヤスリ、サンドペーパ等で
平に削る必要があり、ボルト、ナットの数が多くなると
作業が煩雑で手数を要するという問題もあった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、信頼性が高く、且つ確実なトルク管理を行う
ことができ、さらに、ボルト、ナット締付け後、カバー
体の頭頂面を平にする必要がなく、安全で手数のかから
ないボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理
締付具付ボルト、ナットを提供するものである。
たもので、信頼性が高く、且つ確実なトルク管理を行う
ことができ、さらに、ボルト、ナット締付け後、カバー
体の頭頂面を平にする必要がなく、安全で手数のかから
ないボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理
締付具付ボルト、ナットを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のボルト、ナットのトルク管
理締付具は、ボルトの頭部又はナットに被着させる凹部
を有するカバー体と、カバー体に連接され、ボルト、ナ
ットを締付ける締付体とを備え、カバー体と締付体が同
材質の合成樹脂で形成されているものにおいて、前記カ
バー体と締付体とを、これと同材質の合成樹脂で形成さ
れ、且つ締付体の底面に接する部分の横断面積が最大
で、カバー体に向けてその横断面積が漸次減少してカバ
ー体の頭頂面に接する部分の横断面積が最小となる尻す
ぼまりの外形状を有し、規定締付トルクで破断される連
接部で一体に連接してなることを特徴とするものであ
る。
に、本発明の請求項1記載のボルト、ナットのトルク管
理締付具は、ボルトの頭部又はナットに被着させる凹部
を有するカバー体と、カバー体に連接され、ボルト、ナ
ットを締付ける締付体とを備え、カバー体と締付体が同
材質の合成樹脂で形成されているものにおいて、前記カ
バー体と締付体とを、これと同材質の合成樹脂で形成さ
れ、且つ締付体の底面に接する部分の横断面積が最大
で、カバー体に向けてその横断面積が漸次減少してカバ
ー体の頭頂面に接する部分の横断面積が最小となる尻す
ぼまりの外形状を有し、規定締付トルクで破断される連
接部で一体に連接してなることを特徴とするものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項2記載のトルク管理
締付具付ボルトは、前記トルク管理締付具をボルトの頭
部に予め一体に被着してなることを特徴とするものであ
る。
締付具付ボルトは、前記トルク管理締付具をボルトの頭
部に予め一体に被着してなることを特徴とするものであ
る。
【0010】さらに、本発明の請求項3記載のトルク管
理締付具付ボルトは、前記トルク管理締付具をナットに
予め一体に被着してなることを特徴とするものである。
理締付具付ボルトは、前記トルク管理締付具をナットに
予め一体に被着してなることを特徴とするものである。
【0011】本発明においては、前記構成のトルク管理
締付具を使用したので、このようなボルト、ナットのト
ルク管理締付具をボルト、ナットに被着させて、締付体
を回転させ、ボルト、ナットを締付けていくと、連接部
の横断面積が最小となるカバー体の頭頂面に接する部分
が確実に破断し、また、破断面がカバー体の頭頂面に沿
ってほぼ水平に形成され、且つ凹凸形状も大きく変化し
ないので、締付トルクのばらつきが小さくなり、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けることが可能とな
り、信頼性の高いトルク管理を行うことができる。
締付具を使用したので、このようなボルト、ナットのト
ルク管理締付具をボルト、ナットに被着させて、締付体
を回転させ、ボルト、ナットを締付けていくと、連接部
の横断面積が最小となるカバー体の頭頂面に接する部分
が確実に破断し、また、破断面がカバー体の頭頂面に沿
ってほぼ水平に形成され、且つ凹凸形状も大きく変化し
ないので、締付トルクのばらつきが小さくなり、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けることが可能とな
り、信頼性の高いトルク管理を行うことができる。
【0012】また、前記締付トルク、即ち、破断に要す
るトルクがほぼ一定になるので、連接部の破断の際、締
付具のカバー体に過度のトルクが加わらず、カバー体の
