JP2001112456A - ジュースの製造装置および製造方法 - Google Patents
ジュースの製造装置および製造方法Info
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- JP2001112456A JP2001112456A JP29504699A JP29504699A JP2001112456A JP 2001112456 A JP2001112456 A JP 2001112456A JP 29504699 A JP29504699 A JP 29504699A JP 29504699 A JP29504699 A JP 29504699A JP 2001112456 A JP2001112456 A JP 2001112456A
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 食品からジュースを調整する場合に、食物繊
維などの栄養素を多く含む優れたジュースを製造するこ
と。 【解決手段】 使用するジューサーのカッターの刃4を
細かくし、モータ2を高速回転させることで、食品を約
1000μm以下の大きさに細かく切削することにより、細
胞壁や中葉中に残っている水溶性食物繊維をジュース中
に多く溶出させる。
維などの栄養素を多く含む優れたジュースを製造するこ
と。 【解決手段】 使用するジューサーのカッターの刃4を
細かくし、モータ2を高速回転させることで、食品を約
1000μm以下の大きさに細かく切削することにより、細
胞壁や中葉中に残っている水溶性食物繊維をジュース中
に多く溶出させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜や果物などの
食品を切削して、食物繊維やビタミンCなどの栄養素を
多く含むジュースを絞るジュースの製造方法および製造
装置に関するものである。
食品を切削して、食物繊維やビタミンCなどの栄養素を
多く含むジュースを絞るジュースの製造方法および製造
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ジュースを作る場合、ジューサー
などの機器が使用されている。ジューサーは、食品を投
入口から棒で押し入れ、その下で回転している刃に食品
をあてて切削しながら水分と固形分を分離してジュース
を作るものである。
などの機器が使用されている。ジューサーは、食品を投
入口から棒で押し入れ、その下で回転している刃に食品
をあてて切削しながら水分と固形分を分離してジュース
を作るものである。
【0003】このとき、従来のジューサーを使用するジ
ュースの製造方法で作ったジュースの絞りかすの大きさ
は約1200μm以上あり、食品の切削面から溶出するはず
の食品に含まれている水溶性食物繊維は1/10〜1/
3程度しかジュースへ溶出せず、かすとして捨てられる
固形分の中に残ってしまっていた。水溶性食物繊維は、
糖尿病や動脈硬化を予防する効果があると言われている
重要な栄養素である。
ュースの製造方法で作ったジュースの絞りかすの大きさ
は約1200μm以上あり、食品の切削面から溶出するはず
の食品に含まれている水溶性食物繊維は1/10〜1/
3程度しかジュースへ溶出せず、かすとして捨てられる
固形分の中に残ってしまっていた。水溶性食物繊維は、
糖尿病や動脈硬化を予防する効果があると言われている
重要な栄養素である。
【0004】また、従来のジューサーを使用するジュー
スの製造方法で作ったジュース中には、固形分がほとん
ど含まれないため、固形分の骨格を構成している不溶性
食物繊維は1/10程度しか含まれず、かすとして捨て
られてしまっていた。不溶性食物繊維は、便秘や大腸ガ
ンを予防する効果があると言われている重要な栄養素で
ある。
スの製造方法で作ったジュース中には、固形分がほとん
ど含まれないため、固形分の骨格を構成している不溶性
食物繊維は1/10程度しか含まれず、かすとして捨て
られてしまっていた。不溶性食物繊維は、便秘や大腸ガ
ンを予防する効果があると言われている重要な栄養素で
ある。
【0005】また、従来のジューサーを使用するジュー
スの製造装置では、食品を切削した時点で絞り終わるこ
とが多いために、ビタミンCなどの栄養素が完全には絞
りきられていなかった。ビタミンCもガンの原因となる
活性酸素を消去する効果があると言われている重要な栄
養素である。
スの製造装置では、食品を切削した時点で絞り終わるこ
とが多いために、ビタミンCなどの栄養素が完全には絞
りきられていなかった。ビタミンCもガンの原因となる
活性酸素を消去する効果があると言われている重要な栄
養素である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のジ
ューサーを使用するジュースの製造方法と装置では、ジ
