JP2001122948A - 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板 - Google Patents
難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板Info
- Publication number
- JP2001122948A JP2001122948A JP30619799A JP30619799A JP2001122948A JP 2001122948 A JP2001122948 A JP 2001122948A JP 30619799 A JP30619799 A JP 30619799A JP 30619799 A JP30619799 A JP 30619799A JP 2001122948 A JP2001122948 A JP 2001122948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- flame
- compound
- weight
- phenol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地球環境の保全を図るとともに、スルーホー
ル穴あけ加工時に発生する層間クラックの発生が抑えら
れ、かつ耐湿耐熱性に優れた、難燃性樹脂組成物、プリ
プレグ及びプリント配線板用積層板を提供する。 【解決手段】 ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化
合物と、少なくとも1種類のエポキシ樹脂のエポキシ当
量が3000〜50000g/eqのエポキシ樹脂と、
ノボラック型フェノール樹脂と、無機系難燃剤、リン系
難燃剤、窒素系難燃剤からなる群から選択される少なく
とも1つ以上の物質と、を必須成分として含有し、且つ
ハロゲン元素の含有率が0.1重量%以下であることを
特徴とする。
ル穴あけ加工時に発生する層間クラックの発生が抑えら
れ、かつ耐湿耐熱性に優れた、難燃性樹脂組成物、プリ
プレグ及びプリント配線板用積層板を提供する。 【解決手段】 ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化
合物と、少なくとも1種類のエポキシ樹脂のエポキシ当
量が3000〜50000g/eqのエポキシ樹脂と、
ノボラック型フェノール樹脂と、無機系難燃剤、リン系
難燃剤、窒素系難燃剤からなる群から選択される少なく
とも1つ以上の物質と、を必須成分として含有し、且つ
ハロゲン元素の含有率が0.1重量%以下であることを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント配線板用途に
適したいわゆるハロゲンフリーの難燃性樹脂組成物およ
びそれを用いたプリプレグ及びプリント配線板用積層板
に関する。
適したいわゆるハロゲンフリーの難燃性樹脂組成物およ
びそれを用いたプリプレグ及びプリント配線板用積層板
に関する。
【0002】
【従来の技術】火災や発火を防止して、安全性という観
点から、電機・電子機器に使用されるプリント配線板に
は難燃性が要求される。従来、この難燃性を確保する為
には一般には、ハロゲン元素を含む難燃剤、特に臭素系
難燃剤が用いられてきた。
点から、電機・電子機器に使用されるプリント配線板に
は難燃性が要求される。従来、この難燃性を確保する為
には一般には、ハロゲン元素を含む難燃剤、特に臭素系
難燃剤が用いられてきた。
【0003】しかし、最近の地球環境の保全・悪化防止
の観点から、毒性の強いダイオキシン類、ベンゾフラン
等を発生させる恐れのあるハロゲン元素をほとんど含有
しないで難燃化する技術が要求されている。ガラス布基
材を用いた銅張積層板には、エポキシ樹脂、ポリイミド
樹脂が使われているが、コストの点で一般には、エポキ
シ樹脂が多量に使用されている。エポキシ樹脂を使用し
たガラス布基材を用いた銅張積層板をハロゲン元素をほ
とんど含まないで難燃化するには、ハロゲン系難燃剤に
比べて難燃効果が小さい無機系難燃剤、リン系難燃剤、
窒素系難燃剤を多量に添加しなければならない。そのた
め、Tg(ガラス転移温度)、はんだ耐熱性等の特性が
著しく低下する等の問題があり実用化が困難である。
の観点から、毒性の強いダイオキシン類、ベンゾフラン
等を発生させる恐れのあるハロゲン元素をほとんど含有
しないで難燃化する技術が要求されている。ガラス布基
材を用いた銅張積層板には、エポキシ樹脂、ポリイミド
樹脂が使われているが、コストの点で一般には、エポキ
シ樹脂が多量に使用されている。エポキシ樹脂を使用し
たガラス布基材を用いた銅張積層板をハロゲン元素をほ
とんど含まないで難燃化するには、ハロゲン系難燃剤に
比べて難燃効果が小さい無機系難燃剤、リン系難燃剤、
窒素系難燃剤を多量に添加しなければならない。そのた
め、Tg(ガラス転移温度)、はんだ耐熱性等の特性が
著しく低下する等の問題があり実用化が困難である。
【0004】これに対して、従来、エポキシ樹脂より難
燃性に優れている樹脂を用いる方法が提案されている。
例えば、特開平2−69567号公報、特開平7−31
21号公報などに開示されているように、フェノール類
とアミン類とホルムアルデヒドから得られるジヒドロベ
ンゾオキサジン環を有する化合物を主材に用いる方法で
ある。このジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合物
は、窒素含有樹脂でありエポキシ樹脂に比べて難燃性に
優れており、更に、低吸水であるため耐湿耐熱性に優れ
た樹脂である。
燃性に優れている樹脂を用いる方法が提案されている。
例えば、特開平2−69567号公報、特開平7−31
21号公報などに開示されているように、フェノール類
とアミン類とホルムアルデヒドから得られるジヒドロベ
ンゾオキサジン環を有する化合物を主材に用いる方法で
ある。このジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合物
は、窒素含有樹脂でありエポキシ樹脂に比べて難燃性に
優れており、更に、低吸水であるため耐湿耐熱性に優れ
た樹脂である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジヒド
ロベンゾオキサジン環を有する化合物は、エポキシ樹脂
に比べてリジッドな骨格をしており、高弾性である。そ
のため、スルーホール穴あけ加工時に層間クラックが発
生しやすいという問題を有している。
ロベンゾオキサジン環を有する化合物は、エポキシ樹脂
に比べてリジッドな骨格をしており、高弾性である。そ
のため、スルーホール穴あけ加工時に層間クラックが発
生しやすいという問題を有している。
【0006】そこで、本発明は、地球環境の保全を図る
とともに、スルーホール穴あけ加工時に発生する層間ク
ラックの発生が抑えられ、かつ耐湿耐熱性に優れた、難
燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層
板を提供することを目的とする。
とともに、スルーホール穴あけ加工時に発生する層間ク
ラックの発生が抑えられ、かつ耐湿耐熱性に優れた、難
燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層
板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における難燃性樹
脂組成物は、ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合
物と、少なくとも1種類のエポキシ樹脂のエポキシ当量
が3000〜50000g/eqのエポキシ樹脂と、ノ
ボラック型フェノール樹脂と、無機系難燃剤、リン系難
