JP2001124814A - インバータ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電システム並びに電気自動車 - Google Patents
インバータ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電システム並びに電気自動車Info
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
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- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電
システムや電気自動車の使い勝手を良くする。 【解決手段】絶縁劣化検出装置1は、低周波数の交流電
圧を供給する交流電圧供給手段と、コンセント16に流
れる電流の差(不平衡電流)を検出する零相変流器2
と、零相変流器2の2次側に生じる検出電流から交流電
圧源11の周波数近傍の成分以外を除去するフィルタ3
と、フィルタ3を通過した検出電流が所定値を超えてい
るか否かによって絶縁劣化の有無を判別する判別回路4
とを備える。インバータ装置21におけるコンセント1
6への出力側で絶縁劣化を検出可能であるから、インバ
ータ装置21が複数ある場合やコンセント16が複数接
続されるような場合には複数のインバータ装置21又は
複数のコンセント16の特定部位のみについて絶縁劣化
の管理を行うことができて使い勝手の向上が図れる。
システムや電気自動車の使い勝手を良くする。 【解決手段】絶縁劣化検出装置1は、低周波数の交流電
圧を供給する交流電圧供給手段と、コンセント16に流
れる電流の差(不平衡電流)を検出する零相変流器2
と、零相変流器2の2次側に生じる検出電流から交流電
圧源11の周波数近傍の成分以外を除去するフィルタ3
と、フィルタ3を通過した検出電流が所定値を超えてい
るか否かによって絶縁劣化の有無を判別する判別回路4
とを備える。インバータ装置21におけるコンセント1
6への出力側で絶縁劣化を検出可能であるから、インバ
ータ装置21が複数ある場合やコンセント16が複数接
続されるような場合には複数のインバータ装置21又は
複数のコンセント16の特定部位のみについて絶縁劣化
の管理を行うことができて使い勝手の向上が図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ムや電気自動車に用いられるインバータ装置における絶
縁抵抗の劣化を検出する絶縁劣化検出装置及びそれを用
いた太陽光発電システム並びに電気自動車に関するもの
である。
ムや電気自動車に用いられるインバータ装置における絶
縁抵抗の劣化を検出する絶縁劣化検出装置及びそれを用
いた太陽光発電システム並びに電気自動車に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、特に地球環境保護の観点から、住
宅に自家発電用として太陽電池を設置し、太陽電池の出
力を電力変換して商用電源と系統連系運転を行う太陽光
発電システムが普及しつつある。このような太陽光発電
システムは、例えば太陽電池より出力される直流電力を
インバータ装置(以下、「パワーコンディショナ」と呼
ぶ)を用いて交流電力に電力変換する分散電源を設け、
分散電源と商用電源との送電系統を連絡して系統連系を
行うものである。
宅に自家発電用として太陽電池を設置し、太陽電池の出
力を電力変換して商用電源と系統連系運転を行う太陽光
発電システムが普及しつつある。このような太陽光発電
システムは、例えば太陽電池より出力される直流電力を
インバータ装置(以下、「パワーコンディショナ」と呼
ぶ)を用いて交流電力に電力変換する分散電源を設け、
分散電源と商用電源との送電系統を連絡して系統連系を
行うものである。
【0003】ここで、一般家庭で用いられる電気機器
は、電気に対して素人の使用者が多く使用するために非
接地での運用が成されているのが現状であり、上述のよ
うな太陽光発電システム用のパワーコンディショナも以
前はその出力が絶縁されていた。それに対して、最近、
非絶縁型のパワーコンディショナが開発されている。
は、電気に対して素人の使用者が多く使用するために非
接地での運用が成されているのが現状であり、上述のよ
うな太陽光発電システム用のパワーコンディショナも以
前はその出力が絶縁されていた。それに対して、最近、
非絶縁型のパワーコンディショナが開発されている。
【0004】このような非絶縁型のパワーコンディショ
ナを備えた住宅用の太陽光発電システムとしては、図4
に示すように、単相3線の商用電源ACから電流制限器
(以下、リミッタという)31及び漏電ブレーカよりな
る主幹ブレーカ32を介して接続されている幹線に、連
系ブレーカ35及び解列開閉器22a,22bを介し
て、太陽電池20の出力を電力変換するパワーコンディ
ショナ21を接続したものがある。ここに、太陽電池2
0とパワーコンディショナ21とで分散電源を構成して
いる。リミッタ31は需要家の負荷電流を電力会社との
間の契約値以下に制限するために設けられたブレーカで
ある。パワーコンディショナ21は、IGBT(絶縁ゲ
ート型トランジスタ)等から成る複数のスイッチング素
子Q1〜Q6を有するスイッチング回路23と、スイッ
チング回路23の各スイッチング素子Q1〜Q6をオン
オフ制御することで太陽電池20から出力された直流電
圧を交流電圧に変換する制御回路27とを備えている。
主幹ブレーカ32と連系ブレーカ35との間の幹線に
は、それぞれ分岐ブレーカ33を介して複数の分岐回路
Lbが接続されている。すなわち、分岐ブレーカ33を
介して負荷への電源が供給される。リミッタ31、主幹
ブレーカ32、分岐ブレーカ33、連系ブレーカ35は
分電盤(図示せず)に収納され、太陽電池20は住宅の
屋根などに設置され、太陽電池20とパワーコンディシ
ョナ21とは接続箱5内で接続される。
ナを備えた住宅用の太陽光発電システムとしては、図4
に示すように、単相3線の商用電源ACから電流制限器
(以下、リミッタという)31及び漏電ブレーカよりな
る主幹ブレーカ32を介して接続されている幹線に、連
系ブレーカ35及び解列開閉器22a,22bを介し
て、太陽電池20の出力を電力変換するパワーコンディ
ショナ21を接続したものがある。ここに、太陽電池2
0とパワーコンディショナ21とで分散電源を構成して
いる。リミッタ31は需要家の負荷電流を電力会社との
間の契約値以下に制限するために設けられたブレーカで
ある。パワーコンディショナ21は、IGBT(絶縁ゲ
ート型トランジスタ)等から成る複数のスイッチング素
子Q1〜Q6を有するスイッチング回路23と、スイッ
チング回路23の各スイッチング素子Q1〜Q6をオン
オフ制御することで太陽電池20から出力された直流電
圧を交流電圧に変換する制御回路27とを備えている。
主幹ブレーカ32と連系ブレーカ35との間の幹線に
は、それぞれ分岐ブレーカ33を介して複数の分岐回路
Lbが接続されている。すなわち、分岐ブレーカ33を
介して負荷への電源が供給される。リミッタ31、主幹
ブレーカ32、分岐ブレーカ33、連系ブレーカ35は
分電盤(図示せず)に収納され、太陽電池20は住宅の
屋根などに設置され、太陽電池20とパワーコンディシ
ョナ21とは接続箱5内で接続される。
【0005】解列開閉器22a,22bは、異常時や商
用電源ACの停電時に商用電源ACとスイッチング回路
23とを切り離すために設けられている。つまり、解列
開閉器22a,22bがオンのときに系統連系が行わ
れ、解列開閉器22a,22bがオフの状態(つまり、
解列された状態)では系統分離がなされる。具体的に
は、解列開閉器22a,22bは、系統異常時に発生す
る過電圧や不足電圧等、あるいは商用電源ACの停電が
連系保護回路25により検出されたときに解列するもの
であって、連系保護回路25は連系ブレーカ35と解列
開閉器22との間の幹線に接続されて異常や停電を検出
する。すなわち、幹線に流れる電流、線間の電圧を検出
することにより、異常や停電を検出することができる。
解列開閉器22はスイッチング回路23と分岐ブレーカ
33との間に挿入されているから、異常時や停電時には
太陽電池20による発電が行われていても分岐回路Lb
には電力を供給することができなくなる。そこで、スイ
ッチング回路23と解列開閉器22bとの間に自立用分
岐ブレーカ29を介して負荷Lを接続すれば、系統連系
時と系統分離時とにかかわらず、負荷Lへの電力供給が
可能になる。つまり、異常時や停電時であってもスイッ
チング回路23から正常に出力が得られていれば負荷L
への電力供給が可能となり、図5に示すような太陽光発
