JP2001128443A - 電源制御ユニット - Google Patents
電源制御ユニットInfo
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- JP2001128443A JP2001128443A JP30044199A JP30044199A JP2001128443A JP 2001128443 A JP2001128443 A JP 2001128443A JP 30044199 A JP30044199 A JP 30044199A JP 30044199 A JP30044199 A JP 30044199A JP 2001128443 A JP2001128443 A JP 2001128443A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
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- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Power Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は電源制御ユニットに関し、入力電圧の
変動に対して常に安定した出力電圧が得られるようにす
る。 【解決手段】電圧値の異なる第1又は第2の電源電圧の
いずれかでパソコン等の機器から供給される電源電圧に
より動作し、入力部25から入力された電源電圧をスイ
ッチング電源、もしくはリニア電源として出力部26に
出力する電源制御ユニットであって、電源電圧が変動し
た場合においても出力を安定させるための安定回路27
を備えた。また、安定回路27を抵抗で構成した。更
に、スイッチング電源を得るために、出力部26の出力
電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出力する誤
差増幅器31と、三角波発生部33と、コンパレータ3
2を有するスイッチングレギュレータ・コントローラ2
8を備え、安定回路27を入力部25と誤差増幅器31
との間に設けた。
変動に対して常に安定した出力電圧が得られるようにす
る。 【解決手段】電圧値の異なる第1又は第2の電源電圧の
いずれかでパソコン等の機器から供給される電源電圧に
より動作し、入力部25から入力された電源電圧をスイ
ッチング電源、もしくはリニア電源として出力部26に
出力する電源制御ユニットであって、電源電圧が変動し
た場合においても出力を安定させるための安定回路27
を備えた。また、安定回路27を抵抗で構成した。更
に、スイッチング電源を得るために、出力部26の出力
電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出力する誤
差増幅器31と、三角波発生部33と、コンパレータ3
2を有するスイッチングレギュレータ・コントローラ2
8を備え、安定回路27を入力部25と誤差増幅器31
との間に設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理機器を含む各種機器に対して着脱可
能なPCカード、CFカード(Compact Flash Memory C
ard )等(例えば、モデムカード等のI/Oカード、メ
モリカード)に内蔵される電源制御ユニットに関し、例
えば、直流電圧5V/3.3V両入力対応電源に用いて
好適な電源制御ユニットに関する。
ュータ等の情報処理機器を含む各種機器に対して着脱可
能なPCカード、CFカード(Compact Flash Memory C
ard )等(例えば、モデムカード等のI/Oカード、メ
モリカード)に内蔵される電源制御ユニットに関し、例
えば、直流電圧5V/3.3V両入力対応電源に用いて
好適な電源制御ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の説明図であり、A図はメ
モリカードのブロック図、B図は電源電圧制御回路の詳
細図である。以下、図5に基づいて従来例を説明する。
モリカードのブロック図、B図は電源電圧制御回路の詳
細図である。以下、図5に基づいて従来例を説明する。
【0003】従来、PCMCIA(Personal Computer
Memory Card International Association )仕様に基づ
くDRAMメモリを使用したPCカード、特に、低消費
電力で、電源電圧に依存せず使用できるメモリカードが
知られていた(特開平9−231339号公報参照)。
Memory Card International Association )仕様に基づ
くDRAMメモリを使用したPCカード、特に、低消費
電力で、電源電圧に依存せず使用できるメモリカードが
知られていた(特開平9−231339号公報参照)。
【0004】図5のA図に示したように、前記メモリカ
ード1は、入力を電源に接続した電源電圧制御回路2
と、電源電圧制御回路2の出力に接続し、パーソナルコ
ンピュータ(以下、「PC」と記す)との間のデータ及
び各種制御信号の電圧を変換するため、データアクセス
制御線に接続した入出力バッファ3と、入出力バッファ
3を介してPCからデータ及び各種制御信号のやりとり
を行うために入出力バッファ3に接続し、電源電圧制御
回路2の出力に接続し、3.3Vで動作するDRAM集
積回路4とからなる。
ード1は、入力を電源に接続した電源電圧制御回路2
と、電源電圧制御回路2の出力に接続し、パーソナルコ
ンピュータ(以下、「PC」と記す)との間のデータ及
び各種制御信号の電圧を変換するため、データアクセス
制御線に接続した入出力バッファ3と、入出力バッファ
3を介してPCからデータ及び各種制御信号のやりとり
を行うために入出力バッファ3に接続し、電源電圧制御
回路2の出力に接続し、3.3Vで動作するDRAM集
積回路4とからなる。
【0005】また、電源電圧制御回路2、入出力バッフ
ァ3、DRAM集積回路4は、基準電位を与える接地線
(グランド線)GNDに接続されている。そして、電源
線には、PCからの電源電圧3.3V又は5Vの直流電
圧(入力電圧VIN)が供給される。電源電圧制御回路2
は、電源線を介して供給された電圧VINを所定の電圧
(3.3V)に変換し、入出力バッファ3とDRAM集
積回路4に供給する。
ァ3、DRAM集積回路4は、基準電位を与える接地線
(グランド線)GNDに接続されている。そして、電源
線には、PCからの電源電圧3.3V又は5Vの直流電
圧(入力電圧VIN)が供給される。電源電圧制御回路2
は、電源線を介して供給された電圧VINを所定の電圧
(3.3V)に変換し、入出力バッファ3とDRAM集
積回路4に供給する。
【0006】入出力バッファ3は、PCとDRAM集積
