JP2001137257A - 医療用マスタースレーブシステム - Google Patents
医療用マスタースレーブシステムInfo
- Publication number
- JP2001137257A JP2001137257A JP32129299A JP32129299A JP2001137257A JP 2001137257 A JP2001137257 A JP 2001137257A JP 32129299 A JP32129299 A JP 32129299A JP 32129299 A JP32129299 A JP 32129299A JP 2001137257 A JP2001137257 A JP 2001137257A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- master
- medical
- control device
- remote control
- user
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 238000001727 in vivo Methods 0.000 claims description 2
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 10
- 238000011282 treatment Methods 0.000 abstract description 5
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 239000012636 effector Substances 0.000 description 3
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 2
- 210000000683 abdominal cavity Anatomy 0.000 description 1
- 238000002192 cholecystectomy Methods 0.000 description 1
- 238000002674 endoscopic surgery Methods 0.000 description 1
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 description 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 1
Abstract
や俊敏な動作をユーザが任意に設定可能で、かつ、簡単
な操作で高度な手技が実現可能となる医療用マスタース
レーブシステムを提供する。 【解決手段】多軸を有するマスターとしての遠隔操作装
置と、この遠隔操作装置による遠隔操作によって駆動さ
れ、生体内部位の観察及び/または処置を行う多軸を有
するスレーブとしての医療用マニピュレータと、遠隔操
作装置からの操作情報に基づいて対応する医療用マニピ
ュレータの動作を制御する制御手段(マスター制御部
4)とを具備し、制御手段は、遠隔操作装置の各軸か
ら、医療用マニピュレータの対応する各軸への動作伝達
比率をユーザが予め設定可能なユーザ入力手段15を備
えている。
Description
ーブシステムに関するものである。
じて内視鏡や処置具を経皮的に体腔内に挿入する事によ
り、体腔内で様々な処置を行う内視鏡下手術が従来から
行われており、こうした術式は大きな切開を要しない低
侵襲なものとして胆嚢摘出手術や肺の一部を摘出する手
術等において多く行われている。
内に挿入される内視鏡や処置具が体腔内の極力広い範囲
で動作出来る事が望まれる。そこで、自由度の大きい多
関節構造の挿入部を備えた医療用マニピュレータが考案
された。特開平7−136173号や特開平8−117
238号はこのような医療用マニピュレータを開示して
いる。いずれも多関節構造の医療用マニピュレータを遠
隔的に操作させるために遠隔操作装置も医療用マニピュ
レータと同じ自由度を持つ多関節構造を持たせている。
さらに、ユーザの操作を容易にするために、遠隔操作装
置の構造は出来るだけ医療用マニピュレータと似せてあ
るのが一般的である。構造を同じにすることにより遠隔
操作装置の各軸がとる動作形状をそのまま医療用マニピ
ュレータに投影する事が出来るので、ユーザの操作は感
覚的に容易になる。
療用マニピュレータが広く普及すると、目的の術式にあ
った様々の形態の医療用マニピュレータが出現すること
が予想される。その際、遠隔操作装置をそれぞれの医療
用マニピュレータに対応する専用機とすると、保管のス
ペースや操作法の習慣などの問題が生じる。
に動かしたい場合や、ラフでも良いが俊敏に動かしたい
場合など、多用途の操作方法が考えられるが、その都度
ユーザの操作技量が要求されて操作が困難なものとなっ
てしまうという問題があった。
たものであり、各手技に合わせてマニピュレータの微細
な動きや俊敏な動作をユーザが任意に設定可能で、か
つ、簡単な操作で高度な手技が実現可能となる医療用マ
スタースレーブシステムを提供する事にある。
めに、第1の発明に係る医療用マスタースレーブシステ
ムは、多軸を有するマスターとしての遠隔操作装置と、
この遠隔操作装置による遠隔操作によって駆動され、生
体内部位の観察及び/または処置を行う多軸を有するス