ュース中に水溶性や不溶性の食物繊維がほとんど含まれ
ず、かすとして捨てられてしまっているという問題点が
あった。また、ビタミンCなどの栄養素も完全に絞りき
られていないという問題点があった。
ューサーを使用するジュースの製造方法と装置では、ジ
ュース中に水溶性や不溶性の食物繊維がほとんど含まれ
ず、かすとして捨てられてしまっているという問題点が
あった。また、ビタミンCなどの栄養素も完全に絞りき
られていないという問題点があった。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するこ
とを課題とする。すなわち、請求項1記載の本発明は、
水溶性食物繊維のジュースへの溶出を多くするジュース
の製造装置を提供することを課題とする。
とを課題とする。すなわち、請求項1記載の本発明は、
水溶性食物繊維のジュースへの溶出を多くするジュース
の製造装置を提供することを課題とする。
【0008】また、請求項2、3記載の本発明は、水溶
性食物繊維のジュースへの溶出を最大にするジュースの
製造装置を提供することを課題とする。
性食物繊維のジュースへの溶出を最大にするジュースの
製造装置を提供することを課題とする。
【0009】また、請求項4、5記載の本発明は、さら
に、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースの
製造方法を提供することを課題とする。
に、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースの
製造方法を提供することを課題とする。
【0010】また、請求項6記載の本発明は、さらに、
ビタミンCなどの栄養素の絞り率を高くするジュースの
製造装置を提供することを課題とする。
ビタミンCなどの栄養素の絞り率を高くするジュースの
製造装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、食品を約1000μm以下の
大きさに切削する切削手段を有するジュースの製造装置
を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュース
への溶出を多くする。
に、請求項1記載の本発明は、食品を約1000μm以下の
大きさに切削する切削手段を有するジュースの製造装置
を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュース
への溶出を多くする。
【0012】また、請求項2記載の本発明は、食品を一
つの細胞単位以下の大きさに切削する切削手段を有する
ジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、水溶性
食物繊維のジュースへの溶出を最大にする。
つの細胞単位以下の大きさに切削する切削手段を有する
ジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、水溶性
食物繊維のジュースへの溶出を最大にする。
【0013】また、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載のジュースの製造装置において、前記切削手段が凍
結状態の食品を切削する切削手段であるジュースの製造
装置を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にする。
記載のジュースの製造装置において、前記切削手段が凍
結状態の食品を切削する切削手段であるジュースの製造
装置を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にする。
【0014】また、請求項4記載の本発明は、切削前の
食品を軟化処理して硬さ約10000Pa以下としてから食品
を切削するジュースの製造方法を構成したことを特徴と
し、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースを
製造する。
食品を軟化処理して硬さ約10000Pa以下としてから食品
を切削するジュースの製造方法を構成したことを特徴と
し、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースを
製造する。
【0015】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載のジュースの製造方法において、前記軟化処理が加
熱処理であるジュースの製造方法を構成したことを特徴
とし、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュース
を製造する。
記載のジュースの製造方法において、前記軟化処理が加
熱処理であるジュースの製造方法を構成したことを特徴
