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JP2001121850A - 電子機器の取り扱い説明書 - Google Patents

電子機器の取り扱い説明書

Info

Publication number
JP2001121850A
JP2001121850A JP30707899A JP30707899A JP2001121850A JP 2001121850 A JP2001121850 A JP 2001121850A JP 30707899 A JP30707899 A JP 30707899A JP 30707899 A JP30707899 A JP 30707899A JP 2001121850 A JP2001121850 A JP 2001121850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction manual
electronic device
code image
code
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP30707899A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Fukuda
弘之 福田
Mutsumi Kikuchi
睦実 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP30707899A priority Critical patent/JP2001121850A/ja
Priority to US09/655,379 priority patent/US6715684B1/en
Publication of JP2001121850A publication Critical patent/JP2001121850A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザが簡便に且つ使い勝手良く電子機器の取
り扱い方法を理解できる電子機器の取り扱い説明書を提
供すること。 【解決手段】説明文15や挿絵16が印刷されている取
り扱い説明書13の欄外に、上記説明文15を朗読した
音声情報を、読取装置の手動走査により光学的に読み取
ることが可能なコードイメージ14として印刷してお
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器の取
り扱い方法を説明するための電子機器の取り扱い説明書
に関し、特に、当該電子機器の取り扱いに関する音声等
の情報が、手動走査により光学的に読み取ることが可能
なコードイメージとして印刷記録されている各種電子機
器の取り扱い説明書に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話機、ビデオ機器、パーソナル
コンピュータ、又はこのパーソナルコンピュータに所定
の動作を実行させるためのコンピュータが読み取り可能
なソフトウエアプログラム等といった様々な電子機器に
は、通常、ユーザに対して当該機器の取り扱い方法を説
明するための取り扱い説明書が付帯されている。
【0003】かかる取り扱い説明書については、ユーザ
が当該電子機器の取り扱い方法を正確にそして早く理解
できるようにするために、その取り扱い説明書自体の全
体構成に工夫を施すほか、その取り扱い説明書に記載さ
れる説明文を極力簡素化して、挿絵、写真等を多用する
といった工夫が施されている。
【0004】然るに、昨今の電子機器は、機器の多機能
化、或いは複雑化等によるユーザインターフェースとし
ての操作の煩雑化が次第に生じてきており、そのため、
上記した取り扱い説明書のみでは、ユーザに対して、当
該電子機器の取り扱い方法を正確に理解させるにあたっ
て一定の限界があった。
【0005】近年、ビデオカセットテープに磁気記録さ
れた音声や画像を再生出力する磁気記録再生装置が広く
一般家庭に普及されたことに伴い、電子機器の中にはそ
の取り扱い方法の説明にあたって、そのビデオカセット
を取り扱い説明書としてユーザに提供するようにしたも
のも出て来ている。
【0006】即ち、磁気記録再生装置を使用してそのビ
デオカセットから当該電子機器の取り扱い方法を説明し
た音声及び画像を再生出力して、ユーザに当該電子機器
の取り扱い方法を理解させるようにしたものである。
【0007】かかる方法によれば、ユーザは、視覚及び
聴覚の両面によって当該電子機器の取り扱い方法に関す
る情報を入手することが可能となるため、従来の取り扱
い説明書のみをもって、ユーザに対して、当該電子機器
の取り扱い方法を理解させる場合に比べて、その効果は
大きい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このようなビ
