JP2001121244A - 眼鏡用中空装飾部品の製造方法 - Google Patents
眼鏡用中空装飾部品の製造方法Info
- Publication number
- JP2001121244A JP2001121244A JP30453999A JP30453999A JP2001121244A JP 2001121244 A JP2001121244 A JP 2001121244A JP 30453999 A JP30453999 A JP 30453999A JP 30453999 A JP30453999 A JP 30453999A JP 2001121244 A JP2001121244 A JP 2001121244A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- wax
- hollow
- split
- hollow decorative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 37
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 32
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims abstract description 24
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 9
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 22
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 11
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 8
- 244000044283 Toxicodendron succedaneum Species 0.000 claims description 7
- 238000005304 joining Methods 0.000 claims description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 4
- 239000004576 sand Substances 0.000 abstract 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 abstract 1
- 239000001993 wax Substances 0.000 description 82
- 239000000047 product Substances 0.000 description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 9
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 9
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 4
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 3
- 238000005495 investment casting Methods 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- DMFGNRRURHSENX-UHFFFAOYSA-N beryllium copper Chemical compound [Be].[Cu] DMFGNRRURHSENX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009750 centrifugal casting Methods 0.000 description 2
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000010297 mechanical methods and process Methods 0.000 description 2
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 238000007517 polishing process Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 238000003483 aging Methods 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
- 229910052790 beryllium Inorganic materials 0.000 description 1
- ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N beryllium atom Chemical compound [Be] ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000015271 coagulation Effects 0.000 description 1
- 238000005345 coagulation Methods 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 1
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 1
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 1
- 230000009969 flowable effect Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 229910052602 gypsum Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010440 gypsum Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 238000010068 moulding (rubber) Methods 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012188 paraffin wax Substances 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 238000013040 rubber vulcanization Methods 0.000 description 1
- 230000028327 secretion Effects 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 238000004506 ultrasonic cleaning Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の眼鏡用中空装飾品の製造法において
は、蝋材が精密に成型されても、これを取り出すとき
に、中空部が成形型から適切に取り出せなかったり又は
当該蝋材が変形したり折れたりして損傷を起こし、原型
パターンの歩留まりが悪くコスト高になる欠点がありこ
れを解決するものである。 【解決手段】 マスタモデルとして中空装飾部品の割型
10を作成し、該割型を基にしてゴム型(図4)を作成
し、このゴム型によって中空装飾部品の割型に対応する
分割蝋型14を作成した後、複数の分割蝋型を合体(図
5)して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋
型17を作成し、この中空蝋型により蝋型ツリー18を
作成し、蝋型ツリーによって生鋳型を作成した後でこの
生鋳型を焼成して鋳型を作成し、鋳型に金属を流し込ん
で眼鏡用中空装飾部品1、2、3、4、5を形成する。
ゴム型の代わりに金型を使う場合も当然採用できる。