燃剤、窒素系難燃剤からなる群から選択される少なくと
も1つ以上の物質と、を必須成分として含有してなるこ
とを特徴とする。
脂組成物は、ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合
物と、少なくとも1種類のエポキシ樹脂のエポキシ当量
が3000〜50000g/eqのエポキシ樹脂と、ノ
ボラック型フェノール樹脂と、無機系難燃剤、リン系難
燃剤、窒素系難燃剤からなる群から選択される少なくと
も1つ以上の物質と、を必須成分として含有してなるこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明は、上記該難燃性樹脂組成物
をワニスとし、このワニスを基材に含浸乾燥してなるプ
リプレグ及びプリプレグを所定枚数重ね合わせ両面に銅
箔を構成後、加熱成形して得られる銅張積層板である。
をワニスとし、このワニスを基材に含浸乾燥してなるプ
リプレグ及びプリプレグを所定枚数重ね合わせ両面に銅
箔を構成後、加熱成形して得られる銅張積層板である。
【0009】本発明で使用する、ジヒドロベンゾオキサ
ジン環を有する化合物としては、ジヒドロベンゾオキサ
ジン環を有し、ジヒドロベンゾオキサジン環の開環反応
により硬化する樹脂であれば特に限定されるものではな
く、フェノール性水酸基を有する化合物、ホルマリン、
1級アミンから下記の(1)式により合成される。
ジン環を有する化合物としては、ジヒドロベンゾオキサ
ジン環を有し、ジヒドロベンゾオキサジン環の開環反応
により硬化する樹脂であれば特に限定されるものではな
く、フェノール性水酸基を有する化合物、ホルマリン、
1級アミンから下記の(1)式により合成される。
【0010】
【化1】 (式中のR1はアルキル基、シクロヘキシル基、フェニ
ル基またはアルキル基もしくはアルコキシル基で置換さ
れたフェニル基である。)
ル基またはアルキル基もしくはアルコキシル基で置換さ
れたフェニル基である。)
【0011】フェノール性水酸基を有する化合物とし
て、多官能フェノール、ビフェノール化合物、ビスフェ
ノール化合物、トリスフェノール化合物、テトラフェノ
ール化合物、フェノール樹脂があげられる。
て、多官能フェノール、ビフェノール化合物、ビスフェ
ノール化合物、トリスフェノール化合物、テトラフェノ
ール化合物、フェノール樹脂があげられる。
【0012】多官能フェノールとしては、カテコール、
ヒドロキノン、レゾルキノールがあげられる。ビスフェ
ノール化合物としては、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールFおよびその位置異性体、ビスフェノールSテトラ
フルオロビスフェノールAがあげられる。またフェノー
ル樹脂としてはレゾール樹脂、フェノールノボラック樹
脂、フェノール変性キシレン樹脂、アルキルフェノール
樹脂、メラミンフェノール樹脂、ベンゾグアナミンフェ
ノール樹脂、フェノール変性ポリブタジエン等があげら
れる。
ヒドロキノン、レゾルキノールがあげられる。ビスフェ
ノール化合物としては、ビスフェノールA、ビスフェノ
ールFおよびその位置異性体、ビスフェノールSテトラ
フルオロビスフェノールAがあげられる。またフェノー
ル樹脂としてはレゾール樹脂、フェノールノボラック樹
脂、フェノール変性キシレン樹脂、アルキルフェノール
樹脂、メラミンフェノール樹脂、ベンゾグアナミンフェ
ノール樹脂、フェノール変性ポリブタジエン等があげら
れる。
【0013】1級アミンとしては、具体的にメチルアミ
ン、シクロヘキシルアミン、アニリン、置換アニリン等
があげられる。
ン、シクロヘキシルアミン、アニリン、置換アニリン等
があげられる。
【0014】本発明においてフェノール性水酸基を有す
る化合物と1級アミンとの混合物を70℃以上に過熱し
たアルデヒド中に添加して、70〜110℃、好ましく
は90〜100℃で20〜120分反応させ、その後1
20℃以下の温度で減圧乾燥することにより、合成する
ことができる。
る化合物と1級アミンとの混合物を70℃以上に過熱し
たアルデヒド中に添加して、70〜110℃、好ましく
は90〜100℃で20〜120分反応させ、その後1
20℃以下の温度で減圧乾燥することにより、合成する
ことができる。
【0015】本発明で使用する、エポキシ当量が300
0〜50000g/eqの高分子量エポキシ樹脂は、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂等の樹脂が使用できる。
0〜50000g/eqの高分子量エポキシ樹脂は、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂等の樹脂が使用できる。
【0016】エポキシ当量が3000〜50000g/
eqとしているのは、エポキシ当量が3000g/eq
よりも小さいと、スルーホール穴あけ加工時に発生する
層間クラックの発生を抑えることができず、またエポキ
シ当量が50000g/eqよりも大きくなるとワニス
が顕著に増粘するため塗工が困難になるからである。
eqとしているのは、エポキシ当量が3000g/eq
よりも小さいと、スルーホール穴あけ加工時に発生する
層間クラックの発生を抑えることができず、またエポキ
シ当量が50000g/eqよりも大きくなるとワニス
が顕著に増粘するため塗工が困難になるからである。
【0017】エポキシ当量が3000〜50000g/
eqのエポキシ樹脂の配合量は、有機樹脂固形分を10
0重量部とした場合、2〜20重量部が好ましい。エポ
キシ当量が3000〜50000g/eqの高分子量エ
ポキシ樹脂の配合量が、2重量部よりも小さいと、添加
の効果がほとんどなく、スルーホール穴あけ加工時に発
生する層間クラックの発生を抑えることが出来ないおそ
れがあるからである。また20重量部よりも大きくなる
と、耐燃性、耐熱性、機械特性の低下が大きく銅張積層
板として実用に耐えないことがあるからである。
eqのエポキシ樹脂の配合量は、有機樹脂固形分を10
0重量部とした場合、2〜20重量部が好ましい。エポ
キシ当量が3000〜50000g/eqの高分子量エ
ポキシ樹脂の配合量が、2重量部よりも小さいと、添加
の効果がほとんどなく、スルーホール穴あけ加工時に発
生する層間クラックの発生を抑えることが出来ないおそ
れがあるからである。また20重量部よりも大きくなる
と、耐燃性、耐熱性、機械特性の低下が大きく銅張積層
板として実用に耐えないことがあるからである。
【0018】ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合
物の硬化剤として使用するノボラック型フェノール樹脂
としては、フェノール性水酸基を有する化合物であるノ
ボラック型フェノール樹脂、例えばフェノールノボラッ
ク樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノール類とト
リアジン環を有する化合物とアルデヒド類との重縮合物
等が挙げられる。
物の硬化剤として使用するノボラック型フェノール樹脂
としては、フェノール性水酸基を有する化合物であるノ
ボラック型フェノール樹脂、例えばフェノールノボラッ
ク樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノール類とト
リアジン環を有する化合物とアルデヒド類との重縮合物
等が挙げられる。
【0019】フェノールノボラック樹脂、クレゾールノ
ボラック樹脂は、一般的なものが使用できる。
ボラック樹脂は、一般的なものが使用できる。
【0020】フェノール類とトリアジン環を有するアル
デヒド類との重縮合物を得るために使用するフェノール
類としては、特に限定されるものではなく、例えばフェ
ノール、あるいは、クレゾール、キシレノール、エチル
フェノール、ブチルフェノールなどのアルキルフェノー
