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JP2001117468A - プロセスカートリッジ用メモリー媒体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成システム - Google Patents

プロセスカートリッジ用メモリー媒体、プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成システム

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Publication number
JP2001117468A
JP2001117468A JP29458899A JP29458899A JP2001117468A JP 2001117468 A JP2001117468 A JP 2001117468A JP 29458899 A JP29458899 A JP 29458899A JP 29458899 A JP29458899 A JP 29458899A JP 2001117468 A JP2001117468 A JP 2001117468A
Authority
JP
Japan
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process cartridge
information
cartridge
image forming
memory
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Application number
JP29458899A
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English (en)
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JP2001117468A5 (ja
Inventor
Tomomi Kakeshita
智美 掛下
Kazue Sakurai
和重 櫻井
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP29458899A priority Critical patent/JP2001117468A/ja
Priority to EP00309031A priority patent/EP1093034B1/en
Priority to US09/689,734 priority patent/US6597876B1/en
Priority to DE60040044T priority patent/DE60040044D1/de
Publication of JP2001117468A publication Critical patent/JP2001117468A/ja
Priority to US10/266,687 priority patent/US6694107B2/en
Priority to US10/266,744 priority patent/US6608975B2/en
Priority to US10/656,377 priority patent/US6807382B1/en
Priority to US10/915,726 priority patent/US7058319B2/en
Publication of JP2001117468A5 publication Critical patent/JP2001117468A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ内に記憶されたカートリッジが使用さ
れることに伴って累積された情報と種々のプロセス条件
を変化させるためのタイミング情報をメモリー媒体に持
たせることによって個体差を吸収し安定した画質を提供
することのできるプロセスカートリッジ、プロセスカー
トリッジが着脱自在とされる画像形成装置及び画像形成
システム、更には、プロセスカートリッジ用メモリー媒
体を提供する。 【解決手段】 プロセスカートリッジCに設けられるメ
モリー媒体22には、画像形成プロセス条件を変更する
ため情報として、少なくともプロセスカートリッジの使
用された量に関する情報と、各々のプロセスカートリッ
ジ固有の条件変更のためのパラメーター値に関する情報
が記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタ、複写機、ファクシミリなどの電子写真方式を用
いた画像形成装置と、その画像形成装置に装着するプロ
セスカートリッジ、更には、プロセスカートリッジを用
いて記録媒体に画像を形成する画像形成システム、プロ
セスカートリッジに搭載されたプロセスカートリッジ用
メモリー媒体に関するものである。
【0002】ここで、プロセスカートリッジとは、帯電
手段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0003】
【従来の技術】複写機やレーザービームプリンター等の
電子写真方式の画像形成装置は、画像情報に対応した光
を電子写真感光体に照射して潜像を形成し、この潜像に
現像手段で記録材料である現像剤(トナー)を供給して
顕像化し、更に感光体から記録紙等の記録媒体へと画像
を転写することで記録紙上に画像を形成している。
【0004】このような画像形成装置において、感光
体、トナーなどの消耗品の交換メンテナンスの簡便性を
図る目的で、トナー収納部や現像手段、感光体、帯電手
段、廃トナー容器を含むクリーニング手段などを、プロ
セスカートリッジとして一体化し、画像形成装置に対し
着脱可能に構成されているものも多い。又、カラー画像
形成装置のように、複数色の現像手段を持ち各現像手段
の消耗具合が違う場合や、感光体ドラムの消耗具合と現
像手段の消耗具合が違う場合などで、各色現像カートリ
ッジ、クリーニング手段と、感光体ドラムとを一体化し
た感光体カートリッジなど個別にプロセスカートリッジ
化されているものもある。
【0005】又、これらカートリッジに記憶手段(メモ
リ)を搭載しカートリッジ情報を管理するものもある。
米国特許番号5272503号に記載されているよう
に、メモリ内にカートリッジ使用量を記憶して種々のプ
ロセス条件を変更するものもある。例えば、帯電電流値
を切り替えたり、露光量を調節する。これらは、カート
リッジが異なっているにも関わらず、使用された量が同
じであれば、同一の制御がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成システムが複雑になると感光体やトナーの製造ロッ
ト、色差などの画質に対する不安定さ、個々のカートリ
ッジの製造ロットによる特性の差が多少なりとも出てく
る。また、ユーザーの使用状態によって特性が変化し、
常に同じ品質で画像を出力することはできない。また、
従来の技術では全てのカートリッジにおいて画質の変化
を補正するには不十分であった。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決するため
のものであり、メモリー媒体を用いてメモリ内に記憶さ
れたカートリッジが使用されることに伴って累積された
情報と種々のプロセス条件を変化させるためのタイミン
グ情報、即ち、カートリッジ個々の特性に応じた値に関
する情報をメモリー媒体に持たせることによって個体差
を吸収し安定した画質を提供することのできるプロセス
カートリッジ、プロセスカートリッジが着脱自在とされ
る画像形成装置及び画像形成システムを提供することで
ある。
【0008】本発明の他の目的は、プロセスカートリッ
ジに装着され、プロセスカートリッジに関する情報を記
憶して、画像形成装置本体へと記憶内容を伝達するプロ
セスカートリッジ用メモリー媒体を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジが着脱自
在とされる画像形成装置及び画像形成システム、更に
は、プロセスカートリッジ用メモリー媒体にて達成され
る。
【0010】第1の本発明によると、電子写真用感光体
と、前記感光体に作用するプロセス手段の少なくとも一
つを一体的にユニット化して画像形成装置本体から着脱
可能としたプロセスカートリッジに装着され、前記プロ
セスカートリッジに関する情報を記憶して前記記憶内容
を前記画像形成装置本体に伝達するプロセスカートリッ
ジ用メモリー媒体において、前記画像形成装置本体は、
前記メモリー媒体の記憶内容を読み書きする手段と、前
記メモリー媒体の記憶内容を統計的に計算する手段と、
前記メモリー媒体の記憶情報に基づいて画像形成プロセ
ス条件を変更する制御手段とを有し、前記メモリー媒体
には、前記画像形成プロセス条件を変更するため情報と
して、少なくともプロセスカートリッジの使用された量
に関する情報と、各々のプロセスカートリッジ固有の条
件変更のためのパラメーター値に関する情報が記憶され
ることを特徴とするプロセスカートリッジ用メモリー媒
体である。本発明によれば、メモリー内に個々のカート
リッジごとの特性に応じてプロセス条件変更のタイミン
グを設定できるため、個々のカートリッジのバラツキを
無くして安定した画像を供給することができる。
【0011】上記第1の本発明にて一実施態様による
と、前記記憶されたプロセスカートリッジの使用された
量に関する情報は、画像形成装置本体に装着された後に
プロセスカートリッジの使用に応じて変化する量を表す
情報である。この構成によると、使用量に応じてプロセ
ス条件を可変できるため、プリント画質が常に安定した
画像を供給することができる。他の実施態様によると、
前記プロセスカートリッジ固有の条件変更のためのパラ