凹部の内壁面凹凸がつぶれて馬鹿になることがなくな
り、ボルト、ナットに被着されたトルク管理締付具が空
回りすることがないから、ボルト、ナットのトルク管理
を確実に行うことができる。
るトルクがほぼ一定になるので、連接部の破断の際、締
付具のカバー体に過度のトルクが加わらず、カバー体の
凹部の内壁面凹凸がつぶれて馬鹿になることがなくな
り、ボルト、ナットに被着されたトルク管理締付具が空
回りすることがないから、ボルト、ナットのトルク管理
を確実に行うことができる。
【0013】また、ボルト、ナットの締付け終了後、破
断面の凹凸部がカバー体の頭頂面より上方へ突出しない
ため、安全であり、また電線等が接触して損傷する恐れ
もなく、カバー体の頭頂面をナイフ、ヤスリ等で平らに
削る必要もなく、ボルト、ナットの締付作業を簡単に手
数を要することなく行うことができる。
断面の凹凸部がカバー体の頭頂面より上方へ突出しない
ため、安全であり、また電線等が接触して損傷する恐れ
もなく、カバー体の頭頂面をナイフ、ヤスリ等で平らに
削る必要もなく、ボルト、ナットの締付作業を簡単に手
数を要することなく行うことができる。
【0014】さらに、本発明のトルク管理締付具付ボル
ト、ナットによると、前記トルク管理締付具をボルトの
頭部、ナットに予め一体に被着してあるから、トルク管
理締付具がボルト、ナットの締付け作業時に紛失する恐
れがなく、ボルト、ナットの締付け作業を能率よく行う
ことができる。
ト、ナットによると、前記トルク管理締付具をボルトの
頭部、ナットに予め一体に被着してあるから、トルク管
理締付具がボルト、ナットの締付け作業時に紛失する恐
れがなく、ボルト、ナットの締付け作業を能率よく行う
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1(a)(b)(c)に示
すように、このボルト、ナットのトルク管理締付具10
は、ボルトの頭部又はナットに被着させる6角形状の凹
部12aを有し、外形が6角形状のカバー体12と、外
形が6角形状を有し、底部に円形鍔14aと上部に円形
孔14bが設けられた、ボルト、ナットを締付ける締付
体14とを備え、前記カバー体12と締付体14とを、
締付体14の底面、即ち、円形鍔14aの底面に接する
部分の横断面積が最大で、カバー体12に向けてその横
断面積が漸次減少してカバー体12の頭頂面12bに接
する部分の横断面積が最小となる尻すぼまりの、例えば
截頭逆円錐形の外形状を有し、規定締付トルクで破断さ
れる連接部16で一体に連接して構成される。カバー体
12と締付体14と連接部16は同材質の合成樹脂、例
えば繊維強化プラスチック材(FRP)で形成され、こ
の締付具10は射出成形等により製造される。
面により詳細に説明する。図1(a)(b)(c)に示
すように、このボルト、ナットのトルク管理締付具10
は、ボルトの頭部又はナットに被着させる6角形状の凹
部12aを有し、外形が6角形状のカバー体12と、外
形が6角形状を有し、底部に円形鍔14aと上部に円形
孔14bが設けられた、ボルト、ナットを締付ける締付
体14とを備え、前記カバー体12と締付体14とを、
締付体14の底面、即ち、円形鍔14aの底面に接する
部分の横断面積が最大で、カバー体12に向けてその横
断面積が漸次減少してカバー体12の頭頂面12bに接
する部分の横断面積が最小となる尻すぼまりの、例えば
截頭逆円錐形の外形状を有し、規定締付トルクで破断さ
れる連接部16で一体に連接して構成される。カバー体
12と締付体14と連接部16は同材質の合成樹脂、例
えば繊維強化プラスチック材(FRP)で形成され、こ
の締付具10は射出成形等により製造される。
【0016】なお、円形孔14bは開口部から底部にか
けて同一内径であり、且つ底面が平らで、前記カバー体
12の頭頂面12bと同一高さか、それより若干低い位
置になるように深さが設定されている。この円形孔14
bがあると、トルク管理締付具10の軽量化と材料節約
になるばかりでなく、円形孔14bの内径を種々変える
ことにより、該締付具の規定締付トルクを調節すること
もできるので、締付トルクの調節可能範囲が広がり有効
である。但し、規定締付トルクの調節は連接部16の外
形状を変えること等によって行うこともできるので、不
要ならば設けなくてもよい。
けて同一内径であり、且つ底面が平らで、前記カバー体
12の頭頂面12bと同一高さか、それより若干低い位
