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JP2001119426A - 誤り制御方法及びその方法を使用する通信システム - Google Patents

誤り制御方法及びその方法を使用する通信システム

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JP2001119426A
JP2001119426A JP29457199A JP29457199A JP2001119426A JP 2001119426 A JP2001119426 A JP 2001119426A JP 29457199 A JP29457199 A JP 29457199A JP 29457199 A JP29457199 A JP 29457199A JP 2001119426 A JP2001119426 A JP 2001119426A
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error
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transmitter
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JP29457199A
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Akira Shibuya
彰 渋谷
Hiroto Suda
博人 須田
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動再送制御(ARQ)と誤り訂正符号化を
組み合わせたハイブリッドARQにおいて、再送するパ
ケットの数を低減させる誤り制御方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 送信機と受信機を有する通信システムに
おける誤り制御方法であり、送信機が情報を誤り訂正符
号化し、誤り訂正符号化して得た符号語を複数のパケッ
トに分割して送信し、受信機は受信した各パケットの信
頼度を測定し、該信頼度を基にする所定の条件を満たし
た場合に前記送信機に対して再送要求を行い、再送パケ
ットを含む受信した複数のパケットを合成し、合成して
得た符号語を復号するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル通信、
特に移動無線通信のような符号誤りが生じ易い環境下で
の通信に好適な誤り制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】誤り訂正符号化技術と自動再送制御技術
(ARQ − automatic request for repetition)は、デ
ィジタル通信を行う上での重要な誤り制御技術である。
この両方の技術を用いるハイブリッドARQ と称される技
術は、特に移動無線通信のようなフェージング環境下に
おいて非常に有効であることが知られている。
【0003】従来のハイブリッドARQ における通信シス
テムの構成例を図18に示す。この通信システムは送信
機1と受信機3が伝送路5により接続された構成をと
る。送信機1又は受信機3は例えば移動通信における基
地局又は移動機であり、伝送路5は例えば無線、有線も
しくはそれらを組み合わせたものである。送信機1は音
声信号等を符号化する誤り訂正符号化部7を有する。ま
た、送信機1は変調部や送信のための送信部等を有する
が図示はしていない。受信機3は受信した符号語を復号
する誤り訂正/検出復号部9を有する。また、受信機3
は受信部や復調部等を有し得る。
【0004】誤り訂正符号化部における符号器としては
例えば図19に示すようなターボ符号器が使用され、そ
の場合、誤り訂正/検出復号部では図20に示すような
ターボ復号器が使用される。ハイブリッドARQ では、送
信機1にて誤り訂正符号化された符号語を情報データパ
ケットとして伝送路5を介して伝送し、受信機3で誤り
訂正及び誤り検出、もしくは誤り検出を行い、誤りが検
出された場合は、そのパケットは破棄するか、もしくは
再送されたパケットと合成するために保持し、送信機1
に対して再送要求を行う。もしくは、あるパケット(パ
リティなし)を送信し、そのパケットが誤っていれば、
そのパケットの誤りを訂正するためのデータ(パリテ
ィ)を再送し、受信機3で合成し誤り訂正を行う。な
お、誤り訂正符号化部7における誤り訂正を行う単位
は、上記のデータパケットの単位と同一である。
【0005】図21にハイブリッドARQ におけるデータ
の送受信のシーケンスをより詳細に示す。同図におい
て、符号語A1、C1は誤り無く伝送され、符号語B1は伝送
により誤りが検出され符号語B2が再送されたことを示し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ハイブリッドARQ のよ
うに再送を行う誤り制御技術において、劣悪なフェージ
ング環境下においては、バースト誤りのために誤り訂正
符号が効かず、再送要求が多くなり、大幅なスループッ
トの低下等の特性劣化が生じるという問題点があった。
【0007】また、同報通信、放送等の場合のように同
じデータを複数の端末が受信する場合には、それぞれの
端末で再送要求を行うため、送信側で再送要求が集中
し、再送するデータが非常に多くなり、大幅なスループ
ットの低下等の特性劣化が生じることがあった。本発明
は上記の点に鑑みてなされたものであり、再送するパケ
ットの数を低減させた誤り制御技術を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は次のように構成される。請求項1に記載さ
れた発明は、送信機と受信機を有する通信システムにお
ける誤り制御方法であって、送信機が情報を誤り訂正符
号化し、誤り訂正符号化して得た符号語を複数のパケッ
トに分割して送信し、受信機は受信した各パケットの信
頼度を測定し、該信頼度を基にする所定の条件を満たし
た場合に前記送信機に対して再送要求を行い、再送パケ
ットを含む受信した複数のパケットを合成し、合成して
得た符号語を復号する。
【0009】本発明によれば、情報をある程度まとめて
誤り訂正符号化することによって誤り訂正符号の符号長
を拡大させることができ、それにより誤り訂正効果が増
大する。その結果、所定の条件を満たさなければあるパ
ケットの信頼度が低くても再送を行う必要がなく、復号
を行って正しい情報を得ることが可能である。従って、
従来問題であった再送によるスループットの低下の発生
を防止することが可能となる。
【0010】請求項2に記載された発明は、前記所定の
条件を規定時間内又は規定パケット送信回数毎に所定の
回数以上信頼度の低いパケットを検出した場合とするこ