回路4との間に介在し、PCとDRAM集積回路4との
間でやりとりされる信号の電圧を相互に変換する。すな
わち、PC側からの信号の電圧は、3.3V又は5Vで
あり、DRAM集積回路4で処理できる信号の電圧は、
3.3Vである。
回路4との間に介在し、PCとDRAM集積回路4との
間でやりとりされる信号の電圧を相互に変換する。すな
わち、PC側からの信号の電圧は、3.3V又は5Vで
あり、DRAM集積回路4で処理できる信号の電圧は、
3.3Vである。
【0007】電源電圧制御回路2の詳細図は図5のB図
に示した通りである。前記電源電圧制御回路2は、入力
を入力端子に接続した第1ウインドコンパレータ5と、
一端を入力端子に接続し、第1ウインドコンパレータ5
からの制御信号により開閉を行う第1スイッチ7と、入
力を第1スイッチ7の他端に接続し、出力を出力端子に
接続したDC−DCコンバータ9と、入力を入力端子に
接続した第2ウインドコンパレータ6と、一端を入力端
子に接続し、他端を出力端子に接続し、第2ウインドコ
ンパレータ6からの制御信号により開閉を行う第2スイ
ッチ8からなる。
に示した通りである。前記電源電圧制御回路2は、入力
を入力端子に接続した第1ウインドコンパレータ5と、
一端を入力端子に接続し、第1ウインドコンパレータ5
からの制御信号により開閉を行う第1スイッチ7と、入
力を第1スイッチ7の他端に接続し、出力を出力端子に
接続したDC−DCコンバータ9と、入力を入力端子に
接続した第2ウインドコンパレータ6と、一端を入力端
子に接続し、他端を出力端子に接続し、第2ウインドコ
ンパレータ6からの制御信号により開閉を行う第2スイ
ッチ8からなる。
【0008】電源電圧制御回路2では、例えば、第1ウ
インドコンパレータ5は5V±10%(4.5〜5.5
V)の入力電圧に対してハイレベル「H」を出力し、第
2ウインドコンパレータ6は3.3V±10%(3.0
〜3.6V)の入力電圧に対してハイレベル「H」を出
力する。
インドコンパレータ5は5V±10%(4.5〜5.5
V)の入力電圧に対してハイレベル「H」を出力し、第
2ウインドコンパレータ6は3.3V±10%(3.0
〜3.6V)の入力電圧に対してハイレベル「H」を出
力する。
【0009】この電源電圧制御回路2において、入力端
子にはPCからの3.3V又は5Vの電圧(10%以内
の変動を有する)が供給される。今、入力端子に5Vの
電圧が供給されると、第2ウインドコンパレータ6の出
力はローレベル「L」になり第2スイッチ8はオフにな
る。また、この時、第1ウインドコンパレータ5の出力
はハイレベル「H」になり第1スイッチ7はオンにな
る。これにより、DC−DCコンバータ9はPCからの
供給電圧を3.3Vに変換し出力する。
子にはPCからの3.3V又は5Vの電圧(10%以内
の変動を有する)が供給される。今、入力端子に5Vの
電圧が供給されると、第2ウインドコンパレータ6の出
力はローレベル「L」になり第2スイッチ8はオフにな
る。また、この時、第1ウインドコンパレータ5の出力
はハイレベル「H」になり第1スイッチ7はオンにな
る。これにより、DC−DCコンバータ9はPCからの
供給電圧を3.3Vに変換し出力する。
【0010】次に、入力端子に3.3Vの電圧が供給さ
れると、第1ウインドコンパレータ5の出力はローレベ
ル「L」になり第1スイッチ7はオフになる。また、こ
の時、第2ウインドコンパレータ5の出力はハイレベル
「H」になり第2スイッチ7はオンになる。これによ
り、DC−DCコンバータ9は動作せず、入力電圧がそ
のまま出力される(スルーの状態)。
れると、第1ウインドコンパレータ5の出力はローレベ
ル「L」になり第1スイッチ7はオフになる。また、こ
の時、第2ウインドコンパレータ5の出力はハイレベル
「H」になり第2スイッチ7はオンになる。これによ
り、DC−DCコンバータ9は動作せず、入力電圧がそ
のまま出力される(スルーの状態)。
【0011】このようにして、電源電圧制御回路2で
は、入力電圧が5Vの時は、高効率のDC−DCコンバ
ータ9を介して電圧を3.3Vの電圧に変換して出力し
(スイッチング電源として出力し)、また、入力電圧が
3.3Vの時は、入力電圧をそのまま出力する(リニア
電源として出力する)。
は、入力電圧が5Vの時は、高効率のDC−DCコンバ
ータ9を介して電圧を3.3Vの電圧に変換して出力し
(スイッチング電源として出力し)、また、入力電圧が
3.3Vの時は、入力電圧をそのまま出力する(リニア
電源として出力する)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。すなわち、従
来例の電源電圧制御回路2は、構造上、5±0.5V、
3.3±0.33Vの入力に対しては、3.3Vの出力
が可能であるが、入力電圧が3.3V付近で変動する場
合においては、第1ウインドコンパレータ5と第2ウイ
ンドコンパレータ6の切り替えが不安定となり、それに
伴って出力電圧が安定しない。そのため、電源電圧制御
回路2の出力により駆動される3.3V駆動機器(例え
ば、前記DRAM集積回路4)の動作に支障を来す、と
いう課題があった。
のにおいては、次のような課題があった。すなわち、従
来例の電源電圧制御回路2は、構造上、5±0.5V、
3.3±0.33Vの入力に対しては、3.3Vの出力
が可能であるが、入力電圧が3.3V付近で変動する場
合においては、第1ウインドコンパレータ5と第2ウイ
ンドコンパレータ6の切り替えが不安定となり、それに
伴って出力電圧が安定しない。そのため、電源電圧制御
回路2の出力により駆動される3.3V駆動機器(例え
ば、前記DRAM集積回路4)の動作に支障を来す、と
いう課題があった。
【0013】本発明は、このような従来の課題を解決
し、入力電圧の変動に対して常に安定した出力電圧が得
られるようにすることを目的とする。
し、入力電圧の変動に対して常に安定した出力電圧が得
られるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。
成するため、次のように構成した。
【0015】(1) :電圧値の異なる第1又は第2の電源
電圧のいずれかで情報処理機器を含む各種機器から供給
される電源電圧により動作し、入力部から入力された電
源電圧をスイッチング電源、もしくはリニア電源として
出力部に出力する電源制御ユニットであって、前記電源
電圧が変動した場合においても出力を安定させるための
安定回路を備えている。
電圧のいずれかで情報処理機器を含む各種機器から供給
される電源電圧により動作し、入力部から入力された電
源電圧をスイッチング電源、もしくはリニア電源として
出力部に出力する電源制御ユニットであって、前記電源
電圧が変動した場合においても出力を安定させるための
安定回路を備えている。
