JP2001110664A - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents
積層セラミック電子部品及びその製造方法Info
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Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セラミックグリーンシートを薄く形成し、ス
ジやピンホール等が発生しても、これを補完し、且つ、
平均粒径が小さい導電性粉末を含む導電性ペーストによ
り内部電極を形成しても、ショート不良や耐電圧不良等
の発生を確実に防ぎ、内部構造欠陥がなく、誘電体層に
よる高容量化,製品歩留りの向上を図る。 【解決手段】 誘電体層と内部電極とを複数交互に積層
形成した積層チップ素体を部品本体として備え、外部電
極を積層チップ素体の両端部に設けてなる積層セラミッ
ク電子部品で、平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目
1aと、平均粒径が第1層目1aの平均粒径より小さい
誘電体粉末の第2層目1bとの2層構造を有する誘電体
層1と、平均粒径が誘電体層の第2層目1b以上の導電
性粉末から形成されて当該第2層目1b上に位置する内
部電極2とを交互に複数積層した積層チップ素体を備え
る。
ジやピンホール等が発生しても、これを補完し、且つ、
平均粒径が小さい導電性粉末を含む導電性ペーストによ
り内部電極を形成しても、ショート不良や耐電圧不良等
の発生を確実に防ぎ、内部構造欠陥がなく、誘電体層に
よる高容量化,製品歩留りの向上を図る。 【解決手段】 誘電体層と内部電極とを複数交互に積層
形成した積層チップ素体を部品本体として備え、外部電
極を積層チップ素体の両端部に設けてなる積層セラミッ
ク電子部品で、平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目
1aと、平均粒径が第1層目1aの平均粒径より小さい
誘電体粉末の第2層目1bとの2層構造を有する誘電体
層1と、平均粒径が誘電体層の第2層目1b以上の導電
性粉末から形成されて当該第2層目1b上に位置する内
部電極2とを交互に複数積層した積層チップ素体を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として内部電極
との関係から誘電体層の構造に着目した積層セラミック
電子部品及びその製造方法の改良に関するものである。
との関係から誘電体層の構造に着目した積層セラミック
電子部品及びその製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層セラミックコンデンサを製造するに
は小型化,大容量化に応えるため、誘電体層の1層当た
りの厚みを薄くし、積層数を多くすることが行われてい
る。然し、その誘電体層を形成するのに、乾燥後の厚み
が10μm以下の薄いセラミックグリーンシートを形成
すると、ピンホールが発生し易く、このピンホールがシ
ョート不良や耐電圧不良を招く原因となるため、誘電体
層の薄層化に伴って、その防止対策が重要な課題となっ
ている。
は小型化,大容量化に応えるため、誘電体層の1層当た
りの厚みを薄くし、積層数を多くすることが行われてい
る。然し、その誘電体層を形成するのに、乾燥後の厚み
が10μm以下の薄いセラミックグリーンシートを形成
すると、ピンホールが発生し易く、このピンホールがシ
ョート不良や耐電圧不良を招く原因となるため、誘電体
層の薄層化に伴って、その防止対策が重要な課題となっ
ている。
【0003】そのピンホールの発生を防止するため、少
なくとも2層以上からなる誘電体層をドクターブレード
法により形成し(特開平8−37128号公報)、ま
た、誘電体粉末の平均粒径が異なる2層からなる誘電体
層を形成する(特開平5−101970号公報)が開示
されている。
なくとも2層以上からなる誘電体層をドクターブレード
法により形成し(特開平8−37128号公報)、ま
た、誘電体粉末の平均粒径が異なる2層からなる誘電体
層を形成する(特開平5−101970号公報)が開示
されている。
【0004】これらの方法ではドクターブレード法を誘
電体層の形成手段として適用するため、2層構造の誘電
体層厚みでも6.5〜7.5μmと厚くなり、厚みが6
μmの薄いセラミックグリーンシートを形成するのは困
難である。また、厚みが6μm程度の薄いセラミックグ
リーシートを形成し得ても、スジやピンホールがセラミ
ックグリーンシートに発生し、ショート不良や耐電圧不
良となる製品が多くて良品歩留りが低下する結果とな
る。
電体層の形成手段として適用するため、2層構造の誘電