メーター値とは、カートリッジ製造時にカートリッジ個
々の特性に応じて書き込まれる情報である。他の実施態
様によると、前記プロセスカートリッジ固有の条件変更
のためのパラメーター値は、更に、個々のカートリッジ
を構成するパーツの特性に関する情報及び/又は使用量
に応じてプロセス条件を変化させるための閾値情報を含
む情報である。更に他の実施態様によると、前記プロセ
スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
された際に、前記電子写真画像形成本体に設けられたア
ンテナ手段と間隙を有して対向し、前記アンテナ手段と
の間の情報通信を電磁波によって行うことができ、この
構成とすることにより、メモリー内に記憶されたカート
リッジごとの特性に応じてプロセス条件変更のタイミン
グを設定できるため、個々のカートリッジのバラツキを
無くして、安定した画像を供給することができることに
加えて、メモリーと画像形成装置本体の接続用のコネク
ターが不要となるため、情報通信の安定性が増し、安定
した画像を供給することができる。
【0012】第2の本発明によると、電子写真用感光体
と、前記感光体に作用するプロセス手段の少なくとも一
つを一体的にユニット化して画像形成装置本体から着脱
可能としたプロセスカートリッジであり、前記プロセス
カートリッジに関する情報を記憶するメモリと前記メモ
リの記憶内容を前記画像形成装置本体に伝達するための
伝達手段とを備えたプロセスカートリッジにおいて、前
記画像形成装置本体は、前記プロセスカートリッジのメ
モリの記憶内容を読み書きする手段と、前記プロセスカ
ートリッジのメモリの記憶内容を統計的に計算する手段
と、前記メモリーの記憶情報に基づいて画像形成プロセ
ス条件を変更する制御手段とを有し、前記メモリには、
前記画像形成プロセス条件を変更するため情報として、
少なくともプロセスカートリッジの使用された量に関す
る情報と、各々のプロセスカートリッジ固有の条件変更
のためのパラメーター値に関する情報が記憶されること
を特徴とするプロセスカートリッジが提供される。本発
明によれば、メモリー内に個々のカートリッジごとの特
性に応じてプロセス条件変更のタイミングを設定できる
ため、個々のカートリッジのバラツキを無くして、安定
した画像を供給することができる。
【0013】上記第2の本発明にて一実施態様による
と、前記メモリに記憶されたプロセスカートリッジの使
用された量に関する情報は、本体に装着された後にプロ
セスカートリッジの使用に応じて変化する量を表す情報
である。この構成によれば、使用量に応じてプロセス条
件を可変できるため、プリント画質が常に安定した画像
を供給することができる。他の実施態様によれば、前記
プロセスカートリッジ固有の条件変更のためのパラメー
ター値は、カートリッジ製造時にカートリッジ個々の特
性に応じて前記メモリに書き込まれる情報である。他の
実施態様によれば、前記プロセスカートリッジ固有の条
件変更のためのパラメーター値は、更に、個々のカート
リッジを構成するパーツの特性に関する情報及び/又は
使用量に応じてプロセス条件を変化させるための閾値情
報を含む情報である。この場合には、メモリー内に個々
のカートリッジごとの特性に応じてプロセス条件変更の
タイミングを設定できるため、個体差のない安定した画
像を供給することができる。更に他の実施態様による
と、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成
装置本体に装着された際に、前記プロセスカートリッジ
が有する前記伝達手段は、前記電子写真画像形成本体に
設けられたアンテナ手段と間隙を有して対向し、前記メ
モリー手段とアンテナ手段との間の情報通信を電磁波に
よって行うことができる。この構成によれば、メモリー
内に記憶されたカートリッジごとの特性に応じてプロセ
ス条件変更のタイミングを設定できるため、個々のカー
トリッジのバラツキを無くして、安定した画像を供給す
ることができることに加えて、メモリーと画像形成装置
本体の接続用のコネクターが不要となるため、情報通信
の安定性が増し、安定した画像を供給することができ
る。
【0014】第3の本発明によると、プロセスカートリ
ッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する電
子写真画像形成装置において、(a)(i)電子写真用
感光体と、前記感光体に作用するプロセス手段の少なく
とも一つを一体的にユニット化したプロセスカートリッ
ジであり、(ii)少なくともプロセスカートリッジの使用
された量に関する情報と、各々のプロセスカートリッジ
固有の条件変更のためのパラメーター値に関する情報が
記憶されるメモリと、(iii)前記メモリの記憶内容を前
記画像形成装置本体に伝達するためのカートリッジ伝達
手段と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能
に装着するための装着手段と、(b)前記プロセスカー
トリッジが前記装着手段に装着された際に、前記プロセ
スカートリッジの有する前記カートリッジ伝達手段を通
じて記憶内容を通信する装置本体伝達手段と、(c)前
記装置本体伝達手段が受けた情報に基づいて画像形成プ
ロセス条件を変更する制御手段と、を有することを特徴
とする電子写真画像形成装置が提供される。本発明によ
ると、メモリー内に記憶されたカートリッジごとの特性
に応じてプロセス条件変更のタイミングを設定できるた
め、個々のカートリッジのバラツキを無くして安定した
画像を供給することができる。
【0015】上記第3の本発明にて一実施態様による
と、前記装置本体伝達手段とは、本体前記プロセスカー
トリッジが前記装着手段に装着された際に、前記プロセ
スカートリッジの有する前記カートリッジ伝達手段と間
隙を有して対向し、前記メモリーの記憶内容を前記カー
トリッジ伝達手段と通信するアンテナ手段である。この
構成とすることにより、メモリー内に記憶されたカート
リッジごとの特性に応じてプロセス条件変更のタイミン
グを設定できるため、個々のカートリッジのバラツキを
無くして、安定した画像を供給することができることに
加えて、メモリーと画像形成装置本体の接続用のコネク
ターが不要となるため、情報通信の安定性が増し、安定
した画像を供給することができる。
【0016】第4の本発明によると、電子写真画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジを用いて、
記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成システムに
おいて、(a)電子写真用感光体と、前記感光体に作用
するプロセス手段の少なくとも一つを一体的にユニット
化したプロセスカートリッジであり、少なくともプロセ
スカートリッジの使用された量に関する情報と、各々の
プロセスカートリッジ固有の条件変更のためのパラメー
ター値に関する情報が記憶されるメモリと、前記メモリ
の記憶内容を前記画像形成装置本体に伝達するためのカ
ートリッジ伝達手段とを有するプロセスカートリッジ
と、(b)前記プロセスカートリッジが前記画像形成装
置本体に装着された際に、前記プロセスカートリッジの
有する前記カートリッジ伝達手段を通じて記憶内容を通
信する装置本体伝達手段と、(c)前記装置本体伝達手
段が受けた情報に基づいて、画像形成プロセス条件を変
更する制御手段と、を有することを特徴とする電子写真
画像形成システムが提供される。本発明によると、メモ
リー内に記憶されたカートリッジごとの特性に応じてプ
ロセス条件変更のタイミングを設定できるため、個々の
カートリッジのバラツキを無くして安定した画像を供給
することができる。
【0017】上記第4の本発明にて一実施態様による
と、前記装置本体伝達手段とは、前記プロセスカートリ
ッジが前記画像形成装置本体に装着された際に、前記プ
ロセスカートリッジの有する前記カートリッジ伝達手段
と間隙を有して対向し、前記メモリの記憶内容を前記カ
ートリッジ伝達手段と通信するアンテナ手段である。こ
の構成とすることにより、メモリー内に記憶されたカー
トリッジごとの特性に応じてプロセス条件変更のタイミ
ングを設定できるため、個々のカートリッジのバラツキ
を無くして、安定した画像を供給することができること
に加えて、メモリーと画像形成装置本体の接続用のコネ
クターが不要となるため、情報通信の安定性が増し、安
定した画像を供給することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプロセスカー
トリッジ、プロセスカートリッジが着脱自在とされる画
像形成装置及び画像形成システム、更には、プロセスカ
ートリッジ用メモリー媒体を図面に則して更に詳しく説
明する。
【0019】実施例1 先ず、図1及び図2を参照して、本発明に従って構成さ
れるプロセスカートリッジを装着可能な電子写真画像形
成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、電
子写真画像形成装置は、ホストコンピューターからの画
像情報を受け取り、画像出力するレーザービームプリン
タであり、レーザービームプリンタは、ドラム形状の電
子写真感光体、即ち、感光体ドラム、現像剤などの消耗
品をプロセスカートリッジとして本体から着脱し交換可
能にした画像形成装置である。先ず、図1及び図2を参
照して本実施例の電子写真画像形成装置及びプロセスカ
ートリッジを説明する。
【0020】本実施例にて、プロセスカートリッジC
は、ドラム形状の感光体、即ち、感光体ドラム1と、感
光体ドラム1を均一に帯電するための接触帯電ローラ2
と、感光体ドラム1に対向配置された現像手段を構成す
る現像スリーブ5及び現像スリーブ5を回転自在に担持