ル類、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールS、レゾルシン、カテコール等の多価フェノール
類、フェニルフェノール、アミノフェノール等が挙げら
れる。またこれらのフェノール類は、その使用にあたっ
て1種類のみのに限定されるものではなく、2種類以上
の併用も可能である。
デヒド類との重縮合物を得るために使用するフェノール
類としては、特に限定されるものではなく、例えばフェ
ノール、あるいは、クレゾール、キシレノール、エチル
フェノール、ブチルフェノールなどのアルキルフェノー
ル類、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェ
ノールS、レゾルシン、カテコール等の多価フェノール
類、フェニルフェノール、アミノフェノール等が挙げら
れる。またこれらのフェノール類は、その使用にあたっ
て1種類のみのに限定されるものではなく、2種類以上
の併用も可能である。
【0021】さらに、本発明のフェノール類とトリアジ
ン環を有する化合物とアルデヒド類との重縮合物を得る
ためのトリアジン環を有する化合物としては、特に限定
されるものではないが、次の一般式(I)および/また
は一般式(II)であることが好ましい。
ン環を有する化合物とアルデヒド類との重縮合物を得る
ためのトリアジン環を有する化合物としては、特に限定
されるものではないが、次の一般式(I)および/また
は一般式(II)であることが好ましい。
【0022】
【化2】 (式中、R1、R2、R3はアミノ基、アルキル基、フ
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す。)
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す。)
【0023】
【化3】 (式中、R4、R5、R6はアミノ基、アルキル基、フ
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す。)
ェニル基、ヒドロキシル基、ヒドロキシルアルキル基、
エーテル基、エステル基、酸基、不飽和基、シアノ基、
のいずれかを表す。)
【0024】一般式(I)中、R1、R2、R3のうち
少なくとも1つがアミノ基であることが望ましい。
少なくとも1つがアミノ基であることが望ましい。
【0025】一般式(I)で示される化合物としては、
具体的には、例えば、メラミン、あるいはアセトグアナ
ミン、ベンゾグアナミン等のグアナミン誘導体、シアヌ
ル酸、あるいはメチルシアヌレート、エチルシアヌレー
ト、アセチルシアヌレート、塩化シアヌルなどのシアヌ
ル酸誘導体等が挙げられる。硬化剤として使用するため
には、これらの中でもR1、R2、R3のうちいずれか
2つまたは3つがアミノ基であることが好ましい。
具体的には、例えば、メラミン、あるいはアセトグアナ
ミン、ベンゾグアナミン等のグアナミン誘導体、シアヌ
ル酸、あるいはメチルシアヌレート、エチルシアヌレー
ト、アセチルシアヌレート、塩化シアヌルなどのシアヌ
ル酸誘導体等が挙げられる。硬化剤として使用するため
には、これらの中でもR1、R2、R3のうちいずれか
2つまたは3つがアミノ基であることが好ましい。
【0026】一般式(II)で示される化合物としては、
具体的には、例えば、イソシアヌル酸、あるいはメチル
イソシアヌレート、エチルイソシアヌレート、アリルイ
ソシアヌレート、2−ヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、2−カルボキシルエチルイソシアヌレート、塩素化
イソシアヌル酸などのイソシアヌル酸誘導体などが挙げ
られる。
具体的には、例えば、イソシアヌル酸、あるいはメチル
イソシアヌレート、エチルイソシアヌレート、アリルイ
ソシアヌレート、2−ヒドロキシエチルイソシアヌレー
ト、2−カルボキシルエチルイソシアヌレート、塩素化
イソシアヌル酸などのイソシアヌル酸誘導体などが挙げ
られる。
【0027】これらの化合物の使用にあたっては1種類
のみに限定されるものではなく2種類以上の併用が可能
である。本発明のフェノール樹脂組成物を得るためのア
ルデヒド類は限定されるものではないが、取扱いの容易
さからホルムアルデヒドが好ましい。ホルムアルデヒド
としては限定されるものではないが、代表的な供給源と
してホルマリン、パラホルムアルデヒド等が挙げられ
る。
のみに限定されるものではなく2種類以上の併用が可能
である。本発明のフェノール樹脂組成物を得るためのア
ルデヒド類は限定されるものではないが、取扱いの容易
さからホルムアルデヒドが好ましい。ホルムアルデヒド
としては限定されるものではないが、代表的な供給源と
してホルマリン、パラホルムアルデヒド等が挙げられ
る。
【0028】以下に、フェノール類とトリアジン環を有
する化合物とアルデヒド類との反応物を得るための代表
的な方法について説明する。まず、前記したフェノール
類とアルデヒド類とトリアジン環を有する化合物とを塩
基性あるいは酸性触媒化で反応させる。この時系のpH
は特に限定されるものではないがトリアジン環を含む化
合物の多くが塩基性溶液に容易に溶解することから、塩
基性触媒化で反応させることが好ましく、さらにはアミ
ン類の使用が好ましい。また、各原料の反応順序も特に
制限はなく、フェノール類、アルデヒド類をまず反応さ
せてからトリアジン環を有する化合物を加えても、逆に
トリアジン環を有する化合物とアルデヒド類を反応させ
てからフェノール類を加えても、同時にすべての原料を
加えて反応させてもよい。
する化合物とアルデヒド類との反応物を得るための代表
的な方法について説明する。まず、前記したフェノール
類とアルデヒド類とトリアジン環を有する化合物とを塩
基性あるいは酸性触媒化で反応させる。この時系のpH
は特に限定されるものではないがトリアジン環を含む化
合物の多くが塩基性溶液に容易に溶解することから、塩
基性触媒化で反応させることが好ましく、さらにはアミ
ン類の使用が好ましい。また、各原料の反応順序も特に
制限はなく、フェノール類、アルデヒド類をまず反応さ
せてからトリアジン環を有する化合物を加えても、逆に
トリアジン環を有する化合物とアルデヒド類を反応させ
てからフェノール類を加えても、同時にすべての原料を
加えて反応させてもよい。
【0029】このとき、フェノール類に対するアルデヒ
ド類のモル比は特に限定されるものではないが、0.2
〜1.5で、好ましくは0.4から0.8である。また
フェノール類に対するトリアジン環を有する化合物との
重量比は(10〜98):(90〜2)で好ましくは
(50〜95):(50〜5)である。フェノール類の
重量比が10%より少ないと樹脂化することが困難とな
り、98%より多いと十分な難燃効果を得ることができ
なくなるからである。
ド類のモル比は特に限定されるものではないが、0.2
〜1.5で、好ましくは0.4から0.8である。また
フェノール類に対するトリアジン環を有する化合物との
重量比は(10〜98):(90〜2)で好ましくは
(50〜95):(50〜5)である。フェノール類の
重量比が10%より少ないと樹脂化することが困難とな
り、98%より多いと十分な難燃効果を得ることができ
なくなるからである。
【0030】また触媒は、特に限定されるものではない
が、代表的なものとして水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化バリウム等のアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の水酸化物、およびこれらの酸化物、アンモニ
ア、1〜3級アミン類、ヘキサメチレンテトラミン、炭
酸ナトリウム等、そして塩酸、硫酸、スルホン酸等の無