電システムの自立運転が可能になる。その結果、電話機
などの通信機器のように優先的に電力を供給する必要が
ある負荷Lに電力を供給できる可能性が高くなる。な
お、詳しい説明は省略するが、上記非絶縁型のパワーコ
ンディショナ21においては直流成分が交流側に流出し
たときに動作を停止する機能も有している。
用電源ACの停電時に商用電源ACとスイッチング回路
23とを切り離すために設けられている。つまり、解列
開閉器22a,22bがオンのときに系統連系が行わ
れ、解列開閉器22a,22bがオフの状態(つまり、
解列された状態)では系統分離がなされる。具体的に
は、解列開閉器22a,22bは、系統異常時に発生す
る過電圧や不足電圧等、あるいは商用電源ACの停電が
連系保護回路25により検出されたときに解列するもの
であって、連系保護回路25は連系ブレーカ35と解列
開閉器22との間の幹線に接続されて異常や停電を検出
する。すなわち、幹線に流れる電流、線間の電圧を検出
することにより、異常や停電を検出することができる。
解列開閉器22はスイッチング回路23と分岐ブレーカ
33との間に挿入されているから、異常時や停電時には
太陽電池20による発電が行われていても分岐回路Lb
には電力を供給することができなくなる。そこで、スイ
ッチング回路23と解列開閉器22bとの間に自立用分
岐ブレーカ29を介して負荷Lを接続すれば、系統連系
時と系統分離時とにかかわらず、負荷Lへの電力供給が
可能になる。つまり、異常時や停電時であってもスイッ
チング回路23から正常に出力が得られていれば負荷L
への電力供給が可能となり、図5に示すような太陽光発
電システムの自立運転が可能になる。その結果、電話機
などの通信機器のように優先的に電力を供給する必要が
ある負荷Lに電力を供給できる可能性が高くなる。な
お、詳しい説明は省略するが、上記非絶縁型のパワーコ
ンディショナ21においては直流成分が交流側に流出し
たときに動作を停止する機能も有している。
【0006】また、現在提供されている太陽光発電シス
テムには、図6に示すように概ね1kW単位の太陽電池
20を10kW程度まで複数まとめて接続箱5内でパワ
ーコンディショナ21に接続し、1つのパワーコンディ
ショナ21により集中して変換する方式(以下、「集中
方式」という)のものと、図7に示すように概ね1kW
程度の太陽電池20にそれぞれ設けたパワーコンディシ
ョナ211〜215の出力を並列接続した方式(以下、
「並列方式」という)のものとが存在する。なお、並列
方式に用いられる複数のパワーコンディショナ211〜
215を特にストリングインバータと呼ぶこともある。
テムには、図6に示すように概ね1kW単位の太陽電池
20を10kW程度まで複数まとめて接続箱5内でパワ
ーコンディショナ21に接続し、1つのパワーコンディ
ショナ21により集中して変換する方式(以下、「集中
方式」という)のものと、図7に示すように概ね1kW
程度の太陽電池20にそれぞれ設けたパワーコンディシ
ョナ211〜215の出力を並列接続した方式(以下、
「並列方式」という)のものとが存在する。なお、並列
方式に用いられる複数のパワーコンディショナ211〜
215を特にストリングインバータと呼ぶこともある。
【0007】ここで、上述のような太陽光発電システム
に用いられる太陽電池20の出力電圧は乾電池のように
低電圧ではなく比較的に高電圧となっており、対地との
絶縁抵抗の劣化(以下、「絶縁劣化」という)の対策が
必要となっている。このような絶縁劣化の有無を検出す
る方法としては、例えば、変電所の制御装置に用いられ
る機能接地方式がある。この機能接地方式は、制御装置
で使用される直流高電圧間を高抵抗で接続し且つ中点を
接地し、大地に漏れる漏洩電流を電圧のバランス差に基
づいて絶縁劣化の検出を行うものである。なお、上述の
ような非絶縁型のパワーコンディショナ21を用いた太
陽光発電システムにおいては、直流側と交流側が連系し
ているために交流側でも直流側の地絡を検出することが
可能である。しかしながら、従来のパワーコンディショ
ナ21に設置されている絶縁検出回路(直流地絡検出回
路)は接地された系統と連系していることを前提に構成
されており、自立運転時のような非接地状態で使用する
場合の直流地絡検出には対応していない。
に用いられる太陽電池20の出力電圧は乾電池のように
低電圧ではなく比較的に高電圧となっており、対地との
絶縁抵抗の劣化(以下、「絶縁劣化」という)の対策が
必要となっている。このような絶縁劣化の有無を検出す
る方法としては、例えば、変電所の制御装置に用いられ
る機能接地方式がある。この機能接地方式は、制御装置
で使用される直流高電圧間を高抵抗で接続し且つ中点を
接地し、大地に漏れる漏洩電流を電圧のバランス差に基
づいて絶縁劣化の検出を行うものである。なお、上述の
ような非絶縁型のパワーコンディショナ21を用いた太
陽光発電システムにおいては、直流側と交流側が連系し
ているために交流側でも直流側の地絡を検出することが
可能である。しかしながら、従来のパワーコンディショ
ナ21に設置されている絶縁検出回路(直流地絡検出回
路)は接地された系統と連系していることを前提に構成
されており、自立運転時のような非接地状態で使用する
場合の直流地絡検出には対応していない。
【0008】ところで、上述の太陽光発電システムと同
様に高電圧の電池を使用するものとして、図8に示すよ
うに走行用の駆動源であるモータMと、電池(バッテ
リ)の直流出力を交流出力に変換してモータMを駆動す
るインバータ装置(以下、「モータインバータ」と呼
ぶ)40とを備えた電気自動車(ガソリンエンジンと併
用する所謂ハイブリッド車を含む)がある。すなわち、
このような電気自動車ではセルモータや電装品に電源を
供給するために搭載されている低電圧(例えば12V)
のバッテリ(図示せず)とは別に、上記モータMを駆動
するために200V〜300Vの直流高電圧を出力する
電池(バッテリ)41を搭載しており、その正極側及び
負極側とも上記低電圧のバッテリ(以下、「低圧バッテ
リ」と呼ぶ)の系統とは完全に分離されている。なお、
上記低圧バッテリは負極側が車体(シャーシ)に接続さ
れている。
様に高電圧の電池を使用するものとして、図8に示すよ
うに走行用の駆動源であるモータMと、電池(バッテ
リ)の直流出力を交流出力に変換してモータMを駆動す
るインバータ装置(以下、「モータインバータ」と呼
ぶ)40とを備えた電気自動車(ガソリンエンジンと併
用する所謂ハイブリッド車を含む)がある。すなわち、
このような電気自動車ではセルモータや電装品に電源を
供給するために搭載されている低電圧(例えば12V)
のバッテリ(図示せず)とは別に、上記モータMを駆動
するために200V〜300Vの直流高電圧を出力する
電池(バッテリ)41を搭載しており、その正極側及び
負極側とも上記低電圧のバッテリ(以下、「低圧バッテ
リ」と呼ぶ)の系統とは完全に分離されている。なお、
上記低圧バッテリは負極側が車体(シャーシ)に接続さ
れている。
【0009】このような電気自動車においては、上記高
電圧のバッテリ(以下、「高圧バッテリ」と呼ぶ)41
の系統を車体に短絡あるいは抵抗を介して接続したとし
ても、原理的には短絡や漏電の電流が流れる経路(ルー
プ)が形成されないから感電事故が起きる虞はない。し
かしながら、高圧バッテリ41は上記モータインバータ
40に接続されており、ノイズ低減のためにコンデンサ
(カップリングコンデンサ)を介して高周波ノイズ成分
を車体に流すようにしている場合が多い。そのため、カ
ップリングコンデンサの劣化、あるいは配線被覆の劣化
などで、本来完全に絶縁されている高圧バッテリ系と車
体との絶縁劣化を検出した方がより安全である。このよ
うなことから、高圧バッテリ系を完全に絶縁しつつ絶縁
劣化を検出するための装置を搭載する必要がある。
電圧のバッテリ(以下、「高圧バッテリ」と呼ぶ)41
の系統を車体に短絡あるいは抵抗を介して接続したとし
ても、原理的には短絡や漏電の電流が流れる経路(ルー
プ)が形成されないから感電事故が起きる虞はない。し
かしながら、高圧バッテリ41は上記モータインバータ
40に接続されており、ノイズ低減のためにコンデンサ
(カップリングコンデンサ)を介して高周波ノイズ成分
を車体に流すようにしている場合が多い。そのため、カ
ップリングコンデンサの劣化、あるいは配線被覆の劣化
などで、本来完全に絶縁されている高圧バッテリ系と車
体との絶縁劣化を検出した方がより安全である。このよ
うなことから、高圧バッテリ系を完全に絶縁しつつ絶縁
劣化を検出するための装置を搭載する必要がある。
【0010】而して、上述のような電気自動車用の絶縁
劣化検出装置として、図8に示すように高圧バッテリ4
1の正極に直流阻止用のコンデンサ(カップリングコン
デンサ)12を介して検出抵抗13並びに交流電圧源1
