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JP2001136052A - 車載用受信機 - Google Patents

車載用受信機

Info

Publication number
JP2001136052A
JP2001136052A JP31815799A JP31815799A JP2001136052A JP 2001136052 A JP2001136052 A JP 2001136052A JP 31815799 A JP31815799 A JP 31815799A JP 31815799 A JP31815799 A JP 31815799A JP 2001136052 A JP2001136052 A JP 2001136052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
receiving
reception
stored
storage area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31815799A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Chikada
宏昭 近田
Hiroshi Ozawa
洋 小沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Xanavi Informatics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xanavi Informatics Corp filed Critical Xanavi Informatics Corp
Priority to JP31815799A priority Critical patent/JP2001136052A/ja
Publication of JP2001136052A publication Critical patent/JP2001136052A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】選局スイッチに対応して複数の周波数を記憶
し、記憶した複数の周波数の中から選択した周波数で放
送波を受信する。 【解決手段】マイクロコンピュータ12は選局スイッチ4
に対応してメモリ13内の記憶領域の周波数1に記憶され
ている周波数を読出し、受信部11に対して受信周波数を
設定する。受信部11は設定された周波数の放送波をアン
テナ15より受信し、受信した放送波を映像信号および音
声信号に復調して出力するとともに、放送波の受信感度
を検出してマイクロコンピュータ12へ出力する。マイク
ロコンピュータ12は自動選択による周波数切換え動作が
許可されているとき、受信中の放送波の受信感度が所定
値より低い場合にメモリ13内の記憶領域の周波数2に記
憶されている周波数を読出し、受信部11に対して受信周
波数を設定する。受信感度が所定値より低い場合はさら
に、記憶領域の周波数3、周波数4に記憶されている周
波数を読出して受信部11に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビおよびラジ
オ放送を受信する車載用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局から送信される放送波を受信する
車載用受信機は、受信しようとする放送局を選局するた
めの選局操作を運転中の運転者にも行えるように、1ボ
タン操作などの簡単な操作により選局動作が行われる。
このような受信機では、放送局から送信される放送波の
周波数を受信機内に設けられたメモリなどにあらかじめ
記憶させておき、選局用の所定のスイッチを操作するこ
とにより、記憶された周波数がメモリから読出されて受
信機の受信周波数として設定され、この周波数の放送波
が受信される。
【0003】上述した車載用受信機では、受信機内のメ
モリに所望の放送局から送信される放送波の周波数が記
憶され、メモリに記憶された周波数を読出すために、受
信機の操作パネルに、たとえば、4つの選局用押しボタ
ンスイッチが設けられる。これら各スイッチに対応し
て、それぞれ1つの周波数が受信機内のメモリに記憶さ
れることにより、最大4つの放送波の周波数が記憶され
る。したがって、4つの選局用押しボタンスイッチのう
ち任意の1つのスイッチを押すことにより、このスイッ
チに対応して受信機内のメモリに記憶されている周波数
が読出されて受信機の受信周波数として設定される。4
つの押しボタンスイッチに対応してそれぞれ異なる放送
局から送信される放送波の周波数をメモリに記憶してお
けば、4つの放送局のうちいずれか1つの放送局を1ボ