は、蝋材が精密に成型されても、これを取り出すとき
に、中空部が成形型から適切に取り出せなかったり又は
当該蝋材が変形したり折れたりして損傷を起こし、原型
パターンの歩留まりが悪くコスト高になる欠点がありこ
れを解決するものである。 【解決手段】 マスタモデルとして中空装飾部品の割型
10を作成し、該割型を基にしてゴム型(図4)を作成
し、このゴム型によって中空装飾部品の割型に対応する
分割蝋型14を作成した後、複数の分割蝋型を合体(図
5)して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋
型17を作成し、この中空蝋型により蝋型ツリー18を
作成し、蝋型ツリーによって生鋳型を作成した後でこの
生鋳型を焼成して鋳型を作成し、鋳型に金属を流し込ん
で眼鏡用中空装飾部品1、2、3、4、5を形成する。
ゴム型の代わりに金型を使う場合も当然採用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空形状からなる
装飾品に関し、特に、眼鏡のブリッジ、つる即ちテンプ
ル又はブリッジへ装着するのに適した眼鏡用中空装飾部
品の製造方法に関する。
装飾品に関し、特に、眼鏡のブリッジ、つる即ちテンプ
ル又はブリッジへ装着するのに適した眼鏡用中空装飾部
品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日では種々の種類の眼鏡フレームが大
量に市場に出回り、他の眼鏡フレームから差別力を得る
ため、種々のアクセサリーを付加した眼鏡フレームが多
数発表されている。その中には、眼鏡のブリッジ、また
つる即ちテンプルへ人目を引くような中空装飾品を装着
したフレームがある。このような眼鏡フレームへ装着す
ることの出来る中空装飾品は、特に軽量であること、人
目を引くことが出来る程に斬新なデザインを備えている
こと、紫外線等に対して抵抗性を有すること、等の要件
が要求されている。そのため、このような中空装飾品に
は主に加工性に富む金属材料が使用されている。
量に市場に出回り、他の眼鏡フレームから差別力を得る
ため、種々のアクセサリーを付加した眼鏡フレームが多
数発表されている。その中には、眼鏡のブリッジ、また
つる即ちテンプルへ人目を引くような中空装飾品を装着
したフレームがある。このような眼鏡フレームへ装着す
ることの出来る中空装飾品は、特に軽量であること、人
目を引くことが出来る程に斬新なデザインを備えている
こと、紫外線等に対して抵抗性を有すること、等の要件
が要求されている。そのため、このような中空装飾品に
は主に加工性に富む金属材料が使用されている。
【0003】そして、従来、この種の装飾品を製造する
場合には、一般には、所定の金属材料をチャッキング台
に固定し、これに小径ドリルによって穿孔作業を施し、
次いで表面を彫刻したり、レーザー加工したり、表面の
適切な位置へ別途形成した装飾体を半田付け、蝋付け等
の手段によって固着し、最後に全体を磨いて一つ一つ完
成していた。また、別の方法としては、ロストワックス
精密鋳造法による製造方法も知られている。この方法で
は、原形を再現するための焼失可能材料として蝋を使用
して鋳型を形成し、この鋳型を使用して製品を製造する
ものである。
場合には、一般には、所定の金属材料をチャッキング台
に固定し、これに小径ドリルによって穿孔作業を施し、
次いで表面を彫刻したり、レーザー加工したり、表面の
適切な位置へ別途形成した装飾体を半田付け、蝋付け等
の手段によって固着し、最後に全体を磨いて一つ一つ完
成していた。また、別の方法としては、ロストワックス
精密鋳造法による製造方法も知られている。この方法で
は、原形を再現するための焼失可能材料として蝋を使用
して鋳型を形成し、この鋳型を使用して製品を製造する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の機械的方法は、
一個一個が手作りであるため、生産能力に限界があり、
さらに品質的にもばらつきがあった。更に、全体形状が
曲状の製品の場合には加工することが極めて困難であっ
た。一方、ロストワックス精密鋳造法では、一度に多く
の製品を鋳造法によって製造することができるため、上
に述べた機械的方法におけるような問題はない。
一個一個が手作りであるため、生産能力に限界があり、
さらに品質的にもばらつきがあった。更に、全体形状が
曲状の製品の場合には加工することが極めて困難であっ
た。一方、ロストワックス精密鋳造法では、一度に多く
の製品を鋳造法によって製造することができるため、上
に述べた機械的方法におけるような問題はない。
【0005】しかし、小形な中空形状を有しており且つ
ある程度の長さを有する部品に適用しようとすると難点
があった。すなわち、このような部品をロストワックス
精密鋳造法によって製作する場合には、例え蝋材が精密
に成型されても、これを取り出すときに、型抜けが悪く
中空部が成形型から適切に取り出せない場合がある。特
に、中空部に歪みがある場合はなおさらである。また、
当該蝋材が変形したり折れたりして損傷を起こし、原型
パターンの歩留まりが悪くなる場合もある。その結果、
コスト的にも大きな課題を残していた。本発明は上述し
たような問題点を解決するためのものである。すなわち
本発明は、型抜きの難しい蝋型(蝋材)を使用しないで
中空装飾部品を作れ、蝋型の損傷等を起こさない効率の
よい中空装飾部品の製造方法を提供することである。
ある程度の長さを有する部品に適用しようとすると難点
があった。すなわち、このような部品をロストワックス
精密鋳造法によって製作する場合には、例え蝋材が精密
に成型されても、これを取り出すときに、型抜けが悪く
中空部が成形型から適切に取り出せない場合がある。特
に、中空部に歪みがある場合はなおさらである。また、
当該蝋材が変形したり折れたりして損傷を起こし、原型
パターンの歩留まりが悪くなる場合もある。その結果、
コスト的にも大きな課題を残していた。本発明は上述し
たような問題点を解決するためのものである。すなわち
本発明は、型抜きの難しい蝋型(蝋材)を使用しないで
中空装飾部品を作れ、蝋型の損傷等を起こさない効率の
よい中空装飾部品の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、このような背景
をもとに鋭意研究した結果、本発明では、マスタモデル
として中空装飾部品を分割した形状の分割蝋型を作成し
た後、複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品のための
中空形状を有する中空蝋型を作成することで、上記問題
点が解決できることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成させたものである。
をもとに鋭意研究した結果、本発明では、マスタモデル
として中空装飾部品を分割した形状の分割蝋型を作成し
た後、複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品のための
中空形状を有する中空蝋型を作成することで、上記問題
点が解決できることを見いだし、この知見に基づいて本
発明を完成させたものである。
【0007】即ち、本発明は、(1)、下記の諸工程を
有してなることを特徴とする眼鏡用の中空装飾部品の製
造方法に存する。 1)マスタモデルとして中空装飾部品を分割した形状に
対応した割型を作成する工程、 2)該割型を基にしてゴム型を作成する工程、 3)該ゴム型に蝋を注入して該割型に対応する分割蝋型
を作成する工程、 4)複数の分割蝋型を合体して中空形状を有する中空蝋
型成型体を作成する工程、 5)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 6)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 7)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 8)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 9)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 10)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。