体層厚みでも6.5〜7.5μmと厚くなり、厚みが6
μmの薄いセラミックグリーンシートを形成するのは困
難である。また、厚みが6μm程度の薄いセラミックグ
リーシートを形成し得ても、スジやピンホールがセラミ
ックグリーンシートに発生し、ショート不良や耐電圧不
良となる製品が多くて良品歩留りが低下する結果とな
る。
【0005】その誘電体層の層厚みとの関係から内部電
極を考察すると、内部電極を6μm程度の薄いセラミッ
クグリーンシートのシート上に形成する場合、この厚み
は厚くとも2μmが望ましい。また、その内部電極を形
成する導電性粉末としては平均粒径が大きくても1μm
程度のものであることが必要となる。
極を考察すると、内部電極を6μm程度の薄いセラミッ
クグリーンシートのシート上に形成する場合、この厚み
は厚くとも2μmが望ましい。また、その内部電極を形
成する導電性粉末としては平均粒径が大きくても1μm
程度のものであることが必要となる。
【0006】然し、その粒径が大きくても1μmの微細
な導電性粉末を含む導電性ペーストを6μm程度の薄い
セラミックグリーンシートのシート上に塗布すると、図
6で示すように導電性粉末EがキャリアフィルムFのフ
ィルム面に形成されたセラミックグリーンシートSの微
細なスジやピンホールHに侵入することによるショート
不良等が多発することが避けられない。
な導電性粉末を含む導電性ペーストを6μm程度の薄い
セラミックグリーンシートのシート上に塗布すると、図
6で示すように導電性粉末EがキャリアフィルムFのフ
ィルム面に形成されたセラミックグリーンシートSの微
細なスジやピンホールHに侵入することによるショート
不良等が多発することが避けられない。
【0007】そのセラミックグリーンシートの厚みを薄
く形成するだけならば、吐出コータを用いればよい(例
えば、特開平2−192022号公報,特公平1−34
663号公報)。然し、この吐出コータを適用する場合
でも、上述したスジやピンホールがセラミックグリーン
シートに発生するのを抑制することが難しい。
く形成するだけならば、吐出コータを用いればよい(例
えば、特開平2−192022号公報,特公平1−34
663号公報)。然し、この吐出コータを適用する場合
でも、上述したスジやピンホールがセラミックグリーン
シートに発生するのを抑制することが難しい。
【0008】また、スジやピンホールがセラミックグリ
ーンシートに発生していなくても、微細な導電性粉末を
含む導電性ペーストをセラミックグリーンシートのシー
ト上に塗布すると、図7で示すように導電性粉末Eがセ
ラミックグリーンシートSを形成する誘電体粉末の粒子
間に入り込むことによるショート不良等が発生すること
を避けられない。
ーンシートに発生していなくても、微細な導電性粉末を
含む導電性ペーストをセラミックグリーンシートのシー
ト上に塗布すると、図7で示すように導電性粉末Eがセ
ラミックグリーンシートSを形成する誘電体粉末の粒子
間に入り込むことによるショート不良等が発生すること
を避けられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、セラミック
グリーンシートを薄く形成し、スジやピンホール等が発
生しても、これを補完し、且つ、平均粒径が小さい導電
性粉末を含む導電性ペーストにより内部電極を形成して
も、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確実に防げ、
内部構造欠陥がなく、誘電体層による高容量化,製品歩
留りの向上を図れる積層セラミック電子部品及びその製
造方法を提供することを目的とする。
グリーンシートを薄く形成し、スジやピンホール等が発
生しても、これを補完し、且つ、平均粒径が小さい導電
性粉末を含む導電性ペーストにより内部電極を形成して
も、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確実に防げ、
内部構造欠陥がなく、誘電体層による高容量化,製品歩
留りの向上を図れる積層セラミック電子部品及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
積層セラミック電子部品においては、誘電体層と内部電
極とを交互に複数積層した積層チップ素体を部品本体と
して備え、外部電極を該積層チップ素体の両端部に設け
るもので、平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目と、
平均粒径が第1層目より小さい誘電体粉末の第2層目と
の2層構造を有する誘電体層と、平均粒径が誘電体層の
第2層目以上の導電性粉末から形成されて当該第2層目