デオカセットを利用した方法によると、ユーザは、いち
いちビデオカセットを磁気記録再生装置にセットして、
更に、テレビモニタもセットしなければならないため、
その作業は煩雑化し、また、電子機器の取り扱い方法の
うち、ある一部分の特定の取り扱い方法だけを再度確認
したい等といった場合には、磁気テープであるが故にラ
ンダムアクセス性が悪いことに起因して、その一部分の
取り扱い方法の部分を探すのに手間取る結果、使い勝手
は極めて悪いものであった。
【0009】加えて、取り扱い説明書が別に存在する場
合は、その取り扱い説明書とビデオカセットとが別体構
成となるため双方共に管理保管しなければならず、よっ
て、保管スペースを多く必要とし、そのためこれらを別
々に保管しておいた場合、何れか一方を紛失してしまう
おそれも出てくる等の不都合もあり、結局のところ、ビ
デオカセットを利用した方法にも改善すべき点は多く残
されていた。
【0010】本発明は上記した事情に鑑みなされたもの
で、ユーザが簡便にそして使い勝手良く電子機器の取り
扱い方法を理解できるようにした電子機器の取り扱い説
明書を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電子機器の取り扱い説明書の第1の態
様は、電子機器の取り扱い方法を説明するための電子機
器の取り扱い説明書において、当該電子機器の取り扱い
に関する音声が、手動走査により光学的に読み取ること
が可能なコードイメージとして印刷記録されていること
を特徴とする。
【0012】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書
の第1の態様によれば、紙等よりなる取り扱い説明書
に、当該電子機器の取り扱いに関する情報が、手動走査
により光学的に読み取ることが可能なコードイメージと
して直接印刷記録されているので、ユーザは、その取り
扱い説明書を見ながら、専用の読取装置で任意の位置の
コードイメージを任意の時点で読み取って当該電子機器
の取り扱いに関する情報を簡単に入手することができ
る。
【0013】従って、ユーザは、紙等よりなる取り扱い
説明書を用いながらも視覚及び聴覚の両面から当該電子
機器の取り扱いに関する情報を簡単に入手することが可
能となり、従来に比べて簡便にそして使い勝手良くその
電子機器の取り扱い方法を理解できる。
【0014】また、本発明による電子機器の取り扱い説
明書の第2の態様は、上記第1の態様において、上記電
子機器の取り扱いに関する情報が、少なくとも音声を含
むことを特徴とする。
【0015】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書
の第2の態様によれば、上記電子機器の取り扱いに関す
る情報が少なくとも音声を含むので、ユーザは、その取
り扱い説明書から、当該電子機器の取り扱いに関する音
声情報を簡単に入手することができる。
【0016】また、本発明による電子機器の取り扱い説
明書の第3の態様は、上記第2の態様において、上記電
子機器が、所定の操作を加えたときにユーザに対して所
定の音声を出力するように構成された電子機器であると
き、上記コードイメージとして印刷記録されている上記
電子機器の取り扱いに関する音声は、上記所定の音声で
あることを特徴とする。
【0017】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書
の第3の態様によれば、上記電子機器は、所定のある操
作を加えたときにユーザに対して所定のある音声を出力
するように構成されている。そして、上記コードイメー
ジとして印刷記録されている上記電子機器の取り扱いに
関する音声は、上記所定のある音声である。
【0018】従って、ユーザは、操作上の所定のある音
声をその取り扱い説明書から文章としてではなく、直接
音声として聞くことができるため、その取り扱い説明書
における操作面での理解を正確にそしてより一層深める
ことができる。
【0019】また、本発明による電子機器の取り扱い説
明書の第4の態様は、上記第3の態様において、上記所
定の音声が、ユーザに対する警告音であることを特徴と
する。
【0020】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書
の第4の態様によれば、上記所定の音声を警告音として
いるので、ユーザは、電子機器を実際に使用する前の時
点で、操作上において注意をすべき音声を簡単にそして
直接確認をすることができ、従って、現実の場面で警告
音が発せられても慌てたりすることが無い。
【0021】また、本発明による電子機器の取り扱い説
明書の第5の態様は、上記第4の態様において、上記警
告音が、当該警告の種類毎に複数種存在することを特徴
とする。
【0022】即ち、本発明の電子機器の取り扱い説明書