タン操作で選局できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車載用
受信機の場合は、車両の走行移動に伴って受信中の放送
波の受信状況が変化する。たとえば、山が多い地形の道
路を走行する場合は、放送局の送信アンテナから送信さ
れるメインの放送波が山で遮られるために、受信中の放
送波が明瞭に受信できなくなる。このような地域では、
放送波の受信状況に応じて中継アンテナが適宜配置さ
れ、メインの放送波と異なる送信周波数で中継および送
信される。このため、受信中のメインの放送波による受
信状況が悪化した場合は、中継アンテナで中継された異
なる周波数の放送波を運転者が探して選局しなおす必要
があった。とくに、放送波の到達距離が比較的短かく、
放送波の直進性が強いFM放送およびテレビ放送を受信
している場合に問題となりやすい。
【0005】本発明の目的は、1つの選局スイッチに対
応して複数の周波数を記憶し、記憶した複数の周波数の
中から選択した周波数で受信するようにした車載用受信
機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図
1,図2に対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、設定された周波数の放送を受
信する受信手段11と、任意の受信周波数を記憶する記憶
手段13と、記憶された受信周波数を読出して受信手段11
に設定する周波数設定手段12とを備えた車載用受信機に
適用される。そして、記憶手段13が1つの選局スイッチ
に対応して受信周波数を記憶する記憶領域を有し、この
記憶領域に複数の受信周波数を記憶することにより、上
述した目的が達成される。 (2)請求項2の発明は、請求項1に記載の受信機にお
いて、記憶領域に記憶された複数の受信周波数の中から
1つの受信周波数を自動選択して受信手段11に設定する
ように周波数設定手段12を制御する制御手段12を備える
ことを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項2に記載の受信機にお
いて、受信手段11で受信された信号強度を検出する信号
強度検出手段112と、周波数設定手段12で設定されてい
る受信周波数の電波を受信中に、信号強度検出手段112
で検出された信号強度が所定値よりも低くなった時、記
憶領域に記憶された他の受信周波数を受信手段11に設定
して、その中から信号強度がより高い周波数を自動選択
するように周波数設定手段12を制御する制御手段12とを
備えることを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項3に記載の受信機にお
いて、記憶領域に記憶された複数の受信周波数でそれぞ
れ受信した電波の信号強度の全てが所定値よりも低い
時、制御手段12が自動選択の動作を停止することを特徴
とする。 (5)請求項5の発明は、請求項4に記載の受信機にお
いて、制御手段12が自動選択の動作を停止する時、自動
選択の動作を行う前に選択されていた受信周波数を選択
してから自動選択の動作を停止することを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項4に記載の受信機にお
いて、自動選択の動作を停止してからの時間を計時する
計時手段12を備え、制御手段12が計時手段12による計時
時間が所定値以上になると自動選択の動作を再開するこ
とを特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項3に記載の受信機にお
いて、操作者の設定により自動選択の動作を禁止する禁
止手段12を備えることを特徴とする。 (8)請求項8の発明は、請求項3に記載の受信機にお
いて、記憶領域に1つの受信周波数だけが記憶されてい
る時、制御手段12は自動選択の動作を禁止することを特
徴とする。 (9)請求項9の発明は、設定された周波数の放送を受
信する受信手段11と、任意の受信周波数を記憶する記憶
手段13と、記憶された受信周波数を読出して受信手段11
に設定する周波数設定手段12とを備えた車載用受信機に
適用される。そして、1つの選局スイッチに対応して受
信周波数を記憶する記憶領域を有し、この記憶領域に複
数の受信周波数を記憶する第1の記憶手段13と、第1の
記憶手段13に記憶された複数の受信周波数の中から最後
に読出された受信周波数を記憶する第2の記憶手段13
と、記憶領域を選択する選択手段14と、選択手段14によ
り記憶領域が選択された時、選択された記憶領域で最後
に読出された受信周波数を第2の記憶手段13から読出し
て受信手段11に設定するように周波数設定手段12を制御