上に位置する内部電極とを交互に複数積層した積層チッ
プ素体を備えることにより構成されている。
積層セラミック電子部品においては、誘電体層と内部電
極とを交互に複数積層した積層チップ素体を部品本体と
して備え、外部電極を該積層チップ素体の両端部に設け
るもので、平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目と、
平均粒径が第1層目より小さい誘電体粉末の第2層目と
の2層構造を有する誘電体層と、平均粒径が誘電体層の
第2層目以上の導電性粉末から形成されて当該第2層目
上に位置する内部電極とを交互に複数積層した積層チッ
プ素体を備えることにより構成されている。
【0011】本発明の請求項2に係る積層セラミック電
子部品においては、誘電体粉末の平均粒径が0.3〜
1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層目と、
誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、好まし
くは0.05〜0.2μmの第2層目との2層構造を有す
る誘電体層と、導電性粉末の平均粒径が0.2〜0.8
μm、好ましくは0.3〜0.6μmの内部電極とを交互
に複数積層した積層チップ素体を備えることにより構成
されている。
子部品においては、誘電体粉末の平均粒径が0.3〜
1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層目と、
誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、好まし
くは0.05〜0.2μmの第2層目との2層構造を有す
る誘電体層と、導電性粉末の平均粒径が0.2〜0.8
μm、好ましくは0.3〜0.6μmの内部電極とを交互
に複数積層した積層チップ素体を備えることにより構成
されている。
【0012】本発明の請求項3に係る積層セラミック電
子部品においては、層厚みが最大でも6μmの2層構造
を有する誘電体層と、電極厚みが最大でも2μmの内部
電極とを交互に複数積層した積層チップ素体を備えるこ
とにより構成されている。
子部品においては、層厚みが最大でも6μmの2層構造
を有する誘電体層と、電極厚みが最大でも2μmの内部
電極とを交互に複数積層した積層チップ素体を備えるこ
とにより構成されている。
【0013】本発明の請求項4に係る積層セラミック電
子部品においては、第1層と第2層との厚さ比が4対1
の割合で2層構造の誘電体層と内部電極とを交互に複数
積層した積層チップ素体を備えることにより構成されて
いる。
子部品においては、第1層と第2層との厚さ比が4対1
の割合で2層構造の誘電体層と内部電極とを交互に複数
積層した積層チップ素体を備えることにより構成されて
いる。
【0014】本発明の請求項5に係る積層セラミック電
子部品の製造方法においては、誘電体層と内部電極とを
交互に複数積層することにより積層チップ素体を得、外
部電極を該積層チップ素体の両端部に設けて積層セラミ
ック電子部品を製造するにあたり、平均粒径が大きい誘
電体粉末の第1層目と、平均粒径が第1層目の平均粒径
より小さい誘電体粉末の第2層目との2層構造を有する
誘電体層と、平均粒径が誘電体層の第2層目以上の導電
性粉末から当該第2層目上に形成する内部電極とを交互
に複数積層させて積層チップ素体を製造するようにされ
ている。
子部品の製造方法においては、誘電体層と内部電極とを
交互に複数積層することにより積層チップ素体を得、外
部電極を該積層チップ素体の両端部に設けて積層セラミ
ック電子部品を製造するにあたり、平均粒径が大きい誘
電体粉末の第1層目と、平均粒径が第1層目の平均粒径
より小さい誘電体粉末の第2層目との2層構造を有する
誘電体層と、平均粒径が誘電体層の第2層目以上の導電
性粉末から当該第2層目上に形成する内部電極とを交互
に複数積層させて積層チップ素体を製造するようにされ
ている。
【0015】本発明の請求項6に係る積層セラミック電
子部品の製造方法においては、誘電体粉末の平均粒径が
0.3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第
1層目と、誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μ
m、好ましくは0.05〜0.2μmの第2層目とを積層
させて2層構造を有する誘電体層を形成し、導電性粉末
の平均粒径が0.2〜0.8μm、好ましくは0.3〜
0.6μmの内部電極を誘電体層の第2層目上に形成す
るようにされている。
子部品の製造方法においては、誘電体粉末の平均粒径が