の第5の態様によれば、警告の原因別に警告音が複数種
存在する場合、説明文のみではそれら警告音の互いの区
別が極めて難しくなるところ、それら複数種の警告音を
事前にそれぞれ実際に音声によって識別確認できるの
で、ユーザは、現実の場面で電子機器からそれら各警告
音が発せられても戸惑うことが無く、適切な対応が取れ
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明による電子機器の取
り扱い説明書の実施の形態を説明するが、その前に、先
ず本発明における電子機器の一例である、1次元や2次
元のバーコード等を含む光学的に読み取り可能なコード
イメージを光学的に読み取るための読取装置について説
明する。
【0024】図3は、その光学的に読み取り可能なコー
ドイメージの一例を示したものであって、例えば、特開
平6−231466号公報等に記載されているものであ
る。
【0025】即ち、同図において、複数個の矩形状のブ
ロック2が2次元に隣接配列されて、コードイメージと
してのドットコード1を構成している。
【0026】そして、その各ブロック2は、音声データ
の各ブロック毎に分割されたデータがその値である
「0」又は「1」に対応した白ドット(図3では、白ド
ットという形で印刷記録されておらず、紙面自体の色が
この白ドットに相当する。)又は黒ドットのドットイメ
ージとして所定の配列形態にて存在するデータドットパ
ターン部3と、そのデータドットパターン部3の各ドッ
ト(以下、データドットと称する)を検出するための基
準点を見つけるために使用される各ブロック2の四隅に
配置された一定の黒の連続数を有するマーカ4と、上記
複数の異なるブロック2を読み取り時に識別できるよう
にマーカ4間に配置されたエラー検出又はエラー訂正符
号を含むブロックアドレスパターン部5と、から構成さ
れている。なお、図中、ブロック2内の縦横に引かれた
線は、各データドットの位置を便宜的に示すためのもの
であって仮想的な線である。
【0027】図4の(A)は、そのドットコード1を手
動走査して光学的に読み取るための読取装置の電気的な
機能ブロック構成を示した図である。
【0028】即ち、上記ドットコード1を照明するため
のLED等よりなる照明部と、そのドットコード1の反
射光を結像する光学系と、この光学系による結像光を撮
像するCCD等のエリアセンサとを含む撮像部6と、こ
の撮像部6より出力された撮像信号を所定の2値化閾値
で2値化処理する2値化処理部7と、この2値化処理部
7で2値化された2値化画像データを記憶する2値化画
像メモリ8と、この2値化画像メモリ8に記憶された2
値化画像データを読み出して上記データドットを検出
し、当該検出された各データドット毎に「0」又は
「1」の値を割り当てて、そのデータを出力する復元部
9と、この復元部9で出力されたデータを復調する復調
部10と、エラー訂正処理やデータの伸張処理等を行な
って元の音声を再生出力する再生部11と、から少なく
とも構成されている。
【0029】而して、この読取装置は、ドットコード1
全体の大きさが上記撮像部6の撮像視野6A(図3参
照)より大きくても、上記撮像部6がドットコード1上
を図3に示す矢印方向に移動してそのドットコード1を
領域分割しながら順次撮像することにより、その読み取
りが可能となる。
【0030】換言すれば、当該ドットコード1をワンシ
ョットにて撮像することができなくても、上記ブロック
2の単位毎にそのデータドットパターン部3とブロック
アドレスパターン部5を読み取れれば、そのアドレスに
よって各ブロック2のデータを集めて元のデータを再構
築することが可能となるので、従来の1次元や2次元の
バーコード等では実現し得なかった量の情報を紙面等に
高密度で保持させることが可能となり、また、同時に手
動走査による読み取りも可能となり、紙を媒体とした音
声等の伝達が手軽にできる。
【0031】ここで、上記復元部9は、2値化画像メモ
リ8に記憶された2値化画像データを読み出して上記各
データドットを検出する際、先ず、その2値化画像デー
タ中からマーカ4を見つけ出し、次いでその見つけ出さ
れたマーカ4の重心位置に基づいて、データドットの読
み取り基準位置を求め、そして、この求められたデータ
ドットの読み取り基準位置から、上記データドットパタ
ーン部3内の各データドットを読み取るためのドット読
取点を検出し、その検出された各ドット読取点が白か黒
かを判定して「0」又は「1」の値を割り当ててデータ
を出力するように構成されている。
【0032】従って、高密度に印刷記録されたドットコ
ード1の印刷品質、例えば、幾何学的歪みが多少あった
としても、その読み取りは適応的に行われる結果、読み
取りの安定性は高い。
【0033】また、上記復調部10は、ドットコード1
の印刷記録時に、記録対象として入力された音声データ