する制御手段12とを備えることにより、上述した目的を
達成する。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、説明をわかりやすくするために実施の形態の図と
対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定さ
れるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】−第一の実施の形態− 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第一の実施の形態による車載用テレビチ
ューナのシステム構成を示すブロック図である。図1の
車載用テレビチューナ10は、放送波を受信して映像信
号および音声信号に復調するとともに、受信した放送波
の受信信号レベルを検出する受信部11と、受信部11
に対して放送波の受信周波数を設定するとともに、受信
部11で検出された受信信号レベルが入力されるマイク
ロコンピュータ12と、放送波の周波数を記憶するとと
もに、記憶した周波数を読出すメモリ13と、車載用テ
レビチューナ10に対して受信周波数を入力する入力操
作と、入力された受信周波数の中から任意の周波数を選
択する選択操作とが行われる操作部材14と、受信部1
1に接続されたアンテナ15とで構成される。
【0009】受信部11はマイクロコンピュータ12か
ら設定された周波数の放送波をアンテナ15から受信す
る。受信した放送波を復調し、映像信号および音声信号
に分離して外部の表示装置に映像信号を出力するととも
に、外部の再生装置に音声信号を出力する。受信された
放送がステレオ放送の場合、音声信号はR信号とL信号と
に分離される。また、受信部11は受信した放送波の受
信感度、すなわち、放送波の電界強度に比例する受信信
号レベルを検出して、検出した受信感度をマイクロコン
ピュータ12へ出力する。
【0010】図2は受信部11の構成を示すブロック図
である。アンテナ15が放送波を受信して高周波電流を
フロントエンド部111へ流す。フロントエンド部111は、
アンテナ15から入力された高周波電流の中からマイク
ロコンピュータ12により設定された周波数の高周波電
流を選んで増幅し、増幅した高周波信号を中間周波信号
に変換して中間周波増幅部112へ出力する。この中間周
波信号は、映像信号が中間周波数=22.25(MHz)に、音声
信号が中間周波数=26.75(MHz)に変換されている。中間
周波増幅部112は、入力された映像信号および音声信号
を含む中間周波信号を増幅し、増幅した中間周波信号を
映像検波部113および音声中間周波増幅部115へ出力す
る。また、増幅した中間周波信号の信号レベルを検出
し、検出した信号レベルを受信感度としてマイクロコン
ピュータ12へ出力する。
【0011】映像検波部113は中間周波増幅された中間
周波信号をダイオード検波し、中間周波信号のうち振幅
変調されている映像信号分を取り出して映像増幅部114
へ出力する。映像増幅部114は入力された映像信号を増
幅し、さらに、音声信号の中間周波数成分を遮断してL
CD表示器などの表示装置へ映像信号を出力する。
【0012】音声中間周波増幅部115は中間周波増幅さ
れた中間周波信号に含まれる音声信号および映像信号を
混合して、両信号の中間周波数のビート周波数である4.
5(MHz)の音声中間周波信号に変換する。この音声中間周
波信号を増幅し、音声検波部116へ出力する。音声検波
部116は音声中間周波信号をFM検波し、周波数変調さ
れている音声信号を取り出してマルチプレクス(MPX)/
増幅部117へ出力する。マルチプレクス(MPX)/増幅部11
7はステレオ放送の場合に音声信号をRチャネルおよび
Lチャネルに分離してそれぞれ増幅し、増幅後の音声信
号(R)および音声信号(L)をスピーカなどの再生装置へ出
力する。
【0013】図1の操作部材14には少なくとも1〜4
の4つの選局スイッチと周波数入力スイッチとが備えら
れる。メモリ13に周波数を記憶する時は、周波数入力
スイッチおよび選局スイッチによる操作信号をマイクロ
コンピュータ12へ出力し、メモリ13から周波数を読
出す時は、選局スイッチの操作信号をマイクロコンピュ
ータ12へ出力する。
【0014】メモリ13は操作部材14で操作される1
〜4の選局スイッチに対応して独立した記憶領域を有
し、各記憶領域ごとに最大4つの周波数と、この記憶領
域に記憶された最大4つの周波数の中からどの周波数が
最後に読出されたかを示す情報とがそれぞれ記憶され
る。これらの周波数および情報は、マイクロコンピュー
タ12を介して記憶され、マイクロコンピュータ12を
介して読出される。
【0015】マイクロコンピュータ12はメモリ13に