とである。本発明によれば、所定の回数に達しなければ
信頼度の低いパケットの再送を行う必要がなくなる。
【0011】請求項3に記載された発明は、前記再送要
求を行うに際し、前記受信機が、前記送信機が再送すべ
きパケット番号を指定し、該送信機は指定されたパケッ
トを全てもしくはランダムに選択して再送する。本発明
によれば、受信機は再送すべきパケット番号を送信機に
対して指定するので、例えば、全ての誤りパケット情報
を一度に知らせる、一部のパケットのみを知らせる、あ
る規則に従って知らせる、信頼度の低いパケットのみを
知らせる等種々の方法を伝送路等の状況に応じてとるこ
とが可能となる。
【0012】請求項4に記載された発明は、前記通信シ
ステムが前記受信機を複数有し、該複数の受信機が同一
のデータを受信する場合において、前記送信機は、複数
の受信機から送られた再送要求の中のパケット番号を解
析し、最多のパケットから順に再送する誤り制御方法で
ある。本発明によれば、同報通信、放送等の場合のよう
に同じデータを複数の受信機が受信し、それぞれの受信
機で再送要求を行う場合でも、送信機は再送要求のあっ
た全てのパケットを単純に送信するのではなく、最も多
くの受信機から要求のあったパケットから再送し、受信
側で誤り訂正ができればそれ以上再送を行わなようにす
ることが可能となるため、再送大幅なスループットの低
下等の特性劣化の問題点が解消される。
【0013】請求項5に記載された発明は、前記通信シ
ステムが前記受信機を複数有する場合において、前記送
信機は各受信機への情報のうちの少なくとも2情報をま
とめて誤り訂正符号化し、その誤り訂正符号化して得た
符号語をパケットに分割して送信し、該当する各受信機
は受信したパケットの中で自分宛のパケット全てに誤り
がなければ自分宛のパケットから情報を取り出し、誤り
がある場合には受信した全パケットを合成し、復号し
て、自分宛の情報を取り出し、その情報に誤りがあれば
再送を要求する記載の誤り制御方法である。
【0014】本発明によれば、符号化単位の長さを更に
拡大することが可能となるため、誤り訂正能力を更に向
上させることができ、再送をさらに減少させることが可
能となる。請求項6に記載された発明は、前記送信機に
おいて誤り訂正符号を含むパケット全体に誤り検出符号
を付加するか、もしくは、元の情報部分にのみ誤り検出
符号を付加し、前記受信機がその誤り検出符号を用いて
受信パケットもしくは誤り訂正後の符号語の誤り検出を
行う誤り制御方法である。
【0015】本発明によれば、受信機において誤り検出
を行うことが可能となる。請求項7に記載された発明
は、前記送信機が誤り訂正符号化された符号語をパケッ
トに分割する際に、誤り訂正符号を含まない元の情報の
みのパケットと、誤り訂正符号のみのパケットに分割
し、元の情報のみのパケットを優先して送信し、必要に
応じて誤り訂正符号のみのパケットを送信する誤り制御
方法である。
【0016】本発明によれば、例えば伝送路の状態が良
い時に情報のみのパケットを送り、情報パケットが誤り
無く送信された場合には誤り訂正符号のパケットを送信
しないようにすることができる。従って、パケットの送
信量を削減でき、スループットが向上する。請求項8に
記載された発明は、前記受信機が符号化単位を構成する
全ての受信パケットに誤りを検出しなかった場合、前記
復号を行わず、誤り訂正符号を取り除いて情報を取り出
す誤り制御方法である。
【0017】本発明によれば、比較的複雑な誤り訂正処
理を行う必要がなくなるため、処理を簡易化することが
可能であり、例えば電力消費量を削減できる。請求項9
に記載された発明は、前記受信機がパケットを合成した
後に、符号語の誤り訂正及び誤り検出を行い、合成した
符号語に誤りがある場合は、誤りがあった受信パケット
の再送要求を前記送信機に対して行う誤り制御方法であ
る。
【0018】本発明によれば、確実に正しい情報を受信
機で得ることが可能となる。請求項10に記載された発
明は、前記受信機が合成した符号語を誤り検出符号を利
用して復号する誤り制御方法である。本発明によれば、
誤り訂正符号のみによる誤り訂正より誤り訂正能力を向
上させることが可能となる。
【0019】請求項11に記載された発明によれば、上
記構成において、前記再送要求に対応して再送されたパ
ケットを必要に応じて該当する元のパケットと合成し1
つのパケットとし、そのパケットと他の受信パケットと
を合成するようにした誤り制御方法である。本発明によ
れば、再送されたパケットを必要に応じて該当する元の
パケットと合成することとしたので、誤り訂正能力を向
上させることが可能となる。
【0020】請求項12に記載された発明は、前記受信
機が再送要求を行う際に、前記送信機に再送パケットの
構成を通知する誤り制御方法である。本発明によれば、
例えば、未送信の誤り訂正符号を送信することを通知す
ることによって誤り訂正の特性を改善させることが可能
である。請求項13に記載された発明は、前記送信機に
おいて、符号語を分割して情報と誤り訂正符号を有する
パケットを生成する場合、その誤り訂正符号の最初の状
態と最後の状態を該パケットに付加する誤り制御方法で
ある。
【0021】本発明によれば、受信側で誤り訂正符号の
最初の状態と最後の状態を使用して復号を行うことがで
きるため、復号が簡易化される。請求項14に記載され
た発明は、上記構成において、前記通信システムにおい
て要求されるサービス品質に応じて、誤り訂正符号化さ
れる情報単位の大きさ、分割により生成されるパケット
の大きさ、パンクチャの数、又は再送のための前記所定
の条件を変化させる誤り制御方法である。
【0022】本発明によれば、要求されるサービス品質
(QoS)に応じて誤り訂正符号化単位等を変化させる
こととしたため、種々のサービスに適した通信を行なう
ことが可能となる。請求項15に記載された発明は、上
記構成において、前記誤り訂正符号化において用いられ
る符号をターボ符号とする発明である。
【0023】ターボ符号はシャノン限界に近い特性のよ
い符号であるため、本発明によれば、誤り訂正符号の符
号長拡大による誤り訂正効果が特に大きくなり、再送パ
ケット低減の効果が大きくなり、スループットが更に向
上する。請求項16に記載された発明は、送信機と受信
機を有し、誤り制御を行う通信システムであって、送信
機は情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り訂正符号化
して得た符号語を複数のパケットに分割して送信する手
段とを有し、受信機は受信した各パケットの信頼度を測
定する手段と、該信頼度を基にする所定の条件を満たす
かどうかを判定する手段と、該所定の条件を満たす場合
に前記送信機に対して再送要求を行う手段と、再送パケ
ットを含む受信した複数のパケットを合成する手段と、
合成して得た符号語を復号する手段とを有する。