に予め変調処理を施しているため、これを変調前の元の
データに戻すための処理を行なう部分である。
【0034】即ち、かかる変調処理は、上記復元部9に
おいて、先ず最初にマーカ4を見つけ出し易くするため
に予め施してある処理であって、上記データドットパタ
ーン部3内の各データドットと上記マーカ4とを区別す
べく、データドットパターン部3内の黒ドットの連続数
が、結果として、マーカ4を構成する黒ドットの連続数
よりも少なくなるように、前記入力された音声データに
対して施されているものである。
【0035】例えば、マーカ4の最大径が、データドッ
トパターン部3内に印刷記録される黒ドットを所定方向
に5個隣接配置して構成した大きさに相当するものであ
るとき、変調処理後の変調データにおける黒ドットの連
続数は、この5個よりも少なくなるように、上記入力さ
れた音声データに変調処理を施している。
【0036】以上で説明した各機能ブロックは、例え
ば、ペン型形状の筐体内に内蔵されており、以下に説明
する紙等よりなるシート状の取り扱い説明書に印刷記録
されたコードイメージを手動により光学的に読み取るこ
とが可能なように構成されている。
【0037】具体的には、図4の(B)に示す如く、読
取装置12の先端部に設けられた図示しない読取開口を
取り扱い説明書13に接触させ、そこに印刷記録されて
いるコードイメージ14をなぞって読み取り、音声を出
力させる。
【0038】(第1の実施の形態)以下、本発明による
電子機器の取り扱い説明書の第1の実施の形態を説明す
る。なお、電子機器の取り扱い説明書の中で操作上の注
意を記載している場合を例に説明する。
【0039】電子機器が盲人にも使うことが出来るよう
に配慮された製品は数多く存在しているが、それらの機
器の取り扱い説明書は、健常者向けに文章で書かれてい
る場合が殆どである。
【0040】そこで、本第1の実施の形態においては、
図1の(A)に示すように、説明文15や挿絵16が印
刷されている取り扱い説明書13の欄外に、上記説明文
15を朗読した音声情報をコードイメージ14として印
刷することで、この取り扱い説明書13を盲人にも理解
させることができるようにしている。
【0041】また、例えば上記電子機器が、誤った操作
により安全機構が働いて動作を止め、警告音が鳴るよう
に構成されている場合、取り扱い説明書13上では、そ
の誤った操作方法を避けるように注意喚起すると共に、
その警告音について「○○のような音がした場合は〜」
という説明文15を記載しているが、その実際の警告音
をドットコード化して、図1の(B)に示すように、そ
の説明文15の近傍にコードイメージ14として印刷記
録しておいても良い。
【0042】この例のようにすると、文字で表現しにく
い音を実際の音として聞くことができるようになること
から、本願の発明が健常者にとっても多大な効果がある
ことは言うまでも無い。
【0043】これは、図2の(A)に示すように、複数
の警告の種類別に異なる警告音が用いられている場合に
は、特に顕著な効果となる。
【0044】即ち、この図は、コードイメージ14を読
み取る読取装置12の取り扱い説明書13であり、説明
文15−1に含まれる警告音の表記「ポン」の実際の音
がコードイメージ14−1として、対応する説明文15
−1の近傍に印刷記録されている。同様に、説明文15
−2に含まれる警告音の表記「ポン ヒュ〜ン」の実際
の音がコードイメージ14−2として、説明文15−3
に含まれる警告音の表記「ポン ヒュイ」の実際の音が
コードイメージ14−3として、そして、説明文15−
4に含まれる警告音の表記「ポン プワッ」の実際の音
がコードイメージ14−4として、それぞれ対応する説
明文の近傍に印刷記録されている。
【0045】(第2の実施の形態)特に、図2の(A)
に示すような、コードイメージ14を読み取る読取装置
12の取り扱い説明書13に本発明を応用した場合に
は、実際の警告音をコードイメージとして印刷記録する
以外の方法で、それぞれの警告音を出力させることがで
きるものであり、以下、これを本発明の第2の実施の形
態として説明する。
【0046】即ち、本第2の実施の形態は、このような
コードイメージ14を読み取る読取装置の取り扱い説明
書13に印刷記録されているコードイメージ14自体に
予め所定の損傷を与えておくことによって、読取装置1
2が当該コードイメージ14を読み取っても、コードイ
メージ14として印刷記録されている警告音が出力され
ず、その結果、読取装置12がコードイメージ14から
再生した音声ではなく装置として実際に警告音を出力す
るようにした点に特徴を有している。
【0047】なお、コードイメージ14の読取装置12
が、コードイメージ14の読み取り結果に基づいて警告
音種を決定する方法については、本出願人による特願平
11−251512号に詳細に開示されているので、そ