した現像剤Tを収容した現像剤収納容器4と、クリーニ
ング手段を構成するクリーニングブレード10及びクリ
ーニングブレード10により感光体ドラム1から除去さ
れた残留トナーを収容する廃トナー容器6と、が一体的
に構成されている。このプロセスカートリッジCは、ユ
ーザーによって画像形成装置本体100に設けた装着手
段101(図2)に対して取り外し可能に装着される。
【0021】現像手段における現像スリーブ5は、直径
16mmの非磁性アルミニウム製スリーブで、表面に導
電性粒子を含有する樹脂層でコートしたスリーブであ
る。現像スリーブ5内には図示していないが4極のマグ
ネットロールが配置されている。現像剤収納容器4に
は、現像ブレード、即ち、現像剤規制部材7が取り付け
られている。本実施例で現像剤規制部材7は、JIS硬
度40゜程度のシリコーンゴムにて作製し、現像スリー
ブ5に対して当接力が30〜40gf/cm(現像スリ
ーブ5の長手方向についての1cm当たりの当接荷重)
となるように当接されている。
【0022】本実施例で、現像剤収納容器4内に収容さ
れた現像剤Tは、負帯電性磁性一成分トナー(以降単に
「トナー」という。)が用いられる。成分としては、結
着樹脂としてスチレンn−ブチルアクリレート共重合体
100重量部に、磁性体粒子80重量部、モノアゾ系鉄
錯体の負荷電制御剤2部、ワックスとして低分子量ポリ
プロピレン3部を140℃に加熱された2軸エクストル
ーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハンマーミルで
粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕し、得られ
た微粉砕物を風力分級して、重量平均径5.0μmの分
級粉を得る。平均粒径5.0μmの分級品に疎水性シリ
カ微粉体1.0重量部をヘンシェルミキサーで混合し、
現像剤を得る。そして、重量平均粒径が3.5〜7.0
μmの範囲(主に6μm程度)のものが用いられる。
【0023】現像スリーブ5に印加される現像バイアス
は、例えば感光体ドラム1と現像スリーブ5間のギャッ
プが300μm程度であった場合、直流電圧:−450
V、交流電圧:矩形波Vpp1600V、周波数220
0Hzを印加する。
【0024】現像剤収納容器、即ち、トナー容器4内に
はトナー撹拌手段8があり、6秒に1回の割合で回転
し、トナー容器4内のトナーTをほぐしながら、現像領
域にトナーを送り込んでいる。
【0025】帯電ローラ2は、芯金の表面に導電弾性体
を形成したもので、芯金の両端部を回転自在に保持さ
れ、所定の押圧力にて感光体ドラム1の外周面に圧接さ
れ、感光体ドラム1の回転に従動回転する。帯電ローラ
2には画像形成装置本体100内に設けられた高圧電源
から芯金を介して、帯電開始電圧の2倍以上のピーク間
電圧Vppを有するAC成分VacとDC成分Vdcと
の重畳電圧(Vac+Vdc)が帯電ローラ2に印加さ
れて、回転駆動されている感光体ドラム1の外周面がA
C印加方式で均一に接触帯電処理される。
【0026】帯電ローラ2に印加される帯電バイアス
は、直流電圧:−600V、交流電圧:正弦波Vpp2
KV、周波数=1500Hz、実効電流値=1400μ
Aを印加する。感光体ドラム1の帯電電位はVd=−6
00Vに帯電され、レーザ露光部の電位をVL=−15
0Vとし、これによりレーザ露光部(VL部)を反転現
像する。
【0027】画像形成装置であるレーザプリンタLの概
略構成を図2に示す。潜像担持体たる円筒状の感光体ド
ラム1は、装置本体100に担持された軸を中心として
矢印に回転する。感光体ドラム1は帯電ローラ2にその
表面を一様に帯電された後、露光装置3により潜像を形
成される。感光体ドラム1上に形成された潜像は、現像
装置を構成する現像スリーブ5によりトナーTを供給し
て可視化される。感光体ドラム1と現像スリーブ5の間
には、直流バイアスに交流バイアスを重畳したバイアス
供給電源(図示せず)が接続されており、適正な現像バ
イアスを与えるようになっている。
【0028】上述のようにしてトナーTにより可視化さ
れた感光体ドラム1上のトナー像は転写ローラ9により
記録紙のような記録媒体20に転写される。記録媒体2
0は給紙ローラ21で給紙され、レジストローラ(図示
せず)により感光体ドラム1上の像と同期がとられて転
写ローラ9に送られる。そして、記録媒体20に転写さ
れたトナーTによる可視像は、転写材20とともに定着
装置12に搬送され熱若しくは圧力により定着され記録
画像となる。一方、転写後に転写されず感光体ドラム1
上に残ったトナーTはクリーニングブレード10により
除かれ、廃トナー容器6に収容される。その後、感光体
ドラム表面は再び帯電装置2によって帯電され上述の工
程を繰り返す。
【0029】次に、上記プロセスカートリッジに装着さ
れるプロセスカートリッジ用メモリー媒体、即ち、メモ
リについて説明する。
【0030】本実施例の場合、カートリッジCは、廃ト
ナー容器6の下側面部に、メモリ22と、メモリ22へ
の情報の読み書きを制御するためのカートリッジ側伝達
部23を有している。カートリッジCを画像形成装置本
体100に装着した場合は、カートリッジ伝達部23と
画像形成装置本体側の制御部24が互いに対向して配置
されている。また、本体制御部24は、本体側の伝達手
段としての機能をも含むものとする。
【0031】本発明に使用されるメモリ22としては、
通常の半導体による電子的なメモリが特に制限無く使用
することができる。特に、メモリ22と読み出し/書き
込みICの間のデータ通信を電磁波によって行う非接触
メモリである場合、カートリッジ側伝達部23と装置本
体側制御部24との間が非接触であっても良いためカー
トリッジCの装着状態による接触不良の可能性が無くな
り、信頼性の高い制御を行うことができる。
【0032】これら二つの制御部24及び伝達部23に
よってメモリ22内の情報の読み出し及び書き込みを行
うための制御伝達手段が構成される。メモリ22の容量
については、後述するカートリッジCの個体識別情報や
カートリッジ特性値などの複数個の情報を記憶するのに
十分な容量をもつものとする。
【0033】又、本発明によれば、メモリ22には、カ
ートリッジCが使用された量が随時書き込み記憶されて
いる。メモリ22内容の中のカートリッジ使用量は、画
像形成装置によって判断できるなら特に制限はない。例
えば、各ユニットの回転時間、バイアス印加時間、トナ
ー残量、印字枚数、感光体ドラム1に作像する画像ドッ
ト数、感光体ドラム1を露光する際のレーザ発光時間の
積算値及び感光体ドラム1の感光層の膜厚、それぞれの
使用量の重み付けを行って組み合わせた値などが挙げら
れる。
【0034】更に、カートリッジ出荷時に個々の特性に
応じたカートリッジの特性値は、プロセス条件を可変す
るためのパラメータであり、工場出荷時に入れられるも
のでもよい。例えば、感光体ドラム1、トナーT、現像
スリーブ5、帯電ローラ2の製造ロットや感光体ドラム
1の感度に応じて決まった値、帯電バイアス印加時間と
感光体ドラム駆動時間によって重み付けられた演算式の
閾値と係数などが挙げられる。
【0035】そして、メモリ22に格納されているこれ
ら2つの情報の関係から、プロセス条件を制御する。こ
れは、メモリ22内の情報をカートリッジ伝達部23と
画像形成装置制御部24で、演算しその演算結果によっ
て各プロセスユニットに信号を出し、高圧出力やプロセ
ススピードやレーザ光量などを変化させるものである。
【0036】次に、本実施例における画像形成プロセス
条件制御について説明する。
【0037】本実施例では帯電手段として、帯電ローラ
2を用いて帯電AC印加方式を使用している。従って、
印加電圧として正負の電圧を交互にし、放電・逆放電を
繰り返すため、この放電による、被帯電体である感光体
1の表面の劣化が大きく、劣化した感光体表面部分がク
リーニングブレード10などの当接部材との摩擦により
削りとられてしまう。
【0038】このため、装置使用に伴って感光体ドラム
1の感光層が徐々に薄くなり、限界膜厚に達した際には
感光層としての機能が低下し、微小な帯電ムラを生じた
り、また表面の電荷保持能力の減少にともなって帯電不
良が発生する。従って、画像形成装置及びプロセスカー
トリッジの寿命は感光層が限界膜厚に摩耗するまでの使
用印字枚数で規定されてしまう。
【0039】又、放電量を過度に少なくした場合には画
像上で砂地と呼ばれる黒い微小な斑点が発生し、放電と
しては不安定になり易いことが分かっている。上記砂地
とは、反転現像系で現像した出力画像において、帯電ロ
ーラ2の放電量が小さくそのため感光体ドラム1の帯電
が十分に行なわれなかった部分に生じる黒い斑点状の画
像のことである。このような砂地画像は帯電ローラ2に
印加する振動電圧のピーク間電圧が小さいと顕著に発生
することが知られている。
【0040】従って、画像形成装置及びプロセスカート
リッジの高画質性と長寿命化を両立させるには、感光体
ドラム1の感光層の膜厚が潜像の鮮鋭度を保持できる膜
厚の感光体を用い、過少放電による砂地を防止し、なお
かつ、感光体劣化を低減させる適正な放電量を用いるこ
とが必要となる。
【0041】又、帯電ローラ2のような接触帯電部材に
対する印加電圧の制御方法に関しては、従来のように定
電流制御などにより、帯電ローラ2から感光体ドラム1
に流れる電流量を一定に制御する方法をとっている。
【0042】そこで、以下に感光体削れ量と帯電総電流
量の関係及び砂地消失するときの帯電総電流量と印字枚
数の関係を調べた。
【0043】図3に、感光体削れ量Δd(μm/枚)と
帯電総電流量Itotalの関係を示した。これを見る
と、帯電総電流量Itotalが減少するにつれて感光
体削れ量が減少していることが分かる。
【0044】なお、感光体膜厚dは、膜厚計測器(Fi