機酸、シュウ酸、酢酸等の有機酸、ルイス酸、あるいは
酢酸亜鉛などの2価金属塩等がある。
が、代表的なものとして水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化バリウム等のアルカリ金属およびアルカリ
土類金属の水酸化物、およびこれらの酸化物、アンモニ
ア、1〜3級アミン類、ヘキサメチレンテトラミン、炭
酸ナトリウム等、そして塩酸、硫酸、スルホン酸等の無
機酸、シュウ酸、酢酸等の有機酸、ルイス酸、あるいは
酢酸亜鉛などの2価金属塩等がある。
【0031】金属などの無機物が触媒残として残ること
は好ましくないことから、塩基性の触媒としてはアミン
類、酸性の触媒としては有機酸を使用することが好まし
い。また、反応制御の面から反応を各種溶剤の存在化で
行ってもよい。次に、必要に応じて中和、水洗して塩類
などの不純物を除去する。ただし、触媒にアミン類を使
用した場合は行わないことが好ましい。反応終了後、未
反応のアルデヒド類、フェノール類、溶剤等を常圧蒸
留、真空蒸留等の常法にしたがって除去する。この時、
未反応のアルデヒド類とメチロール類を除去することが
好ましく、未反応のアルデヒド類とメチロール基を実質
的に含まない樹脂組成物を得るためには、120℃以上
の加熱処理を必要とする。このとき、ノボラック樹脂を
得るときの常法に従い充分に加熱、蒸留することが好ま
しい。特に限定されるわけではないが、このとき前記し
たように未反応1官能性のフェノール単量体を2%以下
にすることが好ましい。
は好ましくないことから、塩基性の触媒としてはアミン
類、酸性の触媒としては有機酸を使用することが好まし
い。また、反応制御の面から反応を各種溶剤の存在化で
行ってもよい。次に、必要に応じて中和、水洗して塩類
などの不純物を除去する。ただし、触媒にアミン類を使
用した場合は行わないことが好ましい。反応終了後、未
反応のアルデヒド類、フェノール類、溶剤等を常圧蒸
留、真空蒸留等の常法にしたがって除去する。この時、
未反応のアルデヒド類とメチロール類を除去することが
好ましく、未反応のアルデヒド類とメチロール基を実質
的に含まない樹脂組成物を得るためには、120℃以上
の加熱処理を必要とする。このとき、ノボラック樹脂を
得るときの常法に従い充分に加熱、蒸留することが好ま
しい。特に限定されるわけではないが、このとき前記し
たように未反応1官能性のフェノール単量体を2%以下
にすることが好ましい。
【0032】このようにして得られたものは、フェノー
ル類とトリアジン環を有する化合物とアルデヒドの重縮
合物である。
ル類とトリアジン環を有する化合物とアルデヒドの重縮
合物である。
【0033】ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化合
物の配合量は有機樹脂固形分100重量部に対して50
〜93重量部であることが好ましい。スルーホール穴あ
け加工時に発生する層間クラックの発生を抑えるために
は高分子量エポキシ樹脂を2重量部以上の添加が好まし
く、かつ硬化剤であるノボラック型フェノール樹脂の添
加量が硬化速度を実用レベルまで早くするためには、5
重量部以上の添加が好ましいためジヒドロベンゾオキサ
ジン環を有する化合物の添加量は93重量部以下が好ま
しい。50重量部よりも少ないと、耐燃性が低下する傾
向があり、難燃基準UL−94V−0(アンダーライト
ラボラトリ規格)を確保するためには、難燃剤の添加
が増加することとなり、耐湿耐熱性、Tg等の特性が著
しく低下する場合があるからである。ジヒドロベンゾオ
キサジン環を有する化合物の硬化剤であるノボラック型
フェノール樹脂の添加量は、有機樹脂固形分100重量
部に対して5〜40重量部が好ましい。5重量部未満で
は硬化速度が遅く生産効率が悪く、40重量部を超える
と硬化剤量が過剰になり架橋密度が低下し積層板特性が
悪くなるおそれがあるからである。
物の配合量は有機樹脂固形分100重量部に対して50
〜93重量部であることが好ましい。スルーホール穴あ
け加工時に発生する層間クラックの発生を抑えるために
は高分子量エポキシ樹脂を2重量部以上の添加が好まし
く、かつ硬化剤であるノボラック型フェノール樹脂の添
加量が硬化速度を実用レベルまで早くするためには、5
重量部以上の添加が好ましいためジヒドロベンゾオキサ
ジン環を有する化合物の添加量は93重量部以下が好ま
しい。50重量部よりも少ないと、耐燃性が低下する傾
向があり、難燃基準UL−94V−0(アンダーライト
ラボラトリ規格)を確保するためには、難燃剤の添加
が増加することとなり、耐湿耐熱性、Tg等の特性が著
しく低下する場合があるからである。ジヒドロベンゾオ
キサジン環を有する化合物の硬化剤であるノボラック型
フェノール樹脂の添加量は、有機樹脂固形分100重量
部に対して5〜40重量部が好ましい。5重量部未満で
は硬化速度が遅く生産効率が悪く、40重量部を超える
と硬化剤量が過剰になり架橋密度が低下し積層板特性が
悪くなるおそれがあるからである。
【0034】また、オキサジン環含有樹脂は、フェノー
ル系樹脂と反応した後に、水酸基を生成するので、エポ
キシ樹脂と反応する。そのため、エポキシ樹脂の添加は
架橋密度の調整に役立つのでエポキシ当量が3000〜
50000g/eq以外に種々のエポキシ樹脂を添加す
ることは、有効な手段である。
ル系樹脂と反応した後に、水酸基を生成するので、エポ
キシ樹脂と反応する。そのため、エポキシ樹脂の添加は
架橋密度の調整に役立つのでエポキシ当量が3000〜
50000g/eq以外に種々のエポキシ樹脂を添加す
ることは、有効な手段である。
【0035】エポキシ樹脂の種類としては、2官能以上
のエポキシ樹脂が用いられる。例えば、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、多官
能フェノールのジグリシジルエーテル化物、多官能アル
コールのジグリシジルエーテル化物、これらの水素添加
物等があり、何種類かを併用することもできる。
のエポキシ樹脂が用いられる。例えば、ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ビスフェノールS型エポキシ樹脂、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、多官
能フェノールのジグリシジルエーテル化物、多官能アル
コールのジグリシジルエーテル化物、これらの水素添加
物等があり、何種類かを併用することもできる。
【0036】本発明においては、合成したオキサジン環
含有化合物に、ハロゲン元素を含まない難燃剤、例え
ば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機
系難燃剤、リン酸エステル類、リン酸メラミン等のリン
−窒素系難燃剤、メラミン、メラミンシアヌレート等の
窒素含有化合物等を添加して、上記に述べた樹脂組成物
を難燃化する。難燃剤の添加量は、求められる難燃度に
応じて適宜、配合量が決定されるが、プラスチック材料
の難燃基準となっているUL94のV−0を満足するに
必要十分な量が好ましい。この基準を満足する場合に
は、難燃剤の種類およびそれぞれの量は制限されるもの
ではない。
含有化合物に、ハロゲン元素を含まない難燃剤、例え
ば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機
系難燃剤、リン酸エステル類、リン酸メラミン等のリン
−窒素系難燃剤、メラミン、メラミンシアヌレート等の
窒素含有化合物等を添加して、上記に述べた樹脂組成物
を難燃化する。難燃剤の添加量は、求められる難燃度に
応じて適宜、配合量が決定されるが、プラスチック材料
の難燃基準となっているUL94のV−0を満足するに
必要十分な量が好ましい。この基準を満足する場合に
は、難燃剤の種類およびそれぞれの量は制限されるもの