1の直列回路を接続するとともに交流電圧源11の一端
を接地し、地絡電流が流れた場合に検出抵抗13の両端
に生じる電圧降下をオペアンプ14で増幅して検出出力
を得るものがある(特開平8−70503号公報参
照)。
劣化検出装置として、図8に示すように高圧バッテリ4
1の正極に直流阻止用のコンデンサ(カップリングコン
デンサ)12を介して検出抵抗13並びに交流電圧源1
1の直列回路を接続するとともに交流電圧源11の一端
を接地し、地絡電流が流れた場合に検出抵抗13の両端
に生じる電圧降下をオペアンプ14で増幅して検出出力
を得るものがある(特開平8−70503号公報参
照)。
【0011】ところで、電気自動車には上述のように2
00〜300Vの高圧バッテリ41が搭載されているか
ら、図8及び図9に示すように高圧バッテリ41の直流
高電圧を100V程度の交流電圧に変換するインバータ
装置50を搭載するとともに、交流100Vを電源とす
る一般の電気機器60を接続するためのアウトレット
(コンセント)51をフィルタ回路52を介してインバ
ータ装置50の出力側に設けた電気自動車が提供され始
めている。
00〜300Vの高圧バッテリ41が搭載されているか
ら、図8及び図9に示すように高圧バッテリ41の直流
高電圧を100V程度の交流電圧に変換するインバータ
装置50を搭載するとともに、交流100Vを電源とす
る一般の電気機器60を接続するためのアウトレット
(コンセント)51をフィルタ回路52を介してインバ
ータ装置50の出力側に設けた電気自動車が提供され始
めている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示す
ように電気自動車のコンセント51に接続された電気機
器60の電源ケーブルや筐体に事故が生じて車体に漏電
したり地絡した場合、上記絶縁劣化検出装置10が動作
して高圧バッテリ41からの電源供給を停止して走行不
能になったり、モータインバータ40やモータM等の駆
動系で絶縁劣化が生じたと誤判断してしまうという問題
がある。
ように電気自動車のコンセント51に接続された電気機
器60の電源ケーブルや筐体に事故が生じて車体に漏電
したり地絡した場合、上記絶縁劣化検出装置10が動作
して高圧バッテリ41からの電源供給を停止して走行不
能になったり、モータインバータ40やモータM等の駆
動系で絶縁劣化が生じたと誤判断してしまうという問題
がある。
【0013】一方、上述の太陽光発電システムの自立運
転時には商用電源ACと切り離されて非接地状態になっ
ているから、インバータ装置40及びコンセント51を
備えた電気自動車の回路構成と太陽光発電システムの自
立運転時の回路構成とは同等とみなせる。したがって、
電気自動車と同様に特開平8−70503号公報に記載
されている絶縁劣化検出の方式を適用して直流側の絶縁
抵抗劣化を監視することができる。すなわち、図5に示
すようにパワーコンディショナ21の直流入力端の正極
と接地との間に系統とは別の交流電圧源11とカップリ
ングコンデンサ12と検出抵抗13を直列に接続して成
る交流電圧供給手段を有するとともに地絡電流による検
出抵抗13の電圧降下をオペアンプ14で増幅して得ら
れる検出電圧を連系保護回路25に出力するようにした
絶縁劣化検出装置10を設ける。この絶縁劣化検出装置
10では、絶縁が良好なときに交流電圧供給手段から電
流が供給されず、検出抵抗13に電圧降下が生じない
が、絶縁が劣化すると交流電圧供給手段から検出抵抗1
3とカップリングコンデンサ12を通して、劣化箇所か
ら大地へ地絡電流が流れる。このとき、絶縁劣化状態に
応じて検出抵抗13の両端に電圧差(電圧降下)が発生
するから、その電圧差をオペアンプ14で増幅して連系
保護回路25に入力して絶縁劣化度合を判断し、自立用
分岐ブレーカ29をオフしてシステムを停止させる。
転時には商用電源ACと切り離されて非接地状態になっ
ているから、インバータ装置40及びコンセント51を
備えた電気自動車の回路構成と太陽光発電システムの自
立運転時の回路構成とは同等とみなせる。したがって、
電気自動車と同様に特開平8−70503号公報に記載
されている絶縁劣化検出の方式を適用して直流側の絶縁
抵抗劣化を監視することができる。すなわち、図5に示
すようにパワーコンディショナ21の直流入力端の正極
と接地との間に系統とは別の交流電圧源11とカップリ
ングコンデンサ12と検出抵抗13を直列に接続して成
る交流電圧供給手段を有するとともに地絡電流による検
出抵抗13の電圧降下をオペアンプ14で増幅して得ら
れる検出電圧を連系保護回路25に出力するようにした
絶縁劣化検出装置10を設ける。この絶縁劣化検出装置
10では、絶縁が良好なときに交流電圧供給手段から電
流が供給されず、検出抵抗13に電圧降下が生じない
が、絶縁が劣化すると交流電圧供給手段から検出抵抗1
3とカップリングコンデンサ12を通して、劣化箇所か
ら大地へ地絡電流が流れる。このとき、絶縁劣化状態に
応じて検出抵抗13の両端に電圧差(電圧降下)が発生
するから、その電圧差をオペアンプ14で増幅して連系
保護回路25に入力して絶縁劣化度合を判断し、自立用
分岐ブレーカ29をオフしてシステムを停止させる。
【0014】しかしながら、上述の並列方式の場合に自
立運転中に絶縁劣化すると連系保護回路25により絶縁
劣化が生じていないパワーコンディショナ21を含むシ
ステム全体が停止してしまうという問題がある。
立運転中に絶縁劣化すると連系保護回路25により絶縁
劣化が生じていないパワーコンディショナ21を含むシ
ステム全体が停止してしまうという問題がある。
【0015】このように従来の絶縁劣化検出装置は直流
電源(太陽電池20や高圧バッテリ41)より後段の回
路全ての絶縁劣化を検出するものであり、多重に接続さ
れたインバータ装置211…を個別に管理したり、多数
接続されたインバータ装置50の負荷回路(負荷Lやコ
ンセント51)の個々についての個別管理ができないも
のであった。したがって、何れかのインバータ装置ある
いは負荷回路の一つの絶縁劣化であっても全てが問題あ
るものとして対処すべきこととなっており、使い勝手の
良くないものであった。
電源(太陽電池20や高圧バッテリ41)より後段の回
路全ての絶縁劣化を検出するものであり、多重に接続さ
れたインバータ装置211…を個別に管理したり、多数
接続されたインバータ装置50の負荷回路(負荷Lやコ
ンセント51)の個々についての個別管理ができないも
のであった。したがって、何れかのインバータ装置ある
いは負荷回路の一つの絶縁劣化であっても全てが問題あ
るものとして対処すべきこととなっており、使い勝手の
良くないものであった。
【0016】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、太陽光発電システムや
電気自動車に用いる場合の使い勝手を良くしたインバー
タ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽
光発電システム並びに電気自動車を提供することにあ
る。
あり、その目的とするところは、太陽光発電システムや
電気自動車に用いる場合の使い勝手を良くしたインバー
タ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽
光発電システム並びに電気自動車を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、非接地の直流電源の直流出力を
非接地の交流出力に変換して負荷に供給するインバータ
装置における絶縁抵抗の劣化を検出する絶縁劣化検出装
置であって、前記インバータ装置の一方の入力端と接地
間に挿入されたコンデンサ及び交流電圧源の直列回路を
具備する交流電圧供給手段と、前記インバータ装置の出
力経路に流れる電流の差を検出する差電流検出手段と、
前記差電流検出手段の検出結果に基づいて絶縁劣化の有
無を判別する判別手段とを備えたことを特徴とし、イン
バータ装置から負荷側の回路に絶縁劣化が生じた場合に
は交流電圧供給手段から供給される電流によってインバ
ータ装置の出力経路に流れる電流に差が生じる(不平衡
となる)から、この差を差電流検出手段で検出して絶縁
劣化の発生を検出することができる。特に、インバータ
装置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出すること
が可能であるから、インバータ装置が複数ある場合や負
荷が複数接続されるような場合には各インバータ装置又
は負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数のイ
ンバータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについて絶