0.3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第
1層目と、誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μ
m、好ましくは0.05〜0.2μmの第2層目とを積層
させて2層構造を有する誘電体層を形成し、導電性粉末
の平均粒径が0.2〜0.8μm、好ましくは0.3〜
0.6μmの内部電極を誘電体層の第2層目上に形成す
るようにされている。
【0016】本発明の請求項7に係る積層セラミック電
子部品の製造方法においては、一体構造で且つ2個のノ
ズルを併設した吐出コータを用い、誘電体粉末を含む誘
電体ペーストから第1層目と第2層目との塗膜を積層さ
せて2層構造を有する誘電体層を最大でも6μm層厚み
に形成し、内部電極を誘電体層の第2層目上に最大でも
2μmの電極厚みに形成するようにされている。
子部品の製造方法においては、一体構造で且つ2個のノ
ズルを併設した吐出コータを用い、誘電体粉末を含む誘
電体ペーストから第1層目と第2層目との塗膜を積層さ
せて2層構造を有する誘電体層を最大でも6μm層厚み
に形成し、内部電極を誘電体層の第2層目上に最大でも
2μmの電極厚みに形成するようにされている。
【0017】本発明の請求項8に係る積層セラミック電
子部品の製造方法においては、第1層と第2層との厚さ
比が4対1の割合で2層構造の誘電体層を形成するよう
にされている。
子部品の製造方法においては、第1層と第2層との厚さ
比が4対1の割合で2層構造の誘電体層を形成するよう
にされている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して説明
すると、本発明は積層セラミック電子部品を製造するも
ので、基本的には、まず、BaTiO3を主成分とする
誘電体粉末,有機バインダー,可塑剤及び溶剤等を含む
誘電体粉末ペーストを吐出コータでキャリアフィルムの
フィルム面に塗布することにより2層構造の誘電体層で
なるセラミックグリーンシートを形成し、その上にP
d,Ag,Ni等の導電性粉末を含む導電性ペーストに
より内部電極をスクリーン印刷法で形成する。
すると、本発明は積層セラミック電子部品を製造するも
ので、基本的には、まず、BaTiO3を主成分とする
誘電体粉末,有機バインダー,可塑剤及び溶剤等を含む
誘電体粉末ペーストを吐出コータでキャリアフィルムの
フィルム面に塗布することにより2層構造の誘電体層で
なるセラミックグリーンシートを形成し、その上にP
d,Ag,Ni等の導電性粉末を含む導電性ペーストに
より内部電極をスクリーン印刷法で形成する。
【0019】次に、上述した内部電極を形成したセラミ
ックグリーンシートを所望のシート積層体となるよう内
部電極と交互に複数積層し、必要に応じて最上,最下層
の誘電体層でなる保護層を積層後、プレス,切断工程を
経て部品単位の積層チップ素体を得る。この積層チップ
素体には有機バインダー等のバーンアウト処理を施し、
1000℃〜1400℃で焼成した後、Ag,Ag−Pd,N
i,Cu等の外部電極を積層チップ燒結体の両端部に形
成することによる製造工程を経る。
ックグリーンシートを所望のシート積層体となるよう内
部電極と交互に複数積層し、必要に応じて最上,最下層
の誘電体層でなる保護層を積層後、プレス,切断工程を
経て部品単位の積層チップ素体を得る。この積層チップ
素体には有機バインダー等のバーンアウト処理を施し、
1000℃〜1400℃で焼成した後、Ag,Ag−Pd,N
i,Cu等の外部電極を積層チップ燒結体の両端部に形
成することによる製造工程を経る。
【0020】その製造工程からシート積層体を形成する
一層分としては、図1で示すように平均粒径が大きい誘
電体粉末の第1層目1aと、平均粒径が第1層目1aの
平均粒径より小さい誘電体粉末の第2層目1bとの2層
構造を有する誘電体層1となるセラミックグリーンシー
トをキャリアフィルムFのフィルム面に形成する。ま
た、平均粒径が誘電体層1の第2層目1b以上である導
電性粉末を含む導電性ペーストにより内部電極2を誘電
体層の第2層目1bとなるセラミックグリーンシートの
シート面に形成する。
一層分としては、図1で示すように平均粒径が大きい誘
電体粉末の第1層目1aと、平均粒径が第1層目1aの
平均粒径より小さい誘電体粉末の第2層目1bとの2層
構造を有する誘電体層1となるセラミックグリーンシー
トをキャリアフィルムFのフィルム面に形成する。ま
た、平均粒径が誘電体層1の第2層目1b以上である導
電性粉末を含む導電性ペーストにより内部電極2を誘電
体層の第2層目1bとなるセラミックグリーンシートの
シート面に形成する。
【0021】具体的には、誘電体粉末の平均粒径が0.