有してなることを特徴とする眼鏡用の中空装飾部品の製
造方法に存する。 1)マスタモデルとして中空装飾部品を分割した形状に
対応した割型を作成する工程、 2)該割型を基にしてゴム型を作成する工程、 3)該ゴム型に蝋を注入して該割型に対応する分割蝋型
を作成する工程、 4)複数の分割蝋型を合体して中空形状を有する中空蝋
型成型体を作成する工程、 5)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 6)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 7)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 8)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 9)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 10)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。
【0008】そして、(2)、下記の諸工程を有してな
ることを特徴とする眼鏡用の中空装飾部品の製造方法に
存する。 1)中空装飾部品を分割した形状に対応したキャビテイ
を備えた金型を作成する工程、 2)該金型に蝋を注入して分割蝋型を作成する工程、 3)複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品のための中
空形状を有する中空蝋型成型体を作成する工程、 4)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 5)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 6)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 7)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 8)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 9)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。
ることを特徴とする眼鏡用の中空装飾部品の製造方法に
存する。 1)中空装飾部品を分割した形状に対応したキャビテイ
を備えた金型を作成する工程、 2)該金型に蝋を注入して分割蝋型を作成する工程、 3)複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品のための中
空形状を有する中空蝋型成型体を作成する工程、 4)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 5)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 6)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 7)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 8)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 9)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。
【0009】そしてまた、(3)、蝋型ツリーを容器内
へ配置し、インベストメントを注入して生鋳型を作成す
る工程において、容器内へインベストメントを注入した
後、容器全体を真空脱泡する工程を更に有する上記
(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存
する。
へ配置し、インベストメントを注入して生鋳型を作成す
る工程において、容器内へインベストメントを注入した
後、容器全体を真空脱泡する工程を更に有する上記
(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存
する。
【0010】そしてまた、(4)、複数の分割蝋型を合
体して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋型
を作成する工程において、分割蝋型の衝接面を溶接又は
接着剤により接合して一体化することによって中空蝋型
を作成する上記(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品
の製造方法に存する。
体して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋型
を作成する工程において、分割蝋型の衝接面を溶接又は
接着剤により接合して一体化することによって中空蝋型
を作成する上記(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品
の製造方法に存する。
【0011】そしてまた、(5)、複数の分割蝋型を合
体して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋型
を形成する工程において、分割蝋型のフランジ部分を加
熱して一体化することにより中空蝋型を形成する上記
(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存
する。
体して中空装飾部品のための中空形状を有する中空蝋型
を形成する工程において、分割蝋型のフランジ部分を加
熱して一体化することにより中空蝋型を形成する上記
(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存
する。
【0012】そしてまた、(6)、マスタモデルとして
中空装飾部品の割型を形成する工程において、割型と割
型との衝接面にフランジ部分を設けた割型を形成する上
記(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に
存する。
中空装飾部品の割型を形成する工程において、割型と割
型との衝接面にフランジ部分を設けた割型を形成する上
記(1)又は(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に
存する。
【0013】そしてまた、(7)、中空蝋型により蝋型
ツリーを作成する工程において、蝋型ツリーが中空蝋型
のフランジ部分を介して連結されている上記(1)又は
(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存する。本発
明は、この目的に沿ったものであれば、上記1、及び3
〜7の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成、更
に、上記2、及び3〜7の中から選ばれた2つ以上を組
み合わせた構成も採用可能である。
ツリーを作成する工程において、蝋型ツリーが中空蝋型
のフランジ部分を介して連結されている上記(1)又は
(2)の眼鏡用中空装飾部品の製造方法に存する。本発
明は、この目的に沿ったものであれば、上記1、及び3
〜7の中から選ばれた2つ以上を組み合わせた構成、更
に、上記2、及び3〜7の中から選ばれた2つ以上を組
み合わせた構成も採用可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕以下、本発
明の実施の形態につき図面を参照しながら述べる。図1
は本発明の方法を示すフローチャートである。図2は、
本発明によって作成される複数の中空形状の装飾品Aの
具体例を示す図である。また図9は、本発明の方法によ
り形成した中空形状の装飾品1を眼鏡AのテンプルA1
へ取り付けた状態を示す図である。
明の実施の形態につき図面を参照しながら述べる。図1
は本発明の方法を示すフローチャートである。図2は、