縁劣化の管理を行うことができて使い勝手の向上が図れ
る。
目的を達成するために、非接地の直流電源の直流出力を
非接地の交流出力に変換して負荷に供給するインバータ
装置における絶縁抵抗の劣化を検出する絶縁劣化検出装
置であって、前記インバータ装置の一方の入力端と接地
間に挿入されたコンデンサ及び交流電圧源の直列回路を
具備する交流電圧供給手段と、前記インバータ装置の出
力経路に流れる電流の差を検出する差電流検出手段と、
前記差電流検出手段の検出結果に基づいて絶縁劣化の有
無を判別する判別手段とを備えたことを特徴とし、イン
バータ装置から負荷側の回路に絶縁劣化が生じた場合に
は交流電圧供給手段から供給される電流によってインバ
ータ装置の出力経路に流れる電流に差が生じる(不平衡
となる)から、この差を差電流検出手段で検出して絶縁
劣化の発生を検出することができる。特に、インバータ
装置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出すること
が可能であるから、インバータ装置が複数ある場合や負
荷が複数接続されるような場合には各インバータ装置又
は負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数のイ
ンバータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについて絶
縁劣化の管理を行うことができて使い勝手の向上が図れ
る。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記インバータ装置に前記直流電源を入力とする異
なる他のインバータ装置が接続されていることを特徴と
し、請求項1の発明の作用に加えて、複数のインバータ
装置が接続されている場合でも特定のインバータ装置に
ついて絶縁劣化を検出することができ、複数のインバー
タ装置の個別管理が可能となって使い勝手の向上が図れ
る。
て、前記インバータ装置に前記直流電源を入力とする異
なる他のインバータ装置が接続されていることを特徴と
し、請求項1の発明の作用に加えて、複数のインバータ
装置が接続されている場合でも特定のインバータ装置に
ついて絶縁劣化を検出することができ、複数のインバー
タ装置の個別管理が可能となって使い勝手の向上が図れ
る。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記インバータ装置の出力に複数の負荷が接
続されるとともに特定の負荷への供給経路に差電流検出
手段を設けて成ることを特徴とし、請求項1又は2の発
明の作用に加えて、複数の負荷が接続されている場合で
も特定の負荷への経路について絶縁劣化を検出すること
ができ、複数の負荷の個別管理が可能となって使い勝手
の向上が図れる。
において、前記インバータ装置の出力に複数の負荷が接
続されるとともに特定の負荷への供給経路に差電流検出
手段を設けて成ることを特徴とし、請求項1又は2の発
明の作用に加えて、複数の負荷が接続されている場合で
も特定の負荷への経路について絶縁劣化を検出すること
ができ、複数の負荷の個別管理が可能となって使い勝手
の向上が図れる。
【0020】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記判別手段で絶縁劣化有りと判別さ
れた場合に回路を遮断する接点を差電流検出手段が設け
られた出力経路又は前記インバータ装置の入力側経路に
設けたことを特徴とし、請求項1又は2又は3の発明の
作用に加えて、絶縁劣化が生じた場合に接点を開成する
ことで回路遮断がされて安全性を確保することができ
る。特に差電流検出手段が設けられた出力経路では特定
の回路のみの遮断で他への影響を与えずに個別管理が可
能となり、またインバータ装置の入力側経路では特定の
インバータのみの遮断で他のインバータへの遮断影響を
与えず個別管理が可能となる。
の発明において、前記判別手段で絶縁劣化有りと判別さ
れた場合に回路を遮断する接点を差電流検出手段が設け
られた出力経路又は前記インバータ装置の入力側経路に
設けたことを特徴とし、請求項1又は2又は3の発明の
作用に加えて、絶縁劣化が生じた場合に接点を開成する
ことで回路遮断がされて安全性を確保することができ
る。特に差電流検出手段が設けられた出力経路では特定
の回路のみの遮断で他への影響を与えずに個別管理が可
能となり、またインバータ装置の入力側経路では特定の
インバータのみの遮断で他のインバータへの遮断影響を
与えず個別管理が可能となる。
【0021】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、前記交流電圧供給手段の交流電圧源の
周波数成分を通過させるフィルタを前記差電流検出手段
の出力側に設けたことを特徴とし、請求項1〜4の何れ
かの発明の作用に加えて、フィルタを設けたことで交流
電圧供給手段から供給される低周波交流電圧とインバー
タ装置から出力される交流電圧との差異を明確にして絶
縁劣化の誤検出を防止できる。
の発明において、前記交流電圧供給手段の交流電圧源の
周波数成分を通過させるフィルタを前記差電流検出手段
の出力側に設けたことを特徴とし、請求項1〜4の何れ
かの発明の作用に加えて、フィルタを設けたことで交流
電圧供給手段から供給される低周波交流電圧とインバー
タ装置から出力される交流電圧との差異を明確にして絶
縁劣化の誤検出を防止できる。
【0022】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、前記差電流検出手段を零相変流器とし
たことを特徴とし、請求項1〜5の何れかの発明の作用
に加えて、交流用の零相変流器が採用できることから装
置が小型且つ安価になる。
の発明において、前記差電流検出手段を零相変流器とし
たことを特徴とし、請求項1〜5の何れかの発明の作用
に加えて、交流用の零相変流器が採用できることから装
置が小型且つ安価になる。
【0023】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、前記交流電圧供給手段に流れる電流を
検出する電流検出回路を備え、該電流検出回路の感度を
前記判別手段の感度より鈍くしたことを特徴とし、請求
項1〜6の何れかの発明の作用に加えて、直流電源以降
の回路全体の絶縁劣化の検出と個別の回路の絶縁劣化の
検出とを相互に協調させて回路全体の絶縁劣化に対する
管理が可能となる。
の発明において、前記交流電圧供給手段に流れる電流を
検出する電流検出回路を備え、該電流検出回路の感度を
前記判別手段の感度より鈍くしたことを特徴とし、請求
項1〜6の何れかの発明の作用に加えて、直流電源以降
の回路全体の絶縁劣化の検出と個別の回路の絶縁劣化の
検出とを相互に協調させて回路全体の絶縁劣化に対する
管理が可能となる。
【0024】請求項8の発明は、上記目的を達成するた
めに、前記直流電源としての太陽電池と、前記太陽電池
の直流出力を交流出力に変換して前記負荷に供給する前
記インバータ装置と、請求項1〜7の何れかに記載の絶
縁劣化検出装置とを備えたことを特徴とし、絶縁劣化検
出装置によってインバータ装置における負荷への出力側
で絶縁劣化を検出することが可能であるから、インバー
タ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるような場
合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の検出を
行うことができ、複数のインバータ装置又は複数の負荷
の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うことがで
きて使い勝手の良い太陽光発電システムが提供できる。
めに、前記直流電源としての太陽電池と、前記太陽電池
の直流出力を交流出力に変換して前記負荷に供給する前
記インバータ装置と、請求項1〜7の何れかに記載の絶
縁劣化検出装置とを備えたことを特徴とし、絶縁劣化検
出装置によってインバータ装置における負荷への出力側
で絶縁劣化を検出することが可能であるから、インバー
タ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるような場
合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の検出を
行うことができ、複数のインバータ装置又は複数の負荷
の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うことがで
きて使い勝手の良い太陽光発電システムが提供できる。
【0025】請求項9の発明は、上記目的を達成するた