3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層
目と、誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、
好ましくは0.05〜0.2μmの第2層目とを積層さ
せて2層構造を有する誘電体層となるセラミックグリー
ンシートを形成する。また、内部電極としては平均粒径
が0.2〜0.8μm、好ましくは0.3〜0.6μmの
導電性粉末を含む導電性ペーストにより誘電体層の第2
層目となるセラミックグリーンシートのシート面に形成
するとよい。
3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層
目と、誘電体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、
好ましくは0.05〜0.2μmの第2層目とを積層さ
せて2層構造を有する誘電体層となるセラミックグリー
ンシートを形成する。また、内部電極としては平均粒径
が0.2〜0.8μm、好ましくは0.3〜0.6μmの
導電性粉末を含む導電性ペーストにより誘電体層の第2
層目となるセラミックグリーンシートのシート面に形成
するとよい。
【0022】そのセラミックグリーンシートは、図2で
示すような2個のノズルを併設した一体構造の吐出コー
タ3を用いて形成できる。この吐出コータ3は間隙を隔
てスリット状のノズル30,31を備え、各誘電体粉末
ペーストをペースト溜まり32,33から供給口である
ノズル30,31よりキャリアフィルムFのフィルム面
に第1層目,第2層目の順で重ねて塗布することにより
2層構造の誘電体層となるセラミックグリーンシートを
形成できる。
示すような2個のノズルを併設した一体構造の吐出コー
タ3を用いて形成できる。この吐出コータ3は間隙を隔
てスリット状のノズル30,31を備え、各誘電体粉末
ペーストをペースト溜まり32,33から供給口である
ノズル30,31よりキャリアフィルムFのフィルム面
に第1層目,第2層目の順で重ねて塗布することにより
2層構造の誘電体層となるセラミックグリーンシートを
形成できる。
【0023】その際に、図3で示すように第1層目の誘
電体層1aを形成する誘電体粉末ペーストは誘電体粉末
の平均粒径が大きく粘度が高くなるので、スジやピンホ
ール等が発生し易い。これに対し、第2層目の誘電体層
1bを形成する誘電体ペーストは誘電体粉末の平均粒径
が小さく粘度の低いものであるため、第1層目に生じた
スジやピンホール等の欠陥部分を埋めることにより第1
層目のセラミックグリーンシートを補完できる。
電体層1aを形成する誘電体粉末ペーストは誘電体粉末
の平均粒径が大きく粘度が高くなるので、スジやピンホ
ール等が発生し易い。これに対し、第2層目の誘電体層
1bを形成する誘電体ペーストは誘電体粉末の平均粒径
が小さく粘度の低いものであるため、第1層目に生じた
スジやピンホール等の欠陥部分を埋めることにより第1
層目のセラミックグリーンシートを補完できる。
【0024】その吐出コータを適用することにより、誘
電体粉末を含む誘電体ペーストから第1層目と第2層目
との塗膜を積層させて2層構造を有する誘電体層となる
セラミックグリーンシートを最大でも6μm厚みの薄い
ものに形成できる。このセラミックグリーンシートは、
第1層と第2層との厚さ比が4対1の割合で2層構造の
誘電体層となるよう形成するとよい。なお、吐出コータ
3としては図4で示すノズル30,31が左右対称で一
体構造のもの、また、図5で示すノズル30,31が逆
で一体構造のものでも適用できる。
電体粉末を含む誘電体ペーストから第1層目と第2層目
との塗膜を積層させて2層構造を有する誘電体層となる
セラミックグリーンシートを最大でも6μm厚みの薄い
ものに形成できる。このセラミックグリーンシートは、
第1層と第2層との厚さ比が4対1の割合で2層構造の
誘電体層となるよう形成するとよい。なお、吐出コータ
3としては図4で示すノズル30,31が左右対称で一
体構造のもの、また、図5で示すノズル30,31が逆
で一体構造のものでも適用できる。
【0025】第1層目のセラミックグリーンシートは粘
度が高くて乾燥収縮率が小さいことにより、所定の厚み
で所定の誘電率を有する誘電体層として形成できる。一
方、第2層目のセラミックグリーンシートは粘度の低く
て乾燥縮率が大きいが、乾燥後の所望厚みを得るため、