ではない。
【0037】これらの成分のほかに、必要に応じて、硬
化促進剤、着色剤、酸化防止剤、還元剤、紫外線不透過
剤などが配合される。
化促進剤、着色剤、酸化防止剤、還元剤、紫外線不透過
剤などが配合される。
【0038】プリプレグを作製する際に使用する織布お
よび不織布の基材としては紙、コットンリンターのよう
な天然繊維基材、アラミド、ポリビニルアルコール、ポ
リエステル、アクリルのような有機合成繊維基材、ガラ
ス、アスベストのような無機繊維基材が使用される。耐
熱性の見地から、ガラス繊維基材が好ましい。ガラス繊
維基材としては、Eガラス、Cガラス、Dガラス、Sガ
ラスなどを使用した織布や短繊維を有機バインダーで接
着したガラス不織布、さらに、ガラス繊維とセルロース
繊維とを混沙したものがある。
よび不織布の基材としては紙、コットンリンターのよう
な天然繊維基材、アラミド、ポリビニルアルコール、ポ
リエステル、アクリルのような有機合成繊維基材、ガラ
ス、アスベストのような無機繊維基材が使用される。耐
熱性の見地から、ガラス繊維基材が好ましい。ガラス繊
維基材としては、Eガラス、Cガラス、Dガラス、Sガ
ラスなどを使用した織布や短繊維を有機バインダーで接
着したガラス不織布、さらに、ガラス繊維とセルロース
繊維とを混沙したものがある。
【0039】これらを配合したワニスは従来と同様に、
織布や不織布などの基材に含浸させてプリプレグを製造
し、プリプレグを重ね合わせその両面に銅箔を構成後、
加圧、加熱プレスすることにより、銅張り積層板を製造
する。銅箔の厚みは、通常積層板に用いられている50
〜200μmのものを使用できる。加熱温度は100〜
250℃、圧力は0.5〜20MPa、加熱時間は0.
2〜5時間の範囲で行うが、場合によっては、この範囲
を外れることがある。
織布や不織布などの基材に含浸させてプリプレグを製造
し、プリプレグを重ね合わせその両面に銅箔を構成後、
加圧、加熱プレスすることにより、銅張り積層板を製造
する。銅箔の厚みは、通常積層板に用いられている50
〜200μmのものを使用できる。加熱温度は100〜
250℃、圧力は0.5〜20MPa、加熱時間は0.
2〜5時間の範囲で行うが、場合によっては、この範囲
を外れることがある。
【0040】以上の手段をとることにより、耐湿耐熱性
が良好でかつ、スルーホール穴あけ加工時に発生する層
間クラックの発生が抑えられたプリント配線板の製造可
能なハロゲンフリーな難燃性樹脂組成物およびプリプレ
グ、および上記特性を有するプリント配線板用積層板を
得ることができる。
が良好でかつ、スルーホール穴あけ加工時に発生する層
間クラックの発生が抑えられたプリント配線板の製造可
能なハロゲンフリーな難燃性樹脂組成物およびプリプレ
グ、および上記特性を有するプリント配線板用積層板を
得ることができる。
【0041】特に、本発明に使用する高分子量エポキシ
は1次元構造をしている。そのため、2次元または3次
元架橋をする通常の熱硬化性樹脂に比べて高伸びであ
り、衝撃に対して強いという特徴を持つ。鋭意検討した
結果、高分子量エポキシとジヒドロベンゾオキサジン環
を有する化合物との相溶性は良好であり、その混合物は
高伸びである高分子量エポキシにより、靭性が向上し、
衝撃に対して強いことを見出した。すなわち、ジヒドロ
ベンゾオキサジン環を有する化合物を主材とする高分子
量エポキシ含有熱硬化性樹脂の硬化物は靭性があり、ス
ルーホール穴あけ加工時に受ける衝撃に耐え、層間クラ
ックの発生の抑制が可能となる。
は1次元構造をしている。そのため、2次元または3次
元架橋をする通常の熱硬化性樹脂に比べて高伸びであ
り、衝撃に対して強いという特徴を持つ。鋭意検討した
結果、高分子量エポキシとジヒドロベンゾオキサジン環
を有する化合物との相溶性は良好であり、その混合物は
高伸びである高分子量エポキシにより、靭性が向上し、
衝撃に対して強いことを見出した。すなわち、ジヒドロ
ベンゾオキサジン環を有する化合物を主材とする高分子
量エポキシ含有熱硬化性樹脂の硬化物は靭性があり、ス
ルーホール穴あけ加工時に受ける衝撃に耐え、層間クラ
ックの発生の抑制が可能となる。
【0042】また、本発明における難燃性樹脂組成物
は、この組成物全体に対して、ハロゲン元素をほとんど
含まず、その含有率を0.1重量%以下とすることがで
きるため、そうすることによりダイオキシンやベンゾフ
ラン等の地球環境を悪化させる物質の発生を防止でき、
地球環境の保全を図ることができる。
は、この組成物全体に対して、ハロゲン元素をほとんど
含まず、その含有率を0.1重量%以下とすることがで
きるため、そうすることによりダイオキシンやベンゾフ
ラン等の地球環境を悪化させる物質の発生を防止でき、
地球環境の保全を図ることができる。
【0043】
【実施例】以下に、比較例とともに実施例を示して、本
発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0044】(A)ジヒドロベンゾオキサジン環を有す
る化合物の合成(I) (1)フェノールノボラックの合成 フェノール1.9kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.15kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕
込み、還流温度で6時間反応させた。引き続き、内部を
6666.1Pa以下に減圧して未反応のフェノールお
よび水を除去した。得られた樹脂は軟化点89℃(環球
法)、3核体以上/2核体比=89/11(ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーによるピーク面積比)で
あった。以下得られた樹脂を(A1)と略記する。 (2)ジヒドロベンゾオキサジン環の導入
る化合物の合成(I) (1)フェノールノボラックの合成 フェノール1.9kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.15kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕
込み、還流温度で6時間反応させた。引き続き、内部を
6666.1Pa以下に減圧して未反応のフェノールお
よび水を除去した。得られた樹脂は軟化点89℃(環球
法)、3核体以上/2核体比=89/11(ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィーによるピーク面積比)で
あった。以下得られた樹脂を(A1)と略記する。 (2)ジヒドロベンゾオキサジン環の導入
【0045】上記により合成したフェノールノボラック
樹脂1.7kg(ヒドロキシル基16molに相当)を
アニリン1.49kg(16molに相当)と80℃で
5時間攪拌し、均一な混合溶液を調整した。5リットル
フラスコ中に、ホルマリン1.62kgを仕込み90℃
に加熱し、ここへノボラック/アニリン混合溶液を30
分間かけて少しずつ添加した。添加終了後30分間、還
流温度に保ち、然る後に100℃で2時間6666.1
Pa以下に減圧して縮合水を除去し、反応しうるヒドロ
キシル基の95%がジヒドロベンゾオキサジン化された
熱硬化性樹脂を得た。 得られた樹脂を、以下、(B
1)と略記する。
樹脂1.7kg(ヒドロキシル基16molに相当)を
アニリン1.49kg(16molに相当)と80℃で
5時間攪拌し、均一な混合溶液を調整した。5リットル
フラスコ中に、ホルマリン1.62kgを仕込み90℃
に加熱し、ここへノボラック/アニリン混合溶液を30
分間かけて少しずつ添加した。添加終了後30分間、還
流温度に保ち、然る後に100℃で2時間6666.1
Pa以下に減圧して縮合水を除去し、反応しうるヒドロ
キシル基の95%がジヒドロベンゾオキサジン化された