周波数を記憶する時、操作部材14から入力された操作
信号により操作された選局スイッチを検出し、この選局
スイッチに応じた記憶領域に、周波数入力スイッチによ
り入力された周波数を記憶させる。また、メモリ13か
ら周波数を読出す時、操作部材14から入力された操作
信号により操作された選局スイッチを検出し、この選局
スイッチに応じた記憶領域に記憶されている周波数の中
から後述するように1つの周波数を読出すとともに、読
出された周波数を示す情報を記憶領域に記憶させる。読
出された周波数を示す情報は、周波数データが新たに読
出されるごとにメモリ13の同じ領域に上書き記憶され
る。マイクロコンピュータ12はメモリ13から周波数
を読出した時、その周波数を受信部11の受信周波数と
して設定する。
【0016】上述したようにメモリ13内の選局スイッ
チに対応した記憶領域に記憶されている周波数の中か
ら、1つの周波数を読出す読出し処理について説明す
る。図3は選局スイッチ1〜4に対応してメモリ13内
に設けられた記憶領域と、これら記憶領域に記憶された
周波数との対応例を示す表である。上述したように、各
記憶領域には最大4つの周波数が記憶されるので、記憶
された周波数を周波数1〜周波数4で表す。図3におい
て×で表されたものは、周波数がその領域に記憶されて
いないことを示し、たとえば、選局スイッチ3に対応す
る記憶領域を例にとれば、54chに相当する周波数が1
つだけ記憶されていることを示す。また、上記各記憶領
域に記憶される周波数は、記憶された順に周波数1、周
波数2として記憶され、4番目に記憶された周波数が周
波数4として記憶される。
【0017】選局スイッチ1〜4のいずれかのスイッチ
が操作された時の選局動作について、選局スイッチ4が
操作された場合に行われる受信動作のフローチャート
(図4)を参照して説明する。選局スイッチ4が操作され
ると、図4のステップS1において、選局スイッチ4が
前回操作された時に受信されていた周波数の情報がメモ
リ13から読出される。この情報は、前回選局スイッチ
が操作された際に受信されていた周波数がメモリ13内
の記憶領域のどこに記憶されているかを示すもので、後
述するステップS10においてメモリ13内の記憶領域
に記憶される。この情報によりメモリ13内の記憶領域
から周波数が読出され、読出された周波数が受信部11
に設定される。図3の表において、周波数スイッチ4が
前回操作された時に記憶領域の周波数1に記憶されてい
る周波数が受信されていたとすれば、36chに相当する
周波数の放送波が受信される。ステップS2において、
選局スイッチ4が再度操作されたか否かが判定され、肯
定判定されると(ステップS2のY)ステップS3へ進
み、否定判定されると(ステップS2のN)ステップS1
0へ進む。
【0018】ステップS3において、メモリ13内の選
局スイッチ4に対応する記憶領域の周波数2に記憶され
ている56chに相当する周波数が読出され、この周波数
が受信部11に設定される。ステップS4において、再
び選局スイッチ4が操作されたか否かが判定され、肯定
判定されると(ステップS4のY)ステップS5へ進み、
否定判定されると(ステップS4のN)ステップS10へ
進む。ステップS5では、メモリ13内の選局スイッチ
4に対応する記憶領域の周波数3に記憶されている6ch
に相当する周波数が読出され、この周波数が受信部11
に設定される。
【0019】ステップS6において、再び選局スイッチ
4が操作されたか否かが判定され、肯定判定されると
(ステップS6のY)ステップS7へ進み、否定判定され
ると(ステップS6のN)ステップS10へ進む。ステッ
プS7では、メモリ13内の選局スイッチ4に対応する
記憶領域の周波数4に記憶されている16chに相当する
周波数が読出され、この周波数が受信部11に設定され
る。ステップS8において、再び選局スイッチ4が操作
されたか否かが判定され、肯定判定されると(ステップ
S8のY)ステップS9へ進み、否定判定されると(ステ
ップS8のN)ステップS10へ進む。ステップS9で
は、メモリ13内の選局スイッチ4に対応する記憶領域
の中で、再び周波数1に記憶されている36chに相当す
る周波数が読出され、この周波数が受信部11に設定さ
れ、ステップS2へ戻る。
【0020】ステップS10では、受信部11へ設定さ
れて受信中の周波数がメモリ13内の記憶領域のどこに
記憶されているかを示す情報が、選局スイッチ4に対応
する記憶領域内に記憶される。たとえば、56ch相当の
周波数を受信中である場合は、この周波数がメモリ13
内の選局スイッチ4に対応する記憶領域の周波数2に記
憶されているので、周波数2を示す情報が記憶される。
この情報がメモリ13内の記憶領域に記憶されると、図
4の処理が終了する。以上説明した動作によれば、選局