吐出ノズルの先端とキャリアフイルムとの間のギャップ
を変える等により供給量を容易に調整できると共に、ス
ジやピンホール等の発生をも回避できる。
度が高くて乾燥収縮率が小さいことにより、所定の厚み
で所定の誘電率を有する誘電体層として形成できる。一
方、第2層目のセラミックグリーンシートは粘度の低く
て乾燥縮率が大きいが、乾燥後の所望厚みを得るため、
吐出ノズルの先端とキャリアフイルムとの間のギャップ
を変える等により供給量を容易に調整できると共に、ス
ジやピンホール等の発生をも回避できる。
【0026】内部電極は、平均粒径が第2層目の誘電体
粉末より大きい導電性粉末を含む導電性ペーストから第
2層目となるセラミックグリーンシートのシート面に形
成することにより、導電性粉末が誘電体層の層内に侵入
できないため、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確
実に防げる。この内部電極は、スクリーン印刷により最
大でも2μmの薄い電極厚みに形成できる。
粉末より大きい導電性粉末を含む導電性ペーストから第
2層目となるセラミックグリーンシートのシート面に形
成することにより、導電性粉末が誘電体層の層内に侵入
できないため、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確
実に防げる。この内部電極は、スクリーン印刷により最
大でも2μmの薄い電極厚みに形成できる。
【0027】本発明の有効性を確認するべく、第1層目
のセラミックグリーンシートを形成する誘電体粉末の平
均粒径を0.5,0.6,0.8,1.0,1.2,
1.3μmの6点を選び、第2層目のセラミックグリー
ンシートを形成する誘電体粉末の平均粒径を0.03,
0.05,0.1,0.2,0.3,0.5,0.6μ
mの7点を選び、全厚み5μmを目標として第1層目を
4μm,第2層目を1μmで2層構造のセラミックグリ
ーンシートを作製し、夫々400個の試験片からスジ及
びピンホールの欠陥数を計測した。その結果は、次の表
1の通りである。
のセラミックグリーンシートを形成する誘電体粉末の平
均粒径を0.5,0.6,0.8,1.0,1.2,
1.3μmの6点を選び、第2層目のセラミックグリー
ンシートを形成する誘電体粉末の平均粒径を0.03,
0.05,0.1,0.2,0.3,0.5,0.6μ
mの7点を選び、全厚み5μmを目標として第1層目を
4μm,第2層目を1μmで2層構造のセラミックグリ
ーンシートを作製し、夫々400個の試験片からスジ及
びピンホールの欠陥数を計測した。その結果は、次の表
1の通りである。
【0028】
【表1】
【0029】この表1から明らかなように、第1層用の
誘電体粉末ペーストに含有する誘電体粉末の平均粒径は
0.3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmのも
のがよく、第2層用の誘電体粉末ペーストに含有する誘
電体粉末の平均粒径は0.05〜0.5μm、好ましく
は0.05〜0.2μmであるとよいことが理解でき
る。更に、第1層用の誘電体粉末ペーストに含有する誘
電体粉末の平均粒径が0.4μm以下,1.4μm以上
であると、試料400個の80%以上の欠陥があり、実
用には不適であることを確認できた。
誘電体粉末ペーストに含有する誘電体粉末の平均粒径は
0.3〜1.3μm、好ましくは0.3〜0.8μmのも
のがよく、第2層用の誘電体粉末ペーストに含有する誘
電体粉末の平均粒径は0.05〜0.5μm、好ましく
は0.05〜0.2μmであるとよいことが理解でき
る。更に、第1層用の誘電体粉末ペーストに含有する誘
電体粉末の平均粒径が0.4μm以下,1.4μm以上
であると、試料400個の80%以上の欠陥があり、実
用には不適であることを確認できた。
【0030】然しながら、上述した適正な平均粒径の誘
電体粉末によるものでも、スジやピンホールが完全に除
去されていないものがあるため、内部電極を形成する導
電性粉末の平均粒径を0.1,0.2,0.3,0.
5,0.6,0.7,0.8,0.9μmの8点の導電
体ペーストを用いてスクリーン印刷し、それを内部電極
として作製した積層セラミックコンデンサにより耐圧不
良率を計測した。その結果は、次の表2で示す通りであ
る。
電体粉末によるものでも、スジやピンホールが完全に除
去されていないものがあるため、内部電極を形成する導
電性粉末の平均粒径を0.1,0.2,0.3,0.