【0024】請求項17に記載された発明は、上記構成
において、前記所定の条件は、規定時間内又は規定パケ
ット送信回数毎に所定の回数以上信頼度の低いパケット
を検出した場合とする通信システムである。請求項18
に記載された発明は、上記構成において、前記送信機
は、誤り訂正符号を含まない元の情報のみのパケット
と、誤り訂正符号のみのパケットに分割する手段と、元
の情報のみのパケットを優先して送信し、必要に応じて
誤り訂正符号のみのパケットを送信する手段を有する通
信システムである。
【0025】請求項19に記載された発明は、上記構成
において、前記受信機は、符号語の誤り訂正及び誤り検
出を行う手段と、合成した符号語に誤りがある場合は、
誤りがあった受信パケットの再送要求を前記送信機に対
して行う手段を有する通信システムである。請求項20
に記載された発明は、上記構成において、前記誤り訂正
符号化において用いられる符号にターボ符号を用いた通
信システムである。
【0026】請求項16〜20に記載された発明によれ
ば、本発明の誤り制御方法に適した通信システムを提供
することができる。請求項21に記載された発明は、移
動機と基地局とを有し、誤り制御を行うセルラーシステ
ムであって、基地局は情報を誤り訂正符号化する手段
と、誤り訂正符号化して得た符号語を複数のパケットに
分割して送信する手段とを有し、移動機は受信した各パ
ケットの信頼度を測定する手段と、該信頼度を基にする
所定の条件を満たすかどうかを判定する手段と、該所定
の条件を満たす場合に前記基地局に対して再送要求を行
う手段と、再送パケットを含む受信した複数のパケット
を合成する手段と、合成して得た符号語を復号する手段
とを有し、前記セルラーシステムは、ある基地局の送信
したパケットに対して再送要求があった場合に該基地局
より回線品質の良い基地局からパケットの再送をさせる
手段を有する。
【0027】本発明によれば、再送が削減されるため、
再送によるスループット低下を防止したセルラーシステ
ムを提供することが可能となる。請求項22に記載され
た発明は、送信機と受信機を有し、誤り制御を行う通信
システムにおける送信機であって、情報を誤り訂正符号
化する手段と、誤り訂正符号化して得た符号語を複数の
パケットに分割して送信する手段と、複数の受信機から
同一データに対する複数の再送要求があった場合に該再
送要求の中のパケット番号を解析し、最多のパケットか
ら順に再送する手段とを有する。
【0028】請求項23に記載された発明は、送信機と
受信機を有し、誤り制御を行う通信システムにおける送
信機であって、情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り
訂正符号化して得た符号語を誤り訂正符号を含まない元
の情報のみのパケットと、誤り訂正符号のみのパケット
に分割する手段と、元の情報のみのパケットを優先して
送信し、必要に応じて誤り訂正符号のみのパケットを送
信する手段とを有する。
【0029】請求項22〜23に記載された発明によれ
ば、本発明の誤り制御方法に適した送信機を提供するこ
とができる。請求項24に記載された発明は、送信機と
受信機を有し、誤り制御を行う通信システムにおける受
信機であって、送信機において符号語から分割された複
数のパケットを受信する手段と、そのパケットの信頼度
を測定する手段と、該信頼度を基にする所定の条件を満
たすかどうかを判定する手段と、該所定の条件を満たす
場合に前記送信機に対して再送要求を行う手段と、再送
パケットを含む受信した複数のパケットを合成する手段
と、合成して得た符号語を復号する手段とを有する。
【0030】請求項25に記載された発明は、上記構成
において、前記所定の条件を、規定時間内又は規定パケ
ット送信回数毎に所定の回数以上信頼度の低いパケット
を検出した場合とする受信機である。請求項26に記載
された発明は、上記構成において、前記送信機が複数の
受信機への情報をまとめて誤り訂正符号化し、その誤り
訂正符号化して得た符号語をパケットに分割して送信す
る場合において、該当する各受信機は受信したパケット
の中で自分宛のパケット全てに誤りがなければ自分宛の
パケットから情報を取り出す手段と、誤りがある場合に
は受信した全パケットを合成し、復号し、自分宛の情報
を取り出し、その情報に誤りがあれば再送を要求する手
段とを有する受信機である。
【0031】請求項27に記載された発明は、上記構成
において、符号化単位を構成する全ての受信パケットに
誤りを検出しなかった場合、前記復号を行わず、誤り訂
正符号を取り除いて情報を取り出す手段を有する受信機
である。請求項28に記載された発明は、上記構成にお
いて、パケットを合成して得た符号語の誤り訂正及び誤
り検出を行う手段と、合成した符号語に誤りがある場合
に誤りがあった受信パケットの再送要求を前記送信機に
対して行う手段を有する受信機である。
【0032】請求項29に記載された発明は、上記構成
において、誤り検出符号を利用して符号語の復号を行う
手段を有する受信機である。請求項30に記載された発
明は、上記構成において、前記誤り訂正符号化において
用いられる符号をターボ符号とした受信機である。請求
項24〜30に記載された発明によれば、本発明の誤り
制御方法に適した受信機を提供することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1に本発明の
第1の実施例における通信システムを示す。同図に示す
ように、この通信システムは送信機11と受信機13が
伝送路15を介して接続された構成である。この通信シ
ステムの方式はどのようなものでもよい。送信機11は
例えば音声信号を符号化する誤り訂正符号化部17と、
符号化された符号語を送信単位のパケットに分割する分
割部19を有する。なお、本発明の誤り制御方法はどの
ような通信システムの方式にも適用することができるの
で、送信機11に一般的に備えられる変調部、送信部等
は当該通信システムの方式に応じて備えればよく、変調
部、送信部等は図示していない。受信機13は受信パケ
ットの信頼度を測定する信頼度測定部21−1〜21−
N、受信パケットを合成する合成部23、合成した符号
語を復号する誤り訂正/検出復号部25、及び受信パケ
ットの誤り状況から再送の判断を行う判定部27を有す
る。送信機11と同様、受信機13に一般的に備えられ
る受信部、復調部等は図示していない。伝送路15とし
ては無線、有線、もしくはそれらの組み合わせを使用す
ることができる。また、誤り訂正符号化部における符号
器としては例えば図18に示すようなターボ符号器が使
用され、その場合、誤り訂正/検出復号部では図19に
示すようなターボ復号器が使用される。
【0034】次に本発明の一実施例の通信システムの動
作を説明する。送信機11において、音声信号等の送信
すべき情報を伝送単位のパケットに分割せずにまず誤り