スイッチ4が操作されるごとに、メモリ13内の選局ス
イッチ4に対応する記憶領域に記憶されている周波数が
サイクリックに読出され、読出された周波数が受信部1
1に設定され、この周波数の放送波が受信される。
【0021】以上の説明では選局スイッチ4が操作され
た場合について説明したが、他の選局スイッチ1〜3の
いずれかが操作された場合も同様に行われる。ただし、
操作された選局スイッチに対応してメモリ13内に設け
られた記憶領域に4つの周波数が記憶されていない場合
は、記憶されている周波数の数に応じて図4におけるス
テップがスキップされる。選局スイッチ2が操作された
場合を例にとれば、図3の表で示されるように選局スイ
ッチ2に対応する記憶領域に周波数1〜3の3つの周波
数が記憶されているので、図4の周波数4に関する処理
であるステップS6およびステップS7がスキップされ
る。すなわち、ステップS5で周波数3に記憶されてい
る3ch相当の周波数が読出され、読出された周波数が受
信部11に設定されるとステップS8の処理へ進む。
【0022】第一の実施の形態の特徴についてまとめ
る。 (1)各選局スイッチに対応してメモリ13内に記憶領
域を設け、各記憶領域には最大4つの周波数(周波数
1、周波数2、周波数3、周波数4)を記憶するように
した。これら4つの周波数は、同じ選局スイッチを繰り
返し操作することによりサイクリックに周波数1→周波
数2→周波数3→周波数4→周波数1…の順に読出され
るようにしたので、同じ放送内容が4つの異なる周波数
で放送される場合に各周波数をメモリ13内のいずれか
1つの選局スイッチに対応する記憶領域に記憶しておけ
ば、1つの選局スイッチを操作するだけで4つの周波数
の中から一番明瞭に受信できる周波数を選んで受信する
ことが可能になる。 (2)同じ選局スイッチが再度操作されない場合(図4
のステップS2、ステップS4、ステップS6およびス
テップS8で否定判定)、受信中の周波数の情報をメモ
リ13の記憶領域に記憶するようにしたので(ステップ
S10)、新たに選局スイッチが操作されて図4の処理
が開始された時、メモリ13に記憶されている周波数の
情報を読出して、前回受信していた周波数と同じ周波数
を周波数1〜周波数4の中から選んで受信部11に設定
し、この周波数の放送波を受信することができる(ステ
ップS1)。
【0023】−第二の実施の形態− 第一の実施の形態では操作者が同じ選局スイッチを繰り
返し操作することにより、操作された選局スイッチに対
応するメモリ13内の記憶領域に記憶された周波数の中
で選局動作が行われたが、第二の実施の形態ではマイク
ロコンピュータ12が受信部11で検出された受信感度
に応じて、メモリ13の記憶領域に記憶された周波数の
中から自動的に選局動作を行う。この実施の形態による
自動選局動作は、あらかじめ操作者が操作部材14を操
作することにより自動選局動作が許可されている場合に
行われる。
【0024】図5は自動選局動作が許可されている時に
行われる受信動作のフローチャートである。選局スイッ
チ4が操作されると、図5のステップS51において、
選局スイッチ4が前回操作された時に受信されていた周
波数の情報がメモリ13から読出され、この情報により
メモリ13内の記憶領域から読出された周波数が受信部
11に設定される。周波数スイッチ4が前回操作された
時、メモリ13内の選局スイッチ4に対応する記憶領域
の周波数1に記憶された周波数が受信されていた場合
は、36chに相当する周波数の放送波が受信される。
【0025】ステップS52において、メモリ13内の
記憶領域に周波数が複数記憶されているか否かが判定さ
れ、肯定判定されると(ステップS52のY)ステップS
53へ進み、否定判定されると(ステップS52のN)図
5の処理を終了する。ステップS53において、自動選
局動作が許可されているか否かが判定され、肯定判定さ
れると(ステップS53のY)ステップS54へ進み、否
定判定されると(ステップS53のN)図5の処理を終了
する。ステップS54では、後述するステップS60に
おいてセットされるタイマーがタイムアップしたか否か
が判定される。タイムアップした場合は肯定判定されて
(ステップS54のY)ステップS55へ進み、タイムア
ップする前、およびタイマーがセットされていない場合
は、否定判定されて(ステップS54のN)ステップS5
2へ戻る。
【0026】ステップS55において、自動選局による
受信周波数の切換えが所定回数、たとえば5回行われた
か否かが判定され、肯定判定されると(ステップS55
のY)ステップS59へ進み、否定判定されると(ステッ
プS55のN)ステップS56へ進む。ステップS59
では、自動選局による周波数切換え回数をカウントする
カウンタCをリセットするとともに、自動選局による周