とし、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュース
を製造する。
【0016】また、請求項6記載の本発明は、食品から
液状の成分が出なくなったことを検知する検知手段を有
するジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、ビ
タミンCなどの栄養素の絞り率を高くする。
液状の成分が出なくなったことを検知する検知手段を有
するジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、ビ
タミンCなどの栄養素の絞り率を高くする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1は本発明の一実施の
形態であるジュースの製造装置および製造方法を実現し
たジューサーの概念図であり、ジュースの製造装置とな
っている。また、図2は、野菜の細胞と野菜の構造の模
式図である。図3は、切削された食品の大きさとジュー
スへの水溶性食物繊維の溶出量との関係を示す図であ
る。
形態であるジュースの製造装置および製造方法を実現し
たジューサーの概念図であり、ジュースの製造装置とな
っている。また、図2は、野菜の細胞と野菜の構造の模
式図である。図3は、切削された食品の大きさとジュー
スへの水溶性食物繊維の溶出量との関係を示す図であ
る。
【0019】図1において、ジューサー1は、モータ2
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。このジューサー1は、カッター4の刃の高さを
従来より低く構成(例:1.2mmから0.9mm以下)し、モー
タ2の作動により回転する遠心分離かご3の回転数も従
来より多く(例:5000rpmから10000rpm以上)している。
表1は、従来のカッター高さおよびかご回転数のジュー
サーと、本実施の形態のカッター高さおよびかご回転数
のジューサーの性能を比較した表である。従来品に比
べ、切削された食品の大きさは小さくなり、水溶性食物
繊維の溶出量は多くなっている。
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。このジューサー1は、カッター4の刃の高さを
従来より低く構成(例:1.2mmから0.9mm以下)し、モー
タ2の作動により回転する遠心分離かご3の回転数も従
来より多く(例:5000rpmから10000rpm以上)している。
表1は、従来のカッター高さおよびかご回転数のジュー
サーと、本実施の形態のカッター高さおよびかご回転数
のジューサーの性能を比較した表である。従来品に比
べ、切削された食品の大きさは小さくなり、水溶性食物
繊維の溶出量は多くなっている。
【0020】
【表1】
【0021】上記構成のジューサー1において、電源ス
イッチ9を入れ、モータ2を作動させ、遠心分離かご3
を回転させる。この状態で投入口6から食品10を入
れ、押し込み棒7で押し込むと、食品10がカッター4
で切削される。このとき、従来よりカッター高さを低
く、遠心分離かご3の回転数を多くして切削効率を良く
しているため、食品10は約1000μm以下に細かく切削
される。切削された食品10は遠心分離かご3を介し、
液体状のジュースと固形状の絞りかすにわけられる。絞
りかすは遠心分離かご3内のフィルター5に残り、ジュ
ースは遠心分離かご3の壁面を伝って流れ、ジュース容
器8に注がれる。
イッチ9を入れ、モータ2を作動させ、遠心分離かご3
を回転させる。この状態で投入口6から食品10を入
れ、押し込み棒7で押し込むと、食品10がカッター4
で切削される。このとき、従来よりカッター高さを低
く、遠心分離かご3の回転数を多くして切削効率を良く
しているため、食品10は約1000μm以下に細かく切削
される。切削された食品10は遠心分離かご3を介し、
液体状のジュースと固形状の絞りかすにわけられる。絞
りかすは遠心分離かご3内のフィルター5に残り、ジュ
ースは遠心分離かご3の壁面を伝って流れ、ジュース容
器8に注がれる。
【0022】ジュースの材料となる野菜などの食品は、
図2に示すように、細胞がいくつも連なった構造をして
いる。そして、細胞は、一次細胞壁と二次細胞壁とよば
れる二つの細胞壁で覆われており、細胞と細胞との間に
は、細胞同士をつなぐ役割をしている中葉とよばれる部
分がある。食物繊維は、この細胞壁と中葉を構成する成
分で、水溶性食物繊維が一次細胞壁と中葉を、不溶性食
物繊維が一次細胞壁と二次細胞壁を構成している。
図2に示すように、細胞がいくつも連なった構造をして
いる。そして、細胞は、一次細胞壁と二次細胞壁とよば
れる二つの細胞壁で覆われており、細胞と細胞との間に
は、細胞同士をつなぐ役割をしている中葉とよばれる部
分がある。食物繊維は、この細胞壁と中葉を構成する成
分で、水溶性食物繊維が一次細胞壁と中葉を、不溶性食