訂正符号化部17で誤り訂正符号化し、分割部19にて
符号語を伝送単位のパケットに分割し伝送する。誤り訂
正符号化部で使用する誤り訂正符号としては、符号化す
る単位が大きいほど誤り訂正能力が向上するような特性
を有する誤り訂正符号を使用する。そのような符号とし
て例えば図18、図19に示した符号器、復号器で使用
されるターボ符号がある。
【0035】受信機13では各パケットの信頼度を各信
頼度測定部21−1〜21−Nで測定する。測定の項目
としては例えば誤り検出やSIR/ SNR推定、パスメ
トリックの尤度情報等である。ここで、SNRはsignal
-to-noise ratio (信号対雑音比)の略であり、SIR
は、signal-to-interference ratio(信号対干渉比)の
略である。例えば、W−CDMAにおいては、パイロッ
ト信号を送信し、それを受信することで、信号対雑音比
及び信号対干渉比の推定を行うことが可能である。ま
た、パスメトリックの尤度情報を求めることによって、
受信パケットの正しさの確率を推定することができる。
【0036】次に受信機13において、各信頼度測定部
21−1〜21−Nにおける信頼度測定の結果を基に、
判定器27が、予め規定した条件を満たすかどうかの判
定を行い、満たした場合にパケットの再送要求を送信機
11に対して行う。なお、予め規定する条件については
後述する。受信パケットは合成部23にて合成され、誤
り訂正/検出復号部25にて誤り訂正、復号がなされ
る。ここで、誤り訂正/検出復号部25にて誤り訂正後
に更に誤り検出を行い誤りがあった場合には再送要求を
行うようにしてもよい。
【0037】従来の技術におけるハイブリッドARQ で
は、元の情報を分割して1パケットごとに誤り訂正を施
し、パケットに誤りが検出されればそのパケットを再送
していたが、上述の本発明における実施例によれば、従
来よりも大きな単位で誤り訂正符号化を行う結果誤り訂
正能力が向上するため、ある条件を満たすまではパケッ
ト誤りを許容し再送要求を行わない。従って、再送パケ
ットの数を従来よりも削減することが可能となる。
【0038】前述の判定器27における再送をするかど
うかの条件は、例えば、規定時間内に規定回数信頼度の
低いパケットを検出した場合とすることができる。ま
た、規定時間内でなく規定パケット回数毎としてもよ
い。 (第2の実施例)判定器27が再送要と判定し、再送要
求をする場合には種々の方法が可能である。まず、第1
の方法としてパケット1、3、9が誤っている等、誤り
を検出したパケット番号の全てを送信側に通知する方法
がある。この方法は誤りを検出したパケット番号の全て
が再送されることとなるので、伝送路品質が比較的良い
場合に適している。また、この方法では確実に誤り訂正
することが可能である。
【0039】第2の方法としては、誤りが多いパケッ
ト、尤度の低いパケット等、誤りを検出したパケットの
一部のみを通知する方法がある。この方法では、再送の
数を削減することが可能である。更に、その他の方法と
して、まずSIRの一番低いパケットの再送要求を行
い、次にその他のパケットの再送要求を行う等、ある規
則に従って誤りパケットを通知する方法もある。この方
法によれば、あるパケットの再送と再送の間、受信側で
は各パケットを合成し、復号を試みることができ、誤り
が取り除けたらそこで再送要求を停止することが可能と
なる。従って、無駄な再送を削減することができる。
【0040】更に、上記の方法と合わせて、送信側で、
受信側からきたパケットの再送要求に含まれるパケット
番号の中からランダムに再送を開始することとすること
もできる。ここで、再送パケットが誤っていた場合、も
う一度再送することや、別のパケットを再送すること等
が可能である。
【0041】(第3の実施例)図2は、図1に示す構成
において受信機が複数あり、同報通信や放送等の場合の
ように同じデータを複数の受信機が受信する場合におけ
る処理を説明するための図である。送信機が符号化され
たデータを16個のパケットに分割して送信し、受信機
Aで#2と#4のパケットに誤りが検出され、受信機B
で#2と#16のパケットに誤りが検出され、受信機C
で#1のパケットに誤りが検出され、受信機Dで#15
のパケットに誤りが検出されている。
【0042】従来の方法では、このような場合、#1、
#2、#4、#15、#16の合計5パケットの再送が
発生する。一方、本発明の実施例では、16パケット中
1パケットの誤り訂正ができることを前提に、#2の1
パケットのみを再送することにより、誤り訂正を行うこ
とが可能である。すなわち、再送パケット数は1/5と
なる。ここで誤りが訂正できない場合にはその都度さら
なるパケットの再送を行う。ここで、再送パケット#2
が誤っている場合には、もう一度再送するか、もしくは
別のパケットを再送する。
【0043】なお、本実施例において受信機が送信機に
対して再送要求を行う方法には、誤ったパケットを受信
してからすぐに再送要求を行う方法や、全パケットを受
信してから再送を行う方法等がある。また、誤ったパケ
ットを受信してからすぐに再送要求を行う方法における
再送については、1度全パケットを送信してから再送パ
ケットを順に再送する方法や、再送要求があった時点で
再送を行う方法をとることができる。
【0044】送信機11が複数の宛先にそれぞれの宛先
の情報を送信する場合には次に示す方法をとることが可
能である。 (第4の実施例)図3及び図4は端末Aと端末Bに情報
を送信する例を示す。図3に示す例では、まず端末A宛
の情報(A−1、A−2、A−3)、及び端末B宛の情
報(B−1、B−2、B−3)をそれぞれまとめて符号
化し、それぞれをパケットに分割し、a−1、a−2、
a−3、b−1、b−2、b−3を端末A、Bに送信す
る。送信においてパケットの順序はどのようなものでも
構わない。受信側では端末Aがa−1、a−2、a−3
を受信し、端末Bがb−1、b−2、b−3を受信す
る。その後、それぞれの端末がパケットの合成及び誤り
訂正を行って情報を得る。
【0045】(第5の実施例)図4に示す例では、送信
機において端末A用の情報と、端末B用の情報をまとめ
て符号化し、それをa−1、a−2、a−3、b−1、
b−2、b−3のパケットに分割して送信する。受信側
では端末A、端末Bがそれぞれ全てのパケットを受信
し、自分宛のパケットが全て正しい場合には、自分宛の
情報のみを取り出す。自分宛のパケットに誤りがあれば
全パケットを合成して復号を行い、自分宛の情報のみを
取り出す。次に誤り検出を行い誤りを検出すれば再送を
行う。
【0046】(第6の実施例)図1に示した構成におい
て、送信機11では受信機13における誤り検出のため
送信データにCRC等の誤り検出符号を付加する場合、
具体的には図5〜8に示すような種々の方法をとること
ができる。図5は符号化された符号語全体に誤り検出パ