【0016】(2) :前記(1) の電圧制御ユニットにおい
て、前記安定回路は抵抗である。
て、前記安定回路は抵抗である。
【0017】(3) :前記(1) の電圧制御ユニットにおい
て、前記スイッチング電源を得るために、前記出力部の
出力電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出力す
る誤差増幅器と、三角波信号を発生させる三角波発生部
と、前記誤差信号と三角波信号との比較を行なうコンパ
レータを有するスイッチングレギュレータ・コントロー
ラを備え、前記安定回路を、前記入力部と誤差増幅器と
の間に設けた。
て、前記スイッチング電源を得るために、前記出力部の
出力電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出力す
る誤差増幅器と、三角波信号を発生させる三角波発生部
と、前記誤差信号と三角波信号との比較を行なうコンパ
レータを有するスイッチングレギュレータ・コントロー
ラを備え、前記安定回路を、前記入力部と誤差増幅器と
の間に設けた。
【0018】(作用)前記構成に基づく本発明の作用
を、図1に基づいて説明する。
を、図1に基づいて説明する。
【0019】スイッチングレギュレータ・コントローラ
28は、出力部26の出力電圧VOU T の監視を行ってお
り、例えば、3.3Vの一定出力電圧を出すようにして
いる。また、このスイッチングレギュレータ・コントロ
ーラ28は、例えば、入力電圧5V〜3.8V付近の場
合、スイッチングレギュレータとして機能する。
28は、出力部26の出力電圧VOU T の監視を行ってお
り、例えば、3.3Vの一定出力電圧を出すようにして
いる。また、このスイッチングレギュレータ・コントロ
ーラ28は、例えば、入力電圧5V〜3.8V付近の場
合、スイッチングレギュレータとして機能する。
【0020】一方、入力部25に、例えば、3.3V〜
3.8V付近の電源電圧が入力されると、スイッチング
レギュレータ・コントローラ28は、リニア電源として
機能し、スイッチング動作を止め、入力部25から出力
部26に直接、電源電圧を出力する(スルーの状態)。
3.8V付近の電源電圧が入力されると、スイッチング
レギュレータ・コントローラ28は、リニア電源として
機能し、スイッチング動作を止め、入力部25から出力
部26に直接、電源電圧を出力する(スルーの状態)。
【0021】この場合、入力部25に印加される入力電
圧VINが、スイッチングレギュレータ・コントローラ2
8の動作電圧の下限付近まで変動すると、安定回路27
により入力電圧が低下するため、出力部26から出力さ
れる出力電圧は急速に3.3Vに引っ張られる。
圧VINが、スイッチングレギュレータ・コントローラ2
8の動作電圧の下限付近まで変動すると、安定回路27
により入力電圧が低下するため、出力部26から出力さ
れる出力電圧は急速に3.3Vに引っ張られる。
【0022】この時、スイッチングレギュレータ・コン
トローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア電
源として入力部25から出力部26に直接、電源電圧を
出力させる(スルー状態にする)のを補助する。すなわ
ち、安定回路27の抵抗により入力電圧を低下させた分
だけ、早くスルー側へ引き込むことができる。
トローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア電
源として入力部25から出力部26に直接、電源電圧を
出力させる(スルー状態にする)のを補助する。すなわ
ち、安定回路27の抵抗により入力電圧を低下させた分
だけ、早くスルー側へ引き込むことができる。
【0023】このようにして、前記安定回路27により
電源制御ユニット13は、動作電圧下限値において、ス
イッチング動作が不安定となり、それに伴い出力電圧も
不安定になってしまう、という課題を解決し、常に、安
定した電源電圧を出力することができる。
電源制御ユニット13は、動作電圧下限値において、ス
イッチング動作が不安定となり、それに伴い出力電圧も
不安定になってしまう、という課題を解決し、常に、安
定した電源電圧を出力することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0025】§1:電源制御ユニットの概要 電源制御ユニットの概要は次の通りである。
【0026】:基準電圧の低いスイッチングレギュレ
ータ・コントローラ(IC)を選定することにより、5
V〜3.8V付近までの広い範囲の入力に対しては降圧
型チョッパ方式、3.8V〜3.3V入力に対してはス
イッチング動作させずに、入力電圧をそのまま出力部に
スルーさせる構成とした。
ータ・コントローラ(IC)を選定することにより、5
V〜3.8V付近までの広い範囲の入力に対しては降圧
型チョッパ方式、3.8V〜3.3V入力に対してはス
イッチング動作させずに、入力電圧をそのまま出力部に
スルーさせる構成とした。
【0027】:出力電圧を安定させるために、入力部
と誤差増幅器との間に抵抗等からなる安定回路を設け
た。
と誤差増幅器との間に抵抗等からなる安定回路を設け
た。
【0028】:入力電圧が、出力電圧値付近(3.4
V〜3.8V)の場合、出力電圧を3.3Vに収束させ
る構成とした。
V〜3.8V)の場合、出力電圧を3.3Vに収束させ
る構成とした。
【0029】:PCMCIA規格の既定値である電圧
を、安定して供給可能とする。
を、安定して供給可能とする。
【0030】:パーソナルコンピュータ等の情報処理
機器の電源供給が、3.3V/5Vのどちらの場合で
も、ほぼ3.3Vの出力を可能とする構成とした。
機器の電源供給が、3.3V/5Vのどちらの場合で
も、ほぼ3.3Vの出力を可能とする構成とした。
【0031】§2:PCカードと電源制御ユニットの説
明 図1はPCカードの説明図であり、A図はPCカードの
構成例、B図は電源制御ユニットのブロック図である。
明 図1はPCカードの説明図であり、A図はPCカードの
構成例、B図は電源制御ユニットのブロック図である。
【0032】PCカード11は、パーソナルコンピュー
タ等の情報処理機器(或いは電子機器)と接続するイン
ターフェィスコネクタ12(例えば、PCMCIA規格
では68ピン、CF規格では50ピン)を備えている。
このインターフェィスコネクタ12は、少なくとも電源
電圧を情報処理機器等から供給するための電源端子18
と、前記情報処理機器とPCカード11との間でデータ
のやりとりを行うデータ端子19と、基準電位が与えら
れる接地端子(グランド端子)GND等を備えている。
タ等の情報処理機器(或いは電子機器)と接続するイン
ターフェィスコネクタ12(例えば、PCMCIA規格
では68ピン、CF規格では50ピン)を備えている。