の詳細は省略するが、簡単にその警告音種の決定方法に
ついて説明すると、コードイメージ14の読み取り状態
を検出し、その状態に基づいて警告音種を決定するもの
である。
【0048】例えば、上記読み取り状態について一例を
あげると、コードイメージ14の走査において、読取装
置12の先端部に設けられた不図示読取開口がコードイ
メージ14から外れてしまっている状態を検出するの
に、コードイメージ14としてのドットコード1のブロ
ック2の欠落がドットコード1の片側に集中して発生し
ているのを検出することで行っている。即ち、図2の
(B)に示すように、24個のブロック2で構成される
ドットコード1のコードイメージ14を読み取った結
果、同図にハッチングして表す「15」,「17」,
「19」,「21」,「23」のブロックアドレスを持
つ5個のブロック2が欠落したことが判ったとすると、
コードイメージ14から読取開口が外れてしまっていた
と判定し、それを示す警告音(図2の(A)の例では
「ポン ヒュ〜ン」)の信号を内蔵ROM(図示せず)
から読み出して、その警告音を鳴らすようにしている。
【0049】従って、この外れた場合の警告音を取り扱
い説明書13中でコードイメージ14を用いて表現する
場合、コードイメージ14−2に警告音をそのものをド
ットコード1として記録するのではなく、そのコードイ
メージ14−2を読み取った場合にあたかもコード走査
外れが発生したようにブロック2が欠落していれば同じ
警告音が発せられることになる。
【0050】例えば、図2の(B)における上記「1
5」,「17」,「19」,「21」,「23」のブロ
ックアドレスを持つ5個のブロック2に対応するブロッ
クに、図2の(C)に示すように、「16」,「1
8」,「20」,「22」,「24」のブロックアドレ
スを付したコードイメージ14−2としておけば、該コ
ードイメージ14−2を走査した場合、その走査が正し
く行われても前述したのと同じように「15」,「1
7」,「19」,「21」,「23」の5ブロックは欠
落することになる。従って、読取装置12は、走査外れ
が発生したと判断し、その警告音を発する。
【0051】この場合、音声信号を記録する場合に比べ
て、ブロック2が適当数読み取れさえすれば良く、ブロ
ック2のデータドットパターン部3に記録される信号は
何でも良いことになる。つまり、必要とするコードイメ
ージ14のブロック数を少なくすることができるという
利点と、ブロック内のデータ自体に意味が無いのでエラ
ー訂正符号を付加する必要も無いという利点がある。
【0052】特に、前者の利点については、24個程度
のブロック数しかないコードイメージ14では、コンマ
数秒という非常に短い音しか出力することができないの
で、音として聞くことは難しいが、本第2の実施の形態
のようにすれば、そのようなブロック数のコードイメー
ジ14でも警告音を出力することが可能となるので、説
明文15や挿絵16により紙面の余白領域が限られる取
り扱い説明書13においては、非常に効果的である。
【0053】また、その他の警告音種のコードイメージ
についても、上記特願平11−251512号に記載さ
れているような構成とすれば良い。
【0054】なお、以上は、音声情報のみをコードイメ
ージ化したときの例について述べてきたが、本発明にお
いては、この音声情報に加えて映像情報やテキストデー
タ等を含む所謂マルチメディア情報が、取り扱い説明書
にコードイメージとして印刷記録されていても構わな
い。その場合、本発明によって、ユーザが取り扱い説明
書の理解を更に高められることは言うまでも無い。
【0055】以下に、電子機器としてのコンピュータの
取り扱い説明書を例に挙げて説明する。
【0056】ユーザが、コンピュータの取り扱い説明書
に基づいて操作方法を習得していく場合には、通常、取
り扱い説明書を見ながらその対応する操作を実行させる
ことになる。最近のコンピュータにはCD-ROMが付
属されていて、それによりコンピュータの操作方法はビ
デオ映像としてモニタに映し出され、その中で説明がな
されるように構成されているものが出てきている。
【0057】そこで、このCD−ROMに代わって本発
明の取り扱い説明書を利用する場合、例えば、コードイ
メージの読取装置がコンピュータに接続できるようにな
っていて、取り扱い説明書には、この読取装置をコンピ
ュータに接続した状態で読み進められることを前提にコ
ードイメージが印刷記録されている。
【0058】この取り扱い説明書によれば、キーボード
からのキー入力によりコマンドを打ち込むことを求めて
いる場面で、実際にキー入力する代わりに取り扱い説明
書に印刷されたコードイメージを読取装置で読み取るこ
とにより入力することができる。このとき、キーの確認
のために実際に読み取った信号の内容を音声でユーザに
知らせ、確認を得た上でコンピュータに送信するように
構成しておくと、読み取り誤りを防止することができる