本発明によって作成される複数の中空形状の装飾品Aの
具体例を示す図である。また図9は、本発明の方法によ
り形成した中空形状の装飾品1を眼鏡AのテンプルA1
へ取り付けた状態を示す図である。
【0015】以下においては、例えば図2に示すよう
に、比較的単純な形状を有する細長い中空装飾品1を製
造する方法について説明する(もっとも、このような細
長い中空装飾品1に限らず他の中空部品を製造すること
も当然可能である)。この細長い中空装飾品1は、軸線
方向長さが“a”で、断面中央に内径が“b”の長手方
向全長にわたって伸びる貫通孔を有しており、更に該中
空装飾品1の肉厚が“c”の円筒形状を有するものとす
る。ここで“細長い”とは上記寸法において、“a”と
“b”とは、少なくとも“a≧(b+2c)”の関係を
有するものとする場合が多い。
に、比較的単純な形状を有する細長い中空装飾品1を製
造する方法について説明する(もっとも、このような細
長い中空装飾品1に限らず他の中空部品を製造すること
も当然可能である)。この細長い中空装飾品1は、軸線
方向長さが“a”で、断面中央に内径が“b”の長手方
向全長にわたって伸びる貫通孔を有しており、更に該中
空装飾品1の肉厚が“c”の円筒形状を有するものとす
る。ここで“細長い”とは上記寸法において、“a”と
“b”とは、少なくとも“a≧(b+2c)”の関係を
有するものとする場合が多い。
【0016】本発明を実施する場合、初めに最終製品図
面を基に、例えば、金属、プラスチック材料、木材等に
よって、図3に示すような、概括的には前記中空装飾品
1を長手方向軸線に沿って左右若しくは上下に2分割し
たような形状(すなわち中空装飾部品を分割した形状に
対応した形状)を有するマスタモデルとしての割型10
を製作する。勿論、この際、当業者に明らかなように、
後述するゴム型成形作業、鋳込み作業等における収縮率
を十分考慮することは当然である。この割型10は、後
述する分割蝋型を製造するために必要とするものであ
る。
面を基に、例えば、金属、プラスチック材料、木材等に
よって、図3に示すような、概括的には前記中空装飾品
1を長手方向軸線に沿って左右若しくは上下に2分割し
たような形状(すなわち中空装飾部品を分割した形状に
対応した形状)を有するマスタモデルとしての割型10
を製作する。勿論、この際、当業者に明らかなように、
後述するゴム型成形作業、鋳込み作業等における収縮率
を十分考慮することは当然である。この割型10は、後
述する分割蝋型を製造するために必要とするものであ
る。
【0017】図3には一対の割型10、10が示してあ
るが、中空装飾品1を互いに左右若しくは上下に対称な
形状とする場合(図7(a)〜(d))には、割型は少
なくとも1個あればよい。各割型10は、詳細には、半
円筒形状を有する本体部分11と、分割縁面から半径方
向外方に向かって伸びるフランジ部分12と、により構
成されている。本体部分11は、長さが“a”で、半円
形内壁面の半径が“b/2”である。
るが、中空装飾品1を互いに左右若しくは上下に対称な
形状とする場合(図7(a)〜(d))には、割型は少
なくとも1個あればよい。各割型10は、詳細には、半
円筒形状を有する本体部分11と、分割縁面から半径方
向外方に向かって伸びるフランジ部分12と、により構
成されている。本体部分11は、長さが“a”で、半円
形内壁面の半径が“b/2”である。
【0018】一方、フランジ部分12は本体部分11の
内壁面へ連続しており、そこから長手方向全長に渡って
半径方向外方に向かって伸びている。本体部分11とフ
ランジ部分12との肉厚は、ほぼ一定で“c”である。
しかしフランジ部分12の肉厚“d”はこれよりも幾分
少なくてもよいが、後述する鋳造加工時に湯が適切に流
れ込むことを考慮すると、“0.5c”以上であること
が望ましい。一方、フランジ部分12の半径方向への張
り出し寸法“e”は、肉厚寸法“c”と同一又はその数
倍(1c〜5c)程度とする。
内壁面へ連続しており、そこから長手方向全長に渡って
半径方向外方に向かって伸びている。本体部分11とフ
ランジ部分12との肉厚は、ほぼ一定で“c”である。
しかしフランジ部分12の肉厚“d”はこれよりも幾分
少なくてもよいが、後述する鋳造加工時に湯が適切に流
れ込むことを考慮すると、“0.5c”以上であること
が望ましい。一方、フランジ部分12の半径方向への張
り出し寸法“e”は、肉厚寸法“c”と同一又はその数
倍(1c〜5c)程度とする。
【0019】上述したように、もし、細長中空装飾品1
の形状が左右若しくは上下対称である場合には、この割
型10は1つでもよいが、形態が複雑な場合には2個、
又はそれ以上の割型(二分割型、三分割型等)が必要と
なることは当然である。勿論、これらの割型10の外表
面には、彫刻等による所望の装飾(透かしや溝彫り)が
予め加工され得る。これらの割型10の2つをフランジ
部分12にて重ね合わせると、フランジ部分を除き、実
質的に当初の中空装飾品1の表面形態と同様な表面形態
が再現出来ることとなる。
の形状が左右若しくは上下対称である場合には、この割
型10は1つでもよいが、形態が複雑な場合には2個、
又はそれ以上の割型(二分割型、三分割型等)が必要と
なることは当然である。勿論、これらの割型10の外表
面には、彫刻等による所望の装飾(透かしや溝彫り)が
予め加工され得る。これらの割型10の2つをフランジ
部分12にて重ね合わせると、フランジ部分を除き、実
質的に当初の中空装飾品1の表面形態と同様な表面形態
が再現出来ることとなる。
【0020】次いで、これらの割型10を使用して、例
えばシリコーンゴムを加硫することによりゴム型を作成
する。このために、初めにアルミニューム製等のゴム加
硫用外枠を準備し、この内部へシリコーンゴムを用意す
る。次いで、上記割型10を配置し、更にその上方にシ
リコーンゴムを注入し、該割型10をその上下方向よ
り、ネジ、空気、油圧等を利用した加圧手段によってゆ
っくり加圧すると同時に、該シリコーンゴムを加熱し加
硫する。圧力強度、加熱温度、加熱時間等は、製品の寸
法、形状、製品の表面形態等によって規制されるが、一
般には、圧力強度は5Kg/cm2〜20Kg/cm2、
加熱(加硫)温度は120°C〜170°C、加熱(加
硫)時間は30分程度であろう。なお、加熱(加硫)温
度を高くするとゴム型の引張り強度が弱くなり、かつ収
縮率が大きくなるので、加硫条件には相当の注意を払う
必要がある。
えばシリコーンゴムを加硫することによりゴム型を作成
する。このために、初めにアルミニューム製等のゴム加
硫用外枠を準備し、この内部へシリコーンゴムを用意す
る。次いで、上記割型10を配置し、更にその上方にシ
リコーンゴムを注入し、該割型10をその上下方向よ
り、ネジ、空気、油圧等を利用した加圧手段によってゆ
っくり加圧すると同時に、該シリコーンゴムを加熱し加
硫する。圧力強度、加熱温度、加熱時間等は、製品の寸
法、形状、製品の表面形態等によって規制されるが、一
般には、圧力強度は5Kg/cm2〜20Kg/cm2、
加熱(加硫)温度は120°C〜170°C、加熱(加
硫)時間は30分程度であろう。なお、加熱(加硫)温
度を高くするとゴム型の引張り強度が弱くなり、かつ収
縮率が大きくなるので、加硫条件には相当の注意を払う
必要がある。
【0021】ゴム加硫が完了した後、シリコーンゴムを
切断して割型10を取り出す。このときシリコーンゴム
を、図4に示すように、割型10のフランジ部分12の
上面と割型10のフランジ部分12の下面とに至るパー
テイングライン13を形成するようにゴム切りを行うこ
とが望ましい。これはこの位置でゴム切りを行うことが
ゴム型を破損する危険が少なくなり、また緻密な外形形
状を損傷することなく最適なゴム型を作成することがで
き、ゴム型の左右の厚みが均等化し、後続する蝋注入作
業の際に温度偏倚による蝋の片寄り等が阻止出来るから
である。
切断して割型10を取り出す。このときシリコーンゴム
を、図4に示すように、割型10のフランジ部分12の
上面と割型10のフランジ部分12の下面とに至るパー
テイングライン13を形成するようにゴム切りを行うこ
とが望ましい。これはこの位置でゴム切りを行うことが
ゴム型を破損する危険が少なくなり、また緻密な外形形