このインターフェィスコネクタ12は、少なくとも電源
電圧を情報処理機器等から供給するための電源端子18
と、前記情報処理機器とPCカード11との間でデータ
のやりとりを行うデータ端子19と、基準電位が与えら
れる接地端子(グランド端子)GND等を備えている。
【0033】電源制御ユニット13は、通常、電源端子
18と直接電気的に接続可能なように、該電源端子18
と、メモリ15、コントローラ16等を含む機能回路1
4との間に配置される。また、電源制御ユニット13と
機能回路14との間には入出力バッファ17が配置され
る。そして、PC等の情報処理機器から入力される電源
電圧は、電源端子18、電源制御ユニット13を介して
入出力バッファ17と各機能回路14に供給される。デ
ータ端子19は、機能回路14と電気的に接続し、デー
タやアドレス等のやりとりを行う。
18と直接電気的に接続可能なように、該電源端子18
と、メモリ15、コントローラ16等を含む機能回路1
4との間に配置される。また、電源制御ユニット13と
機能回路14との間には入出力バッファ17が配置され
る。そして、PC等の情報処理機器から入力される電源
電圧は、電源端子18、電源制御ユニット13を介して
入出力バッファ17と各機能回路14に供給される。デ
ータ端子19は、機能回路14と電気的に接続し、デー
タやアドレス等のやりとりを行う。
【0034】例えば、PCにPCカード11が挿入さ
れ、該PCカード11がインターフェィスコネクタ18
を介してPCと電気的に接続されると、PCでは、先
ず、PCカード11のメモリ15内の属性情報格納領域
に格納されている属性情報(CIS)を解読する。そし
て、前記属性情報を解読した後、PCカード11の動作
可能な標準電圧(5V又は3.3V)をPCからPCカ
ード11へ供給して、該PCカード11を駆動する。
れ、該PCカード11がインターフェィスコネクタ18
を介してPCと電気的に接続されると、PCでは、先
ず、PCカード11のメモリ15内の属性情報格納領域
に格納されている属性情報(CIS)を解読する。そし
て、前記属性情報を解読した後、PCカード11の動作
可能な標準電圧(5V又は3.3V)をPCからPCカ
ード11へ供給して、該PCカード11を駆動する。
【0035】図1のB図に示したように、電源制御ユニ
ット13は、主に、入力部25と、安定回路27と、ス
イッチングレギュレータ・コントローラ28と、出力部
26を備えている。そして、スイッチングレギュレータ
・コントローラ28は、主な構成要素として、出力部2
6の出力電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出
力する誤差増幅器31と、三角波信号を発生させる三角
波発生部33と、前記誤差信号と三角波信号との比較を
行なうコンパレータ32を備えている。前記スイッチン
グレギュレータ・コントローラ28は、市販されている
IC(集積回路)の場合もあり、例えば、富士通(株)
製の「MB3817」等が知られている。
ット13は、主に、入力部25と、安定回路27と、ス
イッチングレギュレータ・コントローラ28と、出力部
26を備えている。そして、スイッチングレギュレータ
・コントローラ28は、主な構成要素として、出力部2
6の出力電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号を出
力する誤差増幅器31と、三角波信号を発生させる三角
波発生部33と、前記誤差信号と三角波信号との比較を
行なうコンパレータ32を備えている。前記スイッチン
グレギュレータ・コントローラ28は、市販されている
IC(集積回路)の場合もあり、例えば、富士通(株)
製の「MB3817」等が知られている。
【0036】このスイッチングレギュレータ・コントロ
ーラ28は、出力部26の出力電圧VOUT の監視を行っ
ており、常に、3.3Vの一定出力電圧を出すようにし
ている。また、このスイッチングレギュレータ・コント
ローラ28は、入力電圧5V〜3.8V付近の場合、ス
イッチングレギュレータとして機能する。
ーラ28は、出力部26の出力電圧VOUT の監視を行っ
ており、常に、3.3Vの一定出力電圧を出すようにし
ている。また、このスイッチングレギュレータ・コント
ローラ28は、入力電圧5V〜3.8V付近の場合、ス
イッチングレギュレータとして機能する。
【0037】一方、入力部25に3.3V〜3.8V付
近の電源電圧が入力されると、スイッチングレギュレー
タ・コントローラ28は、リニア電源として機能し、ス
イッチング動作を止め、入力部25から出力部26に直
接電源電圧を出力する(入力部25に印加された電圧を
出力部26へスルーさせる状態)。
近の電源電圧が入力されると、スイッチングレギュレー
タ・コントローラ28は、リニア電源として機能し、ス
イッチング動作を止め、入力部25から出力部26に直
接電源電圧を出力する(入力部25に印加された電圧を
出力部26へスルーさせる状態)。
【0038】ここで、入力部25とスイッチングレギュ
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31との間
に、出力電圧を安定させるための安定回路27が設けて
ある。この安定回路27は、抵抗或いはダイオード等の
電圧降下が可能な素子で構成され、スイッチングレギュ
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31の入力抵
抗となるものである。なお、素子の特性やコスト面等か
ら、安定回路27には抵抗を使用するのが好ましい。
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31との間
に、出力電圧を安定させるための安定回路27が設けて
ある。この安定回路27は、抵抗或いはダイオード等の
電圧降下が可能な素子で構成され、スイッチングレギュ
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31の入力抵
抗となるものである。なお、素子の特性やコスト面等か
ら、安定回路27には抵抗を使用するのが好ましい。
【0039】このような構成の電源制御ユニット13に
おいて、入力部25に印加される入力電圧VINが、スイ
ッチングレギュレータ・コントローラ28の動作電圧の
下限付近まで変動した場合、前記安定回路27により入
力電圧が低下するため、出力端子26から出力される出
力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張られる。
おいて、入力部25に印加される入力電圧VINが、スイ
ッチングレギュレータ・コントローラ28の動作電圧の
下限付近まで変動した場合、前記安定回路27により入