置になるように深さが設定されている。この円形孔14
bがあると、トルク管理締付具10の軽量化と材料節約
になるばかりでなく、円形孔14bの内径を種々変える
ことにより、該締付具の規定締付トルクを調節すること
もできるので、締付トルクの調節可能範囲が広がり有効
である。但し、規定締付トルクの調節は連接部16の外
形状を変えること等によって行うこともできるので、不
要ならば設けなくてもよい。
【0017】前記連接部16の截頭逆円錐形のテーパ角
度θ(図1(a)参照)としては、60〜135度の範
囲、好ましくは、90〜120度の範囲に設定する。テ
ーパ角度θが60度未満では、締付体を破断させるトル
クにばらつきが起こり易いこと、破断面が同一箇所で起
きず、汚くなる傾向がある。また、135度を越える
と、連接部16の外形面とカバー体12の頭頂面12b
で形成される横V形の楔状溝の隙間が狭くなり過ぎて、
連接部16がカバー体12の頭頂面と接する部分を設計
通りの寸法に製作できない傾向がある。締付トルクの設
定は、連接部16のカバー体12の頭頂面12bに接す
る部分の横断面積、材質(合成樹脂の種類、硬化度合、
ガラス繊維等の強化部材の添加量等)を適宜選択するこ
とにより調整することができる。
度θ(図1(a)参照)としては、60〜135度の範
囲、好ましくは、90〜120度の範囲に設定する。テ
ーパ角度θが60度未満では、締付体を破断させるトル
クにばらつきが起こり易いこと、破断面が同一箇所で起
きず、汚くなる傾向がある。また、135度を越える
と、連接部16の外形面とカバー体12の頭頂面12b
で形成される横V形の楔状溝の隙間が狭くなり過ぎて、
連接部16がカバー体12の頭頂面と接する部分を設計
通りの寸法に製作できない傾向がある。締付トルクの設
定は、連接部16のカバー体12の頭頂面12bに接す
る部分の横断面積、材質(合成樹脂の種類、硬化度合、
ガラス繊維等の強化部材の添加量等)を適宜選択するこ
とにより調整することができる。
【0018】また、前記例では、連接部16を截頭逆円
錐形で形成したが、截頭逆角錐形や、錐形体でも外面が
直線状でなく、凹状又は凸状の曲線状で形成してもよ
い。
錐形で形成したが、截頭逆角錐形や、錐形体でも外面が
直線状でなく、凹状又は凸状の曲線状で形成してもよ
い。
【0019】さらに、連接部16が前記のような尻すぼ
まりの外形状をしているので、連接部16の外面とカバ
ー体12の頭頂面12bとの間には、全周囲にわたり横
V形の楔状溝が形成されることになるが、該溝の対向す
る一方の面はカバー体12の頭頂面12bを兼ねるの
で、規定締付トルクを変更するために、連接部16の最
小横断面積を同様に変更しても、テーパ角度θを変更せ
ずに連接部16を形成することが可能であり、所望の締
付トルクを有する、安定した品質のトルク管理締付具1
0を得ることが容易である。
まりの外形状をしているので、連接部16の外面とカバ
ー体12の頭頂面12bとの間には、全周囲にわたり横
V形の楔状溝が形成されることになるが、該溝の対向す
る一方の面はカバー体12の頭頂面12bを兼ねるの
で、規定締付トルクを変更するために、連接部16の最
小横断面積を同様に変更しても、テーパ角度θを変更せ
ずに連接部16を形成することが可能であり、所望の締
付トルクを有する、安定した品質のトルク管理締付具1
0を得ることが容易である。
【0020】なお、カバー体12及び締付体14の外形
状は6角形になっているが、これらにスパナ等をかけて
回すことができる外形状であれば、6角形でなくてもよ
い。
状は6角形になっているが、これらにスパナ等をかけて
回すことができる外形状であれば、6角形でなくてもよ
い。
【0021】次にこのトルク管理締付具10の使用方法
を図2(a)により説明すると、被締付部材Aにボルト
18を軽くねじ込んでおく。次に、ボルト18の頭部1
8aにトルク管理締付具10のカバー体12の凹部12
aを嵌めて、該締付具10をボルトの頭部に被着させ
る。次に、上方の締付体14をスパナ等の簡易工具で連
接部16を破断させる。
を図2(a)により説明すると、被締付部材Aにボルト
18を軽くねじ込んでおく。次に、ボルト18の頭部1
8aにトルク管理締付具10のカバー体12の凹部12
aを嵌めて、該締付具10をボルトの頭部に被着させ
る。次に、上方の締付体14をスパナ等の簡易工具で連
接部16を破断させる。
【0022】なお、被締付部材Aにボルト18をねじ込