波数の切換えを行う前、すなわち、ステップS51にお
いて受信されていた周波数がメモリ13から読出され、
受信部11に設定される。ステップS60において、上
述したステップS54でタイムアップ判定するためのタ
イマーがセットされる。このタイマーは、自動選局によ
る受信周波数の切換えを所定回数行った後に一旦待機
し、次に再び自動選局による受信周波数の切換えを始め
るまでの待機時間を決めるものであり、たとえば5分の
タイマーがセットされる。タイマーがセットされるとス
テップS52へ戻る。
【0027】ステップS56において、受信部11で検
出された受信中の周波数における受信感度が所定値より
低いか否かが判定され、肯定判定されると(ステップS
56のY)受信感度が低下したとみなしてステップS5
7へ進み、否定判定されると(ステップS56のN)ステ
ップS52へ戻る。ステップS57で自動選局による周
波数切換え回数をカウントするカウンタCが1つ進めら
れ、ステップS58で受信周波数の切換えが行われる。
受信周波数の切換えは、たとえば、選局スイッチ4に対
応する記憶領域の周波数1に記憶されている周波数(3
6ch)で受信されている場合は、周波数2に記憶されて
いる周波数(56ch)を読出して受信部11に設定する。
すなわち、選局スイッチに対応する記憶領域に記憶され
ている周波数の中から、周波数1(36ch)→周波数2
(56ch)→周波数3(6ch)→周波数4(16ch)→周波数
1(36ch)…の順に受信周波数を切換える。受信周波数
の切換えを行うとステップS52へ戻る。
【0028】ステップS52へ戻ると、以上の処理が繰
り返し行われる。すなわち、自動選局動作が許可されて
いる間はステップS53において肯定判定されので、ス
テップS54に続く処理が繰り返し行われる。自動選局
動作が禁止されるとステップS53において否定判定さ
れるので、図5の処理が終了する。
【0029】以上の説明では選局スイッチ4が操作され
ている場合について説明したが、他の選局スイッチ1〜
3のいずれかが操作されている場合も同様に行われる。
ただし、操作された選局スイッチに対応する記憶領域に
4つの周波数が記憶されていない場合は、記憶されてい
る周波数の数に応じて図5のステップS58における受
信周波数の切換え順が変わる。選局スイッチ1が操作さ
れている場合を例にとれば、図3の表で示されるように
選局スイッチ1に対応する記憶領域に周波数1(42c
h)、周波数2(52ch)の2つの周波数が記憶されている
ので、周波数1(42ch)→周波数2(52ch)→周波数1
(42ch)…の順に受信周波数が切換えられる。なお、図
3で選局スイッチ3に対応する記憶領域のように周波数
が1つしか記憶されていない場合は、ステップS52で
否定判定されるので、自動切換え処理は行われない。
【0030】第二の実施の形態の特徴についてまとめ
る。 (1)受信部11で受信された周波数における受信感度
を検出し、この受信感度が所定値より低い場合にメモリ
13内の記憶領域に記憶された最大4つの周波数(周波
数1、周波数2、周波数3、周波数4)の中から1つの
周波数を周波数1→周波数2→周波数3→周波数4→周
波数1…の順に読出し、この周波数を受信部11に設定
して受信するようにした。したがって、同じ放送内容が
4つの異なる周波数(36ch,56ch,6ch,16ch)で放
送される場合にこれら各周波数をメモリ13内の選局ス
イッチ4に対応する記憶領域に記憶しておけば、車両が
移動して受信状態が変化する場合でも、4つの周波数の
中から受信感度が所定値より高い周波数に自動的に切換
えて受信することが可能になる。 (2)上記(1)に際し、自動選局による周波数切換え
の回数をカウントし、カウント数が所定回数の5回に達
したら(ステップS55のY)自動切換えを行う前に受信
していた周波数を受信部11に設定して(ステップS5
9)5分間待機する(ステップS60)ようにしたので、
車両が山間部を走行中に受信状態が逐次変化する場合で
も、受信周波数が頻繁に切換えられて受信内容が途切れ
ることが防止される。さらに、待機後に再び自動選局に
よる周波数切換えが再開されるので(ステップS54の
Y)、待機時間ごとに定期的に自動選局による周波数切
換えが行われる。
【0031】(3)上記(1)は自動選局による周波数
切換え動作が許可されている場合に行われるようにした
ので、受信感度に関係なく所望の周波数で受信したい場
合は、自動選局による周波数の切換え動作を禁止するこ
とができる。 (4)選局スイッチに対応するメモリ13内の記憶領域
に1つの周波数しか記憶されていない場合は、周波数切
換え動作を禁止する(ステップS52のN)ようにしたの
で、周波数切換え動作のための無駄な動作が行われるこ
とが防止される。