リティを付加する場合を示す図である。誤り訂正符号化
された符号語に誤り検出符号生成部で生成された誤り検
出のパリティが合成され、分割部にてパケットに分割さ
れる。この場合でも、各パケットにパイロットシンボル
を付加することによって、受信機の信頼度測定部におい
てSIR/SNR推定を行うことが可能である。なお、
誤り検出パリティは誤り検出符号と称しても良い。
【0047】図6は符号語を分割した後に、パケット毎
に誤り検出のためのパリティを付加する場合を示す図で
ある。この場合、各パケット毎に、誤り検出符号生成部
にて誤り検出のパリティを生成し、それをパケットに合
成する。図7は符号化された符号語の情報部分の全体に
誤り検出パリティを付加する場合を示す図である。
【0048】図8は分割後のパケット毎に情報部分に対
する誤り検出パリティを付加する場合を示す図である。
図5と図7に示す例では、パリティ等情報と関係ないデ
ータ(オーバヘッド部分)は、図6と図8に示した例と
比較して少ない。誤り検出パリティは、可能な限り少な
いほうが望ましいので、その観点では図5と図7に示す
例のほうが好ましい。しかし、図6と図8に示した例で
は、オーバヘッド部分は多くなるが、各パケットにおい
て誤り検出が可能になる。図5と図7に示す例では、各
パケットにおける誤り検出はできない。従って、誤り検
出の能力という観点では図6と図8に示した例のほうが
優れている。
【0049】また、図5と図6に示した例では、符号語
全体、もしくはパケット化された符号語に誤り検出符号
を付加しているため、受信パケットの誤り検出は可能だ
が、その後の誤り訂正により符号語を情報に復号した際
の誤り検出はできない。一方、図7と図8に示す例で
は、受信パケットの情報部分のみの誤り検出が可能であ
り、更に誤り訂正、復号後でも情報が正しいかどうかを
検出することができる。
【0050】なお、図7、図8に示す方法は、ターボ符
号化のように、情報部分がパリティと区別できる組織誤
り訂正符号を用いる場合に適用することができる。 (第7の実施例)図1に示した送信機11にて各パケッ
トを生成する際、どのパケット内にも、ほぼ同じ割合
で、情報ビットに誤り訂正パリティビットを付加する構
成としたり、もしくは、その割合を任意に変えることが
可能である。なお、誤り訂正パリティは誤り訂正符号と
称しても良い。また、符号語は情報を誤り訂正符号化し
て生成されるものであり、符号語の中の誤り訂正に関す
る符号を誤り訂正符号もしくは誤り訂正パリティと称す
る。
【0051】図9の(a) に全てのパケットをほぼ同じ構
成とする例を示す。また、図11の(b)に、パケット
の構成をすべて同じにしない例を示す。図11の(b)
においては、単に情報部分を優先して送ることとした
り、もしくは、伝送路の状態が良い場合に情報を優先し
て送ること等が可能である。図9の(b)のような構成
とすることによって、情報パケットが伝わった場合は誤
り訂正パリティパケットを送らなくても良いこととする
ことができ、パケット伝送量を更に削減することができ
る。ただし、図9の(a) のように各パケットの構成をほ
ぼ同じにする場合では合成のアルゴリズムを図9の
(b)と比較して簡易化できる。
【0052】また、図10に示すように、符号語をイン
タリーバで並び替えることにより、より誤り訂正能力を
向上させることが可能となる。 (第8の実施例)図1に示した受信機13は、図11に
示すような構成とすることも可能である。図11に示す
受信機においては、ターボ符号化等の符号化単位の中で
全てのパケットに誤りが検出されない場合は、パリティ
を捨てて(もちろんターボ復号等せず)情報を取り出
す。誤り訂正の処理は誤り検出の処理等と比較して複雑
なため、図11に示すように誤り訂正の処理を減らすこ
とによって、例えば消費電力の削減等が可能になる。
【0053】(第9の実施例)受信機13における誤り
訂正/検出復号部25において、誤り訂正後に、誤りが
検出されない場合は、これを復号結果とする。誤りが検
出された場合は、再送要求を行う。この再送要求におい
ては種々の方法が可能である。例えば、誤り検出で誤り
があったパケットの再送要求のみを行う。すなわち、再
送するパケットは、誤りのあるパケット全て、もしくは
一部を選択的に、例えば以前に再送していないパケッ
ト、もしくはSNRの極めて悪いパケットを送るように
する。また、伝送路の状態が良い場合には全てのパケッ
トの再送要求を行うこととしてもよい。このとき、判定
器から誤り訂正/検出復号部25に対して誤りのあるパ
ケット番号を通知したり、以前再送要求を出したパケッ
ト番号を通知することもできる。
【0054】これらの再送されたパケットは以前のパケ
ットと組み合わせる、もしくは選択的に受信状態のいい
ほうを選ぶようにしてもよい。これにより誤り訂正能力
を向上させることが可能となる。 (第10の実施例)受信機における誤り訂正においては
符号化単位を構成するすべてのパケットを受信した後の
ターボ復号等の復号において、誤り検出符号の情報を利
用することができる。例えば、ターボ符号のような繰り
返し復号を行う誤り訂正中に、各パケットの誤りが検出
されなくなった場合は、誤り訂正を停止し、途中結果を
復号結果として出力する。誤りが取り除けない場合は、
リストディコーディングを行う。すなわち、尤度の低い
ビットを反転し、誤り検出符号で誤りのないものを選択
する。また、極端にSNRの悪いパケットは破棄し、そ
の情報なしに復号を行う。そして、復号結果に誤りのあ
るパケットが復号前に誤りがない場合は、復号前の情報
を硬判定したものを復号結果とする。また、誤りがない
パケットの尤度を大きくして繰り返し復号を行う。すな
わち、ターボ符号等の復号過程では、繰り返しによりビ
ットの尤度の更新を行うが、例えば、そのビットに誤り
がなければないほど、そのビットの対数尤度比が相対的
に他のビットの対数尤度比よりも絶対値で大きくなり、
その差をより大きくしてそのビットの確からしさを示す
値を大きくする。それでも誤りが取り除けない場合は、
再送要求を行う。
【0055】(第11の実施例)受信機において受信パ
ケットを合成する際に、図12に示すように、再送前の
パケットと再送後のパケットを合成し、1つのパケット
とした後に、誤り訂正符号による復号を行う構成とする
ことができる。また、図13に示すように、再送で得た
パケットの一部を選択して誤り訂正符号による復号を行
う構成とすることもできる。パケットの一部を選択する
方法としては例えば、受信SNR又はSIRの低いパケ
ットを使用しない等の方法がある。この時、受信SNR
が極端に低いパケットをその場で破棄してもよい。
【0056】AWGN(付加白色ガウス雑音)の伝送路
では、再送された全てのパケットを合成することによっ
て特性が良くなるので、図12に示した方法は有効であ
る。しかし、干渉があるフェージング環境下では条件に