熱硬化性樹脂を得た。 得られた樹脂を、以下、(B
1)と略記する。
【0046】(B)フェノール類とトリアジン環を有す
る化合物とアルデヒド類との重縮合物の合成 フェノール94重量部に41.5%ホルマリン29重量
部、およびトリエチルアミン0.47重量部を加え、8
0℃にて3時間反応させた。メラミンを19重量部加え
さらに1時間反応させた後、常圧下にて水を除去しなが
ら120℃まで昇温し、温度を保持したまま2時間反応
させた。次に常圧下にて水を除去しながら180℃まで
昇温し、減圧下にて未反応のフェノールを除去し、軟化
点136℃のフェノールとメラミンの重縮合物を得た
(以下、メラミン変性フェノール樹脂と呼ぶ)。以下、
得られた樹脂を(C1)と略記する。
る化合物とアルデヒド類との重縮合物の合成 フェノール94重量部に41.5%ホルマリン29重量
部、およびトリエチルアミン0.47重量部を加え、8
0℃にて3時間反応させた。メラミンを19重量部加え
さらに1時間反応させた後、常圧下にて水を除去しなが
ら120℃まで昇温し、温度を保持したまま2時間反応
させた。次に常圧下にて水を除去しながら180℃まで
昇温し、減圧下にて未反応のフェノールを除去し、軟化
点136℃のフェノールとメラミンの重縮合物を得た
(以下、メラミン変性フェノール樹脂と呼ぶ)。以下、
得られた樹脂を(C1)と略記する。
【0047】フェノールとメラミンの重量比率は、フェ
ノール類/トリアジン環類が76/24であり、未反応
ホルムアルデヒド量は0%であり、メチロール基は存在
せず、および未反応フェノールモノマー量は0.3%で
あった。
ノール類/トリアジン環類が76/24であり、未反応
ホルムアルデヒド量は0%であり、メチロール基は存在
せず、および未反応フェノールモノマー量は0.3%で
あった。
【0048】(C)その他の配合物 (1)高分子量エポキシ樹脂 エポキシ当量約25000g/eqの市販されている一
般的なBPA型エポキシ樹脂(フェノキシ樹脂)を使用
した。 (2)フェノールノボラック型エポキシ樹脂 YDPN−638P(東都化成株式会社製) エポキシ当量180g/eq、常温で液状 (3)水酸化アルミニウム 電子材料用に一般的に用いられている残留イオン等の少
ないもので、粒子径が3μm〜5μmのものを使用し
た。 (4)リン系難燃剤 縮合リン酸エステルCR−733S(大八化学工業株式
会社製:商品名)
般的なBPA型エポキシ樹脂(フェノキシ樹脂)を使用
した。 (2)フェノールノボラック型エポキシ樹脂 YDPN−638P(東都化成株式会社製) エポキシ当量180g/eq、常温で液状 (3)水酸化アルミニウム 電子材料用に一般的に用いられている残留イオン等の少
ないもので、粒子径が3μm〜5μmのものを使用し
た。 (4)リン系難燃剤 縮合リン酸エステルCR−733S(大八化学工業株式
会社製:商品名)
【0049】実施例1〜4及び比較例1〜2 表1に示した配合を基本組成とし、エポキシ当量が25
000g/eqのBPA型エポキシを表2に示した通り
の添加量(有機樹脂固形分に対する重量部数)を配合し
て、樹脂組成物とした。即ち、実施例1〜4は、高分子
量エポキシの配合量を2、5、10、20重量%とした
樹脂組成物であり、比較例1は、高分子量エポキシの配
合量を0、25重量%とした樹脂組成物である。
000g/eqのBPA型エポキシを表2に示した通り
の添加量(有機樹脂固形分に対する重量部数)を配合し
て、樹脂組成物とした。即ち、実施例1〜4は、高分子
量エポキシの配合量を2、5、10、20重量%とした
樹脂組成物であり、比較例1は、高分子量エポキシの配
合量を0、25重量%とした樹脂組成物である。
【0050】得られた各樹脂組成物をメチルエチルケト
ンに溶解させ、さらに溶液の不揮発分を65〜75重量
%になるようにメチルエチルケトンで調整した。然る
後、各々の混合液をガラスクロス(0.2mm)含浸さ
せ、160℃で4分間乾燥してプリプレグを得た。
ンに溶解させ、さらに溶液の不揮発分を65〜75重量
%になるようにメチルエチルケトンで調整した。然る
後、各々の混合液をガラスクロス(0.2mm)含浸さ
せ、160℃で4分間乾燥してプリプレグを得た。
【0051】このプリプレグを8枚重ね、その両面に1
8μmの銅箔を重ね、185℃、圧4MPaにて100
分間加熱加圧成形して厚さ1.5mmの両面銅張り積層
板を得た。
8μmの銅箔を重ね、185℃、圧4MPaにて100
分間加熱加圧成形して厚さ1.5mmの両面銅張り積層
板を得た。
【0052】以上により作製した、実施例1〜4及び比
較例1〜2の両面銅張り積層板について、スルーホール
加工時に発生する層間クラックの発生の有無、耐燃性、
耐湿耐熱性を調べた。その結果を表2に示す。なお、試
験方法は以下の通りとした。
較例1〜2の両面銅張り積層板について、スルーホール
加工時に発生する層間クラックの発生の有無、耐燃性、
耐湿耐熱性を調べた。その結果を表2に示す。なお、試
験方法は以下の通りとした。
【0053】(1)層間クラックの発生数:作製した両
面銅張り積層板を2枚重ねにし、回転速度70krp
m、送り速度2.1m/minのドリル加工条件でψ
0.4の穴あけ加工を行った。その後、無電解メッキを
行なった。断面を顕微鏡で観察することにより、層間ク
ラックの発生の有無を確認した。
面銅張り積層板を2枚重ねにし、回転速度70krp
m、送り速度2.1m/minのドリル加工条件でψ
0.4の穴あけ加工を行った。その後、無電解メッキを
行なった。断面を顕微鏡で観察することにより、層間ク
ラックの発生の有無を確認した。
【0054】(2)耐燃焼性:UL94に準拠する。は
んだ耐熱性:121℃、2130hPaのプレッシャー
クッカー処理装置内に6時間保持後の試験片(50mm
×50mmの片面半銅付き)を260℃に加熱されたは
んだ槽に30秒間沈め、ふくれ及びミーズリングの発生
の有無を肉眼にて観察した。表中の各記号は、○:変化
なし、△:ミーズリングまたは目浮き発生、×:ふくれ
発生を意味する。得られた積層板の特性を表3に示す。
んだ耐熱性:121℃、2130hPaのプレッシャー
クッカー処理装置内に6時間保持後の試験片(50mm
×50mmの片面半銅付き)を260℃に加熱されたは
んだ槽に30秒間沈め、ふくれ及びミーズリングの発生
の有無を肉眼にて観察した。表中の各記号は、○:変化
なし、△:ミーズリングまたは目浮き発生、×:ふくれ
発生を意味する。得られた積層板の特性を表3に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】表2の結果から明らかなように、比較例1
にあるように高分子量エポキシを配合していない場合は
層間クラックの発生が見られるが、実施例1〜4にある
ように、高分子量エポキシを配合することにより層間ク
ラックの発生が抑えられることが判った。しかし、比較
例2にあるように、高分子量エポキシ樹脂の配合量が2
5重量部になると耐燃性および耐湿耐熱性が著しく低下
することが判った。
にあるように高分子量エポキシを配合していない場合は
層間クラックの発生が見られるが、実施例1〜4にある
ように、高分子量エポキシを配合することにより層間ク
ラックの発生が抑えられることが判った。しかし、比較
例2にあるように、高分子量エポキシ樹脂の配合量が2
5重量部になると耐燃性および耐湿耐熱性が著しく低下
することが判った。
【0058】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物、プリプレグ
及びプリント配線板用積層板によれば、ジヒドロベンゾ
オキサジン化合物を主成分とする熱硬化性樹脂組成物に
高分子量エポキシを配合することにより、靭性が増し脆
さが改善され、プリント配線板へ適応する場合大きな問
題になっていた層間クラックの発生の抑制が可能となっ