物繊維が一次細胞壁と二次細胞壁を構成している。
【0023】本発明者らは、食物繊維が上記のような状
態で存在することから、野菜や果物をより細かく切削す
ると、図3のグラフに示すように、一次細胞壁や中葉中
から水溶性食物繊維がジュースへ、より多く溶出するこ
とを見出した。
態で存在することから、野菜や果物をより細かく切削す
ると、図3のグラフに示すように、一次細胞壁や中葉中
から水溶性食物繊維がジュースへ、より多く溶出するこ
とを見出した。
【0024】従来のジューサーを使用した場合、食品は
約1200μm以上の大きさに切削されていた。このとき、
ジュース中に溶出する水溶性食物繊維は、食品に含まれ
る水溶性食物繊維の1/10〜1/3程度である。本実
施の形態のように、ジューサー1のモータ2の回転数を
多くしたり、カッター4の刃を細かくし、食品を約1000
μm以下まで細かく切削すると、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出量を従来より2倍以上多くすることができ
る。
約1200μm以上の大きさに切削されていた。このとき、
ジュース中に溶出する水溶性食物繊維は、食品に含まれ
る水溶性食物繊維の1/10〜1/3程度である。本実
施の形態のように、ジューサー1のモータ2の回転数を
多くしたり、カッター4の刃を細かくし、食品を約1000
μm以下まで細かく切削すると、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出量を従来より2倍以上多くすることができ
る。
【0025】(実施の形態2)本実施の形態では、ジュ
ースの製造装置および製造方法を実現するジューサーは
図1とほぼ同一の構成となるので共通の図を用いて説明
する。また、図4は、切削された食品の大きさとジュー
スへの水溶性食物繊維の溶出量との関係を示す図であ
る。
ースの製造装置および製造方法を実現するジューサーは
図1とほぼ同一の構成となるので共通の図を用いて説明
する。また、図4は、切削された食品の大きさとジュー
スへの水溶性食物繊維の溶出量との関係を示す図であ
る。
【0026】図1において、ジューサー1は、モータ2
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。
【0027】食品10は、あらかじめ冷凍庫で保存して
おくか、液体窒素につけるなどの方法で、凍結させてお
く。図面には記載しないが、食品の凍結装置をジューサ
ー1に設けても良い。そして、上記構成のジューサー1
において、電源スイッチ9を入れ、モータ2を作動さ
せ、遠心分離かご3を回転させる。この状態で投入口6
から凍結させた食品10を入れ、押し込み棒7で押し込
むと、食品10がカッター4で切削される。このとき、
凍結させた食品10は非常に硬いため、約100μm以下
に細かく切削される。切削された食品10は遠心分離か
ご3を介し、液体状のジュースと固形状の絞りかすにわ
けられる。絞りかすは遠心分離かご3内のフィルター5
に残り、ジュースは遠心分離かご3の壁面を伝って流
れ、ジュース容器8に注がれる。
おくか、液体窒素につけるなどの方法で、凍結させてお
く。図面には記載しないが、食品の凍結装置をジューサ
ー1に設けても良い。そして、上記構成のジューサー1
において、電源スイッチ9を入れ、モータ2を作動さ
せ、遠心分離かご3を回転させる。この状態で投入口6
から凍結させた食品10を入れ、押し込み棒7で押し込
むと、食品10がカッター4で切削される。このとき、
凍結させた食品10は非常に硬いため、約100μm以下
に細かく切削される。切削された食品10は遠心分離か
ご3を介し、液体状のジュースと固形状の絞りかすにわ
けられる。絞りかすは遠心分離かご3内のフィルター5
に残り、ジュースは遠心分離かご3の壁面を伝って流
れ、ジュース容器8に注がれる。
【0028】本発明者らは、図4のグラフに示すよう
に、食品を一つの細胞の大きさである約100μm以下ま
で切削してやると、食品から溶出する水溶性食物繊維量
が最大になることを見出した。よって、本実施の形態の
ように、食品をあらかじめ凍結させて、約100μm以下
まで細かく切削することにより、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にすることができる。
に、食品を一つの細胞の大きさである約100μm以下ま
で切削してやると、食品から溶出する水溶性食物繊維量
が最大になることを見出した。よって、本実施の形態の
ように、食品をあらかじめ凍結させて、約100μm以下
まで細かく切削することにより、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にすることができる。
【0029】(実施の形態3)本実施の形態では、ジュ