よりパケットの情報が全て失われる場合があり、その場
合、情報が失われたパケットを合成しないほうが特性が
良くなることがある。従って、そのような場合には、図
13に示した方法は有効である。
【0057】(第12の実施例)図1に示した本発明の
通信システムにおいて、受信機13で信頼度の低いパケ
ットが検出され、上述したような条件を満たす場合は、
送信機11に対してそのパケットの再送要求パケットを
送信するが、その再送要求パケットにおいて、送信する
再送パケットはどのような構成にするかどうかを送信機
11に通知することができる。
【0058】送信機11に通知するパケットの構成とし
ては図14に示すように、例えば、(a)同じ物を再
送、(b)別のパリティを付加して再送、(c)パリテ
ィ部分のみ再送、(d)その他を再送する、等の構成が
可能であり、また、情報部分のみ再送することとしても
よい。また、それらの組み合わせとしてもよい。受信側
ではこれらのパケットを再送する旨の情報を再送要求パ
ケットに付加して送信側に送信する。
【0059】ここで、(b)の別のパリティとは、パン
クチャを行っている誤り訂正符号の場合はパンクチヤし
て削除した(未送信)パリティやパンクチュアパターン
を変化して作り出したパリティ、インタリーバを有する
誤り訂正符号の場合は、インタリーバのパターンを変え
て作り出したパリティである。すなわち、図14に示す
ような符号器において、RSC1及びRSC2からのパ
リティを全て送信すると情報が1に対してパリティが2
となるため、全送信データは情報の3倍となる。そのた
めにパリティの一部をパンクチャし、パリティを例えば
半分に減らすことにより全送信データが情報の2倍で済
むこととなり再送データ量を削減することが可能とな
る。また、再送の際に、未送信のパリティを送付するこ
とで特性改善を図ることが可能である。
【0060】(第13の実施例)本発明における送信機
11において、誤り訂正パリティを付加する際に、ある
パケットに情報とそれに対するパリティが含まれている
場合は、そのパリティのはじめの状態と終わりの状態を
パケットに付加する構成とすることによって、復号を効
率的に行うことが可能となる。すなわち、図15に示す
ように、情報とパリティからパケットを構成する際に、
トレリスの状態の情報を付加する先頭状態及び終端状態
を付加する。この場合、受信機では、パケット2を受信
して、誤りが検出された場合、まず、情報2とパリティ
RSC1−1及び先頭状態および終端状態を使用してパ
ケット2を復号する。復号結果において、誤りが無けれ
ばこのパケットに誤りがないものとみなす。誤りがあれ
ばパケットに誤りがあるものとみなす。このこのような
方法によって復号処理を簡易化することが可能となる。
【0061】(第14の実施例)図1に示すような本発
明の通信システムは種々の装置に適用することが可能で
ある。例えば、基地局と移動機、移動機間、その他パソ
コン等の端末を含む通信ネットワークを構成する任意の
装置間で適用できる。図16に示すように、本発明はセ
ルラーシステム(携帯電話システム)などのような複数
の送信局(基地局)から送信可能なシステムと組み合わ
せて用いることが可能である。その場合、基地局Aから
送信したパケット1 が誤っていたときに、より回線品質
のよい基地局Bからパケット1 ’を再送する構成とする
ことによって、再送を削減させることができる。再再送
時にも同じように回線品質のよい基地局から再送を行
う。回線の品質を測定するのに、受信局からきた再送要
求のパケットの推定SIR、SNR等を用いる。また、
セルラーシステムにおける制御局が複数の基地局の中か
ら電波状態が最良の基地局を選択する。
【0062】(第15の実施例)また、本発明は種々の
サービスに適用することが可能である。例えば、図17
に示すセルラーシステムの例では、端末AがサーバCか
らファイルをダウンロードし、端末Bがテレビ会議装置
Dからリアルタイムのテレビ画像を受信する。図17に
示す例において本発明を適用するに際し、ダウンロード
のように遅延はある程度許容されるが誤りが全く許容さ
れない場合、送信側で情報を大きめに束ね、誤り訂正符
号化し、複数のパケットに分割する。このように大きな
情報の単位を誤り訂正符号化することによって、誤り訂
正能力が向上する。また、遅延がある程度許容されるの
で、再送も許容できる。従って、誤りの無いダウンロー
ドを実現することができる。
【0063】テレビ画像の場合、遅延はほとんど許容さ
れないが、誤りはある程度許容される。このような場合
は送信側で情報を少なめに束ねて誤り訂正符号化を行
い、複数のパケットに分割する。なお、図17に示した
例においては双方向で上記の方法を適用することが可能
である。すなわち、端末Aからサーバ等にデータを送信
する場合や、端末Bがテレビ画像を送信する際にも、サ
ービス品質(QoS)によって誤り訂正符号化される情
報単位の大き等を変化させることができる。また、双方
向の場合には各方向でサービス品質(QoS)が異なっ
ていてもよい。
【0064】図17では誤り訂正符号化される情報単位
の大きさを変化させる例を示したが、その他、通信シス
テムにおいて要求されるサービス品質(QoS)に応じ
て、分割により生成されるパケットの大きさ、パンクチ
ャの数、もしくは再送のための条件を変化させることも
できる。また、図17に示すようなセルラーシステム以
外の種々の通信システムに本実施例の方法を適用するこ
とができる。
【0065】本実施例のように要求されるサービス品質
(QoS)に応じて誤り訂正符号化単位等を変化させる
ことによって、種々のサービスに適した通信を行うこと
が可能となる。上述した種々の実施例は組み合わせるこ
とが可能であり、また、上述した送信機及び受信機の両
方を有する装置を提供することも可能である。
【0066】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ことなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能で
ある。
【0067】
【発明の効果】上述した通り本発明によれば、誤り訂正
符号の符号長を拡大させたことによって誤り訂正効果を
増大させ、その結果、あらかじめ訂正できることが推定
できる誤りのあるパケットは再送要求を行わないことと
したため、再送パケットを低減させることができる。従
って、自動再送技術(ARQ)を用いたパケット通信全
体のスループットの向上が可能となる。特に、誤り訂正
符号に、ターボ符号のような繰り返し復号を行うことに
よってシャノン限界に近い特性のよい符号を用いた場合
には、誤り訂正符号の符号長拡大による誤り訂正効果は
非常に大きくなるので、ターボ符号等を用いることによ
って再送パケット低減によるスループット向上の効果が