む少し前に、ボルト18の頭部18aにトルク管理締付
具10被着して、締付体14をスパナ等の工具で回転さ
せながら、ボルト18を被締付部材Aにねじ込み、締付
体14を破断するようにしてもよい。
む少し前に、ボルト18の頭部18aにトルク管理締付
具10被着して、締付体14をスパナ等の工具で回転さ
せながら、ボルト18を被締付部材Aにねじ込み、締付
体14を破断するようにしてもよい。
【0023】ボルト18の頭部18aに残ったカバー体
12は取り外してよいし、そのまま被着したままにして
おいてもよい。この際、カバー体が抜けるのを防止する
ために、接着剤で固着させるのが好ましい。
12は取り外してよいし、そのまま被着したままにして
おいてもよい。この際、カバー体が抜けるのを防止する
ために、接着剤で固着させるのが好ましい。
【0024】このようなボルト、ナットのトルク管理締
付具10をボルト18に被着して、締付体14を回転す
ると、図2(b)に示すように、連接部16の横断面積
が最小となるカバー体12の頭頂面12bに接する部分
が確実に破断し、また、破断面がカバー体の頭頂面に沿
ってほぼ水平に形成され、且つ凹凸形状も大きく変化し
ないので、締付トルクのばらつきが小さくなり、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けることが可能とな
り、信頼性の高いトルク管理を行うことができる。
付具10をボルト18に被着して、締付体14を回転す
ると、図2(b)に示すように、連接部16の横断面積
が最小となるカバー体12の頭頂面12bに接する部分
が確実に破断し、また、破断面がカバー体の頭頂面に沿
ってほぼ水平に形成され、且つ凹凸形状も大きく変化し
ないので、締付トルクのばらつきが小さくなり、ボル
ト、ナットを規定締付トルクで締付けることが可能とな
り、信頼性の高いトルク管理を行うことができる。
【0025】また、前記構成のものは、連接部16の破
断の際、トルク管理締付具10のカバー体12に過度の
トルクが加わらないので、カバー体12の凹部12aの
内壁面凹凸がつぶれて馬鹿になることがなく、従って、
ボルトに被着されたトルク管理締付具10が空回りする
ことがなく、ボルト18の締付トルク管理を確実に行う
ことができる。
断の際、トルク管理締付具10のカバー体12に過度の
トルクが加わらないので、カバー体12の凹部12aの
内壁面凹凸がつぶれて馬鹿になることがなく、従って、
ボルトに被着されたトルク管理締付具10が空回りする
ことがなく、ボルト18の締付トルク管理を確実に行う
ことができる。
【0026】また、ボルト18の締付け終了後、連接部
16の破断面16aの凹凸形状が図2(b)に示すよう
に、カバー体12の頭頂面12bより上方へ突出しない
ので、安全であり、電線等が接触して損傷する恐れもな
く、従来のようなカバー体12の頭頂面12bをナイ
フ、ヤスリ等で平らに削るといった煩雑な作業が不要と
なる。
16の破断面16aの凹凸形状が図2(b)に示すよう
に、カバー体12の頭頂面12bより上方へ突出しない
ので、安全であり、電線等が接触して損傷する恐れもな
く、従来のようなカバー体12の頭頂面12bをナイ
フ、ヤスリ等で平らに削るといった煩雑な作業が不要と
なる。
【0027】前記実施の形態では、ボルト18を被締付
部材Aにねじ込み後、強く締付ける前に、又は、被締付
部材Aにねじ込む少し前に、ボルト18の頭部18aに
トルク管理締付具10を被着したが、このトルク管理締
付具10は、図3に示すように、そのカバー体12の凹
部12aをボルト18の頭部18aに挿入し、例えば、
接着剤で固着することにより、頭部18aに予め一体に
被着してなるトルク管理締付具付ボルト20としてもよ
い。
部材Aにねじ込み後、強く締付ける前に、又は、被締付
部材Aにねじ込む少し前に、ボルト18の頭部18aに
トルク管理締付具10を被着したが、このトルク管理締
付具10は、図3に示すように、そのカバー体12の凹
部12aをボルト18の頭部18aに挿入し、例えば、
接着剤で固着することにより、頭部18aに予め一体に
被着してなるトルク管理締付具付ボルト20としてもよ
い。
【0028】このようにすると、ボルト18の締付け作
業時に、該締付具10が紛失する恐れがなく、また連接
部16が破断して締付体14がカバー体12から分離し
た後、ボルト18に残ったカバー体12がボルト18を
外力、腐食から防護するので好ましい。