ースの製造装置および製造方法を実現するジューサーは
図1とほぼ同一の構成となるので共通の図を用いて説明
する。また、図5は、食品の硬さとジュース中の不溶性
食物繊維量との関係を示す図である。
ースの製造装置および製造方法を実現するジューサーは
図1とほぼ同一の構成となるので共通の図を用いて説明
する。また、図5は、食品の硬さとジュース中の不溶性
食物繊維量との関係を示す図である。
【0030】図1において、ジューサー1は、モータ2
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。
【0031】食品10は、あらかじめ電子レンジで数分
加熱し、硬さ約10000Pa以下に軟化させておく。図面に
は記載しないが、食品を電磁誘導加熱する加熱装置をジ
ューサー1に設けても良い。そして、上記構成のジュー
サー1において、電源スイッチ9を入れ、モータ2を作
動させ、遠心分離かご3を回転させる。この状態で投入
口6から食品10を入れ、押し込み棒7で押し込むと、
食品10がカッター4で切削される。さらに切削された
食品10は遠心分離かご3を介し、液体状のジュースと
固形状の絞りかすにわけられる。このとき、固形分は遠
心分離かご3内のフィルター5に残るが、軟化した固形
分の一部はフィルター5のスリットをぬけ、ジュースと
ともに遠心分離かご3の壁面を伝って流れ、ジュース容
器8に注がれる。
加熱し、硬さ約10000Pa以下に軟化させておく。図面に
は記載しないが、食品を電磁誘導加熱する加熱装置をジ
ューサー1に設けても良い。そして、上記構成のジュー
サー1において、電源スイッチ9を入れ、モータ2を作
動させ、遠心分離かご3を回転させる。この状態で投入
口6から食品10を入れ、押し込み棒7で押し込むと、
食品10がカッター4で切削される。さらに切削された
食品10は遠心分離かご3を介し、液体状のジュースと
固形状の絞りかすにわけられる。このとき、固形分は遠
心分離かご3内のフィルター5に残るが、軟化した固形
分の一部はフィルター5のスリットをぬけ、ジュースと
ともに遠心分離かご3の壁面を伝って流れ、ジュース容
器8に注がれる。
【0032】ジュースの材料となる野菜や果物には、人
参やキャベツのように硬い食品から、みかんやグレープ
フルーツのように軟らかい食品まで様々ある。これは、
細胞壁を構成している不溶性食物繊維の量や硬さに影響
を受けるのであるが、上記構成のようなジューサー1で
ジュースを作ったとき、食品の硬さによって、製造され
たジュースに含まれる不溶性食物繊維量が異なることが
分かった。つまり、軟らかい食品でジュースを作ると、
ジュース中に不溶性食物繊維が多く含まれ、硬い食品で
ジュースを作ると、ジュース中に不溶性食物繊維はほと
んど含まれないのである。これは、切削され細かくなっ
た食品の固形分(不溶性食物繊維)が軟らかい場合は、
フィルター5を通過しやすくなるためである。
参やキャベツのように硬い食品から、みかんやグレープ
フルーツのように軟らかい食品まで様々ある。これは、
細胞壁を構成している不溶性食物繊維の量や硬さに影響
を受けるのであるが、上記構成のようなジューサー1で
ジュースを作ったとき、食品の硬さによって、製造され
たジュースに含まれる不溶性食物繊維量が異なることが
分かった。つまり、軟らかい食品でジュースを作ると、
ジュース中に不溶性食物繊維が多く含まれ、硬い食品で
ジュースを作ると、ジュース中に不溶性食物繊維はほと
んど含まれないのである。これは、切削され細かくなっ
た食品の固形分(不溶性食物繊維)が軟らかい場合は、
フィルター5を通過しやすくなるためである。
【0033】そこで、本発明者らは、食品の硬さとジュ
ース中の不溶性食物繊維量との関係を検討した結果、図
5のグラフの示すように、食品が軟化し、硬さ約10000P
a以下になるとジュース中の不溶性食物繊維量が増加す
ることを見出した。よって、本実施の形態のように、食
品をあらかじめ電子レンジなどの加熱手段で加熱処理し
て、軟化させることにより、ジュース中の不溶性食物繊
維量を多くすることができる。また、一般的に、ジュー
ス中に固形分である不溶性食物繊維が多く入ると、喉の
通りが悪くなり飲みにくくなると言われているが、本実
施の形態のように、加熱処理をして軟化させた固形分の
場合は、喉の通りもよく、飲みやすい。さらに、電子レ
ンジで加熱処理を行うことにより、短い時間で食品を軟
化させることが可能で、ビタミンCの熱や酵素による分
解を抑え、加熱途中での水の蒸発や分離も抑えられる。
ース中の不溶性食物繊維量との関係を検討した結果、図
5のグラフの示すように、食品が軟化し、硬さ約10000P
a以下になるとジュース中の不溶性食物繊維量が増加す
ることを見出した。よって、本実施の形態のように、食
品をあらかじめ電子レンジなどの加熱手段で加熱処理し
て、軟化させることにより、ジュース中の不溶性食物繊