更に大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における通信システムを示す図
である。
【図2】図1に示す構成において、受信機が複数あり、
同じデータを複数の受信機が受信する場合における処理
を説明するための図である。
【図3】端末Aと端末Bに情報を送信する場合における
第1の例を示す図である。
【図4】端末Aと端末Bに情報を送信する場合における
第2の例を示す図である。
【図5】符号化された符号語全体に誤り検出パリティを
付加する場合を示す図である。
【図6】符号語を分割した後に、パケット毎に誤り検出
のためのパリティを付加する場合を示す図である。
【図7】符号化された符号語の情報部分の全体に誤り検
出パリティを付加する場合を示す図である。
【図8】分割後のパケット毎に情報部分に対する誤り検
出パリティを付加する場合を示す図である。
【図9】送信機にて生成されるパケットの構成を示す図
である。
【図10】インタリーバを有する送信機を示す図であ
る。
【図11】誤り訂正及び検出を行わない場合の受信機を
示す図である。
【図12】受信機において、再送前のパケットと再送後
のパケットを合成し、1つのパケットとした後に、誤り
訂正符号による復号を行う構成を示す図である。
【図13】再送で得たパケットの一部を選択して合成す
る場合を示す図である。
【図14】再送要求を受けて再送されるパケットの構成
を示す図である。
【図15】誤り訂正パリティのはじめの状態と終わりの
状態をパケットに付加する場合をい説明するための図で
ある。
【図16】本発明の誤り制御方法を使用したセルラーシ
ステムを示す図である。
【図17】本発明の誤り制御方法を使用したセルラーシ
ステムの他の例を示す図である。
【図18】従来のハイブリッドARQ における通信システ
ムの構成例を示す図である。
【図19】ターボ符号器を示す図である。
【図20】ターボ復号器を示す図である。
【図21】ハイブリッドARQ におけるデータの送受信の
シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
1、11 送信機 3、13 受信機 5、15 伝送路 7、17 誤り訂正符号化部 9、25 誤り訂正/検出復号部 21−1〜21−N 信頼度測定部 23 合成部 27 判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 FA03 5K030 GA03 HC09 JA05 JL01 LA01 LA03 5K034 AA01 DD02 EE03 MM03 MM21

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機と受信機を有する通信システムに
    おける誤り制御方法であって、 送信機が情報を誤り訂正符号化し、誤り訂正符号化して
    得た符号語を複数のパケットに分割して送信し、 受信機は受信した各パケットの信頼度を測定し、該信頼
    度を基にする所定の条件を満たした場合に前記送信機に
    対して再送要求を行い、再送パケットを含む受信した複
    数のパケットを合成し、合成して得た符号語を復号する
    ことを特徴とする誤り制御方法。
  2. 【請求項2】 前記所定の条件は、 規定時間内又は規定パケット送信回数毎に所定の回数以
    上信頼度の低いパケットを検出した場合とする請求項1
    に記載の誤り制御方法。
  3. 【請求項3】 前記再送要求を行うに際し、 前記受信機が、前記送信機が再送すべきパケット番号を
    指定し、該送信機は指定されたパケットを全てもしくは
    ランダムに選択して再送する請求項1に記載の誤り制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記通信システムが前記受信機を複数有
    し、該複数の受信機が同一のデータを受信する場合にお
    いて、 前記送信機は、複数の受信機から送られた再送要求の中
    のパケット番号を解析し、最多のパケットから順に再送
    する請求項1に記載の誤り制御方法。
  5. 【請求項5】 前記通信システムが前記受信機を複数有
    する場合において、 前記送信機は各受信機への情報のうちの少なくとも2情
    報をまとめて誤り訂正符号化し、その誤り訂正符号化し
    て得た符号語をパケットに分割して送信し、 該当する各受信機は受信したパケットの中で自分宛のパ
    ケット全てに誤りがなければ自分宛のパケットから情報
    を取り出し、誤りがある場合には受信した全パケットを
    合成し、復号して、自分宛の情報を取り出し、その情報
    に誤りがあれば再送を要求する請求項1に記載の誤り制
    御方法。
  6. 【請求項6】 前記送信機において誤り訂正符号を含む
    パケット全体に誤り検出符号を付加するか、もしくは、
    元の情報部分にのみ誤り検出符号を付加し、 前記受信機がその誤り検出符号を用いて受信パケットも
    しくは誤り訂正後の符号語の誤り検出を行う請求項1に
    記載の誤り制御方法。
  7. 【請求項7】 前記送信機が誤り訂正符号化された符号
    語をパケットに分割する際に、 誤り訂正符号を含まない元の情報のみのパケットと、誤
    り訂正符号のみのパケットに分割し、元の情報のみのパ
    ケットを優先して送信し、必要に応じて誤り訂正符号の
    みのパケットを送信する請求項1に記載の誤り制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記受信機が符号化単位を構成する全て
    の受信パケットに誤りを検出しなかった場合、 前記復号を行わず、誤り訂正符号を取り除いて情報を取
    り出す請求項1に記載の誤り制御方法。
  9. 【請求項9】 前記受信機がパケットを合成した後に、
    符号語の誤り訂正及び誤り検出を行い、合成した符号語
    に誤りがある場合は、誤りがあった受信パケットの再送
    要求を前記送信機に対して行う請求項1に記載の誤り制
    御方法。
  10. 【請求項10】 前記受信機が合成した符号語を誤り検
    出符号を利用して復号する請求項1に記載の誤り制御方
    法。
  11. 【請求項11】 前記再送要求に対応して再送されたパ
    ケットを必要に応じて該当する元のパケットと合成し1
    つのパケットとし、そのパケットと他の受信パケットと
    を合成する請求項1に記載の誤り制御方法。
  12. 【請求項12】 前記受信機が再送要求を行う際に、前
    記送信機に再送パケットの構成を通知する請求項1に記
    載の誤り制御方法。
  13. 【請求項13】 前記送信機において、符号語を分割し
    て情報と誤り訂正符号を有するパケットを生成する場
    合、その誤り訂正符号の最初の状態と最後の状態を該パ