という利点もある。
【0059】また、コンピュータの画面の動きを説明す
る項目においても、取り扱い説明書に印刷されたコード
イメージを読取装置で読み取ることによりその中に記録
されているマルチメディア情報をコンピュータの画面上
で再生させるようにすることも可能である。
【0060】更に、CD−ROMを併用するような場合
においては、CD−ROM中の信号の読み出し指示を上
記取り扱い説明書に印刷されたコードイメージから行わ
せるようにすることも可能である。
【0061】この用に、本発明による電子機器の取り扱
い説明書においては、当該電子機器の取り扱いに関する
情報として、音声情報以外に映像情報やテキストデータ
等を含む所謂マルチメディア情報をコードイメージ化し
て印刷記録しておいたり、或いは、コンピュータが取り
扱うことの可能な映像情報やテキストデータだけを印刷
記録しておいたりすることも可能である。
【0062】以上、本発明においては、光学的に読み取
り可能なコードイメージ14として、上記で説明したド
ットコード1を例に説明したが、そのようなドットコー
ド1以外に、光学的に読み取り可能な様々なコードイメ
ージが採用でき、また、電子機器としても、上記で説明
した読取装置以外に、電話機、ファクシミリ、ビデオ機
器、パーソナルコンピュータ、又はこのパーソナルコン
ピュータに所定の動作を実行させるためのコンピュータ
が読取可能な各種ソフトウエアプログラム等といった様
々な電子機器が採用し得るものである。
【0063】
【発明の効果】以上、詳述した様に本発明によれば、ユ
ーザが簡便にそして使い勝手良く電子機器の取り扱い方
法を理解できる電子機器の取り扱い説明書を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る電子
機器の取り扱い説明書を示す図であり、(B)は第1の
実施の形態に係る電子機器の取り扱い説明書の別の例を
示す図である。
【図2】(A)は第1の実施の形態に係る電子機器の取
り扱い説明書の更に別の例を示す図であり、(B)は走
査時にコード外れが発生した場合に読み取られないブロ
ックを説明するための図であり、(C)は本発明の第2
の実施の形態に係る電子機器の取り扱い説明書に印刷記
録されるコードイメージとしてのドットコードを説明す
るためのもので、(B)のコード外れが発生したのと同
様の状態とさせるブロックアドレスの配置を示す図であ
る。
【図3】コードイメージとしてのドットコードの物理フ
ォーマットを示す図である。
【図4】(A)はドットコードを手動走査して光学的に
読み取るための読取装置の電気的な機能ブロック構成を
示した図であり、(B)は読取装置の手動走査の様子を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドットコード 2 ブロック 3 データドットパターン部 4 マーカ 5 ブロックアドレスパターン部 6 撮像部 7 2値化処理部 8 2値化画像メモリ 9 復元部 10 復調部 11 再生部 12 読取装置 13 取り扱い説明書 14,14−1,14−2,14−3,14−4
コードイメージ 15,15−1,15−2,15−3,15−4
説明文 16 挿絵

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器の取り扱い方法を説明するため
    の電子機器の取り扱い説明書において、 当該電子機器の取り扱いに関する情報が、手動走査によ
    り光学的に読み取ることが可能なコードイメージとして
    印刷記録されていることを特徴とする電子機器の取り扱
    い説明書。
  2. 【請求項2】 前記電子機器の取り扱いに関する情報
    が、少なくとも音声を含むことを特徴とする請求項1に
    記載の電子機器の取り扱い説明書。
  3. 【請求項3】 前記電子機器が、所定の操作を加えたと
    きにユーザに対して所定の音声を出力するように構成さ
    れた電子機器であるとき、 前記コードイメージとして印刷記録されている前記電子
    機器の取り扱いに関する音声は、前記所定の音声である
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子機器の取り扱い
    説明書。
  4. 【請求項4】 前記所定の音声が、ユーザに対する警告
    音であることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の
    取り扱い説明書。
  5. 【請求項5】 前記警告音が、当該警告の種類毎に複数
    種存在することを特徴とする請求項4に記載の電子機器
    の取り扱い説明書。
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