力電圧が低下するため、出力端子26から出力される出
力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張られる。
【0040】このため、スイッチングレギュレータ・コ
ントローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア
電源として、入力部25から出力部26に直接、電源電
圧を出力させる(スルー状態にする)のを補助する。す
なわち、安定回路27の抵抗等により入力電圧を低下さ
せた分だけ早くスルー側へ引き込むことができる。
ントローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア
電源として、入力部25から出力部26に直接、電源電
圧を出力させる(スルー状態にする)のを補助する。す
なわち、安定回路27の抵抗等により入力電圧を低下さ
せた分だけ早くスルー側へ引き込むことができる。
【0041】そして、安定回路27の抵抗により、電源
制御ユニット13は、動作電圧下限値において、スイッ
チング動作が不安定となり、それに伴い出力電圧も不安
定になってしまう、という課題を解決し、常に、安定し
た電源電圧を出力することができる。
制御ユニット13は、動作電圧下限値において、スイッ
チング動作が不安定となり、それに伴い出力電圧も不安
定になってしまう、という課題を解決し、常に、安定し
た電源電圧を出力することができる。
【0042】§3:電源制御ユニットの具体例による説
明 図2は電源制御ユニットの説明図であり、図3はスイッ
チングレギュレータ・コントローラの具体例である。以
下、図2、図3に基づいて電源制御ユニットの具体例を
説明する。
明 図2は電源制御ユニットの説明図であり、図3はスイッ
チングレギュレータ・コントローラの具体例である。以
下、図2、図3に基づいて電源制御ユニットの具体例を
説明する。
【0043】前記電源制御ユニット13は、例えば図2
のように構成されている。この例では、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28を市販のICで構成し、
入力部25とスイッチングレギュレータ・コントローラ
28との間に接続した抵抗R5で安定回路27を構成す
る。また、スイッチングレギュレータ・コントローラ2
8には、抵抗R1、R2、R3、R4、コンデンサC1
〜C8、インダクタ(コイル)L1、ツェナーダイオー
ドZD、トランジスタQ1等を接続し、前記抵抗R1、
インダクタL1、コンデンサC7を出力部26に接続す
る。
のように構成されている。この例では、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28を市販のICで構成し、
入力部25とスイッチングレギュレータ・コントローラ
28との間に接続した抵抗R5で安定回路27を構成す
る。また、スイッチングレギュレータ・コントローラ2
8には、抵抗R1、R2、R3、R4、コンデンサC1
〜C8、インダクタ(コイル)L1、ツェナーダイオー
ドZD、トランジスタQ1等を接続し、前記抵抗R1、
インダクタL1、コンデンサC7を出力部26に接続す
る。
【0044】前記抵抗R1、R2は、出力部26の電圧
を分圧し、その分圧した電圧をスイッチングレギュレー
タ・コントローラ28に入力するものであり、抵抗R5
は入力部25の入力電圧を降下させてスイッチングレギ
ュレータ・コントローラ28に入力するものである。
を分圧し、その分圧した電圧をスイッチングレギュレー
タ・コントローラ28に入力するものであり、抵抗R5
は入力部25の入力電圧を降下させてスイッチングレギ
ュレータ・コントローラ28に入力するものである。
【0045】トランジスタQ1は、スイッチングレギュ
レータ・コントローラ28からの制御信号によりオン/
オフ駆動されるものであり、ツェナーダイオードZD
は、トランジスタQ1がオフになった時に、インダクタ
L1に電流を流す役割をするものである。インダクタL
1とコンデンサC7は、出力部26の出力電圧を平滑化
するものである。
レータ・コントローラ28からの制御信号によりオン/
オフ駆動されるものであり、ツェナーダイオードZD
は、トランジスタQ1がオフになった時に、インダクタ
L1に電流を流す役割をするものである。インダクタL
1とコンデンサC7は、出力部26の出力電圧を平滑化
するものである。
【0046】スイッチングレギュレータ・コントローラ
28の内部は、図3のように構成されている。なお、図
3ではこの発明に関係する部分を図示し、他の部分は図
示省略してある。図3に示したように、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28内には、スイッチング電
源を得るために、前記出力部26の出力電圧と基準電圧
との誤差を求めて誤差信号を出力する誤差増幅器31
と、三角波信号を発生させる三角波発生部33と、前記
誤差信号と三角波信号との比較を行なうコンパレータ3
2と、論理回路41と、OFF電流設定回路42と、駆
動回路43と、トランジスタQ11、Q12等が設けて
ある。なお、Refは、バイアス電圧(bias) を基に、
一定の基準電圧を出力するものである。
28の内部は、図3のように構成されている。なお、図
3ではこの発明に関係する部分を図示し、他の部分は図
示省略してある。図3に示したように、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28内には、スイッチング電
源を得るために、前記出力部26の出力電圧と基準電圧
との誤差を求めて誤差信号を出力する誤差増幅器31
と、三角波信号を発生させる三角波発生部33と、前記
誤差信号と三角波信号との比較を行なうコンパレータ3
2と、論理回路41と、OFF電流設定回路42と、駆
動回路43と、トランジスタQ11、Q12等が設けて
ある。なお、Refは、バイアス電圧(bias) を基に、
一定の基準電圧を出力するものである。
【0047】また、スイッチングレギュレータ・コント
ローラ28には、P1〜P16の各ピンが設けてあり、
これらの各ピンに図2に示した素子等を接続する。この
場合、スイッチングレギュレータ・コントローラ28の
ピンP4には、抵抗R1、R2の接続点と抵抗R5の一
端が接続され、P3には基準電圧(VREF)線が接続
されている。また、P9にはトランジスタQ1のエミッ
タを接続し、P10にはトランジスタQ1のベースを接
続する。
ローラ28には、P1〜P16の各ピンが設けてあり、
これらの各ピンに図2に示した素子等を接続する。この
場合、スイッチングレギュレータ・コントローラ28の
ピンP4には、抵抗R1、R2の接続点と抵抗R5の一
端が接続され、P3には基準電圧(VREF)線が接続