    ケットに付加する請求項1に記載の誤り制御方法。
  14. 【請求項14】 前記通信システムにおいて要求される
    サービス品質に応じて、誤り訂正符号化される情報単位
    の大きさ、分割により生成されるパケットの大きさ、パ
    ンクチャの数、又は再送のための前記所定の条件を変化
    させる請求項1に記載の誤り制御方法。
  15. 【請求項15】 前記誤り訂正符号化において用いられ
    る符号はターボ符号である請求項1乃至14のうちいず
    れか1項に記載の誤り制御方法。
  16. 【請求項16】 送信機と受信機を有し、誤り制御を行
    う通信システムであって、 送信機は情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り訂正符
    号化して得た符号語を複数のパケットに分割して送信す
    る手段とを有し、 受信機は受信した各パケットの信頼度を測定する手段
    と、該信頼度を基にする所定の条件を満たすかどうかを
    判定する手段と、該所定の条件を満たす場合に前記送信
    機に対して再送要求を行う手段と、再送パケットを含む
    受信した複数のパケットを合成する手段と、合成して得
    た符号語を復号する手段とを有することを特徴とする通
    信システム。
  17. 【請求項17】 前記所定の条件は、 規定時間内又は規定パケット送信回数毎に所定の回数以
    上信頼度の低いパケットを検出した場合とする請求項1
    6に記載の通信システム。
  18. 【請求項18】 前記送信機は、 誤り訂正符号を含まない元の情報のみのパケットと、誤
    り訂正符号のみのパケットに分割する手段と、元の情報
    のみのパケットを優先して送信し、必要に応じて誤り訂
    正符号のみのパケットを送信する手段を有する請求項1
    6に記載の通信システム。
  19. 【請求項19】 前記受信機は、 符号語の誤り訂正及び誤り検出を行う手段と、合成した
    符号語に誤りがある場合は、誤りがあった受信パケット
    の再送要求を前記送信機に対して行う手段を有する請求
    項16に記載の通信システム。
  20. 【請求項20】 前記誤り訂正符号化において用いられ
    る符号はターボ符号である請求項16乃至19のうちい
    ずれか1項に記載の通信システム。
  21. 【請求項21】 移動機と基地局とを有し、誤り制御を
    行うセルラーシステムであって、 基地局は情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り訂正符
    号化して得た符号語を複数のパケットに分割して送信す
    る手段とを有し、 移動機は受信した各パケットの信頼度を測定する手段
    と、該信頼度を基にする所定の条件を満たすかどうかを
    判定する手段と、該所定の条件を満たす場合に前記基地
    局に対して再送要求を行う手段と、再送パケットを含む
    受信した複数のパケットを合成する手段と、合成して得
    た符号語を復号する手段とを有し、 前記セルラーシステムは、ある基地局の送信したパケッ
    トに対して再送要求があった場合に該基地局より回線品
    質の良い基地局からパケットの再送をさせる手段を有す
    ることを特徴とするセルラーシステム。
  22. 【請求項22】 送信機と受信機を有し、誤り制御を行
    う通信システムにおける送信機であって、 情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り訂正符号化して
    得た符号語を複数のパケットに分割して送信する手段
    と、複数の受信機から同一データに対する複数の再送要
    求があった場合に該再送要求の中のパケット番号を解析
    し、最多のパケットから順に再送する手段とを有するこ
    とを特徴とする送信機。
  23. 【請求項23】 送信機と受信機を有し、誤り制御を行
    う通信システムにおける送信機であって、 情報を誤り訂正符号化する手段と、誤り訂正符号化して
    得た符号語を誤り訂正符号を含まない元の情報のみのパ
    ケットと、誤り訂正符号のみのパケットに分割する手段
    と、元の情報のみのパケットを優先して送信し、必要に
    応じて誤り訂正符号のみのパケットを送信する手段とを
    有することを特徴とする送信機。
  24. 【請求項24】 送信機と受信機を有し、誤り制御を行
    う通信システムにおける受信機であって、 送信機において符号語から分割された複数のパケットを
    受信する手段と、そのパケットの信頼度を測定する手段
    と、該信頼度を基にする所定の条件を満たすかどうかを
    判定する手段と、該所定の条件を満たす場合に前記送信
    機に対して再送要求を行う手段と、再送パケットを含む
    受信した複数のパケットを合成する手段と、合成して得
    た符号語を復号する手段とを有することを特徴とする受
    信機。
  25. 【請求項25】 前記所定の条件は、 規定時間内又は規定パケット送信回数毎に所定の回数以
    上信頼度の低いパケットを検出した場合とする請求項2
    4に記載の受信機。
  26. 【請求項26】 前記送信機が複数の受信機への情報を
    まとめて誤り訂正符号化し、その誤り訂正符号化して得
    た符号語をパケットに分割して送信する場合において、
    該当する各受信機は受信したパケットの中で自分宛のパ
    ケット全てに誤りがなければ自分宛のパケットから情報
    を取り出す手段と、誤りがある場合には受信した全パケ
    ットを合成し、復号し、自分宛の情報を取り出し、その
    情報に誤りがあれば再送を要求する手段とを有する請求
    項24に記載の受信機。
  27. 【請求項27】 符号化単位を構成する全ての受信パケ
    ットに誤りを検出しなかった場合、前記復号を行わず、
    誤り訂正符号を取り除いて情報を取り出す手段を有する
    請求項24に記載の受信機。
  28. 【請求項28】 パケットを合成して得た符号語の誤り
    訂正及び誤り検出を行う手段と、合成した符号語に誤り
    がある場合に誤りがあった受信パケットの再送要求を前
    記送信機に対して行う手段を有する請求項24に記載の
    受信機。
  29. 【請求項29】 誤り検出符号を利用して符号語の復号
    を行う手段を有する請求項24に記載の受信機。
  30. 【請求項30】 前記誤り訂正符号化において用いられ
    る符号はターボ符号である請求項24乃至29のうちい
    ずれか1項に記載の受信機。
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