状を損傷することなく最適なゴム型を作成することがで
き、ゴム型の左右の厚みが均等化し、後続する蝋注入作
業の際に温度偏倚による蝋の片寄り等が阻止出来るから
である。
【0022】しかしながら、製品の大きさ、表面形状の
複雑さ等を考慮し、パーテイングラインは適宜変更する
ことが出来る。ゴム切りの際にはパーテイングラインを
出来るだけ平坦にし、角を丸くしないように注意する必
要がある。それは溶着部に跡が残ることを阻止するため
である。パーテイングライン13においてシリコーンゴ
ムを切断して割型10を取り出すことによりシリコーン
ゴムによるゴム型が完成する。
複雑さ等を考慮し、パーテイングラインは適宜変更する
ことが出来る。ゴム切りの際にはパーテイングラインを
出来るだけ平坦にし、角を丸くしないように注意する必
要がある。それは溶着部に跡が残ることを阻止するため
である。パーテイングライン13においてシリコーンゴ
ムを切断して割型10を取り出すことによりシリコーン
ゴムによるゴム型が完成する。
【0023】シリコーンゴムをパーテイングライン13
にて切断し、金属、プラスチック材料、木材等により作
成した割型10を取り出し、その後、該パーテイングラ
イン13を互いに張り合わせることにより作成したゴム
型内部へ、液状の蝋を注入する。液状の蝋は、ゴム型作
成時に予め形成した湯口より注入される。この蝋は、硬
度が高く、傷が付きにくく、強靭で折れにくく、熱膨
張、凝固収縮が少なく、完全に燃焼し残留灰分が少な
く、変質しにくいこと等の性能が要求される。
にて切断し、金属、プラスチック材料、木材等により作
成した割型10を取り出し、その後、該パーテイングラ
イン13を互いに張り合わせることにより作成したゴム
型内部へ、液状の蝋を注入する。液状の蝋は、ゴム型作
成時に予め形成した湯口より注入される。この蝋は、硬
度が高く、傷が付きにくく、強靭で折れにくく、熱膨
張、凝固収縮が少なく、完全に燃焼し残留灰分が少な
く、変質しにくいこと等の性能が要求される。
【0024】このような蝋としての好ましい例として
は、動物の分泌物、樹脂、パラフィン、プラスチック等
を混合して作成したインジェクションワックスがある。
蝋注入後、蝋が冷却し固化した後、ゴム型を解放してそ
の内部から分割蝋型を取り出し、分割蝋型の作成が完了
する。今や、図3に示すと同様の形態の割型を蝋によっ
て形成した分割蝋型が完成している。ここで、本発明に
おいては、この一対の分割蝋型を一体化することが特徴
の一つである。
は、動物の分泌物、樹脂、パラフィン、プラスチック等
を混合して作成したインジェクションワックスがある。
蝋注入後、蝋が冷却し固化した後、ゴム型を解放してそ
の内部から分割蝋型を取り出し、分割蝋型の作成が完了
する。今や、図3に示すと同様の形態の割型を蝋によっ
て形成した分割蝋型が完成している。ここで、本発明に
おいては、この一対の分割蝋型を一体化することが特徴
の一つである。
【0025】具体的には、こうして形成した一対の分割
蝋型のフランジ部分を突き合わせ加熱溶着して、図5に
示すような形態の一体をなす中空物いわゆる中空蝋型成
型体17を形成する作業を行う。この中空蝋型成型体1
7は、フランジ部分を取り除けば、図2(a)に示す中
空装飾品1と実質的に同一の寸法及び彫刻その他の形状
を再現した形態を有しているものである。
蝋型のフランジ部分を突き合わせ加熱溶着して、図5に
示すような形態の一体をなす中空物いわゆる中空蝋型成
型体17を形成する作業を行う。この中空蝋型成型体1
7は、フランジ部分を取り除けば、図2(a)に示す中
空装飾品1と実質的に同一の寸法及び彫刻その他の形状
を再現した形態を有しているものである。
【0026】中空蝋型成型体17を作成するため一対の
分割蝋型14のフランジ部分16を突き合わせて加熱溶
着する作業に際しては、フランジ部分16の衝接平坦面
の全体を出来るだけ均一に加熱すること、フランジ部分
16の蝋が溶融してその部分の形状が変化することがな
いように過剰加熱しないこと、フランジ部分16の衝接
平坦面のみを加熱しそれ以外の部分は加熱しないこと
(特に、分割蝋型14の本体部分15の外表面の彫刻部
分(図示なし)を加熱して彫刻部分を変形することがな
いように注意すること)、中空蝋型成型体形成時に加熱
溶着したフランジ部分16を過度に押し付けないこと
(寸法誤差及び形状変化を発生する危険がある)等が十
分注意する必要がある。
分割蝋型14のフランジ部分16を突き合わせて加熱溶
着する作業に際しては、フランジ部分16の衝接平坦面
の全体を出来るだけ均一に加熱すること、フランジ部分
16の蝋が溶融してその部分の形状が変化することがな
いように過剰加熱しないこと、フランジ部分16の衝接
平坦面のみを加熱しそれ以外の部分は加熱しないこと
(特に、分割蝋型14の本体部分15の外表面の彫刻部
分(図示なし)を加熱して彫刻部分を変形することがな
いように注意すること)、中空蝋型成型体形成時に加熱
溶着したフランジ部分16を過度に押し付けないこと
(寸法誤差及び形状変化を発生する危険がある)等が十
分注意する必要がある。
【0027】特にフランジ部分16の加熱に際して加熱
コテを使用する場合には、コテ面に付着した蝋を使用す
るたびに確実に取り除くことである。本発明において割
型10のフランジ部分12の半径方向張り出し寸法
“e”が小さすぎると、当該フランジ部分の接合が不十
分となり、一方、大きすぎると仕上げ加工に困難を伴う
ことになる。よって、この“e”は、先述したように、
“1c”〜“5c”程度が最適である。
コテを使用する場合には、コテ面に付着した蝋を使用す
るたびに確実に取り除くことである。本発明において割
型10のフランジ部分12の半径方向張り出し寸法
“e”が小さすぎると、当該フランジ部分の接合が不十
分となり、一方、大きすぎると仕上げ加工に困難を伴う
ことになる。よって、この“e”は、先述したように、
“1c”〜“5c”程度が最適である。
【0028】なお、厚み“d”を有する一対の分割蝋型
のフランジ部分16を接合すると、該フランジ接合部分
の厚み寸法は“2d”となるが、この値は少なくとも前
記寸法“c”と同等以上であればよい。この厚み寸法が
小さすぎると鋳造時における湯の流れに時間がかかり、
大きすぎると仕上げ作業に時間がかかることになる。分
割蝋型の接合においては、上記溶接以外に接着剤を使用
することも出来る。こうして蝋による中空蝋型成型体1
7が完成する。
のフランジ部分16を接合すると、該フランジ接合部分
の厚み寸法は“2d”となるが、この値は少なくとも前
記寸法“c”と同等以上であればよい。この厚み寸法が
小さすぎると鋳造時における湯の流れに時間がかかり、
大きすぎると仕上げ作業に時間がかかることになる。分
割蝋型の接合においては、上記溶接以外に接着剤を使用
することも出来る。こうして蝋による中空蝋型成型体1
7が完成する。
【0029】その後、これらの中空蝋型成型体17を使
用して図6に示すような蝋型ツリー18を作成する。こ
のとき本発明においては、特に当該ツリー18を構成し
ている蝋19が中空蝋型成型体17の一方の端部に接続
するように形成することが望ましい。何故なら、後述す
るように、焼成工程で蝋が排出し易くなるからである。
もし、そうでない場合には、中空蝋型成型体17の本体
部分15に巣が出来る確立が高くなるであろう。
用して図6に示すような蝋型ツリー18を作成する。こ
のとき本発明においては、特に当該ツリー18を構成し
ている蝋19が中空蝋型成型体17の一方の端部に接続
するように形成することが望ましい。何故なら、後述す
るように、焼成工程で蝋が排出し易くなるからである。
もし、そうでない場合には、中空蝋型成型体17の本体
部分15に巣が出来る確立が高くなるであろう。
【0030】次いで、この蝋型ツリー18を容器内へ配
置し、当該容器内へ流動性のインベストメント即ち埋没
材(石膏等)を注入して生鋳型を作成する。インベスト
メントは容器内にて中空蝋型成型体17の細長く狭い中
空部分内へ確実に流入するようにゆっくり注入する。イ
ンベストメントはツリーが完全に隠れるまで注入する。
これによりインベストメントは中空蝋型成型体17の外
表面及び当該中空蝋型成型体17の中空内面を確実に充
満する。
置し、当該容器内へ流動性のインベストメント即ち埋没