されている。また、P9にはトランジスタQ1のエミッ
タを接続し、P10にはトランジスタQ1のベースを接
続する。
【0048】§4:動作の説明 前記電源制御ユニット13の動作は次の通りである。こ
のスイッチングレギュレータ・コントローラ28は、抵
抗R1、R2の接続点の電圧をスイッチングレギュレー
タ・コントローラ28に入力することで、出力部26の
出力電圧VOUTの監視を行っており、常に、3.3Vの
一定出力電圧を出すようにしている。
のスイッチングレギュレータ・コントローラ28は、抵
抗R1、R2の接続点の電圧をスイッチングレギュレー
タ・コントローラ28に入力することで、出力部26の
出力電圧VOUTの監視を行っており、常に、3.3Vの
一定出力電圧を出すようにしている。
【0049】また、このスイッチングレギュレータ・コ
ントローラ28は、入力電圧5V〜3.8V付近の場
合、スイッチングレギュレータとして機能する。すなわ
ち、スイッチングレギュレータ・コントローラ28のピ
ンP3、P4に入力した電圧を誤差増幅器31に入力
し、誤差増幅器31により出力電圧と基準電圧との誤差
を求めてコンパレータ32へ出力する。
ントローラ28は、入力電圧5V〜3.8V付近の場
合、スイッチングレギュレータとして機能する。すなわ
ち、スイッチングレギュレータ・コントローラ28のピ
ンP3、P4に入力した電圧を誤差増幅器31に入力
し、誤差増幅器31により出力電圧と基準電圧との誤差
を求めてコンパレータ32へ出力する。
【0050】コンパレータ32では、誤差増幅器31か
ら出力される誤差信号(エラー信号)と三角波発生部3
3からの三角波信号を比較し、比較結果の信号を論理回
路41へ出力する。そして、論理回路41からの出力信
号を基に、OFF電流設定回路42と駆動回路43によ
りトランジスタQ11、Q12を駆動し、該トランジス
タQ11、Q12によりトランジスタQ1を駆動する。
ら出力される誤差信号(エラー信号)と三角波発生部3
3からの三角波信号を比較し、比較結果の信号を論理回
路41へ出力する。そして、論理回路41からの出力信
号を基に、OFF電流設定回路42と駆動回路43によ
りトランジスタQ11、Q12を駆動し、該トランジス
タQ11、Q12によりトランジスタQ1を駆動する。
【0051】この場合、入力端子25の入力電圧が5V
〜3.8V付近であれば、トランジスタQ11、Q12
はオン/オフ駆動されるので、その出力パルスによりト
ランジスタQ1がオン/オフ駆動される。このようにし
て、入力電圧5V〜3.8V付近の場合、スイッチング
レギュレータとして機能する。
〜3.8V付近であれば、トランジスタQ11、Q12
はオン/オフ駆動されるので、その出力パルスによりト
ランジスタQ1がオン/オフ駆動される。このようにし
て、入力電圧5V〜3.8V付近の場合、スイッチング
レギュレータとして機能する。
【0052】一方、入力部25に3.3V〜3.8V付
近の電源電圧が入力されると、スイッチングレギュレー
タ・コントローラ28は、リニア電源として機能し、前
記スイッチング動作を止め、入力部25から出力部26
に直接、電源電圧を出力する。この場合、トランジスタ
Q11、Q12はオン/オフ駆動されず、トランジスタ
Q11がオフ、トランジスタQ12がオン状態のままと
なる。そのため、トランジスタQ1はオンのままとな
り、入力部25から出力部26に直接、電源電圧
(VCC)を出力する。
近の電源電圧が入力されると、スイッチングレギュレー
タ・コントローラ28は、リニア電源として機能し、前
記スイッチング動作を止め、入力部25から出力部26
に直接、電源電圧を出力する。この場合、トランジスタ
Q11、Q12はオン/オフ駆動されず、トランジスタ
Q11がオフ、トランジスタQ12がオン状態のままと
なる。そのため、トランジスタQ1はオンのままとな
り、入力部25から出力部26に直接、電源電圧
(VCC)を出力する。
【0053】ここで、入力部25とスイッチングレギュ
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31との間
に、出力電圧を安定させるための安定回路27として、
抵抗R5が設けてある。この抵抗R5は、入力部25に
入力した入力電圧VINを降下させた後、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28内の誤差増幅器31へ入
力させている。
レータ・コントローラ28内の誤差増幅器31との間
に、出力電圧を安定させるための安定回路27として、
抵抗R5が設けてある。この抵抗R5は、入力部25に
入力した入力電圧VINを降下させた後、スイッチングレ
ギュレータ・コントローラ28内の誤差増幅器31へ入
力させている。
【0054】そして、入力部25に印加される入力電圧
VINが、スイッチングレギュレータ・コントローラ28
の動作電圧の下限付近まで変動した場合、抵抗R5によ
り入力電圧が低下するため、出力端子26から出力され
る出力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張られる。
VINが、スイッチングレギュレータ・コントローラ28
の動作電圧の下限付近まで変動した場合、抵抗R5によ
り入力電圧が低下するため、出力端子26から出力され
る出力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張られる。
【0055】このため、スイッチングレギュレータ・コ
ントローラ28では、トランジスタQ1がオンのままと
なってスイッチング動作を止め、リニア電源として入力
部25から出力部26に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、スイッ
チングレギュレータ・コントローラ28は、入力電圧の
変動に対して不安定なので、抵抗R5等の安定回路27
で入力電圧を降下させることで早くスルー側へ移行させ
る。つまり、スルー側の方が安定するので、スルー側へ
の移行を早める。
ントローラ28では、トランジスタQ1がオンのままと
なってスイッチング動作を止め、リニア電源として入力
部25から出力部26に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、スイッ
チングレギュレータ・コントローラ28は、入力電圧の
変動に対して不安定なので、抵抗R5等の安定回路27
で入力電圧を降下させることで早くスルー側へ移行させ
る。つまり、スルー側の方が安定するので、スルー側へ
の移行を早める。
【0056】このようにして、安定回路27の抵抗R5
により、電源制御ユニット13は動作電圧下限値におい
てスイッチング動作が不安定となり、それに伴い出力電
圧も不安定になってしまう、という課題を解決し、安定