めに、前記直流電源としての電池と、走行用の駆動源と
なるモータと、当該電池の直流出力を交流出力に変換し
て前記モータに供給するモータ用インバータ装置と、前
記電池の直流出力を交流出力に変換して前記負荷に供給
する前記インバータ装置と、請求項1〜7の何れかに記
載の絶縁劣化検出装置とを備えたことを特徴とし、絶縁
劣化検出装置によってインバータ装置における負荷への
出力側で絶縁劣化を検出することが可能であるから、イ
ンバータ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるよ
うな場合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の
検出を行うことができ、複数のインバータ装置又は複数
の負荷の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うこ
とができて使い勝手の良い電気自動車が提供できる。
めに、前記直流電源としての電池と、走行用の駆動源と
なるモータと、当該電池の直流出力を交流出力に変換し
て前記モータに供給するモータ用インバータ装置と、前
記電池の直流出力を交流出力に変換して前記負荷に供給
する前記インバータ装置と、請求項1〜7の何れかに記
載の絶縁劣化検出装置とを備えたことを特徴とし、絶縁
劣化検出装置によってインバータ装置における負荷への
出力側で絶縁劣化を検出することが可能であるから、イ
ンバータ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるよ
うな場合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の
検出を行うことができ、複数のインバータ装置又は複数
の負荷の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うこ
とができて使い勝手の良い電気自動車が提供できる。
【0026】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は本発明に係
る絶縁劣化検出装置1を備えた太陽光発電システムのシ
ステム構成図である。なお、太陽光発電システムの構成
は従来例で説明した自立型のもの(図5参照)と共通す
るので、共通する構成には同一の符号を付して説明を省
略する。
る絶縁劣化検出装置1を備えた太陽光発電システムのシ
ステム構成図である。なお、太陽光発電システムの構成
は従来例で説明した自立型のもの(図5参照)と共通す
るので、共通する構成には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0027】本実施形態の絶縁劣化検出装置1は、イン
バータ装置(パワーコンディショナ)21の正極側の入
力端と接地間に挿入されたカップリングコンデンサ12
及び交流電圧源11の直列回路を具備する交流電圧供給
手段と、インバータ装置21の出力経路、すなわち自立
用分岐ブレーカ29に接続された負荷回路(コンセン
ト)16に流れる電流の差(不平衡電流)を検出する差
電流検出手段たる零相変流器2と、零相変流器2の2次
側に生じる検出電流から交流電圧源11の周波数近傍の
成分以外を除去するフィルタ3と、フィルタ3を通過し
た検出電流が所定値を超えているか否かによって絶縁劣
化の有無を判別する判別回路4とを備えている。また、
本実施形態の太陽光発電システムは従来例と同様に交流
電圧源11とカップリングコンデンサ12の間に挿入さ
れた検出抵抗13とオペアンプ14から成る絶縁劣化検
出装置10も併せて設けてある。
バータ装置(パワーコンディショナ)21の正極側の入
力端と接地間に挿入されたカップリングコンデンサ12
及び交流電圧源11の直列回路を具備する交流電圧供給
手段と、インバータ装置21の出力経路、すなわち自立
用分岐ブレーカ29に接続された負荷回路(コンセン
ト)16に流れる電流の差(不平衡電流)を検出する差
電流検出手段たる零相変流器2と、零相変流器2の2次
側に生じる検出電流から交流電圧源11の周波数近傍の
成分以外を除去するフィルタ3と、フィルタ3を通過し
た検出電流が所定値を超えているか否かによって絶縁劣
化の有無を判別する判別回路4とを備えている。また、
本実施形態の太陽光発電システムは従来例と同様に交流
電圧源11とカップリングコンデンサ12の間に挿入さ
れた検出抵抗13とオペアンプ14から成る絶縁劣化検
出装置10も併せて設けてある。
【0028】交流電圧供給手段においては、カップリン
グコンデンサ12によって直流分が絶縁されていて交流
電圧源11から供給される低周波数の交流電流は、絶縁
が正常ならば流れない。しかしながら、コンセント16
に接続された電気機器60の絶縁が劣化すると、インバ
ータ装置21から出力される50又は60Hzの交流成
分はループができないので漏れないが、自立用分岐ブレ
ーカ29及びコンセント16から電気機器60の経路に
は電流が流れるループが形成されるため、交流電圧供給
手段から供給される低周波数(インバータ装置21から
出力される50又は60Hzの交流成分と区別可能な周
波数)の電流が上記ループを経由して流れることにな
る。上記経路に電流が流れると零相変流器2を貫通する
電流が不平衡となって零相変流器2の2次側にその差電
流に応じた検出電流が生じる。そして、フィルタ3によ
って零相変流器2の2次側に生じる検出電流から交流電
圧源11の周波数近傍の周波数成分以外を除去し、判別
回路4においてフィルタ3を通過した検出電流が所定値
を超えている場合に絶縁劣化が生じていると判別する。
判別回路4の判別結果が連系保護回路25に与えられ、
連系保護回路25では絶縁劣化が生じている場合には制
御回路27により自立用分岐ブレーカ29をオフさせて
システムを停止させる。
グコンデンサ12によって直流分が絶縁されていて交流
電圧源11から供給される低周波数の交流電流は、絶縁
が正常ならば流れない。しかしながら、コンセント16
に接続された電気機器60の絶縁が劣化すると、インバ
ータ装置21から出力される50又は60Hzの交流成
分はループができないので漏れないが、自立用分岐ブレ
ーカ29及びコンセント16から電気機器60の経路に
は電流が流れるループが形成されるため、交流電圧供給
手段から供給される低周波数(インバータ装置21から
出力される50又は60Hzの交流成分と区別可能な周
波数)の電流が上記ループを経由して流れることにな
る。上記経路に電流が流れると零相変流器2を貫通する
電流が不平衡となって零相変流器2の2次側にその差電
流に応じた検出電流が生じる。そして、フィルタ3によ
って零相変流器2の2次側に生じる検出電流から交流電
圧源11の周波数近傍の周波数成分以外を除去し、判別
回路4においてフィルタ3を通過した検出電流が所定値
を超えている場合に絶縁劣化が生じていると判別する。
判別回路4の判別結果が連系保護回路25に与えられ、
連系保護回路25では絶縁劣化が生じている場合には制
御回路27により自立用分岐ブレーカ29をオフさせて
システムを停止させる。
【0029】ここで、本実施形態では従来例で説明した
ように絶縁劣化検出装置10によって太陽光発電システ
ム全体の絶縁劣化を検出可能にするとともに、例えば本
発明に係る絶縁劣化検出装置1の判別回路4におけるし
きい値を低く設定して上記絶縁劣化検出装置10よりも
感度を高く(検出時間を短く)すれば、2種類の絶縁劣
化検出装置1,10によってより高度な保護協調が取
れ、安全性を高めることができる。
ように絶縁劣化検出装置10によって太陽光発電システ
ム全体の絶縁劣化を検出可能にするとともに、例えば本
発明に係る絶縁劣化検出装置1の判別回路4におけるし
きい値を低く設定して上記絶縁劣化検出装置10よりも
感度を高く(検出時間を短く)すれば、2種類の絶縁劣
化検出装置1,10によってより高度な保護協調が取
れ、安全性を高めることができる。
【0030】ところで、図2に示すように複数のインバ
ータ装置211〜215に対してそれぞれ本実施形態の絶
縁劣化検出装置11〜15を設け、各インバータ装置21
1の出力同士を接続して従来例で説明した並列方式の太
陽光発電システムを構成することもできる。この場合、
各絶縁劣化検出装置11〜15により複数のインバータ装
置211〜215毎に個別に絶縁劣化を検出することがで
きるから、並列方式において絶縁劣化が生じたインバー
タ装置211…を特定することができる。このため、複
数のインバータ装置211…を備えた並列方式におい
て、絶縁劣化が生じたインバータ装置211…のみを停
止させるといったように複数のインバータ装置211…
の個別管理が可能となり、太陽光発電システムの使い勝
手が向上する。
ータ装置211〜215に対してそれぞれ本実施形態の絶