材(石膏等)を注入して生鋳型を作成する。インベスト
メントは容器内にて中空蝋型成型体17の細長く狭い中
空部分内へ確実に流入するようにゆっくり注入する。イ
ンベストメントはツリーが完全に隠れるまで注入する。
これによりインベストメントは中空蝋型成型体17の外
表面及び当該中空蝋型成型体17の中空内面を確実に充
満する。
【0031】その後、インベストメントが液状を維持し
ている間に、当該容器全体を真空装置によって真空脱泡
する。これは、インベストメント自体に混入されている
僅かな空気又は該インベストメントを容器内へ注入する
際にインベストメント内へ混入した空気を容器内部から
完全に抜き取るためである。もし、インベストメント内
へ空気が混入していると、その気泡部分に巣が出来、優
れた鋳型が作成出来ないことがあるからである。容器内
のインベストメントから気泡を完全に抜き出すことによ
り生鋳型が完成する。
ている間に、当該容器全体を真空装置によって真空脱泡
する。これは、インベストメント自体に混入されている
僅かな空気又は該インベストメントを容器内へ注入する
際にインベストメント内へ混入した空気を容器内部から
完全に抜き取るためである。もし、インベストメント内
へ空気が混入していると、その気泡部分に巣が出来、優
れた鋳型が作成出来ないことがあるからである。容器内
のインベストメントから気泡を完全に抜き出すことによ
り生鋳型が完成する。
【0032】こうして作成された生鋳型は、その後、加
熱装置であるところの焼成炉へ入れて焼成する。焼成工
程前に生鋳型は数時間をかけて適宜量脱水する必要があ
る。脱水が的確でないときには、蝋型の膨張で小さいバ
リが出たり、水分と溶解した蝋とが混合して鋳肌荒れが
発生することがあるからである。この焼成作業は脱ワッ
クス作業であり、容器内の蝋型ツリーが完全に燃焼し、
かつインベストメントが完全に固化し、蝋型ツリーが燃
焼した後には当該蝋型ツリーの形状をした湯路が形成さ
れる。こうして鋳型が作成されることになる。
熱装置であるところの焼成炉へ入れて焼成する。焼成工
程前に生鋳型は数時間をかけて適宜量脱水する必要があ
る。脱水が的確でないときには、蝋型の膨張で小さいバ
リが出たり、水分と溶解した蝋とが混合して鋳肌荒れが
発生することがあるからである。この焼成作業は脱ワッ
クス作業であり、容器内の蝋型ツリーが完全に燃焼し、
かつインベストメントが完全に固化し、蝋型ツリーが燃
焼した後には当該蝋型ツリーの形状をした湯路が形成さ
れる。こうして鋳型が作成されることになる。
【0033】次いで、この鋳型を使用して鋳造作業を行
う。この鋳造作業には、遠心鋳造法と、真空加圧鋳造法
とがあるが、最終製品の形態によってそれぞれ使い分け
る必要がある。一般に、形態の単純なものは真空加圧鋳
造法で、複雑なものは遠心鋳造法が望ましい。しかし、
いずれの方法でも、不十分な時には両者を組み合わせた
遠心真空鋳造法により鋳造を行う。
う。この鋳造作業には、遠心鋳造法と、真空加圧鋳造法
とがあるが、最終製品の形態によってそれぞれ使い分け
る必要がある。一般に、形態の単純なものは真空加圧鋳
造法で、複雑なものは遠心鋳造法が望ましい。しかし、
いずれの方法でも、不十分な時には両者を組み合わせた
遠心真空鋳造法により鋳造を行う。
【0034】本発明の鋳込金属材料としては、好ましく
はベリリウム銅合金が採用される。このベリリウム銅合
金は、銅の中に数パーセントのベリリウムを固溶し少量
のCo,Niが添加されたもので、高硬度、優れたバネ
性、耐磨耗性、耐食性等を有しており、眼鏡のブリッジ
やテンプルの一部として好適な装飾性材料である。本発
明においては、鋳型温度を650°C〜750°Cと
し、溶湯温度を1010°C〜1120°Cに設定する
ことが望ましい。鋳込金属材料の溶解が完了し鋳込み温
度になったら、迅速に鋳造する。この際、鋳込み速度に
はあまり留意する必要はないが、鋳引けが幾分大きいの
で押し湯には十分配慮する必要がある。
はベリリウム銅合金が採用される。このベリリウム銅合
金は、銅の中に数パーセントのベリリウムを固溶し少量
のCo,Niが添加されたもので、高硬度、優れたバネ
性、耐磨耗性、耐食性等を有しており、眼鏡のブリッジ
やテンプルの一部として好適な装飾性材料である。本発
明においては、鋳型温度を650°C〜750°Cと
し、溶湯温度を1010°C〜1120°Cに設定する
ことが望ましい。鋳込金属材料の溶解が完了し鋳込み温
度になったら、迅速に鋳造する。この際、鋳込み速度に
はあまり留意する必要はないが、鋳引けが幾分大きいの
で押し湯には十分配慮する必要がある。
【0035】なお、本発明の鋳型においては、湯口下の
棒は太く(直径が約12mm)、湯路も太い方が作業性
がよいので望ましい。鋳造作業が完了後、鋳型を破壊し
て鋳型内に埋没している製品を取り出す。取り出された
鋳造製品は、図5に示すと同様な形態を有している。
棒は太く(直径が約12mm)、湯路も太い方が作業性
がよいので望ましい。鋳造作業が完了後、鋳型を破壊し
て鋳型内に埋没している製品を取り出す。取り出された
鋳造製品は、図5に示すと同様な形態を有している。
【0036】取り出した製品に仕上げ作業を施して完成
品を得る。仕上げ作業としては、鋳型内に埋没している
製品を取り出した後、フランジ部分を削り取る切削工
程、超音波を利用して洗浄する超音波洗浄工程、超音波
洗浄した製品を樽に入れる例えば、研磨石によって磨き
をかけるバレル研磨工程、その後の検品工程、必要な手
直し工程(表面への圧印、彫刻、レーザー加工等)、バ
フ研磨工程、別途作成した装飾体を付着する等のための
必要な蝋付け工程、歪み取りのための熱処理工程等があ
る。ここで、熱処理工程としては、溶体化焼鈍即ち焼き
なまし、時効硬化処理即ち焼き入れ等がある。こうして
最終製品が製造される。
品を得る。仕上げ作業としては、鋳型内に埋没している
製品を取り出した後、フランジ部分を削り取る切削工
程、超音波を利用して洗浄する超音波洗浄工程、超音波
洗浄した製品を樽に入れる例えば、研磨石によって磨き
をかけるバレル研磨工程、その後の検品工程、必要な手
直し工程(表面への圧印、彫刻、レーザー加工等)、バ
フ研磨工程、別途作成した装飾体を付着する等のための
必要な蝋付け工程、歪み取りのための熱処理工程等があ
る。ここで、熱処理工程としては、溶体化焼鈍即ち焼き
なまし、時効硬化処理即ち焼き入れ等がある。こうして
最終製品が製造される。
【0037】上述したように、もし、中空装飾品1の形
状が左右若しくは上下対称である場合にはこの割型10
は1つでもよいが、形態が複雑な場合、例えば、三次元
方向に曲がっているような場合には2個、又はそれ以上
の割型(二分割型、三分割型等)が必要となることは当
然である。その場合には、上述と同様の手法により、金
属、プラスチック材料、木材等により複数の割型を作成
し、これを基に分割蝋型を形成し、更に2つの分割蝋型
を合体し、その後、当該蝋型を所定の形状に寄せ集めて
蝋型ツリーを作成することにより、所望の製品が作成さ
れる。
状が左右若しくは上下対称である場合にはこの割型10
は1つでもよいが、形態が複雑な場合、例えば、三次元
方向に曲がっているような場合には2個、又はそれ以上
の割型(二分割型、三分割型等)が必要となることは当
然である。その場合には、上述と同様の手法により、金
属、プラスチック材料、木材等により複数の割型を作成
し、これを基に分割蝋型を形成し、更に2つの分割蝋型
を合体し、その後、当該蝋型を所定の形状に寄せ集めて
蝋型ツリーを作成することにより、所望の製品が作成さ
れる。
【0038】なお、図7(a)のような形態の製品の場
合において本体部分の長溝20があまり小さい場合、湯
の流れが不確定となるため仕上げ時の後加工において形
成することが出来る。更に図7(b)(c)(d)のよ
うな曲状又は肉厚変化を伴う製品は、先述の図2の製品
の加工と同様の手法で作成出来る。また、上記具体例に
おいては、マスタモデルとしての割型作成に際して、図
3に示すようなフランジ部分を備えた割型について述べ
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、フラン
ジ部分のない割型によりこの発明を実施することも出来
る。
合において本体部分の長溝20があまり小さい場合、湯