業時に、該締付具10が紛失する恐れがなく、また連接
部16が破断して締付体14がカバー体12から分離し
た後、ボルト18に残ったカバー体12がボルト18を
外力、腐食から防護するので好ましい。
【0029】また、前記実施の形態では、トルク管理締
付具10をボルト18に被着する例について説明した
が、図4に示すように、被締付部材Bに挿入される、例
えばボルト18にねじ込まれたナット22に被着し、ナ
ット22を規定締付トルクで締付けるのに使用してもよ
い。使用方法は前述したボルト18を締付ける場合と同
じなので説明を省略する。
付具10をボルト18に被着する例について説明した
が、図4に示すように、被締付部材Bに挿入される、例
えばボルト18にねじ込まれたナット22に被着し、ナ
ット22を規定締付トルクで締付けるのに使用してもよ
い。使用方法は前述したボルト18を締付ける場合と同
じなので説明を省略する。
【0030】また、このトルク管理締付具10は図5に
示すように、そのカバー体12の凹部12aをナット2
2に挿入し、例えば、接着剤で固着することにより、ナ
ット22に予め一体に被着してなるトルク管理締付具付
ナット24としてもよい。このようにすると、ナット2
2の締付け作業時に、該締付具10が紛失する恐れがな
く、また連接部16が破断して締付体14がカバー体1
2から分離した後、ナット22に残ったカバー体12が
ナット22を外力、腐食から防護するので好ましい。な
お、凹部12aにはボルトの先端を収容するための例え
ば円形の逃げ溝12cを設けることが望ましい。
示すように、そのカバー体12の凹部12aをナット2
2に挿入し、例えば、接着剤で固着することにより、ナ
ット22に予め一体に被着してなるトルク管理締付具付
ナット24としてもよい。このようにすると、ナット2
2の締付け作業時に、該締付具10が紛失する恐れがな
く、また連接部16が破断して締付体14がカバー体1
2から分離した後、ナット22に残ったカバー体12が
ナット22を外力、腐食から防護するので好ましい。な
お、凹部12aにはボルトの先端を収容するための例え
ば円形の逃げ溝12cを設けることが望ましい。
【0031】
【実施例】6角形状の凹部12a(6角形対辺幅13m
m、深さ4.8mm)を有する6角形状のカバー体12
(6角形対辺幅16.9mm、高さ7mm)と、円形鍔
14a(外径18mm、幅1mm)、円形孔14b(内
径8.85mm、深さ9mm)を有する6角形状の締付
体14(6角形対辺幅12.9mm、高さ8mm)と、
截頭逆円錐形の連接部16(幅1mm、カバー体12の
頭頂面12bに接する部分の外径11.25mm)とか
らなり、カバー体12、締付体14及び連接部16とも
にFRP(ガラス繊維50重量%+ナイロン樹脂50重
量%)(昭和電工の商品名 テクニール)で形成された
ボルト、ナットのトルク管理締付具10を射出成形によ
り10個試作した。これを6角ボルトM8×35の頭部
に被着し、締付体14をトルク測定センサ付スパナで回
転させて、連接部16で破断させ、その破断に要するト
ルク(締付トルク)を試作品10個について測定した。
その結果は表1に示す通りである。
m、深さ4.8mm)を有する6角形状のカバー体12
(6角形対辺幅16.9mm、高さ7mm)と、円形鍔
14a(外径18mm、幅1mm)、円形孔14b(内
径8.85mm、深さ9mm)を有する6角形状の締付
体14(6角形対辺幅12.9mm、高さ8mm)と、
截頭逆円錐形の連接部16(幅1mm、カバー体12の
頭頂面12bに接する部分の外径11.25mm)とか
らなり、カバー体12、締付体14及び連接部16とも
にFRP(ガラス繊維50重量%+ナイロン樹脂50重
量%)(昭和電工の商品名 テクニール)で形成された
ボルト、ナットのトルク管理締付具10を射出成形によ
り10個試作した。これを6角ボルトM8×35の頭部
に被着し、締付体14をトルク測定センサ付スパナで回
転させて、連接部16で破断させ、その破断に要するト
ルク(締付トルク)を試作品10個について測定した。
その結果は表1に示す通りである。
【0032】
【表1】
【0033】表1から明らかなように、本発明の前記試
作品10個は、締付トルクがすべて、常温で使用される
場合の計算値126.41kgf・cmに近似し、且
つ、平均値126.1kgf・cm±5%以内に収まっ
ており、締付トルクのばらつきが小さく、且つ安定して
いることがわかる。
作品10個は、締付トルクがすべて、常温で使用される