縁劣化検出装置11〜15を設け、各インバータ装置21
1の出力同士を接続して従来例で説明した並列方式の太
陽光発電システムを構成することもできる。この場合、
各絶縁劣化検出装置11〜15により複数のインバータ装
置211〜215毎に個別に絶縁劣化を検出することがで
きるから、並列方式において絶縁劣化が生じたインバー
タ装置211…を特定することができる。このため、複
数のインバータ装置211…を備えた並列方式におい
て、絶縁劣化が生じたインバータ装置211…のみを停
止させるといったように複数のインバータ装置211…
の個別管理が可能となり、太陽光発電システムの使い勝
手が向上する。
【0031】(実施形態2)図3は本発明に係る絶縁劣
化検出装置1を備えた電気自動車(ガソリンエンジンと
併用する所謂ハイブリット車を含む)の概略回路構成図
である。なお、電気自動車の回路構成は従来例で説明し
たもの(図8参照)と共通するので、共通する構成には
同一の符号を付して説明を省略する。
化検出装置1を備えた電気自動車(ガソリンエンジンと
併用する所謂ハイブリット車を含む)の概略回路構成図
である。なお、電気自動車の回路構成は従来例で説明し
たもの(図8参照)と共通するので、共通する構成には
同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】図3に示すように、電気自動車のインバー
タ装置50は高圧バッテリ41の直流電力を交流電力
(電源周波数は50又は60Hz)に変換して複数(本
実施形態では2つ)のコンセント511,512に供給し
ている。また、高圧バッテリ41の正極には交流電圧供
給手段と電気自動車全体の絶縁劣化を検出するために絶
縁劣化検出装置10とが設けてある。
タ装置50は高圧バッテリ41の直流電力を交流電力
(電源周波数は50又は60Hz)に変換して複数(本
実施形態では2つ)のコンセント511,512に供給し
ている。また、高圧バッテリ41の正極には交流電圧供
給手段と電気自動車全体の絶縁劣化を検出するために絶
縁劣化検出装置10とが設けてある。
【0033】本実施形態では、インバータ装置50から
2つのコンセント511,512への経路中にそれぞれ絶
縁劣化検出装置11,12並びに上記経路を開閉する接点
17(片方のみを図示)が設けてある。なお、絶縁劣化
検出装置11,12の構成は実施形態1と共通するから説
明は省略する。
2つのコンセント511,512への経路中にそれぞれ絶
縁劣化検出装置11,12並びに上記経路を開閉する接点
17(片方のみを図示)が設けてある。なお、絶縁劣化
検出装置11,12の構成は実施形態1と共通するから説
明は省略する。
【0034】而して、コンセント511,512に接続さ
れた電気機器60の絶縁が良好な場合にはコンセント5
11,512に供給される交流電流(周波数50又は60
Hz)が平衡しているために零相変流器2の2次側に検
出電流が生じないが、電気機器60の絶縁が劣化して地
絡電流が流れると零相変流器2を貫通する電流が不平衡
となって零相変流器2の2次側にその差電流に応じた検
出電流が生じる。そして、フィルタ3によって零相変流
器2の2次側に生じる検出電流から交流電圧源11の周
波数近傍の周波数成分以外を除去し、判別回路4におい
てフィルタ3を通過した検出電流が所定値を超えている
場合に絶縁劣化が生じていると判別して接点17を開成
し、インバータ装置50から絶縁劣化が検出されたコン
セント511,512に対する電力供給を遮断する。ここ
で、インバータ装置50の出力側に設けた絶縁劣化検出
装置11,12の感度を他方の絶縁劣化検出装置10の感
度よりも高くしておくことにより、従来例で説明したよ
うに絶縁劣化検出装置10が絶縁劣化を検出して電気自
動車全体を停止するよりも早く絶縁劣化の生じた負荷
(コンセント511,512)への電力供給を停止するこ
とができて使い勝手が向上できるものである。なお、モ
ータインバータ40やモータMで生じた絶縁劣化につい
ては従来例と同様に絶縁劣化検出装置10で検出してお
り、本発明に係る絶縁劣化検出装置11,12と協調させ
ることでさらに電気自動車の安全性を高めることができ
る。
れた電気機器60の絶縁が良好な場合にはコンセント5
11,512に供給される交流電流(周波数50又は60
Hz)が平衡しているために零相変流器2の2次側に検
出電流が生じないが、電気機器60の絶縁が劣化して地
絡電流が流れると零相変流器2を貫通する電流が不平衡
となって零相変流器2の2次側にその差電流に応じた検
出電流が生じる。そして、フィルタ3によって零相変流
器2の2次側に生じる検出電流から交流電圧源11の周
波数近傍の周波数成分以外を除去し、判別回路4におい
てフィルタ3を通過した検出電流が所定値を超えている
場合に絶縁劣化が生じていると判別して接点17を開成
し、インバータ装置50から絶縁劣化が検出されたコン
セント511,512に対する電力供給を遮断する。ここ
で、インバータ装置50の出力側に設けた絶縁劣化検出
装置11,12の感度を他方の絶縁劣化検出装置10の感
度よりも高くしておくことにより、従来例で説明したよ
うに絶縁劣化検出装置10が絶縁劣化を検出して電気自
動車全体を停止するよりも早く絶縁劣化の生じた負荷
(コンセント511,512)への電力供給を停止するこ
とができて使い勝手が向上できるものである。なお、モ
ータインバータ40やモータMで生じた絶縁劣化につい
ては従来例と同様に絶縁劣化検出装置10で検出してお
り、本発明に係る絶縁劣化検出装置11,12と協調させ
ることでさらに電気自動車の安全性を高めることができ
る。
【0035】ここで、図3に示すように絶縁劣化検出装
置11,12で絶縁劣化が検出されたときに開成する接点
17’をインバータ装置50の入力側に設けても良く、
このような構成ではモータインバータ40に影響を与え
ることなくインバータ装置50のみを動作停止させて個
別管理が可能となる。なお、接点17”を高圧バッテリ
41の負極近傍に設けて絶縁劣化が検出された場合に高
圧バッテリ41からモータインバータ40及びインバー
タ装置50への電力供給を双方とも停止するようにして
も良い。
置11,12で絶縁劣化が検出されたときに開成する接点
17’をインバータ装置50の入力側に設けても良く、
このような構成ではモータインバータ40に影響を与え
ることなくインバータ装置50のみを動作停止させて個
別管理が可能となる。なお、接点17”を高圧バッテリ
41の負極近傍に設けて絶縁劣化が検出された場合に高
圧バッテリ41からモータインバータ40及びインバー
タ装置50への電力供給を双方とも停止するようにして
も良い。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明は、非接地の直流電源の
直流出力を非接地の交流出力に変換して負荷に供給する
インバータ装置における絶縁抵抗の劣化を検出する絶縁
劣化検出装置であって、前記インバータ装置の一方の入
力端と接地間に挿入されたコンデンサ及び交流電圧源の
直列回路を具備する交流電圧供給手段と、前記インバー
タ装置の出力経路に流れる電流の差を検出する差電流検
出手段と、前記差電流検出手段の検出結果に基づいて絶
縁劣化の有無を判別する判別手段とを備えたことを特徴
とし、インバータ装置から負荷側の回路に絶縁劣化が生
じた場合には交流電圧供給手段から供給される電流によ
ってインバータ装置の出力経路に流れる電流に差が生じ
る(不平衡となる)から、この差を差電流検出手段で検
出して絶縁劣化の発生を検出することができるという効
果がある。特に、インバータ装置における負荷への出力
側で絶縁劣化を検出することが可能であるから、インバ
ータ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるような
場合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の検出
を行うことができ、複数のインバータ装置又は複数の負
荷の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うことが
できて使い勝手の向上が図れるという効果がある。
直流出力を非接地の交流出力に変換して負荷に供給する
インバータ装置における絶縁抵抗の劣化を検出する絶縁
劣化検出装置であって、前記インバータ装置の一方の入
力端と接地間に挿入されたコンデンサ及び交流電圧源の
直列回路を具備する交流電圧供給手段と、前記インバー
タ装置の出力経路に流れる電流の差を検出する差電流検
出手段と、前記差電流検出手段の検出結果に基づいて絶
縁劣化の有無を判別する判別手段とを備えたことを特徴
とし、インバータ装置から負荷側の回路に絶縁劣化が生
じた場合には交流電圧供給手段から供給される電流によ