した電源電圧が出力できるようになる。
により、電源制御ユニット13は動作電圧下限値におい
てスイッチング動作が不安定となり、それに伴い出力電
圧も不安定になってしまう、という課題を解決し、安定
した電源電圧が出力できるようになる。
【0057】§5:特性の説明 図4は特性説明図であり、A図は特性1(本発明)、B
図は特性2(従来例)であり、横線は入力電圧V
IN(V)、縦線は出力電圧VOUT (V)を示す。以下、
図4に基づいて電源制御ユニットの特性を説明する。な
お。図4に示す特性は、実測に基づく正確な特性ではな
く、実測データに基づいて作成した説明用の特性であ
る。また、比較のため、従来例の特性についても図示し
てある。
図は特性2(従来例)であり、横線は入力電圧V
IN(V)、縦線は出力電圧VOUT (V)を示す。以下、
図4に基づいて電源制御ユニットの特性を説明する。な
お。図4に示す特性は、実測に基づく正確な特性ではな
く、実測データに基づいて作成した説明用の特性であ
る。また、比較のため、従来例の特性についても図示し
てある。
【0058】前記のように、図5に示した従来例の電源
電圧制御回路2では、入力端子にPCからの3.3V又
は5Vの電圧(10%以内の変動を有する)が供給され
るが、例えば、5Vの電圧が入力されると、第2ウイン
ドコンパレータ6の出力はローレベル「L」になり第2
スイッチ8はオフになる。また、この時、第1ウインド
コンパレータ5の出力はハイレベル「H」になり第1ス
イッチ7はオンになる。これにより、DC−DCコンバ
ータ9でPCからの供給電圧を3.3Vに変換し出力す
る。
電圧制御回路2では、入力端子にPCからの3.3V又
は5Vの電圧(10%以内の変動を有する)が供給され
るが、例えば、5Vの電圧が入力されると、第2ウイン
ドコンパレータ6の出力はローレベル「L」になり第2
スイッチ8はオフになる。また、この時、第1ウインド
コンパレータ5の出力はハイレベル「H」になり第1ス
イッチ7はオンになる。これにより、DC−DCコンバ
ータ9でPCからの供給電圧を3.3Vに変換し出力す
る。
【0059】また、入力端子に3.3Vの電圧が供給さ
れると、第1ウインドコンパレータ5の出力はローレベ
ル「L」になり第1スイッチ7はオフになる。また、こ
の時、第2ウインドコンパレータ6の出力はハイレベル
「H」になり第2スイッチ7はオンになる。これによ
り、DC−DCコンバータ9は動作せず、入力電圧がそ
のまま出力される。
れると、第1ウインドコンパレータ5の出力はローレベ
ル「L」になり第1スイッチ7はオフになる。また、こ
の時、第2ウインドコンパレータ6の出力はハイレベル
「H」になり第2スイッチ7はオンになる。これによ
り、DC−DCコンバータ9は動作せず、入力電圧がそ
のまま出力される。
【0060】このようにして、電源電圧制御回路2で
は、入力電圧が5Vの時は、高効率のDC−DCコンバ
ータ9を介して電圧を3.3Vの電圧に変換し、また、
入力電圧が3.3Vの時は、そのまま出力するため、入
力電圧によらず効率良く所定の電圧を出力する。
は、入力電圧が5Vの時は、高効率のDC−DCコンバ
ータ9を介して電圧を3.3Vの電圧に変換し、また、
入力電圧が3.3Vの時は、そのまま出力するため、入
力電圧によらず効率良く所定の電圧を出力する。
【0061】このように、従来例の電源電圧制御回路2
は、構造上、5±0.5V、3.3±0.33Vの入力
に対しては、3.3Vの出力が可能であるが、入力電圧
が3.3V付近で変動する場合においては、第1ウイン
ドコンパレータ5と第2ウインドコンパレータ6の切り
替えが不安定となり、それに伴って出力電圧が安定しな
い。すわわち、図4のB図に示したように、従来例では
入力電圧が3.8〜4.5V付近では出力電圧が変動
し、安定した電圧を出力できない。
は、構造上、5±0.5V、3.3±0.33Vの入力
に対しては、3.3Vの出力が可能であるが、入力電圧
が3.3V付近で変動する場合においては、第1ウイン
ドコンパレータ5と第2ウインドコンパレータ6の切り
替えが不安定となり、それに伴って出力電圧が安定しな
い。すわわち、図4のB図に示したように、従来例では
入力電圧が3.8〜4.5V付近では出力電圧が変動
し、安定した電圧を出力できない。
【0062】これに対して図4のA図に示した本発明の
電源制御ユニット13では、入力部25に印加される入
力電圧VINが、スイッチングレギュレータ・コントロー
ラ28の動作電圧の下限付近まで変動した場合、安定回
路27により入力電圧が低下するため、出力端子26か
ら出力される出力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張
られる。
電源制御ユニット13では、入力部25に印加される入
力電圧VINが、スイッチングレギュレータ・コントロー
ラ28の動作電圧の下限付近まで変動した場合、安定回
路27により入力電圧が低下するため、出力端子26か
ら出力される出力電圧VOUT は急速に3.3Vに引っ張
られる。
【0063】このため、スイッチングレギュレータ・コ
ントローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア
電源として入力部25から出力部26に直接、電源電圧
を出力させる(スルー状態にする)のを補助する。すな
わち、安定回路27の抵抗R5により入力電圧を低下さ
せた分だけ、早くスルー側へ引き込む。
ントローラ28では、スイッチング動作を止め、リニア
電源として入力部25から出力部26に直接、電源電圧
を出力させる(スルー状態にする)のを補助する。すな
わち、安定回路27の抵抗R5により入力電圧を低下さ
せた分だけ、早くスルー側へ引き込む。
【0064】そして、抵抗R5等の素子で構成される安
定回路27により、電源制御ユニット13は、動作電圧
下限値においてスイッチング動作が不安定となり、それ
に伴い出力電圧も不安定になってしまう、という課題を
解決し、安定した電源電圧を出力できる。すなわち、出
力電圧を常に3.3Vに安定させることができる。
定回路27により、電源制御ユニット13は、動作電圧
下限値においてスイッチング動作が不安定となり、それ
に伴い出力電圧も不安定になってしまう、という課題を
解決し、安定した電源電圧を出力できる。すなわち、出
力電圧を常に3.3Vに安定させることができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。
のような効果がある。
【0066】(1) :安定回路を設けたので、入力部に印
加される入力電圧が、スイッチングレギュレータ・コン
トローラの動作電圧の下限付近まで変動した場合、安定
回路により入力電圧が低下するため、出力端子から出力
される出力電圧は、例えば、規定の出力電圧である3.