場合の計算値126.41kgf・cmに近似し、且
つ、平均値126.1kgf・cm±5%以内に収まっ
ており、締付トルクのばらつきが小さく、且つ安定して
いることがわかる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明のボルト、ナット
のトルク管理締付具は、ボルトの頭部又はナットに被着
させる凹部を有するカバー体と、カバー体に連接され、
ボルト、ナットを締付ける締付体とを備え、カバー体と
締付体が同材質の合成樹脂で形成されているものにおい
て、前記カバー体と締付体とを、これと同材質の合成樹
脂で形成され、且つ締付体の底面に接する部分の横断面
積が最大で、カバー体に向けてその横断面積が漸次減少
してカバー体の頭頂面に接する部分の横断面積が最小と
なる尻すぼまりの外形状を有し、規定締付トルクで破断
される連接部で一体に連接してなるから、締付トルクの
ばらつきが小さくなり、ボルト、ナットを規定締付トル
クで締付けることが可能となり、信頼性の高いトルク管
理を行うことができる。
のトルク管理締付具は、ボルトの頭部又はナットに被着
させる凹部を有するカバー体と、カバー体に連接され、
ボルト、ナットを締付ける締付体とを備え、カバー体と
締付体が同材質の合成樹脂で形成されているものにおい
て、前記カバー体と締付体とを、これと同材質の合成樹
脂で形成され、且つ締付体の底面に接する部分の横断面
積が最大で、カバー体に向けてその横断面積が漸次減少
してカバー体の頭頂面に接する部分の横断面積が最小と
なる尻すぼまりの外形状を有し、規定締付トルクで破断
される連接部で一体に連接してなるから、締付トルクの
ばらつきが小さくなり、ボルト、ナットを規定締付トル
クで締付けることが可能となり、信頼性の高いトルク管
理を行うことができる。
【0035】また、前記締付トルクがほぼ一定になるの
で、締付体の破断に過度のトルクが加わらず、ボルト、
ナットに被着されたトルク管理締付具が空回りすること
がないから、ボルト、ナットのトルク管理を確実に行う
ことができる。また、ボルト、ナットの締付け終了後、
カバー体の頭頂面より上方へ破断面の凹凸部が突出しな
いため、安全であり、また電線等が接触して損傷する恐
れもなく、カバー体の頭頂面を平らに削る必要もなく、
ボルト、ナットの締付作業に手数がかからない。
で、締付体の破断に過度のトルクが加わらず、ボルト、
ナットに被着されたトルク管理締付具が空回りすること
がないから、ボルト、ナットのトルク管理を確実に行う
ことができる。また、ボルト、ナットの締付け終了後、
カバー体の頭頂面より上方へ破断面の凹凸部が突出しな
いため、安全であり、また電線等が接触して損傷する恐
れもなく、カバー体の頭頂面を平らに削る必要もなく、
ボルト、ナットの締付作業に手数がかからない。
【0036】さらに、本発明のトルク管理締付具付ボル
ト、ナットは、前記トルク管理締付具をボルトの頭部、
ナットに予め一体に被着してあるから、トルク管理締付
具がボルト、ナットの締付け作業時に紛失する恐れがな
く、ボルト、ナットの締付け作業を能率よく行うことが
できる。
ト、ナットは、前記トルク管理締付具をボルトの頭部、
ナットに予め一体に被着してあるから、トルク管理締付
具がボルト、ナットの締付け作業時に紛失する恐れがな
く、ボルト、ナットの締付け作業を能率よく行うことが
できる。
【図1】本発明のボルト、ナットのトルク管理締付具を
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は平面図、
(c)は底面図である。
示すもので、(a)は縦断面図、(b)は平面図、
(c)は底面図である。
【図2】前記トルク管理締付具の使用状態を示すもの
で、(a)は該締付具をボルトの頭部に被着した状態を
示す一部断面側面図、(b)は該締付具が連接部で破断
した状態を示す縦断面図である。
で、(a)は該締付具をボルトの頭部に被着した状態を
示す一部断面側面図、(b)は該締付具が連接部で破断
した状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明の前記トルク管理締付具をボルトの頭部
に予め一体に被着してなるトルク管理締付具付ボルトを
示す一部断面側面図である。
に予め一体に被着してなるトルク管理締付具付ボルトを
示す一部断面側面図である。
【図4】本発明の前記トルク管理締付具をナットに被着