scher製パーマスコープEー111)を用いて測定
した実膜厚である。
【0045】次に、図4に印字枚数と砂地画像が消失す
るときの帯電総電流量Itotalの関係を示した。こ
れより、Aの領域とBの領域で帯電総電流量Itota
lが変動していることが分かる。これらの変動、即ち、
砂地発生は、帯電ローラ2と感光体の膜厚によって引き
起こされると考えられる。
【0046】Aの領域は帯電ローラ起因が支配的であ
り、帯電ローラ2がトナーの外添剤、反転トナー及び紙
粉により汚染されて帯電能が変動し、電流量が減少す
る。
【0047】Bの領域は感光体起因が支配的であり、プ
リント動作を繰り返すにつれ感光体の表面は少しずつ削
られ、感光体ドラム表面の感光体層の膜厚が薄くなる。
感光体膜厚が薄くなると、感光体のインピーダンスが減
少し、帯電の際に感光体ドラムに印加される電圧が増大
するので、放電が起こり易くなるため電流量が減少す
る。
【0048】以上のことから、画像の品質を落とさず感
光体の寿命を延ばすためには、あるプリント枚数時の画
像弊害が起こらない最小の帯電電流値を設定することが
最良であり、そのためには、帯電ローラ2の状態及び感
光体ドラム1の感光体層の膜厚の状態をそれぞれ考慮し
て帯電電流値を設定しなければならない。
【0049】電ローラ2状態や感光体ドラム1の膜厚は
カートリッジに使用されているそれぞれの部品の特性及
び使用量に依存している。そこで、本実施例では (1)プロセスカートリッジCにメモリ22を備え、帯
電バイアス印加時間と感光体ドラム1の駆動時間によっ
て重み付けられた演算式によって計算された使用量を得
る。今後、「ドラム使用量データ」と呼ぶ。 (2)感光体ドラム1や帯電ローラ2の特性によって決
定されるドラム使用量データの閾値と演算式の係数情報
をメモリ22に格納させる。 (3)画像形成装置本体100によって計測される帯電
バイアス印加時間と感光体ドラム1の駆動時間と係数情
報によってカートリッジ使用量を計算し、その値がメモ
リ22に記憶されている閾値に到達したとき帯電電流値
を切り変える。という制御を行う。このことにより、画
質を保ったまま必要最低限の帯電電流値で帯電すること
を可能にし、感光体ドラム1の長寿命化を達成する。
【0050】図5及び図6において、本実施例における
メモリ制御構成を説明する。
【0051】図5に示すように、カートリッジC側に
は、メモリ22と伝達部23が配置されている。また、
本体側には、本体制御部24が配置されており、本体制
御部24は、制御部25、演算部26、感光体回転指示
部27及び帯電バイアス印加時間検出部28などを有す
る。
【0052】図6にメモリ22内の情報を示した。メモ
リ22内には様々な情報が格納されているが、本実施例
では少なくとも、帯電バイアス印加時間情報:A、感光
体回転時間情報:B、ドラム使用量演算式係数:φ及び
ドラム使用量演算式閾値:αが格納されているものとす
る。閾値や係数は、感光体ドラム1の感度やドラム材
料、製造時の膜厚及び帯電ローラ2の特性により変化す
るものであり、それぞれの特性に応じた値がカートリッ
ジ製造時にメモリ22に書き込まれる。
【0053】又、これらメモリ情報は本体制御部24内
の演算部26と常に送受信可能な状態になっており、こ
れら情報を元に演算され、制御部25によってデータの
照合が行われている。
【0054】本実施例におけるドラム使用量データの算
出法について説明する。
【0055】感光回転指示部27からの感光回転時間デ
ータを積算したものBと、帯電バイアス印加時間検出部
28からの帯電バイアス印加時間データを積算したもの
Aと、予め決められた重み付け係数φを用いた換算式D
=A+B×φにより演算部26でドラム使用量Dが演算
され、演算後プロセスカートリッジCのメモリ22に記
憶される。
【0056】なお、感光体回転時間データと帯電バイア
ス印加時間データは随時メモリ22に格納され、ドラム
使用量データの演算は、感光体ドラム1の駆動が停止し
た際に随時行われるものとする。
【0057】次に、図7のフローチャートを用いて本実
施例の画像形成装置の動作を説明する。
【0058】画像形成装置の動作が開始される(STA
RT)。下記の各ステップ(S)101〜111が行わ
れる。つまり、 S101:画像形成装置本体の電源をONとする。 S102:制御部25から、プリントON信号が発信さ
れる。 S103:感光体回転時間検出部27が、感光体回転時
間のカウントを開始する。 S104:帯電バイアス印加時間検出部28が、帯電バ
イアス印加時間のカウントを開始する。 S105:プロセスカートリッジCのメモリ22に記憶
された感光体回転時間及び帯電バイアス印加時間を更新
する。 S106:プロセスカートリッジCのメモリ22に、感
光体回転時間を記憶する。 S107:プロセスカートリッジCのメモリ22に、帯
電バイアス印加時間を記憶する。 S108:制御部25が、メモリ22から感光体回転時
間、帯電バイアス印加時間及びドラム使用量データの演
算式の係数を読み出す。 S109:演算部26が、二つのパラメータによって演
算し使用量データを算出する。 S110:制御部25が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリ22に記憶されている閾値αに達したかを判
断する。“YES”と判断された場合、S111に進
み、“NO”と判断された場合、S105に戻り繰り返
す。 S111:制御部25から図5に示した帯電バイアス電
源29に切り替えの信号が発信され、帯電電流値が変化
する。本実施例においては、閾値αに達したとき帯電電
流値が1400μAであったものが1250μAに切り
替わる。
【0059】これによって、制御動作が終了する(EN
D)。
【0060】以上、上記のフローチャート及び図8の実
線に示すような電流値制御を行うことによって、感光体
ドラム1の寿命は印字枚数13000枚までだったもの
が17000枚になり、画質を保ったまま必要最低限の
帯電電流値で帯電することを可能にし、感光体ドラム1
の長寿命化を達成することが可能になった。
【0061】本実施例においては、電流値切り替えは一
度しか行わないが、個々の特性に応じて複数段階でもよ
く、また、電流値も個々のカートリッジ状態によって上
がっても下がってもよい。ドラム使用量データ閾値は、
一つしか持たなかったが、これも複数持っても良い。
【0062】ドラム使用量データ閾値を複数持つ場合の
メモリ22内の情報を図9に示した。メモリ22内に様
々な情報が格納されているが、本実施例では少なくと
も、帯電バイアス印加時間情報:A、感光体回転時間情
報:B、ドラム使用量演算式係数:φ及びドラム使用量
演算式閾値:α1 、α2・・・・・・・・・・αnは格納
されているものとする。また、これらは本体制御部24
内の演算部26と常に送受信可能な状態になっており、
これら情報を元に演算され制御部25によってデータの
照合が行われている。
【0063】なお、複数回切り替えを行う際のフローチ
ャートを、図10及び図11に示した。
【0064】画像形成装置の動作が開始される(STA
RT)。下記の各ステップ(S)201〜218が行わ
れる。つまり、 S201:画像形成装置本体の電源をONとする。 S202:制御部25から、プリントON信号を発信す
る。 S203:感光体回転時間検出部27が、感光体回転時
間のカウントを開始する。 S204:帯電バイアス印加時間検出部28が、帯電バ
イアス印加時間のカウントを開始する。 S205:プロセスカートリッジCのメモリ22に記憶
された感光体回転時間及び帯電バイアス印加時間を更新
する。 S206:プロセスカートリッジCのメモリ22に、感
光体回転時間を記憶する。 S207:プロセスカートリッジCのメモリ22に、帯
電バイアス印加時間を記憶する。 S208:制御部25が、メモリ22から感光体回転時
間、帯電バイアス印加時間及びドラム使用量データの演
算式の係数を読み出す。 S209:演算部26が、二つのパラメータによって演
算し使用量データを算出する。(以下、S202からS
209までの処理を「演算処理」と呼ぶことにする。) S110:制御部25が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値α1に達したかを判断
する。“YES”と判断された場合、S211に進み、
“NO”と判断された場合、S205に戻る。 S211:予め制御部25に記憶されているバイアステ
ーブルのSTEPを1段階ダウンさせ、制御部25から
図5に示した帯電バイアス電源29に切り替えの信号が
発信され、帯電電流値が変化する。 S212:メモリ22と本体制御部24において演算処
理を行う。 S213:制御部25が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリ22に記憶されている閾値α2に達したかを
判断する。“YES”と判断された場合、S214に進
み、“NO”と判断された場合、S212に戻る。 S214:予め制御部25に記憶されているバイアステ
ーブルのSTEPを1段階ダウンさせ、制御部25から
図5に示した帯電バイアス電源29に切り替えの信号が
発信され、帯電電流値が変化する。(以下、S212か
らS214までの処理をプロセス処理と呼ぶことにす
る。) S215:プロセス処理をこの後(N−3)回繰り返
す。 S216:メモリと本体制御部24において演算処理を
行う。 S217:制御部25が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値αnに達したかを判断
する。“YES”と判断された場合、S218に進み、
“NO”と判断された場合、S216に戻る。 S218:予め制御部25に記憶されているバイアステ