た。
及びプリント配線板用積層板によれば、ジヒドロベンゾ
オキサジン化合物を主成分とする熱硬化性樹脂組成物に
高分子量エポキシを配合することにより、靭性が増し脆
さが改善され、プリント配線板へ適応する場合大きな問
題になっていた層間クラックの発生の抑制が可能となっ
た。
【0059】特に、スルーホール穴あけ加工時に発生す
る層間クラックの発生が抑えられ、かつ耐湿耐熱性に優
れているので、ドリル加工性が良好で、耐湿耐熱性が良
好な難燃性のプリント配線板用積層板の提供が可能とな
った。
る層間クラックの発生が抑えられ、かつ耐湿耐熱性に優
れているので、ドリル加工性が良好で、耐湿耐熱性が良
好な難燃性のプリント配線板用積層板の提供が可能とな
った。
【0060】また、本発明は、ハロゲン元素をほとんど
含まず、含有率を0.1重量%以下としているので、ダ
イオキシンやベンゾフラン等の地球環境を悪化させる物
質の発生を防止でき、地球環境の保全を図ることができ
る。
含まず、含有率を0.1重量%以下としているので、ダ
イオキシンやベンゾフラン等の地球環境を悪化させる物
質の発生を防止でき、地球環境の保全を図ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/03 610 H05K 1/03 610L 610K 610R (72)発明者 鴨志田 真一 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館事業所内 (72)発明者 阿部 紀大 茨城県下館市大字小川1500番地 日立化成 工業株式会社下館事業所内 Fターム(参考) 4F072 AA07 AB03 AB04 AB05 AB06 AB08 AB09 AB28 AB29 AB31 AD25 AD26 AD27 AD28 AD32 AE02 AE07 AF03 AF04 AF15 AF26 AG03 AH02 AH22 AK02 AL13 4J002 CC04Y CC05Y CC07W CD01X CD02X CD05X CD06X CD07X CD11X DE077 DE147 EU137 EU187 EU206 EW047 EW157 FD137 FD14Y FD146 GQ05 4J036 AA01 DC17 FA03 FA12 FB07 JA08
Claims (5)
- 【請求項1】 ジヒドロベンゾオキサジン環を有する化
合物と、少なくとも1種類のエポキシ樹脂のエポキシ当
量が3000〜50000g/eqであるエポキシ樹脂
と、ノボラック型フェノール樹脂と、無機系難燃剤、リ
ン系難燃剤、窒素系難燃剤からなる群から選択される少
なくとも1つ以上の物質と、を必須成分として含有して
なる難燃性樹脂組成物。 - 【請求項2】 有機樹脂固形分100重量中、ジヒドロ
ベンゾオキサジン環を有する化合物が50〜93重量部
と、エポキシ当量が3000〜50000g/eqのエ
ポキシ樹脂が2〜20重量部と、ノボラック型フェノー
ル樹脂が5〜40重量部とを含有する事を特徴とする請
求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 ノボラック型フェノール樹脂がフェノー
ル類とトリアジン環を有する化合物とアルデヒド類との
重縮合物であることを特徴とする請求項1または2に記
載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の難燃性樹脂組成
物をワニスとし、このワニスを織布または不織布不から
なる基材に含浸及び乾燥してなることを特徴とするプリ
プレグ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のプリプレグを所定枚数
重ね合わせ、両面に銅箔を設け、加熱成形して得られる
プリント配線板用積層板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30619799A JP2001122948A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30619799A JP2001122948A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001122948A true JP2001122948A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17954182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30619799A Pending JP2001122948A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001122948A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005330482A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-12-02 | Toray Ind Inc | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 |
JP2006505679A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-02-16 | アクゾ ノベル エヌブィー | 反応性難燃性ホスホネートオリゴマー及びフィラーを含有するエポキシ樹脂組成物 |
JP2006202958A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Hitachi Chem Co Ltd | プリプレグ、それを用いた積層板、プリント配線板、多層プリント配線板 |
KR100869380B1 (ko) | 2005-08-26 | 2008-11-19 | 주식회사 엘지화학 | 비할로겐계 및 비인계 난연성 수지 조성물, 이를 이용한프리프레그 및 동박 적층판 |
KR101770579B1 (ko) * | 2010-03-05 | 2017-08-23 | 헌츠만 어드밴스드 머티리얼스 아메리카스 엘엘씨 | 전기 부품에 사용하기 위한, 고주파에서 낮은 유전 손실을 갖는 열경화성 수지 시스템 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08183835A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 熱硬化性樹脂組成物、接着剤シート及び接着剤付き 金属はく |
JPH1135651A (ja) * | 1997-07-22 | 1999-02-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物 |
JPH11172025A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Hitachi Chem Co Ltd | プリント配線板用プリプレグ及びそれを用いた金属箔張積層板 |
JPH11228670A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Hitachi Chem Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ、エポキシ樹脂積層板及び金属はく張エポキシ樹脂積層板 |
JPH11279378A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Hitachi Chem Co Ltd | 難燃性非ハロゲンエポキシ樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 |