維量を多くすることができる。また、一般的に、ジュー
ス中に固形分である不溶性食物繊維が多く入ると、喉の
通りが悪くなり飲みにくくなると言われているが、本実
施の形態のように、加熱処理をして軟化させた固形分の
場合は、喉の通りもよく、飲みやすい。さらに、電子レ
ンジで加熱処理を行うことにより、短い時間で食品を軟
化させることが可能で、ビタミンCの熱や酵素による分
解を抑え、加熱途中での水の蒸発や分離も抑えられる。
【0034】なお、食品の軟化処理は加熱処理の他に
も、凍結させた食品を解凍する処理でも、食品によれば
構わない。
も、凍結させた食品を解凍する処理でも、食品によれば
構わない。
【0035】また、硬さの測定方法は、次のように行っ
た。直径3mmの円柱状のプランジャーを装着したクリ
ップメータ(山電製)を用い、サンプルの食品が受けた
力を測定する。その測定値を圧力表示したもので表示し
ている。
た。直径3mmの円柱状のプランジャーを装着したクリ
ップメータ(山電製)を用い、サンプルの食品が受けた
力を測定する。その測定値を圧力表示したもので表示し
ている。
【0036】(実施の形態4)図6は異なる本発明の実
施の形態であるジュースの製造装置の概念図である。ま
た、図7は、ジュースの絞り量とビタミンC濃度の変化
を示す図である。
施の形態であるジュースの製造装置の概念図である。ま
た、図7は、ジュースの絞り量とビタミンC濃度の変化
を示す図である。
【0037】図6において、ジューサー1は、モータ2
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。11は、モータ2が作動するときに受ける力を
検知するトルクメーターなどを使用した回転力検知手段
である。
を内蔵し、モータ2の作動により回転する遠心分離かご
3を設けている。遠心分離かご3の内底面にはカッター
4が、壁面にはフィルター5が取り付けられている。6
はカッター4に向かって筒上にのびた投入口で、7はジ
ュース材料を投入口6に押し込む押し込み棒である。8
はジュースを受集するためのジュース容器である。9は
電源スイッチでモータ2の作動を制御する。10は食品
である。11は、モータ2が作動するときに受ける力を
検知するトルクメーターなどを使用した回転力検知手段
である。
【0038】上記構成のジューサー1において、電源ス
イッチ9を入れ、モータ2が作動すると、遠心分離かご
3が回転する。この状態で投入口6から食品10を入
れ、押し込み棒7で押し込むと、食品10がカッター4
で切削される。さらに切削された食品10は遠心分離か
ご3を介し、液体状のジュースと固形状の絞りかすにわ
けられる。絞りかすは遠心分離かご3内のフィルター5
に残り、ジュースは遠心分離かご3の壁面を伝って流
れ、ジュース容器8に注がれる。このとき、遠心分離か
ご3に残っている絞りかすから完全に液体状のジュース
が絞られると、回転力検知手段11がモータ2に受ける
力が一定になったことを検知し、モータ2の作動を停止
し、遠心分離かご3の回転が停止する。
イッチ9を入れ、モータ2が作動すると、遠心分離かご
3が回転する。この状態で投入口6から食品10を入
れ、押し込み棒7で押し込むと、食品10がカッター4
で切削される。さらに切削された食品10は遠心分離か
ご3を介し、液体状のジュースと固形状の絞りかすにわ
けられる。絞りかすは遠心分離かご3内のフィルター5
に残り、ジュースは遠心分離かご3の壁面を伝って流
れ、ジュース容器8に注がれる。このとき、遠心分離か
ご3に残っている絞りかすから完全に液体状のジュース
が絞られると、回転力検知手段11がモータ2に受ける
力が一定になったことを検知し、モータ2の作動を停止
し、遠心分離かご3の回転が停止する。
【0039】図7のグラフに示すように、単位時間あた
りのジュースの絞り量は、絞りはじめが多く、その後徐
々に少なくなり、最終的には0になる。本発明者らは、
このとき、ジュース中に含まれるビタミンCなどの栄養
素の濃度は、絞りはじめが最も低く、その後高くなり、
絞り終わり前にピークに達することを見出した。しかし
ながら、従来のジュースの製造装置では、投入口6から
食品10を入れ、カッター4で食品10を切削し終わっ
た時点で、ジュースを絞り終えていることが多く、ビタ
ミンCなどの栄養素濃度の高いジュースを絞りきってい
なかった。
りのジュースの絞り量は、絞りはじめが多く、その後徐
々に少なくなり、最終的には0になる。本発明者らは、
このとき、ジュース中に含まれるビタミンCなどの栄養
素の濃度は、絞りはじめが最も低く、その後高くなり、
絞り終わり前にピークに達することを見出した。しかし
ながら、従来のジュースの製造装置では、投入口6から
食品10を入れ、カッター4で食品10を切削し終わっ
た時点で、ジュースを絞り終えていることが多く、ビタ
ミンCなどの栄養素濃度の高いジュースを絞りきってい