レーブとしての医療用マニピュレータと、前記遠隔操作
装置からの操作情報に基づいて対応する医療用マニピュ
レータの動作を制御する制御手段とを具備し、前記制御
手段は、前記遠隔操作装置の各軸から、前記医療用マニ
ピュレータの対応する各軸への動作伝達比率をユーザが
予め設定可能なユーザ入力手段を備えている。
レーブシステムは、第1の発明において、ユーザが予め
設定可能な動作伝達比率を各手技別に記憶するための記
憶手段をさらに具備する。
レーブシステムは、第2の発明において、各手技別に前
記記憶手段に記憶された動作伝達比率から任意の動作伝
達比率をユーザが選択可能な選択手段をさらに具備する
ことを特徴とする請求項2記載の医療用マスタースレー
ブシステム。
施形態を詳細に説明する。
1実施形態を説明するための図であり、図1は本発明の
実施形態が適用される医療用マスタースレーブシステム
の構成を示す図であり、図2は図1においてマスター制
御装置と、スレーブ制御装置に対応する部分のブロック
図であり、図3は本実施形態で用いられるスケールテー
ブルの構成を示す図である。
腕用マニピュレータ9aと左腕用マニピュレータ9bか
らなる。右腕用マニピュレータ9aはマニピュレータ本
体7aと、このマニピュレータ本体7aに進退自在に連
結されたロボット8aと、体腔内に挿入可能なストレー
ト形状の細径挿入部11aとを具備している。また、左
腕用マニピュレータ9bはマニピュレータ本体7bと、
このマニピュレータ本体7bに進退自在に連結されたロ
ボット8bと、体腔内に挿入可能なストレート形状の細
径挿入部11bとを具備している。マニピュレータ本体
7a、7bは、細径挿入部11a、11bの位置決めを
行う手段としてのリンク機構及び調整機構を備えたアー
ム機構になっている。上記した構成は特開平7−136
173号公報に詳細に開示されている。
には作業部としてのエンドエフェクタが屈曲自在に接続
されている。このエンドエフェクタは各マニピュレータ
9a、9bの作業目的によって異なっており、ここでは
把持鉗子10a、10bが設けられている。把持鉗子1
0a、10bは生体組織の把持や剥離、縫合のための針
の把持などを行う開閉機構を有している。
る処置は、図示しない別の挿入孔から挿入される内視鏡
観察下で行われる。図1からわかるように、ロボット8
a、8bと挿入部11a、11bとの間には、図示の如
く屈曲部が1ケ所しか設けられていない。そして、把持
鉗子10a、10bの長さは挿入部11a、11bの長
さに比べて十分に小さい。
数はエンドエフェクタの位置及びオリエンテーション
(傾き)に関する自由度と、挿入孔12a、12bの位
置に関する拘束条件とから決定される。前者について
は、体腔内の任意位置にある臓器等を任意のオリエンテ
ーションで処置を行うためには一般に6自由度が必要で
ある。また、後者については、体腔壁20に無理な力が
かからないようにするために3自由度が必要である。し
たがって、両者を加えると9自由度が必要であるが、ポ
イントロック機構によって6自由度で実現出来る。この
ことは特開平7−136173号公報に詳細に開示され
ている。
軸には全て駆動機構とエンコーダが設置されている。駆
動機構は、モーターや伝達機構により構成される(詳細
は特開平7−136173号公報を参照)。
の動作指令を決定するための手段として、マスターアー
ム2a、2bを操作者が直接手で動作させる事によるい
わゆるマスタースレーブ方式を採用している。マニピュ
レータ9a、9bを遠隔操作するユーザ1によりマスタ
ーアーム2a、2bが操作される。マスターアーム2
a、2bはパンタグラフ機構を複数組み合わせで構成し
た多自由度マニピュレータである。
スレーブ制御装置に相当する部分の構成をブロック図で
示したものである。マスター制御装置のマスター動作部
3は、マスターアーム2a、2bの位置・姿勢情報を検
出してマスター制御部4に送信する。マスター制御部4
は、スレーブの動作を1とした場合における、マスター
側の各軸の動作伝達比率(制御倍率)を各手技に対応さ
せてモード(1つ以上)ごとに記憶したスケールテーブ
ル16を備えている。このスケールテーブル16は、モ
ードとして、標準モード、モード1〜モード4、任意モ
ードを備え、各モードごとに、各X,Y,Z軸について
の姿勢情報θxm、θym、θzm、θm、及び位置情
報Ymの値が記憶されている。
前あるいは手術中に、上記スケールテーブルの各モード
の姿勢情報及び位置情報の値を変更したり、新たなモー
ドを設定することを可能にするユーザ入力手段15を備
えている。
3から送られたマスターアーム2a、2bの位置・姿勢
情報をもとに、ユーザにより設定されたスケールテーブ
ル16を参照して選択されたモードに応じて動作伝達比
率を変換し、該変換された動作伝達比率をスレーブ制御
装置のスレーブ制御部6へ通信手段5により伝送する。
スレーブ制御部6は送られてきた動作伝達倍率に従って
スレーブマニピュレータ7a、7bの動作を制御する。
は、遠隔操作装置と医療用マニピュレータの各軸の動作
伝達比率を予め手技に応じた適切な比率に設定できる。
例えば微妙な操作を要する軸については生体へ接触して
無理な力がかからないように動作伝達比率を低く設定す
る一方、手技上大きな動作が必要な軸については動作伝
達比率を高く設定する事で、手術の安全性や効率を高め
る事が出来る。
形態を説明するが、ここでは第1実施形態と異なる点の