して使用する状態を示す一部断面側面図である。
して使用する状態を示す一部断面側面図である。
【図5】本発明の前記トルク管理締付具をナットに予め
一体に被着してなるトルク管理締付具付ナットを示す一
部断面側面図である。
一体に被着してなるトルク管理締付具付ナットを示す一
部断面側面図である。
【図6】従来のボルト、ナットのトルク管理締付具をボ
ルトの頭部に被着した状態を示すもので、(a)は一部
断面側面図、(b)は平面図である。
ルトの頭部に被着した状態を示すもので、(a)は一部
断面側面図、(b)は平面図である。
【図7】従来の前記トルク管理締付具をボルトの頭部に
被着してボルトを締付け終了後、該締付具が破断した状
態を示す縦断面図である。
被着してボルトを締付け終了後、該締付具が破断した状
態を示す縦断面図である。
10 ボルト、ナットのトルク管理締付具 12 カバー体 12a 凹部 12b 頭頂面 12c 逃げ溝 14 締付体 14a 円形鍔 14b 円形孔 16 連接部 16a 破断面 18 ボルト 18a 頭部 20 トルク管理締付具付ボルト 22 ナット 24 トルク管理締付具付ナット A、B 被締付部材 θ テーパ角度
Claims (3)
- 【請求項1】 ボルトの頭部又はナットに被着させる凹
部を有するカバー体と、カバー体に連接され、ボルト、
ナットを締付ける締付体とを備え、カバー体と締付体が
同材質の合成樹脂で形成されているボルト、ナットのト
ルク管理締付具において、前記カバー体と締付体とを、
これと同材質の合成樹脂で形成され、且つ締付体の底面
に接する部分の横断面積が最大で、カバー体に向けてそ
の横断面積が漸次減少してカバー体の頭頂面に接する部
分の横断面積が最小となる尻すぼまりの外形状を有し、
規定締付トルクで破断される連接部で一体に連接してな
ることを特徴とするボルト、ナットのトルク管理締付
具。 - 【請求項2】 前記ボルトのトルク管理締付具をボルト
の頭部に予め一体に被着してなることを特徴とするトル
ク管理締付具付ボルト。 - 【請求項3】 前記ナットのトルク管理締付具をナット
に予め一体に被着してなることを特徴とするトルク管理
締付具付ナット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32013099A JP2001140832A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | ボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32013099A JP2001140832A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | ボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001140832A true JP2001140832A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18118049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32013099A Pending JP2001140832A (ja) | 1999-11-10 | 1999-11-10 | ボルト、ナットのトルク管理締付具及びトルク管理締付具付ボルト、ナット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001140832A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012167816A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-09-06 | Hilti Ag | トルク制限式締着装置 |
WO2016168579A1 (en) | 2015-04-17 | 2016-10-20 | Nmc Group, Inc. | Hybrid composite-metal breakaway nut fastener |
JP2017104971A (ja) * | 2015-12-07 | 2017-06-15 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具、締付トルク管理具付ナット及びボルト、並びに取付物の取付方法 |