ってインバータ装置の出力経路に流れる電流に差が生じ
る(不平衡となる)から、この差を差電流検出手段で検
出して絶縁劣化の発生を検出することができるという効
果がある。特に、インバータ装置における負荷への出力
側で絶縁劣化を検出することが可能であるから、インバ
ータ装置が複数ある場合や負荷が複数接続されるような
場合には各インバータ装置又は負荷毎に絶縁劣化の検出
を行うことができ、複数のインバータ装置又は複数の負
荷の特定部位のみについて絶縁劣化の管理を行うことが
できて使い勝手の向上が図れるという効果がある。
【0037】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記インバータ装置に前記直流電源を入力とする異
なる他のインバータ装置が接続されていることを特徴と
し、請求項1の発明の効果に加えて、複数のインバータ
装置が接続されている場合でも特定のインバータ装置に
ついて絶縁劣化を検出することができ、複数のインバー
タ装置の個別管理が可能となって使い勝手の向上が図れ
るという効果がある。
て、前記インバータ装置に前記直流電源を入力とする異
なる他のインバータ装置が接続されていることを特徴と
し、請求項1の発明の効果に加えて、複数のインバータ
装置が接続されている場合でも特定のインバータ装置に
ついて絶縁劣化を検出することができ、複数のインバー
タ装置の個別管理が可能となって使い勝手の向上が図れ
るという効果がある。
【0038】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記インバータ装置の出力に複数の負荷が接
続されるとともに特定の負荷への供給経路に差電流検出
手段を設けて成ることを特徴とし、請求項1又は2の発
明の効果に加えて、複数の負荷が接続されている場合で
も特定の負荷への経路について絶縁劣化を検出すること
ができ、複数の負荷の個別管理が可能となって使い勝手
の向上が図れるという効果がある。
において、前記インバータ装置の出力に複数の負荷が接
続されるとともに特定の負荷への供給経路に差電流検出
手段を設けて成ることを特徴とし、請求項1又は2の発
明の効果に加えて、複数の負荷が接続されている場合で
も特定の負荷への経路について絶縁劣化を検出すること
ができ、複数の負荷の個別管理が可能となって使い勝手
の向上が図れるという効果がある。
【0039】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、前記判別手段で絶縁劣化有りと判別さ
れた場合に回路を遮断する接点を差電流検出手段が設け
られた出力経路又は前記インバータ装置の入力側経路に
設けたことを特徴とし、請求項1又は2又は3の発明の
効果に加えて、絶縁劣化が生じた場合に接点を開成する
ことで回路遮断がされて安全性を確保することができ、
特に差電流検出手段が設けられた出力経路では特定の回
路のみの遮断で他への影響を与えずに個別管理が可能と
なり、またインバータ装置の入力側経路では特定のイン
バータのみの遮断で他のインバータへの遮断影響を与え
ず個別管理が可能となるという効果がある。
の発明において、前記判別手段で絶縁劣化有りと判別さ
れた場合に回路を遮断する接点を差電流検出手段が設け
られた出力経路又は前記インバータ装置の入力側経路に
設けたことを特徴とし、請求項1又は2又は3の発明の
効果に加えて、絶縁劣化が生じた場合に接点を開成する
ことで回路遮断がされて安全性を確保することができ、
特に差電流検出手段が設けられた出力経路では特定の回
路のみの遮断で他への影響を与えずに個別管理が可能と
なり、またインバータ装置の入力側経路では特定のイン
バータのみの遮断で他のインバータへの遮断影響を与え
ず個別管理が可能となるという効果がある。
【0040】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、前記交流電圧供給手段の交流電圧源の
周波数成分を通過させるフィルタを前記差電流検出手段
の出力側に設けたことを特徴とし、請求項1〜4の何れ
かの発明の効果に加えて、フィルタを設けたことで交流
電圧供給手段から供給される低周波交流電圧をインバー
タ装置から出力される交流電圧との差異を明確にして絶
縁劣化の誤検出を防止できるという効果がある。
の発明において、前記交流電圧供給手段の交流電圧源の
周波数成分を通過させるフィルタを前記差電流検出手段
の出力側に設けたことを特徴とし、請求項1〜4の何れ
かの発明の効果に加えて、フィルタを設けたことで交流
電圧供給手段から供給される低周波交流電圧をインバー
タ装置から出力される交流電圧との差異を明確にして絶
縁劣化の誤検出を防止できるという効果がある。
【0041】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、前記差電流検出手段を零相変流器とし
たことを特徴とし、請求項1〜5の何れかの発明の効果
に加えて、交流用の零相変流器が採用できることから装
置が小型且つ安価になるという効果がある。
の発明において、前記差電流検出手段を零相変流器とし
たことを特徴とし、請求項1〜5の何れかの発明の効果
に加えて、交流用の零相変流器が採用できることから装
置が小型且つ安価になるという効果がある。
【0042】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、前記交流電圧供給手段に流れる電流を
検出する電流検出回路を備え、該電流検出回路の感度を
前記判別手段の感度より鈍くしたことを特徴とし、請求
項1〜6の何れかの発明の効果に加えて、直流電源以降
の回路全体の絶縁劣化の検出と個別の回路の絶縁劣化の
検出とを相互に協調させて回路全体の絶縁劣化に対する
管理が可能となるという効果がある。
の発明において、前記交流電圧供給手段に流れる電流を
検出する電流検出回路を備え、該電流検出回路の感度を
前記判別手段の感度より鈍くしたことを特徴とし、請求
項1〜6の何れかの発明の効果に加えて、直流電源以降
の回路全体の絶縁劣化の検出と個別の回路の絶縁劣化の
検出とを相互に協調させて回路全体の絶縁劣化に対する
管理が可能となるという効果がある。
【0043】請求項8の発明は、前記直流電源としての
太陽電池と、前記太陽電池の直流出力を交流出力に変換
して前記負荷に供給する前記インバータ装置と、請求項
1〜7の何れかに記載の絶縁劣化検出装置とを備えたこ
とを特徴とし、絶縁劣化検出装置によってインバータ装
置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出することが
可能であるから、インバータ装置が複数ある場合や負荷
が複数接続されるような場合には各インバータ装置又は
負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数のイン
バータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについて絶縁
劣化の管理を行うことができて使い勝手の良い太陽光発
電システムが提供できるという効果がある。
太陽電池と、前記太陽電池の直流出力を交流出力に変換
して前記負荷に供給する前記インバータ装置と、請求項
1〜7の何れかに記載の絶縁劣化検出装置とを備えたこ
とを特徴とし、絶縁劣化検出装置によってインバータ装
置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出することが
可能であるから、インバータ装置が複数ある場合や負荷
が複数接続されるような場合には各インバータ装置又は
負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数のイン
バータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについて絶縁
劣化の管理を行うことができて使い勝手の良い太陽光発
電システムが提供できるという効果がある。
【0044】請求項9の発明は、前記直流電源としての
電池と、走行用の駆動源となるモータと、当該電池の直
流出力を交流出力に変換して前記モータに供給するモー
タ用インバータ装置と、前記電池の直流出力を交流出力
に変換して前記負荷に供給する前記インバータ装置と、
請求項1〜7の何れかに記載の絶縁劣化検出装置とを備
えたことを特徴とし、絶縁劣化検出装置によってインバ
ータ装置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出する
ことが可能であるから、インバータ装置が複数ある場合
や負荷が複数接続されるような場合には各インバータ装
置又は負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数
のインバータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについ
て絶縁劣化の管理を行うことができて使い勝手の良い電
気自動車が提供できるという効果がある。
電池と、走行用の駆動源となるモータと、当該電池の直
流出力を交流出力に変換して前記モータに供給するモー
タ用インバータ装置と、前記電池の直流出力を交流出力
に変換して前記負荷に供給する前記インバータ装置と、
請求項1〜7の何れかに記載の絶縁劣化検出装置とを備
えたことを特徴とし、絶縁劣化検出装置によってインバ
ータ装置における負荷への出力側で絶縁劣化を検出する
ことが可能であるから、インバータ装置が複数ある場合
や負荷が複数接続されるような場合には各インバータ装
置又は負荷毎に絶縁劣化の検出を行うことができ、複数
のインバータ装置又は複数の負荷の特定部位のみについ
て絶縁劣化の管理を行うことができて使い勝手の良い電
気自動車が提供できるという効果がある。
【図1】本発明に係る絶縁劣化検出装置を用いた太陽光
発電システムの実施形態を示すシステム構成図である。
発電システムの実施形態を示すシステム構成図である。
【図2】同上の並列方式の太陽光発電システムを示すシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図3】本発明に係る絶縁劣化検出装置を用いた電気自
動車の実施形態を示す概略回路構成図である。
動車の実施形態を示す概略回路構成図である。
【図4】従来の太陽光発電システムの全体構成を示すシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図5】同上の自立運転時のシステム構成図である。
【図6】同上の集中方式の太陽光発電システムを示すシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図7】同上の並列方式の太陽光発電システムを示すシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図8】従来の電気自動車を示す概略回路構成図であ
る。
る。
【図9】同上の概略構成図である。
1 絶縁劣化検出装置 2 零相変流器 3 フィルタ 4 判別回路 11 交流電圧源 12 カップリングコンデンサ 15 交流電圧供給手段 20 太陽電池 21 インバータ装置 22a,22b 解列開閉器 23 スイッチング回路 25 連系保護回路 29 自立用分岐ブレーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 潔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA17 AB02 AC18 5G066 HA13 HB06 5H115 PA08 PG04 PI17 PI29 PU08 PV09 TO12 TR01 TU01 TW10 TZ04
Claims (9)
- 【請求項1】 非接地の直流電源の直流出力を非接地の
交流出力に変換して負荷に供給するインバータ装置にお
ける絶縁抵抗の劣化を検出する絶縁劣化検出装置であっ
て、前記インバータ装置の一方の入力端と接地間に挿入
されたコンデンサ及び交流電圧源の直列回路を具備する
交流電圧供給手段と、前記インバータ装置の出力経路に
流れる電流の差を検出する差電流検出手段と、前記差電
流検出手段の検出結果に基づいて絶縁劣化の有無を判別
する判別手段とを備えたことを特徴とするインバータ装
置における絶縁劣化検出装置。 - 【請求項2】 前記インバータ装置に前記直流電源を入
力とする異なる他のインバータ装置が接続されているこ
とを特徴とする請求項1記載のインバータ装置における
絶縁劣化検出装置。 - 【請求項3】 前記インバータ装置の出力に複数の負荷
が接続されるとともに特定の負荷への供給経路に差電流
検出手段を設けて成ることを特徴とする請求項1又は2
記載のインバータ装置における絶縁劣化検出装置。 - 【請求項4】 前記判別手段で絶縁劣化有りと判別され
た場合に回路を遮断する接点を差電流検出手段が設けら
れた出力経路又は前記インバータ装置の入力側経路に設
けたことを特徴とする請求項1又は2又は3記載のイン
バータ装置における絶縁劣化検出装置。 - 【請求項5】 前記交流電圧供給手段の交流電圧源の周
波数成分を通過させるフィルタを前記差電流検出手段の
出力側に設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか
に記載のインバータ装置における絶縁劣化検出装置。 - 【請求項6】 前記差電流検出手段を零相変流器とした
ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のインバ
ータ装置における絶縁劣化検出装置。 - 【請求項7】 前記交流電圧供給手段に流れる電流を検
出する電流検出回路を備え、該電流検出回路の感度を前
記判別手段の感度より鈍くしたことを特徴とする請求項
1〜6の何れかに記載のインバータ装置における絶縁劣
化検出装置。 - 【請求項8】 前記直流電源としての太陽電池と、前記
太陽電池の直流出力を交流出力に変換して前記負荷に供
給する前記インバータ装置と、請求項1〜7の何れかに
記載の絶縁劣化検出装置とを備えたことを特徴とする太
陽光発電システム。 - 【請求項9】 前記直流電源としての電池と、走行用の
駆動源となるモータと、当該電池の直流出力を交流出力
に変換して前記モータに供給するモータ用インバータ装
置と、前記電池の直流出力を交流出力に変換して前記負
荷に供給する前記インバータ装置と、請求項1〜7の何
れかに記載の絶縁劣化検出装置とを備えたことを特徴と
する電気自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30753599A JP2001124814A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | インバータ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電システム並びに電気自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30753599A JP2001124814A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | インバータ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電システム並びに電気自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001124814A true JP2001124814A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17970273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30753599A Withdrawn JP2001124814A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | インバータ装置における絶縁劣化検出装置及びそれを用いた太陽光発電システム並びに電気自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001124814A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2007209158A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Toyota Motor Corp | 電源装置 |
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JP2008170330A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Omron Corp | 故障電流検出回路及び故障電流検出方法 |
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-
1999
- 1999-10-28 JP JP30753599A patent/JP2001124814A/ja not_active Withdrawn
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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