の流れが不確定となるため仕上げ時の後加工において形
成することが出来る。更に図7(b)(c)(d)のよ
うな曲状又は肉厚変化を伴う製品は、先述の図2の製品
の加工と同様の手法で作成出来る。また、上記具体例に
おいては、マスタモデルとしての割型作成に際して、図
3に示すようなフランジ部分を備えた割型について述べ
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、フラン
ジ部分のない割型によりこの発明を実施することも出来
る。
【0039】この場合において分割蝋型をパーテイング
ラインに沿って接合するときに、分割蝋型を溶融すると
製品寸法変動が発生したり、外表面の彫刻部分が溶解す
る場合があるので相当の注意が必要となる。これを防止
するためには、パーテイングラインへ接着剤を付与する
ことが出来る。
ラインに沿って接合するときに、分割蝋型を溶融すると
製品寸法変動が発生したり、外表面の彫刻部分が溶解す
る場合があるので相当の注意が必要となる。これを防止
するためには、パーテイングラインへ接着剤を付与する
ことが出来る。
【0040】〔第2の実施の形態〕上述した第1の実施
の形態では、マスタモデルとして中空装飾部品を分割し
た形状の割型を作成する工程及び該割型を基にしてゴム
型を作成する工程を経ることにより、ゴム型を作った。
しかし、ゴム型を使わないで、金型を使う場合も当然採
用できる。
の形態では、マスタモデルとして中空装飾部品を分割し
た形状の割型を作成する工程及び該割型を基にしてゴム
型を作成する工程を経ることにより、ゴム型を作った。
しかし、ゴム型を使わないで、金型を使う場合も当然採
用できる。
【0041】金型を使う場合は、わざわさ、マスタモデ
ルである割型を作成しなくても、放電加工等の金型加工
により分割蝋型(製品となる中空装飾部品を分割、例え
ば2分割した形状)に対応したキャビテイを形成した金
型を、直接、作成することで足る。すなわち、概括的に
は前記中空装飾品1を長手方向軸線に沿って左右若しく
は上下に分割(2分割)したような形状(すなわち中空
装飾部品を分割した形状に対応した形状)を有するキャ
ビテイを形成する。
ルである割型を作成しなくても、放電加工等の金型加工
により分割蝋型(製品となる中空装飾部品を分割、例え
ば2分割した形状)に対応したキャビテイを形成した金
型を、直接、作成することで足る。すなわち、概括的に
は前記中空装飾品1を長手方向軸線に沿って左右若しく
は上下に分割(2分割)したような形状(すなわち中空
装飾部品を分割した形状に対応した形状)を有するキャ
ビテイを形成する。
【0042】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
る製造方法を示したフローチャートである。金型を作成
した後は、第1の実施の形態と同じ工程を経ることによ
り完成品ができあがることは理解できよう。
る製造方法を示したフローチャートである。金型を作成
した後は、第1の実施の形態と同じ工程を経ることによ
り完成品ができあがることは理解できよう。
【0043】以上、本発明を説明したが、本発明は実施
の形態に限定されることなくその目的に沿う限り、種々
の変形例が可能である。中空装飾部品は、眼鏡のテンプ
ルだけでなく、ブリッジや他の必要な部分に適応できる
ものである。
の形態に限定されることなくその目的に沿う限り、種々
の変形例が可能である。中空装飾部品は、眼鏡のテンプ
ルだけでなく、ブリッジや他の必要な部分に適応できる
ものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、ある程度の長さを有す
る中空形状の装飾部品を製作する場合において、精密に
成型した蝋材を取り出すときに、中空部を成形型から適
切に取り出すことが出来、当該蝋材が変形したり折れた
りして損傷がほとんど発生せず、原型パターンの歩留ま
りが極めて高く、極めて緻密な装飾品の作成が可能とな
り、更に、量産が可能なためコスト的にも大きな利点が
ある。本発明によれば、直線形状の又は曲線形状の眼鏡
用中空装飾部品でも、肉厚変動を伴う眼鏡用中空装飾部
品でも容易に成形することが出来るのである。
る中空形状の装飾部品を製作する場合において、精密に
成型した蝋材を取り出すときに、中空部を成形型から適
切に取り出すことが出来、当該蝋材が変形したり折れた
りして損傷がほとんど発生せず、原型パターンの歩留ま
りが極めて高く、極めて緻密な装飾品の作成が可能とな
り、更に、量産が可能なためコスト的にも大きな利点が
ある。本発明によれば、直線形状の又は曲線形状の眼鏡
用中空装飾部品でも、肉厚変動を伴う眼鏡用中空装飾部
品でも容易に成形することが出来るのである。
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態における製
造方法を示したフローチャートである。
造方法を示したフローチャートである。
【図2】図2は、本発明の製造方法によって作成される
中空装飾品を示している図である。
中空装飾品を示している図である。
【図3】図3は、本発明の製造方法における割型を示し
ている斜視図である。
ている斜視図である。
【図4】図4は、本発明の製造方法における割型によっ
て作成されるゴム型の製造方法の一例を示している図で
ある。
て作成されるゴム型の製造方法の一例を示している図で
ある。
【図5】図5は、本発明の製造方法におけるゴム型によ
って作成された割型形状の一対の蝋型を接合して中空装
飾品の形状を構成した中空蝋型成型体の一例を示してい
る図である。
って作成された割型形状の一対の蝋型を接合して中空装
飾品の形状を構成した中空蝋型成型体の一例を示してい
る図である。
【図6】図6は、中空蝋型成型体により構成した蝋型ツ
リーの一対を示している図である。
リーの一対を示している図である。
【図7】図7は、本発明の製造方法によって作成される
中空装飾品の他の例を示している図である。
中空装飾品の他の例を示している図である。
【図8】図8は、本発明の第1の実施の形態における製
造方法を示したフローチャートである。
造方法を示したフローチャートである。
【図9】図9は、本発明の方法により形成した中空装飾
品を眼鏡のテンプルへ取り付けた状態を示す図である。
品を眼鏡のテンプルへ取り付けた状態を示す図である。
1…中空装飾品 2…中空装飾品 3…中空装飾品 4…中空装飾品 5…中空装飾品 10…割型 11…本体部分 12…フランジ部分 13…パーテイングライン 14…分割蝋型 15…本体部分 16…フランジ部分 17…中空蝋型成型体 18…蝋型ツリー A…装飾品 A1…テンプル A2…ブリッジ X…ゴム型 X1、X2…ゴム型
Claims (7)
- 【請求項1】 下記の諸工程を有してなることを特徴と
する眼鏡用の中空装飾部品の製造方法。 1)マスタモデルとして中空装飾部品を分割した形状に
対応した割型を作成する工程、 2)該割型を基にしてゴム型を作成する工程、 3)該ゴム型に蝋を注入して該割型に対応する分割蝋型
を作成する工程、 4)複数の分割蝋型を合体して中空形状を有する中空蝋
型成型体を作成する工程、 5)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 6)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 7)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 8)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 9)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 10)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。 - 【請求項2】 下記の諸工程を有してなることを特徴と
する眼鏡用の中空装飾部品の製造方法。 1)中空装飾部品を分割した形状に対応したキャビテイ
を備えた金型を作成する工程、 2)該金型に蝋を注入して分割蝋型を作成する工程、 3)複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品のための中