みを図4〜図6を参照して説明する。
4’の構成を示すブロック図であり、第1実施形態で説
明したスケールテーブル16に記憶されている各モード
ごとの動作伝達比率を任意に選択可能な選択手段18を
備えている。
を示している。この選択手段18には各モード表示(モ
ード1〜4、標準)がなされており、選択スイッチ19
を切り替えて所望のモード位置に合わせることでモード
を変更して動作伝達比率を変更することができる。
スター側の位置情報X、Y、Z、Ym及び姿勢情報θx
m、θym、θzm、θmに対応したスレーブ側の位置
情報X′、Y′、Z′、Ys及び姿勢情報θxs、θy
s、θzs、θsが通信手段5を介してマスター側から
スレーブ側へ伝達されるようすを示している。
切り替えで選択を行っているが特にスイッチに限定され
るものではなく、他の手段により選択するようにしても
よい。また動作伝達比率を手術中に切り替えた場合であ
っても選択されたモードに対応して制御を行うことがで
きる。
手術中であっても手技や動作モードに応じて任意に動作
伝達比率を選択することができるので、手術時間の短縮
および精度の高い手術が実現できる。
できるので、ユーザによる手技の応用範囲を広くし、本
システムのみで多種多様な手技に対応することができ
る。
ピュレータの微細な動きや俊敏な動作をユーザが任意に
設定可能となり、かつ、簡単な操作で高度な手技が実現
可能となる医療用マスタースレーブシステムを提供する
ことができる。
スレーブシステムの構成を示す図である。
御装置に対応する部分のブロック図である。
成を示す図である。
4’の構成を示すブロック図である。
示す図である。
置情報および姿勢情報に対応したスレーブ側の位置情報
及び姿勢情報が通信手段5を介してマスター側からスレ
ーブ側へ伝達されるようすを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多軸を有するマスターとしての遠隔操作
装置と、 この遠隔操作装置による遠隔操作によって駆動され、生
体内部位の観察及び/または処置を行う多軸を有するス
レーブとしての医療用マニピュレータと、 前記遠隔操作装置からの操作情報に基づいて対応する医
療用マニピュレータの動作を制御する制御手段とを具備
し、 前記制御手段は、前記遠隔操作装置の各軸から、前記医
療用マニピュレータの対応する各軸への動作伝達比率を
ユーザが予め設定可能なユーザ入力手段を備えているこ
とを特徴とする医療用マスタースレーブシステム。 - 【請求項2】 ユーザが予め設定可能な動作伝達比率を
各手技別に記憶するための記憶手段をさらに具備するこ
とを特徴とする請求項1記載の医療用マスタースレーブ
システム。 - 【請求項3】 各手技別に前記記憶手段に記憶された動
作伝達比率から任意の動作伝達比率をユーザが選択可能
な選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項2
記載の医療用マスタースレーブシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32129299A JP2001137257A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 医療用マスタースレーブシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32129299A JP2001137257A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 医療用マスタースレーブシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137257A true JP2001137257A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18130951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32129299A Pending JP2001137257A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 医療用マスタースレーブシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001137257A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7572253B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-08-11 | Japan Science And Technology Agency | Surgical operation device |
JP2016032533A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | オリンパス株式会社 | 医療用マニピュレータおよび処置具パッケージ |
WO2016136473A1 (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 医療用マニピュレータシステム |