なかった。
【0040】そこで、本実施の形態のような回転力検知
手段を設けてジュースを完全に絞りきるジュースの製造
装置により、ビタミンCなどの栄養素濃度の高いジュー
スを製造することができる。ジュースが絞りきられたか
どうかの検知手段としては、その他に遠心分離かごの回
転数を検知するロータリーエンコーダーや、モータの電
流を検知する電流計や、ジュース容器8の注ぎ口でジュ
ースの流れを検知する光学式センサーなども使用でき
る。
手段を設けてジュースを完全に絞りきるジュースの製造
装置により、ビタミンCなどの栄養素濃度の高いジュー
スを製造することができる。ジュースが絞りきられたか
どうかの検知手段としては、その他に遠心分離かごの回
転数を検知するロータリーエンコーダーや、モータの電
流を検知する電流計や、ジュース容器8の注ぎ口でジュ
ースの流れを検知する光学式センサーなども使用でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の本発明
は、食品を約1000μm以下の大きさに切削する切削手段
を有するジュースの製造装置を構成したことを特徴と
し、水溶性食物繊維のジュースへの溶出を多くすること
ができる。
は、食品を約1000μm以下の大きさに切削する切削手段
を有するジュースの製造装置を構成したことを特徴と
し、水溶性食物繊維のジュースへの溶出を多くすること
ができる。
【0042】また、請求項2記載の本発明は、食品を一
つの細胞単位以下の大きさに切削する切削手段を有する
ジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、水溶性
食物繊維のジュースへの溶出を最大にすることができ
る。
つの細胞単位以下の大きさに切削する切削手段を有する
ジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、水溶性
食物繊維のジュースへの溶出を最大にすることができ
る。
【0043】また、請求項3記載の本発明は、請求項2
記載のジュースの製造装置において、前記切削手段が凍
結状態の食品を切削する切削手段であるジュースの製造
装置を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にすることができる。
記載のジュースの製造装置において、前記切削手段が凍
結状態の食品を切削する切削手段であるジュースの製造
装置を構成したことを特徴とし、水溶性食物繊維のジュ
ースへの溶出を最大にすることができる。
【0044】また、請求項4記載の本発明は、切削前の
食品を軟化処理して硬さ約10000Pa以下としてから食品
を切削するジュースの製造方法を構成したことを特徴と
し、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースを
製造することができる。
食品を軟化処理して硬さ約10000Pa以下としてから食品
を切削するジュースの製造方法を構成したことを特徴と
し、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュースを
製造することができる。
【0045】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載のジュースの製造方法において、前記軟化処理が加
熱処理であるジュースの製造方法を構成したことを特徴
とし、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュース
を製造することができる。
記載のジュースの製造方法において、前記軟化処理が加
熱処理であるジュースの製造方法を構成したことを特徴
とし、不溶性食物繊維を多く含み、飲みやすいジュース
を製造することができる。
【0046】また、請求項6記載の本発明は、食品から
液状の成分が出なくなったことを検知する検知手段を有
するジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、ビ
タミンCなどの栄養素の絞り率を高くすることができ
る。
液状の成分が出なくなったことを検知する検知手段を有
するジュースの製造装置を構成したことを特徴とし、ビ
タミンCなどの栄養素の絞り率を高くすることができ
る。
【図1】本発明の一実施の形態であるジュースの製造装
置および製造方法を実現したジューサーの概念図
置および製造方法を実現したジューサーの概念図
【図2】野菜の細胞と野菜の構造の模式図
【図3】切削された食品の大きさとジュースへの水溶性
食物繊維の溶出量との関係を示す図
食物繊維の溶出量との関係を示す図
【図4】切削された食品の大きさとジュースへの水溶性
食物繊維の溶出量との関係を示す図
食物繊維の溶出量との関係を示す図
【図5】食品の硬さとジュース中の不溶性食物繊維量と
の関係を示す図