【0032】上記の説明では、ステップS56において
受信中の周波数の受信感度が所定値より低下した場合
に、ステップS58で選局スイッチに対応した記憶領域
において次に記憶されている周波数に受信周波数を切換
えるようにしたが、選局スイッチに対応した記憶領域に
記憶されている他の周波数の中から一番受信感度が高く
なる周波数を選択して、新たな受信周波数としてもよ
い。
【0033】以上の説明では、車載用テレビチューナに
ついて説明したが、映像を受像できないラジオチューナ
に本発明を適用するようにしてもよい。また、本発明は
1つの選局スイッチに対応して複数の周波数を記憶する
ことを特徴とするものであり、上記の実施の形態に何ら
制限されるものではない。たとえば、記憶領域の数およ
び記憶領域に記憶される周波数の数などは適宜設定され
る他、その他の選局手順も種々の形態が可能である。
【0034】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、受信部11が受信手段に、メモリ13が記憶手
段、第1および第2の記憶手段に、マイクロコンピュー
タ12が周波数設定手段、制御手段、計時手段および禁止
手段に、中間周波増幅部112が信号強度検出手段に、操
作部材14が選択手段にそれぞれ対応する。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
次のような効果を奏する。 (1)請求項1、9の発明では、1つの選局スイッチに
対応して記憶手段に設けられた記憶領域に複数の受信周
波数を記憶するようにしたので、たとえば、地形により
受信状況が悪く、複数の中継アンテナを用いて同じ放送
内容が複数の異なる周波数で放送される場合において、
これらの周波数を同一の記憶領域に記憶させておけば、
放送内容ごとに受信周波数を記憶させることが可能にな
り、選局時の操作性が向上する。とくに、請求項9の発
明では、同一記憶領域に記憶された複数の受信周波数か
ら最後に読出された受信周波数を記憶し、記憶領域が選
択された場合にこの受信周波数を読出して受信するよう
にしたので、操作者は記憶領域のみを選択すればよく、
簡単な操作で選局が行える。 (2)請求項2、3の発明では、記憶領域に記憶された
複数の受信周波数から1つの受信周波数を自動選択する
ようにしたので、操作者が選択しなくてよいから操作性
が向上する。とくに、請求項3の発明では、受信した電
波の信号強度を検出し、信号強度がより高い受信周波数
を自動選択するようにしたので、車両が走行して受信状
況が変化した場合でも、受信状況のよい受信周波数が自
動選択される。
【0036】(3)請求項4、5、6の発明では、記憶
領域に記憶された全ての受信周波数における信号強度が
所定値より低いときに自動選択動作を停止するようにし
たので、受信状況が悪い場合に自動選択動作が連続して
行われることを防止できる。 (4)請求項7の発明では、操作者の設定により自動選
択動作を禁止するようにしたので、特定の受信周波数で
受信したい場合に操作者の意に反して自動選択動作が行
われることを防止できる。 (5)請求項8の発明では、記憶領域に1つの受信周波
数だけが記憶されているときに自動選択動作を停止する
ようにしたので、他に選択する受信周波数が記憶されて
いない場合に自動選択動作が行われることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態による車載用テレビチューナ
のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】受信部の構成を示すブロック図である。
【図3】選局スイッチに対応するメモリの記憶領域と、
記憶領域に記憶された周波数との対応例を示す図であ
る。
【図4】選局スイッチが操作された場合に行われる受信
動作のフローチャートである。
【図5】自動選局動作が許可されている時に行われる受
信動作のフローチャートである。
【符号の説明】
10…車載用テレビチューナ、 11…受信部、
12…マイクロコンピュータ、 13…メモリ、
14…操作部材、 15…アンテ
ナ、111 …フロントエンド部、 112 …中間
周波増幅部、113 …映像検波部、 11
4 …映像増幅部、115 …音声中間周波増幅部、
116 …音声検波部、117 …MPX/増幅部
フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA23 BA12 BA22 BA27 CB08 DA07 5J103 AA13 CB04 CB05 FA03 GA11 GB03 HC02 JA09 MA09 5K061 AA09 BB01 BB07 GG09 GG10 JJ06 JJ07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定された周波数の放送を受信する受信手