JP3965786B2 (ja) * | 1998-06-25 | 2007-08-29 | 日立化成工業株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及びプリプレグ、プリント配線板用積層板 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30619799A patent/JP2001122948A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08183835A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Hitachi Chem Co Ltd | 熱硬化性樹脂組成物、接着剤シート及び接着剤付き 金属はく |
JPH1135651A (ja) * | 1997-07-22 | 1999-02-09 | Hitachi Chem Co Ltd | 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物 |
JPH11172025A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Hitachi Chem Co Ltd | プリント配線板用プリプレグ及びそれを用いた金属箔張積層板 |
JPH11228670A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-24 | Hitachi Chem Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ、エポキシ樹脂積層板及び金属はく張エポキシ樹脂積層板 |
JPH11279378A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Hitachi Chem Co Ltd | 難燃性非ハロゲンエポキシ樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 |
JP3965786B2 (ja) * | 1998-06-25 | 2007-08-29 | 日立化成工業株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及びプリプレグ、プリント配線板用積層板 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006505679A (ja) * | 2002-11-08 | 2006-02-16 | アクゾ ノベル エヌブィー | 反応性難燃性ホスホネートオリゴマー及びフィラーを含有するエポキシ樹脂組成物 |
JP2005330482A (ja) * | 2004-04-23 | 2005-12-02 | Toray Ind Inc | エポキシ樹脂組成物、プリプレグおよび繊維強化複合材料 |
JP2006202958A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Hitachi Chem Co Ltd | プリプレグ、それを用いた積層板、プリント配線板、多層プリント配線板 |
KR100869380B1 (ko) | 2005-08-26 | 2008-11-19 | 주식회사 엘지화학 | 비할로겐계 및 비인계 난연성 수지 조성물, 이를 이용한프리프레그 및 동박 적층판 |
KR101770579B1 (ko) * | 2010-03-05 | 2017-08-23 | 헌츠만 어드밴스드 머티리얼스 아메리카스 엘엘씨 | 전기 부품에 사용하기 위한, 고주파에서 낮은 유전 손실을 갖는 열경화성 수지 시스템 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5176072B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物並びにそれを用いたプリプレグ、配線板用積層板及びプリント配線板 | |
JP4972247B2 (ja) | 難燃性熱硬化樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 | |
JP4036011B2 (ja) | 難燃性熱硬化樹脂組成物,それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 | |
JPH11158352A (ja) | エポキシ樹脂組成物、エポキシ樹脂プリプレグ及びエポキシ樹脂積層板 | |
JP2001122948A (ja) | 難燃性樹脂組成物、プリプレグ及びプリント配線板用積層板 | |
JP4538873B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板 | |
JP5307041B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリプレグ、電気配線板用積層板 | |
JP3327038B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
JP3488996B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及びその硬化物 | |
JP4039118B2 (ja) | プリプレグ、プリント配線板用積層板およびプリント配線板 | |
JP2001151995A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いた絶縁樹脂シート | |
JP2013124359A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及びプリント配線板用積層板 | |
JP2000007901A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物及びプリプレグ、プリント配線板用積層板 | |
JP4449453B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物、プリプレグおよびプリント配線板用積層板 | |
JP2004231847A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 | |
JP2004189970A (ja) | 難燃性樹脂組成物及びプリント配線板用プリプレグ及び積層板 | |
JP2001214029A (ja) | 難燃性高誘電率樹脂組成物、難燃性高誘電率プリプレグ及び難燃性高誘電率積層板 | |
JP2003213077A (ja) | 難燃性樹脂組成物及びプリント配線板用プリプレグ及び積層板 | |
JP2010024459A (ja) | 難燃性熱硬化樹脂組成物、それを用いたプリプレグ及び電気配線板用積層板 | |
JP2016017090A (ja) | 積層板用熱硬化性樹脂組成物及び、それを用いたプリプレグ、プリント配線板用積層板、プリント配線板、多層プリント配線板 | |
JP2006001997A (ja) | 難燃性樹脂組成物、プリプレグ、プリント配線板用積層板及びプリント配線板 | |
JP2002249639A (ja) | 難燃性樹脂組成物、プリプレグおよびプリント配線板用積層板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091119 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100402 |