5,0.6,0.7,0.8,0.9μmの8点の導電
体ペーストを用いてスクリーン印刷し、それを内部電極
として作製した積層セラミックコンデンサにより耐圧不
良率を計測した。その結果は、次の表2で示す通りであ
る。
【0031】
【表2】
【0032】その表2から明らかなように、第2層目の
セラミックグリーンシートを形成する誘電体粉末の平均
粒径が0.05〜0.5μm、好ましくは0.05〜
0.2μmで、内部電極を形成する導電性ペーストに含
有する導電性粉末の平均粒径は0.2〜0.8μm、好
ましくは0.3〜0.6μmがよいことが判った。
セラミックグリーンシートを形成する誘電体粉末の平均
粒径が0.05〜0.5μm、好ましくは0.05〜
0.2μmで、内部電極を形成する導電性ペーストに含
有する導電性粉末の平均粒径は0.2〜0.8μm、好
ましくは0.3〜0.6μmがよいことが判った。
【0033】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る積層セラミッ
ク電子部品及びその製造方法に依れば、セラミックグリ
ーンシートを薄く形成し、スジやピンホール等が発生し
ても、これを補完すると共に、平均粒径が小さい導電性
粉末を含む導電性ペーストにより内部電極を形成して
も、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確実に防げて
内部構造欠陥がなく、誘電体層による高容量化を図れて
絶縁性及び耐電圧のある品質に優れた信頼性の高い製品
として構成できると共に、製品歩留りの向上も図ること
ができる。
ク電子部品及びその製造方法に依れば、セラミックグリ
ーンシートを薄く形成し、スジやピンホール等が発生し
ても、これを補完すると共に、平均粒径が小さい導電性
粉末を含む導電性ペーストにより内部電極を形成して
も、ショート不良や耐電圧不良等の発生を確実に防げて
内部構造欠陥がなく、誘電体層による高容量化を図れて
絶縁性及び耐電圧のある品質に優れた信頼性の高い製品
として構成できると共に、製品歩留りの向上も図ること
ができる。
【図1】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によるシート積層体の1層分を構成するシート構造を
示す説明図である。
法によるシート積層体の1層分を構成するシート構造を
示す説明図である。
【図2】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によって適用される吐出コータのノズル構造を示す説
明図である。
法によって適用される吐出コータのノズル構造を示す説
明図である。
【図3】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によるシート積層体の1層分を構成する図1と別のシ
ート構造を示す説明図である。
法によるシート積層体の1層分を構成する図1と別のシ
ート構造を示す説明図である。
【図4】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によって適用される図2と別の吐出コータのノズル構
造を示す説明図である。
法によって適用される図2と別の吐出コータのノズル構
造を示す説明図である。
【図5】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によって適用される図2並びに図4と別の吐出コータ
のノズル構造を示す説明図である。
法によって適用される図2並びに図4と別の吐出コータ
のノズル構造を示す説明図である。
【図6】従来例に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によるシート積層体の1層分を構成するシート構造の
課題を示す説明図である。
法によるシート積層体の1層分を構成するシート構造の
課題を示す説明図である。
【図7】従来例に係る積層セラミック電子部品の製造方
法によるシート積層体の1層分を構成する図6と別のシ
ート構造の課題を示す説明図である。
法によるシート積層体の1層分を構成する図6と別のシ
ート構造の課題を示す説明図である。
【符号の説明】 1 誘電体層 1a 誘電体層の第1層目 1b 誘電体層の第2層目 2 内部電極 3 吐出コータ 30,31 ノズル
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 久志 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 永島 直行 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB03 AC09 AC10 AD04 AE02 AE03 AF06 AG00 AH01 AH05 AH06 AH09 AJ01 AJ02 5E082 AA01 AB03 BC35 BC36 BC38 EE04 EE18 EE23 EE35 FG06 FG26 FG27 FG46 FG54 GG10 GG11 GG28 HH43 JJ03 JJ12 JJ23 LL01 LL02 LL03 MM22 PP09 PP10
Claims (8)
- 【請求項1】 誘電体層と内部電極とを交互に複数積層
した積層チップ素体を部品本体として備え、外部電極を
該積層チップ素体の両端部に設けてなる積層セラミック
電子部品において、 平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目と、平均粒径が
第1層目より小さい誘電体粉末の第2層目との2層構造
を有する誘電体層と、平均粒径が誘電体層の第2層目以
上の導電性粉末から形成されて当該第2層目上に位置す
る内部電極とを交互に複数積層した積層チップ素体を備
えてなることを特徴とする積層セラミック電子部品。 - 【請求項2】 誘電体粉末の平均粒径が0.3〜1.3
μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層目と、誘電
体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、好ましくは
0.05〜0.2μmの第2層目との2層構造を有する誘
電体層と、導電性粉末の平均粒径が0.2〜0.8μ
m、好ましくは0.3〜0.6μmの内部電極とを交互に
複数積層した積層チップ素体を備えてなることを特徴と
する請求項1に記載の積層セラミック電子部品。 - 【請求項3】 層厚みが最大でも6μmの2層構造を有
する誘電体層と、電極厚みが最大でも2μmの内部電極
とを交互に複数積層した積層チップ素体を備えてなるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミッ
ク電子部品。 - 【請求項4】 第1層と第2層との厚さ比が4対1の割
合で2層構造の誘電体層と内部電極とを交互に複数積層
した積層チップ素体を備えてなることを特徴とする請求
項1〜3のいずれかに記載の積層セラミック電子部品。 - 【請求項5】 誘電体層と内部電極とを交互に複数積層