3Vに急速に引っ張られる。
加される入力電圧が、スイッチングレギュレータ・コン
トローラの動作電圧の下限付近まで変動した場合、安定
回路により入力電圧が低下するため、出力端子から出力
される出力電圧は、例えば、規定の出力電圧である3.
3Vに急速に引っ張られる。
【0067】このため、スイッチングレギュレータ・コ
ントローラでは、スイッチング動作を止め、リニア電源
として入力部から出力部に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、安定回
路により入力電圧を低下させた分だけ、早くスルー側へ
引き込む。
ントローラでは、スイッチング動作を止め、リニア電源
として入力部から出力部に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、安定回
路により入力電圧を低下させた分だけ、早くスルー側へ
引き込む。
【0068】そして、安定回路により、電源制御ユニッ
トは動作電圧下限値においてスイッチング動作が不安定
となり、それに伴い出力電圧も不安定になってしまう、
という課題を解決し、安定した電源電圧が出力可能にな
る。このようにして、入力電圧が変動した場合において
も、常に安定した出力電圧が得られる。
トは動作電圧下限値においてスイッチング動作が不安定
となり、それに伴い出力電圧も不安定になってしまう、
という課題を解決し、安定した電源電圧が出力可能にな
る。このようにして、入力電圧が変動した場合において
も、常に安定した出力電圧が得られる。
【0069】(2) :安定回路を抵抗により構成したの
で、安価で安定した特性の電源制御ユニットが実現可能
となる。
で、安価で安定した特性の電源制御ユニットが実現可能
となる。
【0070】(3) :安定回路を入力部と誤差増幅器の間
に設けたので、入力部に印加される入力電圧が、スイッ
チングレギュレータ・コントローラの動作電圧の下限付
近まで変動した場合、安定回路により入力電圧が低下す
るため、誤差増幅器の入力電圧も低下する。
に設けたので、入力部に印加される入力電圧が、スイッ
チングレギュレータ・コントローラの動作電圧の下限付
近まで変動した場合、安定回路により入力電圧が低下す
るため、誤差増幅器の入力電圧も低下する。
【0071】そのため、スイッチングレギュレータ・コ
ントローラでは、スイッチング動作を止め、リニア電源
として入力部から出力部に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、安定回
路により入力電圧を低下させた分だけ、早くスルー側へ
引き込む。
ントローラでは、スイッチング動作を止め、リニア電源
として入力部から出力部に直接、電源電圧を出力させる
(スルー状態にする)のを補助する。すなわち、安定回
路により入力電圧を低下させた分だけ、早くスルー側へ
引き込む。
【0072】そして、安定回路により、電源制御ユニッ
トは動作電圧下限値においてスイッチング動作が不安定
となり、それに伴い出力電圧も不安定になってしまう、
という課題を解決し、安定した電源電圧が出力可能にな
る。このようにして、入力電圧の変動に対して常に安定
した出力電圧が得られる。
トは動作電圧下限値においてスイッチング動作が不安定
となり、それに伴い出力電圧も不安定になってしまう、
という課題を解決し、安定した電源電圧が出力可能にな
る。このようにして、入力電圧の変動に対して常に安定
した出力電圧が得られる。
【図1】本発明の実施の形態におけるPCカードの説明
図である。
図である。
【図2】本発明の実施の形態における電源制御ユニット
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるスイッチングレギ
ュレータ・コントローラの具体例である。
ュレータ・コントローラの具体例である。
【図4】本発明の実施の形態における特性説明図であ
る。
る。
【図5】従来例の説明図である。
1 メモリカード 2 電源電圧制御回路 3 入出力バッファ 4 DRAM集積回路 5 第1ウインドコンパレータ 6 第2ウインドコンパレータ 7 第1スイッチ 8 第2スイッチ 9 DC−DCコンバータ 11 PCカード 12 インターフェィスコネクタ 13 電源制御ユニット 14 機能回路 15 メモリ 16 コントローラ 17 入出力バッファ 18 電源端子 19 データ端子 25 入力部 26 出力部 27 安定回路 28 スイッチングレギュレータ・コントローラ 31 誤差増幅器(エラーアンプ) 32 コンパレータ 33 三角波発生部 41 論理回路 42 OFF電流設定回路 43 駆動回路
Claims (3)
- 【請求項1】電圧値の異なる第1又は第2の電源電圧の
いずれかで情報処理機器を含む各種機器から供給される
電源電圧により動作し、入力部から入力された電源電圧
をスイッチング電源、もしくはリニア電源として出力部
に出力する電源制御ユニットであって、 前記電源電圧が変動した場合においても出力を安定させ
るための安定回路を備えていることを特徴とする電源制
御ユニット。 - 【請求項2】前記安定回路は抵抗であることを特徴とす
る請求項1記載の電圧制御ユニット。 - 【請求項3】前記スイッチング電源を得るために、前記
出力部の出力電圧と基準電圧との誤差を求めて誤差信号
を出力する誤差増幅器と、三角波信号を発生させる三角
波発生部と、前記誤差信号と三角波信号との比較を行な
うコンパレータを有するスイッチングレギュレータ・コ
ントローラを備え、 前記安定回路を、前記入力部と誤差増幅器との間に設け
たことを特徴とする請求項1記載の電圧制御ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30044199A JP2001128443A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電源制御ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30044199A JP2001128443A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電源制御ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001128443A true JP2001128443A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17884846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30044199A Withdrawn JP2001128443A (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 電源制御ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001128443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005078648A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Samsung Electronics Co Ltd | 脱着可能な記憶装置を含むシステムおよびそれの制御方法 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30044199A patent/JP2001128443A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005078648A (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-24 | Samsung Electronics Co Ltd | 脱着可能な記憶装置を含むシステムおよびそれの制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070109 |