JP2018008352A (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具、締付トルク管理具付ナット及びボルト、並びに取付物の取付方法 |
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CN108006043A (zh) * | 2018-01-13 | 2018-05-08 | 四川百平机电设备有限公司 | 一种螺栓和定扭矩螺母 |
JP2018204624A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具及び締付トルク管理具と締結具との組み合わせ |
TWI655064B (zh) * | 2017-01-05 | 2019-04-01 | 列支敦斯登商喜利得股份有限公司 | 具有張角較大的斷裂面的斷裂式螺母 |
US11280364B2 (en) | 2017-01-05 | 2022-03-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Torque limitation device having three webs |
US11280363B2 (en) | 2017-01-05 | 2022-03-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Torque limiting device having holding claws |
-
1999
- 1999-11-10 JP JP32013099A patent/JP2001140832A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012167816A (ja) * | 2011-02-09 | 2012-09-06 | Hilti Ag | トルク制限式締着装置 |
EP3283777A4 (en) * | 2015-04-17 | 2018-12-05 | NMC Group, Inc. | Hybrid composite-metal breakaway nut fastener |
WO2016168579A1 (en) | 2015-04-17 | 2016-10-20 | Nmc Group, Inc. | Hybrid composite-metal breakaway nut fastener |
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US11261895B2 (en) | 2017-01-05 | 2022-03-01 | Hilti Aktiengesellschaft | Fracture nut having a fracture surface having a large aperture angle |
US11280364B2 (en) | 2017-01-05 | 2022-03-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Torque limitation device having three webs |
US11280363B2 (en) | 2017-01-05 | 2022-03-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Torque limiting device having holding claws |
JP2018204624A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 日本クロージャー株式会社 | 締付トルク管理具及び締付トルク管理具と締結具との組み合わせ |
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CN108006043A (zh) * | 2018-01-13 | 2018-05-08 | 四川百平机电设备有限公司 | 一种螺栓和定扭矩螺母 |
CN108006043B (zh) * | 2018-01-13 | 2023-12-22 | 四川百平机电设备有限公司 | 一种恒定扭矩紧固件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040312 |