の関係を示す図
【図6】異なる本発明の実施の形態であるジュースの製
造装置の概念図
造装置の概念図
【図7】ジュースの絞り量とビタミンC濃度の変化を示
す図
す図
1 ジューサー 2 モータ 3 遠心分離かご 4 カッター 5 フィルター 6 投入口 7 押し込み棒 8 ジュース容器 9 電源スイッチ 10 食品 11 回転力検知手段
Claims (6)
- 【請求項1】食品を切削し、ジュースを絞るジュースの
製造装置において、食品を約1000μm以下の大きさに切
削する切削手段を有するジュースの製造装置。 - 【請求項2】食品を切削し、ジュースを絞るジュースの
製造装置において、食品を一つの細胞単位以下の大きさ
に切削する切削手段を有するジュースの製造装置。 - 【請求項3】前記切削手段が凍結状態の食品を切削する
切削手段である請求項2記載のジュースの製造装置。 - 【請求項4】食品を切削し、ジュースを絞るジュースの
製造方法において、切削前の食品を軟化処理して硬さ約
10000Pa以下としてから食品を切削するジュースの製造
方法。 - 【請求項5】前記軟化処理が加熱処理である請求項4記
載のジュースの製造方法。 - 【請求項6】食品を切削し、ジュースを絞るジュースの
製造装置において、食品から液状の成分が出なくなった
ことを検知する検知手段を有するジュースの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29504699A JP2001112456A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | ジュースの製造装置および製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29504699A JP2001112456A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | ジュースの製造装置および製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001112456A true JP2001112456A (ja) | 2001-04-24 |
Family
ID=17815630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29504699A Pending JP2001112456A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | ジュースの製造装置および製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001112456A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268768A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Ito En Ltd | 飲料製造方法及び搾汁液中の食物繊維含有量増加方法 |
KR20170078404A (ko) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | 코웨이 주식회사 | 당도 측정 기능을 구비한 주서기 |
CN112155404A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-01 | 深圳市澳特莱恩电器科技有限公司 | 一种提高出汁率向上排渣的立式螺杆挤压果汁机 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29504699A patent/JP2001112456A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268768A (ja) * | 2009-05-25 | 2010-12-02 | Ito En Ltd | 飲料製造方法及び搾汁液中の食物繊維含有量増加方法 |
KR20170078404A (ko) * | 2015-12-29 | 2017-07-07 | 코웨이 주식회사 | 당도 측정 기능을 구비한 주서기 |
KR102478994B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2022-12-19 | 코웨이 주식회사 | 당도 측정 기능을 구비한 주서기 |
CN112155404A (zh) * | 2020-10-22 | 2021-01-01 | 深圳市澳特莱恩电器科技有限公司 | 一种提高出汁率向上排渣的立式螺杆挤压果汁机 |
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