ーブルのSTEPを1段階ダウンさせ、制御部25から
図5に示した帯電バイアス電源29に切り替えの信号が
発信され、帯電電流値が変化する。
【0065】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。
【0066】実施例2 次に、本発明に係る実施例2について説明する。本実施
例2において、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
の構成は実施例1と同様なのでここでの説明は省略し、
本実施例における本発明の特徴部のみを説明する。
【0067】実施例1では、プロセスカートリッジCの
メモリ22内の使用量データとして感光体ドラム1の使
用量を、そして、特性値として使用量データの閾値と係
数を用いて帯電電流量を変化させたが、本実施例では、
実施例1のデータに更に特性値として感光体ドラム1の
感度情報を用いて管理し、帯電及び現像直流電圧を変化
させることを特徴とする。
【0068】従来より現像器の「使用初期状態」(トナ
ー容器内に多くのトナーが存在する時のみプリントが進
んだ時に比べて画像形成時のライン幅が細くなる傾向が
見られることが知られている。図12に600dpi/
4dotラインの幅の耐久推移を示す。この実線を辿っ
て行くと、初期1K(1000枚)辺りまでライン幅に
立ち上がりが見られることが分かる。
【0069】これには様々な原因が考えられるが、主に
初期状態におけるトナーの帯電電荷量の不安定さ及び感
光体の初期VL電位の不安定さが挙げられる。特にVL
推移は通紙モードによって推移が変化したり潜像が現像
によって忠実に再現されるめ、電位変動が大きな初期状
態では、ライン幅が細くなるといった現象が起きる。
又、ドラム感度即ちVL電位は感光体の製造ロットによ
って振れが発生する。
【0070】そこで、本実施例では、 (1)プロセスカートリッジにメモリを備え、ドラム使
用量データを、帯電バイアス印加時間と感光体回転時間
によって重み付けられた演算式から得る。 (2)そこで、感光体ドラム1や帯電ローラ2の特性に
よって決定されるドラム使用量データの閾値、係数情報
及びドラム感度情報をメモリに格納させる。 (3)ドラム感度情報によって個々のカートリッジに応
じた帯電直流バイアス及び現像直流バイアスを決定す
る。 (4)その後、画像形成装置本体によって計測される帯
電バイアス印加時間と感光体駆動時間と係数情報によっ
てカートリッジ使用量を計算し、その値がメモリに記憶
されている閾値に到達したとき帯電直流バイアス及び現
像直流バイアスを切り変える。という制御を行う。この
ことにより、安定したライン幅推移を得ることが可能と
なり、高画質化を実現できる。
【0071】図13及び図14において、本実施例にお
けるメモリ制御構成を説明する。
【0072】図13に示すようにカートリッジC側に
は、メモリ62、伝達部63が配置されている。また、
装置本体100側には、本体制御部64が配置されてお
り、本体制御部64は、ドラム感度検知手段60、制御
部65、演算部66、感光体回転指示部67、帯電バイ
アス印加時間検出部68、感度変換テーブル70などを
有している。
【0073】図14にメモリ62内の情報を示した。メ
モリ62内に様々な情報が格納されているが、本実施例
では少なくとも、帯電バイアス印加時間情報:A、感光
体回転時間情報:B、ドラム使用量演算式係数:φ及び
ドラム使用量演算式閾値:β、γ、ドラム感度閾値:L
・M・Hが格納されているものとする。閾値や係数は、
感光体ドラム1の感度やドラム材料、製造時の膜厚及び
帯電ローラ2の特性により変化するものでまり、それぞ
れの特性に応じた値がカートリッジ製造時にメモリ62
に書き込まれる。又、これらは本体制御部64内の演算
部66と常に送受信可能な状態になっており、これら情
報を元に演算され制御部65によってデータの照合が行
われている。
【0074】本実施例におけるドラム使用量データの算
出法について説明する。
【0075】感光回転指示部67からの感光回転時間デ
ータを積算したものBと、帯電バイアス印加時間検出部
68からの帯電バイアス印加時間データを積算したもの
Aと、予め決められた重み付け係数φを用いた換算式 D=A+B×φ により演算部でドラム使用量Dに演算され、演算後プロ
セスカートリッジCのメモリ62に記憶される。
【0076】なお、感光体回転時間データと帯電バイア
ス印加時間データは随時メモリ62に格納され、ドラム
使用量データの演算は、感光体ドラム1の駆動が停止し
た際に随時行われるものとする。ドラム使用量データの
演算式の閾値は、複数個もってもよい。本実施例におい
ては、閾値を2つもち、それぞれβ、γ(β<γ)とす
る。
【0077】図15に、コントラスト電位とライン幅の
関係を示した。ここで、コントラスト電位とは現像バイ
アス直流成分の電位とドラムVL電位との電位差の絶対
値を表す。
【0078】図15から分かるように両者はよい相関性
を示しており、現像直流バイアス10V当たりのライン
幅変化量は、2〜5(μm/10V)である。従って、
感光体ドラム1の感度やカートリッジCの使用状態で変
動するライン幅を補正するためにはコントラスト電位を
制御すればよいことが分かる。本実施例ではコントラス
ト電位を変更する手段として、現像直流バイアス及び帯
電直流バイアスを変更する方法を選んだ。
【0079】プロセスカートリッジCが画像形成装置L
に装着された際に、本体制御部64内のドラム感度検知
部60がメモリ62内の感度値の読み出しを行なう。本
実施例においては、感光体ドラム出荷時のVL電位によ
って、L、M、Hの三段階に分けることにし、電位幅は
それぞれ、 H=〜−120V、M=−120〜−170V、L=−
170V〜 である。そして、制御部65内の感度変換テーブル70
を用いて3つのドラム感度に応じて帯電及び現像直流電
圧を変化させる。現像バイアスの刻み値を図15の結果
から、1STEP=20Vとした。バイアスの可変によ
るかぶり増加を防止する点から、バックコントラスト及
び現像コントラストを一定にするためにある一定の変動
幅で帯電バイアス及び現像バイアスを共に可変する必要
性がある。本実施例では、ユーザ入力される濃度Max
値とMini値におけるかぶりを考慮して、刻み値は現
像直流電圧:1STEP−20V、帯電直流電圧:1S
TEP−10Vとした。又、現像直流電圧は、M=−4
50Vに対してL、Hは±20Vずつ、帯電直流電圧
は、M=−600Vに対してL、Hは±10Vずつ変化
させるものとした。
【0080】なお、感光体回転時間データと帯電バイア
ス印加時間データは随時メモリに格納され、ドラム使用
量データの演算は、感光体ドラム1の駆動が停止した際
に随時行われるものとする。
【0081】更に、さらに、図16、図17及び図18
のフローチャートを用いて本実施例の画像形成装置の動
作を説明する。 (1)本体電源ONから画像形成スタンバイON前の演
算処理までを説明する。プロセスカートリッジ装着直後
もこの動作が入るものとする。
【0082】画像形成装置の動作が開始される(STA
RT)。下記の各ステップ(S)301〜313が行わ
れる。つまり、 S301:画像形成装置本体の電源をONとする。 S302:感光体回転時間検出部67及び帯電バイアス
印加時間検出部68がそれぞれ、感光体回転時間及び帯
電バイアス印加時間のカウントを開始する。 S303:制御部65が、メモリ62内のドラム感度情
報を確認する。 S404:制御部65は、ドラム感度情報が“M”であ
るかどうかを確認する。(1−1)Case 1:S3
04で“M”=“YES”の場合 S305:制御部65が“バイアス1”と判断する。変
更するための信号を現像バイアス印加電源制御部(不図
示)及び帯電バイアス印加電源制御部(不図示)に送
る。 S306:現像直流バイアス電源を、−450Vに設定
する。 S307:帯電直流バイアス電源を、−600Vに設定
する。 S308:制御部65が、感光体回転時間及び帯電バイ
アス印加時間を確認する。 S309:メモリ62と本体制御部64で演算処理を行
う。 (1−2)Case 2:S304で“M”=“NO”
の場合。 S310:制御部65は、ドラム感度情報が“L”であ
るかどうか確認する。 S311:“YES”の場合、制御部65が“バイアス
2”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S312:現像直流バイアス電源を、−470Vに設定
する。 S313:帯電直流バイアス電源を、−610Vに設定
する。 S308:制御部65が、感光体回転時間及び帯電バイ
アス印加時間を確認する。 S309:メモリ62と本体制御部64で演算処理を行
う。 (1−3)Case 3:S310で“L”=“NO”
の場合。 S314:制御部65は、ドラム感度情報が“H”であ
るかどうか確認する。 S315:“YES”の場合、制御部65が“バイアス
3”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。“NO”の場合、S303に
戻り、再度ドラム感度情報を確認する。 S316:現像直流バイアス電源を、−430Vに設定
する。 S317:帯電直流バイアス電源を、−590Vに設定
する。 S308:制御部65が、感光体回転時間及び帯電バイ
アス印加時間を確認する。 S309:メモリ62と本体制御部64で演算処理を行
う。 (2)画像形成スタンバイON前の演算処理から画像形
成スタンバイONまで。 (2−1)Case 4:S310でD>βが“YE
S”と判断された場合。 S311制御部65でD>γであるかどうか確認する。
“YES”と判断されたときは、S312に進む。 S312:制御部65が、“バイアス0STEPアッ