することにより積層チップ素体を得、外部電極を該積層
チップ素体の両端部に設けて積層セラミック電子部品を
製造するにあたり、 平均粒径が大きい誘電体粉末の第1層目と、平均粒径が
第1層目の平均粒径より小さい誘電体粉末の第2層目と
の2層構造を有する誘電体層と、平均粒径が誘電体層の
第2層目以上の導電性粉末から当該第2層目上に形成す
る内部電極とを交互に複数積層させて積層チップ素体を
製造するようにしたことを特徴とする積層セラミック電
子部品の製造方法。 - 【請求項6】 誘電体粉末の平均粒径が0.3〜1.3
μm、好ましくは0.3〜0.8μmの第1層目と、誘電
体粉末の平均粒径が0.05〜0.5μm、好ましくは
0.05〜0.2μmの第2層目とを積層させて2層構
造を有する誘電体層を形成し、 導電性粉末の平均粒径が0.2〜0.8μm、好ましく
は0.3〜0.6μmの内部電極を誘電体層の第2層目
上に形成するようにしたことを特徴とする請求項5に記
載の積層セラミック電子部品の製造方法。 - 【請求項7】 一体構造で且つ2個のノズルを併設した
吐出コータを用い、誘電体粉末を含む誘電体ペーストか
ら第1層目と第2層目との塗膜を積層させて2層構造を
有する誘電体層を最大でも6μm層厚みに形成し、内部
電極を誘電体層の第2層目上に最大でも2μmの電極厚
みに形成するようにしたことを特徴とする請求項4また
は5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。 - 【請求項8】 第1層と第2層との厚さ比が4対1の割
合で2層構造の誘電体層を形成するようにしたことを特
徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の積層セラミッ
ク電子部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28911299A JP2001110664A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28911299A JP2001110664A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001110664A true JP2001110664A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17738951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28911299A Pending JP2001110664A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001110664A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002299145A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Kyocera Corp | セラミック積層体およびその製法 |
US6780494B2 (en) | 2002-03-07 | 2004-08-24 | Tdk Corporation | Ceramic electronic device and method of production of same |
JP2011210874A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 電子部品および電子部品の製造方法 |
WO2013073357A1 (ja) * | 2011-11-18 | 2013-05-23 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 積層キャパシター及び積層キャパシターの製造方法 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP28911299A patent/JP2001110664A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002299145A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-11 | Kyocera Corp | セラミック積層体およびその製法 |
US6780494B2 (en) | 2002-03-07 | 2004-08-24 | Tdk Corporation | Ceramic electronic device and method of production of same |
EP1347476A3 (en) * | 2002-03-07 | 2006-08-23 | TDK Corporation | Ceramic electronic device and method of production of same |
US7131174B2 (en) | 2002-03-07 | 2006-11-07 | Tdk Corporation | Ceramic electronic device and method of production of same |
CN1307668C (zh) * | 2002-03-07 | 2007-03-28 | Tdk株式会社 | 陶瓷电子元件的制造方法 |
EP1347476B1 (en) * | 2002-03-07 | 2019-06-19 | TDK Corporation | Ceramic electronic device and method of production of same |
JP2011210874A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 電子部品および電子部品の製造方法 |
US8537521B2 (en) | 2010-03-29 | 2013-09-17 | Tdk Corporation | Electronic device and method for producing electronic device |
WO2013073357A1 (ja) * | 2011-11-18 | 2013-05-23 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 積層キャパシター及び積層キャパシターの製造方法 |
JP5232963B1 (ja) * | 2011-11-18 | 2013-07-10 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 積層キャパシター及び積層キャパシターの製造方法 |
JP2013236052A (ja) * | 2011-11-18 | 2013-11-21 | Japan Science & Technology Agency | 積層キャパシター及び積層キャパシターの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030527 |