JP2018523508A (ja) * | 2015-06-30 | 2018-08-23 | キヤノン ユーエスエイ, インコーポレイテッドCanon U.S.A., Inc | マニピュレータを制御する方法および装置 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32129299A patent/JP2001137257A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7572253B2 (en) | 2003-03-31 | 2009-08-11 | Japan Science And Technology Agency | Surgical operation device |
JP2016032533A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | オリンパス株式会社 | 医療用マニピュレータおよび処置具パッケージ |
WO2016136473A1 (ja) * | 2015-02-26 | 2016-09-01 | オリンパス株式会社 | 医療用マニピュレータシステム |
JPWO2016136473A1 (ja) * | 2015-02-26 | 2017-04-27 | オリンパス株式会社 | 医療用マニピュレータシステム |
JP2018523508A (ja) * | 2015-06-30 | 2018-08-23 | キヤノン ユーエスエイ, インコーポレイテッドCanon U.S.A., Inc | マニピュレータを制御する方法および装置 |
US11096552B2 (en) | 2015-06-30 | 2021-08-24 | Canon U.S.A., Inc. | Method and apparatus for controlling manipulator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6782750B2 (ja) | ロボット手術システム内のツールの相互使用可能な切換え | |
US9687311B2 (en) | Grip force normalization for surgical instrument | |
US10595946B2 (en) | Tool grip calibration for robotic surgery | |
US9179979B2 (en) | Medical robot system | |
EP1408846B1 (en) | Platform link wrist mechanism | |
US6312435B1 (en) | Surgical instrument with extended reach for use in minimally invasive surgery | |
US5797900A (en) | Wrist mechanism for surgical instrument for performing minimally invasive surgery with enhanced dexterity and sensitivity | |
US6746443B1 (en) | Roll-pitch-roll surgical tool | |
US8303576B2 (en) | Interchangeable surgical instrument | |
US6902560B1 (en) | Roll-pitch-roll surgical tool | |
US7297142B2 (en) | Interchangeable surgical instrument | |
US8608773B2 (en) | Surgical robotic tools, data architecture, and use | |
US7901399B2 (en) | Interchangeable surgical instrument | |
US20070233052A1 (en) | Interchangeable surgical instrument | |
US9283047B2 (en) | Control device and control method for surgical system | |
JP2000300579A (ja) | 多機能マニピュレータ | |
JP2000312684A (ja) | 医療用マニピュレータ装置 | |
US20230014033A1 (en) | Surgical assist robot and method of controlling the same | |
WO2020179815A1 (ja) | 外科手術システムの制御方法および外科手術システム | |
JP2001137257A (ja) | 医療用マスタースレーブシステム | |
KR101241809B1 (ko) | 수술용 로봇 | |
JPH07328015A (ja) | 手術用マニピュレータシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090309 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090728 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091124 |