プ”と判断する。 S313:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 (2−2)Case 5:S311でD>γが“NO”
と判断された場合。 S314:制御部65が、“バイアス1STEPアッ
プ”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S315:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V上
げる。 S316:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V上
げる。 S313:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 (2−3)Case 6:S310でD>βが“NO”
と判断された場合。 S317:制御部65が、“バイアス2STEPアッ
プ”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S318:現像直流バイアス電源が、電圧を−40V上
げる。 S319:帯電直流バイアス電源が、電圧を−20V上
げる。 S313:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 (3)画像形成スタンバイONからプロセス条件変更完
了まで。 S313:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 S320:メモリ62と本体制御部64において演算処
理を行う。 S321:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値βより大きいかどうか
を判断する。“YES”と判断されたときは、S322
に進む。また、“NO”と判断されたときはS320に
戻り、上述のチャートを繰り返す。 S322:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値γより大きいかどうか
を判断する。 (3−1)Case7:S322で“YES”と判断さ
れた場合。 S323:制御部65が、“バイアス0STEPダウ
ン”と判断する。
【0083】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。 (3−2)Case 8:S322で“NO”と判断さ
れた場合 S324:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S325:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S326:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。 S327:メモリ62と本体制御部64において演算処
理を行う。 S328:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値γより大きいかどうか
を判断する。“YES”と判断されたときは、S329
に進む。また、“NO”と判断されたときはS327に
戻り、上述のチャートを繰り返す。 S329:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S330:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S331:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。
【0084】これによって、制御動作が終了する(EN
D)。
【0085】上記のような制御を行った結果により得ら
れたライン幅の推移を図12の一点鎖線として示した。
【0086】これより、ライン幅が180〜190μm
の適正範囲で推移していることが分か画像安定性を確保
できた。
【0087】以上説明したように、画像形成スタンバイ
前に、ドラム感度情報とドラム使用量データによって初
期の帯電及び現像直流バイアスを個々のカートリッジに
応じて変更させる。その後、特性値の値に応じて使用時
に応じた適正バイアスに可変されることにより、安定し
たライン幅を得ることができる。
【0088】本実施例では、ドラム使用量データの閾値
を2つ設けたが、初期カートリッジ状態や構成の特徴か
ら複数個設けてもよく、また一段階につき1STEPバ
イアスを下げたが、これも複数STEP下げても上げて
もよい。
【0089】プロセス条件として帯電及び現像電圧を変
更したが、場合によっては帯電及び現像周波数や露光量
を変更してもよく、また、使用量データとして、本実施
例では演算式の結果を用いたが、印字枚数や感光体回転
時間のみの値を使用してもよい。
【0090】実施例3 次に、本発明に係る実施例3について説明する。本実施
例3において、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
の構成は実施例1及び実施例2と同様なのでここでの説
明は省略し、本実施例における本発明の特徴部のみを説
明する。
【0091】実施例2ではメモリ内の使用量データとし
てドラム使用量を、そして、特性値として使用量データ
の閾値と係数、ドラム感度情報を用いて管理し帯電及び
現像直流電圧を変化させたが、本実施例では、これに更
に、ドラム使用量閾値記録情報を使用することを特徴と
する。ドラム使用量閾値記録情報を持つことにより、画
像形成スタンバイON前でも演算処理が不必要になり、
ファーストプリントアウトまでの時間を短縮できる。
【0092】特性値としての使用量データの閾値と係
数、ドラム感度情報は、実施例2と同様なのでここでの
説明は省略する。
【0093】図19にメモリ62内の情報を示した。メ
モリ62内に様々な情報が格納されているが、本実施例
では少なくとも、帯電バイアス印加時間情報:A、感光
体回転時間情報:B、ドラム使用量演算式係数:φ及び
ドラム使用量演算式閾値:β、γ、ドラム感度閾値L・
M・H、ドラム使用量β記録情報及びドラム使用量γ記
録情報が格納されているものとする。また、これらは本
体制御部64内の演算部66と常に送受信可能な状態に
なっており、これら情報をもとに演算され制御部65に
よってデータの照合が行われている。
【0094】更に、図20、図21、図22及び図23
のフローチャートを用いて本実施例の画像形成装置の動
作を説明する。 (1)本体電源ONからβの記録確認まで。プロセスカ
ートリッジ装着直後もこの動作が入るものとする。
【0095】画像形成装置の動作が開始される(STA
RT)。下記の各ステップ(S)401〜437が行わ
れる。つまり、 S401:画像形成装置本体の電源をONとする。 S402:感光体回転時間検出部及び帯電バイアス印加
時間検出部がそれぞれ、感光体回転時間及び帯電バイア
ス印加時間のカウントを開始する。 S403:制御部65が、メモリ62内のドラム感度情
報を確認する。 S404:制御部65は、ドラム感度情報が“M”であ
るかどうかを確認する。(1−1)Case 1:S4
04で“M”=“YES”の場合 S405:制御部65が、“バイアス1”と判断する。
変更するための信号を現像バイアス印加電源制御部(不
図示)及び帯電バイアス印加電源制御部(図示せず)に
送る。 S406:現像直流バイアス電源を、−450Vに設定
する。 S407:帯電直流バイアス電源を、−600Vに設定
する。 (1−2)Case 2:S404で“M”=“NO”
の場合 S410:制御部65は、ドラム感度情報が“L”であ
るかどうか確認する。 S411:“YES”の場合、制御部65が、“バイア
ス2”と判断する。変更するための信号を現像バイアス
印加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源
制御部(図示せず)に送る。 S412:現像直流バイアス電源を、−470Vに設定
する。 S413:帯電直流バイアス電源を、−610Vに設定
する。 (1−3)Case 3:S410で“L”=“NO”
の場合 S414:制御部65は、ドラム感度情報が“H”であ
るかどうか確認する。 S415:“YES”の場合、制御部65が、“バイア
ス3”と判断する。変更するための信号を現像バイアス
印加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源
制御部(図示せず)に送る。“NO”の場合、S403
に戻り、再度ドラム感度情報を確認する。 S416:現像直流バイアス電源を、−430Vに設定
する。 S417:帯電直流バイアス電源を、−590Vに設定
する。 (2)βの記録確認から画像形成スタンバイONまで。 S418:“D=β”の記録があるかどうか確認する。 (2−1)Case 4:S418で“YES”と判断
された場合 S419:制御部65で、“D=γ”の記録があるかど
うか確認する。“YES”と判断されたときは、S42
0に進む。 S420:制御部65が、“バイアス0STEPアッ
プ”と判断する。 S421:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 (2−2)Case 5:S419で“NO”と判断さ
れた場合 S422:制御部65が、“バイアス1STEPアッ
プ”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S423:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V上
げる。 S424:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V上