    段と、任意の受信周波数を記憶する記憶手段と、前記記
    憶された受信周波数を読出して前記受信手段に設定する
    周波数設定手段とを備えた車載用受信機において、 前記記憶手段は、1つの選局スイッチに対応して前記受
    信周波数を記憶する記憶領域を有し、この記憶領域には
    複数の受信周波数を記憶することを特徴とする車載用受
    信機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の受信機において、 前記記憶領域に記憶された複数の受信周波数の中から1
    つの受信周波数を自動選択して前記受信手段に設定する
    ように前記周波数設定手段を制御する制御手段を備える
    ことを特徴とする車載用受信機。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の受信機において、 前記受信手段で受信された信号強度を検出する信号強度
    検出手段と、 前記周波数設定手段で設定されている受信周波数の電波
    を受信中に、前記信号強度検出手段で検出された信号強
    度が所定値よりも低くなった時、前記記憶領域に記憶さ
    れた他の受信周波数を前記受信手段に設定して、その中
    から信号強度がより高い周波数を自動選択するように前
    記周波数設定手段を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする車載用受信機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の受信機において、 前記記憶領域に記憶された複数の受信周波数でそれぞれ
    受信した電波の信号強度の全てが所定値よりも低い時、
    前記制御手段は前記自動選択の動作を停止することを特
    徴とする車載用受信機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の受信機において、 前記制御手段が前記自動選択の動作を停止する時、前記
    自動選択の動作を行う前に選択されていた受信周波数を
    選択してから前記自動選択の動作を停止することを特徴
    とする車載用受信機。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の受信機において、 前記自動選択の動作を停止してからの時間を計時する計
    時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段による計
    時時間が所定値以上になると前記自動選択の動作を再開
    することを特徴とする車載用受信機。
  7. 【請求項7】請求項3に記載の受信機において、 操作者の設定により前記自動選択の動作を禁止する禁止
    手段を備えることを特徴とする車載用受信機。
  8. 【請求項8】請求項3に記載の受信機において、 前記記憶領域に1つの受信周波数だけが記憶されている
    時、前記制御手段は前記自動選択の動作を禁止すること
    を特徴とする車載用受信機。
  9. 【請求項9】設定された周波数の放送を受信する受信手
    段と、任意の受信周波数を記憶する記憶手段と、前記記
    憶された受信周波数を読出して前記受信手段に設定する
    周波数設定手段とを備えた車載用受信機において、 1つの選局スイッチに対応して前記受信周波数を記憶す
    る記憶領域を有し、この記憶領域に複数の受信周波数を
    記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された複数の受信周波数の中
    から最後に読出された受信周波数を記憶する第2の記憶
    手段と、 前記記憶領域を選択する選択手段と、 前記選択手段により記憶領域が選択された時、選択され
    た記憶領域で前記最後に読出された受信周波数を前記第
    2の記憶手段から読出して前記受信手段に設定するよう
    に前記周波数設定手段を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする車載用受信機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004312208A (ja) * 2003-04-04 2004-11-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像提示装置、映像提示方法及び映像提示プログラム

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