空形状を有する中空蝋型成型体を作成する工程、 4)中空蝋型成型体により蝋型ツリーを作成する工程、 5)蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベストメントを
注入して生鋳型を作成する工程、 6)生鋳型を焼成して鋳型を作成する工程、 7)鋳型に金属を流し込む鋳造工程、 8)鋳型を破壊して中空装飾部品を取り出す工程、 9)取り出した中空装飾部品を仕上げる工程。 - 【請求項3】 蝋型ツリーを容器内へ配置し、インベス
トメントを注入して生鋳型を作成する工程において、容
器内へインベストメントを注入した後、容器全体を真空
脱泡する工程を更に有することを特徴とする請求項1又
は2に記載の眼鏡用中空装飾部品の製造方法。 - 【請求項4】 複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品
のための中空形状を有する中空蝋型を作成する工程にお
いて、分割蝋型の衝接面を溶接又は接着剤により接合し
て一体化することによって中空蝋型を作成することを特
徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡用中空装飾部品の
製造方法。 - 【請求項5】 複数の分割蝋型を合体して中空装飾部品
のための中空形状を有する中空蝋型を形成する工程にお
いて、分割蝋型のフランジ部分を加熱して一体化するこ
とにより中空蝋型を形成することを特徴とする請求項1
又は2に記載の眼鏡用中空装飾部品の製造方法。 - 【請求項6】 マスタモデルとして中空装飾部品の割型
を形成する工程において、割型と割型との衝接面にフラ
ンジ部分を設けた割型を形成することを特徴とする請求
項1又は2に記載の眼鏡用中空装飾部品の製造方法。 - 【請求項7】 中空蝋型により蝋型ツリーを作成する工
程において、蝋型ツリーが中空蝋型のフランジ部分を介
して連結されていることを特徴とする請求項1又は2に
記載の眼鏡用中空装飾部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30453999A JP2001121244A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 眼鏡用中空装飾部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30453999A JP2001121244A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 眼鏡用中空装飾部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001121244A true JP2001121244A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17934229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30453999A Pending JP2001121244A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 眼鏡用中空装飾部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001121244A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020156654A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 山梨県 | ワックス模型及びその作製方法 |
CN115194097A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-10-18 | 成都新航工业科技股份有限公司 | 一种采用空间置换进行石膏型熔模制壳的方法 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30453999A patent/JP2001121244A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020156654A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 山梨県 | ワックス模型及びその作製方法 |
JP7345773B2 (ja) | 2019-03-26 | 2023-09-19 | 山梨県 | ワックス模型及びその作製方法 |
CN115194097A (zh) * | 2022-07-11 | 2022-10-18 | 成都新航工业科技股份有限公司 | 一种采用空间置换进行石膏型熔模制壳的方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3548050A (en) | Method of making resin faced metal molding dies | |
EP1616641B1 (en) | Fugitive pattern assembly and manufacturing method | |
US4549597A (en) | Method of manufacturing durable metal molds by metal melt-spraying | |
JP2001121244A (ja) | 眼鏡用中空装飾部品の製造方法 | |
AU2002239904B2 (en) | Method for fabricating a plastic optic element injection mold | |
AU2002239904A1 (en) | Method for fabricating a plastic optic element injection mold | |
TW200821079A (en) | Fast manufacturing method of metal pipework product | |
JPH0740404A (ja) | プラスチック光学素子の射出成形方法 | |
CN222982592U (zh) | 一种油压和失蜡浇注法结合的镶钻饰品 | |
KR100432795B1 (ko) | 중공형 귀금속의 로스트 왁스 주조방법 | |
JPH05169496A (ja) | 合成樹脂製水栓具の製造方法 | |
JPS58184036A (ja) | 精密鋳造法 | |
CN117731095A (zh) | 链式首饰一体成型工艺及链式首饰 | |
JPH07195147A (ja) | 成形用特殊中子を用いた成形方法 | |
JP3228263B2 (ja) | 中空成形品の製造方法 | |
JP2005312781A (ja) | ゴルフクラブヘッドのワックスパターンの製造方法 | |
JPH03199015A (ja) | 成形金型の製造方法 | |
JP4072800B2 (ja) | 樹脂の成形方法および樹脂成形用型 | |
KR20060027584A (ko) | 중공 귀금속의 제조방법 | |
JPH07195145A (ja) | 成形用特殊中子 | |
JPH0525659B2 (ja) | ||
JPH084854B2 (ja) | 金型製造方法 | |
KR100531456B1 (ko) | 중공 귀금속의 제조방법 | |
JPS5849219A (ja) | プラスチツクレンズの製造方法 | |
JPH0743648A (ja) | 眼鏡テンプル母材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061010 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070104 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090423 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091022 |