げる。 S421:制御部が、画像形成スタンバイOnと判断。 2−3)Case 6:S418で“NO”と判断され
た場合。 S425:制御部が、“バイアス2STEPアップ”と
判断。変更するための信号を現像バイアス印加電源制御
部(不図示)及び帯電バイアス印加電源制御部(不図
示)に送る。 S426:現像直流バイアス電源が、電圧を−40V上
げる。 S427:帯電直流バイアス電源が、電圧を−20V上
げる。 S421:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 (3)画像形成スタンバイONからプロセス条件変更完
了まで。 S421:制御部65が、画像形成スタンバイONと判
断する。 S428:メモリ62と本体制御部64において演算処
理を行う。 S429:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値βより大きいかどうか
を判断する。“YES”と判断されたときは、S430
に進む。また、“NO”と判断されたときはS428に
戻り、上述のチャートを繰り返す。 S430:制御部65が、βの記録があるかどうか確認
する。 (3−1)Case 7:S430で“NO”と判断さ
れた場合 S432:メモリ62に、“D=β”を記録する。 S433:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S434:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S435:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。 S438:メモリ62と本体制御部64において演算処
理を行う。 S439:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリ62に記憶されている閾値γより大きいかど
うかを判断する。“YES”と判断されたときは、S4
40に進む。また、“NO”と判断されたときはS43
8に戻り、上述のチャートを繰り返す。 S440:メモリに、“D=γ”を記録する。 S441:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S442:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S443:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。
【0096】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。 (3−2)S430で“YES”と判断された場合 S431:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タが、メモリに記憶されている閾値γより大きいかどう
かを判断する。“YES”と判断されたときは、S43
6に進む。また、“NO”と判断されたときはS438
に進む。 (3−2−1)Case 8:S431で“NO”と判
断された場合 S438:S431で“NO”と判断されたときは、メ
モリ62と本体制御部64において演算処理を行う。 S439:制御部65が、演算されたドラム使用量デー
タがメモリに記憶されている閾値γより大きいかどうか
を判断する。“YES”と判断されたときは、S440
に進む。また、“NO”と判断されたときはS438に
戻り、上述のチャートを繰り返す。 S440:メモリ62に、“D=γ”を記録する。 S441:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S442:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S443:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。
【0097】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。 (3−2−2)Case 9:S431で“YES”と
判断された場合 S436:制御部65が、βの記録があるかどうか確認
する。 S437:S436で“YES”と判断された場合、制
御部65が、“バイアス0STEPダウン”と判断す
る。
【0098】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。 (3−2−3)Case 10:S436で“NO”と
判断された場合 S440:メモリ62に、“D=γ”を記録する。 S441:制御部65が、“バイアス1STEPダウ
ン”と判断する。変更するための信号を現像バイアス印
加電源制御部(図示せず)及び帯電バイアス印加電源制
御部(図示せず)に送る。 S442:現像直流バイアス電源が、電圧を−20V下
げる。 S443:帯電直流バイアス電源が、電圧を−10V下
げる。
【0099】これによって、制御動作を終了する(EN
D)。
【0100】以上説明したようにドラム使用量閾値記録
情報を持つことにより、画像形成スタンバイON前でも
演算処理が不必要になり、ファーストプリントアウトま
での時間を短縮でき、且つ、実施例2と同様なプロセス
効果を得ることができる。
【0101】本実施例では、実施例2と同様、ドラム使
用量データの閾値を2つ設けたが、初期カートリッジ状
態や構成の特徴から複数個設けてもよく、また一段階に
つき1STEPバイアスを下げたが、これも複数STE
P下げても上げてもよい。また、プロセス条件として帯
電及び現像電圧を変更したが、場合によっては帯電及び
現像周波数や露光量を変更してもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るプロ
セスカートリッジ用メモリー媒体、プロセスカートリッ
ジ、電子写真画像形成装置及び電子写真画像形成システ
ムは、画像形成装置本体は、プロセスカートリッジに設
けられたメモリー媒体の記憶内容を読み書きする手段
と、メモリー媒体の記憶内容を統計的に計算する手段
と、メモリー媒体の記憶情報に基づいて画像形成プロセ
ス条件を変更する制御手段とを有し、メモリー媒体に
は、画像形成プロセス条件を変更するため情報として、
少なくともプロセスカートリッジの使用された量に関す
る情報と、各々のプロセスカートリッジ固有の条件変更
のためのパラメーター値に関する情報が記憶される構成
とされるので、 (1)メモリ内に個々のカートリッジごとの特性に応じ
てプロセス条件変更のタイミングを設定できるため、個
々のカートリッジのバラツキを無くして安定した画像を
供給することができる。 (2)画像形成装置本体に装着された後にプロセスカー
トリッジの使用に応じて変化する量を表す情報をメモリ
に記憶することにより、使用量に応じてプロセス条件を
可変できるため、プリント画質が常に安定した画像を供
給することができる。 (3)プロセスカートリッジが電子写真画像形成装置本
体に装着された際に、電子写真画像形成本体に設けられ
たアンテナ手段と間隙を有して対向し、アンテナ手段と
の間の情報通信を電磁波によって行う構成とすることに
より、メモリ内に記憶されたカートリッジごとの特性に
応じてプロセス条件変更のタイミングを設定できるた
め、個々のカートリッジのバラツキを無くして、安定し
た画像を供給することができることに加えて、メモリと
画像形成装置本体の接続用のコネクターが不要となるた
め、情報通信の安定性が増し、安定した画像を供給する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1のプロセスカートリッジ
の断面図である。
【図2】本発明に係る実施例1のプロセスカートリッジ
画像形成装置の断面図である。
【図3】本発明に係る実施例1の帯電総電流量と感光体
削れ量の関係である。
【図4】本発明に係る実施例1の印字枚数と帯電総電流
量の関係である。
【図5】本発明に係る実施例1の本体制御部情報とメモ
リのブロック図である。
【図6】本発明に係る実施例1の本体制御部とメモリ情
報のブロック図である。
【図7】本発明に係る実施例1のフローチャート図であ
る。
【図8】本発明に係る実施例1のドラム使用量データと
帯電総電流量の関係である。
【図9】本発明に係る実施例1のドラム使用量演算式閾
値が複数の場合の本体制御部情報とメモリのブロック図
である。
【図10】本発明に係る実施例1のドラム使用量演算式
閾値が複数の場合のフローチャート図である。
【図11】本発明に係る実施例1のドラム使用量演算式
閾値が複数の場合のフローチャート図である。
【図12】本発明に係る実施例2のドラム使用量データ
とライン幅の関係である。
【図13】本発明に係る実施例2の本体制御部情報とメ
モリのブロック図である。
【図14】本発明に係る実施例2の本体制御部とメモリ
情報のブロック図である。
【図15】本発明に係る実施例2の現像コントラストと
ライン幅の関係である。
【図16】本発明に係る実施例2のフローチャート図で
ある。
【図17】本発明に係る実施例2のフローチャート図で
ある。
【図18】本発明に係る実施例2のフローチャート図で
ある。
【図19】本発明に係る実施例3の本体制御部とメモリ
情報のブロック図である。
【図20】本発明に係る実施例3のフローチャート図で
ある。
【図21】本発明に係る実施例3のフローチャート図で
ある。
【図22】本発明に係る実施例3のフローチャート図で
ある。
【図23】本発明に係る実施例3のフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
C カートリッジ L レーザプリンタ 1 感光体ドラム 2 接触帯電ローラ 3 レーザユニット 4 トナー容器 5 現像スリーブ 6 廃トナー容器 7 現像ブレード 8 攪拌手段 9 転写ローラ 10 クリーニングブレード 12 定着ユニット 14 本体伝達部 22、62 メモリ 23、63 カートリッジ側伝達部 24、64 本体制御部 25、65 制御部 26、66 演算部 27、67 感光体回転指示部 28、68 帯電バイアス印加時間検出部 29、69 帯電電流バイアス電源 60 ドラム感度検知部 70 感度変換テーブル 71 現像直流バイアス電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA15 DA39 DE04 DE07 EA01 EA18 HB05 HB14 HB15 2H071 BA04 BA13 BA33 BA34 DA05 DA15 DA31 DA32

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真用感光体と、前記感光体に作用
    するプロセス手段の少なくとも一つを一体的にユニット
    化して画像形成装置本体から着脱可能としたプロセスカ
    ートリッジに装着され、前記プロセスカートリッジに関
    する情報を記憶して前記記憶内容を前記画像形成装置本
    体に伝達するプロセスカートリッジ用メモリー媒体にお
    いて、 前記画像形成装置本体は、前記メモリー媒体の記憶内容
    を読み書きする手段と、前記メモリー媒体の記憶内容を
    統計的に計算する手段と、前記メモリー媒体の記憶情報
    に基づいて画像形成プロセス条件を変更する制御手段と
    を有し、 前記メモリー媒体には、前記画像形成プロセス条件を変
    更するため情報として、少なくともプロセスカートリッ
    ジの使用された量に関する情報と、各々のプロセスカー
    トリッジ固有の条件変更のためのパラメーター値に関す
    る情報が記憶されることを特徴とするプロセスカートリ
    ッジ用メモリー媒体。
  2. 【請求項2】 前記記憶されたプロセスカートリッジの
    使用された量に関する情報は、画像形成装置本体に装着
    された後にプロセスカートリッジの使用に応じて変化す
    る量を表す情報であることを特徴とする請求項1のプロ
    セスカートリッジ用メモリー媒体。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジ固有の条件変
    更のためのパラメーター値とは、カートリッジ製造時に
    カートリッジ個々の特性に応じて書き込まれる情報であ
    ることを特徴とする請求項1のプロセスカートッリジ用
    メモリー媒体。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジ固有の条件変
    更のためのパラメーター値は、更に、個々のカートリッ
    ジを構成するパーツの特性に関する情報及び/又は使用
    量に応じてプロセス条件を変化させるための閾値情報を
    含む情報であることを特徴とする請求項3のプロセスカ
    ートリッジ用メモリー媒体。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジが前記電子写
    真画像形成装置本体に装着された際に、前記電子写真画
    像形成本体に設けられたアンテナ手段と間隙を有して対
    向し、前記アンテナ手段との間の情報通信を電磁波によ
    って行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項
    に記載のプロセスカートリッジ用メモリー媒体。
  6. 【請求項6】 電子写真用感光体と、前記感光体に作用
    するプロセス手段の少なくとも一つを一体的にユニット
    化して画像形成装置本体から着脱可能としたプロセスカ
    ートリッジであり、前記プロセスカートリッジに関する
    情報を記憶するメモリと前記メモリの記憶内容を前記画
    像形成装置本体に伝達するための伝達手段とを備えたプ
    ロセスカートリッジにおいて、 前記画像形成装置本体は、前記プロセスカートリッジの
    メモリの記憶内容を読み書きする手段と、前記プロセス
    カートリッジのメモリの記憶内容を統計的に計算する手
    段と、前記メモリーの記憶情報に基づいて画像形成プロ
    セス条件を変更する制御手段とを有し、 前記メモリには、前記画像形成プロセス条件を変更する
    ため情報として、少なくともプロセスカートリッジの使
    用された量に関する情報と、各々のプロセスカートリッ
    ジ固有の条件変更のためのパラメーター値に関する情報
    が記憶されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記メモリに記憶されたプロセスカート
    リッジの使用された量に関する情報は、本体に装着され
    た後にプロセスカートリッジの使用に応じて変化する量
    を表す情報であることを特徴とする請求項6のプロセス
    カートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記プロセスカートリッジ固有の条件変
    更のためのパラメーター値は、カートリッジ製造時にカ
    ートリッジ個々の特性に応じて前記メモリに書き込まれ
    る情報であることを特徴とする請求項6のプロセスカー
    トッリジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジ固有の条件変
    更のためのパラメーター値は、更に、個々のカートリッ
    ジを構成するパーツの特性に関する情報及び/又は使用
    量に応じてプロセス条件を変化させるための閾値情報を
    含む情報であることを特徴とする請求項8のプロセスカ
    ートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジが前記電子
    写真画像形成装置本体に装着された際に、前記プロセス
    カートリッジが有する前記伝達手段は、前記電子写真画
    像形成本体に設けられたアンテナ手段と間隙を有して対
    向し、前記メモリー手段とアンテナ手段との間の情報通
    信を電磁波によって行うことを特徴とする請求項6〜9
    のいずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
    において、(a)(i)電子写真用感光体と、前記感光
    体に作用するプロセス手段の少なくとも一つを一体的に
    ユニット化したプロセスカートリッジであり、 (ii)少なくともプロセスカートリッジの使用された量に
    関する情報と、各々のプロセスカートリッジ固有の条件
    変更のためのパラメーター値に関する情報が記憶される
    メモリと、 (iii)前記メモリの記憶内容を前記画像形成装置本体に
    伝達するためのカートリッジ伝達手段と、を有するプロ
    セスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着
    手段と、(b)前記プロセスカートリッジが前記装着手
    段に装着された際に、前記プロセスカートリッジの有す
    る前記カートリッジ伝達手段を通じて記憶内容を通信す
    る装置本体伝達手段と、(c)前記装置本体伝達手段が
    受けた情報に基づいて画像形成プロセス条件を変更する
    制御手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記装置本体伝達手段とは、本体前記
    プロセスカートリッジが前記装着手段に装着された際
    に、前記プロセスカートリッジの有する前記カートリッ
    ジ伝達手段と間隙を有して対向し、前記メモリーの記憶
    内容を前記カートリッジ伝達手段と通信するアンテナ手
    段であることを特徴とする、請求項11の電子写真画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能
    なプロセスカートリッジを用いて、記録媒体に画像を形
    成する電子写真画像形成システムにおいて、(a)電子
    写真用感光体と、前記感光体に作用するプロセス手段の
    少なくとも一つを一体的にユニット化したプロセスカー
    トリッジであり、少なくともプロセスカートリッジの使
    用された量に関する情報と、各々のプロセスカートリッ
    ジ固有の条件変更のためのパラメーター値に関する情報
    が記憶されるメモリと、前記メモリの記憶内容を前記画
    像形成装置本体に伝達するためのカートリッジ伝達手段
    とを有するプロセスカートリッジと、(b)前記プロセ
    スカートリッジが前記画像形成装置本体に装着された際
    に、前記プロセスカートリッジの有する前記カートリッ
    ジ伝達手段を通じて記憶内容を通信する装置本体伝達手
    段と、(c)前記装置本体伝達手段が受けた情報に基づ
    いて、画像形成プロセス条件を変更する制御手段と、を
    有することを特徴とする電子写真画像形成システム。
  14. 【請求項14】 前記装置本体伝達手段とは、前記プロ
    セスカートリッジが前記画像形成装置本体に装着された
    際に、前記プロセスカートリッジの有する前記カートリ
    ッジ伝達手段と間隙を有して対向し、前記メモリの記憶
    内容を前記カートリッジ伝達手段と通信するアンテナ手
    段であることを特徴とする請求項13の電子写真画像形
    成システム。
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